JP2007310979A - 制御装置及び記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロード/アンロード方式の磁気ディスク装置の稼動時に、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去することができる磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】モータによって回転駆動される磁気ディスクと、駆動機構によって磁気ディスク上を移動可能な磁気ヘッドを供えたヘッドスライダを備えるロード/アンロード方式の磁気ディスク装置において、ヘッドスライダの磁気ディスク側の面に、導電性の良い材料で構成された少なくとも1個の突起を突設し、磁気ディスク装置の稼動時に、所定時間経過後毎にスピンドルモータへの通電を解除し、浮上中のヘッドスライダの浮上高さを低下させてその突起を磁気ディスクに接触させ、磁気ディスク上に帯電する電荷がヘッドスライダを通じて磁気ディスク装置の筐体側に逃げるように構成した。
【選択図】図7

Description

本発明は制御装置及び記憶装置に関し、特に、電源遮断時に磁気ヘッドが磁気ディスクと接触しないロード/アンロード機構を有する磁気ディスク装置において、磁気ディスク装置稼動時に磁気ディスク上に帯電する電荷を除去することができる制御装置、及びこの制御装置を備えた記憶装置に関するものである。
従来、コンピュータにおけるデータの記憶は、半導体素子による記憶装置であるメインメモリが受け持つが、電源が供給されないとメインメモリの記憶情報は消えてしまうために、データの保存は外部記憶装置によってなされる。この外部記憶装置には磁気ディスク装置が用いられることが多く、中でも記憶容量が大きいことから、磁性体を塗布したデータ記憶用の円板と、円板に対してデータを読み書きする磁気ヘッドから構成されるハードディスク装置が主流になっている。円板は磁性体を塗布したアルミニウムやガラスのディスクを何枚も重ねあわせた構造になっており、これをモータで高速に回転させて磁気ヘッドによってデータを読み書きする。
ハードディスク装置には、コンタクト・スタート・ストップ(CSS)方式のハードディスク装置と、ロード/アンロード方式のハードディスク装置がある。CSS方式は、磁気ディスクが停止している時には磁気ヘッドが磁気ディスクに接触しており、磁気ディスクが回転すると磁気ヘッドが磁気ディスクから浮上し、磁気ディスクの回転が止まると再び磁気ディスクに接触する方式である。このCSS方式では、データが書き込まれた磁気ディスク上の領域とは別の内周領域(CSSゾーン)に磁気ヘッドが着地する。磁気ヘッドを備えるヘッドスライダには、磁気ヘッドの磁気ディスクへの着地時にスライダの全面がディスクに接触して吸着が発生しないように、突起が設けられている。
このようなCSS方式では、磁気ディスク装置の電源が遮断されると、磁気ヘッド或いはヘッドスライダがCSSゾーンにおいて磁気ディスクと接触するため、磁気ディスクに帯電した電荷は磁気ヘッド、及びヘッドサスペンションを通じて磁気ディスク装置のベースに流れて除去される。このため、磁気ディスク装置の電源が遮断された後に、磁気ディスク上に電荷が蓄積されることはない。
一方、ロード/アンロード方式は、磁気ディスクが停止している時には磁気ヘッドを磁気ディスク上から完全に隔離し(アンロードし)、磁気ディスクの最外周の記録領域の外部にある保持部に磁気ヘッドを保持させ、磁気ディスクが回転すると磁気ヘッドを磁気ディスク上に復帰させる(ロードする)方式である。このようなロード/アンロード方式のハードディスク装置であって、使用中に磁気ヘッドに付着した異物を除去する構成のものが特許文献1に記載されている。
特開平3−232169号公報
ところが、ロード/アンロード方式の磁気ディスク装置では、一旦磁気ディスク装置が稼動すると、装置の電源が遮断された状態でも磁気ディスク(媒体)と磁気ヘッドとが接触しないため、磁気ディスク上に帯電した電荷の逃げ道がなく、帯電量が多くなると磁気ディスクの表面電位が高くなり、静電気で磁気ヘッドを構成するGMR素子などのMR素子が破壊される虞があるという問題点があった。
この問題点について更に詳しく説明する。磁気ディスク1の表層には、図1(a)に示すように、基板2の上に磁性層3があり、この磁性層3の上にはダイヤモンド結晶が分散している非晶質炭素材料(DLC)製の保護膜4と液体潤滑膜5が積層されており、絶縁性がある。磁気ディスク1の上には、磁気ディスク1の上を移動できる回動アーム6に取り付けられたスライダ7があり、このスライダ7に磁気ヘッド8が設けられている。この例の磁気ヘッド8は複合ヘッドであり、インダクティブヘッド8iとGMR素子8gとから構成されている。通常、インダクティブヘッド8iはデータを磁気ディスク1に書き込むために使用され、GMR素子8gは磁気ディスク1からデータを読み出すために使用される。インダクティブヘッド8iとGMR素子8gの何れか一方のみの磁気ヘッド8もある。また、GMR素子8gではなく、MR素子やTMR素子が組み込まれた磁気ヘッド8もある。
図1(b)は浮上中のヘッドスライダ7と磁気ディスク1の拡大図である。磁気ディスク装置の電源が投入されて磁気ディスク1が回転すると、磁気ディスク1の表面と空気との摩擦によって、磁気ディスク1の表面に正の電荷が帯電し、逆に、ヘッドスライダ7の磁気ディスク1の対向面には負の電荷が帯電する。
磁気ディスク1の表層には絶縁性があるので、磁気ディスク1が一旦帯電すると、その電荷はスピンドルモータやベース(図示せず)には逃げていくことができない。そして、磁気ディスク1が帯電すると、磁気ヘッド8のGMR素子8gを破壊したり、磁気ヘッド8と磁気ディスク1の間に生じた電位差によりクーロン力が作用し、磁気ディスク1から浮上中の磁気ヘッド8が磁気ディスク1に引き寄せられる現象が発生して、磁気ヘッド8と磁気ディスク1が衝突することにより、磁気ヘッド8が損傷する場合がある。
そこで、本発明は、ロード/アンロード方式の磁気ディスク装置などの制御装置であって、磁気ディスク装置の電源がオンされた後に磁気ディスクが回転し、磁気ヘッドが磁気ディスクに対してデータの読み書きを始めた後に、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去することができる制御装置を提供することを目的としている。また、制御装置を備えた記憶装置を提供することも目的としている。
前記目的を達成する本発明は、ディスクを回転駆動するモータと、ディスク上を移動可能なアームの、先端部に取り付けられたヘッドスライダと、ヘッドスライダをディスクに対してロード/アンロードさせるロード/アンロード機構を備えたディスク装置の制御装置であって、ディスク装置の稼動時に、所定時間経過後毎にモータへの通電を解除し、ヘッドスライダを、ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるようにディスクに接触させる制御を行うことを特徴とする制御装置である。また、前記目的を達成する本発明は、この制御装置を備えた記憶装置である。
この場合、ヘッドスライダのディスク側の面に、導電性の良い材料で構成されて突設された少なくとも1個の突起を設けておき、この突起を、ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるようにディスクに接触させるようにすることができる。また、突起のディスクへの接触時にモータへの通電を解除する際に、ディスクの回転を完全に停止させて突起が全てディスク上に着地した後に再びモータへの通電を開始するようにしても良く、また、ディスクの回転を低下させてスライダのディスクからの浮上量を低下させ、突起の少なくとも1つがディスクに接触した時点で、再びモータへの通電を開始するようにしても良い。更に、スライダは、導電性部材製のベース部材と、このベース部材のディスク側の面に積層された絶縁性部材とから構成し、突起はベース部材と同様の導電性部材で構成することができる。
本発明によれば、ロード/アンロード方式の磁気ディスク装置において、磁気ディスク装置稼動後に磁気ディスク上に帯電した電荷を定期的に除去することができるので、磁気ディスクと磁気ヘッドとの静電気によるクラッシュが発生せず、耐久性の良い制御装置を提供することができるという効果がある。また、本発明によれば、この制御装置を備えた記憶装置も提供することができる。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図2(a)はロード/アンロード方式の磁気ディスク装置10において、磁気ヘッド8が磁気ディスク1からアンロードされている状態を示すものであり、図2(b)は磁気ヘッド8が磁気ディスク1にロードされている状態を示すものである。磁気ディスク装置10は、その筐体16の中に、スピンドルモータ11が設けられており、このスピンドルモータ11には少なくとも1枚の磁気ディスク1が取り付けられている。
スピンドルモータ11は、MPU17のファームウエアプログラムからの指令により、スピンドルモータ駆動回路9によって駆動制御される。即ち、後述するスピンドルモータ11の回転の停止、もしくはスピンドルモータ11の回転速度を低下させる制御を行うのは、MPU17とスピンドルモータ駆動回路9である。MPU17とスピンドルモータ駆動回路9は、実際には図示しない回路基板上に搭載されており、この回路基板は磁気ディスク装置10の筐体16の裏面側に取り付けられるものである。
磁気ディスク1はデータを記録するものであり、磁気ディスク1上に記録されたデータの読み取り、或いは磁気ディスク1上へのデータの書き込みは、ヘッドスライダ7に取り付けられた磁気ヘッド8によって行われる。ヘッドスライダ7の数は磁気ディスク1の枚数に対応している。
ヘッドスライダ7は回転軸15を中心にして揺動可能なアーム6の先端部に取り付けられている。アーム6のヘッドスライダ7の取付側と反対側にはコイルが設けられており、このコイルはボイスコイルモータ12によって駆動されるようになっている。磁気ディスク1の外周部の近傍には、傾斜する載置台を備えるランプ13が設けられており、ヘッドスライダ7、或いはアーム6の先端部にはピン14が突設されている。磁気ディスク装置10の電源がオフされると、ボイスコイルモータ12によってアーム6が磁気ディスク1の外周側に移動し、図2(a)に示すように、ピン14がランプ14に乗り上げて保持されることにより、磁気ヘッド8が磁気ディスク1からアンロードされる。
磁気ディスク装置10の電源がオンになると、MPU17により、ボイスコイルモータ12が駆動制御されてアーム6が矢印で示す方向に移動し、図2(b)に示すように、磁気ディスク1の所望のトラック上に位置付けされる。この状態で、ヘッドスライダ7にある磁気ヘッド8が磁気ディスク1からデータを読み出す、或いは、データを磁気ディスク1に書き込む。ヘッドスライダ7が回転する磁気ディスク1の上にある時には、ヘッドスライダ1は磁気ディスク1から浮上した状態でデータの読み書き動作を行う。
図3(a)はロード/アンロード方式の本発明の磁気ディスク装置10における磁気ヘッド8とヘッドスライダ7の構成を示すヘッドスライダ7の底面図である。また、(b)は(a)のA‐A線における断面図、(c)は(a)のB‐B線における断面図、(d)は(a)のC‐C線における断面図、(e)は(a)に示した磁気ヘッド8の位置実施例の構成を示す部分拡大断面図である。
ヘッドスライダ7は、図3(a)に示されるように直方体のスライダベース20を備えており、スライダベース20は一般に、アルミナと炭化チタンの焼成材で、導電性の良いアルチック材(AlTiC)で構成されている。スライダベース20の上面は図2に示したアーム6の先端部に取り付けられており、磁気ディスクに対向する底面(浮上面)側に負圧機構と磁気ヘッド8とを備えて、磁気ディスク上を滑るように浮上する。
スライダベース20の磁気ディスクからの浮上面には、磁気ディスク媒体が回転した時の空気の流入側に略門型の第1のランド部21が設けられており、空気の流出側に第2〜第4のランド部22〜24が設けられている。第1〜第4のランド部21〜24の頂面の高さは、図3(b)〜(d)に示すように、全て同じである。また、第1のランド部21の上面には第1のエアベアリング部31が設けられており、第2〜第4のランド部22〜24の上面にもそれぞれ第2〜第4のエアベアリング部32〜34が設けられている。第1〜第4のエアベアリング部31〜34の上面は平坦であり、スライダベース20からの高さは、図3(b)〜(d)に示すように、全て同じである。
そして、第3のランド部23の空気流出側には、磁気ヘッド8が設けられている。この実施例の磁気ヘッド8は、図3(e)に示すように、GMR素子8gとインダクティブヘッド8iとから構成される複合ヘッドである。磁気ヘッド8と第3のランド部23との間の段差Xは、通常約5nmである。磁気ヘッド8に内蔵されているGMR素子8gは、下部部磁性層41と上部磁性層42とを備えている。また、インダクティブヘッド8gは、コイル導体43及び下部磁性層44を備えている。GMR素子8gとインダクティブヘッド8iとはアルミナ保護膜の中に形成されている。
更に、この実施例では、磁気ディスク装置がロード/アンロード方式ではあるが、ヘッドスライダ7の第1のランド部21の上に、スライダベース20からの高さが第1のエアベアリング部31よりも高い突起であるパッド25が複数個所に設けられている。この実施例のパッド25は5本であり、第1のランド部21の四隅と、中央部にそれぞれ設けられている。この実施例では5本のパッド5の高さは全て等しいが、空気流入側のパッド25の高さを、空気流出側のパッドの高さよりも高くした実施例も可能である。この理由については後述する。
図4(a)は図3(b)と同じ部位の断面図であり、図4(b)は本発明における図4(a)のD部の部分拡大断面を示しており、図4(c)は従来のCSS方式の磁気ディスク装置における図4(a)のD部の部分拡大断面を示すものである。ヘッドスライダ7のスライダベース20はアルチック材で構成されており、第1のランド部21もアルチック材で構成されている。そして、第1のランド部21の表層部分には、DLC製の保護膜4が積層されている。
従来のCSS方式の磁気ディスク装置では、磁気ディスクの回転停止持にヘッドスライダ7は磁気ディスク上に載置されるだけであったので、第1のランド部21上に突設されるパッド25は、図4(c)に示すように、DLC製の保護膜4と同じ材料で構成されていた。一方、本発明において第1のランド部21上に突設するパッド25は、図4(b)に示すように、DLC製の保護膜4の下層にある第1のランド部21の構成部材であるアルチック材を用いて構成されている。
このように、本発明において第1のランド部21上に突設するパッド25をアルチック材で構成する理由は、DLCよりもアルチック材の方が導電性が良く、アルチック材製のパッド25であれば、パッド25が磁気ディスクに接触した時に、磁気ディスク上に帯電した電荷を逃がし易いからである。なお、DLC材の炭素の配合を変え、DLC材の導電率を向上させることができれば、図4(c)の構成も可能である。
図5(a)は、磁気ディスク1が通常の回転速度で回転している時の、図3(a)に示したヘッドスライダ7の浮上状態を示すものである。磁気ディスク1が通常の回転速度で回転している時は、ヘッドスライダ7は所定のピッチ角で傾斜した状態で、磁気ディスク1に対して浮上している。そして、時間の経過と共に、磁気ディスク1の上に空気との摩擦によって電荷が帯電し始める。
そして、磁気ディスク1の上の電荷の帯電量が増大すると、前述のように磁気ヘッドを構成するGMR素子などのMR素子が破壊される虞が出てくる。そこで、本発明では、磁気ディスク1の上に所定量の電荷が帯電した状態で除電処理を行う。除電処理は、プログラムに従って図2で説明したMPU17により行う。除電制御では、MPU17の指令により、スピンドルモータ駆動回路9が制御され、スピンドルモータ11の回転速度が通常回転よりも低下させられる、或いは、スピンドルモータ11の回転が停止させられる。この制御については後述する。
除電制御においてスピンドルモータ11の回転速度を低下させる場合は、ヘッドスライダ7が磁気ディスク1の上の任意の位置にある時に行うこともできるが、ヘッドスライダ7のデータゾーンへの接触を避けるために、ヘッドスライダ7を回動アーム6によりCSSゾーンに移動させてから行うこともできる。
除電制御時に磁気ディスク1の回転速度を低下させると、即ち、磁気ディスク1の減速回転時は、ヘッドスライダ7に対する空気の流れが弱くなる。すると、ヘッドスライダ7の磁気ディスク1からの浮上量が低下し、図5(b)に示すように、ヘッドスライダ7に設けられたパッド25が磁気ディスク1の表面に接触する。
この後、磁気ディスク1の回転が停止すると、図5(c)に示すように、ヘッドスライダ7に設けられた全てのパッド25が磁気ディスク1の表面に接触して、ヘッドスライダ1が停止状態の磁気ディスク1の上に静止する。この状態では、ヘッドスライダ7は第1から第4のランド部の上に突設された5本のパッド5で磁気ディスク1に接触しているので、磁気ディスク1の上に帯電している電荷は、5本のパッド25を通じてスライダベース20に流れ、その後は図示しないアーム等を通って磁気ディスク装置の筐体に流れるので、磁気ディスク1の上の帯電が解消される。
磁気ディスク1に帯電が無くなったら、再び磁気ディスク1を回転させれば、回転速度の上昇に伴ってヘッドスライダ7が磁気ディスク1から浮上し、図5(a)の状態に復帰する。なお、磁気ディスク装置の電源をオンして磁気ディスクを回転させた後は、約1時間程度が磁気ディスクが帯電する。よって、磁気ディスク上の電荷を除去するためには、およそ1時間毎に磁気ディスクにヘッドスライダを接触させれば良い。
この磁気ディスク上に帯電する電荷を除去する制御について、いくつかの実施例を図6から図9のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、ヘッドスライダが磁気ディスク上の任意の位置にあり、除電制御をその任意の位置で行う場合について説明する。除電制御を磁気ディスク上のCSSゾーンで行う場合は、除電制御時にヘッドスライダをCSSゾーンに移動させる制御と、除電制御の終了後にヘッドスライダを元の位置に復帰させる制御が加わるが、この制御については説明を省略する。
図6は磁気ディスクと磁気ヘッドとを周期的に接触させて、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去するための制御の、第1の実施例の手順を示すフローチャートである。第1の実施例の制御は、磁気ディスク装置の電源がオンされた後に開始され、所定時間、例えば1時間毎に、スピンドルモータへの通電を遮断して磁気ディスクの回転を停止し、磁気ディスクの停止時にヘッドスライダを磁気ディスクの上に着地させることにより、磁気ディスク上に帯電した電荷を除去し、磁気ディスク装置の電源がオフされた後に終了する。
ステップ601では時間のカウントが行われる。この時間のカウントは1秒を争うものではないので、1分程度の間隔で十分である。続くステップ602では、カウントした時間が1時間以上になったか否かが判定される。カウント時間が1時間未満の場合はステップ601に戻って時間のカウントを継続し、カウント時間が1時間以上になったらステップ603に進む。
ステップ603では、ディスク装置がデータの書き込み処理中、或いはデータの読み出し処理中(以後、書込/読出処理中と記す)か否かが判定される。ディスク装置が書込/読出処理中の場合は、磁気ディスクの除電処理を行わずにステップ601に戻り、ステップ601〜603の処理を繰り返す。一方、ステップ603において、ディスク装置が書込/読出処理中でないと判定された場合はステップ604に進み、スピンドルモータへの通電が遮断される。
スピンドルモータへの通電が遮断されると、スピンドルモータの回転が低下する。そこで、ステップ605において、磁気ディスクの回転が停止したか否かが判定される。磁気ディスクの回転が停止していない場合は、ステップ605の判定が繰り返され、磁気ディスクの回転が停止した場合はステップ606に進む。磁気ディスクの回転が停止すると、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダは磁気ディスク上に着地する。この状態は図5(c)に示した状態であり、スライダヘッドに突設されたパッドが磁気ディスク上に着地している。この結果、磁気ディスク上に帯電している電荷がパッド、ヘッドスライダ、回動アームを通じてディスク装置の筐体側に流れ、磁気ディスク上の電荷が除かれる。
このように、磁気ディスクの回転が停止すると、磁気ディスク上に帯電している電荷が除かれるので、ステップ606では時間カウンタの値が0にされ、スピンドルモータへの通電が再開される。続くステップ607では磁気ディスク装置の電源がオフされたか否かが判定され、電源がオフされた場合はこのルーチンを終了するが、電源がオフされていない場合はステップ601に進み、前述の除電動作が繰り返される。
なお、前述の第1の実施例では、カウント時間が1時間以上となった時に、ディスク装置がデータの書込/読出処理中の場合は、磁気ディスクの除電処理を行わずにステップ601に戻ってステップ601〜603の処理を繰り返し、ディスク装置がデータの書込/読出処理の終了を待ったが、カウント時間が1時間以上となった時に、強制的にディスク装置のデータの書込/読出処理を中断させ、スピンドルモータへの通電を遮断して必ず除電処理を行うようにすることも出来る。
また、カウント時間が1時間以上となった時に、ディスク装置がデータの書込/読出処理中の場合は、磁気ディスクの除電処理を行わずにステップ601に戻ってステップ601〜603の処理を繰り返すが、この後もディスク装置がデータの書込/読出処理中の状態が長く続く場合は、ある時間までは待つが、ある時間が経過した場合には強制的にディスク装置のデータの書込/読出処理を中断し、スピンドルモータへの通電を遮断して除電処理を行うようにすることも出来る。これを第2の実施例として図7を用いて説明する。
第2の実施例では、第1の実施例と同じ処理については同じステップ番号を付して説明する。ステップ601では時間のカウントが行われ、続くステップ602で、カウントした時間が1時間以上になったか否かが判定される。カウント時間が1時間未満の場合はステップ601に戻って時間のカウントを継続し、カウント時間が1時間以上になったらステップ603に進む。
ステップ603では、ディスク装置がデータの書込/読出処理中か否かが判定される。ディスク装置が書込/読出処理中でない場合はステップ604に進み、ディスク装置が書込/読出処理中の場合は、ステップ701に進んでカウント時間が、ある時間、例えば前回の除電処理から2時間以上経過したか否かが判定される。前回の除電処理から2時間以上経過していない場合はステップ601に戻るが、前回の除電処理から2時間以上経過した場合はステップ702に進み、ディスク装置のデータの書込/読出処理を強制的に中断させてステップ604に進む。この実施例では、ステップ701の判定時間を2時間としたが、判定時間は1時間より長ければ特に限定されるものではなく、1.2時間でも良いし、1.5時間でも構わない。
ステップ604ではスピンドルモータへの通電が遮断され、ステップ605において、磁気ディスクの回転が停止したか否かが判定される。磁気ディスクの回転が停止していない場合は、ステップ605の判定が繰り返され、磁気ディスクの回転が停止した場合はステップ703に進む。磁気ディスクの回転の停止により、前述のように磁気ディスク上に帯電している電荷がパッド、ヘッドスライダ、回動アームを通じてディスク装置の筐体側に流れ、磁気ディスク上の電荷が除かれる。
ステップ703では、時間カウンタの値が0にされ、スピンドルモータへの通電が再開されると共に、ディスク装置の書込/読出処理が再開される。続くステップ607では磁気ディスク装置の電源がオフされたか否かが判定され、電源がオフされた場合はこのルーチンを終了するが、電源がオフされていない場合はステップ601に進み、前述の除電動作が繰り返される。
以上説明した第1と第2の実施例では、磁気ディスク上に帯電した電荷を、磁気ディスクの回転を停止させてヘッドスライダから磁気ディスク装置の本体側に逃がして除電していた。ところが、磁気ディスク上に帯電した電荷の除電のために、スピンドルモータへの通電が遮断され、磁気ディスクの回転が低下すると、次第にヘッドスライダの浮上量が低下して、磁気ディスク装置の回転が停止する前に、ヘッドスライダが磁気ディスクに接触する。この接触によって磁気ディスク上に帯電した電荷は、ヘッドスライダから磁気ディスク装置の本体側に逃げるので、磁気ディスクの回転が停止する前に、スピンドルモータへの通電を復活させても良い。この実施例の制御を第3の実施例として図8に示すフローチャートを用いて説明する。
第3の実施例では、第1の実施例と同じ処理については同じステップ番号を付してその説明を簡略化する。ステップ601からステップ604までの制御は第1の実施例と同じであり、時間のカウントによりカウント時間が1時間以上になり、且つディスク装置がデータの書込/読出処理中でない場合のみ、ステップ604でスピンドルモータへの通電が遮断される。
スピンドルモータへの通電が遮断され、磁気ディスクの回転が低下した場合、磁気ディスクの回転数がどれくらいの時に、ヘッドスライダの浮上量が低下して磁気ディスクに接触するかは予め分かっている。そこで、ヘッドスライダが磁気ディスクに接触する時の磁気ディスクの回転数をNEとして、ステップ801ではディスク回転数がNEを下回ったか否かが判定される。ディスク回転数≧NEの場合はディスク回転数の低下を待ち、ディスク回転数<NEになったらステップ606に進む。
ステップ606では、時間カウンタの値が0にされ、スピンドルモータへの通電が再開される。続くステップ607では、磁気ディスク装置の電源がオフされたか否かが判定され、電源がオフされた場合はこのルーチンを終了するが、電源がオフされていない場合はステップ601に進み、前述の除電動作が繰り返される。
なお、図5(b)に破線で示すように、ヘッドスライダ7に対して空気が流れ込む側のパッド25に延長部25Aを設けておき、磁気ディスクの回転が低下してヘッドスライダの浮上量が低下した場合に、全てのパッド25がほぼ同時に磁気ディスクに接触するようにして、磁気ディスク上に帯電した電荷がスムーズに除電されるようにすることも可能である。
更に、第3の実施例に対しても、第1の実施例に対する第2の実施例のように、カウント時間が1時間以上となってもディスク装置がデータの書込/読出処理中の場合は、ある時間までは待つが、ある時間が経過した場合には強制的にディスク装置のデータの書込/読出処理を中断し、スピンドルモータへの通電を遮断して第3の実施例の除電処理を行うようにすることも出来る。この制御を第4の実施例として図9に示す。
第4の実施例は、第2の実施例におけるステップ605の処理が、第3の実施例のステップ801に変わっただけであるので、第2の実施例と同じ処理については同じステップ番号を付してその説明を省略する。
図10(a)は、従来のロード/アンロード方式の磁気ディスク装置の電源オン後の経過時間に対する、磁気ディスク上に帯電する電荷による磁気ディスクの表面電位の推移を示すものである。磁気ディスク装置は、電源がオンされてから1時間を経過すると、磁気ディスク上に帯電する電荷によって、磁気ディスクの表面電位が高くなることが分かる。磁気ディスクの表面電位が高くなることによる問題点は前述の通りである。
これに対して、本発明では、ロード/アンロード方式の磁気ディスク装置の電源がオンされた後、所定時間毎、例えば1時間経過毎に、磁気ディスクの回転が停止、或いは回転数がヘッドスライダが磁気ディスクに接触するまで低減され、磁気ディスク上に帯電した電荷が除電される。この結果、図10(b)に示すように、磁気ディスク上に帯電する電荷による磁気ディスクの表面電位が高くなることがない。よって、本発明のロード/アンロード方式の磁気ディスク装置では、静電気による磁気ヘッドを構成するMR素子、GMR素子やTMR素子などの破壊の問題が生じない。
なお、以上説明した実施例では、本発明を磁気ディスク装置に適用したものを説明したが、本発明は磁気ディスク装置に限定されず、光磁気ディスク装置などの他の記憶装置にも適用することが可能である。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) ディスクを回転駆動するモータと、ディスク上を移動可能なアームの、先端部に取り付けられたヘッドスライダと、前記ヘッドスライダを前記ディスクに対してロード/アンロードさせるロード/アンロード機構を備えたディスク装置であって、
前記ディスク装置の稼動時に、所定時間経過後毎に前記モータへの通電を解除し、前記ヘッドスライダを、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させる制御を行うことを特徴とするディスク装置。
(付記2) 前記ヘッドスライダの前記ディスク側の面に、導電性の良い材料で構成されて突設された少なくとも1個の突起を備え、
前記突起を、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
(付記3) 前記ディスク装置は、前記所定時間経過後の、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクに対して読み書きを行っていないタイミングで、前記モータへの通電を解除することを特徴とする付記1又は2に記載のディスク装置。
(付記4) 前記ディスク装置は、前記所定時間経過後に、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクに対して継続して読み書きを行っている場合は、更に別の所定時間経過後に、前記磁気ヘッドの前記磁気ディスクに対する読み書き処理を中断させて、前記モータへの通電を解除することを特徴とする付記1又は2に記載のディスク装置。
(付記5) 前記ディスク装置は、前記モータへの通電を解除して前記磁気ディスクの回転を完全に停止させ、前記突起が全て前記磁気ディスク上に着地した後に、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする付記1から4の何れかに記載のディスク装置。
(付記6) 前記ディスク装置は、前記モータへの通電を解除して前記磁気ディスクの回転を低下させ、前記スライダの前記磁気ディスクからの浮上量が低下して、前記突起の少なくとも1つが前記磁気ディスクに接触した時点で、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする付記1から4の何れかに記載のディスク装置。
(付記7) 前記ディスク装置は、前記突起の少なくとも1つが前記磁気ディスクに接触した時点を、前記磁気ディスクの回転数によって判定することを特徴とする付記5に記載のディスク装置。
(付記8) 前記突起の少なくとも1つは、前記スライダの浮上量が低下した時に、最初に前記磁気ディスクに接触する位置に設けられていることを特徴とする付記1から7の何れかに記載のディスク装置。
(付記9) 前記突起は、前記スライダの浮上量が低下して前記磁気ディスクに接する時に、全ての突起がほぼ同時に前記磁気ディスクに接触するように、前記スライダへの空気の流入側の前記突起の高さの方が、空気流出側の前記突起の高さよりも高く形成されていることを特徴とする付記7に記載のディスク装置。
(付記10) 前記スライダが導電性部材製のベース部材と、このベース部材の前記磁気ディスク側の面に積層された絶縁性部材とから構成されており、前記突起が前記ベース部材と同様の導電性部材で構成されていることを特徴とする付記1から9の何れかに記載のディスク装置。
(付記11) 前記スライダがアルチック材で構成されていると共に、前記突起もアルチック材で構成されていることを特徴とする付記10に記載のディスク装置。
(付記12) 前記突起が、前記スライダの前記磁気ディスク対向面に積層された絶縁部材のカーボン含有量を増大させることによって構成されていることを特徴とする付記10に記載のディスク装置。
(付記13) ディスクを回転駆動するモータと、ディスク上を移動可能なアームの先端部に取り付けられたヘッドスライダと、前記ヘッドスライダを前記ディスクに対してロード/アンロードさせるロード/アンロード機構を備えたディスク装置の制御装置であって、
前記ディスク装置の稼動時に、所定時間経過後毎に前記モータへの通電を解除し、前記ヘッドスライダを、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させる制御を行うことを特徴とする制御装置。
(付記14) 前記ヘッドスライダの前記ディスク側の面に、導電性の良い材料で構成されて突設された少なくとも1個の突起を備え、
前記突起を、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
(付記15) 前記モータへの通電を解除して前記ディスクの回転を完全に停止させ、前記突起が全て前記ディスク上に着地した後に、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
(付記16) モータへの通電を解除して前記ディスクの回転を低下させ、前記スライダの前記ディスクからの浮上量が低下して、前記突起の少なくとも1つが前記ディスクに接触した時点で、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
(付記17) 前記スライダが導電性部材製のベース部材と、このベース部材の前記ディスク側の面に積層された絶縁性部材とから構成されており、前記突起が前記ベース部材と同様の導電性部材で構成されていることを特徴とする付記13から16の何れか1項に記載の制御装置。
(付記18) 請求項12から17の何れかに記載の制御装置を備えた記憶装置。
(a)は従来の磁気ディスク装置の表層構造と、アームに取り付けられた磁気ヘッドの構成を示す断面図、(b)は磁気ディスクの回転により磁気ディスク表面とヘッドスライダの磁気ディスク対抗面に電荷が帯電する状態を示す部分拡大図である。 (a)はロード/アンロード方式の磁気ディスク装置において、磁気ヘッドがアンロードされている状態を示す平面図、(b)はロード/アンロード方式の磁気ディスク装置において、磁気ヘッドがロードされている状態を示す平面図である。 (a)はロード/アンロード方式の本発明の磁気ディスク装置における磁気ヘッドとスライダの構成を示すスライダの底面図、(b)は(a)のA‐A線における断面図、(c)は(a)のB‐B線における断面図、(d)は(a)のC‐C線における断面図、(e)は磁気ヘッドの構成を示す部分拡大断面図である。 (a)は図3(a)のA‐A線における断面図を用いて、本発明で新たに設けられた突起とスライダの段差部との高さを比較して示す説明図、(b)は(a)のD部に設けられた突起の本発明の構成を示す断面図、(c)は(a)のD部に設けられた突起の従来技術の構成を示す断面図である。 (a)は、磁気ディスクが通常の回転速度で回転している時の、図3(a)に示したスライダの浮上状態を示す側面図、(b)は、磁気ディスクの回転速度が減速されて低回転速度で回転している時に、スライダに設けられた突起が磁気ディスクに接触する様子を説明する側面図、(c)は、磁気ディスクの回転が停止している時の、図3(a)に示したスライダが磁気ディスク上に着地している状態を示す側面図である。 磁気ディスクと磁気ヘッドとを周期的に接触させて、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去するための制御の第1の実施例の手順を示すフローチャートである。 磁気ディスクと磁気ヘッドとを周期的に接触させて、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去するための制御の第2の実施例の手順を示すフローチャートである。 磁気ディスクと磁気ヘッドとを周期的に接触させて、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去するための制御の第3の実施例の手順を示すフローチャートである。 磁気ディスクと磁気ヘッドとを周期的に接触させて、磁気ディスク上に帯電する電荷を除去するための制御の第4の実施例の手順を示すフローチャートである。 (a)は従来の磁気ディスク装置の電源オン後の経過時間に対する、磁気ディスク上に帯電する電荷による磁気ディスクの表面電位の推移を示す特性図、(b)は本発明の磁気ディスク装置の電源オン後の経過時間に対する、磁気ディスク上に帯電する電荷による磁気ディスクの表面電位の推移を示す特性図である。
符号の説明
1 磁気ディスク
6 アーム
7 ヘッドスライダ
8 磁気ヘッド
9 スピンドルモータ駆動回路
10 磁気ディスク装置
13 ランプ
14 ピン
17 MPU
20 スライダベース
21 第1のランド部
22 第2のランド部
23 第3のランド部
24 第4のランド部
25 パッド

Claims (6)

  1. ディスクを回転駆動するモータと、ディスク上を移動可能なアームの、先端部に取り付けられたヘッドスライダと、前記ヘッドスライダを前記ディスクに対してロード/アンロードさせるロード/アンロード機構を備えたディスク装置の制御装置であって、
    前記ディスク装置の稼動時に、所定時間経過後毎に前記モータへの通電を解除し、前記ヘッドスライダを、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させる制御を行うことを特徴とする制御装置。
  2. 前記ヘッドスライダの前記ディスク側の面に、導電性の良い材料で構成されて突設された少なくとも1個の突起を備え、
    前記突起を、前記ディスク上に帯電する電荷がアーム側に逃げるように前記ディスクに接触させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記モータへの通電を解除して前記ディスクの回転を完全に停止させ、前記突起が全て前記ディスク上に着地した後に、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. モータへの通電を解除して前記ディスクの回転を低下させ、前記スライダの前記ディスクからの浮上量が低下して、前記突起の少なくとも1つが前記ディスクに接触した時点で、再び前記モータへの通電を開始することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記スライダが導電性部材製のベース部材と、このベース部材の前記ディスク側の面に積層された絶縁性部材とから構成されており、前記突起が前記ベース部材と同様の導電性部材で構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の制御装置を備えた記憶装置。
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