JP2007509770A - 動的な視覚効果を有する三次元の製品 - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1表面と第1表面に垂直なz方向とを有する構造体を含む三次元の製品であって、構造体が、基部と、前記構造体の前記基部の上に少なくとも300μm隆起した複数の前記隆起した突出部領域と、複数の前記接続要素の各々が前記隆起した突出部で終わり、前記接続要素の各々が構造体の基部の上でz方向に隆起すると共に隆起した突出部からz方向に少なくとも部分的に窪み、ここで前記複数の接続要素が、前記隆起した突出部領域の2つを接続し、前記複数の隆起した前記突出部領域と前記複数の前記接続要素とが、共に、少なくとも第1の副パターン区域と第2の副パターン区域とを含むパターンを形成し、ここで第1の副パターン区域が、前記隆起した突出部領域及び前記接続要素の平行な列の第1の組と、平行な列の第1の組に平行ではない前記隆起した突出部及び前記接続要素の平行な列の第2の組とを含み、前記第1の副パターン区域が前記第2の副パターン区域と構造的に区別できる、三次元の製品に関する。
Description
本発明は、動的な視覚効果を有する改善された美観的な像を提供する構造体を有する、三次元の製品に関する。
製品の美観的な魅力を改善するために製品の表面に三次元像を作ることは、当該技術分野において周知である。特に、紙製品にエンボス加工を施して紙製品の表面上にそのような像を作り出すことは、長年行われている。エンボス加工が、それらの紙製品の吸収性を高め、より柔らかく、またより嵩高にすることも知られている。
見る角度に応じて像を変化させることによる発想も、新しいものではない。この発想は、レンティキュラーレンズ又は回折格子を複数の像と組み合わせて使用してホログラムを作ることによって、完全に開発された。しかしながら、そのようなレンズ又は格子の使用には費用がかかり、より単純な製品の美観を更に改善するには、実用的ではない場合が多い。
本発明は、フィルム、レンズ、又は格子を追加することなく、見る角度に応じて特徴が変化する像をもたらす、三次元構造体の特性の特定の組に関する。
本発明は、第1表面と第1表面に垂直なz方向とを有する構造体を含む三次元の製品であって、構造体が更に、基部と、構造体の基部の上に少なくとも300μm隆起した複数の隆起した突出部領域と、複数の接続要素の各々が隆起した突出部で終わり、複数の接続要素とを含み、前記接続要素の各々が、構造体の基部の上でz方向に隆起すると共に前記隆起した突出部からz方向に少なくとも部分的に窪み、ここで前記複数の接続要素が、前記隆起した突出部領域の2つを接続し、複数の前記隆起した突出部領域と複数の前記接続要素とが共に、少なくとも第1の副パターン区域と第2の副パターン区域とを含む、パターンを形成し、ここで第1の副パターン区域が、前記隆起した突出部領域及び前記接続要素の平行な列の第1の組と、平行な列の第1の組に平行ではない前記隆起した突出部及び前記接続要素の平行な列の第2の組とを含み、第1の副パターン区域が第2の副パターン区域と構造的に区別できる、三次元の製品に関する。
本発明は、光学的に動的な像を有する三次元の製品に関する。光学的に動的な像とは、製品を見る方向、及び/又は照明の角度及び強度に応じて、2つ以上の像を人間の眼に伝達するようなものである。
本発明は、第1表面11及び第1表面11に垂直なz方向とを有する構造体15を含む、三次元の製品10である。構造体15は更に、基部50と、構造体の基部の上に少なくとも300μm隆起した複数の隆起した突出部領域20と、各々が隆起した突出部20で終わり、各々が構造体15の基部50の上でz方向にすると共に隆起した突出部20からz方向に少なくとも部分的に窪んでいる、複数の接続要素30とを含む。接続要素30は、隆起した突出部領域20の2つを接続する。複数の隆起した突出部領域20及び複数の接続要素30は共に、少なくとも第1の副パターン区域60及び第2の副パターン区域61を含むパターンを形成する。第1の副パターン区域60は、隆起した突出部領域20及び接続要素30の平行な列の第1の組と、平行な列の第1の組と平行ではない隆起した突出部20及び接続要素30の平行な列の第2の組とを含む。第1の副パターン区域60は、第2の副パターン区域61と構造的に区別できる。
本発明の構造体は、本発明によって伝達される動的な像の所望の用途によって、サイズが様々であってもよい。構造体は、社会保障カードの表面上のように比較的小さくてもよく、又は、壁の模様のように比較的大きくてもよい。本発明は、動的な視覚像を有することが望ましいあらゆる製品上に、三次元構造にされた像を任意に使用することを意図する。
図1及び図2は、本発明の三次元の製品10の2つの実施形態を示す。製品10は、第1表面11及び第2表面12を有する構造体15を含む。製品は、その表面に視覚的に動的な像を追加することによって美観上より魅力的にされてもよい表面を有する、あらゆる製品であることができる。これらは、限定するものではないが、プラスチックカード製品、紙製品、壁紙、あるいは壁又は天井などの建築要素であることができる。製品10は、三次元の製品を製造するのに適した業界で既知のあらゆる方法によって製造されてもよい。これには、製品を、シート又はロールの形態で、型押し又は成形した半加工形態で、あるいは個々の部品から製品を組み立てることによって製造することが包含される。
本発明の三次元の製品10は、視覚的に動的な像を作り出すパターン状の突出部領域20及び接続要素30を含む第1表面11を有する、構造体15を含む。表面11は一般に平面なので、長さ及び幅という2つの方向を有する。しかしながら、表面に、円筒状又は球状の凹部又は凸部を設けるか、ないしは別の方法でわずかに凹凸を付けることが可能である。実際には、表面は、これらの配向のいずれかを混合したものであってもよい。しかしながら、表面のいずれかの地点において、z方向は、その地点での製品の表面に垂直である。z方向は、一般に、表面が、任意の地点において直交座標、円筒座標、球座標のどれで最も良く表されるかに関わらず、表面の1つの側から見たときに、製品の表面から出る方向(正のz方向)又は製品の表面に入る方向(負のz方向)であると理解される。
製品の構造体15は、観察者から負のz方向に最も離れたところに位置する構造体の一部分である基部50を含む。基部50は、突出部20及び接続要素30の間の谷部分に位置する複数の地点又は平坦な領域であってもよい。局部的な基部領域がすべて、パターン又は副パターン領域全体にわたって、全く同じz次元の位置にある必要はない。
製品10の構造体15はまた、複数の隆起した突出部領域20又は突出部を含む。隆起した突出部領域20は、構造体15の基部50の上で分離した頂点又は平坦域の形に形成された、構造体の部分である。突出部の頂部領域の実際の形状は、円形、楕円形、方形、又はあらゆる他の形状であってもよい。隆起した突出部領域は、正のz方向にある距離を置いて位置するか、あるいは少なくとも300μm、好ましくは少なくとも650μm、更に好ましくは少なくとも1000μm、最も好ましくは少なくとも1250μmの「高さ」にある。突出部の高さが5000μm未満の場合、高さは、本明細書の試験方法に記載するように、GFMプリモス光学プロファイラ(GFM Primos Optical Profiler)を用いてプリモス高さ試験(Primos Height Test)で測定されてもよい。
構造体15は更に、複数の接続要素30を含む。各接続要素30は、上から見たときに一般に線状で、両端が隆起した突出部領域20にある、構造体材料の一部分である。したがって、各接続要素30は、2つの隆起した突出部領域20の間に延びている。接続要素30は基部の上でz方向に隆起しているが、個々の接続要素30の全長の少なくとも一部分は、これらが接続している突出部20の頂部より下に窪んでいる。突出部の頂部より下に窪んでいるという特徴には、図1に示すように、接続要素の両端が突出部の頂部と同じ高さにある場合が包含される。接続要素は、端部から見たときにいかなる断面形状であってもよい。
三次元の製品の突出部20及び接続要素30は、突出部及び接続要素が交互に並ぶ複数の平行な列のパターンを形成するように構成されてもよい。用語「列」は、突出部及びそれらの要素を連続する又はひと続きの要素に連結する接続要素の、途切れのない組を意味する。列は、直線状、曲線状、又はこれらの混合であってもよい。「平行な列」は、突出部及び接続要素の2つ以上の列が、一般には2つの列間の一定の間隔を維持して互いに並んでいることを意味する。一実施形態では、複数の平行な列は、方形という意味で平行に延びる2つ以上の直線状の列であってもよい。別の実施形態では、複数の平行な列は、列間の間隔はほぼ一定で、各々が同様の曲線状の経路を延びる、2つ以上の曲線状の列であってもよい。
これらの列の1つの一般的な構造は、列に沿った断面プロファイルである、図1A−A、1B−B、2A−A、及び2B−Bに示される。突出部の長さはPで表される。接続要素の長さはA又はBで表され、接続要素の突出部からの窪みはa又はbで表される。Pは、列の全てにわたって同じ値を有する必要はない。突出部20と基部50との間の線を示す三次元構造の断面が、図1C−C及び2C−Cに示される。この方向における突出部間の距離は、突出部及び接続要素の選択された列の所望の寸法によって変わる。基部上からの突出部の高さはhで表され、これは、約300μm以上である。
製品は、少なくとも2つの副パターン区域60及び61を含み、第1の副パターン区域60は、第2の副パターン区域61と構造的に区別できる。副パターン区域は、これらの区域が観察者にとって異なって見えるようなあらゆる方法で、区別可能にされてもよい。構造的な区別としては、第1の副パターン区域60には突出部20及び接続要素30のパターンを有し、第2の副パターン区域61には突出部及び接続要素を含まないことを包含してもよい。区別としてはまた、第1の副パターンを回転させて第2の副パターン区域を得て、各副パターン区域内の平行な列の組が互いに平行でないようにすることを包含してもよい。他の構造的な区別としては更に、第1のパターンを変化させて第2のパターンを得ること、1つの区域のパターンを第2のパターンに対して拡大、拡大又は縮小して変更すること、1つの区域に第2のパターンとは全く異なるパターンを有すること、又は、回転の有無に関わらずこれらを混合することを包含してもよい。好ましくは、第1の副パターン区域60は、交互に並ぶ突出部20及び接続要素30の平行な列の少なくとも2つの組を含み、第2の副パターン区域61は、第1の副パターン区域60の平行な列の組と平行ではない、交互に並ぶ突出部20及び接続要素30の平行な列の少なくとも2つの組を含む。図3及び図4は、列65及び66を副パターン区域60に、また列67、68、及び任意に69を副パターン区域61に有する、これらの平行な列の組の実施形態を示す。
理論によって制限されるものではないが、副パターン区域内における、構造的要素のこれらの特定の組み合わせによって、様々なパターンの視覚効果が変化すると考えられる。例えば、交互に並ぶ突出部及び接続要素の平行な列の組の1つを、上から照明を当てて列の方向と交差する角度から見た場合、突出部と接続要素によって形成される列の頂部から基部までの谷部分における高さの差と比較して、突出部と接続要素との高さの差は目測では最小となる場合がある。このような状況下では、列の線形的な特徴が際立ち、特定の構造が見かけ上はより列らしく見える。対照的に、平行な列を、上から照明を当てて列の方向に沿った角度から見た場合、突出部と接続要素との高さの差は列の線形的な外観を妨げるように見える場合があり、そのため、ある状況下では列がはっきりしない又は存在しないようにも見え、見かけ上パターンの他の要素がより際立って見える。
突出部及び接続要素の平行な列の第2の組が副パターン区域のパターンに組み込まれる場合、列の線形特性が際立ち、並びに和らぐというこの変化によって、結果として、像が見かけ上動的に変化してもよい。照明角度と見る角度との1つの組み合わせにおいて、要素の第1の組の線形性が際立つことで、これらの要素の形状をとる像が示される。しかしながら、照明角度と見る角度との第2の組み合わせにおいては、要素の第2の組の線形性が際立つことで、これらの第2の列の要素の形状をとる像が示される。
三次元の製品の表面における視覚的に動的な効果は、パターン全体にわたって副パターン区域を繰返すことによって強調されてもよい。繰返しパターンは、製品の表面を横切るいずれの方向にあってもよく、製品の長さに沿って、製品の幅に沿って、又は製品の長さ又は幅の両方に沿って、パターン内で規則的に繰返すことができる。あるいは、繰返しパターンは、副パターン区域又は副パターン区域の組み合わせの、製品の表面上における不規則な繰返しであってもよい。
突出部及び接続要素がこれらの三次元パターンを成した結果として、単に製品を見る角度を回転させる、あるいは照明の角度又は強度を変更することによって、2つ以上の伝達像を伝える製品を作成することが可能になる。見る角度を回転することは、製品のz次元を中心にして製品を回転させること、z座標と見る線との間で見る角度を変更すること、表面のトポグラフィーを変更すること(例えば、製品を平坦な製品から円筒状のロールに変更すること)、又はこれらの組み合わせを伴ってもよい。この一例は、図7及び図8に示すティッシュタオルペーパーの実施形態の写真に見出すことができ、これらの図では、単に製品のロールを製品のz次元を中心に90°回転させることによって、同じ製品のロール上に示される2つの明確に異なる像を見ることができる。これらの三次元パターンは、製品の通常の位置から、即ち製品のz座標に沿って製品を見ながら、ロールに巻かれた製品をその円柱軸を中心に回転させることによって、像の複数の伝達を作り出すのに使用されてもよい。
(実施形態)
上述したように、本発明の三次元の製品は、本発明によって告げられる動的像のための所望の用途によって、サイズが様々であってもよい。製品は、社会保障カードの表面のように比較的小さくてもよく、又は、壁の模様のように比較的大きくてもよい。本発明は、動的な視覚像を有することが望ましいあらゆる製品上に、三次元構造にされた像を任意に使用することを意図する。そのようなものとして、本発明の三次元の製品のための構造体を形成するのに、あらゆる材料が使用されてもよい。同様に、本発明の構造的要素を作成して動的な視覚像を作るために、三次元構造体を作成するあらゆるプロセスが使用されてもよい。望ましいプロセスは、制限するものではないが、製品のサイズ、耐久性、及び目的の用途に基づいて決定されてもよい。
上述したように、本発明の三次元の製品は、本発明によって告げられる動的像のための所望の用途によって、サイズが様々であってもよい。製品は、社会保障カードの表面のように比較的小さくてもよく、又は、壁の模様のように比較的大きくてもよい。本発明は、動的な視覚像を有することが望ましいあらゆる製品上に、三次元構造にされた像を任意に使用することを意図する。そのようなものとして、本発明の三次元の製品のための構造体を形成するのに、あらゆる材料が使用されてもよい。同様に、本発明の構造的要素を作成して動的な視覚像を作るために、三次元構造体を作成するあらゆるプロセスが使用されてもよい。望ましいプロセスは、制限するものではないが、製品のサイズ、耐久性、及び目的の用途に基づいて決定されてもよい。
構造体用として考えられる材料は、紙、ポリマーフィルム又はプラスチックフィルム、布又は布地、織布、不織布、積層体、アルミ箔などの金属箔、ワックス紙又は耐脂紙などのコーティングした紙、及びこれらの組み合わせを包含するが、これらに限定されない、あらゆる材料を含んでもよい。選択される材料ウェブの特性としては、これだけに制限するものではないが、多孔性、非多孔性、微小多孔性、気体又は液体透過性、不透過性、親水性、疎水性、吸湿性、親油性、疎油性、高い臨界表面張力、低い臨界表面張力、表面の事前非平滑化、弾性降伏性、塑性降伏性、導電性、及び非導電性特性の、様々な組み合わせ又は様々な程度を包含することができる。
有用なプラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、エチレンビニルアセテート(EVA)などのエチレンコポリマー、ポリプロピレン、ポリエステル(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン及びコポリマー(PVDC)、ラテックス構造体、ポリスチレン、ナイロンなどが挙げられるが、これらに限定されない。ポリオレフィン類が、一般に低コストで形成が容易であるので好ましい。好ましい材料ゲージは、約0.0025mm(0.0001インチ)〜約0.25mm(0.010インチ)である。より好ましいゲージは、約0.005mm(0.0002インチ)〜約0.051mm(0.002インチ)である。更に好ましいゲージは、約0.0076mm(0.0003インチ)〜約0.025mm(0.001インチ)である。好ましい材料は、公称厚さ0.0178mm(0.0007インチ)の高密度ポリエチレン(HDPE)である。
本発明の構造体の三次元の製品におけるいくつかの実施形態に関しては、基部50上での隆起した突出部領域20の高さは、約300μm〜約2500μm、好ましくは約650μm〜約1500μmの範囲であってもよい。突出部は、約500μm以上、好ましくは約500μm〜約4000μm、より好ましくは約1000μm〜約2500μmの範囲の直径Pを有する、円形であってもよい。接続要素の長さA及びBは、約1000μm〜約12000μm、好ましくは約1500μm〜約6000μm、より好ましくは1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域20からの接続要素30の窪みの深さa及びbは、約150μm以上、好ましくは約200μmから突出部高さhの95%にほぼ等しい値、より好ましくは約300μmからhの約90%、最も好ましくは約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
一実施形態では、三次元の製品はティッシュタオル紙製品である。本明細書で使用する時、語句「ティッシュタオル紙製品」は、一般にペーパーティッシュ又はペーパータオル技術を含む製品を指し、これには、従来のフェルト圧縮ティッシュペーパー又は従来の圧縮ウェットティッシュペーパー、パターン高密度化ティッシュペーパー、通気乾燥ペーパー、及び嵩高い非圧縮ティッシュペーパーを包含するが、これらに限定されない。ティッシュタオル製品の非限定的な例としては、紙タオル(toweling)、顔用ティッシュ、トイレットペーパー、及び食卓用ナプキンなどが挙げられる。
ティッシュタオル紙製品の実施形態の構造体は、当該技術分野で既知のあらゆるティッシュペーパー技術で作成された、繊維性シートの1つ以上のプライを包含してもよい。用語「プライ」(単数又は複数)は、ティッシュ製品としての用途を有する成形繊維の個々のシートを意味する。本明細書で使用する時、プライは、1つ以上の湿式でつくられた層を含んでもよい。2つ以上の湿式でつくられた層が使用される場合、それらは同じ繊維性構造体から作成されている必要はない。更に、これらの層は、層内において均質であってもなくてもよい。ティッシュペーパープライの実際の構成は、最終的なティッシュペーパー製品の所望の利益によって決まる。ティッシュペーパーは、ティッシュタオルペーパーのプライを作成するための、当該技術分野において既知のあらゆる典型的な製紙機械で製造された繊維の構成物である。利用可能な木材パルプとしては、クラフトパルプ、亜硫酸パルプ、及び硫酸塩パルプなどの化学パルプ、並びに例えば、砕木パルプ、サーモメカニカルパルプ、及び化学的に改質したサーモメカニカルパルプなどのメカニカルパルプが挙げられる。また、上記分類のいずれか又はすべて、並びに元々の製紙を容易にするために使用された充填剤及び接着剤などの他の非繊維性材料を含有してもよい、リサイクル紙に由来する繊維も、本発明に利用できる。上記に加えて、ポリマー類、具体的にはヒドロキシルポリマー類から作成される繊維及び/又は長繊維を本発明に使用してもよい。適したヒドロキシルポリマー類の非限定的な例としては、ポリビニルアルコール、デンプン、デンプン誘導体、キトサン、キトサン誘導体、セルロース誘導体、ゴム、アラビナン、ガラクタン、及びこれらの混合物が挙げられる。
ティッシュタオル紙製品の実施形態は、業界において既知のあらゆるティッシュペーパー製品を含んでもよい。これらの実施形態は、米国特許第4,191,609号(トロカーン(Trokhan)、1980年3月4日発行)、同第4,300,981号(カーステンズ(Carstens)、1981年11月17日発行)、同第4,191,609号(トロカーン(Trokhan)、1980年3月4日発行)、同第4,514,345号(ジョンソン(Johnson)ら、1985年4月30日発行)、同第4,528,239号(トロカーン(Trokhan)、1985年7月9日発行)、同第4,529,480号(トロカーン(Trokhan)、1985年7月16日発行)、同第4,637,859号(トロカーン(Trokhan)、1987年1月20日発行)、同第5,245,025号(トロカーン(Trokhan)ら、1993年9月14日発行)、同第5,275,700号発行(トロカーン(Trokhan)、1994年1月4日発行)、同第5,328,565号(ラッシュ(Rasch)ら、1994年7月12日発行)、同第5,334,289号(トロカーン(Trokhan)ら、1994年8月2日発行)、同第5,364,504号(スマーコースキー(Smurkowski)ら、1995年11月15日発行)、同第5,527,428号(トロカーン(Trokhan)ら、1996年6月18日発行)、同第5,556,509号(トロカーン(Trokhan)ら、1996年9月17日発行)、同第5,628,876号(エイヤーズ(Ayers)ら、1997年5月13日発行)、同第5,629,052号(トロカーン(Trokhan)ら、1997年5月13日発行)、同第5,637,194号(アンパルスキー(Ampulski)ら、1997年6月10日発行)、同第5,411,636号(ハーマンズ(Hermans)ら、1995年5月2日発行)、EP677612号(ウェント(Wendt)ら、1995年10月18日発行)にしたがって作成されてもよい。
ティッシュタオル基材は、通気乾燥されるか、又は従来のように乾燥されてもよい。任意に、クレーピング又は湿式ミクロ収縮によって短縮されてもよい。クレーピング及び/又は湿式ミクロ収縮の例は、同一出願人による米国特許第6,048,938号(ニール(Neal)ら、2000年4月11日発行)、同第5,942,085号(ニール(Neal)ら、1999年8月24日発行)、同第5,865,950号(ヴィンソン(Vinson)ら、1999年2月2日発行)、同第4,440,597号(ウェルズ(Wells)ら、1984年4月3日発行)、同第4,191,756号(ソーダイ(Sawdai)ら、1980年5月4日発行)、及び米国特許出願第09/042,936号(1998年3月17日出願)に開示されている。
従来の圧縮ティッシュペーパー及びこのようなペーパーを作成する方法は、当該技術分野で既知である。同一出願人による米国特許出願第09/997,950号(2001年11月30日出願)を参照のこと。1つの適したティッシュタオルペーパーは、比較的繊維密度が低い比較的嵩高い区域と、比較的繊維密度が高い高密度化領域の配列を有することを特徴とする、パターン高密度化ティッシュペーパーである。嵩高い区域は、あるいは枕状領域の区域として特徴付けられる。高密度化領域は、あるいはナックル領域と呼ばれる。高密度化領域は、嵩高い区域内に分離して間隔を空けて配置されてもよく、又は嵩高い区域内で完全にあるいは部分的に連結されてもよい。パターン高密度化ティッシュウェブを作成する好ましいプロセスは、米国特許第3,301,746号(サンフォード(Sanford)及びシッソン(Sisson)、1967年1月31日発行)、同第3,974,025号(エイヤーズ(Ayers)、1976年8月10日発行)、同第4,191,609号(1980年3月4日発行)、同第4,637,859号(1987年1月20日発行)、同第3,301,746号サンフォード(Sanford)及びシッソン(Sisson)、1967年1月31日発行)、同第3,821,068号(サルブッチJr.(Salvucci,Jr.)ら、1974年5月21日発行)、同第3,974,025号(エイヤーズ(Ayers)、1976年8月10日発行)、同第3,573,164号(フリードバーグ(Friedberg)ら、1971年3月30日発行)、同第3,473,576号(アムヌス(Amneus)、1969年10月21日発行)、同第4,239,065号(トロカーン(Trokhan)、1980年12月16日発行)、及び同第4,528,239号(トロカーン(Trokhan)、1985年7月9日発行)に開示されている。
非圧縮、非パターン高密度化ティッシュペーパー構造体も、本発明の範囲内にあると見なされ、米国特許第3,812,000号(ジョセフ・L・サルブッチJr.(Joseph L.Salvucci,Jr.)及びピーター・N・イアノス(Peter N.Yiannos)、1974年5月21日発行)、及び同第4,208,459号(ヘンリー・E・ベッカー(Henry E.Becker)、アルバート・L・マコンネル(Albert L.McConnell)、及びリチャード・シュット(Richard Schutte)、1980年6月17日発行)に記載されている。
ティッシュペーパーの実施形態は、クレープ加工されていないティッシュペーパーから製造することもできる。本明細書で使用される用語である、クレープ加工されていないティッシュペーパーとは、圧縮させずに乾燥させた、最も好ましくは通気乾燥させたティッシュペーパーを指す。得られる通気乾燥ウェブは、嵩高い区域内に比較的高密度の領域が分散するようにパターン高密度化されており、これには、比較的高密度の領域が連続し、嵩高い区域が個々に分離しているパターン高密度化ティッシュペーパーが挙げられる。このような方法でクレープ加工されていないティッシュペーパーを製造する技術は、従来技術で教示されている。例えば、欧州特許出願0677612A2(ウェント(Wendt)ら、1995年10月18日発行)、同0617164A1(ハイランド(Hyland)ら、1994年9月28日発行)、及び米国特許第5,656,132号(ファリントン(Farrington)ら、1997年8月12日発行)である。
本発明に使用される製紙繊維としては、通常は木材パルプに由来する繊維が挙げられる。綿リンター、バガスなど他のセルロース繊維性パルプ繊維を使用することができ、これらは本発明の範囲内にあるものとする。レーヨン繊維、ポリエチレン繊維及びポリプロピレン繊維などの合成繊維を、天然セルロース繊維と組み合わせて使用してもよい。使用してもよい1つの代表的なポリエチレン繊維は、ハーキュレス社(Hercules,Inc.)(デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington))から入手可能なパルペックス(Pulpex)(登録商標)である。
他の材料を、水性製紙完成紙料又は初期ウェブに添加して、製品に他の所望の特性を付与するか、又は製紙プロセスを改善することができる。例えば、米国特許第5,221,435号(スミス(Smith)、1993年6月22日発行)、同第3,700,623号(キーム(Keim)、1972年10月24日発行)、同第3,772,076号(キーム(Keim)、1973年11月13日発行)、同第4,981,557号(ビョークイスト(Bjorkquist)、1991年1月1日発行)、同第4,011,389号(ランドン(Langdon)ら、1977年3月8日発行)、及び同第5,611,890号(ヴィンソン(Vinson)ら、1997年3月18日発行)を参照のこと。
本発明のプロセスで使用するのに適した基材の別の部類は、合成繊維を含む不織布ウェブである。そのような基材の例としては、織地(例えば、織布及び不織布など)、他の不織布基材、及び合成繊維又は多成分繊維を含む紙様の製品が挙げられるが、これらに限定されない。他の好ましい基材の代表的な例は、米国特許第4,629,643号(キュロ(Curro)ら、1986年12月16日発行)、同第4,609,518号(キュロ(Curro)ら、1986年9月2日発行)、欧州特許出願EPA112654(ハク(Haq))、同時係属の米国特許出願第10/360038号(トロカーン(Trokhan)ら、2003年2月6日出願)、同第10/360021号(トロカーン(Trokhan)ら、2003年2月6日出願)、同第10/192,372号(ジンク(Zink)ら、2002年7月10日出願)、及び同第09/089,356号(キュロ(Curro)ら、2000年12月20日出願)に見出すことができる。
本発明の製品のティッシュタオル紙製品の実施形態に対する、基部50、突出部20及び接続要素30の構造は、業界において既知のあらゆる紙成形プロセスで形成されてもよい。これには、限定するものではないが、製紙中の湿式成形又は完成紙のエンボス加工が挙げられる。本発明の三次元構造体を形成する1つの適したプロセスは、深いネスト状のエンボス加工(deep nested embossing)である。業界において既知のあらゆる深いネスト状エンボス加工の技術が使用されてもよい。図9は、エンボス加工を施すべき任意の材料に深いネスト状パターンが形成される、エンボス加工ロールのニップを示す。構造体15は、2つのエンボス加工ロール100及び200の間の間隙500でエンボス加工される。エンボス加工ロールは、そのようなロールを作成するためのあらゆる既知の材料から作られてもよく、これらに限定するものではないが、鋼、ゴム、エラストマー材、及びこれらの組み合わせが挙げられる。エンボス加工ロール100及び200は各々、エンボスノブ(emboss knob)110、210、及びギャップ120、220の組み合わせを有する。各エンボスノブは、ノブ基部140及びノブ面150を有する。ロールの表面パターン、即ち様々なノブとギャップの設計は、製品にとって望ましいあらゆる設計であってもよいが、深いネスト状のプロセスの場合、ロールの設計は、1つのロール130のノブ面が他のロール230のノブ面を超えて他のロールのギャップ内まで延在し、係合部の深さ300を作り出すように適合されていなければならない。係合部の深さ300は、ネスト状のノブ面130及び230の間の距離である。本発明の紙製品の製造に使用される係合部の深さ300は、1プライのティッシュタオル製品の繊維性構造体表面に、少なくとも300μmのエンボス加工された高さが形成されるように、約1016μm(0.04インチ)〜約2032μm(0.08インチ)、好ましくは約1270μm(0.05インチ)〜約1778μm(0.07インチ)の範囲であることができる。
(実施形態1)
本発明のティッシュタオル紙製品に有用な1つの繊維性構造体は、米国特許第4,528,239号に記載されるような、通気乾燥(TAD)された、密度差のある構造体である。このような構造体は、例えば次のプロセスによって形成されてもよい。
本発明のティッシュタオル紙製品に有用な1つの繊維性構造体は、米国特許第4,528,239号に記載されるような、通気乾燥(TAD)された、密度差のある構造体である。このような構造体は、例えば次のプロセスによって形成されてもよい。
パイロット規模の長網通気乾燥製紙機が、紙ウェブを作成するのに使用されてもよい。製紙繊維のスラリーが、約0.15%の濃度でヘッドボックスにポンプ給送される。スラリーは、約500mLのカナダ標準ろ水度までリファイニングした北方針葉樹クラフト繊維約60%と、未叩解の南部針葉樹クラフト繊維約40%からなる。繊維スラリーは、乾燥繊維907kg当り約11.3kg(1トン当り25ポンド)の濃度のカチオン性ポリアミン−エピクロロヒドリン湿潤強度向上樹脂と、乾燥繊維907kg当り約2.9kg(1トン当り6.5ポンド)の濃度のカルボキシメチルセルロースとを含有する。
脱水は、長網製紙機ワイヤを介して生じ、真空筐体によって支援される。ワイヤは、アルバニーインターナショナル(Albany International)から入手可能な、84×78−Mとして既知のもののような、2.5センチ(1インチ)当り84本の機械方向長繊維と78本の機械横方向長繊維を有する構成のものである。
初期湿式ウェブは、約22%の移送時繊維濃度で、長網製紙機ワイヤからTADキャリア布地まで移送される。ワイヤの速度はキャリア布地よりも約6%速いため、移送時点でウェブの湿式短縮が生じる。キャリア布地のシート側は、感光性ポリマー樹脂の連続した模様付き網状組織から成り、前記模様は2.5センチ(1インチ)当り約330の偏向用導管(deflection conduit)を含む。偏向用導管は、2軸的に蛇行する形状に構成され、ポリマー網状組織は、キャリア布地の表面積の約25%を覆う。ポリマー樹脂は、2.5センチ(1インチ)当り70本の機械方向長繊維と35本の機械横方向長繊維からなる不織布支持部材によって支持され、これに取付けられる。感光性ポリマー網状組織は、支持部材の上に約0.020センチ(0.008インチ)隆起している。
約450Fで動作するTADドライヤーを作用させた後、ヤンキードライヤー上に移送する前のウェブの濃度は、約65%である。ポリビニルアルコールからなるクレーピング接着剤の水溶液を、スプレーアプリケータで、製品907kg当り約2.3kg(1トン当り5ポンド)の割合で、ヤンキー表面に塗布する。ヤンキードライヤーは、約3.05m/s(600fpm)の速度で作動する。繊維濃度は、ドクターブレードでウェブをクレーピングする前に、約99%まで増大される。ドクターブレードは約25°の斜角を有し、ヤンキードライヤーに対して約81°の衝撃角を形成するように位置決めされる。ヤンキードライヤーは約157℃(315°F)で作動し、ヤンキーフードは約176℃(350°F)で作動する。乾燥しクレーピングされたウェブは、2.7m/s(540fpm)で作動する2つのカレンダーロールの間に通されるので、クレーピングによるウェブの短縮は正味6%となる。
上述した紙は、更に、深いエンボス加工プロセスを施され、本発明の三次元構造パターンを形成する。2つのエンボスロールは、図6に示されるパターンの相補的な入れ子状の突出部によって型押しされるが、図6において、青い点は第1のエンボスロールのエンボスロール突出部を表し、赤い点は第2のエンボスロールのエンボスロール突出部を表す。前記突出部は円錐形状であり、約0.160センチ(0.063インチ)の作用面直径(face diameter)と約0.307センチ(0.121インチ)の底面直径を有する。各ロール上の突出部の高さは、約0.216センチ(0.085インチ)である。本発明において、構造体の接続要素は、第1及び第2のエンボスロールのオフセット突出部間での中和的応力によって形成される。得られる三次元の製品が図5に示され、この図は、各々が2列の突出部20と接続要素30を有する第1の副パターン区域60及び第2の副パターン区域61内に配置された、本発明のこの特定実施形態の視覚的に動的な像を提供する突出部20及び接続要素30のパターンを示す。
ネスト状のロールの係合は、約0.165センチ(約0.065インチ)に設定されてもよく、上述の紙は、係合したギャップを介して約0.61m/s(120fpm)の速度で供給されてもよい。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
(実施形態2)
米国特許第4,528,239号に記載されるような、通気乾燥された密度差のある構造体の別の実施例は、次のプロセスによって形成されてもよい。実施例1のTADキャリア布地を、2.54センチ(1インチ)当り225本の2軸的に蛇行する偏向用導管から成り、約0.03センチ(0.012インチ)の樹脂高さを有するキャリア布地と差し替える。この紙は更に、実施形態1のエンボス加工プロセスを施されて、300μm以上の突出部高さを有する本発明の三次元構造体を形成する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
米国特許第4,528,239号に記載されるような、通気乾燥された密度差のある構造体の別の実施例は、次のプロセスによって形成されてもよい。実施例1のTADキャリア布地を、2.54センチ(1インチ)当り225本の2軸的に蛇行する偏向用導管から成り、約0.03センチ(0.012インチ)の樹脂高さを有するキャリア布地と差し替える。この紙は更に、実施形態1のエンボス加工プロセスを施されて、300μm以上の突出部高さを有する本発明の三次元構造体を形成する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
(実施形態3)
本発明の繊維性構造体の代替実施形態は、約5%以上の湿式ミクロ収縮をあらゆる既知の通気乾燥プロセスと組み合わせて有する、紙構造体である。湿式ミクロ収縮は、米国特許第4,440,597号に記載されている。実施形態3の一例は、次のプロセスによって製造されてもよい。ワイヤ速度は、TADキャリア布地に比べて増大されるので、湿式ウェブの短縮は10%である。実施形態1のTADキャリア布地を、2.54センチ(1インチ)当り36本の機械方向長繊維と32本の機械横方向長繊維を有する5杼口織のキャリア布地と差し替える。正味のクレーピング短縮は20%である。この紙は更に実施例1のエンボス加工プロセスを施され、得られる紙は、650μm以上の突出部高さを有する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
本発明の繊維性構造体の代替実施形態は、約5%以上の湿式ミクロ収縮をあらゆる既知の通気乾燥プロセスと組み合わせて有する、紙構造体である。湿式ミクロ収縮は、米国特許第4,440,597号に記載されている。実施形態3の一例は、次のプロセスによって製造されてもよい。ワイヤ速度は、TADキャリア布地に比べて増大されるので、湿式ウェブの短縮は10%である。実施形態1のTADキャリア布地を、2.54センチ(1インチ)当り36本の機械方向長繊維と32本の機械横方向長繊維を有する5杼口織のキャリア布地と差し替える。正味のクレーピング短縮は20%である。この紙は更に実施例1のエンボス加工プロセスを施され、得られる紙は、650μm以上の突出部高さを有する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
(実施形態4)
本発明に使用するのに適した繊維性構造体の別の実施形態は、米国特許第5,672,248号に記載されるような、縦方向の圧痕ナックル(impression knuckle)を有する通気乾燥された紙構造体である。米国特許第5,672,248号にしたがって作成された、約11.3kg/278m2(3000平方フィート当り25ポンド)の坪量、約340gの湿潤破裂強度、約0.081センチ(0.032インチ)のキャリパー、及び約12%の横方向ピーク伸びを有する、スコット(Scott)の商標名で市販されているキンバリークラーク社(Kimberly Clark Corporation)製の単プライ基材に、実施形態1のエンボス加工プロセスが施される。得られる紙は、300μm以上の突出部高さを有する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
本発明に使用するのに適した繊維性構造体の別の実施形態は、米国特許第5,672,248号に記載されるような、縦方向の圧痕ナックル(impression knuckle)を有する通気乾燥された紙構造体である。米国特許第5,672,248号にしたがって作成された、約11.3kg/278m2(3000平方フィート当り25ポンド)の坪量、約340gの湿潤破裂強度、約0.081センチ(0.032インチ)のキャリパー、及び約12%の横方向ピーク伸びを有する、スコット(Scott)の商標名で市販されているキンバリークラーク社(Kimberly Clark Corporation)製の単プライ基材に、実施形態1のエンボス加工プロセスが施される。得られる紙は、300μm以上の突出部高さを有する。得られる紙は、直径Pが約1000μm〜約2500μmの範囲の、約300μm以上の突出部高さを有する。接続要素の長さA及びBは、約1500μm〜約4500μmの範囲であってもよい。隆起した突出部領域からの接続要素の窪みの深さa及びbは、約300μm〜約1400μmの範囲であってもよい。
(試験方法)
プリモス高さ試験方法(Primos Height Test Method)
高さは、GFメステクニック社(GFMesstechnik GmbH)(ドイツ、ベルリン、テルトウ、D14513、ヴァルトヘストラッセ(Warthestraβe)21から市販されている、GFMプリモス光学プロファイラ(GFM Primos Optical Profiler)機器を使用して測定される。(GFMプリモス光学プロファイラ機器は、デジタルマイクロ鏡像投影に基づいた小型光学測定センサを包含し、次の主要構成要素からなる。a)1204×768の直接デジタル制御のマイクロミラーを有するDMDプロジェクタ、b)高解像度(1300×1000ピクセル)CCDカメラ、c)少なくとも27×22mmの測定面積に適合した投影光学素子、並びに、d)少なくとも27×22mmの測定面積に適合した記録用光学素子、小さな硬質の石板上に載置される卓上三脚、冷光源、測定、制御及び評価用コンピュータ、測定、制御及び評価用ソフトウェアODSCAD4.0英語版、及び横方向(x−y)と垂直方向(z)の較正用の調整プローブ。
プリモス高さ試験方法(Primos Height Test Method)
高さは、GFメステクニック社(GFMesstechnik GmbH)(ドイツ、ベルリン、テルトウ、D14513、ヴァルトヘストラッセ(Warthestraβe)21から市販されている、GFMプリモス光学プロファイラ(GFM Primos Optical Profiler)機器を使用して測定される。(GFMプリモス光学プロファイラ機器は、デジタルマイクロ鏡像投影に基づいた小型光学測定センサを包含し、次の主要構成要素からなる。a)1204×768の直接デジタル制御のマイクロミラーを有するDMDプロジェクタ、b)高解像度(1300×1000ピクセル)CCDカメラ、c)少なくとも27×22mmの測定面積に適合した投影光学素子、並びに、d)少なくとも27×22mmの測定面積に適合した記録用光学素子、小さな硬質の石板上に載置される卓上三脚、冷光源、測定、制御及び評価用コンピュータ、測定、制御及び評価用ソフトウェアODSCAD4.0英語版、及び横方向(x−y)と垂直方向(z)の較正用の調整プローブ。
GFMプリモス光学プロファイラシステムは、デジタルマイクロ鏡像パターン投影技術を用いて、試料の表面高さを測定する。分析結果は、表面高さ(z)対xy変位のマップである。システムは、解像度21ミクロンの27×22mmの視界を有する。高さ解像度は、0.10〜1.00ミクロンに設定されなければならない。高さの範囲は、解像度の64,000倍である。
繊維性構造体の試料を測定するためには、次の工程に従わなければならない。
1.冷光源の電源を入れる。冷光源の設定は、ディスプレイ上で3000Kの読取り値が得られるように、4及びCとしなければならない。
2.コンピュータ、モニタ及びプリンタの電源を入れ、ODSCAD4.0プリモスソフトウェアを開く。
3.プリモスのタスクバーから「測定開始(Start Measurement)」アイコンを選択し、次に「ライブ映像(Live Pic)」ボタンをクリックする。
4.温度(約23℃±1℃(73°F±2°F)及び相対湿度50%±2%で2時間調湿した、繊維性構造体製品の30mm×30mmの試料を投影ヘッドの下に置き、焦点が最良になるように距離を調整する。
5.最良の焦点を得る助けとするために、「パターン(Pattern)」ボタンを繰返しクリックして複数の焦点パターンの1つを投影する(最適な焦点が得られたときには、ソフトウェアの十字線が投影された十字線と一致していなければならない)。投影ヘッドを試料表面に対して垂直に配置する。
6.投影ヘッドの側部にある穴を通るレンズの開口の変化によって、及び/又はスクリーン上のカメラの「ゲイン」設定を変えることによって、画像の明るさを調整する。電子ノイズの量を制御するため、ゲインは7より大きい値に設定しない。照明が最適になると、「I.O」と書かれたスクリーン下の赤丸が緑に変わる。
7.技術的表面/粗面(Technical Surface/Rough)測定タイプを選択する。
8.「測定(Measure)」ボタンをクリックする。これによってライブ画像がスクリーン上で固定され、同時に、画像が取り込まれてデジタル化される。取り込んだ画像がぼやけるのを避けるため、この間試料を静止させておくことが重要である。画像は約20秒で取り込まれる。
9.画像が満足できるものであれば、その画像に拡張子「.omc」を付けてコンピュータファイルに保存する。これは、カメラ画像ファイル「.kam」も保存する。
10.日付をソフトウェアの分析部分に移動するために、クリップボード/人(clipboard/man)アイコンをクリックする。
11.次に、アイコン「切断線を描く(Draw Cutting Lines)」をクリックする。動作中の線が線1に設定されていることを確認する。コンピュータスクリーン画像の左側の最下地点に十字線を移動させて、マウスをクリックする。次に、コンピュータスクリーン画像の右側の最下地点に十字線を移動させて、マウスをクリックする。次に、印を付けた地点のアイコンで「整列(Align)」をクリックする。次に、この線の最下地点でマウスをクリックし、次いでこの線の最上地点でマウスをクリックする。「垂直(Vertical)」距離アイコンをクリックする。距離の測定値を記録する。次に、動作中の線を次の線まで上昇させ、前のステップを繰返し、全ての線(合計6本)の測定が終わるまでこれを実行する。記録した全ての数値の平均を取り、単位がマイクロメートルでない場合には、マイクロメートル(μm)に変換する。この数値がエンボス加工高さである。繊維性構造体製品試料の別の像に対してこの手順を繰返し、エンボス加工高さの平均を取る。
発明を実施するための最良の形態において引用したすべての文書は、関連する部分において、参考として本明細書に組み込まれる、しかしながら、いかなる文書の引用も、本発明に関する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (10)
- 第1表面と前記第1表面に垂直なz方向とを有する構造体を含む三次元の製品であって、前記構造体が、基部と、前記構造体の前記基部の上に少なくとも300μm、好ましくは少なくとも650μm隆起した複数の隆起した突出部領域と、複数の接続要素とを含み、前記複数の接続要素の各々が、前記隆起した突出部で終わり、前記複数の接続要素の各々が、前記構造体の前記基部の上で前記z方向に隆起すると共に前記隆起した突出部から前記z方向に少なくとも部分的に窪み、ここで前記複数の接続要素が、前記隆起した突出部領域の2つを接続し、
前記複数の隆起した突出部領域と前記複数の接続要素とが、共に、少なくとも第1の副パターン区域と第2の副パターン区域とを含む、好ましくは3つ以上の副パターン区域を含む、パターンを形成し、ここで前記第1の副パターン区域が、前記隆起した突出部領域及び前記接続要素の平行な列の第1の組と、前記平行な列の第1の組に平行ではない前記隆起した突出部及び前記接続要素の平行な列の第2の組とを含み、前記第1の副パターン区域が、前記第2の副パターン区域と構造的に区別できる、三次元の製品。 - 前記第1の副パターン区域が、前記隆起した突出部領域及び前記接続要素の平行な列の第1の組と、前記平行な列の第1の組に平行ではない前記隆起した突出部領域及び前記接続要素の平行な列の第2の組とを含み、前記第2の副パターン区域が、突出部又は接続要素を全く含まない、請求項1に記載の三次元の製品。
- 前記第1の副パターン区域が、交互に並ぶ前記突出部及び前記接続要素の平行な列の少なくとも2つの組を含み、前記第2の副パターン区域が、交互に並ぶ前記突出部及び前記接続要素の平行な列の少なくとも2つの組を含み、ここで前記第1の副パターン区域及び第2の副パターン区域が、前記第1の副パターン区域内におけるパターンの回転、縮小又は拡大、あるいは変化によって構造的に区別できる、請求項1又は2のいずれか1項に記載の三次元の製品。
- 前記第1の副パターン区域が、交互に並ぶ前記突出部及び前記接続要素の平行な列の少なくとも2つの組を含み、前記第2の副パターン区域が、回転されているため前記第1の副パターン区域の平行な列と平行ではない、交互に並ぶ前記突出部及び前記接続要素の平行な列の少なくとも2つの組を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の三次元の製品。
- 前記副パターン区域の前記パターンが、前記副パターン区域の繰返しパターンを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の三次元の製品。
- 前記構造体が、コーティングされていない又はコーティングされた紙、ポリマーフィルム又はプラスチックフィルム、布又は布地、織布、不織布、積層体、金属箔、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料から形成され、好ましくは前記構造体が、ティッシュタオル紙製品を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の三次元の製品。
- 前記突出部及び前記接続要素の前記パターンが、エンボス加工プロセス、好ましくは深いネスト状エンボス加工のプロセスによって形成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の三次元の製品。
- 製品を見る角度を回転させることによって、あるいは照明の角度又は強度を変化させることによって、2つ以上の伝達像を伝えるエンボス加工パターンを含む、ティッシュタオル紙製品。
- 前記製品のz次元を中心とした回転、z座標と見る線との間での見る角度の変更、表面のトポグラフィーの変更、又はこれらの組み合わせから選択される角度の変更によって、第1の見る角度から見たときに1つの伝達像を伝え、第2の見る角度から見たときに第2の伝達像を伝える、請求項8に記載のティッシュタオル紙製品。
- 前記製品がロールの形態であり、前記製品が、前記ロールの上の前記z座標上の所定の見る角度から見たときに第1の伝達像を伝え、前記ロールをz軸を中心に回転させた後に同じ見る角度から見たときに第2の像を伝える、請求項9に記載のティッシュタオル紙製品。
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