JP2007507031A - 同じラベルに整合する多数のノードを識別するコンピュータネットワーク - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図1A
Description
−ラベルの入力に応答して、そのラベルに整合するノードのアドレスを識別する第1の検索手段と、
−第1の検索手段によって識別されたアドレスを受信し、それに応答して、同じラベルに整合する別のノードのアドレスを識別するように動作可能であるように接続された第2の検索手段とをもち、
所与のラベルに整合する各ノードが、同じラベルに整合する他のノードのアドレスを含むデータ記憶領域をそれと関係付けて、照会メッセージに応答して、リストのアドレスを含むメッセージを戻し、
第2の検索手段が、第1の検索手段によって識別されたアドレスに照会メッセージを送り、応答を受信すると、その照会メッセージへの応答か、または場合によっては、次の照会メッセージへの応答に含まれるアドレスへ照会メッセージを反復的に送るように動作可能なコンピュータネットワークを与える。
−ラベルの入力に応答して、そのラベルに整合するノードのアドレスを識別する第1の検索動作を行うことと、
−第1の検索手段によって識別されたアドレスに応答して、同じラベルに整合する別のノードのアドレスを識別する第2の検索動作を行うこととを含み、
所与のラベルに整合する各ノードが、同じラベルに整合する他のノードのアドレスを含むデータ記憶領域をそれと関係付けて、照会メッセージに応答して、リストのアドレスを含むメッセージを戻し、
第2の検索動作が、第1の検索手段によって識別されたアドレスに照会メッセージを送り、応答を受信すると、その照会メッセージへの応答か、または場合によっては、後の照会メッセージへの応答に含まれるアドレスへ照会メッセージを反復的に送るように動作可能な方法を与える。
ここで、本発明のいくつかの実施形態を、例示的に、添付の図面を参照して記載する。
この記述では、処理、記憶、および通信能力をもつコンピューティングノードを参照する。コンピューティングノードは、コンピュータまたは他の装置(ここで、各コンピュータは、多数の独立プログラムまたは処理をその上で実行させることに注意すべきである)であるか、またはそのようなプログラムまたは処理である。また、多数の記憶されたデータ項目が、1つのプログラムまたは処理によってサービスされても、このような項目は、別個のノードとしてみなされる。
メモリ2は、オペレーティングシステムおよび他のプログラム(図示されていない)、並びに図示されているテキストファイル20のようなデータファイルを含む。これは、テキストファイル20に対応するラベル21aと、自分自身のアドレス21bとを含む記憶装置21も含む。さらに加えて、これは、アドレスリスト22および支援プログラム23をもち、これらは共に、仮想ネットワークのノードの、コンピュータ上における、存在を定めている。このノードは、アドレス24をもつ。アドレスリスト25および支援プログラム26も示されており、これらは共に、別の仮想ネットワークのノードの、コンピュータ上における、存在を定めている。このノードは、アドレス27をもつ。リスト22、25に記憶されているアドレスは、同じ仮想ネットワーク内の他のノードのアドレスである。
ここで、本発明の応用のたった1つの可能な例である、記載されているルックアップシステムを記載する。このシステムは、ユーザが、コメントをウエブページと関係付けることを可能にする。ユーザは、このページをいつ訪問しても、他のユーザが行ったコメントを見る機会をもっている。コメントは、(例えば、テキストファイルのような)コメントを与えたユーザのコンピュータ上に記憶される。
しかしながら、我々の上述の国際特許出願にしたがって一次ネットワークを使用することが好ましいが、必須ではないことに注意すべきである。実際に、仮想ネットワークを使用することは、全く必須ではなく、その代わりに、ラベルを受信し、それに対応する1つのノードのアドレスを戻す別の一次検索機構を使用してもよい。
・一次ネットワーク内に、ラベル21aおよびネットワークアドレス24をもつノードを生成しなければならず、
・二次ネットワーク内に、ネットワークアドレス27をもつノードを生成しなければならない。
・コンピューティングノードの“位置を特定する”インターネットアドレス。例えば、130.146.209.15;
・コンピューティングノードにおける特定の通信ポートの位置を特定するポート番号。ポートは、インターネットアドレスの標準部分である。これらは、例えば、異なる独立のアプリケーションプログラムがメッセージを個別に送受信するのを可能にする。すなわち、各々は、自分自身のポートにおいてメッセージを受信し、他のアプリケーションプログラムに向けられたメッセージを受信しないか、またはそれによって“混乱”させられない。インターネットアドレスとポート番号とを合わせて、(TCP/IPのような、使用されている通信プロトコルの一部であるので)ネットワークアドレスと考えることができる。全ての一次および二次ノードのネットワークアドレスは、同じであってもよいが、必ずしも、そうでなくてもよい。例えば、一次ノードへの全メッセージは、二次メッセージが受信されるのと、異なるポートにおいて受信される(これは、このようなメッセージを区別する1つのやり方である);
・メッセージが向けられた特定のノードの位置を特定するノード識別子(整数値)。例えば、一次ネットワーク上の全てのメッセージが、専用のポートにおいて受信されるとき、各ノードと関係付けられた局所的に固有の識別子が依然として存在する。したがって、多数のノードがあるとき、メッセージが向けられたノードは明らかである。このノード識別子は、アプリケーション別のアドレス拡張部である(標準のインターネットプロトコルの一部ではない)。これは、単に、送られるメッセージ内に含まれている。それを受信する処理は、これを“知り”、このノードの識別子を調べて、メッセージが送られるべきノードを判断する。
とくに魅力的なアプローチでは、テキストファイル、一次ノード、二次ノードの全てが同じノード識別子(およびIPアドレス)をもち、ポート番号のみが異なるものを与える。このようなアドレス指定プロトコルは、処理の一部を簡潔にする機会を与え、1つのノードのアドレスをもっていて、それと関係付けられた別のノードのアドレスを必要とするとき、別のノードのアドレスは、ルックアップする必要があるのではなく、むしろ、1つのノードのアドレスから推測される。しかしながら、次の記述では、このような簡潔化を行わず、これらの処理をアドレスプロトコルで行なう。
・同じハッシュ関数をURLに適用して、ラベルを得て、
・一次仮想ネットワーク上で(ラベルを含む)照会を送って、1つのノードのアドレスを得て、
・検出されたアドレスを使用して、二次仮想ネットワーク上で照会を送り、二次仮想ネットワーク上の、より多くの(または、全ての)他の全ノードのアドレスを得て、
・これらのアドレスを使用して、表示するためのコメントを検索することによって、
関係付けられたコメントを検索する。
ステップ31:ハッシュ関数をURLに適用して、ラベルを得る。我々の以前の国際特許出願に記載されているように、これにはSHA−1アルゴリズムを使用することができる。
ステップ33:検索コンピュータは、一次ネットワークから‘検出済み’メッセージを受信する。このメッセージは、検出したノードのラベルおよびアドレス、並びに二次ネットワークの関係付けられたノードのアドレスおよびコメントを含む。検出済みメッセージが適正な時間内に受信されないときは、処理を中止するタイムアウト機構が含まれることもある。
ステップ36:次に、これらのアドレスを使用して、“書込み(posting)”コンピュータから、コメントを含むテキストファイルを検索する。
このネットワークの目的は、ノードのグループを1つの仮想ネットワークへ自己組織化し、その後、これを使用して、グループの一部である全ノードを発見できるようにすることである。主な要件は、結果のネットワークが全ノードを含むことである。別の要件は、ネットワークを生成し、維持するのに必要なシステムロードが、全ノード全体で等しく分散されることである。これは、最も“公平” であるだけでなく(異なるユーザが、資源を分散形アプリケーションに与えるときに重要である)、オーバーロードからシステムを保護するのも助ける。
・各ノードによって維持されるリンクの数が、好ましくは、同じである;
・全リンクが双方向である。その結果、ノードへのリンクの数も、各ノードにおいて同じである。これは、ノードが受信し、処理しなければならないメッセージの数に影響を与えるので、重要である;
・これは“フラットな”構造である。ノードは、自分自身を階層的に配置しない。その結果、システムのロードは、全ノード全体で等しく分散される。
各ノードの構造
各ノードは、自分に関係付けられた次に示すデータをもつ:
・他のノードへのいくつかのリンク。各リンクは、単に、別のノードのアドレスである。“確認済み”または“未確認”の状態が、各リンクと関係付けられている。各ノードは、単に最大数のリンクを維持することができ、最大数のリンクは、システム全体のパラメータLによって与えられる。Lの典型的な値は、例えば、6である。このパラメータが、全ノードにおいて同じであることは必須ではないが、それらを違うものにすることによって得られる恩恵はない;
・スペアリンク、または、約言して、スペアのリスト。各スペアは、単に、別のノードのアドレスである。スペアを自己組織化処理によって使用して、仮想ネットワークを構築する。ノードは、ノードについて、それが、ノードに既にリンクしているか、または最大数のリンクを既にもっているために、リンクとして加えることができないことを知らされると、他のノードをスペアとして加える。ノードが維持することができるスペアの数も制限され、システム全体のパラメータSによって与えられる。Sの典型的な値は、例えば、3である。スペアリンクのリストは、通常、必須ではないが、追加の機構を与える際に、非常に有益であり、これによって、局所的に収容できないリンクを、仮想ネットワーク内の他の地点に伝搬することができる。しかしながら、到来する通知メッセージが、二次ネットワークの同じノード(または、非常に少数のノードの中の1つ)に常に到達する場合は、システムにおいて、スペアリンク(または、同様の伝搬機構)を使用することは必要である。
ネットワークへ自己組織化し、何れのノードが所与のネットワークの一部であるかを発見するために、ノードはメッセージを相互に送る。次のタイプのメッセージは、二次ネットワークによって使用される:
・リンク追加(AddLink)メッセージ:
・送信側のアドレス、および、
・受信側のアドレスを含む。
・リンク変更(ChangeLink)メッセージ:
・送信側のアドレス、
・受信側のアドレス、および、
・対象のアドレスを含む。
これは、1つのノード(X)によって別のノード(Y)へ送られ、Yに、そのリンクの1つ(Z)を自分自身(X)へのリンクに変更することを要求する。プロトコルは、Xが同様のメッセージをZへ送って、Zに、Yへのリンクを自分自身(X)へのリンクと交換することを要求する。したがって、事実上、Xは、YとZとの間の現在のリンクの中に自分自身を挿入することを要求する。
・リンク追加済み(LinkAdded)メッセージ:
・送信側のアドレス、および、
・受信側のアドレスを含む。
・リンクエラー(LinkError)メッセージ:
・送信側のアドレス、
・受信側のアドレス、
・対象のアドレス、および、
・エラーコードを含む。
・リンク(Links)メッセージ:
・送信側のアドレス、
・受信側のアドレス、
・全リンクのアドレス、および
・基準値を含み、
・リンクメッセージは、送信側ノードからのいくつかの他のデータも含むことができる。ウエブページのコメントの例において、これは、関係付けられたコメントのアドレスである。
・リンク照会(LinksQuery)メッセージ:
・送信側のアドレス、
・受信側のアドレス、および、
・基準値を含む。
・通知(Notify)メッセージ:
・送信側のアドレス、
・受信側のアドレス、
・対象のアドレス、および、
・通知レベルを含む。
このシステムは、グループのノードを1つの仮想ネットワークへ自己組織化し、1つのノードのアドレスをもつと、グループ内の他のノードのアドレスを検出することができるようにする。このセクションは、同じ二次ネットワークに属すべきノードが発見されたときに、新しいリンクがどのように生成されるかを記載している。ここで、2つの部分を区別することができる。
二次ネットワークの組織化は、グループの既存のメンバーと新しいメンバーとを識別する、到来する‘通知’メッセージの存在を予め想定する(しかしながら、早い段階では、何れかのノードがまだグループの一部分でない可能性があり、一方で、自己組織化処理の後の方では、両者のノードは既にグループの一部である)。二次ネットワークに、それに属すべきノードについて通知するかは、システムの別の部分次第である。それを行うことができる種々の方法がある。ここで、二次ネットワークを、我々の以前の国際特許出願に記載されているタイプの一次ネットワークと共に使用して、これがどのように行われるかについての例を与える。ウエブページの注釈の例において、各コメントは、対応するウエブページのURLに基づくラベルのもとで、一次ネットワーク内のノードとして、自分自身を公開している。このようにして、一次ネットワークを使用して、所与のURLがあるときは、このコメントをルックアップすることができる。所与のURLの全てのコメントを示すために、各コメントは、それと関係付けられた二次ネットワークのノードももつ。同じURLに関するコメントに対応するノードは、そのURLに特定の二次ネットワークへ自己組織化する。このようにして、一次ネットワークを使用して、URLに関する1つのコメントを検出すると、二次ネットワークを使用して、同じURLに関する別のコメントを検出することができる。
ノードが、まだリンクしていないノードについての通知メッセージを受信すると、次の1つが行われる。
受信ノードは、最大数の許可されたリンクを既にもっているときは、それを(既にスペアとしてもっていないときは)スペアとして加える。これを行なうときに、ノードが、スペアの最大数を越えると、1つのスペアを取り除く。取り除いたスペアに通知メッセージを送ることもある。通知メッセージを送るかどうかは、通知レベルの値に依存する。通知レベルを下げるたびに、メッセージを永久に伝搬するのを防ぐ。
そうではなくて、対象ノードが、リンクの最大数を既にもっているときは、両ノード間に相互リンクを簡単に生成することができない。したがって、受信ノードが既存のリンクに自分自身を挿入するのを試みることが行われる。これは、図2の(c)および(d)に示されている。ここでは、ノード2とノード3との間のリンクが切断されるが、2つの新しいリンク、すなわち、ノード1とノード2との間のリンクと、ノード1とノード3との間のリンクとによって置換される。したがって、リンクの総数が1つ増加する。ノード2およびノード3が最大数のリンクを既にもっていても、これは行われる。しかしながら、ノード1は、これを成功させるために、2つの新しいリンクを生成できることが必要である。この処理は、図3ないし9のフローチャートにおいてさらに詳しく記載する。
(未確認の)対象ノードのアドレスをリンクリスト追加し(311);
(未確認の)その他のノードのアドレスをリンクのリストに追加し(312);
他ノードのアドレスを含むリンク変更メッセージを対象ノードへ送り(313);
対象ノードのアドレスを含むリンク変更メッセージを他のノードへ送る(314)ことによって、自分自身をこのリンク内へ挿入することを試みる。
ステップ309ないし314では、ノードは対象ノードのリンクの1つを効率的に切断し、それらの間に自分自身を挿入する。フローチャートに示されていない別の可能なオプションでは、ノードが、(もちろん、それが少なくとも1つのリンクをもっていると仮定して)自分自身のリンクの1つを切断し、それらの間に対象ノードを挿入する。このオプションは、実行されるときは、ステップ301から‘ノー’で出た後で、直ちに試みられる。第1に、受信ノードは、対象ノードがL−1よりも少ないリンクをもつかどうかを検査して、(他のノードへの)自分自身のリンクの1つを無作為に選択して、これを、対象リンクへの未確認のリンクと置換して、リンク追加メッセージを対象ノードへ送る必要がある。対象ノードと他のノードとの間に双方向リンクを設定するために、それは、次に、(a)未確認リンクとして他のノードをリンクリストへ無条件で追加することを対象ノードに要求する特別のリンク追加メッセージを対象ノードへ送り、(b)受信ノードを古いリンクとして取り除き、対象ノードを新しいリンクとして追加するために指定する特別のリンク変更メッセージを、他のノードへ送る。このオプションは、ステップ309ないし314に加えて、またはこれらに代わって含むことができる。
二次ネットワークの1つのノードのアドレスが与えられると、ネットワーク内の他の、潜在的に全ての、ノードを発見することができる。このやり方は、非常に簡単である。既知のノードに、その全リンクを要求するリンク照会メッセージを送る。ノードは、自分がリンクしている全ノードのアドレスを含むリンクメッセージで応答する。したがって、これらのノードの各々に接触して、リンクを要求し、全リンクのアドレスを得ることができる。このやり方を続けることによって、ネットワークを横切って、それが含む全ノードを次第に発見する。
検索処理の副次的効果は、これが、切断されたリンクを発見することである。例えば、ノードが応答しない、またはリンクが相互でないとき、発見される。リンクが相互でないことは、ノードAがノードBにリンクしているが、ノードBが、そのリンクテーブル内にノードAをもっていない場合である。切断されたリンクが発見されると、リンクの“源”であるノードは、リンクエラーメッセージによって通知される。既に図7で示したように、源ノードは、(エラー報告の精度を確認するために)リンク自体を検査することができ、その結果としてリンクを取り除いてもよい。応答しないノードは、ステップ1005において、設定されたタイムアウト期間内にリンクメッセージを受信しないことによって認識され、ステップ1015において、現在のアドレスおよび“応答無し”のエラーコードを含むエラーメッセージが源へ送られ、制御はステップ1012へ戻る。ステップ1016において、リンクの相互性がないことが、試験によって認識され、現在のアドレスについての受信されたリンクメッセージが、源のアドレスを含んでいるかどうかを判断し、含んでいないときは、現在のアドレスおよび“相互ではない”エラーコードを含むエラーメッセージが、源のアドレスへ送るが(ステップ1017)、(図7の処理にしたがって)源ノードは改善措置を取る責務があるので、検索処理は、これまで通りに継続する。ステップ1016における試験は、源のアドレスがナルであるときは、省かれる。
自己組織化の成功
二次仮想ネットワークの目的は、いくつかの接続されないネットワークとは対照的に、1つのネットワークへ一緒にグループ化されるべき全てのノードを自己組織化することである。これに当てはまるかどうかは、主として、最初の通知メッセージがどのように生成されるかに依存する。例えば、全てを一緒にグループ化すべき12個のノードのグループがあるが、このグループの中の5つのノードのみが、この5つのノードを含むこのグループ内の他のノードについての通知を受信し、他の7つのノードの何れも、これらの5つのノードの何れについても通知されないときは、ノードは、1つのネットワークへ自己組織化することはできない。その代りに、それらは、2つの別個のネットワーク、すなわち、5つのノードをもつものと、7つのノードをもつものへ配置する。しかしながら、最初の通知が、ノードが1つのネットワークへ自己組織化することができないというものでない限り、自己組織化処理は、ノードが1つのネットワークへ自己組織化しない可能性は非常に低い。自己組織化が1つのネットワークを生成する確率の計算は、複雑であり、最初の通知が生成される機構に依存する。しかしながら、幾つかの異なる最初の通知機構で経験したシミュレーションにおいて、これまでは、ノードが、1つのネットワークに自己組織化することに失敗したことはない。
これまでは、全てのノードがプロトコルにしたがうと仮定されていた。しかしながら、規則にしたがって動作しない悪質なノードがあることがある。これらは、他のノードによって維持されているリンクを切断することを試みるか、または自分への多過ぎるリンクを設定しすることを試みるか、あるいはこの両者を行う。全体的なシステムは、このような悪用に対して可能な限りロバストであることが望ましい。
一次ネットワークは、上述の国際特許出願に詳しく記載されている。ここでは、基本的な検索および自己組織化機構を、二次ネットワークの自己組織化を駆動するための通知メッセージの生成を可能にする変更と共に、記載する。
最初に、この機構によって使用される仮想座標空間の概念を説明する必要がある。各ノードがラベルをもつことは、既に記載した。ラベルは、仮想空間における座標へ変換される。空間は、一次元、二次元、またはより高い次元であってもよい。精密な変換機構は、あまり重要ではない。一次元空間では、二値であると考えられるラベルを、座標として直接に使用することができる。二次元以上の次元では、一連のビットであると考えられるラベルを2つ以上の等しいグループへ分割し、二値であると考えられる各グループが座標の1つを形成するという方法が好ましい。各座標(または、一次元空間における座標)は、範囲[1,0]に位置するように基準化される。
最初に、使用するメッセージを示す(一次仮想ネットワークにおいて使用されるメッセージは、二次仮想ネットワークにおいて使用されるメッセージとは、異なり、完全に独立していることに注意すべきである)。
検出メッセージ(FIND message)は、ノードのルックアップを開始し、満たし、“プル”更新を支援するのに使用される。これらは、
・目標ノードのラベル、および、
・照会を開始したノードのアドレス、
を含む。
・目標ノードのラベル、
・検出されたノードのラベル、
・検出されたノードのアドレス、
・検出されたノードと関係付けられる二次ネットワークのノードのアドレス、および、
・アプリケーション別データ−この場合は、検出されたノードと関係付けられるコメントノードのアドレス、
を含む。
・対象ノードのラベル、
・対象ノードのアドレス、および、
・目標ノードに到達するための、ホップ ツウ ゴー(hop to go)の数
を含む。
・対象ノードのラベル、および、
・対象ノードのアドレス、
を含む。
検索
図11は、各ノードが、到来する検出メッセージをどのように処理するかを示している。原則的に、受信ノードは、検出メッセージ内で識別される目標ノードに対して、自分自身よりも近いノードをルックアップし、成功であるときは、検出メッセージ上で送る。成功でないときは、受信ノードは、自分自身のアドレスおよびラベルを戻す。受信ノードは、次に示すステップを実行することにより、これを行う:
ステップ1100:ノードは、目標ノードのラベルおよび開始ノードのアドレスを含む検出メッセージを受信する;
ステップ1105:ノードは、目標ノードのラベルを、ラベル空間の座標へ変換し、自分が記録した全てのリンク(ノード)の中で、ラベル空間内で目標ノードに最も近いものを計算する。該当するノードは、最近ノードとして示される;
ステップ1110:ノードは、自分自身の座標と目標のノードの座標との間の距離を、最近ノードの座標と目標のノードの座標との間の距離と比較する;
ステップ1115:自分自身の座標と目標のノードの座標との間の距離が(等しいか、または)より短いときは、ノードは、ネットワーク10を介して、開始ノードへ、自分自身のラベルとアドレスとを含む検出済みメッセージを送る;
ステップ1120:最近ノードの座標と目標ノードの座標との間の距離が、より短いときは、ノードは、検出メッセージを最近ノードへ送る;
ステップ1115において戻されるノードのアドレスは、目標ラベルをもつノードのアドレスか、またはラベル空間内で目標ラベルに近いノードのアドレスである。戻されたラベルが目標のラベルに整合しないときは、目標のノードが存在しないか、または仮想ネットワークが十分に自己組織化されていないかの何れかを意味する。
各ノードは、プッシュ更新を自発的に開始する。例えば、各ノードは、プッシュ更新処理を定期的に始めてもよい。プッシュ更新において、ノードは、自分自身のラベルおよびアドレスをもつプッシュメッセージを、無作為に並んでいて、その列の長さに制限が設定されたノードを経由して送る。列の中の最後のノードは、通知メッセージを開始ノードへ送る。図12、13、および14は、この処理の種々の部分を示している。
ステップ1200:ノードは、ブートストラップリンクの中から無作為にリンクを選択し、選択されたリンクによって識別されるノードのアドレスを、次のメッセージのための転送アドレスとして入力する;
ステップ1205:ノードは、移動のためのホップのフィールドにおける小さい正の乱数を、プッシュメッセージに入力する;
ステップ1210:ノードは、自分自身のラベルおよびアドレスを、対象ノードのものとしてプッシュメッセージに入力し、ネットワーク10を使用して、プッシュメッセージを転送アドレスのノードへ送る。
ステップ1300:ノードはプッシュメッセージを受信する。プッシュメッセージは、対象ノードとして、開始ノードのラベルおよびアドレスを含み、移動のためのホップのフィールドの値をもつ;
ステップ1305:受信ノードは、ブートストラップリンクの中から無作為にリンクを選択し、次のメッセージのための転送アドレスとして、選択されたリンクによって識別されるノードのアドレスを入力する;
ステップ1310および1315:受信ノードは、ホップ ツウ ゴーのフィールドの値を1低減し、ホップ ツウ ゴーの低減値が、依然としてゼロよりも大きいかどうかを検査する;
ステップ1320:低減値が、依然としてゼロよりも大きいときは、ノードは、プッシュメッセージを、自分が入力した転送アドレスへ送る;
ステップ1325:値がゼロであるときは、ノードは、その代りに、対象ノードとして、(受信したプッシュメッセージ内に与えられている)開始ノードのラベルおよびアドレスを、通知メッセージに入力し、通知メッセージを、自分が入力した転送アドレスへ送る。
ステップ1400:ノードは、対象ノードとしてのノードのラベルおよびアドレスを含む通知メッセージを受信する;
ステップ1401:受信ノードは、通知メッセージの対象ノードが、受信ノードと同じラベルをもつかどうかを検査する;
ステップ1402:そうであるときは、受信ノードは、通知メッセージの対象ノードが、受信ノードと同じアドレスをもつかどうかを検査する。この場合は、受信ノードは、それ以上の動作を行わない。
・受信ノード(すなわち、到来する(一次ネットワークの)メッセージを受信したノード)のアドレスに設定された、送信側アドレスと;
・到来する通知メッセージに含まれているアドレスに設定された、受信側(または宛先)アドレスと;
・受信ノードと関係付けられた二次ネットワークのノードのアドレスに設定された、対象アドレスとを含む。
第2に、相互通知メッセージを受信する一次ネットワークのノードは、事実上(in effect)、それを、二次ネットワークの関係付けられたノードへ送る。必要であれば、二次ネットワーク上で使用するフォーマットへメッセージを再フォーマットし、(一次ネットワークの)受信側アドレスを、二次ネットワークの関係付けられたノードのアドレスと置換する。次に、メッセージは、ちょうど図3に示されているように処理される。“事実上”という理由は、実際には、相互通知メッセージを受信する一次ネットワークのノードが、二次ネットワークの関係付けられたノードへ、単に、相互通知メッセージの対象フィールドにおいて指定されているアドレスを含んでいる簡単な局所的なメッセージを送ることが好ましいからである。その場合には、図3の処理は、通知レベルを適切な値に設定するステップを含むように変更される。
ステップ1415:受信ノードは、自分自身の座標と対象ノードの座標との間の距離を、最近ノードの座標と対象ノードの座標との間の距離と比較する;
ステップ1415において、受信ノードと対象ノードとの間の距離が、同じか、またはより短いことが検出されると、受信ノードは、対象ノードのラベルおよびアドレスを、自分自身の短距離リンクの組内のリンクとして追加し(ステップ1420:この処理は、図16を参照して、別途詳しく記載する)、受信ノードのラベルおよびアドレスを含む通知メッセージを対象ノードへ送り(ステップ1430)、対象ノードのラベルおよびアドレスを含む通知メッセージを最近ノードへ送る(ステップ1435);
ステップ1415において、最近ノードと対象ノードとの間の距離が、より長いことが検出されると、受信ノードは、ステップ1435へ戻り、対象ノードのラベルおよびアドレスを含む通知メッセージを最近ノードへ送る。
図16を参照すると、ノードは、例えば、図14のステップ1420の結果として、新しいリンクを短距離リンクのリストへ加えることが必要である。
ステップ1605:更新ノードは、更新ノードよりも、新しいノードにより近いノードに関係する全ての既存のリンクを識別する。これらの識別されたリンクは取り替えられる。これらのリンクを識別するために、更新ノードは、各既存のリンクごとに、新しいノードの座標と、既存のリンクにおいて特定されているノードの座標との間の距離を計算する。更新ノードは、これらの距離の各々を、自分自身の座標と、各既存のリンクにおいて特定されているノードの座標との間の距離と比較する;
ステップ1610:新しいノードに関係する距離が、更新ノードに関係する距離よりも短い全リンクを、短距離リンクから取り除く;
ステップ1620:更新ノードは、新しいノードのリンクを短距離リンクへ加える。
Claims (20)
- ノードを含むコンピュータネットワークであって、
−ラベルの入力に応答して、そのラベルに整合するノードのアドレスを識別する第1の検索手段と、
−第1の検索手段によって識別されたアドレスを受信し、それに応答して、同じラベルに整合する別のノードのアドレスを識別するように動作可能であるように接続された第2の検索手段とをもち、
所与のラベルに整合する各ノードが、同じラベルに整合する他のノードのアドレスを含むデータ記憶領域をそれと関係付けて、照会メッセージに応答して、リストのアドレスを含むメッセージを戻し、
第2の検索手段が、第1の検索手段によって識別されたアドレスへ照会メッセージを送り、応答を受信すると、その照会メッセージへの応答か、または場合によっては、後の照会メッセージへの応答に含まれているアドレスへ照会メッセージを反復的に送るように動作可能なコンピュータネットワーク。 - 第1の検索手段が、仮想ノードの一次ネットワークによって形成され、各ノードが、二次ネットワークの他のノードへのリンクのリストによって定められており、リスト内の各エントリが、各他のノードのラベルおよびアドレスを含み、各ノードが、ラベルを含む要求メッセージの受信に応答して、ネットワーク内で要求メッセージを伝搬する手段と、それを受信するノードのラベルに整合するラベルを含む要求メッセージの受信に応答して、応答メッセージを生成する手段とを含む請求項1記載のコンピュータネットワーク。
- 第2の検索手段が、仮想ノードの二次ネットワークによって形成され、各ノードが、一次ネットワークへの他のノードのリンクのリストによって定められており、リスト内の各エントリが、各他のノードのアドレスを含み、各ノードが、要求メッセージの受信に応答して、リストのアドレスを含む応答メッセージを生成する手段を含む請求項1または2記載のコンピュータネットワーク。
- 一次ネットワークのノードによって生成される応答メッセージが、応答メッセージを生成するノードと関係付けられた二次ネットワークのノードのアドレスを含む請求項2に従属するときに請求項3記載のコンピュータネットワーク。
- 一次ネットワークの各ノードが、各々が一次ネットワークの開始ノードのラベルおよびアドレスを含む探索メッセージを開始し、伝搬するように動作可能な手段を含み、
各ノードが、受信ノードのラベルに整合するラベルと、受信ノードのアドレスに整合しないアドレスとを含む探索メッセージを受信すると、二次ネットワークへのリンクの追加のために通知メッセージを生成するように動作可能であり、前記通知メッセージが、探索メッセージを開始するノードを識別し、受信ノードと関係付けられた二次ネットワークのノードのアドレスを含む請求項2に従属するときに請求項3記載か、または請求項4記載のコンピュータネットワーク。 - 通知メッセージが、宛先として、開始ノードのアドレスを含み、開始ノードが、それを受信すると、開始ノードと関係付けられた二次ネットワークのノードへ、それと、通知メッセージに含まれているアドレスをもつノードとの間のリンクの追加を要求するメッセージを送るように動作可能である請求項5記載のコンピュータネットワーク。
- 二次ネットワークの各ノードが、次の動作を行うようにプログラムされた処理手段を含み、動作が、
メッセージを受信することと、
リストの内容に関する情報を要求するメッセージに応答することと、
受信した要求にしたがって、リストからアドレスを取り除き、別のアドレスをリストへ挿入することと、
ノードと第2のノードとの間のリンクを要求するメッセージの受信に応答して、
(A)リストの内容に関する情報を要求する、第2のノードへのメッセージを生成することと、
(B)第1のノードと第2のノードとの両者が、所定数よりも少ないアドレス数をリスト内にもっているかどうかを判断することと、
(C)この状態が満たされたときは、そのリスト内へ第2のノードのアドレスを挿入し、第2のノードにノードのアドレスをそのリストに追加するように要求する、第2のノードへのメッセージを生成することと、
(D)この状態が満たされないときは、ノードが、所定数よりも少なくとも2つ少ないアドレス数をリスト内に含んでいるかどうかを判断し、そうであるときは、
(a)第2のノードのリストから、第3のノードのアドレスを選択することと、
(b)第2のノードのアドレスを第1のノードのリストへ挿入し、第3のノードのアドレスを第1のノードのリストへ挿入することと、
(c)第2のノードのリストから、第3のノードのアドレスを取り除き、ノードのアドレスを挿入することを要求する、第2のノードへのメッセージを生成することと、
(d)第3のノードのリストから第2のノードのアドレスを取り除き、ノードのアドレスを挿入することを要求する、第3のノードへのメッセージを生成することとを含む請求項1ないし6の何れか1項記載のコンピュータネットワーク。 - ノードを含むコンピュータネットワークを動作する方法であって、
−ラベルの入力に応答して、そのラベルに整合するノードのアドレスを識別する第1の検索動作を行うことと、
−第1の検索手段によって識別されたアドレスに応答して、同じラベルに整合する別のノードのアドレスを識別する第2の検索動作を行うこととを含み、
所与のラベルに整合する各ノードが、同じラベルに整合する他のノードのアドレスを含むデータ記憶領域をそれと関係付けて、照会メッセージに応答して、リストのアドレスを含むメッセージを戻し、
第2の検索動作が、第1の検索手段によって識別されるアドレスに照会メッセージを送ることと、応答を受信すると、その照会メッセージへの応答か、または場合によっては、次の照会メッセージへの応答に含まれているアドレスに照会メッセージを反復的に送ることとを含む方法。 - 第1の検索動作が、仮想ノードの一次ネットワークを使用し、各ノードが、一次ネットワークの他のノードへのリンクのリストによって定められていて、リスト内の各エントリが、各他のノードのラベルおよびアドレスを含む方法であって、
−ラベルを含む要求メッセージを受信するステップと、
−ネットワーク内で要求メッセージを伝搬するステップと、
−それを受信するノードのラベルに整合するラベルを含む要求メッセージのノードに到達すると、応答メッセージを生成するステップとを含む請求項8記載の方法。 - 第2の検索動作が、仮想ノードの二次ネットワークを使用し、各ノードが、二次ネットワークの他のノードへのリンクのリストによって定められていて、リスト内の各エントリが、各他のノードのアドレスを含む方法であって、要求メッセージがノードに到達すると、そのノードのリストのアドレスを含む応答メッセージを生成することを含む請求項8または9記載の方法。
- 一次ネットワークのノードによって生成される応答メッセージが、応答メッセージを生成するノードと関係付けられた二次ネットワークのノードのアドレスを含む請求項9に従属するとき請求項10記載の方法。
- 一次ネットワークの各ノードが、各々が、一次ネットワークの開始ノードのラベルおよびアドレスを含んでいる探索メッセージを開始し、伝搬するように動作可能な手段を含む方法であって、
受信ノードのラベルに整合するラベルと、受信ノードのアドレスに整合しないアドレスとを含む探索メッセージのノードに到達すると、二次ネットワークへのリンクの追加のための通知メッセージを生成することを含み、前記通知メッセージが、探索メッセージを開始するノードを識別し、受信ノードと関係付けられた二次ネットワークのノードのアドレス含む請求項9に依存するときに請求項10記載の、または請求項1記載の方法。 - 通知メッセージが、宛先として、開始ノードのアドレスを含み、開始ノードが、それを受信すると、開始ノードと関係付けられた二次ネットワークのノードへ、それと、通知メッセージに含まれるアドレスをもつノードとの間のリンクの追加を要求するメッセージを送る請求項12記載の方法。
- (i)二次仮想ネットワークの第1のノードと第2のノードとの間のリンクを要求する通知メッセージを受信することと、
(ii)第1のノードおよび第2のノードの両者が、各場合において、所定数よりも少ないアドレス数をそのリスト内にもっているかどうかを判断することと、
(iii)この条件が満たされるときは、第1のノードのアドレスを第2のノードのリスト内へ挿入し、第2のノードのアドレスを第1のノードのリスト内へ挿入することと、
(iv)この条件が満たされないときは、第1のノードが、所定数よりも少なくとも2つ少ないアドレス数をそのリスト内にもっているかどうかを判断し、そうであるときは、
(a)第2のノードのリストから、第3のノードのアドレスを選択し、
(b)第2のノードのリストから、第3のノードのアドレスを取り除き、
(c)第3のノードのリストから、第2のノードのアドレスを取り除き、
(d)第2のノードのアドレスを第1のノードのリストへ挿入し、第3のノードのアドレスを第1のノードのリストへ挿入し、
(e)第1のノードのアドレスを第2のノードのリストへ挿入し、第1のノードのアドレスを第3のノードのリストへ挿入することとをさらに含む請求項10ないし13の何れか1項記載の方法。 - リンクを要求するメッセージが、第1のノードにおいて受信され、ステップ(iii)において、
第2のノードのアドレスが、それが未確認であることを示すマーカを付された第1のノードのリスト内へ挿入され、
第1のノードから第2のノードへ送られるメッセージが、第2のノードに、第2のノードのリンクへ第1のノードのアドレスを追加することを要求し、
第2のノードにおいて、アドレスが追加され、確認のメッセージが、第1のノードへ送られ、
第1のノードにおいて、肯定応答のメッセージを受信すると、“未確認”のマーカが取り除かれる請求項14記載の方法。 - ノードが指定されたノードのアドレスをそのリストに加えるように要求するメッセージを受信すると、ノードが、先ず、指定されたノードのリストのコピーを要求するメッセージを指定されたノードへ送り、最初に、ノードが、要求を受信したノードのアドレスを含むリストを、指定されたノードから受信するときのみ、前記要求にしたがう請求項15記載の方法。
- リンクを要求するメッセージが、第1のノードにおいて受信され、
第1のノードが、第2のノードのリストのコピーの要求を、第2のノードへ送り、
第2のノードが、第1のノードへ要求されたコピーを送り、
リストから第3のノードのアドレスを選択するステップ(iv)の(a)が、第1のノードにおいて行われ、
ステップ(iv)の(a)および(b)では、
第1のノードが、第2のノードのアドレスと第3のノードのアドレスとを、第1のノードのリストに、各場合に、それが未確認であることを示すマーカを付して、追加し、
第1のノードが、第2のノードがそのリストから第3のノードのアドレスを取り除き、それを第1のノードのアドレスと置換することを要求するメッセージを、第2のノードへ送り、
第1のノードが、第3のノードがそのリストから第2のノードのアドレスを取り除き、それを第1のノードのアドレスと置換することを要求するメッセージを、第3のノードへ送り、
第2のノードが、このようなメッセージを受信すると、そのリストから第3のノードのアドレスを取り除き、それを第1のノードのアドレスと置換し、確認のメッセージを第1のノードへ送り、
第3のノードが、このようなメッセージを受信すると、そのリストから第2のノードのアドレスを取り除き、それを第1のノードのアドレスと置換し、確認のメッセージを第1のノードへ送り、
第1のノードが、第2のノードまたは第3のノードから確認のメッセージを受信すると、そのリストから各“未確認”マーカを取り除くことが行われる請求項14ないし16の何れか1項記載の方法。 - ノードが、そのリストから、別のノードのアドレスを取り除き、それを、指定されたアドレスのノードと置換することを要求するメッセージを受信すると、ノードが、最初に、指定されたノードのリストのコピーを要求するメッセージを、指定されたノードへ送り、次に、ノードが、指定されたノードから、要求を受信したノードのアドレスを含むリストを受信するときのみ、前記要求にしたがう請求項17記載の方法。
- 指定されたノードへのリスト要求メッセージと、そのようなメッセージへの応答とが、リスト要求メッセージを送るノードのアドレスが、指定されたノードへ伝えられないように、中間ノードを介して送られる請求項16ないし18の何れか1項記載の方法。
- 各ノードが少なくとも1つのスペアリンクを記憶する手段をさらに含み、
第1のノードが、所定数と同数のアドレス数を、そのリスト内にもつときに、第1のノードと第2のノードとの間のリンクを要求するメッセージを受信する場合に、第2のノードのアドレスを、前記スペアリンクの記憶装置へ挿入することと、
第1のノードと別のノードとの間のリンクを要求する後のメッセージを受信すると、そのメッセージを、第1のノードのスペアリンク記憶手段から検索したアドレスへ送ることとを含む請求項14ないし19の何れか1項記載の方法。
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