JP2007335204A - 発光素子の製造装置および発光素子の製造方法 - Google Patents

発光素子の製造装置および発光素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構造で占有面積が小さい発光素子の製造装置を提供する。
【解決手段】被処理基板上に、有機層を含む複数の層を有する発光素子を形成するための複数の処理室を有し、前記複数の処理室に前記被処理基板が順次搬送される発光素子の製造装置であって、前記複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、隣接する2つの前記処理室の間で前記被処理基板が搬送される場合、当該2つの処理室が前記被処理基板上の層と反応性を有しないガスで満たされるよう構成されていることを特徴とする発光素子の製造装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機発光層を含む発光素子の製造方法、および有機発光層を含む発光素子の製造装置に関する。
近年、従来用いられてきたCRT(Cathode Ray Tube)に換わって、薄型にすることが可能な平面型表示装置の実用化が進んでおり、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)は自発光、高速応答などの特徴を有するために、次世代の表示装置として着目されている。また、有機EL素子は、表示装置のほかに、面発光素子としても用いられる場合がある。
有機EL素子は、陽電極(正電極)と陰電極(負電極)の間に有機EL層(発光層)を含む有機層が狭持された構造となっており、当該発光層に正極から正孔を、負極から電子を注入してそれらの再結合をさせることによって、当該発光層を発光させる構造になっている。
また、前記有機層には、必要に応じて陽極と発光層の間、または陰極と発光層の間に、例えば正孔輸送層、または電子輸送層など発光効率を良好とするための層を付加することも可能である。
上記の発光素子を形成する方法の一例としては、以下の方法を取ることが一般的であった。まず、ITOよりなる陽電極がパターニングされた基板上に、前記有機層を蒸着法により形成する。蒸着法とは、例えば蒸発あるいは昇華された蒸着原料を、被処理基板上に蒸着させることで薄膜を形成する方法である。次に、当該有機層上に、陰電極となるAl(アルミニウム)を、蒸着法により形成する。このような発光素子を、いわゆるトップカソード型発光素子と呼ぶ場合がある。
例えばこのようにして、陽電極と陰電極の間に有機層が形成されてなる、発光素子が形成される。
例えば、上記の発光素子を製造する発光素子の製造装置は、例えば有機層や電極層などを成膜するための処理室が、搬送室にそれぞれ異なる方向で接続された構造を有する、いわゆるクラスター構造であることが一般的であった。
特開2004−225058号公報
しかし、発光素子をクラスター構造を有する製造装置で製造する場合、製造装置が大きくなり、装置が占有する床面積(いわゆるフットプリント)が大きくなりすぎる問題が生じていた。
また、上記のクラスター構造では、装置構成によっては複数の搬送室が必要となり、フットプリントが大きくなることに加えて、搬送室などの搬送系に係るコストが増大してしまう問題が生じていた。また、クラスター構造においては、被処理基板の搬送経路が複雑になり、搬送の制御が複雑になってしまう問題があった。
そこで、本発明では、上記の問題を解決した、新規で有用な発光素子の製造装置、および発光素子の製造方法を提供することを統括的課題としている。
本発明の具体的な課題は、単純な構造で占有面積が小さい発光素子の製造装置と、製造に係る占有面積が小さくなる発光素子の製造方法を提供することである。
本発明は、上記の課題を、請求項1に記載したように、
被処理基板上に有機層を含む複数の層を有する発光素子を形成するための、複数の処理室を有し、前記複数の処理室に前記被処理基板が順次搬送される発光素子の製造装置であって、
前記複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、隣接する2つの前記処理室の間で前記被処理基板が搬送される場合、当該2つの処理室が前記被処理基板上の層と反応性を有しないガスで満たされるよう構成されていることを特徴とする発光素子の製造装置により、また、
請求項2に記載したように、
前記被処理基板上の層に対応して、前記ガスが変更されることを特徴とする請求項1記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項3に記載したように、
前記複数の処理室は、少なくとも、
前記有機層を成膜するための有機層成膜室と、
前記有機層に電圧を印加するための電極を成膜するための電極成膜室と、を含むことを特徴とする請求項1または2記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項4に記載したように、
前記有機層は、電圧が印加されることで発光する発光層を含む多層構造を有し、前記有機層成膜室は、蒸着法により、前記多層構造が連続的に成膜されるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項5に記載したように、
前記有機層成膜室には、
前記被処理基板を保持する保持台と
複数の成膜原料を前記被処理基板上に供給するための複数の成膜原料供給部が設置されていることを特徴とする請求項4記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項6に記載したように、
複数の前記成膜原料供給部は直線状に配列され、前記保持台は、成膜に対応して当該成膜原料供給部の配列に沿って移動されるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項7に記載したように、
前記複数の処理室は、前記有機層と前記電極との間に前記発光層の発光効率を良好にするための、仕事関数調整層を形成する調整層成膜室を含むことを特徴とする請求項4乃至6のうち、いずれか1項記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項8に記載したように、
前記仕事関数調整層は、アルカリ金属よりなることを特徴とする請求項7記載の発光素子の製造装置により、また、
請求項9に記載したように、
被処理基板上に有機層を含む複数の層を有する発光素子を形成するための複数の処理行程が、複数の処理室で順次行われる発光素子の製造方法であって、
前記複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、隣接する2つの前記処理室の間で前記被処理基板が搬送される場合、当該2つの処理室が前記被処理基板上の層と反応性を有しないガスで満たされることを特徴とする発光素子の製造方法により、また、
請求項10に記載したように、
前記被処理基板上の層に対応して、前記ガスが変更されることを特徴とする請求項9記載の発光素子の製造方法により、また、
請求項11に記載したように、
前記複数の処理工程は、少なくとも、
前記有機層を成膜する有機層成膜工程と、
前記有機層に電圧を印加するための電極を成膜する電極成膜工程と、を含むことを特徴とする請求項9または10記載の発光素子の製造方法により、また、
請求項12に記載したように、
前記有機層は、電圧が印加されることで発光する発光層を含む多層構造を有し、前記有機層成膜工程では、蒸着法により、前記多層構造が連続的に成膜されることを特徴とする請求項11記載の発光素子の製造方法により、また、
請求項13に記載したように、
前記有機層成膜工程と前記電極成膜工程との間に前記発光層の発光効率を良好にするための、仕事関数調整層を成膜する調整層成膜工程を含むことを特徴とする請求項12記載の発光素子の製造方法により、また、
請求項14に記載したように、
前記仕事関数調整層は、アルカリ金属よりなることを特徴とする請求項13記載の発光素子の製造方法により、解決する。
本発明によれば、単純な構造で占有面積が小さい発光素子の製造装置と、製造に係る占有面積が小さくなる発光素子の製造方法を提供することが可能となる。
本発明に係る発光素子の製造装置(製造方法)では、発光層を含む有機層を有する発光素子が製造される。
例えば、当該発光素子は、ガラスなどよりなる基板上に形成され、電圧が印加されると発光する有機材料を主成分とする発光層(有機EL層)を含む有機層を有している。さらに、当該基板上には、当該有機層を挟んで対向するように、当該有機層(発光層)に電圧を印加するための2つの電極(層)が形成される。
上記の発光素子は、有機EL素子と呼ばれる場合があり、2つの電極の間に電圧を印加することで、発光層で電子と正孔を再結合させることによって、当該発光層を発光させる構造になっている。
上記の発光素子は、複数の層が積層されてなる構造を有しているため、複数の処理室において行われる複数の基板処理工程を経て製造される。このため、上記の発光素子を製造するためには、複数の処理室(処理装置)を用いる必要があった。
例えば、複数の処理室を有する発光素子の製造装置の例としては、クラスター構造を有する発光素子の製造装置がある。この場合、クラスター構造とは、被処理基板を搬送するための搬送室(トランスファーチャンバ)に対して複数の処理室が接続された構造を意味する。また、当該搬送室には、必要に応じて、被処理基板に装着されるマスクの装着室や、ロードロック室などが接続される場合がある。
しかし、クラスター構造を有する製造装置は小型化が困難であり、また装置構成や搬送システムが複雑になってしまう問題を有していた。このため、基板処理に係るコストが増大してしまう問題を有していた。
そこで、本発明に係る発光素子の製造装置では、複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、複数の処理室に被処理基板が順次搬送されて発光素子が形成されるよう構成されている。
すなわち、上記の製造装置においては、実質的に直線状に接続された複数の処理室で被処理基板が処理される複数の処理工程が実施され、前記被処理基板上に有機層を含む複数の層が形成されて発光素子が形成される。
このため、発光素子の製造装置の構造が単純となり、製造装置の占有面積(フットプリント)を小さくすることが可能となる。また、上記の製造装置(製造方法)においては、被処理基板は複数の処理室を、実質的に直線状に搬送されるため、搬送経路が単純であり、搬送システムを単純とすることが可能になる効果を奏する。
次に、上記の発光素子の製造装置および製造方法の例について、図面に基づき以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1による発光素子の製造装置100を模式的に示す図である。図1を参照するに、本実施例による発光素子の製造装置100の概略は、複数の処理室101乃至109が、実質的に直線状に接続された構造を有している。但し、本図では処理室の中の構造は図示を省略している。
上記の、隣接する処理室の間にはゲートバルブ101a乃至108aが設けられている。前記処理室101、102の間にはゲートバルブ101aが、以下同様に、処理室102、103の間にゲートバルブ102a、処理室103、104の間にゲートバルブ103a、処理室104、105の間にゲートバルブ104a、処理室105、106の間にゲートバルブ105a、処理室106、107の間にゲートバルブ106a、処理室107、108の間にゲートバルブ107a、処理室108、109の間にゲートバルブ108aが、それぞれ設けられている。
前記製造装置100は、図示を省略する例えば搬送アームなどの搬送手段を処理室内部に有している。被処理基板は、上記のゲートバルブが開放されることによって、隣接する2つの処理室の間を搬送されるよう構成されている。この場合、被処理基板は実質的に直線状に複数の処理室を搬送され、それぞれの処理室において基板処理が行われることになる。本実施例による製造装置100では、このように複数の基板処理工程を経て、被処理基板上に発光層を含む多層構造の有機層を有する発光素子が形成される。
また、複数の処理室101乃至109には、例えば真空ポンプなどの排気手段に接続された排気ライン101A乃至109Aがそれぞれ接続され、処理室101乃至109の内部が所定の減圧状態とされるように構成されている。
また、複数の処理室101乃至109には、ガス供給ライン101B乃至109Bがそれぞれ接続され、処理室101乃至109の内部が、所定の雰囲気ガスで満たされるように構成されている。すなわち、複数の処理室101乃至109の内部は、必要に応じて所定の減圧状態の当該雰囲気ガスで満たされるようになっている。例えば、2つの処理室の間で被処理基板が搬送される場合には、当該2つの処理室は、減圧状態の雰囲気ガスで満たされるようにされる。
前記ガス供給ライン101B乃至109Bには、それぞれバルブ101C乃至109C、および質量流量コントローラ(MFC)101D乃至109Dが設置され、供給される雰囲気ガスの流量が制御される構造になっている。
また、前記処理室104には、ガスライン104Bに加えて、ガスライン104BBが接続されている。前記ガスラインBBには、バルブ104CC、および質量流量コントローラ(MFC)104DDが設置され、供給される雰囲気ガスの流量が制御される構造になっている。すなわち、前記処理室104には、2種類の雰囲気ガス(たとえばAr、N)のいずれかを選択して供給することが可能になっている。
また、前記製造装置100は、製造装置の製造に係る動作を制御する制御装置(コンピュータ)150を有している。前記制御装置150は、被処理基板の搬送を制御する基板搬送制御手段151、前記処理室101乃至109の雰囲気ガスを制御する雰囲気制御手段152、前記処理室101乃至109の基板処理を制御する基板処理制御手段153、記憶手段154、および入出力手段155を有している。
前記製造装置100の発光素子の製造に係る動作は、上記の制御装置150によって制御される。また、複数の処理室によって実施される基板処理は、前記記憶手段154に記憶されたプログラム(レシピと呼ぶ場合がある)に基づいて前記基板処理制御手段153によって制御される。
本実施例による製造装置100は、複数の処理室101乃至109を有し、前記複数の処理室101乃至109が実質的に直線状に接続されるとともに、前記複数の処理室101乃至109に被処理基板が順次搬送されて発光素子が形成されるよう構成されていることが特徴である。
すなわち、上記の製造装置100においては、実質的に直線状に接続された複数の処理室で被処理基板が処理される処理工程がそれぞれ実施され、前記被処理基板上に有機層を含む複数の層が形成されて発光素子が形成される。
このため、上記の製造装置100は、従来のクラスター型の製造装置に比べて構造が単純であり、製造装置の占有面積(フットプリント)が小さくなっている。また、本実施例による製造装置100では、被処理基板が実質的に直線状に搬送されるため、搬送経路が単純であり、搬送システムが単純となっている。
また、本実施例による製造装置100では、複数の処理室101乃至109内に搬送された被処理基板が、酸素や水などに曝されないように構成されている。被処理基板に発光素子を形成する場合には、当該被処理基板が酸素や水などにできるだけ曝されないことが好ましい。例えば、発光層(有機EL層)などの有機層は、水分や酸素による影響を受けて変質しやすく、発光素子の品質が低下してしまう場合がある。
そのため、本実施例による製造装置の場合、処理室101乃至109の内部は、減圧状態の雰囲気ガスで満たされた状態にすることが可能に構成されている。また、これらの雰囲気ガスは、被処理基板上の層(膜)と実質的に反応しない(反応性を有しない)ガスであることが好ましい。また、本実施例による製造装置では、前記被処理基板上の層に対応して、処理室を満たす雰囲気ガスが変更されるように構成されている。このような雰囲気ガスの変更の具体的な例については後述する。
また、図1には、複数の処理室101乃至109に対応して、当該処理室101乃至109で行われる基板処理工程ステップ1(図中S1と表記、以下同様)乃至ステップ9が示してある。
まず、ステップ1で被処理基板Wが前記処理室101に投入されると、該処理室101において該被処理基板Wにマスク(パターニングマスク)が装着される。
次に、被処理基板Wは、前記処理室101から処理室102に搬送される。この場合、当該処理室101,102は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ101aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室101から前記処理室102へ搬送される。
次に、ステップ2(前記処理室102)では、前記被処理基板W上に、例えばITOなどよりなる陽電極がパターニングして形成される。例えば、当該処理室102は、CVD法により陽電極を形成することが可能となるように構成されるが、当該処理室102を、スパッタリング法を用いて陽電極を形成するように構成してもよい。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室102から処理室103に搬送される。この場合、当該処理室102,103は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ102aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室102から前記処理室103へ搬送される。
次に、ステップ3(前記処理室103)では、前記被処理基板Wに装着されたマスクが脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室103から処理室104に搬送される。この場合、当該処理室103,104は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ103aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室103から前記処理室104へ搬送される。
次に、ステップ4(前記処理室104)では、前記陽電極が形成された前記被処理基板W上に、例えば蒸着法により、発光層(有機EL層)を含む多層構造よりなる有機層が成膜される。この場合、当該処理室104は、蒸着法により、前記多層構造が連続的に成膜されるように、複数の成膜原料供給部を有するように構成される。このような構造の例については後述する。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室104から処理室105に搬送される。この場合、当該処理室104,105は、それぞれ減圧状態の、雰囲気ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ104aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室104から前記処理室105へ搬送される。
この場合、当該雰囲気ガスは、次のステップ5(処理容器105)で形成される仕事関数調整層と、実質的に反応しない(反応性を有しない)ことが好ましい。この場合、仕事関数調整層とは、有機層での発光効率を良好とするための層である。例えば、有機層と陰電極の仕事関数の差が大きくなりすぎると、発光素子の発光効率が低下してしまう問題が生じる場合がある。そこで、有機層と陰電極の間に仕事関数を調整するための仕事関数調整層を設けて、発光素子の発光効率の低下を抑制することが好ましい。
例えば、上記の仕事関数調整層は、アルカリ金属(例えばLi)などの活性な金属により形成される。上記のアルカリ金属は、例えば雰囲気ガスと反応して化合物が形成されてしまう場合がある。例えばLiの場合、雰囲気中に窒素が存在すると窒化してしまう場合がある。
そこで、当該処理室104、105は、仕事関数調整層と反応しない、減圧状態の希ガス(例えばArガス)で満たされていることが好ましい。このように、本実施例による製造装置(製造方法)では、被処理基板を搬送する場合の雰囲気を、被処理基板上に形成される層の材料に応じて変更することが可能なように構成されている。このため、例えば仕事関数調整層のように活性な層が形成される場合には、例えばHe、Ne、Ar、Kr、Xeなどの希ガスを雰囲気ガスとして用いることが好ましい。また、被処理基板上に露出する層が、ITOやAl、Agなどの場合には、窒素ガスなどの安価なガスを用いるようにし、雰囲気ガスを使い分けることが好ましい。
次に、ステップ5(処理室105)では、前記有機層の上に、例えば蒸着法により、Liよりなる仕事関数調整層を形成し、例えばスパッタリング法により、陰電極の一部を構成するAg層が成膜される。このような処理室105の構成の例については後述する。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室105から処理室106に搬送される。この場合、仕事関数調整層(Li層)は、Ag層で覆われた状態であるため、当該処理室105,106は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていればよい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ105aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室105から前記処理室106へ搬送される。
次に、ステップ6(処理室106)において、前記被処理基板Wに装着されたマスク脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室106から処理室107に搬送される。この場合、当該処理室106,107は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ106aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室106から前記処理室107へ搬送される。
次に、ステップ7(前記処理室107)では、例えばスパッタリング法により、Al層がパターニングして形成される。ここで、Ag層とAl層よりなる陰電極が形成される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室107から処理室108に搬送される。この場合、当該処理室107,108は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ107aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室107から前記処理室108へ搬送される。
次に、ステップ8(処理室108)において、前記被処理基板Wに装着されたマスクが脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、ステップ9(処理室109)において、例えばCVD法により、Siなどよりなる絶縁層により有機層や電極が覆われ、発光素子が形成される。
また、上記の発光素子の製造装置(製造方法)では、被処理基板を搬送する場合の雰囲気の圧力を、処理室によって異なるようにすることで、基板処理に係る汚染が発生することを抑制することが可能になる。例えば、隣接する処理室の間に圧力差を設けることで、当該雰囲気の流れの方向を好ましい方向に制御することができる。
例えば、前記処理室104Aの圧力を前記処理室105Aの圧力よりも高くすることで、有機層を形成する場合に金属(Li、Alなど)が混入する影響を抑制することが可能となる。
次に、上記の製造装置100の処理室の構成の例について、図2〜図5に基づき、説明する。ただし以下の図2〜図5中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図2は、図1に示した処理室102を模式的に示した断面図である。但し、前記ガス供給ライン102Bは図示を省略している。
図2を参照するに、前記処理室102は、内部に被処理基板Wを保持する保持台305が設置された処理容器301を有している。前記処理容器301は、例えば略円筒状の下部容器301Aの一端の開口部に、蓋部301Bが設置された構造を有している。前記蓋部302には、例えば略円盤状のアンテナ302が設置され、当該アンテナ302には、電源303からマイクロ波が印加される構造になっている。
また、前記アンテナ302と前記保持台305の間には、処理容器内に成膜のための成膜原料ガスを供給するガス供給部304が設置されている。前記ガス供給部304は、例えば格子状に形成され、当該格子の穴からマイクロ波が通過する構造となっている。
このため、前記ガス供給部304から供給された成膜原料ガスは、前記アンテナ302から供給されるマイクロ波によってプラズマ励起され、前記保持台305上に保持される被処理基板W上に、例えばITOよりなる陰電極(透明電極)が成膜される。
また、陰電極を成膜するための処理室は、上記のようにCVDによらず、スパッタリング法によって陰電極が形成されるように構成されてもよい。
また、図3は、図1に示した処理室104を模式的に示した断面図である。但し、前記ガス供給ライン104Bは図示を省略している。図3を参照するに、前記処理室104は、内部に被処理基板Wを保持する保持台312を有する処理容器311を有している。
前記処理容器311の外側には、例えば固体または液体よりなる成膜原料321を蒸発または昇華させて成膜原料ガス(気体原料)を生成する気体原料生成部322Aが設置されている。
前記気体原料生成部322Aは、原料容器319、およびキャリアガス供給ライン320を有している。前記原料容器319に保持された成膜原料321は、図示を省略するヒータなどにより加熱されて成膜原料ガス(気体原料)が生成される。生成された成膜原料ガスは、キャリアガス供給ライン320から供給されるキャリアガスととともに、輸送路318A内を輸送されて、前記処理容器311に設置されたガス供給部317Aに供給される構造になっている。前記ガス供給部317Aに輸送された成膜原料ガスは、前記処理容器311内の前記被処理基板Wの近傍へと供給され、被処理基板W上に成膜が行われる構造になっている。
前記ガス供給部317Aは、前記輸送路318Aが接続された、例えば円筒状または筐体状の供給部本体314を有し、その内部に成膜原料ガスの流れを制御する整流板315が設置されている。さらに、前記供給部本体314の、被処理基板Wに面する側には、例えば多孔質の金属材料(金属フィルタ)よりなるフィルタ板316が設置されている。
また、前記処理容器311には、前記ガス供給部317Aと同様の構造を有するガス供給部317B〜317Fが、該ガス供給部317Aとともに直線状に配列されている。また、前記ガス供給部317B〜317Fは、それぞれ輸送路318B〜318Fを介して、それぞれ気体原料生成部322B〜322Fに接続されている。前記気体原料生成部322B〜322Fは、前記気体原料生成部322Aと同様の構造を有している。
また、前記保持台312は、前記ガス供給部317A〜317Fからの複数の成膜原料ガスの供給に対応して、移動可能に構成されている。例えば、前記保持台312は、前記処理容器311の底面に設置された、移動レール313上を、ガス供給部の配列に沿って平行に移動可能に構成されている。
この場合、前記ガス供給部317A〜317Fからの複数の成膜原料ガスの供給に対応して、前記保持台312が移動されることによって、前記被処理基板W上には、多層構造よりなる有機層を形成することが可能となる。
例えば、従来のクラスター構造の発光素子の製造装置では、多層構造よりなる有機層は、複数の処理室により成膜されていた。そのため、有機層の成膜のために多くの処理室が必要となる問題があり、製造装置が大型化・複雑化していた。本実施例では、多層構造よりなる有機層を、1つの処理室で連続的に成膜することが可能となっている。このため、製造装置の構造が単純となるとともに、製造装置を小型化することが容易となっている。また、処理室が実質的に直線状に配置されることが容易となっている。
また、図4は、図1に示した処理室105を模式的に示した断面図である。但し、前記ガス供給ライン105B、排気ライン105Aは図示を省略している。図4を参照するに、前記処理室105は、内部に被処理基板Wを保持する保持台332を有する処理容器331を有している。前記保持台332は、前記処理容器331の底面に設置された、移動レール338上を、平行に移動可能に構成されている。
また、前記処理容器331の前記保持台332に対向する側には、それぞれ電源334、336に接続された、ターゲット333、335が設置されている。さらに、前記処理容器331内にArなどのスパッタリングのためのガスを供給するガス供給部337が、前記処理容器331の側面に設置されている。
上記の処理室105によって、例えば異なる材料よりなる層(例えば仕事関数調整層と陰電極)を、連続的に形成することが可能となる。また、例えばLi層を蒸着法で形成した後、Ag層をスパッタリング法により連続的に形成する場合には、上記の処理室105に、図3に示した構造(蒸着のための成膜原料ガスの輸送構造)を付加するようにすればよい。例えば、上記の処理室105に、図3に示した、気体原料生成部322A、輸送路318A,ガス供給部317Aに相当する構造を付加して、成膜原料ガス(気体原料)のLiを輸送して蒸着するようにすればよい。
また、例えばスパッタリング法による成膜においては、2つのターゲットを平行に設置することにより、成膜対象に与えるダメージを抑制することも可能である。
図5は、上記の製造装置100に用いることが可能な処理室105Xの構成の一例である。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。図5を参照するに、処理室105Xの処理容器331内には、それぞれに電圧が印加されるターゲット340A,340Bが互いに対向するように設置されている。
前記基板保持台332上に設置された、2つの前記ターゲット340A,340Bは、それぞれ、前記基板保持台332が移動する方向と略直交する方向に延伸した構造を有し、互いに対向するようにして設置されている。
また、前記処理容器331内には、前記ターゲット340A,340Bの間の空間331Aに、例えばArなどのスパッタリングのための処理ガスを供給するガス供給手段341が設置されている。当該処理ガスは、当該圧印加ターゲット340A,340Bに電源342より電圧が印加されることでプラズマ励起される。
前記処理室105Xにおいては、前記ターゲット340A,340Bに、それぞれ、電源342より電力が印加されることで、当該空間331Aにプラズマが励起され、ターゲットがスパッタリングされることで、前記被処理基板W上に成膜が行われる。
また、上記の処理室105Xにおいては、被処理基板Wが、プラズマが励起される空間から離間しており、成膜対象が、プラズマ励起に伴う紫外線や、スパッタ粒子の衝突によるダメージの影響を受けにくい特徴がある。
また、例えばスパッタリングにより多層構造を形成する場合には、前記ターゲット340A,340Bと前記ガス供給手段341とを組み合わせた構造を増設すればよい。
次に、上記の発光素子の製造装置100を用いて、発光素子を製造する例を、図6(A)〜(C)、および図7(D)〜(E)を用いて手順を追って説明する。
まず、図6(A)は、図1のステップ2に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図2に示した処理室102において、基板11(被処理基板Wに相当)上に、例えばITOよりなる陽電極12が成膜される。
図6(B)は、図1のステップ4に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図3に示した処理室104において、前記陽電極12上に、発光層(有機EL層)を含む多層構造を有する有機層13が成膜される。例えば、当該有機層13は、前記陽電極12の側から順に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層(有機EL層)、電子輸送層、電子注入層が、積層されるようにして形成される。また、必要に応じて正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層などは、成膜を省略することも可能である。また、有機層はこれらの構造に限定されず、様々に構成することが可能である。
図6(C)は、図1のステップ5に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図4に示した処理室105おいて、例えばスパッタリング法によって、前記有機層13上に、まず、Li層よりなる仕事関数調整層14が形成され、さらに当該仕事関数調整層14上に、陰電極を構成するAg層15Aが形成される。
また、この場合スパッタリングによる成膜は、例えば図5に示すように、互いに対向する2つのターゲットを有する処理室において実施されると、成膜の下地となる層(例えば前記有機層13)に与えるダメージを抑制することが可能となり、好適である。
図7(D)は、図1のステップ7に対応する工程を示す図である。本工程では、例えばスパッタリング法により、前記Ag層15A上に、Al層15Bが成膜され、当該Ag層15A、Al層15Bよりなる陰電極15が形成される。
図7(E)は、図1のステップ9に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図2に示した処理室102と同様の構造を有する処理室109により、CVD法によってSiよりなる保護層16が、前記陰電極15を覆うように形成され発光素子が形成される。
このようにして、陽電極12と陰電極15の間に有機層(有機EL層)が挟持されてなる発光素子を製造することができる。このような構造を有する発光素子を、ボトムエミッション型(トップカソード型)発光素子と呼ぶ場合がある。
上記のボトムエミッション型発光素子では、陰電極15が発光を反射する機能を有するため、陰電極の反射面には、反射率の高い材料であるAgを用いることが好ましい。また、陰電極にAgを用いた場合には、Agと有機層の間には、仕事関数調整層としてはLiを用いることが発光効率を良好とする上で好ましい。
また、実施例1に記載した発光素子の製造装置100は、ボトムエミッション型の発光素子を製造するためのものであるが、本発明をトップエミッション型の発光素子の製造に適用することも可能である。
図8は、本発明の実施例2による発光素子の製造装置200を模式的に示す図である。本実施例に係る発光素子の製造装置200は、基本的な構造とその動作は、実施例1に係る発光素子の製造装置100と同様であり、実施例1の場合と同様の効果を奏する。
図8を参照するに、本実施例による発光素子の製造装置200の概略は、複数の処理室201乃至210が、実質的に直線状に接続された構造を有している。但し、本図では処理室の中の構造は図示を省略している。上記の、隣接する処理室の間にはゲートバルブ201a乃至209aが設けられている。
本実施例による製造装置200は、図示を省略する例えば搬送アームなどの搬送手段を処理室内部に有し、上記のゲートバルブを開放することによって、被処理基板が隣接する2つの処理室の間を搬送されるよう構成されている点で実施例1の場合と同様である。この場合、被処理基板は実質的に直線状に複数の処理室を搬送され、それぞれの処理室において基板処理が行われ、被処理基板上に発光層を含む多層構造の有機層を有する発光素子が形成される。
また、上記の処理室201乃至210は、例えば被処理基板を搬送する場合には、処理室の内部が所定の減圧された雰囲気ガスで満たされるように構成されている点で実施例1の場合と同様である。
例えば、複数の処理室201乃至210には、真空ポンプなどの排気手段に接続された排気ライン201A乃至210Aがそれぞれ接続され、処理室201乃至210の内部が所定の減圧状態とされるように構成されている。
また、複数の処理室201乃至210には、ガス供給ライン201B乃至210Bがそれぞれ接続され、処理室201乃至210の内部が、所定の雰囲気ガスで満たされるように構成されている。また、前記ガス供給ライン201B乃至210Bには、それぞれバルブ201C乃至210C、および質量流量コントローラ(MFC)201D乃至210Dが設置され、供給される雰囲気ガスの流量が制御される構造になっている。
また、前記製造装置200は、実施例1の制御装置150と同様の機能を有する制御装置(コンピュータ)250を有している。前記制御装置250は、被処理基板の搬送を制御する基板搬送制御手段251、前記処理室201乃至210の雰囲気ガスを制御する雰囲気制御手段252、前記処理室201乃至210の基板処理を制御する基板処理制御手段253、記憶手段254、および入出力手段255を有している。
また、図8には、複数の処理室201乃至210に対応して、当該処理室201乃至210で行われる基板処理工程ステップ11乃至ステップ20が示してある。
まず、ステップ11で被処理基板Wが前記処理室201に投入されると、該処理室201において該被処理基板Wにマスク(パターニングマスク)が装着される。
次に、被処理基板Wは、前記処理室201から処理室202に搬送される。この場合、当該処理室201,202は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ201aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室201から前記処理室202へ搬送される。
次に、ステップ12(前記処理室202)では、前記被処理基板W上に、例えばスパッタリング法により、Al層とAg層よりなる陰電極が形成される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室202から処理室203に搬送される。この場合、当該処理室202,203は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ202aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室202から前記処理室203へ搬送される。
次に、ステップ13(前記処理室203)では、前記被処理基板Wに装着されたマスクが脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室203から処理室204に搬送される。この場合、当該処理室203、204は、それぞれ減圧状態の、雰囲気ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ203aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室203から前記処理室204へ搬送される。
この場合、当該雰囲気ガスは、次のステップ14(処理容器204)で形成される仕事関数調整層と、実質的に反応しない(反応性を有しない)ことが好ましい。
例えば、上記の仕事関数調整層は、実施例1の場合で説明したように、アルカリ金属(例えばLi)などの活性な金属により形成される。上記のアルカリ金属は、例えばガスと反応して化合物が形成されてしまう場合がある。例えばLiの場合、雰囲気中に窒素が存在すると窒化してしまう場合がある。
そこで、当該処理室203、204は、仕事関数調整層と反応しない、減圧状態の希ガス(例えばArガス)で満たされていることが好ましい。このように、本実施例による製造装置(製造方法)では、実施例1の場合と同様に、被処理基板を搬送する場合の雰囲気ガスを、被処理基板上に形成される層の材料に応じて変更することが可能なように構成されている。例えば仕事関数調整層のように活性な層が形成される場合には、例えばHe、Ne、Ar、Kr、Xeなどの希ガスを雰囲気ガスとして用いることが好ましい。また、被処理基板上に露出する層が、ITOやAl、Agなどの場合には、窒素ガスなどの安価なガスを用いるようにし、雰囲気ガスを使い分けることが好ましい。
次に、ステップ14(前記処理室204)では、前記陰電極が形成された前記被処理基板W上に、例えば蒸着法により、Li層よりなる仕事関数調整層が成膜される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室204から処理室205に搬送される。この場合、当該処理室204、205は、それぞれ減圧状態の、当該仕事関数調整層と反応しない雰囲気ガス(例えば、He、Ne、Ar、Kr、Xeなどの希ガス)で満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ204aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室204から前記処理室205へ搬送される。
次に、ステップ15(前記処理室205)では、前記陰電極と仕事関数調整層が形成された前記被処理基板W上に、例えば蒸着法により、発光層(有機EL層)を含む多層構造よりなる有機層が成膜される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室205から処理室206に搬送される。この場合、仕事関数調整層(Li層)は有機層で覆われた状態であるため、当該処理室205,206は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていればよい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ205aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室205から前記処理室206へ搬送される。
次に、ステップ16(処理室206)において、前記被処理基板Wに装着されたマスクが脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室206から処理室207に搬送される。この場合、当該処理室206,207は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ206aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室206から前記処理室207へ搬送される。
次に、ステップ17(前記処理室207)では、例えばスパッタリング法により、陽電極を構成するIZO層が、パターニングして形成される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室207から処理室208に搬送される。この場合、当該処理室207,208は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ207aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室207から前記処理室208へ搬送される。
次に、ステップ18(処理室208)において、例えばスパッタリング法により、陽電極を構成するITO層が、パターニングして形成される。ここで、IZO層とITO層よりなる陽電極(透明電極)が形成される。
次に、前記被処理基板Wは、前記処理室208から処理室209に搬送される。この場合、当該処理室208,209は、それぞれ減圧状態の、例えば窒素(N)ガスで満たされていることが好ましい。前記被処理基板Wは、前記ゲートバルブ208aが開放されることで、図示を省略する搬送アームによって、前記処理室208から前記処理室209へ搬送される。
次に、ステップ19(処理室209)において、前記被処理基板Wに装着されたマスクが脱着されるとともに、必要に応じて新たなマスクが当該被処理基板Wに装着される。
次に、ステップ20(処理室210)において、例えばCVD法により、Siなどよりなる絶縁層により有機層や電極が覆われ、発光素子が形成される。
次に、上記の発光素子の製造装置200を用いて、発光素子を製造する例を、図9(A)〜(B)、図10(C)〜(D)、および図11(E)〜(F)を用いて手順を追って説明する。
まず、図9(A)は、図8のステップ2に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図4に示した処理室105と同様の構造を有する処理室202において、基板21(被処理基板Wに相当)上に、例えばAl層22A、Ag層22Bがスパッタリング法により連続的に成膜される。ここで、Al層22AとAg層22Bよりなる陰電極22が形成される。
図9(B)は、図8のステップ14に対応する工程を示す図である。本工程では処理室204において、例えば蒸着法により、前記陰電極22上に、Li層よりなる仕事関数調整層23が成膜される。
図10(C)は、図8のステップ15に対応する工程を示す図である。本工程では、図3に示した処理室104と同様の構造を有する処理室205において、前記仕事関数調整層23上に、発光層(有機EL層)を含む多層構造を有する有機層24を成膜する。例えば、当該有機層24は、前記仕事関数調整層24の側から順に、電子注入層、電子輸送層、発光層(有機EL層)、正孔輸送層、正孔注入層が、積層されるようにして形成される。また、必要に応じて電子注入層、電子輸送層、発光層、正孔輸送層、正孔注入層などは、成膜を省略することも可能である。また、有機層はこれらの構造に限定されず、様々に構成することが可能である。
図10(D)は、図8のステップ17に対応する工程を示す図である。本工程では処理室207において、例えばスパッタリング法により、前記有機層24に、陰電極を構成するIZO層25Aが成膜される。
また、図11(E)は、図8のステップ18に対応する工程を示す図である。本工程では処理室208において、例えばスパッタリング法により、前記IZO層25A上に、ITO層25Bが成膜される。ここで、IZO層25AとITO層25Bよりなる陽電極25が形成される。
図11(F)は、図8のステップ20に対応する工程を示す図である。本工程では、例えば図2に示した処理室102と同様の構造を有する処理室210により、CVD法によってSiよりなる保護層26が、前記陽電極25を覆うように形成され、発光素子が形成される。
このようにして、陰電極22と陰電極25の間に有機層24が挟持されてなる発光素子を製造することができる。このような構造を有する発光素子を、トップエミッション型発光素子と呼ぶ場合がある。
上記のトップエミッション型発光素子では、陰電極22が発光を反射する機能を有するため、陰電極の反射面には、反射率の高い材料であるAgを用いることが好ましい。また、陰電極にAgを用いた場合には、Agと有機層の間には、仕事関数調整層としてはLiを用いることが発光効率を良好とする上で好ましい。
また、本発明は上記の実施例に限定されず、様々な処理室の構成で様々な構造を有する発光素子を形成することが可能であることは明らかである。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
本発明によれば、単純な構造で占有面積が小さい発光素子の製造装置と、製造に係る占有面積が小さくなる発光素子の製造方法を提供することが可能となる。
実施例1による発光素子の製造装置と製造方法を示す概略図である。 図1の製造装置に接続される処理室の一例(その1)である。 図1の製造装置に接続される処理室の一例(その2)である。 図1の製造装置に接続される処理室の一例(その3)である。 図1の製造装置に接続される処理室の一例(その4)である。 (A)〜(C)は、実施例1による発光素子の製造方法を示す図(その1)である。 (D)〜(E)は、実施例1による発光素子の製造方法を示す図(その2)である。 実施例2による発光素子の製造装置と製造方法を示す概略図である。 (A)〜(B)は、実施例2による発光素子の製造方法を示す図(その1)である。 (C)〜(D)は、実施例2による発光素子の製造方法を示す図(その2)である。 (E)〜(F)実施例2による発光素子の製造方法を示す図(その3)である。
符号の説明
101,102,103,103,105,106,107,108,109、201,202,203,204,205,206,207,208,209,210 処理室
101a,102a,103a,104a,105a,106a,107a,108a,109a,201a,202a,203,204a,205a,206a,207a,208a,209a,210a ゲートバルブ
101A,102A,103A,104A,105A,106A,107A,108A,109A,201A,202A,203A,204A,205A,206A,207A,208A,209A,210A 排気ライン
101B,102B,103B,104B,105B,106B,107B,108B,109B,201B,202B,203B,204B,205B,206B,207B,208B,209B,210B ガス供給ライン
101C,102C,103C,104C,105C,106C,107C,108C,109C,201C,202C,203C,204C,205C,206C,207C,208C,209C,210C バルブ
101D,102D,103D,104D,105D,106D,107D,108D,109D,201D,202D,203D,204D,205D,206D,207D,208D,209D,210D 質量流量コントローラ
150,250 制御装置
151,251 基板搬送制御手段
152,252 雰囲気制御手段
153,253 基板処理制御手段
154,254 記憶手段
155,255 入出力手段

Claims (14)

  1. 被処理基板上に有機層を含む複数の層を有する発光素子を形成するための、複数の処理室を有し、前記複数の処理室に前記被処理基板が順次搬送される発光素子の製造装置であって、
    前記複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、隣接する2つの前記処理室の間で前記被処理基板が搬送される場合、当該2つの処理室が前記被処理基板上の層と反応性を有しないガスで満たされるよう構成されていることを特徴とする発光素子の製造装置。
  2. 前記被処理基板上の層に対応して、前記ガスが変更されることを特徴とする請求項1記載の発光素子の製造装置。
  3. 前記複数の処理室は、少なくとも、
    前記有機層を成膜するための有機層成膜室と、
    前記有機層に電圧を印加するための電極を成膜するための電極成膜室と、を含むことを特徴とする請求項1または2記載の発光素子の製造装置。
  4. 前記有機層は、電圧が印加されることで発光する発光層を含む多層構造を有し、前記有機層成膜室は、蒸着法により、前記多層構造が連続的に成膜されるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の発光素子の製造装置。
  5. 前記有機層成膜室には、
    前記被処理基板を保持する保持台と
    複数の成膜原料を前記被処理基板上に供給するための複数の成膜原料供給部が設置されていることを特徴とする請求項4記載の発光素子の製造装置。
  6. 複数の前記成膜原料供給部は直線状に配列され、前記保持台は、成膜に対応して当該成膜原料供給部の配列に沿って移動されるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の発光素子の製造装置。
  7. 前記複数の処理室は、前記有機層と前記電極との間に前記発光層の発光効率を良好にするための、仕事関数調整層を形成する調整層成膜室を含むことを特徴とする請求項4乃至6のうち、いずれか1項記載の発光素子の製造装置。
  8. 前記仕事関数調整層は、アルカリ金属よりなることを特徴とする請求項7記載の発光素子の製造装置。
  9. 被処理基板上に有機層を含む複数の層を有する発光素子を形成するための複数の処理行程が、複数の処理室で順次行われる発光素子の製造方法であって、
    前記複数の処理室が実質的に直線状に接続されるとともに、隣接する2つの前記処理室の間で前記被処理基板が搬送される場合、当該2つの処理室が前記被処理基板上の層と反応性を有しないガスで満たされることを特徴とする発光素子の製造方法。
  10. 前記被処理基板上の層に対応して、前記ガスが変更されることを特徴とする請求項9記載の発光素子の製造方法。
  11. 前記複数の処理工程は、少なくとも、
    前記有機層を成膜する有機層成膜工程と、
    前記有機層に電圧を印加するための電極を成膜する電極成膜工程と、を含むことを特徴とする請求項9または10記載の発光素子の製造方法。
  12. 前記有機層は、電圧が印加されることで発光する発光層を含む多層構造を有し、前記有機層成膜工程では、蒸着法により、前記多層構造が連続的に成膜されることを特徴とする請求項11記載の発光素子の製造方法。
  13. 前記有機層成膜工程と前記電極成膜工程との間に前記発光層の発光効率を良好にするための、仕事関数調整層を成膜する調整層成膜工程を含むことを特徴とする請求項12記載の発光素子の製造方法。
  14. 前記仕事関数調整層は、アルカリ金属よりなることを特徴とする請求項13記載の発光素子の製造方法。
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