JP2007316633A - マイクロレンズ構造を形成するためのゾルゲル膜を緻密化する方法およびマイクロレンズ - Google Patents

マイクロレンズ構造を形成するためのゾルゲル膜を緻密化する方法およびマイクロレンズ Download PDF

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Abstract

【課題】密度の高いTiO2膜の形成。
【解決手段】少なくとも1種の溶媒を含むゾルゲル前駆体を準備する準備工程と、基板の上にゾルゲル膜を形成するために、該基板の上に該ゾルゲル前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、少なくとも該溶媒を除去するために、200℃以下の温度で、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜をホットプレートによりベークするホットプレートベーク工程と、残留している溶媒を除去し、スピンコートされた該ゾルゲル膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜に酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、該スピンコート工程、該ホットプレートベーク工程および該酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程と、緻密化された該ゾルゲル膜からマイクロレンズを形成する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
[発明の分野]
本発明は、画像検出装置、および、特にCCDやCMOS画像処理装置において、画像検出のために集光率を向上させる方法に関するものである。
[発明の背景技術]
たとえば、CCDまたはCMOS画像処理などの光検出器のアクティブ素子上への光の集光は、典型的には、それぞれのピクセル素子の上に、一つ以上のレンズを配置することで実現される。レンズは、下層または上層に位置する膜と比較したとき、高い屈折率を有する物質からなる。光の界面に対する入射角と、屈折率の値は、光の屈折の範囲を決定する。このように、レンズの形状は、光線の収束または発散の範囲を決定する。理想的なレンズ物質には、高い屈折率のみならず透明性も必要とされる。
マイクロレンズを形成するための物質として有力な候補のひとつに、バルク屈折率が2.3以下である、酸化チタン(TiO)がある。しかしながら、たいてい堆積されたTiO膜は、屈折率が最高値から低くなってしまい、2.0に近い値を有する。このことは、Rantala et al.,Optical properties of spin-on deposited low temperature titaniumu oxide thin films,Optics Express,vol.11,No12,pp1406-1410(2003)に報告されている。TiO膜をスピンコートによって形成するための数多くの液状の前駆体が存在している。TiO膜を緻密化するために、典型的には、300℃でのホットプレートベークのプロセスが採用されている。有機カラーフィルターがすでに堆積されているような、いくつかの画像検出装置では、200℃を超える温度には耐えられない。そのため、200℃を超えることなく、スピン工程によるゾルゲル膜を緻密化する方法の開発が望まれている。特に、スピン工程によりTiO前駆体(TiO塗膜)を緻密化する方法が望まれている。
[発明の概要]
本発明にかかるマイクロレンズを形成するためのゾルゲル膜の形成方法は、
少なくとも1種の溶媒を含むゾルゲル前駆体を準備する準備工程と、
基板の上にゾルゲル膜を形成するために、該基板の上にゾルゲル前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、
少なくとも該溶媒を除去するために、200℃以下の温度で、該基板およびスピンコートされたゾルゲル膜をホットプレートによりベークするホットプレートベーク工程と、
残留している溶媒を除去し、該ゾルゲル塗膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされたゾルゲル塗膜を酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、を含む。
本発明には、必要に応じて、前記スピンコート工程、前記ホットプレートベーク工程および前記酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程が含まれる。マイクロレンズは、緻密化された該ゾルゲル膜から形成される。
本発明にかかるゾルゲル膜の形成方法によれば、ホットプレートベーク工程の後に、酸素プラズマ処理工程を含むことにより、ホットプレートベーク工程で除去できなかった溶媒の除去を確実に行うことができる。これは、塗膜を酸素プラズマに曝すことにより、塗膜中の溶媒を酸素と反応させ、除去しやすいガス種に変換することができるためである。そのため、200℃を超える温度の熱処理をゾルゲル塗膜に施さずとも、緻密なゾルゲル膜を得ることができる。
本発明の目的は、密度の高いTiO膜を形成することである。
本発明にかかる方法の他の目的は、200℃を超える温度のプロセスがなくTiO膜を形成することである。
本発明にかかる方法の他の目的は、高い屈折率を有するTiO膜を形成することである。
本発明のマイクロレンズは、前記ゾルゲル膜(TiO膜)を用いて形成されたものである。この構成によれば、膜割れがなく透明性の高いゾルゲル膜(TiO膜)を用いて形成するために、屈折率および透明性が向上したマイクロレンズを形成することができる。
本発明のこの概要および目的は、本発明の本質の理解を容易にするために設けたものである。本発明のより深い理解は、図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態について、以下の詳細な説明を参照することで得られる。
[好ましい実施形態の詳細な説明]
本発明は、密度が高く、高い屈折率を有するTiO(二酸化チタン)膜を形成する方法であって、200℃を超える工程温度がない形成方法を提供する。このプロセスには、高い生産性、低コストであることが求められ、一般的なシリコン製造技術と相性がよいことが必要である。スピン工程、ゾルゲルまたはMOD技術は、比較的安価で、短時間の工程であるため、本願で開示する技術は、このような前駆体に適用される。得られた膜は、レンズに対して有害な作用がない状態で、後続のマイクロレンズを形成するためのパターニングやエッチングに供される。スピン工程による膜の収縮は、時に過剰な緻密化を引き起こし、膜の割れや剥れを伴う。本発明の方法は、このような問題を回避する。
図1を参照すると、本発明の形成方法は、通常プロセス10で示される。工程12では、TiO前駆体が準備され、工程14にて、約2000RPMでスピンコートされる。工程16では、温度200℃以下、具体的には、180℃以下で、時間は6分を超えない範囲でホットプレートベーク処理される。このようにして、スピンコートされた基板が200℃を越える温度に曝されないよう維持される。工程18では、酸素流量が低量であり、少なくとも2分間RFプラズマ放電が引き起こされている真空チャンバーにて、酸素プラズマ処理を行う。本発明において、酸素プラズマ処理とは、スピンコートされた膜を酸素プラズマ雰囲気に曝すことをいう。工程20では、有害な影響がない限り、スピン工程、ホットプレートベーク工程、酸素プラズマ処理工程の一連の流れを5回の範囲で繰り返して行うことができる。このようにして、レンズ形成工程22へと共されるゾルゲル膜が準備される。レンズ形成工程22では、フォトレジストを形成し、バンプアレイを形成するためにフォトレジストをパターニングし、ついで、パターン転写エッチングが行われる。
まず、工程12について説明する。TiO膜の堆積のためスピン工程の前駆体は数多く存在する。前駆体の調整は、最終的な膜の密度、屈折率、透明性、強度、密着性そしてクラックへの感受性に影響を与える。この発明で使用されている前駆体は、Brewer Science社で開発されている試験的な物質、EXPO4048である。EXPO4048の熱重量分析の結果を図2に示す。図2は、EXPO4048が少なくとも3つの主要な溶媒成分を含んでいることを示す。また、これらの溶媒成分は、それぞれ異なる温度範囲で脱離をしていることがわかる。溶媒1は、ほとんど100℃で除去されており、溶媒2および溶媒3は、それぞれ220℃、320℃で除去されている。他の物質としては、類似の特性を示し、利用可能である商品名EXPO4045がある。
図2からわかるように、最終的なレンズ物質に、最初の塗膜の14.3重量%ではあるが、前駆体の残留物が含まれていることがわかった。また、200℃以下の温度では、溶媒2を除去するために、ベークを連続しなくてはならないこともわかった。また、典型的な熱的ベークプロセスを経て、溶媒3を完全に除去することが困難であることもわかった。EXPO4048に加えて、商用的に有用であるA14も、Brewer Science社により製造されており、図3に示すように、同様の挙動を示す。この場合、溶媒2は、より低い温度で除去されるが、完全な緻密化には、300℃を超える温度の処理が依然求められている。この前駆体は、下記の論文に記載されている。Flaim et al.,High refractive index polymer coating for optoelectronics applications SPIE Proceedings of Optical Systems Dsign,Vol.5250-53(2003)。
次に、工程14について説明する。典型的なスピンオン工程は、150mmの基板の上に、約2mlの前駆体を滴下することを含む。このとき、基板は、300RPMで回転しており、その後、30秒間で、基板の回転を2000RPMまで増加させることが好ましい。この工程により、基板の上にゾルゲル塗膜が形成される。
次に、工程16について説明する。工程16は、ゾルゲル塗膜中に含まれる溶媒の一部を除去するために行われる。ホットプレートベーク工程では、温度が200℃以下のベークを行う。また、工程16では、互いに温度が異なるベークを複数回行うことが好ましい。例えば、3回のホットプレートベークを行うことができる。具体的には、温度が、100℃、100℃、180℃のホットプレートベークをそれぞれ2分間行う。これにより、基板上の溶媒1を約50%を除去することができる。ここまでの、プロセスの流れは、かなり標準的なものであり、典型的なスピンコート装置によって行うことができる。
次に、工程18について説明する。本実施形態では、基板を、約165℃の温度で少なくとも3分間連続して酸素プラズマに曝露することが特徴的な工程である。使用している装置は、Matrix社により製造されたプラズマアッシャーであり、通常は、フォトレジストの除去に使用されるものである。真空チャンバーは、ロードロックすることなく使用される。これは、基本的に圧力条件が厳しくないためである。基板チャックは、200℃に設置されている。しかしながら、チャックと基板との接触が良好ではないため、基板の温度は、180℃以下に維持される。実際の測定では、基板の温度が165℃であることが明らかになった。つまり、この工程においても、基板の温度は、200℃以下に設定されていることが好ましい。約25sccmなどの低酸素流量が、約2.5Torrの圧力下で導入される。パワー400W、周波数13.56MHzの条件にてプラズマを放電させる。この酸素プラズマが膜を緻密化する。
酸素プラズマは、膜中に残留している溶媒を効果的に消費する反応種を生じさせる。その結果、ガス状の二酸化炭素、および他の酸化物が生じ、これらは、真空チャンバー外に効果的に排気される。図4に示すように、膜の屈折率は、ホットプレートベークをしただけの膜に勝るとも劣らないことがわかる。このように300℃のベークと比して顕著に高い屈折率を有することは、より効果的な膜緻密性を得られたことを示している。
酸素プラズマ技術は、複数層を積層して構成するときの各層に対して行われる。5層の積層構造であっても、クラックや膜の剥れなく形成することができた。結果的に得られた屈折率は、図5に示すように、単層と比較して高い屈折率を示していた。
膜の改質のために酸素プラズマを用いることは新しい技術ではない。フォトレジストの除去に酸素プラズマを応用することはこの工業では広く行われている。Kim et al.,Oxygen-plasma effects of a La0.7Ca0.3MnO3-δsingle crystal,Appl.Phys Lett.,Vol.79,No.23,pp4177-4179(2001)には、ランタノイドカルシウムマンガン酸塩の単結晶中の酸素化するために使用することが開示されている。強誘電特性を向上させるために、鉛‐ジルコニウム‐チタン(PZT)薄膜を向上させることが、Jang et al.,Oxygen-plasma effects on sol-gel-derived lead-zirconate-titanate thin films,Appl.Phys.Lett.,Vol.76,No.pp882-884(2000)に報告されている。また、非晶質の膜を結晶化することが、Ohsaki et al.,Room Temperature crystallization of amorphous thin films by RF plasma treatment,Opticalにおいて、2004年の6月27日から7月2日までに開催されたアメリカ光学学会にて発表されている。
本発明の方法においては、酸素プラズマは、反応性の酸素種を導入することにより、残留溶媒をガス種に変換することで、溶媒除去を補助するために使用されている。この用途は、スピンコートプロセスと相性がよく、酸素プラズマがなければ、膜割れが生じてしまうだろう。また、プラズマ処理の前に、たとえば、1時間を超えるような長期の間、大気中においておくことは、膜の割れを引き起こすことになる。すなわち、ホットプレートベーク工程を終えたのち、基板を大気にさらすことなく、酸素プラズマ処理工程に移行することが好ましい。このことは、酸素プラズマに曝されるときに、膜に湿気が吸収されることが、有害であるためだと考えられる。この理由は、プラズマは、水の除去を効果的に行うことができないためである。
本発明の好ましい実施形態では、Brewer Science社の前駆体、EXPO4048、EXPO4054やその他の関連商品を使用する。膜は、約2000RPMでスピンコートされ、180℃を超えないホットプレートベークを、5分を超えない時間で行う。酸素プラズマ処理は、真空チャンバーで行なわれる。この真空チャンバーには、低流量の酸素が導入されRFプラズマ放電は、約200Wのパワーで引き起こされる。このとき、150mm基板であれば、酸素プラズマ処理が少なくとも2分間行われる。
次に、工程20において、スピンコート工程、ホットプレートベーク工程および酸素プラズマ処理工程の一連の流れを、有害な影響が及ぼさない限り、5回を上限として繰り返すことができる。
その後、工程22において、膜は、レンズ形成工程に供される。ここでは、フォトレジストが形成され、バンプアレイが形成されるようにフォトレジストのパターンを形成し、ついで、パターン転写エッチングを行う。
また、他のTiO前駆体も使用することができる。ポリマーを主成分または有機物ベースである前駆体は、二酸化炭素、酸化窒素および酸化硫黄が、全て揮発性であるために有効である。非揮発性および非有機物を構成要素として含む前駆体は避けたほうがよい。代替可能な前駆体としては、溶媒が十分に揮発しない場合、緻密化を良好に進めることができないため、酸素プラズマにより長く曝露されることを可能とする前駆体が好ましい。前駆体の選択は、割れの形成の有無に対しても影響を与える。
酸素プラズマ処理の必要条件は厳しいものではなく、反応性の酸素種に曝しているときに、粗真空状態にすることは、課題解決に対して効果的であると考えられる。圧力、酸素の流量、そしてプラズマ条件は、上述の範囲に限定されることなく、その役割を果たすことができる限り、広範囲であっても効果はある。酸素プラズマ処理の有効性の確認は、分光の偏向解析を通じて行うことができる。
以上のように、マイクロレンズ構造を形成するために、ゾルゲル膜を緻密化する方法を開示する。本発明は、請求項に記載の範囲で、さらなる変形や変更をすることが可能である。
本発明のマイクロレンズは、前記ゾルゲル膜(TiO膜)を用いて形成されたものである。
図1は、本発明の形成方法を示す工程図である。 図2は、TiO前駆体であるEXPO4048の熱重量分析である。 図3は、TiO前駆体であるA14の熱重量分析である。 図4は、ホットプレート後と比較して酸素プラズマ後のTiO膜の屈折率を示す。 図5は、複数層を積層したときの、波長に対する屈折率nをプロットしたものを示す。 図6は、複数層を積層したときの、波長に対する屈折率kをプロットしたものを示す。

Claims (15)

  1. 少なくとも1種の溶媒を含むゾルゲル前駆体を準備する準備工程と、
    基板の上にゾルゲル膜を形成するために、該基板の上に該ゾルゲル前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、
    少なくとも該溶媒を除去するために、200℃以下の温度で、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜をホットプレートによりベークするホットプレートベーク工程と、
    残留している溶媒を除去し、スピンコートされた該ゾルゲル膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜に酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、
    該スピンコート工程、該ホットプレートベーク工程および該酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程と、
    緻密化された該ゾルゲル膜からマイクロレンズを形成する工程と、
    を含む、請求項1に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  2. 前記酸素プラズマ理工程は、
    酸素流量が約25sccmであり、かつ圧力が約2.5Torrである真空チャンバーに該基板を配置すること、および約13.65MHzの周波数において約400Wの高周波バーストを与えることによってプラズマを発生させ、前記ゾルゲル膜を緻密化することを含む、請求項1に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  3. 前記スピンコート工程は、初期の回転速度が約300RPMであり、その後、約30秒間の間に回転速度が約2000RPMとなるように前記基板を回転させること、を含む請求項1に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  4. 前記ホットプレートベーク工程は、3回のホットプレートベーク処理を含み、該ホットプレートベーク処理は、それぞれ100℃、100℃および180℃の温度のベークを2分間行うことを含む、請求項5に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  5. 前記準備工程は、TiOをその中に含む前記ゾルゲル前駆体を準備することを含む、請求項1に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  6. TiO前駆体を形成するために、少なくとも1種の溶媒およびTiOを含むTiO前駆体を準備する準備工程と、
    基板の上にTiO膜を形成するために、該基板の上に該TiO前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、
    少なくとも該溶媒を除去するために、200℃以下の温度で、該基板およびスピンコートされた該TiO膜をホットプレートによりベークするホットプレートベーク工程と、
    残留している該溶媒を除去し、該TiO膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされた該TiO膜に酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、
    該スピンコート工程、該ホットプレートベーク工程および該酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程と、
    緻密化された該TiOゾルゲル膜からマイクロレンズを形成する工程と、
    を含む、TiOゾルゲル膜の形成方法。
  7. 前記酸素プラズマ処理工程は、
    酸素流量が約25sccmであり、かつ圧力が約2.5Torrである真空チャンバーに該基板を配置すること、および約13.65MHzの周波数において約400Wの高周波バーストを与えることによってプラズマを発生させ、前記TiO膜を緻密化することを含む、請求項6に記載のTiOゾルゲル膜の形成方法。
  8. 前記スピンコート工程は、初期の回転速度が約300RPMであり、その後、約30秒間の間に回転速度が約2000RPMとなるように前記基板を回転させること、を含む請求項6に記載のTiOゾルゲル膜の形成方法。
  9. 前記ホットプレートベーク工程は、3回のホットプレートベーク処理を含み、該ホットプレートベーク処理は、それぞれ100℃、100℃および180℃の温度のベークを2分間行うことを含む、請求項6に記載のTiOゾルゲル膜の形成方法。
  10. TiOおよび少なくとも1種の溶媒とを有し、TiO前駆体を形成するための前駆体を準備する準備工程と、
    基板の上にTiO膜を形成するために、該基板の上に、TiO前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、
    少なくとも該溶媒を除去するために、基板およびスピンコートされた該TiO膜を200℃以下の温度でホットプレートベークする工程であって、100℃、100℃および180℃の温度のベークをそれぞれ2分間の間に行うホットプレートベーク工程と、
    残留している溶媒を除去し、該TiO膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされた該TiO膜に酸素プラズマ処理する工程であって、酸素流量が約25sccmであり、圧力が約2.5Torrである真空チャンバーに該基板を配置すること、および周波数が約13.65MHz、パワーが約400Wの条件にすることを含み、これにより、プラズマを発生させ、該TiO膜を緻密化することを含む酸素プラズマ処理工程と、
    該スピンコート工程、該ホットプレートベーク工程および該酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程と、を含む、マイクロレンズを形成するためのTiOゾルゲル膜の形成方法。
  11. 前記スピンコート工程は、初期の回転速度が約300RPMであり、その後、約30秒間の間に回転速度が約2000RPMとなるように該基板を回転させること、を含む請求項10に記載のTiOゾルゲル膜の形成方法。
  12. 少なくとも1種の溶媒を含むゾルゲル前駆体を準備する準備工程と、
    基板の上にゾルゲル膜を形成するために、該基板の上に該ゾルゲル前駆体をスピンコートするスピンコート工程と、
    少なくとも該溶媒を除去するために、200℃以下の温度で、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜をホットプレートによりベークするホットプレートベーク工程と、
    残留している該溶媒を除去し、該ゾルゲル膜を緻密化するために、該基板およびスピンコートされた該ゾルゲル膜に酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、
    を含む、ゾルゲル膜の形成方法。
  13. 前記酸素プラズマ処理工程の後に、さらに、前記スピンコート工程、前記ホットプレートベーク工程および前記酸素プラズマ処理工程を繰り返す工程を含む、請求項12に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  14. 前記ホットプレートベーク工程は、互いに異なる温度のホットプレートベーク処理を複数回行うことを含む、請求項12に記載のゾルゲル膜の形成方法。
  15. 請求項12から14のいずれか1項に記載の形成方法により形成されたゾルゲル膜を用いて形成されたマイクロレンズ。
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