JP2007505510A - 集積電力増幅回路 - Google Patents

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Abstract

従来の電力増幅技術は、かなりのチップ面積を使用し、より高い製造費用および大きなパッケージ面積を伴う多重集積回路技術を用いている。新しい構造が提示され、そこではいくつかの検知信号および制御信号が用いられて、集積半導体電源増幅に伴う基本的な性能指数についての精密で著しい制御を提供する。これらの検知信号および制御信号がどこにかつどのように用いられるかは、最も製造し易くかつ最も経済的な集積増幅器を達成するために決定的である。本発明の第1の実施の形態によると、3段階電力増幅用集積回路に係る二重のフィードバック低電力調整回路が提供されている。本発明の第2の実施の形態によると、3段階電力増幅集積回路に係る低RF出力信号電力調整を行う電流源フィードバック回路が提供されている。本発明の第3の実施の形態によれば、3段階電力増幅集積回路に係る集積対数電流検出回路の形態の検出回路が提供されている。本発明の3つの実施の形態では先行技術の限界を乗り越えて利益がある。
【選択図】図4

Description

本発明は、増幅回路の分野に係り、特に、集積電力増幅回路の分野に関するものである。
通常の電力増幅(PA)技術は、多重集積回路を用いて、増幅、電力出力制御、電源電圧および温度揺らぎに対する増幅出力信号レベルの安定化の機能を提供する。
RF信号増幅ステージへ供給されるバイアス電流が、増幅ステージの動作の重要な決定要因であることは増幅設計技術者に良く知られている。例えば、RF信号増幅ステージとして作動するバイポーラトランジスタのベースへ供給されるバイアス電流は、バイポーラトランジスタによって表される増幅動作の主要な決定要因である。正しいバイアス電流を選択しかつ供給することはトランジスタ増幅器の前記RF信号の増幅特性を最大にすることに決定的である。さらに、前記トランジスタ増幅器へ供給されたバイアス電流についての制御は、前記トランジスタ増幅器の電力出力特性を最大化するためのより複雑な設計を可能とする。例えば、電力増幅器からの出力電力を検出し、測定された出力電力に応じて前記バイアス電流を修正するようにしても良い。さらに、バイアス電流を制御することで最大化される電力増幅器に伴う利点の他の態様として、例えば、RFが導入された調整電流が低い場合には、より低い出力電力でのバイアス電流の減少が動作効率の改善に導くことを想像することができる。
当然、そのような概念は、電力増幅設計またはそれらの利用分野では新しいものではない。バイアス電流を通しての電力増幅器の動作の開路または閉路制御は、この分野の当業者には周知である。さらに、閉路制御は、入力制御電圧または外部温度変化に応じた電力増幅器の出力電力動作における変動を緩和し、または単に製造公差を緩和するために用いられる。
しかしながら、バイアス電流を通しての電力増幅器動作制御の段階を導入することは、必然的に追加の回路系を用いて電圧検出エラー信号をトランジスタ上の利得ベース電圧変化に変更することを伴う。すなわち、回路系が、RF信号の増幅を提供するトランジスタよりもさらに上であることが要求される。例えば、バイアス電流の制御を導入することは、最小限、制御信号を受信し、前記バイアス電流を変化させる回路系を要求する。多数の回路ブロック技術が、それを達成するための先行技術で議論されている。
さらに、すべての現存する制御技術は、かなりのチップ面積を使用し、かつ多重集積回路技術であって正味のより高い製造費用および大きなパッキング面積を伴う。この伝統的な手法は、しばしば、動作効率の減少を招く。直列連結回路の必要性のためである。そして、結果の貧弱な反復性は、より難しい較正要求および低い歩留まりを生ずる。
したがって、本発明の目的は、電力増幅集積回路(PAIC)を提供することであり、該回路は、単一のPAIC上に、単一の動作過程の技術内で完全にそのようなバイアスおよび電力制御の特徴を集積化することにより、先行技術の限界を乗り越える。前記PAICは、都合の良いことには、現存する解決法以上に、削減したチップ面積およびパッキング面積を実現する。それとともに温度および電源電圧の変動に対するRF出力信号電力制御の反復性を改良した。
発明の概要
本発明によると、電力増幅回路が提供され、該電力増幅回路は、RF入力信号を受信する入力ポートと、そこから前記RF入力信号の増幅型のRF出力信号を供給する出力ポートと、電源電圧を受信する電源電圧入力ポートと、前記電源電圧を受け、調整された電源電圧を供給する電圧調整回路と、第1のゲインを有し、かつ前記RF入力信号から導かれる信号及び前記RF入力信号の1を受信しかつ第1の増幅RF信号を供給する第1の増幅ステージと、第2のゲインを有し前記第1の増幅ステージと結合しかつ前記第1の増幅RF信号から導かれる信号および前記第1の増幅RF信号の内の1を受信し、かつ、前記出力ポートと結合して前記出力信号を供給する第2の増幅ステージとを有するとともに、前記第1の増幅ステージは、前記電圧調整回路と結合して前記調整された電源電圧を受け、前記第2の増幅ステージは、前記電源電圧入力ポートと結合して前記電圧調整回路によって調整せずに前記電源電圧を受ける。
本発明によると、RF入力信号を増幅してRF入力信号の増幅型であるRF出力信号を形成する方法が提供される。該方法は、前記RF入力信号を受信し、第1のゲインを有する第1の増幅ステージを提供し、第2のゲインを有する第2の増幅ステージを提供し、第1の電源電圧を受け、前記第1の電源電圧を調整して調整された電源電圧を供給し、前記調整された電源電圧を前記第1の増幅ステージに供給し、前記第1の電源電圧を前記第2の増幅ステージに供給し、前記受信したRF入力信号から導かれる信号および受信したRF入力信号の内の1つを、前記第1のゲインを有する前記第1の増幅ステージおよび前記第2のゲインを有する前記第2の増幅ステージを用いて前記RF出力信号を形成するように増幅する。
本発明によると、電力増幅回路が提供され、該電力増幅回路は、RF入力信号を受信する入力ポートと、そこからRF出力信号を供給する出力ポートと、前記RF入力信号の増幅型である前記出力信号と、電源電圧を受ける電源電圧入力ポートと、前記電源電圧を受けかつ調整電源電圧を供給する電圧供給回路と、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の内の1を受信し第1の増幅RF信号を供給する第1のゲインを有する第1の増幅ステージと、前記第1の増幅RF信号から導かれる信号および前記第1の増幅RF信号の内の1を受信する第2のゲインを有し前記出力信号を供給する前記出力ポートと結合した第2の増幅ステージと、前記電力増幅回路の温度を検知しかつ前記電力増幅回路の検知された前記温度に応じて温度信号をそこから供給する温度検知回路と、前記電源電圧のポテンシャルを検知して、それに応じた検知信号を供給する電圧検知回路と、前記圧力調整回路、前記第1の増幅ステージ、前記第2の増幅ステージの内の少なくとも1と結合して、前記調整電源電圧、前記第1のゲインおよび第2のゲインの各々制御の少なくとも1を行う制御ポートとを有するとともに、前記第1の増幅ステージは、電圧調整回路と結合して前記調整された電源電圧を受け、前記第2の増幅ステージは、前記電源電圧入力ポートと結合して前記電源電圧を受け、該電源電圧は、前記第2の増幅ステージに供給され前記電圧調整回路による調整がされず、前記温度信号は、前記調整回路への供給および前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの少なくとも1のためであり、前記検知信号は、前記調整回路および前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの内の少なくとも1へ供給される。
本発明によると、電力増幅回路が提供され、該電力増幅回路は、RF入力信号を受信する入力ポートと、そこから、前記RF入力信号の増幅型であるRF出力信号を供給する出力ポートと、制御信号を受信する制御ポートと、電源電圧を受ける電源電圧入力ポートと、前記電力増幅回路の温度を検知しかつそれに応じた温度信号を供給する温度検知回路と、電圧供給のポテンシャルを検知しかつそれに応じた検知信号を供給する電圧検知回路と、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の内の1を増幅して第1の増幅RF信号を形成する第1のゲインを有する第1の増幅ステージと、前記第1の増幅RF信号から導かれた信号および前記第1の増幅RF信号の内の1を増幅して前記RF出力信号を形成する第2のゲインを有する第2の増幅ステージとを有するとともに、前記第1の増幅ステージは、前記温度信号、前記検知信号、および前記制御信号の内の少なくとも1を受信し、かつそれに応じて前記第1のゲインを変化させるためであり、前記第2の増幅ステージは、前記制御信号を受信し、前記温度信号および前記検知信号の内の少なくとも1を受信することなく、それに応じて第2のゲインを変化させるものである。
本発明によれば、多重増幅ステージ増幅回路を操作するための方法を提供し、該方法は、制御信号強度をもつ制御信号を受信し、第1のゲインをもつ第1の増幅ステージを供給し、RF入力信号から導かれる信号およびRF入力信号の1を受信して前記第1の増幅ステージを用いて増幅し、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の1つを、前記第1の増幅ステージを用いて増幅して第1の増幅RF信号を形成し、第2のゲインを有する第2の増幅ステージを供給し、前記第2の増幅ステージを用いて前記第1の増幅RF信号を受信し、かつ前記第1のRF増幅信号から導かれた信号および前記第1の増幅信号の内の1を前記第2の増幅ステージを用いて増幅してRF出力信号を形成する工程を有するとともに、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の内の1つの増幅は温度、電源電圧および制御信号の強度の内の少なくとも2に対する前記第1の増幅ステージの補償の工程とともに実行され、前記第1の増幅RF信号から導かれた信号および前記第1の増幅信号の内の1の増幅は温度および電源電圧揺らぎの少なくとも1に対する前記第2の増幅ステージの補償以外の工程とともに実行される。
本発明によれば、電力増幅回路が提供され、該電力増幅回路は、RF入力信号を受信する入力ポートと、そこから前記RF入力信号の増幅型であるRF出力信号を供給する出力ポートと、制御信号を受信する制御ポートと、電源電圧を受信する電源電圧入力ポートと、前記電力増幅回路の温度を検知しそれに応じた温度信号を供給する温度検知回路と、電源のポテンシャルを検知し、それに応じた検知信号を供給する電圧検知回路と、第1のゲインを有しかつ前記RF入力信号から導かれる信号および前記RF入力信号の内の1を増幅して第1の増幅信号を形成する第1の増幅ステージと、第2のゲインを有しかつ前記第1の増幅信号から導かれた信号および前記第1の増幅信号の1を増幅する第2の増幅ステージとを有するとともに、前記第1の増幅ステージは、前記温度信号、前記検知信号および前記制御信号の内の少なくとも1を受信しかつそれに応じて前記第1のゲインを変化させ、前記第2の増幅ステージは、前記制御信号、前記温度信号および前記検知信号の内の少なくとも1を受信し、それに応じて前記第2のゲインを変化させ、前記第2の増幅ステージは、直接的に前記電源電圧入力ポートと結合している。
本発明によると、多重ステージ増幅回路操作方法を有し、該方法は、第1のゲインを有しRF入力信号から導かれる信号およびRF入力信号の内の1を受信して増幅する第1の増幅ステージを提供し、前記RF入力信号から導かれる信号および前記RF入力信号の内の1を前記第1の増幅ステージを用いて増幅して第1の増幅信号を形成し、第2のゲインを有し前記第1の増幅信号から導かれる信号および前記第1の増幅信号の内の1を受信する第2の増幅ステージを提供し、前記電源電圧を前記第2の増幅ステージに前記電源電圧のポテンシャルと前記第2の増幅ステージによって受信されたものとの間の実質的な電圧降下なしに供給し、かつ前記第1の増幅信号から導かれる信号と前記第1の増幅信号を、前記第2の増幅ステージを用いて増幅してRF出力信号を形成する工程を有するとともに、前記RF入力信号から導かれる信号および前記RF入力信号の内の1の増幅は、温度、電源電圧揺らぎおよび制御信号の大きさの少なくとも1に対する前記第1の増幅ステージの補償工程とともに実行され、前記第1の増幅信号から導かれる信号および前記第1の増幅信号の増幅は、温度および電源電圧揺らぎの少なくとも1に対する前記第2の増幅ステージの補償の工程とともに実行される。
本発明によると、増幅のための入力信号を受信するための増幅回路を提供し、該回路は、RF入力信号を受信する入力ポート、前記RF入力信号の増幅型であるRF出力信号をそこから供給する出力ポートと、制御信号を受信する制御ポートと、電源電圧を受信する電源電圧入力ポートと、前記電源電圧を受信し、かつ前記増幅回路の温度、前記電源電圧および前記調整された電源電圧の少なくとも1に依存して調整された電源電圧を供給する調整回路と、少なくとも第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージを有するとともに、ここで、前記温度信号、前記電源電圧および前記調整された電源電圧の少なくとも1が直接的フィードバック経路を用いて前記調整回路に供給され、前記第1の増幅ステージは、前記RF入力信号から導かれる信号および前記RF入力信号の1を受信し、かつ第1の増幅信号を第2の増幅ステージに供給され、前記第2の増幅ステージは、前記第1の増幅信号から導かれる信号および前記第1の増幅信号を増幅して前記RF出力信号を形成する。
本発明によると、多重ステージ増幅回路操作方法が提供されている。該方法は、RF入力信号を受信し、電源電圧を受け、制御信号を受信し、前記増幅回路の温度に関する温度信号および前記電源電圧に関する検知信号の内の少なくとも1を受信し、前記受信した電源電圧を調整して、前記受信した温度信号及び検知信号の内の1に応じて調整された電源電圧を形成し、第1のゲインを有する増幅ステージを供給し、第2のゲインを有する第2の増幅ステージを供給し、前記調整された電源電圧を、前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの少なくとも1に供給し、かつ、前記受信したRF入力信号から導かれた信号および前記受信したRF入力信号の内の1を、前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージを用いて、増幅して前記受信したRF入力信号から導かれる信号および受信した前記RF入力信号の1の増幅型であるRF出力信号を形成する。
本発明の実施の形態の例が次の図面とともに記述される。
図1は、電力増幅回路、外部フィードバック回路および外部出力電力検出回路を用いた従来技術を示す。 図2は、電力調整回路を用いた従来技術に係る電力増幅回路を示し、前記電力増幅回路から出力したRF出力信号の出力電力を制御する。 図3は、外部電流検知回路を用いる従来技術に係る電力増幅回路を示す。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る二重フィードバック低電力調整回路であって、3ステージのPAICに対するものを示す。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係るPAIC内に形成された3ステージRF電力増幅回路であって、低いRF出力信号電力調整を行なう電流源フィードバック回路をもつものを表す。 図6は、本発明の第3の実施の形態に係るPAICチップ内に形成した3ステージRF電力増幅回路であって、そのチップに集積化された集積対数検出回路を表す。
発明の詳細な説明
図1は、従来技術に係る電力増幅器(PA)集積回路(IC)(PAIC)101、コンパレータ回路102、およびRF電力検出回路103を示す。前記PAIC101は、RF信号を受信する入力ポート101a、そこからRF出力信号を供給する出力ポート101bと、電源電圧を受ける電源電圧入力ポ−ト101d、および制御信号を受信する制御ポート101cを有している。前記PAIC101内に設けられたのは、第1の増幅ステージ121、第2の増幅ステージ122、および第3の増幅ステージ123である。
各増幅ステージは、コンデンサを用いて前段の増幅ステージの入力ポートおよびコレクター端子の1と結合するベース端子を有するトランジスタを有している。コンデンサ131は、前記RF入力信号を前記第1の増幅ステージと接続させるために用いられ、コンデンサ132,133は、前記増幅ステージを相互に接続させるために用いられている。加えて、前記第1の増幅ステージ121は、そこに第1の電流源111を設け、前記第2の増幅ステージ122は、そこに第2の電流源112を設け、かつ、前記第3の増幅ステージは、そこに第3の電流源113を設けている。前記第1、第2、および第3の電流源は、第1、第2および第3のバイアス電流を、第1、第2、および第3の増幅ステージに供給するためである。より詳細には、本実施の形態に係るバイポーラトランジスタに基づいた増幅回路においては、前記第1、第2、および第3の電流は、前記3つの増幅ステージ内に設けられた前記第1、第2、および第3のトランジスタのベース端子に各々供給される。集積温度検知回路(ITSC)104はPAIC101内に集積化され、内部に設けられたPAIC101を有するチップの温度を検知し、前記電力増幅回路が形成された前記チップの温度に応じて、そこから第1の温度信号を供給する。前記第1の温度信号は、前記第1の電流源111、第2の電流源112および第3の電流源113へ供給される。
前記制御入力ポート101cは前記電流源の各々と結合し、前記電流源の各々は、そこから制御信号を受信する。各電流源は、前記制御信号および前記第1の温度信号に応じて対応する増幅ステージに供給される電流を変化させるためである。
各増幅ステージは、前記電源電圧入力ポート101dと基底ポテンシャルとの間に設けられている。トランジスタは、各増幅ステージに設けられそのコレクター端子は前記電源電圧入力ポート101dと結合し前記エミッター端子はアースされている。前記第3の増幅ステージ123内に設けられたトランジスタは前記出力ポート101bと結合したコレクター端子および前記第2の増幅ステージ内に設けられたトランジスタのコレクター端子に追加的に容量結合したベース端子をもっている。前記第1の増幅ステージ内に設けられたトランジスタは、コンデンサ131によって前記入力ポート101aと容量結合しているベース端子をもつ。前記出力ポート101bは前記電源電圧入力ポート101dと追加的に結合している。
前記PAIC101はGaAs基体上に形成され、その中に設けられる検出ダイオード105を有する前記RF電力検出回路103は、前記PAIC出力ポート101bから出力される前記RF出力信号電流の一部を受信するため、シリコン基体上に形成される場合が良くある。前記コンパレータ回路102は、シリコン基体上またはFR4グラスファイバ型基体上に形成され、RF出力信号電力に比例したダイオード出力電圧を受信する。残念ながら、前記PAIC101、前記RF電力検出回路および前記フィードバック回路102の実行のために少なくとも3つの異なる基体が用いられている。さらに、前記バイアス電流源、および温度検知回路は、しばしば他の基体に設けられている。こうして前記基体間の結合導線が、最終的な装置に要求され、そのことが組み立てられた製造費用を増大させる。
動作上、前記PAIC101の前記RF出力信号電力の安定性のために、前記ダイオード出力電圧が目標信号と比較され前記コンパレータ回路102はそれに応じて前記PAIC101の前記制御ポート101cへの前記制御を供給する。前記制御信号、前記第1、第2および第3のバイアス電流および前記第1の温度信号に応じて、前記PAIC101は、各増幅ステージのゲインに基づく前記RF入力信号を増幅して前記RF出力信号を供給する。
加えて、前記GaAs電力増幅の制御のための従来の制御特性は、制御信号電圧における小さな変化に応じて出力信号電力における大きな変化に帰着させる。これは、電力増幅チップの種々の動作温度に対する電力増幅温度安定性を提供する制御ループの設計上の難題を提起する。加えて、前記ダイオード検出器の誤応答はダイオード出力信号電圧の変化速度が、低いRF出力信号の電力レベルにおいて減少し、このことは、GSMのような所定の伝送機器におけるタイミング遮断(MASK)の難題に帰着する。
図2に示す第2の従来技術は、RF出力信号の出力電力を制御するためのチップ外電圧調整回路202を実行する。電力増幅集積回路201は、RF入力信号を受信するための入力ポート201a、そこからRF出力信号を供給する出力ポート201b、および前記チップ外の電圧調整回路202からの調整された正の電源電圧を受ける調整電圧入力ポート201cを設けている。
前記調整回路202は、そこと接続した電源(図示せず)からの電源電圧を受ける電源電圧入力ポート202bを有する。制御ポート202aが前記調整回路202上に設けられて制御信号を受信する。前記調整回路202内にはオペアンプ203が設けられ、前記制御信号を受信するための前記制御ポート202aと接続する第1の入力ポートを有し、かつ前記オペアンプ203の出力ポートはFET204のゲート端子と接続している。希望により、差動増幅器が前記オペアンプ203と同様の態様で設けられて該オペアンプ203と取り替えられている。前記FET204のドレインおよびソース端子は前記正電源電圧入力ポート202bと調整電源電圧出力ポート202cの間に直列に設けられている。フィードバック検知回路205が前記オペアンプ203の第2の入力ポートと前記調整電源電圧出力ポート202cとの間に設けられている。前記調整電源電圧出力ポート202cは前記調整電源電圧入力ポート201cと接続して前記調整された電源電圧を前記調整回路202から受信する。
同一のPAICチップ201内に第1の増幅ステージ221、第2の増幅ステージ222および第3の増幅ステージ223が設けられている。バイポーラトランジスタを用いた電力増幅器のこの実施の態様にあっては、各増幅器ステージは、前段階の増幅ステージの入力ポートおよびコレクター端子の1と接続したベース端子を持つトランジスタを有している。前記増幅ステージ同士は、コンデンサ231,232,233を用いて容量結合している。コンデンサ231は、前記RF入力信号を前記第1の増幅ステージ221と接続するために用いられている。加えて、前記第1の増幅ステージ221はその中に第1の電流源211を設け、前記第の増幅ステージ222は、その中に第2の電流源212を設け、かつ前記第3の増幅ステージはその中に第3の電流源213を設けている。集積温度検知回路(ITSC)204は、前記PAIC201のチップ内に集積化されて、前記PAIC201の温度を検知し、前記チップの温度に応じて第1の温度信号を供給する。前記第1の温度信号は、前記第1の電流源211、前記第2の電流源212および第3の電流源213に供給される。
各電流源は、前記受信した第1の温度信号に応じて各増幅ステージに供給されるバイアス電流を変化させる。各増幅ステージは前記調整回路202から前記調整された電源電圧を受けるための前記調整電源電圧入力ポート201cと基底ポテンシャルとの間に設けられている。各増幅ステージ内の各トランジスタは前記調整電源電圧入力ポート201cと接続したコレクター端子およびアースされたそのエミッター端子とを有する。前記第3の増幅ステージ223を形成するトランジスタは、前記PAIC出力ポート201bと結合したそのコレクター端子を有する。前記第1の増幅ステージ221内に設けられたトランジスタのベース端子は、コンデンサ231を用いて前記PAIC入力ポート201aと容量結合したそのベース端子をもつ。前記PAIC出力ポート201bは前記修正された正の電源電圧入力ポート201cに追加的に結合している。
前記調整器IC202は、低ドロップアウト調整回路を、前記PAIC201の前記増幅ステージ内に設けたトランジスタのコレクター端子と直列に採用している。前記調整回路内に設けられた前記FET204は典型的には、シリコンPMOSトランジスタの形態であり、該トランジスタは、前記OpAmp203と連結し、特定のバンド幅の補償された調整電源電圧を、前記PAIC201の前記増幅ステージに供給する。前記PAICの前記増幅ステージは典型的には、前記調整回路202から分離したGaAs基体上に形成される。前記増幅ステージの各々を形成する前記トランジスタの前記コレクター端子への低抵抗信号経路を提供する前記調整器IC202の低いオン抵抗および前記高飽和電流に起因して、大きい面積のPMOSチップが、前記調整器IC202の実行のために使用され、高い製造コストおよび高い全体的なモジュールサイズに帰着する。残念ながら、前記調整回路IC202のサイズおよび調整IC回路技術要求によって、前記増幅ステージの弱い断熱特性とともに、前記調整器IC202が、前記PAIC202と同一のチップ上への集積化を阻害している。
第3の従来技術は、前記PAIC301を形成する回路素子によって消費された電流を検知するためのチップ外電流検知IC302を使用するものであって、図3に示されている。前記検知IC302は、前記PAIC301から分離したチップ上に形成される。入力ポート301aは前記PAIC301上に形成されRF入力信号を受信する。出力ポート301bはそこから増幅されたRF出力信号の態様で前記入力信号の増幅型を供給するために提供され、電圧入力ポート301dは、前記PAIC上に設けられ、それと接続した電源(図示せず)からの電源電圧を受ける。
前記電流検知IC302は電源電圧入力ポート302aを備えて、そこと接続した電力源(図示せず)からの電圧を受信する。検知抵抗器304は、前記電圧入力ポート302aと縮小電圧出力ポート302cとの間に設けられている。前記縮小電圧出力ポート302cは前記PAICの前記出力ポート301bと接続して、前記第3の増幅ステージへ縮小電源電圧を供給する。差異検知増幅器303が前記検知IC302内に設けられ、その入力ポートが前記検知抵抗器304と並列に設けられて、その電圧低下を測定している。前記差異検知増幅器303の出力ポートは、検知信号出力ポート302bと結合して、そこから検知信号を供給する。第3の増幅ステージ323がより大きな電流を引き出す際に、前記検知抵抗器において前記電圧の低下が増える。
検知信号入力ポート301eも設けられ前記検知信号出力ポート302bとチップ外で接続している。前記PAIC301内には、第1の増幅ステージ321、第2の増幅ステージ322、および前記第3の増幅ステージ323が設けられている。バイポーラトランジスタを用いる電力増幅器の実施の形態において、各増幅ステージは、前段階の増幅ステージの入力ポートおよびコレクター端子の1と容量結合したベース端子をもつトランジスタを有している。コンデンサ331,332,333が設けられて前記増幅ステージの容量結合を容易化する。コンデンサ331は前記RF入力信号を前記第1の増幅ステージと接続させる。加えて、各増幅ステージには、第1の電流源311、第2の電流源312および第3の電流源313が設けられ、第1、第2、および第3のバイアス電流を供給する。前記第1、第2、第3のバイアス電流は、前記3つの増幅ステージ内に設けられた第1、第2および第3のトランジスタの前記ベース端子に供給される。集積温度検知回路(ITSC)304は、前記PAIC301のチップ内に集積化されて、前記チップの温度を検知し該チップの温度に応じた第1の温度信号を供給する。前記第1の温度信号は、前記第1の電流源311、第2の電流源312および第3の電流源313に供給される。前記制御ポート301cは前記電流源の各々と接続して前記制御信号を受信する。
各電流源は、前記受信した温度信号、制御ポート301cから受信した前記制御信号および前記検知信号入力ポート301eを通って前記チップ外検知IC302から受信した検知信号に応じて各増幅ステージに供給された電流を変化させる。前記第1の増幅ステージ321および前記第2の増幅ステージ322は前記正電源電圧入力ポート301dと基底状態との間に設けられ、前記正電源電圧入力ポート301dは、そこと接続した前記電源(図示せず)からの正の電源電圧を受ける。第2のトランジスタは、前記第2の増幅ステージ322内に設けられ、コンデンサ333を用いて、前記第3の増幅ステージ323内に設けられた前記第3のトランジスタの前記ベース端子と容量結合するそのコレクター端子をもつ。前記第3の増幅ステージ323内に設けた第3のトランジスタのコレクター端子は、前記出力ポート301bおよび前記縮小電圧出力ポート302cと接続している。
図3に示されたこの従来技術の回路も、前記検知抵抗器304を通した前記電流検知法を使用するものであって、本質的な動作限界を持っている。第1の限界は、前記検知IC302に設けた前記検知抵抗器304によって実現した電圧降下は、全RF出力信号電力レベルに対する前記PAIC301の動作効率の損失を伴う前記検知IC302に帰着する点にある。この非効率を最小限化するためには、前記検知抵抗器304は、低い抵抗値をもたせて、実質的な電圧降下が前記トランジスタの前記コレクター端子に供給されるDCポテンシャルと前記PAIC出力ポート301bに供給される前記DCポテンシャルの間では実現されないようにする。しかしながら、前記検知抵抗器304のそのような前記抵抗値の結果として、それに伴う製造公差と動作範囲の双方の問題がPAIC動作に関連してくる。さらに、前記検知抵抗器304の前記低い抵抗値のために、前記製造公差は、1の製造された検知IC装置から他のものへの与えられた制御電圧に対する検出された出力信号の電力レベルにおける相違に帰着する。加えて、前記小さい抵抗値は、低い出力信号電力レベルでは出力信号電力の正確さに影響を与える。前記検知抵抗器304において実現される極端に低い電圧降下とこの電圧降下を正確に測定する前記検知増幅器303の能力によるからである。検知IC装置間の製造公差の結果として、同一の制御信号に対する、異なる大きさの検知信号は、前記検知抵抗器における製造公差に起因する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る二重フィードバック・低電力調整回路であって、3段階電力増幅集積回路(PAIC)401を示す。前記PAIC401は、好ましくは、調整回路405をその中に集積化し、縮小チップ面積の調整回路の形態であり、前記PAIC401と同一のチップ内に形成されている。前記PAIC401は、RF入力信号を受信する入力ポート401a、RF出力信号を供給する出力ポート401b、電源電圧を受ける電源電圧入力ポート401d、および外部源(図示せず)からの制御信号を受信する制御ポート401cを備えており、前記RF出力信号は、前記出力ポート401bからの前記RF入力信号の増幅型の形態である。
電圧検知回路406は、好ましくは、前記電圧入力ポート401dと前記集積調整回路405との間に直列に設けられ、そこでは、前記集積調整回路は好ましくは集積化されたコンパクトな低いドロップアウト(LDO)電圧調整回路の形態である。好ましくは、前記電圧検知回路406は、前記PAIC401と同一のチップ上に形成される。前記集積調整回路405は前記電圧入力ポート401dから前記電源電圧を受け、そこから調整された電源電圧を供給する。前記電圧検知回路406は検知された前記電源電圧のポテンシャルに応じて電圧検知信号を供給する。
好ましくは、前記集積調整回路405内には、演算増幅器(オペアンプ)403が設けられ、前記制御ポート401cと結合した第1の入力ポートを有し、前記制御信号を受信する。希望する場合には、前記オペアンプは、差動増幅器で置き換えら得る。前記オペアンプ403の出力ポートは、FET404のゲート端子と接続する。前記FET404のドレインおよびソース端子は、前記電圧検知回路406と第1の増幅ステージ421内に設けた第1のトランジスタおよび第2の増幅ステージ422内に設けられた第2のトランジスタの前記コレクター端子に形成された接合点404aとの間に直列に設けられている。前記オペアンプ403の第2の入力ポートは第1の加算回路407の出力ポートと接続している。前記第1の加算回路407の第1の入力ポートは、前記FET404の前記ドレインおよびソース端子の1つと前記第1および第2の増幅ステージ421,422内に各々設けられた前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子との間に形成された前記接合点404aに接続するためである。前記第1の加算回路407の第2の入力ポートは前記電圧検知回路406からの前記電圧検知信号を受信するためである。接合点404aは前記集積化された調整回路404からの前記調整電源電圧を受ける。
前記第1の増幅ステージ421および前記第2の増幅ステージ422に加えて、第3の増幅ステージ423が前記PAIC401内に設けられ、同じチップ上にそれとともに集積化されている。バイポーラトランジスタを用いる本実施の形態に係る電源増幅回路において、各増幅ステージは前段の増幅ステージの入力ポートおよびコレクター端子の1と容量結合を用いて接続するベース端子を持つトランジスタを有する。コンデンサ431,432,433は、容量結合を容易化するために設けられている。コンデンサ431は、前記RF入力信号の前記PAIC401への容量結合のために、前記入力ポート401aと前記第1の増幅ステージ421との間に設けており、第2および第3のコンデンサ432,433は前記第2および第3の増幅ステージと容量的に相互に結合するように作動する。加えて、前記3つの増幅ステージは、その中に、第1の電流源411、第2の電流源412および第3の電流源413を設けて、第1、第2、第3のバイアス電流を、第1、第2、第3のトランジスタの前記ベース端子に各々供給する。前記3つの増幅ステージは、このようにして、前記第1、第2、および第3のバイアス電流に応じて、第1、第2および第3のゲインを各々備えている。
集積温度検知回路(ITSC)408が、前記PAIC401と同一チップ内に集積化され、前記チップの温度を検知し、その温度に応じて、少なくとも1の温度信号を供給する。少なくとも1の前記温度信号は、第1の温度信号および第2の温度信号の形態にあり、前記第1の温度信号は、前記第1の電流源411および前記第2の電流源に供給され、前記第2の温度信号は、前記第1の加算回路407の第3の入力ポートに供給される。前記PAIC出力ポート401bは追加的に前記正の電圧入力ポート401dと接続してDCバイアス電圧を受けて前記第3のトランジスタのコレクター端子にバイアスをかける。
前記第1、第2および第3の電流源が追加的に前記制御ポート401cと接続して前記制御信号を受ける。前記第1の電流源411および前記第2の電流源412は、前記受信した第1の温度信号、前記電圧検知信号および前記制御信号に応じて、前記第1および第2の増幅ステージに供給されたそれらのバイアス電流を変化させる。前記第3の電流源413は、前記制御ポート401cに接続されて好ましくは、前記制御信号に応じてのみその大きさを変化させる。
前記PAICチップの温度変化に起因する出力信号電力を補償するために、間接的フィードバックループが採用され、それが、前記第1および第2の増幅ステージを温度に対して補償して、前記出力ポート401bで固定したRF出力信号電力を維持する。使用に際して、前記第3の増幅ステージの前記第3のゲインに起因して前記チップの加熱が生ずるので、前記第3の増幅ステージによって散逸される前記電力に応じて前記PAICチップの温度が上昇する。この温度変化は、前記ITSC408によって生じた前記第1および第2の温度信号に反映される。このようにして、前記第1および第2の増幅ステージは、予め補償された信号を前記第3の増幅ステージの入力ポートに供給して、電源の変化とPAICチップの温度変化の双方のために前記第3の増幅ステージへの前記入力信号を予め補償する。さらに、もし、前記PAICチップが、外部の熱源からの加熱を被ると、前記第3の増幅ステージへ供給された予め補償した信号がこの加熱を反映する。
使用に際しては、ランプ電圧の形態の制御信号は、前記制御ポート401cに印加される。前記制御信号は、望まれる目標のRF出力信号電力を、前記PAIC401内にある前記増幅ステージの前記第1、第2、および第3のゲインを制御することによって達成するためのものである。前記ランプ電圧は、2つの手段を通して前記多段PAICのゲインを変化させることによって、前記PAIC401に対して広いダイナミックレンジ動作を提供する。ゲイン制御の第1次手段は、前記制御ポート401cから受信した前記制御信号に基づいて、接合点404aに供給される前記調整電源電圧の変化を通して行うものである。ゲインの変化の第2次手段は、3つの前記電流源411,412および413の各々から供給される前記バイアス電流の修正を通して達成され、前記3つのバイアス電流は制御ポート401cで受信される前記制御信号のパラメータに比例している。前記第1の増幅ステージ421および第2の増幅ステージ422の調整回路405制御は、前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子での前記電圧の平方に比例する精密なRF信号電力制御を提供する。この精密に制御されたRF信号電力は、前記第3の増幅ステージ423に入力し、さらに、前記第3の増幅ステージを用いて、制御された態様で、第3の電流源413および第3のトランジスタ423の動作を通じて増幅される。前記調整回路405の存在は、前記第1および第2の増幅ステージから出力されるRF信号電力に帰着し、該RF信号電力は、正確に知られかつ前記電源電圧入力ポート401dで生じる電源電圧変化と独立である。しかしながら、前記第3の増幅ステージで生ずる電源電圧変化の影響を補償するために、前記検知回路406が採用されて、前記調整回路405に設けられた前記第1の加算回路407に前記検知信号を供給する。前記第3の増幅ステージに供給された前記入力信号は、前記低いドロップアウト(LDO)を削減し、そのことは前記第3のステージの前記ゲインを一定に維持する。前記PAICチップの温度を検知することは、前記調整回路405に対する更なる補償因子を提供する。前記温度を検知することは、前記第3の増幅ステージ423で生ずる前記RF信号電力入力から温度変動を除去する。加えて、前記第1および第2の電流源への前記温度信号を希望によって供給することによって、前記PAIC401の前記温度および電圧効果の微調整を達成する。
このようにして、前記第3の増幅ステージに供給されるRF信号電力は連続的に補償され、前記調整回路405を用いて、前記コレクター端子電圧と同様に前記第1および第2のバイアス電流を変化させることによって望ましいRF出力信号電力を維持する。前記第3のステージトランジスタベース電流は、前記制御信号ランプ電圧に比例してゆっくりと変化し、消費される電流を低い信号電力に最小化かつ高い電力で前記ベース端子を十分に駆動し、こうして望ましいダイナミックレンジを達成する。これは、RF出力信号電力に関係する制御信号の検査のための簡単化された検査要件と同様に前記最終的な電力ステージの調整の必要性を除去することによって、都合の良いことには、チップ面積およびモジュールサイズにおける実質的な削減に帰着する。さらに、都合の良いことには、削減された出力信号電力レベルのために、削減された熱的な負担が実現し、改良されたPA増幅効果が達成される。前記チップ面積における実質的な削減は、前記調整回路405内に用いられたより小さい面積のFET404に起因するものである。前記第1および第2の増幅ステージのみが前記調整電源電圧を用いて調整され、前記高電力第3増幅ステージを含まないので、前記FET404は、より小さいサイズをもっている。前記第3の増幅ステージへの前記電源電圧を調整する際に、より一層大きな面積を持つFET装置が用いられて、この第3の増幅ステージのより高い電力要求を取り扱う。いわゆる当業者には既知であるが、前記第3の、または最終の増幅ステージは、典型的には調整された電源電圧がそこに供給される。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る電流源フィードバック回路を示し、該回路は、3段階電力増幅器集積回路(PAIC)501のための低いRF出力信号電力調整器を有する。前記PAIC501は、好ましくは、その中に、調整回路505を、縮小チップ面積調整回路の形態を有するように集積化され、それは、前記PAIC501と同じ基体内に形成されている。前記PAIC501は、RF入力信号を受信するPAIC入力ポート501aと、そこから増幅されたRF出力信号を供給するPAIC出力ポート501bと、電源電圧を受ける電圧入力ポート501dと、外部源(図示せず)から制御信号を受信する制御ポート501cとが設けられている。
電圧検知回路506は、好ましくは前記PAIC501と同一のチップ上に集積化され、前記供給電圧入力ポート501dと前記集積調整回路505との間に直列に設けられている。前記集積調整回路505は、前記電源電圧を前記電源電圧入力ポート501dを通して受け、調整された電源電圧をそこから供給する。前記電圧検知回路506は、検知信号をそこから供給する。
前記集積調整回路505内には、オペアンプ503が設けられ、前記制御ポート501cと接続した第1の入力ポートを有し、前記制御信号を受信する。希望すれば、前記オペアンプは、差動増幅器と置き換えることができる。前記オペアンプ503の出力ポートは、FET504のゲート端子と接続する。前記FETドレインおよびソース端子は、前記電圧検知回路506と、第1の増幅ステージ521内に設けられた第1のトランジスタおよび第2の増幅ステージ522内に設けられたコレクター端子の間に形成された接合点504aとの間に直列に設けられている。前記オペアンプ503の第2の入力ポートは、フィードバック検知回路507の出力ポートと接続している。前記フィードバック検知回路507の入力ポートは、第1の増幅ステージおよび第2の増幅ステージ内に各々設けられた前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子と、前記FET504のゲートおよびドレイン端子の1との間に形成された接合点に接続する。
前記第1の増幅ステージ521と前記第2の増幅ステージ522に加えて、第3の増幅ステージ523が、前記PAIC501内に設けられ、同じのチップ上にそれとともに集積化されている。各増幅ステージは、容量結合を用いて、前段の増幅ステージの入力ポートとコレクター端子の1と接続するベース端子を有するトランジスタを有している。コンデンサ531,532,533は、前記容量結合を容易化するために設けられている。コンデンサ531は、前記前記入力ポート501aと前記第1の増幅ステージ521との間に設けられ、静電容量的に前記RF入力信号を前記第1の増幅ステージに接続する。加えて、前記増幅ステージは、各々その中に、第1の電流源511、第2の電流源512、および第3の電流源513と有し、各々第1、第2、第3のバイアス電流を前記第1、第2、および第3のトランジスタの前記ベース端子に各々供給する。前記3つの増幅ステージは、こうして、第1、第2、および第3のゲインを、前記第1、第2、および第3のバイアス電流に応じて、各々備えている。
集積温度検知回路(ITSC)508は、前記PAIC501のチップ内に集積化されて、前記チップの温度を検知し、かつそこから、前記チップの温度に応じて少なくとも1の温度信号を供給する。前記少なくとも1の温度信号は、第1の温度信号の形態をしており、そこでは、前記第1の温度信号は、前記第1の電流源511、第2の電流源512および前記第3の電流源513に供給される。前記第3の電流源513は、加えて前記制御ポート501cと接続して、前記制御信号を受信し、かつ、前記電圧検知回路506と接続して、前記電圧検知信号を受信する。前記出力ポート501bは、加えて、前記電源電圧入力ポート501dと接続して、前記第3の増幅ステージ523内に設けられた前記第3のトランジスタの前記コレクター端子のためにDCバイアス電圧をそこから受ける。
前記第1および第2の電流源は、前記第1および第2の増幅ステージに供給されたそれらの第1および第2のバイアス電流を、前記受信した第1の温度信号に応じて変化させる。前記第3の電流源は、その第3のバイアス電流を前記第1の温度信号、前記制御信号および前記電圧検知信号に応じて変化させる。
前記PAICチップの温度変化に起因するRF出力信号電力の変動を補償するため、直接的なフィードバック経路が使用され前記温度信号を全ての3つの電流源に供給する。電源電圧の変化に起因するRF出力信号電力変動を補償するために、前記第1および第2の増幅ステージは、前記調整された電源電圧を受ける。こうして、前記第1および第2の増幅ステージは、部分的に予め補償された信号を前記第3の増幅ステージに供給する。使用に際して、前記第3の増幅ステージの第3のゲインに起因して、前記チップの加熱が生ずるので、前記PAICチップの温度が、前記第3の増幅ステージによって散逸した前記電力に応じて増加する。この温度変化は、前記ITSC508によって生成された前記温度信号に反映される。
この実施の形態は、また、前記第3のステージから伝播する前記RF出力信号の補償のために前記第1の実施の形態で開示したものと同様の技術を採用するが、加えて、前記電圧検知信号の形態をしたフィードバック信号を使用する。前記第1の実施の形態で実行したように、ランプ電圧が前記制御ポート501cに印加されて、前記第3電流源513から前記第3の増幅ステージ523に供給される前記第3の電流の大きさを制御する。前記電圧検知信号は、加えて、前記第3電流源に供給されて、前記第3の増幅ステージから出力する前記RF出力信号を保証して電源電圧を変化させる。
使用に際して、ランプ電圧の形態をした制御信号が前記制御ポート501cに印加される。前記制御信号は、前記PAIC501内の前記増幅ステージの前記第1、第2、および第3のゲインを制御することによって、望ましい目標RF出力信号電力を達成するために使用される。前記ランプ電圧は、2つの手段を通して前記多段PAICのゲインを変化させることによって、前記PAIC501のための広いダイナミックレンジの動作を提供する。ゲイン制御の第1次の手段は、前記制御ポート501cから受信した前記制御信号に基づいて、接合点504aに供給された前記調整された電源電圧の変化を通してである。ゲイン制御の前記第2次の手段は、前記3つの電流源511,512,および513の各々から供給されるバイアス電流の修正を通して達成され、前記3つのバイアス電流は、前記制御信号のパラメータに比例する。前記第1の増幅ステージ521および第2の増幅ステージ522の調整回路505の制御は、前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子の電圧の平方に比例する精密な電力制御を提供する。この精密に制御されたRF信号電力は、前記第3の増幅ステージ523に入力し、かつ、さらに第3の電流源513および第3のトランジスタ523の動作を通した制御された態様で、前記第3の増幅ステージを用いて増幅される。前記調整回路505の存在は、前記第1および第2の増幅ステージから出力する出力信号電力に帰着し、その電力は精密に知られかつ前記電源電圧入力ポート501dで生ずる電源電圧変動と独立となる。しかしながら、前記第3の増幅ステージで生ずる電源電圧変動の効果を補償するために、前記検知回路506が採用され、それは、前記第3のゲインの微調整のために前記検知信号を前記第3の電流源513に供給する。前記第3の電流源に供給される前記入力信号は、前記調整回路505の要求されたサイズを、低いドロップアウト(LDO)回路の形態で縮小し、前記第3のステージのゲインを定数に維持する。前記PAICチップの前記温度を検知することは、3つの電流源に対する最終的な補償因子を提供する。前記温度を検知することは、前記出力ポート501bから出力する前記RF信号電力からの温度変動を除去する。
前記第2の実施の形態のこの回路の実行は、都合のよいことには、チップおよびモジュールサイズにおける実質的な縮小に帰着する。前記チップ面積における実質的な縮小は、前記調整回路内で使用されるより小さな面積のFETからの結果である。前記FETが、より小さいサイズをもつのは、前記第1および第2の増幅ステージのみが前記調整電源電圧を用いて調整され、より高い電力を持つ第3の増幅ステージは調整されないからである。前記第1および第2の増幅ステージの縮小された電流の要求のために、前記調整回路は、小さなチップ面積を占める。前記第3の増幅ステージへの前記電源電圧の調整において、より大きいチップの面積のFETが前記第3の増幅ステージのより高い前記電力要求を取り扱うために用いられることは、いわゆる当業者には既知である。さらに、前記第2の実施の形態は、単純化された較正要求、削減された熱的負荷、および改良された増幅効果を、縮小されたRF出力信号電力レベルにおいて提供する。
図6は、本発明の第3に実施の形態に係る検出回路であって、集積対数検出回路610の形態であって、3段階電力増幅集積回路(PAIC)601と結合して設けられている。本発明の前記第3の実施の形態は、集積調整回路605を有し、縮小化されたチップ面積調整回路の形態であって、前記PAIC601と同一の基体に形成されている。前記PAIC601は、入力ポート601aを備え、RF入力信号を受信し、PAIC出力ポート601bは、RF出力信号の形態でのRF入力信号の増幅型を供給する。電源電圧入力ポート601dが設けられて電源電圧を受け、制御ポート601cがその中に設けられて外部源(図示せず)からの制御信号を受信する。
前記集積調整回路605は、好ましくは前記PAIC601と集積化され前記電源電圧入力ポート601dと接続して、そこと接続した電源(図示せず)から受けた電源電圧をそこから受ける。前記集積調整回路605は、調整された電源電圧をそこから接合点604aに供給する。前記集積調整回路605内には、オペアンプ603が設けられ、前記制御ポート601cと接続した第1の入力ポートを有し、前記制御信号を受信する。前記オペアンプ603の出力ポートは、FET604のゲート端子と接続する。前記FETのドレインおよびソース端子は、前記電源電圧入力ポート601dと第1の増幅ステージ621内に設けた第1のトランジスタおよび第2の増幅ステージ622内に設けた第2のトランジスタのコレクター端子との間に形成した接合点604aのコレクター端子との間に直列に設けられている。前記オペアンプ603の第2の入力ポートがフィードバック検知回路607の出力ポートと接続している。前記フィードバック検知回路607の入力ポートが、前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子と前記FET604の前記ソースおよびドレイン端子の1との間に形成された前記接合点604aと接続している。
前記第1の増幅ステージ621および前記第2の増幅ステージ622に加えて、第3の増幅ステージ623が前記PAIC601内に設けられそれとともに、その同じチップに集積化されている。バイポーラトランジスタを用いる本実施の形態に係る電力増幅器において、各増幅ステージは、容量結合を用いて、前段の増幅ステージの入力ポートおよびコレクター端子の1と接続しているベース端子をもつトランジスタを有している。コンデンサ631,632,633は、前記容量結合を容易化するために設けられている。コンデンサ631は、前記入力ポート601aと前記第1の増幅ステージ621との間に設けられて前記第1の増幅ステージ621へ前記RF信号の容量接続をする。加えて、前記第1、第2および第3の増幅ステージは、その中に、各々、第1の電流源611、第2の電流源612、および第3の電流源613を設けて、第1、第2および第3のバイアス電流を増幅ステージ内に設けた第1、第2および第3のトランジスタのベース端子に供給する。
集積温度検知回路(ITSC)608は、前記PAICチップ601内に集積化されて、前記PAICチップ601の温度を検知し、温度信号を供給する。前記温度信号は、前記第1の電流源611、第2の電流源612、および前記第3の電流源613に供給される。前記第3の電流源613は、加えて前記制御ポート601cと接続して前記制御信号を受信する。前記出力ポート601bは、加えて前記電源電圧入力ポートと接続してDCバイアス電圧をそこから受ける。このDCバイアス電圧は、前記第3の増幅ステージ623内に設けた前記第3のトランジスタのコレクター端子に供給されている。
前記集積対数検出回路610は、前記PAIC出力ポート601bと接続し、前記RF出力信号からの電流の一部を受信する。前記集積対数検出回路610内には、第1、第2および第3の入力ポートおよび出力ポートをもつ第2の加算回路609が設けられている。前記第2の加算回路609の前記出力ポートは、前記第3の電流源と接続してそこへの出力レベル信号の形態をしたフィードバック信号を供給する。
第1の差動増幅器641は、前記集積対数検出回路610に設けられ、その出力ポートは、前記第2の加算回路609の前記第1の入力ポートと接続している。前記第1の差動増幅回路641の前記入力ポート間には、第1の検知抵抗器651が設けられており、そこでは、前記第1の差動増幅回路641の第1の入力ポートが、前記PAIC出力ポート601bと接続し、前記第1の差動増幅回路641の第2の入力ポートは第1の検知トランジスタ661のコレクター端子と接続し、そのエミッター端子はアースされている。前記第1の検知トランジスタ661のベース端子は、前記PAIC出力ポート601bと接続したコレクター端子およびアースされたエミッター端子を有する電流ミラートランジスタ660のベース端子と接続している。
第2の差動増幅回路642は前記集積対数検出回路610に設けられ、その出力ポートは、前記第2の加算回路641の前記第2の入力ポートと接続している。前記第2の差動増幅器642の前記入力ポート間に第2の検知抵抗器652が設けられており、そこには、前記第2の差動増幅器の第1の入力ポートが、前記PAIC出力ポート601bと接続し、前記第2の差動増幅器642の第2の入力ポートが第2の検知トランジスタ662のコレクター端子と接続し、そのエミッター端子はアースされている。前記第2の検知トランジスタ662のベース端子は、また、前記電流ミラートランジスタ660のベース端子と接続している。
第3の差動増幅回路643が前記集積対数検出回路610内に設けられ、その出力ポートが前記第2の加算回路641の前記第3の入力ポートと接続する。前記第3の差動増幅器643の前記入力ポート間に、第3の検知抵抗器653が設けられ、前記第3の差動増幅器643の第1の入力ポートは、前記PAIC出力ポート601bと接続し、前記第3の差動増幅器642の第2の入力ポートは、第3の検知トランジスタ663のコレクター端子と接続し、そのエミッター端子はアースされている。前記第3の検知トランジスタ663のベース端子は、また、前記電流ミラートランジスタ660の前記ベース端子と接続する。
前記第1および第2の電流源は、前記温度信号に応じて、前記第1および第2の増幅ステージに設けられた前記第1および第2のトランジスタに供給されるそれらのバイアス電流を変化させる。前記第3の電流源は、前記温度信号、前記制御信号および前記集積対数検出回路610から受信したフィードバック信号に応じてその第3のバイアス電流を変化する。
前記第3の実施の形態は、都合の良いことには、前記出力ポート601bからのRF出力信号電力検知に基づいて直接的なフィードバックループを付け加える。前記第1および第2の実施の形態に示されているように、電圧調整回路は前記第1および第2の増幅ステージへの調整された電源電圧を、その前記トランジスタの前記コレクターおよびドレイン端子の1に供給して、前記第3の増幅ステージの電源電圧におけるRF信号レベルの変動を補償する。こうして、前記第1および第2の増幅ステージは、電源電圧の変動の間に安定性を提供する調整された電源電圧が供給される。
前記第1および第2の実施の形態と異なり、前記第3の実施の形態は、前記DC結合検知トランジスタ661,662,663および前記電流ミラートランジスタ660であって、前記集積対数検出回路610に選択的に埋め込まれているものを用いて、前記第3の増幅ステージ623に設けられた前記第3のトランジスタの前記コレクター電流の一部を検知する。前記検知されたコレクター電流は、RF出力信号電力に比例する。第1、第2および第3のフィードバックトランジスタを用いる前記3つの電流ミラー回路は、前記出力RF信号電力に比例する入力電圧を受ける。
検知トランジスタ661,662,663を使用する前記3つの電流ミラー回路は、3つの十個組抵抗器の差がある検知抵抗器651,652,653を採用して、前記第3の実施の形態で示したように、前記3ステージのPAICの広いダイナミックレンジにわたって、RF出力信号電力感度を提供する。前記3つの差動増幅回路641,642,643からの前記出力信号は、都合の良いことには、前記第2の加算回路609を用いて相互に加算され、前記第3の増幅ステージ613および希望により前記第1および第2の増幅ステージに戻る前記フィードバック信号を形成する。当然、前記集積対数検出回路は、3つの差動増幅器および3つの電流ミラー回路を用いることによって、3つの十個組抵抗器に限定される訳ではない。希望により、前記集積対数検出回路610は、動作要求に従った複数の電流ミラー回路を備える。
前記PAICチップの温度の変化に起因するRF出力信号電力を補償するために、直接的フィードバック経路を使用して、前記温度信号を全ての3つの電流源に供給する。電源電圧の変化に起因するRF出力信号電力変動を補償するために、前記第1および第2の増幅ステージが、前記調整された電源電圧を受ける。こうして、前記第1および第2の増幅ステージは、部分的に予め補償された信号を前記第3の増幅ステージに供給する。使用に際し、前記チップの加熱が前記第3の増幅ステージの前記第3のゲインに起因して生じるので、前記PAICチップの前記温度は、前記第3の増幅ステージによって散逸した前記電力に応じて増加する。温度変動は、前記ITSC608によって生ずる前記温度信号に反映される。
使用に際し、ランプ電圧の形態にある制御信号が前記制御ポート601cに印加される。前記制御信号は使用されて、前記PAIC601内の前記増幅ステージの第1、第2および第3のゲインを制御することによって希望する目標RF出力信号電力に達する。前記ランプ電圧は、2つの手段を通して前記多段PAICの前記ゲインを変化させることによって前記PAIC601に対する広いダイナミックレンジ動作を供給する。ゲイン制御の前記第1次の手段は、前記制御ポート601cから受信した前記制御信号に基づいて、接合点604aに供給された前記調整された電源電圧の変動を通してである。ゲイン制御の前記第2次手段は、前記3つの電流源611,612,613の各々から供給された前記バイアス電流の修正を通して達成され、前記第1の2つのバイアス電流は、前記温度信号に比例し、前記第3のバイアス電流は、部分的に前記制御信号に比例する。前記第1の増幅ステージ621および第2の増幅ステージ622の前記調整された電圧供給は、前記第1および第2のトランジスタの前記コレクター端子への前記電圧の前記平方に比例する精密な出力電圧制御を提供する。この精密に制御されたRF信号の電力は、前記第3の増幅ステージ623に入力し、さらに、制御された態様で、前記第3の電流源613および第3のトランジスタ623の動作を通して、前記第3の増幅ステージを用いて増幅される。前記調整回路605の存在は、前記第1および第2の増幅ステージから出力され精密に知られかつ前記電源電圧入力ポート501dで生ずる電源電圧変動と独立な出力信号電力に帰着する。しかしながら、前記第3の増幅ステージにおいて生ずる電源電圧変動の効果を補償するためには、前記集積対数検出回路610からの前記フィードバック信号が、前記第3の増幅ステージ623の前記第3の電流源613に供給される。前記第3の電流源613に供給される前記入力信号は、低いドロップアウト(LDO)回路の形態の前記調整回路605によって要求される前記チップ面積を削減し、前記第3のステージ定数の前記ゲインを維持する。前記PAICチップの前記温度を検知することは、3つの電流源に対する最終的な補償因子を提供する。前記温度を検知することは、前記出力ポート601bから出力する前記RF信号電力から温度変動を除去する。前記第3の実施の形態において、前記集積対数検出回路610からの前記フィードバック信号は、前記第3の電流源613に供給される。なぜならば、前記電圧検出回路は前記第3の電流源に検知信号を供給するためには用いられていないからである。
前記第3の実施の形態に係る回路は、都合の良いことには、前記対数検出回路610を使用することで出力信号電力検知を提供する回路チップに帰着する。これは、都合の良いことには縮小化されたチップおよびモジュールサイズに帰着し、そのことは、簡単化された較正要求、削減された熱的負荷および減縮されたRF出力信号電力レベルでの改良された効果を提供する。前記第1および第2の増幅ステージは、調整された電源電圧がそこに供給され、かつ前記第3の増幅ステージは、非調整電源電圧がそこに供給される。このようにして、前記第3の増幅ステージは調整されないので、前記調整回路に対するチップ面積要求は非常に縮小される。これは、前記電力増幅用と同様なIC内に、大きなチップ面積量を用いずに前記調整回路の集積化を可能にする。なぜならば、前記第1および第2の増幅ステージの前記縮小された電力要求のためである。さらに、この実施の形態は、現存する電流検知機構の限界を2つの方法で乗り越える。第1は、RF結合検知トランジスタの前記使用が、前記RF出力信号電力の一部の検知における抵抗損失を削減し、第2に、前記多重の十個組検知回路を並列させる前記検知設計の持つ前記ダイナミックレンジを拡張することによる。
本発明の実施の形態は、都合の良いことには、RF電力増幅回路を提供し、該回路は、前記制御ポートを通した可変のゲイン制御によるRF出力信号電力の精密な制御を提供する。
本発明の実施の形態は、温度に対するRF出力信号電力、および電源電圧変動に対するRF出力信号電力の確実な制御、および、制御信号ポートからの前記RF出力信号電力制御を可能にする。さらに、本発明の実施の形態に係る前記制御ポートは、いわゆる当業者に既知の複数の広く受け入れられた制御回路とのインタフェースによる接続を支える。都合の良いことには、本発明の実施の形態は、演算回路が、単一のチップ上に存在することを可能にし、これによって2以上のチップ間を接続するための必要性を除去し、このことは、それらに伴う製造コストを削減する。
特定の回路設計が上記のように開示されたけれども、公知の技術および与えられた本開示内で小さな修正が予見される。例えば、検知抵抗器651,652および653は、十個組抵抗器とは異なる差の抵抗をもたせても良い。希望するならば、3つよりも多くまたは少ない検知抵抗器が、電力増幅動作に応じて前記対数検出回路内に用いられる。本発明の実施の形態は、また、LDMOS,PHEMTを使用するにも当然適用可能である。
さらに希望すれば、前記フィードバック構造は、一般的に、FET型装置に、電圧源を電流源と置き換えることによって適用でき、そこでは、本発明の実施の形態は、電流源に向けられる。本発明の実施の形態は、NPN型トランジスタによって示されているが、PNP型トランジスタもまた使用可能である。
記述された本発明の実施の形態は、前記電力増幅器の電力制御に向けられている。しかしながら、本発明の実施の形態は、電力増幅制御に限定されない。これらの実施の形態に開示されたその着想および概念は、同様に、他の電力増幅器の性能指数、例えば、出力信号調和定数、線形性、スペクトル純度、および、ゆがみの制御に適用される。
多数の他の実施の形態が、本発明の主旨又は範囲を変更せずに予見できる。
符号の説明
401,501,601 3段階電力増幅集積回路(PAIC)
403,503,603 オペアンプ
404,504,604 FET
405,505,605 調整回路
406,506 電圧検知回路
421,422,423 増幅ステージ
521,522,523 増幅ステージ
621,622,623 増幅ステージ

Claims (49)

  1. RF入力信号を受信する入力ポートと、
    前記RF入力信号の増幅型であるRF出力信号をそこから供給する出力ポートと、
    制御信号を受信する制御ポートと、
    供給電圧を受ける供給電圧入力ポートと、
    前記電力増幅回路の温度を検知し、かつそれに応じて温度信号を供給する温度検知回路と、
    電圧電源のポテンシャルを検知し、かつそれに応じて検知信号を供給する電圧検知回路と、
    前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の1を増幅して第1の増幅RF信号を形成する第1のゲインを有する第1の増幅ステージと、
    前記第1の増幅RF信号から導かれた信号および前記第1の増幅の1を増幅して前記RF出力信号を形成する第2のゲインを有する第2の増幅ステージとを有し、
    前記第1の増幅ステージは、前記温度信号および前記検知信号及び制御信号の少なくとも1を受信しかつそれに応じて前記第1のゲインを変化させ、前記第2の増幅ステージは、前記制御信号を受信し、かつ前記温度信号および前記検知信号の少なくとも1を受信せずにそれに応じて前記第2のゲインを変化させる電力増幅回路。
  2. 前記供給電圧を受けかつ調整された供給電圧を前記第1の増幅ステージに供給する電圧調整回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  3. 前記供給電圧を受けかつ調整された供給電圧を前記第2の増幅ステージに供給する電圧調整回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  4. 前記供給電圧を受けかつ調整された供給電圧を前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの少なくとも1に供給する電圧調整回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  5. 前記調整回路は、前記ドレイン端子およびソース端子の1が前記供給電圧入力ポートと接続して前記供給電圧を受け、前記ドレイン端子およびソース端子の他のものは前記第1の増幅ステージと接続して前記調整された供給電圧をそこへ供給するFETを有する請求項2に記載の電力増幅回路。
  6. 前記調整回路は、オペアンプ回路を有し、前記オペアンプ回路は、第1の入力ポート、第2の入力ポート、および出力ポートを有し、その前記第1の入力ポートは、前記制御ポートと接続して前記制御信号を受信しかつその前記出力ポートは、前記FETのゲート端子と接続する請求項5に記載の電力増幅回路。

  7. 出力ポート、第1の入力ポート、第2の入力ポートおよび第3の入力ポートを有する第1の加算回路を有し、その前記出力ポートは、前記オペアンプ回路の前記第2の入力ポートと接続し、前記第1の入力ポートは、前記FETの前記ドレイン端子および前記ソース端子の1と接続して前記調整された供給電圧を受け、前記第2の入力ポートは、前記電圧検知回路と接続して前記検知信号を受信し、前記第3の入力ポートは、前記温度検知回路と接続してそこから前記温度信号を受信する請求項6に記載の電力増幅回路。
  8. 前記FETの前記ドレイン端子およびソース端子の1と前記オペアンプ回路の前記第2の入力ポートの間に設けられたフィードバック検知回路を有し、前記フィードバック検知回路は、前記FETからの前記調整された供給電圧を受ける請求項6に記載の電力増幅回路。
  9. 前記フィードバック検知回路は、分圧回路を有する請求項8に記載の電力増幅回路。
  10. 前記フィードバック検知回路は、振幅変移回路を有する請求項8に記載の電力増幅回路。
  11. 前記フィードバック検知回路は、前記電力増幅回路と同一のチップ上に集積化された請求項8に記載の電力増幅回路。
  12. 前記電圧調整回路は、前記電力増幅回路と同一のチップ上に集積化された請求項4に記載の電力増幅回路。
  13. 前記電力増幅回路出力ポートと接続してRF信号電力レベルを決定する入力ポートを有し、かつ、出力レベル信号を前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの少なくとも1に供給する出力ポートを有する検出回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  14. 前記電力増幅回路出力ポートと接続してRF出力信号電力レベルを決定する入力ポートを有し、かつ、出力レベル信号を前記第1の増幅ステージに供給する出力ポートを有する検出回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  15. 前記電力増幅回路出力ポートと接続してRF出力信号電力レベルを決定する入力ポートを有しかつ出力レベル信号を前記第2の増幅ステージに供給する出力ポートを有する検出回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  16. 前記電力増幅回路出力ポートと接続してRF出力信号電力レベルを決定する入力ポートを有しかつ出力レベル信号を供給する出力ポートを有する検出回路を有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  17. 前記検出回路は、前記電力増幅回路と同一のチップ上に集積化された請求項13に記載の電力増幅回路。
  18. 前記検出回路は、第1の入力ポート、第2の入力ポート、および出力ポートを有する少なくとも1の差動増幅回路を有し、前記第1の入力ポートは、前記検出回路の入力ポートおよび前記第2の入力ポートと接続して、前記RF出力信号電流から反射された電流を受信する請求項13に記載の電力増幅回路。
  19. 前記検出回路は、少なくとも2つの入力ポートおよび出力ポートを有する第2の加算回路を有し、前記少なくとも2つの入力ポートは、前記少なくとも1の差動増幅回路の前記出力ポートと接続し、その前記出力ポートは、前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージの少なくとも1と接続した請求項18に記載の電力増幅回路。
  20. 前記検出回路は、エミッター端子、コレクター端子およびベース端子を有する少なくとも1の検知トランジスタと、前記少なくとも1の差動増幅回路の前記第1および第2の入力ポートと並列に設けられた少なくとも1の検知抵抗器と、エミッター端子、コレクター端子およびベース端子を有するミラートランジスタとを有し、前記検知トランジスタの前記エミッター端子およびコレクター端子の1はアースされ、前記エミッター端子およびコレクター端子の他のものは、少なくとも1の前記差動増幅回路の前記第2の入力ポートと接続し、前記ミラートランジスタの前記エミッター端子およびコレクター端子の1はアースされ、前記エミッター端子およびコレクター端子の他のものは、前記検出回路の前記入力ポートと接続され、前記ミラートランジスタの前記ベース端子は少なくとも1の検知トランジスタの前記ベース端子と接続され、前記ミラートランジスタは、RF出力信号電流を反射する請求項19に記載の電力増幅回路。
  21. 各増幅ステージは、エミッター端子、コレクター端子およびベース端子を有する少なくとも1のトランジスタを有し、前記エミッター端子およびコレクター端子の1は、前記供給電圧および調整された供給電圧の1と接続し、前記エミッター端子及びコレクター端子の他のものはアースされた請求項1に記載の電力増幅回路。
  22. 各増幅ステージは、前記少なくとも1のトランジスタの前記ベース端子と接続した少なくとも1の電流源を有する請求項21に記載の電力増幅回路。
  23. 前記少なくとも1の電流源は、前記電力増幅回路と同一のチップ上に集積化さされた請求項22に記載の電力増幅機回路。
  24. 各増幅ステージは、ドレイン端子、ソース端子およびゲート端子を有する少なくとも1のトランジスタを有し、前記ソース端子およびドレイン端子の1は、前記供給電圧および調整された供給電圧の1と接続し、前記ソース端子およびドレイン端子の他のものは、アースされた請求項1に記載の電力増幅回路。
  25. 各増幅ステージは、少なくとも1のトランジスタの前記ゲート端子と接続した少なくとも1の電圧源を有する請求項24に記載の電力増幅回路。
  26. 前記少なくとも1の電圧源は、前記電力増幅回路と同一のチップ上に集積化された請求項25に記載の電力増幅回路。
  27. 前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅回路との間に設けられたコンデンサーを有する請求項1に記載の電力増幅回路。
  28. 前記電圧検知回路および前記温度検知回路および前記第1の増幅ステージおよび前記第2の増幅ステージは、同一のチップ上に集積化された請求項1に記載の電力増幅回路。
  29. 制御信号強度を有する制御信号を受信し、第1のゲインを有する第1の増幅ステージを提供し、RF入力信号から導かれた信号およびRF入力信号の1を受信して前記第1の増幅ステージを用いて増幅し、電圧電源の前記ポテンシャルに応じて検知信号を供給し、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の1を、前記第1の増幅ステージを用いて増幅して第1の増幅RF信号を形成し、第2のゲインを有する第2の増幅ステージを提供し、前記第2の増幅ステージを用いて前記第1の増幅されたRF信号を受信し、かつ、前記第1の増幅RF信号から導かれた信号および前記第1の増幅信号の1を前記第2の増幅ステージを用いて増幅してRF出力信号を形成する工程を有し、前記RF入力信号から導かれた信号および前記RF入力信号の1の増幅は、温度および電源電圧および制御信号強度の少なくとも2つを前記第1の増幅ステージについて補償する工程とともに実行され、前記第1の増幅RF信号から導かれた信号および前記第1の増幅信号の1の増幅は、温度および供給電圧の揺らぎの少なくとも1を前記第2の増幅ステージに対し補償しない工程とともに実行される多重増幅ステージ増幅回路操作方法。
  30. 前記補償工程は、そのゲインを変化させる工程を有する請求項29に記載の方法。
  31. 前記第1の増幅ステージは、温度および供給電圧の揺らぎを補償され、前記第2の増幅ステージは、制御信号の強度が補償される請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1の増幅ステージによる調整された電源電圧を受けかつ前記第2の増幅ステージによる前記調整された電源電圧を受けない工程を有する請求項29に記載の方法。
  33. 前記調整された電源電圧を前記制御信号に応じて変化させる工程を有する請求項32に記載の方法。
  34. 前記制御信号に応じて前記第1のゲインを変化させる工程を有する請求項29に記載の方法。
  35. 前記制御信号に応じて前記第2のゲインを変化させる工程を有する請求項29に記載の方法。
  36. 前記補償の工程は、前記電力増幅回路の温度を検知して温度信号を供給し、前記温度信号に応じて前記第1のゲインを変化させる請求項29に記載の方法。
  37. 調整された電源電圧を受ける工程は、前記電力増幅回路の温度を検知して温度信号を供給し、かつ、前記温度信号に応じて前記調整された電源電圧を変化させる工程を有する請求項29に記載の方法。
  38. 前記調整された電源電圧を受ける工程は、前記検知信号に応じて前記調整された電源電圧を変化させる工程を有する請求項32に記載の方法。
  39. 前記検知信号に応じて前記第1の増幅ステージの前記第1のゲインを変化させる工程を有する請求項32に記載の方法。
  40. 前記電力増幅回路の温度を検知して温度信号を供給し、前記調整された電源電圧を受け、前記調整された電源電圧および前記検知信号および前記温度信号の内受信された部分を加算して加算信号を形成し、かつ、前記加算信号に応じて前記調整された電源電圧を変化させる工程を有する請求項32に記載の方法。
  41. 前記RF出力信号電力レベルを検出して出力レベル信号を供給し、かつ、前記出力レベル信号を前記第1の増幅ステージに供給する工程を有する請求項29に記載の方法。
  42. 前記出力レベル信号に応じて、前記第1の増幅ステージの前記第1のゲインを変化させる工程を有する請求項41に記載の方法。
  43. 前記検出工程は、前記RF出力信号電流を反射させてRF出力信号ミラー電流を形成する工程および前記RF出力信号ミラー電流を対数的に増幅して前記第1の増幅ステージに前記出力レベル信号を供給する工程を有する請求項41に記載の方法。
  44. 前記RF出力信号電力レベルを検知して出力レベル信号を供給し、かつ、前記出力レベル信号を前記第2の増幅ステージに供給する工程を有する請求項29に記載の方法。
  45. 前記出力レベル信号に応じて、前記第2の増幅ステージの前記第2のゲインを変化させる工程を有する請求項44に記載の方法。
  46. 前記検出工程は、前記RF出力信号電流を反射させてRF出力信号ミラー電流を形成し、対数的に前記RF出力信号ミラー電流を増幅して前記第2の増幅ステージに前記出力レベル信号を供給する工程を有する請求項44に記載の方法。
  47. 前記検出工程は、第1のRF出力信号電力レベルを検出して第1の出力レベル信号を供給し、第2のRF出力信号電力レベルを検出して第2の出力レベル信号を供給し、前記検出された第1の出力レベル信号及び検出された第2の出力レベル信号を加算して加算信号を形成し、かつ、前記加算信号に応じて前記出力レベル信号を供給する工程を有する請求項44に記載の方法。
  48. 前記検出工程は、第1の抵抗値を有する第1の抵抗器を設け、前記第1の抵抗器の前記第1の抵抗値を用いて前記RF出力電流から第1のミラー電流を検出し、第2の抵抗を持つ第2の抵抗器を設け、前記第2の抵抗器の前記第2の抵抗を用いて前記RF出力電流から第2のミラー電流を検出し、前記検出した第1のミラー電流と検出した第2のミラー電流を加算して加算信号を供給し、かつ、前記加算信号に応じて前記出力レベル信号を形成する工程を有する請求項44に記載の方法。
  49. 前記第1のゲインおよび前記第2のゲインを変化させ、前記RF出力信号の出力電力を変化させないようにする請求項29に記載の方法。
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