JP2007282371A - 移動型電力貯蔵二次電池を用いた広域電力供給方法ならびに広域電力供給システム - Google Patents
移動型電力貯蔵二次電池を用いた広域電力供給方法ならびに広域電力供給システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
ディーゼル牽引軌道車の利用ができる中程度のインフラを有する地域において広域電力供給方法とシステムを提供する。広域での電力需給アンバランスの解消、非常電源の確保にも利用できる電力システムを提供する。
【解決手段】
充電中に電池が放電可能になる時刻を推定する工程、放電可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を推定する工程、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程、電池が放電可能になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する工程を有する広域電力供給方法とシステム。放電についても充電同様の方法とシステム。
【選択図】図1
ディーゼル牽引軌道車の利用ができる中程度のインフラを有する地域において広域電力供給方法とシステムを提供する。広域での電力需給アンバランスの解消、非常電源の確保にも利用できる電力システムを提供する。
【解決手段】
充電中に電池が放電可能になる時刻を推定する工程、放電可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を推定する工程、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程、電池が放電可能になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する工程を有する広域電力供給方法とシステム。放電についても充電同様の方法とシステム。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力余剰が顕在化する時間帯がある潜在的電力余剰地域と電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて列車に搭載して移動できる移動型電力貯蔵二次電池を電力余剰顕在化地域に移動して充電、電力不足顕在化地域に移動して放電することを繰り返して広域の電力供給をより好適に実施する方法とシステムである。
電力供給システムにおいて電力蓄積は重要であり、揚水発電、圧力電力蓄積、回転力電力蓄積(フライホイール)といった技術もあるが、大容量二次電池が有効かつ現実的な電力蓄積装置である。図9は非特許文献1の「Table 3.1 Comparison of Different Battery Energy Storage Systems」であって、図8が図9のデータによる電池エネルギー密度と電力密度データの対応図(いわゆるラゴンチャート)である。ここでZebraの項については、電池開発企業である「Beta R&D社(UK Derby)」が公表しているトップデータを用いた(電池エネルギー密度=140Wh/kg、電力密度=250W/kg)。これを含む電池エネルギー密度と電力密度データの図9のデータを連結した矩形を図示した。ゆえに矩形内一部の電池エネルギー密度と電力密度データを実現する電池は実現できていないものもある。
図8、図9で見る限り、NAS(ナトリウム硫黄)とZebraと呼ばれる大容量二次電池が理想的な電力貯蔵デバイスに最も近いものであり、これらについて電力供給システムにおける電力蓄積デバイスとして利用すべく開発が進行中である。(NAS(ナトリウム硫黄)電池については特許文献8など、Zebra電池に関しては特許文献10、11など参照のこと。)
NAS電池などの大容量電池を、自動車・列車に搭載し、移動電源として、工事電源など短期電源・非常電源を要する場所に移動させ利用することは公知である(特許文献1(図6)、特許文献2、特許文献3(図7)、特許文献9参照、)。同様に、船舶・航空機で大容量電池の移動して短期電源・非常電源とすることも公知である(特許文献12、13など参照)。さらに類似の概念として、電気自動車を自宅で充電するシステムにて、非常時に自宅非常電源として利用することも公知である(特許文献13参照)。
一方、ディーゼル機関車にて電池電源をエンジンパワ源として利用する技術は公知である。すなわち電池電源を利用してディーゼル機関車自体のエンジン効率の最適化(特許文献4参照)、あるいは電池電源を利用してディーゼル排ガスを削減するものである(特許文献5参照)。また、列車の運行に関するシステムとして駅舎近辺に電池電源を配設した構成も公知である。例としては列車の衝突防止のシステムなどである(特許文献6、7など参照)。
電力は瞬時移動可能なエネルギー物資である。しかし瞬時移動には電力線というインフラが必要であるので、未開拓地域を開発している時期には電力線というインフラが未整備の状態もありうる。当然ながら、その状態では瞬時移動は不可能である。
電力インフラがまったく整備されていない地域(インフラが極低レベルの地域)の場合、発電機や大容量電池を自動車や列車で搬送し仮設して電力需要に対応せねばならない。一方、中程度にインフラ整備が進行し、鉄道敷設を完了、鉄道が電化される前のインフラ状況の地域を想定すれば、電池電源を「ディーゼル牽引軌道車」を利用して移動することは可能である。本発明はディーゼル牽引軌道車の利用ができる中程度のインフラを有する地域への電力供給方法とシステムを提供を第一の課題とする。
一方、電力インフラが完備した地域であっても、電力システムで想定外の夏場の冷房電力ピークが予想される際、既存の電力線送電容量以上の電力供給を必要とする場合もありうる。この場合には、電力線以外の電力移動のニーズがある。さらに災害時などで電力線にダメージを受けた際も同様に、電力線以外の電力移動のニーズがある。
上述のように電力インフラが完備した地域で非常時にて電力線による瞬時電力移動ができない、または電力線による瞬時電力移動のみでは大きな電力需要に供給対応できない場合に問題解決する電力供給方法とシステムの提案を本発明第二の課題とする。
第一と第二の課題に対し、大容量電池を列車に搭載し、移動型電源として電力需要地域に移動して電力需要に供給する公知の手法を利用した解決策を提案する。本発明は、電力供給に関する問題がある「ひとつの地域」の電力供給を「その他の地域」の電力を利用した解決策を提案するので、「広域」の電力供給方法とシステムである。
本発明は、鉄道で結ばれた地域間の電力余剰時間帯、電力不足時間帯の地域でのずれ、と、大容量電池を鉄道移送するためのタイムラグとがうまくフィットするケースを発見する、という考え方がポイントである。大容量電池を自動車、列車、船舶に搭載し移動電源となし、工事電源など短期電源・非常電源に利用することは公知であるが、電力が不足する地域の時間帯と移動時間を考慮して充電電池で電力を持ち運んで利用するという論理的な「仕組み」を記載した公知技術はない。その部分では新規である。ただし、自動車での電源移動ではニーズに合わせた物品輸送することから新規性が乏しいので鉄道利用に限定する。なお自動車でも同様であるが、列車ごと船舶に搭載して大河を隔てた地域間での最適電力供給系も構築できる。
本発明は、以下の要素からなる。すなわち、ハードウェアとしては、A:大容量電池を搭載した鉄道移動する軌道車、B:駅舎などに配設されたインバータ、電池充電端・電池からの放電端を要する。ソフトウェアとしては、1電力の余剰時間帯、電力不足時間帯を予測する工程(手段)、2余剰時間帯での充電完了時刻を予想する工程(手段)、3充電完了時刻から鉄道移動して他の電力消費地に到達する時刻を予想する工程(手段)、4前記到達時刻が、到達した他の電力消費地の予測電力不足時間帯にあるか否かを判定する工程(手段)、5軌道車の運行指令を出力する手段を要する。
地域間に太い電力線が敷設されておらず、鉄道網については、「電車」が走行する鉄道電化以前で、ディーゼル軌道車が走行している広域を想定している。余剰電力があっても、太い電力線が敷設されていないため無駄になっている電力を大容量電池で鉄道移送してその余剰電力を有効活用する。充電地域の発電電力能力は過剰であることを想定している。そうでない場合は、軌道車は動かず当地で放電するので公知の電池による電力平準化に対する新規性が乏しい。
本発明の放電方法は(請求項1)、電力余剰地域と電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて電力余剰地域で充電した列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力不足顕在化地域に移動して放電することで広域電力供給する方法であって、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域で充電中に、充電中電池が放電可能になる時刻を推定する工程と、放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する工程を有する広域電力供給方法である(図14参照)。
本発明の充電方法は(請求項2)、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域で放電中に、放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する工程を有する広域電力供給方法である(図15参照)。
図14で「i」は充電中電池の充電地域から鉄道移動できる地域のすべて、図15で「j」は放電中電池の放電地域からから鉄道移動できる地域のすべてのナンバリングしたもので、図ではこれらすべての地域への移動に関して繰り返し推定するフローを示している。また、図14図15中の電池充放電データベースは、図10に示すような電池の充放電データを記憶したもので、充放電中に充放電の状態をモニターする量を何点か計測し、その変化から充放電の完了時刻が推定できる。放電可能時刻や充電必要時刻は必ずしも充放電の完了時刻に一致させなくともよい。
図14図15中の顕在化時間帯データベースは、図13に例示するような月別の(month欄)勤務・休日別(holiday/weekday)の顕在化時間帯の表であればよい。季節や勤務によって電力デマンド(電力需要)が変化するので、それを統計的に整理して顕在化時間帯の平均的な開始・終了時刻を数値表として引用できるものである。充放電の有意性を判定する際に判定日の顕在化時間帯はこういった表を記憶したデータベースを引用すればよい。
電力デマンド(電力需要)を瞬時変化を無視して大きな変化としてとらえると、図11(a)のような周期一日の周期変化となる。電力供給能がこの局所時間平均化電力デマンドの山よりも低い場合、図11(b)のように電力不足時間帯と余剰時間帯が交互に訪れることになる。しかしながら、電力供給で問題になるのは電力デマンドの瞬時変化である。瞬時変化を踏まえた電力デマンドは模式的に図12(c)のようになる。
局所時間平均化電力デマンドの周期に対して、瞬時的に現れるデマンドピークの最大電力アップ幅を平均化電力デマンドのピークに加えたものが最大瞬時デマンドピークと考える。瞬時的に現れるデマンドピークの最大電力アップ幅を図12(d)の「平均電力デマンドピークと瞬時ピークの重なりによる電力デマンド上昇」で示す。図12(d)の点線に瞬時ピークの重なりによる最大瞬時電力デマンドを示す。電力供給能はこの点線を上回らねばならない。
一方、電力余剰について、図12(d)の点線以下であれば単純に電力余剰であるとはせず、一定の余裕をもって電力余剰とするのがよい。この余裕を図12(d)の「供給余剰に対する余裕」に示す。実績電力消費の瞬時変化を月別、勤務・休日別に観測し、統計的に電力不足時間帯と余剰時間帯を図12(d)示すような考え方で決定すればよい。その決定値(顕在化時間帯の平均的な開始・終了時刻)を前記顕在化時間帯データベースに記憶させればよい。なお、簡単のため電力供給能について図12では一定値としたが、この電力供給能については変化する。これを図19に例示する(図19の簡単な説明参照)。このような電力供給能の変化を加味した顕在化時間帯の開始・終了時刻をデータベースに記憶させればよい。
図1が本発明の上記方法の説明図であって、電力余剰地域Sで充電した1を電力不足地域C1に移動して放電することを示す。放電中電池の充電が必要になる時刻の推定、および充電中電池が放電可能になる時刻の推定については、電池充放電の特性をデータベースとして予め準備し、そのデータを利用する。具体的には、図10に記載されたように、充放電の状態をモニターする量を複数のサンプリング時刻に計測しその変化傾向と前記データベースの変化曲線とから推定すればよい。図10(a)が、電池の充電時間を充電条件と対応して記憶した電池充電データベースによる放電が可能となる時刻推定の説明図で、図10(b)が電池の放電時間を放電条件と対応して記憶した電池放電データベースによる充電が必要となる時刻推定の説明図である。
充放電は繰り返し行なえばよい。すなわち(請求項3)、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域で充電中に、充電中電池が放電可能になる時刻を推定する工程と、放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動して該顕在化地域で放電する工程と、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域で放電中に、放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動して該顕在化地域で充電する工程を繰り返せばよい。
電力不足地域の放電設備は(請求項7)、電力不足地域の駅舎の列車軌道近傍に配設され、かつ、該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されていると好適である。同様に(請求項8)、電力余剰地域の充電設備が、駅舎の列車軌道近傍に配設され、かつ、該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されていると好適である。
図3は、電力余剰地域Sの駅舎SSにある移動型電池充放電接続デバイスCDに電池を接続して充電した複数の移動型2次電池1をそれぞれ複数の電力不足地域C1、C2にに移動して放電することを示す。
また(請求項9)、電力不足地域の放電設備が、電力不足地域と電力余剰地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、該放電設備から電力不足地域の駅舎へ電力線が配設されている構成でもよい。これは、駅舎からエクステンドされた電化軌道の距離の分だけ移動距離が短くなるので好適である。同様に(請求項10)、電力余剰地域の充電設備が、電力余剰地域と電力不足地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、該充電設備から電力余剰地域の駅舎へ電力線が配設されている構成でもよい。
図2、図4が駅舎SSからエクステンドされた充放電設備SXを配設した場合の構成、図5が潜在的電力不足地域の数がさらに増えた場合の構成例図である。すなわち、図2は、SSからエクステンドされた電化軌道の末端の地域に配設されたSXで充電した1を電力不足地域C1に移動して放電することを示す。図4は、同様にエクステンドされた電化軌道の末端の地域に配設されたSXで充電した複数の移動型2次電池1をそれぞれ複数の電力不足地域C1、C2に移動して放電することを示す。図5は、図4の広域電力供給システムにさらに新たな電力不足地域C3、C4が加わり、より広域の電力供給システムとなった例である。ここで、C3、C4は時期的にあとで開発が開始された新規開発地域である。
静値型2次電池による効果と同様、2次電池の電力蓄積による電力供給能の向上効果が得られる(図18参照)。静値型に対して移動型を利用した本発明では、遠隔地での蓄積電力も有効利用するので、広域において同様の効果が得られる。具体的には、中程度にインフラ整備が進行し、鉄道敷設を完了、鉄道が電化される前のインフラ状況の地域にて、電池電源を「ディーゼル牽引軌道車」を利用して移動することで有効な広域電力供給システムが構築できる。また、電力インフラが完備した地域であっても、電力システムで想定外の夏場の冷房電力ピークが予想される際、既存の電力線送電容量以上の電力供給を必要とする場合、災害時などで電力線にダメージを受けた場合に、有効な広域電力供給システムが構築できる。
発明を実施するための最良の形態である本発明のシステムを説明する。すなわち(請求項4)、電力余剰が顕在化する時間帯がある潜在的電力余剰地域と電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて電力余剰顕在化および電力不足顕在化時間帯の日変化を日付と対応して記憶した顕在化時間帯データベース(図13参照)と、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を搭載し軌道を移動する列車と、該電池の充電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力余剰地域の充電設備と、該電池の放電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力不足地域の放電設備と、前記充放電設備での該電池の充放電時間を充放電条件と対応して記憶した電池充放電データベース(図10参照)を有し、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力余剰顕在化地域に移動して充電、電力不足顕在化地域に移動して放電、を繰り返して広域電力供給するシステムであって、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域の受電設備で充電中に、前記電池充放電データベースのデータに基づいて充電中電池が放電可能になる時刻を推定する手段と、放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域の放電設備に到着する時刻を前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域の放電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する手段と、充電中列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する移動指令を出す手段と、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域の放電設備で放電中に、前記電池充放電データベースのデータに基づいて該電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する工程と、放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する移動指令を出す手段を有する広域電力供給システムである。
またより詳しくは、本発明の放電は(請求項5、図16参照)、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域の受電設備で充電中に、前記電池充放電データベースのデータに基づいて充電中電池が放電可能になる時刻を推定する手段と、放電が可能となった電池が移動して複数の潜在的電力不足地域の放電設備に到着する複数の時刻を前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から複数の潜在的電力不足地域の放電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、前記複数の到着推定時刻が該潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であって放電が有意であるか否かを前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する放電有意性判定手段と、前記放電有意性判定手段で有意と判定された潜在的電力不足地域にて充電中の電池電力を放電して得られる広域電力メリットを、前記電池充放電データベースのデータに基づいて求められる充電中の電池の放電可能電力量および電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースに基づいて推定する広域電力メリット推定手段と、前記広域電力メリット推定手段の推定結果に基づいて充電中の電池電力放電先として適切な潜在的電力不足地域を判定する電池放電先判定手段と、充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、前記電池放電先判定手段の判定結果に基づいてひとつの潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する移動指令を出す手段を有する広域電力供給システムである。
またより詳しくは、本発明の充電は(請求項6、図17参照)、列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域の放電設備で放電中に、前記電池充放電データベースのデータに基づいて放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する手段と、充電が必要になった電池が移動して複数の潜在的電力余剰地域の充電設備に到着する複数の時刻を前記充電必要推定時刻に電力不足地域から複数の潜在的電力余剰地域の充電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、前記複数の到着推定時刻が該潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であって充電余裕があるか否かを前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する充電余裕判定手段と、前記充電余裕判定手段で充電余裕があると判定された潜在的電力余剰地域にて放電中の電池を充電して得られる広域電力メリットを、前記電池充放電データベースのデータに基づいて求められる放電中の電池の充電必要電力量および電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースに基づいて推定する広域電力メリット推定手段と、前記広域電力メリット推定手段の推定結果に基づいて放電中の電池の充電先として適切な潜在的電力余剰地域を判定する電池充電先判定手段と、放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、前記電池充電先判定手段の判定結果に基づいてひとつの潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する移動指令を出す手段を有する広域電力供給システムである。
より好適には、本発明の電力貯蔵二次電池はNASまたはZebra電池である。これら電池の特徴である固体電解質(ベータアルミナ)の状況が放電可能電力量・充電必要電力量に影響する。したがって(請求項11、請求項12)、充放電の電池充放電データベースにNASまたはZebra電池の固体電解質の状態による充放電電力データが記憶されていて、充電中の電池の放電可能電力量または放電中の電池の充電必要電力量を電池充放電データベースの電池の固体電解質の状態条件を加味して求めるのが好ましい。
1 移動型2次電池
2 非電化軌道であり該軌道上をDが1を牽引駆動して走行する。
3 電化軌道であり電力送電線が布設されている。
D ディーゼル牽引車両。非電化軌道でも移動牽引が可能である。
N 地域の電力配線網(電力ネットワーク)
NC 地域の電力消費先
S 潜在的電力余剰地域。電力余剰が顕在化する時間帯がある。
SP Sの発電施設
SS Sの地域にある駅舎
SX Sからエクステンドされた電化軌道の末端の地域に配設された移動型2次電池充電施設。すなわち、潜在的電力不足地域と潜在的電力余剰地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、潜在的電力不電力余剰地域の駅舎へ電力線が配設されている受電設備。
CD 移動型二次電池へ充電、または移動型2次電池からの放電電力を受ける接続デバイス
C1 第1潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C2 第2潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C3 第3潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C4 第4電力不足地域であって発電施設に余力がない。
CP 潜在的電力不足地域C1、C2、C3、C4いずれかの発電施設。
CS C1、C2、C3、C4いずれかの地域の駅舎であって、受電配電送電設備および電力送電線などの地域の電力供給ステーションとしてのインフラ設備が駅舎に配備されている駅舎。
2 非電化軌道であり該軌道上をDが1を牽引駆動して走行する。
3 電化軌道であり電力送電線が布設されている。
D ディーゼル牽引車両。非電化軌道でも移動牽引が可能である。
N 地域の電力配線網(電力ネットワーク)
NC 地域の電力消費先
S 潜在的電力余剰地域。電力余剰が顕在化する時間帯がある。
SP Sの発電施設
SS Sの地域にある駅舎
SX Sからエクステンドされた電化軌道の末端の地域に配設された移動型2次電池充電施設。すなわち、潜在的電力不足地域と潜在的電力余剰地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、潜在的電力不電力余剰地域の駅舎へ電力線が配設されている受電設備。
CD 移動型二次電池へ充電、または移動型2次電池からの放電電力を受ける接続デバイス
C1 第1潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C2 第2潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C3 第3潜在的電力不足地域。電力不足が顕在化する時間帯がある。
C4 第4電力不足地域であって発電施設に余力がない。
CP 潜在的電力不足地域C1、C2、C3、C4いずれかの発電施設。
CS C1、C2、C3、C4いずれかの地域の駅舎であって、受電配電送電設備および電力送電線などの地域の電力供給ステーションとしてのインフラ設備が駅舎に配備されている駅舎。
Claims (12)
- 電力余剰地域と
電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて
電力余剰地域で充電した列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を
電力不足顕在化地域に移動して放電することで広域電力供給する方法であって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域で充電中に、
充電中電池が放電可能になる時刻を推定する工程と、
放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を
前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、
充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する工程を有する広域電力供給方法。 - 電力不足地域と
電力余剰が顕在化する時間帯がある潜在的電力余剰地域とが混在する広域にて
電力不足地域で放電した列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を
電力余剰顕在化地域に移動して充電することで広域電力供給する方法であって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域で放電中に、
放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、
充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を
前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、
放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する工程を有する広域電力供給方法。 - 電力余剰が顕在化する時間帯がある潜在的電力余剰地域と
電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力余剰顕在化地域に移動して充電する工程と、
電力不足顕在化地域に移動して放電する工程とを繰り返して広域電力供給する方法であって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域で充電中に、
充電中電池が放電可能になる時刻を推定する工程と、
放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域に到着する時刻を
前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、
充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動して該顕在化地域で放電する工程と、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域で放電中に、
放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、
充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を
前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを判定する工程と、
放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動して該顕在化地域で充電する工程
を繰り返す広域電力供給方法。 - 電力余剰が顕在化する時間帯がある潜在的電力余剰地域と
電力不足が顕在化する時間帯がある潜在的電力不足地域とが混在する広域にて
電力余剰顕在化および電力不足顕在化時間帯の日変化を日付と対応して記憶した顕在化時間帯データベースと、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を搭載し軌道を移動する列車と、
該電池の充電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力余剰地域の充電設備と、
該電池の放電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力不足地域の放電設備と、
前記充放電設備での該電池の充放電時間を充放電条件と対応して記憶した電池充放電データベースを有し、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力余剰顕在化地域に移動して充電、
電力不足顕在化地域に移動して放電、を繰り返して広域電力供給するシステムであって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域の受電設備で充電中に、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて充電中電池が放電可能になる時刻を推定する手段と、
放電が可能となった電池が移動して潜在的電力不足地域の放電設備に到着する時刻を
前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から潜在的電力不足地域の放電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であるか否かを
前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する手段と、
充電中列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する移動指令を出す手段と、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域の放電設備で放電中に、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて該電池の充電が必要になる時刻を推定する工程と、
充電が必要となった電池が移動して潜在的電力余剰地域に到着する時刻を
前記充電必要推定時刻に電力不足地域から潜在的電力余剰地域への移動所要時間を加えて推定する工程と、
前記到着推定時刻が移動先の潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であるか否かを
前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する工程と、
放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、
前記顕在化の判定がなされた潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する移動指令を出す手段を有する
広域電力供給システム。 - 電力余剰地域と
電力不足が顕在化する時間帯がある複数の潜在的電力不足地域とが混在する広域にて
潜在的電力不足地域の電力不足顕在化時間帯の日変化を日付と対応して記憶した顕在化時間帯データベースと、
潜在的電力不足地域の電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースと、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を搭載し軌道を移動する列車と、
該電池の充電端子に脱着できる端子が配備された電力余剰地域の充電設備と、
該電池の放電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力不足地域の放電設備と、
前記充放電設備での該電池の充放電時間を充放電条件と対応して記憶した電池充放電データベースを有し、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力余剰地域に移動して充電、
電力不足顕在化地域に移動して放電、を繰り返して広域電力供給するシステムであって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力余剰地域の受電設備で充電中に、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて充電中電池が放電可能になる時刻を推定する手段と、
放電が可能となった電池が移動して複数の潜在的電力不足地域の放電設備に到着する複数の時刻を
前記放電可能推定時刻に電力余剰地域から複数の潜在的電力不足地域の放電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、
前記複数の到着推定時刻が該潜在的電力不足地域にて電力不足が顕在化する時間帯であって放電が有意であるか否かを
前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する放電有意性判定手段と、
前記放電有意性判定手段で有意と判定された潜在的電力不足地域にて充電中の電池電力を放電して得られる広域電力メリットを、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて求められる充電中の電池の放電可能電力量および
電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースに基づいて推定する広域電力メリット推定手段と、
前記広域電力メリット推定手段の推定結果に基づいて充電中の電池電力放電先として適切な潜在的電力不足地域を判定する電池放電先判定手段と、
充電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が放電可能になり次第、
前記電池放電先判定手段の判定結果に基づいてひとつの潜在的電力不足地域に放電可能電池を移動する移動指令を出す手段を有する広域電力供給システム。 - 電力不足地域と
電力余剰が顕在化する時間帯がある複数の潜在的電力余剰地域とが混在する広域にて
潜在的電力余剰地域の電力余剰顕在化の日変化を日付と対応して記憶した顕在化時間帯データベースと、
潜在的電力余剰地域の電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースと、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を搭載し軌道を移動する列車と、
該電池の放電端子に脱着できる端子が配備された電力不足地域の放電設備と、
該電池の充電端子に脱着できる端子が配備された潜在的電力余剰地域の充電設備と、
前記充放電設備での該電池の充放電時間を充放電条件と対応して記憶した電池充放電データベースを有し、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池を電力不足地域に移動して放電、
電力余剰顕在化地域に移動して充電、を繰り返して広域電力供給するシステムであって、
列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が電力不足地域の放電設備で放電中に、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて放電中電池の充電が必要になる時刻を推定する手段と、
充電が必要になった電池が移動して複数の潜在的電力余剰地域の充電設備に到着する複数の時刻を
前記充電必要推定時刻に電力不足地域から複数の潜在的電力余剰地域の充電設備への移動所要時間を加えて推定する手段と、
前記複数の到着推定時刻が該潜在的電力余剰地域にて電力余剰が顕在化する時間帯であって充電余裕があるか否かを
前記顕在化時間帯データベースのデータに基づいて判定する充電余裕判定手段と、
前記充電余裕判定手段で充電余裕があると判定された潜在的電力余剰地域にて放電中の電池を充電して得られる広域電力メリットを、
前記電池充放電データベースのデータに基づいて求められる放電中の電池の充電必要電力量および
電力需要の日変化を日付と対応して記憶した電力デマンドデータベースに基づいて推定する広域電力メリット推定手段と、
前記広域電力メリット推定手段の推定結果に基づいて放電中の電池の充電先として適切な潜在的電力余剰地域を判定する電池充電先判定手段と、
放電中の列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が充電必要になり次第、
前記電池充電先判定手段の判定結果に基づいてひとつの潜在的電力余剰地域に充電必要電池を移動する移動指令を出す手段を有する広域電力供給システム。 - 電力不足地域の放電設備が、駅舎の列車軌道近傍に配設され、かつ、
該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されている
請求項4または請求項5または請求項6の広域電力供給システム。 - 電力余剰地域の充電設備が、駅舎の列車軌道近傍に配設され、かつ、
該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されている
請求項4または請求項5または請求項6の広域電力供給システム。 - 電力不足地域の放電設備が、
電力不足地域と電力余剰地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、
該放電設備から電力不足地域の駅舎へ電力線が配設され、かつ、
該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されている
請求項4または請求項5または請求項6の広域電力供給システム。 - 電力余剰地域の充電設備が、
電力余剰地域と電力不足地域間の列車軌道近傍に配設され、かつ、
該充電設備から電力余剰地域の駅舎へ電力線が配設され、かつ、
該駅舎に該駅舎を含む地域の電力供給ステーションとしての電力インフラ設備が配備されている
請求項4または請求項5または請求項6の広域電力供給システム。 - 列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が、NASまたはZebra電池であって、
電池充放電データベースにNASまたはZebra電池の固体電解質の状態による充放電電力データが記憶されていて、
充電中の電池の放電可能電力量を前記電池充放電データベースの電池の固体電解質の状態条件を加味して求めるものである
請求項4又は請求項5の広域電力供給システム。 - 列車搭載移動型電力貯蔵二次電池が、NASまたはZebra電池であって、
電池充放電データベースにNASまたはZebra電池の固体電解質の状態による充放電電力データが記憶されていて、
放電中の電池の充電必要電力量を前記電池充放電データベースの電池の固体電解質の状態条件を加味して求めるものである
請求項4又は請求項6の広域電力供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105028A JP2007282371A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 移動型電力貯蔵二次電池を用いた広域電力供給方法ならびに広域電力供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105028A JP2007282371A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 移動型電力貯蔵二次電池を用いた広域電力供給方法ならびに広域電力供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007282371A true JP2007282371A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38683243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006105028A Pending JP2007282371A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 移動型電力貯蔵二次電池を用いた広域電力供給方法ならびに広域電力供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007282371A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015524648A (ja) * | 2013-03-22 | 2015-08-24 | エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. | 電力網の電力網区分間の負荷対電力発生を平衡化するための方法及びシステム |
JP2017108622A (ja) * | 2016-12-10 | 2017-06-15 | エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. | 電力網の電力網区分間の負荷対電力発生を平衡化するための方法及びシステム |
-
2006
- 2006-04-06 JP JP2006105028A patent/JP2007282371A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015524648A (ja) * | 2013-03-22 | 2015-08-24 | エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. | 電力網の電力網区分間の負荷対電力発生を平衡化するための方法及びシステム |
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