JP2007311842A - データストリーム無線送信装置、データストリーム無線受信装置、無線伝送システム、撮像装置、再生装置、データストリーム無線送信方法及びプログラム - Google Patents

データストリーム無線送信装置、データストリーム無線受信装置、無線伝送システム、撮像装置、再生装置、データストリーム無線送信方法及びプログラム Download PDF

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Takayuki Takeda
孝之 竹田
Atsushi Soda
淳 祖田
Ichiro Ogata
一郎 小方
Ichiro Munakata
一郎 宗像
Yoshiyuki Suzuki
義之 鈴木
Hiroshi Meguro
宏 目黒
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Abstract

【課題】コンテンツデータを無線伝送する場合の秘匿性に問題がある。
【解決手段】データストリーム無線送信装置を、受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部と、固定鍵情報と乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータを暗号化する暗号化部と、乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部と、暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部と、合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部とで構成する。
【選択図】図3

Description

この明細書で説明する発明は、コンテンツデータの秘匿性を保持したまま無線伝送する技術に関する。
発明者らが提案する発明は、データストリーム無線送信装置、データストリーム無線受信装置、無線伝送システム、撮像装置、再生装置、データストリーム無線送信方法及びプログラムとしての側面を有する。
現在、番組制作現場では、撮像方向の任意性や作業性の向上のため、ワイヤレスカメラを使用する機会が増えている。例えば報道番組、スポーツ番組、各種のイベント番組の制作に使用されている。
図1に、無線伝送システムの基本構成を示す。図1に示す無線伝送システム1は、無線送信部を搭載する撮像カメラ3と、無線受信部を搭載する復号化装置5と、復号化後の映像を表示するモニタ(表示装置)7とで構成する。なお、無線伝送路上の秘匿性は、スクランブル用の初期値を共有する送信機と受信機との間で確保される。
特開2005−229469号公報
ところが、スクランブル用の初期値を秘匿する方式は、コンテンツデータの保護レベルが必ずしも高くない。
従って、スクランブル用の初期値が解読されてしまうと、図2に示すようにコンテンツデータの第三者による傍受が可能になる。
例えば図2の場合、コンテンツデータの本来の伝送先である復号化装置51だけでなく、第三者の管理下にあるデータ復号化装置53でもコンテンツデータの受信と復号化が可能になる。
そこで、発明者らは、無線伝送されるコンテンツデータの秘匿性を現在以上に高めることができる仕組みを提案する。
すなわち、以下に示すデータストリーム無線送信装置とデータストリーム無線受信装置とで構成される無線伝送システムを提案する。
ここでのデータストリーム無線送信装置には、以下に示すデバイスを搭載する。
(a)受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部
(b)乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部
(c)固定鍵情報と乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータ領域を暗号化する暗号化部
(d)乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部
(e)暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部
(f)合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部
また、データストリーム無線受信装置には、以下に示すデバイスを搭載する。
(a)無線伝送路よりデータストリームを受信する無線受信部
(b)受信したデータストリームから暗号化されたコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離するデータストリーム分離部
(c)送信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部
(d)受信したヘッダー情報又は付属情報から部分鍵情報を分離する部分鍵情報分離部
(e)分離された部分鍵情報と固定鍵情報とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する合成鍵情報復元部
(f)復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する復号化部
発明者の提案する技術の採用により、無線伝送路上のデータストリームが第三者に傍受された場合でも、コンテンツデータの秘匿性を実用上十分なレベルで確保できる。
以下、無線伝送するコンテンツデータの秘匿化技術を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)形態例1
(A−1)無線伝送システムの構成
図3に、無線伝送システムの構成例を示す。
図3に示す無線伝送システム11は、データストリームを送信する無線送信機(撮像カメラ13)と、データストリームを受信する無線受信機(復号化装置15)とで構成する。
ただし、無線伝送路に送信されるデータストリームは、任意の復号化装置で受信することができる。図3の場合、第三者の管理下にある復号化装置17でも受信可能である。勿論、現在でも、スクランブル化によりコンテンツデータの秘匿化が図られているのだが、前述したようにその保護レベルは必ずしも高くない。
そこで、この形態例では、データストリームを構成するコンテンツデータを共通鍵で暗号化する手法を採用する。すなわち、共通鍵を使用できる復号化装置15だけが受信したデータストリームからコンテンツデータを復号化できる仕組みを採用する。
ただし、この形態例では、秘匿性のレベルを高める手法を採用する。すなわち、共通鍵を、事前に設定する固定鍵とランダムに発生する乱数鍵とで構成し、暗号鍵の生成に使用した乱数鍵だけをデータストリームの一部分として送信する手法を採用する。
この手法の採用により、コンテンツデータの暗号化に使用する共通鍵の固定化を防ぐことができる。
図3の場合、固定鍵を有する復号化装置15だけが、受信した乱数鍵から合成鍵を復元することができ、コンテンツデータを復号化することができる。
(A−2)ビットストリームのデータ構造
図4に、この形態例で使用するビットストリームのデータ構造例を示す。図4に示すように、ビットストリームは、ヘッダー情報とペイロードで構成される。
このうち暗号鍵の一部を構成する乱数鍵は、ペイロードを構成する付属情報の一つとして格納する。
なお、付属情報は、いわゆるメタデータと呼ばれる情報であり、乱数鍵の他、例えば番組の識別ID(コンテンツID)、ジャンル情報、電子番組表データ、演出家や出演者に関する情報、権利管理関係情報(コピー保護情報、アクセス制御情報、課金情報等)その他が格納される。
この形態例の場合、暗号化による秘匿化は、ペイロードを構成するコンテンツデータのみとし、ヘッダー情報と付属情報は暗号化しない方式を採用する。
その理由は、乱数鍵を格納する付属情報を暗号化してしまうと、信号対雑音比(S/N)が低下した場合に、合成鍵(固定鍵と乱数鍵で構成する。)を正しく復元できない可能性があるためである。合成鍵を正しく復号できないと、コンテンツデータを正しく復号できないためである。
なお、この形態例の場合、コンテンツデータは映像データと音声データで構成される。また、映像データや音声データには、規定に従って圧縮符号化処理やインターリーブ処理が実行されている。
(A−3)撮像カメラの構成
図5に、データストリーム無線送信装置として機能する撮像カメラ13の機能構成例を示す。撮像カメラ13は、例えばセキュリティカメラ、放送素材の撮影に使用するカメラ、定点カメラその他を想定する。
撮像カメラ13は、画像撮像部101、画像データ符号化部103、暗号化部105、合成鍵生成部107、固定鍵記憶部109、データストリーム合成部111、部分鍵情報挿入部113、無線送信部115で構成する。
画像撮像部101は、CMOSセンサーその他の受光部と、受光部に結像された画像を画像信号として時系列に読み出す画像信号読出部その他で構成される。画像信号は、RGBデータである。
画像データ符号化部103は、画像データの圧縮符号化処理及びインターリーブ処理その他を実行する信号処理デバイスである。圧縮符号化には、例えばMPEG、H.264その他の符号化方式を使用する。なお、音声データを圧縮符号化する信号処理デバイスも搭載する。
暗号化部105は、圧縮符号化された画像データと音声データを暗号化する信号処理デバイスである。
図6に、暗号化部106で実行される処理手順を示す。なお、この形態例における暗号化部106は、AES(Advanced Encryption Standard)方式のCBC(Cipher Block Chain)モードに従って暗号処理を実行する。この形態例の場合、暗号鍵の鍵長は128ビットとする。
なお、暗号化に際し、圧縮符号化されたコンテンツデータ(画像データ、音声データ)は、128ビット長のデータブロックに分割される。図6では、分割後のコンテンツデータを平文ブロックとして示す。
まず、暗号化部106は、平文ブロック1と初期化ベクトルとの排他的論理和を求めた後、暗号鍵で暗号化することで暗号文ブロック1を求める。
なお、初期化ベクトルの値は事前に定められており、送信側と受信側とで共有されている。初期化ベクトルは、全ての暗号文ブロックに影響する。
以下順番に、暗号化部106は、新たに求められた暗号文ブロックと次段の平文ブロックとの排他的論理和を求める処理と、暗号鍵による暗号化処理とを実行する。この処理の繰り返しにより、暗号文ブロック2、3…が求められる。
合成鍵生成部107は、暗号化に使用する暗号鍵を生成する処理デバイスである。図7に、暗号鍵の生成手順を示す。この形態例の場合、128ビット長のうち28ビットを固定鍵、残り100ビットを乱数鍵とする。固定鍵は、事前に定められており、送信側と受信側とで共有されている。
固定鍵の共有化により、コンテンツデータの秘匿性を一層高めることができる。なお、傍受されたデータストリームがAES方式のCBCモードで暗号されていることが分かったとしても、暗号鍵の特定には考えられる全ての鍵の組み合わせを総当たりで調べるしか方法がなく、膨大な時間が必要になる。
この形態例で使用する128ビットの鍵長は、現在の技術水準において、コンテンツデータの秘匿に十分な強度を有している。
図8に、固定鍵と乱数鍵とにより生成される暗号鍵の一例を示す。固定鍵を乱数鍵の下位ビット側に配置するか、乱数鍵の上位ビット側に配置するかは事前の取り決めによる。
因みに、固定鍵は、不揮発性の固定鍵記憶部109から読み出される。この固定鍵記憶部109は、秘匿性を長期的に維持するため書き換え可能であることが望ましい。なお、固定鍵の書き換えは、関連する全ての機器において一斉に実行する。この種の書き換えは、機器の保守管理と連動して定期的に実行することが望ましい。
また、乱数鍵は、録画が開始されるたびに乱数発生器により発生されるものとする。例えば、録画開始ボタンが操作されるたびに新たな乱数鍵が発生されるものとする。従って、この形態例の場合、新たな乱数鍵が発生されるまでの間、不図示の記憶媒体に保持されるものとする。
データストリーム合成部111は、暗号化されたコンテンツデータに、暗号化されていない付属情報とヘッダー情報を合成して伝送用のデータストリームを生成する処理デバイスである。
部分鍵情報挿入部113は、暗号鍵の生成に使用した乱数鍵を付属情報の一部に挿入する処理デバイスである。
無線送信部115は、生成されたデータストリームを無線伝送路に送信する処理デバイスである。送信方式には、事前に定めた任意の方式を使用する。
(A−4)復号化装置の構成
図9に、データストリーム無線受信装置として機能する復号化装置15の機能構成例を示す。
復号化装置15は、無線受信部121、データストリーム分離部123、部分鍵情報分離部125、合成鍵情報復元部127、固定鍵記憶部129、暗号復号化部131、画像データ復号化部133で構成する。
無線受信部121は、無線伝送路よりデータストリームを受信する処理デバイスである。受信方式には、事前に定めた方式を使用する。
データストリーム分離部123は、受信したデータストリームからコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離する処理デバイスである。
部分鍵情報分離部125は、非暗号化領域である付属情報から部分鍵(すなわち、乱数鍵)を分離する処理デバイスである。分離された乱数鍵は、合成鍵情報復元部127に与えられる。
合成鍵情報復元部127は、受信した乱数鍵と固定鍵とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する処理デバイスである。なお、固定鍵は、固定鍵記憶部129から読み出される。一方、乱数鍵は、鍵が変更されるまで記憶媒体に保持される。
暗号復号化部131は、復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する処理デバイスである。
図10に、暗号復号化部131で実行される処理手順を示す。
暗号復号化部131は、各暗号文ブロックを復元した暗号鍵で復号化する処理と、復号により得られたブロックデータと隣接する暗号文ブロック(又は初期化ベクトル)との排他的論理和を求める処理とを実行する。この排他的論理和により、平文ブロックが復元される。平文ブロックは、圧縮符号化された状態のコンテンツデータである。
なお、この暗号復号化部131で使用する初期化ベクトルは、送信側との間で事前に設定したものである。
画像データ復号化部133は、圧縮符号化されている画像データの復号化処理及びデインタリーブ処理その他を実行する信号処理デバイスである。勿論、音声データの復号化部も搭載する。
(A−5)伝送動作及び効果
以上のように、この形態例の場合には、送信側と受信側との間で秘密裏に管理する固定鍵と、送信側で任意に発生する乱数鍵とで暗号鍵を生成し、当該暗号鍵を用いて撮像カメラ13で撮像した画像データを暗号化して無線伝送路に送信する。
これにより、撮像カメラ13から空中に送信されたデータストリームが第三者の無線受信機で受信された場合にも、コンテンツデータの秘匿性を実用上十分なレベルで保持することができる。
すなわち、仮にデータストリームを傍受されたとしても、128ビット長の暗号方式を採用するため、実用上十分な秘匿強度を維持することができる。
また、固定鍵と乱数鍵とで暗号鍵を合成し、このうち乱数鍵を付属情報の一部として無線伝送することにより、受信側でのS/Nが劣化した場合でも暗号鍵の復元を確実なものにできる。これにより、コンテンツデータを秘匿した状態での無線伝送を可能とできる。
(B)他の形態例
(a)前述の形態例では、付属情報の一部として暗号鍵を構成する乱数鍵をそのまま伝送する場合について説明した。
しかし、乱数鍵を暗号化、スクランブル化その他の処理で加工したもの(すなわち、改変したもの)を伝送する手法を用いても良い。この場合、乱数鍵をそのまま伝送する場合に比して、暗号鍵の安全性をより高めることができる。すなわち、コンテンツデータの秘匿性をより高めることができる。
(b)前述の形態例では、1つのコンテンツを1つのデータストリームにより送信する場合について説明した。
しかし、1つのコンテンツを複数のデータストリームに分割して並列的に伝送する場合にも適用できる。
図11に、この場合に対応する無線伝送システムの形態例を示す。図11は、1つのコンテンツを3つのデータストリームに分割して伝送する場合を示す。図11では、3つのデータストリームのそれぞれに異なる暗号鍵α、β、γを適用する場合を示す。すなわち、固定鍵は3つのデータストリームに共通するが、組み合わせる乱数鍵はそれぞれ異なるものを使用する場合について示す。
もっとも、3つのデータストリームの全てで同じ暗号鍵を用いることもできる。
図12及び図13に、この種の無線伝送システムを構成する撮像カメラ201及び復号化装置211の内部構成例を示す。
基本的な内部構成は、図5及び図9に示す内部構成例と同じである。
相違点は、図12に示す撮像カメラ201の場合には、ストリーム分割部203を搭載すること、図13に示す復号化装置211の場合には、ストリーム合成部213を搭載することの2点のみである。
この種の無線伝送システムは、例えばコード化直交周波数分割マルチプレクス(COFDM:Coded Orthogonal Frequency Division multiplex)方式を適用する場合に使用できる。
なお、この仕組みは、1つの送信機を用いて複数のデータストリームを並列送信する場合に適用できる。この場合も、データストリーム毎に異なる暗号鍵を用いることができる。また、暗号鍵はデータストリーム単位ではなく、無線送信部別に設定することもできる。
(c)前述の形態例では、データストリーム無線送信装置が撮像カメラである場合について説明した。
しかし、データストリーム無線送信装置は、ビデオテープ、ハードディスクその他の磁気記憶媒体、半導体記憶媒体、光記憶媒体その他の記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを再生する再生装置(編集装置、スイッチャその他の画像処理装置を含む。)でも良い。
図14に示す無線伝送システム301は、再生装置303と復号化装置305で構成する。また、この無線伝送システム301の場合にも、前述した無線伝送システムの場合と同様、1つのコンテンツデータを1つのデータストリームで伝送する場合にも応用できる。
また、図15に示すように、複数のコンテンツデータを同数のデータストリームで伝送する場合にも適用することができる。この場合、各データストリーム(又は、各無線送信部)に1つの暗号鍵を対応づけても良い。
なお、再生装置303の場合、伝送対象であるコンテンツデータは、ベースバンド信号だけでなく、圧縮符号化されたコンテンツデータの場合も考えられる。
図16に、2種類の画像データに対応する再生装置303の内部構成例を示す。記憶媒体から圧縮符号化された画像データが再生される場合、画像データ復号部311においてベースバンド信号に一旦復号する。この後、ストリーム分割部313で3つのデータストリームに分割する。
なお、ベースバンド信号形式のコンテンツデータは、ストリーム分割部313に直接入力され、3つのデータストリームに分割される。
(d)前述の形態例では、コンテンツデータの全体を暗号化する場合について説明した。しかし、コンテンツデータがフレーム(フィールド)間の相関を利用する圧縮符号化方式により符号化されている場合には、フレーム内符号化されたコンテンツデータの部分だけを暗号化しても良い。
図17に、この符号化方式を示す。すなわち、フレーム間符号化される予測フレームについては、暗号化しない方式を採用しても良い。
この場合、予測フレームの復元にはフレーム内符号化された画像が必要となる。従って、フレーム内符号化された画像だけを暗号化する方式を採用しても、コンテンツデータの秘匿性を保つことができる。
加えて、この信号処理方式の場合には、暗号化処理に要する処理時間や負荷を格段に低減することができる。従って、低減された処理能力を他の信号処理に割り当てたり、消費電力の低減に利用することができる。
特にデータストリーム無線送信装置がバッテリー駆動される機器の場合には、稼働時間を延ばすことができる。
(e)前述の形態例では、暗号鍵を構成する部分鍵としての乱数鍵を付属情報の一部として伝送する場合について説明した。
しかし、乱数鍵をヘッダー情報の一部に挿入する手法を採用しても良い。
(f)前述の形態例では、一部を共通鍵で構成した暗号鍵によりコンテンツデータを暗号化する仕組みを専用の機能ブロックを用いて実現する場合について説明した。
しかし、同等の機能の全部又は一部をハードウェアにより実現しても良い。また、汎用コンピュータ上で実行されるソフトウェア処理を通じて実現しても良い。
(g)前述の形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
無線伝送システムの基本構成例を示す図である。 コンテンツデータの傍受を説明する図である。 コンテンツデータの秘匿化原理を説明する図である。 データストリームのデータ構造を説明する図である。 データストリーム無線送信装置の内部構成例を示す図である。 暗号化動作を説明する図である。 暗号鍵の生成例を示す図である。 暗号鍵の構造例を示す図である。 データストリーム無線受信装置の内部構成例を示す図である。 暗号復号化動作を説明する図である。 1つのコンテンツデータを複数のデータストリームに分割して並列送信する場合における各データストリームと暗号鍵との関係を説明する図である。 複数のデータストリームの並列送信に対応したデータストリーム無線送信装置の内部構成例を示す図である。 複数のデータストリームの並列受信に対応したデータストリーム無線受信装置の内部構成例を示す図である。 無線伝送システムの他の形態例を説明する図である。 複数のコンテンツデータを同数のデータストリームで並列送信する場合における各データストリームと暗号鍵との関係を説明する図である。 複数のデータストリームの並列送信に対応したデータストリーム無線送信装置の内部構成例を示す図である。 フレーム相関を利用した圧縮符号化方式を採用する場合における選択的な暗号化動作を説明する図である。
符号の説明
11 無線伝送システム
13 撮像カメラ
15 復号化装置
101 画像撮像部
103 画像データ符号化部
105 暗号化部
107 合成鍵生成部
109 固定鍵記憶部
111 データストリーム合成部
113 部分鍵情報挿入部
115 無線送信部
121 無線受信部
123 データストリーム分離部
125 部分鍵情報分離部
127 合成鍵情報復元部
129 固定鍵記憶部
131 暗号復号化部
133 画像データ復号化部

Claims (12)

  1. 受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部と、
    前記固定鍵情報と前記乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータを暗号化する暗号化部と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報を、ヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部と、
    暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部と、
    合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部と
    を有することを特徴とするデータストリーム無線送信装置。
  2. 請求項1に記載のデータストリーム無線送信装置は、
    複数のデータストリームを送信する場合、
    データストリーム別に乱数鍵情報を用いて各データストリームに固有の合成鍵情報を生成し、当該合成鍵情報を用いて対応するデータストリーム内のコンテンツデータを暗号化する
    ことを特徴とするデータストリーム無線送信装置。
  3. 請求項1に記載のデータストリーム無線送信装置は、
    1つのデータストリームを複数の送信機に分散して送信する場合、
    送信機別に発生した乱数鍵情報を用いて各送信機に固有の合成鍵情報を生成し、当該合成鍵情報を用いて各送信機に対応するコンテンツデータを暗号化する
    ことを特徴とするデータストリーム無線送信装置。
  4. 請求項1に記載のデータストリーム無線送信装置は、
    データ間の相関に基づいて圧縮符号化されたコンテンツデータのうち、フレーム内符号化されたコンテンツデータを前記合成鍵情報を用いて暗号化する
    ことを特徴とするデータストリーム無線送信装置。
  5. 無線伝送路よりデータストリームを受信する無線受信部と、
    受信したデータストリームから暗号化されたコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離するデータストリーム分離部と、
    送信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    受信したヘッダー情報又は付属情報から部分鍵情報を分離する部分鍵情報分離部と、
    分離された前記部分鍵情報と前記固定鍵情報とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する合成鍵情報復元部と、
    復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する復号化部と
    を有することを特徴とするデータストリーム無線受信装置。
  6. データストリーム無線送信装置とデータストリーム無線受信装置とで構成される無線伝送システムにおいて、
    前記データストリーム無線送信装置は、
    受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部と、
    前記固定鍵情報と前記乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータを暗号化する暗号化部と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報を、ヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部と、
    暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部と、
    合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部とを有し、
    前記データストリーム無線受信装置は、
    無線伝送路よりデータストリームを受信する無線受信部と、
    受信したデータストリームから暗号化されたコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離するデータストリーム分離部と、
    送信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    受信したヘッダー情報又は付属情報から部分鍵情報を分離する部分鍵情報分離部と、
    分離された前記部分鍵情報と前記固定鍵情報とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する合成鍵情報復元部と、
    復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する復号化部とを有する
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  7. 画像撮像部と、
    撮像された画像データをフォーマットに従い符号化する画像データ符号化部と、
    受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部と、
    前記固定鍵情報と前記乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、符号化済みの前記画像データを暗号化する暗号化部と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部と、
    暗号化された画像データにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部と、
    合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部と
    を有することを特徴とする無線通信機能付き撮像装置。
  8. 記憶媒体より画像データを再生する画像再生部と、
    受信側との間で事前に設定した固定鍵情報を記憶する固定鍵情報記憶部と、
    乱数鍵情報を記憶する乱数鍵情報記憶部と、
    前記固定鍵情報と前記乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、再生された画像データを暗号化する暗号化部と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する部分鍵情報挿入部と、
    暗号化された画像データにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成するデータストリーム生成部と、
    合成したデータストリームを無線伝送路に送信する無線送信部と
    を有することを特徴とする無線通信機能付き再生装置。
  9. 受信側との間で事前に設定した固定鍵情報と乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータを暗号化する処理と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する処理と、
    暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成する処理と、
    前記データストリームを無線伝送路に送信する処理と
    を有することを特徴とするデータストリーム無線送信方法。
  10. 無線伝送路よりデータストリームを受信する処理と、
    受信したデータストリームから暗号化されたコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離する処理と、
    受信したヘッダー情報又は付属情報から部分鍵情報を分離する処理と、
    分離された前記部分鍵情報と前記固定鍵情報とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する処理と、
    復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する処理と
    を有することを特徴とするデータストリーム無線受信方法。
  11. 受信側との間で事前に設定した固定鍵情報と乱数鍵情報とを合成して構成する合成鍵情報に基づいて、コンテンツデータを暗号化する処理と、
    前記乱数鍵情報又はその改変情報をヘッダー情報又は付属情報に挿入する処理と、
    暗号化されたコンテンツデータにヘッダー情報及び付属情報を合成してデータストリームを生成する処理と、
    前記データストリームを無線伝送路に送信する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 無線伝送路よりデータストリームを受信する処理と、
    受信したデータストリームから暗号化されたコンテンツデータ、ヘッダー情報及び付属情報を分離する処理と、
    受信したヘッダー情報又は付属情報から部分鍵情報を分離する処理と、
    分離された前記部分鍵情報と前記固定鍵情報とに基づいて、暗号化時に使用した合成鍵情報を復元する処理と、
    復元された合成鍵情報を用い、受信したコンテンツデータを復号化する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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