JP2007516441A - 物体検出システム、検出方法および検出器具 - Google Patents

物体検出システム、検出方法および検出器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するための検出システムおよびエア捕捉センサー(135)、並びにエア捕捉センサーのためのセンサーツールを提供する。
【解決手段】 このシステムは:先端面に空気出口(75)を有し、使用時に空気流をそこから吐出させるセンサーツール(35)と;このセンサーツール(35)の空気出口(75)に通気的に連通するエア捕捉センサー(135)と;このセンサーツールが取着された位置決め機構(9)と;この位置決め機構(9)を制御してセンサーツール(35)を前進させるための制御ユニット(139)であって、センサーツール(35)の空気出口(75)が少なくとも1つの検出点を通って前進するとき、そこで表面を検出し、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定する制御ユニット(139)と;を具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物体検出システムおよび物体の存在を判定する方法に関する。更に、本発明は、センサーツールおよびエア捕捉センサーの使用に関する。
本発明の異なる形態として、限定するものではないが、特に物体を取扱うための取扱いシステムへの適用が可能であり、この場合、この物体は異なる種類のもので異なる種類の物体キャリアに支持されていてもよい。このシステムの一例は物体を秤量するのに取り扱われる計量システムである。
本発明の第1の形態によれば、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定するための検出システムが提供され、このシステムは:先端面に空気出口を有し、使用時に空気流をそこから吐出させるセンサーツールと;このセンサーツールの空気出口に通気的に連通するエア捕捉センサーであって、物体の表面にこの空気出口が近づいていることを示唆する空気出口から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるものと;このセンサーツールが取着された位置決め機構と;この位置決め機構を制御し前記センサーツールを前進させるための制御ユニットであって、前記センサーツールの空気出口が少なくとも1つの検出点を通って前進するとき、そこで表面を検出し、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定する制御ユニットと;を具備してなる。
本発明の第2の形態によれば、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定するためのエア捕捉センサーユニットの使用法が提供され、このエア捕捉センサーユニットは:先端面に空気出口を有するセンサーツールと;このセンサーツールの空気出口に通気的に連通すると共に、この空気出口から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるエア捕捉センサーと;を具備してなり;前記センサーツールの空気出口が少なくとも1つの検出点を通って前進するとき、そこで表面を検出し、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定するようにしたことを特徴とする。
本発明の第3の形態によれば、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定する方法が提供され、その方法は:先端面に空気出口を有するセンサーツールと;このセンサーツールの空気出口に通気的に連通すると共に、この空気出口から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるエア捕捉センサーと;を具備してなるエア捕捉センサーユニットを用意すること;前記センサーツールを前進させ、その空気出口を少なくとも1つの検出点を通って前進させ、そこで表面を検出し、物体が予め定められる場所に存在するか否かを判定することを特徴とする。
本発明の第4の形態によれば、エア捕捉センサーのためのセンサーツールが提供される。このセンサーツールは、使用時において、捕捉センサーと通気的に連通する孔を有する本体と;この孔内に摺動自在に収納され、前記本体から外側に延出するノズルおよびこのノズルを前記本体の外側に向けて付勢する付勢部材を有するノズルユニットとを具備してなり、前記ノズルが、その先端面に使用時に空気流を吐出させる空気出口と、前記空気出口を前記孔に連通させるエアチャンネルとを有することを特徴とする。
本発明の好ましい特徴については、添付した請求の範囲および図面を参照して記載する実施例にて説明する。
この自動化取扱いシステムは、物体OB(本実施例では上端開口容器)を取扱うための物体ハンドラー1と、支持プラットホーム3と、少なくとも1つのキャリアホルダー5(本実施例では、支持プラットホーム3の所定の位置に装着された物体OBを保持するための複数の同様のキャリアホルダー5a-d)と、物体OBを分析するため支持プラットホーム3の所定の位置に装着された少なくとも1つの分析ステーション7とを具備してなる。
本実施例において、この取扱いシステムは、そのサイズからして、更に実験用作業台の作業面に配置、使用されるようになっていることからして、実験室用の卓上取扱いシステムである。
物体ハンドラー1はロボットアーム9およびツールアッセンブリー11を具備してなり、このツールアッセンブリー11はロボットアーム9に取着されていて物体OBを取扱う際にロボットアーム9に操作されるようになっている。
本実施例において、ロボットアーム9はSCARA(選択的追従アッセンブリーロボットアーム:スカラ形ロボット)ロボットであり、X,YおよびZ軸方向の動きならびにZ軸を中心とする回転を行うことができる。好ましい実施例において、このロボットアーム9はEPSON ES351Sロボット(SEIKO EPSON Corp.社製で、System Devices社(Letchworth,Hertforshire、英国)から供給されるもの)である。他の例として、このロボットアーム9は関節アームロボット(例えば、6軸関節アームロボット)、あるいはX,YおよびZ軸方向の動きならびにZ軸を中心とする回転を行うことができるカルテシアン(Cartesian)ロボットでもよい。スカラ形ロボットは、設置面積が小さく、正確性、速度および信頼性がいずれも高いことから好ましい。
本実施例において、支持プラットホーム3はグリッド(ここでは、ブレッドボード)を具備してなり、これにキャリアホルダー5a-dおよび前記の少なくとも1つの分析ステーション7を所望に応じて種々の構成で装着させることができる。この構成により、この取扱いシステムは非常に多様性のものとなり、オペレータは所望に応じてキャリアホルダー5a-dおよび前記の少なくとも1つの分析ステーション7の配置を任意に構成することができる。
特に、図2(a)ないし図2(d)を参照すると、本実施例において、キャリアホルダー5a-dはそれぞれ本体12を有し、これに窪み15(本実施例では矩形)が設けられていて、以下に更に詳述するように、物体キャリア21をこれに受理し得るようになっている。本実施例において、窪み15は、或る種の物体キャリア21がキャリアホルダー5a-d上にて一方位でのみ配置され、それにより、この物体キャリア21により支持された物体OBが常に同一の位置から引き抜かれるよう形成されている。本実施例において、窪み15には基準ラグ(凸部)19が1隅角部に設けられていて、前記の或る種の物体キャリア21中の対応する基準孔27を受理するようになっていて、それにより物体キャリア21の基準孔27に上記基準ラグ19が嵌合されているときにのみ、この物体キャリア21が正しく配向されるようになっている。このような実施例のような例において、基準ラグ19は、合せ穴に合せピンを挿入することにより設けられる。以下の記載から明らかなように、物体OBの各位置を物体キャリア21内にて固定することは、物体OBが独特の識別手段を有しない場合にも、記録すべき物体OBについて分析を行うことを可能にすることで重要な意味を有する。
この実施例において、以下に詳述するように、この取扱いシステムは、存在する2つの異なる種類の物体キャリア21の識別を行うよう構成されている。この場合、或る種の物体キャリア21は2つの異なる状態、つまり蓋付きのもの、蓋なしのもの場合と、更に、キャリアホルダー5a-d上に物体キャリア21が存在しない場合である。この実施例の取扱いシステムは、現存するデザインの物体キャリア21の使用に関して記載されているが、本発明の取扱いシステムは他のデザインの物体キャリア21を使用する場合にも適用し得ることを理解されるべきである。
図3(a)および図3(b)は物体キャリア21の一種を示しており、これは“グラスプレート”と呼ばれるものである。この場合、物体キャリア21は、本体23(本実施例ではプレート)を含み、これはキャリアホルダー5a-d中の複数の窪み15に対応する形状(本実施例では矩形)を有している。この物体キャリア21は更に、複数の物体支持部25を含み、これらは物体OB(本実施例ではグラスバイアル)を支持するために整列されている。本実施例では、この物体支持部25の配列は、所定数の行列、つまり、6行と、4列(A-E)とからなっている。本体23はその1隅角部に基準孔27を有し、それをキャリアホルダー5a−d上の基準ラグ19と嵌合させることにより物体キャリア21の位置を照合させることが可能となっている。
図4(a)および図4(c)は物体キャリア21の他の種類を示しており、これは“チューブプレート”と呼ばれるものである。この場合、物体キャリア21は、本体23(本実施例ではハウジング)を含み、これはキャリアホルダー5a-d中の複数の窪み15に対応する形状(本実施例では矩形)を有している。この物体キャリア21は更に、複数の物体支持部25を含み、これらは物体OB(本実施例ではプラスチック管)を支持するために整列されている。この物体キャリア21には更に、支持された物体OBを覆う蓋29が設けられている。本実施例において、この物体支持部25の配列は、所定数の行列、つまり、12行と、8列(A-H)とからなっている。
図5(a)および図5(b)を参照すると、ツールアッセンブリー11は、ロボットアーム9に取着された取付け体31と、この取付け体31に取着された支持ユニット33とを有する。この支持ユニット33は、第1のキャリア感知配置(図5(a)に示す)と、第2の物体保持配置(図5(b)に示す)との間で動作自在となっている。ツールアッセンブリー11は更に、支持ユニット33に装着され、キャリア感知配置において物体キャリア21を感知するセンサーツール35と、物体保持配置において物体OBを保持する保持ツール37とを有する。
支持ユニット33は、支持部材41を有し、この支持部材41は、センサーツール35が装着された第1のアーム43と、保持ツール37が装着された第2のアーム45とを具備してなる。支持ユニット33は更に、取付け体31に取着された回り継手マウント(台)47を有し、これに支持部材41が連結されており、この回り継手マウント47の操作により、支持部材41が、前記センサーツール35が作動位置(本実施例では横方向に向った)にある第1のキャリア感知配置(図5(a)に示す)と、前記保持ツール37が作動位置(本実施例では下方に向った)にある第2の物体保持配置(図5(b)に示す)との間で旋回自在となっている。本実施例では支持ユニット33は空気作動ユニットからなる(ここでは、Schunk Intec社(Newport Pagnell, Bedfordshire,英国)により供給されるSKE−18)。この支持ユニット33は、速度減速器を含む空気弁に連通する空気ラインを備え、支持ユニット33の円滑な操作を可能にしている。
この支持ユニット33は、その支持部材41の位置を検出するための第1および第2の検出器51および53(本実施例では誘導センサー)を有し、ツールの変化(支持部材41がキャリア感知位置および物体保持位置のいずれか1つに交代自在になっていることで表されるように)が成功裏に完了したことを確実にするようにしている。
この実施例において、センサーツール35は、エアノズルユニットを有し、これは以下に詳述するように、デジタルエア捕捉センサー135(例えば、SMC Pneumatics (UK)社(Milton Keynes, Bedfordshire,英国))に接続されている。
図6(a)ないし図6(d)を参照すると、センサーツール35は、本体ユニット57を含み、この本体ユニット57は、支持部材41の第1のアーム43に装着された本体59を有し、この本体59には透孔61が設けられ、この透孔61の後端がデジタルエア捕捉センサー135と通気的に連通している。この本体59は更に、透孔61の先端に配置された封止部材(本実施例ではリングシール)63を有すると共に、締付けプレート65を有している。この締付けプレート65は、本実施例ではボルト67を介して、本体59に取着され封止部材63を所定位置に締付けるよう作用している。
センサーツール35は更に、ノズルユニット69を有する。このノズルユニット69は、本体59の透孔61内に収納され本体59の先端から延出したノズル71を備えている。このノズル71は封止部材63と気密に嵌合している。このノズルユニット69は更に、付勢部材73(本実施例では弾性部材)を有し、ノズル71を本体59の外側に向けて付勢するよう作用している。このノズルユニット69は更に、連結部材74を有し、これにより本体59の透孔61との通気的連通(本実施例では、ネジによる螺合)を提供し、更に付勢部材73のためのストッパーとして作用している。本実施例において、この連結部材74はKQ2L空気コネクター(例えば、SMC Pneumatics (UK)社(Milton Keynes, Bedfordshire,英国))である。ノズル71は、以下に詳述するように、外側に向けて付勢されることにより、物体キャリア21の位置の許容度を有利に高め、物体キャリア21が損傷されることなく収容されるようになっている。
ノズル71は、その先端に空気出口75を有し、そこから感知用空気流が吐出されるようになっている。ノズル71は更に、その長手方向に延びたエアチャンネル76を有し、本体59の透孔61と空気出口75との間の通気的連通を果たしている。本実施例では、このエアチャンネル76は第1の大径の内部チャンネル部76a(ここでは、3mm)と、ノズル71の先端として第2の小径の外部チャンネル部(円筒部)76b(ここでは、1mm)とを有している。このノズル71先端は空気出口75で終わっている。
この構成において、センサーツール35は、ノズル71のエアチャンネル76を介して移送される感知用空気流の圧力増加を介して、その前方の短い範囲内、つまり、一般に約10μmないし約300μmの範囲に配置された表面を検出する。
以下に詳述するように、図5(a)に示す操作位置にあるセンサーツール35を用いることにより、取扱いシステムは、キャリアホルダー5a-dにおける物体キャリア21の種類の識別およびその状態の識別(本実施例では、蓋の有無、キャリアホルダー5a-dでの物体キャリア21の不在)を、センサーツール35を所定数のポイントを通って前進させることにより行うことができる。図7に示すように、本実施例において、センサーツール35は共通軸に沿って3点を通って前進させることにより、物体キャリア21の前述の2つの異なる種類(すなわち、“グラスプレート”および“チューブプレート”、ここで、“チューブプレート”は2つの状態、蓋あり、蓋なしの1つであり得る)を識別することができる。センサーツール35は最初に図7(a)に示す第1の検出ポイントに前進させ、物体キャリア21の1つの種類にについて感知する。つまり、“チューブプレート”で、1つの状態、つまり蓋付きを感知する。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は1つの種類のもので、1つの状態のものであることが識別される。感知信号が得られなかったとき、図7(b)に示すように、物体キャリア21は更に第2の検出ポイントまで前進させ、物体キャリア21の1つの種類について感知する。つまり、“チューブプレート”で、他の状態、つまり蓋なしを感知する。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は上述の1つの種類のもので、他の状態のものであることが識別される。感知信号が得られなかったとき、図7(c)に示すように、物体キャリア21は更に第3の検出ポイントまで前進させ、物体キャリア21の他の種類について感知する。つまり、“グラスプレート”である。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は他の種類のものであることが識別される。感知信号が得られなかったとき、物体キャリア21が存在しないことが検出される。
本実施例において、図8(a)ないし図8(d)に示すように、保持ツール37はコレットグリッパー(ここでは、LG 4−20コレットグリッパー;Sommer Automatic社製で、Richard R. Leader社(ロンドン、英国)から市販されている)を有する。
この保持ツール37は、複数(本実施例では、3個)の把持用ジョー83a-cを画成する本体81を有し、これら把持用ジョー83a-cが通常の収縮形状および拡張形状に変形可能となっていて、物体の輸送において、物体OBを把持し、解放し得るようになっている。この保持ツール37は更に、本体81内に配置されたダイアフラム85(本実施例では空気により駆動される)を有し、本体81を拡張させて、物体OBを把持し、解放し得るようになっている。この保持ツール37は更に、付勢部材87(本実施例では、環状弾性部材からなり把持用ジョー83a-cの周りに配置されている)を有し、把持用ジョー83a-cを収縮形状に向けて付勢させ、ダイアフラム85の作動を解除したとき、把持用ジョー83a-cを収縮形状に戻すようにしている。
把持用ジョー83a-cは一緒になって、下向きに垂下したスピゴット(差し口)89を画成し、これは第1の外側に向う第1の直径の把持面91を画成し、ダイアフラム85の作動により把持用ジョー83a-cが拡張形状となったとき、1つの種類の物体OBの内側周面を把持するよう作用し、ダイアフラム85の作動を解除したとき、物体OBを解放するようになっている。本実施例では、この外側に向う第1の直径の把持面91は通常の収縮形状のときは6mmであり、拡張形状のときは7mmであり、平均内径が6.6mmの標準のプラスチックチューブを把持することができるようになっている。これらのサイズの関係において、この外側に向う第1の直径の把持面91は1つの種類の物体OB内への挿入を許容する収縮形状に十分なクリアランスを持たせることができ、かつ、この物体OBをしっかりと把持する拡張形状を形成させるのに十分な把持力を生じさせることができる。図9(a)ないし図9(c)は、保持ツール37を用いて1つの種類の物体OBを把持する場合の過程を示している。ここで、保持ツール37を、把持用ジョー83a-cを収縮形状にした状態で、最初に物体OB上に降下させる(図9(a)に示すように)。それにより、把持用ジョー83a-cのスピゴット89を物体OB内に挿入させる(この実施例では約5mmの深に)(図9(b)に示すように)。ついで、ダイアフラム85の作動により把持用ジョー83a-cを拡張させて拡張形状とし、物体OBを把持し、物体OBを移送できるようにする(図9(c)に示すように)。
把持用ジョー83a-cは一緒になって、第2の内側に向う第2の直径の把持面93を画成することができる。この第2の直径は、前記の第1の外側に向う把持面91の第1の直径よりも大きくなっており、把持用ジョー83a-cは通常の収縮形状のとき他の種類の物体OBの外側周面を把持するよう作用し、ダイアフラム85の作動により把持用ジョー83a-cが拡張形状となったとき、この物体OBを解放するようになっている。本実施例では、この内側に向う把持面93は通常の収縮形状のときは直径が9.9mmであり、拡張形状のときは11.5mmであり、平均内径が8.2mm、平均外径が10.9mmの標準のガラス瓶を把持することができるようになっている。これらのサイズの関係において、この外側に向う把持面91は他の種類の物体OBへの挿入を許容する拡張形状に十分なクリアランスを持たせることができ、かつ、内側に向う把持面93はこの物体OBをしっかりと把持する収縮形状を形成させるのに十分な把持力を生じさせることができる。図10(a)ないし図10(c)は、保持ツール37を用いてこの他の種類の物体OBを把持する場合の過程を示している。ここで、保持ツール37を、ダイアフラム85の作動により把持用ジョー83a-cを拡張形状にした状態で、最初に物体OB上に降下させる(図10(a)に示すように)。それにより、把持用ジョー83a-cのスピゴット89に物体OBを挿入させる(図10(b)に示すように)。このとき、物体OBの上方外周面が内側に向う把持面93と対向する形となる。ついで、ダイアフラム85の作動を解除して把持用ジョー83a-cを収縮させて収縮形状とし、物体OBを把持し、物体OBを移送できるようにする(図10(c)に示すように)。
これに関連して、物体OBが軽量であり、従って、必要な把持力は小さい。すなわち、プラスチックチューブは重量が約0.5gであり、ガラス瓶は重量が約3gである。
本実施例において、前述の少なくとも1つの分析ステーション7は物体OBを秤量するための計量ユニットである。この少なくとも1つの分析ステーション7は、物体OBを秤量するための秤量セル99(本実施例においては電磁力復元セルであり、ここではWipotec GmbH (Kaiserlauten,ドイツ国)市販のMTC 10/30-ZER-01秤量セルであって、測定範囲が10g、分解能が0.1mg、標準偏差が0.2mg)と、秤量セル99上に配置され、秤量されるべき物体OBを安定に支持するよう構成された秤量プレート101とを具備してなる。
図11(a)ないし図11(c)を参照すると、秤量プレート101は、秤量セル99を受理するため下面に窪み107を有するベース105と、異なる種類の物体OB(本実施例の場合、グラスバイアルおよびプラスチックチューブ)をそれぞれ受理するための第1および第2の同心凹部111,113を有する支持体109とを具備してなる。この第1および第2の同心凹部111,113の深さは、上述の2つの異なる種類の物体OBが各凹部111,113内に配置されたきに、それらの上縁が同一の高さとなるようにしている。この構成は取扱いを容易にするものである。なぜならば、保持ツール37は1つの面で操作されればよいからである。本実施例において、第1の凹部111よりも径が小さく、深さが深い第2の凹部113は長尺の物体OBを受理するよう構成され、その直径は各物体OBとほぼ密着するようになっていて、それにより物体OBを垂直に配向させた状態で支持するようになっている。この実施例において、第1の凹部111の直径は13mm、深さは5mmであり、第2の凹部113の直径は7.75mm、深さは17mmである。
この取扱いシステムは更に、物体OB上のラベル(もし存在する場合)を読み取るためのカメラユニット117を有し、それにより各物体キャリア21上の物体OBの位置を参照することなく、割り当てられるべき物体OBのデータを得ることができるようになっている。
このカメラユニット117は、以下に詳述するように、カメラ121(本実施例では、DVT社(Milton Keynes, Bedfordshire,英国)より市販のDVT Smart Readerであり、物体OB上のラベル(もし存在する場合)のデジタル化画像を捉えるためのCCDセンサーおよびレンズ配列を有する)と、このラベル内に含まれている物体識別名を含むデータを翻訳するためのプロセッサーと、このラベルの画像をカメラ121(本実施例では物体OBの下に設けられている)に中継するためのリフレクター123とを備えている。
本実施例において、このラベルはデータマトリックスコード(ここでは、12x12サイズを有するECC200コード)を含んでいる。
図12(a)ないし図12(c)を参照すると、本実施例において、リフレクター123は、支持プラットホーム3に装着された支持体127(これは前記の少なくとも1つのキャリアホルダー5a-dおよび前記の少なくとも1つの分析ステーション7と同様に、任意の利用可能な領域に配置することができる)と、垂直方向から傾斜した(ここでは、物体OBの底面、従って水平面に設けられたラベルの画像を、支持プラットホーム3の面に平行な軸上に垂直な面で提供するように45度に傾斜した)ミラータイル129とを具備している。この構成により、物体OBは取扱い時に支持プラットホーム3の表面近傍に維持され、物体OBを支持プラットホーム3上に或る距離、上に持ち上げる必要はなくなる。このように構成されない場合は、物体OBの底面のラベルの画像をカメラ121で直接とるために物体OBを支持プラットホーム3上に持ち上げる必要がある。
この取扱いシステムは更に、前記の少なくとも1つの分析ステーション7の秤量プレート101上の物体OBの存在を検出するための検出器ユニット133を有し、物体OBが秤量プレート101上に存在する間において、他の物体OBが物体ハンドラー1により取り扱われるのを防止するよう、取扱いシステムを制御し得るようになっている。
本実施例において、検出器ユニット133は、光電センサー(ここでは、Rockwell Automation社(Milton Keynes, Bedfordshire,英国)により市販されている分極逆反射光電センサー)を備え、前記の少なくとも1つの分析ステーション7の秤量プレート101上の物体OBの存在を検出するようになっている。この光電センサーは、光エミッターと、光レシーバーとを備え、これら両者には偏光フィルターが備えられている。この光電センサーは更に、伝達された光を消極し、反射させるためのリフレクターを有する。秤量プレート101上の物体OBが存在しない場合、伝達された偏光は消極された光としてこのリフレクターにより反射され、光レシーバーにより検出される。この時点で、検出器ユニット133は物体不存在信号を発生することになる。秤量プレート101上の物体OBが存在している場合、伝達された光は偏光として物体OBにより反射され、光レシーバーにより検出されることはない。この時点で、検出器ユニット133は物体存在信号を発生することになる。
上述したように、前記の少なくとも1つの分析ステーション7の秤量プレート101上の物体OBの存在を検出することにより、この取扱いシステムは、1個を超えた数の物体OBが同時に取り扱われる可能性を防止するフェイルセイフモードを提供するものである。この実施例において、このフェイルセイフモードは以下の手法からなる。すなわち、(i)物体OBが秤量プレート101上に検出されたとき、物体キャリア21から物体OBを回収するのを防止する;(ii)物体OBを秤量プレート101上に配置する物体ハンドラー1の操作の後に秤量プレート101上に物体OBが検出されない場合、物体ハンドラー1を操作して物体OBを物体キャリア21内の当初の回収位置に戻し、物体キャリア21内の次のプログラムされた位置から物体OBを回収する;(iii)物体OBを秤量プレート101に戻す物体ハンドラー1の操作の後に秤量プレート101上に物体OBが検出された場合、物体ハンドラー1を操作して、この動作を所定回数繰り返す(ここでは3回)。そして、物体OBが依然として秤量プレート101上に検出された場合、オペレータに対し警告メッセージが発せられ、オペレータによる介入のため、取扱いシステムは停止される。
取扱いシステムは更に、ツールアッセンブリー11のセンサーツール35に通気的に接続された(本実施例では連結部材74を介して)エア捕捉センサー135を備えると共に、以下に詳述するように、空気供給部137を備えていて、センサーツール35のノズル71近傍の表面の存在を検出するよう操作されるようになっている。前述のように、このエア捕捉センサー135は、センサーツール35のノズル71を介して送られる空気流の圧力増加から物体キャリア21のセンサーツール35のノズル71への接近を検出するよう操作される。この圧力増加は、物体キャリア21の接近の結果として発生する背圧からもたらされるものであり、センサーツール35のノズル71を介して送られる空気流の圧力を、大気に排出される基準流と参照することにより検出される。上述のように、このエア捕捉センサー135は、センサーツール35のノズル71への或る接近範囲内(一般に、約10μmないし約300μmの範囲)における表面を検出するように調整することができる。
この取扱いシステムは更に、空気供給部137を備えている。これはツールアッセンブリー11の支持部材33の回り継手マウント47に通気的に接続されていて、キャリア感知配置と、物体保持配置との間での支持部材33の動きを生じさせるものである。この取扱いシステムは更に、ダイアフラム85を作動させるツールアッセンブリー11の保持ツール37のダイアフラム85および検出空気圧流を提供するエア捕捉センサー135を有する。
この取扱いシステムは更に、その操作を制御するための制御ユニット139(本実施例ではPC制御ユニット)を有する。この制御ユニット139は、以下のそれぞれの部材、つまり、ロボットアーム9の動きを制御するための物体ハンドラー1と、各物体OBについての分析信号(ここでは秤量信号)を受理するための前記の少なくとも1つの分析ステーション7と、支持部材33の形状を検出するためのツールアッセンブリー11のセンサー51,53と、物体OB上のラベルから読み取ったデータを受理するためのカメラユニット121と、前記の少なくとも1つの分析ステーション7で物体OBの存在を検出する検出信号を受理するための検出器ユニット133と、センサーツール35のノズル71が物体OBの表面に接近したときの感知信号を受理するためのエア捕捉センサー135と、およびツールアッセンブリー11の支持部材33の回り継手マウント47、ツールアッセンブリー11の保持ツール37のダイアフラム85、およびエア捕捉センサー135のそれぞれに選択的に空気圧を供給することにより取扱いシステムの操作を制御するための空気供給部137とに操作自在に接続されている。
次に、この取扱いシステムの操作について説明する。1又はそれ以上のキャリアホルダー5a-dに最初に物体キャリア21が搭載される。本実施例において、任意の物体キャリア21を任意のキャリアホルダー5a-dに搭載することができ、1又はそれ以上のキャリアホルダー5a-dは空のままでもよい。
キャリアホルダー5a-dを搭載したのち、ツールアッセンブリー11はツールセンサー35が作動位置にあるよう構成される。これにより、キャリアホルダー5a-dのそれぞれについて、感知操作が行われ、物体キャリア21(それが各キャリアホルダー5a-d上に存在する場合は)の種類が識別される。
この取扱いシステムは、ツールセンサー35を所定数の検出ポイントを通って前進させることにより、物体キャリア21の種類およびその状態(本実施例では、蓋の有無、又は物体キャリア21の不在)の識別を行う。図7に示すように、本実施例では、ツールセンサー35は共通軸に沿って3点を通って前進させ、前述の異なる2種類の物体キャリア21の識別を行う(すなわち、“グラスプレート”および“チューブプレート”、ここで、“チューブプレート”は2つの状態、蓋あり、蓋なしの1つであり得る)。センサーツール35は最初に図7(a)に示す第1の検出ポイントに前進させ、物体キャリア21の1つの種類について感知する。つまり、“チューブプレート”で、1つの状態、つまり蓋付きを感知する。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は1つの種類のもので、蓋付きのものであることが識別される。そこで、オペレータは蓋を取り除くことを催促される。感知信号が得られなかったとき、図7(b)に示すように、物体キャリア21は更に第2の検出ポイントまで前進させ、物体キャリア21の1つの種類について感知する。つまり、“チューブプレート”で、他の状態、つまり蓋なしを感知する。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は上述の1つの種類のもので、蓋なしであることが識別される。感知信号が得られなかったとき、図7(c)に示すように、物体キャリア21は更に第3の検出ポイントまで前進させ、物体キャリア21の他の種類にについて感知する。つまり、“グラスプレート”である。感知信号が得られたとき、物体キャリア21は他の種類のものであることが識別される。感知信号が得られなかったとき、物体キャリア21が存在しないことが検出される。
物体キャリア21の種類並びにキャリアホルダー5a-d上に物体キャリア21が存在しないことが識別されたとき、物体キャリア21の種類についての所定の取扱いルーチンに従って各キャリアホルダー5a-dからの物体OBの取扱いが制御ユニット139により提供される。このようにして、この取扱いシステムでは、公知の任意の種類の物体キャリア21について、それらが任意のキャリアホルダー5a-d上に存在することを許容するものであり、それにより柔軟性に富んだ取扱いシステムが提供され、物体キャリア21の特定の種類のものを、キャリアホルダー5a-dの特定のものの上に搭載する必要性については、何ら拘束されない。
ツールアッセンブリー11はついで、保持ツール37が操作位置に置かれるよう構成され、物体ハンドラー1の操作により、分析操作が行われる。それにより、識別された各物体キャリア21上の物体OBの一部又は全てが順次(一回に1つ)、前記の少なくとも1つの分析ステーション7に向けて移送され、分析(本実施例では、秤量)が行われ、ついで、各物体キャリア21の元の位置に戻される。物体OBの各種類の1つを支持する識別された物体キャリア21のそれぞれについて、保持ツール37が物体OBの取扱いにおける2つの操作モードのそれぞれの1つについて操作される。本実施例においては、物体ハンドラー1は、予めプログラム化されたルーチンに従って操作され、それぞれの種類の物体OBが所定の経路に従うことになる。
本実施例において、1つの種類の物体キャリア21上の物体OBはラベルが付されておらず、他の種類の物体キャリア21上の物体OBはラベルが付されている。ラベルのない物体OBについては、得られたデータは、各物体キャリア21上の物体OBの位置に従って各ファイルに記録される。ラベル付き物体OBについては、各物体OB上のラベルが各取り扱い操作においてカメラユニット117により読み取られる。本実施例では、カメラユニット117のリフレクター123上に各物体を位置させ、それによりカメラ121によりラベル中に含まれるデータの取得が行われる。
この分析操作を完了したとき、物体キャリア21がキャリアホルダー5a-dから降ろされ、各物体キャリア21上の物体OBのそれぞれについての分析結果が後のプロセスで利用可能となる。この手法は、更なるセットの物体キャリア21について繰り返される。
なお、明らかなように、この取扱いシステムの制御ユニット139は、支持プラットホーム3上のキャリアホルダー5a-d、分析ステーション7およびカメラユニット117のそれぞれの所定の位置(ロボット座標)で予めプログラム化されており、それにより、この制御ユニット139は、使用時において、ロボットアーム9を介して、ツールアッセンブリー11を支持プラットホーム3上の所定の通路に沿って移動させることができる。すなわち、これらの操作はこれらの所定の位置において、所定の順序でなされ、上述のように、それぞれのキャリアホルダー5a-d、分析ステーション7および、適宜、カメラユニット117において適当なサブルーチンを実行することができる。
他の実施例として、制御ユニット139は、ロボットアーム9をキャリアホルダー5a-dの1つのみ、又は選択されたもののみに、次に分析ステーション7に、更に、適宜、カメラユニット117に移動させるよう操作することもできる。
最後に、本発明を好ましい実施例に基づいて説明したが、本発明は添付した請求の範囲から逸脱することなく、多くの異なる様式で変更することも可能であることを理解されたい。
添付した請求の範囲内の参照符号に関して、これらの参照符号は説明のためだけのものであり、請求の範囲に対する制限を意図したものでないことを理解されるべきである。
本発明の好ましい実施例に係わる自動物体取扱いシステムを示す斜視図である。 図1の物体取扱いシステムの1個の物体キャリアを示す斜視図である。 図2(a)の物体キャリアを示す平面図である。 図2(a)の物体キャリアの1つの角部(図2(b)中の領域A)を示す平面図である。 図2(a)の物体キャリアの一部(図2(b)中のI−I線に沿う)を示す縦断面図である。 物体キャリアの1種である、いわゆる“グラスプレート”を示す平面図である。 図3(a)の物体キャリアの(II−II線に沿う)縦断面図である。 物体キャリアの他の種類である、いわゆる“チューブプレート”の蓋を取り除いた状態を示す平面図である。 図4(a)の蓋を取り除いた状態の物体キャリアの(III−III線に沿う)縦断面図である。 図4(a)の蓋を装着した状態の物体キャリアの(III−III線に沿う)縦断面図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの斜視図であって、キャリア感知構成を説明する図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの斜視図であって、物体取扱い構成を説明する図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーのツールセンサーの斜視図である。 図6(a)のツールセンサーの分解斜視図である。 図6(a)のツールセンサーの(IV−IV線に沿う)縦断面図である。 (a)、(b)、(c)はともに、図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーのツールセンサーの動作を示す側面図であって、第1の検出ポイントから第3の検出ポイントへ前進する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの斜視図である。 図8(a)の保持ツールの立面図である。 図8(a)の保持ツールの平面図である。 図8(a)の保持ツールの縦断面図(図8(c)中のV−V線に沿う断面図)である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、1つの種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、1つの種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、1つの種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、他の種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、他の種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの物体ハンドラーのツールアッセンブリーの保持ツールの動作を示す断面図であって、他の種類の物体を把持する過程を示す図である。 図1の物体取扱いシステムの計量ステーションの計量ユニットの計量プレートの斜視図である。 図11(a)の計量プレートの平面図である。 図11(a)の計量プレートの縦断面図(図11(b)中のVI−VI線に沿う断面図である。 図1の物体取扱いシステムのカメラユニットの反射器の斜視図である。 図12(a)の反射器の立面図である。 図12(a)の反射器の縦断面図(図12(b)中のVII−VII線に沿う断面図)である。
符号の説明
1…物体ハンドラー、3…支持プラットホーム、5,5a,5b,5c,5d…キャリアホルダー、7…分析ステーション、9…ロボットアーム(位置決め機構)、11…ツールアッセンブリー、15…窪み、21…物体キャリア、23…本体、25…物体支持部、27…基準孔、35…センサーツール、37…保持ツール、51,53…センサー、83a-c…把持用ジョー、85…ダイアフラム、99…秤量セル、101…秤量プレート、105…ベース、107…窪み、111,113…凹部、121…カメラユニット、133…検出器ユニット、135…制御ユニット、OB…物体

Claims (21)

  1. 物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するための検出システムであって、このシステムは:
    先端面に空気出口(75)を有し、使用時に空気流をそこから吐出させるセンサーツール(35)と;
    このセンサーツール(35)の空気出口(75)に通気的に連通するエア捕捉センサー(135)であって、物体(21)の表面にこの空気出口(75)が近づいていることを示唆する空気出口(75)から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるものと;
    このセンサーツール(35)が取着された位置決め機構(9)と;
    この位置決め機構(9)を制御し前記センサーツール(35)を前進させるための制御ユニット(139)であって、前記センサーツール(35)の空気出口(75)が少なくとも1つの検出点を通って前進するとき、そこで表面を検出し、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定する制御ユニット(139)と;
    を具備してなることを特徴とする検出システム。
  2. 前記制御ユニット(139)が、前記位置決め機構(9)を制御して前記センサーツール(35)を連続的に複数の検出点を通って前進させ、そこで表面を感知するよう操作されるものであって、この複数の検出点の1つでの表面の感知が各既知の種類の物体(21)の存在を示唆するものとした請求項1記載の検出システム。
  3. 既知の異なる種類の複数の物体(21)から1つの物体(21)の存在を識別できるようにした請求項2記載の検出システム。
  4. 既知の異なる種類の複数の物体(21)が、異なる状態の1つの種類の物体(21)を含む請求項3記載の検出システム。
  5. 前記センサーツール(35)が1つの軸に沿って前進するようにされてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の検出システム。
  6. 前記物体(21)が、複数の部材(OB)を支持するキャリア(21)を有し、これら部材(OB)が予定の操作ルーチンに従って操作されるようになっている請求項1ないし5のいずれかに記載の検出システム。
  7. 物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するためのエア捕捉センサーユニットの使用法であって、このエア捕捉センサーユニットは:
    先端面に空気出口(75)を有するセンサーツール(35)と;
    このセンサーツール(35)の空気出口(75)に通気的に連通すると共に、この空気出口(75)から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるエア捕捉センサー(135)と;を具備してなり、
    前記センサーツール(35)の空気出口(75)が少なくとも1つの検出点を通って前進するとき、そこで表面を検出し、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するようにしたことを特徴とする使用法。
  8. 前記センサーツール(35)を連続的に複数の検出点を通って前進させ、そこで表面を感知するようにしたものであって、この複数の検出点の1つでの表面の感知が各既知の種類の物体(21)の存在を示唆するものとした請求項7記載の使用法。
  9. 既知の異なる種類の複数の物体(21)から1つの物体(21)の存在を識別できるようにした請求項8記載の使用法。
  10. 既知の異なる種類の複数の物体(21)が、異なる状態の1つの種類の物体(21)を含む請求項9記載の使用法。
  11. 物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定する方法であって:
    先端面に空気出口(75)を有するセンサーツール(35)と;このセンサーツール(35)の空気出口(75)に通気的に連通すると共に、この空気出口(75)から吐出される空気流の圧力変化を検出するよう操作されるエア捕捉センサー(135)と;を具備してなるエア捕捉センサーユニットを用意すること;
    前記センサーツール(35)を前進させ、その空気出口(75)を少なくとも1つの検出点を通って前進させ、そこで表面を検出し、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定すること;
    を具備してなることを特徴とする方法。
  12. 前記センサーツールを前進させる過程が:
    前記センサーツール(35)を連続的に複数の検出点を通って前進させ、そこで表面を感知するようにしたものであって、この複数の検出点の1つでの表面の感知が各既知の種類の物体(21)の存在を示唆するものとした請求項11記載の方法。
  13. 既知の異なる種類の複数の物体(21)から1つの物体(21)の存在を識別できるようにした請求項12記載の方法。
  14. 既知の異なる種類の複数の物体(21)が、異なる状態の1つの種類の物体(21)を含む請求項13記載の方法。
  15. 前記センサーツール(35)が1つの軸に沿って前進するようにした請求項11ないし14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記物体(21)が、複数の部材(OB)を支持するキャリア(21)を有し、これら部材(OB)が予定の操作ルーチンに従って操作されるようになっている請求項11ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. エア捕捉センサー(135)のためのセンサーツールであって:
    使用時において、捕捉センサー(135)と通気的に連通する孔(61)を有する本体(59)と;この孔(61)内に摺動自在に収納され、前記本体(59)から外側に延出するノズル(71)およびこのノズル(71)を前記本体(59)の外側に向けて付勢する付勢部材(73)を有するノズルユニット(69)とを具備してなり、前記ノズル(71)が、その先端面に使用時に空気流を吐出させる空気出口(75)と、前記空気出口(75)を前記孔(61)に連通させるエアチャンネル(76)とを有することを特徴とするセンサーツール。
  18. 添付図面を参照して本明細書に実質的に記載されているところの、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するための検出システム。
  19. 添付図面を参照して本明細書に実質的に記載されているところの、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定するためのエア捕捉センサーユニットの使用法。
  20. 添付図面を参照して本明細書に実質的に記載されているところの、物体(21)が予め定められる場所に存在するか否かを判定する方法。
  21. 添付図面を参照して本明細書に実質的に記載されているところの、エア捕捉センサー(135)のためのセンサーツール。
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