JP2007293509A - 情報処理装置及び出力ステータス管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力処理の最終的なステータスを確実に保持し、容易に参照可能とする。
【解決手段】 クライアントPC201から印刷を行う場合、まずディレクトリサーバ203からクレデンシャルを取得し、そのクレデンシャルとともにサーバPC202に対して、ステータス情報テーブルへのあらたな印刷ジョブのステータスを追加要求を送信する。その後、クライアントPCからMFP204へ印刷データファイルとクレデンシャルが送信される。送信が完了するとクライアントはサーバにその旨ステータスの変更を要求する。MFP204も、印刷や送信が終了すると、あるいは未完に終わると、サーバにその旨ステータス変更を要求する。サーバPC202はそれらのステータス追加・変更要求に応じてステータスを追加・変更する。クライアント201は、サーバ202の持つステータスを参照できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、たとえば文書管理アプリケーションプログラム等において、文書ファイルの印刷やファクシミリ送信等、文書管理アプリケーションプログラムが実行されている装置から、プリンタやファクシミリ等の外部の装置を用いて文書ファイルあるいはその一部を出力する場合の、出力処理のステータス管理方法に関し、さらにその方法を実行するプログラムや情報処理装置に関する。
従来、情報処理装置において文書ファイルやイメージファイルを管理するための文書管理アプリケーションプログラムがある。この文書管理アプリケーションは、文書処理や図形処理など他のアプリケーションプログラムにより作成したデータファイルや、イメージファイル(BMP/JPEG/TIFF等)などを、それぞれの内容をサムネイル表示したり、あるいは独自の構造を定義することなどにより、より利用しやすく管理可能である。また文書管理アプリケーションプログラムは、管理下にある文書ファイルをハードディスクなどの記憶装置に記憶管理や表示、印刷等を行う機能を有している(特許文献1等参照)。
そのような文書管理アプリケーションプログラムの機能としては、管理対象の文書ファイルの各ページを縮小したサムネイル画像を表示する機能や、管理されている文書ファイルをリスト表示して各文書のステータスを一覧表示する機能、記憶管理されている文書ファイルから検索用の文字列を抽出したり抽出した文字列の検索を行う機能、記憶管理されている文書ファイルを文書管理アプリケーションプログラムから取り出す機能、文書ファイルをメールシステムに出力したりプリンタで印刷させる機能などが備えられている。すなわち、この文書管理アプリケーションプログラムは、一般のオフィスで様々なアプリケーションプログラムにより作成された文書を保管し、検索し、出力することなどができるアプリケーションである。この従来の文書管理アプリケーションプログラムでは、格納されている文書ファイルを印刷したり、あるいは、ファクシミリ送信する機能を有していた。また、文書管理アプリケーションプログラムは、サーバとクライアントとに機能分散することもできる。
特開2003−316770
しかしながら、文書管理アプリケーションのクライアントから、印刷あるいはファクシミリ送信などクライアント以外のデバイスを用いて文書ファイルを出力させた場合には、その最終的な結果をクライアントは完全に把握することが困難であった。それというのは、クライアントがクライアント自身の動作の結果として把握できるステータスは、プリンタドライバやファクシミリドライバなどを介して正常にプリンタやファクシミリ等にデータを送信できたか否かを示すステータスに限られるためである。ドライバを介してクライアントから正常に出力が完了した後、プリンタに用紙切れや色材不足その他の障害があったり、ファクシミリ送信の相手側の反応がなかったりあるいはビジーであったりして送信できなかった場合など、出力処理が未完のまま中段あるいは終了することがあり得る。この場合、クライアントは用いた出力装置により保持されているステータスを参照しなければ、最終的な結果を知ることができなかった。
また、出力装置の記憶容量等は汎用コンピュータほど大きな容量ではなどの理由から、出力処理が終了すれば一定期間でステータスが削除する出力装置もある。このような場合、クライアントから出力装置に対してステータスを参照したとしても、既に参照したいステータスは削除されており、ステータスが永久的に失われてクライアントはステータスを得ることができないこともあり得る。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、出力装置における出力処理の最終的なステータスを確実に保持し、自発的にそのステータスを削除しない限り所望のタイミングで保持されている最終的なステータスを参照可能な情報処理装置及び出力ステータス管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。
クライアント装置から、該クライアント装置における出力処理の第1のステータスを、前記出力処理を固有に識別するための識別情報とともに受信して、前記第1のステータスと前記識別情報とを対応付けて保存手段に保存する第1のステータス更新手段と、
前記クライアント装置より出力処理の指示を受けて出力を行う出力装置から、該出力装置における前記出力処理の第2のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第2のステータスを前記第1のステータスと対応付けて前記保存手段に保存する第2のステータス更新手段とを備える情報処理装置。
あるいは、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに出力装置に送信する出力送信手段と、
前記出力送信手段による送信結果を示すステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信するステータス送信手段とを備える情報処理装置。
あるいは、クライアント装置から、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別する識別情報とともに受信して、前記出力処理の指示に応じて出力を行う出力手段と、
前記出力手段による出力結果を示すステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する送信手段とを備える出力装置。
あるいは、クライアント装置とサーバ装置と出力装置とを接続して構成される出力システムであって、
前記クライアント装置は、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに出力装置に送信する出力送信手段と、前記出力送信手段による送信結果を示す第1のステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する第1のステータス送信手段とを備え、
前記出力装置は、前記クライアント装置から、前記出力処理の指示を前記識別情報とともに受信して、前記出力処理の指示に応じて出力を行う出力手段と、前記出力手段による出力結果を示す第2のステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、前記クライアント装置から、前記第1のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第1のステータスと前記識別情報とを対応付けて保存手段に保存する第1のステータス更新手段と、前記出力装置から、該出力装置における前記第2のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第2のステータスを前記第1のステータスと対応付けて前記保存手段に保存する第2のステータス更新手段とを備える。
本発明によれば、出力装置における出力処理の最終的なステータスを確実に保持し、自発的にそのステータスを削除しない限り所望のタイミングで保持されている最終的なステータスを参照可能となる。また、出力処理の最終的なステータスを出力装置ではない装置により保持するために、出力装置を参照する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上した。
<文書管理システム>
本発明について図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態である、印刷ステータス取得方式を実現する文書管理アプリケーションが実行される情報システムの構成を示すブロック図である。文書管理アプリケーションは、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)201と文書管理アプリケーションサーバPC202から構成される。すなわち文書管理アプリケーションサーバ202aがサーバPC202により実行され、文書管理アプリケーションクライアント201aがクライアントPC201により実行される。本実施形態では、文書管理アプリケーションサーバ202aは、ステータス情報202bの管理を一元的に行う。文書ファイル201aの作成や保存等は、文書管理アプリケーションクライアント201により行われる。なお、文書ファイルの管理を文書管理アプリケーションサーバ202により一元的に行って、文書管理アプリケーションクライアント201にはユーザインターフェースのみ持たせるといった構成も可能である。
ディレクトリサーバ203は、文書管理システムやデジタル複合機間のシングルサインオン(SSO)機能を実現するためのサーバである。シングルサインオン(SSO)機能とは、ユーザが一度認証を受けるだけで、許可されている全ての機能を利用できるようになる機能である。たとえばクライアントPC201からクレデンシャルという証明情報をユーザがディレクトリサーバ203に対して送信して認証を求めると、ディレクトリサーバはその証明情報に基づいて、その送信者の同一性(正当性)を確認する。クレデンシャルとは、主張された同一性またはシステムエンティティの認可を確立するために転送または提示されるデータをいい、パスワードや公開鍵証明書のほか、認証の要求元により特定の機能を実行を可能とするためのデータ(たとえば暗号化用共通キーや秘密キー)などが含まれる。また、本発明のような場合では、暗号化されたユーザ情報そのものや、暗号化されたMFPの固体番号そのものを含むことが一例として考えられる。クレデンシャルを転送することで、他の機能を利用する場合に改めてログイン名やパスワード等を入力しなくても、その機能を利用することが可能となる。具体的なディレクトリサーバとしては、マイクロソフト社のウィンドウズ(登録商標)のアクティブディレクトリがあり、本発明でもアクティブディレクトリを使用したケースを明細として記載している。また、ディレクトリサーバ203は、発行済みのクレデンシャルとともにその正当性(正常性)を検証する要求を受信すると、正当であるか否かを示す応答を要求元に応答する機能を有する。この機能により、本実施形態ではディレクトリサーバ203を用いたシングルサインオンが実現される。正当性の検証は、たとえば、発行済みのクレデンシャルの内容を保存しておき、検証の要求を受けた場合には、クレデンシャルのフォーマットに従い、保存されたクレデンシャルの各フィールドの値を検証対象のクレデンシャルの内容と比較して一致すれば正当であると認める方法などで実現できる。
デジタル複合機(以下、MFPと略す。)204は、シングルサインオン(SSO)機能に対応した装置であり、複写機機能、プリンタ機能、イメージスキャナ機能、ファクシミリ機能をあわせ持つ。現状ではSSO機能に対応する入出力デバイスはMFPに限られるために本実施形態ではMFPを用いているが、シングルサインオン機能を有しているものであれば、プリンタやファクシミリなどの単機能器であっても良い。
そのような構成において、クライアントPC201はディレクトリサーバ203に対してクレデンシャルの発行を要求する。ディレクトリサーバが適当なクレデンシャルを作成して送信しても良いが、たとえばユーザからパスワードやユーザID等を送信したり、あるいはチャレンジレスポンス手続きにより認証が成功した後でクレデンシャルを発行することもできる(このような場合、証明情報はクレデンシャルではなくトークンと呼ばれる)。本実施形態のシステムでは、このときにユーザが取得したクレデンシャルを、出力時にはデジタル複合機204に、文書管理アプリケーションサーバ202へのログインやデータ取得時には文書管理アプリケーションサーバ202にクライアント201から送信する。そして、デジタル複合機204や文書管理アプリケーションサーバ202は、必要に応じてそのクレデンシャルを使用する。この手順は、図1,図8、図9等を参照して説明する。
<文書ファイルの構造>
ここで簡単に文書ファイル201bの構造について説明する。文書管理アプリケーションで管理される文書ファイルは、たとえば文書処理アプリケーションプログラムなどにより作成されたデータファイル(このようなデータファイルをアプリケーション文書と呼ぶ。)を単位として構成される。このような文書ファイルをまとめてさらにバインダ文書を構成することもできる。なおイメージデータに関しては通常のアプリケーション文書のようなページの概念がないため、たとえば予め指定された出力解像度と用紙サイズとビットマップデータサイズとに応じて、出力時(ユーザインターフェースへの表示も含む。)に文書管理アプリケーションクライアントがビットマップデータをページに分割する。このような場合、ビットマップデータファイルは、分割されるページの数にかかわらず1ファイルであるが、ページファイルといった場合、説明の便宜上、ビットマップデータの分割後の1ページも含む。すなわち、本実施形態においては、文書ファイルとはアプリケーション文書又はイメージ文書又はバインダ文書を含む。そして、文書管理アプリケーションクライアント201aは、このような文書ファイルを、バインダ文書の作成や分解、文書ファイルのうち指定した範囲の印刷、印刷結果の参照といった機能を有している。
さらに文書管理アプリケーションは、文書ファイルをフォルダに、フォルダをキャビネットという上位構造にまとめた階層構造で文書を管理することができる。
<コンピュータの構成>
図4は、クライアントPC、サーバPC、ディレクトリサーバ203等に用いられる汎用コンピュータ400の構成を示す。コンピュータ400は、文書管理アプリケーションのユーザインターフェースなどを表示するための表示装置401と、文書管理アプリケーションのユーザインターフェースにしたがって利用者が必要な事項を入力するためのキーボードやポインティングデバイスなどの入力装置402と、プロセッサなどの中央処理装置403と、文書管理アプリケーションのプログラムファイルや文書ファイル等を格納するためのハードディスクなどの外部記憶装置404と、実行形式のプログラムやデータをロードするためのメモリ405と、LANなどのネットワークに接続するための外部インタフェース406とを有している。文書管理アプリケーションサーバ202は、外部記憶装置404に、図6に示すステータス保存テーブルを更に保存する。また、ディレクトリサーバ203は、認証のために必要なユーザ情報などを保存している。
なお、デジタル複合機204も基本的には図4に示す構成を有する。ただし、実行されるプログラムは、MFPとしての機能を実現するための専用プログラムである。また、スキャナやプリンタ、ファクシミリモデムといった必要なハードウエア資源も、入力装置402や不図示の出力装置として備えている。
<ユーザインターフェース>
図3(A)は、本実施形態の情報システムにより実現される文書管理システムにおける、文書管理アプリケーションクライアント201aのユーザインターフェースの概略を示す図である。ユーザインターフェースは、図4の表示装置401の画面上に表示される。データベースシステム、または、ファイルシステムの格納領域内の画像一覧を表示するメインウインドウの概略である。ウインドウ300は、文書管理アプリケーションのクライアントUIの全体である。本文書管理アプリケーションのユーザインターフェースは、メインウインドウ301、検索結果リスト308、文書ビューワ309から構成される。メインウインドウ301は、外部記憶装置404等に格納された文書ファイル201bの存在や内容等を示すためのシンボル等や、ユーザが所望の処理を選択するためのコマンドメニューなどが表示される。メインウインドウ301に表示される文書ファイルには、その文書ファイルの元となる形式のデータ(すなわちアプリケーション文書)が含まれている。文書管理アプリケーションでは、各アプリケーション文書について編集および印刷する機能は持たない。そのため、その文書ファイルのページの内容についての編集や印刷は、アプリケーション文書を作成したアプリケーションプログラムにより行われる。ただし、イメージ文書については文書管理アプリケーションクライアント201aにより印刷可能である。
メニュー操作領域302は、機能を起動するためのマイクロソフト社のウィンドウズ(登録商標)標準のメニュー操作領域である。ツールバー303は、メニュー操作領域302において選択可能な機能のシンボルをツールボタンとして表示したもので、操作性向上のために設けられている。リポジトリ表示領域304は、文書管理クライアントアプリケーションのデータベースに格納されている文書ファイルの構成を表示する領域である。この領域には、文書ファイルの階層構造を、キャビネットやフォルダに対応したシンボルを用いた木構造で表示する。この表示をツリービューと呼ぶ。ユーザは、リポジトリ領域に表示されたキャビネットやフォルダのシンボルを選択することで、対応するキャビネットやフォルダを選択することができる。なお、表示されたオブジェクトの選択と対応するオブジェクトの選択との関連づけのための機能等はオペレーティングシステムで提供される。
文書表示領域305は、リポジトリ表示領域で選択されたキャビネットやフォルダに含まれる文書ファイルを、サムネイル表示モードやリスト表示モード、印刷結果表示モード等、選択された表示モードで表示するための領域である。出力領域306には、プリンタアイコンや他のアプリケーションのアイコンを表示する領域である。文書表示領域305に表示されているサムネイルやリスト項目等のオブジェクトを出力領域306のアイコンにユーザがドロップ操作することで、アイコンに応じた処理が行われる。あるいはアイコンに対応するアプリケーションでページファイルをオープンすることが可能になる。たとえばプリンタアイコンにサムネイルをドロップすれば、ドロップされたサムネイルに対応するページがプリンタにより印刷される。すなわち、印刷指示やページ内の編集指示をグラフィカルに行わせるための表示欄である。ステータスバー307はウィンドウズ(登録商標)標準のステータスバーである。
検索結果リスト308は、文書ファイルについて属性(文書名、作成者等)検索や、全文検索等(検索機能も文書管理アプリケーションが提供する機能である。)の検索結果を表示するウインドウである。文書ビューワ309は、選択されたページファイルを表示するためのイメージビューワである。
<メインウインドウ>
次にメインウインドウ301のレポジトリ表示領域304および文書表示領域305について詳細に説明する。図3(B)の(a)は、サムネイル表示モードにおける表示画面の一例を示す図である。この図では、文書管理アプリケーションクライアントにより管理されるのデータベースまたはファイルシステム(サーバにより管理されても良い。)に格納されたキャビネットαおよびβの内容がサムネイル表示モードで表示されている。
図3(B)の(a)は、キャビネットαに含まれるフォルダFol1の内容をサムネイル形式で示している。レポジトリ表示領域304には、ツリービュー313が表示される。ツリービューのキャビネットおよびフォルダを示すオブジェクトはボタンとなっており選択可能である。図ではフォルダFol1313aが選択されている。フォルダFol1には3つの文書ファイル(A、B、C)が格納されている。文書表示領域305の上部には、表示モード選択タグ314が表示される。表示モード選択タグ314のサムネイル表示モードタグ314a、リスト表示モードタグ314b、印刷結果表示モードタグ314cのいずれかを選択するにより、それぞれサムネイル表示、リスト表示、印刷結果表示のいずれかの表示モードが選択される。
さて、文書表示領域305において、文書Aは、イメージデータで構成される文書ファイルである。サムネイル画像の下の両方向矢印315はページめくりのためのオブジェクトであり、利用者が矢印を選択することで、矢印に対応する方向に文書ファイルのページが繰られる。その結果、サムネイルには繰られた後のページが表示される。
文書Bはバインダ文書である。バインダ文書は、アプリケーション文書やイメージ文書を結合した文書である。それぞれ別途アプリケーションで作成されたデータファイル(アプリケーション文書と呼ぶ。)や、イメージ作成用のドライバで作成させたページ毎のイメージデータ(イメージ文書と呼ぶ。)を含む。更に、アプリケーション文書やイメージ文書単独の文書をバインダ文書にすることも可能である。
文書Cはひとつのアプリケーション文書から構成される文書ファイルである。そのサムネイル画像に対応することが明らかな場所、たとえばサムネイルの右下には、作成元のアプリケーションプログラムのアイコンが表示される。この例では、“Z”というアイコンが表示されている。
一方図3(B)の(b)は、キャビネットβのフォルダFol2の内容をリスト表示モードでリスト形式で表示した例である。フォルダFol2には2つの文書(E,F)が含まれている。文書Eはひとつのアプリケーション文書から構成される文書ファイルである。文書Fはイメージ文書から構成される文書ファイルである。リスト表示した場合には、オブジェクト名(文書ファイル名)、文書ファイルのサイズ、ページ数、属性が表示される。オブジェクト名は個々の文書ファイルに与えられている名称であり、ページ数は印刷した場合のページ数であり、属性は、たとえばアプリケーション文書であるか、バインダ文書であるか、イメージ文書であるか等、文書ファイルの種々の属性を示す。
図6は、本実施形態の文書管理アプリケーションクライアント201aにより表示される、印刷ステータス表示画面の一例である。図6Bの印刷結果表示モードが選択されると、図6のようなステータスウインドウ500が表示される。印刷結果表示モードにおいては、ユーザがクライアントのレポジトリ表示領域304内のフォルダを選択すると、各フォルダ内にある文書に対応して、文書名(文書ファイル名であり、図6Bのオブジェクト名と同じ。)503a、印刷指示したユーザ名503b、印刷指示において指定したプリンタ名(ファクシミリ名含む)503c、PC側の印刷状態(ステータスと同じ。)5013d、MFP側の印刷状態(ステータスと同じ。)504e、印刷状態が変更された日時504fが表示される。印刷結果の状態は、(PC側の印刷状態、MFP側の印刷状態)の組で表される。PC側の印刷状態は、PC側すなわち文書管理アプリケーションクライアント側が単独で把握できる印刷状態である。文書管理アプリケーションクライアントでは、プリンタ(あるいはファクシミリ)ドライバを用いて、多くの場合オペレーティングシステムの提供する出力インターフェースを介してMFPに正常に送信できたか否かまで判断できる。MFP側の印刷状態は、MFPにおいて把握される、印刷やファクシミリ送信が完了したかあるいは未完了だったかを示す状態である。組み合わせの例としては、(印刷開始、/)、(印刷NG,/)(印刷OK、待ち)、(印刷OK,印刷未完了)、(印刷OK,印刷完了)の五種類がある(/は未捕捉を表す)。
このステータスウインドウは、図6に示す、文書管理アプリケーションサーバ202aが保持するステータス保存テーブル202bにアクセスし、その内容に基づいて、文書管理アプリケーションクライアント201aにより表示される。
<印刷ステータス保存テーブル>
図6は、本発明の一実施例の印刷ステータス取得方式が適用される文書管理アプリケーションサーバPCで保管される印刷ステータス保存テーブル202bのフォーマット例である。この印刷ステータス保存テーブルは、印刷ジョブごとに、クライアントPC201あるいは、MFP204からの要求で更新される。印刷ステータス保存テーブル202bは、印刷或いはファクシミリ送信といった出力処理の対象となった文書ファイル(以下、対象文書ファイルと呼ぶ。)を管理するクライアント名600g、対象文書ファイルが属するキャビネット名600k、対象文書ファイルが属するフォルダ名600i、対象文書ファイルの文書名600a、対象文書ファイルに付与された印刷ID600j、対象文書ファイルについて印刷指示をしたユーザ名600b、対象文書ファイルを印刷するプリンタ名600c、対象文書ファイルの印刷ステータス(PC側の印刷状態、MFP側の印刷状態)600d、印刷ステータスの変更時刻600fから構成される。
図7は、本発明の一実施例の印刷ステータス取得方式が適用される文書管理アプリケーションのクライアント201aにおいて、図3(B)のユーザインターフェース画面を介してユーザが文書の印刷を指示した際に、MFP204に対して印刷ジョブの送信を開始するためのダイアログである。イメージデータは、文書管理アプリケーションで印刷できるが、アプリケーション文書は該当するアプリケーションで印刷しなければならない。しかし、たとえばバインダ文書などは、相異なるアプリケーションプログラムで作成された文書ファイルをひとまとまりの文書として出力しなければならない。
これら2つの要請を満足させるために、本実施形態の文書管理アプリケーションプログラムは、文書ファイルを、対応するアプリケーションを起動するなどして直接印刷させるのではなく、アプリケーションが備えている、プリンタやファクシミリに送信するデータ(印刷データ)を生成してファイル形式で保存するための機能を用いて、一旦印刷データファイルをクライアントPCに保管する。このために、たとえば図3(B)の画面において、文書ファイルがプリンタアイコンにドロップされた場合、その文書ファイルがアプリケーション文書をふくむなら、そのアプリケーション文書を該当するアプリケーションを起動し、当該アプリケーション文書を対象として印刷機能を起動する。その際に印刷設定として、印刷データをファイルとして出力する旨の印刷設定(「ファイルへの出力」設定など)をする。その後、印刷を実行させる。複数のアプリケーション文書が含まれていれば、それぞれのアプリケーションで同様に印刷データファイルを作成する。これにより印刷データファイルが生成されて保存される。
本文書管理アプリケーションクライアントは、その生成された印刷データファイルをMFPに送信することで、相異なるアプリケーションで生成されたアプリケーション文書をひとまとまりとした印刷を実現できる。そのために、本文書管理アプリケーションによるイメージの印刷や、アプリケーションが印刷データを生成した後に、本文書管理アプリケーションから印刷の開始を制御するしくみが必要とされている。
図7において、ダイアログ画面700は、印刷開始時のダイアログの例である。本文書管理アプリケーションは、イメージ文書については文書管理アプリケーション自身により印刷データ形式に変換できる。そのため、イメージ文書ついては文書管理アプリケーションによる印刷データファイル生成後、アプリケーション文書については、該当するアプリケーションによる印刷データファイルの生成後、本ダイアログを表示する。図7において、欄701には、印刷を行わせるプリンタ名を表示する。欄702は、印刷させる印刷データファイルを指定するための領域である。既存のディレクトリ構造を参照することにより、本文書管理アプリケーションやプリンタドライバ、ファクシミリドライバ等で生成され、ファイルとして保管されている印刷データファイルを指定する。欄703は印刷IDで、本実施形態では図8で説明するとおり印刷時にサーバPCより取得して、印刷対象の文書ファイルと対応付けて文書管理アプリケーションクライアント201aが保持している。欄704は印刷のためのクレデンシャルで、同じく印刷時にディレクトリサーバ203より取得し、印刷対象の文書ファイルと対応付けて文書管理アプリケーションクライアント201aが保持している。ユーザがOKボタン705を押下すると、指定した設定で印刷ジョブがMFPに対して発行される。キャンセルボタン706を押下して印刷を中断させることができる。
<印刷処理手順の概要>
ここまで説明した、本発明の一実施例の印刷ステータス取得方式が適用されるシステム(文書管理アプリケーションクライアント/サーバ、MFP)の処理概要を説明する。
(1)文書処理アプリケーションクライアント201aは、ディレクトリサーバ203から印刷のためのクレデンシャルを取得する。次に、文書管理アプリケーションサーバ202aに対して、印刷ステータステーブル202bへの新たな印刷ジョブに対応する項目の追加の要求メッセージを送信する。その要求メッセージには、獲得したクレデンシャルと、印刷使用とする文書名(文書ファイル名であり、キャビネット名やフォルダ名を含む。)と、ユーザ名とが添付される。文書管理アプリケーションサーバ202aは、印刷ステータステーブル202bに指定されたクライアント名、キャビネット名、フォルダ名、文書名、ユーザ名を含む新たな項目を追加する。また、その項目について新たに固有の印刷IDを割り当て、文書管理アプリケーションクライアントに印刷IDを送信する。文書管理アプリケーションクライアントは、文書管理アプリケーションサーバに送信したキャビネット名、フォルダ名、文書名、ユーザ名と、取得した印刷IDとを対応付けて、たとえば図6のような形式(ただしステータスおよび変更時刻は除く。)でメモリ等に保存する(ステップ802)。
次に、文書管理アプリケーションクライアントでイメージ文書について印刷データファイルを生成するか、アプリケーション文書を元に対応するアプリケーションにより印刷データファイルを生成させて保管しておく。
印刷データファイルが揃ったら印刷ダイアログ700においてOKボタンが押下されたなら、印刷データ、クレデンシャル、印刷ID、ユーザ名をMFPに送付する。その時、それとともに、ステータスを(印刷OK、待ち)に変更する要求を文書管理アプリケーションサーバに送信する。一方、キャンセルボタンが押下されたら、印刷処理を中断して、ステータスを(印刷NG、無)に変更する要求を文書管理アプリケーションサーバに送付する。なお、ステータスの(A、B)は、(PC側ステータス、MFP側ステータス)の対を表す。
(2)文書管理アプリケーションサーバは、文書管理アプリケーションクライアントより、印刷ステータステーブルへの新たな印刷ジョブ(ファクシミリ送信も含む)に対応するステータスの追加要求があった場合、その要求とともに受信したクレデンシャルが正常か否かをディレクトリサーバ203に問い合わせる。正常なものなら、テーブルを追加し、初期ステータスを(印刷開始、無)に設定する。
(3)MFPは文書管理アプリケーションクライアントからの印刷ジョブを実行して受信した印刷データを印刷するか、あるいはファクシミリ送信する。その結果失敗すれば(印刷OK、未完了)へ、成功すれば(印刷OK、完了)へステータスを変更する要求を、クレデンシャル、文書IDとともに文書管理アプリケーションサーバに送付する。
(4)MFPよりステータス変更要求があった場合、あるいは文書管理アプリケーションクライアントよりステータス変更要求があった場合、文書管理アプリケーションサーバは、クレデンシャルが正常か否かをディレクトリサーバに問い合わせて、正常なものなら要求されたステータスの変更を行う。
<文書管理アプリケーションクライアントによる印刷処理>
以上説明した各装置における手順を、図1、図8乃至図10を参照して詳しく説明する。図8は文書管理アプリケーションクライアント201aにより実行される処理手順である。図8を参照して、本システムのクライアントPCの中央処理装置403が行なう、文書管理アプリケーションクライアントの文書の印刷処理を流れ図を用いて説明する。
まずステップ801で、ディレクトリサーバ203に対して、印刷のためのクレデンシャルを要求するメッセージを送信する。それに対してディレクトリサーバ203が応答するクレデンシャルを受信してハードディスク等に保存する。
ステップ802で、文書管理アプリケーションサーバ202aに対して、クレデンシャル、印刷する文書名(キャビネット名、フォルダ名を含む。)、ユーザ名、クライアント名を送付して、文書管理アプリケーションサーバ202aが管理する印刷ステータステーブルに新たな印刷ジョブに対応する固有な印刷IDの追加を要求する。文書管理アプリケーションサーバ202aは、新たな印刷IDを生成し、それを文書管理アプリケーションクライアント201aに送信する。文書管理アプリケーションクライアント201aはそれを受信して、クレデンシャル、印刷する文書名(キャビネット名、フォルダ名を含む。)、ユーザ名、クライアント名と対応付けて、たとえば図6のような形式(ステータスおよび変更時刻は除く。)でハードディスク等に保存する。
ステップ803では、印刷する文書がイメージ文書かアプリケーション文書かを判断する。イメージ文書なら、ステップ804で、使用するMFPのドライバを用いて印刷データを生成してそれをファイルとして保存する。一方アプリケーション文書なら、ステップ805で、該当するアプリケーションを起動し、使用するMFPのドライバを用いて、該当アプリケーション文書から印刷データを生成して印刷データファイルとして保存する。このとき、ユーザは直接プリンタに印刷するのでは無く、ドライバが吐き出すデータをファイルとして保存しておく必要があるが、この機能は一般的なドライバに付随する機能である。
ステップ806で、印刷開始設定ダイアログ700(図7)を表示する。ここで、ステップ804またはステップ805で保存した印刷データファイルを指定させる。このとき、最新の印刷データファイルを選択して欄702aに表示しても良い。そして、OKボタンまたは喜屋武説ボタンの押下を待つ。
ステップ807では、ユーザの操作を判断し、OKが押下されていれば、ステップ808で、MFP204に印刷データファイル、クレデンシャル、ユーザ名等の情報を送信して印刷の指示(印刷ジョブ)を発行する。MFPは印刷ジョブを受け、印刷を実行開始すると、印刷開始を示すメッセージを文書管理アプリケーションクライアントに送信する。
ステップ809で、MFPから一定時間内に印刷開始のメッセージを受信したか否か判定する。一定時間内に受信できなければ、その印刷ジョブは失敗した(NG)と判断される。
ステップ810では、文書管理アプリケーションサーバ202aに対して、印刷ステータスを(印刷OK、待ち)に変更する要求を、変更したい印刷ジョブに対応するクレデンシャル、文書ID、ユーザ名と共に送付して処理を終了する。
一方、ステップ807の判断で、ユーザがキャンセルを押下した場合、あるいは、ステップ809の判断で、MFPから印刷開始の知らせを一定時間内に受信しない場合は、ステップ811で、文書管理アプリケーションサーバ202aに対して、ステータスを(印刷NG、無)に変更する要求を、変更したい印刷ジョブに対応するクレデンシャル、文書ID、ユーザ名と共に送付して処理を終了する。
<MFPによる印刷処理>
次に図1を参照して、本システムのMFP204の中央処理装置が行なう、印刷データを印刷あるいはファクシミリ送信して、その結果を文書管理アプリケーションサーバ202aの保持するステータステーブルに対して反映させるための処理を説明する。
ステップ101で、文書管理アプリケーションクライアント201aより、印刷データファイル、クレデンシャル、印刷ID,ユーザ名を受信する。ステップ102で、その印刷ジョブに対応してMFPが内部的に保持する印刷ステータスを“印刷完了”としておく。また、印刷データファイル等の送信元である文書管理アプリケーションクライアント201aに対して、印刷開始のメッセージを送信する。
ステップ103で、その印刷データファイルをもとに、印刷あるいはファクシミリ送信する。ステップ104でその印刷結果あるいは送信結果を示すデータを保存する。ステップ105で、ステップ104で保存したデータを判断し、物理的に印刷あるいは送信が完了したら、ステップ108に分岐する。ステップ105の判断で、物理的に印刷あるいは送信が完了していなければ、ステップ106で、規定数回繰り返したか判断し、繰り返していない場合、ステップ103から処理を繰り返す。ステップ106の判断で規定回数繰り返したと判断された場合は、ステップ107で、内部的に保持する印刷ステータスを“印刷未完了”とする。
ステップ108では、印刷あるいは送信処理を終了したジョブに関して、内部的に保持する印刷ステータス、クレデンシャル、文書ID、ユーザ名と共に、MFP側ステータスを内部印刷ステータスに変更するためのステータス変更要求をサーバPCに送信する。
<文書管理アプリケーションサーバによる処理>
図9を参照して、本システムのサーバPCの中央処理装置403が行なう、印刷ステータス保存テーブル202bへの印刷ジョブに対応する項目の新規作成、及び、ステータス変更処理を流れ図を用いて説明する。
ステップ901で、文書管理アプリケーションクライアント201aまたはMFP204より、ステータス変更あるいはステータス追加の要求とともに、印刷のためのクレデンシャルおよびユーザID、文書名(フォルダ名、キャビネット名を含む。)等の情報を受信し、それらデータをハードディスク等に保存しておく。ステップ902で、ディレクトリサーバ203へクレデンシャルを転送し、それが正常なものかの検証を要求する。ディレクトリサーバ203はその結果を応答して、正常であるか否かを示す情報を検証を求めた文書管理アプリケーションサーバに送信する。文書管理アプリケーションサーバ202aはその結果を受信する。
ステップ903で、受信した検証結果を判定する。正常なクレデンシャルで無いと判断されていたら、処理を終了する。一方、正常なクレデンシャルと判断されていたら、ステップ904で、ステップ901で受信したデータの内から、ステータス変更あるいはステータス追加の要求を取り出す。
ステップ905で、ステータス変更要求かステータス追加要求か判定する。要求が“追加処理”と判断されたら、ステップ906で、ステップ901で受信して保存したユーザ名、文書名、フォルダ名、キャビネット名等、印刷ステータス保存テーブルへの追加に必要な項目を取り出す。ステップ907で、取り出した情報を含む項目をステータス情報テーブルに追加する。そして、ステップ908で、印刷IDを作成して、追加したステータス情報テーブルの対応欄に登録する。この印刷IDは、文書管理アプリケーションクライアントからの印刷ID要求に応じて送信する。このためステップ908は、図9の処理と同期している必要はないが、便宜的に図9のように記載した。
一方、ステップ905の判断で、“変更処理”と判断されたら、ステップ909で、文書ID、ステータス、ユーザ名等テーブルの変更処理に必要な項目をステップ901で保存したデータからとりだし、ステップ910で、取り出したデータに該当する文書IDのステータスの変更処理を行い処理を終了する。
<クライアントによる状態表示処理>
図10は文書管理アプリケーションクライアントによる印刷ステータスの表示処理の手順を、文書管理アプリケーションサーバによる処理と合わせて示す。
図3(B)の画面において「印刷結果表示モード」が選択されると、図10のステップ1001から処理が開始される。ステップ1001では、印刷ステータスをサーバに要求するメッセージを、印刷IDやユーザ名など、要求するステータスを特定するための情報とともに発行する。その際、クレデンシャルも合わせて文書管理アプリケーションサーバに送信するのが望ましい。
文書管理アプリケーションサーバは、ステップ1011でステータス要求を受信する。ここでクレデンシャルをディレクトリサーバに送信して、その正当性を検証するのが望ましい。そしてクレデンシャルの正当性が検証されたなら、ステップ1012で、該当する印刷ステータスを文書管理アプリケーションクライアントに送信する。該当するステータスとは、たとえばユーザIDを基準とすれば、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するステータスである。該当する全てが文書管理アプリケーションクライアントに送信される。
ステップ1002では、文書管理アプリケーションクライアントは印刷ステータスを受信し、ステップ1003において、図5の形式で、メインウインドウに表示する。受信したステータスが複数の印刷ジョブについてであれば、受信した全てのステータスを表示する。
以上の構成により、本実施形態の文書管理システムでは、プリンタやファクシミリ、MFP等における出力処理の最終的なステータスを文書管理アプリケーションサーバにより確実に保持し、自発的にそのステータスを削除しない限り所望のタイミングで保持されている最終的なステータスを文書管理アプリケーションクライアントから参照可能となる。また、出力処理の最終的なステータスを出力装置ではない装置(文書管理アプリケーションサーバ)により保持するために、出力装置(MFP)を参照する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上した。
なお文書管理アプリケーションプログラムをはじめとするプログラムは、PCやWSワークステーション)の外部記憶装置(FD、CD−ROM、ROM、磁気テープ等)、および、プリンタ側の記憶媒体に記憶されており、そのプログラムはそれぞれの中央処理装置内の読み取り装置(図示せず)によって、記憶装置(メモリ)に記憶させてもよい。
[変形例]
本実施形態では、文書管理アプリケーションが扱うデータには、イメージ文書とアプリケーション文書があり、アプリケーション文書の印刷については本アプリケーションの制御から外れてしまうため、一旦ドライバで吐き出すデータをファイルとして格納し、そのデータファイルをクレデンシャル、文書IDと共に、再度MFPに送信した。しかし、イメージデータに限れば、イメージ文書からドライバで生成した印刷データをファイルとして保存することなく、クレデンシャル、文書ID、ユーザ名等とともにMFPに送信することも可能である。この場合、かかるプリンタドライバ、FAXドライバも、クレデンシャル、文書ID、ユーザ名のデータを保持し、印刷データとともにMFPに送信できるような機能が必要である。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施形態のMFPが行う、印刷またはファクシミリ送信処理とその結果をサーバPCに通知する処理を示す流れ図である。 本実施形態が適用されるシステム図である。 (A)は本実施形態の文書管理アプリケーションのUIを示す図である。(B)はメインメインウインドウの図である。 本実施形態が適用される情報システムの構成の一部を示すブロック図である。 本実施形態の文書管理アプリケーションが表示する印刷ステータスウインドウの図である。 本実施形態の印刷ステータス保存テーブル及びフォーマットの図である。 本実施形態の文書管理アプリケーションが表示する印刷開始設定ダイアログの図である。 本実施形態の文書管理アプリケーションのクライアントが行う印刷処理を示す流れ図である。 本実施形態の文書管理アプリケーションのサーバが行う印刷保存テーブルへの処理を示す流れ図である。 本実施形態の文書管理アプリケーションクライアント及びサーバにおける出力ステータス表示処理を示す流れ図である。

Claims (13)

  1. クライアント装置から、該クライアント装置における出力処理の第1のステータスを、前記出力処理を固有に識別するための識別情報とともに受信して、前記第1のステータスと前記識別情報とを対応付けて保存手段に保存する第1のステータス更新手段と、
    前記クライアント装置より出力処理の指示を受けて出力を行う出力装置から、該出力装置における前記出力処理の第2のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第2のステータスを前記第1のステータスと対応付けて前記保存手段に保存する第2のステータス更新手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記クライアント装置または前記出力装置から、前記第1のステータスまたは前記第2のステータスとともに、ユーザが前記クライアント装置において認証サーバにより発行された証明情報を受信し、前記第1のステータス更新手段又は前記第2のステータス更新手段による前記第1のステータス又は前記第2のステータスの保存に先立って、前記証明情報を用いた認証の要求を前記認証サーバに対して発行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに出力装置に送信する出力送信手段と、
    前記出力送信手段による送信結果を示すステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信するステータス送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記サーバに対してステータスの要求を送信する手段と、
    前記ステータスの要求に対するステータスの応答を受信し、受信したステータスを表示する手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. クライアント装置から、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別する識別情報とともに受信して、前記出力処理の指示に応じて出力を行う出力手段と、
    前記出力手段による出力結果を示すステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする出力装置。
  6. クライアント装置とサーバ装置と出力装置とを接続して構成される出力システムであって、
    前記クライアント装置は、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに出力装置に送信する出力送信手段と、前記出力送信手段による送信結果を示す第1のステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する第1のステータス送信手段とを備え、
    前記出力装置は、前記クライアント装置から、前記出力処理の指示を前記識別情報とともに受信して、前記出力処理の指示に応じて出力を行う出力手段と、前記出力手段による出力結果を示す第2のステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信する送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置から、前記第1のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第1のステータスと前記識別情報とを対応付けて保存手段に保存する第1のステータス更新手段と、前記出力装置から、該出力装置における前記第2のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第2のステータスを前記第1のステータスと対応付けて前記保存手段に保存する第2のステータス更新手段とを備えることを特徴とする出力システム。
  7. 前記クライアント装置は、前記サーバに対してステータスの要求を送信する手段と、前記ステータスの要求に対するステータスの応答を受信し、受信したステータスを表示する手段とを更に備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントからのステータスの要求を受信して、当該クライアントに対し、当該クライアントに対応する出力処理のステータスを送信する手段とを更に備えることを特徴とする請求項6に記載の出力システム。
  8. 前記クライアント装置は、認証サーバに対して証明情報を要求し、前記認証サーバが発行する証明情報を受信する手段を更に備え、前記出力送信手段はさらに前記証明情報を前記出力装置に送信し、前記第1のステータス送信手段はさらに前記証明情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記送信手段はさらに前記クライアント装置から受信した前記証明情報を送信し、
    前記サーバ装置は、前記第1のステータス更新手段または前記第2のステータス更新手段により前記第1のステータスまたは前記第2のステータスを更新する前に、前記第1のステータス又は第2のステータスとともに受信した前記証明情報を前記認証サーバに送信して前記証明情報が正常か否かの判定を受けることを特徴とする請求項7に記載の出力システム。
  9. クライアント装置から、該クライアント装置における出力処理の第1のステータスを、前記出力処理を固有に識別するための識別情報とともに受信して、前記第1のステータスと前記識別情報とを対応付けて保存手段に保存する第1のステータス更新工程と、
    前記クライアント装置より出力処理の指示を受けて出力を行う出力装置から、該出力装置における前記出力処理の第2のステータスを前記識別情報とともに受信して、前記第2のステータスを前記第1のステータスと対応付けて前記保存手段に保存する第2のステータス更新工程と
    を備えることを特徴とする出力ステータス管理方法。
  10. 出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに出力装置に送信する出力送信工程と、
    前記出力送信工程による送信結果を示すステータスを、前記識別情報に対応付けてサーバ装置に送信するステータス送信工程と
    を備えることを特徴とする出力ステータス管理方法。
  11. クライアント装置とサーバ装置と出力装置とを接続して構成される出力システムにおける出力制御方法であって、
    前記クライアント装置から出力装置に対して、出力処理の指示を、出力処理を固有に識別するための識別情報とともに送信する出力送信工程と、
    前記クライアント装置からサーバ装置に対して、前記出力送信工程による送信結果を示す第1のステータスを、前記識別情報に対応付けて送信する第1のステータス送信工程と、
    前記出力装置から前記サーバ装置に対して、前記クライアント装置からの前記出力処理の指示に応じて行った出力結果を示す第2のステータスを前記識別情報に対応付けて送信する第2のステータス送信工程と、
    前記サーバ装置において、前記クライアント装置からの前記第1のステータスおよび前記出力装置からの前記第2のステータスを前記識別情報と対応付けて保存手段に保存するステータス更新工程と
    を備えることを特徴とする出力制御方法。
  12. 前記クライアント装置から前記サーバに対してステータスの要求を送信する工程と、
    前記サーバ装置から前記クライアントに対して、前記ステータスの要求に応じて当該クライアントに対応する出力処理のステータスを送信する工程と、
    前記クライアント装置において、前記サーバから受信したステータスを表示する工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の出力制御方法。
  13. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の出力ステータス管理方法をコンピュータにより実行するためのプログラム。
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