JP2007327731A - アースリソース熱サイフォンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 精度の高いシステム設計を行なえるとともに最適な機器の選定が可能なアースリソース熱サイフォンシステムを提供する。
【解決手段】 表面波探査手段4を用いて非破壊的に調査対象の地盤3の状況を検出し、データ解析手段5で、表面波探査手段4で検出された検出データに基づき地盤3のS波速度構造を算出し、算出されたS波速度構造を基にしてS波速度と土相との対応に関して予め設定された土相判定標準表を用いて地盤の土相分布を特定すると共に、S波速度とN値との対応に関して予め設定されたN値換算式またはN値換算表を用いて地盤のN値分布を特定し、土相と熱量の関係及びN値と熱量の関係に関して予め設定された熱量換算表から特定した土相分布及びN値分布に基づきパラメータとなる地盤3の単位厚さ当たりの単位吸放熱量を推定し、この推定した単位吸放熱量と予め入力された空調負荷情報とに基づき、熱サイフォンを利用した熱サイフォン空調システムの設計を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、地中熱を空調に利用するアースリソース熱サイフォンシステムに関する。
地球資源の1つである地中熱を熱源として利用して冷房や暖房を行なう熱交換システムとしてヒートポンプシステムが知られている。このシステムは、地中に設けた井戸に熱交換器を配設すると共に、この熱交換器と地上に配置したヒートポンプの熱交換器との間で熱交換媒体を循環させ、空調機器とヒートポンプの熱交換器との間を循環する冷媒との間で熱交換している。通常、熱交換システムを設計するには、空調・給湯・暖房などの空調側負荷の計算に加え、地盤の土相、地中温度、比熱、熱伝導率、地下水位、地下水流速を見極め、地盤の吸熱・放熱量を判定し、ヒートポンプの容量を選定している。
このように熱交換システムの設計は、様々な要素を考慮して行われるが、中でも吸熱・放熱量と空調側負荷がシステム設計においては重要である。このため、従来は、調査対象の地盤を直接ボーリング調査し、地盤の土相分布、N値分布をつかみ、システム設計に必要にパラメータを推定している。
一方、地盤探査法には、ボーリング調査のような破壊的な調査方法の他に、振動の伝達状態から地盤構造を知る非破壊的な調査手法がある。非破壊的調査手法としては、表面波探査法が知られている。表面波探査法は、受振手段となる複数の振動センサを等間隔に直線状に配置した測線を設け、この測線の端部からオフセット距離をとった加振点で加振し、発生した弾性波の全波動(表面波、直達波、屈折波、反射波等)を前記測線上の振動センサで受振して記憶手段で記憶し、この記憶した波動記録の中から表面波を識別して測線下におけるS波速度構造を解析して地下構造を推定している。
このような表面波探査法により測定したデータを地中熱の設計に用いるものとして、本出願人から既に特許文献1で提案されている。
特許第3579043号
特許文献1では地盤から得られる吸放熱量をパラメータとしてシステム設計に用いているが、より精度の高いシステム設計が要望されている。また、住宅、空調の分野においては、空調機器の種類も多種であり、その利用形態に応じて最適に機器の選定やデザイン性なども要望されている。
本発明は、精度の高いシステム設計を行なえるとともに最適な機器の選定が可能なアースリソース熱サイフォンシステムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるアースリソース熱サイフォンシステムは、表面波探査手段を用いて非破壊的に調査対象の地盤の状況を調査し、前記表面波探査手段で検出された検出データに基づき前記地盤のS波速度構造を解析し、この解析されたS波速度構造に基づき、前記地盤の地中熱を熱源として用いる熱サイフォン空調システムの設計に必要なパラメータを導出する地中熱を利用するものであって、表面波探査手段が検出データを記憶すると共に、この記憶された検出データを表面波探査手段と接続された探査通信部を介して検出データの処理・解析を行なうデータ解析手段へ送信し、データ解析手段が、探査通信部によって送信された検出データに基づき、周波数・位相速度関係曲線を算出し、この算出結果によりS波速度構造を解析し、解析したS波速度構造を基にして、S波速度と土相との対応に関し予め設定された土相判定標準表を用いて地盤の土相分布を特定すると共に、S波速度とN値との対応に関して予め設定されたN値換算式またはN値換算表を用いて地盤のN値分布を特定し、特定した土相と熱量の関係及びN値と熱量の関係に関し予め設定された熱量換算表を用いて、土相分布及び前記N値分布に基づきパラメータとなる地盤の単位厚さ当たりの単位吸放熱量を推定し、この推定した単位吸放熱量と予め入力された空調負荷情報とに基づき、熱サイフォンを利用した空調システムの設計を行なうことを特徴としている。
本発明にかかるアースリソース熱サイフォンシステムにおいて、システム設置場所の地盤内に設けた井戸と、この井戸内に配設された地中内熱交換器と、地中内熱交換器と接続されて地表側に配設されたヒートポンプと、ヒートポンプの凝縮側の熱交換器と地中内熱交換器とに間に接続され、熱交換媒体を熱交換器と地中内熱交換器との間で循環させる熱源回路と、熱交換媒体を貯留する貯留手段と、ヒートポンプの蒸発側の熱交換器と貯留手段とに間に接続され、貯留手段の熱交換媒体を熱交換器と貯留手段との間で循環させる熱交換媒体循環回路と、熱サイフォンと貯留タンクとの間で熱交換媒体を循環する室内側循環回路とを備えたことを特徴としている。
本発明にかかるアースリソース熱サイフォンシステムにおいて、システム設置場所の地盤内に設けた井戸と、この井戸内に配設された地中内熱交換器と、地中内熱交換器と接続されて地表側に配設されたヒートポンプと、ヒートポンプの凝縮側の熱交換器と地中内熱交換器とに間に接続され、熱交換媒体を熱交換器と地中内熱交換器との間で循環させる熱源回路と、熱交換媒体を貯留する貯留手段と、ヒートポンプの蒸発側の熱交換器と貯留手段とに間に接続され、貯留手段の熱交換媒体を熱交換器と貯留手段と熱サイフォンとの間で循環させる熱交換媒体循環回路とを備えた構成としてもよい。
本発明にかかるアースリソース熱サイフォンシステムにおいて、熱サイフォン空調システムの設計は、ヒートポンプの機種を決定するものであることを特徴としている。
本発明によれば、表面波探査手段で検出された検出データに基づき算出される周波数・位相速度関係曲線からS波速度構造を解析し、S波速度構造を基にしてS波速度と土相との対応に関し予め設定された土相判定標準表を用いて、地盤の土相分布が特定され、S波速度とN値との対応に関し予め設定されたN値換算式またはN値換算表を用いて地盤のN値分布が特定され、特定された土相分布及びN値分布を用いて、土相と熱量の関係及びN値と熱量の関係に関し予め設定された熱量換算表からパラメータとなる地盤の単位厚さ当たりの単位吸放熱量の精度を高く推定することができる。また、この推定した単位吸放熱量と予め入力された空調負荷情報とに基づき、熱サイフォンを利用した空調システムの設計を行なうので、精度の高いシステム設計を行なえるとともに、地中熱と空調負荷情報とのバランスを考慮した最適な機器の選定を行なうことができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1に示すアースリソース熱サイフォンシステム1は、非破壊的に調査対象の地盤3の内部状況を検出する手段として表面波探査手段4を用いたものである。アースリソース熱サイフォンシステム1は、表面波探査手段4と、表面波探査手段4により検出された検出データに基づき地盤3のS波速度構造を解析すると共に、このS波速度構造を基に地盤3の地中熱を熱源として利用する後述のる熱サイフォン空調システムの設計に必要なパラメータを導出するデータ解析手段5とを備えている。
表面波探査手段4は、検出データを記憶すると共に表示機能を有する探査記憶部6と、探査記憶部6に記憶された検出データをデータ解析手段5へ送信すると共にデータ解析手段5から送信される再調査及び調査終了を促す指示データを受信する探査通信部7とを備えている。探査通信部7とデータ解析手段5とは、ネットワークの一形態であるインターネット8に接続されており、互いに交信可能とされている。
表面波探査手段4は、加振手段としてのハンマー11と、地盤3に配置されてハンマー11によって叩かれることで加振点を成す鉄板12と、受信点を構成する複数の受振手段としての受振センサ13・・を備えている。受振センサ13は、所定の間隔(例えば0.5〜2.0m)を空けて直線状に配置されており、探査記憶部6とケーブル6aで接続されている。ハンマー11で打撃される部位が加振点となる鉄板12は、受振センサ13の列と同一直線上に配置され、最近接する受信センサ13aとの間にオフセット距離Lが設けられている。オフセット距離Lは、通常2〜30m程度である。本形態では、ハンマー11で叩かれる部材を鉄板12としたが、硬質樹脂やこれに類したものを用いても良い。
表面波探査手段4は、鉄板12をハンマー11で打撃することにより地盤3を起振し、発生した弾性波の全波動(表面波、直達波、屈折波、反射波)を受振センサ13で受振して探査記憶部6に記憶する。探査記憶部6は、受振センサ13が受振した検出データである波動データを記憶し、この記憶した波形データを、到達走時を基に表示される波形データとして、図示しないディスプレイ装置に表示するなど目的に応じて、受振点下部の地下構造を反映した波動伝播特性を表示すると共に、受振した検出データを記憶するものである。
各受振センサ13の設置間隔、およびオフセットLの距離については、地盤3の特性に対応した最適な波動データ(検出データ)を得るため適宜設定するもので、特定の値に限定されるものではない。図2は、地盤3にセットした受振センサ13による検出データを記憶した際の波形記録を示す。
データ解析手段5は、演算回路やメモリ等を備えた周知のコンピュータであって、図示しないが表示手段となるモニター、操作手段となるキーボートやマウス等を備えている。データ解析手段5は、図1に示すように、表面波探査手段4の探査通信部7との間で検出データを送受信できる解析通信部9と、データ解析手段5側の各種情報を記憶する解析記憶部10と、表面波探査手段4で得られた検出データからS波速度構造を解析するS波解析部20と、S波解析部20で解析されたS波速度構造を基に地盤の土相分布、N値分布を特定する土相・N値判定部21と、土相・N値判定部21で特定した土相分布及びN値分布とからパラメータとなる単位吸放熱量を推定する熱量解析部22と、表面波探査手段4で得られた検出データの品質を評価するデータ品質評価部23を備えている。データ解析手段5は、解析通信部9を介してインターネット8にアクセスでき、探査通信部7との間でデータの送受信が行なえるように構成されている。
本形態において、解析記憶部10は、表面波探査手段4の探査通信部7から送信されて解析通信部9で受信した検出データ、S波解析部20での解析結果、土相・N値判定部21での特定結果、熱量解析部22での推定結果及びデータ品質評価部23での品質評価結果をそれぞれ記憶するように構成されている。
データ解析手段5は、データ品質評価基準に基づいてデータ品質評価部23でなされた検出データの品質評価結果を指示データとして、解析通信部9を介して探査通信部7へ送信する機能を備えている。データ解析手段5は、データ品質評価部23で、検出データが品質不良と判断された場合には、調査対象地盤の再調査を促す内容を指示データとし、検出データの品質が良好と判断された場合には、調査対象の地盤3の調査終了を促す内容を指示データとして、解析通信部9から探査通信部7を介して表面波探査手段4へ送信する機能を備えている。
検出データの品質とは、各受振センサ13の配置の良し悪しにより得られるデータの質のことである。各受振センサ13の配置の方角または位置が良好な場合と悪い場合とでは検出によって得られる波形データが異なる。また、調査対象の地盤3の周囲に雑音の原因となる土木・建築工事や重車両の通行等の状況がある場合には検出によって得られる波形データは不良となり、この場合には測定時間帯を変えて再調査しなければならない。このため、本形態ではデータ品質評価基準として、各受振センサ13の配置が悪い場合と良い場合の波形データのパターンを類型化して標準波形、標準F−Kスペクトルの形として、データ解析手段5に設けた記憶手段24に記憶されてデータベース化されている。
記憶手段24には、観測分散曲線に対応する初期構造モデルがデータベース化されて記憶されている。この初期構造モデルは、観測分散曲線が特定されることで自動的に選択設定されるように構成されている。S波解析部20は、観測分散曲線と理論分離曲線との一致度を目標化した所定の基準値が設定され、この基準値に達するまでS波速度構造の解析試行を繰り返すようになっている。この基準値は通常、1.000に近い値とするが、調査対象の地盤3に応じて決めるもので(例えば0.935、0.950、0.980)、図示しないキーボードから入力して設定する。
土相・N値判定部21は、S波速度から土相を特定するためのデータベース化された図4に示す土相判定標準表から土相を特定するためのものである。土相判定標準表は、記憶手段24にデータベース化されて記憶されている。一般に、地盤3の土相は非常に様々で、それぞれの土相に対応してS波速度はすべて異なる。例えば、沖積世(地質時代名)の地盤において、土質が細粒砂であるか粗粒砂であるか、シルトであるか砂混りシルトであるか、粘土であるか砂混り粘土であるか、または砂礫であるか同じ砂礫でも礫分が多いか少ないか、その礫は大きいか小さいか、その礫は硬いか軟いかで、すべてS波速度は異なり、また、同じ土質でも地質時代が沖積世か、より古い洪積世か、第三紀かでもS波速度は違ってくる。さらに、地盤が岩盤である場合、強風化岩の岩相か弱風化岩の岩相かでもS波速度は違ってくる。また、地域特性が異なることでも対応は違い、軟弱地盤地域であるか扇状地性堆積地であるか河岸段丘であるか火山山麓であるかでも、S波速度と土相の対応は異なってくる。図4に示す土相判定標準表は、このような様々な土相、岩相に対応したS波速度を具体的、総合的にまとめたものである。
土相・N値判定部21は、S波速度からN値を特定するための周知のN値換算式または図5に示すN値換算表等の換算手段を用いてN値を特定するものである。周知のN値換算式としては、例えば(S波速度/91)2.97の式が挙げられる。しかし、この式は土相の多様性や地域特性を無視して算出した平均的な統計式であり、異なる土相に応じて換算方法を適宜補正しなければならない作業を省いて作られており、あらゆる地盤に適用して正確であるかという面で限界をもっている。N値換算式またはN値換算表は、いろいろな地域での様々な土相における数多くの表面波探査実測データによって構築されたデータベースを基にして作られたもので、S波速度からN値を高精度に特定できる特徴を有しており、記憶手段24に記憶されている。熱量解析部22には、N値分布及び土相分布から導き出した地盤の単位厚さ当たりの単位吸放熱量をデータベース化した図6に示す熱量換算表から推定するものである。熱量換算表は記憶手段24にデータベース化されて記憶されている。
データ解析手段5での処理内容の流れを図7、図8に示すフローチャートを用いて説明する。図7及び図8は一連のフローであるが、便宜上それぞれ端子(1)の部分で分割している。図7のステップA2〜ステップA8までの処理はS波解析部20での流れを示す。ステップA1では検出データ(波形データ)が入力され、ステップA2及びA3において、F−Kスペクトルの算出の経過を経て図2にドット状の線で示す観測分散曲線が特定される。
ステップA4では、記憶手段24に記憶されたデータベースを参照して初期構造モデルが設定される。ステップA5では、設定された初期構造モデルから表面波理論に基づき図2に実線で示す理論分離曲線が算出されてステップA6に進む。ステップA6では、算出された理論分離曲線とステップA3で算出した観測分散曲線とが一致するか否かが目標基準値との対比によって判断される。観測値と理論値という性質上、両曲線が最初から一致することは少なく、両曲線が一致しない場合には、ステップA7に進んで、理論分離曲線が観測分散曲線に近づくように構造モデルの修正を行い、ステップA5に戻り、再度理論分離曲線を算出する。
このステップA5〜A7のステップは、理論分離曲線と観測分散曲線とが一致するまで繰り返される。ステップA6において、理論分離曲線と観測分散曲線との一致度が目標基準値に達すると、ステップA8に進んで、S波速度構造を解析する。このS波速度構造と分散曲線との関係を図3に示す。図3において、縦軸は深度、横軸は表面波の位相速度及びS波速度を示す。
次に、ステップA8でS波速度構造が解析されると、図8のステップA9に進み、解析したS波速度構造を解析記憶部10に記憶することで取り込み、ステップA10において、データベース化されたS波速度構造に応じた図4に示す土相判定標準表と解析記憶部10に記憶されているS波速度構造とから地盤3の土相分布を特定し、特定した結果を一旦解析記憶部10に記憶する。
ステップA11では、S波速度構造とN値換算式によりN値分布を算出し、算出した値を解析記憶部10に記憶する。なお、N値換算式ではなく、図5に示すN値換算表からN値分布を選択・特定してもよい。これらステップA9〜A11は、土相・N値判定部21で処理される。
ステップA12では、熱量解析部23により、記憶手段24に記憶してあるN値分布と土相分布に対応してデータベースされている図6に示す熱量換算表が参照されて地盤3の単位厚さ当たりの単位吸放熱量(熱サイフォン空調システムの設計に用いるバラメータ)を推定し、推定した値を解析記憶部10に記憶する。
ステップA13からステップA15では、記憶手段24に予め記憶した空調負荷情報を読み出し、後述する熱サイフォン200を利用した熱サイフォン空調システム100に用いるヒートポンプを選択する。
ここで言う空調負荷情報とは、表面波探査手段4で計測した地盤3の上に建設された、あるいは建設される建築物の冷暖房などの空調負荷(ワット)を指す。これら空調負荷は、空間容積と周知の計算式を用いて予め算出しておき、記憶手段24に記憶しておく。記憶手段24には、ヒートポンプの機種とその出力(ワット)の一覧表がベータベース化されて記憶されている。データ解析手段5では、ステップA14において、空調負荷情報の出力相当のヒートポンプを選択すべくベータベースから該当機種を選択する。ヒートポンプのデータベースは電力を駆動源として利用した場合に得られる機種のデータで構成されている。
選択されたヒートポンプの情報は一旦、図示しないRAMなどのメモリに記憶される。またここでのヒートポンプの情報は、電力単体を駆動源として利用した場合に得られる出力相当の機種が選択されているため、ステップA15において単位吸放熱量を補正係数として、選択されたヒートポンプの大きさを変更(補正)する。すなわち、例えば単位吸放熱量が50W/mとした場合、地中に対して50W/mの吸放熱を行なえる。これに対し単位吸放熱量が100W/mの場合、地中に対して2倍となる100W/mの吸放熱を行なえる。これは、単位吸放熱量が50W/mの場合と単位吸放熱量が100W/mにおいて、ヒートポンプに対する負荷が異なることになるので、同一環境化でヒートポンプを運転した場合、単位吸放熱量100W/mの方が単位吸放熱量50W/mよりもヒートポンプの消費電力を低くできる。また別な見方をすると、単位吸放熱量が高い事は低い場合よりもヒートポンプでの熱交換効率を高められるので、同一機器である場合、単位吸放熱量が高い方がより高い出力を得られる。このため、ステップA15では、ステップA13で選択したヒートポンプよりも小さなヒートポンプが選択され、一連の処理を終了する。
このように、快適表面波探査手段4で検出された波形データに基づき地盤3のS波速度構造を算出し、算出されたS波速度構造に基づき地盤3の地中熱を熱源として用いるアースリソースシステムの設計に必要なパラメータである地盤3の単位厚さ当たりの単位吸放熱量をデータ処理手段5で導出(推定)することができるとともに、検出データの収集から単位吸放熱量の推定までの工程を全て非破壊的な作業で行なうことができる。このため、ボーリング調査等の破壊的な地盤調査方法に比べて調査にかかる時間や費用や労力が低減すると共に、熱サイフォン空調システムの設計に不可欠な地盤情報を精度の良く推定することができる。
推定した単位吸放熱量と予め入力された空調負荷情報とに基づき、熱サイフォンを利用した空調システムの設計を行なうので、精度の高いシステム設計を行なえるとともに、地中熱と空調負荷情報とのバランスを考慮した最適な機器の選定を行なうことができる。
表面波探査手段4により検出されて探査記憶部6に記憶された波形データを、探査記憶部6と接続された探査通信部7を介してデータ処理手段5へ送信するので、表面波探査手段4からの波形データ処理をデータ処理手段5で一括処理でき、データ処理時間の短縮を図ることができるとともに、地盤情報の解析結果のバラツキや解析人員配置数を低減することができる。
本形態においては、データ品質評価基準、土相判定標準表、N値換算式、N値換算表、熱量換算表及び観測分散曲線に対応する初期構造モデルが、共通の記憶手段24に予め記憶されてデータベース化されているが、S波解析部20、土相・N値判定部21、熱量解析部22、データ品質評価部23にそれぞれ記憶手段を接続し、各記憶手段に各部で用いる情報をそれぞれデータベース化して記憶させる形態としてもよい。
図9、図10は、地中熱を利用した熱サイフォン空調システム100の一例である。図9は加熱時の状態を示し、図10は冷却時の状態を示す。
この熱サイフォン空調システム100は、設置場所の地盤3内(地中)に設けた井戸101と、井戸101内に配設された地中内熱交換器102と、地中内熱交換器102と接続されて地表側に配設されたチラー方式のヒートポンプ103と、ヒートポンプ103の凝縮側の熱交換器104と地中内熱交換器102とに間に接続され、熱交換媒体を熱交換器104と地中内熱交換器102との間で循環させる熱源回路107と、熱交換媒体を貯留する貯留手段としての冷温水タンク108と、ヒートポンプ103の蒸発側の熱交換器105と冷温水タンク108とに間に接続され、冷温水タンク108の熱交換媒体を熱交換器105と冷温水タンク108との間で循環させる熱交換媒体循環回路110と、建築物300の内部に設置された熱サイフォン200と冷温水タンク108との間で熱交換媒体を循環する室内側循環回路130とを備えている。
ヒートポンプ103は、熱交換器104と熱交換器105とが拡張弁111,112及び圧縮機113と四方弁114とを備えた冷媒回路115上に設けられた周知の構成である。図中符号106,109,131は、各回路に設けられたポンプを示す。
ここで熱サイフォン200の構成について説明する。熱サイフォン200は、図11〜図13に示すように、外管210と、外管内を長手方向に貫通配置された内管212と、内管212を外管210に対して配置支持しつつ外管内を密封する栓体214とを備えている。
図12に示すよう、外管210と内管212との中間空隙部分には、作動媒体Qが充填されて作動空間とされ、真空とした該作動空間内での作動媒体の蒸発、凝縮作用を通じて外管10の外部を加温あるいは冷却する。本実施形態において、外管10は例えばアルミニウム合金を素材として両端を開口し、例えば管外形50mm、内径47mm、管長600mm〜4000mm程度のサイズで中空円筒形状に構成され、種々の用途に適用される際には横長状態で配置されて使用される。そして、この外管210に平行に外管と同材質の内管212が外管210を長手方向に貫通して配設されている。
外管210は熱サイフォン全体の外形を決めて種々の支持物や支持構造に支持されるとともに、内部に作動媒体を封止して作動媒体Qによる伝達熱を外管210の外域と熱交換して周囲を直接的に加温、あるいは冷却させる。本形態において、外管210の外形は筒状に限定されるものではなく、例えば中空角パイプを用いた四角形であっても良いし、別な多角形でも良い。ただコストの事を考えると、既製品で形状が多く生産されている筒状または四角形が好ましい。
内管12内には、冷温水タンク108から熱交換媒体(熱源水)となる冷温水が供給され、図9、図10のポンプ131が駆動されることで熱交換媒体が冷温水タンク108との間で循環される。図1に示すように、内管212は外管の内径よりも小さい外径を有し、外管内に貫通挿入時に形成される外管内壁と内管外壁との間の空隙内に作動媒体を保持させる。内管212の管径は作動媒体Qによる熱伝達効率が良い大きさに設定している。本実施形態において、内管212は、外管内部で中心から若干下方に偏心した位置に配置されている。本実施形態において、内管212は、その管長が外管の管長よりも長く設定されており、この部分が内管の接続用突設部216とされる。内管212は、後述する栓体214の内管通係用孔215を貫通しさらに外管210内を長手方向に貫通した状態で栓体14に支持される。
外管210の両端開口210a,210bは、栓体214によって封止され、外管内部が密閉されている。栓体214は、外管や内管と同様のアルミニウム合金から構成されている。本実施形態において、熱サイフォン200は、外管210の両端開口210a,210bの内部に栓体214を嵌合させた状態での図示しない外部加圧手段による外管への外部からの加圧により外管210と栓体214とを固定させて構成される。
詳細には、栓体214は、外管210と同一外径の外栓部220と、外栓部220から段差状に縮径されて一体連結され外管内に挿入されて内壁210cに密着嵌合する内栓部222とを備えている。外栓部220は、外管210の両端開口210a、210bを封止する部分であり、両端開口210a,210bに外部から当てがわれてそれらの縁部に密着する。内栓部222は、外管210の内壁面に嵌合状に突入される中実円筒体からなり、実施形態では、この内栓部222において外部からの加圧を受け、さらに、外管内の密閉確保のためのシール部を形成させる。外栓部220と内栓部222とは同心の中実円筒で結合されている。
図12において、内栓部222にはシール手段が設けられている。シール手段は、作動空間Sを外部から直接的に密封させる密封手段であり、特に、弾性部材を用いてその形状復元力により作動空間を密封する。本実施形態において、シール手段は内栓部222の挿入端側寄りに周状に刻設された第1の溝224と、該溝内に嵌着される弾性密封部材としてのオーリング226とを含む。栓体214を外管210に挿入嵌合させたときにはオーリング226は圧縮されてその弾発付勢力により管内外の水密、気密状態を保持させる。
栓体214には、内管212を貫通して挿通させる孔215が設けられている。この孔215には内管212を気密状に貫通させる孔を有するシール用栓体230が嵌着される。そして、このシール用栓体230の孔を貫通し支持された状態で外管210内を内管212が長手方向に貫通して配設される。シール用栓体230の挿入端側にもオーリング232が介在されて栓体214の孔215と内管212との気密が確保される。符号234は、栓体214で外管210の両端開口210a,210bを閉鎖して内部を真空吸引し、さらにアルコール等の作動媒体Qを充填する際に用いられる孔215を封止する止め栓であり、作動媒体の充填後に嵌合されて内部を閉鎖させる。
熱サイフォン200の作用について説明する。作動空間Sに充填される作動媒体Qは、密閉空間の蒸発部と凝縮部とで相変化しながら熱輸送を行なう作動流体である。使用に際しては、熱サイフォン200を空調対象となる、例えば建築物の空間に横置き状態で配置し、内管212の両端に、室内側循環回路130を構成する供給側パイプ132と戻り側パイプ133を接続して冷温水を流す。
外管210内は、作動液が封入されて両端開口部分は栓体により密閉され、さらに真空状態に保持されている。したがって、低温で蒸発、凝縮サイクルを繰り返しかつ外管210の管断面範囲でこれを高速に行なう。例えば図9に示すように、冷温水タンク108から温水が供給されて内管212内を通流すると、外管内の真空状態での作動媒体、すなわち、作動液、あるいは作動流体は、低温で蒸発し外管内の上端側に至り、放熱して凝縮し、管内を流下する循環を外管212の断面形状の範囲で行なう。したがって、この循環サイクルは外管212の管長全体について行なわれ、しかも、高速で行なわれる。したがって、温水の熱は外管表面から建築物300の空間に伝わり、室内暖房が効果的に行われる。
冷温水タンク108から図10に示すように冷水が供給されると、暖房の場合と逆の作用をして外管表面が冷却されて建築物300の空間に伝わり、室内冷房が効率的に行われる。
本形態において、熱サイフォン200は、1本の場合を例に説明したが、このような本数に限定されものではなく、例えば複数本の熱サイフォン200を水平に等間隔で配置して1つのユニットとして構成し、このユニットに対して冷温水タンク108から冷水や温水を供給して冷房または暖房を行なうようにしてもよい。
アースリソース熱サイフォンシステムの概略構成を示す図である。 探査記憶部に表示される波形データの一例を示す図である。 分散曲線とS波速度構造との関係を示す図である。 S波速度から土相を特定するための土相判定標準表の一例を示す図である。 S波速度からN値を特定するためのN値換算表の一例を示す図である。 N値分布及び土相分布から導き出した地盤の単位厚さ当たりの単位吸放熱量を導出するための熱量換算表の一例を示す図である。 データ処理手段のパラメータ処理部によるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 図7の端子(1)に続くデータ処理の流れを示すフローチャートである。 熱サイフォン空調システムの構成と発熱時の状態を示す図である。 熱サイフォン空調システムの冷却時の状態を示す図である。 熱サイフォン空調システムに用いる熱サイフォンの一部切欠斜視説明図である。 図11に示す熱サイフォンの縦断面図である。 図11に示す熱サイフォンの分解斜視説明図である。
符号の説明
1 アースリソース熱サイフォンシステム
3 地盤
4 表面波探査手段
5 データ解析手段
6 探査記憶部
7 探査通信部
9 解析通信部
10 解析記憶部
11 加振手段
13 受振手段
20 S波解析部
21 土相・N値判定部
22 熱量解析部
23 データ品質評価部
100 熱サイフォン空調システム
200 熱サイフォン

Claims (3)

  1. 表面波探査手段を用いて非破壊的に調査対象の地盤の状況を調査し、前記表面波探査手段で検出された検出データに基づき前記地盤のS波速度構造を解析し、この解析されたS波速度構造に基づき、前記地盤の地中熱を熱源として用いる熱サイフォン空調システムの設計に必要なパラメータを導出する地中熱を利用するアースリソース熱サイフォンシステムであって、
    前記表面波探査手段は、前記検出データを記憶すると共に、この記憶された検出データを前記表面波探査手段と接続された探査通信部を介して前記検出データの処理・解析を行なうデータ解析手段へ送信し、
    前記データ解析手段は、前記探査通信部によって送信された検出データに基づき、周波数・位相速度関係曲線を算出し、この算出結果により前記S波速度構造を解析し、解析したS波速度構造を基にして、S波速度と土相との対応に関し予め設定された土相判定標準表を用いて前記地盤の土相分布を特定すると共に、前記S波速度と前記N値との対応に関して予め設定されたN値換算式またはN値換算表を用いて前記地盤のN値分布を特定し、特定した土相と熱量の関係及びN値と熱量の関係に関し予め設定された熱量換算表を用いて、前記土相分布及び前記N値分布に基づき前記パラメータとなる前記地盤の単位厚さ当たりの単位吸放熱量を推定し、
    この推定した単位吸放熱量と予め入力された空調負荷情報とに基づき、熱サイフォンを利用した熱サイフォン空調システムの設計を行なうことを特徴とするアースリソース熱サイフォンシステム。
  2. 請求項1記載のアースリソース熱サイフォンシステムにおいて、
    システム設置場所の地盤内に設けた井戸と、この井戸内に配設された地中内熱交換器と、前記地中内熱交換器と接続されて地表側に配設されたヒートポンプと、前記ヒートポンプの凝縮側の熱交換器と前記地中内熱交換器とに間に接続され、熱交換媒体を前記熱交換器と前記地中内熱交換器との間で循環させる熱源回路と、熱交換媒体を貯留する貯留手段と、ヒートポンプの蒸発側の熱交換器と前記貯留手段とに間に接続され、前記貯留手段の熱交換媒体を前記熱交換器と前記貯留手段との間で循環させる熱交換媒体循環回路と、前記熱サイフォンと前記貯留タンクとの間で熱交換媒体を循環する室内側循環回路とを備えたことを特徴とするアースリソース熱サイフォンシステム。
  3. 請求項1または2記載のアースリソース熱サイフォンシステムにおいて、
    前記熱サイフォン空調システムの設計は、前記ヒートポンプの機種を決定するものであることを特徴とするアースリソース熱サイフォンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190254A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 株式会社グリーンデザインオフィス 常時微動計測による推定柱状図作成方法、プログラム

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