JP2007322947A - 文書管理システム、印刷装置及びゲート装置 - Google Patents

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和幸 佐藤
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好文 坂倉
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Abstract

【課題】本発明は、機密文書の印刷物を利用性を向上させつつ適切にその機密を保持する文書管理システム、印刷装置及びゲート装置に関する。
【解決手段】文書管理システム1は、文書をサーバ5から印刷装置3に送信して、印刷装置3で用紙に印刷すると、当該用紙のICチップに、当該文書の機密程度や機密期間を含む管理情報を書き込み、セキュリティエリア2の出口から当該用紙が持ち出されようとすると、当該出口のゲート6が、用紙のICチップの管理情報を読み取って、当該読み取った管理情報の機密程度や機密期間に応じて出口の開閉を制御して、用紙の持ち出しを制御する。したがって、文書の機密性に応じてセキュリティエリア2からの文書の印刷されている用紙の持ち出しを管理・制御することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文書管理システム、印刷装置及びゲート装置に関し、詳細には、文書の印刷物を利用性を向上させつつ適切に機密を保持する文書管理システム、印刷装置及びゲート装置に関する。
従来から企業や公的機関等においては、重要文書および図面等の機密保持を必要とする文書(以下、必要に応じて、機密文書という。)を取り扱うことが多く、各企業や公的機関等は、機密文書の取扱に細心の注意を払って、機密文書が漏洩することを防止している。
そして、従来から、機密文書のセキュリティを確保するために、少なくとも画像形成装置への操作の開始時に、パスワードの入力を要求し、また、その後の操作においても、特定の操作等においては、再度のパスワードの入力を要求することで、機密文書が不用意に記録出力されることを防止して、機密文書のセキュリティを図っている。
ところが、パスワードの入力でセキュリティ管理を行う場合には、パスワードの管理が不十分であると、セキュリティを十分に確保することができず、また、パスワードの入力操作が煩わしいという問題があった。
そこで、従来、認証情報等の情報を記録したRFIDチップ等のICチップを用紙に埋め込んで、該ICチップの情報を用いて特定の人にのみ印刷を許可することで、利用性を向上させつつ機密の保護を図った従来技術(特許文献1参照)や、特定の情報の記録されているRFIDタグの取り付けられている用紙にのみ機密文書を印刷出力することで、利用性を向上させつつ機密の保護を図った従来技術(特許文献2参照)が提案されている。
ところが、文書は、特定の人にのみ、印刷出力を許可するのみでは、十分にその機密を確保することができない。
すなわち、文書は、一旦印刷されて印刷物となると、該印刷物の機密保持については、機密文書と一般ごみとの区別、シュレッダーの利用、機密文書の印刷物の持ち帰り禁止等の印刷者のモラル向上により保護する手法しかなく、印刷を禁止しなければ、モラルの低い印刷者による機密文書の流出を防ぐことは困難である。
そして、従来、物品に取り付けられたICカードタグとアンテナを介してリーダライタ装置で通信して、該物品の配置位置を検出する物品管理システムが提案されている(特許文献3参照)。
特開2005−305662号公報 特開2004−66692号公報 特開2001−97510号公報
しかしながら、上記特許文献3記載の従来技術にあっては、機密文書をより確実にかつ利用性が良好な状態で機密を保持する上で、改良の必要があった。
すなわち、特許文献3記載の従来技術にあっては、ICカードタグを利用して、物品管理区域内の物品の配置位置を検出しているため、物品が物品管理区域内にあるか否か、また、物品管理区域内にあるときには、その位置を検出することはできる。この従来技術を機密文書の管理に適用すると、機密文書が所定の管理区域内にあるか否かと、その位置を検出して管理することができる。
ところが、文書は、その文書の所在を一律に所定の管理区域内に限定することは、その文書の機密性を保持することはできるが、利用性を向上させることができない。すなわち、文書は、その機密程度や機密保持期間等の機密性が一律ではなく、その機密の程度や期間等を考慮した文書管理が要望されている。
そこで、本発明は、文書の印刷済の印刷媒体をその機密性に応じて利用性を向上させつつ、適切に管理する文書管理システム、印刷装置及びゲート装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の文書管理システムは、印刷装置によって文書の印刷された印刷媒体の所定の機密管理領域からの持ち出しを、該機密管理領域の出口に配設されているゲート装置で管理する文書管理システムであって、前記印刷装置は、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して文書を印刷し、所定の書込手段で該文書の機密程度を含む管理情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込み、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を所定の読取手段で読み取り、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記文書管理システムは、前記印刷装置及び前記ゲート装置と所定の通信回線で接続され複数の文書と該文書の機密程度を含む管理情報を該文書に関連させて蓄積管理する管理装置を備え、該管理装置が、該蓄積文書を該文書の管理情報とともに前記印刷装置に送信し、該印刷装置が、前記印刷媒体への該文書の印刷と該文書の前記管理情報の前記記録媒体への書き込みを行い、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を読み取って該印刷媒体の持ち出しを制御するとともに、該読み取った管理情報を前記管理装置に送信し、該管理装置が、該管理情報に基づいて前記印刷媒体の状態を管理してもよい。
請求項3記載の発明の文書管理システムは、印刷装置によって文書の印刷された印刷媒体の所定の機密管理領域からの持ち出しを、該機密管理領域の出口に配設されているゲート装置で管理する文書管理システムであって、前記印刷装置及び前記ゲート装置と所定の通信回線で接続され複数の文書及び該文書の機密程度と該文書を特定する特定情報を含む管理情報を該文書に関連させて蓄積管理する管理装置を備え、該管理装置は、該文書を該特定情報とともに前記印刷装置に送信し、該印刷装置は、該文書を、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して印刷し、該特定情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込み、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記特定情報を所定の読取手段で読み取って前記管理装置に送信し、該管理装置が、該特定情報に対応する文書の前記管理情報を該ゲート装置に送信し、該ゲート装置が、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することにより、上記目的を達成している。
上記各場合において、例えば、請求項4に記載するように、前記管理情報は、前記機密程度と機密保持期間を含み、前記ゲート装置は、該管理情報の該機密程度と該機密保持期間に基づいて前記印刷媒体の持ち出しを制御してもよい。
また、請求項2から請求項4の場合、例えば、請求項5に記載するように、前記文書管理システムは、印刷媒体の廃棄処理を行う廃棄処理装置と、該廃棄処理装置に内蔵または近接配置され廃棄処理される印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を読み取る読取手段と、を備え、該読取手段が、廃棄処理される印刷媒体の記録媒体から読み取った前記管理情報または前記特定情報を前記管理装置に送信し、該管理装置が、該管理情報または該特定情報に基づいて前記印刷媒体の状態を管理してもよい。
さらに、上記各場合において、例えば、請求項6に記載するように、前記印刷装置は、前記印刷媒体の記録媒体と無線通信する通信手段を備え、該通信手段による通信結果から印刷対象の印刷媒体に前記記録媒体が付与されていないと判別すると、該印刷媒体への前記文書の印刷を中止してもよい。
請求項7記載の発明の印刷装置は、所定の印刷媒体に文書を印刷する印刷装置において、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して文書を印刷し、所定の書込手段で、該文書の機密程度を含む管理情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込むことにより上記目的を達成している。
請求項8記載の発明のゲート装置は、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体が収納されている所定の機密管理領域の出口に配設され、文書が印刷されるとともに該記録媒体に該文書の機密程度を含む管理情報が書き込まれる前記印刷媒体の該機密管理領域からの持ち出しを管理するゲート装置であって、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を所定の読取手段で読み取り、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することにより、上記目的を達成している。
上記請求項1場合、例えば、請求項9に記載するように、前記機密程度は、極秘、秘、社外秘、公表等の文書に対する機密の必要度合いを示す情報であってもよい。
本発明の文書管理システムによれば、印刷装置で、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して文書を印刷し、また、該文書の機密程度を含む管理情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込み、所定の機密管理領域の出口から該機密文書の印刷済用紙が持ち出されようとすると、該出口のゲート装置が、印刷媒体の記録媒体から管理情報を読み取って、該読み取った管理情報の機密程度に応じて該印刷済の記録媒体の持ち出しを制御するので、従来のように機密文書を一律に機密管理領域内に限定することなく、文書の印刷されている印刷媒体を該文書の機密性に応じて機密管理領域からの持ち出しを許可したり、禁止することで制御すること等ができ、文書の利用性を向上させつつ、文書の機密を適切に保持することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図4は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第1実施例を適用した文書管理システム1のシステム構成図である。
図1において、文書管理システム1は、企業のセキュリティルームや公的機関等のセキュリティルーム等の所定のセキュリティエリア(機密管理領域)2の内外にわたってネットワーク(通信回線)NWが張り渡されており、セキュリティエリア2内には、ネットワークNWに接続された印刷装置3と端末装置4が配設されており、また、セキュリティエリア2外には、ネットワークNWに接続されたサーバ(管理装置)5が接続されている。なお、図1では、印刷装置3と端末装置4が1台ずつネットワークNWに接続されているが、印刷装置3や端末装置4の数は複数台であってもよく、また、セキュリティエリア2外でネットワークNWに接続されている端末装置4があってもよい。
端末装置4は、例えば、通常のコンピュータ等が用いられ、利用者が文書の作成や文書の閲覧及び印刷操作等に使用する。端末装置4は、作成操作された文書のデータ(文書データ)をサーバ5に送信して、サーバ5に保存させる。
サーバ5は、端末装置4で作成された複数の文書データを蓄積し、端末装置4からの指示または印刷装置3からの指示に応じて、該指示に対応する文書データを印刷装置3に送信する。
この文書データは、図2に示すように、ヘッダ部(ヘッダ情報)と文書データ部(文書データ本文)で構成され、ヘッダ部は、管理レベル(例えば、極秘、秘、社外秘、公表等)、秘密保持期間、作成日等及び印刷履歴情報(例えば、印刷日時、ICチップID(Identity)、印刷者等)等の管理情報で構成されている。すなわち、ヘッダ部には、該文書の機密性に関する管理情報として、管理レベル(機密程度)と秘密保持期間(機密保持期間)等が書き込まれる。すなわち、機密程度である管理レベルは、文書に対する機密の必要度合いを示す情報であり、上述のように極秘、秘、社外秘、公表等のレベルを任意の段階数に分けて設定することができる。
このヘッダ部のヘッダ情報は、利用者が端末装置4を使用して文書作成を行って、サーバ5に保存する際に、利用者、または、文書管理システム1の管理者等によって設定入力されたものであり、特に、管理情報として、該文書の管理レベルと機密保持期間を設定入力する。
印刷装置3は、例えば、プリンタ装置、複写装置、複合装置、ファクシミリ装置等が用いられ、少なくとも用紙P(図3参照)に埋設(付与)されているICチップ(記録媒体)Cpに無線で情報の書き込みを行う無線ライタ(書込手段)が配設されている。
すなわち、印刷装置3には、ICチップCpが埋設(付与)されている用紙(印刷媒体)Pがセット可能であり、該用紙PのICチップCpとしては、例えば、RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)のIDタグ等を用いることができる。ICチップCpとして、RFIDを用いた場合には、無線ライタとしては、RFIDのアンテナ部との間で無線送・受信を行うアンテナを備えた無線ライタが用いられる。
この用紙Pに埋設されているICチップCpは、所定容量の記憶部(メモリ部)を備え、無線ライタから送られてくる情報、特に、サーバ5から文書データとともに送信されてくる該文書データのヘッダ情報(ヘッダ部)を記憶部に記憶する。ICチップCpの用紙Pへの付与の仕方は、何ら限定されるものではなく、例えば、用紙Pに埋設されていてもよいし、貼り付けられていてもよく、要は、ICチップCpが、用紙Pへの印刷に支障をきたさない位置と方法で用紙Pと一体化されていればよい。
文書管理システム1は、セキュリティエリア2の出入口、特に、出口に、該出入口を開閉するゲート(ゲート装置)6が配置されており、ゲート6は、少なくとも、用紙Pに埋設されているICチップCpとの間で無線通信を行って該ICチップCpに記録されている文書データのヘッダ情報を読み取る無線リーダを備えている。ゲート6は、セキュリティエリア2内から外部に出る人がICチップCpの埋設されている用紙Pを持っていると、無線リーダによって該用紙PのICチップCpのヘッダ情報を読み取り、該ヘッダ情報の管理情報の機密性に基づいて出入口の開閉制御を行ったり、警告の発生制御を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の文書管理システム1は、文書を印刷する際にICチップCpの埋め込まれている用紙Pに印刷し、また、該文書の管理情報を含むヘッダ情報をICチップCpに書き込んで該ヘッダ情報のICチップCpの管理情報の機密性に基づいて、文書の印刷された用紙Pの管理を行う。
すなわち、図3及び図4に示すように、文書作成者が、セキュリティエリア2内の端末装置4またはセキュリティエリア2外の端末装置4で文書作成し(ステップS101)、該作成された文書データと設定された機密情報を含むヘッダ情報(管理情報)を、端末装置4からサーバ5に送り、サーバ5に蓄積する(ステップS102)。
その後、印刷者(閲覧者)が、セキュリティエリア2内の端末装置4から文書を指定して閲覧要求または印刷命令を行うと(ステップS103)、サーバ5が、該指定された文書の文書データとヘッダ情報(管理情報)を該印刷者の端末装置4に送信し(ステップS104)、該文書データを端末装置4で閲覧した印刷者が、端末装置4から該文書の印刷命令を行うと、端末装置4が、該文書の印刷文書データ(文書データを印刷装置3が処理可能なデータ形式に変換した印刷データ)とヘッダ情報(管理情報)を印刷装置3に送信する(ステップS105)。
印刷装置3は、印刷文書データとヘッダ情報を端末装置4から受け取ると、該印刷文書データに基づいて、ICチップCpの埋め込まれている用紙Pに順次印刷出力するとともに、該印刷出力した用紙Pまたは印刷出力する用紙PのICチップCpに無線ライタからヘッダ情報を送信して、ICチップCpにヘッダ情報を書き込み、この文書内容を印刷してヘッダ情報をICチップCpに書き込んだ用紙Pを排紙部に排出する(ステップS106)。印刷装置3は、全ての印刷文書データを用紙Pに印刷出力し、該用紙PのICチップCpにヘッダ情報を書き込むと、印刷処理を終了する。
文書管理システム1は、このようにして印刷出力された用紙Pのセキュリティエリア2からの持ち出しをゲート6の開閉によって制御する。
すなわち、ゲート6は、無線リーダを備えており、印刷者の用紙Pの利用範囲がセキュリティエリア2内であるか否かをチェックし(ステップS107)、セキュリティエリア2内であるときには、機密が保持されているとして、そのまま監視を続行して(ステップS108)、再度セキュリティエリア2内であるかチェックする(ステップS107)。ステップS107で、印刷者が、セキュリティエリア2内のみでなく、セキュリティエリア2外へ出るゲート6を通過しようとすると、すなわち、印刷者が、ICチップCpの埋め込まれている用紙Pを持ってゲート6を通過しようとすると(ステップS109)、ゲート6は、その無線リーダで、該用紙PのICチップCpと無線通信して該ICチップCpのヘッダ情報を読み取って、該ヘッダ情報の管理情報が持ち出し禁止原稿を示しているかチェックする(ステップS110)。すなわち、ゲート6は、ステップS110で、用紙PのICチップCpから読み取った管理情報の機密レベルが、例えば、社外秘、公表等であるか、機密保持期間を経過しているときには、持ち出し禁止原稿ではないと判断して、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可する(ステップS111)。また、ゲート6は、ステップS110で、用紙PのICチップCpから読み取った管理情報の機密レベルが、例えば、極秘、秘であり、機密保持期間内であれば、持ち出し禁止原稿であると判断して、警報等を鳴動させる等の方法で警告を行ったり、出入口を閉じた状態とすること等で、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを防止する(ステップS112)。
このように、本実施例の文書管理システム1は、文書を用紙Pに印刷すると、該用紙PのICチップCpに、該文書の機密程度を含む管理情報を書き込み、セキュリティエリア2の出口から該用紙Pが持ち出されようとすると、該出口のゲート6が、用紙PのICチップCpの管理情報を読み取って、該読み取った管理情報の機密程度に応じて出口の開閉を制御して、該用紙Pの持ち出しを制御している。
したがって、従来のように文書を一律に機密管理領域内に限定することなく文書の印刷されている用紙Pを該文書の機密性に応じてセキュリティエリア2からの持ち出しを許可したり、禁止することで制御することができ、文書の利用性を向上させつつ、文書の機密を適切に保持することができる。
また、本実施例の文書管理システム1は、管理情報として、文書の機密程度と機密保持期間を含み、ゲート6が、文書の印刷済の用紙PのICチップCpから読み取った管理情報の機密程度と機密保持期間に基づいて該用紙Pの持ち出しを制御している。
したがって、文書の機密性により一層適切に用紙Pの持ち出しを制御することができ、より一層利用性を向上させつつ、機密をより一層適切に保持することができる。
図5及び図6は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第2実施例を示す図であり、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第2実施例を適用した文書管理システム10のシステム構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の文書管理システム1と同様の文書管理システム10に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の構成と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5において、文書管理システム10は、セキュリティエリア2の内外にわたってネットワークNWが張り渡されており、セキュリティエリア2内には、ネットワークNWに接続された印刷装置3と端末装置4が配設されており、また、セキュリティエリア2外には、ネットワークNWに接続されたサーバ5が接続されている。
サーバ(管理装置)5は、端末装置4で作成された複数の文書データを蓄積し、端末装置4からの指示または印刷装置3からの指示に応じて、該指示に対応する文書データを印刷装置3に送信する。
文書管理システム10は、セキュリティエリア2の出入口、特に、出口に、該出入口を開閉するゲート11が配置されており、ゲート11は、その無線リーダ(読取手段)で、少なくとも、用紙Pに埋設されているICチップCpとの間で無線通信を行って該ICチップCpに記録されている文書データのヘッダ情報を読み取る無線リーダを備えている。ゲート11は、セキュリティエリア2内から外部に出る人がICチップCpの埋設されている用紙Pを持っていると、無線リーダによって該用紙PのICチップCpのヘッダ情報を読み取り、該ヘッダ情報の管理情報の機密性に基づいて出入口の開閉制御を行ったり、警告の発生制御を行う。
そして、このゲート11は、図5では、セキュリティエリア2の複数の出入口にそれぞれ設けられており、各ゲート11は、それぞれ自己の設置位置情報を記憶している。また、各ゲート11は、ネットワークNWに接続されており、該ネットワークNWを介してサーバ5と通信を行う通信機能を備えている。さらに、ゲート11は、現在時刻を計時する時計機構を備えている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の文書管理システム10は、ゲート11が、通過しようとする用紙PのICチップCpから読み取り、該用紙Pの文書が持ち出し禁止となっていないが管理対象であると、文書管理に必要な情報をサーバ5に送信する。
すなわち、文書管理システム10は、上記第1実施例の場合と同様に、文書を用紙Pに印刷出力すると、該用紙PのICチップCpに該文書のヘッダ情報を書き込んで、該文書の印刷された用紙Pの管理を行う。
そして、文書管理システム10は、該用紙Pを持った印刷者がゲート11を通過しようとすると、図6に示すように、ゲート11の無線リーダで該用紙PのICチップCpと無線通信して該ICチップCpのヘッダ情報を読み取って(ステップS201)、該ヘッダ情報の管理情報から機密保持期間内か(セキュリティ期限が有効か)をチェックし(ステップS202)、機密保持期間外であると、ゲート11は、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可する(ステップS203)。
ステップS202で、用紙Pの機密情報の機密保持期間内であると、ゲート11は、該文書が退出時持ち出し禁止原稿であるかチェックし(ステップS204)、持ち出し禁止原稿でないときには、例えば、機密レベルが、社外秘、公表等のときには、該文書が持ち出し禁止ではないが管理対象文書であるかチェックする(ステップS205)。この管理対象文書であるか否かの情報は、ヘッダ情報(管理情報)の一部に記録されている。
ステップS205で、用紙Pに記録されている文書が管理対象の文書でないときには、ゲート11は、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可し(ステップS203)、該文書が管理対象の文書であると、該用紙PのICチップCpから取得したID情報、管理情報及びゲート11の記憶しているゲート11の場所情報と時計機構の計時している現在時刻等の持ち出される用紙Pの文書の管理に必要な各種情報を管理経過情報としてネットワークNWを介してサーバ5に送信する(ステップS206)。サーバ5は、このゲート11から送信されてくる管理系か情報を、記憶している該文書の管理情報に組み込んで、該文書の印刷されている用紙Pの管理を行う。
ゲート11は、管理経過情報をサーバ5に送信すると、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可する(ステップS203)。
ステップS204で、持ち出される用紙Pの文書が退出時持ち出し禁止原稿であると、例えば、極秘、秘であると、警報等を鳴動させる等の方法で警告を行ったり、出入口を閉じた状態とすること等で、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを防止する(ステップS207)。
このように、本実施例の文書管理システム10は、印刷装置3及びゲート11とサーバ5がネットワークNWに接続され、サーバ5が、蓄積する文書を印刷装置3に送信し、印刷装置3が、用紙Pへの該文書の印刷と該文書の管理情報のICチップCpへの書き込みを行い、ゲート11が、用紙PのICチップCpから管理情報を読み取って該用紙Pの持ち出しを制御するとともに、該読み取った管理情報をサーバ11に送信し、サーバ11が、該管理情報に基づいて用紙Pの状態を管理する。
したがって、文書の印刷されている用紙Pがセキュリティエリア2内にあるのか、また、持ち出されているのかを、サーバ5の管理情報に基づいて適切に管理することができ、たとえ、該用紙Pの機密を要する文書が漏洩した場合にも、その漏洩経路等を適切に把握することができる。その結果、該文書の利用性を向上させつつ、管理をより一層適切に行うことができる。
図7は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第3実施例を適用した文書管理システムによる文書管理処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第2実施例の文書管理システム10と同様の文書管理システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第2実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の文書管理システム10は、ゲート11が、ゲート11を通過しようとしている用紙PのICチップCpからIDチップ情報(ID情報)を読み取って、該IDチップ情報をサーバ5に送信し、サーバ5から該IDチップ情報に対応する管理情報を入手して、用紙Pの管理制御を行う。
すなわち、文書を用紙Pに印刷出力すると、該用紙PのICチップCpに該文書のヘッダ情報(特定情報)、特に、ICチップIDを書き込んで、該文書の印刷された用紙Pの管理を行う。
そして、文書管理システム10は、該用紙Pを持った印刷者がゲート11を通過しようとすると、図7に示すように、ゲート11の無線リーダで該用紙PのICチップCpと無線通信して該ICチップCpのIDチップ情報を読み取って(ステップS301)、該IDチップ情報をサーバ5にネットワークNWを介して送信する(ステップS302)。
サーバ5は、ゲート11からIDチップ情報が送信されてくると、該IDチップ情報に対応する文書の管理情報を取得して、該文書の管理情報を、該IDチップ情報を送信してきたゲート11に送信する。
ゲート11は、サーバ5から文書の管理情報を入手すると(ステップS303)、該管理情報から機密保持期間内か(セキュリティ期限が有効か)をチェックし(ステップS304)、機密保持期間外であると、ゲート11は、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可する(ステップS305)。
ステップS304で、用紙Pの管理情報の機密保持期間内であると、ゲート11は、該文書が退出時持ち出し禁止原稿であるかチェックし(ステップS306)、持ち出し禁止原稿でないときには、該文書が持ち出し禁止ではないが管理対象文書であるかチェックする(ステップS307)。
ステップS307で、用紙Pに記録されている文書が管理対象の文書でないときには、ゲート11は、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可し(ステップS305)、該文書が管理対象の文書であると、該用紙PのICチップCpから取得したID情報、管理情報及びゲート11の記憶しているゲート11の場所情報と時計機構の計時している現在時刻等の持ち出される用紙Pの文書の管理に必要な各種情報を管理経過情報としてネットワークNWを介してサーバ5に送信する(ステップS308)。
ゲート11は、管理経過情報をサーバ5に送信すると、出入口を開いて、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを許可する(ステップS305)。
ステップS306で、持ち出される用紙Pの文書が退出時持ち出し禁止原稿であると、警報等を鳴動させる等の方法で警告を行ったり、出入口を閉じた状態とすること等で、該用紙Pがセキュリティエリア2から持ち出されるのを防止する(ステップS309)。
このように、本実施例の文書管理システム10は、印刷装置3が、サーバ5から送られてきた文書を用紙Pに印刷し、また、サーバ5から該文書とともに送られてきた少なくとも該文書を特定する特定情報としての管理情報であるIDチップ情報を用紙PのICチップCpに書き込み、ゲート11が、文書の印刷済の用紙PのICチップCpのIDチップ情報を読み取ってサーバ5に送信し、サーバ5が、該IDチップ情報に対応する文書の管理情報をゲート11に送信し、ゲート11が、該送信されてきた管理情報の機密程度や機密保持期間に応じて該用紙Pの持ち出しを制御している。
したがって、ゲート11の処理能力が簡素で済むとともに、ICチップCpとして、記憶容量の小さいものを用いることができ、安価にかつ文書の利用性を向上させつつ、文書の機密を適切に保持することができる。
なお、上記第2実施例または第3実施例において、文書管理システム10は、印刷を行う印刷者が、該印刷者を特定する印刷者情報、例えば、アクセスIDを端末装置4または印刷装置3から入力して、該印刷者情報をヘッダ情報として、ICチップCpに記録させて印刷者の管理を行うようにしてもよい。
すなわち、文書管理システム10は、印刷を行う印刷者が、該印刷者を特定する印刷者情報、例えば、アクセスIDを端末装置4または印刷装置3から入力すると、端末装置4または印刷装置3が該印刷者情報をサーバ5に送信し、サーバ5が、該印刷者情報をヘッダ情報に組み込んで、印刷装置3に送信する。印刷装置3は、用紙Pへの文書の印刷を行うと、印刷者情報を含んだヘッダ情報を無線ライタから該用紙PのICチップCpに記録させる。
したがって、文書の印刷者が誰で、何時、どのゲート6を通過したか等の文書の管理をより一層詳細にかつより一層適切に行うことができる。
なお、サーバ5は、この印刷者の情報を、該印刷者からの申請に応じて適宜修正するようにしてもよい。
このようにすると、文書の用紙Pの所有者が変わった場合等において、用紙Pの真の所有者を常に把握することができ、文書の管理をより一層詳細にかつより一層適切に行うことができる。
また、サーバ5は、文書の内容が変更になった場合には、該変更を該文書の印刷者に対して通知するようにしてもよい。
このようにすると、印刷者は、文書の内容に変更があったことを知ることができ、必要に応じて最新の内容の文書の印刷を行って、利用性を向上させることができる。
さらに、印刷者は、文書の印刷された用紙Pを紛失したときには、端末装置4等からサーバ5に紛失通知を行うようにしてもよい。
このようにすると、紛失した機密文書等の文書の印刷された用紙Pがゲート11を通過しようとしたときに、紛失通知のあった用紙Pに対して、出口を開かず、紛失した印刷者に通知する等の必要な処理を行うことができ、機密性をより一層向上させることができる。
図8及び図9は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第4実施例を示す図であり、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第4実施例を適用した文書管理システム20のシステム構成図である。
なお、本実施例は、上記第2実施例の文書管理システム10と同様の文書管理システム20に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第2実施例の構成と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図8において、文書管理システム20は、セキュリティエリア2の内外にわたってネットワークNWが張り渡されており、セキュリティエリア2内には、ネットワークNWに接続された印刷装置3と端末装置4が配設されており、また、セキュリティエリア2外には、ネットワークNWに接続されたサーバ5が接続されている。
文書管理システム20は、セキュリティエリア2の複数の出入口、特に、出口に、それぞれ該出入口を開閉するゲート11が配置されており、ゲート11は、少なくとも、用紙Pに埋設されているICチップCpとの間で無線通信を行って該ICチップCpに記録されている文書データのヘッダ情報を読み取る無線リーダを備えている。ゲート11は、セキュリティエリア2内から外部に出る人がICチップCpの埋設されている用紙Pを持っていると、無線リーダによって該用紙PのICチップCpのヘッダ情報を読み取り、該ヘッダ情報の管理情報に基づいて出入口を開閉制御したり、警告の発生制御を行う。
文書管理システム20は、セキュリティエリア2内に、シュレッダー装置等の文書廃棄処理装置21が配設されており、文書廃棄処理装置21は、機密文書等が印刷されICチップCpの埋設されている用紙Pを裁断・保管等して再利用不可能な状態で廃棄処理する。この文書廃棄処理装置21の近くには、無線リーダ22が配設されており、無線リーダ22は、文書廃棄処理装置21で廃棄処理される用紙PのICチップCpからヘッダ情報を読み取って、ネットワークを介してサーバ5に送信する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の文書管理システム20は、文書の廃棄を監視する。
すなわち、文書管理システム20は、上記第1実施例の場合と同様に、印刷装置3で文書を用紙Pに印刷出力すると、該用紙PのICチップCpに該文書のヘッダ情報を書き込んで、該文書の印刷された用紙Pの管理を行う。
そして、文書管理システム20は、図9に示すように、ICチップCpの埋設されている用紙Pが文書廃棄場所である文書廃棄処理装置21の近くまで持ってこられると(ステップS401)、用紙P、すなわち、文書を廃棄する者(以下、文書廃棄者という。)が、無線リード22に廃棄対象の用紙PのICチップCpのヘッド情報、特に、ICチップID情報(ID情報)を読み取らせて、無線リーダ22が、該読み取ったID情報をサーバ5に送信する(ステップS402)。
サーバ5は、送信されてきたID情報を蓄積している管理情報に廃棄情報として記録する(ステップS403)。
文書廃棄者は、廃棄対象の用紙PのICチップCpのID情報を無線リーダ22で読み取らせてサーバ5に送信させると、該廃棄対象の用紙Pを文書廃棄処理装置21に投入して、廃棄処理させる(ステップS404)。
このように、本実施例の文書管理システム20は、文書廃棄処理装置21で廃棄処理される用紙PのICチップCpからID情報(特定情報)を読み取って、サーバ5に送信し、サーバ5が、該送信されてくるID情報から文書を特定して、該文書の記録された用紙Pの状態を管理する。
したがって、文書の記録された用紙Pが廃棄されたことを、簡単かつ適切に管理することができ、文書の用紙Pを廃棄したことを印刷者が申請してサーバ5に手入力したり、文書の管理者に用紙Pを返却したり、文書廃棄を行う人が検査する等の手間を省いて、効率的に文書の印刷された用紙Pの管理を行うことができる。
なお、上記説明では、文書廃棄処理装置21と無線リーダ22がそれぞれ別々に配設されているが、一体となっていてもよい。
例えば、図10に示すように、シュレッダー等の文書廃棄処理装置23が、無線リーダ24を内蔵しており、廃棄処理対象の用紙Pが投入されると、該用紙PのICチップCpから必要な情報、ヘッダ情報やID情報等を無線リーダ24が自動的に読み取って、サーバ5に送信するものであってもよい。
また、この場合、図11に示すように、無線リーダ24が、文書廃棄処理装置23の廃棄部23aであって、廃棄対象の用紙Pが通過して廃棄が確実に確認される位置に設けられていると、確実に廃棄処理される用紙PのICチップCpのID情報等を無線リーダ24で読み取ることができる。なお、図11において、廃棄対象の用紙Pは、廃棄文書投入口から投入されて、矢印で示す経路を通過して、廃棄部23aを通過する際に、ICチップCpのID情報等が無線リーダ24によって読み取られるとともに、廃棄処理され、廃棄処理された用紙Pが廃棄収納部23b内に収納される。
この場合、無線リーダ24の取付部分を、簡単にアクセスできない構成とし、さらに、無線リーダ24からネットワークNWまでの通信線を短くする。
このようにすると、廃棄対象の用紙PのICチップCpの情報を確実に無線リーダ24で読み取ってサーバ5に送信することができ、用紙Pが確実に廃棄させることができる。したがって、文書の機密をより一層確実に保持することができる。
さらに、本実施例の文書管理システム20は、サーバ5が、各文書の用紙Pの破棄期限を管理して、破棄期限になった文書の用紙Pが発生すると、該用紙Pを印刷した印刷者に対して、用紙Pの廃棄の要請を、例えば、該印刷者の端末装置4のディスプレイに表示させたり、電子メールで送信する方法等で通知する。
そして、文書廃棄処理装置21、23で廃棄される用紙PのICチップCpを上記無線リーダ22や無線リーダ24で検出して、サーバ5に通知することで、サーバ5が、上記廃棄要請通知に応じて文書の用紙Pが廃棄されるか否かを管理することができる。
したがって、文書の用紙Pを確実に廃棄させることができ、文書の機密をより一層確実に保持することができる。
図12及び図13は、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第5実施例を示す図であり、本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第5実施例を適用した文書管理システムに用いられる印刷装置30の概略構成正面図である。
なお、本実施例は、上記第2実施例の文書管理システム10と同様の文書管理システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第2実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図12において、印刷装置30は、本体筐体31内の最下部に、ICチップCpの埋設されていない通常の用紙Pを複数枚収納するための通常用紙給紙トレイ32が配設され、この通常用紙給紙トレイ32の上部に、ICチップCpの埋設されている用紙Pを複数枚収納する管理用紙給紙トレイ33が配設されている。さらに、印刷装置30は、管理用紙給紙トレイ33の上部に、印刷文書データに基づいて用紙Pに印刷する印刷部34が配設されており、印刷部34の上部に、印刷済の用紙Pを排出する排紙トレイ部35が形成されている。印刷装置30は、印刷部34に、図示しないが、用紙Pに埋設されているICチップCpに無線で情報の書き込みを行う無線ライタが配設されている。
また、印刷装置30は、本体筐体31内の最上部に、原稿の画像を読み取る読取部36が配設されており、本体筐体31の上部に、読取部36に複数枚の原稿を1枚ずつ分離して搬送して読取部36に該原稿の画像を読み取らせるADF(Auto Document Feeder)37が配設されている。
この印刷装置30は、図示しないが、サーバ5及び端末装置4の接続されているネットワークNWに接続されており、印刷対象文書が管理対象の文書であると、用紙Pとして、ICチップCpの埋設されている用紙Pを用い、該用紙PのICチップCpに、ヘッダ情報を無線ライタから書き込む。
すなわち、印刷装置30は、図13に示すように、サーバ5から印刷対象の文書データ(印刷文書データ)と該文書の管理情報(ヘッダ情報)を受信すると(ステップS501)、該受信した管理情報に基づいて該文書が管理対象の文書であるか否かチェックし(ステップS502)、管理対象の文書でないときには、給紙トレイとして、通常用紙給紙トレイ32を採用して、通常用紙給紙トレイ32からICチップCpの埋設されていない通常の用紙Pを印刷部34に搬送して該通常の用紙Pに受信した文書を印刷出力する(ステップS503)。
ステップS502で、印刷対象の文書が管理対象の文書であると、印刷装置30は、給紙トレイとして、管理用紙給紙トレイ33を採用して、管理用紙給紙トレイ33からICチップCpの埋設されている用紙Pを印刷部に給紙し(ステップS504)、印刷部の無線ライタから管理情報(ヘッダ情報)を該用紙PのICチップCpに書き込む(ステップS505)。
次に、印刷装置30は、ICチップCpに管理情報を書き込んだ用紙Pに文書データに基づいて印刷部で印刷を行う(ステップS506)。
このようにすると、管理対象の文書の印刷にのみICチップCpの埋設されている用紙Pを用いて印刷することができ、コストを削減することができるとともに、無駄なICチップCpの流出を抑制することができ、機密管理をより一層適切に行うことができる。
なお、本実施例の場合、図14に示すように、給紙トレイ32、33から印刷部34に給紙する用紙Pの通紙経路に無線リーダ(通信手段)38を配設し、無線リーダ38で、給紙トレイ32、33から印刷部34に搬送される用紙PのICチップCpを読み取って、該用紙PがICチップCpの埋設されている管理用の用紙Pであるか、ICチップCpの埋設されていない通常の用紙Pであるかを判別してもよい。
そして、この場合、印刷装置30は、用紙Pとして管理用のICチップCpの埋設されている用紙Pを使用する必要がある場合に、印刷部34に搬送される用紙Pが通常の用紙Pであると、印刷部34での該用紙Pへの印刷を中止する。
このようにすると、管理対象の文書の印刷にのみより一層確実に、ICチップCpの埋設されている用紙Pを用いて印刷することができ、コストをより一層削減することができるとともに、無駄なICチップCpの流出を抑制することができ、機密管理をより一層適切に行うことができる。
印刷装置30は、用紙Pとして管理用のICチップCpの埋設されている用紙Pを使用する必要がある場合に、印刷部34に搬送される用紙Pが通常の用紙Pであると、印刷部34での該用紙Pへの印刷を中止するとともに、印刷装置30のディスプレイや端末装置4のディスプレイ等に管理用のICチップCpの埋設されている用紙Pをセットするように印刷者に報知するようにしてもよい。
このようにすると、管理対象の文書を、ICチップCpの埋設されている用紙Pに、より一層確実に印刷することができ、コストをより一層削減することができるとともに、機密管理をより一層適切に行うことができる。
また、上記第2実施例から第5実施例において、ゲート11が、無線ライタを備えていて、必要な情報を用紙PのICチップCpに記録するようにしてもよい。
このようにすると、ゲート11がサーバ5と接続が困難な場所に設置されている場合にも、管理情報を用紙PのICチップCpに記録して、管理情報の管理を適切に行うことができ、また、ゲート11がサーバ5と接続されている場合にも、文書の管理情報がサーバ5で変更されたときに、ゲート11の無線ライタによって、用紙PのICチップCpの管理情報を適切に書き換えて、適切に管理することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
機密を要する文書を用紙へ印刷した際に、該用紙を機密程度や機密保持期間等の機密性に応じて管理する文書管理システム、印刷装置及びゲート装置に適用することができる。
本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第1実施例を適用した文書管理システムのシステム構成図。 図1の文書管理システムで用いられる文書のデータ構造の一例を示す図。 図1の文書管理システムによる文書管理処理の説明図。 図1の文書管理システムによる文書管理処理を示すフローチャート。 本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第2実施例を適用した文書管理システムのシステム構成図。 図5の文書管理システムによる文書管理処理を示すフローチャート。 本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第3実施例を適用した文書管理システムによる文書管理処理を示すフローチャート。 本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第4実施例を適用した文書管理システムのシステム構成図。 図8の文書管理システムの文書廃棄時の文書管理処理を示すフローチャート。 図8の文書管理システムの他のシステム構成を示すシステム構成図。 図10の印刷装置の要部構成の一例を示す図。 本発明の文書管理システム、印刷装置及びゲート装置の第5実施例を適用した文書管理システムに用いられる印刷装置の概略構成正面図。 図12の印刷装置による印刷時の文書管理処理を示すフローチャート。 図12の印刷装置の他の例を示す概略構成正面図。
符号の説明
1 文書管理システム
2 セキュリティエリア
3 印刷装置
4 端末装置
5 サーバ
6 ゲート
NW ネットワーク
P 用紙
Cp ICチップ
10 文書管理システム
11 ゲート
20 文書管理システム
21 文書廃棄処理装置
22 無線リード
23 文書廃棄処理装置
23a 廃棄部
23b 廃棄収納部
24 無線リーダ
30 印刷装置
31 本体筐体
32 通常用紙給紙トレイ
33 管理用紙給紙トレイ
34 印刷部
35 排紙トレイ部
36 読取部
37 ADF
38 無線リーダ

Claims (9)

  1. 印刷装置によって文書の印刷された印刷媒体の所定の機密管理領域からの持ち出しを、該機密管理領域の出口に配設されているゲート装置で管理する文書管理システムであって、前記印刷装置は、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して文書を印刷し、所定の書込手段で該文書の機密程度を含む管理情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込み、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を所定の読取手段で読み取り、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記文書管理システムは、前記印刷装置及び前記ゲート装置と所定の通信回線で接続され複数の文書と該文書の機密程度を含む管理情報を該文書に関連させて蓄積管理する管理装置を備え、該管理装置が、該蓄積文書を該文書の管理情報とともに前記印刷装置に送信し、該印刷装置が、前記印刷媒体への該文書の印刷と該文書の前記管理情報の前記記録媒体への書き込みを行い、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を読み取って該印刷媒体の持ち出しを制御するとともに、該読み取った管理情報を前記管理装置に送信し、該管理装置が、該管理情報に基づいて前記印刷媒体の状態を管理することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  3. 印刷装置によって文書の印刷された印刷媒体の所定の機密管理領域からの持ち出しを、該機密管理領域の出口に配設されているゲート装置で管理する文書管理システムであって、前記印刷装置及び前記ゲート装置と所定の通信回線で接続され複数の文書及び該文書の機密程度と該文書を特定する特定情報を含む管理情報を該文書に関連させて蓄積管理する管理装置を備え、該管理装置は、該文書を該特定情報とともに前記印刷装置に送信し、該印刷装置は、該文書を、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して印刷し、該特定情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込み、前記ゲート装置は、前記印刷媒体の記録媒体から前記特定情報を所定の読取手段で読み取って前記管理装置に送信し、該管理装置が、該特定情報に対応する文書の前記管理情報を該ゲート装置に送信し、該ゲート装置が、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することを特徴とする文書管理システム。
  4. 前記管理情報は、前記機密程度と機密保持期間を含み、前記ゲート装置は、該管理情報の該機密程度と該機密保持期間に基づいて前記印刷媒体の持ち出しを制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の文書管理システム。
  5. 前記文書管理システムは、印刷媒体の廃棄処理を行う廃棄処理装置と、該廃棄処理装置に内蔵または近接配置され廃棄処理される印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を読み取る読取手段と、を備え、該読取手段が、廃棄処理される印刷媒体の記録媒体から読み取った前記管理情報または前記特定情報を前記管理装置に送信し、該管理装置が、該管理情報または該特定情報に基づいて前記印刷媒体の状態を管理することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の文書管理システム。
  6. 前記印刷装置は、前記印刷媒体の記録媒体と無線通信する通信手段を備え、該通信手段による通信結果から印刷対象の印刷媒体に前記記録媒体が付与されていないと判別すると、該印刷媒体への前記文書の印刷を中止することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の文書管理システム。
  7. 所定の印刷媒体に文書を印刷する印刷装置において、無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体を使用して文書を印刷し、所定の書込手段で、該文書の機密程度を含む管理情報を該印刷媒体の該記録媒体に書き込むことを特徴とする印刷装置。
  8. 無線通信可能な記録媒体の付与されている印刷媒体が収納されている所定の機密管理領域の出口に配設され、文書が印刷されるとともに該記録媒体に該文書の機密程度を含む管理情報が書き込まれる前記印刷媒体の該機密管理領域からの持ち出しを管理するゲート装置であって、前記印刷媒体の記録媒体から前記管理情報を所定の読取手段で読み取り、該管理情報の機密程度に応じて該印刷媒体の持ち出しを制御することを特徴とするゲート装置。
  9. 前記機密程度は、極秘、秘、社外秘、公表等の文書に対する機密の必要度合いを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
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EP2269829A1 (fr) * 2009-06-30 2011-01-05 Sagemcom Documents Sas Procédé d'impression et procédé de sécurisation d'accès à un document imprimé par ce procédé
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DE112020004351T5 (de) 2019-09-13 2022-06-02 Mitsubishi Electric Engineering Company, Limited Vibrationsdetektionsvorrichtung, Vibrationsdetektionsverfahren und Abnormalitätsbestimmungssystem

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