JP2007288615A - 経路設定方法、情報処理システム、サーバ及びプログラム - Google Patents

経路設定方法、情報処理システム、サーバ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを用いた情報処理システムにおいて、通常使用されない設備を設置することなく、障害時の予備経路を確保する。
【解決手段】情報処理システム1は、管理サーバ110、業務サーバ120−1〜120−5、管理スイッチ210、スイッチA1(220−1)〜C(220−4)及びルータ300を含んで構成される。ネットワークAは、ルータ300と、業務サーバ120−1〜120−3とを接続する業務ネットワークである。例えば、スイッチA1(220−1)とルータ300との間で障害が発生した場合に、スイッチA1(220−1)を介した通信ができなくなる。そこで、機器管理専用に仮想ネットワークが設定されていた管理スイッチ210のポートP107〜P109に業務用通信のための仮想ネットワークを追加設定することによって、スイッチA1(220−1)の代替として管理スイッチ210を介した通信が行われる。
【選択図】図16

Description

本発明は、ネットワークにおいて障害が発生した場合にノード間の経路を切り替える経路設定方法、情報処理システム、サーバ及びプログラムに関する。
クライアント装置及び通信装置(以下、ノードという)と、ネットワーク管理装置と、それらをつなぐ通信回線とから構成されるネットワークシステムにおいて、複数の現用パスが、そのパスが障害で通信不能になった際の予備のパス又は帯域を共有することを可能とする障害回復方式がある。そのような障害回復方式の例として、特許文献1には、最小の予備帯域で障害回復が可能な経路制御を行う経路制御方法及び経路制御装置が開示されている。これによれば、ネットワーク内の各ノードの共有可能予備帯域情報を、ネットワーク内の全ノードに広告し、パス設定要求を受けたノードは、各通信回線の共有可能予備帯域を制約条件として予備パスの経路を計算することにより、最小の予備帯域で障害回復が可能となる。
また、特許文献2には、仮想ネットワークを使用したネットワークシステムにおいて、端末の移動や追加時にスイッチ内の仮想ネットワークの設定を自動的に行う方法が開示されている。これによれば、端末が所属する仮想ネットワーク一覧を所持するサーバ装置を用意して、スイッチは、自身に接続している端末及びその端末が所属している仮想ネットワークの一覧を所持する。そして、端末が移動又は追加された場合に、スイッチは、それを検知し、その端末の所属する仮想ネットワークをサーバ装置に問い合わせて、自身に設定する。
特開2003−273904号公報 特開2001−53776号公報
しかしながら、特許文献1では、任意のノード間を物理的に接続している経路が2つ以上存在する必要があった。換言すれば、ネットワークを構成するノード間において、通常使用される経路とは別に、通常は使用されない物理的な経路を障害時の予備経路として確保しておく必要があった。これは、ネットワークを用いた情報処理システムの運用コストの増加などにつながる。なお、特許文献2には、ネットワーク障害に対処する方法は開示されていない。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ネットワークを用いた情報処理システムにおいて、障害時の予備経路を確保することが可能な経路設定方法、情報処理システム、サーバ及びプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明のうち、主たる発明の一つは、複数の第1のサーバと、前記各第1のサーバに通信可能に接続している第1のスイッチと、前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチに通信可能に接続し、帯域分割による通信が可能な第2のスイッチと、前記第2のスイッチに接続し、前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチの通信を管理する第2のサーバとを含んで構成される情報処理システムにおける経路設定方法であって、前記第2のサーバが、前記第1のスイッチのポートに障害が発生した場合に、前記障害が発生したポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定するステップと、前記第2のサーバが、特定した前記第1のサーバに対し、前記第1のスイッチを介して行っている通信を、前記第2のスイッチを介して行う通信に代替させる旨を指示する代替指示を送信するステップと、前記第1のサーバが、前記代替指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信を、前記第2のスイッチによって設定される帯域を利用して行う通信に切り替えるステップと、前記第2のサーバが、前記第2のスイッチに、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するように指示する帯域付与指示を送信するステップと、前記第2のスイッチが、前記帯域付与指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1のスイッチのポート障害が発生した場合に、第1のサーバが当該第1のスイッチを介して行っていた通信を、第2のスイッチを介して行う通信に代替させるので、通常は使用しない設備を設置することなく、予め管理用に設置されている第2のスイッチを用いて障害時の一時的な予備経路を設定することができる。
なお、請求項における第1のサーバは、実施の形態における業務サーバ120−1〜120−5に対応する。請求項における第1のスイッチは、実施の形態におけるスイッチA1(220−1)〜C(220−4)に対応する。請求項における第2のサーバ及びサーバは、実施の形態における管理サーバ110に対応する。請求項における第2のスイッチは、実施の形態における管理スイッチ210に対応する。請求項における「ポートを介した通信が可能な前記第1のサーバ」は、実施の形態における「ポートの機器を含む業務ネットワークに所属する業務サーバ」に対応する。請求項における代替指示は、実施の形態における「ノード予備経路設定処理を実行することを指示するメッセージ」に対応する。請求項における帯域付与指示は、実施の形態における「管理SW予備経路設定処理を実行することを指示するメッセージ」に対応する。請求項における代替解除指示は、実施の形態における「ノード現用経路切り戻し処理を指示するメッセージ」に対応する。請求項における帯域解除指示は、実施の形態における「管理スイッチ現用経路切り戻し処理を指示するメッセージ」に対応する。
本発明によれば、ネットワークを用いた情報処理システムにおいて、障害時の予備経路を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、ネットワークをNW、スイッチをSW、セグメントをSGと省略して書くことがある。
≪システムの構成≫
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、例えば、企業などにおいて、外部ネットワーク2に接続される情報処理システムである。情報処理システム1は、管理サーバ110、業務サーバ120−1〜120−5、管理スイッチ210、スイッチA1(220−1)〜C(220−4)及びルータ300を含んで構成される。
管理サーバ110及び業務サーバ120−1〜120−5は、情報処理システム1において所定の管理や業務の処理が稼動するコンピュータ装置であり、PC(Personal Computer)サーバ、ワークステーション、ホストコンピュータなどである。
ルータ300は、外部ネットワーク2やスイッチA1(220−1)〜C(220−4)など、異なるネットワークセグメントから送信されたパケットを受信し、受信したパケットの行き先に応じて、送信元と同じネットワークセグメント又は異なるネットワークセグメントに接続する通信ポートから当該パケットを送信する。
管理スイッチ210及びスイッチA1(220−1)〜C(220−4)は、業務サーバ120−1〜120−5やルータ300から送信されたパケットを受信し、受信したパケットの行き先に応じた通信ポートから当該パケットを送信する。また、業務サーバ120−1〜120−5及びスイッチA1(220−1)〜C(220−4)は、自身の通信ポートに仮想ネットワークを割り当てる機能を持つ。図1において、Pから始まる符号が付された矩形は通信ポートを示し、黒く塗りつぶされた矩形は当該通信ポートがenable(通信可能)状態にあることを示し、白く塗りつぶされた矩形は当該通信ポートがdisable(通信不可能)状態にあることを示す。
ネットワークA〜Cは、それぞれ業務A〜Cに対応する業務ネットワークである。業務ネットワークは、スイッチによって業務別に形成されるネットワークであり、ルータ300や業務サーバ120−1〜120−5のうち同じ業務処理に係る2以上のノードを、管理スイッチ210以外のスイッチA1(220−1)〜C(220−4)を介して接続する。図1において、スイッチA1(220−1)及びスイッチA2(220−2)はネットワークAを、スイッチB(220−3)はネットワークBを、スイッチC(220−4)はネットワークCを、管理スイッチ210は管理ネットワークを、それぞれ形成する。業務サーバ120−1〜120−5は、それぞれ図中で結線されているネットワークセグメントに属し、それぞれが属するネットワークセグメントに対応する業務の処理を稼動させる。これらのネットワークは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける第3層のネットワーク層に関するものであり、業務サーバ120−1〜120−5やルータ300は、IP(Internet Protocol)アドレスなどの自身を特定するアドレスを持つ。同一のネットワークセグメントに所属するノード間では、原則として自由に通信が可能である。業務ネットワークは、業務の性質や種類、通信許容範囲の違いなどの理由から複数のネットワークセグメントに分けられている。
このような情報処理システム1においては、仮想ネットワークを割り当てることで、同一スイッチ内で複数のネットワークセグメントが同居可能であるが、スイッチの製品不良などの原因でネットワークセグメントを越えてパケットが送信されるなどの問題があり、ネットワークセグメントごとにスイッチを設ける方が好ましい場合がある。
管理ネットワークは、管理スイッチ210によって形成される、管理業務に対応するネットワークであり、管理スイッチ210を介して管理サーバ110と業務サーバ120−1〜120−5やスイッチA1(220−1)〜C(220−4)とを接続する。管理業務とは、情報処理システム1全体を管理する業務のことであり、業務サーバ120−1〜120−5などのサーバ機器、スイッチA1(220−1)〜C(220−4)やルータ300などのネットワーク機器、ストレージ機器、といった情報処理システム1を構成する機器、当該機器の通信などを一括して管理する。一般的な企業の情報処理システムにおいては、通常存在する業務である。管理業務の処理は、主として管理サーバ110によって行われる。
≪システムの基本原理≫
図2は、本発明の実施の形態に係る基本原理を説明する図である。具体的には、図1に示す構成から、管理サーバ110、業務サーバ120−4、120−5、管理スイッチ210及びスイッチC(220−4)を部分的に抜き出した図である。業務サーバ120−4及び業務サーバ120−5は同様の構成であるため、代表して業務サーバ120−4に詳細な構成を示す。なお、説明の便宜上、通信ポートの図示を一部省略する。図2において、業務サーバ120−4及び業務サーバ120−5は業務ネットワークCに接続し、ネットワークC内で互いに通信している。
管理サーバ110は、記憶手段110a、更新手段110b、検索手段110c及びメッセージ送受信手段110dを備える。記憶手段110aは、情報処理システム1のネットワークの構成を管理するテーブルや、業務サーバ120−4、120−5、スイッチC(220−4)などの通信状態を管理するテーブルなどを記憶する。更新手段110bは、記憶手段110aに記憶されたテーブルを更新する。検索手段110cは、記憶手段110aに記憶されたテーブルを参照して、不通になっているNW経路などを検索する。メッセージ送受信手段110dは、業務サーバ120−4、120−5及びスイッチC(220−4)とメッセージを送受信する。
業務サーバ120−4は、監視手段120a、メッセージ送受信手段120b、ポート制御手段120c、記憶手段120d及び予備経路割当て手段120eを備える。監視手段120aは、自身の通信ポートの状態を監視する。メッセージ送受信手段120bは、管理サーバ110とメッセージを送受信する。ポート制御手段120cは、通信ポートのenable状態及びdisable状態を制御する。記憶手段120dは、IPアドレスなどの通信ポートの設定テーブルなどを記憶する。予備経路割当て手段120eは、自身の通信ポートに仮想ネットワークを設定し、障害が発生した通信経路の予備経路として割り当てる。この構成は、他の業務サーバ120−1〜120−3及び120−5についても同様である。
管理スイッチ210は、通信ポートのenable状態とdisable状態とを制御するポート制御手段210aと、管理サーバ110とメッセージの送受信を行うメッセージ送受信手段210cと、通信ポートに仮想ネットワークを設定し、予備経路として割り当てる予備経路割当て手段210dを備える。
スイッチC(220−4)は、監視手段220a及びメッセージ送受信手段220bを備える。監視手段220aは、自身の通信ポートの状態を監視する。メッセージ送受信手段220bは、管理サーバ110とメッセージの送受信を行う。この構成は、スイッチA1(220−1)、A2(220−2)及びB(220−3)についても同様である。
例えば、業務サーバ120−4のポートP42とスイッチC(220−4)のポートP501との間で障害が発生した場合、監視手段120a及び220aが、それぞれメッセージ送受信手段120b及び220bを介して管理サーバ110に障害報告を送信する。管理サーバ110は、障害報告を受信し、更新手段110bによってネットワークの状態を管理するテーブルを更新する。
その後、検索手段110cが、ネットワークの構成を管理するテーブル及びネットワークの状態を管理するテーブルを参照して業務サーバ120−4と業務サーバ120−5が不通になっていることを判断し、予備経路の設定を指示するメッセージを、メッセージ送信手段110dを介して業務サーバ120−4及び120−5に送信する。また、ポートP110及びP111に予備経路を設定することを指示するメッセージを、管理スイッチ210に送信する。
業務サーバ120−4及び120−5は、管理サーバ110からのメッセージをそれぞれ受信し、ポート制御手段120cに指示して、NWCに接続するポートP42及びP52をそれぞれ停止させる。そして、予備経路割り当て手段120eに指示して、管理NWに接続するポートP43及びP53に対してNWCの予備NWとなる仮想ネットワークをそれぞれ設定して、設定した仮想ネットワークに対してポートP42及びP52の設定をそれぞれ行う。
管理スイッチ210は、管理サーバ110からの当該メッセージを受信して、予備経路割り当て手段210dに指示して、NWCの予備NWとなる仮想ネットワークを、ポートP110及びP111に対して割り当てる。
なお、以上の処理においては、業務サーバ120−1〜120−5やスイッチA1(220−1)〜C(220−4)から管理サーバ110に障害報告を行うのに、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)などを利用することも可能である。
また、仮想ネットワークとは、例えばLAN(Local Area Network)におけるVLAN(Virtual LAN)などであり、物理的な配線の束縛を受けずにブロードキャストフレーム(同報フレーム)が届く範囲を設定する方法である。スイッチなどが備える通信ポートごとにVLANを割り当てるポートVLANや、1つのポートに複数のVLANを割り当てることができるタグVLAN(IEEE802.1Qで標準化されている)などがある。本発明の実施の形態においては、仮想ネットワーク内で通信するパケットに、どの仮想ネットワークに属しているかを示すタグが付けられ、スイッチや業務サーバはタグを識別して仮想ネットワークによる通信を行う。
≪機器のハードウェア構成≫
図3A〜図3Cは、情報処理システム1における各機器のハードウェア構成を示す図である。図3Aに示すサーバ100は、管理サーバ110及び業務サーバ120−1〜120−5のハードウェア構成である。サーバ100は、CPU101、メモリ102、外部記憶装置103及びネットワーク通信装置104を備える。CPU101は、アプリケーションプログラムなどの実行やサーバ100の各部の制御を行う。メモリ102は、CPU101が直接読み書き可能なメモリである。外部記憶装置103は、各種アプリケーションプログラムや後述するネットワークの構成、状態などを管理するテーブルを記憶し、ハードディスク装置などによって実現される。ネットワーク通信装置104は、スイッチなどと通信を行う。サーバ100は、一般的なコンピュータであり、具体的には、PCサーバ、ワークステーション、ホストコンピュータなどである。
図3Bに示すスイッチ200は、管理スイッチ210及びスイッチA1(220−1)〜C(220−4)のハードウェア構成である。スイッチ200は、制御装置201、メモリ202、ネットワーク通信装置203及びフレーム中継処理装置204を備える。制御装置201は、スイッチ200の各部を制御するとともに、メモリ202に格納されているプログラムやデータに応じて種々の処理を実行する。メモリ202は、各種プログラムや制御に関する設定などのデータを格納する。ネットワーク通信装置203は、管理スイッチなどと通信を行う。フレーム中継処理装置204は、各ポートPからフレームを入力し、制御装置201の制御に応じて、所定のポートPから出力する。
図3Cに示すルータ300は、ルータ300のハードウェア構成である。ルータ300は、制御装置301、メモリ302、ネットワーク通信装置303、パケット通信装置304及びパケット中継処理装置305を備える。制御装置301は、ルータ300の各部を制御するとともにメモリ302に格納されているプログラムやデータに応じて処理を実行する。メモリ302は、各種プログラムや制御に関する設定などのデータを格納する。ネットワーク通信装置303は、スイッチなどと通信を行う。パケット通信装置304は、各ポートPにおけるパケットの入出力及びパケット中継処理装置305とのパケットの受け渡しを行う。パケット中継処理装置305は、パケット通信装置304から受け取ったパケットを、制御装置301の制御に応じて所定のパケット通信装置304に出力する。
≪テーブルの構成≫
本発明の実施の形態について、図1に示した情報処理システム1に基づいて説明する。以下、業務サーバやルータなど、同一ネットワーク内の通信において端点となる機器のことを、適宜ノードと記す。
管理サーバ110は、ネットワーク一覧テーブルT1、管理対象SW一覧テーブルT2、ノード一覧テーブルT3、業務SW状態一覧テーブルT4、ノード状態一覧テーブルT5、現用経路一覧テーブルT6A、T6B、T6C及びノード間疎通一覧テーブルT7を記憶手段110aに記憶している。
図4は、ネットワーク一覧テーブルT1の構成を示す図である。ネットワーク一覧テーブルT1は、情報処理システム1が有するネットワークセグメントの一覧を示すテーブルである。ネットワーク一覧テーブルT1は、ネットワークセグメント名(以下、NWSG名という)T11、ネットワークID(以下、NWIDという)T12、管理フラグT13及び予備ネットワークID(以下、予備NWIDという)T14を含むレコードから構成される。各レコードは、各ネットワークセグメントに対応する。NWSG名T11は、ネットワークセグメントの名称である。NWIDT12は、ネットワークセグメントに固有の識別コードである。管理フラグT13は、管理ネットワークであるか否かを示すフラグである。管理ネットワークであるネットワークセグメントの管理フラグT13には1を設定し、管理ネットワークでないネットワークセグメントの管理フラグT13には0を設定する。予備NWIDT14は、予備経路用に設ける仮想ネットワークのIDであり、例えばVLANにおけるVLANIDなどである。仮想ネットワーク内で通信するフレームには、どの仮想ネットワークに属しているかを示すタグが付けられる。予備NWIDT14は、その際のタグとして使用してもよい。なお、管理ネットワークについては、管理スイッチ210と、各業務サーバ120−1〜120−5及び各スイッチA1(220−1)〜C(220−4)の該当ポートとの間に、予備NWIDを“10”とする仮想ネットワークが予め設定されているものとする。
図5は、管理対象SW一覧テーブルT2の構成を示す図である。管理対象SW一覧テーブルT2は、管理対象となるスイッチの一覧を示すテーブルである。管理対象SW一覧テーブルT2は、SW名T21、所属NWID名T22、管理用IPアドレスT23及び管理SWポート番号T24を含むレコードから構成される。各レコードは、各スイッチに対応する。SW名T21は、各スイッチに割り当てられている名称である。所属NWIDT22は、スイッチが所属するネットワークセグメントに固有の識別コードである。管理用IPアドレスT23は、管理サーバ110と通信を行う際に使用するスイッチ自身のIPアドレスである。管理SWポート番号T24は、スイッチと管理スイッチ210との接続における、管理スイッチ210側のポート番号である。
図6は、ノード一覧テーブルT3の構成を示す図である。ノード一覧テーブルT3は、管理対象となるノードの一覧を示すテーブルである。ノード一覧テーブルT3は、ノード名T31、所属NWIDT32、管理用IPアドレスT33及び管理SWポート番号T34を含むレコードから構成される。各レコードは、各ノードに対応する。ノード名T31は、各ノードに割り当てられている名称である。所属NWIDT32は、ノードが所属する業務ネットワークに固有の識別コードである。管理用IPアドレスT33は、管理サーバ110と通信を行う際に使用するノード自身のIPアドレスである。管理SWポート番号T34は、ノードと管理スイッチ210との接続における、管理スイッチ210側のポート番号である。
ここで、図1においてルータ300は、ポートP602及びP603にネットワークAを、ポートP604及びP605にネットワークBをそれぞれ割り当てる。ポートP603及びP605は、それぞれのネットワークの予備経路として割り当てたポートである。このように、現用経路及び予備経路を用意して予め両方を通信可能な状態にしておくような場合には、予備経路用の通信ポートは管理スイッチ210に接続する。ルータ300側では、現用経路及び予備経路が両方とも通信可能な状態であるため、管理サーバ110がルータ300を制御しなくてもよい。そのため、ノード一覧テーブルT3において、ルータの管理用IPアドレスT33の設定はなくてもよく、ルータ300の管理SWポート番号T34は予備経路用のものとなる。
図7は、業務SW状態一覧テーブルT4の構成を示す図である。業務SW状態一覧テーブルT4は、スイッチA1(220−1)〜C(220−4)の状態の一覧を示すテーブルである。業務SW状態一覧テーブルT4は、SW名T41、所属NWIDT42、機器状態T43及びポート状態T44を含むレコードから構成される。各レコードは、各スイッチA1(220−1)〜C(220−4)に対応する。SW名T41及び所属NWIDT42は、管理対象SW一覧テーブルT2におけるSW名T21及び所属NWID名T22と同様である。機器状態T43は、各スイッチの機器自体の稼動状態を示す。機器状態T43には、「稼動」、「機器点検」及び「機器障害」がある。「稼動」は正常に稼動していることを示す。「機器点検」は機器故障の疑いがあり、点検が必要であることを示す。「機器障害」は機器故障になっていることを示す。ポート状態T44は、各スイッチA1(220−1)〜C(220−4)が持つ通信ポートの状態を示す。ポート状態T44には、「正常」、「障害報告」、「準障害報告」及び「機器障害」がある。「正常」は正常に稼動していることを示す。「障害報告」は当該ポートの障害報告があったことを示す。「準障害報告」は正常に稼動しているが、機器の点検または交換のために停止する予定があることを示す。「機器障害」は、機器故障になっていることを示す。
図8は、ノード状態一覧テーブルT5の構成を示す図である。ノード状態一覧テーブルT5は、ノードの状態の一覧を示すテーブルである。ノード状態一覧テーブルT5は、ノード名T51、所属NWIDT52、機器状態T53及びポート状態T54を含むレコードから構成される。各レコードは、各ノードに対応する。ノード名T51及び所属NWIDT52は、ノード一覧テーブルT3におけるノード名T31及び所属NWIDT32と同様である。機器状態T53は、ノード自体の稼動状態を示す。機器状態T53には、「稼動」及び「機器障害」がある。「稼動」は正常に稼動していることを示す。「機器障害」は機器故障になっていることを示す。ポート状態T54は、ノードが所属するネットワークセグメントごとの現用経路となる通信ポートの状態を示す。ポート状態T54には、「正常」、「機器障害」、「障害報告」及び「切替対象」がある。「正常」は正常に通信が行われていることを示す。「機器障害」は機器故障になっていることを示す。「障害報告」は、当該ポートの障害報告があったことを示す。「切替対象」は、予備経路への切り替え対象であることを示す。なお、管理サーバ110がルータ300の状態を管理できないために、ルータ300のレコードは設定されない。
図9Aないし図9Cは、現用経路一覧テーブルの構成を示す図である。現用経路一覧テーブルT6A、T6B及びT6Cは、業務ネットワークにおけるノードとスイッチ及びスイッチとスイッチの接続関係の一覧を示すテーブルである。すなわち、ネットワークセグメントごとにテーブルが作られ、各ノードが通信可能なスイッチ及び各ノードが接続しているスイッチのポートなどを示す。例えば、図9Aに示す現用経路一覧テーブルT6Aは、ネットワークAのテーブルを示す。業務サーバ120−1(サーバ11)はスイッチA2のポートP302に接続する。スイッチA1は自身のポートP202からスイッチA2のポートP301に接続される。従って、業務サーバ120−1はスイッチA2を経由してスイッチA1まで通信可能である。
図10は、ノード間疎通状態一覧テーブルT7の構成を示す図である。ノード間疎通一覧テーブルT7は、疎通すべきノードの組合せ一覧を示すテーブルである。ノード間疎通一覧テーブルT7は、疎通ノード組IDT71、所属NWIDT72、第1ノードT73、第2ノードT74及び疎通状態T75を含むレコードから構成される。各レコードは、各疎通ノード組に対応する。疎通ノード組IDT71は、疎通が必要なノード同士の組合せ(疎通ノード組)ごとに一意に割り当てられたIDである。所属NWIDT72は、疎通ノード組が属するネットワークセグメントに固有の識別コードである。第1ノードT73及び第2ノードT74は、疎通ノード組を構成する2つのノード名を示す。なお、第1ノードT73に“ALL CONNECT”と設定されているのは、当該疎通ノード組はルータを含まず、業務サーバ間の通信を行う組合せであることを示す。
疎通状態T75は、疎通ノード組を構成する2つのノード間の通信経路の状態を示す。疎通状態T75には、「現用経路」、「経路障害」、「準経路障害」、「予備経路」及び「経路切り戻し」がある。「現用経路」は、現用経路で疎通していることを示す。「経路障害」は、疎通経路で障害が発生し、不通の状態であることを示す。「準経路障害」は、正常に稼動しているが、機器の点検又は交換のために予備経路に切り替える予定であることを示す。「予備経路」は、予備経路で疎通していることを示す。「経路切り戻し」は、現用経路への切り戻しの対象であることを示す。
業務サーバ120−1〜120−5は、それぞれ自身の通信ポートの設定情報を示す通信ポート設定一覧テーブルを記憶手段102dに記憶している。
図11は、業務サーバ120−4が有する通信ポート設定一覧テーブルT8の構成を示す図である。通信ポート設定一覧テーブルT8は、ポート番号T81、現用所属NWIDT82、IPアドレスT83、サブネットマスクT84及びポート状態T85を含むレコードから構成される。各レコードは、当該業務サーバが備える各ポートに対応する。ポート番号T81は、ポート固有の番号である。現用所属NWIDT82は、当該ポートが現用経路として属するネットワークのIDである。IPアドレスT83は、当該ポートのIPアドレスである。サブネットマスクT84は、当該ポートのサブネットマスクである。ポート状態T85は、当該ポートの状態を示す。例えば、正常に通信を行っていれば、「正常」が設定される。他にもフィルタリングの設定など、通信に関する情報が設定されてもよい。
例えば、通信ポート設定一覧テーブルT8の第1レコードは、ポートP41にネットワークBの現用経路としての通信が割り当てられ、IPアドレスT83は、192.168.12.1であり、サブネットマスクT84は255.255.255.0である。ポート状態T85は、「正常」を示す。なお、他の業務サーバ120−1〜120−3及び120−5も、通信ポート設定一覧テーブルT8と同様の構成のテーブルを備えるものとする。
≪システムの処理≫
次に、図1に示す情報処理システム1において障害が発生した場合の処理の流れを説明する。なお、以下の処理の説明においては、特に明記していないが、仮想ネットワークの割り当てに際して、通信ポートの停止及び開始が必要である場合は、適宜行うものとする。
管理スイッチ210及びスイッチA1(220−1)〜C(220−4)は、それぞれ制御ポートCP20〜CP24から管理スイッチ210を経由して管理サーバ110と通信を行う。制御ポートとは、スイッチ自体を制御する信号を外部機器と送受信するための専用のポートであり、情報処理システム1における業務に関するフレーム(メッセージ)を送受信するためのポートではない。業務サーバ120−1〜120−5は、それぞれが備える通信ポートから、業務ネットワークや管理ネットワークに接続し、各ノードや管理サーバ110と通信を行う。また、通信ポート設定一覧テーブルT8において、障害が発生した通信ポートのポート状態T85に障害報告フラグを設定する。
ルータ300は、スイッチA1(220−1)及びスイッチB(220−3)に接続するとともに、ネットワークA及びBにおける予備用の経路として管理スイッチ210のポートP101及びP102に接続する。管理サーバ110は、ノード一覧テーブルT3で管理用IPアドレスT33が設定されていないノードと管理スイッチ210との間の通信状態は管理できないので、当該ノードと管理スイッチ210との間の接続経路は予備経路であるとして、管理スイッチ210に指示して当該ノードに接続する通信ポートを停止させる(「disable」の状態にさせる)。
また、管理サーバ110の記憶する各テーブルT1〜T7は、情報処理システム1のシステム管理者が作成するなどして、予め管理サーバ110の記憶手段110aに記憶されているものとする。
以上の状態で、業務ネットワークに障害が発生した場合の情報処理システム1の処理について説明する。
図12は、管理サーバ110の障害フラグ設定処理1200を示すフローチャートである。通常時、ルータ300を除く各ノードは自身の通信ポートの状態を監視し、障害の発生を検知したら、管理サーバ110に障害が発生したポート番号などの状態を報告し、障害が発生した通信ポートを停止させる。
管理サーバ110は、各ノードから障害報告のメッセージの受信を待つ(ステップS1201)。障害報告のメッセージを受信した場合(ステップS1201:YES)、当該メッセージの送信元IPアドレスと、管理対象SW一覧テーブルT2の管理用IPアドレスT23及びノード一覧テーブルT3の管理用IPアドレスT33とを照合して、当該メッセージを送信した機器を特定するとともに、当該機器が所属する業務ネットワーク(所属NWIDT22又はT32)によって障害が発生した業務ネットワーク(以下、障害発生NWという)を特定する。次に、障害発生NWに所属する全てのスイッチ及び業務サーバに、ポート障害の有無を含むポート状態を問い合わせて(ステップS1202)、所定時間応答待ちを行う(ステップS1203)。そして、障害が報告された機器のポート状態に障害報告フラグを設定する(ステップS1204)。すなわち、当該機器がスイッチであれば、図7に示す業務SW状態一覧テーブルT4の当該スイッチの障害ポートに対応するポート状態T44に障害報告フラグを設定する。また、当該機器が業務サーバであれば、図8に示すノード状態一覧テーブルT5の当該業務サーバ及び障害発生NWに対応するポート状態T54に障害報告フラグを設定する。続いて、業務SW状態一覧テーブルT4において、障害が報告されたスイッチの機器状態T43に機器点検フラグを設定し、当該スイッチのポートのうち、障害報告フラグが設定されていないポート状態T44に準障害報告フラグを設定する(ステップS1205)。
次に、ステップS1202でポート状態の問い合わせを行った全ての機器から応答があったか否かを判定する(ステップS1206)。全ての機器から応答があった場合には(ステップS1206:YES)、障害発生NWに係るスイッチを介して行っている通信を、管理スイッチ210を介して行う通信に切り替える経路切替処理を行う(ステップS1209)。ここで、経路切替処理と、図12が示す障害フラグ設定処理1200とは、基本的には独立した処理であって、例えば、図12に示すように障害フラグ設定処理1200の中で経路切替処理を続行してもよいし、一旦障害発生状況を情報処理システム1の管理者に報告し、当該管理者からOKの指示が出た場合に、経路切替処理を行うようにしてもよい。経路切替処理の詳細は後述する。
応答のない機器が存在する場合には(ステップS1206:NO)、応答のない当該機器がスイッチであるか又は業務サーバであるかを判定する(ステップS1207)。当該機器がスイッチである場合には(ステップS1207:スイッチ)、スイッチの機器障害であると判定して、業務SW状態一覧テーブルT4において、応答のないスイッチに対応する機器状態T43及びポート状態T44に機器障害フラグを設定し(ステップS1208)、経路切替処理を行う(ステップS1209)。当該機器が業務サーバである場合には(ステップS1207:業務サーバ)、業務サーバの機器障害であると判定して、ノード状態一覧テーブルT5において、応答のない業務サーバの機器状態T53及びポート状態T54に機器障害フラグを設定し(ステップS1210)、障害フラグ設定処理1200を終了する。
障害フラグ設定処理1200によれば、自発的に障害報告のあったスイッチだけでなく、当該スイッチ以外のサーバ及びスイッチにもポート状態の問い合わせを行い、その問い合わせに対して障害報告されたサーバ及びスイッチのポート障害についても予備経路を設定するので、確実にネットワークの安全性の向上を図ることができる。また、ポート障害の問い合わせに対して障害報告されたスイッチのポートのうち、その時点では正常なポートについても当該スイッチの点検や修理の予定を考慮して予備経路を設定するので、ネットワークの保守を円滑に行うことができる。なお、ステップS1201で障害報告のメッセージを受信したスイッチのポート状態T44に障害報告フラグを設定し、ステップS1209の経路切替処理を行うようにしてもよい。
図13は、管理サーバ110の経路切り替え処理1300を示すフローチャートである。まず、管理サーバ110は、疎通不可である疎通ノード組の疎通状態に経路障害フラグを設定する(ステップS1301)。すなわち、業務SW状態一覧テーブルT4を参照して、ポート状態T44に機器障害フラグ又は障害報告フラグが設定されている通信ポートは通信不可であると判定し、現用経路一覧テーブルT6A〜T6Cを参照して、通信不可と判定した当該通信ポートを経由する現用経路を特定し、ノード間疎通状態一覧テーブルT7において、特定した当該現用経路に対応する疎通ノード組の疎通状態T75に経路障害フラグを設定する。
次に、ノード状態一覧テーブルT5において、ノード間疎通状態一覧テーブルT7の疎通状態T75に経路障害フラグ又は準経路障害フラグ(後述)の設定されている疎通ノード組に含まれるノードについて、当該ノードに対応するポート状態T54に切替対象フラグを設定する(ステップS1302)。なお、ルータ300のように、ノード状態一覧テーブルT5にレコードのないノードについては処理しない。
続いて、ノード状態一覧テーブルT5を参照して、ポート状態T54に切替対象フラグの設定されているノードを特定し、ノード間疎通一覧テーブルT7を参照して、特定したノードと疎通ノード組を持つノードをさらに特定し、ノード状態一覧テーブルT5において、さらに特定したノードのポート状態T54に正常フラグが設定されている場合には、切替対象フラグを設定する。また、ノード間疎通一覧テーブルT7において、当該疎通ノード組の疎通状態T75に経路障害フラグを設定する。この設定を、新たに切替対象フラグを設定する必要のあるノードがなくなるまで繰り返す(ステップS1303)。これは、ステップS1302で切替対象フラグを設定したノードから順に、疎通ノード組になっている相手のノードに対して連鎖的に切替対象フラグを設定するものである。
次に、ノード状態一覧テーブルT5を参照して、ポート状態T54に切替対象フラグの設定されているノードに対して、障害発生NWに対するノード予備経路設定処理(後述)を指示するメッセージを送信する(ステップS1304)。次に、管理スイッチ210に対して、ポート状態T54に切替対象フラグの設定されているノードに接続する通信ポートに対する管理SW予備経路設定処理を指示するメッセージを送信する(ステップS1305)。さらに、ノード間疎通一覧テーブルT7において、経路障害フラグの設定されている疎通ノード組の疎通状態T75に予備経路フラグを設定する(ステップS1306)。
その後、業務SW状態一覧テーブルT4を参照して、ポート状態T44に準障害報告フラグの設定されている通信ポートがあるか否かを確認する(ステップS1307)。当該通信ポートがある場合には(ステップS1307:YES)、業務SW状態一覧テーブルT4を参照して、ポート状態T44に準障害報告フラグの設定されている通信ポートを特定し、現用経路一覧テーブルT6A〜T6Cを参照して、特定した当該通信ポートを経由する現用経路を特定し、ノード間疎通状態一覧テーブルT7において、特定した当該現用経路に対応する1つの疎通ノード組の疎通状態T75に準経路障害フラグを設定する(ステップS1308)。そして、ステップS1302以降の処理を再度実行する。ステップS1307で、準障害報告フラグの設定されている通信ポートがない場合には(S1307:NO)、経路切替処理1300を終了する。
図14は、業務サーバ120−1〜120−5のノード予備経路設定処理1400を示すフローチャートである。管理サーバ110は、ノードにノード予備経路設定処理を指示するメッセージを送信する際に、障害発生NWのNWID及び予備NWIDを合わせて通知する。なお、業務サーバ120−1〜120−5は、それぞれ、予め管理NWのポートに管理NW用の予備NWIDを持つ仮想ネットワークを設定し、通信ポート設定一覧テーブルT8に示される管理NWのポートの設定を行っている。これにより、管理スイッチ210と業務サーバ120−1〜120−5との間に管理NWが設定される。
各業務サーバ120−1〜120−5は、当該メッセージを受信した場合、障害発生NWの現用ポートを停止させて、IPアドレスなどの割り当てられている現用ポートの設定(通信ポート設定一覧テーブルT8に示されている設定)を解除する(ステップS1401)。そして、通信ポート設定一覧テーブルT8において、障害発生NWの現用ポートのポート状態T85に強制停止フラグを設定する(ステップS1402)。次に、管理NWのポートに、障害発生NW用の予備NWIDを持つ仮想ネットワークを設定し、通信ポート設定一覧テーブルT8に示される障害発生NWの現用ポートの設定を行う(ステップS1403)。さらに、通信ポート設定一覧テーブルT8において、管理NWのポート状態T85に予備経路適用フラグを設定する(ステップS1404)。
図15は、管理スイッチ210の予備経路設定処理1500を示すフローチャートである。管理サーバ110は、管理スイッチ210に予備経路設定処理を指示するメッセージを送信する際に、障害発生NWの予備NWID及び予備経路への切り替え対象であるノードに接続する通信ポートのポート番号を合わせて通知する。なお、管理スイッチ210は、予め管理NWの予備NWIDを持つ仮想ネットワークを設定している。これにより、管理スイッチ210と、業務サーバ120−1〜120−5及びスイッチA1(220−1)〜C(220−4)との間に管理NWが設定される。
管理スイッチ210は、当該メッセージを受信後、予備経路への切り替え対象であるノードに接続する通信ポートに、障害発生NWの予備NWIDを持つ仮想ネットワークを設定する(ステップS1501)。
以上の処理を行うことにより、障害が発生した現用経路を代替する予備経路を設定する。この場合、スイッチの機器状態として機器点検フラグを採用することで、障害発生NWに所属する全てのノードでなく、発生した障害が影響する範囲内のノードのみを予備経路に切り替えることが可能である。また、管理サーバ110の経路切替処理1300のステップS1302〜S1308において、不通となっている現用経路の予備経路への切替えを最初に行い、障害の影響する範囲内に疎通可能な現用経路が存在する場合に、当該現用経路を1つずつ予備経路に切り替えることで、業務を完全停止させずに予備経路に切り替えることができる。
また、管理NWの帯域内に予備用の仮想ネットワークを設定することで、管理ネットワークと業務ネットワークとが同一の帯域で稼動する。そのため、お互いの通信が帯域を圧迫することになるが、QoS(Quality of Service)などを利用して管理ネットワークの帯域を確保することで、継続して安定した情報処理システム1の管理業務が行うことができる。情報処理システム1の運用ポリシーによっては、逆に業務ネットワークの帯域を確保してもよい。
帯域を確保する方法には、QoSの一種である帯域制御がある。帯域制御は、パケットの種類ごとに使用できる回線容量(通信速度)を制限するものであり、管理スイッチ210が持つ機能である。例えば、ネットワークごとに優先順位を設けて優先順位の高いネットワークのパケットから順に送出する方法、特定のネットワークの最低使用帯域を割合により設定して当該割合の帯域は必ず当該ネットワークの通信に使用する方法などによって、通信帯域の確保を行う。
また、業務ネットワークの現用経路となっていたスイッチで、通信ポートに対してフィルタリングなどの個別の設定を行っていた場合には、スイッチが設定ファイルなどの設定に関する情報を保持している。予備経路に引き継ぐ際に、管理スイッチ210が当該設定に関する情報を引き継いでもよい。障害が発生した際に、管理サーバ120が切替対象となるスイッチから当該設定に関する情報を吸い上げてから管理スイッチ210に配布してもよい。また、通常時に各業務が稼動するスイッチから吸い上げておくなどして、管理サーバ120が、当該設定に関する情報を予め保持していて、障害時に管理スイッチ210に配布するようにしてもよい。これによれば、業務サーバの接続されていたスイッチの通信ポートの設定情報が管理スイッチの通信ポートに設定されるので、業務サーバは、経路切替前と同様にフィルタリングなどのメリットを享受できる。
また、管理スイッチ210及びスイッチA1(220−1)〜スイッチC(220−4)においては、通信用にIPアドレスを持ち、制御ポートCP20〜CP24から管理用スイッチ210を経由して管理サーバ110と通信を行っているが、RS232Cなどのシリアルポートによる通信やその他のTCP/IP(Transfer Control Protocol/Internet Protocol)以外の通信によって管理サーバ110と通信を行ってもよい。
図16は、障害が発生して現用経路を予備経路に切り替えた情報処理システム1の接続構成を示す図である。ネットワークAは、ルータ300と業務サーバ120−1〜120−3とを接続する業務ネットワークである。例えば、スイッチA1(220−1)とルータ300との間で障害が発生した場合に、スイッチA1(220−1)を介した通信ができなくなる。そこで、機器管理専用に仮想ネットワークが設定されていた管理スイッチ210のポートP107〜P109に業務用通信のための仮想ネットワークを追加設定することによって、スイッチA1(220−1)を介した通信の代替として管理スイッチ210を介した通信が行われる。
≪現用経路への切り戻し≫
図12〜図15に示した経路切替処理の後に、障害部分の修理や交換などを行って正常に戻した状態で、現用経路への切り戻しを行う。
図17は、管理サーバ110の現用経路への経路切り戻し処理1700を示すフローチャートである。なお、経路切り戻し処理1700を実行する前に、ネットワークの障害部分は、交換や修理などにより正常な状態に復旧しており、管理サーバ110が保持する各テーブルT1〜T7は当該状態と不整合がないように、修正されているものとする。具体的には、復旧作業によりSW名や接続ポート番号などが変更された場合には、適宜修正する。また、業務SW状態一覧テーブルT4においては、機器状態T43に稼動フラグを設定し、ポート状態T44に正常フラグを設定する。
管理サーバ110は、まず、ノード間疎通一覧テーブルT7において、疎通状態T75が予備経路である疎通ノード組の1つに対して、疎通状態T75に経路切り戻しフラグを設定する(ステップS1701)。そして、疎通状態T75に予備経路フラグの設定されている疎通ノード組の中に、疎通状態T75に経路切り戻しフラグの設定されている疎通ノード組のノードを含むものがあれば、当該疎通ノード組の疎通状態T75に経路切り戻しフラグを設定する。この設定を新たに経路切り戻しフラグを設定するノード組がなくなるまで繰り返す(ステップS1702)。これは、ステップS1701で経路切り戻しフラグを設定したノードから順に、予備経路フラグの設定されている疎通ノード組の相手のノードに対して連鎖的に経路切り戻しフラグを設定するものである。
次に、疎通状態T75に経路切り戻しフラグの設定されている疎通ノード組のノードに対して、ノード現用経路切り戻し処理を指示するメッセージを送信し(ステップS1703)、当該メッセージを送信したノードに対応するノード状態一覧テーブルT5のポート状態T54に正常フラグを設定する(ステップS1704)。そして、管理スイッチ210に対し、現用経路に切り替えるノードに接続する通信ポートに対して管理スイッチ現用経路切り戻し処理を指示するメッセージを送信し(ステップS1705)、経路切り戻しフラグの設定された疎通ノード組の疎通状態T75に現用経路フラグを設定する(ステップS1706)。
その後、ノード間疎通一覧テーブルT7において、疎通状態T75に予備経路フラグの設定されている疎通ノード組があるか否かを判定し(ステップS1707)、当該疎通ノード組がある場合には(ステップS1707:YES)、ステップS1701に戻る。当該疎通ノード組がない場合には(ステップS1707:NO)、経路切り戻し処理1700を終了する。
図18は、ノードの現用経路切り戻し処理1800を示すフローチャートである。
ノードは、管理NWのポートに対し、業務ネットワークとして設定されている仮想ネットワークを解除する(ステップS1801)。これにより、当該ポートには管理ネットワークとしての仮想ネットワークの設定だけが残る。そして、通信ポート設定一覧テーブルT8において、管理NWのポートのポート状態T85に正常フラグを設定する(ステップS1802)。次に、ポート状態T85に強制停止フラグの設定されている通信ポートに対し、通信ポート設定一覧テーブルT8における自身のポートの設定を割り当て(ステップS1803)、現用経路に切り戻した通信ポートのポート状態T85に正常フラグを設定し(ステップS1804)、当該通信ポートを開始(「enable」状態に設定)させる(ステップS1805)。
図19は、管理スイッチの現用経路切り戻し処理1900を示すフローチャートである。管理サーバ110は、管理スイッチに現用経路切り戻し処理を指示するメッセージを送信する際に、現用経路に切り戻すNWの予備NWID及び現用経路への切り戻し対象であるノードに接続する通信ポートのポート番号を合わせて通知する。
管理スイッチ210は、現用経路への切り戻し対象であるノードに接続する通信ポートに対し、現用経路に切り戻すNWの予備NWIDを持つ仮想ネットワークを解除する(ステップS1901)。これにより、当該通信ポートには管理ネットワークとしての仮想ネットワークの設定だけが残る。
なお、予備経路に切り替える際にスイッチの通信ポートに対するフィルタリングなどの個別の設定に関する情報を、管理スイッチ210が引き継いでいる場合には、当該設定に関する情報を、障害が復旧したスイッチに再設定してもよい。
以上のように、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1において、業務ネットワークに障害が発生した場合に、管理ネットワークの帯域の一部を一時的に業務ネットワークの予備経路として割り当てることによって、通常使用しない予備用の設備を設置することなく、ネットワーク経路を冗長化する(ネットワーク経路の予備経路を確保する)ことが可能になる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図1に示す情報処理システム1を構成する各機器を機能させるために、各機器のCPUや制御装置で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1が実現されるものとする。なお、プログラムをインターネットなどのネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップなどをコンピュータに組み込んでもよい。
なお、以上の実施の形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基本原理を説明する図である。 サーバ100のハードウェア構成を示す図である。 スイッチ200のハードウェア構成を示す図である。 ルータ300のハードウェア構成を示す図である。 ネットワーク一覧テーブルT1の構成を示す図である。 管理対象SW一覧テーブルT2の構成を示す図である。 ノード一覧テーブルT3の構成を示す図である。 業務SW状態一覧テーブルT4の構成を示す図である。 ノード状態一覧テーブルT5の構成を示す図である。 ネットワークAの現用経路一覧テーブルの構成を示す図である。 ネットワークBの現用経路一覧テーブルの構成を示す図である。 ネットワークCの現用経路一覧テーブルの構成を示す図である。 ノード間疎通状態一覧テーブルT7の構成を示す図である。 業務サーバが有する通信ポート設定一覧テーブルT8の構成を示す図である。 管理サーバ110の障害フラグ設定処理1200を示すフローチャートである。 管理サーバ110の経路切り替え処理1300を示すフローチャートである。 業務サーバ120−1〜120−5のノード予備経路設定処理1400を示すフローチャートである。 管理スイッチ210の予備経路設定処理1500を示すフローチャートである。 障害が発生して現用経路を予備経路に切り替えた情報処理システム1の接続構成を示す図である。 管理サーバ110の現用経路への経路切り戻し処理1700を示すフローチャートである。 ノードの現用経路切り戻し処理1800を示すフローチャートである。 管理スイッチ210の現用経路切り戻し処理1900を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理システム
110 管理サーバ(第2のサーバ、サーバ)
120−1〜120−5 業務サーバ(第1のサーバ)
210 管理スイッチ(第2のスイッチ)
A1(220−1)〜C(220−4) スイッチ(第1のスイッチ)
300 ルータ

Claims (10)

  1. 複数の第1のサーバと、
    前記各第1のサーバに通信可能に接続している第1のスイッチと、
    前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチに通信可能に接続し、帯域分割による通信が可能な第2のスイッチと、
    前記第2のスイッチに接続し、前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチの通信を管理する第2のサーバと、
    を含んで構成される情報処理システムにおける経路設定方法であって、
    前記第2のサーバが、前記第1のスイッチのポートに障害が発生した場合に、前記障害が発生したポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定するステップと、
    前記第2のサーバが、特定した前記第1のサーバに対し、前記第1のスイッチを介して行っている通信を、前記第2のスイッチを介して行う通信に代替させる旨を指示する代替指示を送信するステップと、
    前記第1のサーバが、前記代替指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信を、前記第2のスイッチによって設定される帯域を利用して行う通信に切り替えるステップと、
    前記第2のサーバが、前記第2のスイッチに、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するように指示する帯域付与指示を送信するステップと、
    前記第2のスイッチが、前記帯域付与指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するステップと、
    を含むことを特徴とする経路設定方法。
  2. 前記第2のサーバが、前記第1のスイッチのポートに障害が発生した場合に、前記障害が発生したポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定する前記ステップは、
    前記第1のスイッチが、前記第1のスイッチのポートに障害が発生した場合に、前記第2のサーバに対して障害報告を送信するステップと、
    前記第2のサーバが、前記障害報告を受信した場合に、前記障害報告に基づいて、前記ポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定するステップと、
    からなることを特徴とする請求項1に記載の経路設定方法。
  3. 前記第2のサーバが、前記障害報告を受信した場合に、前記障害報告を送信して来た前記第1のスイッチと通信可能な前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチを特定し、特定した前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチのそれぞれに対してポート障害の有無の問い合わせを送信するステップと、
    前記第2のサーバが、前記問い合わせに対する応答を受信して、受信した障害の発生しているポートと通信可能な第1のサーバのポートを特定するステップと、
    前記第2のサーバが、特定した前記ポートを備える前記第1のサーバに対して前記代替指示を送信するステップと、
    前記第2のサーバが、前記第2のスイッチに対して前記帯域付与指示を送信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の経路設定方法。
  4. 前記第2のサーバが、前記問い合わせに対する応答を受信して、前記第1のスイッチのポートのうち、障害の発生しているポート以外のポートと通信可能な前記第1のサーバのポートを特定するステップと、
    前記第2のサーバが、特定した前記ポートを備える前記第1のサーバに対して前記代替指示を送信するステップと、
    前記第2のサーバが、前記第2のスイッチに対して前記帯域付与指示を送信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の経路設定方法。
  5. 前記第2のスイッチは、前記帯域付与指示を受信した場合に、さらに、前記第1のスイッチに設定されているフィルタリングの制御情報を前記第1のスイッチ又は前記第2のサーバから受信し、受信した前記制御情報を当該第2のスイッチに設定する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の経路設定方法。
  6. 前記第2のスイッチは、前記帯域付与指示を受信した場合に、さらに、前記第1のサーバを管理するために行っている前記第1のサーバとの通信の帯域を確保する設定を当該第2のスイッチに行う
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の経路設定方法。
  7. 前記第2のサーバが、前記代替指示を送信した先の前記第1のサーバに対して、前記代替指示に従って前記第2のスイッチを介して行っていた前記通信を、前記第1のスイッチを介して行う通信に切り替えることを指示する代替解除指示を送信するステップと、
    前記第1のサーバが、前記第2のサーバから前記代替解除指示を受信した場合に、前記第2のスイッチによって設定された前記帯域を利用して行っていた前記通信を、前記第1のスイッチを介して行う通信に切り替えるステップと、
    前記第2のサーバが、前記帯域付与指示を送信した先の前記第2のスイッチに対して、前記帯域の設定を解除する旨を指示する帯域解除指示を送信するステップと、
    前記第2のスイッチが、前記第2のサーバから前記帯域解除指示を受信した場合に、前記帯域の設定を解除するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の経路設定方法。
  8. 複数の第1のサーバと、
    前記各第1のサーバに通信可能に接続している第1のスイッチと、
    前記第1のサーバ及び前記第1のスイッチに通信可能に接続し、帯域分割による通信が可能な第2のスイッチと、
    前記第2のスイッチに接続する第2のサーバと、
    を含んで構成され、
    前記第1のスイッチは、前記第1のスイッチのポートに障害が発生した場合に、前記第2のサーバに対して障害報告を送信し、
    前記第2のサーバは、前記障害報告を受信した場合に、前記障害報告に基づいて、前記ポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定し、特定した前記第1のサーバに対し、前記第1のスイッチを介して行っている通信を、前記第2のスイッチを介して行う通信に代替させる旨を指示する代替指示を送信し、前記第2のスイッチに、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するように指示する帯域付与指示を送信し、
    前記第1のサーバは、前記代替指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信を、前記第2のスイッチによって設定される帯域を利用して行う通信に切り替え、
    前記第2のスイッチは、前記帯域付与指示を受信した場合に、前記第1のスイッチを介して当該第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  9. 複数の第1のサーバ及び第1のスイッチの通信を管理する第2のサーバであって、
    複数の前記第1のサーバと、前記各第1のサーバに通信可能に接続している前記第1のスイッチとに、帯域分割による通信が可能な第2のスイッチを介して通信し、
    前記第1のスイッチからポートの障害報告を受信した場合に、前記障害報告に基づいて、前記ポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定し、
    特定した前記第1のサーバに対し、前記第1のスイッチを介して行っている通信を、前記第2のスイッチを介して行う通信に代替させる旨を指示する代替指示を送信し、
    前記第2のスイッチに、前記第1のスイッチを介して前記第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するように指示する帯域付与指示を送信する
    ことを特徴とするサーバ。
  10. CPU及びメモリを備えるコンピュータに、第2のサーバとして、
    複数の第1のサーバと、前記各第1のサーバに通信可能に接続している第1のスイッチとに、帯域分割による通信が可能な第2のスイッチを介して通信する機能と、
    前記第1のスイッチからポートの障害報告を受信した場合に、前記障害報告に基づいて、前記ポートを介した通信が可能な前記第1のサーバを特定する機能と、
    特定した前記第1のサーバに対し、前記第1のスイッチを介して行っている通信を、前記第2のスイッチを介して行う通信に代替させる旨を指示する代替指示を送信する機能と、
    前記第2のスイッチに、前記第1のスイッチを介して前記第1のサーバが行っている通信のための帯域を設定するように指示する帯域付与指示を送信する機能と
    を実現させるためのプログラム。

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