JP2007284450A - 抗cd40モノクローナル抗体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CD40に対し、アゴニスティックに作用する抗体又はその機能的断片。
【選択図】なし
Description
CD40は分子量50kDaの細胞膜表面に存在する抗原であり、B細胞、樹状細胞(DC)、ある種の癌細胞、そして胸腺上皮細胞に発現している。CD40はB細胞やDCの増殖、分化に重要な働きをしていることが知られている。CD40は、ヒトB細胞表面に発現する抗原として同定され(非特許文献1及び2を参照)、アミノ酸配列の相同性から、CD40は、低親和性NGFレセプターやTNFレセプター、CD27、OX40、CD30などが属しているTNFレセプターファミリーの1つのメンバーとして考えられている。ヒトおよびマウスのCD40に対するリガンド(CD40L)は、近年遺伝子クローニングされ、II型膜蛋白質であること、及び活性化したCD4+T細胞に発現していることが分かった。CD40Lは、強力な活性化シグナルをヒトおよびマウスのB細胞に導入することも分かっている。
アゴニスティック抗体の作用として、B細胞の活性化が知られている。たとえば、抗CD40抗体が細胞接着を誘導する(非特許文献5及び6を参照)、細胞の大きさを増進する(非特許文献6及び7を参照)、抗IgM抗体、抗CD20抗体またはphorbol esterのみで活性化されたB細胞の分裂を誘導する(非特許文献8〜10を参照)、IL4存在下でB細胞の分裂を誘導する(非特許文献7及び11を参照)、IL-4刺激、T細胞除去培養細胞のIgE(非特許文献12及び13を参照)、IgG、IgM(非特許文献13を参照)の発現を誘導する、IL-4によるB細胞からの可溶性CD23/FceRIIの分泌と(非特許文献14及び15を参照)細胞上の発現増強(非特許文献16を参照)をする、IL-6の生産を促進する(非特許文献17を参照)ことが報告されている。さらには、CDw32+接着細胞存在下で、IL-4及び抗CD40抗体を添加することにより、ヒト初代培養B細胞から、B細胞クローンを樹立することや(非特許文献18を参照)、胚中心の中心細胞のアポトーシスが、抗原レセプターの働きにかかわらず、CD40を介して阻害されること(非特許文献19を参照)が報告されている。以上のようにCD40は、ヒトB細胞表面に発現する抗原として同定されたため、単離された抗体の多くは、主にヒトB細胞に対する増殖分化誘導機能、癌細胞における細胞死誘導活性を指標に評価されてきた(非特許文献20〜22を参照)。
一方、上記のように、CD40が免疫反応において重要な役割を担っていることから、CD40とそのリガンドの結合を阻害することで、臓器移植時の免疫抑制や自己免疫疾患の治療薬が開発できると期待される。Sawada-Haseらは、クローン病患者の末梢血中の単球ではCD40を強く発現する細胞の割合が上昇していることを報告している。しかしながら、CD40とそのリガンドの結合を阻害する抗体については、まだ良く分かっていない。そのような阻害性抗体は、たとえば、CD40の機能解析や、CD40の活性化が必要な疾患の治療に有効である可能性がある。また、CD40リガンドに対する阻害抗体も、CD40とCD40リガンドとの結合が関与する疾患薬として有効である可能性が示されている。しかしながら、CD40Lは活性化した血小板に発現するという報告(非特許文献32を参照)があるため、抗CD40L抗体を治療薬として使った場合、血栓を引き起こす危険性が存在することが報告されている(非特許文献33を参照)。このような観点から、CD40とそのリガンドの結合を阻害する抗体治療薬としては、抗CD40L抗体よりも、むしろCD40に対する抗体の方が安全性に優れると期待できる。抗CD40抗体としてはCD40LのCD40への結合を抑制し、なおかつ、抗体自身がCD40を活性化しないことが必要とされる。
(a) 樹状細胞に作用し、LPS及びIFNγの存在下でIL-12を生産させる
(b) 樹状細胞に作用し、該樹状細胞を成熟させる活性がG28-5抗体よりも高い
(c) B細胞樹立細胞株に対して、CD95の発現を促進する活性がG28-5抗体よりも高い
(d) B細胞樹立細胞株に対して増殖を抑制する活性がG28-5抗体よりも高い
(e) B細胞樹立細胞株に対して細胞死を誘導する
(f) CD40リガンドのCD40に対する結合を阻害しない
(g) CD40に対するリガンドの作用を中和する
(h) B細胞樹立細胞株上のCD40に対するリガンドがCD40発現細胞に与える影響の1つ以上を中和又は緩和し、かつ、抗免疫グロブリン抗体による架橋によって前記B細胞樹立細胞株上のCD40に対するアゴニスティックな作用が5D12より弱い
(i) B細胞樹立細胞株に対して、CD40リガンドが、CD95の発現を増加させる作用を緩和又は中和する
(j) 樹状細胞に発現するCD40に対してアンタゴニスティックな作用を有する
(16)上記(1)〜(15)のいずれかの抗体又はその機能的断片を有効成分として含む医薬組成物。
(17)上記(1)〜(8)のいずれかに記載の抗体又はその機能的断片を有効成分として含む、免疫賦活化剤、抗腫瘍剤又は自己免疫疾患治療剤。
(18)上記(9)〜(14)のいずれかに記載の抗体又はその機能的断片を有効成分として含む、免疫抑制剤、自己免疫疾患治療剤、アレルギー治療剤又は血液凝固第VIII因子阻害症候群治療剤。
本明細書で使用する用語の定義は以下のとおりである。
本発明でいう「ヒトCD40」とは、クラークら(E. A. Clark et. al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 83: 4494, 1986)又はスタメンコビックら(I. Stamenkovic et. al., EMBO J. 8:1403, 1989)により示されているアミノ酸配列を有するポリペプチドを意味し、特にB細胞、DC、マクロファージ、内皮細胞、上皮細胞、あるいはそれらの腫瘍細胞表面に発現する抗原ポリペプチドである。
「抗CD40モノクローナル抗体」とは、細胞発現CD40、全長CD40又は部分長CD40に対するモノクローナル抗体のいずれをも意味するが、より好ましくはCD40の細胞外部分に結合し、CD40を発現している細胞にアゴニスティックまたはアンタゴニスティックな作用をもたらすモノクローナル抗体を意味する。
「アゴニスティック」とは、B細胞、腫瘍細胞又は樹状細胞などの細胞表面上に発現するCD40に、そのリガンドが結合することを促進する作用、あるいは、CD40リガンドがCD40発現細胞に与える影響の1つ以上を、CD40を発現する細胞に与える作用を意味し、「アゴニスティック抗体」とは、そのようなアゴニスティック作用を有する抗体を意味する。
「成熟DC」とは、CD14陰性、CD1a陽性でCD83、CD86、MHCクラスII強陽性となったものを意味する。
本件発明の抗体を取得するためには、抗原として組換え体で生産・精製した可溶性ヒトCD40、又はヒトCD40を発現する遺伝子組換えマウス細胞株をマウスに免疫することが好適である。免疫に使用するマウスはヒト抗体を産生するマウス(Tomizuka. et al., Proc Natl Acad Sci USA., 2000 Vol97:722)であることが望ましい。組換え体で生産・精製した可溶性ヒトCD40に結合するモノクローナル抗体を選別することで、B細胞特異的に反応するクローンを選抜するよりも、B細胞以外の細胞に発現するCD40にも反応する抗体を得やすいと考えられる。免疫したマウスのリンパ節の細胞や脾細胞を使用し、モノクローナル抗体の製造において慣用されているケーラー及びミルシュタインらの方法(Nature., 1975 Vol.256:495)を用いてハイブリドーマの作製を行うことができる。
アゴニスティック抗体の選抜には、ヒトBリンフォーマを用いた解析によって行い、CD95発現を促進する抗体の選別が可能である。さらに純化したDCの培養液に抗体を添加し、成熟させる抗体を選ぶ。あるいは、未熟なDC細胞を用いた混合リンパ球反応でT細胞増殖活性を示す抗体を選ぶ。さらに成熟したDCに添加しIL-12生産促進作用のある抗体を選ぶ。また、CD40を発現する腫瘍細胞の増殖を抑制もしくは細胞死誘導活性を持つ抗体を選ぶ。CD40Lとの競合はBIACoreのような表面プラズモン共鳴測定装置を用いて、可溶性CD40と可溶性CD40リガンドの結合を抗体が阻害するかどうかで判別できる。あるいは、B細胞株に対するCD40リガンドの作用を増強するかどうかで判別する。
(1) アゴニスティック抗体の場合
(a) 樹状細胞に作用し、LPS(リポポリサッカライド)及びIFNγの存在化でIL-12を生産させる。この場合のLPS濃度は10pg/mlから10ng/mlであり、IFNγの濃度は10-4Mから10-2Mである。1μg/ml以上の抗体濃度、好ましくは0.1μg/ml以上の抗体濃度において、公知のアゴニスティック抗CD40抗体であるG28-5抗体を対照とした試験よりもIL-12の生産量が多い。1x106個/mlの濃度の樹状細胞に抗体濃度0.1μg/ml以上が添加された場合に100pg/ml以上のIL-12が生産され、あるいは1μg/ml以上が添加された場合に1000pg/ml以上の、好ましくは10000pg/ml以上のIL-12が生産される(実施例9、実施例13を参照のこと)。
(g) CD40に対するリガンドの作用を中和する。ここで、「リガンドの作用」とは、T細胞又は他の細胞上に発現するリガンドの作用、及びCD40に対する遊離のリガンドの作用のいずれをも意味する(実施例7、実施例14を参照のこと)。
また、本発明の抗体の精製された製剤を含有する医薬組成物もまた、本発明の範囲内に含まれる。このような医薬組成物は、好ましくは、抗体に加えて、生理学的に許容され得る希釈剤またはキャリアを含んでおり、他の抗体または抗生物質のような他の薬剤との混合物であってもよい。適切なキャリアには、生理的食塩水、リン酸緩衝生理食塩水、リン酸緩衝生理食塩水グルコース液、および緩衝生理食塩水が含まれるが、これらに限定されるものではない。或いは、抗体は凍結乾燥(フリーズドライ)し、必要とされるときに上記のような緩衝水溶液を添加することにより再構成して使用してもよい。投与経路は、経口ルート、並びに静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内の注射または配薬を含む非経腸的ルートである。
(1)細胞
EL-4細胞は、マウス由来のT細胞樹立株であり、容易に入手することができる(ATCC No.:TIB-39)。Ramos B 細胞(ATCC No.:CRL-1596)並びにマウス抗CD40抗体産生ハイブリドーマ G28-5(HB-9110)及び5D12(HB-11339)は、ATCCから購入した。
ヒトCD40cDNA(Genbank Accession Number: NM_001250)を鋳型として、以下のプライマーを用いて、PCRにより(95℃ 5秒、55℃ 30秒、72℃ 30秒)×20サイクルの条件で細胞外領域を増幅した。
プライマー1:5'-CCCAGATCTGTCCATCCAGAACCACCCACTGCATGCAGAG-3'(配列番号1)
プライマー2:5'-ACAAGATCTGGGCTCTACGTATCTCAGCCGATCCTGGGGAC-3'(配列番号2)
免疫に用いたマウスは、内因性Ig重鎖及びκ軽鎖破壊の両者についてホモ接合体の遺伝的背景を有しており、かつ、ヒトIg重鎖遺伝子座を含む14番染色体断片(SC20)及びヒトIgκ鎖トランスジーン(KCo5)を同時に保持する。このマウスはヒトIg重鎖遺伝子座を持つ系統Aのマウスと、ヒトIgκ鎖トランスジーンを持つ系統Bのマウスとの交配により作製した。系統Aは、内因性Ig重鎖及びκ軽鎖破壊の両者についてホモ接合体であり、子孫伝達可能な14番染色体断片 (SC20)を保持するマウス系統であり、例えば富塚らの報告(Tomizuka. et al., Proc Natl Acad Sci USA., 2000 Vol97:722)に記載されている。A系統マウスを免疫することによって、以下に示すハイブリドーマ、F2-103, F5-77を取得した。また、系統Bは内因性Ig重鎖及びκ軽鎖破壊の両者についてホモ接合体であり、ヒトIgκ鎖トランスジーン(KCo5)を保持するマウス系統(トランスジェニックマウス)であり、例えばFishwildらの報告(Nat Biotechnol., 1996 Vol14:845)に記載されている。
本実施例におけるモノクローナル抗体の作製は、単クローン抗体実験操作入門(安東民衛ら著作、講談社発行 1991)に記載される一般的方法に従って調製した。免疫原としてのヒトCD40は、実施例1で調製したヒトCD40ヒトFCとCD40発現EL-4細胞を用いた。被免疫動物は、実施例2で作製したヒト免疫グロブリンを産生するヒト抗体産生マウスを用いた。
アゴニスティック抗体:
KM302-1、KM341-1-19、KM643-4-11、2053、2105、3821、3822、285、110、115、F1-102、F2-103、F5-77、F5-157
アンタゴニスティック抗体:
KM281-1-10、KM281-2-10-1-2、KM283-5、KM292-1-24、KM225-2-56、KM341-6-9、4D11、5H10、11E1、5G3、3811、3411、3417、F4-465
ヒト免疫グロブリンγ鎖を有するモノクローナル抗体の検出
実施例1で作製したヒトCD40マウスFC(1μg/ml) 50μl/ウェルを、ELISA用96穴マイクロプレート(Maxisorp、Nunc社製)の各ウェルに加え、4℃でインキュベートし、ヒトCD40マウスFCをマイクロプレートに吸着させた。次いで、上清を捨て、各ウェルにブロッキング試薬(ブロックエース、 大日本製薬)を加え室温でインキュベートしブロックした。各ウェルに、各々のハイブリドーマの培養上清(50μl)を加え、反応させた後、各ウェルを、0.1%Tween20含有リン酸緩衝液(PBS-T)で洗浄した。次いで、過酸化酵素で標識されたヤギ抗ヒトIgG(γ)抗体(シグマ、A0170)を1%FBS含有PBS-Tで5,000倍に希釈した溶液(50μl/ウェル)を、各ウェルに加え、インキュベートした。マイクロプレートを、PBS-Tで3回洗浄後、発色基質液(TMB、50μl/ウェル、住友ベークライト社製)を各ウェルに加え、室温下で30分間インキュベートした。各ウェルに、停止液(50μl/ウェル)を加え、反応を止めた。波長450nmでの吸光度をマイクロプレートリ−ダ−で測定した。陽性wellの培養上清をFACSにて解析し,Ramos細胞を染色するwellを選び、その細胞を限界希釈法でクローニングし、1wellについて1クローンの細胞を得た。ヒトCD40マウスFCを用いたELISAでhκ陽性を確認した。その結果、20個体のマウスから173クローンの抗ヒトCD40抗体が取得できた。その一部を表3(アゴニスティック抗体)及び表4(アンタゴニスティック抗体)に示す。アゴニスティック抗体のうち、少なくともKM341-1-19と2105は、CD40Lが発現している細胞、CD40が発現している細胞および抗体を用いた競合試験でリガンドとの顕著な競合を示さなかった。
CD40が発現していると報告されているRamos細胞株に対する各モノクローナル抗体の反応性の検討をFACS解析で行った。
モノクローナル抗体を含む培養上清の調製は以下の方法にて行った。
G28-5抗体生産ハイブリドーマはATCCより入手した(ATCC No.HB-9110)。抗CD40抗体産生ハイブリドーマをウシインシュリン(5μg/ml、Gibco BRL社製)、ヒトトランスフェリン(5μg/ml、Gibco BRL社製)、エタノールアミン(0.01mM、シグマ社製)、亜セレン酸ナトリウム(2.5x10-5 nM、シグマ社製)含有eRDF培地(極東製薬社製)に馴化した。スピナ−フラスコにて培養し、ハイブリドーマの生細胞率が90%になった時点で培養上清を回収した。回収した上清は、10μm と0.2μmのフィルター(ゲルマンサイエンス社製)に供し、ハイブリドーマ等の雑排物を除去した。
5.0x105個/mlのRamos細胞懸濁液を96ウエルプレートに100μl/wellで播種した(1ウェルあたり5x104個)。ハイブリドーマ培養上清又は精製抗体を20μg/mlに培地で希釈し、96ウエルプレートに100μl/wellの濃度で添加した。一晩培養後、細胞を集めR-PE標識抗CD95抗体(Pharmingen NJ)を用い、FACSCanあるいはFACSsort(ベクトンデッキンソン)を使って解析した。図1に結果を示す。図中横軸はCD95の発現強度を示す。抗体添加を太線、未添加を細線により示した。KM302-1抗体は、公知の抗体であるG28-5抗体に比して、CD95発現をより促進することが示された。すなわち、より効果の高いアゴニスティックであることが示された。
1.0x106個/mlのRamos細胞懸濁液を96ウエルプレートに50μl/wellで播種した。ハイブリドーマ培養上清又は精製抗体を2μg/mlに培地で調整し、96ウエルプレートに100μl/well添加した。可溶性CD40リガンド(ALEXIS CORPORATION)を4μg/mlと抗FLAG抗体(M2、シグマ)4μg/mlとを培地に添加し、96ウエルプレートに50μl/well添加した。一晩培養後、細胞を集めR-PE標識抗CD95抗体(Pharmingen NJ)を用い、FACSを使って解析した。図2A、図2B、図3に結果を示す。図中横軸はCD95の発現強度を示す。KM281-1-10、KM281-2-10-1-2、KM283-5、KM292-1-24、KM225-2-56の各ハイブリドーマが生産した抗体では陰性コントロールと同程度までCD95の発現を抑制した。
1.0x106個/mlのRamos細胞懸濁液を96ウエルプレートに50μl/wellで播種した。ハイブリドーマ培養上清又は精製抗体を2μg/mlに培地で調整し、96ウエルプレートに100μl/well添加した。抗ヒトIgG抗体(シグマ、I3382)あるいは抗マウスIgG抗体(Biosource、AMI3401)を4μg/mlとなるよう培地に添加し、96ウエルプレートに50μl/well添加した。一晩培養後、細胞を集めR-PE標識抗CD95抗体(Pharmingen NJ)を用い、FACSを使って解析した。図4、図5に結果を示す。図中横軸はCD95の発現強度を示す。KM281-1-10、KM281-2-10-1-2の各ハイブリドーマが生産した抗体ではCD95の発現を抑制した。しかし、5D12、KM283-5、KM292-1-24、KM225-2-56の各ハイブリドーマが生産した抗体ではCD95の発現を逆に増強した。
1.0x105個/mlのRamos細胞、HS-Sulton懸濁液を96ウエルプレートに100μl/wellで播種した。精製抗体あるいは可溶性CD40リガンドと抗FLAG抗体(M2)との等量混合物を培地に添加し、2日培養後、100μCi/mlの3H-Thymidine (Amersham Pharmacia)を10μl添加した。18時間後、Macro96 Harvester(SKATRON)を用いて、Printed Filtermat A(Wallac)にハーベストし、乾燥後Betap;Scint(Wallac)に良く浸し、パッケージング後、1205 BETAPLATE液体シンチレーションカウンターで活性測定した。図6に結果を示す。図中、縦軸は細胞による3Hチミジンの取り込み量を、横軸は培養液中の抗体あるいはCD40L濃度を示す。Ramos細胞、HS-Sulton細胞ともに、KM302-1抗体を添加した場合に、従来のG28-5抗体やCD40Lと比較して、チミジンの取り込みが低く、KM302-1抗体が腫瘍細胞の増殖を効果的に抑えられるアゴニスティック抗体であることが示された。
(1) 材料及び方法
組換え型ヒトIL-4はGenzyme techne社より購入した。抗ヒトCD14 MACS beadsはMiltenyi Biotech GmbH社より購入した。LymphoprepはNycomed Pharma ASより購入した。培養に用いた培地は、DC誘導時にはRPMI1640(Gibco BRL)に10% heat inactivated FCS(Cell Culture Technologies), 10mM HEPES(Sigma), 55μM 2-mercaptoethanol (Gibco BRL), 硫酸ストレプトマイシン(明治製菓)を加えて用いた。染色時の細胞洗浄には2% FCS (Cell Culture Technologies), 0.02% Azaid 添加PBS (Sigma)を用いた。細胞凍結時には日本全薬工業社製のセルバンカーを用いた。
末梢血よりLymphoprepを用いた密度勾配遠心により単核球を調製した(PBMC)。これを抗ヒトCD14 MACS beadsでポジティブセレクションすることによりCD14陽性画分と陰性画分に分離した。陽性画分に組換え型ヒトGM-CSF (50ng/ml)と組換え型ヒトIL-4 (100ng/ml)を添加して、10%FCSを添加したRPMI1640培地にて6well プレートで培養した。培養開始時の細胞濃度は1×106/mlで1 wellに3mlずつで行った。培養中は2日に1度の培地交換を行った。培地交換は培養液の1割を遠心チューブにとり遠心し、上清を除去後、とった培養液の2倍容量の新しい培養液(サイトカインなどを上記濃度で含む)で懸濁し、各wellに戻した。培養6日目には細胞を回収し、細胞数を計算後、上記培地に1×106/mlの濃度で懸濁し、抗CD40抗体又はそのアイソタイプ対照を添加して24 wellプレートでさらに4日間の培養を行った。この間培地交換は行わなかった(1ウェルあたりの細胞数1x106個、細胞濃度1x106個/ml)。
染色には抗HLA-DR抗体(アイソタイプ対照: rat IgG2a)、抗CD86 抗体(アイソタイプ対照:ラットIgG1)、抗CD83抗体(アイソタイプ対照:ラットIgG2b)を用いた。まず、抗体を加え30分、4℃でインキュベートした後、3回の洗浄し、Beckton Dickinson社製FACS Caliburを用いて解析を行った。
上記のように未成熟 DCを得た後、LPS (400pg/ml)とIFNγ (10-3M)を加えさらに2日間の培養後成熟 DCを得た。これに抗CD40抗体またはアイソタイプ対照を10μg/ml加え、24時間後の上清についてIL-12の産生をELISA (Pharmingen社製)法にて測定した。
アゴニスティック抗体であるKM302-1抗体が、DCの成熟化に及ぼす抗体の影響を図7に、成熟DCのIL-12生産に及ぼす影響を図8に示す。G28-5抗体を対照として成熟の度合いを比べた。CD86、HLA-DRの発現を見た結果、G28-5抗体と比較して、KM302-1抗体ではさらに発現が上昇し、すなわち成熟度が亢進させることが示された。また、IL-12の分泌については成熟DCへのKM302-1抗体の処理によって亢進することが示された。以上よりKM302-1抗体が、DCに対するアゴニスティック抗体として作用することが示された。
正常ヒトから採取した血液(末梢血)を、2000rpm 10分遠心し、血清を吸い取った。血球分画をPBSで再懸濁し、Ficoll(Amersham Pharmacia)の上に静かに載せた。2000rpm 30分遠心し、中間層のPBMC部分を回収する。PBSで2回洗浄した後、MACSを用い特定の細胞分離に使用した。
BIAcore 2000(ビアコア)を用いて、抗CD40抗体を、固定化されたCD40ヒトFCに結合させた後、可溶性CD40LのCD40への結合量の変化を測定した。装置に付属した説明書に従い、可溶性CD40ヒトFCをCMチップ(CM5,ビアコア)に固定化した。次いで25(μg/ml)の抗CD40抗体を添加し、CD40に結合させた。さらに10(μg/ml)の可溶性CD40Lを添加し結合させた。CD40L添加前後の結合量の差を測定した。コントロ−ルIgGを添加した場合、CD40Lの結合量は100RUとなった。KM302-1抗体添加後では、CD40Lの結合量は110RUとなり、KM283-5抗体添加後では、18RUとなった。これにより、KM302-1抗体はCD40LのCD40への結合を阻害しないことが示された。
実施例4で得られたハイブリドーマの精製抗体を実施例6の方法に従って解析し、アゴニスト抗体を生産するクローンを選別した(1ウェルあたりの細胞数5x104個、細胞濃度2.5x105個/ml)。図12に結果を示す。図中横軸は培養液中の抗体濃度を、縦軸は平均蛍光強度、すなわちCD95発現強度を示す。KM341-1-19,2105抗体は、0.01μg/ml以上の濃度で公知のマウス抗体であるG28-5抗体に比して、Ramos細胞に対してCD95発現をより促進することが示された。すなわち、より効果の高いアゴニスティックであることが示された。また、0.01μg/mlでKM341-1-19, 2105抗体のRamos細胞にCD95発現を増進するアゴニスト活性は10μg/mlのG28-5抗体の活性より高かった(図12)。それぞれの抗体濃度において、CD95の発現がG28-5抗体を添加した場合の何倍に相当するかを表5にまとめた。
実施例9の方法に従って、CD40アゴニスティック抗体による成熟DCのIL-12およびIL-10生産に及ぼす影響を調べた。IL-10はELISA (Pharmingen社製)法にて測定した。図13および図14に結果を示す。KM341-1-19抗体の処理によってIL-12の分泌が亢進することが示された。一方、5000radでX線照射した、CD40リガンド発現組換えL細胞を2x105個/ml共存させた場合でも、IL-12とIL-10の培養液中濃度は254、51pg/mlであり、KM341-1-19抗体を1μg/ml添加した場合より少なかった。
1.0x106個/mlのRamos細胞懸濁液を平底96ウェルプレートに50μl/wellで播種した(1ウェルあたり細胞数5x104個)。培地で希釈した精製抗体を96ウェルプレートに100μl/well添加した。ヒトCD40リガンドを発現する組換えマウスL細胞(Spriggs, M.K. et. al., J.Exp.Med., 176: 1543,1992; Garrone, P. et. al., J.Exp.Med., 182: 1265,1995などを参照のこと)を1.0x105個/mlに調製し、50μl/wellで添加した(1ウェルあたりRamos細胞の細胞数5x104個、細胞濃度2.5x105個/ml、1ウェルあたりマウスL細胞の細胞数5x103個、細胞濃度2.5x104個/ml)。一晩培養後、細胞を集めR-PE標識抗CD95抗体を用い、FACSを用いて解析した。図15に結果を示す。図中縦軸は平均蛍光強度、すなわちCD95の発現強度を示す。公知の抗体である5D12抗体がわずかにしか抑制しなかったのに比較して、4D11抗体では0.1μg/mlの濃度でもCD40L発現細胞を添加しない陰性コントロールと同程度までCD95の発現を抑制した。また、1μg/mlの濃度では,4D11,F4-465,KM281-1-10がCD40L発現細胞を添加しない陰性コントロールと同程度までCD95の発現を抑制した。これによって4D11、F4-465,KM281-1-10抗体が、より効果的なアンタゴニスティック抗体であることが示された。それぞれの抗体濃度において、アンタゴニスティック抗体無添加の対照を100とした平均蛍光強度の相対値を表6に示す。
生後5週齢のC.B.17/Icr-scidJc1マウス(日本クレア)に抗アシアロGM1抗体を静脈注射した。1日後に腫瘍細胞としてRamos細胞をマウス1匹当たり5x106個静脈注射した。1日後にKM302-1抗体あるいは陰性対照として抗ヒトアルブミンヒトIgG抗体を静脈注射した。投与量はKM302-1抗体をマウス1匹当たり1、10、100μg、陰性対照抗体100μgをそれぞれ5個体のマウスに1回投与した。結果を図16に示す。陰性対照投与群は移植34日後にすべて死亡したのに対して、KM302-1抗体10μg、100μgを投与された群では5匹すべて生存しており、KM302-1抗体の抗腫瘍効果が確認された。KM302-1抗体はIgG4サブクラスであり、Fcレセプターを介した抗体依存性細胞傷害機構(ADCC)や補体系の活性化が弱いにもかかわらず、10μg単回投与で担ガンマウスの生存期間の延長が見られた。
10%FBS添加RPMI1640培地で1x104個/mlに調製したRamos細胞懸濁液100μlを96ウェルプレートに分注し、20μg/mlに培地を用いて調製したKM341-1-19抗体あるいは可溶性リガンド溶液を添加した。可溶性リガンドにはリガンドと同濃度(反応溶液中の濃度が10μg/ml)の抗FLAG抗体(M2)を共存させ活性を強めた。5日間培養後、各ウェルに20μlのMTS試薬(Promega)を加え2から3時間反応させた。波長490nmで細胞や抗体を含まない培地のみのウェルとの吸光度の差を測定し、生存している細胞数を測定した。また、同様に96ウェルU底プレートを用いてG28-5抗体と増殖抑制作用を比較した。2μg/mlに培地を用いて調製したKM341-1-19抗体あるいはG28-5抗体を添加した。結果を図17に示す。KM341-1-19抗体を添加したウェルでは死細胞が観察され、細胞数はG28-5抗体やリガンド添加のウェルに比較して顕著に少なく、吸光度も低くなり、腫瘍細胞の増殖が抑制され、細胞死が誘導されることが示された。
KM341-1-19, 2105, 110, 115, KM281-1-10 ,4D11, KM643-4-11, F4-465、F2-103, F5-77抗体を生産するハイブリドーマを培養し、細胞を遠心によって集めた。これにTRIZOL(Gibco BRL)を添加し、取扱説明書にしたがってTotalRNAを抽出した。抗体cDNAの可変領域のクローニングは、CLONTECH社のSMART RACE cDNA amplification Kit を用い、添付の説明書にしたがって行った。5μgのtotal RNAを鋳型として1st Strand cDNAを作製した。KM341-1-19, 2105, 110, 115, KM281-1-10 ,4D11, KM643-4-11, F2-103, F5-77 重鎖(H鎖)の増幅には、Takara社のZ−Taqを用い,UMPとhh6プライマーで、98℃1秒、68℃30秒のサイクルを30回繰り返した。さらに、この反応液1μlを鋳型とし、NUMPとhh3プライマーを用いて、98℃1秒、68℃30秒のサイクルを20回繰り返した。F4-465重鎖の増幅には、UMPとhh2プライマーを用い、Advantage 2 PCR kit (Clonthech, cat#1910)を使って、94℃5秒、72℃3分 5サイクル、94℃5秒、70℃0秒、72℃3分、5サイクル、94℃5秒、68℃10秒、72℃3分、25サイクルで行った。
hh3プライマー:5'-GTG CAC GCC GCT GGT CAG GGC GCC TG-3'(配列番号4)
hh2プライマー:5'-GCT GGA GGG CAC GGT CAC CAC GCT G-3' (配列番号5)
341Hプライマー:5'-atatgtcgacGCTGAATTCTGGCTGACCAGGGCAG-3’(配列番号7)
2105Hsal:atatgtcgacTCCCAGGTGTTTCCATTCAGTGATCAG (配列番号8)
110Hsal:atatgtcgacTTCCATTCGGTGATCAGCACTGAACAC (配列番号9)
281Hsal: atatgtcgacTTTGAGAGTCCTGGACCTCCTGTG (配列番号10)
4D11Sal: atatgtcgacGAGTCATGGATCTCATGTGCAAG (配列番号11)
643Hsal: atatgtcgacCCAGGGCAGTCACCAGAGCTCCAGAC (配列番号12)
H11-9 5':-ACC GTG TCG ACT ACG CGG GAG TGA CT (配列番号13)
F2-103H: accgtgtcgacgctgatcaggactgcaca(配列番号14)
F5-77H: accgtgtcgacggtgatcaggactgaacag(配列番号15)
hL2プライマー:5'- TCT TCT CCA CGG TGC TCC CTT CAT-3'(配列番号17)
341Kプライマー:5'-atatagatctGAACTGCTCAGTTAGGACCCAGAGG-3'(配列番号18)
2053KBgl: atatagatctCGCGGGGAAGGAGACTGCTCAGTT (配列番号19)
110KBgl: atatagatctAGTCAGACCCAGTCAGGACACAGC (配列番号20)
281KBgl: atatagatctGAGCTGCTCAGTTAGGACCCAGAGGG (配列番号21)
4D11KBgl: atatagatctTAAGCAAGTGTAACAACTCAGAGTAC (配列番号22)
643KBgl: atatagatctGAGGAACTGCTCAGTTAGGACCCAGAGG (配列番号23)
Lamda 5':-AACTCCAGATCTGCCTCAGGAAGCAGCATC (配列番号24)
F2-103K: aactccagatctagggcaagcagtggtaac(配列番号25)
hk6プライマー:5'-TGGCGGGAAGATGAAGACAGATGGTG-3'(配列番号26)
H鎖DNAの翻訳開始点は、配列番号27の5'末端から50番目のアデニン(A)からはじまるATGコドンであり、終止コドンは1472番目のチミン(T)からはじまるTGAである。抗体可変領域と定常領域の境界は5'末端から493番目のアデニン(A)と494番目のグアニン(G)間に位置する。アミノ酸配列において、H鎖可変領域は配列番号28のN末端から148番目のセリン(S)残基までであり、149番目のアラニン(A)以降が定常領域である。遺伝子配列予測ソフトウェア(Signal P ver.2)により、H鎖のシグナル配列は配列番号28のN末端より20番目のセリン(S)までと予測された。成熟体のN末端は配列番号28の21番目のグルタミン(Q)であるものと考えられる。
GTCGACGCTGAATTCTGGCTGACCAGGGCAGCCACCAGAGCTCCAGACAATGTCTGTCTCCTTCCTCATCTTCCTGCCCGTGCTGGGCCTCCCATGGGGTGTCCTGTCACAGGTCCAACTGCAGCAGTCAGGTCCAGGACTGGTGAAGCCCTCGCAGACCCTCTCACTCACCTGTGCCATCTCCGGGGACAGTGTCTCTAGCAACAGTGCTACTTGGAACTGGATCAGGCAGTCCCCATCGAGAGACCTTGAGTGGCTGGGAAGGACATACTACAGGTCCAAGTGGTATCGTGATTATGTAGGATCTGTGAAAAGTCGAATAATCATCAACCCAGACACATCCAACAACCAGTTCTCCCTGCAGCTGAACTCTGTGACTCCCGAGGACACGGCTATATATTACTGTACAAGAGCACAGTGGCTGGGAGGGGATTACCCCTACTACTACAGTATGGACGTCTGGGGCCAAGGGACCACGGTCACCGTCTCTTCAGCCTCCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCGCCCTGCTCCAGGAGCACCTCCGAGAGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCTCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCAGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAACTTCGGCACCCAGACCTACACCTGCAACGTAGATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGACAGTTGAGCGCAAATGTTGTGTCGAGTGCCCACCGTGCCCAGCACCACCTGTGGCAGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACGTGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCCGAGGTCCAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCACGGGAGGAGCAGTTCAACAGCACGTTCCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTTGTGCACCAGGACTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGGCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAACCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACACCTCCCATGCTGGACTCAGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGAGGATCC
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ACTGCTCAGTTAGGACCCAGAGGGAACCATGGAAGCCCCAGCTCAGCTTCTCTTCCTCCTGCTACTCTGGCTCCCAGATACCACCGGAGAAATTGTGTTGACACAGTCTCCAGCCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAACAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGATGCATCCAACAGGGCCACTGGCATCCCAGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGCCTAGAGCCTGAAGATTTTGCAGTTTATTACTGTCAGCAGCGTAGCAACACTTTCGGCCCTGGGACCAAAGTGGATATCAAACGTACG
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CTGAACACAGACCCGTCGACTCCCAGGTGTTTCCATTCAGTGATCAGCACTGAACACAGAGGACTCACCATGGAGTTGGGACTGAGCTGGATTTTCCTTTTGGCTATTTTAAAAGGTGTCCAGTGTGAAGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCTTGGTACAGCCTGGCAGGTCCCTGAGACTCTCCTGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTTGATGATTATGCCATGCACTGGGTCCGGCAAGCTCCAGGGAAGGGCCTGGAGTGGGTCTCAGGTATTAGTTGGAATAGTGGTAGCTTGGTGCATGCGGACTCTGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAACGCCAAGAACTCCCTGTATCTGCAAATGAACAGTCTGAGAGCTGAGGACACGGCCTTGTATTACTGTGCAAGAGATAGGCTATTTCGGGGAGTTAGGTACTACGGTATGGACGTCTGGGGCCAAGGGACCACGGTCACCGTCTCCTCAGCTAGCACCAAGG
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CTGCTCAGTTAGGACCCAGAGGGAACCATGGAAGCCCCAGCTCAGCTTCTCTTCCTCCTGCTACTCTGGCTCCCAGATACCACCGGAGAAATTGTGTTGACACAGTCTCCAGCCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAACAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGATGCATCCAACAGGGCCACTGGCATCCCAGCCAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGCCTAGAGCCTGAAGATTTTGCAGTTTATTACTGTCAGCAGCGTAGCCACTGGCTCACTTTCGGCGGGGGGACCAAGGTGGAGATCAAACGTACGGTG
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CTGAACACAGACCCGTCGACTTCCATTCGGTGATCAGCACTGAACACAGAGGACTCACCATGGAGTTTGGGCTGAGCTGGGTTTTCCTCGTTGCTCTTTTAAGAGGTGTCCAGTGTCAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCGTGGTCCAGCCTGGGAGGTCCCTGAGACTCTCCTGTGCAGCGTCTGGATTCACCTTCAGTAGCTATGGCATGCACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGCAAGGGGCTGGAGTGGGTGGCAGTTATATGGTATGATGGAAGTATTAAATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAATTCCAAGAACACGCTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAGAGCCGAGGACACGGCTGTGTATTACTGTGCGAGAGAGGGCTACAATATTTTGACTGGTTATTTTGGCTACTGGGGCCAGGGAACCCTGGTCACCGTCTCCTCAGCTAGCACCAAGGG
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TCACAGATCTAGTCAGACCCAGTCAGGACACAGCATGGACATGAGGGTCCCCGCTCAGCTCCTGGGGCTCCTGCTGCTCTGGCTCCCAGGTGCCAGATGTGTCATCTGGATGACCCAGTCTCCATCCTTACTCTCTGCATCTACAGGAGACAGAGTCACCATCAGTTGTCGGATGAGTCAGGGCATTAGCAGTGATTTAGCCTGGTATCAGCAAAAACCAGGGAAAGCCCCTGAGCTCCTGATCTCTGCTGCATCCACTTTGCAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGTGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCACCATCAGCTGCCTGCAGTCTGAAGATTTTGCAACTTATTACTGTCAACAGTATTATAGTTTTCCGTGGACGTTCGGCCAAGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACG
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CTGAACACAGACCCGTCGACTTCCATTCGGTGATCAGCACTGAACACAGAGGACTCACCATGGAGTTTGGGCTGAGCTGGGTTTTCCTCGTTGCTCTTTTAAGAGGTGTCCAGTGTCAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGGGGAGGCGTGGTCCAGCCTGGGAGGTCCCTGAGACTCTCCTGTGCAGCGTCTGGATTCACCTTCAGTAGCTATGGCATGCACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGCAAGGGGCTGGAGTGGGTGGCAGTTATATGGAATGATGGAAGTATTAAATACTATGCAGACTCCGTGAAGGGCCGATTCACCATCTCCAGAGACAATTCCAAGAACACGCTGTATCTGCAAATGAACAGCCTGAGAGCCGAGGACACGGCTGTGTATTACTGTGCGAGAGAGGGCTACAATATTTTGACTGGTTATTTTGGCTACTGGGGCCAGGGAACCCTGGTCACCGTCTCCTCAGCTAGCACCAAGG
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ATATGTCGACGAGTCATGGATCTCATGTGCAAGAAAATGAAGCACCTGTGGTTCTTCCTCCTGCTGGTGGCGGCTCCCAGATGGGTCCTGTCCCAGCTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTACTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGCGGCTCCATCAGCAGTCCTGGTTACTACGGGGGCTGGATCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGAGTATCTATAAAAGTGGGAGCACCTACCACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCCGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCAGACACGGCTGTGTATTACTGTACGAGACCTGTAGTACGATATTTTGGGTGGTTCGACCCCTGGGGCCAGGGAACCCTGGTCACCGTCTCCTCAGCTAGC
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AGATCTTAAGCAAGTGTAACAACTCAGAGTACGCGGGGAGACCCACTCAGGACACAGCATGGACATGAGGGTCCCCGCTCAGCTCCTGGGGCTTCTGCTGCTCTGGCTCCCAGGTGCCAGATGTGCCATCCAGTTGACCCAGTCTCCATCCTCCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCAAGTCAGGGCATTAGCAGTGCTTTAGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCTCCTAAGCTCCTGATCTATGATGCCTCCAATTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGATTTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGAAGATTTTGCAACTTATTACTGTCAACAGTTTAATAGTTACCCGACGTTCGGCCAAGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACG
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前記で取得した抗体の可変領域を含むDNA断片をN5KG1(IDEC Pharmaceuticals, US patent6001358)などの適当なベクターに組み込むことにより、抗体発現ベクターを作製する。発現のための宿主細胞には、例えばCHO-Ras(Katakura Y., et al., Cytotechnology, 31: 103-109, 1999)が好適に用いられる。宿主細胞へのベクターの導入は例えばエレクトロポレーションにより実施できる。抗体発現ベクター約2μgを制限酵素で線状化し、Bio-Rad electrophoreterをもちいて350V、500μFの条件で、4x107個のCHO−Ras細胞に遺伝子を導入し、96well culture plateに播種する。発現ベクターの選択マーカーに対応した薬剤を添加して培養を継続する。コロニーが観察されたら、実施例4に示した方法によって、抗体発現株を選別する。選別した細胞からの抗体精製は、実施例5にしたがって行うことができる。
マウス内因性CD40破壊についてホモ接合体の遺伝子背景を有し、かつ、ヒトCD40遺伝子のトランスジーンを有しているマウス(Yasui. et al. Int. Immunol. 2002 Vol14 : 319)に4-hydroxy-3-nitrophenylacetyl-chiken γ-globulin conjugates (NP-CGG:大阪大学微生物病研究所 菊谷 仁教授より分与)とアラム(ARAM: Antigen recognition activation motif)の複合体を100μg(NP-CGG量として)腹腔内注射することにより感作した。各モノクローナル抗体は抗原感作直前に30または100μgの量を尾静脈内投与した。陰性対照として抗ヒトアルブミンヒトIgG4抗体100μgを投与した。感作7日後、眼窩静脈叢より採血し、血清中のNP特異的IgG1およびIgM抗体量をELISA法により測定した。ELISA法はNPを結合した牛血清アルブミン(NP-BSA:2.5μg/ml)50μl/ウェルを、ELISA用96穴マイクロプレート(Maxisorp、Nunc社製)の各ウェルに加え、4℃でインキュベートし、NP-BSAを吸着させた。次いで、上清を捨て、各ウェルにブロッキング試薬(スーパーブロック、Pierce社製)を加え室温でインキュベートしブロックした後、各ウェルを0.1%Tween20含有リン酸緩衝液(PBS-T)で3回洗浄した。次いで、各ウェルに10%ブロックエース含有PBS-Tで希釈した各血清(50μl/ウェル)を加え、37℃で2時間インキュベートし反応させた。マイクロプレートをPBS-Tで3回洗浄後、アルカリフォスファターゼで標識されたヤギ抗マウスIgG1またはIgM抗体(コスモバイオ、1070-04または1020-04)を10%ブロックエース含有PBS-Tで1,000倍に希釈した溶液(50μl/ウェル)を、各ウェルに加え、37℃で2時間インキュベートした。次いで、マイクロプレートをPBS-Tで3回洗浄後、発色基質液(50μl/ウェル、Sigma104、phosphatase substrate)を各ウェルに加え、波長405nmでの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定した。その結果を図18、図19に示す。図中縦軸はNP-CGGをC57BL/6マウスに2回注射した後採血してプールした血清について、IgG1抗体の場合は10,000倍希釈したものを、IgM抗体の場合は100倍したものをそれぞれ1ユニットとして換算した値を示す。F4-465、4D11およびKM281-1-10抗体は100μgの投与によりNP特異的なIgG1およびIgM抗体産生を強く抑制した。
ヒト扁桃腺はチルドレンズ・ホスピタル(サン ディエゴ、米国カリフォルニア州)より入手した。扁桃腺を小片に裁断し、細かく刻み、70マイクロメーターのナイロンメッシュ細胞ストレーナーを通すことにより、細胞懸濁液を調製した。PBSにて数回洗浄の後、細胞数を計数し、90%ヒト血清(ICN)、10%DMSOで凍結保存した。細胞は融解の後、10%ヒト血清、2.5マイクログラム/mlのアンフォテリシン(ファンギゾン、ギブコ/BRL)を添加した標準的RPMI培地に再懸濁して使用した。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許及び特許出願は、そのまま参考として本明細書に取り入れるものとする。
Claims (19)
- 以下の(a)〜(f)から選ばれる少なくとも1つの性質を有する、ヒトCD40に対する抗体又はその機能的断片。
(a) 樹状細胞に作用し、LPS及びIFNγの存在下でIL-12を生産させる
(b) 樹状細胞に作用し、該樹状細胞を成熟させる活性がG28-5抗体よりも高い
(c) B細胞樹立細胞株に対して、CD95の発現を促進する活性がG28-5抗体よりも高い
(d) B細胞樹立細胞株に対して増殖を抑制する活性がG28-5抗体よりも高い
(e) B細胞樹立細胞株に対して細胞死を誘導する
(f) CD40リガンドのCD40に対する結合を阻害しない - 樹状細胞の成熟が、20μg/ml以下の抗体濃度で行われるものである請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株に対してCD95の発現の促進が、20μg/ml以下の抗体濃度で行われるものである請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株がRamos又はHS-Sultonである請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- 1x106個/mlの濃度の樹状細胞に、0.1μg/ml以上の濃度の抗体が添加された場合に、100pg/ml以上のIL-12の生産をもたらすものである、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- 1x106個/mlの濃度の樹状細胞に、1μg/ml以上の濃度の抗体が添加された場合に、1000pg/ml以上のIL-12の生産をもたらすものである、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- 1x106個/mlの濃度の樹状細胞に、1μg/ml以上の濃度の抗体が添加された場合に、10000pg/ml以上のIL-12の生産をもたらすものである、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株(Ramos細胞)に対するCD95の発現促進が、抗体濃度0.01μg/mlから10μg/mlの範囲において、対照であるG28-5抗体の約2倍から3倍以上である、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株(Ramos細胞)に対するCD95の発現促進が、抗体濃度0.01μg/mlにおいて、対照であるG28-5抗体の約2倍から6倍以上である、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株(Ramos細胞)に対するCD95の発現促進が、抗体濃度0.1μg/mlにおいて、対照であるG28-5抗体の約2倍から7倍以上である、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株(Ramos細胞)に対するCD95の発現促進が、抗体濃度1μg/mlにおいて、対照であるG28-5抗体の約2倍から7倍以上である、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- B細胞樹立細胞株(Ramos細胞)に対するCD95の発現促進が、抗体濃度10μg/mlにおいて、対照であるG28-5抗体の約2倍から6倍以上である、請求項1記載の抗体又はその機能的断片。
- ハイブリドーマKM302-1(受託番号FERM BP-7578)、KM341-1-19(受託番号FERM BP-7759)、2105(受託番号FERM BP-8024)またはF1-102(受託番号ATCC PTA-3337)により生産される抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域のアミノ酸配列を有する抗体又はその機能的断片。
- 受託番号ATCC PTA-3302およびATCC PTA-3303であるプラスミドDNAにそれぞれコードされる、ハイブリドーマF2-103の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、受託番号ATCC PTA-3304およびATCC PTA-3305であるプラスミドDNAにそれぞれコードされる、ハイブリドーマF5-77の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、または受託番号ATCC PTA-3306およびATCC PTA-3307であるプラスミドDNAにそれぞれコードされる、ハイブリドーマF5-157の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域の、マチュア部分のアミノ酸配列を有する抗体又はその機能的断片。
- 配列番号28および30にそれぞれ示される、ハイブリドーマKM341-1-19の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号32および34にそれぞれ示される、ハイブリドーマ2105の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号36および38にそれぞれ示される、ハイブリドーマ110の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号40および42にそれぞれ示される、ハイブリドーマ115の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号52および54にそれぞれ示される、ハイブリドーマKM643-4-11の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号60および62にそれぞれ示される、ハイブリドーマF2-103の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域、または配列番号64および66にそれぞれ示される、ハイブリドーマF5−77の産生する抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域の、マチュア部分のアミノ酸配列を有する抗体又はその機能的断片。
- 配列番号27および29にそれぞれ示される、ハイブリドーマKM341-1-19から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号31および33にそれぞれ示される、ハイブリドーマ2105から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号35および37にそれぞれ示される、ハイブリドーマ110から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号39および41にそれぞれ示される、ハイブリドーマ115から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号51および53にそれぞれ示される、ハイブリドーマKM643-4-11から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、配列番号59および61にそれぞれ示される、ハイブリドーマF2-103から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域、または配列番号63および65にそれぞれ示される、ハイブリドーマF5−77から単離された核酸配列にコードされる重鎖可変領域および軽鎖可変領域の、マチュア部分のアミノ酸配列を有する抗体又はその機能的断片。
- ヒト抗体である、請求項1〜16のいずれかに記載の抗体又はその機能的断片。
- 請求項1〜16のいずれかに記載の抗体又はその機能的断片を有効成分として含む医薬組成物。
- 請求項1〜16のいずれかに記載の抗体又はその機能的断片を有効成分として含む、免疫賦活化剤、抗腫瘍剤又は自己免疫疾患治療剤。
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