JP2007332597A - 作業雰囲気の空気成分制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護層の表面に第2保護膜を形成する必要がなく、しかも、エージング工程を不要にすることができる、ないしエージングに要する時間を大幅に短縮することができる、作業雰囲気の空気成分制御方法を提供する。
【解決手段】クリーンルーム5に、前面板にMgO保護層を形成する真空チャンバ6と、前面板に背面板を封着する封着装置7とを設置する。そして、クリーンルーム5に人工空気製造装置3を接続するとともに、作業者1は特定の保護具2を装着する。この保護具2は、作業者1の顔面の少なくとも鼻および口を覆う面体21と、この面体21の内側とクリーンルーム5の外側とが連通しているホース22とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程において、前面板に保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行う作業雰囲気の空気成分を、上記保護層が変化しないよう制御する、作業雰囲気の空気成分制御方法に関するものである。
一般に、プラズマディスプレイパネル製造工程は、前面板を作製する工程と、背面板を作製する工程と、これら前面板と背面板とを組み立てる工程とからなっている。
上記前面板を作製する工程では、所定の電極が形成された後、その電極を保護する等の目的で、誘電体層が形成される。この誘電体層は、放電によるイオン衝撃に弱く、このイオン衝撃がパネル寿命を短くする。しかも、その誘電体層は、プラズマ放電に必要な二次電子放出の効率が低いため、放電電圧が高くなる。そこで、誘電体層の表面に、イオン衝撃に強く、かつ、二次電子放出性に優れた酸化マグネシウム(MgO)が保護層として形成される。このMgOからなる保護層の形成は、真空チャンバ内においてスパッタリング等により行われる。このようにして前面板が作製され、上記保護層が形成された後は、真空チャンバから取り出される。
そして、上記組み立て工程では、まず、上記前面板と、別工程で作製された背面板とが重ね合わせられ、その周縁部がシールされることにより封着される。ついで、前面板と背面板とが封着されたパネル内の大気が排気され、その後、パネル内に発光(放電)用のガスが導入される。
このような工程において、前面板が真空チャンバから取り出された後、その前面板に背面板を重ね合わせるまでの間、前面板に形成された保護層は、クリーンルーム内の空気に晒される。その保護層は、MgOからなっているため、空気中の水分(H2 O)や二酸化炭素(CO2 )と反応し易く、そのH2 Oとの反応により水酸化マグネシウム〔Mg(OH)2 〕が、CO2 との反応により炭酸マグネシウム(MgCO3 )が、それぞれ保護層の表面に析出する。これら化合物が析出したままの状態であると、ディスプレイの表示が不安定になる等の問題が生じるため、上記パネルに実駆動より高い電圧を印加してプラズマを発生させることにより、保護層表面の上記化合物を除去するというエージングが行われる。
しかしながら、上記エージング工程には、長時間(20時間程度)を要する。このため、従来より、その時間を短縮する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記保護層の表面に、エージングにより容易に除去される第2保護膜を形成している。
特開平11−149865号公報
しかしながら、上記特許文献1では、保護層の表面に第2保護膜を形成する工程が必要となる。しかも、エージングに要する時間は短縮されるものの、そのエージング工程は必須である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、保護層の表面に第2保護膜を形成する必要がなく、しかも、エージング工程を不要にすることができる、ないしエージングに要する時間を大幅に短縮することができる、作業雰囲気の空気成分制御方法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法は、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、液体窒素を気化させた窒素ガスと、液体酸素を気化させた酸素ガスとからなる人工空気を供給し、上記クリーンルームをその人工空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に下記(A)の保護具を装着させるという構成をとる。
(A)作業者の少なくとも鼻および口を覆う面体と、この面体の内側と上記クリーンルーム外側とが連通しているホースとを備えた保護具。
また、本発明の第2の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法は、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気を供給し、上記クリーンルームをその調整空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に上記(A)の保護具を装着させるという構成をとる。
また、本発明の第3の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法は、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、液体窒素を気化させた窒素ガスと、液体酸素を気化させた酸素ガスとからなる人工空気を供給し、上記クリーンルームをその人工空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に下記(B)の保護具を装着させるという構成をとる。
(B)作業者の少なくとも鼻および口を覆う面体と、この面体の外側から内側への方向のみの空気の流れを可能にする第1の逆止弁と、水分と二酸化炭素とを吸着する吸着塔と、上記面体の内側と上記吸着塔とが連通しているホースと、上記面体の内側から上記吸着塔への方向のみの空気の流れを可能にする第2の逆止弁とを備えた保護具。
また、本発明の第4の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法は、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気を供給し、上記クリーンルームをその調整空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に上記(B)の保護具を装着させるという構成をとる。
本発明の第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法では、作業者の吸気はクリーンルーム外側からホースを介して面体の内側に供給することができ、呼気は面体の内側からホースを介してクリーンルーム外側に排気することができる。これにより、クリーンルームの作業雰囲気の空気成分は、作業者の呼吸によって変化せず、窒素ガスと酸素ガスとからなり、水分も二酸化炭素も含まれない状態を維持することができる。このため、前面板に形成された酸化マグネシウムからなる保護層は、その前面板に背面板を封着合わせるまでの間、水分とも二酸化炭素とも反応せず、保護層の表面に水酸化マグネシウムも炭酸マグネシウムも析出しないようにすることができる。その結果、上記水酸化マグネシウムや炭酸マグネシウムを除去するためのエージング工程を不要にすることができる。
なお、クリーンルームに作業者が出入りする際に、水分および二酸化炭素がクリーンルームの外側から侵入する場合がある。また、クリーンルームで作業者が上記保護具を着脱する際に、作業者の呼気として水分および二酸化炭素がクリーンルームで排出される場合もある。しかしながら、そのような場合の水分および二酸化炭素は僅かであり、上記保護層の表面に析出する水酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシウムは全く無いか、あっても極僅かである。そこで、その極僅かの水酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシウムを除去するためにエージングを行ったとしても、そのエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
また、本発明の第2の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法でも、作業者は、上記第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様の保護具を装着するため、作業者の吸気はクリーンルーム外側からホースを介して面体の内側に供給することができ、呼気は面体の内側からホースを介してクリーンルーム外側に排気することができる。これにより、クリーンルームの作業雰囲気の空気成分は、作業者の呼吸によって変化せず、水分も二酸化炭素も含まれない状態を維持することができる。このため、上記第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様、保護層の表面に水酸化マグネシウムも炭酸マグネシウムも析出せず、それら化合物を除去するためのエージング工程を不要にすることができる、ないしエージングに要する時間を非常に短くすることができる。なお、この第2の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法では、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気をクリーンルームに供給するため、そのクリーンルームの作業雰囲気の空気成分には、窒素および酸素以外にアルゴン等も含まれている。
特に、上記保護具の面体に、面体の外側から内側への方向のみの空気の流れを可能にする第1の逆止弁が備えられ、上記ホース内に、上記面体の内側から上記クリーンルーム外側への方向のみの空気の流れを可能にする第2の逆止弁が備えられている場合には、作業者は、吸気をクリーンルームの人工空気から第1の逆止弁を介して得ることができ、呼気を面体の内側からホースおよび第2の逆止弁を介してクリーンルーム外側に排気することができる。
一方、本発明の第3の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法では、作業者の吸気はクリーンルームの人工空気から第1の逆止弁を介して供給することができ、呼気は面体の内側からホース(第2の逆止弁)を介して吸着塔で吸着させることができる。これによっても、上記第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様、クリーンルームの作業雰囲気の空気成分は、作業者の呼吸によって変化せず、水分も二酸化炭素も含まれない状態を維持することができるため、保護層の表面に水酸化マグネシウムも炭酸マグネシウムも析出せず、それら化合物を除去するためのエージング工程を不要にすることができる、ないしエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
また、本発明の第4の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法でも、作業者は、上記第3の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様の保護具を装着するため、作業者の吸気はクリーンルームの人工空気から第1の逆止弁を介して供給することができ、呼気は面体の内側からホース(第2の逆止弁)を介して吸着塔で吸着させることができる。これにより、クリーンルームの作業雰囲気の空気成分は、作業者の呼吸によって変化せず、水分も二酸化炭素も含まれない状態を維持することができる。このため、上記第1の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様、保護層の表面に水酸化マグネシウムも炭酸マグネシウムも析出せず、それら化合物を除去するためのエージング工程を不要にすることができる、ないしエージングに要する時間を非常に短くすることができる。なお、この第4の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法では、上記第2の要旨の作業雰囲気の空気成分制御方法と同様、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気をクリーンルームに供給するため、そのクリーンルームの作業雰囲気の空気成分には、窒素および酸素以外にアルゴン等も含まれている。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。但し、本発明は、これに限定されるわけではない。
図1は、本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第1の実施の形態を示している。この実施の形態では、前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程において、前面板に酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層を形成する真空チャンバ6と、この真空チャンバ6から取り出した前面板に背面板を封着する封着装置7とが、一つのクリーンルーム5内に設置されている。そして、そのクリーンルーム5には、人工空気製造装置3および空気循環装置4が接続されている。また、上記クリーンルーム5では、作業者1が1人以上作業しており、各作業者1は、下記に詳述する本発明に係る保護具2を装着している。なお、上記クリーンルーム5には、上記人工空気製造装置3および空気循環装置4以外にも、クリーンルーム5の雰囲気を適正な清浄状態等に維持する、クリーンルーム5に必要な従来公知の空調設備(図示せず)が備わっている。
より詳しく説明すると、上記作業者1が装着する保護具2は、その周縁が作業者1の顔面に密着し鼻,口および目を覆う面体21と、この面体21の内側と上記クリーンルーム5の外側とが連通しているホース22とを備えている。このホース22は、作業者1の動きに追従するよう、フレキシブルなものであることが好ましく、また、クリーンルーム5の外側に位置する先端にはフィルタ23が装着されていることが好ましい。そして、作業者1の吸気は、クリーンルーム5の外側からフィルタ23およびホース22を介して面体21の内側に供給され、作業者1の呼気は、面体21の内側からホース22を介してクリーンルーム5の外側に排気されるようになっている。
上記人工空気製造装置3は、液体窒素タンク31と、液体酸素タンク32と、これら両タンクに接続されている混合器33と、この混合器33と上記クリーンルーム5の天井上空間51との間に設けられた昇温器34とを備え、これらは配管により接続されている。そして、上記液体窒素タンク31から液体窒素が、上記液体酸素タンク32から液体酸素が、それぞれ上記混合器33に供給されることにより、上記混合器33でそれぞれ気化され、窒素ガスと酸素ガスとからなる人工空気が製造されるようになっている。その人工空気は、上記昇温器34で所定の温度(常温程度)に昇温された後、クリーンルーム5の天井上空間51に供給されるようになっている。
上記人工空気の酸素ガス濃度は、大気と同様の20体積%程度(残りが窒素ガス)に制御することが好ましい。この制御は、上記混合器33に供給される液体窒素と液体酸素の量をバルブ等で調節することにより行うことができる。
上記空気循環装置4は、クリーンルーム5の床下空間52と、上記人工空気製造装置3の昇温器34より下流部分の配管との間に接続されており、床下空間52側から順に、水分(H2 O)および二酸化炭素(CO2 )を吸着する吸着塔41と、送風機42とを備え、これらは配管により接続されている。そして、上記送風機42を作動させることにより、クリーンルーム5の作業雰囲気の空気は床下空間52から吸引され、その空気中のH2 OおよびCO2 が上記吸着塔41で吸着された後、上記人工空気製造装置3の配管に導入され、上記昇温器34で昇温させた人工空気とともに、クリーンルーム5の天井上空間51に導入されるようになっている。ここで、上記吸着塔41は、内部にH2 OおよびCO2 を吸着する吸着剤が充填された容器であり、その吸着剤としては、例えば、活性アルミナと合成ゼオライトとの混合物,活性炭,ゼオライト,モレキュラシーブ等があげられる。
上記クリーンルーム5の天井には、HEPAフィルタが配設されており、上記製造された人工空気および空気循環装置4を経た循環空気は、その中に含まれるパーティクル等の微粒子を上記HEPAフィルタに吸着させてから、クリーンルーム5の作業雰囲気に供給されるようになっている。また、上記クリーンルーム5の床には、クリーンルーム5の作業雰囲気と床下空間52とを連通する小さい通気孔が分布形成されており、クリーンルーム5の作業雰囲気の空気は床下空間52に導入されるようになっている。
そして、本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法は、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、上記人工空気製造装置3により製造された窒素ガスと酸素ガスとからなる人工空気を上記クリーンルーム5の天井上空間51から供給し、クリーンルーム5を上記人工空気で満たす。そして、この状態で、クリーンルーム5に設置された真空チャンバ6から、MgOからなる保護層を形成した前面板を取り出し、その後、封着装置7を用いて前面板に背面板を封着する。このとき、作業者1は、上記保護具2を装着した状態で作業を行う。この作業の間、上記空気循環装置4を適宜(断続ないし連続して)作動させ、クリーンルーム5の作業雰囲気の空気(人工空気)を循環させる。
このようにして行われる本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法では、作業者1が上記保護具2を装着しているため、作業者1の呼気に含まれるH2 OもCO2 も、クリーンルーム5の作業雰囲気に排出されない。すなわち、クリーンルーム5の作業雰囲気の空気成分は、窒素ガスと酸素ガスとからなる上記人工空気を維持し、H2 OもCO2 も含まれない状態となっている。このため、前面板に形成されたMgOからなる保護層は、その前面板に背面板を封着合わせるまでの間、H2 OともCO2 とも反応せず、保護層の表面には、水酸化マグネシウム〔Mg(OH)2 〕も炭酸マグネシウム(MgCO3 )も析出しないようにすることができる。その結果、上記Mg(OH)2 やMgCO3 を除去するためのエージング工程を不要にすることができる。
また、作業者1がクリーンルーム5に出入りしたり、クリーンルーム5で上記保護具2を着脱したりする等して、作業者1の呼気としてH2 OおよびCO2 がクリーンルーム5で排出される場合もあるが、その排出量は僅かであり、上記保護層の表面に析出するMg(OH)2 およびMgCO3 は全く無いか、あっても極僅かである。しかも、この第1の実施の形態では、H2 OおよびCO2 を吸着する吸着塔41を備えた空気循環装置4により、クリーンルーム5の作業雰囲気の空気を循環させているため、その循環中に上記H2 OおよびCO2 を吸着塔41で吸着させることができる。これにより、上記保護層の表面でのMg(OH)2 およびMgCO3 の析出をより一層防止することができる。この観点からも、エージング工程を不要にするか、エージングを行ったとしても、そのエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
なお、この第1の実施の形態では、作業者1が装着する保護具2の面体21として、鼻および口に加えて目も覆う面体を用いたが、これに限定されるものではなく、鼻および口を覆う面体を用いてもよい。ただし、この場合、作業雰囲気にH2 Oが含まれないため、目の乾燥を防止するために、目を覆うゴーグルを装着することが好ましいが、装着しなくてもよい。また、頭部全体を覆う面体を用いてもよい。
また、上記クリーンルーム5には、酸素ガス濃度センサを設置し、酸素ガス濃度が人体に危険な濃度にならないよう監視することが安全上好ましい。例えば、上記酸素ガス濃度センサの信号を上記人工空気製造装置3にフィードバックさせ、それに応じて、製造する酸素ガス濃度を適正に調節するようにする。さらに、酸素ガス濃度が人体に危険な濃度になった場合に警報サイレンが鳴るようにすることが好ましい。
本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態(図1参照)において、保護具2の面体21が、面体21の外側から内側への方向のみの空気の流れを可能にする第1の逆止弁(図示せず)を備えた面体21となっており、ホース22が、その内部に、上記面体21の内側から上記クリーンルーム5の外側への方向のみの空気の流れを可能にする第2の逆止弁(図示せず)を備えたホース22となっている。それ以外は上記第1の実施の形態と同様となっている。
このような保護具2を用いると、作業者1は、吸気をクリーンルーム5の人工空気から第1の逆止弁を介して得ることができる。そして、呼気は、上記第1の実施の形態と同様、面体21の内側からホース22および第2の逆止弁を介してクリーンルーム5の外側に排気することができる。このため、この第2の実施の形態でも、クリーンルーム5の作業雰囲気を、H2 OもCO2 も含まれないか、含まれていたとしても僅かな状態とすることができる。その結果、上記保護層の表面に析出するMg(OH)2 およびMgCO3 は全く無いか、あっても極僅かにすることができ、エージング工程を不要にするか、エージングを行ったとしても、そのエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
なお、この第2の実施の形態では、作業者1は、H2 Oが含まれない上記人工空気を吸うことになるため、喉の渇き等を防止するために、水で湿らせた布等を上記面体21の内側に着脱自在に装着できるようにすることが好ましい。
図2は、本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第3の実施の形態を示している。この実施の形態は、上記第2の実施の形態において、作業者1は、保護具2としてつぎのようなものを装着する。すなわち、その保護具2は、H2 OとCO2 とを吸着する吸着タンク24を備えており、その吸着タンク24を作業者1が背負うようになっている。そして、面体21から延びるホース22は上記吸着タンク24に接続され、そのホース22内に、上記第2の実施の形態と同様の第2の逆止弁(図示せず)を備えている。また、上記面体21も、上記第2の実施の形態と同様であり、同様の第1の逆止弁(図示せず)を備えている。ここで、上記吸着タンク24は、内部にH2 OおよびCO2 を吸着する吸着剤が充填された容器であり、その吸着剤としては、例えば、活性アルミナと合成ゼオライトとの混合物,活性炭,ゼオライト,モレキュラシーブ等があげられる。
このような保護具2を用いると、作業者1は、吸気を、上記第2の実施の形態と同様、クリーンルーム5の人工空気から第1の逆止弁を介して得ることができる。そして、呼気は、面体21の内側からホース22および第2の逆止弁を介して吸着タンク24で吸着させることができる。このため、この第3の実施の形態でも、クリーンルーム5の作業雰囲気を、H2 OもCO2 も含まれないか、含まれていたとしても僅かな状態とすることができる。その結果、上記保護層の表面に析出するMg(OH)2 およびMgCO3 は全く無いか、あっても極僅かにすることができ、エージング工程を不要にするか、エージングを行ったとしても、そのエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
なお、この第3の実施の形態では、吸着タンク24を作業者1が背負うようにしたが、これに限定されるものではなく、作業者1が作業する近辺の床面や壁面等に載置固定する等してもよい。
また、上記第1〜第3の各実施の形態では、空気循環装置4を設けたが、これに限定されるものではなく、図3に示すように、第4の実施の形態として、空気循環装置4(図1参照)を設けずに、クリーンルーム5の床下空間52から大気放出してもよい。また、上記各実施の形態において、液体窒素タンク31と混合器33との間および液体酸素タンク32と混合器33との間の配管には、それぞれ気化器(図示せず)を設け、各気化器で気化させた窒素ガスおよび酸素ガスをそれぞれ上記混合器33に供給するようにしてもよい。
図4は、本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第5の実施の形態を示している。この実施の形態は、上記第4の実施の形態(図3参照)において、人工空気製造装置3に代えて、大気中の空気からH2 OとCO2 とを除去した調整空気をクリーンルームに供給する調整空気供給装置8がクリーンルーム5に接続されている。それ以外は上記第4の実施の形態と同様〔保護具2は第1の実施の形態(図1参照)と同様〕であり、同様の部分には同じ符号を付している。
より詳しく説明すると、上記調整空気供給装置8は、大気中に設置された圧縮機(コンプレッサ等)81と、この圧縮機81に接続されている冷却器(アフタークーラ等)82と、この冷却器82と上記クリーンルーム5の天井上空間51との間に設けられ吸着塔83とを備え、これらは配管により接続されている。上記吸着塔83には、H2 OおよびCO2 を吸着する吸着剤が充填されており、その吸着剤としては、例えば、活性アルミナと合成ゼオライトとの混合物,活性炭,ゼオライト,モレキュラシーブ等があげられる。
そして、上記圧縮機81を作動させることにより、大気中から空気を採取して昇圧させ、その後、上記冷却器82および吸着塔83を経て、クリーンルーム5の天井上空間51に導入するようになっている。すなわち、上記圧縮機81で昇圧された圧縮空気は、高温で多量の水分を含んでいるため、上記冷却器82により、所定の温度(常温程度)まで冷却され、それにより、含まれていた水分が凝縮分離される。さらに、その後の上記吸着塔83により、H2 OおよびCO2 が吸着され、それにより、H2 OとCO2 とが除去される。そして、そのH2 OとCO2 とが除去された調整空気がクリーンルーム5に供給されるようになっている。なお、この調整空気は、大気中の空気からH2 OとCO2 とを除去した空気であるため、窒素および酸素以外にアルゴン等も含まれている。
この第5の実施の形態でも、上記各実施の形態と同様、クリーンルーム5の作業雰囲気を、H2 OもCO2 も含まれないか、含まれていたとしても僅かな状態とすることができる。その結果、上記保護層の表面に析出するMg(OH)2 およびMgCO3 は全く無いか、あっても極僅かにすることができ、エージング工程を不要にするか、エージングを行ったとしても、そのエージングに要する時間を非常に短くすることができる。
なお、この第5の実施の形態では、作業者1が装着する保護具2として、第1の実施の形態(図1参照)のものを用いたが、これに限定されるものではなく、第2の実施の形態のもの(図示せず)や第3の実施の形態のもの(図2参照)を用いてもよい。
また、この第5の実施の形態では、空気循環装置4(図1参照)を設けていないが、これに限定されるものではなく、上記第1〜第3の各実施の形態と同様に、空気循環装置4を設けてもよい。
本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第1の実施の形態を模式的に示す説明図である。 本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第3の実施の形態を模式的に示す説明図である。 本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第4の実施の形態を模式的に示す説明図である。 本発明の作業雰囲気の空気成分制御方法の第5の実施の形態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 作業者
2 保護具
3 人工空気製造装置
5 クリーンルーム
6 真空チャンバ
7 封着装置
21 面体
22 ホース

Claims (5)

  1. 前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、液体窒素を気化させた窒素ガスと、液体酸素を気化させた酸素ガスとからなる人工空気を供給し、上記クリーンルームをその人工空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に下記(A)の保護具を装着させることを特徴とする、作業雰囲気の空気成分制御方法。
    (A)作業者の少なくとも鼻および口を覆う面体と、この面体の内側と上記クリーンルーム外側とが連通しているホースとを備えた保護具。
  2. 前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気を供給し、上記クリーンルームをその調整空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に上記(A)の保護具を装着させることを特徴とする、作業雰囲気の空気成分制御方法。
  3. 上記保護具の面体に、面体の外側から内側への方向のみの空気の流れを可能にする第1の逆止弁が備えられ、上記ホース内に、上記面体の内側から上記クリーンルーム外側への方向のみの空気の流れを可能にする第2の逆止弁が備えられている請求項1または2記載の作業雰囲気の空気成分制御方法。
  4. 前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、液体窒素を気化させた窒素ガスと、液体酸素を気化させた酸素ガスとからなる人工空気を供給し、上記クリーンルームをその人工空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に下記(B)の保護具を装着させることを特徴とする、作業雰囲気の空気成分制御方法。
    (B)作業者の少なくとも鼻および口を覆う面体と、この面体の外側から内側への方向のみの空気の流れを可能にする第1の逆止弁と、水分と二酸化炭素とを吸着する吸着塔と、上記面体の内側と上記吸着塔とが連通しているホースと、上記面体の内側から上記吸着塔への方向のみの空気の流れを可能にする第2の逆止弁とを備えた保護具。
  5. 前面板と背面板とからなるプラズマディスプレイパネルの製造工程のうち、前面板に酸化マグネシウムからなる保護層を形成したのち、その前面板に背面板を封着させる工程を行うクリーンルームに、大気中の空気から水分と二酸化炭素とを除去した調整空気を供給し、上記クリーンルームをその調整空気雰囲気にするとともに、上記クリーンルームで作業する作業者に上記(B)の保護具を装着させることを特徴とする、作業雰囲気の空気成分制御方法。
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