JP2007325598A - 診断および治療標的としての前立腺障害において過剰発現される遺伝子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の少なくとも1つの遺伝子の発現を低下させられる剤の有効量を細胞に投与することを含み、但し、もし1つの遺伝子のみの発現が阻害されるなら、その遺伝子は脂肪酸シンターゼ遺伝子ではない、方法。
【選択図】なし
Description
本願は、2001年1月23日に出願された米国仮出願番号第60/263,461号および2001年6月28日に出願された米国仮出願番号第60/301,639号の利益を主張する。前述の出願を、出典明示により本明細書の一部とする。
1.発明の分野
本発明は、一般的に、前立腺癌などの前立腺障害における診断マーカーおよび/または治療的介入用の標的として有用な遺伝子に関連するものである。より具体的には、本発明は、悪性と正常の前立腺組織において異なって発現される遺伝子の同定、およびこれらの遺伝子に基づく前立腺障害の診断、予後および処置方法に関するものである。
前立腺癌は、男性において最も一般的な悪性腫瘍であり、米国における癌による死亡の2番目に頻度の高い原因である。その進行は、Scher et al., Urology, Vol. 55, pp. 323-327 (2000)に記載のように、前侵襲性疾患(前立腺上皮内腫瘍(prostatic intraepithelial neoplasia)、PIN)、侵襲性癌、およびアンドロゲン依存性またはアンドロゲン非依存性転移を含む、一連の定義された状態を通じて進む。初期の器官に留まる前立腺癌は、一般的に手術または放射線治療で治すことができ、そして例えば Catalona et al., JAMA, Vol. 270, pp. 948-954 (1993) に記載のような前立腺特異抗原(PSA)スクリーニングに基づく検出の努力は、局所的疾患を有する何千人もの男性の同定を導いてきた。血清PSAは、例えば Brawer, Semin. Surg. Oncol., Vol. 18, pp. 3-9 (2000) に記載のように、現在利用可能な最良の前立腺腫瘍マーカーとして広く認識されているが、PSAを単独で、または直腸内触診と組合せて利用するスクリーニングプログラムは、前立腺癌の男性の生存率を改善するのに失敗してきた。
後述のように、本発明は、正常ヒト前立腺と比較して、ヒト前立腺障害、特に前立腺癌において非常に異なって発現される複数の遺伝子を同定することにより、現在利用可能な前立腺癌の診断方法の欠点を克服するものである。これらの遺伝子に対応するmRNA転写物およびタンパク質は、例えば前立腺癌および他の前立腺障害に特異的な診断マーカーおよび治療標的として有用である。
a)対象から得られた前立腺組織サンプルにおいて、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出し、第1の値を得ること、但し、もし1つの遺伝子の発現が検出されるなら、その遺伝子はFASNではない;および
b)無疾患対象から得られた前立腺組織サンプルにおいて、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと、第1の値を比較すること、ここで、無疾患対象由来サンプルと比較して対象サンプルにおいて発現レベルが高いことは、対象が前立腺障害を有するか、または前立腺障害を発症するリスクにあることを示す;
を含む。
a)疾患前立腺細胞を候補剤と接触させること;
b)疾患前立腺細胞における少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること、ここで、少なくとも1つの遺伝子は表2、3または4で同定され、但し、もし1つの遺伝子のみの発現が検出されるなら、その遺伝子はFASNではない;および
c)候補剤の存在するサンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを、候補剤に接触していない細胞における少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと比較すること、ここで、候補剤の存在しないサンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと比べて候補剤の存在するサンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルが低下していることは、前立腺障害の処置に有用な剤を示すものである;
を含む。
a)剤の投与に先立ち、対象から投与前サンプルを得ること;
b)投与前サンプルにおける表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること、但し、もし1つの遺伝子のみの発現が検出されるなら、その遺伝子はFASNではない;
c)対象から1つまたはそれ以上の投与後サンプルを得ること;
d)投与後サンプルまたはサンプル群における少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること;
e)投与前サンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを、投与後サンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと比較すること;および
f)それに応じて剤の投与を調節すること;
を含む。
図1
サンプル全域で最も変動した3,530遺伝子のサブセットの発現レベルにおける包括的類似性に従ってグループ分けされた、55個の実験サンプルの樹状図。
正常および悪性前立腺組織において高く順位付けされた遺伝子の発現レベル。各遺伝子を24個の悪性(四角)および9個の正常(円)サンプルにおける発現レベルから導かれる2つの平均値で表した。エラーバーは、99%の信頼区間を表す。重複入力は、受託または転写物番号により限定した:a)「差異」計量法で最も高く順位付けされた20遺伝子のハイブリダイゼーションシグナル;b)「診断」計量法で最も高く順位付けされた遺伝子。
選択された前立腺組織からのヘプシンおよびPLAB転写物の増幅。正常(N8、N10)および腫瘍(T16、T22)組織からの転写物を、18srRNAと共に増幅した。対応するマイクロアレイ上のヘプシンとPLABのハイブリダイゼーション強度を、各例から生成されたPCR産物の下に示す。
本明細書で引用する全特許出願、特許および文献は、出典明示により全体を本明細書の一部とする。
a)対象から得られた体液または前立腺組織のサンプルにおいて、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出し、第1の値を得ること;および
b)無疾患対象から得られた前立腺組織サンプルにおいて、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと、第1の値を比較すること、ここで、無疾患対象由来サンプルと比較して対象サンプルにおいて発現レベルが高いか、または低いこと、特に高いことは、対象が前立腺障害を有するか、または前立腺障害を発症するリスクにあることを示す;
を含む。
a)疾患前立腺細胞サンプルを候補剤と接触させること;
b)疾患前立腺細胞サンプルにおける、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること;および
c)候補剤の存在するサンプルにおける遺伝子の発現レベルを、候補剤に接触していないサンプルにおける遺伝子の発現レベルと比較すること、ここで、剤の非存在下の発現レベルと比べて剤の存在下のサンプルにおける発現レベルが低下していることは、前立腺障害の処置に有用な剤を示すものである;
を含む。
a)少なくとも1つの遺伝子にコードされるタンパク質、タンパク質結合パートナー、および試験化合物を組合せて反応混合物を形成すること、および
b)試験化合物の存在下または非存在下で、タンパク質とタンパク質結合パートナーの相互作用を検出すること、
を含む。
a)剤の投与に先立ち、対象から投与前サンプルを得ること;
b)投与前サンプルにおける、少なくとも1つの遺伝子に対応するmRNAまたはそれにコードされるタンパク質の発現レベル、または表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子によりコードされるタンパク質の活性を検出すること;
c)対象から1つまたはそれ以上の投与後サンプルを得ること;
d)投与後サンプルまたはサンプル群における、少なくとも1つの遺伝子に対応するmRNA、またはそれにコードされるタンパク質の発現レベル、または少なくとも1つの遺伝子によりコードされるタンパク質の活性を検出すること;
e)投与前サンプルにおけるmRNAまたは少なくとも1つの遺伝子にコードされるタンパク質の発現レベル、または少なくとも1つの遺伝子によりコードされるタンパク質の活性を、投与後サンプルまたはサンプル群における、mRNAまたは少なくとも1つの遺伝子にコードされるタンパク質の発現レベル、または少なくとも1つの遺伝子によりコードされるタンパク質の活性と比較すること;および
f)それに応じて剤の投与を調節すること;
を含む。
方法
細胞培養
PC3、LNCaPおよびDU145細胞(American Type Culture Collection, Manassas, Virginia)は、10%ウシ胎児血清(FCS)および100μg/mLのストレプトマイシン(Gibco)を添加したDME(Gibco, Rockville, Maryland)(D10)中で、37℃で、空気中5%CO2の加湿空気中で成育させた。LNCaP細胞はまた、透析チャコール除去FCSでFCSを置換した、低アンドロゲンD10中でも成育させた。正常前立腺上皮細胞(PrEC)およびHPV E6をトランスフェクションされた誘導体(hPr1)は、無血清ケラチン生成細胞成育培地(Gibco)中で成育させた。繊維芽細胞系のCAF1598、CAF1303、CAF1852およびCAF2585は、腺癌のために除去された前立腺の断片から増幅させた。凍結切片を手術時にヘマトキシリンとエオシン(H&E)で染色し、悪性上皮を含有することを判定し、隣接する断片を切刻み、D10に置いた。BPHF1598繊維芽細胞は、良性増殖性腺のみを含有する前立腺組織断片から増殖させた。正常前立腺ストロマ細胞(PrSC)AおよびBは、Clonetics(San Diego, California)から購入し、製造者の推奨に従って培養した。付着細胞は、4−8回の植継ぎの後、増幅させ、60−70%の密集度で回収した。アンドロゲンの非存在下で成育させたLNCaPとHUVECの2つの培養は、各々2回標本を採った。
the University of Virginia でのヒト組織サンプルの使用は、UVA Human Investigation Committee により承認された。新鮮な腺癌サンプルは、PSAレベルが上昇している男性から入手した。前立腺切除試料由来または(1症例では)リンパ節転移由来のH&E染色切片を、腫瘍、良性上皮、ストロマ、およびリンパ球の相対量を評価するために試験した。癌を含有する組織を切取り、新生細胞に富むようにした。マイクロアレイ分析のための処理に先立ち、全サンプルを−80℃で保存した。前立腺組織の一組には、23個の一次癌組織、1個のリンパ節転移および9個の非新生組織が含まれた。8個の癌は、同じ患者から得られた正常組織と対にした。1個の癌組織(症例13)は、分けて2つの独立サンプルとして処理した。各症例において、数mgの組織を鋭く切裂き、RNeasy 溶解緩衝液 (QIAGEN, Valencia, California)中で、回転ホモジェナイザー(Omni International, Warrenton, Virginia)でホモジェナイズした。RNeasy Mini Kit (QIAGEN)を使用して、組織と細胞からRNAを調製した。T−リンパ芽球MOLT4と髄白血病性(myeloleukemic)HL60細胞由来のメッセンジャーRNAは、Clontech (Palo Alto, California) から購入し、上皮細胞由来、および活性化B細胞の3個の個別の単離物由来のRNAは、各々 A. Kawamura および M. Cooke から譲り受けた。以前に Lockhart et al., Nat. Biotechnol., Vol. 14, pp. 1675-1680 (1996); および Wodicka et al., Nat. Biotechnol., Vol. 15, pp. 1359-1367 (1997) に記載されたように、標識相補RNA(cRNA)を調製し、「U95A」オリゴヌクレオチドアレイ(Affymetrix, Santa Clara, California)にハイブリダイズさせた。
スキャンした画像ファイルを人為的構造について目視点検し、GENECHIP 3.1 (Affymetrix)で分析した。次いで各画像を、Wodicka et al.(前出)に記載のように細胞毎に〜3−5転写物に対応する、平均ハイブリダイゼーション強度200に合わせた。各遺伝子のハイブリダイゼーション強度をサンプル間の変動性(標準偏差)に従って順位付けし、全サンプルに渡って発現が最も変動する3,530個の遺伝子を中央値で合わせ(median-centered)、サンプル中の他の遺伝子および他のサンプル中の対応する遺伝子に関して正規化した。Eisen et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 95, pp. 14863-14868 (1998)に本質的に記載のように、遺伝子とサンプルを階層的クラスタリング(clustering)に処した。集団の差異に関する3つの異なる評価(平均値の差異、平均の商(quotient)および対応のないt検定)を使用して、各遺伝子のハイブリダイゼーション強度を比較することにより良性および悪性前立腺組織における遺伝子の差異発現を評価した。遺伝子を各計量法に従って順位付けし、順位の合計を各転写物の異なる発生量(abundance)の準定量的評価として使用した。
前立腺組織から単離された1μgの総RNAを使用して、cDNAを調製した。特定の遺伝子産物を増幅するために使用したプライマーは、ヘプシンセンス、5'−CGGGACCCCAACAGCGAGGAGAAC−3';ヘプシンアンチセンス、5'−TCGGGGTAGCCAGCACAGAACATC−3';PLABセンス、5'−CGCGCAACGGGGACGACT3';およびPLABアンチセンス、5'−TGAGCACCATGGGATTGTAGC−3'であった。ヘプシンとPLABのPCR条件には、95℃10分間、30サイクルの95℃30秒間、55℃30秒間(アニーリング)および72℃30秒間、そして最終伸長段階の72℃7分間が含まれた。全PCR反応は、1Uの AmpliTaq Gold (Perkin-Elmer, Foster City, California)で、20μLの容量を使用した。増幅産物(10μL)を、2%アガロースゲル電気泳動で分離した。
脱パラフィン処理した亜鉛ホルマリン固定パラフィン包埋切片に、アビジン−ビオチン免疫ペルオキシダーゼ法を実施した。抗脂肪酸シンターゼ抗体(E. Pizer より譲渡された)を室温で1時間適用するのに先立ち、クエン酸緩衝液中に置いたスライドを、マイクロ波で20分間加熱した。
遺伝子発現プロフィールを前立腺組織サンプルの分類に使用し得るという仮説を検証するために、約8,920個の異なる遺伝子を表示するオリゴヌクレオチドマイクロアレイへのRNAサンプルのハイブリダイゼーションにより、組織と細胞における遺伝子の発現レベルをモニタリングした。25個の前立腺癌組織(24個の独自サンプル)、9個の非悪性前立腺組織、および様々な起源(18個の独自株)の21個の細胞株サンプルに由来する全部で55個のRNAサンプル(材料と方法参照)をハイブリダイズさせた。完全なデータセットは、ウェブサイトで入手可能である(http://www.gnf.org/cancer/prostate)。
前立腺癌サンプルは、非悪性の上皮細胞、線維筋性ストロマ、内皮および浸透する免疫細胞の様々な画分を含有した。細胞タイプ特異的発現パターンの解明を補助するために、これらの細胞タイプの代表例の概略を描いた。分析した3,530個の遺伝子から、いくつかの細胞および組織で発現レベルが類似する4個の主要なクラスターが同定された。1つのクラスターは、インビトロで成育させたストロマ細胞、および顕微鏡的に有意な量のストロマを含有する(範囲、10−50%)正常前立腺サンプルで発現が高い遺伝子を含有する。このクラスターには、繊維芽細胞で支配的に発現されるコラーゲンVIのα1およびα2サブユニットおよび繊維芽細胞増殖因子受容体タイプ1(FGF−R1)の遺伝子が含まれる。一次組織中で同定される他のグループのストロマ性遺伝子は、ストロマ性細胞のいくつかで存在しないか、または低レベルで発現されるので、このアプローチによるストロマ性遺伝子の一致は完全ではなかった。これらの矛盾は、培養中で成育させる前立腺組織繊維芽細胞の選択に起因した。培養中では、分化した繊維筋細胞は速い増殖に有利でなかったであろう。2番目の一致する「組織−細胞」クラスターには、活性化B細胞および数個の良性および悪性組織におけるいくつかの細胞で発現される、多数の免疫グロブリン(Ig)遺伝子が含まれた。症例9および10に由来する、対にした正常と悪性のサンプルは、これらの遺伝子を非常に高レベルで発現した。このことは、これら2人の患者における前立腺炎の組織学的知見と一致した。第3のクラスターには、ケラチン5や17(各々、Peehl et al., Cell Tissue Res., Vol. 277, pp. 11-18 (1994); および Troyanovsky et al., Eur. J. Cell Biol., Vol. 59, pp. 127-137 (1992))のような、基底上皮細胞で特徴的に発現される遺伝子が含まれた。ここで、これらの遺伝子のセットについて一致する遺伝子発現は、PrECおよびhPr1細胞(Choo et al., Prostate, Vol. 40, pp. 150-158 (1999)に記載のように、基底上皮細胞であることが知られている)、並びに正常および腫瘍組織で、様々な程度に見出された。第4の遺伝子群は、LNCaP細胞および腫瘍サンプルのほとんどで高く発現され、ATPシンターゼやチトクロムCオキシダーゼなどの、産物が中間代謝に関与する複数の遺伝子を含んだ。このクラスター内の遺伝子発現は、悪性細胞の加速した成育を反映したようである。
前立腺間の明らかな分子類似性は、発現が正常組織、悪性組織および細胞株に渡って最も変化した3,530遺伝子の初期分析の結果生じた。前立腺癌間の類似性の程度をよりよく評価するために、発現が悪性細胞特異的であると推測されるこれらの遺伝子の788個を選択した(遺伝子のリストおよびそれらの選択に使用した基準は、我々のウェブサイトで入手可能である)。この腫瘍特異的遺伝子グループの発現レベルは、可能性のある分類法を強化しようと試みる中で、腫瘍間で最も懸著に変動するさらに小さいグループ(n=277)を選択するのに使用した。データのクラスタリングにより、主としてリボソームの遺伝子グループの差異発現に特徴がある腫瘍間の二分法が示された。この分割は、腫瘍の分化の程度におおよそ対応し、リボソームの遺伝子発現が低い腫瘍サンプルでグリーソンスコアは有意に高かった(P<0.01)。
正常前立腺組織と比較した場合の前立腺癌の分子同質性は、腫瘍の大部分で過剰発現される、潜在的に治療的有用性のある遺伝子を同定できることを示唆する。良性と悪性サンプルとの間の発現レベルの数学的差異に基づき、遺伝子を最初に順位付けした(「差異」計量法、図2a)。PSAとhK2のアイソフォームを表す多数のプローブのセットは、この方法において最高に順位付けされた。このアプローチは、診断マーカーとしてPSAなどの遺伝子または遺伝子産物を使用することにおける2つの重大な問題を際立たせた。第一に、PSA転写レベルの比率は、正常と悪性のサンプルを比較した場合に大きくなかった(〜1.6倍)。第2に、組織グループ内のPSA発現範囲が大きく、正常と悪性の組織におけるレベルがしばしば符合した。故に、2001年6月10日に出願された「Molecular Signatures of Commonly Fatal Carcinomas」と題する Su および Hampton の米国仮出願番号60/297,277に記載のように、発現が正常組織で低く、悪性組織で高く、正常および悪性サンプルにおける発現範囲が互いに良好に分離される遺伝子を選択するように、計量法を工夫した(Welsh et al., Cancer Res., Vol. 61, pp. 5974-5978 (2001) も参照されたい)。この計量法は、癌腫関連抗原GA733−2(TACSTD1)、腸トレフォイル因子(intestinal trefoil factor)3(TFF3)、および脂肪酸シンターゼ(FASN)などの既知の腫瘍抗原を含む、理想的と考えられる「診断」プロフィールを有する遺伝子をもたらした。それは、Bootcov et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 94, pp. 11514-11519 (1997) に記載のように、分泌サイトカインをコードするPLAB(前立腺分化因子)、および Torres-Rosado et al.,(前出)に記載のように細胞成育制御に関与する膜結合細胞外セリンプロテアーゼをコードするヘプシンの強い差異発現も同定した(図2b)。下表1に示すように、FASN、PLABおよびヘプシン転写物の任意発現レベルに、悪性から正常の分離を立証させた。
表2 計量法に従って同定された上位20遺伝子のリスト
(注:受託番号は、http://www.ncbi.nim.nih.gov/UniGene/ の NCBI-UniGene において各遺伝子の独自の個性を同定するのに使用できる;AVG_NL と AVG_TUMOR は、各々正常および腫瘍組織における平均差異ハイブリダイゼーション強度の平均である。)
(注:受託番号は、http://www.tigr.org の TIGR において各遺伝子の独自の個性を同定するのに使用できる;AVG_NL と AVG_TUMOR は、各々正常および腫瘍組織における平均差異ハイブリダイゼーション強度の平均である。)
表4 計量法に従って同定された上位50遺伝子のリスト
(注:受託番号は、http://www.ncbi.nim.nih.gov/UniGene/ の NCBI-UniGene において、および http://www.tigr.org または http://www.ncbi.nlm.nih.gov/Entrez の TIGR において、各遺伝子の独自の個性を同定するのに使用できる;AVG_NL と AVG_TUMOR は、各々正常および腫瘍組織における平均差異ハイブリダイゼーション強度の平均である。)
Claims (31)
- 望ましくない前立腺細胞の増殖を阻害する方法であって、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現を低下させられる剤の有効量を細胞に投与することを含み、但し、もし1つの遺伝子のみの発現が阻害されるなら、その遺伝子はFASNではない、方法。
- 剤が、アンチセンスヌクレオチド、リボザイムおよび2本鎖RNAからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 剤が、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子に由来するアンチセンスヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子を含む、請求項2に記載の方法。
- アンチセンスヌクレオチド配列が表2、3または4で同定される少なくとも2つの遺伝子に由来する、請求項3に記載の方法。
- 少なくとも1つの遺伝子が、ヘプシン、前立腺分化因子、アルファ−メチルアシル−CoAラセマーゼ、脂肪酸シンターゼ、前立腺特異抗原代替的スプライシング形態2および前立腺特異抗原代替的スプライシング形態3からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 望ましくない増殖が、局所的前立腺癌、転移前立腺癌、前立腺炎、良性前立腺増殖症および良性前立腺肥大からなる群から選択される症状に関連する、請求項1に記載の方法。
- 剤が、表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子にコードされるタンパク質を阻害するアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
- 少なくとも1つの遺伝子が、ヘプシン、FASNおよびMOAT−Bからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
- 該アンタゴニストが該タンパク質に特異的な抗体である、請求項7に記載の方法。
- 該抗体がモノクローナル抗体である、請求項9に記載の方法。
- 該モノクローナル抗体が毒性試薬に結合している、請求項10に記載の方法。
- 該細胞がヒトに存在する、請求項1に記載の方法。
- 前立腺障害を有するか、または前立腺障害を発症するリスクにある対象の、ある剤による処置の有効性をモニタリングする方法であって、
a)剤の投与に先立ち、対象から投与前サンプルを得ること;
b)投与前サンプルにおける表2、3または4で同定される少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること、但し、もし1つの遺伝子のみの発現が検出されるなら、その遺伝子はFASNではない;
c)対象から1つまたはそれ以上の投与後サンプルを得ること;
d)投与後サンプルまたはサンプル群における少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを検出すること;
e)投与前サンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルを、投与後サンプルにおける少なくとも1つの遺伝子の発現レベルと比較すること;および
f)それに応じて剤の投与を調節すること;
を含む、方法。 - 段階(b)において表2、3または4で同定される少なくとも2つの遺伝子の発現レベルが検出される、請求項13に記載の方法。
- 少なくとも1つの遺伝子が、ヘプシン、前立腺分化因子、アルファ−メチルアシル−CoAラセマーゼ、脂肪酸シンターゼ、前立腺特異抗原代替的スプライシング形態2および前立腺特異抗原代替的スプライシング形態3からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
- 前立腺障害が、局所的前立腺癌、転移前立腺癌、前立腺炎、良性前立腺増殖症および良性前立腺肥大からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
- 遺伝子発現レベルが、該遺伝子に対応するmRNAの発現レベルの検出により判定される、請求項13に記載の方法。
- mRNAの発現レベルが、ノザンブロット分析、逆転写PCRおよびリアルタイム定量的PCRからなる群から選択される技法により検出される、請求項17に記載の方法。
- 遺伝子発現レベルが、該遺伝子にコードされるタンパク質の発現レベルの検出により判定される、請求項13に記載の方法。
- 該遺伝子にコードされるタンパク質の発現レベルが、該タンパク質に特異的な標識プローブを利用することにより、ウエスタンブロットを介して検出される、請求項19に記載の方法。
- 該標識プローブが抗体である、請求項20に記載の方法。
- 該抗体がモノクローナル抗体である、請求項21に記載の方法。
- ベクターの複製に必須である遺伝子のコード領域に機能し得るように連結した、表2、3または4で同定される遺伝子からなる群から選択される少なくとも1つの遺伝子のプロモーターおよび/またはエンハンサー、但し、その遺伝子はFASNではない、を含み、疾患前立腺細胞にトランスフェクションすると複製するように適合されている、ウイルスベクター。
- 該ウイルスベクターがアデノウイルスベクターである、請求項23に記載のベクター。
- ベクターの複製に必須である遺伝子のコード領域が、E1a、E1b、E2およびE4コード領域からなる群から選択される、請求項23に記載のベクター。
- 異種遺伝子産物をコードするヌクレオチド配列をさらに含む、請求項23に記載のベクター。
- 異種遺伝子産物のコード領域に機能しうるように連結した、表2、3または4で同定される遺伝子からなる群から選択される少なくとも1つの遺伝子のプロモーターおよび/またはエンハンサー、但し、該遺伝子はFASNではない、を含む、核酸コンストラクト。
- 異種遺伝子産物がRNA分子である、請求項27に記載の核酸コンストラクト。
- RNA分子がアンチセンスRNAまたはリボザイムである、請求項28に記載の核酸コンストラクト。
- 異種遺伝子産物がタンパク質である、請求項27に記載の核酸コンストラクト。
- 該タンパク質がサイトカインまたは毒素からなる群から選択される、請求項30に記載の核酸コンストラクト。
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