JP2007329522A - 色識別装置のホワイトバランス調整装置 - Google Patents

色識別装置のホワイトバランス調整装置 Download PDF

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健太 中尾
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博之 中山
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Abstract

【課題】太陽の色温度が変化しても、車両の色を正確に撮影する。
【解決手段】電子カラーカメラ1に備えた、4方向のフォトダイオード2f、2b、2r、2lの大きさから、順光・逆光・曇りを判定機構10により判定し、また現在の日付・時刻で夕焼け・朝焼けが発生するかどうかを判定機構15により判定し、判定機構10と,15の判定結果より、「朝焼け順光または夕焼け順光」、「曇りまたは日中逆光」「その他」を判定機構16により判定し、「朝焼け順光または夕焼け順光」の時には、赤味除去フィルタ23を電子カラーカメラ1の入射端面に装着し、「曇りまたは日中逆光」の時には青味除去フィルタを電子カラーカメラ1の入射端面に装着し、「その他」の時にはフィルタ装着をしない。
【選択図】図1

Description

本発明は色識別装置のホワイトバランス調整装置に関し、道路を走行する車両(自動車)を電子カラーカメラで撮影して、その車両の色を正確に識別することができるように工夫したものである。
高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)では、最先端の情報通信技術を活用することにより、人と道路と車を一体のシステムとして構築して、安全性の向上や輸送効率の向上を目指している。このITSは、自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム)や、ナビゲーションシステムの高度化などの開発分野により構成されている。
このようなITSの中の重要な分野であるETCでは、適正な料金収受運用を図るために、通行料金を適正に支払うことなく料金所を通過(不正通行)する車両を検出する必要がある。
このため、料金所等では、通行する車両の色を特定できるように車両全体を電子カラーカメラにより撮影しており、この撮影画像を、不正通行する車両を特定する情報の一つとして利用している。
また、通行する車両のナンバープレートを別のカメラにより撮影している。
このように、不正通行車両の特定の有用な情報の一つとして、車両全体を電子カラーカメラで撮影する場合には、その車の色を再現性よく撮影する必要がある。つまり、例えば灰色の車であれば、灰色としてその車を撮影する必要がある。
特開2001−222680 特開昭61−75693
不正通行車両を特定するために、通行する車両の色を特定できるよう車両全体を撮影する電子カラーカメラは、屋外に固定設置される。
ところで、屋外においては太陽光の色合い(色温度)は、天候や時間や季節によって大きく違っている。
例えば、太陽光の色合い(色温度)を、晴れた昼間の順光撮影時を基準の色温度(例えば5000K)とすると、日の出の「朝焼け」時や、日の入りの「夕焼け」時には、太陽光の色温度が低く(例えば2000K)赤味がかっており、曇天の昼間や、晴れた昼間の逆光撮影時では、太陽光の色温度が高くなり(例えば8000K)青味がかっている。
このように屋外では太陽光による色合い(色温度)の変動が非常に大きい。このため、不正通行車両を特定するために、通行する車両の色を特定できるよう屋外に設置した電子カラーカメラで車両を撮影した場合には、車両の色を誤認識して撮影してしまうことがある。
例えば、夕方の順光時のように太陽光の色が赤味がかっている時には、白色の車を黄色がかった色として撮影したり、青色の車を黒色として撮影してしまうことがある。
また、曇天の昼間や、晴れた昼間の逆光撮影時のように太陽光の色が青味がかっている時には、白色や灰色の車を青色がかった色として撮影してしまうことがある。
特に、無彩色(白色や灰色や黒色)の車を、色誤認して撮影しやすい傾向がある。
なお、被写体の色をその色のまま撮影するように調整する手法として、ホワイトバランス調整回路がある。ホワイトバランス調整回路では、撮影画像を画像全体として平均すれば無彩色になるという知見を基に基準白レベルを設定し、この設定した基準白レベルを基準として撮影時の色合い変動を判定し、判定した色合い変動に応じて、赤信号と青信号のゲインを調整している。
このようなホワイトバランス調整回路を組み込んだ電子カラーカメラでは、撮影画像に各種の色が混在していれば、設定した基準白レベルは適正なものとなり、適正なホワイトバランス調整が可能である。
しかし、不正通行車両を特定するために、通行する車両の色を特定できるよう屋外に設置した電子カラーカメラで車両全体を撮影した場合には、撮影画像の多くの領域が車両画像となる。したがって、撮影画像の支配的な色は、撮影した車両の色となる。このように撮影画像に支配的な色(撮影した車両の色)が存在する場合には、撮影画像を画像全体として平均しても無彩色とならず、この結果、ホワイトバランス調整をしても、誤った色合い補正をしてしまい、かえって正確な色として撮影できないという問題があった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、車両の色を誤認識することなく撮影することができる、色識別装置のホワイトバランス調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の本発明の構成は、
道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されている電子カラーカメラと、
前記電子カラーカメラの前方からこの電子カラーカメラに向かってくる逆光の光の照度を検出して逆光照度信号を出力する逆光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってくる順光の光の照度を検出して順光照度信号を出力する順光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの右方からこの電子カラーカメラに向かってくる右入射光の光の照度を検出して右入射光照度信号を出力する右入射光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの左方からこの電子カラーカメラに向かってくる左入射光の光の照度を検出して左入射光照度信号を出力する左入射光用フォトダイオードと、
前記逆光照度信号と前記順光照度信号と前記右入射光照度信号と前記左入射光照度信号の大きさから、順光であるか逆光であるか曇りであるかを判定する順光・逆光・曇り判定機構と、
各月ごと又は各日ごとに、朝焼けと夕焼けが発生する時刻が予め記憶されている記憶テーブルを参照して、現在の日付における現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であるか否かを判定する朝焼け・夕焼け判定機構と、
前記順光・逆光・曇り判定機構による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け判定機構による判定結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
赤味除去フィルタと、青味除去フィルタと、駆動することにより前記赤味除去フィルタや前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させるフィルタ交換駆動機構とでなるフィルタ機構とを有し、
前記フィルタ交換駆動機構は、前記太陽光状態判定機構が朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構が曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構がその他の状態であると判定したときには、前記電子カラーカメラの入射端面に前記赤味除去フィルタ及び前記青味除去フィルタを装着させないように駆動することを特徴とする。
また第2の本発明の構成は、
道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されている電子カラーカメラと、
前記電子カラーカメラの現在位置と前記電子カラーカメラの方位を検出するGPS受信機と、
現在の日付と現在の時刻と前記GPS受信機で検出した前記電子カラーカメラの現在位置及び方位から、現在の日付・時刻における太陽と前記電子カラーカメラの位置関係を示す位置関係信号を出力する位置関係推定機構と、
指向性があり、向いた方向の光の照度を検出して照度信号を出力するフォトダイオードと、
このフォトダイオードを前記電子カラーカメラに対して水平面内で回転させることができると共に、前記位置関係信号を基にフォトダイオードを太陽に向かわせる回転位置に位置決めするフォトダイオード駆動機構と、
前記照度信号の大きさから、曇りであるか晴れであるかを判定する晴れ・曇り判定機構と、
各月ごと又は各日ごとに、朝焼けと夕焼けが発生する時刻が予め記憶されている記憶テーブルを参照して、現在の日付における現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であるか否かを判定する朝焼け・夕焼け判定機構と、
前記晴れ・曇り判定機構による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け判定機構による判定結果と、前記位置関係信号を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
赤味除去フィルタと、青味除去フィルタと、駆動することにより前記赤味除去フィルタや前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させるフィルタ交換駆動機構とでなるフィルタ機構とを有し、
前記フィルタ交換駆動機構は、前記太陽光状態判定機構が朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構が曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構がその他の状態であると判定したときには、前記電子カラーカメラの入射端面に前記赤味除去フィルタ及び前記青味除去フィルタを装着させないように駆動することを特徴とする。
また第3の本発明の構成は、
道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されており、光学像を形成する光学系と、前記光学像に対応した赤信号,緑信号,青信号を出力する撮像部と、撮像部から出力された赤信号を増幅する赤信号用アンプと青信号を増幅する青信号用アンプを有する増幅部と、前記増幅部を通過してきた赤信号,緑信号,青信号を信号処理して撮像信号を出力する信号処理部とを有する電子カラーカメラと、
前記撮像信号のフレーム画像に対して背景差分演算をすることにより、前記フレーム画像の中において、車両画像と、車両画像が形成されている領域よりも前記電子カラーカメラ側の領域にある車両手前領域画像と、道路領域画像を求める差分演算手段と、
前記車両手前領域画像の輝度を抽出して第1の輝度信号を出力する第1の輝度抽出部と、
前記道路領域画像の輝度を抽出して第2の輝度信号を出力する第2の輝度抽出部と、
第1の輝度信号と第2の輝度信号を比較することにより順光と逆光を判定する順光・逆光判定処理部と、
前記道路領域の色合いを抽出して、この色合いの中に含まれる赤成分、緑成分,青成分の値を検出する色合い抽出部と、
前記色合い抽出部により検出した赤成分、緑成分,青成分の値を基に、朝焼けまたは夕焼け、曇り、日中であると判定する朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部と、
前記順光・逆光判定処理部による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部による判定結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定し、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプのゲインを低下させ、曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青信号用アンプのゲインを低下させ、その他の状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプ及び前記青信号用アンプのゲイン調整をしない前記太陽光状態判定機構とを有することを特徴とする。
また第4の本発明の構成は、
道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されており、光学像を形成する光学系と、前記光学像に対応した赤信号,緑信号,青信号を出力する撮像部と、撮像部から出力された赤信号を増幅する赤信号用アンプと青信号を増幅する青信号用アンプを有する増幅部と、前記増幅部を通過してきた赤信号,緑信号,青信号を信号処理して撮像信号を出力する信号処理部とを有する電子カラーカメラと、
前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってくる順光の光の照度を検出して通常照度信号を出力する第1のフォトダイオードと、
入射端面に青味除去フィルタが配置されており、前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってきて前記青味除去フィルタを通過して入射してくる順光の光の照度を検出して青味除去照度信号を出力する第2のフォトダイオードと、
前記通常照度信号と前記青味除去照度信号とを比較する比較計算機構と、
前記比較計算機構による比較計算結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定し、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプのゲインを低下させ、曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青信号用アンプのゲインを低下させ、その他の状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプ及び前記青信号用アンプのゲイン調整をしない前記太陽光状態判定機構とを有することを特徴とする。
また第5の本発明の構成は、
第1の発明の、電子カラーカメラと、逆光用フォトダイオードと、右入射光用フォトダイオードと、左入射光用フォトダイオードと、順光・逆光・曇り判定機構と、朝焼け・夕焼け判定機構と、太陽光状態判定機構とからなる第1の判定機構と、
第2の発明の、電子カラーカメラと、GPS受信機と、位置関係推定機構と、フォトダイオードと、フォトダイオード駆動機構と、晴れ・曇り判定機構と、朝焼け・夕焼け判定機構と、太陽光状態判定機構とからなる第2の判定機構と、
第3の発明の、電子カラーカメラと、差分演算手段と、第1の輝度抽出部と、第2の輝度抽出部と、順光・逆光判定処理部と、色合い抽出部と、朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部と、太陽光状態判定機構とからなる第3の判定機構と、
第4の発明の、電子カラーカメラと、第1のフォトダイオードと、第2のフォトダイオードと、比較計算機構と、太陽光状態判定機構とからなる第4の判定機構の中から選んだ1つの判定機構と、
第1の発明または第2の発明の第1のフィルタ機構と、第3の発明または第4の発明のゲイン処理手段との何れか一方と、
からなることを特徴とする。
本発明では、屋外に設置している電子カラーカメラにより、車両を撮影してその車両の色を判別する色識別装置において、太陽光の状態(色温度)が全体的に青味がかった色合いとなる「曇り」や「日中逆光」を自動で検出して、青味をフィルタや信号ゲイン処理により除去し、また、太陽光の状態(色温度)が全体的に赤味がかった色合いとなる「朝焼け順光」や「夕焼け順光」を自動で検出して、赤味をフィルタや信号ゲイン処理により除去するようにしている。
したがって撮影画像の中に支配的な色(撮影した車両の色)があっても、この支配的な色に影響を受けることなく、撮影した車両の色を色誤認することなく正確に撮影することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す。
同図において、電子カラーカメラ1は、高速道路料金所やETCを通過(走行)する車両(自動車)を撮影するため、屋外に固定設置されている。この電子カラーカメラ1は固定設置されているため、一旦、設置されると、そのレンズ鏡胴1aの光軸Lの向きは、固定されてしまう。
この電子カラーカメラ1は、道路を通行する車両の色を特定することができるように、車両全体を撮影するようになっている。つまり、1画面の中に、撮影した車両全体がなるべく大きく撮影されるように、光軸Lの向きやピントやズーム倍率を最適に設定して撮影をしている。本実施例では、電子カラーカメラ1としてムービーカメラを用いているが、スチルカメラを用いることもできる。
電子カラーカメラ1には、4つのフォトダイオード2f,2b,2r,2lが配置されている。
フォトダイオード2fは、電子カラーカメラ1のレンズ鏡胴1aの光軸Lに沿って、電子カラーカメラ1の前方から電子カラーカメラ1に向かってくる光(逆光の光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す逆光照度信号Sfを出力する。
フォトダイオード2bは、電子カラーカメラ1のレンズ鏡胴1aの光軸Lに沿って、電子カラーカメラ1の後方から電子カラーカメラ1に向かってくる光(順光の光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す順光照度信号Sfを出力する。
フォトダイオード2rは、電子カラーカメラ1のレンズ鏡胴1aの光軸Lに直交する方向に沿って、電子カラーカメラ1の右方から電子カラーカメラ1に向かってくる光(右入射光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す右入射光照度信号Srを出力する。
フォトダイオード2lは、電子カラーカメラ1のレンズ鏡胴1aの光軸Lに直交する方向に沿って、電子カラーカメラ1の左方から電子カラーカメラ1に向かってくる光(左入射光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す左入射光照度信号Slを出力する。
前述した各照度信号Sf,Sb,Sr,Slは、順光・逆光・曇り判定機構10に入力
される。この順光・逆光・曇り判定機構10は、各照度信号Sf,Sb,Sr,Slの大きさから、「曇り」であるか、「順光」であるか、「逆光」であるかを判定する。即ち
各照度信号Sf,Sb,Sr,Slの大きさがほぼ全て等しい場合には、「曇り」であると判定し、照度信号Sbのみが大きく、照度信号Sf,Sr,Slが小さい場合には、「順光」であると判定し、照度信号Sfのみが大きく、照度信号Sb,Sr,Slが小さい場合には、「逆光」であると判定する。
現在日付取得手段11は、例えば電気式のカレンダー装置であり、現在の日付を取得する。
朝焼け・夕焼け時刻テーブル12には、各月(1月〜12月)毎に、朝焼け時刻及び夕焼け時刻が予め記憶されている。なお、各日(1年間(365日)の各日)毎に、朝焼け時刻及び夕焼け時刻を予め記憶しておいてもよい。
朝焼け・夕焼け時刻決定機構13は、朝焼け・夕焼け時刻テーブル12に記憶したデータを参照して、現在日付得手段11にて取得した現在の日付において、朝焼け・夕焼けが発生する時刻を決定する。
現在時刻取得手段14は、例えば電気式の時計であり、現在の時刻を取得する。
朝焼け・夕焼け判定機構15は、朝焼け・夕焼け時刻決定機構13により決定した朝焼け・夕焼けが発生する時刻と、現在時刻取得手段14にて取得した時刻とを対比することにより、現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時間であるか否かを判定する。
太陽光状態判定機構16は、朝焼け・夕焼け判定機構15による判定結果と、順光・逆光・曇り判定機構10による判定結果に基づき、現在の太陽光の状態が、下記の(1)〜(3)のいずれの状態であるかを判定する。
(1)朝焼け順光、夕焼け順光
(2)曇り、日中逆光
(3)上記の(1),(2)以外
つまり太陽光状態判定機構16は、
判定機構10により「順光」が判定され、且つ、判定機構15により「現在の時刻が、朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であること」が判定されたら、上記(1)の状態であると判定し、
判定機構10により「曇り」が判定されたとき、または、判定機構10により「逆光」が判定され、しかも、判定機構15により「現在の時刻が、朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻ではないこと」が判定されたら、上記(2)の状態であると判定し、
判定機構10と、判定機構15による判定結果が上記以外の組合せ状態であるときには、上記(1)(2)以外の状態であると判定する。
フィルタ機構20は、フィルタ交換駆動機構21と、青味除去フィルタ22と、赤味除去フィルタ23とで構成されている。
このフィルタ機構20では、フィルタ交換駆動機構21が駆動することにより、レンズ鏡胴1aの入射端面に青味除去フィルタ22を装着する状態にしたり、レンズ鏡胴1aの入射端面に赤味除去フィルタ23を装着する状態にしたり、レンズ鏡胴1aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態にすることができる。
しかも、フィルタ交換駆動機構21は、
太陽光状態判定機構16により、現在の太陽光の状態が「(1)朝焼け順光、夕焼け順光」であると判定された時には、レンズ鏡胴1aの入射端面に赤味除去フィルタ23を装着する状態にし、
太陽光状態判定機構16により、現在の太陽光の状態が「(2)曇り、日中逆光」であると判定された時には、レンズ鏡胴1aの入射端面に青味除去フィルタ22を装着する状態にし、
太陽光状態判定機構16により、現在の太陽光の状態が「(3)上記の(1),(2)以外」であると判定された時には、レンズ鏡胴1aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態にする。
したがって、「朝焼け順光、夕焼け順光」状態となって太陽光の色が赤味がかっている時には、レンズ鏡胴1aの入射端面に赤味除去フィルタ23が装着され、電子カラーカメラ1への入射光は、赤味除去フィルタ22により赤味光成分が除去されてから、電子カラーカメラ1に入射する。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また「曇り、日中逆光」状態となって太陽光の色が青味がかっている時には、レンズ鏡胴1aの入射端面に青味除去フィルタ22が装着され、電子カラーカメラ1への入射光は、青味除去フィルタ22により青味光成分が除去されてから、電子カラーカメラ1に入射する。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また太陽光の状態が上記以外の状態となっている時には、レンズ鏡胴1aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態となるが、太陽光の色が略標準的な色になっているため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
このように本実施例では、時間と照度から太陽光位置を推定することに着目して、色合い変動を抑えることができる。また、使用する付属部品としてはフォトダイオード2f,2b、2r、2lやフィルタ機構20のみであり、小型な装置構成とすることができる。
図2は本発明の実施例2に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す。
同図において、電子カラーカメラ101は、高速道路料金所やETCを通過(走行)する車両(自動車)を撮影するため、屋外に固定設置されている。この電子カラーカメラ101は固定設置されているため、一旦、設置されると、そのレンズ鏡胴101aの光軸Lの向きは、固定されてしまう。
この電子カラーカメラ101は、道路を通行する車両の色を特定することができるように、車両全体を撮影するようになっている。つまり、1画面の中に、撮影した車両全体がなるべく大きく撮影されるように、光軸Lの向きやピントやズーム倍率を最適に設定して撮影をしている。本実施例では、電子カラーカメラ101としてムービーカメラを用いているが、スチルカメラを用いることもできる。
電子カラーカメラ101には、フォトダイオード102が配置されている。このフォトダイオード102は、フォトダイオード駆動機構103の駆動により水平面内において回転することができるようになっている。しかも、フォトダイオード102は指向性があり、水平面内においてフォトダイオード102が向いた方向の光の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す照度信号Sを出力する。
なお、フォトダイオード駆動機構103は、フォトダイオード102の向き(指向性の向き)が太陽に向かうように、フォトダイオード102を回転させてフォトダイオード102の回転方向位置を決めるが、この回転方向位置決定の制御動作は後述する。
照度信号Sは晴れ・曇り判定機構110に入力される。この晴れ・曇り判定機構110は、照度信号Sの大きさから、「曇り」であるか、「晴れ」であるかを判定する。
また電子カラーカメラ101にはGPS(Global Positioning System)受信機104が取り付けられている。このGPS受信機104は、電子コンパスの機能をも有しており、現在位置(電子カラーカメラ101が設置されている位置の緯度、経度)と方位(光軸Lの方位)を検出することができる。そして、GPS受信機104は、検出した現在位置と方位を示す現在位置・方位信号Pを出力する。
現在日付取得手段111は、例えば電気式のカレンダー装置であり、現在の日付を取得する。
朝焼け・夕焼け時刻テーブル112には、各月(1月〜12月)毎に、朝焼け時刻及び夕焼け時刻が予め記憶されている。なお、各日(1年間(365日)の各日)毎に、朝焼け時刻及び夕焼け時刻を予め記憶しておいてもよい。
朝焼け・夕焼け時刻決定機構113は、朝焼け・夕焼け時刻テーブル112に記憶したデータを参照して、現在日付得手段111にて取得した現在の日付において、朝焼け・夕焼けが発生する時刻を決定する。
現在時刻取得手段114は、例えば電気式の時計であり、現在の時刻を取得する。
朝焼け・夕焼け判定機構115は、朝焼け・夕焼け時刻決定機構113により決定した朝焼け・夕焼けが発生する時刻と、現在時刻取得手段114にて取得した時刻とを対比することにより、現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時間であるか否かを判定する。
太陽・カメラの位置関係推定機構110は、現在日付取得手段111にて取得した現在の日付と、現在時刻取得手段114にて取得した現在の時刻と、現在位置・方位信号Pを基に、現在の日付・時刻における太陽と電子カラーカメラ101との位置関係を推定する。そして、現在の日付・時刻における太陽と電子カラーカメラ101との位置関係を示す位置関係信号Kを出力する。
前述したフォトダイオード駆動機構103は、位置関係信号Kにより示された、現在の日付・時刻における太陽と電子カラーカメラ101との位置関係を判定し、判定結果に基づき、フォトダイオード102の向き(指向性の向き)が太陽に向かうように、フォトダイオード102を回転させてフォトダイオード102の回転方向位置を決めている。
太陽光状態判定機構116は、朝焼け・夕焼け判定機構115による判定結果と、位置関係信号Kを基に判定した現在の日付・時刻における太陽と電子カラーカメラ101との位置関係と、判定機構110による判定結果に基づき、現在の太陽光の状態が、下記の(1)〜(3)のいずれの状態であるかを判定する。
(1)朝焼け順光、夕焼け順光
(2)曇り、日中逆光
(3)上記の(1),(2)以外
つまり太陽光状態判定機構16は、
位置関係信号Kにより示された、現在の日付・時刻における太陽と電子カラーカメラ101との位置関係から「順光」であるか「逆光」であるかを判定し、
「順光」状態であることが判定され、且つ、判定機構115により「現在の時刻が、朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であること」が判定されたら、上記(1)の状態であると判定し、
判定機構110により「曇り」が判定されたとき、または、「逆光」状態であることが判定され、しかも、判定機構115により「現在の時刻が、朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻ではないこと」が判定されたら、上記(2)の状態であると判定し、
「順光」「逆光」判定と、判定機構110と、判定機構115による判定結果が上記以外の組合せ状態であるときには、上記(1)(2)以外の状態であると判定する。
フィルタ機構120は、フィルタ交換駆動機構121と、青味除去フィルタ122と、赤味除去フィルタ123とで構成されている。
このフィルタ機構120では、フィルタ交換駆動機構121が駆動することにより、レンズ鏡胴101aの入射端面に青味除去フィルタ122を装着する状態にしたり、レンズ鏡胴101aの入射端面に赤味除去フィルタ123を装着する状態にしたり、レンズ鏡胴101aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態にすることができる。
しかも、フィルタ交換駆動機構121は、
太陽光状態判定機構116により、現在の太陽光の状態が「(1)朝焼け順光、夕焼け順光」であると判定された時には、レンズ鏡胴101aの入射端面に赤味除去フィルタ123を装着する状態にし、
太陽光状態判定機構116により、現在の太陽光の状態が「(2)曇り、日中逆光」であると判定された時には、レンズ鏡胴101aの入射端面に青味除去フィルタ122を装着する状態にし、
太陽光状態判定機構116により、現在の太陽光の状態が「(3)上記の(1),(2)以外」であると判定された時には、レンズ鏡胴101aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態にする。
したがって、「朝焼け順光、夕焼け順光」状態となって太陽光の色が赤味がかっている時には、レンズ鏡胴101aの入射端面に赤味除去フィルタ123が装着され、電子カラーカメラ101への入射光は、赤味除去フィルタ122により赤味光成分が除去されてから、電子カラーカメラ101に入射する。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また「曇り、日中逆光」状態となって太陽光の色が青味がかっている時には、レンズ鏡胴101aの入射端面に青味除去フィルタ122が装着され、電子カラーカメラ101への入射光は、青味除去フィルタ122により青味光成分が除去されてから、電子カラーカメラ101に入射する。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また太陽光の状態が上記以外の状態となっている時には、レンズ鏡胴101aの入射端面にフィルタを装着しない無フィルタ状態となるが、太陽光の色が略標準的な色になっているため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
このように本実施例では、GPS受信機104により現在位置情報を取得することにより太陽光位置を推定することに着目して、色合い変動を抑えることができる。また、GPS受信機104により、太陽と電子カラーカメラ101の位置関係を正確に推定することができ、より確実に色合い変動を抑えることができる。
図3は本発明の実施例3に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示すブロック構成図である。
同図において、電子カラーカメラ201は、高速道路料金所やETCを通過(走行)する車両(自動車)を撮影するため、屋外に固定設置されている。この電子カラーカメラ201は固定設置されているため、一旦、設置されると、そのレンズ鏡胴201aの光軸Lの向きは、固定されてしまう。
この電子カラーカメラ201は、道路を通行する車両の色を特定することができるように、車両全体を撮影するようになっている。つまり、1画面の中に、撮影した車両全体がなるべく大きく撮影されるように、光軸Lの向きやピントやズーム倍率を最適に設定して撮影をしている。本実施例では、電子カラーカメラ201としてムービーカメラを用いているが、スチルカメラを用いることもできる。
電子カラーカメラ201では、光学系202により形成された光学像が撮像部203に入射される。撮像部203は入射された光学像に対応した電荷信号を発生し、更に、この電荷信号を信号処理して三原色信号、即ち、赤信号R、緑信号G、青信号Bを出力する。
赤信号R、緑信号G、青信号Bは、増幅部204を通過して信号処理部205に送られる。増幅部204は、赤信号Rを増幅するアンプ204aと、青信号Bを増幅するアンプ204bを有しており、アンプ204a、204bのゲインは、後述する太陽光状態判定機構210により調整される。
信号処理部205では、赤信号R、緑信号G、青信号Bに対してマトリクス演算処理や変調処理をして、NTSC方式等のビデオ信号である撮像信号Nを出力する。
背景差分計算機構211には、フレーム画像が時系列的に繋がっている撮像信号Nが入力される。背景差分計算機構211は、予め決めた所定のフレーム毎に、先行するフレーム画像と後行するフレーム画像との背景差分演算をする。ここにおいて、「背景差分演算」とは、特定の2枚のフレーム画像(先行するフレーム画像と後行するフレーム画像)を重ね合わせ、両フレーム画像間で輝度が大きく変化した領域を抽出する処理のことをいう。
なお、図4は、撮像信号Nを構成するフレーム画像の状態を示す模式図である。
車両画像認識機構212は、背景差分演算結果を基に、フレーム画像中において車両画像が形成されている領域を認識する。つまり、背景差分演算によって抽出される領域はフレーム画像間で輝度が大きく変化する領域であり、車両画像の領域は車両が移動することにより輝度が大きく変化するので、背景差分演算によって抽出される領域を、車両画像の領域であると認識することができるのである。
車両手前領域画像切り出し部213は、フレーム画像のうち、車両画像認識機構212にて認識した車両画像よりも手前側の領域(車両よりも電子カラーカメラ側の道路を撮影した領域)を、車両手前領域画像として切り出す。
輝度抽出部214は、車両手前領域画像の輝度y1を抽出する。電子カラーカメラ201では、図4に示すように、道路及び車両を撮影している。したがって、「逆光」の時には、車両の影が車両手前領域画像にできるため、車両手前領域画像の輝度y1は低くなり、「順光」の時には、車両の影は車両手前領域画像にできないため、車両手前領域画像の輝度y1は高くなる。
道路領域画像認識機構215は、背景差分演算をするフレーム画像の中で、車両画像の直後または直前(車両の進行方向の直後または直前)の領域を道路領域画像として認識する。道路の色は無彩色となっているため、道路領域画像の色は無彩色となっている。
道路領域画像切り出し部216は、フレーム画像の中から道路領域画像を切り出す。
輝度抽出部217は、道路領域画像の輝度y2を抽出する。
順光・逆光判定処理部218は、輝度抽出部214にて抽出した車両手前領域画像の輝度y1と、輝度抽出部217にて抽出した道路領域画像の輝度y2とを比較し、輝度y1と輝度y2がほぼ等しければ「順光」と判定し、輝度y1が輝度y2よりも低ければ「逆光」と判定する。
色合い抽出部219は、道路領域画像(これは無彩色の画像となっている)の色合いを抽出し、この色合いの中に含まれている赤r、緑g、青bの値を検出する。
朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部220は、色合い抽出部219により検出した赤r、緑g、青bの値を基に、
・赤r>緑g,赤r>青bであれば朝焼けまたは夕焼けであると判定し、
・青g>赤r,青g>緑gであれば曇りと判定し、
・それ以外であれば日中と判定する。
太陽光状態判定機構210は、順光・逆光判定処理部218による判定結果と、朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部220による判定結果に基づき、現在の太陽光の状態が、下記の(1)〜(3)のいずれの状態であるかを判定する。
(1)朝焼け順光、夕焼け順光
(2)曇り、日中逆光
(3)上記の(1),(2)以外
そして太陽光状態判定機構210は、太陽光の状態が「(1)朝焼け順光、夕焼け順光」であると判定したときには、赤信号Rが通過するアンプ204aのゲインを低下させる。
また太陽光の状態が「(2)曇り、日中逆光」であると判定したときには、青信号Bが通過するアンプ204bのゲインを低下させる。
また太陽光の状態が上記の「(1)(2)以外」であると判定したときには、アンプ204a、204bのゲインを1に固定する。
したがって、「朝焼け順光、夕焼け順光」状態となって太陽光の色が赤味がかっている時には、赤信号Rの値が抑制される。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また「曇り、日中逆光」状態となって太陽光の色が青味がかっている時には、青信号Bの値が抑制される。このため撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また太陽光の状態が上記以外の状態となっている時には、太陽光の色が略標準的な色になっているため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
このように本実施例では、電子カラーカメラ201に付属のセンサを使用することなく太陽位置を推定することに着目し、撮像信号Nのみを信号処理することで色合いの変動を抑えることができる。
また色合い抽出部219では、無彩色だと予め分かっている道路の画像の色合いを抽出しているため、太陽光の色温度状態を正確に判定することができる。
図5は本発明の実施例4に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示すブロック構成図である。また、図6は本実施例で使用する電子カラーカメラ301を示す。
本実施例で使用する電子カラーカメラ301は、高速道路料金所やETCを通過(走行)する車両(自動車)を撮影するため、屋外に固定設置されている。この電子カラーカメラ301は固定設置されているため、一旦、設置されると、そのレンズ鏡胴301aの光軸Lの向きは、固定されてしまう。
この電子カラーカメラ301は、道路を通行する車両の色を特定することができるように、車両全体を撮影するようになっている。つまり、1画面の中に、撮影した車両全体がなるべく大きく撮影されるように、光軸Lの向きやピントやズーム倍率を最適に設定して撮影をしている。本実施例では、電子カラーカメラ301としてムービーカメラを用いているが、スチルカメラを用いることもできる。
電子カラーカメラ301では、光学系302により形成された光学像が撮像部303に入射される。撮像部303は入射された光学像に対応した電荷信号を発生し、更に、この電荷信号を信号処理して三原色信号、即ち、赤信号R、緑信号G、青信号Bを出力する。
赤信号R、緑信号G、青信号Bは、増幅部304を通過して信号処理部305に送られる。増幅部304は、赤信号Rを増幅するアンプ304aと、青信号Bを増幅するアンプ304bを有しており、アンプ304a、304bのゲインは、後述する太陽光状態判定機構310により調整される。
信号処理部305では、赤信号R、緑信号G、青信号Bに対してマトリクス演算処理や変調処理をして、NTSC方式等のビデオ信号である撮像信号Nを出力する。
電子カラーカメラ301には、2つのフォトダイオード311、312と青味除去フィルタ313が配置されている。フォトダイオード311、312はいずれも指向性を有しており、一方のフォトダイオード312の入射端面には、青味除去フィルタ313が配置されている。
フォトダイオード311は、電子カラーカメラ301のレンズ鏡胴301aの光軸Lに沿って、電子カラーカメラ301の後方から電子カラーカメラ301に向かってくる光(順光の光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す通常照度信号S1を出力する。
フォトダイオード312は、電子カラーカメラ301のレンズ鏡胴301aの光軸Lに沿って、電子カラーカメラ301の後方から電子カラーカメラ3011に向かってきて青味除去フィルタ313を通過して入射してくる光(順光の光)の照度を検出し、検出した照度の大きさを示す青味除去照度信号S2を出力する。
比較計算機構314は、通常照度信号S1と青味除去照度信号S2とを比較計算する。
太陽光状態判定機構310は、比較計算機構314による判定結果に基づき、現在の太陽光の状態が、下記の(1)〜(3)のいずれの状態であるかを判定する。
(1)朝焼け順光、夕焼け順光
(2)曇り、日中逆光
(3)上記の(1),(2)以外
つまり太陽光状態判定機構310は、
通常照度信号S1=青味除去照度信号S2であれば、朝焼け順光、または、夕焼け順光であると判定し、
通常照度信号S1>>青味除去照度信号S2であれば、曇り、または、日中逆光であると判定し、
通常照度信号S1>青味除去照度信号S2であれば、上記以外の状態であると判定する。
そして太陽光状態判定機構310は、太陽光の状態が「(1)朝焼け順光、夕焼け順光」であると判定したときには、赤信号Rが通過するアンプ304aのゲインを低下させる。
また太陽光の状態が「(2)曇り、日中逆光」であると判定したときには、青信号Bが通過するアンプ304bのゲインを低下させる。
また太陽光の状態が上記の「(1)(2)以外」であると判定したときには、アンプ304a、304bのゲインを1に固定する。
したがって、「朝焼け順光、夕焼け順光」状態となって太陽光の色が赤味がかっている時には、赤信号Rの値が抑制される。このため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また「曇り、日中逆光」状態となって太陽光の色が青味がかっている時には、青信号Bの値が抑制される。このため撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
また太陽光の状態が上記以外の状態となっている時には、太陽光の色が略標準的な色になっているため、撮影した車両の色を、色誤認することなく正確な色として撮影することができる。
本実施例では、太陽光の波長変化に着目し、この波長変化をフィルタ処理により判定することによって太陽光位置を推定し、色合いの変動を抑えることができる。
また、フォトダイオード311,312の照度値のみで色合いの変化を推定することができ、これに基づき色合いの変動を抑えることができる。
なお、実施例1,実施例2では、太陽光状態判定機構16,116により判定した状態に応じて、フィルタ機構20,120のフィルタ交換駆動機構21,121によりフィルタ機構20,120を駆動させているが、フィルタ機構20,120を駆動させる代わりに、太陽光状態判定機構16,116により判定した状態に応じて、実施例3,4と同様に、電子カラーカメラ1,101の赤信号用アンプ及び青信号用アンプのゲインを調整するようにしても良い。
また、実施例3,実施例4では、太陽光状態判定機構210,310により判定した状態に応じて、赤信号用のアンプ204a、304a及び青信号用のアンプ204b、304aのゲインを調整しているが、赤信号用のアンプ204a、304a及び青信号用のアンプ204b、304aのゲインを調整する代わりに、太陽光状態判定機構210,310により判定した状態に応じて、実施例1,2と同様なフィルタ機構を備え、このフィルタ機構を駆動させるようにしてもよい。
本発明の実施例1に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す構成図。 本発明の実施例2に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す構成図。 本発明の実施例3に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す構成図。 フレーム画像の状態を示す模式図。 本発明の実施例4に係る、色識別装置のホワイトバランス調整装置を示す構成図。 本発明の実施例4に用いる電子カラーカメラを示す斜視図。
符号の説明
1,101,201,301 電子カラーカメラ
2f,2b,2c,2d,102,311,312 フォトダイオード
11,111 現在日付取得手段
12,112 朝焼け・夕焼け時刻テーブル
13,113 朝焼け・夕焼け時刻決定機構
14,114 現在時刻取得手段
15,115 朝焼け・夕焼け判定機構
16,116、210,310 太陽光状態判定機構
21,121 フィルタ駆動機構
22,122,313 青味除去フィルタ
23,123 赤味除去フィルタ

Claims (5)

  1. 道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されている電子カラーカメラと、
    前記電子カラーカメラの前方からこの電子カラーカメラに向かってくる逆光の光の照度を検出して逆光照度信号を出力する逆光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってくる順光の光の照度を検出して順光照度信号を出力する順光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの右方からこの電子カラーカメラに向かってくる右入射光の光の照度を検出して右入射光照度信号を出力する右入射光用フォトダイオードと、前記電子カラーカメラの左方からこの電子カラーカメラに向かってくる左入射光の光の照度を検出して左入射光照度信号を出力する左入射光用フォトダイオードと、
    前記逆光照度信号と前記順光照度信号と前記右入射光照度信号と前記左入射光照度信号の大きさから、順光であるか逆光であるか曇りであるかを判定する順光・逆光・曇り判定機構と、
    各月ごと又は各日ごとに、朝焼けと夕焼けが発生する時刻が予め記憶されている記憶テーブルを参照して、現在の日付における現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であるか否かを判定する朝焼け・夕焼け判定機構と、
    前記順光・逆光・曇り判定機構による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け判定機構による判定結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
    赤味除去フィルタと、青味除去フィルタと、駆動することにより前記赤味除去フィルタや前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させるフィルタ交換駆動機構とでなるフィルタ機構とを有し、
    前記フィルタ交換駆動機構は、前記太陽光状態判定機構が朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構が曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構がその他の状態であると判定したときには、前記電子カラーカメラの入射端面に前記赤味除去フィルタ及び前記青味除去フィルタを装着させないように駆動することを特徴とする色識別装置のホワイトバランス調整装置。
  2. 道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されている電子カラーカメラと、
    前記電子カラーカメラの現在位置と前記電子カラーカメラの方位を検出するGPS受信機と、
    現在の日付と現在の時刻と前記GPS受信機で検出した前記電子カラーカメラの現在位置及び方位から、現在の日付・時刻における太陽と前記電子カラーカメラの位置関係を示す位置関係信号を出力する位置関係推定機構と、
    指向性があり、向いた方向の光の照度を検出して照度信号を出力するフォトダイオードと、
    このフォトダイオードを前記電子カラーカメラに対して水平面内で回転させることができると共に、前記位置関係信号を基にフォトダイオードを太陽に向かわせる回転位置に位置決めするフォトダイオード駆動機構と、
    前記照度信号の大きさから、曇りであるか晴れであるかを判定する晴れ・曇り判定機構と、
    各月ごと又は各日ごとに、朝焼けと夕焼けが発生する時刻が予め記憶されている記憶テーブルを参照して、現在の日付における現在の時刻が朝焼けまたは夕焼けが発生する時刻であるか否かを判定する朝焼け・夕焼け判定機構と、
    前記晴れ・曇り判定機構による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け判定機構による判定結果と、前記位置関係信号を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
    赤味除去フィルタと、青味除去フィルタと、駆動することにより前記赤味除去フィルタや前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させるフィルタ交換駆動機構とでなるフィルタ機構とを有し、
    前記フィルタ交換駆動機構は、前記太陽光状態判定機構が朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構が曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青味除去フィルタを前記電子カラーカメラの入射端面に装着させ、前記太陽光状態判定機構がその他の状態であると判定したときには、前記電子カラーカメラの入射端面に前記赤味除去フィルタ及び前記青味除去フィルタを装着させないように駆動することを特徴とする色識別装置のホワイトバランス調整装置。
  3. 道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されており、光学像を形成する光学系と、前記光学像に対応した赤信号,緑信号,青信号を出力する撮像部と、撮像部から出力された赤信号を増幅する赤信号用アンプと青信号を増幅する青信号用アンプを有する増幅部と、前記増幅部を通過してきた赤信号,緑信号,青信号を信号処理して撮像信号を出力する信号処理部とを有する電子カラーカメラと、
    前記撮像信号のフレーム画像に対して背景差分演算をすることにより、前記フレーム画像の中において、車両画像と、車両画像が形成されている領域よりも前記電子カラーカメラ側の領域にある車両手前領域画像と、道路領域画像を求める差分演算手段と、
    前記車両手前領域画像の輝度を抽出して第1の輝度信号を出力する第1の輝度抽出部と、
    前記道路領域画像の輝度を抽出して第2の輝度信号を出力する第2の輝度抽出部と、
    第1の輝度信号と第2の輝度信号を比較することにより順光と逆光を判定する順光・逆光判定処理部と、
    前記道路領域の色合いを抽出して、この色合いの中に含まれる赤成分、緑成分,青成分の値を検出する色合い抽出部と、
    前記色合い抽出部により検出した赤成分、緑成分,青成分の値を基に、朝焼けまたは夕焼け、曇り、日中であると判定する朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部と、
    前記順光・逆光判定処理部による判定結果と、前記朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部による判定結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
    前記太陽光状態判定機構により、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプのゲインを低下させ、曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青信号用アンプのゲインを低下させ、その他の状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプ及び前記青信号用アンプのゲイン調整をしないゲイン調整手段とを有することを特徴とする色識別装置のホワイトバランス調整装置。
  4. 道路を走行する車両を撮影するため屋外に設置されており、光学像を形成する光学系と、前記光学像に対応した赤信号,緑信号,青信号を出力する撮像部と、撮像部から出力された赤信号を増幅する赤信号用アンプと青信号を増幅する青信号用アンプを有する増幅部と、前記増幅部を通過してきた赤信号,緑信号,青信号を信号処理して撮像信号を出力する信号処理部とを有する電子カラーカメラと、
    前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってくる順光の光の照度を検出して通常照度信号を出力する第1のフォトダイオードと、
    入射端面に青味除去フィルタが配置されており、前記電子カラーカメラの後方からこの電子カラーカメラに向かってきて前記青味除去フィルタを通過して入射してくる順光の光の照度を検出して青味除去照度信号を出力する第2のフォトダイオードと、
    前記通常照度信号と前記青味除去照度信号とを比較する比較計算機構と、
    前記比較計算機構による比較計算結果を基に、太陽光の状態が、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態、曇り状態または日中逆光状態、その他の状態のいずれかであると判定する太陽光状態判定機構と、
    前記太陽光状態判定機構により、朝焼け順光状態または夕焼け順光状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプのゲインを低下させ、曇り状態または日中逆光状態であると判定したときには、前記青信号用アンプのゲインを低下させ、その他の状態であると判定したときには、前記赤信号用アンプ及び前記青信号用アンプのゲイン調整をしないゲイン調整手段とを有することを特徴とする色識別装置のホワイトバランス調整装置。
  5. 請求項1に記載の、電子カラーカメラと、逆光用フォトダイオードと、右入射光用フォトダイオードと、左入射光用フォトダイオードと、順光・逆光・曇り判定機構と、朝焼け・夕焼け判定機構と、太陽光状態判定機構とからなる第1の判定機構と、
    請求項2に記載の、電子カラーカメラと、GPS受信機と、位置関係推定機構と、フォトダイオードと、フォトダイオード駆動機構と、晴れ・曇り判定機構と、朝焼け・夕焼け判定機構と、太陽光状態判定機構とからなる第2の判定機構と、
    請求項3に記載の、電子カラーカメラと、差分演算手段と、第1の輝度抽出部と、第2の輝度抽出部と、順光・逆光判定処理部と、色合い抽出部と、朝焼け・夕焼け・曇り・日中判定部と、太陽光状態判定機構とからなる第3の判定機構と、
    請求項4に記載の、電子カラーカメラと、第1のフォトダイオードと、第2のフォトダイオードと、比較計算機構と、太陽光状態判定機構とからなる第4の判定機構の中から選んだ1つの判定機構と、
    請求項1または請求項2に記載の第1のフィルタ機構と、請求項3または請求項4に記載のゲイン処理手段との何れか一方と、
    からなることを特徴とする色識別装置のホワイトバランス調整装置。
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