JP2007333363A - 住宅全体に対しては一定量の換気量を換気し、個別の室には個別に必要な換気量を供給する換気システム。 - Google Patents

Abstract

【目的】住宅（戸建、マンション）全体に一定の換気量を確保し、その確保した範囲内で個別の室には、室に応じた量の換気量を供給する。
【構成】主換気装置（１台）、又は従換気装置（複数可）、と主、従各換気装置の換気量を入力とする制御・演算部から構成される。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

産業上の利用分野

居住用住宅における換気システム

居住用住宅においては建築基準法により、住宅全体の換気量、０．５回／時の換気回数が義務付けられている。このため、集中換気方式で建築基準法に適合させる場合、主換気装置が０．５回／時の吸気量を持つ事になる。一方、特定な室、例えば寝室では、０．５回／時の換気量では換気不足のデータが有る。寝室の換気回数を大きくしたい場合、主換気装置のみでの換気であれば、住宅全体の換気量の配分を、寝室に大きくする事は、可能であるが、寝室に就寝者が居ない時は、換気量を大きくする必要は無く、無駄な換気（過換気）となる。また、寝室に主換気装置とは別の従換気装置を設ける場合、寝室の従換気装置が稼動する場合、住宅全体としては、主換気装置の換気量と、従換気装置の合計された換気量となり、過大な換気が行なわれる結果となり、省エネ性、快適性を損なう結果となる。。

考案が解決しようとする課題

住宅全体の換気量（換気回数）を規定値の一定値に確保したままで、換気量を大きくする必要の有る室には大きな量の換気を実現させる。

課題を解決するための手段

１台の主換気装置、又は複数台の従換気装置を設け、主・従換気装置の合計換気量が一定値となるよう、主換気装置の換気量、又は、従換気装置の換気量を増減させ、主・従換気装置の合計換気量を管理し、主・従換気装置総計で０．５回／時の換気量を確保する換気システム。

作用

１）住宅全体では、０．５回／時の換気回数の換気量を確保出来る。
２）換気回数が０．５回／時より多い換気量が必要な室には必要に応じた換気量を供給し、住宅全体の換気量を一定値に制御する事で建築基準法の規程の換気量を確保し、省エネ性、快適性を得ながら、換気不足の室が無いように換気を行う事が出来る。

図１に実施例を示す。
複数の換気装置の換気量を制御部に信号として入力し、制御部では、複数の換気量信号を合計する機能を有し、合計が規定値となるように、主換気装置の換気量を増減させ、主・従換気量を合計した全体の換気量を規程の一定値に保たせる。

発明の効果

１）住宅全体で一定の換気量を確保する。
２）住宅全体の一定の換気量を確保し、その確保した範囲内で、一つ、又は複数の室における必要な換気量の換気を、快適性、省エネ性を持たせて行う事が出来る。

実施例

符号の説明

ａ住宅（戸建、マンション） ａ−ｎ住宅内の室 ｂ主換気装置 ｃ従換気装置１

作用の説明

ａに設備される換気装置、ｂ，ｃにより、ａ、ａ内の室ａ−ｎは、換気される。

Claims (2)

1. 住宅（戸建、マンション）に設備される換気装置として、１台の主換気装置、又は複数台の従換気装置を設け、主換気装置は一定量の外気吸入量を有し、ダクトにより、一定の、又は可変の量を各室に送り、従換気装置は室単位で、一定、又は可変の量の外気吸入を行い、主、従、それぞれの稼動時の各換気量は、換気装置の稼動換気量として制御部に入力され、制御部はその入力値を演算し、全ての換気装置の換気量を合計した値を一定値に保つ換気システム。
2. 住宅（戸建、マンション）に設備される換気装置として、１台の主換気装置、又は複数台の従換気装置を設け、主換気装置は一定量の外気吸入量を有し、ダクトにより、一定の、又は可変の量を各室に送り、従換気装置は室単位で、一定、又は可変の量の外気吸入を行い、主、従、それぞれの稼動時の各換気量は、換気装置の稼動換気量として制御部に入力され、制御部はその入力値を演算し、全ての換気装置の換気量を合計した値を一定値に保つ換気システムにおいて、主換気装置、主換気装置と従換気装置の合計換気量が一定値となるように主換気装置の換気量を増減させる機能を持たせ、結果的に主換気装置、主・従換気装置の合計された換気量を一定値に保たせる換気システム。

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