JP2007335320A - Push switch - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、部品点数が少なく、交換取替え等のメインテナンスの際の取り外し及び組み付けが容易なプッシュスイッチに関する。 The present invention relates to a push switch that has a small number of parts and can be easily removed and assembled during maintenance such as replacement and replacement.
従来から、自動車等の操作用パネルに用いられる操作用スイッチとして、プッシュスイッチが知られている。プッシュスイッチは、操作用ノブと該操作用ノブを収納するケースとの間のガタが少なく、また、低コストで、組立及び交換容易であることが好ましいので、種々の製造方法及び組立構造が提案されている。 Conventionally, a push switch is known as an operation switch used for an operation panel of an automobile or the like. The push switch has less play between the operation knob and the case housing the operation knob, and is preferably low-cost and easy to assemble and replace. Therefore, various manufacturing methods and structures are proposed. Has been.
例えば、ノブガタを少なくするために、操作ノブと操作ノブをガイドするケースを合成樹脂にて2色成形し、成形時の熱収縮により前記操作ノブを小さく成形し、前記操作ノブと前記ケースとの間にガイドクリアランスを形成してノブガタを少なくする製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 For example, in order to reduce knob play, the operation knob and the case that guides the operation knob are molded in two colors with synthetic resin, the operation knob is formed small by heat shrinkage at the time of molding, and the operation knob and the case A manufacturing method is known in which a guide clearance is formed therebetween to reduce knob play (see, for example, Patent Document 1).
また、部品点数を少なくし、組み付けを容易にするために、パネルの裏面からのみの取り付け作業で済むように、パネルの正面に開口する挿入孔を設けたケースをパネルの背面に一体に設け、スイッチ操作用のノブを前記ケース内に前記挿入孔の中心線の延びる方向に移動可能に挿入し、前記ケース及び前記ノブに互いに係合して前記ノブの中心線に沿う方向への移動範囲を規制する規制部を設け、前記ケースの後端部に回路基板を保持してこの回路基板に配置したタクトスイッチのON・OFF操作部材を前記ノブに当接した構成とし、ケースを裏返すことなくノブを組み付けることができるようにしたプッシュスイッチの操作ノブの取付構造技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、操作ノブと操作ノブのケースとの間のガタは考慮されているが、製造したプッシュスイッチの自動車等の操作用パネルへの組み付け及び交換容易性は考慮されていない。 However, in the configuration described in Patent Document 1 described above, play between the operation knob and the case of the operation knob is considered, but the ease of assembly and replacement of the manufactured push switch to an operation panel such as an automobile is considered. Is not considered.
また、上述の特許文献2に記載の構成では、パネルの裏面からのスイッチの組み付け作業を伴うので、スイッチ故障等によるスイッチ交換作業の際、スイッチをパネルの裏から外して交換作業を行なわなければならず、交換作業が非常に面倒であるという問題がある。更に、スイッチングのON・OFFの切替部分に、タクトスイッチと回路基板の組み合わせを用いているが、この組み合わせはコストがかかる。
Further, in the configuration described in
そこで、本発明では、パネルに表面から組立体及びノブを挿入することによりスイッチの組み付けが可能で、取り外し時もパネルの裏から前記組立体を押すだけで取り外し可能な、ノブガタが少なく交換容易な低コストプッシュスイッチを提供することを目的とする。 Therefore, in the present invention, the switch can be assembled by inserting the assembly and the knob into the panel from the surface, and can be removed by simply pushing the assembly from the back of the panel even when the panel is removed. An object is to provide a low-cost push switch.
上記目的を達成するため、第1の発明に係るプッシュスイッチは、表面に凹設された凹部を有し、前記凹部の底面に開口を有し、前記凹部の底面に、前記開口まわりの周縁部を残して前記凹部の周壁より内周側に立設された内周壁を有するパネルと、
前記パネルの凹部周辺の表面に沿った操作面を有し、操作面の裏側に、前記パネルの前記凹部の周壁と前記内周壁との間に挿入される周壁を有する操作ノブと、
前記パネルの凹部内に、前記操作ノブの裏側に設けられる組立体であって、前記パネルの凹部の開口を介して凹部の裏側に突出する突出部を有し、該突出部の外周面に前記パネルの前記開口まわりの周縁部に係止される突起を有する固定接点部材、及び、前記操作面の裏面に対して近接及び離間する方向に移動可能であり、前記操作面の裏面に対して近接する方向に付勢された可動接点部材を備える接点組立体と、を備え、
前記操作面の裏面と前記可動接点部材とが嵌合接続されていることを特徴とする。これにより、操作ノブの操作面の裏面と可動接点部材を嵌合接続することで、パネルの表面から標準化された組立体及びノブのみを挿入してスイッチ組み付けが可能な構成としているので、操作時のノブガタを少なくし、スイッチ交換時も簡単にスイッチの取り外し及び組み付けができるとともに、低コスト化が実現できる。
In order to achieve the above object, a push switch according to a first aspect of the present invention has a recess formed in the surface, an opening in the bottom surface of the recess, and a peripheral portion around the opening on the bottom surface of the recess. A panel having an inner peripheral wall erected on the inner peripheral side from the peripheral wall of the recess,
An operation knob having an operation surface along a surface around the recess of the panel; and an operation knob having a peripheral wall inserted between the peripheral wall of the recess of the panel and the inner peripheral wall on the back side of the operation surface;
An assembly provided on the back side of the operation knob in the recess of the panel, the projection having a projection protruding to the back side of the recess through the opening of the recess of the panel, and the outer peripheral surface of the projection on the outer peripheral surface of the projection A fixed contact member having a protrusion locked to a peripheral edge around the opening of the panel, and movable in a direction approaching and separating from the back surface of the operation surface, and close to the back surface of the operation surface A contact assembly comprising a movable contact member biased in a direction to
The back surface of the operation surface and the movable contact member are fitted and connected. This allows the switch to be assembled by inserting only the standardized assembly and knob from the panel surface by fitting and connecting the back of the operation surface of the operation knob and the movable contact member. In addition, the switch can be removed and assembled easily even when replacing the switch, and the cost can be reduced.
第2の発明は、第1の発明に係るプッシュスイッチにおいて、
前記パネルの前記凹部の前記周壁の内周側と前記操作ノブの前記周壁の外周側に、前記操作ノブの移動方向をガイドするガイド手段を設けたことを特徴とする。これにより、パネルとノブの間の余分な部品を削除でき、パネルとノブの間の隙間及びそこから生じるノブガタを減少させることができる。
2nd invention is the push switch which concerns on 1st invention,
Guide means for guiding the movement direction of the operation knob is provided on the inner peripheral side of the peripheral wall of the recess of the panel and on the outer peripheral side of the peripheral wall of the operation knob. As a result, an extra part between the panel and the knob can be eliminated, and a gap between the panel and the knob and a knob play resulting therefrom can be reduced.
本発明によれば、組立体、パネル及びノブの3部品で組み付け容易にプッシュスイッチを構成したので、ノブとパネルとの間の余分な部品が無くなることによりノブガタを減少できるとともに、交換容易なプッシュスイッチを提供することができる。 According to the present invention, the push switch can be easily assembled with the assembly, the panel, and the knob, so that the unnecessary parts between the knob and the panel can be eliminated, so that the knob play can be reduced and the push can be easily replaced. A switch can be provided.
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。 The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、実施例に係るプッシュスイッチの全体図を示し、図1(a)はプッシュスイッチのパネル側から見た正面断面図、図1(b)は、側断面図を示す。なお、図1(a)は、図1(b)のA−A断面で切った断面を示している。 FIG. 1 is an overall view of a push switch according to an embodiment, FIG. 1 (a) is a front sectional view as seen from the panel side of the push switch, and FIG. 1 (b) is a side sectional view. FIG. 1A shows a cross section taken along the line AA in FIG.
図1(b)において、パネル11は、本実施例に係るプッシュスイッチが適用される機材の操作パネルの一部を構成しており、周壁11aと内周壁11bとから構成されている。凹部の底面11aの奥の端部には、開口が形成されている。周壁11aは、パネルに凹設された外側表面近くの周壁と、底面側の奥の内側の周壁と、その2つの周壁を結ぶ一体的に構成された鉛直方向に延びる板状の部材からなり、これらは一体的に構成されている。鉛直板状の部分からは、周壁11aと平行な方向に、内周壁11bが立設されている。周壁11aの表面側と、内周壁11bとで、コ字状の窪みが形成される。後に詳述するが、コ字状の窪みを形成している内周壁11bの表面には、ノブの移動方向をガイドする摺動リブガイド12が設けられている。また、周壁11aの表面側と底面側では周径が異なるため段差が生じるが、その段差は、後に説明する接点組立体10を係止する係止部11cを構成している。なお、パネル11は樹脂で構成することが好ましいが、実施例のような形状に成形可能な材質であれば、何でも好適に利用可能である。また、周壁11a又は内周壁11bは必ずしも全周に亘って形成される必要はなく、周方向に沿って間隔をおいて形成されてもよい。
In FIG. 1B, a
操作ノブ1は、パネル11の凹部周辺の表面に沿った操作面を有し、操作面の裏側に、パネル11の周壁11aの表面外側の部分と内周壁11bで形成されるコ字状の窪みに挿入される周壁1aを有している。操作ノブ1の操作面形状は、パネル11の凹部周辺の表面形状に沿った形状とすることが好ましく、例えば図1(b)においては、操作面が斜めになっているため、操作面の上部よりも下部が多く突き出た形状となっているが、例えばもしパネル11の表面が垂直面に沿って構成されていれば、それに沿って垂直に構成することが好ましい。なお、操作ノブ1の表面形状は、完全な水平面でなくても、やや中央部分を突出させた曲面としてもよい。中央部分がやや盛り上がっていた方が、操作者が押し下げ操作をし易い場合もあるからである。表面形状は、パネル11の凹部周辺の表面に概略沿っていれば、操作者が操作し易い形状に適宜変更してよい。
The operation knob 1 has an operation surface along the surface around the concave portion of the
操作ノブ1の周壁1aは、パネル11の周壁11aと内周壁11bとの間に挿入された構成となっているが、図1(a)に示すように、操作ノブ1の周壁1aの内周側表面には、操作ノブ1の摺動方向に平行に凸設された摺動リブ3が設けられ、上述のパネル11の内周壁11bに同様に操作ノブ1の摺動方向に平行に凹設された摺動リブガイド12と嵌合し、ノブの移動方向をガイドするガイド手段を構成している。このように、パネル11と操作ノブ1との間に部品を介在させず、パネル11に摺動ガイドを設けて直接的に操作ノブ1をガイドすることにより、ノブガタを抑制することができる。即ち、従来のプッシュスイッチのように、ノブとパネルとの間にノブを移動可能に保持するノブホルダ、スイッチ操作機構を支持するスイッチボデー等の部品が存在すると、部品間でのクリアランス及び部品各々の寸法公差が増し、ノブとパネルとの間の隙間及びノブガタを増やす要因となり得たが、操作ノブに関連する部品をパネル11と操作ノブ1の2部品としたことにより、ノブホルダを無くすことができ、部品点数が少なくかつノブガタの少ないプッシュスイッチとすることができる。
The
なお、ガイド手段3、12は、図1(a)に示すように、操作ノブが長方形の断面形状の場合は、各辺の中央にノブの移動方向に沿って設けられるのが好ましいが、ガイドの精度を高めるためにもっと本数を増やしても構わないし、ガイドの位置等も、ノブの移動方向を適切に案内できる機能を果たすことができれば、所望の位置に設けてよい。また、図1(a)では、操作ノブ1の周壁1aの内周側に凸側である摺動リブ3が設けられ、パネル11の内周壁11bの外側面に凹側である摺動リブガイド12が形成されてガイド手段を構成しているが、嵌合の凹凸関係は逆でも構わないし、パネルの周壁11aの内周側と操作ノブ1の周壁1aの外側にガイド手段を形成し、操作ノブ1の移動方向を案内する構成としてもよい。
As shown in FIG. 1A, the guide means 3 and 12 are preferably provided at the center of each side along the movement direction of the knob when the operation knob has a rectangular cross-sectional shape. The number of guides may be increased in order to increase the accuracy, and the position of the guide may be provided at a desired position as long as it can function to properly guide the movement direction of the knob. Further, in FIG. 1A, a
また、操作ノブ1は、操作面の裏面に嵌合手段2を備えている。後述する接点組立体10の可動接点部材30が備えている嵌合手段9と嵌合接続され、操作ノブ1に加えられた押圧力及び可動接点部材30に加えられた付勢力を、互いに相手に伝える構成となっている。なお、嵌合手段2は、操作ノブ1と同じ材質で構成されてよく、適度に弾性を有する樹脂で構成されることが好ましい。また、必要に応じて、ゴム材質等のいわゆる弾性体で構成されてもよい。弾性体を利用すると、嵌合がより容易になる場合もあるからである。
The operation knob 1 includes a fitting means 2 on the back surface of the operation surface. The fitting means 9 provided in the
接点組立体10は、パネル11の凹部の底面であって、操作ノブ1の操作面の裏側に設けられる。接点組立体10は、スイッチングの接点機能を有し、スイッチの固定ターミナル電極を有する固定接点部材20と、移動可能なスイッチング導通用の接点6を有する可動接点部材30とから構成されている。
The
固定接点部材20は、機能構造的には、パネル11の凹部の底面の開口を介して凹部の裏側に突出する突出部20aと、突出部20aの外周面に設けられる突起20bとから構成される。突起20bは、パネル11の底面の開口まわりの周壁11aの周径が変わって段差を形成し、鉛直方向の板状の周縁部を構成する係止部11cに係止される。固定接点部材20が、パネル11の凹部に表側から底面の開口に向けて挿入された場合に、挿入方向には突起20bがパネル11の周壁11aの円盤形状となっている係止部11cに係止されて係合固定されるが、逆向きの奥から取り外す方向には、係合して固定するような構成とはなっていない。この構成により、固定接点部材20をパネル11に組み付けるときはパネルの表側から挿入することでしっかりと固定支持でき、外すときは係合した部材を取り外すことなく、単に固定接点部材20を裏面から押出すことにより容易に取り外すことができ、プッシュスイッチが故障して交換が必要なときにも容易に交換ができるのである。
In terms of functional structure, the fixed
一方、可動接点部材30は、構造機能的には接点6と、付勢手段7と、嵌合手段9とを備えている。可動接点部材30は、接点6を保持し、ノブ1の操作面の裏面に対して近接及び離間する方向に移動可能で、かつノブ1の操作面の裏面に対して近接する方向に付勢手段7により付勢されている。
On the other hand, the
可動接点部材30は、図1(b)に示すように、固定接点部材20の突出部20aの中を摺動可能に構成されているが、その摺動方向は、図1(a)に示すように、可動接点部材30の外周面上に摺動方向に平行に凸設されている摺動リブ30aと、固定接点部材20の内周面上に同じく摺動方向に平行に凹設されている摺動リブガイド20cとの嵌合により案内される。
As shown in FIG. 1B, the
可動接点部材30は、嵌合手段9により、操作ノブ1の操作面の裏面と嵌合接続されている。この嵌合接続により、操作ノブ1の操作面が押込み操作されたときは、その動きを可動接点部材30に伝え、可動接点部材30に保持されている接点6を操作ノブの移動方向に連動させて移動させ、スイッチを導通させる。一方、操作ノブ1の操作面を押込む力が解除されたときは、可動接点部材30には付勢手段7により常に操作ノブ1の操作面の裏面に近接する力が働いているので、その付勢力が嵌合手段9を介して操作ノブ1に働き、操作ノブ1は元のパネルの凹部周辺の表面に沿った位置に戻るように構成されている。なお、嵌合手段9は、可動接点部材30と一体で同一材質により構成されてよい。例えば、樹脂材が好適に用いられる。
The
図2は、スイッチの導通接点の構成を示した図である。図2(a)は、接点6及び固定接点部材20の突出部20aの端部を拡大した側面図であり、図2(b)は、同一の箇所を上から見た正面図である。図2(a)及び(b)に示すように、接点6が可動接点部材30に作用する力のバランスにより向きが定められて摺動するが、固定接点部材20の接点6と接している面上には、スイッチング用の固定ターミナル電極20dが正負両極設けられており、接点6が操作面の裏面に離間する向きに所定距離移動すれば固定ターミナル電極20dと接触して通電し、操作面の裏面に近接する向きに移動すれば接触しなくなって通電しなくなる。図2(b)は、通電したスイッチONの状態を示し、図2(c)は通電しないOFFの状態を示している。なお、スイッチの接点の構成は、種々の形式が考えられるので、可動接点部材30の移動によりスイッチのON、OFFが切り替えられる構成であれば、どのような構成であっても好適に利用可能である。
FIG. 2 is a diagram showing the configuration of the conduction contact of the switch. 2A is an enlarged side view of the end portions of the
図3は、本実施例に係るプッシュスイッチを構成する各々の部品の断面図を示した図である。個々の部品の具体的な構成について詳説する。 FIG. 3 is a cross-sectional view of each part constituting the push switch according to the present embodiment. A specific configuration of each part will be described in detail.
図3(a)は、操作ノブ1の断面図を示している。操作ノブ1は、表側はプッシュスイッチの操作面となり、周壁1aは上述のパネル11に摺動可能に挿入される嵌合部分として働く。操作面の裏面には、嵌合手段2が設けられ、上述の接点組立体10と嵌合接続される。操作ノブ1は、周壁1a上に凸設された摺動リブ3を有する。摺動リブ3が、パネル11に形成された摺動リブガイド12と嵌合することにより、操作ノブの移動方向がガイド規制され、ノブが操作移動の際にガタつく、いわゆるノブガタが抑制される。これらの部品は、一体成形で構成するのが好ましく、好適には樹脂材が材質として使用されるが、このような形状に一体成形で構成できるものであれば、その種類や形式は問わない。なお、嵌合手段2は、弾性変形により嵌合作業を容易にできるように、やや弾性を有することが好ましいので、薄く成形することにより弾性が生じる程度の硬度の樹脂材等の材質が用いられることが好ましい。必要に応じてゴム等の弾性体で構成されてもよい。以上より、操作ノブ1は、表側は操作面、側面はパネル11への挿入と摺動、裏側は接点組立体10との嵌合連結に必要な要素のみが設けられ、操作ノブ1とパネル11との間の構成物が介在しない簡素な構成となっている。
FIG. 3A shows a cross-sectional view of the operation knob 1. The operation knob 1 has a push switch operation surface on the front side, and the
図3(b)は、接点組立体10の断面図である。上述のように、接点組立体10は、機能的に大きく構成を分けると固定接点部材20と可動接点部材30とから構成されるが、実際的に部品を用いて組立てると、固定接点部材20はボデー4とインシュレータ5とから構成され、可動接点部材30は接点6と、付勢手段としてのリターンスプリング7と、ホルダ8と、嵌合手段9とから構成される。接点組立体10は、基本的に樹脂材で構成されるが、接点6は銅やアルミ等の導体金属、インシュレータ5は絶縁体、付勢手段7は金属バネ等のバネ手段で構成されてよい。
FIG. 3B is a cross-sectional view of the
ボデー4は、突起20bの背面に爪4aを備えている。爪4aは、ボデー4と一体成形されてよく、樹脂材等が用いられてよいが、鉛直方向に弾性的な復元力を有しており、接点組立体10がパネル11に挿入されたときに、内側に押さえ付けられるように押圧変形するが、その外側に開こうとする復元力により、鉛直方向にパネル11の周壁11aに対して力を作用させ、接点組立体10を固定支持する。なお、爪4aの外側表面は、パネル11への挿入を助けるように適度な傾斜を有している。挿入の際は、この傾斜面4bにパネル11の凹部の周壁11aが最初に接し、傾斜に沿って案内するように移動挿入される。
The
ホルダ8は、図3(b)では図示しないが、図1(a)において説明したように、ホルダ8に凸設された摺動リブ30aと、ボデー4に凹設された摺動リブガイド20cとの嵌合により摺動可能に構成されている。図2で説明したように、ホルダ8は、接点6を保持し、摺動によってインシュレータ5上に設けられた固定ターミナル電極20dと接触してスイッチングを行う。従って、操作者が操作を行う操作ノブ1と接点6を保持するボデー8との動きは一致連動している必要があるので、ボデー8と嵌合手段9とは一体成形で構成される。また、ホルダ8は、付勢手段7からスイッチOFFになる向きに付勢力を受けており、スイッチONの後は、付勢力により復帰し、スイッチOFFとなる。
The
接点組立体10は、スイッチングの接点機構を有し、かつ標準化された量産可能なスイッチ体として構成されている。従来、低コスト型の標準化したスイッチというのは、スイッチングの接点部分の部品や、それを支持する部品自体は標準化されていたが、それらを実際にパネルと操作ノブを有する所に組み付けようとすると、ノブホルダやスイッチボデー等がパネルと操作ノブとの間に介在させなければ組み付けることができず、パネルと操作ノブとの間の隙間を発生させ、ノブガタを生み出す原因となっていた。一方、スイッチ単体のものとしてはタクトスイッチが知られているが、これはスイッチの端子を基板と接続することが必要になり、タクトスイッチと基板との組み合わせでは、実際に自動車の車両等に使用する組み付けも考慮したプッシュスイッチを低コストで提供することができない。また、基板をタクトスイッチの背面に接続する都合上、スイッチの組み付けはパネルの背面から行わざるを得ないという不都合がある。接点組立体10は、このような不都合を改善すべく、スイッチの接点を標準化した単体の組立体で備え、かつ操作ノブとの連動接続の困難性を、嵌合手段9を設けることにより解決している。
The
図3(c)は、パネル11の断面図を示す。接点組立体10を支持し、操作ノブ1を直接的に摺動可能に受け入れることができる構成となっている。即ち、周壁11aの底面に接点組立体10と係合して固定支持可能な開口と段差を有し、操作ノブ1を摺動可能に支持できるように周壁11aと内周壁11bとで構成されるコ字状部分及び操作ノブ1の摺動リブ3と嵌合してガイド手段を形成する摺動リブガイド12とを備えている。このように、パネル11側に操作ノブ1と嵌合するガイド手段を設けたため、パネル11と操作ノブ1との間に介在させる部品が不要となり、部品公差の要因が減少し、ノブガタを減少させることができる。
FIG. 3C shows a cross-sectional view of the
次に、本実施例に係るプッシュスイッチの組立方法を説明する。図4A及び図4Bは、本実施例に係るプッシュスイッチの製造方法の手順を示す図である。 Next, a method for assembling the push switch according to the present embodiment will be described. FIG. 4A and FIG. 4B are diagrams illustrating the procedure of the push switch manufacturing method according to the present embodiment.
図4A(a)は、接点組立体10を、パネル11に挿入する状態を示す図である。本実施例に係るプッシュスイッチの製造においては、まず接点組立体10をパネル11に底面の開口にパネル11の表側から挿入する。パネル11の周壁11aの底面の開口まわりの部分の内周は、接点組立体10の固定接点部材20の突出部20aの外周よりもクリアランス分だけ大きく成形されており、また、パネル11の底面の開口まわりの周壁11aが大きくなって段差を形成している係止部11cと、接点組立体10の固定接点部材20の突出部20aの外周に設けられた突起20bは係合するように構成されているので、係止部11cと突起20bが係合した位置で接点組立体10のパネル11への挿入は停止する。接点組立体10をパネル11に挿入するときには、固定接点部材20の突起20bの背面に設けられた爪4aが、挿入に伴い、爪の傾斜面4bに沿って滑るように内側に押圧力を受けて変形してゆき、その変形の復元力により、上下に接点組立体10を固定支持するような力が働く。
FIG. 4A (a) is a diagram showing a state where the
図4A(b)は、パネル11に接点組立体10が係合して固定支持された状態を示している。この状態では、接点組立体10への表側からの力に対しては係合手段により固定支持されるが、裏側からの力に関しては係合又は嵌合するような構造は存在せず、爪4aの弾性復元力により上下方向に支持しているだけの構成となっている。
4A (b) shows a state in which the
図4B(c)は、図4A(b)に示すパネル11に接点組立体10が固定支持されている状態に、操作ノブ1を更にパネル11に表側から挿入しようとしている状態を示す図である。操作ノブ1をパネル11に挿入する際には、パネル11との関係においては、パネル11の周壁11aの外側の部分と内周壁11bで形成するコ字状の窪み部分に、操作ノブ1の周壁1aが挿入されるようにするとともに、操作ノブ1の周壁1aの内周側に形成されている摺動リブ3が、パネル11の内周壁11bに形成されている摺動リブガイド12と嵌合するように位置決めをして挿入する。このパネル11と操作ノブ1とが直接嵌合するガイド手段により、操作ノブに関連する部品を最小限とし、ノブガタの少ないプッシュスイッチを実現することができる。
FIG. 4B (c) is a diagram showing a state in which the operation knob 1 is going to be further inserted into the
一方、操作ノブ1と接点組立体10との関係においては、接点組立体10が操作面の裏面側に向かう方向に備えされた嵌合手段9と、操作ノブ1の操作面の裏面に備えられた嵌合手段2を嵌合するように位置決めして挿入する。操作ノブ1側の嵌合手段2は、操作ノブ1と同じく樹脂材が用いられてよく、薄い板状に成形されているので、やや弾性を有する。よって、薄い樹脂板が鉛直方向に2枚対向して立設されているので、双方とも横方向に弾性で開閉することができる。従って、接点組立体10の嵌合手段9が2枚の鉛直板の間に正面から押し付けられると、嵌合手段2は中央からの押圧力により上下に開いて嵌合手段9をその2枚の板で挟み込んで窪み部分に迎え入れる。このようにして、操作ノブ1側の嵌合手段2と接点組立体10側の嵌合手段9との嵌合がなされる。
On the other hand, in the relationship between the operation knob 1 and the
図4B(d)は、パネル11に接点組立体10及び操作ノブ1が組み付けられた本実施例に係るプッシュスイッチの完成形を示している。操作ノブ1の嵌合手段2と接点組立体10の嵌合手段9との嵌合部分には、若干の隙間が設けられる。これは、操作ノブ1の押圧操作時に、操作ノブ1に若干の遊びを作るためである。即ち、操作ノブ1を押圧したときに、すぐに可動接点部材30に押圧力が伝わるのではなく、少し操作ノブ1を押し込んだ状態の位置から接点6を保持する可動接点部材30に力が伝わるようにし、実際のプッシュスイッチの操作に余裕を持たせるようにしている。
FIG. 4B (d) shows a completed push switch according to this embodiment in which the
なお、本実施例においては、嵌合手段は操作ノブ1側の嵌合手段2が凹部、接点組立体10側の嵌合手段9が凸部として構成されているが、組立加工や機能上不都合が無ければ、逆に構成し、操作ノブ1側の嵌合手段を凸部、接点組立体10側の嵌合手段を凹部として構成してもよい。また、本実施例における嵌合手段は、操作ノブ1と接点組立体10とを組立時に容易に嵌合接続でき、操作ノブ1への押圧力と可動接点部材30への付勢力を互いに相手に伝えることができるものであれば、総て好適に利用可能である。
In this embodiment, the fitting means is configured such that the fitting means 2 on the operation knob 1 side is a concave portion and the fitting means 9 on the
全体の構成としては、図1において説明したように、パネル11と操作ノブ1との間に操作ノブ1に関係する余分な部品が介在せず、パネル11の凹部内で直接操作ノブ1が摺動操作されるので、ノブガタ及び部品の寸法公差が抑制される構成となっている。
As described in FIG. 1, there is no extra part related to the operation knob 1 between the
また、図4A(a)(b)及び図4B(c)(d)において説明したように、本実施例に係るプッシュスイッチの組み付け作業は、総てパネル11の表側から行なわれるので、プッシュスイッチ組み付けのためにパネルを反転させ、パネルの裏側で複雑な作業を行なう負担がないので、極めて容易にプッシュスイッチの組み付け及び交換作業ができる。
Further, as described in FIGS. 4A (a) (b) and 4B (c) (d), the push switch according to the present embodiment is all assembled from the front side of the
次に、接点組立体510と、操作ノブ601との嵌合接続の構成及び仕組みについて説明する。接点組立体510及び操作ノブ601は、今まで説明した接点組立体10及び操作ノブ1の変形例である。接点組立体510は、スイッチングのための接点の取り付け方向や、突出部520aの突出位置だけが図3(b)の接点組立体10と異なる。操作ノブ601は、操作面の形状のみが異なる。このように、本実施例に係るプッシュスイッチは、その形状や部材の取り付け位置について、実施の態様に適合するように変形可能である。なお、図1から図4において説明した接点組立体10及び操作ノブ1と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
Next, the configuration and mechanism of the fitting connection between the
図5は、接点組立体510を多方面から示した図である。図5(a)〜(c)は、接点組立体510の三面図を示し、図5(d)は嵌合手段9の拡大図を示している。
FIG. 5 is a view showing the
図5(a)は、接点組立体510を上から見た上面図である。中央には、嵌合手段9と一体に形成された可動接点部材530が配置され、その周囲に固定接点部材520が配置され、両者は可動接点部材530の摺動リブ530aと固定接点部材520の摺動リブガイド520cとが嵌合することにより、可動接点部材530が摺動可能に固定接点部材520に支持される。また、嵌合手段9の断面形状は、長方形である。
FIG. 5A is a top view of the
図5(b)は接点組立体510の側面図である。その構成及び機能は、今までの説明とほぼ同様であるが、図3(b)においては、接点組立体10の突出部20aの底部の突出部分が最下方に設けられていたのに対し、図5(b)の接点組立体510では、突出部520aの底部の突出部分が中央部に設けられている点で異なっている。その他の部分は、今までの説明と同様であるので、その説明を省略する。
FIG. 5B is a side view of the
図5(c)は、接点組立体510の正面図である。その構成及び機能は今までの説明と同様であるが、爪4aにおいて、パネルに最も近い網を施した部分が、パネルに挿入し易い傾斜部分4bとなって構成されていることが示されている。
FIG. 5C is a front view of the
図5(d)は、図5(c)において、嵌合手段9を拡大した図である。左側の図は、図5(c)と同じ側面から投影した図であり、右側の図は、左側の図のC−C断面を示す図である。嵌合手段9は、可動接点部材530と一体形成された先端が直方体形状の頭を持つ形状であることが示されている。
FIG.5 (d) is the figure which expanded the fitting means 9 in FIG.5 (c). The figure on the left side is a figure projected from the same side as FIG. 5C, and the figure on the right side is a diagram showing a CC cross section of the figure on the left side. The fitting means 9 is shown to have a shape in which the tip formed integrally with the
図6は、操作ノブ601を多方面から示した図である。図6(a)〜(c)は操作ノブ601の三面図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は側面図、図6(c)は正面図を示す。図6(d)は図6(a)に対応する裏面図、図6(e)は図6(a)においてB−B断面で切った断面図、図6(f)は図6(a)においてA−A断面で切った断面図、図6(g)は、図6(f)における嵌合手段602を拡大した図である。
FIG. 6 is a diagram showing the
図6(a)〜(c)は、操作ノブ601の形状を示しているが、図1〜4で説明した操作ノブ1は操作面の下部が突出して傾斜を有した形状であったが、操作ノブ601の操作面は垂直面を構成している点のみが異なる。これは、パネルが垂直面を形成し、それに沿って操作ノブ601の操作面の形状も垂直に構成しただけであり、機能的な差異はない。
6A to 6C show the shape of the
図6(d)〜(f)は、嵌合手段602の形状を詳細に示している。嵌合手段602は、嵌合の際に弾性力で横に開くような傾斜を有する係止部を先端に備えた板状部材が2枚突出して窪みを形成しており、嵌合した後は、窪みの奥の突起で可動接点部材530の嵌合手段9の頭を受けるとともに、2枚の板状部材の係止部で嵌合手段9の首の部分を係止して抜けない構造となっている。なお、図1〜4においては、操作ノブ1の嵌合手段2は上下方向に対向した2枚の板状部材からなり、上下に開閉するような構成となっていたが、図6の実施例においては左右に開閉する構成となっている。このような取付部材の方向等や微細な構造は、適宜用途に合わせて変更してよい。
6D to 6F show the shape of the fitting means 602 in detail. In the fitting means 602, two plate-like members having a locking portion having an inclination that opens sideways by an elastic force at the time of fitting project at the tip to form a recess, and after fitting, A structure in which the head of the fitting means 9 of the
図6(g)は、図6(f)の嵌合手段602の拡大図であり、左側の図は図6(f)と同じ面の断面図であり、右側の図はC−C断面の図である。右側の図から、上下方向には係止部は設けられていないことが示されている。必要に応じて、上下方向にも係止部を設けてもよいことは言うまでも無い。 6 (g) is an enlarged view of the fitting means 602 in FIG. 6 (f), the left side is a cross-sectional view of the same surface as FIG. 6 (f), and the right side is a cross-sectional view taken along the line CC. FIG. From the drawing on the right side, it is shown that no locking portion is provided in the vertical direction. Needless to say, a locking portion may be provided in the vertical direction as needed.
図7は、操作ノブ601と接点組立体510とを嵌合した状態を多方面から示した図である。図7(a)〜(c)は三面図であり、図7(d)は図7(a)に対応する裏面図、図7(e)は図7(a)においてB−B断面で切った断面図、図7(f)は図7(a)においてA−A断面で切った断面図、図7(g)は図7(f)における嵌合部分を拡大した図を各々示している。
FIG. 7 is a diagram showing the state in which the
図7(a)〜(c)の三面図は、図7(a)は上面図、図7(b)は側面図、図7(c)は正面図を表すが、その構成及び機能は、図5及び図6における内容と同様であるので、その説明を省略する。 7A to 7C are a top view, FIG. 7A is a top view, FIG. 7B is a side view, and FIG. 7C is a front view. Since it is the same as the content in FIG.5 and FIG.6, the description is abbreviate | omitted.
図7(d)は、図7(a)に対応する裏面図である。操作ノブ1とパネル11との関係では、操作ノブ1の4辺の各々中央に凸設された摺動リブ3が重要な役割を果たし、接点組立体510とパネルとの関係では、上下2箇所に設けられた爪4aが重要な役割を果たすことが分かる。なお、爪4aの網を施した部分が傾斜部分4bであり、パネルとの係合組み付けを容易にする。
FIG. 7D is a back view corresponding to FIG. In the relationship between the operation knob 1 and the
図7(e)は、図7(a)におけるB−B断面で切った側断面図である。図1〜4においては、側断面図においてスイッチング用の接点6が表されたが、ここでは可動接点部材530のみが表されている。本実施例においては、スイッチング用の接点6は、図7(f)のA−A断面で切った水平断面図に表されている。これは、スイッチング機能の構成を、図1〜4において説明した実施例と90度方向を変えているからであり、図1〜4において説明した実施例の、上下方向を左右方向に変更した構成となっている。このように、スイッチング機能の構成等、構成部品の詳細な構造は適宜用途に合わせて変更してよい。
FIG.7 (e) is the sectional side view cut by the BB cross section in Fig.7 (a). 1 to 4, the
図7(f)は、上述のように、図7(a)のA−A断面で切った断面図である。図7(f)は、スイッチングの構成とともに嵌合接続の部分の構成も示しているが、図7(g)において、図7(f)の嵌合接続の部分を拡大表示しているので、これを用いて嵌合接続の構成及び機能を説明する。図7(g)の左側の図は、図7(a)におけるA−A断面の図であり、接点組立体510の嵌合手段9を操作ノブ601の嵌合手段602の2枚の板状係止部が横から係止している状態を示す。図において、奥の突起との隙間は、図4(d)において説明したように、操作ノブ601を押圧操作するときの遊びを意味するが、横に設けられた隙間は、操作ノブ601の左右方向又は水平方向の遊びを意味する。同様に、右側の図は、左側の図のDD断面で切った断面図であり、示された隙間は操作ノブ601の上下方向又は鉛直方向の遊びを意味する。このように、プッシュスイッチを現実の車両の操作パネル等に適用するときには、操作ノブに上下左右方向及び押圧方向に遊びの隙間を設けておくことが好ましい。ある程度の遊びを設けた方が、操作ノブ601の操作時のおける引っ掛かり等を防止でき、実際の使用形態に適合するからである。
FIG. 7F is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 7A as described above. FIG. 7 (f) shows the configuration of the fitting connection portion together with the switching configuration, but in FIG. 7 (g), the fitting connection portion of FIG. 7 (f) is enlarged and displayed. The configuration and function of the fitting connection will be described using this. The left side of FIG. 7G is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 7A, and the fitting means 9 of the
図8は、本実施例に係るプッシュスイッチのパネル11からの取り外し手順について説明した図である。プッシュスイッチの構成は、図1〜4において説明した構成と同様である。
FIG. 8 is a diagram illustrating a procedure for removing the push switch from the
図8(a)は、パネル11に組み付けられた通常の状態のプッシュスイッチを示している。この状態から、プッシュスイッチを取り外すためには、接点組立体10の固定接点部材20の突出部20aに、裏側から表側に向けて押圧力を加えればよい。接点組立体10とパネル11との間には、裏側から表側に向かう水平方向に係合や嵌合により固定支持されている構造はなく、接点組立体10の突出部20aとパネル11の周壁11aとの間で、折り畳まれた爪4aが周壁11aの上下方向に力を加えて支持しているだけなので、突出部20aに横方向の押圧力を加えれば、固定接点部材20は周壁11a内を表側に向かって容易に移動する。
FIG. 8A shows a push switch in a normal state assembled to the
図8(b)は、爪4aが周壁11aの無いところまで移動させられ、接点組立体10がパネル11から外れた状態を示している。なお、操作ノブ1は、接点組立体10と嵌合接続したままであり、一体となってパネル11から取り外される。図8(c)は、パネル11から操作ノブ1及び接点組立体10が完全に取り去られ、プッシュスイッチが完全に取り外された状態を示している。
FIG. 8B shows a state in which the
このように、操作ノブ1及び接点組立体10がともにパネル11の表側から組み付けられ、しかも接点組立体10のパネル11への固定は、表側から挿入する方向についてはパネル11の係止部11cと接点組立体10の突起20bにより物理構造的にそれ以上奥に行かないように係合固定されるが、裏側から表側に向かう方向についてはそのような物理構造的な固定はなされていないため、裏側から接点組立体10に力を加えることにより、容易にプッシュスイッチを取り外すことができる。
Thus, both the operation knob 1 and the
例えば、自動車の車両室内に設置されているプッシュスイッチに故障が起きたときには、ユーザーはディーラーでスイッチ交換を求めるが、従来であればパネル全体を取り外してスイッチ交換を行なっていたところ、本実施例によれば、パネル11の裏から指を入れてスイッチを押すだけでスイッチが外れるので、容易にスイッチ交換ができ、メインテナンス性が高めることができる。
For example, when a failure occurs in a push switch installed in a vehicle interior of a car, the user requests replacement of the switch at a dealer. In the past, the entire panel was removed and the switch was replaced. According to the above, since the switch is removed simply by inserting a finger from the back of the
図9は、本実施例に係るプッシュスイッチの適用される例を示した図である。図9(a)は、自動車の車両室内のステアリングスイッチに適用された例を示している。車両室内で頻繁に使用されたり、運転者の手元で操作できる方が好ましい機能、例えばエアコンの温度調整やオーディオ機能の音量調整、電話機能等の機能は、ステアリングスイッチとしてステアリング上にプッシュスイッチが設けられることが多いが、本実施例に係るプッシュスイッチは、例えばこのようなステアリングスイッチに好適に適用可能である。図9(a)では、ステアリングスイッチのパネル50が上述のような開口と周壁とガイド機構を備えた構造に構成され、開口の底面に接点組立体を収容し、電話機能のトークスイッチ40の操作ノブが接点組立体と嵌合しつつ、挿入されている。オンフックスイッチ41及びオフフックスイッチ42及びそれらを保持するパネル51も同様に構成され、本実施例に係るプッシュスイッチが適用されている。
FIG. 9 is a diagram illustrating an example to which the push switch according to the present embodiment is applied. FIG. 9A shows an example applied to a steering switch in a vehicle compartment of an automobile. For functions that are frequently used in the passenger compartment or that can be operated by the driver, such as air conditioner temperature adjustment, audio function volume adjustment, and telephone function, a push switch is provided on the steering as a steering switch. In many cases, the push switch according to the present embodiment can be suitably applied to such a steering switch, for example. In FIG. 9A, the
また、図9(b)は、自動車の車両に搭載されるナビゲーションシステム55の操作面を示した図であるが、この操作面に用いられるスイッチにも、本実施例に係るプッシュスイッチは好適に適用可能である。即ち、ナビゲーションシステム55のパネル53は、本実施例において説明したように、開口、周壁及びガイド機構を備え、開口内に接点組立体を収容し、その上にオーディオ機能のスイッチ43を挿入支持してプッシュスイッチを構成する。同様に、パネル54及びナビゲーション機能の目的地設定スイッチ44も同様に構成され、本実施例に係るプッシュスイッチを実現している。他にも、車両内の総てのプッシュスイッチに適用可能であるし、オーディオ機器やゲーム機器等、プッシュスイッチを使用する機材には総て適用できる。
FIG. 9B is a diagram showing the operation surface of the
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and substitutions can be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Can be added.
1 操作ノブ
1a 周壁
2 嵌合手段
3 摺動リブ
4 ボデー
4a 爪
4b 傾斜部分
5 インシュレータ
6 接点
7 付勢手段(リターンスプリング)
8 ホルダ
9 嵌合手段
10 接点組立体
11 パネル
11a 周壁
11b 内周壁
11c 係止部
12 摺動リブガイド
20 固定接点部材
20a 突出部
20b 突起
20c 摺動リブガイド
20d 固定ターミナル電極
30 可動接点部材
40 トークスイッチ
41 オンフックスイッチ
42 オフフックスイッチ
43 オーディオ機能のスイッチ
44 ナビゲーション機能の目的地設定スイッチ
50、53、54 パネル
55 ナビゲーションシステム
510 接点組立体
520 固定接点部材
520a 突出部
520b 突起
520c 摺動リブガイド
530 可動接点部材
530a 摺動リブ
601 操作ノブ
602 嵌合手段
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
8
Claims (2)
前記パネルの凹部周辺の表面に沿った操作面を有し、操作面の裏側に、前記パネルの前記凹部の周壁と前記内周壁との間に挿入される周壁を有する操作ノブと、
前記パネルの凹部内に、前記操作ノブの裏側に設けられる組立体であって、前記パネルの凹部の開口を介して凹部の裏側に突出する突出部を有し、該突出部の外周面に前記パネルの前記開口まわりの周縁部に係止される突起を有する固定接点部材、及び、前記操作面の裏面に対して近接及び離間する方向に移動可能であり、前記操作面の裏面に対して近接する方向に付勢された可動接点部材を備える接点組立体と、を備え、
前記操作面の裏面と前記可動接点部材とが嵌合接続されていることを特徴とする、プッシュスイッチ。 A concave portion formed on the surface, an opening formed on a bottom surface of the concave portion, and an inner surface standing on an inner peripheral side of the peripheral wall of the concave portion, leaving a peripheral edge around the opening on the bottom surface of the concave portion A panel having a peripheral wall;
An operation knob having an operation surface along a surface around the recess of the panel; and an operation knob having a peripheral wall inserted between the peripheral wall of the recess of the panel and the inner peripheral wall on the back side of the operation surface;
An assembly provided on the back side of the operation knob in the recess of the panel, the projection having a projection protruding to the back side of the recess through the opening of the recess of the panel, and the outer peripheral surface of the projection on the outer peripheral surface of the projection A fixed contact member having a protrusion locked to a peripheral edge around the opening of the panel, and movable in a direction approaching and separating from the back surface of the operation surface, and close to the back surface of the operation surface A contact assembly comprising a movable contact member biased in a direction to
The push switch, wherein the back surface of the operation surface and the movable contact member are fitted and connected.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006167909A JP2007335320A (en) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | Push switch |
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- 2006-06-16 JP JP2006167909A patent/JP2007335320A/en active Pending
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