JP2007295106A - 電子透かし装置 - Google Patents

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Mitsuyoshi Suzuki
光義 鈴木
Hiroshi Ito
浩 伊藤
Koichi Umakai
浩一 馬養
Ryosuke Fujii
亮介 藤井
Kotaro Asai
光太郎 浅井
Atsumichi Murakami
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Abstract

【課題】ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や埋め込み情報の埋め込みビット数や誤り訂正符号語のビット数を指定する。
【解決手段】情報量制御部11は、埋め込み情報毎にユーザーから指定された埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を入力し、各埋め込み情報の誤り訂正符号語のビット数の合計を演算して表示すると共に、ユーザーから指定された埋め込む1ビットの誤り率と埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数に基づき埋め込み情報の誤り率を演算して表示し、ユーザーの確認を得て、入力された埋め込み情報毎の埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を埋め込み情報量として設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は画像や音声等のコンテンツに埋め込み情報を埋め込む電子透かし装置に関するものである。
電子透かしは、画像や音声等のコンテンツの空間的相関や時間的相関等を利用して、人間の目や耳に感知できないように埋め込み情報を埋め込む技術であり、コンテンツの性質によっては、埋め込み情報を検出するときに完全な埋め込み情報として復元できないことが多いために、誤り訂正符号を用いて誤り訂正後の誤検出率を低下させる手法を用いている。
図9は従来の埋め込み情報の埋め込み方法の例を説明する図である。
埋め込み情報の埋め込み方法は各プロバイダによって種々の方法が用いられ、図9に示す例では、電子透かしのプロバイダの固定の埋め込み情報として、著作者30bit、流通者30bit、流通日時15bitを埋め込むものとする。著作者は日本人の氏名の漢字で6文字とすると96bit必要であり30bitでは不足であるが、著作者のIDを予め決めておけば2^30(2の30乗)=10億人の識別が可能である。流通者は著作者がコンテンツを誰に配布したかを示すIDである。流通日時は著作者が何時流通者にコンテンツを配布したかを示す情報で、00〜63年(6bit)、1〜12月(4bit)、1〜31日(5bit)の合計15bitを設定する。
誤り訂正符号化の過程では、電子透かしのプロバイダの固定情報の著作者、流通者、流通日に対し、それぞれ冗長ビットを付加し、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語を得る。個別には、著作者、流通者にはそれぞれ360bitの冗長ビットを付加して、(n,k)=(390,30)符号を得る。流通日には180bitの冗長ビットを付加して、(195,15)符号を得る。これらの冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語の合計は975bitである。
電子透かしの埋め込み処理過程において、埋め込むオリジナルコンテンツとしての画像コンテンツを縦25×横40に分割した1000ブロックについて、各ブロック1ビットで埋め込むことができるとすると、最大1000ビットまで埋め込むことができ、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語の合計975bitは1000ビット以下であるので埋め込み可能である。
図10は従来例による埋め込み情報の誤り率の演算例を示す図であり、誤り訂正符号として、埋め込み情報の各ビットを13回繰り返す繰り返し符号を用い、1か0の過半数の7個以上の方を選択する多数決判定による誤り訂正を行う例である。30ビットの埋め込み情報は本誤り訂正により各々のビットが13倍になり、390ビットの誤り訂正符号語となる。
埋め込んだビットの誤り率をp=0.1とすると、13ビット中、正しいビットの数が0〜6ビットのとき多数決で誤りとなるので、多数決後の誤り率p1は下記に示すものとなる。
p1=SUM(COMB(13,i)・(1−p)^i・p^(1−i))
=SUM(COMB(13,i)・0.9^i・0.1^(1−i))
=9.93x10^(−5)
(i=0〜6)
但し、SUM(f(i)) (i=0〜k)は、関数f(i)のi=0〜kの合計で、COMB(n,i)はn個からi個選ぶ組み合わせ数で、a^bはaのb乗である。
また、30ビットの埋め込み情報の誤り率p2は、30ビットの内、1ビットでも誤ると誤りとなるので、下記に示すものとなる。
p2=1−(1−p1)^30
=1−(1−9.93x10^(−5))^30
=2.97x10^(−3)
同様に、15ビットの埋め込み情報の誤り率p2は、15ビットの内1ビットでも誤ると誤りとなるので、下記に示すものとなる。
p2=1−(1−p1)^15
=1−(1−9.93x10^(−5))^15
=1.49x10^(−3)
このように、従来例では、プロバイダが埋め込み情報の種類や誤り訂正方法を予め決めているために、ユーザーが自由に別の埋め込み情報を埋め込んだり、埋め込み情報の埋め込みビット数や誤り訂正符号語のビット数を指定することができない。
また、特許文献1に記載された電子透かしの誤り率推定装置では、処理対象の情報に電子透かし情報を埋め込む際に、採用した電子透かし挿入方式によって電子透かし情報を埋め込むべき処理対象の情報中の部位が規定され、この処理対象の情報中の部位に電子透かし情報のMビットのビットパターンを構成する各ビットの値がそれぞれN回繰り返し埋め込まれていることが示されている。
特開2005−86357号公報(段落0012〜0013)
従来の電子透かし装置は以上のように構成され、プロバイダが予め埋め込む情報の種類や誤り訂正方法を決めているために、ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や、埋め込み情報の埋め込みビット数や、誤り訂正符号語のビット数を指定することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、汎用の電子透かし装置において、ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や、埋め込み情報の埋め込みビット数や、誤り訂正符号語のビット数を指定することができる電子透かし装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電子透かし装置は、埋め込み情報に対して誤り訂正符号化を行い、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語をコンテンツに埋め込むものにおいて、埋め込み情報毎にユーザーから指定された埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を入力し、各埋め込み情報の誤り訂正符号語のビット数の合計を演算して、演算結果と上記コンテンツに埋め込み可能な電子透かしの最大埋め込みビット数を比較可能なように表示すると共に、ユーザーから指定された埋め込む1ビットの誤り率と上記埋め込み情報の埋め込みビット数と上記誤り訂正符号語のビット数に基づき埋め込み情報の誤り率を演算して表示し、ユーザーの確認を得て、入力された埋め込み情報毎の埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を埋め込み情報量として設定する埋め込み情報量制御部を備えたものである。
この発明により、ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や、埋め込み情報の埋め込みビット数や、誤り訂正符号語のビット数を指定することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による電子透かし装置の構成を示すブロック図である。この電子透かし装置は、電子透かし埋め込み側として、埋め込み情報量制御部11、誤り訂正符号化部12、埋め込み用符号語メモリ13及び電子透かし埋め込み部14を備え、電子透かし検出側として、電子透かし検出部15、検出用符号語メモリ16及び誤り訂正復号部17を備えている。
電子透かし埋め込み側において、埋め込み情報量制御部11は、ユーザーからコンテンツに電子透かしとして埋め込む複数の埋め込み情報111と埋め込み情報量を含む埋め込み制御情報112とを入力し、ユーザーとの対話により各埋め込み情報111の埋め込み情報量を設定して、埋め込み情報量が設定された複数の埋め込み情報113を出力する。
誤り訂正符号化部12は、埋め込み情報量制御部11により出力された埋め込み情報量が設定された複数の埋め込み情報113を入力し、各埋め込み情報113に対して誤り訂正符号化を行い、冗長ビットが付加された複数の埋め込み情報の誤り訂正符号語114を埋め込み用符号語メモリ13に蓄積する。
電子透かし埋め込み部14は、埋め込み用符号語メモリ13に蓄積されている冗長ビットが付加された各埋め込み情報の誤り訂正符号語114をまとめた埋め込みデータ115を、オリジナルコンテンツ116に対して電子透かし埋め込み処理して電子透かし埋め込みコンテンツ117を出力する。
電子透かし検出側において、電子透かし検出部15は、電子透かし埋め込み部14により出力された電子透かし埋め込みコンテンツ117から電子透かし検出処理を行い、検出データ118を検出用符号語メモリ16に蓄積する。
誤り訂正復号部17は、検出用符号語メモリ16に蓄積されている検出データ118を分割して検出後誤り訂正符号語119として入力し、各検出後誤り訂正符号語119に対して誤り訂正復号を行い複数の検出情報120を出力する。
図2は電子透かし埋め込み部14による電子透かし処理の例を示す図である。電子透かし埋め込み部14は、各ブロックにデータ“0”又は“1”を埋め込むとき、データが“0”であれば黒の50画素Y(1)〜Y(50)に対し原画の値から1を減算し、白の50画素Y(51)〜Y(100)に対し原画の値に1を加算する。逆にデータが“1”であれば黒の50画素Y(1)〜Y(50)に対し原画の値に1を加算し、白の50画素Y(51)〜Y(100)に対し原画の値から1を減算する。これらの画素はランダムであるが、その位置は記憶されていて電子透かし検出部15による検出に用いられる。
電子透かし検出部15による検出では、電子透かし埋め込みコンテンツ117における黒の50画素の値の合計から白の50画素の値の合計を引き、期待値Dを得る。
電子透かし検出部15は“0”が埋め込まれたブロックからは次の期待値Dを得る。
D=Y(1)−1+Y(2)−1+・・・+Y(50)−1−(Y(51)+1
+Y(52)+1+・・・+Y(100)+1)
=Y(1)+Y(2)+・・・+Y(50)−(Y(51)+Y(52)+・・・
+Y(100))−100
電子透かし検出部15は“1”が埋め込まれたブロックからは次の期待値Dを得る。
D=Y(1)+1+Y(2)+1+・・・+Y(50)+1−(Y(51)−1
+Y(52)−1+・・・+Y(100)−1)
=Y(1)+Y(2)+・・・+Y(50)−(Y(51)+Y(52)+・・・
+Y(100))+100
ここで、Y(1)+Y(2)+・・・+Y(50)−(Y(51)+Y(52)+・・・+Y(100))は画像が平坦であれば0に近づくため、電子透かし検出部15は、Dがマイナスのとき、そのブロックはデータ“0”が埋め込まれていたと判定し、Dがプラスのとき、そのブロックはデータ“1”が埋め込まれていたと判定する。
次に埋め込み情報量制御部11の処理について詳細に説明する。
埋め込み情報量制御部11は、プロバイダにより評価された採用する電子透かし方式の性能評価データを蓄積しており、ユーザーからコンテンツに電子透かしとして埋め込む複数の埋め込み情報111と埋め込み情報量を含む埋め込み制御情報112とを入力し、GUI(Graphical User Interface)制御による対話型で、蓄積している電子透かし方式の性能評価データを使用して各埋め込み情報111の埋め込み情報量を設定する。
このとき、埋め込み情報量制御部11は、埋め込み制御情報112として、ユーザーからコンテンツの種類、埋め込む1ビットの誤り率、埋め込み情報111の数、埋め込み情報111の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数による埋め込み情報量を入力する。
図3は埋め込み情報量制御部11による埋め込み情報量の設定方法を説明する図である。埋め込み情報量制御部11は、まず、図3に示すように、ユーザーからコンテンツの種類として「SD画像(標準画像720×480)」を入力すると、蓄積している電子透かし方式の性能評価データにおけるコンテンツと電子透かしの最大埋め込みビット数との相関データに基づき、電子透かしの最大埋め込みビット数を「1000」bitと規定して表示する。
また、埋め込み情報量制御部11は、図3に示すように、ユーザーから埋め込む1ビットの誤り率「0.10」を入力すると、蓄積している電子透かし方式の性能評価データにおける1ビットの誤り率と電子透かし処理後の画質との相関データに基づき、電子透かし処理後の画質を「42dB」と規定して表示し、ユーザーによる確認を受けて次の処理に進む。ユーザーが不満であれば、埋め込み情報量制御部11は、ユーザーから埋め込む1ビットの誤り率のさらに大きな値を入力し、改善した画質の値を表示する。
埋め込み情報量制御部11は、図3に示すように、ユーザーから埋め込み情報111の数「4」を入力すると、埋め込み情報111として入力された埋め込み情報1〜埋め込み情報4の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数の入力がユーザーにより可能となるように表示する。
埋め込み情報量制御部11は、埋め込み情報111の埋め込みビット数として、図3に示すように、ユーザーにより埋め込み情報1に「20」bit、埋め込み情報2に「15」bit、埋め込み情報3に「30」bit、埋め込み情報4に「40」bitが割り当てられると、埋め込み情報111の埋め込みビット数の合計を演算し、合計ビット数「105」ビットを表示して、ユーザーの確認を受けて次の処理に進む。
埋め込み情報量制御部11は、誤り訂正符号語のビット数として、図3に示すように、ユーザーにより埋め込み情報1に「260」bit、埋め込み情報2に「165」bit、埋め込み情報3に「270」bit、埋め込み情報4に「280」bitが割り当てられると、誤り訂正符号語のビット数の合計を演算し、合計ビット数「975」ビットを表示して、ユーザーの確認を受ける。埋め込み情報量制御部11は、この誤り訂正符号語のビット数の合計が電子透かしの最大埋め込みビット数「1000」bit以下の場合に、電子透かしの埋め込みが可能と判断し、誤り訂正符号語のビット数の合計が電子透かしの最大埋め込みビット数「1000」bitを超える場合には、電子透かしの埋め込みが不可能と判断して、ユーザーに再設定を促す警告を出力し、誤り訂正符号語のビット数の再入力を受け付ける。
埋め込み情報量制御部11は、誤り訂正符号として繰り返し符号を用いて、1ビットの誤り率と埋め込み情報111のビット数と誤り訂正符号語のビット数とに基づき、従来例と同様にして、図3に示すように、埋め込み情報の誤り率を演算して表示する。
図4は1ビット繰り返し符号の多数決判定後の誤り率の演算例を示す図であり、繰り返し数により多数決判定後の誤り率が変化する。
図5は埋め込み情報の誤り率の演算例を示す図であり、パターン1〜パターン4に示すように、埋め込み情報量の設定のパターンを変更することにより、埋め込み情報111の誤り率が変化する。
埋め込み情報量制御部11は、図5に示すパターン4のとおり、埋め込み情報111の誤り率として、埋め込み情報1(13回繰り返し誤り訂正符号)では「1.98x10^(−3)」、埋め込み情報2(11回繰り返し誤り訂正符号)では「4.43x10^(−3)」、埋め込み情報3(9回繰り返し誤り訂正符号)では「2.64x10^(−2)」、埋め込み情報4(7回繰り返し誤り訂正符号)では「1.04x10^(−1)」と演算して、図3に示すように表示する。
表示された埋め込み情報111の誤り率に不具合があれば、埋め込み情報量制御部11は、ユーザーから1ビットの誤り率と埋め込み情報111のビット数と誤り訂正符号語のビット数の変更された値を入力し、埋め込み情報111の誤り率を同様にして演算して表示する。
以上のように、この実施の形態1によれば、埋め込み情報量制御部11が、採用する電子透かし方式の性能評価データを蓄積し、ユーザーから入力されたコンテンツの種類に対応して、蓄積している性能評価データに基づきコンテンツに埋め込み可能な電子透かしの最大埋め込みビット数を表示し、ユーザーから入力された埋め込む1ビットの誤り率に対応して、蓄積している性能評価データに基づき電子透かし処理後の画質を表示し、埋め込み情報毎にユーザーから指定された埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を入力し、各埋め込み情報の誤り訂正符号語のビット数の合計を演算して、電子透かしの最大埋め込みビット数と比較可能なように表示し、ユーザーから指定された埋め込む1ビットの誤り率と埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数に基づき埋め込み情報の誤り率を演算して表示し、ユーザーの確認を得て、入力された埋め込み情報毎の埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を埋め込み情報量として設定することにより、ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や、埋め込み情報の埋め込みビット数や、誤り訂正符号語のビット数を指定することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、埋め込み情報量を設定する際に、重要な埋め込み情報111に対して、優先して埋め込みビット数を割り当てることにより、埋め込み情報111の検出率(1−埋め込み情報111の誤り率)を向上させることができるという効果が得られる。
この実施の形態1では、SD画像のコンテンツに繰り返し誤り訂正符号を用いて符号化しているが、その他の解像度の画像や音声等の別のコンテンツに対しも、別の誤り訂正符号を用いて符号化しても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による電子透かし装置の構成を示すブロック図である。この電子透かし装置は、電子透かし埋め込み側として、埋め込み情報量制御部11、誤り訂正符号化部12、埋め込み用符号語メモリ13、電子透かし埋め込み部14及びパターンメモリ18を備え、電子透かし検出側として、電子透かし検出部15、検出用符号語メモリ16及び誤り訂正復号部17を備えており、上記実施の形態1の図1に示す構成にパターンメモリ18を追加したものであり、その他の構成は上記実施の形態1の図1に示す構成と同じである。
パターンメモリ18は埋め込み情報量制御部11により設定された各埋め込み情報111の埋め込み情報量の組み合わせを1つのパターンとしたパターンデータ121、又は予めプロバイダにより準備された各埋め込み情報111の埋め込み情報量の組み合わせを1つのパターンとしたパターンデータ121を蓄積する。
図7はパターンメモリ18に蓄積されているパターンデータの例を示す図であり、上記実施の形態1の図5に示すパターンに対応するものである。このパターンデータ121としては、流通経路特定用のバターン1、著作権主張とコンテンツ特定用のパターン2、著作権主張用のパターン3及びコンテンツ情報付加用のパターン4について、埋め込み情報111の番号、埋め込み情報111の種類、埋め込み情報111の埋め込みビット数及び埋め込み情報111の誤り率の強度が蓄積されている。なお、ここで、埋め込み情報111の誤り率の強度が「強」ということは、埋め込み情報111の誤り率が小さいということを示している。
埋め込み情報量制御部11はパターンメモリ18に蓄積されているパターンデータ121を読み出して必要とするパターンを選択して利用する。パターンメモリ18に必要とするパターンがない場合には、埋め込み情報量制御部11は必要とするパターンに最も近いパターンを選択し、上記実施の形態1と同様にして、埋め込み情報111の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数による埋め込み情報量の設定を行う。
図8はこの発明の実施の形態2による電子透かし装置における埋め込み情報の埋め込み方法の例を説明する図である。図8において、ユーザーの必要な埋め込み情報として、ケース1では図7に示すパターン4を利用し、ケース2では図7に示すパターン2を利用するものとする。
ケース1では、ユーザーが必要な埋め込み情報は、制作者ID(埋め込み情報1)、コンテンツ番号(埋め込み情報2)、配布者氏名(埋め込み情報3)、コンテンツの情報(埋め込み情報4)であり、埋め込み情報量制御部11は図7に示すパターン4を利用する。パターン4では、制作者IDに20bit、コンテンツ番号に15bit、配布者氏名に30bit、コンテンツの情報に40bitの埋め込み情報111の埋め込みビット数が設定されている。上記実施の形態1で設定した誤り訂正符号語のビット数と同様にして、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語として、制作者ID(埋め込み情報1)は260bit、コンテンツ番号(埋め込み情報2)は165bit、配布者氏名(埋め込み情報3)は270bit、コンテンツの情報(埋め込み情報4)は280bitを設定する。これらの合計の誤り訂正符号語のビット数は975bitであり、上記実施の形態1と同様な方法で、画像コンテンツに電子透かしを埋め込む。
ケース2では、ユーザーが必要な埋め込み情報は、制作者氏名(埋め込み情報1)、制作日(埋め込み情報2)、コンテンツ番号(埋め込み情報3)であり、埋め込み情報量制御部11は図7に示すパターン2を利用する。パターン2では、制作者氏名に40bit、制作日に20bit、コンテンツ番号に30bitの埋め込み情報111の埋め込みビット数が設定されている。上記実施の形態1で設定した誤り訂正符号語のビット数と同様にして、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語として、制作者氏名は600bit、制作日は180bit、コンテンツ番号は210bitを設定する。これらの合計の誤り訂正符号語のビット数は990bitであり、上記実施の形態1と同様な方法で、画像コンテンツに電子透かしを埋め込む。
以上のように、この実施の形態2によれば、パターンメモリ18に各埋め込み情報111の埋め込み情報量の組み合わせを1つのパターンとしたパターンデータ121を蓄積し、埋め込み情報量制御部11がパターンメモリ18に蓄積されているパターンデータ121を読み出して必要とするパターンを選択して利用することにより、さらに容易に、ユーザーが自由に埋め込み情報の種類や、埋め込み情報の埋め込みビット数や、誤り訂正符号語のビット数を指定することができるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1による電子透かし装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による電子透かし装置の電子透かし埋め込み部による電子透かし処理の例を示す図である。 この発明の実施の形態1による電子透かし装置の埋め込み情報量制御部による埋め込み情報量の設定方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1による電子透かし装置における1ビット繰り返し符号の多数決判定後の誤り率の演算例を示す図である。 この発明の実施の形態1による電子透かし装置における埋め込み情報の誤り率の演算例を示す図である。 この発明の実施の形態2による電子透かし装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による電子透かし装置のパターンメモリに蓄積されているパターンデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態2による電子透かし装置における埋め込み情報の埋め込み方法の例を説明する図である。 従来の埋め込み情報の埋め込み方法の例を説明する図である。 従来例による埋め込み情報の誤り率の演算例を示す図である。
符号の説明
11 埋め込み情報量制御部、12 誤り訂正符号化部、13 埋め込み用符号語メモリ、14 電子透かし埋め込み部、15 電子透かし検出部、16 検出用符号語メモリ、17 誤り訂正復号部、18 パターンメモリ、111 埋め込み情報、112 埋め込み制御情報、113 埋め込み情報、114 埋め込み情報の誤り訂正符号語、115 埋め込みデータ、116 オリジナルコンテンツ、117 電子透かし埋め込みコンテンツ、118 検出データ、119 検出後誤り訂正符号語、120 検出情報、121 パターンデータ。

Claims (3)

  1. 埋め込み情報に対して誤り訂正符号化を行い、冗長ビットが付加された埋め込み情報の誤り訂正符号語をコンテンツに埋め込む電子透かし装置において、
    埋め込み情報毎にユーザーから指定された埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を入力し、各埋め込み情報の誤り訂正符号語のビット数の合計を演算して、演算結果と上記コンテンツに埋め込み可能な電子透かしの最大埋め込みビット数を比較可能なように表示すると共に、ユーザーから指定された埋め込む1ビットの誤り率と上記埋め込み情報の埋め込みビット数と上記誤り訂正符号語のビット数に基づき埋め込み情報の誤り率を演算して表示し、ユーザーの確認を得て、入力された埋め込み情報毎の埋め込み情報の埋め込みビット数と誤り訂正符号語のビット数を埋め込み情報量として設定する埋め込み情報量制御部を備えたことを特徴とする電子透かし装置。
  2. 上記埋め込み情報量制御部は、蓄積している電子透かし方式の性能評価データに基づき、上記コンテンツに埋め込み可能な電子透かしの最大埋め込みビット数を表示すると共に、ユーザーから指定された埋め込む1ビットの誤り率に対する画質を表示することを特徴とする請求項1記載の電子透かし装置。
  3. 埋め込み情報量の組み合わせを1つのパターンとしたパターンデータを蓄積するパターンメモリを備え、上記埋め込み情報量制御部は上記パターンメモリに蓄積されているパターンデータの中からユーザーにより選択されたパターンを利用して埋め込み情報量を設定することを特徴とする請求項1記載の電子透かし装置。
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