JP2007313609A - 研削工具の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、異なる種類の砥粒により構成されてコアに設けられる砥石を所望の組織に容易に構成することができる方法を提供する。
【解決手段】本発明は、異なる種類の砥粒10、11が結合された砥石をコアに設けてなる研削工具の製造方法であって、粘着フィルム15に対してフィラメント砥粒11を付着させる位置にマスキング18を施す工程(b)と、ツブ状の砥粒10を付着させ(c)、その後、マスキング18を取り除く工程(d)と、フィラメント砥粒11の向きと位置を調整する工程と、マスキング18を施されていた位置にフィラメント砥粒11を付着させる工程(e)と、を含む。砥粒10、11が付着された粘着フィルム15を複数積層して砥石の形状に応じた金型内でプレスすることにより成形し、焼き固めてコアに取付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、研削工具の製造方法に関し、特に、異なる種類の砥粒が結合された砥石をコアに設けてなる研削工具の製造方法に関するものである。ここで、異なる種類の砥粒とは、その形状が異なる場合、その形状が実質的に同じであっても大きさが異なる場合、その材質が異なる場合、および、これらの条件が複合する場合が含まれる。
切削や研磨などを含む研削を行うための研削工具は、一般に円板状のコア(ホイールともいう)の側面または外周面に砥石が設けられている。そして、砥石のなかには複数の異なる種類の砥粒により構成されたものが知られている。複数の異なる種類の砥粒により構成された砥石としては、形状が異なる、すなわち、たとえばツブ状の砥粒と円柱状の細長い砥粒(フィラメント砥粒)とを混合して結合剤により結合したものが存在する。また、このような砥石の別の例としては、同じツブ状であっても、大きさが異なる砥粒を混合して結合剤により結合したものが存在する。さらに別の砥石の例としては、材質が異なる、すなわち、たとえばアルミナ系或は炭化珪素系などのようなセラミック系の一般砥粒と、ダイヤモンド或はCBN(立方晶窒化ホウ素)などの超砥粒とを混合して結合剤により結合したものも存在する。
上記砥石のうちで、形状や大きさが異なる砥粒を混合したり、材質が異なる砥粒を混合するための従来の技術としては、一般に、ミキサーにより機械的に混合したり、へらなどの棒状の器具を用いて手作業により混合することが行われている。
また、上述したようにツブ状の砥粒とフィラメント砥粒とにより砥石を構成してなる研磨工具の従来の技術として、特許文献1が知られている。特許文献1には、少なくとも一種類の超砥粒成分と微結晶質アルミナ粒子を結合剤に分散して含み、前記微結晶質アルミナ粒子がフィラメント状粒子からなりかつ実質的に一様に配向されていることなどを特徴とする研磨工具が開示されている。そして、特許文献1には、フィラメント状粒子を一様に配向するために、セグメント(砥石)の形成時に窮屈に曲げてフィラメントを配置し、研磨時に各々の折り目の組が摩耗して2つのフィラメント端を形成するようにすることが記載されている(0016)。すなわち、特許文献1では、曲げて少なくとも2つ以上の組を形成することが可能な長さを有するフィラメント状粒子が使用されている。
特許第3042749号公報
しかしながら、上述したように、ツブ状の砥粒とフィラメント砥粒とをミキサーやへらなどを用いて混合する従来の一般的な技術にあっては、ミキサーの混合翼やへらなどに対する引っ掛りがツブ状の砥粒とフィラメント砥粒とで異なるため、ツブ状の砥粒とフィラメント砥粒との分布が均等となるように混合されず、また、フィラメント砥粒の方向が一定でなく組織が均一にならないことから、砥石の研削特性が部分によって異なるという問題があった。また、一般砥粒と超砥粒など、混合する砥粒が互いにツブ状であっても、その大きさや形状などが異なると、上記フィラメント砥粒の場合と同様に、均等に混合することができず、均一な組織とならないことから、砥石の研削特性が部分によって異なるという問題があった。
また、上記特許文献1にあっては、曲げて少なくとも2つ以上の組を形成することが可能な長さを有するフィラメント状粒子(フィラメント砥粒)を使用する必要があるが、このフィラメント砥粒の成形は、材質によっては径の5〜10倍の長さが限度であり、このような曲げることができるような長さを有するフィラメント砥粒自体を実際に成形することは困難であり、さらに、このような長さを有するフィラメント状粒子を所定の位置で曲げるこのが困難であると共に曲げるための手間がかかるなどの問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、異なる種類の砥粒により構成されてコアに設けられる砥石を所望の組織に容易に構成することができる方法を提供することを目的とする。
請求項1の研削工具の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、異なる種類の砥粒が結合された砥石をコアに設けてなる研削工具の製造方法であって、基材に対して所定の砥粒を任意の間隔で付着させる工程と、前記所定の砥粒を付着させる位置の間に他の砥粒を付着させる工程と、を含むことを特徴とするものである。
請求項2の研削工具の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、前記砥粒の少なくとも一種類の形状が長手方向を有している場合において、長手方向を有する砥粒を所定の向きと位置に調整する工程をさらに含むことを特徴とするものである。
請求項3の研削工具の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1または2に記載の発明において、前記基材の、前記所定の砥粒を配置する位置または前記他の砥粒を配置する位置のいずれか一方をマスキングする工程と、前記基材の、マスキングされていない位置にいずれか他方の砥粒を付着させ、その後、前記マスキングを取り除く工程と、前記基材の、マスキングが取り除かれた位置にいずれか一方の砥粒を付着させる工程と、を含むことを特徴とするものである。
請求項4の研削工具の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基材と、該基材に対する前記砥粒の一方の供給位置とを相対的に移動させつつ、前記基材に対する前記砥粒の一方を断続的に供給することを特徴とするものである。
請求項5の研削工具の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記基材としてフィルム状またはシート状のものを用意し、前記各砥粒が付着されたフィルム状またはシート状の基材を積層してプレスし所定形状に成形する工程と、該成形品を焼き固めて前記コアに設けられる砥石を得る工程と、
をさらに含むことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、砥石を構成するにあたり、基材に対して所定の砥粒を任意の間隔で付着させる工程と、前記所定の砥粒を付着させる位置の間に他の砥粒を付着させる工程と、の工程を行う。所定の砥粒と他の砥粒とは任意の間隔で交互に基材上に配置され結合される。そのため、コアに設けられる砥石が所望の組織に容易に構成される。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、前記砥粒の少なくとも一種類の形状が長手方向を有している場合に、この長手方向を有する砥粒を所定の向きと位置に調整する工程を行うことにより、かかる砥粒の長手方向の向きと位置が一定に揃った砥石が構成されるため、コアに設けられる砥石が所望の組織に容易に構成される。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の発明において、前記基材の、前記所定の砥粒を配置する位置または前記他の砥粒を配置する位置のいずれか一方をマスキングしておいてから、マスキングされていない位置にいずれか他方の砥粒を付着させ、その後、前記マスキングを取り除いて、マスキングされていた部分にいずれか一方の砥粒を付着させることにより、所定の砥粒と他の砥粒とは確実に任意の間隔で交互に基材上に配置され結合される。そのため、コアに設けられる砥石が所望の組織に容易に構成される。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基材と、該基材に対する前記砥粒の一方の供給位置とを相対的に移動させつつ、前記基材に対する前記砥粒の一方を断続的に供給すると、基材上に砥粒の一方が確実に任意の間隔で配置されるため、コアに設けられる砥石が所望の組織に容易に構成される。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、各砥粒が付着されたフィルム状またはシート状の基材を積層してプレスし所定形状に成形したものを、焼き固めて砥石を構成し、かかる砥石を前記コアに設ける。砥粒が確実に任意の間隔で交互に配置されて所望の組織に構成されると共に、所定の厚み或は大きさで成形された砥石がコアに設けられる。
請求項1の発明によれば、基材に対して所定の砥粒を任意の間隔で付着させる工程と、前記所定の砥粒を付着させる位置の間に他の砥粒を付着させる工程と、を含むという簡単な構成により、異なる種類の砥粒が結合されコアに設けられる砥石を所望の組織に容易に構成することが可能な研削工具の製造方法を提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記砥粒の少なくとも一種類の形状が長手方向を有している場合に、長手方向を有する砥粒を所定の向きと位置に調整する工程をさらに含むという簡単な構成により、長手方向を有する砥粒を含む場合であっても、異なる種類の砥粒が結合されコアに設けられる砥石を所望の組織に容易に構成することが可能な研削工具の製造方法を提供することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記基材の、前記所定の砥粒を配置する位置または前記他の砥粒を配置する位置のいずれか一方をマスキングする工程と、前記基材の、マスキングされていない位置にいずれか他方の砥粒を付着させ、その後、前記マスキングを取り除く工程と、前記基材の、マスキングが取り除かれた位置にいずれか一方の砥粒を付着させる工程と、を含むという簡単な構成により、異なる種類の砥粒が結合されコアに設けられる砥石を所望の組織に容易にかつ確実に構成することが可能な研削工具の製造方法を提供することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基材と、該基材に対する前記砥粒の一方の供給位置とを相対的に移動させつつ、前記基材に対する前記砥粒の一方を断続的に供給するという簡単な構成により、コアに設けられる砥石を所望の組織に容易に構成することが可能な研削工具の製造方法を提供することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記基材としてフィルム状またはシート状のものを用意し、前記各砥粒が付着されたフィルム状またはシート状の基材を積層してプレスし所定形状に成形する工程と、該成形品を焼き固めて前記コアに設けられる砥石を得る工程と、をさらに含むという簡単な構成により、砥粒が確実に任意の間隔で交互に配置されて所望の組織に構成されると共に、所定の厚み或は大きさで成形された砥石がコアに設けられることが可能な研削工具の製造方法を提供することができる。
本発明の研削工具の製造方法の実施の形態を、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。図において、同一符号は同様の部分または相当する部分に付すものとする。なお、この実施の形態においては、砥石1を構成する異なる種類の砥粒として、形状がツブ状の砥粒10と細長い円柱状などの形状のフィラメント砥粒11とを使用する場合により説明する。各フィラメント砥粒11は、例えば、径が125または250μmで、長さが径の5〜10倍に成形されている。
図1および図2は、本発明の一部の工程で使用される装置の一実施の形態を概略で示したものである。この装置は、フィラメント砥粒11の向きと位置を調整するための調整手段20と、この調整手段20によって向きと位置が調整されたフィラメント砥粒11を搬送して基材15上に供給する搬送手段21と、この搬送手段21によってフィラメント砥粒11が供給される位置に対して基材15を相対的に移動させる移動手段22と、を備えている。
調整手段20は、所定の長さおよび径に成形されたフィラメント砥粒11が投入されるホッパ25と、ホッパ25が設けられた容器26内に支持されて所定の方向に向いたフィラメント砥粒11のみ通過を許容するふるい27と、ふるい27に対するフィラメント砥粒11の姿勢を変更させてふるい27の間を通過させるようふるい27に振動を与える振動発生装置28と、ふるい27を通過したフィラメント砥粒11の位置を整えて順次排出する排出部29と、を備えている。ふるい27は、図1に示したように多段に設けることが好ましい。各ふるい27の間隔は、フィラメント砥粒11の断面の大きさに応じて適当に設定することができる。また、各ふるい27は、その断面形状を、例えば、円形(図1の上段を参照)、三角、菱形を含む矩形(図1の下段を参照)など、適当な断面形状とすることができる。
ホッパ25に投入されたフィラメント砥粒11は、振動発生装置28によってその姿勢を変えられ、長手方向がふるい27の方向と一致したときにふるい27の間を通過し落下する。これにより、フィラメント砥粒11の長手方向の向きが一定となるように制御される。そして、ふるい27を通過したフィラメント砥粒11は、排出部29でその長手方向の位置が揃えられて、順次所定の間隔を保って断続的に排出される。
搬送手段21は、適当な傾斜を有しており調整手段20から順次排出されたフィラメント砥粒11を受ける搬送板30と、この搬送板30に支持されたフィラメント砥粒11の向きや長手方向の位置を変えないように搬送すべく搬送板30に振動を付与する振動発生装置28と、により構成されている。図1に示した実施の形態では、搬送板30は、基端が振動発生装置28に接合されている。すなわち、振動発生装置28は、調整手段20と搬送手段21とで共用されている。搬送板30は、その先端の高さが調整手段20からフィラメント砥粒11を受ける位置よりも低くなるように傾斜している。
搬送手段21の搬送板30は、振動発生装置28により振動する状態で、調整手段20から断続的に排出されたフィラメント砥粒11を受ける。そのため、フィラメント砥粒11は、その向きや長手方向の位置を変えることなく、所定の間隔を保って搬送板30の先端に向かって搬送され、最終的には搬送板30の先端から落下する。すなわち、この搬送板30の先端が基材15に対するフィラメント砥粒11の供給位置を構成している。
砥粒10、11等を付着させる基材15は、この実施の形態の場合、付着させる表面に粘着剤16が塗布された紙や樹脂などのシートまたはフィルム17に成形されたものである(以下、実施の形態によっては、基材15或は粘着フィルム15という)。粘着フィルム15を供給位置に対して相対的に移動させる移動手段22は、粘着フィルム15を所定の速度で所定の方向に送るよう回転駆動されるローラ、粘着フィルム15を送る方向に沿って往復移動するクランパ、或は、粘着フィルム15を支持するコンベアなどによって構成することができる。
フィラメント砥粒11は、搬送板30の先端から所定間隔を保って落下し、移動する粘着フィルム15上に供給されて所定の間隔で順次付着される。粘着フィルム15上でフィラメント砥粒11を付着させる間隔は、調整手段20から排出するフィラメント砥粒11の間隔や搬送手段21によってフィラメント砥粒11を搬送する速度と、移動手段22によって粘着フィルム15を送る速度とを相対的に調整することにより、任意に変更することができる。
本発明の研削工具の製造方法の第1の実施の形態を、上述したように構成された装置を一部の工程で使用する場合により、図3〜5に基づいて詳細に説明する。
本発明は、概略、異なる種類の砥粒10、11等が結合された砥石をコアに設けてなる研削工具の製造方法であって、基材15に対して所定の砥粒10または11を任意の間隔で断続的に付着させる工程と、所定の砥粒10または11を付着させる位置の間に他の砥粒11または10を付着させる工程と、を含んでいる。
さらに、この実施の形態における砥粒10、11のうちの少なくとも一種類の形状が長手方向を有するフィラメント砥粒11であり、フィラメント砥粒11の向きと位置を調整する工程(フィラメント砥粒調整工程)も含んでいる。なお、この実施の形態では、上記基材15に対して所定の砥粒11を任意の間隔で断続的に付着させる工程のことをフィラメント砥粒付着工程と、また、上記所定の砥粒11を付着させる位置の間に他の砥粒10を付着させる工程のことをツブ状砥粒付着工程と、それぞれ称する。
さらにまた、この実施の形態においては、フィラメント砥粒11を配置する位置またはツブ状の砥粒10を配置する位置のいずれか一方をマスキング18を施す工程(マスキング工程)と、フィラメント砥粒付着工程またはツブ状砥粒付着工程のいずれか一方の工程の後にマスキング18を取り除く工程(マスキング除去工程)と、をさらに含んでおり、フィラメント砥粒付着工程またはツブ状砥粒付着工程のいずれか一方の工程がマスキング18を施されていない位置にフィラメント砥粒11またはツブ状の砥粒10のいずれか一方の砥粒を付着させ、フィラメント砥粒付着工程またはツブ状砥粒付着工程のいずれか他方の工程がマスキング18を施されていた位置にフィラメント砥粒11またはツブ状の砥粒10のいずれか他方の砥粒を付着させるものである。
そして、基材15に対してフィラメント砥粒11を任意の間隔で付着させる工程では、フィラメント砥粒11の供給位置と基材15とを相対的に移動させる。
また、基材としてしてフィルム状またはシート状のもの(この実施の形態では粘着フィルム)15を用意し、このシート状またはフィルム状の基材15に体してフィラメント砥粒11とツブ状の砥粒10を任意の間隔(範囲)で交互に付着したものを積層し、これをプレスして所定形状の成形品1’に成形する工程と、この成形品1’を焼き固めてコアに設けられる砥石1を得る工程と、をさらに含んでいる。
フィラメント砥粒11とツブ状の砥粒10とを備えてなる砥石1を成形するに際しては、最初に、フィルム17などの表面に粘着剤16が塗布されてなる粘着フィルム15が用意され(図3の(a))、この粘着フィルム15の表面には、フィラメント砥粒11を付着させる位置にマスキング18が施されている(マスキング工程)、かかる部分の粘着剤16がマスキング18によって覆われている(図3の(b))。この状態で、マスキング18が施されておらず粘着剤16が露出した部分には、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を付着するツブ状砥粒付着工程を行う(図3の(c))。その後、マスキング18を取り除くマスキング除去工程を行う(図3の(d))。これにより、粘着フィルム15の表面の任意の範囲に結合剤と混合されたツブ状の砥粒10が断続的に付着されており、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10、10が付着された領域の互いに隣接する間には、フィラメント砥粒11を付着しようとする間隔で、粘着剤16が露出している。この状態で粘着フィルム15は、移動手段22によって所定の速度で送られる。なお、マスキング18は、粘着フィルム15の粘着剤16から剥離することが可能なもので、紙や樹脂或は金属製シートなどによって構成することができる。
また、これと同時にまたは前後して、フィラメント砥粒11を調整手段20のホッパ25に投入して、振動発生装置28によって振動されるふるい27の間を通過させることによりフィラメント砥粒11の長手方向の向きを一定に揃え、排出部29で長手方向の位置を揃えて任意の間隔で順次搬送手段21の搬送板30上に排出する(フィラメント砥粒調整工程)。そして、フィラメント砥粒11は、搬送手段21の搬送板30が振動発生装置28によって振動されていることにより所定の間隔を保持した状態でその長手方向の向きと位置を替えることなく搬送板30の先端に向かって搬送され、搬送板30の先端から所定のタイミングで順次断続的に落下して、粘着フィルム15のマスキング18を除去され粘着剤16が露出した部分に供給される(図3の(e))、すなわち、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10が付着された位置の間の位置にフィラメント砥粒11を付着させる(フィラメント砥粒付着工程)。なお、マスキング18を取り除いた位置にフィラメント砥粒11を付着させた直後にはツブ状の砥粒10との間に隙間が形成されるが、ツブ状砥粒と混合された結合剤自体に流動性がある場合には、時間の経過に伴ってかかる隙間が結合剤自体の流動により埋められてなくなる。また、結合剤自体に流動性がない場合には、押圧ローラや後述するプレスなどによって、ツブ状の砥粒10と混合された結合剤に圧力を付加してかかる隙間を埋めてなくすこともできる。また、隙間に流動することによる結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を補うために、ツブ状の砥粒10の間にフィラメント砥粒11を付着させた後に、さらに全面にわたってツブ状の砥粒10と混合された結合剤を供給してもよい。
次いで、図4に示すように、表面に結合剤と混合されたツブ状の砥粒10とフィラメント砥粒11とが所定の間隔で交互に付着された粘着フィルム15を複数重ね合わせて、所定形状を有する金型31内に配置してプレスにより圧力を加え、コアに設ける砥石1の形状に応じた成形品1’を成形し、この成形品1’を所定の温度で焼き固めて図5に示すような砥石1を得て、コアの所定の位置に砥石1を固定する。粘着フィルム15は、焼き固める際に消失するなど、砥石1の研磨特性に影響を及ぼすことがない材質であれば、樹脂や紙などを用いることができる。コアに対するフィラメント砥粒11の長手方向の向きは、粘着フィルム15に対するフィラメント砥粒11の配置や砥粒が付着された粘着フィルム15の金型31に対する配置により、任意に設定することができる。
次に、本発明の方法の別の実施の形態を図6に基づいて説明する。なお、この実施の形態においては、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明することとする。
上述した実施の形態では、ツブ状の砥粒10を粘着フィルム15に先に付着させており、その後、フィラメント砥粒11をツブ状の砥粒10の間に付着させていたのに対し、この実施の形態では、フィラメント砥粒11を粘着フィルムに所定の間隔で先に付着させておき(フィラメント砥粒付着工程)、その後、ツブ状の砥粒10を粘着フィルム15のフィラメント砥粒11の間に付着させる(ツブ状砥粒付着工程)。すなわち、本発明は、フィラメント砥粒付着工程とツブ状砥粒付着工程は、どちらを先に行ってもよく、また両工程を交互に行うこともできる。
この実施の形態においては、最初に、フィルム17などの表面に粘着剤16が塗布されてなる粘着フィルム15が用意され(図6の(a))、この粘着フィルム15の表面には、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を付着させる位置にマスキング18が施されている(マスキング工程)、かかる部分の粘着剤16がマスキング18によって覆われている(図6の(b))。この状態で、マスキング18が施されておらず粘着剤16が露出した部分には、フィラメント砥粒調整工程を経たフィラメント砥粒11を付着するフィラメント砥粒付着工程を行う(図6の(c))。その後、マスキング18を取り除くマスキング除去工程を行う(図6の(d))。これにより、粘着フィルム15の表面の任意の位置にフィラメント砥粒11が断続的に付着されており、この隣接するフィラメント砥粒11、11間には、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を付着しようとする間隔で、粘着剤16が露出している。この状態で粘着フィルム15を移動手段22によって所定の速度で送りつつ、フィラメント砥粒11の間を結合剤と混合されたツブ状の砥粒10によって埋めるツブ状砥粒付着工程を行う(図6の(e))。
次に、本発明の別の実施の形態を図7に基づいて説明する。なお、この実施の形態においても、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明することとする。
上述したように、フィラメント砥粒調整工程を経たフィラメント砥粒11は、搬送手段21によって順次所定の間隔で供給される。そのため、この実施の形態では、上述したマスキング工程を行わず、粘着フィルム15上に直接所定の間隔で配置されるよう供給して付着させ(フィラメント砥粒付着工程)、その後、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を粘着フィルム15のフィラメント砥粒11の間に付着させる(ツブ状砥粒付着工程)。
この実施の形態においては、最初に、フィルム17などの表面に粘着剤16が塗布されてなる粘着フィルム15を用意し(図7の(a))、この粘着フィルム15を移動手段22によって所定の速度で送りつつフィラメント砥粒調整工程を経たフィラメント砥粒11を供給して、粘着フィルム15の粘着剤16に任意の間隔でフィラメント砥粒11を付着させるフィラメント砥粒付着工程を行う(図7の(b))。その後、さらに粘着フィルム15を送りつつ、フィラメント砥粒11の間を結合剤と混合されたツブ状の砥粒10によって埋めるツブ状砥粒付着工程を行う(図7の(c))。
次に、本発明の別の実施の形態を図8に基づいて説明する。なお、この実施の形態においても、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明することとする。
上述した実施の形態では、フィルム17などの表面に粘着剤16が塗布されてなる粘着フィルム15を用意したのに対して、この実施の形態では、ツブ状の砥粒10と混合される結合剤が基材15と付着するのに適した粘着性を有しており、基材15として、粘着剤16が塗布された粘着フィルムを使用することなく、単にフィルムまたはシートを用意する(図8の(a))。そして、基材15上に結合剤と混合されたツブ状の砥粒10を所定の間隔で断続的に付着させる(図8の(b))。その後、基材15に断続的に付着された、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10の間にフィラメント砥粒11を供給する(図8の(c))。フィラメント砥粒11は、ツブ状の砥粒10と混合された結合剤の粘性によって基材15上に保持される。
なお、上述したいずれの実施の形態においても、粘着フィルム15には、結合剤と混合されたツブ状の砥粒10の間にそれぞれ1本づつフィラメント砥粒11を配置する例を図示したが、本発明はこれに限定されることはなく、複数のフィラメント砥粒11を結合剤と混合されたツブ状の砥粒10、10の間に所定の範囲で配置することもできる。
次に、本発明の別の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、この実施の形態においても、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明することとする。
上述した実施の形態は、いずれの場合も、砥石1を構成する砥粒にツブ状の砥粒10とフィラメント砥粒11とを含む、すなわち形状が異なる種類の砥粒であったのに対して、この実施の形態では、砥石1を構成する砥粒10、12の形状は共にツブ状で実質的に同じであっても、その大きさが異なる種類の場合を示す。
2種類の大きさを有するツブ状の砥粒10、12からなる砥石1を成形するに際しては、最初に、ツブ状の砥粒10、12と混合される結合剤がそれぞれ基材15と付着するのに適した粘着性を有しており、基材15として、単にフィルムまたはシートを用意する(図9の(a))。そして、一方の砥粒10を基材15上に所定の間隔をあけて付着させ(図9の(b))、次いで、他方の砥粒12を基材15上の一方の砥粒10の間に付着させる(図9の(c))。なお、図9の(b)に示したように一方の砥粒10を基材15上に所定の間隔をあけて付着させるために、上述したように、基材15上に所定の幅でマスキング18を施した状態で砥粒10を供給し、その後マスキング18を取り除いてもよく、また、砥粒10と12を交互に基材15上に供給して付着させてもよい。さらに、この実施の形態においても、図3や図6、図7などに参照されるように、フィルム17などの表面に粘着剤16が塗布された基材15を用意して、フィラメント砥粒11と同様にツブ状の砥粒10、12の少なくとも一方を結合剤と混合することなく粘着剤16により基材15に付着させることもできる。
なお、本発明では、粘着フィルムに砥粒を所定の厚さで付着させることができれば、それぞれに砥粒が所定の間隔で付着された複数の粘着フィルムを積層する必要はない。
また、本発明は、砥粒10、11、12などを付着する基材15として、粘着フィルムやフィルムに限定されることはなく、コアに粘着剤16を介してまたは直接砥粒を付着することもできる。
本発明では、各種類の砥粒10、11、12などの配置する間隔(範囲)を変更することにより、各砥粒10、11、12などを独立した範囲で交互に配置させた場合の研磨特性を得ることができ、また、各種類の砥粒10、11、12などの配置する間隔を狭く設定して、各種類の砥粒10、11、12などを混合させた場合に近似する研磨特性を得ることができる。
本発明はフィラメント砥粒11とツブ状の砥粒10の2種類の砥粒、或は、大きさまたは材質の異なる2種類の砥粒10、12からなる砥石1に限定されることなく、これらの種類の砥粒が複合したものや、3種類以上の砥粒からなるものにも適用することができる。
本発明により製造される研削工具の砥石1は、切削、研削、研磨に使用することができる。
本発明の方法における一部の工程で使用する装置を説明するために示した概略図である。 図1に示した装置の調整手段の平面図である。 本発明の方法の第1の実施の形態を示した説明図である。 図3に従って砥粒が付着された基材を積層して成形する状態を断面で示した説明図である。 本発明の方法により成形された砥石を部分的に示した斜視図である。 本発明の方法の第2の実施の形態を示した説明図である。 本発明の方法の第3の実施の形態を示した説明図である。 本発明の方法の第4の実施の形態を示した説明図である。 本発明の方法の第5の実施の形態を示した説明図である。
符号の説明
1:砥石、 10:ツブ状の砥粒(所定の砥粒または他の砥粒)、 11:フィラメント砥粒(他の砥粒または所定の砥粒)、 12:ツブ状の砥粒(他の砥粒または所定の砥粒)、 15:基材、 18:マスキング、 27:ふるい

Claims (5)

  1. 異なる種類の砥粒が結合された砥石をコアに設けてなる研削工具の製造方法であって、
    基材に対して所定の砥粒を任意の間隔で付着させる工程と、
    前記所定の砥粒を付着させる位置の間に他の砥粒を付着させる工程と、
    を含むことを特徴とする研削工具の製造方法。
  2. 前記砥粒の少なくとも一種類の形状が長手方向を有している場合において、
    長手方向を有する砥粒を所定の向きと位置に調整する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の研削工具の製造方法。
  3. 前記基材の、前記所定の砥粒を配置する位置または前記他の砥粒を配置する位置のいずれか一方をマスキングする工程と、
    前記基材の、マスキングされていない位置にいずれか他方の砥粒を付着させ、その後、前記マスキングを取り除く工程と、
    前記基材の、マスキングが取り除かれた位置にいずれか一方の砥粒を付着させる工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の研削工具の製造方法。
  4. 前記基材と、該基材に対する前記砥粒の一方の供給位置とを相対的に移動させつつ、前記基材に対する前記砥粒の一方を断続的に供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の研削工具の製造方法。
  5. 前記基材としてフィルム状またはシート状のものを用意し、
    前記各砥粒が付着されたフィルム状またはシート状の基材を積層してプレスし所定形状に成形する工程と、
    該成形品を焼き固めて前記コアに設けられる砥石を得る工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の研削工具の製造方法。
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