JP2007286209A - 音声メール作成方法および音声メール作成装置 - Google Patents

音声メール作成方法および音声メール作成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】音声メールを作成する。
【解決手段】音声の入力を受け付ける音声入力手段2と、受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶する音声記憶手段3と、記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮して、音声圧縮ファイルを作成する音声圧縮手段4と、作成された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信する送信手段8と、周囲の通信状況を検出する通信状況検出手段10とを有し、音声圧縮手段4は、通信状況検出手段10により検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも悪い場合は所定の圧縮率を高く変更し、通信状況検出手段10により検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも良い場合は所定の圧縮率を変更しないか又は低く変更し、変更後の圧縮率で音声圧縮ファイルを作成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、音声によってメールを作成する方法及び装置に関し、特に、複雑な操作を必要とせずにメールを作成することができ、作成したメールを送信先に安定的に届けることのできる音声メールの作成方法及び音声メールの作成装置に関する。
放送内容に視聴者の声を反映させる視聴者参加型の番組において、視聴者からの投稿を収集するため、視聴者に直接電話をかける、視聴者が放送局側へ直接電話をかける、視聴者の声を一時的に留守番電話に録音する、又はメールでテキスト情報を送信するといった手法が行なわれている。この種の装置としては、特許文献1の電子メールを用いた投票システムが知られている。
しかしながら、ユーザが運転中である場合等の手を使えない場合には、電話をかける、テキストメールを打つといった作業をすることができないという問題があった。特に、投稿や投票の受け付けは限られた時間帯に行なわれるので、電話をすぐにかけられない場合には投稿や投票の受付開始タイミングを逃してしまうという問題があった。
特開2002−24478号公報
本発明はこのような問題を解決するために、ユーザ側の音声をファイル化して送信する音声メールの作成方法及び音声メールの作成方法を提供することを目的とする。
この発明によれば、音声の入力を受け付けるステップと、受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶するステップと、記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮して、音声圧縮ファイルを作成するステップと、作成された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信するステップとを有する音声メール作成方法が提供される。
これにより、ユーザはハンズフリーで意思を外部へ伝達することができる。例えば、運転中等であっても視聴中のラジオ番組の投稿や投票に参加することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の音声メール作成装置100は車両に搭載され、デジタルラジオ放送局200からの放送を受信するとともに、デジタル放送局200の放送番組のリクエストに応じて作成した音声メールを、デジタル放送局200の音声メール収集センター300に向けて送信する。
図1は、本実施形態の音声メール作成装置100と、デジタルラジオ放送局200と、音声メール収集センター300とを有する音声メール作成システムの全体概要を示す図である。本実施形態の音声メール作成装置100は、ユーザが参加型のデジタル放送番組に音声メールによって参加する場合に適した音声メール作成装置である。本実施形態の音声メール作成装置100は、この態様に限定されず、任意のタイミング及び内容で音声メールを作成する装置として利用することもできる。
本実施形態の音声メール作成装置100は、デジタルラジオ放送局200の配信放送を受信するデジタルラジオ受信機能と、音声メール収集センター300へ音声メールを送信する通信機能とを有する。音声メール収集センター300は、車載装置と無線通信を行なう通信機能と、ネットワークNを介して音声メールをデジタルラジオ放送局200に送信する通信機能とを有する。
本実施形態の音声メール作成装置100は、デジタルラジオ放送局200から送出設備を経由して放送されたデジタル放送波を受信する機能と、デジタル放送の音声その他のデータをユーザが視聴可能なように提示する機能とを備える。ユーザが放送局へ投稿するために入力した音声は車載の音声メール作成装置100側で圧縮およびファイル化され、音声メール収集センター300に送信される。デジタル放送局200は、音声メール収集センター300に収集された音声メールを取得し、これを番組のコンテンツとして利用する。例えば、取得した音声メールを番組で紹介し、または番組の進行に利用する。
図2に、本実施形態の音声メール作成装置100のブロック構成を示した。図2に示すように、本実施形態の音声メール作成装置100は、音声入力手段2と、音声記憶手段3と、音声圧縮手段4と、制御手段6と、送信手段8とを少なくとも備える。さらに、特に限定されないが、音声メール作成装置100は、受信手段1と、操作手段5と、提示手段7を備える。
以下、音声メール作成装置100の各構成について説明する。
受信手段1は、デジタル放送チューナー部11とデジタル放送デコード部12とを有し、デジタルラジオ放送局200の放送を受信する。デジタル放送チューナー部11は、アンテナに到達した各種放送信号の中から、所定の周波数成分を抽出し、受信対象となる周波数信号を抽出し、抽出したデジタル放送信号をデジタル放送デコード部12へ送出する。デジタル放送デコード部12は、デジタル放送チューナー部11が抽出したデジタル放送信号に所定のデジタル復調処理を行い、音声信号とBML(Broadcast Markup Language)で記述されたデータとに分離し、音声信号は提示手段7のスピーカ71を介して出力される。また、本実施形態の音声メール作成装置100は、リクエスト情報取得手段9を備える。このリクエスト情報取得手段9は、BML(Broadcast Markup Language)で記述されたデータの中から放送局側のリクエスト情報を取得し、提示手段7のスピーカ71又はディスプレイ72を介して出力させる。
音声入力手段2はマイク21を備え、マイク21を介して音声メールに用いられるユーザの声および/またはその他の音の入力を受け付ける。
操作手段5は、音声を入力しようとするユーザの記憶(録音)開始/終了など、音声メール作成時におけるユーザの指令を受け付ける。
音声記憶手段3は、マイク21から入力された音声を録音する。本実施形態の音声記憶手段3は、入力された音声をそのままの状態(生データの状態)で蓄積する。また、本実施形態の音声記憶手段3は、録音時間検出部31、無音区間抽出部32、無音区間削除部33を備える。録音時間検出部31は記憶された音声の録音時間を検出する。無音区間抽出部32は記憶(録音)された音声の無音区間を抽出する。無音区間削除部33は無音区間抽出部32が抽出した無音区間のうち、無音状態の時間が所定時間以上である無音区間を音声入力時に記憶した音声(データ)から削除し、無音区間を削除した音声(データ)を記憶する。この無音区間の抽出及び削除の機能は、本実施形態のように音声記憶手段3に具備させてもよいし、制御手段6に具備させてもよい。
音声圧縮手段4は、音声記憶手段3に記憶された音声を制御部6の制御に従い、所定の圧縮率で圧縮する。圧縮方法は特に限定されず、例えばMP3、WMA(Windows Media Audio)などの通常の圧縮手法を用いることができる。
提示手段7はスピーカ71とディスプレイ72とを有する。スピーカ71は、制御部6の制御に基づいて受信した放送情報を含む音声信号を出力する。ディスプレイ72は、デジタル放送デコード部12により分離されたBML(Broadcast Markup Language)で記述されたデータを表示する。このBML記述のデータは制御手段6が解読する。本実施形態では、音声メールを要求するBML記述のリクエストフォームがデジタル放送に含まれている場合、音声メールのリクエストフォームがディスプレイ72に表示される。
送信手段8は、音声圧縮手段により圧縮された音声圧縮ファイルを音声メール収集センター300に送信する。送信の手法は特に限定されず、携帯電話、無線LAN、DSRC(Dedicated Short Range Communications)などの無線通信機器を用いることができる。
通信状況検出手段10は、周囲の通信状況を検出する。本実施形態の通信状況検出手段10は、通信状況として送信時のビットレートを検出する。通信状況は特に限定されず、予め測定された地域ごとの通信状況を示す値でも良い。
制御手段6は、図2に示した他の構成(手段)と情報の授受を行い、これら他の構成(手段)の動作を制御する。
本実施形態の制御手段6の構成を図3に示した。制御手段6は、操作制御部61と、受信情報出力制御部62と、音声記憶制御部63と、通信状況取得部64と、圧縮制御部65と、提示制御部66と、送信制御部67とを有する。
操作制御部61は、操作手段5を介して入力されたユーザの指令に基づいて、音声の録音開始や録音終了を行う音声記憶制御指令を音声記憶制御部63へ送出する。
受信情報出力制御部62は、放送データ解析機能621、音声出力制御機能622、画像出力制御機能623を有する。放送データ解析機能621は、デジタル放送デコード部12がデコードした音声信号の出力制御、BMLで記述されたデータの解析を行い、BMLの記述に従ってディスプレイ72に表示させる。デジタル放送の解読方法は特に限定されないが、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人電波産業会)が示す標準化されたBML仕様に従うことが好ましい。デジタル放送に含まれる音声メールのリクエストフォームはBMLで記述されているので、放送データ解析機能621は、記述された音声メールのリクエストフォームをディスプレイ72に表示させる。音声出力制御機能622は放送データ解析機能621により解析された音声データをスピーカ71から出力させ、画像出力制御機能623は放送データ解析機能621により解析された画像データをディスプレイ72に出力させる。
ディスプレイ72に表示された音声メールのリクエストフォームを見たユーザは、操作手段5を用いて、録音開始指令または録音終了指令を入力する。音声記憶制御部63は、録音開始指令または録音終了指令を操作手段5及び操作制御部61を介して取得し、音声記憶手段3における録音開始および録音終了を制御する。また、音声記憶制御部63は録音時間取得機能631を有する。録音時間取得機能631は、音声の録音時間を取得し、取得した録音時間を後述する圧縮率制御部65の圧縮率算出機能651へ向けて送出する。圧縮率算出機能651は、音声の録音時間に基づいて圧縮率を算出する。
また、音声記憶制御部63は、音声データ処分機能631を備える。音声データ処分機能631は、送信手段8から音声圧縮ファイルの送信を完了した旨の送信完了信号を受付、送信完了信号を受信した場合、受信した送信完了信号にかかる音声を音声記憶手段3から削除する。これにより、音声記憶手段3を構成するメモリ資源を有効に利用することができる。
通信状況取得部64は、通信状況検出手段10により取得された周囲の通信状況を取得する。通信状況検出手段10は、少量のデータを送信することで送信手段8の周囲の通信状況(ビットレート)を取得し、取得した通信状況(ビットレート)を通信状況取得部64へ送出する。通信状況取得部64は、取得した通信状況に関する情報を後述する圧縮制御部65の圧縮率算出機能651へ送出する。圧縮率算出機能651は、通信状況に基づいて圧縮率を算出する。また、通信状況取得部64は通信結果報告機能641を備え、圧縮音声ファイルの送信が完了した又は圧縮音声ファイルの送信が失敗したかのいずれかの結果を後述する再圧縮制御機能652へ送出する。
圧縮制御部65は、圧縮率算出機能651を有する。本実施形態の圧縮率算出機能651は以下の4つの手法を用いて圧縮率を算出する。
第1に、本実施形態の圧縮率算出機能651は、予め定義された所定の圧縮率を取得し、圧縮率とする。あらかじめ定義された圧縮率を用いることにより簡易かつ迅速に圧縮率を算出できる。
第2の手法として、本実施形態の圧縮率算出機能651は、取得した周囲の通信状況に基づいて最適な圧縮率を算出する。本実施形態の圧縮率算出機能651は、通信状況検出手段10により検出され、通信状況取得機能6511(または通信状況取得部64)により取得された通信状況が予め設定された基準状況よりも悪い場合は、予め定義された所定の圧縮率よりも高い変更後の圧縮率を算出する。具体的には、通信手段8の周囲の送信ビットレートが低い場合には所定の圧縮率よりも高い(圧縮の程度が高い)圧縮率を算出する。つまり、算出された圧縮率により作成される音声圧縮ファイルのデータサイズは小さくなる。これにより、通信状況が悪い場合には小さいサイズの音声圧縮ファイルを作成し、少ないデータ量で通信を行なうことにより、送信の失敗を避けることができる。他方、圧縮率算出機能651は、通信状況取得機能6511(または通信状況取得部64)により取得された通信手段8の周囲の通信状況が予め設定された基準状況よりも良い場合は、所定の圧縮率よりも低い変更後の圧縮率を算出する。具体的には、通信手段8の周囲の送信ビットレートが高い場合には予め設定された所定の圧縮率が同じか低い(圧縮の程度が同等か低い)変更後の圧縮率を算出する。つまり、算出された圧縮率により作成される音声圧縮ファイルのデータサイズは変更前のものと少なくとも同じか、変更前のものよりも大きくなる。これにより、通信状況が良い場合には過剰な圧縮を行なうことなく、圧縮による影響が低減された音声圧縮ファイルを送信することができる。
第3の手法として、圧縮率算出機能651は、通信状況と、音声の録音時間と、送信時間とに基づいて最適な圧縮率を算出する。本実施形態の圧縮率算出機能651は、通信状況取得機能6511、録音時間取得機能6512、送信時間取得機能6513、圧縮ファイルデータサイズ取得機能6514を備える。通信状況取得機能6511は通信状況検出手段10により検出された通信状況を直接又は通信状況取得部64を介して取得する。録音時間取得機能6512は音声記憶手段3に記憶された音声の録音時間を取得する。送信時間取得機能6513は音声メールの送信開始から送信終了までの送信時間を取得する。圧縮率算出機能651は、通信状況と、音声の録音時間と、送信時間とに基づいて圧縮率を算出し、算出した圧縮率で音声圧縮ファイルを作成する。たとえば、検出された通信状況下において予め設定された送信時間内に送信できる送信データ量を算出し、録音されたデータ量を送信データ量にするための圧縮率を算出し、算出した圧縮率で音声圧縮ファイルを作成してもよい。これにより、通信状況、録音時間(音声入力の長さ)、および送信時間に応じたサイズに音声を圧縮することができるため、送信失敗の発生を防止し、安定した送信を行なうことができる。
第4の手法として、圧縮率算出機能651は、予め定義された音声圧縮ファイルのデータサイズに基づいて圧縮率を算出する。圧縮率算出機能651は圧縮ファイルデータサイズ取得機能6514を有する。圧縮ファイルデータサイズ取得機能6515は、予め定義された音声圧縮ファイル(音声圧縮手段4によって作成される)のデータサイズを取得する。圧縮率算出機能651は、音声圧縮ファイルのデータサイズを取得し、音声記憶手段3により記憶された音声が取得したデータサイズとなるように圧縮率を算出する。予め定められたデータサイズの音声圧縮ファイルを作成してこれを送信するため、送信料金を含む通信コストを一定にすることができ、課金処理等を簡易にすることができる。
圧縮制御部65は、再圧縮制御部652を有する。再圧縮制御部652は、送信手段8から音声圧縮ファイルの送信を失敗した旨の送信失敗信号を受領した場合、受信した送信失敗信号に係る音声を、送信に失敗した音声圧縮ファイルの圧縮率よりも大きい(圧縮の程度が大きい)圧縮率で圧縮処理を再実行する。
提示制御部66は、デジタル放送デコード部12により分離されたBML(Broadcast Markup Language)で記述されたデータを解読し、音声メールを要求するBML記述のリクエストフォームをディスプレイ72に表示させる。
送信制御部67は、送信手段8に、音声圧縮手段4により圧縮され作成された音声圧縮ファイルを音声メール収集センター300に向けて送出させる。音声メール収集センター300のメール受信用のアドレス(URL)は、あらかじめ記憶しておいてもよいし、受信手段1が受信した音声メールのリクエスト情報に含ませておいてもよい。
図4に基づいて、本実施形態の制御手順を説明する。
デジタル放送チューナー部11によりデジタル放送波が受信される(401)と、受信したデジタル放送波に含まれているリクエストフォーム(音声メールのリクエスト情報)がディスプレイ72に提示される(402)。音声メールのリクエストフォームを見たユーザが音声を入力(録音)すると(403)、録音されたユーザの声は、何の変更もされない状態(生データの状態)で音声記憶手段3に蓄積される(404)。音声記憶の他の手段として、無音区間抽出部32が入力された音声に含まれる無音区間を抽出し(411)、抽出した無音区間のうち所定時間以上の無音区間を削除し(412)、無音区間削除後の音声を記憶してもよい(S404)。無音区間の抽出は、無音区間を削除することにより、音質の変更が伴う圧縮以外の方法でデータサイズを小さくすることができ、音声の音質を変えることなくファイルサイズをより小さくする事ができる。
圧縮制御部65の圧縮率算出機能651は、予め設定された所定の圧縮率を取得する(405)。制御手段6の圧縮制御部65は音声記憶手段3に記憶された音声(又は無音区間が削除された音声)を圧縮する(406)。圧縮の手法は特に限定されないが、本実施形態では、MP3(MPEG-1 Audio Layer-3)圧縮技術を用いて圧縮する。送信手段8は、音声を圧縮した音声圧縮ファイルを音声メール収集センターに向けて送出する(407)。送信制御部67は、送出した音声圧縮ファイルの送信が成功したか否かを監視する。圧縮制御部65は、送信が成功した旨の送信成功信号を受け付けた場合(408でY)、音声記憶手段3に記憶された音声(又は無音区間が削除された音声)を消去する(409)。送信が成功するまで音声のデータを保持しておく事により、送信失敗のたびに録音処理、圧縮処理を再度行なう必要がなく、圧縮処理を軽減することができる。ステップ408において、送信が失敗した旨の送信失敗信号(送信が成功しなかった旨の信号)を受け付けた場合(408でN)、再圧縮制御機能652は、送信に失敗した音声圧縮ファイルの圧縮率よりも高い(圧縮の程度が高い)圧縮率を取得し(410)、音声(又は無音区間が削除された音声)を再度圧縮する(405〜409)。
第1実施形態の音声メール作成装置によれば、ユーザは簡単な操作で音声メールを作成することができる。特に運転中においては、ユーザは手を使うことなく、ハンズフリーの状態で音声メールを作成することができる。また、作成された音声メールは所定の圧縮率で圧縮され、通信に係るデータ量を小さくすることができる。
図5は、図4のステップ402のサブルーチンを示す。
デジタル放送チューナー部11がデジタル放送を受信すると(図4の401)、デジタル放送デコード部12は受信したデジタル放送波のデコードを行い、音声信号とBMLで記述されたデータとに分離する(501)。音声信号は、制御手段3の提示制御部66経由でスピーカ71から出力される(502)。BMLで記述されたデータは、リクエスト情報取得手段9に送出される。リクエスト情報取得手段9はBMLで記述されたデータの中から音声メールのリクエスト情報があるか否かを判断する(503)。BMLで記述されたデータが、音声メールのリクエスト情報(リクエストフォーム)であるか否かの判断は、BMLの記述内容で判断する。具体的には、BMLで記述されたデータ中に録音を要求する関数が記載されているかなどで判断する事ができる。音声メールのリクエスト情報がある場合、BMLで記述されたデータは制御手段6の提示制御部66(リクエスト情報提示機能661により、ディスプレイ72を介してユーザに提示される(504)。ディスプレイ72に提示されたリクエストフォーム(リクエスト情報)の一例を図6に示した。図6のG1に示すように、リクエストフォームには放送局側が音声メールを募集している旨が記述されている。リクエストフォームには、募集する音声メールの内容、選択肢を記述してもよい。この募集に応募する場合、ユーザは「送る」のボタンにタッチする。本実施形態のディスプレイ72は、タッチパネル式の入力デバイスとして機能し、操作手段5を構成する。操作手段5(タッチパネル)に入力された「送る」の指令により、音声記憶制御部63は音声の記憶処理を開始する。図6のG2に示すように、音声の記憶がなされている間、「録音中」である旨がディスプレイ72に提示される。放送局が配信するリクエスト情報を取得し、リクエストの有無、リクエストの内容を提示することができ、ユーザが容易にリクエスト情報に応じた音声メールを作成することができる。
図7は、音声の圧縮率を算出する他の手法(第2の手法)を示すフローチャート図である。第2の手法を用いる制御手段6の圧縮率算出機能651は、通信状況に応じて圧縮率を算出する。
まず、圧縮率算出機能651は、予め設定された所定の圧縮率を取得する(405)。次に、通信状況取得機能6511は、通信状況検出手段10により検出された周囲の通信状況を取得する(600)具体的に、本例の通信状況取得機能6511は、通信状況検出手段10により検出されたビットレートを取得する。通信状況検出手段10が検出する通信状況は、音声の録音後であって圧縮処理前、好ましくは圧縮処理直前のタイミングにおける通信状況であることが好ましい。取得した通信状況(ビットレート)が予め設定された基準状況(基準ビットレート)よりも高いか否かを判断する(601)。周囲の通信状況(ビットレート)が基準状況(基準ビットレート)よりも高い場合(601でY)、圧縮率を維持(所定の圧縮率の変更を行なわない)又は圧縮率を低減させる(圧縮の程度を低くする)(603)。他方、検出された周囲の通信状況(ビットレート)が基準状況(基準ビットレート)よりも低い場合(601でN)、圧縮率を高める(圧縮の程度を高くする)(603)。その後、図4に示した406以降の処理を行なう。
本手法のように検出された通信状況に応じて圧縮率を算出することにより、通信状況が良好である場合は圧縮による影響を受けない音声を送信することができ、通信状況が良好でない場合は、送出する音声圧縮ファイルのデータ量を小さくし、確実に音声圧縮ファイルを送信することができる。
図8は、音声の圧縮率を算出する他の手法(第3の手法)を示すフローチャート図である。第3の手法を用いる制御手段6の圧縮率算出機能651は、通信状況、録音時間と、音声メールの送信時間とに応じて圧縮率を算出する。
まず、圧縮率算出機能651は、予め設定された所定の圧縮率を取得する(405)。次に、通信状況取得機能6511は、通信状況検出手段10が検出した周囲の通信状況を直接または通信状況取得部63を介して取得する(700)。通信状況検出手段10が検出する通信状況は、音声の録音後であって圧縮処理前のタイミングにおける通信状況であることが好ましい。録音時間取得機能6512は、音声記憶手段3により記憶された音声の録音時間を取得する(701)。送信時間取得機能6513は音声メールの送信開始から送信終了までの送信時間を取得する(702)。送信時間は予め設定されていてもよい。圧縮率算出機能651は、取得された通信状況、録音時間及び送信時間に基づいて圧縮率を算出する(703)。本実施形態では、音声メールの送信時間は、あらかじめ決められた所定値であり、例えば、3秒といった送信時間があらかじめ制御手段6等に記憶されている。圧縮率の算出手法は特に限定されず、取得した通信状況および/または送信時間と、最適な圧縮率とを対応づけたテーブルで予め記憶しても良いし、予め定義された計算式により求めても良い。特に限定されないが、所定の通信状況下で所定時間内に送信できる送信データ量と入力音声のデータ量(または入力音声の録音時間)とを比較して圧縮率を算出してもよい。所定時間内に送信できる送信データ量>生成されるMP3のファイルサイズであることが好ましい。具体的に、録音時間が20秒の音声をMP3で圧縮、通信状況(ビットレート)が64kbps、送信時間が15秒である場合を例に検討する。
MP3(128kbps)のファイルサイズが、1分≒1Mbyte(1000Kbyte)であるので、上記の条件を生成されるMP3のファイルサイズ<送信可能なファイルサイズ にあてはめると計算式は以下となる。
1000Kbyte×(t1/60)×(x/128)<(a/8)×t2
ただし、t1:録音時間(s),t2:送信時間(s),x:MP3のビットレート(kbps),a:通信速度(kbps)である。
上記例では、x<(64/8)×15×(60/20)×128 / 1000、すなわちx<46.08 となるため、MP3(32kbps)で圧縮する旨を決定する。
その後、図4に示した406以降の処理を行なう。本例では、送信が失敗した場合(408でN)、通信状況を再度取得し(700)、通信状況が送信可能な状況であるか否かを確認し(608)、通信可能な状況になったタイミングで送信する(407)。
本手法のように、通信状況、録音時間、送信時間に基づいて圧縮率を算出することにより、録音時間の短長、送信時間の短長、通信状況の良悪に基づく圧縮率を求めることができ、録音時間が長い場合又は送信時間が短い場合にも適切な圧縮率で音声を圧縮することができ、音声圧縮ファイルの送信の失敗を防止することができる。
図9に、図7及び図8に示す音声メール作成時のタイムチャートを示す。本実施形態では音声の録音後、圧縮前の通信状況に基づいて圧縮率を算出するため、現実の通信状況に適した圧縮率を算出することができる。
図10は、音声の圧縮率を算出する他の手法(第4の手法)を示すフローチャート図である。第4の手法を用いる制御手段6の圧縮率算出機能651は、音声圧縮ファイルのデータサイズに応じて圧縮率を算出する。まず、圧縮率算出機能651は、予め設定された所定の圧縮率を取得する(405)。次に、録音時間取得機能6512は、音声記憶手段3により記憶された音声の録音時間を取得し(800)、録音された音声のデータ量を算出する(801)。圧縮ファイルデータサイズ取得機能6514は、予め設定された音声圧縮ファイルのデータサイズを取得する(802)。圧縮率算出機能651は、音声記憶手段3により記憶された音声が予め記憶された音声圧縮ファイルのデータサイズになる圧縮率を算出する(803)。その後、図8に示した406以降の処理を行なう。本例では、送信が失敗した場合(408でN)、通信状況を再度取得し(702)、通信状況が送信可能な状況であるか否かを確認し(608)、通信可能な状況になったタイミングで送信する(407)。
本手法のように、音声圧縮ファイルのデータサイズと記憶された音声のデータサイズとに基づいて圧縮率を算出することにより、録音された音声のデータサイズが大きい場合、又は送信される音声圧縮ファイルのデータサイズが小さい場合にも適切な圧縮率で音声を圧縮することができ、音声圧縮ファイルの送信の失敗を防止することができる。また、データ通信の課金体系はデータ-量に依存している場合には、送信ファイルのサイズを固定することにより、1回の音声メールの送信料金を一定にできるため、音声メールの送信回数に応じて課金することができ、明瞭な課金体系を構築することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、音声メール作成装置100が搭載された車両の速度に応じて音声メールの送信時間を制御する点を特徴とする。説明の便宜のため、ここでは第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11は、第2実施形態の音声メール作成システムの概要図である。本実施形態の音声メール作成システムは、車速検出手段(移動速度検出手段)20を備える。本実施形態の車速検出手段(移動速度検出手段)20は、音声メール作成装置100が搭載された車両の速度を検出する。移動速度検出手段20は、音声メール作成装置100の移動速度を取得できればよく、音声メール作成装置100を携帯するユーザが移動している場合は、ユーザの移動速度を取得する。
車速の検出タイミングは特に限定されないが、圧縮制御部65からの取得要求に呼応して検出してもよいし、常時モニタリングして、後述する車速取得機能6515へ所定のタイミングで車速データを送出してもよい。
図12は、第2実施形態の音声メール作成装置100の制御手段6の概要図である。図12に示すように、本実施形態の圧縮率算出機能651は、送信時間取得機能6513と、車速取得機能6515と、送信時間算出機能6516とを備える。送信時間取得機能6513は予め設定された送信時間を取得する。車速取得機能6515は、車速検出手段20により検出された、音声メール作成装置100の搭載された車両の速度を取得する。送信時間算出機能6516は取得した車速に基づいて送信時間を算出する。
図13は、第2実施形態の音声メール作成装置100の動作手順を示すフローチャート図である。図13に示すように、まず、音声入力手段2にユーザの音声が入力される(403)。次に、車速取得機能6515は、車両の車速検出器(スピードメータ)から車速を取得する(900)。送信時間算出機能6516は、車速と送信時間とを予め対応づけた対応表を参照し(S901)、車速に応じた送信時間を取得する(902)。車速と送信時間との対応づけは、特に限定されないが、車速が高いほど短い送信時間を対応づけることが好ましい。車速と送信時間とを対応づけた対応表の一例を図14に示した。図14に示す例では、ある基準車速(ここでは中速)よりも高い車速には、設定された送信時間(3秒)よりも短い送信時間が対応づけられ、ある基準車速(ここでは中速)よりも低い車速には、設定された送信時間(3秒)よりも長い送信時間が対応づけられている。
車速が高ければ(高速であれば)、単位時間あたりの車両の移動距離は長くなるから、周囲の通信状況(ビットレート)が変化する可能性が高い。本実施形態では、通信が失敗しないようにするという観点から、高速で移動している場合は音声メールの送信時間を短くし、通信状況が変化しないうちに音声圧縮ファイルを送信する。これに対し、車速が低ければ(低速であれば)、単位時間あたりの車両の移動距離は短くなるから、周囲の通信状況(ビットレート)の変化は鈍い。このため、低速で移動している場合は、送信時間を維持(変化させない)又は延長する。特に限定されないが、車速と送信時間との関係の一例を図14に示した。所定の送信時間が3秒である場合、車速が高速(60Km/h以上)である場合は送信時間を2秒に短縮する。車速が中速(20Km/h以上、60Km/h未満)である場合は送信時間を3秒に維持する。車速が低速(0Km/h以上、20Km/h未満)である場合は送信時間を5秒に延長する。
本実施形態によれば、移動速度が高い場合でも音声メールを確実に送信することができ、移動速度が低い場合には圧縮の程度の低い高音質の音声メールを送ることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、周囲の通信状況の経時的な変化量に応じて音声メールの送信時間を制御する点を特徴とする。説明の便宜のため、ここでは第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図15は、第3実施形態の音声メール作成システムの概要図である。本実施形態の音声メール作成システムは、通信状況を蓄積する機能(通信状況蓄積部101)を有する通信状況検出手段10を備える。通信状況検出手段10は、変化する通信状況を常にモニタリングし、通信状況蓄積部101はこれを蓄積する。
図16は、第3実施形態の音声メール作成装置100の制御手段6の概要図である。図16に示すように、本実施形態の圧縮率算出機能651は、通信状況変化量算出機能6516と、通信状況変化量算出機能6517とを備える。通信状況変化量算出機能6516は、通信状況蓄積部101が蓄積した所定のタイミングにおける通信状況の差分を算出し、任意に定義された単位時間あたりの通信状況の変化量を算出する。変化量の算出手法は特に限定されず、所定時間内のビットレート変化の最大値(MAX値)と最小値(MIN値)の差から算出しても良いし、所定時間内のビットレート平均値からのずれに基づいて算出しても良い。
図17は、第3実施形態の音声メール作成装置100の動作手順を示すフローチャート図である。図17に示すように、まず、圧縮率算出機能651は、予め設定された所定の圧縮率を取得する(405)。通信状況検出手段10は、継続的に周囲のビットレートを通信状況として検出し、通信状況蓄積部101に蓄積する。音声メール作成の録音(記憶)工程、圧縮工程、送信工程、及び無線状況確認(通信状況検出)工程のタイムチャートを図18に示した。図18に示すように、本実施形態の通信状況検出手段10は周囲の通信状況を常にモニタリングする。また、通信状況蓄積部101に蓄積された通信状況(ビットレート)の一例を図19に示した。本実施形態の通信状況蓄積部101は、所定時間前から現在までの通信状況(ビットレート)を所定の規則に従い蓄積する。図19に示す例では蓄積時間が3分、モニタリング周期が2秒と定義された規則にしたがって蓄積された例である。
図17に戻り、通信状況変化量算出機能6517は、通信状況蓄積部101に蓄積された通信状況を取得し(1000)、通信状況の経時的変化量を算出する(1001)。通信状況の変化量が大きい(ダイナミックに変化する)場合を図20Aに示し、通信変化量が小さい場合を図20Bに示した。図20Aに示すようにビットレートの変化量が大きい場合は、通信状況が不安定であると判断でき、ビットレートの変化量が小さい場合は通信状況が安定であると判断できる。
次に送信時間算出機能6516は、通信状況変化量算出機能6517によって算出された通信変化量が予め設定された基準変化量が所定以上であるか否かを判断する(1002)。本実施形態では、通信状況の変化量が所定値以上である場合(1002でY)、音声メールの送信時間を短縮する(1003)。特に限定されないが、通信状況の変化量が所定値未満である場合(1002でN)、音声メールの送信時間を延長してもよい(1004)。通信状況の変化量と送信時間との関係の一例を図21に示した。図21に示すように、通信状況の変化量が所定値以上である場合、予め設定されていた送信時間3秒を2秒に短縮する。他方、通信状況の変化量が所定値未満である場合、予め設定されていた送信時間3秒を4秒に延長する。
本実施形態によれば、通信状況の変化量が大きい場合は、通信状況が不安定であると判断して音声メールの送信時間を短縮し、短縮された送信時間に応じた圧縮率で音声を圧縮することにより、不安定な通信状況下においても音声メールを確実に送信することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、あらかじめ複数の圧縮率で圧縮しておき、通信状況に応じた圧縮率のファイルを選択して送信する点が第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態の音声メール作成装置100は、記憶された音声を所定の異なる2以上の圧縮率であらかじめ圧縮して音声圧縮ファイルを作成し、作成した複数の音声圧縮ファイルを読み出し可能に記憶しておき、記憶された音声圧縮ファイルの中から通信状況、移動速度、移動速度の経時的変化量に応じた適当なサイズの音声圧縮ファイルを選択し、これを送出する点を特徴とする。説明の便宜のため、ここでは第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第4実施形態の音声メール作成システムのブロック構成は、図2に示す第1実施形態の音声メール作成システムのブロック構成と共通する。
図22は、第4実施形態の音声メール作成装置100の制御手段6の概要図である。図22に示すように、本実施形態は、圧縮制御部65が複数圧縮率取得機能6518を有する点と、音声圧縮ファイル選択部67を有する点を特徴とする。複数圧縮率取得機能6518は、記憶された音声を所定の異なる2以上の圧縮率を取得する。圧縮制御部65は、複数圧縮率取得機能6518が取得した複数の圧縮率で音声を圧縮し、音声圧縮ファイルを作成する。作成した音声圧縮ファイルは音声記憶手段3に記憶する。音声圧縮ファイル選択部67は、取得された通信状況、移動速度、移動速度の経時的変化量のいずれか1以上に基づき、これらと圧縮率との対応関係を参照して、1の音声圧縮ファイルを選択する。
図23は、第4実施形態の音声メール作成装置100の動作手順を示すフローチャート図である。図23に示すように、ステップの401から404、411、412の処理は、図4に示す第1実施形態と共通する。複数圧縮率取得機能6518は、予め定められた複数の圧縮率を取得する(1011)。圧縮制御部65は、取得した複数の各圧縮率で音声を圧縮し、音声記憶手段3に記憶する(1012)。例えば、本実施形態の圧縮制御部65は、MP3(64kbps)、MP3(32kbps)、MP3(8kbps)といった複数の圧縮率で生データを圧縮する。
音声圧縮ファイル選択部67は、検出された周囲の通信状況、通信状況の経時的変化量、移動速度のいずれか1以上を取得する(1013)。音声圧縮ファイル選択部67は、取得した周囲の通信状況、通信状況の経時的変化量、移動速度に応じた圧縮率の音声圧縮ファイルを選択する(1014)。取得した周囲の通信状況、通信状況の経時的変化量、移動速度と、音声圧縮ファイルの圧縮率又はデータサイズとはあらかじめ対応づけておくことが好ましい。送信制御部66は、選択された音声圧縮ファイルを送信する(407)。以降の407から410の処理は、第1実施形態と共通する。
音声メール作成の録音(記憶)工程、圧縮工程、送信工程、及び無線状況確認(通信状況検出)工程のタイムチャートを図24に示した。図24に示すように、本実施形態の通信状況検出手段10は、圧縮処理の後に周囲の通信状況をモニタリングする。
本実施形態によれば、通信状況、通信状況の変化、および/または車速など、今の状況にあった最適な音声圧縮ファイルを選択して、送信することができる。また、音声圧縮ファイルが作成された状態で通信状況等を検出し、検出された通信状況等に基づいて最適な音声圧縮ファイルを選択・送信するので、現在の通信状況等に適した音声圧縮ファイルを送信することができる。通信状況等を検出してから音声の圧縮処理を行なうと、圧縮処理を行なっている間に通信状況等が変化してしまう場合がある。特に、本装置を移動速度の高い車両に搭載した場合は、車両の移動に伴って通信状況等が大きく変化する。つまり、通信状況を検出した後に音声圧縮処理に時間がかかると、通信状況が変化してしまい、選んだ音声圧縮ファイルが通信状況に合わないものとなってしまうおそれがある。本実施形態では、予め圧縮処理を行ない音声圧縮ファイルの選択肢を準備するため、現在の通信状況等に合致した音声圧縮ファイルを選択し、送信することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本実施形態の音声メール作成システムの概要図である。 第1実施形態の音声メール作成装置のブロック構成図である。 第1実施形態の制御手段のブロック構成図である。 第1実施形態の音声メール作成処理にかかる制御手順を示すフローチャート図である。 第1実施形態のリクエストフォーム提示にかかるサブルーチンを示すフローチャート図である。 リクエストフォームの提示例を示す図である。 圧縮率の算出にかかる第2の手法を示すフローチャート図である。 圧縮率の算出にかかる第3の手法を示すフローチャート図である。 第1実施形態の音声メール作成処理のタイムチャートを示す図である。 圧縮率の算出にかかる第4の手法を示すフローチャート図である。 第2実施形態の音声メール作成装置のブロック構成図である。 第2実施形態の制御手段のブロック構成図である。 第2実施形態の圧縮処理にかかる制御手順を示すフローチャート図である。 車速と送信時間との関係の一例を示す図である。 第3実施形態の音声メール作成装置のブロック構成図である。 第3実施形態の制御手段のブロック構成図である。 第3実施形態の圧縮処理にかかる制御手順を示すフローチャート図である。 第3実施形態の音声メール作成処理のタイムチャートを示す図である。 蓄積された通信状況の検出結果の一例を示す図である。 図20Aは通信ビットレートの変化量が高い場合の例、図20Bは通信ビットレートの変化量が低い場合の例である。 ビットレートの変化量に応じた送信時間の算出手法の一例を示す図である。 第4実施形態の制御手段のブロック構成図である。 第4実施形態のフローチャート図である。 第4実施形態の音声メール作成処理のタイムチャートを示す図である。
符号の説明
100…音声メール作成装置
1…受信手段
2…音声入力手段
3…音声記憶手段
31…録音時間検出部
32…無音区間抽出部
33…無音区間削除部
4…音声圧縮手段
5…操作手段
6…制御手段
61…操作制御部
62…受信情報制御部
63…音声記憶制御部
64…通信状況取得部
65…圧縮制御部
651…圧縮率算出機能
6511…通信状況取得機能
6512…録音時間取得機能
6513…送信時間取得機能
6514…圧縮データサイズ取得機能
6515…車速取得機能
6516…送信時間算出機能
6517…通信状況変化量算出機能
6518…複数圧縮率取得機能
652…再圧縮制御機能
66…提示制御機能
67…送信制御部
7…提示手段
8…送信手段
9…リクエスト情報取得手段
10…通信状況検出手段

Claims (24)

  1. 音声の入力を受け付けるステップと、
    前記受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶するステップと、
    前記記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮して、音声圧縮ファイルを作成するステップと、
    前記作成された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信するステップとを有する音声メール作成方法。
  2. 周囲の通信状況を検出するステップをさらに有し、
    前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも悪い場合は前記所定の圧縮率を高く変更し、前記検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも良い場合は前記所定の圧縮率を変更しないか又は低く変更し、変更後の圧縮率で前記音声圧縮ファイルを作成する請求項1に記載の音声メール作成方法。
  3. 周囲の通信状況を検出するステップをさらに有し、
    前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記検出された通信状況と、前記音声記憶手段により記憶された音声の録音時間と、前記音声メールの送信開始から送信終了までの送信時間とに基づいて圧縮率を算出し、算出した圧縮率で前記音声を圧縮して前記音声圧縮ファイルを作成する請求項1に記載の音声メール作成方法。
  4. 前記送信時間は、予め定められた時間である請求項3に記載の音声メール作成方法。
  5. 前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、当該ステップにより作成する音声圧縮ファイルのデータサイズを取得し、前記記憶された音声のデータサイズが前記取得された音声圧縮ファイルのデータサイズになる圧縮率を算出し、当該算出した圧縮率で前記記憶された音声を圧縮し、音声圧縮ファイルを作成する請求項1に記載の音声メール作成方法。
  6. 移動速度を検出するステップをさらに有し、
    前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記検出された移動速度が予め設定された基準速度よりも速い場合、前記圧縮率の算出に際し、前記予め設定された音声メールの送信時間を短縮する請求項3に記載の音声メール作成方法。
  7. 前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記検出された周囲の通信状況の経時的変化を監視し、前記通信状況の変化量が所定値以上となった場合、前記圧縮率の算出に際し、前記予め設定された音声メールの送信時間を短縮する請求項3に記載の音声メール作成方法。
  8. 前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記音声圧縮ファイルを送信するステップの後、音声圧縮ファイルの送信を失敗した旨の送信失敗信号を受け付けた場合、当該受信した送信失敗信号に係る音声を、送信に失敗した音声圧縮ファイルの圧縮率よりも大きい圧縮率で圧縮する請求項1〜7のいずれかに記載の音声メール作成方法。
  9. 前記音声圧縮ファイルを送信するステップの後、前記音声圧縮ファイルの送信を完了した旨の送信完了信号を受け付けた場合、当該受信した送信完了信号に係る音声を消去する請求項1〜8のいずれかに記載の音声メール作成方法。
  10. 前記受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶するステップは、前記音声に含まれる無音区間を抽出し、当該抽出した無音区間のうち所定時間以上の無音区間を削除し、当該無音区間を削除した音声を記憶する請求項1〜9のいずれかに記載の音声メールの作成方法。
  11. 周囲の通信状況を検出するステップと、
    移動速度を検出するステップとをさらに有し、
    前記音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記記憶された音声を所定の異なる2以上の圧縮率で圧縮して作成した音声圧縮ファイルをそれぞれ記憶し、前記通信状況、前記移動速度、および前記移動速度の経時的変化量と圧縮率との対応関係を予め定義した対応情報を参照し、前記取得された通信状況、前記通信状況検出手段により取得された通信状況の経時的変化量、又は前記移動速度検出手段により取得された移動速度のいずれか1つ以上に基づいて、前記記憶された複数の音声圧縮ファイルの中から1の音声圧縮ファイルを選択し、
    前記選択された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信する請求項1に記載の音声メール作成方法。
  12. デジタル放送を受信するステップと、
    受信したデジタル放送に含まれた放送局側からのリクエスト情報を取得するステップと、
    前記取得されたリクエスト情報をユーザに提示するステップと、をさらに有し、
    音声の入力を受け付けるステップは、前記提示されたリクエスト情報に応じてユーザが入力する音声を受け付け、
    前記受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶するステップは、音声入力手段が受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶し、
    音声圧縮ファイルを作成するステップは、前記記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮し、
    音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信するステップは、前記作成された音声圧縮ファイルを前記リクエスト情報により指定された送信先へ送信する、請求項1〜11のいずれかに記載の音声メール作成方法。
  13. 音声の入力を受け付ける音声入力手段と、
    音声入力手段が受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶する音声記憶手段と、
    前記音声記憶手段により記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮して、音声圧縮ファイルを作成する音声圧縮手段と、
    前記音声圧縮手段により作成された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信する送信手段と、を有する音声メール作成装置。
  14. 周囲の通信状況を検出する通信状況検出手段をさらに有し、
    前記音声圧縮手段は、前記通信状況検出手段により検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも悪い場合は前記所定の圧縮率を高く変更し、前記通信状況検出手段により検出された通信状況が予め設定された基準状況よりも良い場合は前記所定の圧縮率を変更しないか又は低く変更し、変更後の圧縮率で前記音声圧縮ファイルを作成する請求項13に記載の音声メール作成装置。
  15. 周囲の通信状況を検出する通信状況検出手段をさらに有し、
    前記音声圧縮手段は、前記通信状況検出手段により取得された通信状況と、前記音声記憶手段により記憶された音声の録音時間と、前記音声メールの送信開始から送信終了までの送信時間とに基づいて圧縮率を算出し、算出した圧縮率で前記音声を圧縮して前記音声圧縮ファイルを作成する請求項13に記載の音声メール作成装置。
  16. 前記送信時間は、予め定められた時間である請求項15に記載の音声メール作成装置。
  17. 前記音声圧縮手段は、当該音声圧縮手段が作成する音声圧縮ファイルのデータサイズを取得し、前記音声記憶手段により記憶された音声のデータサイズが前記取得された音声圧縮ファイルのデータサイズになる圧縮率を算出し、当該算出した圧縮率で前記記憶された音声を圧縮し、音声圧縮ファイルを作成する請求項13に記載の音声メール作成装置。
  18. 自らの移動速度を検出する移動速度検出手段をさらに有し、
    前記音声圧縮手段は、前記移動速度検出手段により検出された移動速度が予め設定された基準速度よりも速い場合、前記圧縮率の算出に際し、前記予め設定された音声メールの送信時間を短縮する請求項15に記載の音声メール作成装置。
  19. 前記音声圧縮手段は、前記通信状況検出手段が取得した周囲の通信状況の経時的変化を監視し、前記通信状況の変化量が所定値以上となった場合、前記圧縮率の算出に際し、前記予め設定された音声メールの送信時間を短縮する請求項15に記載の音声メール作成装置。
  20. 前記音声圧縮手段は、前記送信手段から音声圧縮ファイルの送信を失敗した旨の送信失敗信号を受け付けた場合、当該受信した送信失敗信号に係る音声を、送信に失敗した音声圧縮ファイルの圧縮率よりも大きい圧縮率で圧縮する請求項13〜19のいずれかに記載の音声メール作成装置。
  21. 前記音声記憶手段は、前記送信手段から音声圧縮ファイルの送信を完了した旨の送信完了信号を受け付けた場合、当該受信した送信完了信号に係る音声を消去する請求項13〜20のいずれかに記載の音声メール作成装置。
  22. 前記音声記憶手段は、前記音声に含まれる無音区間を抽出し、当該抽出した無音区間のうち所定時間以上の無音区間を削除し、当該無音区間を削除した音声を記憶する請求項13〜21のいずれかに記載の音声メールの作成装置。
  23. 周囲の通信状況を検出する通信状況検出手段と、移動速度を検出する移動速度検出手段をさらに有し、
    前記音声圧縮手段は、前記記憶された音声を所定の異なる2以上の圧縮率で圧縮して作成した音声圧縮ファイルをそれぞれ記憶し、前記通信状況、前記移動速度、および前記移動速度の経時的変化量と圧縮率との対応関係を予め定義した対応情報を参照し、前記通信状況検出手段により取得された通信状況、前記通信状況検出手段により取得された通信状況の経時的変化量、又は前記移動速度検出手段により取得された移動速度のいずれか1つ以上に基づいて、前記記憶された複数の音声圧縮ファイルの中から1の音声圧縮ファイルを選択し、
    前記送信手段は、前記音声圧縮手段により選択された音声圧縮ファイルを指定された送信先へ送信する請求項13に記載の音声メール作成装置。
  24. デジタル放送を受信するデジタル放送受信手段と、
    受信したデジタル放送に含まれた放送局側からのリクエスト情報を取得するリクエスト情報取得手段と、
    前記リクエスト情報取得手段により取得されたリクエスト情報をユーザに提示する提示手段と、をさらに備え、
    前記音声入力手段は、前記提示手段により提示されたリクエスト情報に応じてユーザが入力する音声を受け付け、
    前記音声記憶手段は、音声入力手段が受け付けた音声を少なくとも一時的に記憶し、
    前記音声圧縮手段は、前記音声記憶手段により記憶されたユーザの音声を所定の圧縮率で圧縮して音声圧縮ファイルを作成し、
    前記送信手段は、前記音声圧縮手段により作成された音声圧縮ファイルを前記リクエスト情報において指定された送信先へ送信する、請求項13〜23のいずれかに記載の音声メール作成装置。
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