JP2007330730A - 患部機能回複又は人体機能強化用装置 - Google Patents

患部機能回複又は人体機能強化用装置 Download PDF

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Abstract

【課題】血管系障害者又は高齢者等の身体マヒ又は機能退化の機能回復及び機能強化用の安価、軽量で操作が簡単な木製運動器具の提供を課題とする。
【解決手段】本発明の患部機能回復又は人体機能強化用装置1は、木製の一対の台座8、一対の支柱2、一対の梁3、この梁内に一対の無潤滑軸受けで支承された一本の木製遊動回転軸5、この回転軸に鞍掛状に垂下された可動ベルト6、前記一対の梁の何れかに固定された固定ベルト7、及び一個の移動自在の座椅子9の組合せよりなり、前記可動ベルトの鞍掛垂下両端部に設けられた足掛けリング10に両足を引っ掛け、健側の利き足を踏ん張ってこのベルトの足掛けリングを負荷し、他端の足掛けリング内のマヒ足を引き上げ、次いで利き足の踏ん張りを解いて負荷を釈放し、マヒ足を原位置に復元させ、爾後この運動を繰り返して、患部機能を回復し、人体の退化機能を強化する様に構成した事を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管系疾病等に依ってマヒ又は硬直化した人体、特に下半身の筋肉、関節をリハビリし、或は高齢化に依り衰弱した此等器官を強化する簡単且つ安価な運動器具を提供せんとするものである。
従来、脳梗塞、脳溢血等の血管系障害の機能回復や、高齢者、長期療養者等の機能衰弱強化の為に、種々な装置、器具が提案されている。
特に前者の血管系疾病に依る機能障害は、発病後可及的速やかにリハビリを開始すれば、後遺症も残さず比較的早くその機能を回復するとの臨床報告がある。
そこで、近代医学の血管系障害に依る患者の手足機能の回復治療等では、意識が無い場合からでも開始するのが有効であるとされており、看護士、付添人等には、止血病状が確認されれば、即座に患部の回復運動を強制的に実施する様に指導している。
斯の如き医療介護法の変化から、病状が好転してベッド上で多少運動が出来る様に成って来ると、自発的に生活上最も重要且つ基本的な手足機能の運動を開始させるのが有効且つ不可欠な治療法であるにも関わらず、此の様な条件に適した小型で安価且つ手軽な此の種運動器具は提案されていないのが実情である。
一方、此の様な疾病、又は老化に依る人体機能の疾患或は衰弱化に加えて、生活の快適化を原因とする運動不足と飽食を原因とする肥満化とに依って、著しく生活習慣病患者が増加し、それと同時に、運動不足に依る下半身の退化は、躓き転倒事故を多発させ、脚部骨折に依る寝たきり患者の増加を招き、国家の厚生行政の破綻が危惧されるまでに至っている。
この様な情勢に鑑み本出願人は、血管系疾患に依る脚部機能マヒ患者の機能回復を可及的に早める為に、ベッド上でも行ない得る足首関節屈伸運動器具を提案し、足首関節の硬化、寝たきり状態及び床ずれ防止並びに血栓の流動化を図らんとした。
他方、かかる病状が回復した患者や、老化に依る下半身の退化した高齢者、並びに運動不足、過食等に依る肥満者の機能回復、機能強化、或は肥満解消の為の腰掛け式シ−ソ−型機能回復又は機能強化装置を開発し、一台の装置で複数の運動者が会話を楽しみながら夫々の目的を同時に達成し得る様なシステムを提案した。
又一方では、一対の台座付き支柱上に固定された梁の適当箇所に、二本のコイルスプリングで三角形底辺状に懸垂された操作竿を垂下し、更に此の操作竿上に手足運動補助用の各一対の長短布帯を装着し、更に必要に応じて、前記支柱の側面に一対のコイルエキスパンダ−を取り付けて、此等の操作竿、布帯又はコイルエキスパンダ−の作用で、手足部分を上下、左右に適当に動かして患部のリハビリ又は人体退化部の強化を図らんとする運動器具が提案されている。
特開2000〜334067 特開2003−180768 特開2005−253899
発明が解決使用とする課題
上記特許文献1の技術は、足首だけの機能回復及び筋力強化作用のみしか達成する事が出来ず、ベッド上での早期機能回復用等としては有効であったが、全身特に手足の機能回復、筋力増強用としては、不満足なものであった。
更に又、特許文献2の技術は、病状がやや回復した患者若しくは筋力の退化した高齢者又は長期療養者用の社交的運動器具として好適なものであったが、容量が大き過ぎ、室内特にベッド上での使用には全く不向きで、此の種初期の患者等えの適応は不適当であった。
此の様な点を考慮して、特許文献3の技術では、直立姿勢で上半身の患部又は退化部分を、椅子に着座して全身患部又は退化部分を、仰臥して同様に下半身部分のそれを、患者及び健康者を問わず、適当な負荷のもとに、リハビリ又は強化作用を付与する様に考慮されていたが、比較的構造が複雑で高価であるに加えて、スプリング作用が負荷時、負荷釈放時何れの場合にも急激過ぎて、患部又は退化部に苦痛を覚える欠点があった。
従って本発明は、斯くの如き従来器具の欠点、特に特許文献3の器具の複雑な構造を簡便化し得ると同時に、ほぼ同等の効果を付与し得る此の種人体患部機能回復並びに機能強化装置の提供をその課題とするものである。
課題を解決する為の手段
かかる課題を達成する為に本発明においては、特許文献3の技術と同様に、木材特に間伐材又はベニヤ板により本発明装置の枠体を作り、その枠体の一対の梁部の両端を止板で囲むと同時に、此等梁部及び止板間の空間内に二個の無潤滑軸受けで支承され水平方向に遊動自在の回転軸を装着し、此の軸上に適当材料、例えばナイロン製でその両端に少なくとも一個の足掛け部を備えた可動負荷ベルトを鞍掛状に懸垂し、前記一対の梁部の何れか一方に、此の器具の操作者又は患者の上体を固定する為のベルトを懸垂し、通常の場合、所望場所に座椅子を配備して、前記可動ベルトの両端に両足を、一本の固定ベルトの端部に両手を夫々引っ掛け、何れか一方の健側の足に連続して負荷を掛け、強制的に反対側端部の患部又は衰弱部の足を連動させ、此の継続的運動で、足部のみならず下半身の患部又は衰弱部の機能を、本人自身で又は介護人と共に回復又は強化さす様に構成した事を特徴とする。
発明の効果
斯の如き構成並びに作用に依って、本発明の患部機能回復又は人体機能強化用装置は、先ず第一にその主材料が木材、特に間伐材、ベニヤ板等に依り成るので、安価で木材特有の臭いを放散し、若干のアロマテラピ−効果を与えると同時に、間伐材等を使用すれば、廃材のリサイクルが可能となるので極めて経済的な利益がある。
更に比較的小型で軽量の為、持ち運び自在且つ組立て自在であるので、病院のベッド近辺にまで持ち運ぶ事が出来ると同時に、一般家庭では簡単に設備する事が出来るので、病院での患部機能リハビリ用、家庭での退化機能強化用として広く利用され得る利益がある。一方、構造的には、一対の梁部空間内に一対の無潤滑軸受けで一本の木製回転軸を水平方向に遊動自在に取り付け、此の回転軸にナイロン製の負荷ベルトを鞍掛状に懸垂してあるので、患者自身の健側の足のみで、患部又は衰弱部に負荷が緩やかに加えられると同時に、意識的に回転軸上を、又は回転軸と共に、左右水平方向にも遊動さす事が出来るので、上下方向ばかりでなく横方向の負荷運動も加えることが出来る。
又、患部の回復、退化機能の強化が観察されれば、徐々に負荷ベルトの寸法を短縮して患部に掛かる負荷を増大させて、此の足踏み運動の効果を上げる事も出来、場合によっては、自転車こぎ、股開き等の強烈な運動を実施して更なる効果を得る事も出来る。
又、ベッド上又は床上で仰臥し、上記した種々の運動を行なう事も出来、又短くした可動ベルトに両手を掛け、上半身の同様な運動を行なう事が出来る利益も備えている。
他方、無潤滑軸受けに依って支承されている木材製回転軸と、此に鞍掛けされたナイロン製の可動ベルトとの間には、適当は摩擦抵抗があるので、前記ベルトの健側に掛けられた負荷は、相当弱められて患部側に伝達され、両足の運動は無理なく症状に応じて穏やかに行なわれるので、苦痛を伴う事なく永続して行い得る効果がある。
発明を実施する為の最良の形態
上記した様に、本発明の患部機能回復又は人体機能強化用装置の最良の実施形態は、先ず第一に人間生活の基本と成る下半身の患部の回復並びに機能の強化を主目的とし、此の部分の回復又は強化に付随して上半身の機能をも回復或は強化せんとするもので、此の様な目的を達成する装置の主部分を、実生活に馴染み深く且つアロマテラピ−効果のある木材、特に間伐材、場合に依ってはベニヤ板で製造する事である。
此の様な主目的に加えて本発明の第二の目論見は、その構造を簡素化し、軽量で安価且つ使い易い一般家庭普及型の装置として提供する事である。
即ち、上記特許文献3に開示された患部えの負荷伝達部材としての鋭敏でやや複雑な三角形状のスプリング付き部材の代わりに、無潤滑軸受けを介して緩やかに此の種負荷を伝達し得る木製回転軸とナイロンベルトとの摩擦伝達機構を採用して、所望する負荷が健側から患部又は退化部側え、強弱自在且つ種々異なる運動に依って無理なく伝達される様に構成すると共に、第三の目的は座位、伏位場合に依っては直立位に依っても行ない得る様に構成し、特に下半身の患部回復、退化部強化を図り、転倒防止と此に伴う骨折に依る寝たきり患者の発生を防止し、下半身の回復、強化に依って運動回数を増加させて血流の心臓、脳えの還流を活性化させ、内臓細胞、脳細胞の働きを活発化させて、体全体の機能を蘇生させる様に構成した事を特徴とする。
以下本発明の好個の実施例を図面を参照して説明する。
本発明の患部機能回復又は人体機能退化部強化用装置(1)は、図1及び図2に示す如く、主として木材、特に間伐材、大量生産の場合はベニア板合板等を材料とし、補強板(18)を適当位置に連結された一対の台座(8)(8)、此等台座に取り付け金具(12)(12)....で垂直に装着された二対の支柱(2)(2)...,此等支柱の長手方向頂部に取り付けボルトで装着された一対の梁(3)(3)及び此等梁の両端に取り付けられた止板(14)(14)、等梁間の空間内に一対の無潤滑軸受け(4)(4’)の取り付け基板(13)(13)で取り付けられ、水平方向に遊動自在の一本の木製回転軸(5)、この回転軸に鞍掛状に懸垂され、その両端に患者又は操作者の足首部を掛ける足掛けリング部(10)(10’)を備えた可動ベルト(6)(6’)、前記一対の梁部(3)(3’)の何れかに固定懸垂され、その先端に患者又は操作者の手部を引っ掛けて上半身を固定する一個の手掛けリング部(11)を備えた固定ベルト(7)、及び移動自在且つ適当な高さの座椅子(9)より成る。
この様な構造に於て、前記無潤滑軸受け(4)(4’)は、図3に示す如く、適当な金属フレ−ムと合成樹脂の軸受け部(15)とより成り、前記フレ−ムの台座部分(13)(13’)に依って前記梁(3)(3’)上に、回転軸(5)の挿入後取り付けられるが、当該軸の寸法は、後述する可動ベルト(6)の負荷時の水平方向えの横滑りを吸収し得る様に、前記止板(14)(14)間で多少遊動し得る寸法とすると同時に、二個の軸受け(4)(4)より脱落しない程度の寸法とされている。
この装置の操作に於ては、上記した様に、例えば血管系臓器の発病によって下半身にマヒが生じた場合には、止血が確認されると同時に、介護人等に依ってそのリハビリを開始するのが有利であるので、例えば下半身マヒの場合は、後述する様に図6の如く、仰臥した状態で、可動ベルト(6)(6’)に足首を掛け、健側を(F)方向に負荷して実施されるが、本実施例では、先ず相当の治療効果を得て自力で本装置のマヒリハビリ操作を行なえる様に成った患者、又は退化した人体機能を強化する為の健康者の座位での操作例から順次説明する。
先ず最初に、本装置の操作者(M)は、独力で又は介護者の助けを借りて座椅子(9)に着座し、下半身のリハビリの場合は、両足(好ましくは土踏まず部分)を可動ベルト(6)(6’)の両端の足掛けリング部(10)(10’)内に引っ掛けた後、背筋を伸ばして両手で固定ベルト(7)の手掛けリング部(11)を掴み、徐々に可動ベルト(6)側の足掛けリング(10)内の利き足に力を入れて矢印(F)方向に負荷を掛け、鞍掛反対側の足掛けリング(10’)内のマヒ足部を、矢印(F’)方向に引き上げてその治療を開始する。
この際、固定手掛けリング部(11)内の両手は、上半身が倒れない様にしっかりとこのベルトを掴んでいる事が重要である。
この様に不動の姿勢が維持され、適宜患部側に負荷が掛かり始めると、患部の苦痛、痛みを感じ始める迄加減して掛け続け、極限に達した時に、徐々に利き足の負荷を解除し、操作開始の状態に復元させる。
この様な足踏み動作を繰り返している間に、徐々ながらマヒ患部が動き、退化機能が強化されて来るので、その程度に応じて本装置は、(F)方向からの負荷を増大させたり、図示はされていないが、この可動ベルト(6)(6’)に、例えば締め具又は留め金具等を取り付けて、その寸法を自在に調節し得る様に構成し、足掛けリング部(10)(10’)えの足掛け角度を適宜調節して、健側からの深い負荷の掛け具合によって、患部側の足部の上昇高さを変化させたり、或は矢印(W)(W’)方向えの股開き運動に依って、水平方向えの関節又は筋肉の動きを誘導したりして、無理無く徐々に患部のリハビリ又は人体退化機能の強化を有効に達成し得る様に構成されている。
この際の無潤滑軸受け(4)(4)及び回転軸(5)は、前者の合成樹脂套管(15)と木製回転軸(5)間に適度の摩擦が存在するので、ボ−ルベヤリング又はロ−ラ−ベヤリングの場合の金属回転軸の如くスム−スに回転せず、加えて前記木製回転軸(5)と可動ベルト(6)(6’)間の摩擦抵抗に依って、健側の負荷を過激に患部側に伝達せず、無理なくリハビリの足踏み運動が行なえる様に配慮されている。
一方、前記木製回転軸(5)は、鞍掛状に懸垂された可動ベルト(6)(6’)が、水平方向(W)(W’)方向に遊動し得る様に構成されているので、此に付随して回転軸(5)も又適当に前記止板(14)(14)間で水平方向に多少遊動し得る様に軸止されているが、その両端の遊び空間は、当該軸が一対の無潤滑軸受け(4)(4)から脱落しない程度の寸法のものとされている。
更にこの回転軸(5)に掛かる可動ベルト(6)(6’)は、その操作中、長時間相当の負荷が反復して加えられ、然も絶えず回転軸(5)と摩擦接触しながら上下方向に褶動せねばならないので、適度の摩擦係数を持ち、手触り、足触りの良い強靭な材質でなければならない。
従って本発明では、ナイロン製ベルトが採用されているが、勿論上記条件を満たすものであれば、布製、革製、又はプラスチック製等何れの材質であっても差し支えない。
この可動ベルト(6)(6’)は又、前記した様にその両端に足掛けリング(10)(10’)を備え、座位でのリハビリ又は強化操作中では、図5Aに示す様に、両足(16)(16’)の土踏まず部を前記リング内に引つ掛け、利き足例えば右足(16)を踏ん張って矢印(F)方向に負荷し、前記同転軸(5)を経由してマヒ又は退化した左足(16’)を、矢印(F’)方向に適宜引きあげてその関節又は筋肉を強制的に運動させる。
この際、操作者(M)は、前記一対の梁(3)(3’)の何れかに固定された固定ベルト(7)の手掛けリング(11)を、両手(17)(17’)若しくは利き手の何れかでしっかりと掴んで上半身を固定して、利き足負荷時に転倒しない様に注意する必要がある。若し、操作者が回復不十分な患者等の場合には、介護人又は付添人が補助する事が肝要である。
この様な反復的患部リハビリ又は機能強化操作中に、患部側若しくは健側の負荷部に違和感、苦痛又は痛みを感じた場合、或はリハビリ又は機能強化の効果が感ぜられない場合には、此等ベルトの材質、寸法、操作方法等を変更する必要がある。
例えば、上記の如き足踏み型リハビリ等に於て、若干の患部の改善が見られ、従来の操作では無効と感ぜられた場合、図示はされていないが、ベルト調節留め具又は金具を調整してその長さを短縮し、健側の引っ掛けリング(10)の高さを高く設定して、負荷後の患部側の引っ掛けリング(10’)の高さ即ち足患部の高さをより高くなる様に構成し、一層強い患部関節又は患部筋肉の曲折を反覆させ、回復度合いを可及的に高く改善する様にするのが好ましい。
この様なリハビリ又は機能強化操作において、余り足掛けリング(10)又は(10’)を高くすると、足裏つぼ部刺激を兼ねる土踏まずの引っ掛け部分に力が入らず、場合によっては足部がずり落ちる場合もあるので、図5Bに示す如く、この引っ掛けリングを少なくとも一個例えば二個(6)(6”)と装備し、一方には土踏まず部を、他方には足首後部を引っ掛けて、例え高く上げ過ぎても何れの側も脱落しない様に配慮するのが好ましい。
図6の患部機能回復又は人体機能強化用装置(1)は、既に簡単に述べた様に、ベッド上又は床上何れに於ても実施し得る、仰臥姿勢での機能回復又は機能強化用装置である。
この装置を使ってベッド(図示せず)上で患部のリハビリ又は退化部の強化を行わんとする場合には、先ずその支柱(2)(2)をベッド越しに跨がって据え付けた後、可動ベルト(6)(6’)を適当な長さに調節し、ベッド上に仰臥した人体(M)の足首を足掛けリング(10)(10’)に差し込んで、患部又は退化部の状態に応じ、左右何れかの利き足(16)又は(16’)に力を入れて負荷を掛け、矢印(F)(F’)方向に上げ下げして、マヒした関節又は筋肉を適当に運動させ、徐々に患部又は退化部を回復又強化させる。
この運動は又、伏臥状態でも行なう事が出来、更に仰臥して手のリハビリ又は強化運動を行なう事も可能である。
この様な種々なる姿勢での運動は、夫々の病状に応じて無理なく行なわなければならない。
即ち、発病して何れかの部分がマヒした場合、先ず患部の止血処置を施し、止血が確かめられれば、介護士又は付添人の助けを借りて図6の治療から徐々に無理なく行なわれ、快方に向って自力で多少の運動が出来る様になると、図5の装置に移って座位の治療を開始し、徐々に利き足に掛ける負荷を増大させながら、日時を掛けて無理なく種々な運動、例えば足踏み、股開き、自転車漕ぎ、かけ足等と、症状の回復に応じて強さ、激しさを変更しながら、可能な限りのリハビリを実施し、場合に依っては、可動ベルト、固定ベルトを短く調節して、直立位で上半身、特に腕、手首の関節及び筋肉のマヒ回復運動を行なって、可能な限り完全回復を目指すのが有利である。
この様な運動は、長年月を必要とする単調な運動であるので、簡単なレコ−ダ−を側に置き、その音楽に合わせて気分を紛らわせながら行なうか、万歩計(19)を可動ベルトに取り付けて計測し、日々の歩数の増加を励みに、この単調で長期に亘る回復運動を継続し得る様にするのが効果的である。
本発明の患部機能回復又は人体機能強化用装置の正面図である。 図1の装置の側面図である。 図1の線III−IIIに沿って切断した部分の断面図である。 図1の装置の平面図である。 (A) 座位に依る本装置の利用態様を示す正面図である。 (B) 本装置の可動ベルトの足掛けリングの他の態様を示す部分正面図である。 本装置の仰臥に依る下半身の患部機能回復又は退化機能強化操作を示す側面図である。
符号の説明
1 本発明の患部機能回復又は人体機能強化用装置
2 支柱
3 梁
4 無潤滑軸受け
5 回転軸
6 可動ベルト
7 固定ベルト
8 台座
9 座椅子
10 足掛けリング部
11 手掛けリング部
16 足
17 手
M 人体

Claims (4)

  1. (a):補強連結された一対の台座、前記台座の所定場所に装着された二対の支柱、此等支柱間を連結固定した一対の梁板及び前記梁板の両端間を連結固定した一対の止板より成る枠体と、(b):前記一対の梁板及び止板で囲まれた空間内に一対の無潤滑軸受けで支承された回転軸と、(c):此の回転軸に鞍掛状に懸垂された患部機能回復又は人体機能強化用の可動ベルト並びに前記一対の梁板の一方に懸垂された操作者上体固定用ベルトと、(d):適当寸法の操作者着座用の移動自在の椅子と、より成る事を特徴とする患部機能回復又は人体機能強化用装置
  2. 前記患部機能回復又は人体機能強化用装置の主部が木材特に間伐材或はベニア板である事を特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記患部機能回復又は人体機能強化用可動ベルト及び操作者上体固定用ベルトの寸法が、加えられる患部又は強化部の負荷の強弱に順じて調整され得る様に構成すると共に、場合に依っては前者のベルトの適当箇所に万歩計を装着した事を特徴とする請求項1又は2何れか一項に記載の装置。
  4. 前記患部機能回復又は人体機能強化用の可動ベルトの両端部が少なくとも一個の足掛けリング部を備えている事を特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の装置。
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