JP2007304291A - 液晶表示装置の駆動方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示装置における動画表示の高速応答性を低コストで実現する。
【解決手段】タイミングコントローラ6が、本充電するラインのデータとそのラインに先行して予備充電するラインのデータとを絵素単位で比較し、その差が所定値以上となる差の数を集計し、その集計値に応じてゲートクロック信号GCKのクロック幅を調整してゲートクロック信号GCK1を出力する。例えば、本充電の電圧と同じ電圧で予備充電する場合に過充電となる場合は、ゲートクロック信号GCK1の予備充電ラインに対応するクロック幅を狭くして予備充電期間を短くする。
【選択図】図1
【解決手段】タイミングコントローラ6が、本充電するラインのデータとそのラインに先行して予備充電するラインのデータとを絵素単位で比較し、その差が所定値以上となる差の数を集計し、その集計値に応じてゲートクロック信号GCKのクロック幅を調整してゲートクロック信号GCK1を出力する。例えば、本充電の電圧と同じ電圧で予備充電する場合に過充電となる場合は、ゲートクロック信号GCK1の予備充電ラインに対応するクロック幅を狭くして予備充電期間を短くする。
【選択図】図1
Description
本発明は、絵素を駆動するスイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor)を用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置の動画表示における応答速度の改善に関するものである。
TFTアクティブマトリクス型液晶表示装置(以降、TFT液晶表示装置と称する)は、他のタイプの液晶表示装置と同様、液晶の劣化を回避するために液晶を交流駆動している。具体的には、同一のラインにおける絵素について、前フレームとは反対の極性の電圧が垂直有効走査期間毎に液晶に印加される(フレーム反転駆動法)。
フレーム反転駆動法では、表示が現フレームから次フレームへ移行するときに、液晶を新たに充電するために、現フレームにおいて異なる極性の電圧に充電されている状態から次フレームの極性に液晶分子を一旦配列しなおすエネルギーが必要になる。この配列に要する時間が、液晶の応答速度に最も影響を及ぼしている要因であると考えられる。
具体的には、図10では、第5行および第8列の絵素に着目している。絵素は、第5行のゲートラインを選択するゲートパルスがONすることによってトランジスタTrが導通すると、第8列のソースラインに印加されたデータ電圧が絵素電極Epixに印加され、この絵素電極Epixに対向する対向電極Ecomに印加された電圧と前記のデータ電圧との差の電圧が両電極Epix・Ecom間の液晶に印加される。図10では、液晶が現フレームで負極性に充電された状態から、次フレームで正極性に充電される例が示されている(ここでは「ゲート1パルスモード」と称する)。この図では、現フレームで第5行および第4列で白表示を行い、次フレームで第5行および第6行で白表示を行う。
ここで、あるラインにおいて、本来の充電をする数水平ライン前に、本来充電する電圧と同極性の電圧の印加を予備的に実施する。これにより、本来の充電期間中に正規の階調表示に到達する時間は、液晶が逆極性の電圧印加で配列された状態から本来の充電電圧で配列しなおすまでの時間が省ける。この結果、液晶の配列に要する時間を大幅に短縮することが見込まれる。
TFT液晶表示装置において主に採用されるライン反転駆動法であれ、ドット反転駆動法であれ、表示するためには、水平走査周期毎に液晶に印加する電圧の極性を反転させる。この為、本充電の前に予備充電として同一極性の電圧の印加を選択されたラインの液晶に最短で実施するには、例えば、特許文献1に記載されているように、図11に示すように、現ラインから2ライン前の液晶を予備充電する必要がある(ここでは「ゲート飛び越し2パルスモード」と称する)。
図11では、第5行および第8列の絵素に着目して、第3行のラインの液晶を負電圧に本充電しているときに、第5行のラインの液晶を同時に負電圧に予備充電している例が示されている。このとき、勿論、第3行および第5行のゲートラインを選択するゲートパルスがONしており、それぞれのゲートラインにおけるトランジスタTrが導通している。予備充電された当該絵素に本充電を行うときには、図11に示すように当該絵素の液晶分子が既に負極性の充電に応じて配列されているので、目標の階調に応じた電圧にまで液晶素子の配列を調整するだけである(ゲート飛び越し2パルスモード)。
特公平4−69394号公報(1992年11月6日公開)
ここで、図12(a)および(b)に示すように、nフレームにおいて、第3行で所定の階調レベルの表示を行うために第3行のラインの絵素に正極性の電圧を印加して本充電を行った後、第5行のラインの絵素に正極性の電圧を印加して上記の所定の階調レベルより低い階調レベルの表示を行うとする。
図12(a)に示すゲート1パルスモードでは、例えば、次のn+1フレームで第3行のラインが本充電されてから、同フレームで第5行のラインが本充電される。この場合、第5行のラインを選択するためのゲートパルスがONしている状態では、当該ラインの各絵素が階調レベルに達するまで充電さるので、正規の階調レベルで表示することができる。
これに対し、図12(b)に示すゲート飛び越し2パルスモードでは、n+1フレームにおいて、第5行のラインに本充電される階調レベルが第3行のラインに本充電される階調レベルと同じである。このため、当然として、第5行のラインは本来の階調レベルより高い階調レベルに対応する電圧に過充電されてしまう。そして、本充電時には、第5行のラインは、目標とする本来の階調レベルに応じた電圧(予備充電の電圧より低い電圧)に充電されると、予備充電時の過充電によって蓄積された電荷が、TFTからなるトランジスタTrのON特性のために場合によっては抜けきれない。このため、第5行のラインが、本来の階調レベルとは全く異なった、第3行のラインの予備充電の電圧に応じた階調レベルに近い階調レベルで表示する場合がある。
また、動画表示に関しては、特許文献1に記載された手法では、液晶の応答が遅いため、CRTのように動画をインパルス的に表示することができない。これは、TFT液晶表示装置では、図10に示すように、フレーム毎に映像が固定されるホールド型の表示形態になってしまうことによる。図10の例では、ライン反転駆動を行うことにより、同一絵素に印加する電圧の極性が現フレームと次フレームとで逆となるので、液晶分子の配列を変えるために時間を要する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、液晶表示装置における動画表示の高速応答性を低コストで実現することにある。
本発明に係る液晶表示装置の駆動方法およびその装置は、マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動方法およびその装置において、上記課題を解決するために、表示を行う第1ラインのスイッチング素子と、当該第1ラインの2ライン以上後に走査される第2ラインのスイッチング素子とを同時に導通させ、前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとの差を算出し、両者の差が所定値以上となる当該差の個数の総和を算出し、当該総和に応じて前記第2ラインのスイッチング素子の導通期間を決定するという手段を講じている。
このような構成では、第1ラインのデータと第2ラインのデータとの差が所定値以上となる差の個数が、第2ラインにおける各表示素子について予備充電を施すと過充電となる表示素子の個数に対応する。それゆえ、その個数が多くなるほど予備充電期間が短くなるように第2ラインのスイッチング素子の導通期間を決定すれば、予備充電時に第2ラインの表示素子に第1ラインの表示素子と同じ電圧が充電されても、スイッチング素子の導通期間が短いので、表示素子への充電量を抑制することができる。これにより、予備充電時に過充電状態に至ることを回避することができる。
また、第1ラインのデータと第2ラインのデータとの差を算出するために、両データを一時的に蓄えるためには、ラインメモリを備えればよい。これにより、いわゆる輪郭補正のためのオーバーシュート駆動に用いられるような大規模なフレームメモリを備える必要がなく、低コストにて応答速度向上を図ることができる。
前記駆動方法および駆動装置において、前記第2ラインが前記第1ラインの2ライン先であることが好ましい。これにより、本発明を前述のゲート飛び越し2パルスモードに適用することができる。
本発明に係る他の液晶表示装置の駆動方法およびその装置は、マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動方法およびその装置において、上記の課題を解決するために、表示を行う第1ラインのスイッチング素子を導通させるときに、当該第1ラインの1ライン以上前に表示のために走査された第2ラインのスイッチング素子を同時に導通させ、当該第2ラインの表示素子に、走査時に印加された電圧と逆極性の電圧を印加するという手段を講じている。
上記の構成では、表示のために第1ラインのスイッチング素子が導通しているときに、既に表示のために操作された第2ラインのスイッチング素子も導通している。また、このとき、第2ラインの表示素子には、走査時に印加された電圧と逆極性の電圧が印加される。これにより、表示のために既に充電された表示素子を放電することができる。これにより、第2ラインの表示素子の充電状態が維持されるために、表示状態が次のフレームにまで維持されることがなくなり、インパルス的表示を実現することができる。
前記他の液晶表示装置およびその装置は、前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとを比較し、両者のいずれか一方が大きい比較結果の総和を算出し、当該総和が所定数以上であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間を前記総和が所定数未満であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間と異ならせることが好ましい。
例えば、ノーマリーホワイトモードにおいて、第1ラインのデータ(黒側表示)が第2ラインのデータ(白側表示)より大きい比較結果の数の総和が所定値以上であるとき、第1ラインの表示素子の充電量が第2ラインの表示素子の充電量より多い。そこで、上記の構成では、第2ラインにおけるスイッチング素子の導通期間を当該総和が所定数未満であるときの第2ラインにおけるスイッチング素子の導通期間より長くする。これにより、この場合は、第2ラインの表示素子を黒側表示となるように急速に放電される。それゆえ、第1ラインのデータと第2ラインのデータとの大小関係に応じて、第2ラインの表示素子に対する放電量を設定することができる。
本発明に係る液晶表示装置の駆動方法およびその装置は、以上のように、表示を行う第1ラインのスイッチング素子と、当該第1ラインの2ライン以上後に走査される第2ラインのスイッチング素子とを同時に導通させ、前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとの差を算出し、両者の差が所定値以上となる当該差の個数の総和を算出し、当該総和に応じて前記第2ラインのスイッチング素子の導通期間を決定するので、表示素子の予備充電による過充電を回避することができる。従って、表示品位を低下させることなく、液晶表示装置の高速応答を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の液晶表示装置の駆動方法およびその装置は、以上のように、表示を行う第1ラインのスイッチング素子を導通させるときに、当該第1ラインの1ライン以上前に表示のために走査された第2ラインのスイッチング素子を同時に導通させ、当該第2ラインの表示素子に、走査時に印加された電圧と逆極性の電圧を印加するので、第2ラインの表示素子の表示状態が次のフレームにまで維持されることがなくなり、インパルス的表示(擬似インパルス表示)を実現することができる。従って、液晶表示装置における動画の高速応答を容易に実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図9に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1に示すように、液晶表示装置1は、表示パネル2と、複数のソースドライバ3と、複数のゲートドライバ4と、電源回路5と、タイミングコントローラ6とを備えている。
表示パネル2は、n本のゲートラインGi(i=1〜n)と、n本の電位配線Ei(i=1〜n)と、m本のソースラインSj(j=1〜m)と、n×m個の絵素Aijとを含んでいる。絵素Aijは、ゲートラインGiとソースラインSjとが交差する付近に配置されている。図2に示すように、この絵素Aijは、薄膜トランジスタ(以降、単にトランジスタと称する)Trと、表示素子DEとを有している。
トランジスタTrのゲートはゲートラインGiに接続され、ソースはソースラインSjに接続され、ドレインは絵素電極Epixに接続される。この絵素電極Epixと対向して配置される共通電極Ecomには共通電圧Vcomが印加される。また、絵素電極Epixと共通電極Ecomとの間には液晶LCが満たされている。絵素電極Epixと、共通電極Ecomと、両電極Epix・Ecom間における液晶LCとで、表示素子DEが構成される。
ソースドライバ3は、スタートパルスSSPをソースクロック信号SCKのタイミングでシフトレジスタにおいて転送させ、シフトレジスタの各出力段から出力されるタイミングパルスのタイミングで階調データDxを対応するソースラインSjの位置に保持する。また、ソースドライバ3は、保持された階調データDxをラッチパルスLPのタイミングでラッチに取り込んでソースラインSjに出力する。
ゲートドライバ4は、スタートパルスGSPをゲートクロック信号GCKのタイミングでシフトレジスタにおいて転送させ、シフトレジスタの各出力段から出力されるタイミングパルスによってゲートパルスを生成してゲートラインGiに出力する。このゲートドライバ4は、1つのゲートラインGiを間においた2つのゲートラインGi−1,Gi+1に接続されたトランジスタTrを同時にONさせるように、ゲートラインGi−1,Gi+1に同じタイミングでゲートパルスを与える。これにより、前述のゲート飛び越し2パルスモードによる駆動が可能になる。具体的には、ゲートドライバ4は、表示のために本充電が施されるゲートラインGi−1についてはゲートクロック信号GCKに基づいてゲートパルスの幅を決定し、表示に先立って予備充電が施されるゲートラインGi+1についてはゲートクロック信号GCK1に基づいてゲートパルスの幅を決定する。
また、ゲートドライバ4は、インパルス的駆動を行うために、ゲートラインGiに予備放電を施す場合に、ゲートクロック信号GCK2に基づいてゲートパルスの幅を決定する。更に、ゲートドライバ4は、本充電用ゲートパルス出力部4a(図中「本充電」)、予備充電用ゲートパルス出力部4b(図中「予備充電」)および予備放電用ゲートパルス出力部4c(図中「予備放電」)を有している。
本充電用ゲートパルス出力部4aは、後述するゲートクロック信号GCKに基づいて、本充電時にゲートラインGiをONさせるためのゲートパルスを出力する。予備充電用ゲートパルス出力部4bは、後述するゲートクロック信号GCK1に基づいて、予備充電時にゲートラインGiをONさせるためのゲートパルスを出力する。予備放電用ゲートパルス出力部4cは、後述するゲートクロック信号GCK2に基づいて、予備放電時にゲートラインGiをONさせるためのゲートパルスを出力する。
電源回路5は、ソースドライバ3およびゲートドライバ4を動作させるための電源電圧を出力する回路である。また、電源回路5は、前記の共通電圧Vcomを発生してもよい。
タイミングコントローラ6は、ソースドライバ3に与えるスタートパルスSSP、ソースクロック信号SCK、ラッチパルスLP等の制御信号を生成するとともに、入力された階調データDxをソースドライバ3に出力する。タイミングコントローラ6は、ゲートドライバ4に与えるスタートパルスGSP、ゲートクロック信号GCK,GCK1,GCK2、マスク信号MK等の制御信号を生成する。
また、タイミングコントローラ6は、図3に示す予備充電制御回路11を有している。この予備充電制御回路11は、ゲートドライバ4がゲート飛び越し2パルスモードによる駆動を行うときに、同一ラインに印加する予備充電電圧が本充電電圧より高い場合、すなわち予備充電で過充電となることを回避するために、ゲートパルス幅を制御する。
予備充電制御回路11は、図3に示すように、ラインメモリLM1、階調レベル比較部12、予備充電期間決定部13およびゲートクロック制御部14を奇数ラインのデータ用に備える一方、ラインメモリLM2、階調レベル比較部12、予備充電期間決定部13およびゲートクロック制御部14を偶数ラインのデータ用に備えている。
ラインメモリLM1は映像データDx(階調データ)のうち連続する2つの奇数ラインのデータ(たとえば8ビット)を格納し、ラインメモリLM2は映像データDxのうち連続する2つの偶数ラインのデータを格納する。ラインメモリLM1は、ラインメモリLM2が2ライン分のデータを同時に読み出している間に奇数ラインのデータを1ライン分ずつ書き込む。一方、ラインメモリLM2は、ラインメモリLM1が2ライン分のデータを同時に読み出している間に偶数ラインのデータを1ライン分ずつ書き込む。ラインメモリLM1,LM2へのデータの書き込みは、例えば、水平同期信号毎に交互に切り替えるなどして行われる。また、ラインメモリLM1,LM2においては、先に書き込まれたデータに新たなデータが上書きされる。
ここで、以降の説明では、奇数ラインのデータ用の構成について説明するが、偶数ラインのデータ用の構成も同様であるので、その説明を省略する。
階調レベル比較部12は、減算器SUB、コンパレータCMP、比較結果レジスタREGおよび加算器ADDを有している。
減算器SUBは、ラインメモリLM1から読み出された2つの奇数ラインについて、後続ライン(第nライン)のデータから先行ライン(第n+2ライン)のデータを絵素単位で減算する。
コンパレータCMPは、減算器SUBの減算結果と過充電判定レベルLocとを絵素のデータ単位で比較し、減算結果が過充電判定レベルLco以上であるときに“1”を出力し、減算結果が過充電判定レベルLcoより小さいときに“0”を出力する。上記の後続ラインのデータ(階調レベル)と上記の先行ラインのデータ(階調レベル)との差、すなわち階調レベル差が、各データに応じた充電レベルの差に対応している。このことから、過充電判定レベルLcoは、当該充電レベル差に基づいて、後続ラインのデータの充電レベルに対する先行ラインのデータの充電レベルが過充電であるか否かを判定するための基準として設けられている。
比較結果レジスタREGは、コンパレータCMPの比較結果を絵素のデータ単位で格納する。加算器ADDは、比較結果レジスタREGに格納されている比較結果を加算して、その総和を出力する。この総和は、先行ラインにおける過充電の度合いを示す過充電発生ポイント係数としてゲートクロック信号GCK1のパルス幅を決定するために利用される。
予備充電期間決定部13は、コンパレータCMP1〜CMPi、レジスタREG1〜REGiおよびゲートクロック発生回路GCGを有している。
コンパレータCMP1は、加算器ADDから出力されるの総和と基準値R1−1,R1−2(R1−1<R1−2)とを比較して、当該総和が両基準値R1−1,R1−2の範囲内(間)にあるか否かを、あるときに“1”を出力し、ないときに“0”を出力することによって判定する。コンパレータCMP2〜CMPiは、上記の総和がそれぞれ基準値R2−1,R2−2〜Ri−1,Ri−2(R1−2<R2−1<R2−2,…,Ri−1<Ri−2)の範囲内(間)にあるか否かをコンパレータCMP1と同様にして判定する。
レジスタREG1〜REGiは、それぞれゲートクロック信号GCKのパルス幅を表す固定値W1〜Wiを格納している。これらのレジスタREG1〜REGiは、それぞれ対応するコンパレータCMP1〜CMPiからの“1”の出力が入力されると、格納している固定値W1〜Wi(W1<W2<W3,…,Wi−1<Wi)を出力する。
なお、予備充電制御回路11は、図4に示すように、レジスタREG1〜REGiの代わりにルックアップテーブルLUTを有している。このルックアップテーブルLUTは、コンパレータCMP1〜CMPiの出力を各ビットとする入力データとして、その入力データに対応する上記の固定値W1〜Wiを格納しており、入力データに応じた固定値W1〜Wiのいずれか1つを出力する。例えば、上記の総和が基準値R1−1,R1−2の範囲内にあり、コンパレータCMP1から“1”が出力され、コンパレータCMP2〜CMPiから“0”が出力される場合、ルックアップテーブルLUTは、入力データを“10…0”として、固定値W1を出力する。
ゲートクロック制御部14は、カウンタCNTおよびANDゲートAGを有している。
カウンタCNTのデータ入力端子Dには、レジスタREG1〜REGiのいずれかから、またはルックアップテーブルLUTから出力される固定値W1〜Wiのうちの1つがプリセットデータとして入力される。カウンタCNTのロード端子Lには、ゲートクロック発生回路GCGからのゲートクロック信号GCKが入力される。カウンタCNTのクロック端子CKには、外部クロックCLKが入力される。このカウンタCNTは、ゲートクロック信号GCKの立ち上がりのタイミングで上記のプリセットデータをロードして外部クロックCLKをカウントし、プリセットデータの数値までカウントすると、カウントアップ信号(例えばL)を出力する。このカウントアップ信号は、ラッチなどによって保持される。また、カウンタCNTは、ゲートクロック信号GCKの立ち下がりでリセットされる。
なお、外部クロックCLKの周期はゲートクロック信号GCKの周期より十分短いものとする。
ANDゲートAGは、カウントCNTからのカウントアップ信号とゲートクロック信号GCKとの論理積否定を出力する。この論理積否定は、カウントアップ時のカウントアップ信号の変化によってパルス幅の制限されたゲートクロック信号GCK1として得られる。例えば、固定値W2が得られた場合、カウンタCNTが外部クロックCLKを2クロック分カウントしてカウントアップ信号をHからLに変化させると、そのタイミングでゲートクロック信号GCK1がHからLに変化する。
このように、予備充電制御回路11は、カウンタCNTが、得られた固定値W1〜Wiのいずれかに応じた外部クロックCLKのクロック数をカウントしたタイミングでゲートクロック信号GCK1がHからLに変化させることにより、先行ラインおよび後続ラインの充電レベルの差すなわち固定値W1〜Wiに応じてゲートクロック信号GCK1のパルス幅を制御する。つまり、予備充電制御回路11は、上記の充電レベルの差が大きいほどゲートクロック信号GCK1のパルス幅を大きくするように制御する。
このゲートクロック信号GCK1におけるパルス幅が制御されたクロックは、ゲートドライバ4において、予備充電ラインを選択するためのゲートパルス幅を決定するために用いられる。また、ゲートクロック信号GCKは、ゲートドライバ4において、本充電ラインを選択するためのゲートパルスを生成するために用いられる。
上記のように構成される液晶表示装置1の駆動動作について説明する。
まず、減算器SUBによって、いずれの絵素Aijにおいても、常に本充電走査対象ラインの映像データDxと2つ先の予備充電対象ラインの映像データDxとが絵素単位で比較されて、その差が算出される。比較の結果として得られた差は、2つの水平ラインにおける同列の絵素Aij同士の階調レベルの差として出力される。
ここで、予備充電対象ラインの階調表示が2ライン前の本充電ラインの階調表示より充電を必要としないレベルであれば、上記の差が過充電判定レベルLco以上となる。この場合、その階調レベル差が、対象となる2ラインの比較が全てが終わるまで比較結果レジスタREGにストックされ、かつその比較結果が加算器ADDで加算されることにより、充電を必要としない過充電ポイント係数が集計される。こうして対象の2ラインを比較し終えた後、検索していたライン中の過充電ポイント係数に基づいて過充電とならないようにゲートパルスの幅を決定するためのゲートクロック信号GCKのクロック幅を調整する。
具体的には、予備充電期間決定部13において、過充電ポイント係数がコンパレータCMP1〜CMPiによって各基準値範囲内にあるか否かが判定される。このとき、過充電ポイント係数が例えば基準値R2−1,R2−2の範囲内にあれば、その基準値範囲を持つコンパレータCMP2の出力が“1”となる。これに応じて、レジスタREG2から固定値W2が出力される。ゲートパルスは、この固定値W2によって幅が決定される。
ゲートクロック制御部14においては、カウンタCNTが上記の固定値W2(プリセットデータ)まで外部クロックCLKをカウントするとカウントアップ信号を出力する。そして、ANDゲートAGが、このカウントアップ信号とゲートクロック信号GCKとの論理積を出力することにより、固定値W2に応じた幅に調整されたクロックを有するゲートクロック信号GCK1が得られる。
絵素Aij本来の階調レベルへの本充電を1本のソースラインSiによって行うので、予備充電期間では、同絵素Aijへの予備充電をソースラインSiによって行うことはできない。よって、予備充電対象ラインに本来の階調レベルに近いレベルでの予備充電を実施するには、ソースドライバ3の出力電圧では制御が難しい。このため、予備充電のための電圧は、本充電ラインにソースドライバ3から印加される電圧が用いられる。
通常、液晶LCの充電期間は、ゲートドライバ4に入力されるゲートクロック信号GCKを基準としてゲートパルス(ONパルス)を生成し、このゲートパルスがトランジスタTrのゲート電極に印加される。よって、本充電の電圧が予備充電に用いられると過充電となる可能性がある組み合わせが存在する場合、予備充電ラインのゲートパルスのON期間を短くして、予備充電ラインのトランジスタTrへの過充電を回避する。
例えば、図5に示すように、第2ラインにおけるある絵素A2jがソースドライバ3から出力される最大階調レベルの電圧V0で本充電されるとき、第4ラインにおける同列の絵素A4jに対しても同様に電圧V0で予備充電が施される。そこで、予備充電制御回路11の階調レベル比較部12によって、ラインメモリLM2から出力される第2ラインと第4ラインとのデータの絵素単位の差が過充電判定レベルLco以上となる絵素数の総和が過充電ポイント係数として算出される。これにより、過充電が判定されると、予備充電期間決定部13によって過充電ポイント係数に応じた予備充電期間が決定される。さらに、ゲートクロック制御部14によって、上記の予備充電期間に基づいて、ゲートクロック信号GCK1のクロック幅が小さくなるように調整される。
その結果、第4ラインの予備充電期間にゲートドライバ4から出力されるゲートパルスは、第2ラインの本充電期間のゲートパルスよりON期間が狭くなる。これにより、第4ラインの予備充電期間が短くなるので、本充電される第2ラインにおける上記の絵素A2kへ印加する電圧V0よりも低い電圧で第4ラインの予備充電が行われる。第4ラインにおける同列の上記の絵素A4kは、本充電期間に、階調レベルが中間調となる電圧V32が印加されるが、予備充電が電圧V0より低い電圧で行われるので、過充電を回避することができる。
また、予備充電ラインの充電電圧が本充電ラインの充電電圧より大きい場合は、予備充電期間は狭められない。例えば、図5に示す第3ライン(絵素A3j)の本充電では最低階調レベルの電圧V63が印加されるので、予備充電期間の第5ライン(絵素A5j)にも同じ電圧V63が印加されるが、これは絵素A5jの本充電電圧V32よりも低い。この場合、絵素A5jの予備充電期間は狭められない。
なお、第4ラインでは、第2ラインの絵素A2k以外の絵素A2jとの階調レベルの比較によりゲートパルス幅を狭めなくても予備充電で過充電とならない絵素A4jについては本充電量に対して予備充電量が不足することになるが、予備充電されるので、本充電での液晶LCの配列に要する時間を短縮することができる。
また、ゲートクロック信号GCKのクロック幅を調整することができない場合は、ゲートクロック信号GCK1を得ることができない。このような場合は、カウンタCNTのカウントアップ信号を図1に示すマスク信号MKとしてゲートドライバ4に供給する。ゲートドライバ4は、そのマスク信号MKを用いて論理演算を行うことによってゲートパルスをマスクして、ゲートパルス幅を調整する。
このように、本実施の形態の構成により、予備充電対象ラインにおける最も過充電が発生しやすい箇所の表示レベルの悪化を防ぐことが可能になる。但し、予備充電対象ラインにおいて過充電が発生する可能性がない絵素においても同一水平ライン上の他絵素の状態によっては予備充電期間におけるゲートパルスのON時間が変動し、充電量が変動してしまう。いずれにしても、同一のフレーム期間において、本来の極性の電荷充電を2水平ライン期間先に実施することが可能になる。
引き続いて、液晶表示装置1の予備放電を行うための構成について説明する。
図6に示すように、タイミングコントローラ6は、予備放電を制御するために予備放電制御回路21を有している。この予備放電制御回路21は、ゲートドライバ4が予備放電のためにゲートラインGiを駆動するときに、本充電された水平有効走査期間の次の水平有効走査期間に予備放電を行うために設けられている。
予備放電制御回路21は、図6に示すように、ラインメモリLM1〜MEM3、階調レベル比較部22、予備放電期間決定部23およびゲートクロック制御部24を有している。
ラインメモリLM11は映像データDx(階調データ)のうち第nラインのデータ(たとえば8ビット)を格納し、ラインメモリLM12は映像データDxのうち第n+1ラインのデータを格納し、ラインメモリLM13は映像データDxのうち第n+2ラインのデータを格納する。ラインメモリLM11〜LM13のデータの書き込みおよび読み出しの動作は、例えば、水平同期信号毎に切り替えるなどして順次行われる。
階調レベル比較部22は、前述の階調レベル比較部12と同様に、対象となる2つのラインのデータの階調レベルを絵素単位で比較して、その差が所定値以上であるときの判定値“1”の総和を求めている。但し、その総和は、先行ラインにおける過充電の度合いを示す過充電発生ポイント係数としてゲートクロック信号GCK2のパルス幅を決定するために利用される。また、階調レベル比較部22は、第nライン(予備放電ライン)のデータと第n+1ライン(本充電ライン)のデータとを比較し、第nライン(予備放電ライン)のデータと第n+1ライン(本充電ライン)のデータとを比較し、それぞれについて過充電発生ポイント係数を算出する。
予備放電期間決定部23は、上記の充電発生ポイント係数に基づいて、予備放電の期間を決定するために、前述の予備充電期間決定部13と同様な構成によって固定値W1〜Wiのいずれか1つを出力する。
ゲートクロック制御部24は、予備放電期間決定部23によって決定された予備放電期間に基づいてゲートクロック信号GCKのクロック幅を調整する。このゲートクロック制御部24は、前述のゲートクロック制御部14と同様な構成によって、上記の固定値W1〜Wiのいずれかに応じてゲートクロック信号GCKのクロック幅が調整されたゲートクロック信号GCK2を出力する。
上記のように構成される予備放電制御回路21を含む液晶表示装置1の本充電および予備放電の動作について説明する。
まず、図7に示すように、ライン反転駆動のために、有効水平走査期間Hs1,Hs2,Hs3,…毎に充電電圧の極性が反転するように、ソースドライバ3の出力および共通電圧Vcomの極性を反転させる。これにより、例えば、有効水平走査期間Hs1で第nラインが+極性で本充電される場合、その後に続く有効水平走査期間Hs2では、第nラインが予備放電制御回路21によって制御された予備放電期間で−極性の電圧が印加されることで予備放電される。
同様に、第n+1ラインについても、有効水平走査期間Hs1で本充電が行われ、有効水平走査期間Hs2で予備放電が行われる。但し、第n+1ラインでは、第nラインと本充電時および予備充電時の電圧の極性がそれぞれ逆になる。
このように、走査対象ラインの液晶印加電圧の極性と逆極性で充電することによって、表示素子DEに既に充電された電荷が放電される。例えば、ライン反転駆動の場合、図8に示すように、走査対象ラインの本充電を実施しつつ、現走査対象ラインの印加電圧極性とは逆極性になる1ライン前のゲートラインGiも同時にONにして、既に充電された電荷を放電する。逆極性で放電することになるので、短いゲートパルス期間で確実に放電することが可能になる。
しかしながら、かえって逆極性の電圧で再充電することになりかねないので、ゲートパルスの出力期間を、例えば、水平帰先期間を含んだ一瞬の特定期間に限定する等、ゲートクロック信号GCKあるいはマスク信号MKのタイミングをルックアップテーブル等で可変できるようにすればより効果的である。
また、放電するラインは、上記では走査対象ラインから直前1ラインを挙げたが、表示ホールド期間を長く設定する場合は、更に数ライン前の位置で放電を行えば良い。
尚、ノーマリーブラックモードの場合においては、放電すれば黒に近づくが、ノーマリーホワイトモードでは、放電すれば白に近づくので、白になりきる前の中間調レベルで放電を止める等、放電期間を調整することも場合によってはありうる。
しかし、本予備放電手法により、垂直フレーム期間中に一度本充電を施されて映像をホールドしていた表示がある程度の時間経過後に放電されて表示されなくなる。これにより、残像現象を抑制でき、CRTのような擬似インパルス効果を得ることが可能になる。
ここで、図9(a)に示すように、表示を初期画像(第nフレーム)から次画像(第n+1フレーム)に変化させる例について説明する。まず、図9(b)に示すように、第nフレームの初期画像について、同じ有効水平走査期間に先行するラインで本充電を行うと同時に後続するラインで予備放電を行う走査を順次繰り返す。これにより、本充電されたラインはそのすぐ後で予備放電されるので、初期画像の表示が第n+1フレームの次画像まで保持されることはない。
また、逆極性で予備放電を行うということは、次フレームの書き込み極性(本充電の極性)で前もって充電しているということにもなるので、前記の飛び越し2パルスモードと組み合わせれば、より一層、予備充電効果を高めることができる。
ここで、ゲートパルス期間を決定する演算手法の一例を挙げる。
(1)ノーマリホワイトモードの場合
〔組み合わせA〕
本充電絵素の充電量>予備放電絵素の本来の充電量
(黒側表示) (白側表示)
〔組み合わせB〕
本充電絵素の充電量<予備放電絵素の本来の充電量
(白側表示) (黒側表示)
組み合わせAの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を長めに設定して、黒側に急速放電する。一方、組み合わせBの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を短めに設定して中間調程度まで放電する。組み合わせA,Bの絵素が多い少ないの判断は、黒側データが限りなく0に近い値とし、白側データが限りなくデータビット幅の最大値に近い値(例えば6ビットの場合“111111”)とする規則性に基づき、階調レベル比較部22によって、過充電判定ポイント係数が所定数を越えると、組み合わせA,Bの絵素が多いと判定するようにする。
(2)ノーマリブラックモードの場合
〔組み合わせA〕
本充電絵素の充電量>予備放電絵素の本来の充電量
(白側表示) (黒側表示)
〔組み合わせB〕
本充電絵素の充電量<予備放電絵素の本来の充電量
(黒側表示) (白側表示)
組み合わせAの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を短めに設定して、黒側に中間調程度まで放電する。一方、組み合わせBの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を長めに設定して黒側に急速放電する。
(1)ノーマリホワイトモードの場合
〔組み合わせA〕
本充電絵素の充電量>予備放電絵素の本来の充電量
(黒側表示) (白側表示)
〔組み合わせB〕
本充電絵素の充電量<予備放電絵素の本来の充電量
(白側表示) (黒側表示)
組み合わせAの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を長めに設定して、黒側に急速放電する。一方、組み合わせBの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を短めに設定して中間調程度まで放電する。組み合わせA,Bの絵素が多い少ないの判断は、黒側データが限りなく0に近い値とし、白側データが限りなくデータビット幅の最大値に近い値(例えば6ビットの場合“111111”)とする規則性に基づき、階調レベル比較部22によって、過充電判定ポイント係数が所定数を越えると、組み合わせA,Bの絵素が多いと判定するようにする。
(2)ノーマリブラックモードの場合
〔組み合わせA〕
本充電絵素の充電量>予備放電絵素の本来の充電量
(白側表示) (黒側表示)
〔組み合わせB〕
本充電絵素の充電量<予備放電絵素の本来の充電量
(黒側表示) (白側表示)
組み合わせAの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を短めに設定して、黒側に中間調程度まで放電する。一方、組み合わせBの絵素が多いとき、ゲートパルス期間を長めに設定して黒側に急速放電する。
なお、ノーマリホワイトモードおよびノーマリブラックモードにおいて、組み合わせA,Bの絵素が多い少ないの判断は、黒側データが限りなく0に近い値とし、白側データが限りなくデータビット幅の最大値に近い値(例えば6ビットの場合“111111”)とする規則性に基づき、階調レベル比較部22によって、過充電判定ポイント係数が所定数を越えると、組み合わせA,Bの絵素が多いと判定するようにする。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の液晶表示装置駆動方法は、映像データに応じて予備充電期間または予備放電期間の長さを調整することによって、本充電に先立つ予備充電による過充電を回避することができるので、高速応答が可能な液晶表示装置にも適用できる。
1 液晶表示装置
2 表示パネル
3 ソースドライバ
4 ゲートドライバ
6 タイミングコントローラ
11,21 階調レベル比較部
11,21 階調レベル比較部
12 予備充電期間決定部
13,23 ゲートクロック制御部
22 予備放電期間決定部
DE 表示素子
Gi ゲートライン
Sj ソースライン
LM1 ラインメモリ
LM2 ラインメモリ
LM11 ラインメモリ
LM12 ラインメモリ
LM13 ラインメモリ
2 表示パネル
3 ソースドライバ
4 ゲートドライバ
6 タイミングコントローラ
11,21 階調レベル比較部
11,21 階調レベル比較部
12 予備充電期間決定部
13,23 ゲートクロック制御部
22 予備放電期間決定部
DE 表示素子
Gi ゲートライン
Sj ソースライン
LM1 ラインメモリ
LM2 ラインメモリ
LM11 ラインメモリ
LM12 ラインメモリ
LM13 ラインメモリ
Claims (8)
- マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動方法において、
表示を行う第1ラインのスイッチング素子と、当該第1ラインの2ライン以上後に走査される第2ラインのスイッチング素子とを同時に導通させ、
前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとの差を算出し、両者の差が所定値以上となる当該差の個数の総和を算出し、当該総和に応じて前記第2ラインのスイッチング素子の導通期間を決定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記第2ラインが前記第1ラインの2ライン先であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動方法。
- マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動方法において、
表示を行う第1ラインのスイッチング素子を導通させるときに、当該第1ラインの1ライン以上前に表示のために走査された第2ラインのスイッチング素子を同時に導通させ、当該第2ラインの表示素子に、走査時に印加された電圧と逆極性の電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとを比較し、両者のいずれか一方が大きい比較結果の総和を算出し、当該総和が所定数以上であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間を前記総和が所定数未満であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間と異ならせることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動装置において、
表示を行う第1ラインのスイッチング素子と、当該第1ラインの2ライン以上後に走査される第2ラインのスイッチング素子とを同時に導通させるスイッチング素子駆動手段と、
前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとの差を算出し、両者の差が所定値以上となる当該差の個数の総和を算出し、当該総和に応じて前記第2ラインのスイッチング素子の導通期間を決定する導通期間決定手段とを備えていることを特徴とする液晶表示装置の駆動装置。 - 前記第2ラインが前記第1ラインの2ライン先であることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置の駆動装置。
- マトリクス状に配置された表示素子と、導通することによって、入力されたデータを対応する表示素子に与えるスイッチング素子とを備え、連続する2つのフレーム間で同一の表示素子に異なる極性の電圧を印加する液晶表示装置の駆動装置において、
表示を行う第1ラインのスイッチング素子を導通させるときに、当該第1ラインの1ライン以上前に表示のために走査された第2ラインのスイッチング素子を同時に導通させ、当該第2ラインの表示素子に、走査時に印加された電圧と逆極性の電圧を印加するスイッチング素子駆動手段を備えていることを特徴とする液晶表示装置の駆動装置。 - 前記第1ラインの表示素子に与えるデータと前記第2ラインの表示素子に与えるデータとを比較し、両者のいずれか一方が大きい比較結果の総和を算出する比較手段と、
当該総和が所定数以上であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間を前記総和が所定数未満であるときの前記第2ラインにおける前記スイッチング素子の導通期間と異ならせる導通期間調整手段とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006131946A JP2007304291A (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 液晶表示装置の駆動方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006131946A JP2007304291A (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 液晶表示装置の駆動方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007304291A true JP2007304291A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38838271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006131946A Pending JP2007304291A (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 液晶表示装置の駆動方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007304291A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009060656A1 (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | データ処理装置、液晶表示装置、テレビジョン受像機、およびデータ処理方法 |
CN112002282A (zh) * | 2019-05-10 | 2020-11-27 | 三星显示有限公司 | 显示装置 |
-
2006
- 2006-05-10 JP JP2006131946A patent/JP2007304291A/ja active Pending
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