JP2007325276A - 条件的反復位置情報提供サービスを提供する位置情報提供システム及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】条件的反復位置情報提供サービスを提供するための位置情報提供システム及び方法を提供する。
【解決手段】H-SLPは、目標端末が支援する複数の測位計算方法の優先順位を予め設定された優先順位設定条件に基づいて設定し、測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を目標端末へ転送する。また、目標端末は、優先順位が含まれた測位計算方法に関する情報を受信し、現在自身の電波環境で使用可能な測位計算方法の中で、最も優先順位が高い測位計算方法を選択する。さらに、H-SLP及び目標端末は、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算できる。従って、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算することが難しいとしても、目標端末の位置サービスを継続的に提供することができる。
【選択図】図3
【解決手段】H-SLPは、目標端末が支援する複数の測位計算方法の優先順位を予め設定された優先順位設定条件に基づいて設定し、測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を目標端末へ転送する。また、目標端末は、優先順位が含まれた測位計算方法に関する情報を受信し、現在自身の電波環境で使用可能な測位計算方法の中で、最も優先順位が高い測位計算方法を選択する。さらに、H-SLP及び目標端末は、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算できる。従って、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算することが難しいとしても、目標端末の位置サービスを継続的に提供することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、位置情報提供システム及び方法に関し、特に、条件的反復位置情報提供サービスを提供する位置情報提供システム及び方法に関する。
位置に基づく各種の位置関連サービスに対する要求が増大するに伴い、移動端末の位置を用いた多様な位置サービスが提供される一方、位置サービスの拡大のための開発も行われている。さらに、位置サービスの拡大は、第4世代の通信サービスの基礎となる見込みである。
最近、位置サービスとして、条件的反復位置情報提供サービス(Triggered location request service)が提供されている。条件的反復位置情報提供サービスとは、条件(Criteria)を設定して、目標端末の位置値を周期的にまたは非周期的に繰返し計算しながら、目標端末の位置値が所定の条件を満足すると、該当するイベントの発生を位置サービス要求者(SUPL AGENT)に提供するサービスを意味する。
図1を参照して、従来技術による条件的反復位置情報提供サービスを提供する方法について説明する。位置サービス要求者(Secure User Plane Location Agent:以下、‘SUPL AGENT’と称する)104は、MLP TLRR(Mobile Location Protocol Triggered Location Reporting Request)メッセージを用いて、位置サーバ(Home-SUPL Location Platform、以下、‘H-SLP'と称する)100に条件的反復位置情報提供サービスを要求する。
H-SLP100は、SUPL AGENT104からMLP TLRRメッセージが受信されると、ステップS108へ進行して、目標端末102のルーティング(Routing)情報を判断する。すなわち、H-SLP100は、目標端末102がローミングしているか否かを判断した後、SUPLを使用するか否かを判断する。
H-SLP100は、目標端末102のルーティング情報を判断した結果に基づいて、ステップS110へ進行し、位置サービス要求初期メッセージ(INITiation(INIT)message)(以下、SUPL INITメッセージと称する)を目標端末102へ転送する。このとき、SUPL INITメッセージには、H-SLP100と目標端末102とのメッセージ交換を識別するIDであるSESSION_IDと、測位計算方法(POSitioning method)を示すPOSMETHODと、イベントが発生するか否かの判断条件を示すトリガータイプインジケータ(trigger type indicator)と、プロキシ(proxy)と、ノンプロキシモードインジケータ(non proxy mode indicator)などが含まれる。また、SUPL INITメッセージは、要求される位置情報の測定レベルを示すQoP(Quality of Positioning)を含む。
目標端末102がH-SLP100からSUPL INITメッセージを受信すると、目標端末102は、ステップS112へ進行して、H-SLP100がプロキシモードにあるか否かを判断する。目標端末102は、上記判断の結果に基づいて、パケットデータネットワーク(packet data network)または回線交換データネットワーク(circuit switched data network)のようなデータネットワークに接続される。
目標端末102が上記データネットワークを介してH-SLP100に接続されると、目標端末102は、ステップS114で、条件的反復位置情報提供サービスを開始するための条件的反復位置情報提供サービス開始(SUPL TRIGGERRED START)メッセージをH-SLP100へ転送する。このとき、SUPL TRIGGERED STARTメッセージは、H-SLP100と目標端末102とのメッセージ交換を識別するIDであるSESSION_IDと、測位計算能力(positioning capability)を示すSETケイパビリティ(SUPL Enabled Terminal capabilities:SET_CAPABILITY)と、a hash of the received SUPL INIT message(ver))と、位置識別子(location identifier:LID)などを含む。ここで、SET_CAPABILITYは、目標端末102が支援するPOSMETHOD、すなわち、SET-Assisted A-GPS(Global Positioning System)またはSET-Based A-GPSに関する情報と、ラジオリソースロケーションサービスプロトコル(Radio Resource Location services Protocol:RRLP)、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)、TIA(telecommunication industry association)-801などのような該当測位プロトコル(associated positioning protocol)に関する情報とを含む。
図2は、POSMETHOD情報の一例を示す図である。
H-SLP100は、SUPL TRIGGERED STARTメッセージを受信すると、自身の位置測定能力と目標端末102のSET_CAPABILITYに含まれた情報とを比較し、上記比較の結果に基づいて、適切ないずれか一つの測位計算方法を決定する。さらに、H-SLP100は、ステップS116へ進行して、上記決定された測位計算方法に関する情報を含む条件的反復位置情報提供サービス応答(SUPL TRIGGERRED RESPONSE)メッセージを目標端末102へ転送する。その後、H-SLP100は、ステップS118へ進行して、MLP TLRA(Mobile Location Protocol Triggered Location Reporting Acquisition)メッセージを用いて、条件的反復位置情報提供サービスの要求が受信されたことをSUPL AGENT104へ通知する。すると、H-SLP100は、条件的反復位置情報提供サービスが遂行される間に、トランザクション識別子(TRANSACTION_ID)として使用されるREQ_IDを転送する。従って、H-SLP100と目標端末102とは、現在のデータネットワーク接続を終了することができる。
従って、目標端末102は、ステップ120へ進行して、位置情報の転送条件が満足されたか否かを判断する。上記判断の結果、上記位置情報の転送条件が満足されると、目標端末102は、データネットワークにさらに接続されて、ステップS122で、SUPL POS REPORTメッセージ(位置情報報告メッセージ)をH-SLP100へ転送する。ここで、SUPL POS REPORTメッセージは、SESSION_IDと、LIDとを含む。H-SLP100及び目標端末102は、ステップS124へ進行して、目標端末102の位置を計算する。この後、H-SLP100及び目標端末102は、SUPL POS REPORTメッセージに含まれたLIDに従う目標端末102の位置情報が所定のQoPを満足させるか否かによって、ステップS124へ進行して、上記決定された測位計算方法を通して目標端末102の位置を計算する。
目標端末102の位置が計算されると、H-SLP100は、ステップS126へ進行して、MLP TLREP(Mobile Location Protocol Triggered Location REPort)メッセージを用いて、目標端末102の位置をSUPL AGENT104に報告する。H-SLP100及び目標端末102は、SUPL AGENT104が要求した条件的反復位置情報提供サービスの遂行条件が満足される場合、例えば、目標端末102が特定の位置に到達するか、または、所定の位置サービス遂行時間が終了される場合、上記条件的反復位置情報提供サービスを終了する。
従って、従来の条件的反復位置情報提供サービスを提供する方法では、位置サービス要求者、すなわち、SUPL AGENT104が要求したイベントの発生を所定の条件に基づいて判断し、イベント発生結果を報告する手順を繰返し遂行する。その結果、従来の条件的反復位置情報提供サービスを提供する方法では、開始ステップで、H-SLP100がSUPL TRIGGERED STARTメッセージ114のSET_CAPABILITYに含まれた測位計算方法のうちのいずれか一つを選択すると、上記条件的反復位置情報提供サービスが終了されるまで、同一の測位計算方法を反復して使用することによって、目標端末102の位置を取得する。
従来の即時位置サービス(immediate location service)の場合には、一回だけ位置を計算する。しかしながら、条件的反復位置情報提供サービスの場合には、24時間または72時間などのような長時間の間に周期的に位置を計算しなければならない。これは、目標端末102の状況を変化させることがある。例えば、目標端末102は、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)を用いて位置を取得する間に、GPS信号が受信されない位置へ移動する場合もあり、セル基地局(cell Base Station)から到着時間差(Time Difference Of Arrival:TDOA)のような距離情報を用いて位置を取得する間に、4個未満の隣接セルで受信されて、TDOA方式を使用することができない状況となる場合もある。
従って、このような場合、従来の条件的反復位置情報提供サービスでは、上記条件的反復位置情報提供サービスの開始ステップ(ステップS114及びステップS116)で決定された測位計算方法を使用することができない場合、上記条件的反復位置情報提供サービスは、測位エラー(positioning error)を発生させ、そのサービスを終了する。結果的に、SUPL AGENT104は、自身が要求した時間の間にサービスを受信することができない、という問題点があった。
米国特許出願公開第2007/0082681号明細書
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、目標端末が条件的反復位置情報提供サービスの実行の間に、相互に異なる電波環境へ移動するので、予め決定された測位計算方法を使用できないとしても、条件的反復位置情報提供サービスを継続的に提供できる位置情報提供システム及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の1つの特徴によると、位置情報提供システムは、目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を上記目標端末から受信し、支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を上記目標端末へ転送した後、上記目標端末から使用可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報が受信されると、上記受信された測位計算方法のうちのいずれか一つを選択して、上記目標端末の位置を計算する位置サーバと、上記支援可能な測位計算方法に関する情報を上記位置サーバへ転送し、上記位置サーバが上記支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を上記位置サーバから受信し、上記受信された情報の中で、現在の電波環境で使用可能な測位計算方法を抽出して上記位置サーバへ転送し、位置情報サービスを提供するために、上記位置サーバによって選択された測位計算方法を使用する目標端末とを具備することを特徴とする。
本発明の他の1つの特徴によると、目標端末に対する位置情報サービスを提供する方法は、位置サーバが上記目標端末へ位置サービス要求初期メッセージを転送するステップと、上記位置サービス要求初期メッセージの応答に応じて、上記目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を含む位置情報提供サービス開始メッセージを上記位置サーバへ転送するステップと、上記位置サーバが、上記位置情報提供サービス開始メッセージに含まれた測位計算方法の中で、上記位置サーバが支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を含む位置情報提供サービス応答メッセージを上記目標端末へ転送するステップと、上記目標端末が、上記位置情報提供サービス応答メッセージに含まれた少なくとも1つの測位計算方法の中で、目標端末の現在の電波環境で使用可能な測位計算方法を選択し、上記選択された測位計算方法に関する情報を上記位置サーバへ転送するステップと、上記位置サーバが、上記目標端末から受信された測位計算方法のうちのいずれか1つを選択し、上記選択された測位計算方法に従って上記目標端末の位置を計算するステップとを具備することを特徴とする。
本発明の実施形態によると、条件的反復位置情報提供サービスの間に、目標端末の電波環境が変わって、あらかじめ決定されている測位計算方法を使用することができないとしても、条件的反復位置情報提供サービスを継続して提供することができ、これによって、高信頼性の条件的反復位置情報提供サービスを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨のみを明瞭にするために、公知の機能又は構成についての詳細な説明は省略する。なお、図面中、同一の構成要素及び部分には、可能な限り同一の符号及び番号を共通使用するものとする。
本発明のさらなる理解を助けるために、本発明の基本原理について説明する。本発明において、H-SLPは、目標端末が支援する複数の測位計算方法の優先順位を予め設定された優先順位設定条件に基づいて設定し、測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を目標端末へ転送する。また、目標端末は、優先順位が含まれた測位計算方法に関する情報を受信し、現在自身の電波環境で使用可能な測位計算方法のうちのもっとも優先順位が高い測位計算方法を選択する。さらに、H-SLP及び目標端末は、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算できる。従って、目標端末が選択した測位計算方法に従って目標端末の位置を計算することが難しいとしても、目標端末の位置サービスを継続的に提供することができる。
図3は、本発明の実施形態による位置情報提供システムにおける条件的反復位置情報提供サービスを提供する方法を示すフローチャートである。
図3を参照して、位置情報提供システムにおいて、SUPL AGENT104は、ステップS304で、MLP TLRRメッセージを用いて、H-SLP300から条件的反復位置情報提供サービスを要求すると、H-SLP300は、ステップS306へ進行して、目標端末302のルーティング(Routing)情報を判断する。すると、H-SLP300は、目標端末302のルーティング情報の判断の結果に基づいて、ステップS308へ進行して、SUPL INITメッセージを目標端末302へ転送する。
目標端末302は、H-SLP300からSUPL INITメッセージを受信すると、H-SLP300がプロキシモードにあるか否かを検査する。上記検査の結果に基づいて、パケットデータネットワークまたは回線交換データネットワークのようなデータネットワークに接続する。
その後、ステップS310で、H-SLP300のデータネットワークへの接続が終了されると、目標端末302は、ステップS312へ進行して、条件的反復位置情報提供サービスを開始するためのSUPL TRIGGERED STARTメッセージをH-SLP300へ転送する。このとき、SUPL TRIGGERED STARTメッセージは、従来の条件的反復位置情報提供サービスと同様に、H-SLP300と目標端末302との間のメッセージ交換を識別するIDであるSESSION_IDと、測位計算能力(positioning capability)を示すSETケイパビリティ(SUPL Enabled Terminal capabilities:SET_CAPABILITY)と、a hash of the received SUPL INIT message(ver))と、位置識別子(location identifier:LID)などを含む。ここで、SET_CAPABILITYは、目標端末302が支援する測位計算方法(positioning method:POSMETHOD)と、該当測位プロトコル(associated positioning protocol)に関する情報とを含む。図2は、POSMETHOD情報の例を示す。
ステップS312で、H-SLP300は、SUPL TRIGGERED STARTメッセージを受信すると、ステップS314へ進行して、予め設定された優先順位設定条件に基づいて、SUPL TRIGGERED STARTメッセージに含まれている測位計算方法を選択して優先順位を設定する。
一方、優先順位なしに、H-SLP300は、端末と共通に使用することができる少なくとも1つの測位計算方法を選択する。ここで、H-SLP300は、端末のSET_CAPABILITYに含まれた測位計算方法の中で、H-SLP300自身が提供可能な測位計算方法を選択することもできる。また、H-SLP300は、サービスプロバイダーの選好度、サービスプロバイダーの課金ポリシー、及びサービスの質(ここでは、位置値の正確度又は測位計算に必要とされる時間の程度)のような多様な条件に基づいて、上記測位計算方法を選択することができる。さらに、H-SLP300は、予め設定された優先順位設定条件に基づいて、優先順位が高い順に、上記測位計算方法を選択することができる。
ここで、上記予め設定された優先順位設定条件は、サービスプロバイダーの選好度、サービスプロバイダーのポリシー、またはユーザの選択に従って多様に設定され得る。例えば、精度、すなわち、QoPに基づいて、上記測位計算方法の優先順位が決定されてもよい。また、上記測位計算方法の優先順位は、目標端末302の位置計算に必要とされるコスト又は時間に従って決定されてもよい。H-SLP300は、目標端末302が支援可能なSUPL TRIGGERED STARTメッセージに含まれた測位計算方法の優先順位を設定する。
測位計算方法の優先順位が設定されると、H-SLP300は、優先順位情報及び上記優先順位に対応する測位計算方法に関する情報を含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを生成する。その後、H-SLP300は、ステップS316へ進行して、上記生成されたSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを目標端末302へ転送する。ここで、上記優先順位情報及び上記優先順位に対応する測位計算方法に関する情報は、リストパターンPOSMETHOD_LISTで目標端末302に提供することができる。この場合、ステップS316で、POSMETHOD_LISTを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージは、目標端末302へ転送される。
図4は、本発明の実施形態によるSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含まれて提供される優先順位情報及びその優先順位に対応する測位計算方法に関するリストパターン情報、すなわち、H-SLP300から提供されるPOSMETHOD_LISTの例を示す図である。
H-SLP300は、ステップS318へ進行して、条件的反復位置情報提供サービスに対する要求が受信されたことをMLP TLPAメッセージを通じてSUPL AGENT104へ通知する。SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを受信した目標端末302は、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含まれている測位計算方法及び測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を記憶する。すると、H-SLP300及び目標端末302は、現在接続されているデータネットワークとの接続を終了する。
その後、目標端末302は、ステップS320へ進行して、位置情報転送条件が満足されたか否かを判断する。上記位置情報転送条件が満足されると、目標端末302は、ステップS322へ進行して、上記記憶されている測位計算方法の中で、もっとも優先順位が高い測位計算方法を選択する。また、目標端末302は、現在選択されている測位計算方法に従って、上記選択された測位計算方法を使用することができるか否かを検査する。上記選択された測位計算方法が使用可能である場合、目標端末302は、ステップS324へ進行して、SUPL POS REPORTメッセージをH-SLP300へ転送する。ここで、上記選択された測位計算方法に対応する優先順位情報PRIORITY_INDEX及び現在選択されている測位計算方法に関する情報は、SUPL POS REPORTメッセージに含まれる。
しかしながら、ステップS322で、目標端末302の電波環境が上記選択された測位計算方法を使用することができない場合、目標端末302は、上記記憶されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。目標端末302は、現在選択されている測位計算方法に従って、現在選択されている測位計算方法を使用することができるか否かを検査する。
もっとも高い優先順位を有する測位計算方法がGPSを用い、もっとも高い優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法がTDOAを用いると仮定すると、目標端末302は、ステップS322で、GPSを用いて、もっとも高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。すると、目標端末302は、現在のGPS信号の送受信状態を検査して、GPS信号の送受信状態が測位計算に使用することができる所定のしきい値以上であるか否かを判断する。GPS信号が所定のしきい値以上である場合、目標端末302は、GPSを用いる測位計算方法を選択し、GPSを用いる測位計算方法に関する情報及び上記測位計算方法に対応する優先順位情報をH-SLP300へ転送する。すると、H-SLP300及び目標端末302は、ステップS326へ進行して、GPSを用いる測位計算方法に従って、目標端末302の位置を計算する。結果的に、H-SLP300は、ステップS328へ進行して、目標端末302の位置情報をSUPL AGENT104へ提供する。
これとは異なり、GPS信号が所定のしきい値未満である場合、目標端末302は、現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法、すなわち、TDOAを用いる測位計算方法を選択する。すると、目標端末302は、現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境でTDOAを用いる測位計算方法であるか否かを検査する。すなわち、距離情報を取得することができる少なくても3つ以上のセルBSが存在するか否かを検査する。目標端末302の現在の電波環境がTDOAを用いる測位計算方法を使用するのに適している場合、目標端末302は、TDOAを用いる測位計算方法を選択し、TDOAを用いる測位計算方法に関する情報及び上記測位計算方法に対応する優先順位情報をH-SLP300へ転送する。すると、H-SLP300及び目標端末302は、ステップS326へ進行して、TDOAを用いる測位計算方法にて、目標端末302の位置を計算する。さらに、H-SLP300は、ステップS328へ進行して、目標端末302の位置情報をSUPL AGENT104へ提供する。
図5は、本発明の実施形態による位置情報提供システムにおけるH-SLP300の構成を示すブロック図である。
図5を参照して、本発明の実施形態によるH-SLP300は、H-SLP制御部500と、H-SLP制御部500に接続される優先順位設定部504と、H-SLPメモリ部502と、H-SLPメッセージ生成部510と、SUPL AGENTインターフェース506と、目標端末インターフェース508とを含む。
ここで、H-SLP制御部500は、H-SLP300の各構成部及び全般的な動作を制御する。特に、SUPL AGENT104が上記条件的反復位置情報提供サービスを要求すると、H-SLP制御部500は、SUPL INITメッセージを目標端末302へ転送し、これによって、目標端末302は、どんなサービスが開始されるかが分かる。このとき、SUPL INITメッセージは、上記条件的反復位置情報提供サービスに対する要求があることを示すパラメータを含む。
H-SLP制御部500は、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報が目標端末302から受信される場合、上記測位計算方法のうちの少なくとも1つを選択し、予め設定された優先順位設定条件に基づいて、測位計算方法の各々に対応する優先順位を設定する。さらに、H-SLP制御部500は、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを目標端末302へ転送する。このとき、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージは、優先順位が設定された測位計算方法に関する情報を含む。
SUPL AGENT104からの条件的反復位置情報提供サービスに対する要求に応じる条件が満足される場合、H-SLP制御部500は、目標端末302が現在使用可能な測位計算方法に関する情報を受信する。また、H-SLP制御部500は、目標端末302の位置を計算するか、または、位置補助情報、すなわち、A-GPS(Assistant Global Positioning System)情報及び現在通信可能な衛星の軌道情報などを目標端末302へ転送し、これによって、目標端末302が位置を計算することができる。
さらに、H-SLP制御部500に接続されるH-SLPメモリ部502は、読出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)と、フラッシュメモリ(flash memory)と、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)とを含む。その中で、ROMは、H-SLP制御部500の処理及び制御のためのプログラムと各種参照データとを記憶する。RAMは、H-SLP制御部500のワーキングメモリ(working memory)を提供する。上記フラッシュメモリは、更新可能な各種ストレージデータを記憶するための領域を提供する。また、上記フラッシュメモリは、目標端末302から上記情報が受信されると、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報を記憶するストレージエリアを有してもよい。さらに、上記フラッシュメモリは、目標端末302から受信された測位計算方法の優先順位を設定するための優先順位設定条件情報を記憶するストレージエリアをさらに有してもよい。ここで、上記優先順位設定条件情報は、例えば、H-SLP300の設計者、サービスプロバイダー、またはユーザの優先順位設定条件(例えば、QoP優先またはコスト優先など)に基づいて、複数の測位計算方法の各々に対して優先順位をあらかじめ設定しておく情報などとしてもよい。すると、H-SLP制御部500は、目標端末302が支援可能な測位計算方法を目標端末302から受信した場合、上記測位計算方法と上記優先順位設定条件情報とを比較して、相互間の優先順位を設定できる。以下、上記測位計算方法に関する情報が記憶されるH-SLPメモリ部502のストレージエリアを‘測位計算方法情報記憶部512’と呼ぶ。上記優先順位設定条件情報が記憶されるストレージエリアを‘優先順位設定条件情報記憶部514’と呼ぶ。
また、優先順位設定部504は、目標端末302から受信された測位計算方法の優先順位を設定する。ここで、上記優先順位設定条件は、上述したように、サービスプロバイダーのポリシー又はユーザの選択などに従って多様に設定されてもよい。
さらに、H-SLPメッセージ生成部510は、H-SLP制御部500の制御によって、SUPL AGENT104及び目標端末302へ転送される多様なメッセージを生成する。上記メッセージは、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを含む。すると、H-SLP制御部500から優先順位設定部504を通して優先順位が設定された測位計算方法に関する情報がH-SLPメッセージ生成部510に印加されると、H-SLPメッセージ生成部510は、これを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを生成する。ここで、上記優先順位が設定された測位計算方法に関する情報は、POSMETHOD_LISTパターンでSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含まれてもよい。
また、H-SLPメッセージ生成部510は、上記生成されたSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージをH-SLP制御部500に印加して、H-SLP制御部500が目標端末302へ転送できるようにする。
さらに、SUPL AGENTインターフェース506及び目標端末インターフェース508は、SUPL AGENTと各種メッセージを交換するためのインターフェース(Interface)と目標端末302とのインターフェースとを提供して、H-SLP制御部500から印加される各種メッセージをSUPL AGENT104または目標端末302へ転送し、SUPL AGENT104又は目標端末302から受信される各種メッセージをH-SLP制御部500へ転送する。
図6は、本発明の実施形態による位置情報提供システムにおける目標端末からSUPL TRIGGERED STARTメッセージが受信される場合、H-SLPがPOSMETHOD_LISTを生成する図3のステップS314の動作を示すフローチャートである。以下、図4に示すように、本発明の実施形態によるH-SLP制御部500が各測位計算方法の優先順位情報及びその優先順位に対応する測位計算方法に関する情報をリストパターン情報、すなわち、POSMETHOD_LISTを生成することによって得られるSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含まれると仮定する。
図6を参照して、H-SLP300は、目標端末302からSUPL TRIGGERED STARTメッセージが受信される場合、ステップS600へ進行して、上記受信されたSUPL TRIGGERED STARTメッセージから測位計算方法に関する情報を抽出する。その後、H-SLP300は、ステップS602へ進行して、少なくとも1つ以上の測位計算方法を選択し、予め設定された優先順位設定条件に基づいて、優先順位設定部504を通して、ステップS600で抽出された測位計算方法の優先順位を設定する。
すると、H-SLP300は、ステップS604へ進行して、ステップS600で抽出された測位計算方法に関する情報を対応する優先順位に従って整列して、POSMETHOD_LISTを生成する。POSMETHOD_LISTは、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報(例えば、各種パラメータ、説明、及び値など)及び測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を含む。
H-SLP300は、ステップS606へ進行して、H-SLPメッセージ生成部510を通してPOSMETHOD_LISTを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを生成する。すると、H-SLP300は、ステップS316へ進行して、POSMETHOD_LISTを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを目標端末302へ転送する。従って、目標端末302は、自身が支援可能な測位計算方法に対して、H-SLP300が設定した優先順位をSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを通じて確認することができる。
図7は、本発明の実施形態による位置情報提供システムにおける目標端末の構成を示すブロック図である。
図7を参照して、目標端末302は、端末制御部700と、端末制御部700に接続された端末メモリ部702と、H-SLPインターフェース704と、端末メッセージ生成部706と、測位計算方法選択部708と、を含む。ここで、端末制御部700は、目標端末302の各構成部を制御し、ユーザの要求に応じて、目標端末302の固有の機能を遂行する。端末制御部700が条件的反復位置情報提供サービスを開始するためのSUPL INITメッセージを受信すると、上記受信されたSUPL INITメッセージに応じて、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報をSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含ませて転送する。目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報及び測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を含むPOSMETHOD_LISTがH-SLP300から受信されると、端末制御部700は、POSMETHOD_LISTを格納する。
次いで、端末制御部700は、条件的反復位置情報提供サービスによる条件が満足されたか否かを検査する。ここで、上記条件は、目標端末の位置情報を提供するために設定された周期が満了したか否か、または、目標端末302が特定の位置に到達したか否かなどとしてもよい。上記条件が満足されると、端末制御部700は、上記格納されているPOSMETHOD_LISTをロード(load)して、測位計算方法の各々に対応する優先順位情報を抽出する。また、端末制御部700は、上記もっとも優先順位が高い測位計算方法を選択し、現在選択されている測位計算方法を現在自身の電波環境で使用することができるか否かを検査する。
上記検査の結果、端末制御部700は、現在選択されている測位計算方法が現在の自身の電波環境で使用されることができない場合、現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。すると、端末制御部700は、現在選択されている測位計算方法を使用することができるか否かをさらに検査する。現在選択されている上記測位計算方法を使用することができない場合、上述したような同一の動作を反復する。
このような反復動作を通して、現在の電波環境で使用可能な測位計算方法が選択される場合、端末制御部700は、現在選択されている測位計算方法に関する情報及び上記測位計算方法に対応する優先順位情報をH-SLP300へ転送する。すると、端末制御部700は、現在選択されている上記測位計算方法に従って、自身の位置を計算するSUPL POS SESSIONを開始する。上記SUPL POS SESSIONは、目標端末302がH-SLP300から位置補助情報を受信して、端末制御部700が自身の位置を計算する手順を示す。一方、目標端末302は、自身の位置情報又は位置補助情報をH-SLP300へ提供し、これによって、H-SLP300は、目標端末302の位置を計算することができる。
測位計算方法選択部708は、目標端末302が支援可能な測位計算方法を、H-SLP300によって設定された優先順位が高い順に、現在の電波環境で使用することができるか否かを検査することによって、現在の電波環境状態で使用可能な測位計算方法の中で、H-SLP300によって設定された優先順位がもっとも高い測位計算方法を選択する。このために、測位計算方法選択部708は、測位計算環境感知部710をさらに含むことができる。
ここで、測位計算環境感知部710は、上記優先順位に従って選択された測位計算方法を上記現在の電波環境で使用することができるか否かを検査する。例えば、現在選択されている上記測位計算方法がGPSを用いる場合、測位計算環境感知部710は、現在受信されているGPS信号が予め設定されたしきい値以上の強度を有しているか否かを検査する。上記検査の結果、現在受信されているGPS信号が予め設定されたしきい値未満の強度を有している場合、測位計算環境感知部710は、目標端末302の現在の電波環境がGPSを用いた位置の計算に適していないことを測位計算方法選択部708へ通知する。
ここで、測位計算環境感知部710は、上記優先順位に従って選択された測位計算方法を上記現在の電波環境で使用することができるか否かを検査する。例えば、現在選択されている上記測位計算方法がGPSを用いる場合、測位計算環境感知部710は、現在受信されているGPS信号が予め設定されたしきい値以上の強度を有しているか否かを検査する。上記検査の結果、現在受信されているGPS信号が予め設定されたしきい値未満の強度を有している場合、測位計算環境感知部710は、目標端末302の現在の電波環境がGPSを用いた位置の計算に適していないことを測位計算方法選択部708へ通知する。
従って、測位計算方法選択部708は、現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。そして、測位計算方法選択部708は、測位計算環境感知部710を用いて現在選択されている測位計算方法を使用することができるか否かを検査する。すると、測位計算環境感知部710は、上記現在の測位計算方法を上記現在の電波環境で使用することができることを認識し、これを端末制御部700へ通知する。結果的に、目標端末302及びH-SLP300は、目標端末302の現在の電波環境で使用可能な測位計算方法の中で、H-SLP300が設定したもっとも高い優先順位を有する測位計算方法に基づいて、目標端末302の位置を計算し、SUPL AGENT104へ位置情報サービスを提供する。
端末制御部700に接続される端末メモリ部702は、ROMと、フラッシュメモリと、RAMとを含む。ROMは、端末制御部700の処理及び制御のためのプログラムと各種参照データとを記憶する。RAMは、端末制御部700のワーキングメモリを提供する。上記フラッシュメモリは、更新可能な各種ストレージデータを記憶するための領域を提供する。また、上記フラッシュメモリは、H-SLP300から受信されたPOSMETHOD_LISTを記憶するストレージエリアを有してもよい。以下、POSMETHOD_LISTを記憶するためのストレージエリアを‘POSMETHOD_LIST記憶部712’と呼ぶ。
さらに、上記フラッシュメモリは、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報及び測位計算方法の各々に必要とされる電波環境に関する情報を記憶するためのストレージエリアを提供する。以下、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報及び測位計算方法の各々に必要とされる電波環境に関する情報を‘測位計算情報’と呼ぶ。上記測位計算方法の各々に関する測位計算情報は、測位計算方法ごとに使用可能な電波環境に関する情報を含む。
例えば、GPSを用いる測位計算方法の場合、GPS信号の強度が目標端末の位置を計算するために、予め設定されたしきい値以上でなければならない。従って、GPSを用いる測位計算方法の場合、上記測位計算情報は、GPS信号強度のしきい値及びGPS信号に関する情報を含む。一方、TDOAを用いる測位計算方法の場合、予め設定された信号強度よりも大きい少なくとも3つ以上の受信信号が感知されなければならない。従って、TDOAを用いる測位計算方法の場合、上記測位計算情報は、セルBSから受信される基地局の信号強度のしきい値及び必要な基地局信号の最小個数に関する情報を含む。
従って、目標端末302は、上記測位計算情報に基づいて、現在自身がどんな測位計算方法を支援することができるかを認識することができ、また、上記測位計算方法の各々に必要とされる電波環境に関する情報を認識することができる。上記測位計算情報を記憶するための端末メモリ部702のストレージエリアを‘測位計算情報記憶部706’と呼ぶ。
端末メッセージ生成部706は、端末制御部700の制御によって、H-SLP300と交換するための各種メッセージを生成する。上記メッセージは、測位計算方法選択部708を通して現在の電波環境に適合した測位計算方法に関する情報、すなわち、特定の測位計算方法に関するPRIORITY_INDEXとPOSMETHODとを有しているSUPL POS REPORTメッセージを含む。また、端末メッセージ生成部706は、SUPL POS REPORTメッセージを含む各種メッセージを端末制御部700へ提供する。
H-SLPインターフェース704は、端末制御部700の制御によって、H-SLP300と各種メッセージを交換するためのインターフェースを提供する。従って、H-SLP300から受信される各種メッセージは、端末制御部700に提供されるか、又は、端末制御部700の制御による各種メッセージは、H-SLP300へ転送される。
図8は、本発明の実施形態による位置情報提供システムにおける目標端末302がPOSMETHOD_LISTを受信した後に、適切な測位計算方法を選択する動作を示すフローチャートである。
図8を参照して、目標端末302は、条件的反復位置情報提供サービスの提供のために予め設定された条件が満足される場合、ステップS800へ進行して、H-SLP300から提供されたPOSMETHOD_LIST情報をPOSMETHOD_LIST記憶部712からロードする。その後、目標端末302は、ステップ802へ進行して、ステップS800でロードされたPOSMETHOD_LISTの測位計算方法の中から、もっとも高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。
目標端末302は、ステップS804へ進行して、現在選択されている測位計算方法に対応する測位計算情報、すなわち、現在選択されている測位計算方法の電波環境などに関する情報を測位計算情報記憶部714からロードする。また、目標端末302は、上記ロードされた測位計算情報に基づいて、現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境に適しているか否かを判断する。
ステップS804の判断の結果、上記選択された測位計算方法を目標端末302の現在の電波環境で使用することができる場合、目標端末302は、ステップS806へ進行して、POSMETHOD_LISTから現在選択されている測位計算方法に関する情報を抽出する。ここで、目標端末302の抽出情報は、上記選択された測位計算方法の優先順位PRIORITY_INDEXと、図2に示すように、上記選択された測位計算方法の各種パラメータなどを含む情報POSMETHODとを含む。目標端末302は、ステップS808へ進行して、上記抽出された情報を含むSUPL POS REPORTメッセージを生成する。
しかしながら、ステップS804で、上記ロードされた測位計算情報に基づいて、現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境に適していないと判断される場合、目標端末302は、ステップS810へ進行して、現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法を選択する。目標端末302は、ステップ804へ戻って、現在選択されている測位計算方法に対応する測位計算情報、すなわち、現在選択されている測位計算方法の電波環境に関する情報を測位計算情報記憶部714からロードする。また、目標端末302は、上記ロードされた測位計算情報に基づいて、現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境に適しているか否かを判断する。上記判断の結果に基づいて、目標端末302は、ステップS806またはステップS810へ進行して、POSMETHOD_LISTに予め設定された優先順位の順に、現在の電波環境で使用可能な測位計算方法を検索する。従って、上記条件的反復位置情報提供サービスによる条件が満足される場合、本発明は、現在の電波環境による測位計算方法を通して、目標端末302の位置情報をSUPL AGENT104へ提供する。従って、本発明は、高信頼性の条件的反復位置情報提供サービスを提供することができる。
さらに、本発明の実施形態では、H-SLP300が目標端末302の測位計算方法で優先順位を設定し、上記設定されている優先順位に従って、目標端末302へ転送することについて説明した。しかしながら、H-SLP300は、優先順位が設定されていない測位計算方法を目標端末302へ転送することもできる。このような場合、目標端末302は、現在の環境で使用可能なPOSMETHOD_LISTに含まれた測位計算方法のうちの少なくとも1つを選択し、上記選択された少なくとも1つの測位計算方法に関する情報をH-SLP300へ提供することができる。この場合、H-SLP300は、予め設定された条件、すなわち、サービスプロバイダーの運営ポリシー、コスト選好、及び課金ポリシーなどに従って、目標端末302から受信された少なくとも1つの測位計算方法のうちのいずれか1つを選択し、上記選択された測位計算方法に従って、目標端末302の位置計算を遂行することができる。これは、本発明の第2の実施形態である。
図9は、本発明の第2の実施形態による位置情報提供システムにおけるH-SLP300がPOSMETHOD_LISTを生成する動作を示すフローチャートである。下記の説明において、H-SLP制御部500が少なくとも1つ以上の測位計算方法に関する情報をリストパターン情報、すなわち、POSMETHOD_LISTを生成してSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージに含ませると仮定する。
図9を参照して、本発明の第2の実施形態による位置情報提供システムにおけるH-SLP300は、目標端末302からSUPL TRIGGERED STARTメッセージを受信する場合、ステップS900へ進行して、受信されたSUPL TRIGGERED STARTメッセージから測位計算方法に関する情報を抽出する。その後、H-SLP300は、ステップS902へ進行して、ステップS900で抽出された測位計算方法に関する情報を含むPOSMETHOD_LISTを生成する。POSMETHOD_LISTは、目標端末302が支援可能な測位計算方法に関する情報(各種パラメータ、説明、及び値、例えば、CDMA、WLAN、WCDMA、GSM、WiMAXなどのネットワークの種類、各ネットワーク毎に端末測位に必要な信号種類(WLAN AP ID、AP信号の強度、セルID、基地局が端末に転送する信号の強度、端末が基地局に転送する信号の強度など))を含む。
H-SLP300は、ステップS904へ進行して、H-SLPメッセージ生成部510を通してPOSMETHOD_LISTを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを生成する。すると、H-SLP300は、図3のステップS316へ進行して、POSMETHOD_LISTを含むSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを目標端末302へ転送する。H-SLP300は、選択されたPOSMETHOD_LISTを記憶し、上記条件的反復位置情報提供サービスの間に、必要に応じて再使用できる。従って、目標端末302は、優先順位が設定されていない少なくとも1つの測位計算方法に関する情報をSUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを通じてH-SLP300から受信することができる。目標端末302は、選択されたPOSMETHOD_LISTを記憶し、上記条件的反復位置情報提供サービスの間に、必要に応じて再使用できる。
従って、この場合、H-SLP300は、図3のステップS318に示すように、MLP TLRAメッセージをサービス要求者、すなわち、SUPL AGENT104へ転送して、要求されたサービスが開始されることを通知する。
一方、本発明の第2の実施形態において、目標端末302は、優先順位が設定されていない少なくとも1つの測位計算方法を含むPOSMETHOD_LISTを受信する。また、目標端末302は、上記少なくとも1つの測位計算方法が現在の電波環境に適しているか否かを判断する。さらに、目標端末302は、POSMETHOD_LISTに含まれている測位計算方法の中で、現在の電波環境に適合した少なくとも1つの測位計算方法を検査し、これらに関する情報を含むSUPL POS REPORTメッセージを生成してH-SLP300へ転送する。
図10は、本発明の第2の実施形態による位置情報提供システムにおける目標端末302がH-SLPから受信されたPOSMETHOD_LISTに含まれた測位計算方法を選択する動作を示すフローチャートである。
図10を参照して、本発明の第2の実施形態による目標端末302は、条件的反復位置情報提供サービスを提供するための条件(例えば、予め設定された予約時間の満了など)が満足される場合、ステップS1000へ進行して、H-SLP300から提供されるPOSMETHOD_LIST情報をPOSMETHOD_LIST記憶部712からロードする。その後、目標端末302は、ステップS1002へ進行して、POSMETHOD_LISTに含まれている少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を抽出する。ステップS1004で、目標端末302は、上記抽出された測位計算方法の中から現在の電波環境に適合した測位計算方法のみを選択する。上述したように、現在の電波環境に適合した測位計算方法を選択するステップは、現在の電波環境、すなわち、目標端末302の位置計算のためのデータが交換されるネットワークの現在の環境で使用可能な測位計算方法のみを選択するステップとなることができる。
すると、目標端末302は、ステップS1006へ進行して、現在の電波環境に適合した少なくとも1つ以上の測位計算方法に関する情報をPOSMETHOD_AVAIL情報に含ませる。ここで、POSMETHOD_AVAIL情報は、目標端末302が現在使用可能な測位計算方法に関する情報(例えば、現在信号を受けることができるネットワークの種類(WLAN、WiMAX、CDMAなど)やAGPSが使用されるか否かに関する情報)をH-SLP300に通知する場合に使用される情報である。
ステップS1006で、現在の電波環境で使用可能な測位計算方法に関する情報がPOSMETHOD_AVAIL情報に含まれていると、目標端末302は、ステップS1008へ進行して、POSMETHOD_AVAIL情報を含むSUPL POS REPORTメッセージを生成する。目標端末302は、ステップS324へ進行して、POSMETHOD_AVAIL情報を含むSUPL POS REPORTメッセージをH-SLP300へ転送する。
本発明の第2の実施形態によるH-SLP300は、SUPL POS REPORTメッセージを通じてPOSMETHOD_AVAIL情報を目標端末302から受信する。従って、H-SLP300は、POSMETHOD_AVAIL情報に含まれている少なくとも1つの測位計算方法のうちのいずれか1つを選択し、これによって、目標端末302との位置計算を開始する。このような場合、条件的反復位置サービスが開始された後、目標端末302の電波環境が変わらないとしても、本発明の第2の実施形態は、現在の状態で、位置情報を提供するサービスプロバイダーの運営ポリシー及び課金ポリシーなどに従って選好する測位計算方法を使用できる、という長所を有する。
例えば、本発明の第1の実施形態において、目標端末300の電波環境に適合した測位計算方法のうちから、サービスプロバイダーが優先的に設定する測位計算方法が選択される。サービスプロバイダーが選好するポリシーが変更されるとしても、POSMETHOD_LISTに含まれている測位計算方法の優先順位が変更されない場合を除いては、サービスプロバイダーの選択に従って測位計算方法を選択することができなかった。しかしながら、上述した本発明の第2の実施形態において、目標端末302が現在支援可能な少なくとも1つの測位計算方法がH-SLP300に提供される。従って、目標端末302の電波環境が変化しなかったとしても、サービスプロバイダーの選択に従って測位計算方法を変更することができる。この場合、サービスプロバイダーは、位置情報システムを効率的に使用することができる。
特に、本発明の実施形態では、GPS又はTDOAを用いる測位計算方法の例を挙げて説明してきたが、他の測位計算方法も使用可能である。
さらに、本発明の実施形態では、ネットワーク起動(Network-Initiated)方式にて、プロキシモード及びノンローミングケース(Non Roaming Case)の場合を仮定して説明したが、SET起動(Set-Initiated)方式にも適用可能である。ネットワーク起動方式において、位置サービス要求者SUPL AGENTがネットワークに位置して、ネットワークからの位置サービス提供要求に応じて目標端末の位置サービスを提供する。これとは異なり、SET-Initiated方式において、目標端末からの位置サービス提供要求に応じて、位置サーバを介して位置サービスが提供される。
また、本発明では、ノンローミングケースの場合を仮定して説明したので、H-SLPは、位置サーバとして使用される。しかしながら、ローミングケースの場合にも、位置サーバと目標端末とがあらかじめ定められた測位計算方法にて位置サービスを提供する方法は、ノンローミングケースの場合と類似している。従って、本発明は、ローミングケースの場合にも適用可能である。この場合、V-SLP(Visited-SLP)は、位置サーバとして使用される。
さらに、本発明では、プロキシモードで動作する場合を仮定して説明したので、H-SLPは、位置サーバとして使用される。しかしながら、ノンプロキシ(Non Proxy)モードを使用する場合にも、位置サーバと目標端末とがあらかじめ定められた測位計算方法にて位置サービスを提供する方法は、プロキシモードを使用する場合と類似している。従って、本発明は、ノンプロキシモードを使用する場合にも適用可能である。この場合、H-SLC(Home-SUPL Location Center)は、位置サーバとして使用される。
以上では、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内であれば、種々な変形が可能であることは言うまでもない。従って、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及び該記載と均等なものにより定められるべきである。
104 SUPL AGENT
300 H−SLP
302 目標端末
500 H−SLP制御部
502 H−SLPメモリ部
504 優先順位設定部
506 SUPL AGENTインターフェース
508 目標端末インターフェース
510 H−SLPメッセージ生成部
512 測位計算方法情報記憶部
514 優先順位設定条件情報記憶部
300 H−SLP
302 目標端末
500 H−SLP制御部
502 H−SLPメモリ部
504 優先順位設定部
506 SUPL AGENTインターフェース
508 目標端末インターフェース
510 H−SLPメッセージ生成部
512 測位計算方法情報記憶部
514 優先順位設定条件情報記憶部
Claims (26)
- 位置情報提供システムであって、
目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を前記目標端末から受信し、支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を前記目標端末へ転送した後、前記目標端末から使用可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報が受信されると、上記受信された測位計算方法のうちのいずれか一つを選択して、前記目標端末の位置を計算する位置サーバと、
前記支援可能な測位計算方法に関する情報を前記位置サーバへ転送し、前記位置サーバが前記支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を前記位置サーバから受信し、前記受信された情報の中で、現在の電波環境で使用可能な測位計算方法を抽出して前記位置サーバへ転送し、位置情報サービスを提供するために、前記位置サーバによって選択された測位計算方法を使用する目標端末と
を具備することを特徴とするシステム。 - 前記位置サーバは、
前記目標端末から受信された測位計算方法に関する情報及び前記測位計算方法の優先順位を設定するための優先順位設定条件情報を記憶する位置サーバメモリ部と、
前記測位計算方法と前記優先順位設定条件情報とを比較して、前記測位計算方法の各々に対する優先順位を設定する優先順位設定部と、
前記優先順位が設定された測位計算方法に関する情報を有する条件的反復位置情報提供サービス開始メッセージを含む前記条件的反復位置情報提供サービスの要求者及び前記目標端末へ転送される各種メッセージを生成する位置サーバメッセージ生成部と、
前記目標端末から前記測位計算方法に関する情報が受信される場合、前記受信された測位計算方法のうちの少なくとも1つを選択し、前記優先順位設定部を通して測位計算方法に対する優先順位を設定し、前記優先順位が設定された測位計算方法に関する情報を有する前記条件的反復位置情報提供サービス開始メッセージを生成して、前記目標端末へ転送し、前記特定の測位計算方法に関する情報が前記目標端末から受信される場合、前記特定の測位計算方法を用いて、前記条件的反復位置情報提供サービスによる位置サービスを提供する位置サーバ制御部と
を具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。 - 前記位置サーバ制御部は、
提供可能の可否、サービスプロバイダーの選好度、及びサービスプロバイダーのポリシーのうちのいずれか一つによって、前記目標端末から受信された前記測位計算方法のうちの少なくともいずれか1つを選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシステム。 - 前記優先順位設定条件情報は、
前記位置サーバの設計者、サービスプロバイダー、またはユーザの選択によって、複数の測位計算方法の各々に対して優先順位が予め設定された情報であることを特徴とする請求項2記載のシステム。 - 前記位置サーバは、
前記選択された測位計算方法を用いて前記目標端末の位置を直接計算するか、前記測位計算のための位置補助情報を前記目標端末へ提供して、前記目標端末が自身の位置を計算することを特徴とする請求項1記載のシステム。 - 前記優先順位設定部は、
前記目標端末から受信された測位計算方法に関する情報及び前記測位計算方法に対応する優先順位情報を含むリストであるPOSMETHOD_LISTを生成することを特徴とする請求項2記載のシステム。 - 前記POSMETHOD_LISTは、前記優先順位に従って、前記測位計算方法に関する情報が整列されるリストであることを特徴とする請求項6記載のシステム。
- 前記位置サーバ制御部は、前記目標端末から受信された測位計算方法に対応する優先順位情報が含まれた前記POSMETHOD_LISTを前記条件的反復位置情報提供サービス開始メッセージに含ませることを特徴とする請求項7記載のシステム。
- 前記位置サーバは、H-SLPまたはV-SLPであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
- 前記位置サーバは、H-SLPまたはH-SLCであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
- 位置情報サービスを提供する端末であって、
前記目標端末が支援可能な少なくとも1つの測位計算方法を記憶するメモリ部と、
前記メモリに記憶されている測位計算方法の中から、現在の電波環境状態で使用可能な少なくとも1つの測位計算方法を選択する選択部と、
前記測位計算方法に関する情報を含む前記位置サーバへ転送されるメッセージを生成するメッセージ生成部と、
前記目標端末及び前記位置サーバが支援可能な測位計算方法の中で、前記選択部が選択した少なくとも1つの測位計算方法を制御する制御部と
を具備することを特徴とする端末。 - 前記選択部は、現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境で使用可能であるか否かを検査するための測位計算環境感知部をさらに含み、前記測位計算環境感知部の電波環境の感知結果に基づいて、現在選択されている測位計算方法が使用可能であるか否かを判断することを特徴とする請求項11記載の端末。
- 前記制御部は、前記位置情報サービスを提供するための位置サーバへ現在選択されている測位計算方法を転送した後、位置補助情報が前記位置サーバから受信されると、前記選択された測位計算方法を用いて自身の現在位置を計算することを特徴とする請求項11記載の端末。
- 目標端末に対する位置情報サービスを提供する方法であって、
(a)位置サーバが前記目標端末へ位置サービス要求初期メッセージを転送するステップと、
(b)前記位置サービス要求初期メッセージの応答に応じて、前記目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を含む位置情報提供サービス開始メッセージを前記位置サーバへ転送するステップと、
(c)前記位置サーバが、前記位置情報提供サービス開始メッセージに含まれた測位計算方法の中で、前記位置サーバが支援可能な少なくとも1つの測位計算方法に関する情報を含む位置情報提供サービス応答メッセージを前記目標端末へ転送するステップと、
(d)前記目標端末が、前記位置情報提供サービス応答メッセージに含まれた少なくとも1つの測位計算方法の中で、目標端末の現在の電波環境で使用可能な測位計算方法を選択し、前記選択された測位計算方法に関する情報を前記位置サーバへ転送するステップと、
(e)前記位置サーバが、前記目標端末から受信された測位計算方法のうちのいずれか1つを選択し、前記選択された測位計算方法に従って前記目標端末の位置を計算するステップと
を具備することを特徴とする方法。 - 前記位置情報サービスは、前記目標端末から要求されることを特徴とする請求項14記載の方法。
- 前記ステップ(a)において、前記目標端末が前記位置サービス要求初期メッセージを前記位置サーバへ転送し、前記ステップ(b)において、前記目標端末がデータネットワークを介して前記位置サーバに接続され、前記目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を含む条件的反復位置情報提供サービス開始メッセージを前記位置サーバへ転送することを特徴とする請求項15記載の方法。
- 前記ステップ(c)は、
(c−1)前記位置サーバが、前記目標端末から受信された位置情報提供サービス開始メッセージから、前記目標端末が支援可能な測位計算方法に関する情報を抽出するステップと、
(c−2)前記位置サーバが、前記位置サーバのメモリ部に記憶されている優先順位設定条件情報をロードするステップと、
(c−3)前記位置サーバが、前記優先順位設定条件情報によって前記抽出された測位計算方法の優先順位を設定するステップと、
(c−4)前記位置サーバが、前記抽出された測位計算方法に対応する優先順位情報を前記応答メッセージに含ませて転送するステップと
を含むことを特徴とする請求項14記載の方法。 - 前記ステップ(e)は、
(e−1)提供可能の可否、サービスプロバイダーの選好度、及びサービスプロバイダーのポリシーのうちのいずれか一つによって受信された前記測位計算方法のうちの少なくともいずれか1つを選択するステップと、
(e−2)前記選択された測位計算方法に従って、前記目標端末の位置を計算するステップと
を含むことを特徴とする請求項17記載の方法。 - 前記ステップ(c)は、
(c−1)前記位置サーバが、前記目標端末が支援可能な測位計算方法を優先順位に従って整列するステップと、
(c−2)前記位置サーバが、前記整列された測位計算方法に関する情報及び前記測位計算方法に対応する優先順位情報を含むPOSMETHOD_LISTを生成するステップと、
(c−3)前記位置サーバが、前記POSMETHOD_LISTを前記条件的反復位置情報提供サービス応答メッセージに含ませるステップと
を含むことを特徴とする請求項17記載の方法。 - 前記ステップ(e−1)は、
(e−1−1)前記目標端末が、前記位置サーバから受信された条件的反復位置情報提供サービス応答メッセージから各測位計算方法に関する情報及び前記測位計算方法に対応する優先順位情報を抽出するステップと、
(e−1−2)前記目標端末が、前記測位計算方法の中で、もっとも高い優先順位を有する測位計算方法を選択するステップと、
(e−1−3)前記目標端末が、前記選択された測位計算方法が現在の電波環境に適しているか否かを判断するステップと、
(e−1−4)前記目標端末が、前記ステップ(e−1−3)の判断の結果に基づいて、現在選択されている測位計算方法による測位計算方法選択情報を前記位置サーバへ転送するステップと
を含むことを特徴とする請求項17記載の方法。 - 前記ステップ(e−1−4)は、
前記目標端末が、前記選択された測位計算方法が前記現在の電波環境に適していない場合、現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位に次いで高い優先順位を有する測位計算方法を選択し、前記現在選択されている測位計算方法が現在の電波環境に適しているか否かをさらに判断するステップを含むことを特徴とする請求項20記載の方法。 - 前記測位計算方法選択情報は、前記現在選択されている測位計算方法に対応する優先順位情報及び前記現在選択されている測位計算方法に関する情報であることを特徴とする請求項20記載の方法。
- 前記位置情報は、前記目標端末の位置情報を提供するために予め設定された周期が満了したか否か、または、前記目標端末が特定の位置に到達したか否かに基づいて提供されることを特徴とする請求項14記載の方法。
- 前記位置サーバは、H-SLP又はV-SLPであることを特徴とする請求項14記載の方法。
- 前記位置サーバは、H-SLP又はH-SLCであることを特徴とする請求項14記載の方法。
- 前記位置情報提供サービスは、
前記目標端末の現在の位置情報を提供するために予め設定された周期が満了したか、または、前記目標端末が特定の位置に到達したか否かに基づいて、前記目標端末の現在の位置情報を提供するサービスであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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