JP2007324643A - 画像投射装置及び画像投射スクリーン及び画像表示システム - Google Patents

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浩士 小尾
Hirotoshi Tomita
浩稔 冨田
Akira Kurozuka
章 黒塚
Osamu Kajino
修 梶野
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Abstract

【課題】画像を投射し映像情報を表示するプロジェクションタイプの画像投射装置において、投射画像の歪み補正が画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係に応じた画像歪み補正が行われる画像投射装置を提供すること。
【解決手段】画像を投射し映像情報を表示するプロジェクションタイプの画像投射装置において、投射装置の周囲の物体までの距離を測距手段によって測定して、画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係を把握し、見ている人物の位置が考慮された画像歪み補正が行われる画像投射装置及び画像投射スクリーンを含む画像表示システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を投射し映像情報を表示するプロジェクションタイプの画像投射装置に関し、特に画像の歪み補正における画質向上技術に関する。
画像投射装置から画像投射スクリーン上に投射され形成される画像投射領域の中心を投射している光が、画像投射スクリーンに対し垂直に入射されないと、画像投射領域が台形状に歪んでしまい、画質を低下させてしまう問題がある。例えば、水平より上方向に傾けて画像投射装置が設置され、画像投射装置が設置されている設置面に対し、投射スクリーンが垂直に設置されていると、投射画像は台形状に歪んでしまう。このような投射画像の歪み補正が要求され、画像投射装置の改良が行われてきた。
例えば、特開2004−260785号公報には、イメージセンサーを備え投射画像と投射スクリーンを撮像して、投射画像や投射スクリーンを認識して投射画像を補正する方法が提案されている。
また、特開2003−348499号公報には、投射画像の中心に正対する方向以外の方向から矩形画像として観察可能になるように、投射条件に基づいて補正情報をさらに修正することで投射画像を補正する方法が提案されている。
特開2004−260785号公報(NECビューテクノロジー) 特開2003−348499号公報(キャノン)
しかしながら、従来提案されている画像の歪み補正方法では、投射された画像を撮像したり、投射条件に基づいて補正情報をさらに修正したりしているが、人物検出は行われていない。
本発明は、人物検出を行って投射画像を補正する画像投射装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の画像投射装置は、画像歪み補正を行う画像投射装置であって、前記画像投射装置から投射される画像投射領域の位置と、人物の位置とを検出する手段を備え、前記画像投射装置と前記画像投射領域と前記人物との位置関係に応じた画像歪み補正を行うことを特徴とする。
また、請求項2記載の前記画像投射装置は、前記画像投射装置と前記画像投射領域との相対角度に関連した情報、及び、前記画像投射領域と前記人物の相対角度に関連した情報、に基づいて画像歪み補正を行うことを特長とする。ここで「相対角度に関連した情報」とは、相対角度そのもののみならず、その相対角度を算出するのに必要な間接的な情報や、画像投射装置と画像投射領域、画像投射領域と人物が垂直に対向していないことによって生じうる角度や距離情報なども含むものである。
また、請求項3記載の前記画像投射装置は、前記画像投射装置から前記画像投射領域までの距離、及び、前記画像投射領域から前記人物のまでの距離を検出する手段として測距手段を備え、前記測距手段として少なくとも光源と光検出器を備えたことを特長とする。
これにより、画像を投射し映像情報を表示するプロジェクションタイプの画像投射装置において、投射画像の歪み補正が測距手段により画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係、もしくは、画像投射装置と画像投射領域との相対角度、及び画像投射領域と人物の相対角度に基づいて画像歪み補正が行われるので、見ている人物の位置を考慮した画像歪み補正が行われる画像投射装置を提供することができる。
また、請求項4記載の画像投射装置は、前記画像投射領域の位置または前記人物の位置を検出する手段として、赤外線検出器または画像検出器を備えたことを特徴とする。
これにより、人物検出において複数の人物が存在し測距する際に重なっている場合の人物の識別を行うことが可能な画像投射装置を提供することができる。
また、請求項5記載の画像投射装置は、前記人物が複数の場合は前記複数の人物の中心位置を前記人物の位置とすることを特徴とする。
これにより、複数の人物が存在する場合における画像の歪み補正上の人物の位置を複数の人物の中心にすることが可能で、複数の人物に対して平均的な画像歪み補正が行われる画像投射装置を提供することができる。
また、請求項6記載の画像投射装置は、前記画像投射装置と前記画像投射領域と前記画像投射装置をリモートコントロールするコントロール手段との位置関係に応じた画像歪み補正を行うことを特長とする。
これにより、画像歪み補正において考慮される人物位置を任意に決めることができ、その位置に対して画像歪み補正が行われる画像投射装置を提供することができる。
また、請求項7記載の画像投射装置は、画像投射用光源に半導体レーザを備えた前記画像投射装置における前記半導体レーザが、前記測距手段の前記光源を兼用していることを特長とする。
これにより、画像投射装置に搭載する光源の数量を減らすことができるので、コストダウンと消費電力を抑えることが可能な画像投射装置を提供することができる。
また、請求項8記載の画像表示システムは、請求項1〜7記載のいずれかの画像投射装置と、請求項1〜7記載のいずれかの画像投射領域を含む画像投射スクリーンとを備えたことを特徴とする。
これにより、画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係、もしくは、画像投射装置と画像投射領域との相対角度、及び画像投射領域と人物の相対角度に基づいて画像歪み補正が行われる画像投射装置と画像投射スクリーンからなる画像表示システムを提供することができる。
本発明によれば、画像歪みに対する画像補正が画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係に応じて行われるので、見ている人物の位置が考慮された画像歪み補正が行われ、人物が画像投射領域と正対していなくても高画質な画像を投射する画像投射装置及び画像投射スクリーンを含む画像表示システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における画像投射装置の構成図である。
図2は、本発明の画像投射装置における測距手段の構成図である。
図3は、本発明の測距手段における回動のイメージ図である。
図4(a)は、本発明の画像投射装置における正面外観図である。
図4(b)は、本発明の画像投射装置における側面外観図である。
図5(a)は、画像投射装置を使用している状況を再現したイメージ図である。
図5(b)は、画像投射装置を使用している状況での画像投射領域を再現したイメージ図である。
図6は、画像投射装置と画像投射領域と人物の相対位置と相対角度を表した図である。
図7(a)は、画像投射装置を使用している状況を再現した別のイメージ図である。
図7(b)は、画像投射装置を使用している状況での画像投射領域を再現した別のイメージ図である。
図1において、画像投射装置100は、以下の要素から構成される。
本発明の画像投射装置100は、画像投射装置100の設置状態における傾斜角を検出する傾斜センサー7と、画像投射装置100から画像投射領域5及び画像投射装置100の周囲の物体までの距離を測定する測距手段1と、傾斜センサー7から得られる角度情報と測距手段1から得られる距離情報とによって、画像投射装置100と画像投射領域5と人物の位置関係を把握し、その位置関係に応じた画像歪みの補正量を算出し、画像投射スクリーン6上に投射され画像投射領域5を形成する画像を変調する画像変調手段4を制御する制御部2からなる。
画像投射装置100における制御部2が画像変調手段4を制御するまでの信号の流れについて説明する。傾斜センサー7から得られる角度情報は、測距手段1に入力され、その角度情報と測距手段1から得られる測距情報とが制御部2に入力される。画像投射装置100に入力される画像信号3も制御部2に入力される。制御部2は、角度情報と測距情報から画像投射装置100と画像投射領域5と人物の位置関係を算出し、画像信号3に画像歪み補正を行った画像情報を制御信号として、画像変調手段4に入力される。
図2において、測距手段1は、以下の要素から構成される。
測距手段1用の光源11から放射された光は、ハーフミラー12を通過し、中空モーター13の回転軸の中空部内を通過し、中空モーター13の回転軸に取り付けられたプリズム14に入射し略直角に反射され、画像投射装置100の周囲に投射される。例えば、画像投射スクリーン6に投射され反射された光の一部は、プリズム14及びハーフミラー12で反射して光検出器15に入射する。光源11から放射される光は、パルス変調されており、光源11からの放射光と光検出器15への入射光の位相差をカウントすることにより、光が反射した点までの距離を算出する。位相差のカウント及び距離の算出は、距離算出手段16により行われる。この中空モーター13が回転することでプリズム14も回転し、光源11から放射された光は、画像投射装置100の周囲に走査され、周囲にある物体までの距離が得られる。中空モーター13には、ロータリーエンコーダ17が取り付けられており、角度情報も得られる。少なくとも光源11とハーフミラー12と中空モーター13と光検出器15と距離算出手段16は、筐体18に取り付けられている。測距手段1における走査手段は、中空モーター13とプリズム14とから構成される。
図2の測距手段1を分かり易くするために、光源11から放射された光は実線で、物体から反射された光は鎖線で表示し、更に実線と鎖線はずらして表示している。
図3は、測距手段1における筐体18の回動のイメージ図である。筐体18は、プリズム14で光を略直角に反射させている付近(回転中心21)を中心に任意の回転半径(回転半径22)で回転方向23に回転する回動機構(図示せず)により、画像投射領域5の高さ方向(Y方向)に対してプリズム14から反射された光を走査している。
よって、走査手段と回動機構によって、画像投射装置100の周囲を画像投射領域5の高さ方向に対して測距が可能となる。
図4(a)は、画像投射装置100における正面外観図である。開口25は、画像投射装置100から投射される画像の光が出射する窓である。画像投射装置100の正面外観上、測距手段1と開口25との左右に対する中心位置は、画像投射領域5の検出を簡易的に行うために一致していることが好ましい。測距手段1より走査される走査光は、画像投射装置100の周囲にある物体を測距するために、画像投射装置100の上面(画像投射装置上面100a)よりも上を走査される。測距手段1は、測距手段保護カバー26で保護されている。画像投射装置100の外観上は、測距手段保護カバー26が画像投射装置上面100aから突起している(測距手段1は図示せず)。
図4(b)は、画像投射装置100における側面外観の構成図である。画像投射装置100の一般的な設置状況として、略水平面である画像投射装置設置面27より上向きに傾斜される。この傾斜角をθとする。測距手段1(測距手段保護カバー26を図示)が画像投射装置上面100aから突起する量を抑えるために、画像投射装置100の正面(画像投射装置正面100b)により近い位置にあることが好ましい。測距手段1で測距する点を結ぶ平面は、水平面と略平行面である必要があるので、測距手段1の筐体18を傾斜センサー7で検出される画像投射装置100の傾斜角θに応じて回動機構により略水平位置を維持している。
図5(a)は、画像投射装置100を使用して、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を人物31が見ている状況を、簡略的に再現したイメージ図である。簡単に画像歪み補正を説明するために、画像投射装置100は、上向きの傾斜はしておらず水平に設置されていて、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されている。画像投射スクリーン6は、画像投射装置100が設置されている設置面に対して垂直に設置されている。画像投射領域5の中心を画像投射領域中心5aとし、画像投射領域中心5aを照射している光は、画像投射装置100から投射される画像の投射角において中心の光である。画像投射領域中心5aを照射している光の軸と画像投射領域5が形成されている画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ1とし、人物31が画像投射領域中心5aに対して最も近い位置と、画像投射領域中心5aを結ぶ直線と画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ2とすると、θ1、θ2は画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の位置関係から得られる相対角度である。画像投射領域中心5aに対して人物31及び画像投射装置100が正対している場合は、θ1=θ2=90度となり、画像歪み補正を行う必要はない。画像投射領スクリーン6に対して、画像投射装置100が斜めに配置されていると、θ1は90度より小さな値となり、画像歪み補正が必要となる。同様に、画像投射領域中心5aに対して人物31が正対していない場合もθ2は90度より小さな値となり、画像歪み補正が必要となる。θ1またはθ2の角度が小さくなればなるほど、画像歪み補正の度合は増加する。実際の使用状況において、画像投射領域5が概ね矩形状になるように設置して、画像投射装置100の画像歪み補正機能を利用するのが一般的である。また、人物31は、画像投射領域5に対して正対している場合は少ない。
図5(b)は、画像投射装置100を使用して、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を簡略的に再現したイメージ図である。図4(a)の画像投射装置100と画像投射スクリーン6並びに画像投射領域5と人物31の位置関係に対応している。画像投射装置100は、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されていので、画像投射スクリーン6上の画像は、点線で示す台形状画像投射領域32となる。画像投射装置100と台形状画像投射領域32までの距離に応じた画像歪み補正を行うことにより、台形状画像投射領域32は、破線で示す矩形状画像投射領域33となる。水平に設置された画像投射装置100と人物31の瞳の位置が、概ね同一の水平面内であるとしても、人物31は、矩形状画像投射領域33に対して正対しておらず、斜めの方向から見ているので、人物31と矩形状画像投射領域33の四隅(4点)までの位置関係は、近い2点が概ね同一で、遠い2点が概ね同一となる。概ね同一である各2点間において遠近関係が生じることにより、遠い位置の画像は小さく見える。従って、画像投射スクリーン6上で矩形状画像投射領域33になるように画像歪み補正を行っても、人物31から矩形状画像投射領域33は歪みが発生してしまう。この画像の歪みを補正するために、本発明は測距手段1の測距情報により人物31の位置も制御部2より算出され、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の位置関係に応じた画像歪み補正を行い、画像投射スクリーン6の正面から見ると台形状に歪んだ画像投射領域(台形形状補正画像投射領域34)となるが、人物31の位置から見ると、台形形状補正画像投射領域34は、略矩形状の画像投射領域となる。
このように、本実施の形態によれば、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の位置関係に応じた画像歪み補正が行われるので、人物31が画像投射領域5に正対しておらず、斜めの方向から見ている場合においても、略矩形状の画像投射領域5として投射画像を見ることができる。
また、測距手段1用の光源11として、光源11の投射光による画像表示品質の劣化が発生しない不可視光源であることが好ましい。
また、画像変調手段4において、光源に半導体レーザを使用している場合は、測距手段1用の光源11としても使用することが可能である。これによって、画像投射装置100に搭載する光源の数量を減らすことができるので、コストダウンと消費電力を抑えることができる。
また、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の相対位置から得られる相対角度θ1、θ2は、直接測定される必要はなく、間接的に算出することも可能で、図6にその一例を示して説明する。画像投射装置100を点(白丸)A、画像投射領域5を線分DE(線分DEの両端の点をそれぞれ点D、点E)、画像投射領域中心5aを点B、人物を点Cとする。画像投射装置100の画像投射角度であるθ3は、画像投射装置100として決められている値である。測距手段1より、点Aから画像投射領域5の端点Dまで(線分AD)の距離と、点Aから画像投射領域5の端点Eまで(線分AE)の距離と、点Aから点Bまで(線分AB)の距離が得られる。θ3の角度の半分である線分ADと線分ABが成す角θ4と線分ADと線分ABの距離が得られることで、線分BDの距離が算出すされる。三角形ABDの3辺(線分AB、線分BD、線分DA)の距離が得られることで、線分BDと線分BAが成す角θ1の角度が算出される。測距手段1より、点Aから点Cまでの距離と線分ADと線分ACが成す角θ5の角度が得られる。θ4とθ5の角度が得られているので線分ABと線分ACが成す角θ6の角度が算出される。線分ABと線分ACの距離とその成す角θ6が得られることで、線分BCの距離が算出すされる。三角形ABCの3辺(線分AB、線分BC、線分CA)の距離が得られることで、線分BAと線分BCの成す角θ7の角度が算出される。θ1とθ7の角度が得られることで線分BCと線分BEが成す角θ2の角度が算出される。
なお、θ1〜θ7は画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の相対位置から得られる相対角度で、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31の相対位置に応じた画像歪み補正を行うために考慮すべき角度が、θ1とθ2の2箇所とする必要はなく、画像投射装置100に補正量算出テーブルが記憶されており、画像投射角度θ3と、測距手段1によって測定される画像投射装置100(点A)から画像投射領域5の両端点(点D、点E)までの距離と、点Aから人物(点C)までの距離と、点Aの所定の位置(線分ADまたは線分AE)と線分ACが成す角度によって、補正量算出テーブルが参照され画像歪み補正量を算出することも可能で、この実施の形態に限定されるものではない。
なお、図5(b)において、台形状画像投射領域32と矩形状画像投射領域33と台形形状補正画像投射領域34の各画像投射領域を順に小さく図示しているが、各画像投射領域を分かり易く説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、実際の使用状況として、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を複数の人物31により見られていることが多い。複数の人物31の場合における画像歪み補正に必要な人物31としての位置について図7(a)を用いて説明する。画像投射装置100を使用して、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を人物41aと人物41bと人物41cの3人で見ている。簡単に画像歪み補正を説明するために、画像投射装置100は、上向きの傾斜はしておらず水平に設置されていて、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されている。画像投射スクリーン6は、画像投射装置100が設置されている水平面に対して垂直に設置されている。画像投射装置100から画像投射領域5の中心に投射される光が、画像投射スクリーン6に対して垂直に入射するように設置することは困難であり、画像投射領域5が概ね矩形状になるように設置して、画像投射装置100の画像歪み補正機能を利用するのが一般的である。人物41aと人物41bと人物41cにおいて、画像投射領域5の中心(画像投射領域中心5a)に対して最も近い位置(点)の3点を結ぶ三角形(点線で表示)の中心位置を人物群中心42とする。この人物群中心42は、人物41aと人物41bと人物41cの3人で見ている場合の画像歪み補正に必要な人の位置として、制御部2より算出される。人物群中心42が算出された場合は、人物群中心42と画像投射領域中心5aを結ぶ直線と画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ2とする。
図7(b)に、複数の人が画像投射領域を見ている場合の画像歪み補正に必要な人物31の位置を人物群中心42として、画像投射装置100と画像投射領域5と人物群中心42の位置関係に対応した画像歪み補正について説明する。画像投射装置100は、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されていので、画像投射スクリーン6上の画像は、点線で示す台形状画像投射領域43となる。画像投射装置100と台形状画像投射領域43までの距離に応じた画像歪み補正を行うことにより、台形状画像投射領域43は、破線で示す矩形状画像投射領域44となる。水平に設置された画像投射装置100と人物群中心42の位置が、概ね同一の水平面内であるとしても、人物群中心42は、矩形状画像投射領域44に対して正対しておらず、斜めの方向から見ているので、人物群中心42と矩形状画像投射領域44の四隅(4点)までの位置関係は、近い2点が概ね同一で遠い2点が概ね同一となる。概ね同一である各2点間において遠近関係が生じることにより、遠い位置の画像は小さく見える。従って、画像投射スクリーン6上で矩形状画像投射領域44になるように画像歪み補正を行っても、人物群中心42から矩形状画像投射領域44は歪みが発生してしまう。この画像の歪みを補正するために、本発明は測距手段1の測距情報により人物群中心42の位置も制御部2より算出され、画像投射装置100と画像投射領域5と人物群中心42の位置関係に応じた画像歪み補正を行われる。画像投射スクリーン6の正面から見ると台形状に歪んだ画像投射領域となるが、人物群中心42の位置から見ると、台形形状補正画像投射領域45は、略矩形状の画像投射領域となる。
また、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を3人(人物41aと人物41bと人物41c)が見ている場合、画像投射領域5の中心に対して最も近い位置(点)の3点を結ぶ三角形の中心位置が人物群中心42であると説明したが、人物群中心42を分かりやすく説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31(人物41aと人物41bと人物41c)の位置関係を把握するために行われる測距と、人物群中心42を算出する制御部2の処理は、起動時(画像投射前)と画像投射中に行われ、画像投射領域5を形成(補正)している。
また、人物群中心42は、制御部2により算出される以外に任意に決めることもできる。任意に人物群中心42の位置を決める方法としては、例えば、画像投射装置100にリモコンが装備されている場合、リモコンの位置を人物群中心42の位置とする。
また、人物31(人物群中心42)の位置を、画像投射装置100のリモコンのような小型な物で任意に決められるとすると、移動しながら投射領域を見る場合にリモコンを携帯しておくことで、移動に応じて台形形状補正画像投射領域34(台形形状補正画像投射領域45)が常に変化し、略矩形状の画像投射領域を見ることができる。
また、人物31(人物群中心42)の位置に応じて台形形状補正画像投射領域34(台形形状補正画像投射領域45)が常に変化し、略矩形状の画像投射領域を見ることができるとしたが、人物31から台形形状補正画像投射領域34を形成(補正)するタイミング(補正を行う時間間隔)は任意に設定することも可能で、この実施の形態に限定されるものではない。
また、簡単に画像歪み補正を説明するために、画像投射装置100は、上向きの傾斜はしておらず水平に設置し、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されている状況としたが、実際の使用上としては、画像投射装置100を上向きに傾斜して使用されることもあり、画像投射領域5の画像歪みは、水平方向と垂直方向の2方向に発生するので、人物31(人物群中心42)の位置を考慮した画像歪み補正も水平方向と垂直方向の2方向に対して行われ、この実施の形態に限定されるものではない。
また、図7(b)において、台形状画像投射領域43と矩形状画像投射領域44と台形形状補正画像投射領域45の各画像投射領域を順に小さく図示しているが、各画像投射領域を分かり易く説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、例えば、画像投射装置100の起動時に測距手段1の測距結果から画像投射装置100の周囲50cm以内に物体がある場合は、入力信号3に対応した画像の投射は行わず警告を表示し、更には、その物体がある状態で入力信号3に対応した画像の投射を行うか否かの選択を行う機能を有することが好ましい。
また、画像投射装置100の周囲50cm以内に物体がある場合、入力信号3に対応した画像の投射を行わず警告表示を行うとしたが、これはレーザ光走査型の画像投射装置において、レーザ光が人の瞳へ入射した場合の安全性を考慮して算出した距離である。算出条件は、一般的なオフィスの明るさである400ルクスの部屋で視認可能である明るさを500ルクスとし、レーザ光走査型の画像投射装置において画像投射領域(画像投射サイズ)を19インチ(表示解像度:XGA)とすると、ピーク放射パワーは280mWとなる。このパワーにおいて、40cm以上はなれると人の瞳への入射エネルギーは安全なレベルとなることから、50cm以内は警告表示を行う対象距離とした。よって、レーザ光走査型の画像投射装置のピーク放射パワーに応じて、警告表示を行う対象距離は変更されるので、この実施の形態に限定されるものではない。
対象距離の算出方法について説明する。
「JIS C6802 レーザ製品の安全基準」(以下JISと略称する)に、レーザ製品のクラス分けとそのための測定方法が定められている。
その中で、基本的に安全とされるクラス1の被ばく放射限界(以下AEL)は、JISの表1に波長と露光時間別に定められており、可視光を発する製品については、JISの表2にクラス2のAELとして定められている。
これによると、可視光のレーザビームに対しては瞬きなどの嫌悪動作によって目が保護されることを考慮し、その反応時間を0.25秒として、放出持続時間が0.25秒以上のものでは1mW、0.25秒以下のものはクラス1のAELと同じとなっている。即ち、レーザポインタのような連続波のビームでは放射出力は1mWに制限される。
これに対し、走査型のレーザ製品に対しては、JISの8.4クラス分けの規則の(f)繰返しパルスレーザ及び変調レーザの項にAELの決定の仕方が定められている。
これによると、次の3つの条件で最も厳しいものを用いて決定する。
1)パルス列内のどの単一パルスからの露光も、単一パルスに対するAEL(AELsingle)を超えてはならない。
2)放出持続時間Tのパルス列の平均パワーは、放出持続時間Tの単一パルスに対して、それぞれ表1〜4に規定したAELに対応するパワーを超えてはならない。
3)パルス列内のパルスの平均パルスエネルギーは、単一パルスのAELに補正係数C5を乗じた値(AELtrain)を超えてはならない。
AELtrain=AELsingle×C5、C5=N^−0.25・・・(式1)
ここでNは0.25秒の間に人の瞳を走査する回数である。
スキャン方式の画像表示装置のように、2次元に走査する場合、人の瞳をビームが走査することによってNが大きくなり、通常3)の条件が最も厳しくなる。
測定方法はJISの9.3測定光学系の項に定められている。走査型レーザの放射パワー及びエネルギーの測定には、測定開口17の直径がφ7mm、測定距離rが100mmと定められている。測定開口17のφ7mmは、人の瞳径の最大値を想定したものである。定められた測定条件で計算される放射パワーは、走査条件によって様々に変化する。以下、次の走査条件での計算例を示す(各パラメータで、添え字のh、vはそれぞれ水平、垂直を表す)。
走査条件
表示解像度 XGA(Nh=1024、Nv=768ピクセル)
フレームレート fv=60Hz
画角 θh=60°、θv=45°
オーバースキャン率(画角/走査全角) Kosh=Kosv=0.7
水平方向は往復走査する Kub=2
まず、水平走査周波数fhは、
fh=fv×Nv/Kosv/Kub=32.9kHz・・・・・・・・・・(式2)
距離r=100mmの位置にあるD=φ7mmの人の瞳をビームが横切る時間tは、
t=測定開口の視角/水平走査角速度
=(D/r)/(2×fh×θh/Kosh)・・・・・・・・・・・・・(式3)
=7.1E−7(sec)
0.25秒の間に人の瞳を走査する回数Nは、
N=(D/r)/(θv/Nv)*fv*0.25
=1020(回)
となる。
t=7.1E−7(sec)に対するAELsingleは、JIS表1より
AELsingle=2.0E−7(J)
従って、パルス列内の平均パルスエネルギーAELtrainは、(式1)より、
AELtrain=AELsingle×N^−0.25・・・・・・・・・(式4)
=2.0E−7×1020^−0.25
=3.54E−8(J)
放射パワーPtrainは、
Ptrain=AELtrain/t・・・・・・・・・・・・・・・・・・(式5)
=49.9(mW)
となる。
これより、画像表示装置のピーク放射パワーを50mW以下に抑えれば、100mmまで近づいて人の瞳に入射する放射エネルギー量が安全なレベルであり、100mm以上の距離ではビームが分散することからより安全であり、100mm以下の距離では人の瞳を走査するビームが網膜上の1点に合焦されず安全である。即ち、あらゆる条件において安全なレベルであると言える。
ここで、前述の条件1)の、単一パルスに対するAELから放射パワーを求めると、
Psingle=AELsingle/t・・・・・・・・・・・・・・・・(式6)
=2.0E−7/7.1E−7
=281.7(mW)
となり、約5.6倍のパワーとなる。
これは、ビームが人の瞳を横切る回数Nを1回に制限した場合に相当する。
同様に、回数Nに対してP(mW)は、
Figure 2007324643
となり、画像表示装置として必要なピークパワーに対応して、走査回数を選択すればよい。例えば、ピークパワーP=150mWとする場合は、走査回数を12回に制限すれば良い。
ピーク放射パワーが50mWの時、画像表示装置の明るさは高々10ルーメンである。一般的なオフィスの明るさである400ルクスの部屋で視認可能である明るさ、例えば500ルクスを確保できる投射サイズは8インチ程度である。投射サイズを19インチとすると、画面の明るさは89ルクス程度となり、明るい部屋では視認できない。
それに対し、最大の280mWでは56ルーメンとなり、19インチで約500ルーメンとなる。つまり、上述のように、ビームが人の瞳を横切る回数に制限を加えるよう制御することによって安全を確保しつつ、より大きなサイズに投射しても十分明るい画面が得られるようになる。
測定距離を100mmから遠ざけると、tもNも小さくなるので、計算される放射パワーPtrainは大きくなる。Ptrainが280mWとなる測定距離を求めると約400mmとなる(この時t=1.78E−7(s) N=255(回))。
つまり、放射パワーを280mWに上げた状態でも、400mm以上離れると人の瞳への入射エネルギーは安全なレベルとなる。
また、画像投射領域5に警告を投射(表示)させる方法以外に、画像投射装置100のLEDランプ等を点滅さたり、画像投射装置100から警告音を出したりすることでも可能である。
また、本発明の画像投射装置100は、画像投射装置100の周囲にある物体までの距離を検出し、人物31(人物41a、人物41b、人物41c)の位置を把握することができるので、画像投射領域5と画像投射領域5を形成する画像の投射光内、または画像投射装置100の警告表示を行う対象距離内に人物31の一部が入った場合は、画像投射を中止するか安全な投射レベル(例えば、クラス1レーザ製品レベル)まで光量を低下させることが可能となり、画像の投射光に対する安全対策としても有効である。
また、画像の歪み補正以外にも、例えば、画像の輝度調整についても、画像投射装置100と画像投射領域5と人物31(人物群中心42)の位置関係に応じて行うことも可能であり、この実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における画像投射装置の構成図である。
図9は、本発明の画像投射装置における別の測距手段の構成図である。
図10は、画像投射装置を使用している状況を再現した別のイメージ図である。
図8において、画像投射装置101は、以下の要素から構成される。
本発明の画像投射装置101は、画像投射装置101の設置状態における傾斜角を検出する傾斜センサー7と、画像投射装置101から画像投射領域5及び画像投射装置101の周囲の物体までの距離を測定する測距手段51と温度分布を検出する温度分布検出手段52と、傾斜センサー7から得られる角度情報と測距手段51から得られる距離情報と温度分布検出手段52から得られる温度分布情報とによって画像投射装置101と画像投射領域5と人物の位置関係を把握し、その位置関係に応じた画像歪みの補正量を算出し、画像投射スクリーン6上に投射され画像投射領域5を形成する画像を変調する画像変調手段4を制御する制御部53からなる。
図9において、測距手段51は、以下の要素から構成される。
測距手段51用の紫外光光源61から放射された紫外光は、ハーフミラー62を通過し、ダイクロイックプリズム63で反射され、中空モーター64の回転軸の中空部内を通過し、中空モーター64の回転軸に取り付けられたプリズム65に入射し略直角に反射され、画像投射装置101の周囲に投射される。例えば、画像投射スクリーン6に投射され反射された紫外光の一部は、プリズム65及びダイクロイックプリズム63及びハーフミラー62で反射して、紫外光検出器66に入射する。紫外光光源61から放射される紫外光は、パルス変調されており、紫外光光源61からの放射光と紫外光検出器66への入射光の位相差をカウントすることにより、紫外光が反射した点までの距離を算出する。位相差のカウント及び距離の算出は、距離算出手段67により行われる。この中空モーター64が回転することでプリズム65も回転し、紫外光光源61から放射された紫外光は、画像投射装置101の周囲に走査され、周囲にある物体までの距離が得られる。中空モーター64には、ロータリーエンコーダ69が取り付けられており、角度情報も得られる。少なくとも紫外光光源61とハーフミラー62とダイクロイックプリズム63と中空モーター64と紫外光検出器66と距離算出手段67と赤外光検出器68は、筐体70に取り付けられている。
測距手段51における走査手段は、中空モーター64とプリズム65とから構成される。
測距手段51における筐体70を回転させる回動機構については、本実施の形態1の図3で説明したように、プリズム65で光を略直角に反射させている付近(回転中心21)を中心に任意の回転半径で回転方向23に回転する。これにより、画像投射領域5の高さ方向(Y方向)に対してプリズム14から反射された光を走査している。
よって、走査手段と回動機構によって、画像投射装置101の周囲を画像投射領域5の高さ方向に対して測距が可能となる。
画像投射装置101の周囲で放射されている赤外光もプリズム65及びダイクロイックプリズム63で反射され赤外光検出器68で検出され、温度分布検出手段52によって画像投射装置101の周囲の温度分布を把握することができる。
これにより、画像投射装置101の周囲にある物体までの距離と温度分布情報が得られることにより、人物検出をより正確に行うことができる。
画像投射装置101における制御部53が画像変調手段4を制御するまでの信号の流れについて説明する。傾斜センサー7から得られる角度情報は測距手段51に入力され、その角度情報と測距手段51から得られる測距情報と、温度分布検出手段52から得られる温度分布情報とが制御部53に入力される。画像投射装置101に入力される画像信号3も制御部53に入力される。制御部53は、角度情報と測距情報と温度分布情報から画像投射装置101と画像投射領域5と人物の位置関係を算出し、画像信号3に画像歪み補正を行った画像情報を制御信号として、画像変調手段4に入力される。
図9の測距手段51を分かり易くするために、紫外光光源61から放射された光は実線で、物体から反射された光は鎖線で、物体から放射されている赤外光は点線で表示し、更に実線と鎖線と点線はずらして表示している。
画像投射装置101における正面の外観は、本発明の実施の形態1で図4(a)を用いて説明したように、画像投射装置101から投射される画像の光が出射する窓の開口25は、画像投射装置101の正面外観上、測距手段51と開口25との左右に対する中心位置は、画像投射領域5の検出を簡易的に行うために一致していることが好ましい。測距手段51より走査される走査光は、画像投射装置101の周囲にある物体を測距するために、画像投射装置101の上面よりも上を走査される。測距手段51は、測距手段保護カバー26で保護されている。画像投射装置101の外観上は、測距手段保護カバー26が画像投射装置101の上面から突起している。画像投射装置101における側面外観は、本発明の実施の形態1で図4(b)を用いて説明したように、画像投射装置101の一般的な設置状況として、略水平面である画像投射装置設置面27より上向きに傾斜される頃が多く、この傾斜角をθとする。測距手段51は、画像投射装置101の周囲にある物体を測距するために、画像投射装置101の上面から突起しており、測距手段保護カバー26で覆われている。測距手段保護カバー26が突起する量を抑えるために、画像投射装置101の正面により近い位置にあることが好ましい。測距手段51で測距する点を結ぶ平面は、水平面と略平行面である必要があるので、測距手段51の筐体70を傾斜センサー7で検出される画像投射装置101の傾斜角θに応じて回動機構により略水平位置を維持している。
画像投射装置101を使用して、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を人物31が見ている状況は、本発明の実施の形態1で図5(a)のイメージ図を用いて説明したように、簡単に画像歪み補正を説明するために、画像投射装置101は、上向きの傾斜はしておらず水平に設置されていて、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されている。画像投射スクリーン6は、画像投射装置101が設置されている設置面に対して垂直に設置されている。画像投射装置101から画像投射領域中心5aに照射されている光軸と、画像投射領域5が形成されている画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ1とし、人物31が画像投射領域中心5aに対して最も近い位置と、画像投射領域中心5aを結ぶ直線と画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ2とすると、θ1、θ2は画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の相対関係から得られる相対角度である。画像投射領域中心5aに対して人物31及び画像投射装置101が正対している場合は、θ1=θ2=90度となり、画像歪み補正を行う必要はない。画像投射領スクリーン6に対して、画像投射装置101が斜めに配置されていると、θ1は90度より小さな値となり、画像歪み補正が必要となる。同様に、画像投射領域中心5aに対して人物31が正対していない場合もθ2は90度より小さな値となり、画像歪み補正が必要となる。θ1またはθ2の角度が小さくなればなるほど、画像歪み補正の度合は増加する。実際の使用状況において、画像投射領域5が概ね矩形状になるように設置して、画像投射装置101の画像歪み補正機能を利用するのが一般的である。また、人物31は、画像投射領域5に対して正対している場合は少ない。
画像投射装置101を使用して、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を簡略的に再現したイメージ図は、本発明の実施の形態1で図5(b)を用いて説明したように、画像投射装置101と画像投射スクリーン6並びに画像投射領域5と人物31の位置関係は、図5(a)に対応していて、画像投射装置101は、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されていので、画像投射スクリーン6上の画像は、点線で示す台形状画像投射領域32となる。画像投射装置101と台形状画像投射領域32までの距離に応じた画像歪み補正を行うことにより、台形状画像投射領域32は、破線で示す矩形状画像投射領域33となる。水平に設置された画像投射装置101と人物31の瞳の位置が、概ね同一の水平面内であるとしても、人物31は、矩形状画像投射領域33に対して正対しておらず、斜めの方向から見ているので、人物31と矩形状画像投射領域33の四隅(4点)までの位置関係は、近い2点が概ね同一で遠い2点が概ね同一となる。概ね同一である各2点間において遠近関係が生じることにより、遠い位置の画像は小さく見える。従って、画像投射スクリーン6上で矩形状画像投射領域33になるように画像歪み補正を行っても、人物31から矩形状画像投射領域33は歪みが発生してしまう。この画像の歪みを補正するために、本発明は測距手段51により人物31の位置も検出し、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の位置関係に応じた画像歪み補正を行い、画像投射スクリーン6の正面から見ると台形状に歪んだ画像投射領域となるが、人物31の位置から見ると、台形形状補正画像投射領域34は、略矩形状の画像投射領域となる。
また、図10は、実際の使用状況として、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を複数の人物31が測距手段51との位置関係として重なって見られていることも多く、測距手段51に対して人物71bと人物71cが測距手段51との位置関係として重なっている場合のイメージ図である。測距手段51より得られる測距情報と温度分布検出手段52より得られる温度分布の情報から人物71aと、測距情報としては重なっているが温度分布の情報から人物71bと人物71cであることが検出され、人物71aと人物71bと人物71cの3人における人物群中心42が制御部53より算出される。3人の人物群中心42を算出するほうほうは、本発明の実施の形態1で図7(a)を用いて説明したように、人物71aと人物71bと人物71cにおいて、画像投射領域5の中心に対して最も近い位置(点)の3点を結ぶ三角形の中心位置を人物群中心42として制御部51より算出される。人物群中心42が算出された場合は、人物群中心42と画像投射領域中心5aを結ぶ直線と画像投射スクリーン表面6aとが成す角をθ2とする。複数の人が画像投射領域を見ている場合の画像歪み補正に必要な人の位置を人物群中心42として、画像投射装置101と画像投射領域5と人物群中心42の位置関係に対応した画像歪み補正についても、本発明の実施の形態1の図7(b)で説明したように、画像投射装置101は、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されていので、画像投射スクリーン6上の画像は、点線で示す台形状画像投射領域43となる。台形状画像投射領域43までの距離に応じた画像歪み補正を行うことにより、台形状画像投射領域43は、破線で示す矩形状画像投射領域44となる。水平に設置された画像投射装置101と人物群中心42の位置が、概ね同一の水平面内であるとしても、人物群中心42は、矩形状画像投射領域44に対して正対しておらず、斜めの方向から見ているので、人物群中心42と矩形状画像投射領域44の四隅(4点)までの位置関係は、近い2点が概ね同一で、遠い2点が概ね同一となる。概ね同一である各2点間において遠近関係が生じることにより、遠い位置の画像は小さく見える。従って、画像投射スクリーン6上で矩形状画像投射領域44になるように画像歪み補正を行っても、人物群中心42から矩形状画像投射領域44は歪みが発生してしまう。この画像の歪みを補正するために、本発明は測距手段51の測距情報により人物群中心42の位置も制御部53により算出され、画像投射装置101と画像投射領域5と人物群中心42の位置関係に応じた画像歪み補正を行い、画像投射スクリーン6の正面から見ると台形状に歪んだ画像投射領域となるが、人物群中心42の位置から見ると、台形形状補正画像投射領域45は、略矩形状の画像投射領域となる。
このように、本実施の形態によれば、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の位置関係に応じた画像歪み補正が行われるので、人物31が画像投射領域5に正対しておらず、斜めの方向から見ている場合においても、略矩形状の画像投射領域5として投射画像を見ることができる。
また、複数の人物71bと71cが測距手段51との位置関係として重なっている場合でも、測距手段51より得られる測距情報と温度分布検出手段52より得られる温度分布の情報から、人物71bと人物71cであることが算出られ、人物群中心42を算出することができる。よって、画像投射装置101と画像投射領域5と人物群中心42の位置関係に応じた画像歪み補正が行われるので、人物群中心42が画像投射領域5に正対しておらず、斜めの方向から見ている場合においても、平均的な画像歪み補正が行われ略矩形状の画像投射領域5として投射画像を見ることができる。
また、画像投射スクリーン6に投射された画像投射領域5を3人(人物71aと人物71bと人物71c)が見ている場合、画像投射領域5の中心に対して最も近い位置(点)の3点を結ぶ三角形の中心位置が人物群中心42であると説明したが、人物群中心42を分かりやすく説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31(人物71aと人物71bと人物71c)の位置関係を把握するために行われる測距と、人物群中心42を算出する制御部2の処理は、起動時(画像投射前)と画像投射中に行われ、画像投射領域5を形成(補正)している。
また、人物群中心42は、制御部53により算出される以外に任意に決めることもできる。任意に人物群中心42の位置を決める方法としては、例えば、画像投射装置101にリモコンが装備されている場合、リモコンの位置を人物群中心42の位置とすることも可能である。
また、人物31(人物群中心42)の位置を、画像投射装置101のリモコンのような小型な物で任意に決められるとすると、移動しながら投射領域を見る場合にリモコンを携帯しておくことで、移動に応じて台形形状補正画像投射領域34(台形形状補正画像投射領域45)が常に変化し、略矩形状の画像投射領域を見ることができる。
また、人物31(人物群中心42)の位置に応じて台形形状補正画像投射領域34(台形形状補正画像投射領域45)が常に変化し、略矩形状の画像投射領域を見ることができるとしたが、人物31から台形形状補正画像投射領域34を形成(補正)するタイミング(補正を行う時間間隔)は任意に設定することも可能で、この実施の形態に限定されるものではない。
また、簡単に画像歪み補正を説明するために、画像投射装置101は、上向きの傾斜はしておらず水平に設置し、画像投射スクリーン6に対して斜めに配置されている状況としたが、実際の使用上としては、画像投射装置101を上向きに傾斜して使用されることもあり、画像投射領域5の画像歪みは、水平方向と垂直方向の2方向に発生するので、人物31(人物群中心42)の位置を考慮した画像歪み補正も水平方向と垂直方向の2方向に対して行われ、この実施の形態に限定されるものではない。
また、測距手段51の赤外光検出器68は、画像検出器、さらには、全方位カメラでも良く、この実施の形態に限定されるものではない。
また、画像変調手段4において、光源に半導体レーザを使用している場合は、測距手段51用の紫外光光源61としても使用することが可能である。これによって、画像投射装置101に搭載する光源の数量を減らすことができるので、コストダウンと消費電力を抑えることができる。但し、紫外光検出器66を測距光に合わせて変更する必要がある。
また、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の相対位置から得られる相対角度θ1、θ2は、直接測定される必要はなく、間接的に算出することも可能で、本発明の実施の形態1で図6を用いて説明したように、画像投射装置101を点A、画像投射領域5を線分DE(線分DEの両端の点をそれぞれ点D、点E)、画像投射領域中心5aを点B、人物を点Cとする。画像投射装置101の画像投射角度であるθ3は、画像投射装置101として決められている値である。測距手段51より、点Aから画像投射領域5の端点Dまで(線分AD)の距離と、点Aから画像投射領域5の端点Eまで(線分AE)の距離と、点Aから点Bまで(線分AB)の距離が得られる。θ3の角度の半分である線分ADと線分ABが成す角θ4と線分ADと線分ABの距離が得られることで、線分BDの距離が算出すされる。三角形ABDの3辺(線分AB、線分BD、線分DA)の距離が得られることで、線分BDと線分BAが成す角θ1の角度が算出される。測距手段1より、点Aから点Cまでの距離と線分ADと線分ACが成す角θ5の角度が得られる。θ4とθ5の角度が得られているので線分ABと線分ACが成す角θ6の角度が算出される。線分ABと線分ACの距離とその成す角θ6が得られることで、線分BCの距離が算出すされる。三角形ABCの3辺(線分AB、線分BC、線分CA)の距離が得られることで、線分BAと線分BCの成す角θ7の角度が算出される。θ1とθ7の角度が得られることで線分BCと線分BEが成す角θ2の角度が算出される。
なお、θ1〜θ7は画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の相対位置から得られる相対角度で、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31の相対位置に応じた画像歪み補正を行うために考慮すべき角度が、θ1とθ2の2箇所とする必要はなく、画像投射装置101に補正量算出テーブルが記憶されており、画像投射角度θ3と、測距手段51によって測定される画像投射装置100(点A)から画像投射領域5の両端点(点D、点E)までの距離と、点Aから人物(点C)までの距離と、点Aの所定の位置(線分ADまたは線分AE)と線分ACが成す角度によって、補正量算出テーブルが参照され画像歪み補正量を算出することも可能で、この実施の形態に限定されるものではない。
なお、図5(b)において、台形状画像投射領域32と矩形状画像投射領域33と台形形状補正画像投射領域34の各画像投射領域を順に小さく図示しているが、各画像投射領域を分かり易く説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、図7(b)において、台形状画像投射領域43と矩形状画像投射領域44と台形形状補正画像投射領域45の各画像投射領域を順に小さく図示しているが、各画像投射領域を分かり易く説明するためであり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、例えば、画像投射装置101の起動時に測距手段51の測距結果から画像投射装置101の周囲50cm以内に物体がある場合は、入力信号3に対応した画像の投射は行わず警告を表示し、更には、その物体がある状態で入力信号3に対応した画像の投射を行うか否かの選択を行う機能を有することが好ましい。
また、画像投射装置101の周囲50cm以内に物体がある場合、入力信号3に対応した画像の投射を行わず警告表示を行うとしたが、これはレーザ光走査型の画像投射装置において、レーザ光が人の瞳へ入射した場合の安全性を考慮して算出した距離である。算出条件は、一般的なオフィスの明るさである400ルクスの部屋で視認可能である明るさを500ルクスとし、レーザ光走査型の画像投射装置において画像投射領域(画像投射サイズ)を19インチ(表示解像度:XGA)とすると、ピーク放射パワーは280mWとなる。このパワーにおいて、40cm以上はなれると人の瞳への入射エネルギーは安全なレベルとなることから、50cm以内は警告表示を行う対象距離とした。よって、レーザ光走査型の画像投射装置のピーク放射パワーに応じて、警告表示を行う対象距離は変更されるので、この実施の形態に限定されるものではない。対象距離の算出方法については、本実施の形態1で説明したように、操作条件と式(1)〜(6)より算出することができる。
また、画像投射領域5に警告を投射(表示)させる方法以外に、画像投射装置101のLEDランプ等を点滅さたり、画像投射装置101から警告音を出したりすることでも可能である。
また、本発明の画像投射装置101は、画像投射装置101の周囲にある物体までの距離を検出することができ、人物31(71a、人物71b、人物71c)の位置を把握することができるので、画像投射領域5と画像投射領域5を形成する画像の投射光内、または画像投射装置101の警告表示を行う対象距離内に人物31の一部が入った場合は、画像投射を中止するか安全な投射レベル(例えば、クラス1レーザ製品レベル)まで光量を低下させることが可能となり、画像の投射光に対する安全対策としても有効である。
また、画像の歪み補正以外にも、例えば、画像の輝度調整についても、画像投射装置101と画像投射領域5と人物31(人物群中心42)の位置関係に応じて行うことも可能であり、この実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態3)
図11は、本発明の画像投射スクリーンに画像を投射した場合のイメージ図である。
図12は、本発明の画像投射スクリーンに画像を投射した場合の別のイメージ図である。
図11において、画像投射スクリーン6は、例えば、少なくとも表面が凹凸構造で色が白色からなるプロジェクター用の反射型画像投射スクリーン構造を有している。
画像投射装置100(図示せず)は、測距手段1から得られる測距情報より制御部2が画像投射スクリーン6の位置を算出する。画像投射装置100から投射され形成される画像投射領域5が、算出された画像投射スクリーン6の画像投射可能領域81内に形成されているか算出し、画像投射可能領域81内に形成されている場合は、その画像投射領域5を維持する(但し、画像歪み補正または画像輝度補正は行われる)。画像投射可能領域81の一部を含み外側に形成されている場合(未補正画像投射領域82)は、画像投射可能領域81内に形成されるように画像投射領域が補正される(補正画像投射領域83)。
このように、本実施の形態によれば、画像投射装置100から投射され形成される画像投射領域5が、画像投射スクリーン6の画像投射可能領域81の一部を含み外側に形成されている場合は、画像投射可能領域81内に形成されるように画像投射領域5の補正が行われるので、画像投射スクリーン6の画像投射可能領域81における上下または左右の少なくとも1つに対して、投射される画像投射領域5が像投射可能領域81の一部を含み外側に形成されるように画像投射装置100を配置すると、画像投射可能領域81内に形成されるように画像投射領域が補正される。
また、画像投射装置100から投射され形成される画像投射領域5が、画像投射可能領域81内に形成されている場合は、その画像投射領域5を維持するとしたが、画像投射装置100に投射レンズを有し、画像投射領域5を拡大可能な状況(ズームアップ可能)であるなら、画像投射領域5を拡大することは可能であり、この実施の形態に限定されるものではない。
また、図12は、画像投射スクリーン6の画像投射面における外周に、不可視光に対する高反射膜84を塗布し、高反射膜の内側を像投射可能領域81としている。この高反射膜により、画像投射装置100が像投射可能領域81を容易に検出可能とすることができる。
また、画像投射装置100を用いて説明したが、画像投射装置101でも可能であり、この実施の形態に限定されるものではない。
画像を投射し映像情報を表示するプロジェクションタイプの画像投射装置において、投射画像の歪み補正が画像投射装置と画像投射領域と人物の位置関係に応じて行われるので、見ている人物の位置が考慮された画像歪み補正が行われ、高画質な画像を投射する画像投射装置及び画像投射スクリーンを含む画像表示システムとして有用である。
本発明の実施の形態1における画像投射装置の構成図 本発明の画像投射装置における測距手段の構成図 本発明の測距手段における回動のイメージ図 (a)本発明の画像投射装置における正面外観図(b)本発明の画像投射装置における側面外観図 (a)画像投射装置を使用している状況を再現したイメージ図(b)画像投射装置を使用している状況での画像投射領域を再現したイメージ図 画像投射装置と画像投射領域と人物の相対位置と相対角度を表した図 (a)画像投射装置を使用している状況を再現した別のイメージ図(b)画像投射装置を使用している状況での画像投射領域を再現した別のイメージ図 本発明の実施の形態2における画像投射装置の構成図 本発明の画像投射装置における別の測距手段の構成図 画像投射装置を使用している状況を再現した別のイメージ図 本発明の画像投射スクリーンに画像を投射した場合のイメージ図 本発明の画像投射スクリーンに画像を投射した場合の別のイメージ図
符号の説明
1,51 測距手段
2,53 制御部
3 画像信号
4 画像変調手段
5 画像投射領域
5a 画像投射領域中心
6 画像投射スクリーン
6a 画像投射スクリーン表面
7 傾斜センサー
11 光源
12,62 ハーフミラー
13,64 中空モーター
14,65 プリズム
15 光検出器
16,67 距離算出手段
17,69 ロータリーエンコーダ
18,70 筐体
21 回転中心
22 回動半径
23 回転方向
25 開口
26 測距手段保護カバー
27 画像投射装置設置面
31,41a,41b,41c,71a,71b,71c 人物
32,43 台形状画像投射領域
33,44 矩形状画像投射領域
34,45 台形形状補正画像投射領域
42 人物群中心
52 温度分布検出手段
61 紫外光光源
63 ダイクロイックプリズム
66 紫外光検出器
68 赤外線検出器
81 画像投射可能領域
82 未補正画像投射領域
83 補正画像投射領域
84 高反射膜
100,101 画像投射装置
100a 画像投射装置上面
100b 画像投射装置正面
θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,θ6,θ7 角度

Claims (8)

  1. 画像歪み補正を行う画像投射装置であって、
    前記画像投射装置から投射される画像投射領域の位置と、
    人物の位置と
    を検出する手段を備え、
    前記画像投射装置と前記画像投射領域と前記人物との位置関係に応じた画像歪み補正を行う画像投射装置。
  2. 前記画像投射装置と前記画像投射領域との相対角度に関連した情報、及び、前記画像投射領域と前記人物の相対角度に関連した情報、に基づいて画像歪み補正を行う請求項1記載の画像投射装置。
  3. 前記画像投射装置から前記画像投射領域までの距離、及び、前記画像投射領域から前記人物のまでの距離を検出する手段として測距手段を備え、
    前記測距手段として少なくとも光源と光検出器を備えた請求項1または2記載の画像投射装置。
  4. 前記画像投射領域の位置または前記人物の位置を検出する手段として、
    赤外線検出器または画像検出器を備えた請求項1〜3のいずれか記載の画像投射装置。
  5. 前記人物が複数の場合は前記複数の人物の中心位置を前記人物の位置とする請求項1〜4のいずれか記載の画像投射装置。
  6. 前記画像投射装置と前記画像投射領域と前記画像投射装置をリモートコントロールするコントロール手段との位置関係に応じた画像歪み補正を行う請求項1〜5のいずれか記載の画像投射装置。
  7. 画像投射用光源に半導体レーザを備えた前記画像投射装置において、
    前記半導体レーザが前記測距手段の前記光源を兼用している請求項1〜3、5、6のいずれか記載の画像投射装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか記載の画像投射装置と、
    請求項1〜7のいずれか記載の画像投射領域を含む画像投射スクリーンと
    を備えた画像表示システム。
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