JP2007316945A - ホームゲートウェイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホームゲートウェイ装置におけるサービスプログラムのセキュリティを確保するとともに、各サービスプログラムが所有するデータを有効に活用する。
【解決手段】ホームゲートウェイ装置24であって、複数のサービスプログラムを実行する実行手段241と、サービスプログラム各々のデータを共有記憶手段244に共有データとして記憶し、共有記憶手段244のアクセス制御を行う情報共有手段242と、を有し、サービスプログラム各々は、情報共有手段242を介して共有記憶手段244にアクセスする。
【選択図】図1
【解決手段】ホームゲートウェイ装置24であって、複数のサービスプログラムを実行する実行手段241と、サービスプログラム各々のデータを共有記憶手段244に共有データとして記憶し、共有記憶手段244のアクセス制御を行う情報共有手段242と、を有し、サービスプログラム各々は、情報共有手段242を介して共有記憶手段244にアクセスする。
【選択図】図1
Description
本発明は、宅内機器を制御するホームゲートウェイ装置に関する。
特許文献1には、宅内の機器およびセンサを連携させて、所定のサービスをユーザに提供する機器制御装置が記載されている。
また、非特許文献1に記載されているように、複数のサービスを1つのホームゲートウェイ装置上で多重化し、ユーザに提供する技術が研究されている。
特開2005−234733号公報
"生活シーンに応じて進化するガス機器を中心とした総合生活支援サービスの実験開始"、[online]、[平成17年10月31日検索]、インターネット<URL:http://www.ntt.co.jp/news/news05/0508/050805.html>
非特許文献1のホームゲートウェイ装置に複数の会社のサービスが相乗りする場合、セキュリティを確保するために、各社間でデータのやり取りが行えないようにする必要がある。特に、ホームゲートウェイ装置が所定のサービスプログラムによりホームセキュリティ機器を制御している場合、ホームセキュリティ機器が有する在宅情報や人感センサの情報などは、特定の者以外には知られてはいけない重要な情報であって、他社のサービスプログラムからアクセスできないようにする必要がある。
一方、地震、津波、洪水などの災害が発生した場合、在宅情報や人感センサの情報は、人命救助などの災害対策に非常に有用な情報であるにもかかわらず、上記セキュリティの観点から、在宅情報などを有効に活用できないという問題が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数のサービスを提供するホームゲートウェイ装置において、各サービスのセキュリティを確保するとともに、各サービスが所有するデータを有効に活用することにある。
上記目的を達成するため、第1の発明は、ホームゲートウェイ装置であって、複数のサービスプログラムを実行する実行手段と、前記サービスプログラム各々のデータを共有記憶手段に共有データとして記憶し、前記共有記憶手段のアクセス制御を行う情報共有手段と、を有し、前記サービスプログラム各々は、前記情報共有手段を介して前記共有記憶手段にアクセスする。
また、第2の発明は、第1の発明のホームゲートウェイ装置であって、情報共有手段は、前記サービスプログラム毎に、前記共有データの読み出しおよび/または書き込みを制限する。
また、第3の発明は、第1または第2の発明のホームゲートウェイ装置であって、情報共有手段は、前記共有データのデータ項目に応じて、当該共有データの読み出しを制限する。
また、第4の発明は、第1、第2、または第3の発明のホームゲートウェイ装置であって、情報共有手段は、共有記憶手段に前記サービスプログラムのデータを記憶する際に当該データに対応する重要度を付加して記憶し、前記重要度に応じて共有データの読み出しを制限する。
また、第5の発明は、第2、第3、または第4の発明のホームゲートウェイ装置であって、外部システムから情報を受け付けて、情報共有手段が行う共有記憶手段へのアクセス制御を変更する変更手段を、さらに有する。
また、第6の発明は、第5の発明のホームゲートウェイ装置であって、サービスプログラムのいずれかのサービスプログラムは、災害時に所定の情報を送信する災害プログラムであって、変更手段は、外部システムから災害情報を受け付けると、災害プログラムのアクセス制御を、読み出し禁止から読み出し許可に変更し、災害プログラムは、前記情報共有手段を介して前記共有記憶手段から共有データを読み出し、読み出した共有データに基づいて所定の情報を生成し、送信する。
本発明によれば、複数のサービスを提供するホームゲートウェイ装置において、各サービスのセキュリティを確保するとともに、各サービスが所有するデータを有効に活用することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された情報通知システムの全体構成図である。図示する情報通知システムは、複数のサービスプロバイダのサービス提供装置10A、10B、10Cと、家屋などの建物20に設置された各種機器および装置21〜24と、ホームゲートウェイ管理センタ30のホームゲートウェイ管理システム31と、自治体40の自治体システム41とを有する。そして、これらの装置およびシステムは、インターネットなどのネットワーク50を介して、それぞれ接続されている。
各サービスプロバイダのサービス提供装置10A、10B、10Cは、契約者(ユーザ)の建物20のホームゲートウェイ装置24に、所定のサービスプログラムを配信・送信し、契約者に各種のサービスを提供する。
建物(宅内)20には、ホームゲートウェイ装置24と、少なくとも1つの機器21〜23とが設置されている。そして、各機器21〜23は、ホームネットワークを介して、ホームゲートウェイ装置24に接続されている。ホームゲートウェイ装置24は、建物20内に設置された機器21〜23を相互に接続するとともに、当該機器21〜23をネットワーク50に接続する。
本実施形態のホームゲートウェイ装置24は、各サービス提供装置10A、10B、10Cから送信された各サービスプログラムを実行することにより、建物20内の各機器21〜23を制御するとともに、各機器21〜23から収集した情報を所定のサービス提供装置10A、10B、10Cに送信する。
図示するホームゲートウェイ装置24は、実行部241と、情報共有部242と、変更部243と、共有記憶部244とを有する。実行部241は、複数のサービスプログラム各々を同時に実行する。情報共有部242は、各サービスプログラムが有するデータを共有記憶部244に記憶するとともに、共有記憶部244に対する各サービスプログラムからのアクセスを制御する。変更部243は、情報共有部242のアクセス制御を変更する。共有記憶部244には、各サービスプログラムが有するデータが、共有データとして記憶される。
建物20内の機器21〜23は、電子機器、電化製品、情報家電など、電気によって制御可能な機器や装置である。具体的な機器21〜23としては、パソコン(Personal Computer)、AV機器(テレビ、ビデオなど)、家電製品(エアコン、電子レンジなど)、照明器具、監視カメラ、ブレーカー、各種センサ、窓や玄関の鍵を自動開閉する自動施錠装置などが挙げられる。
本実施形態では、機器A21は、ユーザが入力した建物20内の在宅情報を受け付ける機器であって、少なくとも入力部および表示部(不図示)を有する。機器A21には、例えば、パソコンや操作ボタンなどを用いることが考えられる。ユーザは、「在宅」、「留守」、「就寝」、「子供のみ」などの家庭内の在宅情報を、キーボードや操作ボタンなどの入力装置から入力する。
また、本実施形態の機器B22は、人を検知する人感センサであって、ONまたはOFFなどのセンサ情報を出力する。また、本実施形態の機器C23は、玄関のドアや窓などに取り付けられ、ドアや窓の開閉を検知するセンサ(例えば、マグネットセンサ)であって、ONまたはOFFなどのセンサ情報を出力する。なお、機器A21の在宅情報と、機器B22および機器C23のセンサ情報とを、宅内情報とする。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、3つの機器21〜23としているがこれに限定されるものではなく、2つ以下であっても4つ以上であってもよい。
ホームゲートウェイ管理システム31は、ホームゲートウェイ装置24を管理する。なお、図示する情報通知システムでは、説明の便宜上、1つの建物20が示されているが、実際には複数の建物20がネットワーク50に接続されているものとする。ホームゲートウェイ管理システム31は、各建物20に設置された各ホームゲートウェイ装置24を管理する。
自治体システム41は、災害発生時に、各建物20のホームゲートウェイ装置24から、宅内情報を受信し、出力する。そして、自治体40は、受信した宅内情報を活用して災害救助活動など災害対策を行うものとする。
次に、ホームゲートウェイ装置24の、ハードウェア構成について説明する。
図2は、ホームゲートウェイ装置24のハードウェア構成図である。図示するホームゲートウェイ装置24は、外部通信部61と、内部通信部62と、記憶部63と、入力部64と、表示部65と、CPU(Central Processing Unit)66とを備え、これらの各部61〜66は内部バス67を介して接続されている。
外部通信部61は、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、無線TAなどを用いて構成され、ネットワーク50を経由して他の装置と通信する。
内部通信部62は、建物20内に構築されたホームネットワーク(LANなど)を介して、各機器21〜23と通信する。
記憶部63は、メモリ、HDD等の外部記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部63には、サービス提供装置から送信されたサービスプログラムと、ホームゲートウェイ装置24自体を制御するホームゲートウェイ用プログラムとが記憶される。また、図1に示すホームゲートウェイ装置24の共有記憶部244には、図示する記憶部63が用いられるものとする。
入力部64は、各種ボタンやキーボードなどの入力装置を用いて構成され、ユーザの指示を受け付けてホームゲートウェイ装置24に所定の設定を行う。
表示部65は、ランプや液晶表示装置などの表示装置を用いて構成され、例えば、入力部64が受け付けた設定内容などを表示する。
CPU66が記憶部63のメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、ホームゲートウェイ装置24の各機能が実現される。
次に、本実施形態のサービスプログラムについて説明する。
図3は、ホームゲートウェイ装置24に配信されたサービスプログラムを模式的に示す図である。図示するホームゲートウェイ装置24には、サービスプロバイダA社のサービス提供装置10Aから配信されたサービスプログラムA71と、サービスプロバイダB社のサービス提供装置10Bから配信されたサービスプログラムB72と、サービスプロバイダC社のサービス提供装置10Cから配信されたサービスプログラムC73と、を有する。
なお、ホームゲートウェイ装置24は、各サービスプログラムをダウンロードする際に、当該サービスプログラムのアクセス可否情報をホームゲートウェイ管理システム31から取得し、記憶部63に記憶しておくものとする。アクセス可否情報は、共有記憶部244へのデータの書き込み(write命令)を許可するかまたは禁止するか、および、共有記憶部244からの共有データの読み出し(read命令)を許可するかまたは禁止するかの許否が設定されている。
本実施形態では、サービスプログラムA71およびサービスプログラムB72のアクセス可否情報は、書き込みについては許可し、読み出しについては禁止するものとする。サービスプログラムC73のアクセス可否情報は、書き込みおよび読み出しを禁止するものとする。
サービスプログラムA71は、宅内情報収集プログラムであって、機器A21から在宅情報を収集し、収集した在宅情報(または在宅情報から生成した所定の通知情報)を、必要に応じてサービス提供装置10Aに送信する。また、サービスプログラムA71は、収集した在宅情報を含む書き込み要求を、情報共有部242に送出する。
また、サービスプログラムB72は、宅内情報収集プログラムであって、機器B22および機器C23からセンサ情報を収集し、収集したセンサ情報(またはセンサ情報から生成した所定の通知情報)を、必要に応じてサービス提供装置10Bに送信する。また、サービスプログラムB72は、収集したセンサ情報を含む書き込み要求を、情報共有部242に送出する。
情報共有部242は、記憶部63に記憶されたアクセス可否情報を参照し、サービスプログラムA71およびサービスプログラムB72の書き込み要求を許可するか否かを判別する。サービスプログラムA71およびサービスプログラムB72のアクセス可否情報は、書き込みについては許可するため、情報共有部242は、サービスプログラムA71およびサービスプログラムB72の書き込みを許可するものとする。そして、情報共有部242は、書き込み要求に含まれるデータを、共有データとして共有記憶部244に書き込む。なお。共有記憶部244は、各サービスプログラムが直接アクセスできない記憶領域に作成されるものとする。
なお、情報共有部242は、データを共有記憶部244に書き込む際に、データ名、データ種別、重要度レベル、サービスプログラムID、および時刻などのデータ属性(データ項目)を、当該データ(宅内情報)に付加して書き込むこととする。データ名には、データを収集した機器21〜23の識別情報(機器ID、デバイス名など)が設定される。データ種別には、データの用途(セキュリティ系、機器の遠隔制御系など)や、各機器のデバイス種別(センサ系、情報家電系など)が設定される。
重要度レベルは、データの重要度を示す指標である。ホームゲートウェイ装置24は、各サービスプログラムをダウンロードする際に、当該サービスプログラムの重要度レベルをホームゲートウェイ管理システム31から取得し、記憶部63に記憶しておくものとする。
また、サービスプログラムC73は、災害安否通知プログラムであって、災害時に共有記憶部244から共有データを読み出し、読み出した共有データから所定の通知データを生成して自治体システム41に送信する。サービスプログラムC73のアクセス可否情報は、通常時においては情報の漏洩および改ざんを防止すべく、書き込みおよび読み出しを禁止している。しかしながら、ホームゲートウェイ装置24の変更部243は、災害が発生したことを通知する緊急信号をホームゲートウェイ管理システム31から受信すると、後述する処理により、サービスプログラムC73のアクセス可否情報を読み出し禁止から読み出し許可に変更するものとする。
次に、災害が発生した場合における、情報通知システムの処理について説明する。
図4は、災害発生時の処理のシーケンス図である。なお、ホームゲートウェイ装置24の実行部241は、各サービスプログラムを実行し、起動しているもとする。また、ホームゲートウェイ装置24の共有記憶部244には、各サービスプログラムによって収集された宅内情報が記憶されているものとする。
まず、ホームゲートウェイ管理システム31は、災害情報を検知すると(S1)、緊急信号を生成し、ホームゲートウェイ装置24に送信する(S2)。具体的には、ホームゲートウェイ管理システム31は、例えば気象庁などが発信する災害情報(地震情報、台風情報、津波情報など)を受信し、当該災害情報に基づいた緊急信号を生成する。そして、ホームゲートウェイ管理システム31は、災害情報を参照し、災害が発生したエリア内の建物20に設置された各ホームゲートウェイ装置24に、緊急信号を送信する。
そして、ホームゲートウェイ装置24の変更部243およびサービスプログラムC(災害安否通知プログラム)73は、ホームゲートウェイ管理システム31から緊急信号を受信する。そして、変更部243は、当該ホームゲートウェイ装置24の状態を「通常モード(初期状態)」から「災害モード」に変更するとともに、サービスプログラムC73のアクセス可否情報を「読み出し禁止」から「読み出し許可」に変更する(S4)。
また、サービスプログラムC73は、緊急信号を受信すると、情報共有部242を介して共有記憶部244に記憶された宅内情報(共有データ)を読み出す(S5)。すなわち、サービスプログラムC73は、情報共有部242に宅内情報の読み出し要求を送出する。情報共有部242は、S4で変更されたアクセス可否情報(読み出し許可)を参照し、サービスプログラムC73の読み出し要求を許可する。
そして、サービスプログラムC73は、共有記憶部244から読み出した宅内情報に基づいて通知情報を生成し(S6)、生成した通知情報を所定の自治体システム41に送信する(S7)。なお、通知情報としては、例えば、建物内に人が存在するか否かなどの安否情報が考えられる。
そして、自治体システム41は、ホームゲートウェイ装置24から通知情報を受信し(S8)、受信した通知情報を出力装置(不図示)に出力して、自治体の監視者に災害が発生したエリアの建物20の在宅状況を報知する(S9)。なお、自治体の監視者は、出力された情報を活用して災害救助活動など災害対策を行うものとする。
なお、災害警報が解除された場合については、ホームゲートウェイ管理システム31は、災害解除信号を生成し、ホームゲートウェイ装置24に送信する。ホームゲートウェイ装置24の変更部243は、ホームゲートウェイ管理システム31から災害解除信号を受信して、当該ホームゲートウェイ装置24の状態を「災害モード」から「通常モード」に変更するとともに、サービスプログラムC73のアクセス可否情報を「読み出し許可」から「読み出し禁止」に変更する。
以上説明した本実施形態では、ホームゲートウェイ装置24の各サービスプログラムは、情報共有部242を介して共有記憶部244の共有データにアクセスする。これにより、各サービスプログラムのセキュリティを確保するとともに、各サービスプログラムが所有するデータを有効に活用することができる。例えば、災害が発生した場合、在宅情報や人感センサの情報を、有効に活用することができる。
また、本実施形態のホームゲートウェイ装置24は、サービスプログラム毎に、共有記憶部244へのデータの書き込み、および読み出しを制御する。これにより、在宅情報や人感センサの情報など重要な情報の漏洩および改ざんを防止し、より高いセキュリティを確保することができる。
また、本実施形態のホームゲートウェイ装置24は、ホームゲートウェイ管理システム31などの外部システムからの情報を受け付け、アクセス可否情報を変更する。これにより、在宅情報や人感センサの情報など重要な情報のセキュリティを確保しつつ、災害が発生した場合に重要な情報を有効に活用することができる。また、共用データへのアクセス制御を容易に変更できるため、ユーザの利便性を向上することができる。
また、本実施形態においては、在宅情報や人感センサの情報など重要な情報を、災害対策用に取得するシステムを別途構築する場合と比較して、コストを低減することができる。
また、本実施形態においては、サービスプログラム同士が相互にデータをやり取りする場合と比較して、所定のプログラムが変更になった場合に他の全てのサービスプログラムとの接続テストを行う必要がないため、サービスプログラムの変更に伴う作業負荷を軽減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記実施形態のホームゲートウェイ装置24は、ホームゲートウェイ管理システム31から緊急信号を受信し、災害モードに変更するとともにアクセス可否情報を変更する。しかしながら本発明はこれに限定されず、ホームゲートウェイ装置24に地震震度センサが接続され、ホームゲートウェイ装置24は、地震震度センサのセンサ情報に基づいて、災害モードに変更し、アクセス可否情報を変更することとしてもよい。
また、上記実施形態では、サービスプログラム毎にアクセス可否情報が設定され、情報共有部242は、サービスプログラム毎にアクセス可否情報を参照し、共有記憶部244への読み出しおよび書き込みを制御することとした。しかしながら本発明はこれに限定されず、情報共有部242は、共有記憶部244に記憶された共有データのデータ項目(データ属性)毎に、読み出しを許可するか否かを判別することとしてもよい。この場合、ホームゲートウェイ装置24の記憶部63には、データ項目毎に読み出しの可否が設定されたアクセス可否情報が記憶されているものとする。
例えば、共有データのデータ項目の1つである重要度レベルに応じて、情報共有部242は、共有データの読み出しを許可するか否かを判別することが考えられる。また、災害モードの場合に、サービスプログラムC(災害安否通知プログラム)73が読み出し可能な共有データを、所定のデータ項目に所定の内容が設定された共有データのみに制限し、他の共有データについては読み取りを禁止することが考えられる。このように、共有データのデータ項目に応じてきめ細かい読み出し制御を行うことにより、情報資産(共有データ)に応じてより高いセキュリティを確保することができる。
また、上記実施形態では、サービスプログラム毎にアクセス可否情報が設定され、情報共有部242は、サービスプログラム毎にアクセス可否情報を参照し、共有記憶部への読み出しおよび書き込みを制御することとしたが。しかしながら本発明はこれに限定されず、あらかじめ各サービスプログラムを所定のグループにグルーピングしておき、情報共有部242は、グループ毎に共有記憶部244へのアクセスを制御することとしてもよい。この場合、ホームゲートウェイ装置24の記憶部63には、グループ毎に読み出しおよび書き込みの可否が設定されたアクセス可否情報が記憶されているものとする。
また、上記実施形態では、サービスプログラム毎にアクセス可否情報が設定され、情報共有部242は、サービスプログラム毎にアクセス可否情報を参照し、共有記憶部への読み出しおよび書き込みを制御することとしたが。しかしながら本発明はこれに限定されず、あらかじめ各サービスプログラムを所定のグループにグルーピングしておき、情報共有部242は、グループ毎に共有記憶部244へのアクセスを制御することとしてもよい。この場合、ホームゲートウェイ装置24の記憶部63には、グループ毎に読み出しおよび書き込みの可否が設定されたアクセス可否情報が記憶されているものとする。
また、上記実施形態では、ホームゲートウェイ装置24の変更部243は、ホームゲートウェイ管理システム31の緊急信号を受け付けて災害モードに変更するとともにアクセス可否情報を変更することとした。しかしながら、ホームゲートウェイ装置24の変更部243は、ホームゲートウェイ管理システム31などの外部システムからアクセス可否情報の変更指示を受け付けて、プログラム毎、データ項目毎にアクセス可否情報を変更することとしてもよい。これにより、共有データへのアクセス制御を容易に変更できるため、ユーザの利便性を向上することができる。
また、上記実施形態のホームゲートウェイ装置24は、入力部64および表示部65を備えることとした(図2参照)。しかしながら、ホームゲートウェイ装置24自体は入力部および表示部を有することなく、例えば、ホームゲートウェイ装置24にネットワークを介して接続されたパソコンやテレビを用いて、情報の入力および出力を行うこととしてもよい。
10A,10B,10C:サービス提供装置
20:建物
21,22,23:機器
24:ホームゲートウェイ装置
241:実行部
242:情報共有部
243:変更部
244:共有記憶部
31:ホームゲートウェイ管理システム
41:自治体システム
20:建物
21,22,23:機器
24:ホームゲートウェイ装置
241:実行部
242:情報共有部
243:変更部
244:共有記憶部
31:ホームゲートウェイ管理システム
41:自治体システム
Claims (6)
- ホームゲートウェイ装置であって、
複数のサービスプログラムを実行する実行手段と、
前記サービスプログラム各々のデータを共有記憶手段に共有データとして記憶し、前記共有記憶手段のアクセス制御を行う情報共有手段と、を有し、
前記サービスプログラム各々は、前記情報共有手段を介して前記共有記憶手段にアクセスすること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。 - 請求項1記載のホームゲートウェイ装置であって、
前記情報共有手段は、前記サービスプログラム毎に、前記共有データの読み出しおよび/または書き込みを制限すること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。 - 請求項1または請求項2記載のホームゲートウェイ装置であって、
前記情報共有手段は、前記共有データのデータ項目に応じて、当該共有データの読み出しを制限すること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のホームゲートウェイ装置であって、
前記情報共有手段は、前記共有記憶手段に前記サービスプログラムのデータを記憶する際に当該データに対応する重要度を付加して記憶し、前記重要度に応じて共有データの読み出しを制限すること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のホームゲートウェイ装置であって、
外部システムから情報を受け付けて、前記情報共有手段が行う前記共有記憶手段へのアクセス制御を変更する変更手段を、さらに有すること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。 - 請求項5記載のホームゲートウェイ装置であって、
前記サービスプログラムのいずれかのサービスプログラムは、災害時に所定の情報を送信する災害プログラムであって、
前記変更手段は、前記外部システムから災害情報を受け付けると、前記災害プログラムのアクセス制御を、読み出し禁止から読み出し許可に変更し、
前記災害プログラムは、前記情報共有手段を介して前記共有記憶手段から共有データを読み出し、読み出した共有データに基づいて所定の情報を生成し、送信すること
を特徴とするホームゲートウェイ装置。
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