JP2007511817A - 駆動シーケンスを制御するための機能を適合させる方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図4
Description
・プログラム箇所を求める
・プログラム箇所の修正であって,ロード/ストア命令の修正と機能呼出しの修正を有する
・付加的なプログラムコードの形成
・ソフトウェアフリーカットコードの挿入
・メモリ領域のセグメント化
・プログラムコードを形成するための開発プロセス
そのための出発点は,たとえば16進コードデータファイルの形式で提供される,制御装置ソフトウェアプログラムである。他のデータファイルとして,データ記述データファイル(たとえばASAP)と,制御装置変数および制御装置機能に関する情報を提供する,リンカーデータファイル(たとえばELFバイナリ)が用いられる。
その場合に,一方では,様々なアドレッシング種類に従って,ロード命令検出位置および/またはストア命令検出位置が位置特定されて,その後この検出位置のために,その中に検出位置がある,制御装置機能が求められ,それによってプログラムコード全体の中ですべての機能呼出しを新たに形成されたフック機能の機能呼出しによって行うことができるので,制御装置機能の元の機能呼出しは,それに応じたフック機能の内部で行うことができる。
上述したマイクロコントローラにおいて,多数の異なるアドレッシング種類が様々な仕様で与えられている。この多様性を最小限に減少させることができる。
位置特定されたロード/ストア検出位置のために,その中に検出位置のある,制御装置機能が求められる。これは,本方法によって開発されたウィンドウズソフトウェアプログラムによって行われ,それはロード/ストア命令の位置に基づいて,かつ基準情報の助けを借りて,制御装置機能の該当する開始アドレスと終了アドレスを求める。
従って,その中にフリーカットがある,各制御装置機能のために,フック機能をあてがうことができ,あるいはこの種のフック機能があてがわれる。そのために,図9には,この種のフック機能hook_function_a()とhook_function_x()の概略的な表示が開示されている。その場合に符号901は,制御装置プログラムコードを示している。902は付加的なプログラムコードのためのメモリ領域を示している。903は,本来のフック機能を示し,その中に符号904で,場合によっては必要とされるポインタ変数の可能な初期化が示されている。905は,特にラピッドプロトタイピング方法のソフトウェアフリーカット,コンフィグレーションおよび結合のためのプログラムコードを開示している。そして符号906は元の制御装置機能function_a()の呼出しを示している。これは,第2のフック機能hook_function_x()についても同様であるが,見やすくする理由から,再度示されてはいない。
ストア命令を,ポインタによってアドレスされた制御装置変数へ有意に書き込むことができるようになる前に,ポインタ変数が変数アドレスによってアドレスされなければならない。ポインタの初期化は,フック機能内で行われる。フリーカットアクセスがアクティブでない場合には,ポインタは制御装置変数のアドレスによって初期化される。フリーカットアクセスがアクティブである場合には,ポインタはテンポラリーDフック変数のアドレスによって初期化される。ここでは,たとえば制御装置変数が間接的にアドレスされる場合には,テンポラリー変数への書込みアクセスの方向変換が行われる。
2つの方法は,制御装置変数の直接的なアドレッシングである。その場合に初期化されなければならない,ポインタは使用されない。フック機能内には,ソフトウェアフリーカットを制御するための機構と元の制御装置機能の機能呼出しがある。
ソフトウェアフリーカットの挿入は,たとえば16進コードマージランによって実施される。このアクションにおいて,ダイナミックフリーカット方法のための開発環境の結果(16進コード)が,元のソフトウェアプログラム(16進コード)のフリー領域へコピーされる。この方法は,16進コード情報が2つの別々のソフトウェア開発ランから互いに結合される,内的な制御装置バイパスと同様に構成されている。
フリーカット方法のために,制御装置ソフトウェアプログラムのメモリレイアウトS1内にメモリ手段の専用のメモリ領域が必要である。図10に示すように,本方法は,コード(Dフックコード)S4,データ(Dフックデータ)S3およびRAM(Dフックラム)S2のためのフリー領域を要求する。
コード領域内には,フリーカット機能(付加プログラムコード)が,データ領域内にはアプリケーションの大きさが格納され,そのアプリケーション大きさを介してフリーカット機構が制御される。本方法のために必要なポインタ変数と管理RAM変数が,RAM変数のためのフリー領域内に格納されている。
ソフトウェアフリーカットコードの形成は,本方法のために形成された開発環境を介して自動的に行われ,図11に再度示されている。その場合に点8内の変数選択は,予め定めることのできる判断基準に従って自動的に行うこと,ないしは実施することもできる。
1.16進コードデータファイル(たとえばインテル−HexまたはモトローラS19フォーマットにおける,マシンコードを内容とする)
2.アプリケーションデータ記述データファイル(たとえば変数と特性量のアドレスと換算式)
3.ELFバイナリデータファイル(機能および変数のアドレスを有するリンカーアウトプットデータファイル)
4.マシンコードを読むことのできるアッセンブラ命令へコンバートするためのプログラム
5.逆アッセンブルされたプログラムコード(シミュレータ用のインプットとして用いられる)
6.プログラム情報を準備するためのコンバータ
7.基準データバンク(オープンリファレンスを解くために用いられる)
8.ユーザーが,フリーカットのための変数の選択を作成する
9.フリーカットすべき制御装置変数に関する情報
10.プログラムコードシミュレータ(すべてのオペレーションコードをシーケンシャルに読んで,レジスタ内容を検査する)
11.自動的に生成されたソースコード(ソフトウェアフリーカットのためのプログラムコード,付加情報および修正すべきプログラムコード箇所に関する情報)
12.ソフトウェア開発環境(16進コードおよびアプリケーションデータを形成するためのすべてのプロセスを制御)
13.フリーカットを制御するためのアプリケーションデータ
14.プログラムコード+フリーカットコード+パッチコード
15.Hex/A21マージプロセス(ダイナミックフック成分が,オリジナルのプログラムコードと結合される)
16.アプリケーションデータ記述データファイル(プロジェクトおよびフリーカットのアプリケーションデータを内容とする)
17.ソフトウェアフリーカットを有するプログラムスタンド
Claims (12)
- 駆動シーケンスを制御するための機能を適合させる方法であって,前記機能は制御するための少なくとも1つのプログラムの少なくとも1つのグローバル変数を使用し,前記グローバル変数に,少なくとも1つのメモリ手段内に存在するアドレス情報が対応づけられており,前記グローバル変数の前記アドレス情報が少なくとも1つのロード命令によってメモリ手段からロードされる,前記方法において,
前記ロード命令の前記グローバル変数の前記アドレス情報が置き換えられることを特徴とする,駆動シーケンスを制御するための機能を適合させる方法。 - 前記グローバル変数の前記アドレス情報が,ポインタ変数のアドレス情報によって置き換えられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ポインタ変数のアドレス情報が,予約されたメモリ領域内に存在していることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- ストア命令がジャンプ命令によって置き換えられることによって,前記グローバル変数に対するストア命令が操作されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記アドレス情報から,機能の開始アドレスが求められることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記駆動シーケンスを制御するための機能が,前記アドレス情報の置換えにより,付加機能に置き換えられることを特徴とする請求項1または5に記載の方法。
- 前記駆動シーケンスを制御するための機能が,ジャンプ命令によるストア命令の置換えにより,付加機能に置き換えられることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 駆動シーケンスを制御するための機能を適合させる方法を実施するための装置であって,前記機能は制御するための少なくとも1つのプログラムの少なくとも1つのグローバル変数を使用し,前記グローバル変数にアドレス情報が対応づけられており,メモリ手段が設けられており,その中に前記アドレス情報が存在し,その場合にさらにコントロール手段が設けられており,前記コントロール手段によって前記グローバル変数の前記アドレス情報が,少なくとも1つのロード命令によって前記メモリ手段からロードされる,前記装置において,
前記コントロール手段は,前記ロード命令の前記グローバル変数の前記アドレス情報が置き換えられるように,形成されていることを特徴とする,装置。 - 前記コントロール手段は,付加的に請求項2から7のいずれか1項に記載の方法が実施されるように,形成されていることを特徴とする請求項8に記載の,駆動シーケンスを制御するための機能を適合させる方法を実施するための装置。
- 請求項8に記載の方法を実施するための装置を有する,駆動シーケンスを制御するための制御装置。
- プログラムがコンピュータ上で実施された場合に,請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実施するための,機械読み取り可能な担体上に記憶されている,プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品。
- プログラムがコンピュータ内で実施された場合に,請求項1から7のいずれか1項に記載のすべてのステップを実施するための,プログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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