JP2007284543A - 炭化処理方法と炭化処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料の消費量を可及的に低減可能で、しかも劣悪な炭化物を加熱媒体の加熱用熱源としても有効利用可能な炭化処理方法と装置を提供する。
【解決手段】外加熱型の回転キルン式炭化処理装置を改良したもので、キルン本体1の外周を取り囲むように形成された加熱空間部7と、キルン本体内で発生する乾留ガスを上記加熱空間部に導く導入管路と、加熱空間部に配置された一次燃焼用バーナーと12、キルン本体の上記他端下方に設けられ、かつ上記加熱空間部と連通する炭化物の二次燃焼室15と、二次燃焼室に配置され、上記炭化物を燃焼させる二次燃焼用バーナー14と、外部への排出路を備えた排出口に接続され、炭化物を上記二次燃焼室に搬送させる搬送路と、排出口より排出される炭化物を排出路と搬送路のいずれかに切換え誘導する切換え手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】外加熱型の回転キルン式炭化処理装置を改良したもので、キルン本体1の外周を取り囲むように形成された加熱空間部7と、キルン本体内で発生する乾留ガスを上記加熱空間部に導く導入管路と、加熱空間部に配置された一次燃焼用バーナーと12、キルン本体の上記他端下方に設けられ、かつ上記加熱空間部と連通する炭化物の二次燃焼室15と、二次燃焼室に配置され、上記炭化物を燃焼させる二次燃焼用バーナー14と、外部への排出路を備えた排出口に接続され、炭化物を上記二次燃焼室に搬送させる搬送路と、排出口より排出される炭化物を排出路と搬送路のいずれかに切換え誘導する切換え手段とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転キルン式の炭化処理方法と装置に関するものである。
回転キルン式の炭化処理装置は、通常、キルン本体の一端に被処理物の投入口を設ける一方、他端に排出口を設け、投入された被処理物がキルン本体の回転に伴って排出口側に移行する間に炭化処理を行う。
炭化処理は、投入口側もしくは排出口側に設けたバーナーによって高温の燃焼ガスをキルン本体内に送り込み(内熱式)、あるいはキルン本体(内筒)の外周を外筒で覆い、内筒と外筒の間の空間に加熱媒体を供給すること(外熱式)により行われる。
炭化処理は、投入口側もしくは排出口側に設けたバーナーによって高温の燃焼ガスをキルン本体内に送り込み(内熱式)、あるいはキルン本体(内筒)の外周を外筒で覆い、内筒と外筒の間の空間に加熱媒体を供給すること(外熱式)により行われる。
被処理物をキルン本体の一方の端部から供給される高温の燃焼ガスに曝して炭化処理する内熱式の場合、バーナーとは反対側のキルン本体内部にも燃焼ガスを十分に行きわたらせてキルン本体内部全体が均等に高温になるようにする必要がある。また、内筒と外筒の間を加熱する外熱式の場合、間接加熱になることから、熱効率が内熱式よりも劣る傾向があり、いきおい加熱媒体の温度を更に高温に維持する必要がある。このため、いずれの炭化処理法も加熱手段としてのバーナーの燃料である重油等の消費量がかさみがちになる。
燃料の消費量を抑えるため、例えば特許文献1には、炉内で発生する燃焼ガスの一部を被処理物の投入口へ誘引するとともに投入口側の炉筒内壁に掻板を設けて被処理物と誘引した燃焼ガスとの接触率を高くし、これにより、被処理物の乾燥効率を向上させるとともにバーナーの燃料消費量を低減させるようにした技術が開示されている。特許文献2にも、内熱式ロータリキルン内に発生するガスの一部を分岐させて循環させる循環経路を設ける技術が提案されている。
特開平11−269465号公報
特開2004−43587号公報
しかしながら、上記した技術は、いずれも内熱式のキルンについてのものであり、内筒から発生する燃焼ガスを内筒と外筒との間の空間に加熱媒体として供給する外熱式の場合には、作用しにくい。
また、炭化処理装置によって得られる炭化物は、被処理物の種類、成分、含有水分率などによって品質にバラ付きを生じ易い。所定の基準以下の炭化物、例えば水分含有量の多いものなどは、炭化物として役に立たず、廃棄せざるを得ない。この結果、更に多大な燃料の無駄を生じる。
本発明は、こうした従来技術の問題点を解消するために提案されたもので、燃料の消費量を可及的に低減可能で、質の悪い炭化物を質の良い炭化物の製造用熱源として利用可能な炭化処理方法と装置を提供することにある。
本発明は、上記した目的を達成するために次の構成を備える。
すなわち、本発明方法は、一端に投入口を他端に排出口を有するキルン本体の上記投入口より投入した被処理物を、キルン本体の回転に伴って上記排出口へと移動させる間に、キルン本体外側の加熱空間に供給された加熱媒体を介してキルン本体内で炭化させる、回転キルン式の炭化処理方法を改良したもので、排出口より排出された炭化物の一部を、キルン外に排出させることなくキルン本体の下方に設けられた上記加熱空間と連通する二次燃焼室に滞留させ、この二次燃焼室内の炭化物を燃焼させることによって、キルン本体の外加熱用熱媒体を二次加熱する、点に特徴がある。
すなわち、本発明方法は、一端に投入口を他端に排出口を有するキルン本体の上記投入口より投入した被処理物を、キルン本体の回転に伴って上記排出口へと移動させる間に、キルン本体外側の加熱空間に供給された加熱媒体を介してキルン本体内で炭化させる、回転キルン式の炭化処理方法を改良したもので、排出口より排出された炭化物の一部を、キルン外に排出させることなくキルン本体の下方に設けられた上記加熱空間と連通する二次燃焼室に滞留させ、この二次燃焼室内の炭化物を燃焼させることによって、キルン本体の外加熱用熱媒体を二次加熱する、点に特徴がある。
加熱空間は、外熱キルンのようにキルン本体(内筒)の外側を外筒によって覆うことにより形成されるものに限らず、キルン本体を矩形状のケーシングによって取り囲むことによって形成されるものであっても良い。
二次燃焼室に滞留させる炭化物は、例えば、品質が基準以下のものが望ましい。排出口よりキルン外に排出された炭化物の品質を検査して、それが所定基準以下のときに以後排出される炭化物を二次燃焼室に滞留させる。また、炭化物の品質に関係なく、二次燃焼室への滞留とキルン外への排出を所定時間ごとに交互に行うようにしても良い。
二次燃焼室に滞留させる炭化物は、例えば、品質が基準以下のものが望ましい。排出口よりキルン外に排出された炭化物の品質を検査して、それが所定基準以下のときに以後排出される炭化物を二次燃焼室に滞留させる。また、炭化物の品質に関係なく、二次燃焼室への滞留とキルン外への排出を所定時間ごとに交互に行うようにしても良い。
本発明に係る装置は、一端に投入口を他端に排出口を有するキルン本体の上記投入口より投入された被処理物を、キルン本体の回転に伴って上記排出口へと移動させる間に、キルン本体外側に設けた加熱空間に供給された加熱媒体を介してキルン本体内で炭化させる、回転キルン式の炭化処理装置を改良したもので、キルン本体の外周を取り囲むように形成された加熱空間部と、キルン本体内で発生する乾留ガスを上記加熱空間部に導く導入管路と、加熱空間部に配置された一次燃焼用バーナーと、キルン本体の上記他端下方に設けられ、かつ上記加熱空間部と連通する炭化物の二次燃焼室と、二次燃焼室に配置され、上記炭化物を燃焼させる二次燃焼用バーナーと、外部への排出路を備えた排出口に接続され、炭化物を上記二次燃焼室に搬送させる搬送路と、排出口より排出される炭化物を排出路と搬送路のいずれかに切換え誘導する切換え手段とを備える。
加熱空間部を形成する構成部材は、上記方法について記載したものを含む。
二次燃焼室は、キルンの排出口近傍に位置するキルン本体下方に設けられる。搬送路は、投入口に配置されるものと同様にスクリューコンベアが望ましい。
切換え手段は、排出口を閉塞する位置と、排出口を排出路と連通させる位置と、排出口を搬送路と連通させる位置との間で、変位可能なシャッター部材が最適である。
二次燃焼室への炭化物の搬送は、上記方法について説明したと同様なものについてあるいは時期に行われる。
二次燃焼室は、キルンの排出口近傍に位置するキルン本体下方に設けられる。搬送路は、投入口に配置されるものと同様にスクリューコンベアが望ましい。
切換え手段は、排出口を閉塞する位置と、排出口を排出路と連通させる位置と、排出口を搬送路と連通させる位置との間で、変位可能なシャッター部材が最適である。
二次燃焼室への炭化物の搬送は、上記方法について説明したと同様なものについてあるいは時期に行われる。
本発明方法及び装置によれば、排出口より排出される炭化物の一部を、キルン外に排出させることなく外加熱空間と連通する二次燃焼室に滞留させ、この二次燃焼室内の炭化物を燃焼させることによってキルン本体の外加熱用熱媒体を二次加熱するので、排出口に至った炭化物の一部を熱損失をほとんど生じさせることなく二次燃焼室に導き、その熱エネルギーを利用してキルン本体を効率良く加熱でき、燃料の無駄な消費を抑制できる。
また、請求項2に係る本発明によれば、質の悪い炭化物を外加熱用媒体の加熱源として有効利用できるばかりでなく、質の良い炭化物のみを得ることができる。
更に、本発明装置によれば、二次燃焼室をキルン内に設けるようにしたので、特に、デッドスペースとなりがちなキルン本体下方に二次燃焼室を配置でき、従来の炭化処理装置と同様な大きさのスペース占有率でありながら、高付加価値の炭化処理装置を提供できる。
また、請求項5記載の装置によれば、シャッターの開閉位置をタイマーなどによって自動制御でき、安定した稼動を行うことができる。
以下、本発明を図示した実施形態に基づいて詳説する。
図1は、本発明の一実施形態に係る装置を正面から見た概略断面図、図2はその平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4はその右側面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る装置を正面から見た概略断面図、図2はその平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4はその右側面図である。
図中符合1は、中心軸周りに回動する円筒状をしたキルン本体で、一端(図1、2中左端)がわには被処理物の投入用ホッパー2が設けられ、他端がわには排出口3が設けられている。投入用ホッパー2の下方には、キルン本体内に被処理物を搬送するスクリューフィーダ4が取付けられている。キルン本体1は、モータ5からの駆動力を受けて回転と必要に応じて停止を繰り返しながら、被処理物を排出口に向けて徐々に移動させる。
6は、キルン本体1の所要長さ部分を囲繞する外壁部で、この外壁部6とキルン本体外周とによって両者間に加熱空間部7が形成される。加熱空間部7に加熱媒体が供給されることにより、キルン本体1は外部加熱される。
8は、キルン本体1の排出口3がわに設けた側壁部で、図1中、背面にキルン本体1の排出口3から排出されるガスの導出口9が形成され、この導出口9に全体で略L字状を成す連通パイプ10の一端が接続されている(図2参照)。連通パイプ10の他端は、キルン本体1の排出端に近い外壁部6に形成した導入口11に接続されている。
8は、キルン本体1の排出口3がわに設けた側壁部で、図1中、背面にキルン本体1の排出口3から排出されるガスの導出口9が形成され、この導出口9に全体で略L字状を成す連通パイプ10の一端が接続されている(図2参照)。連通パイプ10の他端は、キルン本体1の排出端に近い外壁部6に形成した導入口11に接続されている。
12は上記導入口11と対向して配置した一次燃焼用バーナーで、加熱空間部7内のガスを加熱する。キルン本体1の排出口3から流出したガスは、側壁部6の導出口9から連通路10を介して導入口11より加熱空間部内に入り込み、この一次燃焼用バーナー12によって加熱されることになる。
15は、排出口3に近いキルン本体下部に設けた炭化物の二次燃焼室で、上部が加熱空間部7と連通している。13はこの二次燃焼室を形成する下部壁である。二次燃焼室15には、図3に見られるように、加熱空間部7の一次燃焼用バーナー12とほぼ平行するように二次燃焼用バーナー14が配置されている(図3参照)。
なお、図中符合15aは二次燃焼室15への燃焼用空気の供給孔である。
なお、図中符合15aは二次燃焼室15への燃焼用空気の供給孔である。
17は、排出口の下方に設けた炭化物搬送用のスクリューフィーダで、先端が二次燃焼室15を形成する下壁部側面に形成された開口に臨んでおり、排出口3から落下する炭化物を受けて二次燃焼室15に搬送する。21は、この炭化物搬送用フィーダ17を回転駆動させるモータである。
16は、排出口3と炭化物搬送用フィーダ15の間に配設されたスライド式のシャッター機構で、水平に延びる平たく細長いケーシング19と、その内部を進退動するスライダ18とを備える。ケーシング19の前方端底部には、下部に開閉板20aを有する排出用ホッパー20が取付けられている。
スライダ18は、図5(a)の平面図と(b)の側面図に示すように、やや幅広で細長い直方体状を成し、長さ方向中途に、上下に貫通する通過口18aが設けられている。通過口18aは、スライダ18の進退方向前後に上開きとなるテーパ面18b,18bを有する。通過口18aの上縁は、キルン本体1の排出口3の下端縁部とほぼ一致する大きさに形成され、下縁は炭化物の搬送用フィーダ17の始端側に設けられた炭化物受入れ用開口17aの縁部とほぼ一致する大きさに形成されている。
スライダ18は、基端部を、ケーシング19の後方に配置されたプランジャ21の先端に固定されており、プランジャ21の前後動により、上記通過口18aがキルン本体1の排出口3及び搬送用フィーダ17の炭化物受入れ用開口17aと一致する位置と、前方に移動して上面部がキルン本体1の排出口下端を閉塞する位置と、上記閉塞状態を保ちながら通過口18aが排出用ホッパ20と一致する位置との間で変位する。
なお、図中符合22は投入用のスクリューフィーダを回転駆動させるモータ、 23はキルン外壁部の上部に設けた排気筒である。
使用状態を説明する。
投入用ホッパ2から搬送用フィーダ4を経てキルン本体1に送り込まれた被処理物は、加熱空間部7内の一次燃焼用バーナー12によって加熱された加熱媒体によって間接加熱され、回転するキルン本体内を排出口へと移行する間に徐々に炭化されてゆく。
キルン本体内で発生した乾留ガスは、導出口9から連通パイプ10を経て導入口11から加熱空間部7に導かれる。加熱空間部7内の乾留ガスは、一次燃焼用バーナー12によって熱せられ加熱媒体を構成する。
投入用ホッパ2から搬送用フィーダ4を経てキルン本体1に送り込まれた被処理物は、加熱空間部7内の一次燃焼用バーナー12によって加熱された加熱媒体によって間接加熱され、回転するキルン本体内を排出口へと移行する間に徐々に炭化されてゆく。
キルン本体内で発生した乾留ガスは、導出口9から連通パイプ10を経て導入口11から加熱空間部7に導かれる。加熱空間部7内の乾留ガスは、一次燃焼用バーナー12によって熱せられ加熱媒体を構成する。
キルン本体内で外部加熱されて製造された炭化物は、排出口3から下方に排出される。シャッター機構16において、当初、仮に、スライダ18の通過口18aが搬送用フィーダ17の炭化物受入れ用開口17aと一致する位置にあるとすると、排出された炭化物は、そのまま炭化物搬送用フィーダ17の始端側に落下する。このとき、炭化物搬送用フィーダ17が停止していれば、落下した炭化物は、炭化物搬送用フィーダ17によって前方に移送されることなく、堆積し、受入れ用開口17aとスライダ18の通過口18aを埋め尽くす(図7参照)。
時機に応じてプランジャ21を前進させてスライダ18を前方に移動させると、スライダ18の通過口内に堆積された炭化物が排出用ホッパ19の位置まで移動されるとともに、キルン排出口3の下端がスライダ18の上面によって閉塞される(図8参照)。したがって、後は、排出用ホッパ19の開閉板19aを開動作させることにより、スライダ18の通過口18a及び排出用ホッパ内の炭化物がキルン外に排出される(図9参照)。プランジャ21の駆動は、タイマによって時間制御することも可能である。
スライダ18の通過口18aが搬送用フィーダ17の炭化物受入れ用開口17aと一致する位置にあり、例えばキルン外に排出された炭化物の質が適当でないときなど、炭化物搬送用フィーダ17を回転させると、始端側に落下した炭化物は、フィーダの羽根によって前方に送られる(図6参照)。これにより、排出口3より落下した炭化物は、受入れ用開口17aとスライダ18の通過口18aに堆積されることなく、順次、キルン本体1の下方に設けられた二次燃焼室15へと導かれる。
二次燃焼室15に送られた炭化物は、二次燃焼用バーナー14によって燃焼される。二次燃焼室15は加熱空間部7と連通していることから、加熱媒体がこれにより加熱される。二次燃焼室15に送られる炭化物は、排出口3から排出されるや否や、キルン外に出されることなくそのまま二次燃焼室15に戻されるので、炭化物の有する熱エネルギは、その損失を最小限に抑えられ、効率良く加熱媒体を加熱することになる。
また、排出口下端は、スライダ18によって閉塞されるか、スライダ18の通過口18aと炭化物搬送用フィーダ17を通って二次燃焼室15と連通する状態のいずれかにあるので、外気と接触する機会に乏しく、キルン本体1や加熱媒体が外気によって冷やされるおそれも極力防止される。
また、排出口下端は、スライダ18によって閉塞されるか、スライダ18の通過口18aと炭化物搬送用フィーダ17を通って二次燃焼室15と連通する状態のいずれかにあるので、外気と接触する機会に乏しく、キルン本体1や加熱媒体が外気によって冷やされるおそれも極力防止される。
シャッター機構は、上記した実施形態のものに限定されるものではなく、排出口が閉塞される状態と、排出口がキルン外への排出路と連通される状態と、排出口が二次燃焼室への搬送路と連通される状態とに変更可能なものであれば、他の種々の構造を採用可能である。
また、本発明は、製造された炭化物が二次燃焼室にそのまま戻されて焼却されることから、部分的に燃焼炉としても機能する。特に、キルン本体から排出される炭化物の全てを二次燃焼室に送るようにすれば、被処理物を炭化後にその熱エネルギを利用して燃焼させる燃焼炉として利用できる。
また、本発明は、製造された炭化物が二次燃焼室にそのまま戻されて焼却されることから、部分的に燃焼炉としても機能する。特に、キルン本体から排出される炭化物の全てを二次燃焼室に送るようにすれば、被処理物を炭化後にその熱エネルギを利用して燃焼させる燃焼炉として利用できる。
1 キルン本体
2 投入用ホッパー
3 排出口
4 投入側搬送用スクリューフィーダ
6 外壁部
7 加熱空間部
8 側壁部
9 ガスの導出口
10 連通管
11 ガスの導入口
12 一次燃焼用バーナー
13 下壁部
14 二次燃焼用バーナー
15 二次燃焼室
16 シャッター機構
17 二次燃焼室への搬送用スクリューフィーダ
17a 受入用開口
18 スライダ
18a 通過口
19 ケーシング
20 排出用ホッパ
2 投入用ホッパー
3 排出口
4 投入側搬送用スクリューフィーダ
6 外壁部
7 加熱空間部
8 側壁部
9 ガスの導出口
10 連通管
11 ガスの導入口
12 一次燃焼用バーナー
13 下壁部
14 二次燃焼用バーナー
15 二次燃焼室
16 シャッター機構
17 二次燃焼室への搬送用スクリューフィーダ
17a 受入用開口
18 スライダ
18a 通過口
19 ケーシング
20 排出用ホッパ
Claims (5)
- 一端に投入口を他端に排出口を有するキルン本体の上記投入口より投入した被処理物を、キルン本体の回転に伴って上記排出口へと移動させる間に、キルン本体外側の加熱空間に供給された加熱媒体を介してキルン本体内で炭化させる、回転キルン式の炭化処理方法において、
排出口より排出される炭化物の一部を、キルン外に排出させることなくキルン本体の下方に設けられた上記加熱空間と連通する二次燃焼室に滞留させ、
二次燃焼室内の炭化物を燃焼させることによって、キルン本体の外加熱用熱媒体を二次加熱する、
ことを特徴とする炭化処理方法。 - 請求項1記載の炭化処理方法において、
排出口よりキルン外に排出された炭化物の品質が所定基準以下のときに、炭化物を前記二次燃焼室に滞留させる、
ことを特徴とする炭化処理方法。 - 請求項1記載の炭化処理方法において、
前記二次燃焼室への滞留とキルン外への排出を、所定時間ごとに交互に行う、
ことを特徴とする炭化処理方法。 - 一端に投入口を他端に排出口を有するキルン本体の上記投入口より投入された被処理物を、キルン本体の回転に伴って上記排出口へと移動させる間に、キルン本体外側に設けた加熱空間に供給された加熱媒体を介してキルン本体内で炭化させる、回転キルン式の炭化処理装置において、
キルン本体の外周を取り囲むように形成された加熱空間部と、
キルン本体内で発生する乾留ガスを上記加熱空間部に導く導入管路と、
加熱空間部に配置された一次燃焼用バーナーと、
キルン本体の上記他端下方に設けられ、かつ上記加熱空間部と連通する炭化物の二次燃焼室と、
二次燃焼室に配置され、上記炭化物を燃焼させる二次燃焼用バーナーと、
外部への排出路を備えた排出口に接続され、炭化物を上記二次燃焼室に搬送させる搬送路と、
排出口より排出される炭化物を排出路と搬送路のいずれかに切換え誘導する切換え手段とを備えた、
ことを特徴とする炭化処理装置。 - 前記切換え手段が、排出口を閉塞する位置と、排出口を排出路と連通させる位置と、排出口を搬送路と連通させる位置との間で、変位可能なシャッターである、
請求項2記載の炭化処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112739A JP2007284543A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 炭化処理方法と炭化処理装置 |
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ID=38756631
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JP (1) | JP2007284543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011090260A2 (ko) * | 2010-01-22 | 2011-07-28 | 신광화학공업주식회사 | 연속식 활성탄 제조장치 |
CN105694917A (zh) * | 2016-02-25 | 2016-06-22 | 铁岭新康机械制造有限公司 | 一种机制木炭炭化器 |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112739A patent/JP2007284543A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011090260A3 (ko) * | 2010-01-22 | 2011-11-03 | 신광화학공업주식회사 | 연속식 활성탄 제조장치 |
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