JP2007308508A - クラミジアワクチン - Google Patents

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Abstract

【課題】クラミジア感染症の予防のための新規ワクチンを提供すること。
【解決手段】クラミジア由来のMOMPたんぱく質をQS21および3D−MPLと合わせて含んでなる、クラミジアによって誘導される不妊症を減少させるのに有用なワクチン組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、クラミジア感染症の予防用ワクチン製剤に関する。特に、アジュバントQS21および3D−MPLと組換えMOMPを含有する製剤に関する。
偏性細胞内細菌クラミジア・トラコマチスは結膜および尿生殖管の粘膜上皮細胞に感染し、広範囲におよぶ人間の病気、例えばトラコーマおよび生殖器感染症を起こし、これは長期間の続発症を起こしうる。トラコ−マは、いくつかの開発途上国における地方病であり、予防可能な失明の世界的な主原因であり;生殖器感染症はアメリカ合衆国において1年に約3,000,000例に相当し、これは1年に200,000人の女性のクラミジア卵管炎の結果としての不妊症を引き起こす(非特許文献1(1))。従って、この病原体は、重大な公衆衛生の問題であり、ヒトクラミジア感染症に対するワクチンを開発する努力が為されてきた。
免疫原として生物全体を用いた人間および人間以外の霊長類において行われたワクチン試験は、血清型特異性防御をもたらしたが、いくつかのワクチンは再感染により、より重大な反応を引き起こした(非特許文献2(2))。いくつかの研究によって、クラミジア感染症に関連する病理は免疫学的に媒体されることが明らかになり(非特許文献3(3));さらに、精製されたクラミジア57kDa(Hsp60)はすでに感染した動物における再感染に類似した病理を示すことが明らかになった(非特許文献4、5(4、5))。この観察から、クラミジア・トラコマチスに対する防御は、サブユニットワクチンを用いてのみ達成されるという結論が導かれた。
クラミジア・トラコマチス種は、15種の血清型に分類され、これは3つの血清群:B複合体(血清型B、Ba、D、E、L1およびL2)、中間複合体(血清型F、G、K、L3)およびC複合体(血清型A、C、H、IおよびJ)に分類される(非特許文献6(6))。性行為感染症(STD)は3つの血清群に含まれる血清型DないしKにより引き起こされる。このように、クラミジアSTDに対するサブユニットワクチンは多少とも抗原的に関連する複数の血清型に対して防御する。
サブユニットワクチンのデザインに関して、40KDaの主要外部膜たんぱく質(MOMP)に存する血清型化抗原は多くの関心を集めてきた。in vitroでポリンとして機能する(非特許文献7(7))ことが明らかになっているこのたんぱく質は、細菌の全ライフサイクル中に存在し(非特許文献8(8));主な表面たんぱく質は人間および動物において高免疫原性である。MOMPは血清型間で高度に保存された5つの恒常領域により囲まれた4つの可変領域(VD)を呈する(非特許文献9、10(9、10))。in vitroおよびin vivo中和B細胞エピトープはVD上に位置決定され(非特許文献11、12、13、14、15(11、12、13、14、15))、一方、T細胞エピトープは、可変および恒常領域の両方において同定される(非特許文献16、17(16、17))。組換えMOMPは異なる著者によりイー・コリ中で発現されているが(非特許文献18、19、20(18、19、20))、マニング(Manning)らは、その組換えたんぱく質は、配座MOMPエピトープを認識するモノクローナル抗体と反応しなかったと記載している(非特許文献18(18))。
組換えまたは精製MOMPでの免疫処置、続いて同型または異型クラミジア攻撃は、異なる動物モデルで行われ、感染のパラメータに対して異なる影響をおよぼした(非特許文献21、22、23(21、22、23))。優れた卵管炎の実験室モデルはマウスにおいて開発され、ここにおいてクラミジア・トラコマチスの人間種の子宮内接種は長期にわたる不妊症につながる(非特許文献24、25(24、25))。異型攻撃実験において、タフレイ(Tuffrey)らは、アルヒドロゲル上に吸着されたrMOMPの非経口または粘膜免疫により卵管炎の重篤度および下部生殖管転移増殖の期間がそれぞれ軽減されることを明らかにした。しかし、調製は感染の結果としての不妊症に対して防御をもたらさない(非特許文献23(23))。
細胞性および体液性免疫は両方ともクラミジア・トラコマチスにより引き起こされる生殖器病理において防御的役割を果たすと考えられる。しかし、ランク(Rank)のグループは、マウスにおいて、T−細胞性免疫はクラミジア生殖器疾患を制御する主要な免疫機構であることを示唆し(非特許文献26、27、28(26、27、28))、CD4およびCD8陽性T−細胞はin vivoで抗クラミジア免疫に寄与することが明らかになっている(非特許文献29、30(29、30))。
3−デ−O−アシル化モノホスホリル脂質AはGB2220211(Ribi)により公知である。化学的には、これは3−脱アシル化モノホスホリル脂質Aと4、5または6アシル化鎖の混合物であり、リビ・イムノケム(Ribi Immunochem Montana)により製造されている。
QS21は南米の木キラヤサポナリアモリナの樹皮由来のサポニンのHplc精製非毒性フラクションであり、その製造法は特許文献1に開示されている(QA21として)。QS21および3D−MPLの両方を含むワクチンは、特許文献2に開示されている。
米国特許第5057540号 国際特許出願公報第WO94/00153号 ワシントン エイ・イー(Washington AE)、ジョンソン アール・イー(Johnson RE)およびサンダーズ エル・エル(Sanders LL)アメリカ合衆国におけるクラミジア・トラコマチス感染症:これにより我々は何を失うのか ジェイ・エイ・エム・エイ(JAMA) 1987、257、2070−2072 グレイストン ジェイ・ティー(Grayston JT)およびワン エス・ピー(Wang SP)、クラミジアの新規知見およびこれにより引き起こされる病気、ザ・ジャーナル・オブ・インフェクシャス・ディジージズ(The Journal of Infectious Diseases)、1975、132、87−105 グレイストン ジェイ・ティー(Grayston JT)、ワン エス・ピー(Wang SP)、イェー エル・ジェイ(Yeh LJ)およびクー シー・シー(Kuo CC)、トラコーマの発生病理における再感染の重要性 レビューズ・オブ・インフェクシャス・ディジージズ(Reviews of Infectious Diseases)、1985、7、717−725 モリソン アール・ピー(Morrison RP)、アール.ジェイ ベランド(RJ Belland)、ケイ リン(K Lyng)およびエイチ・ディー コールドウェル(HD Caldwell)、クラミジア性疾患発生病理 57kDクラミジア過敏抗原はストレス応答たんぱく質である ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メジシン(J.Exp.Med.)、1989、170、1271−1283 ブランダー エス・ジェイ(Blander SJ)およびアモーテギー エイ・ジェイ(Amortegui AJ)、クラミジア抽出物で免疫処置したマウスは、クラミジア・トラコマチスのマウス肺炎物質による生殖器感染症により炎症が増加するにもかかわらず、初期免疫が増加しない。インフェクション・アンド・イミュニティー(Infec.Immun.)、1994、62、3617−3624 ワン エス・ピー(Wang SP)、クー シー・シー(Kuo CC)、バーンズ アール・シー(Barnes RC)、ステファンズ アール・エス(Stephenz RS)およびグレイストン 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バッタイガー ビー・イー(Batteiger BE)、アール・ジー ランク(RG Rank)、ピー・エム バボイル(PM Bavoil)およびエル・エス・エフ ゾデルベルク(LSF Soderberg)モルモット封入体結膜炎のクラミジア物質の単離された主要外膜タンパク質でのモルモットの免疫処置による生殖器再感染に対する部分的防御 ジャーナル・オブ・ジェネラル・マイクロバイオロジー(Journal of General Microbiology)、1993、139、2965−2972 タフレイ エム(Tuffrey M)、エフ アレクサンダー(F Alexander)、ダブリュー コンラン(W Conlan)、シー ウッズ(C Woods)およびエム ワーズ(M Wards)クラミジア卵管炎に対するマウスの異型防御および組換えL1主要外膜タンパク質での予備免疫処置によるクラミジア・トラコマチス人血清型F単離物での下部生殖管の転移増殖 ジャーナル・オブ・ジェネラル・マイクロバイオロジー(Journal of General Microbiology)、1992、138、1707−1715 タフレイ エム(Tuffrey M)、ピー フェイルダー(P Falder)、ジェイ ゲイル(J Gale)およびディー テイラー−ロビンソン(D Taylor−Robinson) クラミジア・トラコマチスの人間種により誘発されるマウスにおける卵管炎 ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・パソロジー(Br.J.Exp.Path.)、1986、67、605−616 タフレイ エム(Tuffrey M)、ピー フェイルダー(P Falder)、ジェイ ゲイル(J Gale)、アール クイン(R Quinn)およびディー テイラー−ロビンソン(D Taylor−Robinson) クラミジア・トラコマチスの人間種で生殖器が感染したマウスにおける不妊症 ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・パソロジー(Br.J.Exp.Path.)、1986、78、251−260 ラムゼイ ケイ・エイチ(Ramsey KH)、エル・エス・エフ ゾデルベルク(LSF Soderberg)およびアール・ジーランク(RG Rank)B細胞欠損マウスにおけるクラミジア生殖器感染の消散および再感染に対する免疫 インフェクション・アンド・イミュニティー(Infect.Immun.)、1988、56、1320−1325 ランク アール・ジー(Rank RG)、エル・エス・エフ ゾデルベルク(LSF Soderberg)およびエイ・エル バロン(AL Barron)先天性無胸腺症ヌードマウスにおける慢性クラミジア生殖器感染症 インフェクション・アンド・イミュニティー(Infect.Immun.)、1985、48、847−849 イジェステム ジェイ・ユー(Igiesteme JU)およびアール・ジーランク(RG Rank)一次クラミジア生殖器感染症後の再感染に対する感受性は生殖管における抗原特異性T−細胞の減少を伴う インフェクション・アンド・イミュニティー(Infect.Immun.)、1991、59、1346−1351 イジェステム ジェイ・ユー(Igiesteme JU)、ケイ・エイチ ラムゼイ(KH Ramsey)、ディー・エム マギー(DM Magee)、ディー・エム ウィリアムズ(DM Williams)、ティー・ジェイ キンシー(TJ Kincy)およびアール・ジー ランク(RG Rank)生物型特異性TH1リンパ球クローンの養子免疫細胞移入によるネズミクラミジア生殖器感染症の消散 リージオナル・イムノロジー(Regional Immunology)、1993、5、317−324 イジェステム ジェイ・ユー(Igiesteme JU)、ディー・エム マギー(DM Magee)、ディー・エム ウィリアムズ(DM Williams)およびアール・ジー ランク(RG Rank)クラミジア特異性T−リンパ球クローンによる決定される抗クラミジア免疫性におけるCD8+T細胞についての役割 インフェクション・アンド・イミュニティー(Infect.Immun.)、1994、62、5195−5197
本発明はまず第一に、クラミジア感染症に起因する不妊症に対して防御をもたらすのに有効なワクチン組成物を提供する。
したがって、本発明は、3D−MPL、QS21およびクラミジア由来のMOMPを含むワクチン製剤を提供する。特に、ワクチンはB複合体血清群由来のMOMPを含有する。好ましくは、ワクチンは少なくとも血清型L2由来のMOMPを含有するが、加えて他の血清型、例えばDおよびE由来の抗原も含む。
好ましい具体例において、このような組成物は反応原性が減少し、QS21の塩基性加水分解に対する安定性を向上させるので、QS21はステロールとともに提供される。
本発明の好ましい組成物において、QS21はコレステロールを含有するリポソーム構造(以下、DQと称する)に関連している。このようなアジュバント組成物は係属中のUK特許出願番号9508326.7および9513107.4に記載されており、この開示を出典明示により本発明の一部とする。抗原およびMPLは、この好ましい製剤においてはリポソームの構造の外側にある。
ワクチン製剤は、一般に、ニュー・トレンズ・アンド・デベロプメンツ・イン・バクシンズ(New Trends and Developments in Vaccines)、ボラー(Voller)ら編(University Park Press Baltimore,Maryland,U.S.A.1978)に記載されている。リポソーム中の封入は、例えばファラートン(Fullerton)、US特許番号4235877により記載されている。たんぱく質の巨大分子との複合は、例えばリックハイト(Likhite)、US特許番号4372945およびアーモー(Armor)ら、US特許番号4474757に記載されている。
各ワクチン用量中のたんぱく質の量は、典型的な被接種者において著しい副作用を起こすことなく免疫防御応答を誘発する量として選択される。このような量は、どの特異性免疫原を用いるか、またどのように提供されるかによって変わる。一般に、各用量は、1ないし1000μg、好ましくは、2ないし100μg、最も好ましくは4ないし40μgのたんぱく質を含有すると考えられる。特定のワクチンに対する最適量は、被験者における適当な免疫応答の観察を含む標準的研究により確認できる。初回接種の後、被験者は、1回または適当な間隔を空けて数回の追加抗原刺激免疫を受ける。
本発明の製剤は予防および治療目的の両方について用いられ得る。
一態様によると、本発明は有効量の本発明のワクチンを患者に投与することからなる治療法を提供する。
本発明の一具体例において、MOMP抗原は血清型2由来であり、イー・コリにおいて、組換えDNA技術により産生される。このような状況において、たんぱく質はシグナル配列なしで産生される。
本発明において、MPL+QS21を用いるかまたは用いない抗原のアジュバント化は、免疫処置グループにおけるIgG1:IgG2aの比に大きく影響し、MPL+QS21を用いた免疫では、IgG1:IgG2a比が低くなり、部分的防御が得られるが、MPL+QS21を用いない免疫処置の結果、IgG1:IgG2a比が高くなり、防御は得られない。面白いことに、B細胞によるIgG2a抗体産生へのスイッチングはT−ヘルパーリンパ球のTh1サブセットにより産生されるガンマインターフェロンにより媒介され、IgG1産生はTh2細胞により分泌されるインターロイキン−4により媒介される(40)。IgG2a産生はTh1細胞産物により制御されるので、防御されたグループはMPL+QS21によるTh1細胞活性化をもたらしうると考えられる。人間およびマウスモデルにおいて、Th1サイトカイン、IL−2およびIFN−ガンマは一般に細胞内病原体での感染に対する耐性に関連し、一方、Th2サイトカイン、IL−4およびIL−10は進行性疾患に関連する。これは、マウスの同系交配種のリーシュマニア、メジャーに対する耐性または感受性に関して説明でき、これは特定のTh1またはTh2応答の誘発と相関する(41)。さらに、インターフェロンガンマはin vitroで抗クラミジア活性を有し、in vitroでの感染の消散に関与する(42、43)。このように、免疫促進物質推進Th1サイトカインは、この予防接種実験において観察される防御の原因となる。
他の2つの観察は、rMOMP+MPL+QS21接種群における防御細胞性免疫の装備の仮説を支持する:第一に、膣分泌物中に特異性分泌性IgAが存在しないことおよび強い血清抗体応答の非中和性は体液性防御を有する可能性を除外し;第二に、MOMP VD配列のレベルが相当異なる2つの異なる血清型を用いて得られる防御の異型特性は、MOMPのプロセスを受けた保存領域由来のT−細胞エピトープは不妊症に対する防御の薬剤となりえることを示唆する。
以下に本発明を説明する。
1.材料および方法
1.1 クラミジア種および動物タフレイ(Tuffrey)らにより単離され、ジェイ・オーフィラ(J.Orfila)博士の好意により提供されたクラミジア・トラコマチスF血清型NI1株およびクラミジア・トラコマチスL2血清型434株(ATCC、Rockville,MD)をこの研究において用いた。クラミジアを10%ウシ胎仔血清(FCS)(GibcoBRL製品)を補足したMEM中マッコイ細胞(ATCC、Rockville,MD)に適当には10封入体形成単位/mlの濃度で接種した。1時間の遠心分離(1500g)および2時間の37℃でのインキュベーション(5%CO)の後、接種物を除去し、細胞に0.5μg/mlシクロヘキシミド(シグマ製品)を補足した新鮮な培地を再供給した。37℃で48時間インキュベーションした後、細胞をガラスビーズで破砕し、250mMシュークロース、10mMリン酸ナトリウム、5mM L−グルタミン酸pH7.2(SPG)中に約10ないし10IFU/mlの濃度で収穫し、−70℃で貯蔵した。
雌C3H/HeOuJ(H−2k)マウス(6ないし8週齡)をIffa Credo(フランス)から入手した。同系(B&K、イギリス)由来の8ないし10週齡の雄を繁殖のために用いた。
1.2 PCR増幅およびプラスミド構築
増幅 MOMP L2血清型DNAを、デナマー(Denamur)ら(33)により記載されているように、10μlのクラミジア接種物の240μl溶解緩衝液中溶解およびPCR増幅により得た。合成オリゴヌクレオチド5’−GAGACTCCCATGGATCCACTGCCTGTGGGGAATCCTGC−3’および5’−TTAGAAGCGGAATTGTGCATTTAC−3’(SB Biologicals、ベルギー)を公開された配列(34)から選択した。5’オリゴヌクレオチドはBamHI制限エンドヌクレアーゼ部位(太文字)が先行する成熟MOMP(下線)のアミノ末端をコードするヌクレオチド配列を含む。増幅は、Pfu DNAポリメラーゼ(Stratagen)およびKoch Light NBS Thermal Cycler(New Brunswick)を用いて行った。適切な大きさのPCR産物を1%アガロースゲルからジェネクリーンIIキット(Bio 101)を用いて精製した。
1.3 クローニング
増幅したL2血清型MOMP DNAをDNAポリメラーゼIのクレノウフラグメントで平滑末端にし、あらかじめSmaIで消化したpGEM4Z(Promega)中に結紮し、標準CaCl法を用いてイー・コリJM109中に形質転換した。得られたクローンについて制限分析を行い、適切なDNA構築物をニュークレオボンドPC−100キット(Macherey−Nagel)を用いて増幅し、精製した。MOMP DNAを次にBamHIでの消化によりpGEM4Z−MOMPから切除し、T7lacプロモーターおよびHis.Tag配列の下流のBamHI消化pET15(Novagen)中に挿入した。適切なクローンを、イー・コリDH10B株(Stratagen)中への形質転換後、制限分析により選択し;クローンしたDNAの完全ヌクレオチド配列をジデオキシ鎖成長停止法(35)により確認した。pET15−MOMPプラスミド調製物を最終的にBL21(DE3)株(ノバゲン製品)を形質転換するのに用い、これはIPTG誘発性T7ポリメラーゼを有するので組換え産物発現を促進できる。
1.4 免疫原産生、特質化、精製および配合
1.4.1 産生および特質化
pET15−MOMP形質転換BL21(DE3)菌を200μg/mlアンピシリン(Sigma)を補足したLB培地(Gibco BRL)中に培養した。培地の600nmで測定した光学密度が0.6ないし0.8に達したときに1mM IPTGを添加することにより発現を誘発した。細胞を誘発後3時間に収穫し、3回PBSで洗浄し、2%SDSおよび5%メルカプトエタノールを含有するサンプル緩衝液中に溶解させた。サンプルを3分間95℃で加熱し、全たんぱく質を同じゲル(Gibco BRL)上で分離した分子量マーカーを用いて12%SDS−PAGEにより分離した。イムノブロッティングについて、12%SD−PAGE分離たんぱく質をニトロセルロース上に移し、エイチ・コールドウェル(H.Caldwell)博士の好意により提供されたmAbs L2 I−45およびL2 I−10ならびにヤギ抗MOMP抗血清(Chemicon)を用いて検出した。rMOMPの細胞位置をマニアティス(Maniatis)ら(36)に記載されているような細胞分画により決定し;ペレットおよび上清をサンプル緩衝液中に再懸濁または調節し、全細胞溶解物と同様に分析した。
1.4.2 精製
100ml容積の3h IPTG誘発性培養物をマーストン(Marston)ら(37)により記載されたようにして、リゾチームおよびデオキシコレートを用いて溶解した。細胞溶解物を遠心分離し(12000gで15分間)、ペレットを2%SDSを含有するが、メルカプトエタノールを含有しない2mlのSDS PAGEサンプル緩衝液中に再懸濁し、3分間沸騰させた。溶解物を遠心分離し(12000gで15分間)、ペレットを捨て、上清を20mM Tris−HCl pH7.9、0.5%SDS、500mM NaCl、5mMイミダゾールの最終濃度に調節した。サンプルを2ml His結合樹脂(Novagen)を含有するクロマトグラフィーカラムにかけ;イオンメタルアフィニティークロマトグラフィーを製造業者の手順にしたがって行った。溶出された生成物の同一性および純度を、還元条件下でのSDS−PAGE、続いてクーマシーブルー染色またはイムノブロッティングにより評価した(前記参照)。たんぱく濃度をローリー試験により測定した。rMOMP含有フラクションをプールし、PBSに対してSlide A Lyserカセット(Pierce)を用いて透析した。
抗原の配合 3種の配合物を試験した:
1)MOMP+QS21 3DMPL
2)MOMP+SB62 水中油型乳剤
3)MOMP、SB62、QS21、3DMPL
これを、WO95/17210および/またはWO94/00153中に記載された手順にしたがって行った。簡単には、精製し、透析したrMOMPをPBS中に希釈し、注射用に5μg MPL+10μgQS21を含む25μg/ml(200μl)または100μlのSB62と称する5μgMPL/10μgQS21を含むかまたは含まない水中油型乳剤と混合するために50μg/ml(100μl)にした。各処方に関して、ワクチンを以下のように調製した:
1)MPL(100nm粒子として)をMOMP抗原に添加し、つづいて緩衝液、次にQS21を添加することによりMPL/QS21を処方した。
2)抗原を緩衝液に、次にSB62、続いて100nm粒子としてMPL、次にQS21を添加することによりMPL/QS21/SB62を処方した。この処方において、抗原は外側(すなわち、乳剤液滴の外側)にあり、MPLは外側に、ほとんどのQS21も外側にあると考えられる。
3)緩衝液中抗原にSB62を添加することによりSB62を処方した。抗原は外側にある。
1.5 卵管炎のマウス実験における予防接種、受胎力および血清学的研究
10匹の雌C3H/HeOuJのグループに0および2週に尾の基底部に異なる製剤200μl中2×5μgのrMOMPを皮下投与することにより免疫処置し;対照群は同じスケジュールに従い、5μgMPLおよび10μgのQS21を含有する乳剤で疑似免疫処置した。接種を6週にタフレイ(Tuffrey)らにより記載されている手順(24)にしたがって行った。簡単に説明すると、マウスに、5x10IFUクラミジア・トラコマチスNI1の100μl SPGまたは100μlのマッコイ細胞抽出物中溶液を両側に子宮内接種することにより行った攻撃の7日前に2.5mgのプロゲステロンを皮下投与(Depo−Provera、Upjohn)した。
10週に、受胎力評価のために処置マウスを雄と一緒に3カ月間ケージに入れた(雌2匹に対して雄1匹、各群内で雄を週ごとにローテーションした)。繁殖期間にわたって計算したパラメーターは、1群あたりの新生マウスの平均数(M)および平均同産児サイズ(N)であった。
6週に血液を採取し、血清をrMOMP特異性抗体、F血清型NI1株クラミジア封入体認識およびヘテロローガスな(NI1)in vitro感染のの中和に関して分析した。膣洗浄液を6週に、50μlのPBSを腟内にピペットで数回注入出することにより集め、rMOMP特異性分泌IgA抗体に関して分析した。
1.6 血清学的分析
1.6.1 抗rMOMP抗体の決定rMOMP特異性IgGまたはIgA価を、酵素結合抗体免疫吸着検定(ELISA)において抗体としてrMOMPを用いて測定した。プレート(Maxisorp,Nunc)を4℃で5μg/mlの抗原の10mM炭酸塩/炭酸水素塩緩衝液(pH9.6)緩衝液中溶液で一夜コートし、0.1%Tween20 PBS(洗浄緩衝液)で洗浄し、1時間、37℃でPBS3%BSA(Sigma)でブロックした。試験血清を順次0.5%BSA(インキュベーション緩衝液)を含有する洗浄緩衝液中に37℃で1時間希釈した。プレートを洗浄し、1時間、37℃でホースラディッシュペルオキシダーゼ−共役ヤギ抗ネズミIgGまたはIgA(Sigma)とともにインキュベートした。洗浄後、基質オルトフェニレン−ジアミン(Sigma)を室温で20分間添加し;2M HSOの添加により反応を停止させ、492nmでの吸光度をラブシステムズマルチスキャンで測定した。抗rMOMP IgGまたはIgA価を中間吸光度を与える血清サンプル希釈の逆数として表した。
各血清サンプルに関して、rMOMP特異性IgG応答を前記のような直接ELISAに若干修正を加えてrMOMP特異性IgG2a、IgG2bおよびIgG1比に分割した。試験血清を三重試験においてインキュベートし、プレートを洗浄し、インキュベーション緩衝液中に希釈したビオチニル化ヤギ抗ネズミIgG2a、IgG2bまたはIgG1(Amersham)を三重試験の各レーンに添加した。37℃で1時間後、プレートを洗浄し、ストレプタビジンホースラディッシュペルオキシダーゼコンプレックス(Amersham)とともに1時間インキュベートした。暴露および力価測定を前記のように行った。%で表した3つのIgGサブタイプのそれぞれの罹患率をこのIgGサブタイプ力価と3つのサブタイプについて測定された力価の合計間の比として計算した。
1.6.2 クラミジア封入体の異型検出
マッコイ細胞を無菌平底96−ウェルマイクロプレート(Nunc)中で培養し、コンフルエントな単層を約5x10IFUのクラミジア・トラコマチスF血清型NI1株で感染させた。感染後24時間に、細胞をPBSで洗浄し、10分間メタノールで固定した。洗浄を繰り返し、PBSで1/100に希釈した100μlの血清サンプルを1時間37℃でインキュベートした。プレートを洗浄し、ホースラディッシュペルオキシダーゼ−共役ヤギ抗マウスIgG(Sigma)で1時間37℃で処理した。PBSで洗浄後、抗体結合を、ジアミノベンジジンテトラヒドロクロリド(DAB、Sigma)の添加により可視化した。抗rMOMP IgGNI1封入体の存在を、倒立光学顕微鏡を用いて評価した。
1.6.3 異型in vitro中和活性
補体独立性in vitro中和検定をスー(Su)ら(38)により記載されているようにして多少変更を加えて行った。簡単にいうと、50μlの補体除去個体マウス血清の2倍のSPG希釈を50μlSPG中に希釈した10IFUの血清型F NI1株に添加した。混合物を30分間37℃(5%CO)でインキュベートし、次に100μlをHBSS(Gibco BRL製品)洗浄シリア産ハムスター腎臓細胞(HaK、ATCC、Rockville、MD)上に接種し、2時間37℃(5%CO)でインキュベートした。次に、接種物を除去し、細胞をHBSSで洗浄し、10% FCS、50μg/mlゲンタマイシンおよび0.5μg/mlシクロヘキシミドを含有するMEMを添加した。37℃で24時間のインキュベーション後、細胞を固定し、封入体を前記のようにして市販のヤギ抗MOMP抗血清(Chemicon)およびアルカリホスファターゼ共役ウサギ抗ヤギ(Sigma)を用いて免疫化学的に検出した。5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルホスフェート/ニトロブルーテトラゾリウム(BCIP/NBT、Sigma)を酵素反応の基質として用いた。5領域を200倍の倍率で倒立顕微鏡を用いて計測することによりIFUを定量化した。サンプル血清について得られた1領域あたりの平均IFU数を、感受性マウスからの血清を含む負対照混合物について得られた平均IFU数の減少(%)として表した。中和価(NT50)を、感染性の50%減少をもたらす血清サンプル希釈度の逆数として計算した。
1.7 結果
1.7.1 組換え抗原発現および特質化
成熟MOMP血清型L2をコードするヌクレオチド配列を含有するPCR増幅DNAフラグメントを正リーディングフレーム中に挿入し、pET15発現ベクター中に配向させ;クラミジアたんぱく質のヌクレオチド配列および5’−末端His−Tagペプチドをコードするポリヌクレオチド鎖との融合点をクローニング法のデザインにより推測した。細胞分画後、発現産物はイー・コリの不溶性フラクション中にあり、これは不溶性封入体の形態で発現されることを示唆する。組換えMOMP含有ペレットを2%SDS緩衝液中に可溶化させ、組換えMOMPと融合したHis.tagペプチドにより支持されるヒスチジン残基をキレート化するために固定化ニッケルイオンを用いるイオンメタルアフィニティークロマトグラフィーカラムにかけた。あらかじめ洗浄し、SDSを含まない緩衝液中に溶出した精製たんぱく質は予想された分子量を示し、それぞれSDS−PAGEおよびウェスタンブロット分析で示されるように、抗MOMPモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体と免疫反応性であった。透析後、rMOMP濃度は500μg/mlと1mg/mlの間で、組換え産物の純度は90%と推定された。
1.7.2 マウス血清学的応答および異型攻撃後の受胎力に対するアジュバント化rMOMPでの免疫処置の効果
異なってアジュバント化された組換えMOMPの予防力を評価するためにデザインされた実験の結果を第1表に要約する。第4および5群は5μgのMPLおよび10μgのQS21でアジュバント化したrMOMPで皮下免疫処置した。第4群において、アジュバント化組換えたんぱく質を油相としてスクアレンおよびアルファトコフェロール、界面活性剤としてTween80を含有するSB62乳剤中に調製した。第6群は、第4群と同じであるが、免疫促進物質を含まないSB62乳剤と合したrMOMPで皮下免疫処置した。3つの対照群もデザインした。未処置動物群(第1群)、SB62乳剤と合した免疫促進物質を用いた疑似免疫化マウス群(第2群)および疑似感染させる以外は第4群と同様に免疫処置した第3群。第2、4、5および6群は、異型クラミジア・トラコマチスNI1株で攻撃した。
1.7.3 免疫処置の血清学的応答に対する影響
異なる製剤の免疫原性を評価するために、IgG価をワクチンの第2回投与(攻撃の日)後4週間目に抜き取った血清に関するELISAにより測定し、数学的平均力価(AMT)を各群について計算した。5μgのrMOMPを2回注射することによる免疫処置により、高レベルの抗rMOMP IgGが出現した。第1表に示すように、AMTは実際に第4および第6群について同じであるが、乳剤および免疫促進物質の組み合わせによりrMOMP特異性IgG平均力価が2倍に増加した。アジュバントのみで疑似免疫処置した動物(第2群)はクラミジア組換え抗原に対して有効な抗体力価を有しない。どの群においても、特異性rMOMP分泌IgAは攻撃直前に集められた膣洗浄物中に検出されなかった。
第1表に示すように、免疫促進物質含有群(4および5)とSB62乳化rMOMPで免疫処置した第6群の間にはIgG亜群特性における明らかな違いが見られる。MPL+QS21の利用はIgG2aの相対的レベルを明らかに増加させ、IgG1の相対的レベルの減少させることが判明し;非乳化製剤の場合にこの現象の影響が最大になった。
rMOMP特異性IgGがクラミジアの異型感染株と交差反応できるかどうかを確かめるために血清を1:100に希釈し、それぞれをメタノール固定感染細胞上クラミジア封入体を認識する能力に関して免疫酵素検定で試験した。各免疫処置群からの全マウス血清は攻撃に用いるクラミジア・トラコマチス血清型F NI1株と反応するIgGを含有することが判明した。したがって、これらすべてを、負の対照として疑似免疫処置マウスからの血清を用いて、この株に対するin vitro補体独立性中和活性について試験した。結果は、免疫血清はいずれも著しくクラミジア感染性を減少させることができないので、ELISAおよび免疫酵素検定により得られた結果と一致しなかった。
1.7.4 攻撃後の受胎力に対する異型免疫処置の影響
rMOMPでの最終免疫処置(または疑似免疫処置)の8週間後および子宮内感染(または疑似感染)の4週間後に、マウスを2月間雄とつがわせた。C3H/He0uJマウス受胎力に対するヘテロローガスなNI1株での攻撃の結果を以下のパラメータについて測定した:1群あたりの新生児の平均数(N)および平均同産児サイズ(M)。未処置マウスと比較して、第2群(疑似免疫処置)におけるクラミジア接種マウスの受胎力は著しく変更され;この結果から、この例における動物モデルの有効性を確認できる。免疫処置および疑似感染動物(第3群)では、未処置群に比べて受胎力のパラメーターが減少し;動物の受胎力の非病理学的変更を考慮するようデザインされているこの群は、rMOMP製剤の予防力を評価するための対照として用いた。第1表に示すように、免疫促進物質同時接種群(第4および5群)とSB62乳化rMOMPで免疫処置した第6群間に受胎力レベルの明らかな違いが見られた。第5群は10匹のマウス中7匹について最良の結果を示し、同産児の出生および最大の受胎力パラメーターをもたらし;N値は対照群3の値の50%に達し、M値は同じ対照群について計算される値に匹敵した。逆に、免疫促進物質を欠く第6群により示される受胎力パラメーターは、感染対照群2において得られるものに匹敵する。免疫促進物質およびSB52乳剤を組み合わせたrMOMP免疫処置の結果としても、不妊症に対する防御が得られるが、SB62乳剤の利用は防御率を部分的に減少させるように思われる。このように、MPL+QS21の利用は上部生殖管クラミジア感染症に対して部分的な防御をもたらし、非乳化製剤についてこの減少の効果は最大に達する。
1.8 結論
我々の結果は、MPL+QS21アジュバント化rMOMPでの非経口免疫処置はマウス生殖管のヘテロローガスなクラミジア感染により起こる不妊症を部分的に防御するが、反対に、両免疫促進物質を含まないSB62乳化rMOMPの注射は防御を誘発しないことを示す。一方、全製剤は免疫処置動物の血清において強く、比較的均質なMOMP特異性全IgG応答を惹起し;これらの抗体は異型感染株のメタノール固定クラミジア封入物と交差反応できるが、in vitroでのクラミジア感染性を減少できない。攻撃直前に、rMOMP特異性IgAは膣分泌物中に検出されず、これは非経口抗原投与法と一致する。このように、全免疫処置群についての全特異性IgG力価または中和価の病理学の結果との比較により、これらの比較について明らかな相関は見られなかった。
この調査の結果から、MPL+QS21と組み合わせた組換えMOMPは、クラミジア・トラコマチスにより引き起こされる不妊症に対して免疫防御を惹起できることが判明した。
2.種々のMOMPアジュバント処方の第二の実験
2.1 材料および方法を試験した
クラミジアおよびマウス種は実施例1において記載した実験において用いたのと同じであった。
2.2 MOMP産生および処方
抗原産生についてのDNA構築物pET15−MOMPの産生および使用は実施例1に記載してある。より大量のエンドトキシンを含まない抗原を産生するために、抗原精製法を変更した。簡単に説明すると、10ml His結合樹脂(Novagen)を製造業者にしたがった精製手順を行う前に25容積の2% SDS、6M水中尿素で洗浄し、一方、250mlの遠心分離でペレット化した誘発された溶解物を、Tris−HCl pH7.9、0.5%SDS、500mM NaCl、5mMイミダゾール中に可溶化する前に4M 尿素、2M NaCl、つづいて2%Zwittergen(Calbiochem)で洗浄した。抗原をTris−HCl pH7.9、100mMイミダゾール中に溶出し、5mMTris−HCl pH7.4に対して透析し、0.22μm滅菌フィルター(Millipore)上で濾過した。リムルスアメーバ様細胞溶解試験(Coatest、Chromogenix)を用いて、LPS含量を評価した。
2.3 処方
抗原を用量あたりのMPLの量を10μgに調節する以外は実施例1に記載したようにして処方し;係属中のUK出願9508326.7、9513107.4に記載されているような修飾QS21(DQと称する)を用いた群も試験し、用量あたり10μgの割合でワクチンに添加した。より詳細には、緩衝液に抗原を添加することによりワクチンを処方した。100nm粒子としてのMPLを次に添加した。別の試験管中で、QS21をジオレイルホスファチジルコリン(DOPC)およびコレステロールから成る小ユニラメラリポソーム(DOPC:コレステロール=4:1 w/w)と混合し、QS21のコレステロール比が1:5になるようにした。(この条件下で、すべてのQS21はリポソーム膜中に取り込まれる)。QS21/SUVミックス(DQと称する)を次に抗原/MPLミックスに添加する。この処方において、抗原は外にあり、MPLは外にあり、QS21はリポソーム中にある。
2.4 卵管炎のマウスモデルにおける接種、受胎力、免疫学的および組織学的研究
免疫処置、実験的感染およびサンプリングを、負の対照群を10μgMPLおよび10μgQS21を含有する乳剤で疑似感染させ、MPL+DQと合した抗原で免疫処置した別の群を添加する以外は前記のように計画した。群は15匹のマウスからなり、その内10匹を8週間つがわせ、一方5匹を組織病理学的、免疫細胞化学的分析のための攻撃後2週間で殺した。群の受胎率を評価するのに用いたパラメータは次の通りである:F(1回またはそれ以上出産したマウスの数を全マウスの数で割ったもの)、M(新生マウス(死亡または生存)の数を全同産児数で割ったもの)、およびN(新生マウス(死亡または生存)の数を全マウス数で割ったもの)。
血清および膣洗浄物をrMOMP特異性抗体に関してELISAにより分析し、血清はまた血清型F NI1株クラミジア封入体認識およびヘテロローガスな(NI1)in vitro感染の中和に関して試験した。すべての技術は前記の通りである。
生殖管の上半分(卵巣、卵管および子宮角の上部)をOCT化合物(組織−TEK、Miles)中に包埋し、急速凍結させ、凍結部分(10μm)をスライドガラス(スーパーフォースト、Menzel−Glaser)上に載せた。切片を風乾し、アセトン中5分間固定し、−70℃で保存した。組織病理学的分析のために、再水和切片をヘマトキシリン(H)およびエオシン(E)で染色した。免疫細胞化学的染色のために、切片をPBS中で再水和し、60分間100μl PBS中2μgのビオチニル化ラット抗マウスCD4またはCD8mAb(Serotec)とともにインキュベートし、2回PBSで洗浄し、1/2000希釈のHRP−ストレプタビジン(Zymed)とともに30分間再インキュベートした。洗浄後、液体DABキット(Zymed)で発色させ、ヘマトキシリンで確認し、アクリトール(Surgipath)中で永久的にスライド作製した。
2.5インターフェロンガンマ分析
マウスの尾基底部に200μlの製剤を0および2週目に皮下注射し、対照群は、乳剤に合した10μgMPLと10μgQS21で疑似免疫処置した。動物を血清学的分析のために採血し、4週目に屠殺し、脾臓を滅菌的に除去し、プールし、単一細胞懸濁液を1μg/mlrMOMPまたは対照として4/mlConA(Boerhinger・Mannheim)での再刺激のために調製した。このように、培養物を平底24−ウェル培養皿中にRPMI1640 1mlあたり10個の応答細胞と10%ウシ胎仔血清(Gibco−BRL)を用いて準備した。再刺激後96時間に収穫した上清を、IFN−ガンマに関して市販のELISAキット(Cytoscreen、Biosource)を用いて分析した。
2.6 結果
2.6.1 抗原
透析後、rMOMP濃度は約2mg/mlと推定され、エンドトキシン汚染は0.05EU/μgrMOMP/以下であった。
2.6.2 アジュバント化rMOMPでの免疫処置の、マウス体液性免疫応答、異型攻撃後の受胎力および感染の結果起こる炎症性浸潤に対する影響
異なってアジュバント化されたrMOMPの予防能力を評価するようデザインされた実験の結果を第2表に要約する。
2.6.3 体液性応答に対する免疫処置の効果予防接種後の体液性応答を攻撃の日に集めた血清および膣洗浄液において評価した。抗原の全処方は、30000付近の同じような抗−rMOMP IgG幾何平均値(GMT)を示した。アジュバントのみで疑似免疫処置した動物は、クラミジア組換え抗原に対して有効な抗体価を有しない。どの群においても、rMOMP特異性分泌IgAは攻撃の直前に集めた膣洗浄液において検出されなかった。rMOMP特異性IgG応答のイソタイプ化により、乳剤のみ中のMOMPにより発生する応答と比較して、MPLおよびQS21またはDQの存在がIgG2aの相対的レベルを増加させることが判明した。すべての免疫血清は、攻撃に用いられた血清型FCトラコマチスNI1株のメタノール固定封入体と反応するIgGを含有することが判明した。
2.6.4 異型免疫処置の攻撃後の受胎力に対する影響
ヘテロローガスなNI1株での攻撃のマウス受胎力に対する影響を実験手順において定義したF、NおよびMパラメータにより測定した。各群について、交配期間中にわたって計算したこれらのパラメータ値を第1表に示す。疑似感染群に対して、疑似免疫処置群の感染の結果、ほとんど完全な不妊症を引き起こし、観察された不妊症は、動物の処置ではなく、シー・トラコマチスにより誘発されることが解る。両免疫促進物質でアジュバント化したrMOMPで免疫処置した群において、抗原のMPL+DQ処方は部分的防御をもたらし、この群において、FおよびNパラメータの値は疑似感染群(正対照)において記録された値のほぼ80%に達する。反対に、乳剤中に配合されたrMOMPでの攻撃前の免疫処置はFおよびN受胎力パラメータを低下させる。
2.6.5 攻撃後の組織病理学的変化
受胎力実験の組織病理学的カウンターパートにおいて、組織片について行った古典的なHE着色は疑似免疫処置群および予防接種群間の卵管および卵巣の炎症指数において明らかな違いを示さなかった。しかし、免疫細胞化学的染色によるT−細胞サブセットの頻度を見ると、CD4陽性T−細胞はMPL+DQ予防接種群においてのみ検出され(4匹のマウス中4匹)、一方、CD8陽性T−細胞は免疫処置および疑似免疫処置群において検出された(第3表)。このように、この実験において、CD4陽性浸潤T−細胞は、実験の受胎力カウンターパートにおいて唯一防御された群であるMPL+DQ予防接種群においてのみ見いだされた。
2.6.6 in vitro再刺激によるIFNガンマ分泌に対する配合の影響
抗原処方により誘発される細胞活性化(第4表)を別の実験において分析した。一方、MPL+QS21またはMPL+DQと組み合わせたrMOMPで予防接種し、抗原でin vitro再刺激した動物から単離した脾臓細胞のその培養上清中のIFN−ガンマ濃度は同じ期間中4μg/mlのコンカナバリンAで刺激されたものに匹敵するものであった。一方、免疫促進物質を含まないrMOMPで疑似予防接種または予防接種した動物から単離した細胞は検出可能なレベルのIFN−ガンマを生じなかったが、ConAと同時培養したそのカウンターパートはすべてサイトカインについて陽性であった。各群からの血清のプールについて行った血清学的分析からIFN−ガンマ分泌は抗原特異性IgG2a比の増加を伴うことが判明した。
結論
まとめると、攻撃試験およびIFN−ガンマ検出検定からのデータにより、マウスにおいて、2つのアジュバントMPLおよびQS21またはDQと組換えMOMPの組み合わせにより、IFN−ガンマ分泌および増加したIgG2a比により解るような抗原特異性Th−1様免疫応答が誘発され、この結果クラミジア感染症の結果起こる不妊症に対する防御がもたらされ得る。
参考文献
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24.タフレイ エム(Tuffrey M)、ピー フェイルダー(P Falder)、ジェイ ゲイル(J Gale)およびディー テイラー−ロビンソン(D Taylor−Robinson) クラミジア・トラコマチスの人間種により誘発されるマウスにおける卵管炎 ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・パソロジー(Br.J.Exp.Path.)、1986、67、605−616
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31.マイヤーズ ケイ・アール(Myers KR)およびジェイ・ティー アルリッチ(JT Ulrich)アジュバントとしてのモノホスホリルリピッドAの有効的な使用。新規ワクチン法。粘膜、アジュバントおよび遺伝子法。インターナショナル・ビジネス・コミュニケイション(International Busines Communication,Ma,USA)
32.ニューマン エム・ジェイ(Newman MJ)、ジェイ・ワイ ウー(JY Wu)、ビー・エイチ ガードナー(BH Gardner)、ケイ・ジェイ モンロー(KJ Munroe)、ディー レオンブルノ(D Leombruno)、ジェイレッチア(J Recchia)、シー・アール ケンシル(CR Kensil)およびアール・ティー コーリン(RT Coughlin)卵巣アルブミン特異性CD8+細胞毒性Tリンパ球応答のサポニンアジュバント誘発 ザ・ジャーナル・オブ・イムノロジー(The Journal of Immunology)、1992、148、2357−2362
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Figure 2007308508
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Claims (9)

  1. クラミジア由来のMOMPたんぱく質をQS21および3D−MPLと合わせて含んでなる、クラミジアによって誘導される不妊症を減少させるのに有用なワクチン組成物。
  2. たんぱく質がクラミジアL2血清型由来である請求項1記載のワクチン。
  3. さらに異なる血清型由来のたんぱく質を含んでなる請求項1または2記載のワクチン。
  4. さらにステロールを含んでなる請求項1記載のワクチン。
  5. ステロールがコレステロールである請求項4記載のワクチン。
  6. QS21がコレステロール含有リポソームと結合する請求項5記載のワクチン。
  7. 抗原がリポソームの外側にある請求項6記載のワクチン。
  8. QS21のコレステロールに対する比率が約1:5である請求項5〜7のいずれか1項記載のワクチン。
  9. クラミジアによって誘導される不妊症を減少させるためのワクチンの製造におけるQS21および3D−MPLと組み合わせたクラミジア由来のMOMPたんぱく質の使用。
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