JP2007333853A - カラーフィルタ基板、及びこれを用いた液晶表示装置、カラー表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列上に2次元配置されたカラーフィルタ基板において、単位画素の面積が40000平方μmを超えるとカラーを構成するサブピクセルが見えてしまい、表示品質が低下した。
【解決手段】 互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成し、単位画素の面積は40000平方μm以上を有し、サブピクセルは線幅が100μmを超えない周期的形状を有し、一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域とが互いに噛み合うように配置することにより、観察者において加法混色された表示を視認することができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー表示を行う場合のカラーレイアウトに関する。特に、カラーフィルタ基板及びこれを用いた液晶表示装置や、EL素子等の発光素子を用いた表示装置のカラーレイアウトに関する。
カラー表示可能な表示装置として、非自発光型の液晶表示素子や、自発光型のPDP素子やEL素子を用いた表示装置が実用化されている。これらのカラー表示装置は、例えば赤(R)、緑(B)、青(B)の各色のサブピクセルを単位画素として、加法混色によりカラー表示を行う。加法混色を可能とするために、RGBからなる単位画素の面積を出来るだけ小さくして、観察者に各サブピクセルが分離して認識できないようにしている。そして、混色性を向上させるために着色部を斜めに配列したり、三角配列したりすること、及び、着色部の形状を三角形や六角形にすることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図11(a)は、カラーフィルタを用いた液晶表示装置100を分解した状態を表す斜視図であり、図11(b)はカラーフィルタの色配置を表す説明図である。図11(a)に示すように、カラーフィルタ層102は下側基板101の上に形成されている。カラーフィルタ層102はRGB各色の着色層がストライプ状に配置されている。各着色層の間やその外周部には、光の漏れを防止するためにブラックマスク膜(BL)が設けられている。カラーフィルタ層102の上には平坦化膜103、ストライプ状の透明電極104及び図示しない配向膜が設けられている。この図では、RGBの着色層と透明電極104とは同じストライプ状の形状を有するように形成されている。また、上側基板106の内表面には対向電極105及び図示しない配向膜が形成されている。上側基板106と下側基板101との間に図示しない液晶が充填されて、液晶パネルが構成される。更に、下側基板101の下部には図示しない偏光板や導光板及び光源が配置され、上側基板106の上面には図示しない偏光板が配置されている。この液晶表示装置100は、下側基板101の透明電極104と上側基板106の対向電極105との間に電圧を印加して液晶分子の配列方向を変化させることにより、液晶パネルを通過する光量が変化して表示動作が行われる。
図11(b)は、下側基板101のカラーフィルタ層102を上方から見た状態を表しており、点線107は上側基板106の内面に形成した対向電極105を表す。RGBの着色層が周期的に配置されている。ここで、単位画素は、RGB3色の着色層と対向電極105が交差する部分、即ち破線108により囲まれた領域となる。ここでは、下基板に形成された透明電極104と各色の着色層の形状が同一であるので、サブピクセルは、破線108により囲まれるRGBの各色を有する着色層の領域となる。透明電極104と対向電極105の間に電圧を印加して、着色層を通過する光量を色毎に(すなわち、サブピクセル毎に)独立に変化させる。これにより、透過光を見る観察者は、加法混色されたカラー画像を見ることができるようになる。
通常のノート型パソコン等に使用される液晶表示装置では、単位画素108の一辺の長さL0又はW0が100〜180マイクロメートル(μm)である。単位画素108のカラーフィルタ膜の幅は約30〜50μmである。従って、単位画素の面積は約10000〜32400平方μmである。また、Rの着色層の長手方向の中心線をCr、同様にGの中心線をCg、Bの中心線をCbとすると、中心線CrとCgとの距離Dは約30〜60μm、CrとCb間の距離は約60〜120μmである。
ランゲルト環による視力1.0は、6メートル(m)離れた位置から1.5ミリメートル(mm)の隙間を認識することができる。従って、視力1.0の観察者が50センチメートル(cm)の距離で分離できる最小の間隔は125μmとなる。上述したカラー液晶表示装置の構成では、視力1.0の使用者が表示画面から50cm離れて観察する場合、Rの着色層の中心線Crと、Gの着色層を跨いだBの着色層の中心線との間は最大でも約120μmあるため、各着色層の各領域を分離して視認することにはならず、加法混色された色を観察することとなる。従って、単位画素を構成する各色の着色領域を意識することなく、画像を見ることができる。これは、液晶表示装置のみならず、プラズマディスプレイ装置やEL表示装置、あるいは反射型表示装置についても同様である。
特開昭63−271203号公報
上述した着色層がストライプ状に配列された構成では、単位画素の配列ピッチが、例えば200μmを超えるほど粗いと加法混色の効果が有効に得られなかった。すなわち、配列ピッチが粗く単位画素の面積が大きい(40000平方μm以上)場合のカラー表示では、観察者に各カラーを構成するサブピクセルが分離して見えてしまう。そのために、単位画素において加法混色が行われず、表示品質が低下する、という不具合が発生した。
また、特許文献1のような着色部の配列や形状を用いれば混色性は向上するが、透明電極を着色層とほぼ同一の形状にする必要があるパッシブマトリックス型の表示装置では、このような形状の印加用電極を形成することはできない。
上記課題を解決するために、本発明のカラーフィルタ基板は、互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置されたカラーフィルタが基板上に形成されている。ここで、単位画素は、面積が40000平方マイクロメートル以上を有し、サブピクセルは、連続した単一の平面領域を有するとともに線幅が100マイクロメートルを超えない周期的形状の領域を有し、一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域が互いに噛み合うように配置されている。さらに、単位画素の面積が90000平方マイクロメートル以上であるとともに、互いに色を異にする3個以上のサブピクセルで構成し、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されるように構成した。
また、単位画素の面積は40000平方マイクロメートル以上あり、サブピクセルは連続した単一の平面領域を有し、一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、このサブピクセルに隣接する他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、一のサブピクセルと他の一のサブピクセルとを画する境界線の長さは、単位画素の周囲の長さの1/2以上を有するように構成した。さらに、単位画素の面積を90000平方マイクロメートル以上とし、第1のサブピクセルと第3のサブピクセルの間に第2のサブピクセルが配置され、第1のサブピクセルの領域の長手方向の中心線と、第3のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、第1のサブピクセルと第2のサブピクセルとを画する境界線の長さ、及び、第2のサブピクセルと第3のサブピクセルとを画する境界線の長さが単位画素の周囲の長さの1/2以上となるように構成した。
本発明の液晶表示装置は、上述したいずれかの構成のカラーフィルタ基板と対向基板との間に液晶が狭持されている。ストライプ状の着色層の上には平坦化膜、透明電極及び配向膜が設けられている。対向基板には対向電極及び配向膜が設けられている。単位画素を構成する部分において、透明電極と対向電極のいずれか一方の電極と着色層の形状がほぼ同一の形状となるように構成されている。
また、本発明のカラー表示装置は、画像を表示する表示面には互いに表示色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置され、この単位画素は40000平方マイクロメートル以上の面積を有し、サブピクセルは連続した単一の平面領域を有するとともに、線幅が100マイクロメートルを超えない周期的形状の領域を有し、一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域が噛み合うように配置されるようにした。さらに、単位画素は、90000平方マイクロメートル以上の面積を有するとともに、互いに表示色の異なる3個以上のサブピクセルを有し、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されるようにした。
あるいは、この単位画素は40000平方マイクロメートル以上の面積を有し、サブピクセルは連続した単一の平面領域を有するとともに、一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、この一のサブピクセルに隣接する他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、一のサブピクセルと他の一のサブピクセルとを画する境界線の長さが単位画素の周囲の長さの1/2以上となるようにした。さらに、単位画素の面積を90000平方マイクロメートル以上とし、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルを配置し、第1色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線と、第3色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセルとを画する境界線の長さ、及び、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとを画する境界線の長さが、単位画素の周囲の長さの1/2以上となるようにした。このような構成をエレクトロルミネッセンス等の自発光型の表示装置に適用した。
上述したように、互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素(単位画素の面積は40000平方μm以上)を構成しているカラーフィルタ基板であって、各サブピクセルは線幅が100μmを超えない周期的形状で形成され、一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域とが互いに噛み合うように配置されている。このような構成により、単位画素の面積が大きい場合であっても、観察者は加法混色された表示を視認することができるので、表示品質の低下を防止することができる。
また、互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素(面積40000平方μm以上)を構成し、一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100μmを超えず、かつ、この2つのサブピクセルの間の境界の長さを単位画素の周囲の長さの1/2以上とした。これにより、観察者は、隣り合うサブピクセルを分離して視認することがないので、加法混色された複数のサブピクセルを同時に観察することとなるので、目的の色の表示が認識できる。
本発明のカラーフィルタ基板では、互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配列された構成のカラーフィルタが基板上に設けられている。単位画素の面積は40000μm以上であり、各サブピクセルは連続した単一の平面領域を有している。そして、各サブピクセルは平面領域の一部において線幅が100μmを超えない周期的形状を有する。そして、一のサブピクセルの周期的形状の間に他のサブピクセルの周期的形状が入り込む噛み合った形状を有する。これにより、観察者が単位画素を見たときにその噛み合った周期的形状が加法混色され、目的のカラー画素として視認できる。
基板としては、透明ガラスや透明樹脂等を使用する。カラーフィルタ基板は透明基板の表面に着色層が形成されている。着色層は、着色顔料を分散させたポリイミド膜、着色顔料を含有したアクリル樹脂等を用いた感光性樹脂膜、あるいは、予めサブピクセルの形状にした電極に電着法により堆積させたものを用いる。ポリイミド膜等の場合には、透明基板上に所定の色の顔料を分散させたポリイミド膜を形成し、レジスト等を用いたフォトリソグラフィ工程により所定形状の着色層を形成する。これを色ごとに繰り返し行って、複数色の着色層を有するカラーフィルタを形成する。観光性樹脂を用いる場合には、透明基板上に所定の色に着色された顔料が分散された観光性樹脂を形成し、フォトリソグラフィ工程により所定形状の着色層を形成する。これを色ごとに繰り返し行って、カラーフィルタを形成する。また、電着による場合には、予めサブピクセルの形状に透明電極をパターニングし、その上に電着法により顔料を分散した膜を堆積させる。色ことに繰り返し行って電着カラーフィルタを形成する。
カラーフィルタの色は、サブピクセルが2色の場合には、補色関係にある色を使用することができる。例えば、緑(G)とマゼンタ(M)、シアン(C)と赤(R)の色の組合せとする。また、サブピクセルが3色の場合には、赤(R)、緑(G)、青(B)の組合せや、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の組合せとすることができる。これらの色は加法混色により白色(W)を得ることができる。また、更に他の色を加える、あるいはRGBにMYCの各色を加えることができる。
カラーフィルタ基板の場合に、2つのサブピクセル間には黒色フィルタ(BM)を形成して光の漏れを防止し、色純度を向上させることができる。なお、サブピクセル間に設けた黒色フィルタ等の遮光領域はサブピクセルには含めない。サブピクセル領域とは、カラーフィルタ基板が表示装置や受光装置等に利用され、通過した光量を観察し或いは通過した光量を検出して文字や画像の変化を認識或いは検出するために利用される領域とする。従って、単に色純度を向上させるための固定した遮光領域は、例え面積が広くとも、サブピクセルには含めない。
また、単位画素の面積は90000μm以上あり、3色以上のサブピクセルを有する。そして、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとの間に第2色のサブピクセルが配置されている。即ち、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとは第2色のサブピクセルを介して分離されている。これらの各サブピクセルはそれぞれ線幅が100μmを超えない周期的形状を有し、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセルの周期的形状は噛み合っている。更に、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの周期的形状も噛み合った形状を有している。その結果、観察者が単位画素を見ると、第1色のピクセルと第2色のピクセル、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセル、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルも加法混色され、目的の表示色が視認できる。
また、本発明のカラーフィルタ基板では、互いに色を異にする複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置された構成のカラーフィルタが基板上に設けられている。単位画素の面積は40000μm以上であり、各サブピクセルは連続した単一の平面領域を有している。更に、一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、この一のサブピクセルに隣接する他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100μmを超えない。また、このサブピクセルと他のサブピクセルとを画する境界線の長さが、単位画素の周囲の長さの1/2以上となるようにした。即ち、単位画素の領域内において単に細いストライプ状のサブピクセルが接近して配置されているだけでは足りず、互いに他のサブピクセルの領域に凹凸状に入り込んでいる、或いは折れ曲がった領域を有することが必要となる。これにより、観察者がこの単位画素を見るときは、この隣り合うサブピクセルを分離できず、加法混色により混色された色を視認することになる。
また、単位画素の面積を90000μm以上とし、3色以上のサブピクセルを有する構成とした。そして、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとの間に第2色のサブピクセルが配置されている。即ち、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとは第2色のサブピクセルを介して分離されている。そして、第1色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線と第3色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離は100μmを超えない。その結果、観察者は3つのサブピクセルを分離して視認することはない。更に、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセルとを画する境界線の長さ、及び、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとを画する境界線の長さは、単位画素の周囲の長さの1/2以上を有する。これにより、第1色のサブピクセルの領域と第2色のサブピクセルの領域、及び、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの領域とが噛み合う、或いは、折れ曲がった領域を有することになる。その結果、加法混色がより促進され、表示品質を向上させることができる。
上述した構成のカラーフィルタ基板を用いた液晶表示装置について説明する。カラーフィルタ基板と数μm〜10μm程度の間隙を保持して対向基板が設けられてセルが構成され、この間隙に液晶層が設けられる。更に、このセルを挟むように偏光板等の光学フィルムが配置され、必要に応じてバックライト等の照明装置が配置される。また、液晶層に電圧を印加するための電極が設けられる。パッシブ型液晶表示装置に用いられる電極には、フィルタ基板に設けられた透明電極と対向基板に設けられた対向電極がある。透明電極と対向電極の交差する部分の液晶に電圧が印加されるので、この交差部分が画素として機能する。例えばRGBの3色を用いてカラー表示する場合には、この画素が3つの部分、すなわち3つのサブピクセルに分けられることになる。透明電極と対向電極の一方が走査電極で他方が信号電極である。通常、信号電極は着色層のカラーパターンとほぼ同形状のパターンとなる。そして、パッシブマトリクス型の場合には、例えば縦方向に隣接する画素に同じ信号が供給されるように、縦方向を貫く連続した電極形状として信号電極は形成される。したがって、着色層のカラーパターンも以下のような特徴を持つ必要がある。例えば信号電極が縦方向に連続して形成される場合、各色のサブピクセルは単位画素の上辺と下辺のいずれにも領域が存在するように形成されている。そして、上辺では上の単位画素の着色層と接続し、下辺では下の単位画素の着色層と接続している。このように、各色のサブピクセルは、単位画素を構成する上辺と下辺の一部を横切るように形成されている。そうしないと、横方向に隣接する単位画素との間隙に上(または下)の単位画素と接続する配線を設けなければならず、開口率が低下してしまう。
また、透明電極は基板と着色層の間、あるいは、着色層の上部に設けられる。透明電極は、ITO(インジウム・スズ酸化物)等をスパッタリング法等により堆積させて形成する。カラーフィルタ基板を反射型の表示装置に用いる場合には、基板と着色層の間に透明電極ではなく光を反射する金属電極を形成する。
さらに、特定の色を発光する複数色の発光素子を用いて表示する本発明の表示装置を説明する。すなわち、表示装置には、表示色の異なる複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置された表示面を備えている。単位画素の面積が40000μm以上であり、それぞれのサブピクセルは連続した単一の平面領域を有し、かつ、線幅が100μmを超えない周期的形状で形成されている。更に、一のサブピクセルの周期的形状の間に他のサブピクセルの周期的形状が入り込む噛み合った形状である。これにより、観察者が単位画素を見たときにその噛み合った周期的形状が加法混色され、目的の色の画素として視認することが出来る。
また、単位画素からなる表示面の面積が90000μm以上であり、互いに色の異なる3個以上のサブピクセルを有し、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されるパターンである。これらの各サブピクセルはそれぞれ線幅が100μmを超えない周期的な形状であり、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセルの周期的形状は噛み合っており、更に、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの周期的形状も噛み合っている。その結果、観察者が単位画素からなる表示面を見たときに、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセル、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセル、第3色のサブピクセルと第1色のサブピクセルは加法混色され、目的の色の画素として視認することが出来る。
あるいは、単位画素の面積が40000μm以上であり、サブピクセルは連続した単一の平面領域を有する。更に、一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、この一のサブピクセルに隣接する他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線の間の距離が100μmを超えない。これにより、観察者がこの単位画素を観察すると、この隣り合うサブピクセルは加法混色により混色した画素として視認することができる。また、当該一のサブピクセルと当該他の一のサブピクセルとを画する境界線の長さが、単位画素の周囲の長さの1/2以上を有する。その結果、加法混色がより促進されることになる。
あるいは、単位画素の面積が90000μm以上を有し、互いに色の異なる3個以上のサブピクセルを有する。そして、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されている。即ち、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとは第2色のサブピクセルを介して分離されている。そして、第1色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線と第3色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離は100μmを超えない。その結果、観察者が単位画素を見たときに、3つのサブピクセルの色は加法混色されて目的の色の画素として視認することが出来る。更に、第1色のサブピクセルと第2色のサブピクセルとを画する境界線の長さ、及び、第2色のサブピクセルと第3色のサブピクセルとを画する境界線の長さは、単位画素の周囲の長さの1/2以上を有する。これにより、第1色のサブピクセルの領域と、第2色のサブピクセルの領域とは噛み合う領域を形成することなり、同様に、第2色のサブピクセルの領域と第3色のサブピクセルの領域とは噛み合う形状を有することになり、加法混色がより促進されることになる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
本実施例のカラーフィルタ基板又は表示装置の着色層の形状・配置を図1の平面図を用いて説明する。図示するように、単位画素UP1と、この単位画素UP1と同じ単位画素UP2が並列して配列されている。単位画素UP1は長さ200μm(L0)、幅222μm(W0)の矩形形状である。単位画素UP1はX方向及びY方向に複数配置され、マトリクスとして構成される。単位画素UP1は互いに色を異にする第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3を備えている。例えば、第1色サブピクセル2は緑色の着色層又は発光部であり、第2色サブピクセル3はマゼンダ色の着色層又は発光部である。また、各サブピクセルは連続する単一の平面領域を有しており、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3とは境界4により画されている。境界領域4は黒色のカラーフィルタ又は黒色の表示色を有する領域であるが、これに限定されない。また、境界領域4の長手方向の中心線が境界中心線として定義される。なお、サブピクセルとは、着色層又は発光部が表示装置等に利用され、観察者がサブピクセルの明度又は彩度の変化を観察することにより文字や画像の変化を認識することに寄与する領域のこととしている。
第1色サブピクセル2は、長さが200μm(L0)、幅33μm(W1)からなる長方形の領域G1と、長さが134μm(L2)、幅33μm(W3)の長方形の領域G2と、長さが134μm(L2)、幅が33μm(W5)の長方形の領域G3とを備えている。また、第2色サブピクセル3は、長さが200μm、幅33μm(W6)の長方形の領域M1と、長さが134μm(L2)、幅が33μm(W4)の長方形の領域M2、及び、長さが134μm(L2)、幅が33μm(W2)の長方形の領域M3とを備えている。単位画素UP1の面積(L0×W0)は44400μm、したがって40000μm以上である。また、第1サブピクセル2の領域G1、G2及びG3と第2サブピクセル3の領域M1、M2及びM3のそれぞれの幅(W1〜W6)は総て33μmと等しく、100μmを超えない。また、第1サブピクセル2の領域G1、G2及びG3はX方向に対してピッチ66μm(P1)の周期的形状を有し、同様に第2サブピクセル3の領域M1、M2及びM3はX方向に対してピッチ66μm(P2)の周期的形状を有しており、互いに噛み合うように配置されている。更に、本実施例では、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3の面積は同一である。
なお、上述のL0、M0、L1〜L3、W1〜W6の値に限定する必要はない。単位画素UP1の面積が40000μmを超えるものであり、各サブピクセルの周期的形状が100μmを超えないで互いに噛み合う形状であれば良い。例えば、図1に示す形状と相似形であって、W0が約600μmでもよいし、L0は更に大きくしてもよい。また、本実施例では各サブピクセルの周期的形状の繰り返し数を3としているが、さらに多くの繰り返し数としてもよい。その場合は、W0を600μm以上とすることも可能である。また、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3との面積が互いに同一である必要もない。
また、第1色サブピクセル2の各領域における長手方向に対する中心線を中心線Cgとし、第2色サブピクセルの各領域における長手方向に対する中心線を中心線Cmとして、第1色サブピクセル2の領域G1における中心線Cgと、第2色サブピクセル3の領域M3の中心線Cmとの間の距離は33μmであり、100μmを超えない。同様に、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3における領域G2の中心線Cgと領域M3又は領域M2の中心線Cmとの間の距離、及び、領域G3の中心線Cgと領域M3又は領域M1の中心線Cmとの間の距離はそれぞれ33μmであり、100μmを超えない。更に、境界領域4の幅を4μmとすると境界中心線の長さは1000μm(Lx)であり、単位画素UP1の周囲の長さ844μm(Ls=2(L0+W0))の1/2よりも大きい。
図1に示されるカラーレイアウト1において、W1〜W6はそれぞれ同一の長さとしているが、互いに異なるものであってもよい。また、図中のL3はM2の部分とM3の部分で寸法が変わってもかまわない。さらに、カラーレイアウト1は、単位画素UP1と単位画素UP2がX方向及びY方向に碁盤の目のように並んだマトリクス状の配列に限らず、X方向又はY方向に互いにずれた配列でもよい。また、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3では、周期的形状はそれぞれ3領域あるが、多数の周期的形状の領域でもよい。周期的形状の領域が多いほど、加法混色が促進されるからである。また、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3の各面積は互いに同一でなくともよい。図1に示すカラーレイアウト1において、一般的には、第1色サブピクセル2の各領域の中心線と第2色サブピクセル3の各領域における中心線との間の距離が100μmを超えず、単位画素UP1の面積が40000μm以上を有し、かつ、式(1)を満たすものであればよい。
4L2+W0≧2(W1+W4)・・・(1)
カラーフィルタ基板は、着色顔料が分散された感光性樹脂を透明基板上に形成することにより作製できる。具体的には、まず、ガラス基板上に所定の色の顔料が分散されたアクリル系樹脂からなる感光性樹脂を塗布する。次に、第1色サブピクセルの形状のマスクで露光する。次に、露光された感光性樹脂を現像し、第1色サブピクセル2をガラス基板上に残す。次に、第1色サブピクセルと異なる色の顔料が分散された感光性樹脂を塗布し、上記と同様の露光・現像工程により第2色サブピクセルをガラス基板上に残す。次に、黒色の顔料が分散された感光性樹脂を塗布し、同様に露光・現像処理を行って第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3との間の境界領域4に隙間無く形成する。なお、感光性樹脂の他に、ポリイミド膜に所定の色の顔料が分散されたカラーフィルタ膜を透明基板上に塗布し、フォトリソグラフィ工程及びエッチング処理により第1色サブピクセル2を形成し、これを繰り返して第2色サブピクセル3を形成してもよい。その他、電着用の透明電極をガラス基板上に形成し、各色について順次電着を繰り返してカラーフィルタを形成してもよい。
また、この着色層を、自発光の有機EL素子を用いて形成することができる。ガラスからなる透明基板上に、ITO等の透明電極を真空蒸着法等により堆積する。次にフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により第1サブピクセルの形状にパターニングする。次に、正孔注入層、正孔輸送層、所定のドーパントをドーピングした発光層、電子輸送層及び陰極からなる電極を順次蒸着法等により形成する。次にフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、パターニングして第1色サブピクセルの形状に形成する。第2色サブピクセルも同様の工程により形成する。
また、EL素子に代えて発光色を異にするPDP素子を各サブピクセルに形成することができる。表示面としてPDP素子を使用する場合には、下側基板上に各サブピクセルの中心線に沿ってデータ電極を形成し、その上に絶縁膜を形成する。そして、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3との境界領域4に沿って所定の高さの障壁を形成する。次に隔壁の側面にサブピクセルの色を発光する蛍光体を塗布する。蛍光体は、隔壁により囲まれたサブピクセルの領域の絶縁膜上にも塗布する。データ電極と直交する方向に透明電極を形成した上側透明基板を貼り合わせ、下側透明基板と上側透明基板との間にプラズマ発光用のガスを封入して、表示装置を形成する。また、自発光素子の代わりに、WO3等の電解質を用いたエレクトロクロミック素子や電気泳動表示素子を使用することができる。
本実施例の2色のカラーフィルタ基板(着色層のカラーレイアウト5)を平面視した様子を図2に模式的に示す。図示するように、単位画素UP1には色の異なる第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7が形成されている。第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7は境界領域8を介して画されている。単位画素UP1は長さL0と幅W0の矩形状の形状を有し、面積は40000μm以上を有する。第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7はそれぞれ単一の連続した平面領域を有する。第1色サブピクセルは長さL0、幅W1の領域G1と、長さL2、幅W3の領域G2を有している。同様に、第2色サブピクセル7は、長さL0、幅W4の領域M1と、長さL2、幅W2の領域M2を有している。ここで、W1〜W4はそれぞれ同一の長さであり、100μmを超えない。そして、第1色サブピクセル6の領域G1と領域G2はX方向に対してピッチP1の周期的形状を有している。同様に、第2色サブピクセル7の領域M1と領域M2とはX方向に対してピッチP2の周期的形状を有している。第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7の領域は互いに噛み合う形状を有している。それ故に、観察者がこの単位画素を観察すると、第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7を分離して認識することがなく、加法混色される。
また、第1色サブピクセル6の領域G1の中心線C1と第2色サブピクセル7の領域M2の中心線Cmとの間の距離は100μmを超えない。同様に、第1色サブピクセル6の領域G2の中心線Cgと第2色サブピクセル7の領域M2又は領域M1との間の距離は100μmを超えない。そして、第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7の境界領域8の中心線の長さLxは、Lx=(L0+W0)+2L2+(W0−2W1−2W4)となり、単位画素UP1の周囲の長さLs=2(L0+W0)の1/2以上を有する。従って、W1〜W4の長さがそれぞれ互いに異なっても、第1色サブピクセル2の領域G1及び領域G2における長手方向のそれぞれの中心線と、第2色サブピクセル3の領域M1又は領域M2の長手方向の中心線との距離が100μmを超えず、第1色サブピクセル2と第2色サブピクセル3とを画する境界線の長さは単位画素UP1の周囲の長さの1/2以上を有する、という条件を満たすことができる。図2に示したカラーレイアウト5において、一般的には、第1色サブピクセル2の各領域の中心線と第2色サブピクセル3の各領域における中心線との間の距離が100μmを超えず、単位画素UP1の面積が40000μm以上であり、かつ、式(2)を満たすものであればよい。
2L2+W0≧2(W1+W4)・・・(2)
更に、単位画素UP1内の第1サブピクセル6が領域G1、G2・・Gn(nは2以上の整数)を有し、第2色サブピクセル7が領域M1、M2・・・Mnを有する場合には、第1色サブピクセル6と第2色サブピクセル7の隣り合った領域の中心線の距離が100μmを超えず、単位画素UP1の面積が40000μm以上を有し、かつ、式(3)を満たせばよい。
2(n−1)L2+W0>2(W1+W4)・・・(3)
図3は本実施例のカラーフィルタ基板(着色層のカラーレイアウト10)を模式的に示す平面図である。図示するように、単位画素UP1は赤色の第1サブピクセル11r、緑色の第2サブピクセル11g及び青色の第3サブピクセル11bの3つのサブピクセルを有している。単位画素UP1は、長さL0及び幅W0がそれぞれ300μmの正方形であり、その面積(L0×W0)は90000μmであり、X方向及びY方向に配列してマトリックスを構成している。また、第1サブピクセル11rと第3のサブピクセル11bとの間に第2サブピクセル11gが配置されている。第1サブピクセル11rと第2サブピクセル11gとは境界領域12により、また、第2サブピクセル1gと第3サブピクセル11bとは境界領域13によりそれぞれ画されている。
第1サブピクセル11rは、幅50μm(L2)、長さ225μm(W2+W3)の領域R1、及び幅50μm(L6)、長さ225μm(W2+W3)の領域R2を備えている。従って、各領域R1、R2とも幅が100μmを超えず、かつ、150μm(L3+L4+L5+L6)ピッチの周期的形状を形成している。第2サブピクセル11gは、幅が25μmの領域G1、G2、G3、G4を備えており、ピッチ75μm(P1)の周期的形状を有している。また、第3サブピクセル11bは、幅50μm(L4及びL8)、長さ225μm(W3+W4)の領域B1、領域B2を備えている。従って、領域B1、B2とも幅が100μmを超えず、かつ、ピッチ150μm(L5+L6+L7+L8)の周期的形状を形成している。各サブピクセルの周期的形状は互いに噛み合っている。その結果、観察者は、この単位画素UP1の第1サブピクセル11rと第2サブピクセル11g、及び、第2サブピクセルと第3サブピクセル11bとを分離することができず、加法混色された色を観察することになる。
なお、本実施例の長さ及び幅に限定されないし、第1サブピクセル11r、第2サブピクセル11g及び第3サブピクセル11bのそれぞれの面積が同一でなくてもよい。単位画素UP1の面積が90000μm以上であり、各サブピクセルが100μmを超えない周期的形状の領域を有するものであればよい。例えば、本実施例に示すカラーレイアウト10の場合は、単位画素UP1の長さL0を拡大させてもよいし、周期的形状を有する領域の数を増加させてもよい。また、幅W0は面積が90000μm以上を満たす任意の幅とすることができる。更に、RGBの色に限定されるもので無く、MYCの各色を使用するものでも、また、他の色を使用するものであってもよい。
また、第1サブピクセル11rの領域R1、R2における長手方向の中心線Crと、第3サブピクセル11bの領域B1、B2における長手方向の中心線Cbとの間の各距離は75μmである。また、境界領域12の中心線の長さ、及び、境界領域13の中心線の長さは1200μmであり、単位画素UP1の周囲の長さ1200μmの1/2以上を有する。本実施例では、幅75μm以内に、第1サブピクセル11r、第2サブピクセル11g及び第3サブピクセル11bの3つの領域が含まれることになる。その結果、観察者は単位画素UP1の第1サブピクセル11r、第2サブピクセル11g及び第3サブピクセル11bの各領域を分離して観察することがなく、加法混色された色を観察することになる。
なお、この場合も上述した形状に限定されるものではなく、例えば、長さL0を395μmに拡大してもよいし、幅W0を、単位画素UP1の面積が90000μm以上になる範囲であれば任意の値とすることができる。また、長さL1、L3、L5、L7、幅W1、W2、W4及びW5を同一としなくともよい。同様に、長さL2、L4、L6及びL8を同一としなくともよい。
本実施例では、図3に示したように、第1サブピクセル11rは領域R1、R2、第3サブピクセル11bは領域B1、B2のそれぞれ2つの領域を有するが、これを各サブピクセルがm個(mは2以上の整数)有する場合の条件について説明する。この場合も、第1サブピクセル11rの各凸部の領域の中心線と、第2サブピクセル11gを介して隣り合う第3サブピクセル11bの各凸部の領域の中心線との間の距離が100μmを超えないこと。単位画素UP1の面積が90000μm以上を有すること。また、境界領域12の中心線の長さはLx1=L0+2m(W0−W1−W4−W5)であり、境界領域13の中心線の長さはLx2=L0+2m(W0−W1−W2−W5)であり、各Lx1及びLx2が単位画素UP1の周囲の1/2、即ち(L0+W0)以上を有することが必要であることから、式(4)及び式(5)を満たすようにすればよい。
W0≧2m(W1+W4+W5)/(2m−1)・・・(4)
W0≧2m(W1+W2+W5)/(2m−1)・・・(5)
図4は、本実施例のカラーフィルタ基板(表示体のカラーレイアウト15)を模式的に示す平面図である。図示するように、単位画素UP1は互いに色を異にする第1サブピクセル16a、第2サブピクセル16b、第3サブピクセル16c及び第4サブピクセル16dを有している。単位画素UP1は、長さL0及び幅W0がそれぞれ320μmの正方形であり、その面積(L0×W0)は約0.1平方ミリメートル(mm)であり、X方向及びY方向に配列してマトリックスを構成している。また、各サブピクセルは、第1サブピクセル16aと第4サブピクセル16dとの間に第2サブピクセル16b及び第3サブピクセル16cが配置されている。第1サブピクセル16aと第2サブピクセル16bは境界領域17により、また、第2サブピクセル16bと第3サブピクセル16cは境界領域18により、また、第3サブピクセル16cと第4サブピクセル16dは境界領域19によりそれぞれ画されている。
各サブピクセルの幅は、第1サブピクセル16aの領域A1と領域A2、及び第4サブピクセル16dの領域D1と領域D2を除いて20μmを有している。第1サブピクセル16aの領域A1及び領域A2、第4サブピクセル16dの領域D1及び領域D2は幅40μm(L1)長さ240μm(W2)の同一の形状を有し、それぞれピッチ160μmの周期的領域を構成している。また、第2サブピクセル16bの領域B1、B2と、領域B3、領域B4とはピッチ160μmの周期的形状を構成し、それぞれ幅20μmを有する。また、第3サブピクセル16cの領域C1、C2と、領域C3、C4とはピッチ160μmの周期的形状を構成し、それぞれ幅20μmを有する。従って、それぞれのサブピクセルは幅が100μmを超えない周期的形状を有し、互いに噛み合った形状を有している。その結果、観察者は、この単位画素UP1の第1サブピクセル16aと第2サブピクセル16b、また、第2サブピクセル16bと第3サブピクセル16c、また、第3サブピクセル16cと第4サブピクセル16dとをそれぞれ分離して視認することがなく、加法混色された色が観察できる。
なお、単位画素UP1のL0やW0の大きさや、各サブピクセルの幅は上記の数値でなくてもよい。例えば、単位画素UP1の側辺L0を約1.5mmに拡大してもよいし、第1サブピクセル16aや第4サブピクセル16dの凸部をなす領域の数を増加させることにより、単位画素UP1を任意の大きさに拡大できる。同様に、幅W0を単位画素UP1の面積が90000μm以上を満たす任意の値をとることができる。また、単位画素UP1はY方向について同一の形状が繰り返されるものであり、Y方向について破線で示される単位画素UP1の範囲をどの位置で区切ってもよい。また、本実施例では各サブピクセルの面積を同一の面積としているが、これに限定されない。
また、第1サブピクセル16aの領域A1、A2の長手方向の中心線Caと、第3サブピクセル16cの領域C2、C3、C4の長手方向の中心線Ccとの間の各距離は50μmである。同様に、第4サブピクセル16dの領域D1、D2の長手方向の中心線Cdと第2サブピクセル16bの領域B1、B2、B3、B4の長手方向の中心線Cbとの間の各距離は50μmである。また、境界領域17、18及び19の長さは1280μmであり、単位画素UP1の周囲の長さ1280μmの1/2以上を有する。従って、幅50μmの範囲に少なくとも3つのサブピクセルが入ることになり、観察者は単位画素UP1を観察しても各サブピクセルを分離して視認することがなく、加法混色された色を観察することになる。
なお、本発明は上記の各形状に限定されるものではなく、例えば単位画素UP1の側辺L0を610μmの大きさに拡大することができる。また、幅W0は、単位画素UP1の面積が90000μm以上を満たす任意の幅とすることができる。また、各サブピクセルの幅や長さL1を同一としなくても良い。
図4においては、第1サブピクセル16aは領域A1、A2、第4サブピクセル16dは領域D1、D2を有するが、これを各サブピクセルがq個(qは2以上の整数)有する場合の条件について説明する。この場合は、第1サブピクセル16aの各凸部の領域の中心線と、第2サブピクセル16bを介して隣り合う第3サブピクセル16cの各領域の中心線との間の距離が100μmを超えないこと。単位画素UP1の面積が90000μm以上を有すること。また、第1サブピクセル16aのY方向の幅をW1、同様に第2サブピクセル16b、第3サブピクセル16c及び第4サブピクセル16dのY方向の各幅を、W3、W4及びW5とすると、境界領域17、18、19のそれぞれの中心線の長さはLx3=L0+2q(W0−W1−W3−W4−W5)となり、単位画素UP1の周囲の1/2、即ち(L0+W0)以上を有することから、式(6)を満たすようにすればよい。
W0≧2q(W1+W3+W4+W5)/(2q−1)・・・(16)
図5は、本実施例のカラーフィルタ基板(着色層のカラーレイアウト20)を示す平面図である。図示するように、単位画素UP1は、赤色の第1サブピクセル21r、緑色の第2サブピクセル21g及び青色の第3サブピクセル21bを備えている。単位画素UP1は、長さ300μm(L0)、幅320μm(W0)であり、面積は96000μmである。第1サブピクセル21rは、幅40μm(W1)、長さ300μm(L0)の領域R1と、幅100μm(L2)、長さ160μm(W3)の矩形状の領域R2を有している。第2サブピクセル21gは、幅30μm(L1)、長さ200μm(W2+W3)の矩形状の領域G1と、長さ100μm(L2)、幅40μmの矩形状の領域G2と、長さ200μm(W2+W3)、幅70μm(L3)の矩形状の領域G3と、長さ100μm(L4)、幅40μm(W2)の矩形状の領域G4とを有している。第3サブピクセル21bは、長さ300μm(L0)、幅40μm(W4)の矩形状の領域B1と、長さ160μm(W3)、幅100μm(L4)の矩形状の領域B2を有している。従って、本実施例では、いずれのサブピクセルも単位画素UP1において周期的形状の領域を有していない。
ここで、第1サブピクセル21rの領域R1、R2の長手方向の中心線Crと、第2サブピクセル21gの領域G4、G3及び領域G1との間の距離は、それぞれ40μm(X2)、85μm(Y2)及び65μm(Y1)である。同様に、第2サブピクセル21gの領域G2、G3の長手方向の中心線Cgと、第3サブピクセル21bの領域B1、B2の長手方向の中心線Cbとの間の距離は、それぞれ40μm(X1)、及び85μm(Y3)である。また、第1サブピクセル21rと第2サブピクセル21gとの間の境界領域22の中心線の長さ、及び、第2サブピクセル21gと第3サブピクセル21bの間の境界領域23の中心線の長さは、おのおの620μmであり、単位画素UP1の周囲の長さ1240μmの1/2以上を有する。その結果、観察者は、単位画素UP1の第1サブピクセル21rと第2サブピクセル21g、又は第2サブピクセル21gと第3サブピクセル21bとを分離して観察することがなく、加法混色された色を観察することになる。
なお、本発明においては上記各形状に限定されるものではなく、例えば単位画素UP1の側辺L0を更に拡大してもよいし、単位画素UP1の面積が40000μm以上を満たす範囲で、幅W0を任意の値とすることができる。また、単位画素UP1の面積が40000μmを満たす範囲内において、縮小した形状とすることができる。また、各サブピクセルの色はRGBだけではなく、YMCや他の色を使用してもよい。
図6は本実施例のカラーフィルタ基板(着色層のカラーレイアウト25)を模式的に示す平面図である。図示するように、単位画素UP1は、赤色の第1サブピクセル26r、緑色の第2サブピクセル26g及び青色の第3サブピクセル26bを備えている。単位画素UP1は、長さ300μm(L0)、幅300μm(W0)、面積90000μmを有する。第1サブピクセル26rは、幅が約50μm(L2)、長さが約100μm(W2)の凸部の領域R1、R2及びR3の周期的形状を有している。第2サブピクセル26gは、幅が約50μm(L1、L2)、長さが約100μm(W2、W3)の凸部の領域G1〜G6の周期的形状を有している。第3サブピクセル26bは、幅が約50μm(L1)、長さが約100μm(W3)の凸部の周期的形状を有している。各サブピクセルの周期的形状のピッチは100μm(P1)である。これら隣り合った凸部の周期的形状は互いに噛み合っている。これにより、観察者は、この単位画素UP1の第1サブピクセル26rの領域R1〜R3と第2サブピクセル26gの領域G1〜G3を個別に観察することなく、加法混色された色を観察することになる。第2サブピクセル26gと第3サブピクセル26bとの間の噛み合った周期的形状においても同様である。
なお、上記の長さや幅に限定されるものではなく、単位画素UP1の面積が40000μm以上を満たす範囲で、Y方向やX方向をさらに狭く或いは短くすることができるし、逆に拡大することもできる。更に、周期的形状の数を増加することができ、Y方向の長さを任意の長さにすることができる。X方向も同様である。
また、第1サブピクセル26rの領域R1、R2及びR3の中心線と、第2サブピクセル26gの領域G1、G2及びG3の中心線との間の距離は50μmである。また、第2サブピクセル26gの領域G4、G5及びG6の中心線と第3サブピクセル26bの領域B1、B2及びB3との間の距離は50μmである。第1サブピクセル26rと第2サブピクセル26gの境界領域27の中心線の長さ、及び、第2サブピクセル26gと第3サブピクセル26bの境界領域28の中心線の長さは、いずれも概ね780μmであり、単位画素UP1の周囲の長さの1/2である600μm(L0+W0)よりも長い。その結果、観察者は、第1サブピクセル26rの凸部と第2サブピクセル26gの凸部とを、また、第2サブピクセル26gの凸部と第3サブピクセル26bの凸部とを分離して視認することなく、加法混色された色を観察することになる。
図6では、第1サブピクセル26rと第3サブピクセル26bは3つの凸部を有し、これらの間に第2サブピクセル26gが位置するが、第1サブピクセル26rと第3サブピクセル26b共にv個(vは2以上の整数)有する場合の条件について説明する。この場合は、第1サブピクセル26rの領域R1、R2及びR3の中心線と、第2サブピクセル26gの領域G1、G2及びG3との間の距離が100μmを超えないこと、また、第2サブピクセル26gの領域G4、G5及びG6の中心線と、第3サブピクセル26bの領域B1、B2及びB3との間の距離が100μmを超えないこと。単位画素UP1の面積が40000μm以上を有すること。また、境界領域27の中心線の長さが概ねL0+2v(0.8×W2)であること、及び、境界領域28の中心線の長さが概ねL0+2v(0.8×W3)であることから、これらの長さが単位画素UP1の周囲の長さの1/2以上、即ち(L0+W0)以上必要であることから、式(7)及び式(8)を満たすようにすればよい。
2v(0.8×W2)≧W0・・・(7)
2v(0.8×W3)≧W0・・・(8)
図7は、図6で示したカラーレイアウト25を有するカラーフィルタ基板を用いた液晶表示装置30を模式的に示す断面図である。図7と図6において、同一の符号は同一の構成又は機能を表す。液晶表示装置30は、液晶パネル42とバックライト部43とから構成されている。液晶パネル42は、カラーフィルタ基板44と内面に対向電極36を形成した対向基板37と、これら2枚の基板により挟持される液晶層35と、2枚の基板の外面に設けた2枚の偏光板38、39を備えている。カラーフィルタ基板44は、図6に示すカラーレイアウト25を有し、特に図6の部分X−X’の断面を示している。カラーフィルタ基板44は、ガラス等の透明基板31と、その上に形成した着色層26と、その上に形成した平坦化層33及び透明電極34を備えている。また、透明電極や対向電極を覆うように図示しない配向膜が形成されている。また、着色層26は、赤色の顔料を分散した着色層26r、緑色の顔料を分散した着色層26g及び青色の顔料を分散した着色層21bと、黒色顔料を分散した遮光膜27を備えている。各着色層は、顔料を分散したアクリル系感光性樹脂を透明基板31上に塗布し、乾燥後に露光、現像処理を行って所定のパターンに加工形成される。平坦化膜33はアクリル系樹脂により形成され、各着色層26r、26g及び26bや遮光膜27の膜厚差による凹凸を平坦化する。また、液晶層35の中にはカラーフィルタ基板44と対向基板37を所定の間隔で維持するためのギャップ材42が含まれている。
各着色層21r、21g及び21bのパターンと対向基板37上の対向電極36のパターンとは同一の形状を有している。即ち、対向電極36は図6で示した各サブピクセル26r、26g及び26bとほぼ同一の平面形状を有し、Y方向(図6参照)に連続して形成されている。一方、透明電極34はX方向(図6参照)にストライプ状に形成されている。そして、透明電極34と対向電極36の交差する領域が、一つの単位画素UP1を構成する。
バックライト部43は、光源41と光拡散板40とから構成されている。光源41は、白色光を発光する蛍光管や3色のLEDが横方向に設置されており、発光した光を導光板により中央部へ導き、光拡散板40により上方の液晶パネル45へ照射する。あるいは、光源41として白色を発光する有機EL発光素子を使用することができる。
液晶表示装置30は、多数のストライプ状の電極から構成される透明電極34を一本ずつ線順次に走査信号を与えて走査し、この走査信号が与えられている期間にRGBの各色に対応する画像信号を各色に対応する透明電極36に与えて、画像表示を行う。
なお、着色層26の上に透明電極34を形成したが、これを、透明基板31の上に透明電極34を形成し、その上に、着色層26を形成してもよい。また、着色層26と透明基板31の間に金属薄膜等の反射膜を形成し、反射型液晶表示装置用の反射型カラーフィルタとすることができる。また、着色層26と透明基板31との間に形成する反射膜の一部にホール等の反射膜が形成されない領域を設け、半透過型カラーフィルタとすることができる。また、図7に示す液晶表示装置は単純マトリクス型液晶表示装置の例を示しているが、透明基板31又は対向基板37の内表面の単位画素UP1ごとにTFTを設けたアクティブマトリクス型液晶表示装置とすることができる。
ここでは、図6で示したカラーレイアウトのカラーフィルタを用いた液晶表示装置について説明したが、図1〜図5で示したカラーレイアウトのカラーフィルタを用いた液晶表示装置の場合も同様であることは言うまでもない。
次に、着色層としてEL発光体を用いてTFT素子により駆動を行う、自発光型の表示装置について説明する。図8は、EL素子を各単位画素に設けた表示体の等価回路50を表す等価回路図である。図9は、図8に示す等価回路50における単位画素のレイアウト60を表す模式的平面図を示す。図10は、図9に示す単位画素UPを有する表示体70の部分Y−Y’についての模式的断面図である。
図8に示すように、各サブピクセルは、データ信号の入力用のTFT51と、記憶用の容量52と、電流制限用のTFT53と、EL発光素子54とから構成されている。RGBの各色から構成されるサブピクセルが単位画素UPを構成する。各サブピクセルは、TFT51のゲートは走査線X1に接続し、ドレインはデータ信号先Dbに接続し、ソースは容量52の一方の端子に接続する。容量52は一方の端子を電流供給線Ibに接続し、他方の端子をTFT51のソース及びTFT53のゲートに接続する。TFT53のドレインは電流供給線Ibに接続し、ソースはEL発光素子54の陽極に接続する。EL発光素子54の陰極は共通接続する共通電極57に接続する。
このEL発光素子54による表示装置は、次のように駆動される。まず、走査線X1、X2、X3・・・に線順次に走査信号が与えられる。走査信号が与えられている選択期間に、データ信号線Dr、Dg、Dbにそれぞれの色に対応するデータ信号が与えられる。例えば走査線X1が選択されると、この走査線X1にゲートを接続するTFT51がオンする。するとデータ信号線Drbに与えられているデータ信号がドレインからソースへ伝達され、容量52に充電される。TFT53のゲートには容量52に充電されたデータ信号が印加され、当該データ信号の大きさに応じてトランジスタ53のソース・ドレインが導通する。TFT53のソース・ドレイン間のオン抵抗に応じて電流がEL発光素子54の陽極へ供給され、データ信号の大きさに応じて発光輝度が変化する。これを、走査線X2、X3・・・と全ての走査線が走査されて、画像が表示される。
図9は、図5に示したカラーフィルタのレイアウトと類似する単位画素UP(図8を参照)のレイアウト60を表している。走査線X1とX2の間には、R色を発光するR発光領域56rとこの領域を駆動するためのR駆動回路領域55rとから構成されるRサブピクセルと、G色を発光するG発光領域56gとこの領域を駆動するためのG駆動回路領域55gとから構成されるGサブピクセルと、B色を発光するB発光領域56bとこの領域を駆動するためのB駆動回路領域55bとから構成されるBサブピクセルとを有する。Rサブピクセルは、データ信号線Drと電流供給線Irにより挟まれている。同様に、Gサブピクセル及びBサブピクセルはそれぞれ、データ信号線Dgと電流供給線Ig及びデータ信号線Dbと電流供給線Ibにより挟まれている。また、Rサブピクセルの領域Rの長手方向の中心線と、Gサブピクセルの領域G1及び領域G2の長手方向の中心線との距離は100μmを超えず、同様に、Bサブピクセルの領域Bの長手方向の中心線と、Gサブピクセルの領域G2の長手方向の中心線との間の距離も100μmを超えない。またRサブピクセルとGサブピクセルとの間の境界領域(この領域には電流供給線Irやデータ信号線Dgが含まれる)の中心線の長さ、及び、GサブピクセルとBサブピクセルとの間の境界領域(この領域には電流供給線Igやデータ信号線Dbが含まれる)の中心線の長さは、単位画素の周囲の長さの1/2以上を有する。なお、図9に示したレイアウト60は一例であり、図1から図6に示すようないずれのカラーレイアウトを使用してもよい。
図10は、図9の単位画素UPを有する表自体70の部分Y−Y’の模式的断面図を示す。透明基板77の表面には、導体であるアルミニュウムからなるデータ線Dr、Dg、Db、及び電流供給線Ir、Igが形成されている。また、各発光領域56r、65g、56bには、EL発光素子の陰極である透明電極76r、76g、76b、その上に正孔注入層75r、75g、75b、正孔輸送層74r、74g、74b、発光層73r、73g、73b、電子輸送層72r、72g、72bの各層が形成されている。発光層72rはR色を発光するドーパントが、発光層72gはG色を発光するドーパントが、発光層72bはB色を発光するドーパントがドーピングされている。
本発明による着色層の配置・配列パターンを用いれば、面積の大きい単位画素の場合でも、観察者は加法混色された表示を視認することが可能になる。また、各画素に対応する着色層が独立した形状ではなく縦または横方向に横直線的に連続可能な配置・配列パターンなので、着色層と同様のライン電極の形状が必要なパッシブ型の表示装置にも用いることができる。
本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明のカラーフィルタ基板(着色層のレイアウト)を表す平面図である。 本発明の液晶表示装置を模式的に示す断面図である。 本発明のEL表示装置の等価回路図である。 本発明のEL表示装置の単位画素のレイアウトを表す模式的平面図である。 本発明のEL素子表示装置の模式的断面図である。 従来の液晶表示装置の分解状態を表す斜視図、及び、これに用いられるカラーフィルタのレイアウト図である。
符号の説明
UP1 単位画素
2、6、11r 第1色サブピクセル
3、7、11g 第2色サブピクセル
11b 第3色サブピクセル
4、8、12、13 境界領域

Claims (10)

  1. 互いに色の異なる複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置されてなるカラーフィルタが、基板上に形成されたカラーフィルタ基板であって、
    前記単位画素は、面積が40000平方マイクロメートル以上であり、
    前記複数のサブピクセルのそれぞれのサブピクセルは、連続した単一の平面領域を有するとともに、線幅が100マイクロメートルを超えない周期的形状の領域を有し、
    前記複数のサブピクセルのうち、一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域が噛み合うように配置されていることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 前記単位画素は、面積が90000平方マイクロメートル以上であるとともに、互いに異なる色の3個以上のサブピクセルを有し、第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されたことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板。
  3. 互いに色の異なる複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置されてなるカラーフィルタが、基板上に形成されたカラーフィルタ基板であって、
    前記単位画素は、面積が40000平方マイクロメートル以上であり、
    前記複数のサブピクセルのそれぞれのサブピクセルは連続した単一の平面領域を有し、
    一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、このサブピクセルに隣接する他のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、
    これらのサブピクセルを画する境界線の長さは、前記単位画素の周囲の長さの1/2以上であることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  4. 前記単位画素は、面積が90000平方マイクロメートル以上であり、
    前記複数のサブピクセルは、第1のサブピクセルと第3のサブピクセルの間に第2のサブピクセルが配置され、前記第1の色サブピクセルの領域の長手方向の中心線と、前記第3色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、前記第1色のサブピクセルと前記第2色のサブピクセルを画する境界線の長さ、及び、前記第2色のサブピクセルと前記第3色のサブピクセルを画する境界線の長さは、前記単位画素の周囲の長さの1/2以上であることを特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタ基板。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された構成のカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板に形成された透明電極と、対向電極が形成された対向基板と、前記透明電極と前記対向電極の間に狭持された液晶と、を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 前記透明電極と前記対向電極のうち、一方が走査電極で他方が信号電極であり、前記走査電極と前記信号電極を用いてパッシブ駆動される液晶表示装置であって、前記信号電極が、前記複数のサブピクセルのそれぞれの形状と対応するようにほぼ同一の形状で形成されたことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 表示色の異なる複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置されてなる表示面を備える表示装置であって、
    前記単位画素の面積が40000平方マイクロメートル以上であり、
    前記複数のサブピクセルのそれぞれのサブピクセルは、連続した単一の平面領域を有するとともに、線幅が100マイクロメートルを超えない周期的形状の領域を有し、
    一のサブピクセルの周期的形状の領域と他の一のサブピクセルの周期的形状の領域が噛み合うように配置されていることを特徴とするカラー表示装置。
  8. 前記単位画素の面積が90000平方マイクロメートル以上であり、
    前記複数のサブピクセルは、表示色の異なる3個以上のサブピクセルであり、
    第1色のサブピクセルと第3色のサブピクセルの間に第2色のサブピクセルが配置されたことを特徴とする請求項7に記載のカラー表示装置。
  9. 表示色の異なる複数のサブピクセルが一つの単位画素を構成して行列状に2次元配置されてなる表示面を備える表示装置であって、
    前記単位画素の面積が40000平方マイクロメートル以上であるとともに、前記複数のサブピクセルのそれぞれのサブピクセルは、連続した単一の平面領域を有し、
    一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線と、前記一のサブピクセルに隣接する他の一のサブピクセルの領域における長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、前記一のサブピクセルと前記他の一のサブピクセルとを画する境界線の長さは、前記単位画素の周囲の長さの1/2以上であることを特徴とするカラー表示装置。
  10. 前記単位画素の面積が90000平方マイクロメートル以上であり、前記複数のサブピクセルは表示色の異なる第1色のサブピクセル、第2色のサブピクセル、第3色のサブピクセルを備え、
    前記第1色のサブピクセルと前記第3色のサブピクセルの間に前記第2色のサブピクセルが配置され、前記第1色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線と、前記第3色のサブピクセルの領域の長手方向の中心線との間の距離が100マイクロメートルを超えず、前記第1色のサブピクセルと前記第2色のサブピクセルとを画する境界線の長さ、及び、前記第2色のサブピクセルと前記第3色のサブピクセルとを画する境界線の長さが、前記単位画素の周囲の長さの1/2以上であることを特徴とする請求項9に記載のカラー表示装置。
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