JP2007318647A - 補助データの再多重装置及びビデオサーバー - Google Patents
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Abstract
【課題】補助データを多重したデジタルビデオ信号をダウンコンバートした後にも、元の補助データを継承できるようにする。
【解決手段】入力したデジタルビデオ信号から、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段22と、抽出手段22によって抽出された補助データを記憶する記憶手段23と、抽出手段22によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をダウンコンバートするダウンコンバータ24と、ダウンコンバータ24によってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号のこの補助データ領域に、記憶手段23から読み出された補助データを多重する多重手段28及び29とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、補助データを多重したデジタルビデオ信号をダウンコンバートしたりアップコンバートした後も、その補助データが継承されるようにした再多重装置に関する。また本発明は、そうした再多重装置を搭載したビデオサーバーに関する。
テレビジョン放送局用の収録・送出サーバーとして、ビデオサーバーが普及している。ビデオサーバーは、一般に、SDI(Serial Digital Interface)のような同期系の伝送フォーマットでデジタルビデオ信号を入出力する入出力部を複数有している。
外部(放送局内のVTRや、放送局と広域ネットワークで結ばれた取材現場のビデオカメラ等)からビデオサーバーに送られたデジタルビデオ信号は、それぞれいずれかの入力部に入力し、その入力部で圧縮処理等を施される。この圧縮処理等を施されたビデオデータは、ハードディスクユニットのような記録部に記録される。
また、この記録部から再生されていずれかの出力部に送られた圧縮ビデオデータは、その出力部で伸長処理等を施される。そして、その出力部から出力されて、ビデオサーバーから外部(オンエア用サーバーやバックアップ用サーバー等)に送られる。
今日のテレビジョン放送では、HD(High Definition)TV放送とSD(Standard Definition)TV放送とが混在している。そのため、ビデオサーバーも、HDTV信号とSDTV信号との両方(SDIの場合には、SMPTE292Mとして規定されている伝送フォーマットであるHD−SDIと、SMPTE259Mとして規定されている伝送フォーマットであるSD−SDIとの両方)を入力して記録できるようにしたものが主流になっている。
そして、近年は、ビデオサーバーに記録したHD−SDI信号を、そのままHD−SDI信号として出力するだけでなくSD−SDI信号にダウンコンバートして出力したり、あるいは逆に、ビデオサーバーに記録したSD−SDI信号を、そのままSD−SDI信号として出力するだけでなくHD−SDI信号にアップコンバートして出力したいというニーズが高くなっている。
ところが、HD−SDIやSD−SDIの伝送フォーマットでは、垂直ブランキング区間内に、補助(Ancillary)データの領域が設けられている。この領域に格納される補助データは、VBI(Vertical Blanking Interval)データとも呼ばれる。(例えば、特許文献1参照。)下記の(1)〜(4)は、このVBIデータの例である。
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID(Unique Material Identifier)
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。なお、本出願人は、下記の論文を、「EssenceMarkTM」を紹介する論文として公開している。
Yoshiaki Shibata, Takumi Yoshida and Mitsutoshi Shinkai,
"EssenceMark- SMPTE Standard-based Textual Video Marker -",
SMPTE Motion Imaging Journal, Vol.114, No.12, pp.463-473 (Dec 2005)
(3)ARIB(電波産業会)によって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプション(Closed Caption)による文字データ
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID(Unique Material Identifier)
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。なお、本出願人は、下記の論文を、「EssenceMarkTM」を紹介する論文として公開している。
Yoshiaki Shibata, Takumi Yoshida and Mitsutoshi Shinkai,
"EssenceMark- SMPTE Standard-based Textual Video Marker -",
SMPTE Motion Imaging Journal, Vol.114, No.12, pp.463-473 (Dec 2005)
(3)ARIB(電波産業会)によって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプション(Closed Caption)による文字データ
こうしたVBIデータを多重したHD−SDI信号をダウンコンバートしたり、VBIデータを多重したSD−SDI信号をアップコンバートすると、VBIデータが破壊されてしまうので、ダウンコンバートした後のSD−SDI信号や、アップコンバートした後のHD−SDI信号で、元のVBIデータを継承することができなくなる。
本発明は、上述の点に鑑み、補助データを多重したデジタルビデオ信号をダウンコンバートした後や、補助データを多重したデジタルビデオ信号をアップコンバートした後にも、元の補助データを継承できるようにすることを課題とする。
この課題を解決するために、本発明に係る補助データの再多重装置は、入力したデジタルビデオ信号から、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、この抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、この抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をダウンコンバートするダウンコンバータと、このダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号のこの補助データ領域に、この記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段とを備えたことを特徴とする。
この補助データの再多重装置によれば、入力デジタルビデオ信号をダウンコンバートする前に、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する。そして、ダウンコンバートした後のデジタルビデオ信号に、その抽出した補助データを再多重する。これにより、補助データを多重したデジタルビデオ信号をダウンコンバートした後にも、元の補助データを継承することができる。
次に、別の本発明に係る補助データの再多重装置は、入力したデジタルビデオ信号から、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、この抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、この抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をアップコンバートするアップコンバータと、このアップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号のこの補助データ領域に、この記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段とを備えたことを特徴とする。
この補助データの再多重装置によれば、入力デジタルビデオ信号をアップコンバートする前に、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する。そして、アップコンバートした後のデジタルビデオ信号に、その抽出した補助データを再多重する。これにより、補助データを多重したデジタルビデオ信号をアップコンバートした後にも、元の補助データを継承することができる。
次に、本発明に係るビデオサーバーは、それぞれデジタルビデオ信号を入力する複数の入力部と、それぞれデジタルビデオ信号を出力する複数の出力部と、デジタルビデオ信号を記録する記録部とを有し、各々のこの入力部に入力したデジタルビデオ信号をこの記録部に記録し、この記録部から再生されたデジタルビデオ信号をいずれかのこの出力部から出力するビデオサーバーにおいて、少なくとも1つのこの出力部に、この記録部から再生されたデジタルビデオ信号から、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、この抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、この抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をダウンコンバートするダウンコンバータと、このダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号のこの補助データ領域に、この記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段とを備えたことを特徴とする。
このビデオサーバーは、少なくとも1つの出力部に、前述の本発明に係る補助データの再多重装置を搭載したものであり、入力部に入力して記録部に記録したデジタルビデオ信号を、出力部でダウンコンバートして出力することができるとともに、入力したデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを、ダウンコンバートした後のデジタルビデオ信号でも継承することができる。
次に、別の本発明に係るビデオサーバーは、それぞれデジタルビデオ信号を入力する複数の入力部と、それぞれデジタルビデオ信号を出力する複数の出力部と、デジタルビデオ信号を記録する記録部とを有し、各々のこの入力部に入力したデジタルビデオ信号をこの記録部に記録し、この記録部から再生されたデジタルビデオ信号をいずれかのこの出力部から出力するビデオサーバーにおいて、少なくとも1つのこの出力部に、この記録部から再生されたデジタルビデオ信号から、そのデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、この抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、この抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をアップコンバートするアップコンバータと、このアップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号のこの補助データ領域に、この記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段とを備えたことを特徴とする。
このビデオサーバーは、少なくとも1つの出力部に、前述の本発明に係る補助データの再多重装置を搭載したものであり、入力部に入力して記録部に記録したデジタルビデオ信号を、出力部でアップコンバートして出力することができるとともに、入力したデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを、アップコンバートした後のデジタルビデオ信号でも継承することができる。
本発明に係る補助データの再多重装置によれば、補助データを多重したデジタルビデオ信号をダウンコンバートした後や、補助データを多重したデジタルビデオ信号をアップコンバートした後にも、元の補助データを継承することができるという効果が得られる。
本発明に係るビデオサーバーによれば、入力部に入力して記録部に記録したデジタルビデオ信号を、出力部でダウンコンバートして出力することやアップコンバートして出力することができるとともに、入力したデジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを、ダウンコンバートした後のデジタルビデオ信号やアップコンバートした後のデジタルビデオ信号でも継承することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施形態を、図面を用いて具体的に説明する。なお、以下では、HD−SDI信号やSD−SDI信号を入出力するビデオサーバーに本発明を適用した例について説明することにする。
図1は、本発明を適用したビデオサーバーと、このビデオサーバーを制御する端末とから成るサーバーシステムの全体構成を示すブロック図である。このビデオサーバー1には、放送局内のVTRや、放送局と広域ネットワークで結ばれた取材現場のビデオカメラ等(図示略)から、複数チャンネルのHDTV信号やSDTV信号が、SDIフォーマット(HDTV信号の場合にはHD−SDI、SDTV信号の場合にはSD−SDI)で送られる。
ビデオサーバー1は、複数の入力部及び出力部(後述する入力ボード及び出力ボード)を有しており、伝送された各チャンネルのSDI信号を、それぞれいずれかの入力部から入力して記録部(後述するハードディスクユニット)に記録する。
また、ビデオサーバー1は、この記録部から再生したビデオデータを、いずれかの出力部からSDI信号として出力して、オンエア用サーバーやバックアップ用サーバー等(図示略)に送る。
また、ビデオサーバー1は、TCP/IPプロトコルに則って高速ネットワーク(ギガビットイーサネット)3経由でもAVデータを送受信する。(ETHERNET\イ−サネットは登録商標。)
制御端末2は、シリアル通信(RS−422A)によってビデオサーバー1に制御信号を送る端末であり、例えばワークステーションまたはパーソナルコンピュータが用いられている。制御端末2では、各チャンネルのSDI信号をどの入力部や出力部を用いて入出力させるかを指定する操作や、入力部や出力部の動作を設定する操作が行われる。出力部の動作を設定する操作には、次の(a)〜(c)の操作も含まれている。これらの操作による出力部の動作については、後で図4〜図7を用いて説明する。
(a)VBIデータの再多重処理のオン/オフの指定
(b)VBIデータの修正
(c)各VBIデータを再多重するラインの指定
(a)VBIデータの再多重処理のオン/オフの指定
(b)VBIデータの修正
(c)各VBIデータを再多重するラインの指定
図2は、ビデオサーバー1の内部構成を示すブロック図である。ビデオサーバー1には、複数の入出力ユニット4と、複数のハードディスクユニット5と、ネットワーク管理端末6と、ファイル管理端末7とが設けられている。
各入出力ユニット4は、それぞれ最大で合計6つの入力部及び出力部を有している。図1の制御端末2からは、これらの入出力ユニット4に前述の制御信号が送られる。
各ハードディスクユニット5は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )技術を採用したディスクアレイ装置である。各入出力ユニット4と各ハードディスクユニット5とは、高速シリアルインタフェースであるファイバーチャンネル(Fibre Channel)8により、FCスイッチ9を介して互いに接続されている。
ネットワーク管理端末6は、図1の高速ネットワーク3経由でのAVデータの送受信を管理する端末であり、パーソナルコンピュータが用いられている。ネットワーク管理端末6も、ファイバーチャンネル8により、FCスイッチ9を介して各ハードディスクユニット5に接続されている。
ファイル管理端末7は、各ハードディスクユニット5にファイルとして記録されたAVデータが、実際にハードディスク上のどの位置に書き込まれているかを管理する端末であり、パーソナルコンピュータが用いられている。各入出力ユニット4とファイル管理端末7とは、イーサネット10によって互いに接続されている。
入出力ユニット4は、複数の基板を接続することによって構成されている。図3は、入出力ユニット4を構成する基板を示すブロック図である。最大で合計6枚の入力ボード11及び出力ボード12(図の例では3枚ずつの入力ボード11(1)〜11(3)及び出力ボード12(1)〜12(3))が、マザーボード15に接続されている。各入力ボード11,出力ボード12は、入出力ユニット4の筐体に設けられたスロット(図示略)に挿入することにより、マザーボード15に対して着脱可能に接続される。
各入力ボード11は、それぞれ1チャンネルのSDI信号を入力する入力部としての役割を有しており、入力したSDI信号を、図2のハードディスクユニット5への記録用のビデオデータに圧縮(エンコード)する。入力ボード11は、いずれかの1枚または2枚がHD−SDI信号を専用に入力するものであって残りの1枚がSD−SDI信号を専用に入力するものであってもよいし、あるいは、1枚1枚がHD−SDI信号入力用とSD−SDI信号入力用とに共用されるものであってもよい。
各出力ボード12は、それぞれ1チャンネルのSDI信号を出力する出力部としての役割を有しており、ハードディスクユニット5から再生された圧縮ビデオデータを、SDI信号に伸張(デコード)した後、ダウンコンバートまたはアップコンバートして出力する。出力ボード12は、いずれかの1枚または2枚が、HD−SDI信号の圧縮ビデオデータをHD−SDI信号に伸張した後SD−SDI信号にダウンコンバートするための出力ボードであり、残りが、SD−SDI信号の圧縮ビデオデータをSD−SDI信号に伸張した後HD−SDI信号にアップコンバートするための出力ボードである。ここでは、出力ボード12(1)及び12(2)がダウンコンバート用の出力ボードであり、出力ボード12(3)がアップコンバート用の出力ボードであるとして説明を続ける。
マザーボード15には、さらに、メインCPU(図示略)を搭載したボード(メイン制御ボードと呼ぶことにする)13と、ファイバーチャンネル用のインタフェース回路(図示略)を搭載したボード(FCボードと呼ぶことにする)14とが接続されている。
マザーボード15は、各ボード11〜14内のCPU(図示略)を結ぶCPUバス16を有するとともに、各入力ボード11,出力ボード12とFCボードボード14とを結ぶSB(Serial Back-Plane)バス17を有している。
図1の制御端末2からは、各入力ボード11及び各出力ボード12及びマザーボード15を経由して、メイン制御ボード13内のメインCPUに前述の制御信号cが送られる。また、メイン制御ボード13内のメインCPUは、図2のイーサネット10に接続されている。
FCボード14は、図2に示したように、ファイバーチャンネル8により、FCスイッチ9を介して各ハードディスクユニット5に接続されている。
図4は、出力ボード12(1)及び12(2)(ダウンコンバート用の出力ボード)上の回路を示すブロック図である。出力ボード12(1)及び12(2)には、デコーダ20と、タイミングジェネレータ21と、VBI検出・抽出部22と、メモリー23と、ダウンコンバータ24と、CPU25と、VBI修正部26と、タイミングジェネレータ27と、VBI多重管理部28と、多重部29とが設けられている。
ハードディスクユニット5(図2)からFCボード14及びマザーボード15(図3)を介して出力ボード12(1)や出力ボード12(2)に送られたHD−SDI信号の圧縮ビデオデータは、デコーダ20によってベースバンドのHD−SDI信号に伸張される。タイミングジェネレータ21は、このベースバンドのHD−SDI信号中のTRS(Time Reference Signal)からフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(HD−SDI信号のサンプリング周波数である74MHzのタイミング信号)を生成する。
VBI検出・抽出部22は、デコーダ20によって伸張されたベースバンドのHD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データの領域(例えば9〜20ライン目または572〜583ライン目)から、VBI(Vertical Blanking Interval)データのIDを検出する。下記の(1)〜(4)は、検出対象となるVBIデータの種類の例である。
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID(Unique Material Identifier)
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。なお、本出願人は、下記の論文を、「EssenceMarkTM」を紹介する論文として公開している。
Yoshiaki Shibata, Takumi Yoshida and Mitsutoshi Shinkai,
"EssenceMark- SMPTE Standard-based Textual Video Marker -",
SMPTE Motion Imaging Journal, Vol.114, No.12, pp.463-473 (Dec 2005)
(3)ARIB(電波産業会)によって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプション(Closed Caption)による文字データ
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID(Unique Material Identifier)
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。なお、本出願人は、下記の論文を、「EssenceMarkTM」を紹介する論文として公開している。
Yoshiaki Shibata, Takumi Yoshida and Mitsutoshi Shinkai,
"EssenceMark- SMPTE Standard-based Textual Video Marker -",
SMPTE Motion Imaging Journal, Vol.114, No.12, pp.463-473 (Dec 2005)
(3)ARIB(電波産業会)によって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプション(Closed Caption)による文字データ
そして、補助データ領域から、IDが検出されたVBIデータを全て抽出する。また、補助データ領域のうちVBIデータを抽出したラインに、ブランキング処理(黒色が表示されるデータに置換する処理)を施す。このブランキング処理は、VBIデータがダウンコンバートされることによって補助データ領域にノイズデータが生じることを防ぐことを目的としている。
メモリー23は、タイミングジェネレータ21からのタイミング信号で書込み動作を行うことにより、VBI検出・抽出部22によって抽出されたVBIデータを記憶する。
CPU25は、制御端末2(図1)の設定操作に基づき、ダウンコンバータ24のモード(スクイーズ,レターボックス等のダウンコンバートのタイプ)を指示する。ダウンコンバータ24は、VBI検出・抽出部22によってVBIデータを抽出されたHD−SDI信号を、CPU25から指示されたモードで、ベースバンドのSD−SDI信号にダウンコンバートする。
タイミングジェネレータ27は、ダウンコンバータ24によってダウンコンバートされたベースバンドのSD−SDI信号中のTRSからフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(SD−SDI信号のサンプリング周波数である27MHzのタイミング信号)を生成する。
メモリー23は、タイミングジェネレータ27からのタイミング信号で読出し動作を行うことにより、記憶したVBIデータをFIFO形式で読み出してVBI修正部26に送る。メモリー23の記憶容量は、ダウンコンバータ24のダウンコンバート処理に要する時間に対応して決定されている。具体的には、例えばダウンコンバート処理に要する時間が1フレーム分の時間である場合には、メモリー23は1フレーム分の容量のバンクを2つ設けた構成とされ、1つのバンクへのVBIデータの記憶が完了すると、そのバンクからFIFO形式でVBIデータを読み出すとともに、もう1つのバンクへの記憶を開始する、という動作を繰り返す。
CPU25は、制御端末2(図1)での設定操作(前述の(b)VBIデータの修正)や、VBIデータの内容に応じて、VBI修正部26にVBIデータの修正を指示する。制御端末2での修正操作の例としては、SD−SDI信号にダウンコンバートした日時のデータをVBIデータとして追加することや、ARIBによる字幕データの文字サイズをSD−SDI信号用に小さくすること等が挙げられる。また、VBIデータの内容に応じた修正の例としては、ARIBによる字幕データ中のSDID(Secondary Data Identifier)を、HD字幕を表す値からSD字幕を表す値に変更すること等が挙げられる。
VBI修正部26は、CPU25からの指示に応じてVBIデータを修正した後、多重部29にVBIデータを送る。
CPU25は、制御端末2(図1)での設定操作 前述の(a)VBIデータの再多重処理のオン/オフの指定及び(c)各VBIデータを再多重するラインの指定)に応じて、再多重処理をオンにするかオフにするかをVBI多重管理部28に指示するとともに、オンにする場合には、再多重するラインをVBI多重管理部28に指示する。なお、SD−SDI信号について制御端末2で指定可能なラインの範囲は、SD−SDI信号の垂直ブランキング区間内のラインのうち、525/59.94iのSD−SDI信号では例えば11〜19ライン目または274〜282ライン目とし、625/50iのSD−SDI信号では例えば9〜22ライン目または322〜335ライン目とする。
VBI多重管理部28は、CPU25からの指示に応じて、タイミングジェネレータ27からのタイミング信号から、VBIデータを再多重するためのトリガーを生成して多重部29に送る。
多重部29は、VBI修正部26から送られた各VBIデータを、VBI多重管理部28から与えられた当該VBIデータについてのトリガーのタイミングで、ダウンコンバータ24によってダウンコンバートされたベースバンドのSD−SDI信号に再多重する。
出力ボード12(1)や出力ボード12(2)からは、この多重部29から出力されたSD−SDI信号が出力される。
図5は、出力ボード12(1)及び12(2)によるVBIデータの再多重処理フローを示す図である。図5Aに示すような、VBIデータが多重されたベースバンドのHD−SDI信号(図4のデコーダ20の出力)から、図5Bに示すようにVBIデータが抽出されて一時的に保存される(図4のVBI検出・抽出部22及びメモリー23の処理)。そして、図5Cに示すように、VBIデータを除くベースバンドのHD−SDI信号がSD−SDI信号にダウンコンバートされた(図4のダウンコンバータ24の処理)後、図5Dに示すように、このSD−SDI信号に、一時的に保存していたVBIデータが再多重される(図4のVBI多重管理部28及び多重部29の処理)。
次に、図6は、図3の出力ボード12(3)(アップコンバート用の出力ボード)上の回路を示すブロック図である。出力ボード12(3)には、デコーダ30と、タイミングジェネレータ31と、VBI検出・抽出部32と、メモリー33と、アップコンバータ34と、CPU35と、VBI修正部36と、タイミングジェネレータ37と、VBI多重管理部38と、多重部39とが設けられている。
ハードディスクユニット5(図2)からFCボード14及びマザーボード15(図3)を介して出力ボード12(3)に送られたSD−SDI信号の圧縮ビデオデータは、デコーダ30によってベースバンドのSD−SDI信号に伸張される。タイミングジェネレータ31は、このベースバンドのSD−SDI信号中のTRSからフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(SD−SDI信号のサンプリング周波数である27MHzのタイミング信号)を生成する。
VBI検出・抽出部32は、デコーダ30によって伸張されたベースバンドのSD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データの領域(525/59.94iのSD−SDI信号では例えば11〜19ライン目または274〜282ライン目、625/50iのSD−SDI信号では例えば9〜22ライン目または322〜335ライン目)から、VBIデータのIDを検出する。下記の(1)〜(4)は、検出対象となるVBIデータの種類の例である。
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。
(3)ARIBによって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプションによる文字データ
(1)SMPTEによって規定されている、素材の識別子であるUMID
(2)SMPTEによって規定され、KLV(Key-Length-Value)メタデータのひとつである“Term Value”を、“編集上重要なフレーム等のマーキング”に応用したもの。本出願人が「EssenceMarkTM」と呼んでいる。
(3)ARIBによって規定されている字幕データ等の補助データ
(4)北米で採用されている文字放送規格であるクローズドキャプションによる文字データ
そして、補助データ領域から、IDが検出されたVBIデータを全て抽出する。また、補助データ領域のうちVBIデータを抽出したラインに、ブランキング処理を施す。
メモリー33は、タイミングジェネレータ31からのタイミング信号で書込み動作を行うことにより、VBI検出・抽出部32によって抽出されたVBIデータを記憶する。
CPU35は、制御端末2(図1)の設定操作に基づき、アップコンバータ34のモード(サイドパネル,上下カット等のアップコンバートのタイプ)を指示する。アップコンバータ34は、VBI検出・抽出部32によってVBIデータを抽出されたSD−SDI信号を、CPU35から指示されたモードで、ベースバンドのHD−SDI信号にアップコンバートする。
タイミングジェネレータ37は、アップコンバータ34によってアップコンバートされたベースバンドのHD−SDI信号中のTRSからフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(HD−SDI信号のサンプリング周波数である74MHzのタイミング信号)を生成する。
メモリー33は、タイミングジェネレータ37からのタイミング信号で読出し動作を行うことにより、記憶したVBIデータをFIFO形式で読み出してVBI修正部36に送る。メモリー33の記憶容量は、アップコンバータ34のアップコンバート処理に要する時間に対応して決定されている。具体的には、例えばアップコンバート処理に要する時間が1フレーム分の時間である場合には、メモリー33は1フレーム分の容量のバンクを2つ設けた構成とされ、1つのバンクへのVBIデータの記憶が完了すると、そのバンクからFIFO形式でVBIデータを読み出すとともに、もう1つのバンクへの記憶を開始する、という動作を繰り返す。
CPU35は、制御端末2(図1)での設定操作(前述の(b)VBIデータの修正)や、VBIデータの内容に応じて、VBI修正部36にVBIデータの修正を指示する。制御端末2での修正操作の例としては、HD−SDI信号にアップコンバートした日時のデータをVBIデータとして追加することや、ARIBによる字幕データの文字サイズをHD−SDI信号用に大きくすること等が挙げられる。また、VBIデータの内容に応じた修正の例としては、ARIBによる字幕データ中のSDIDを、SD字幕を表す値からHD字幕を表す値に変更することや、非圧縮のVBIデータが存在する場合に、HD−SDI信号とSD−SDI信号との1ライン当たりのサンプル数の差に対応して、非圧縮のVBIデータを補間処理する(非圧縮のVBIデータの後側に、1ライン当たりのサンプル数の差の分だけ黒データを追加する)こと等が挙げられる。このうち、非圧縮のVBIデータの補間処理は、SD−SDI信号はHD−SDI信号と異なり垂直ブランキング区間内のラインも圧縮・伸張の対象となることから、圧縮・伸張によるVBIデータの内容の破壊の防止を目的として圧縮・伸張対象としないライン(例えば10本以下のライン)がVBIデータの多重用に用意される場合を想定して、そうしたラインのVBIデータのサンプル数をHD−SDI信号の1ライン当たりのサンプル数に合せるようにしたものである。
VBI修正部36は、CPU35からの指示に応じてVBIデータを修正した後、多重部39にVBIデータを送る。
CPU35は、制御端末2(図1)での設定操作(前述の(a)VBIデータの再多重処理のオン/オフの指定及び(c)各VBIデータを再多重するラインの指定)に応じて、再多重処理をオンにするかオフにするかをVBI多重管理部38に指示するとともに、オンにする場合には、再多重するラインをVBI多重管理部38に指示する。なお、HD−SDI信号について制御端末2で指定可能なラインの範囲は、HD−SDI信号の垂直ブランキング区間内のラインのうち、例えば9〜20ライン目または572〜583ライン目とする。
VBI多重管理部38は、CPU35からの指示に応じて、タイミングジェネレータ37からのタイミング信号から、VBIデータを再多重するためのトリガーを生成して多重部39に送る。
多重部39は、VBI修正部36から送られた各VBIデータを、VBI多重管理部38から与えられた当該VBIデータについてのトリガーのタイミングで、アップコンバータ34によってアップコンバートされたベースバンドのHD−SDI信号に再多重する。
出力ボード12(3)からは、この多重部39から出力されたHD−SDI信号が出力される。
図7は、出力ボード12(3)によるVBIデータの再多重処理フローを示す図である。図7Aに示すような、VBIデータが多重されたベースバンドのSD−SDI信号(図6のデコーダ30の出力)から、図7Bに示すようにVBIデータが抽出されて一時的に保存される(図6のVBI検出・抽出部32及びメモリー33の処理)。そして、図7Cに示すように、VBIデータを除くベースバンドのSD−SDI信号がHD−SDI信号にアップコンバートされた(図6のアップコンバータ34の処理)後、図7Dに示すように、このHD−SDI信号に、一時的に保存していたVBIデータが再多重される(図6のVBI多重管理部38及び多重部39の処理)。
このようにして、このビデオサーバー1によれば、入力ボード11に入力してハードディスクユニット5に記録したHD−SDI信号を出力ボード12(1)及び12(2)から出力することにより、そのHD−SDI信号をSD−SDI信号にダウンコンバートして出力することができるとともに、入力したHD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されていたVBIデータを、ダウンコンバートした後のSD−SDI信号でも継承することができる。
また、入力ボード11に入力してハードディスクユニット5に記録したSD−SDI信号を出力ボード12(3)から出力することにより、そのSD−SDI信号をHD−SDI信号にアップコンバートして出力することができるとともに、入力したSD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されていたVBIデータを、アップコンバートした後のHD−SDI信号でも継承することができる。
また、ユーザーは、制御端末2を操作することにより、VBIデータの再多重処理のオン/オフや、VBIデータの修正の有無や、各VBIデータを再多重するラインを、任意に設定することができる。
最後に、ビデオサーバー1に、SD−SDI信号に代えて、フォーマットやサンプリング周波数はHD−SDI信号と同じであるがビデオデータの画枠がSD−SDI信号と同じになっているベースバンドのデジタルビデオ信号(以下、「画枠はSDのHD−SDI信号」と呼ぶ)を入力させる変更例について説明する。
図8は、この変更例に係る出力ボード12(3)を示すブロック図であり、出力ボード12(3)上の回路構成自体は、デコーダ30がHD−SDI信号用のデコーダ40に入れ替わっている以外は図6に示したものと同じである。ハードディスクユニット5(図2)からFCボード14及びマザーボード15(図3)を介してこの出力ボード12(3)に送られた「画枠はSDのHD−SDI信号」の圧縮ビデオデータは、デコーダ40によってベースバンドの「画枠はSDのHD−SDI信号」に伸張される。タイミングジェネレータ41は、このベースバンドの「画枠はSDのHD−SDI信号」中のTRSからフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(HD−SDI信号のサンプリング周波数である74MHzのタイミング信号)を生成する。
VBI検出・抽出部32は、デコーダ40によって伸張されたベースバンドの「画枠はSDのHD−SDI信号」の垂直ブランキング区間内の補助データの領域(例えば9〜20ライン目または572〜583ライン目)から、VBIデータのIDを検出する。そして、補助データ領域から、IDが検出されたVBIデータを全て抽出する。また、補助データ領域のうちVBIデータを抽出したラインに、ブランキング処理を施す。
メモリー33は、タイミングジェネレータ31からのタイミング信号で書込み動作を行うことにより、VBI検出・抽出部32によって抽出されたVBIデータを記憶する。
CPU35は、アップコンバータ34のモードとして、「画枠はSDのHD−SDI信号」を本来のHD−SDI信号にアップコンバートする(画枠をHDにする)モードを指示する。アップコンバータ34は、VBI検出・抽出部32によってVBIデータを抽出されたHD−SDI信号を、CPU35から指示されたモードで、ベースバンドのHD−SDI信号にアップコンバートする。
タイミングジェネレータ37は、アップコンバータ34によってアップコンバートされたベースバンドのHD−SDI信号中のTRSからフィールド信号,垂直同期信号及び水平同期信号を検出して、後段の信号処理に必要なタイミング信号(HD−SDI信号のサンプリング周波数である74MHzのタイミング信号)を生成する。
メモリー33は、タイミングジェネレータ37からのタイミング信号(書込み動作時とは位相が異なるが、書込み動作時と同じ74MHzのタイミング信号)で読出し動作を行うことにより、記憶したVBIデータをFIFO形式で読み出してVBI修正部36に送る。各部の間で授受されるそれ以外の信号は、図6を用いて説明したのと同じである。
図9は、この変更例に係る出力ボード12(3)によるVBIデータの再多重処理フローを示す図である。図9Aに示すような、VBIデータが多重された「画枠はSDのHD−SDI信号」(図6のデコーダ40の出力)から、図9Bに示すようにVBIデータが抽出されて一時的に保存される(図9のVBI検出・抽出部32及びメモリー33の処理)。そして、図9Cに示すように、VBIデータを除くベースバンドの「画枠はSDのHD−SDI信号」がHD−SDI信号にアップコンバートされた(図8のアップコンバータ34の処理)後、図9Dに示すように、このHD−SDI信号に、一時的に保存していたVBIデータが再多重される(図8のVBI多重管理部38及び多重部39の処理)。
この変更例に係る出力ボード12(3)によれば、デコーダ40以降の各部の処理を全て単一のサンプリング周波数(74MHz)で行うことができ、サンプリング周波数を変更する必要がないという利点がある。
なお、以上の例では、出力ボード12(1)及び12(2)がダウンコンバート用であり、出力ボード12(3)がアップコンバート用であるとして説明を行ったが、ビデオサーバー1の入出力ユニット4にダウンコンバート用,アップコンバート用の出力ボード12をそれぞれ何枚挿入するか(さらには、ダウンコンバート用,アップコンバート用の出力ボード12と、ダウンコンバートやアップコンバートを行わない通常の出力ボードとを、何枚ずつ挿入するか)は、適宜決定してよい。
また、図4,図6及び図8に示した回路のうち、CPUとダウンコンバータとアップコンバータとを除いた全ての回路をFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成するとともに、ダウンコンバータとアップコンバータとを同じASIC(特定用途向け集積回路)で構成することによって、ダウンコンバート用の出力ボード12とアップコンバート用の出力ボード12とを同じ回路構成とし、FPGAにダウンロードするソフトウェアとASICの初期設定とを切換えることにより、同じ回路構成の出力ボード12をダウンコンバート用とアップコンバート用とに使い分けるようにしてもよい。
また、以上の例ではビデオサーバーに本発明を適用しているが、本発明に係る補助データの再多重装置はビデオサーバー以外にも適用してよい。
1 ビデオサーバー、 2 制御端末、 12(1)〜12(3) 出力ボード、 20 デコーダ、 21 タイミングジェネレータ、 22 VBI検出・抽出部、 23 メモリー、 24 ダウンコンバータ、 25 CPU、 26 VBI修正部、 27 タイミングジェネレータ、 28 VBI多重管理部、 29 多重部、 30 デコーダ、 31 タイミングジェネレータ、 32 VBI検出・抽出部、 33 メモリー、 34 アップコンバータ、 35 CPU、 36 VBI修正部、 37 タイミングジェネレータ、 38 VBI多重管理部、 39 多重部、 40 デコーダ
Claims (20)
- 入力したデジタルビデオ信号から、該デジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、
前記抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をダウンコンバートするダウンコンバータと、
前記ダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段と
を備えたことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項1に記載の補助データの再多重装置において、
前記抽出手段は、前記補助データ領域のうち補助データを抽出した箇所にブランキング処理を施す
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項1に記載の補助データの再多重装置において、
上位の装置による設定に基づき、補助データの修正を指示する制御手段と、
前記制御手段からの指示に応じて、前記記憶手段から読み出された補助データを修正する修正手段と
をさらに備え、
前記多重手段には、前記修正手段を介して補助データが供給される
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項1に記載の補助データの再多重装置において、
上位の装置による設定に基づき、前記補助データ領域のうち補助データを多重する箇所を指定する制御手段
をさらに備え、
前記多重手段は、前記ダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域のうち、前記制御手段によって指定された箇所に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項1に記載の補助データの再多重装置において、
HD−SDI信号が入力し、
前記抽出手段は、HD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されている補助データを抽出し、
前記ダウンコンバータは、HD−SDI信号をSD−SDI信号にダウンコンバートする
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 入力したデジタルビデオ信号から、該デジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、
前記抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をアップコンバートするアップコンバータと、
前記アップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段と
を備えたことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項6に記載の補助データの再多重装置において、
前記抽出手段は、前記補助データ領域のうち補助データを抽出した箇所にブランキング処理を施す
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項6に記載の補助データの再多重装置において、
上位の装置による設定に基づき、補助データの修正を指示する制御手段と、
前記制御手段からの指示に応じて、前記記憶手段から読み出された補助データを修正する修正手段と
をさらに備え、
前記多重手段には、前記修正手段を介して補助データが供給される
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項6に記載の補助データの再多重装置において、
上位の装置による設定に基づき、前記補助データ領域のうち補助データを多重する箇所を指定する制御手段
をさらに備え、
前記多重手段は、前記アップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域のうち、前記制御手段によって指定された箇所に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - 請求項6に記載の補助データの再多重装置において、
SD−SDI信号が入力し、
前記抽出手段は、SD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されている補助データを抽出し、
前記アップコンバータは、SD−SDI信号をHD−SDI信号にアップコンバートする
ことを特徴とする補助データの再多重装置。 - それぞれデジタルビデオ信号を入力する複数の入力部と、
それぞれデジタルビデオ信号を出力する複数の出力部と、
デジタルビデオ信号を記録する記録部と
を有し、各々の前記入力部に入力したデジタルビデオ信号を前記記録部に記録し、前記記録部から再生されたデジタルビデオ信号をいずれかの前記出力部から出力するビデオサーバーにおいて、
少なくとも1つの前記出力部に、
前記記録部から再生されたデジタルビデオ信号から、該デジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、
前記抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をダウンコンバートするダウンコンバータと、
前記ダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段と
を備えたことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項11に記載のビデオサーバーにおいて、
前記抽出手段は、前記補助データ領域のうち補助データを抽出した箇所にブランキング処理を施す
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項11に記載のビデオサーバーにおいて、
上位の装置による設定に基づき、補助データの修正を指示する制御手段と、
前記制御手段からの指示に応じて、前記記憶手段から読み出された補助データを修正する修正手段と
をさらに備え、
前記多重手段には、前記修正手段を介して補助データが供給される
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項11に記載のビデオサーバーにおいて、
上位の装置による設定に基づき、前記補助データ領域のうち補助データを多重する箇所を指定する制御手段
をさらに備え、
前記多重手段は、前記ダウンコンバータによってダウンコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域のうち、前記制御手段によって指定された箇所に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項11に記載のビデオサーバーにおいて、
少なくとも1つの前記入力部にHD−SDI信号が入力し、
前記抽出手段は、前記記録部から再生されたHD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されている補助データを抽出し、
前記ダウンコンバータは、HD−SDI信号をSD−SDI信号にダウンコンバートする
ことを特徴とするビデオサーバー。 - それぞれデジタルビデオ信号を入力する複数の入力部と、
それぞれデジタルビデオ信号を出力する複数の出力部と、
デジタルビデオ信号を記録する記録部と
を有し、各々の前記入力部に入力したデジタルビデオ信号を前記記録部に記録し、前記記録部から再生されたデジタルビデオ信号をいずれかの前記出力部から出力するビデオサーバーにおいて、
少なくとも1つの前記出力部に、
前記記録部から再生されたデジタルビデオ信号から、該デジタルビデオ信号の補助データ領域に多重されている補助データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された補助データを記憶する記憶手段と、
前記抽出手段によって補助データを抽出されたデジタルビデオ信号をアップコンバートするアップコンバータと、
前記アップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する多重手段と
を備えたことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項16に記載のビデオサーバーにおいて、
前記抽出手段は、前記補助データ領域のうち補助データを抽出した箇所にブランキング処理を施す
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項16に記載のビデオサーバーにおいて、
上位の装置による設定に基づき、補助データの修正を指示する制御手段と、
前記制御手段からの指示に応じて、前記記憶手段から読み出された補助データを修正する修正手段と
をさらに備え、
前記多重手段には、前記修正手段を介して補助データが供給される
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項16に記載のビデオサーバーにおいて、
上位の装置による設定に基づき、前記補助データ領域のうち補助データを多重する箇所を指定する制御手段
をさらに備え、
前記多重手段は、前記アップコンバータによってアップコンバートされたデジタルビデオ信号の前記補助データ領域のうち、前記制御手段によって指定された箇所に、前記記憶手段から読み出された補助データを多重する
ことを特徴とするビデオサーバー。 - 請求項16に記載のビデオサーバーにおいて、
少なくとも1つの前記入力部にSD−SDI信号が入力し、
前記抽出手段は、前記記録部から再生されたSD−SDI信号の垂直ブランキング区間内の補助データ領域に多重されている補助データを抽出し、
前記アップコンバータは、SD−SDI信号をHD−SDI信号にアップコンバートする
ことを特徴とするビデオサーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006148426A JP2007318647A (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 補助データの再多重装置及びビデオサーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006148426A JP2007318647A (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 補助データの再多重装置及びビデオサーバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007318647A true JP2007318647A (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=38852073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006148426A Pending JP2007318647A (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 補助データの再多重装置及びビデオサーバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007318647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008236332A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toshiba Corp | ビデオ処理方法、ビデオサーバシステムとこれに用いられるアップコンバータ及びダウンコンバータ |
JP2012120143A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-06-21 | Sony Corp | 立体画像データ送信装置、立体画像データ送信方法、立体画像データ受信装置および立体画像データ受信方法 |
US9741097B2 (en) | 2015-01-22 | 2017-08-22 | Samsung Display Co., Ltd. | Image processing device |
-
2006
- 2006-05-29 JP JP2006148426A patent/JP2007318647A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008236332A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toshiba Corp | ビデオ処理方法、ビデオサーバシステムとこれに用いられるアップコンバータ及びダウンコンバータ |
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