JP2007282339A - 柱上架台装置、部材取り付け構造、および柱上作業方法 - Google Patents

柱上架台装置、部材取り付け構造、および柱上作業方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 機材や部材が輻輳してスペースが乏しい装柱の上部において、確実に作業用足場を形成できて、柱上での作業性を向上させる柱上架台装置を提供する。
【解決手段】 装柱上に配設された変圧器に取り付けられる柱上架台装置であって、前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座とを備え、前記柱上架台装置は、前記空いたハンガ座に取り付けられて構成される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電力供給事業分野における電設工事に関連した柱上作業や高所作業用部材にかかり、より詳細には、装柱(電柱)上に配設された変圧器・碍子・電線・取り付け金具などの各種機材周辺における柱上作業を、より効率的で安全に実施するのに有効な柱上架台装置、部材取り付け構造、それらを用いた柱上作業方法に関するものである。
不安定な危険な高所での柱上作業を行うにあたり、作業者がそこに載って作業をすることができるように、柱上作業台を使用することがある。ところが、装柱上には変圧器・低圧配電線・変圧器用バンド碍子装置などの各種の機器や機材が配設されて、装柱が輻輳しているため、取り付けるスペースが確保できず、既存の柱上作業台を取り付けることができない。そこで、変圧器周辺での柱上作業を行うにあたっては、簡単な足場を確保するために、ボルト1本を装柱側の部材に取り付けて、それを作業者が簡易的に足場として使用していた。
しかし、そのような1本ボルトによる簡易的な足場を使用した従来の柱上作業では、作業者はいつも不安定な位置や姿勢のまま指定された作業を続けなければならず、作業者の動作が制限され、手が届く範囲にも限界があった。そのため、作業者の作業内容なども、地上での作業とは異なって、限定されたものとなってしまい、落下や感電などの危険をいつも背負わなければならず、作業効率や安全性の面で多くの問題があった。
また、高所作業車を用いない装柱周りの通常の柱上作業としては、碍子の点検/修理/取替え、バインド切れの点検/修理、ボルト緩み点検/締め込みなどのように、様々な作業があるが、作業者が柱上作業台を使用することなく、変圧器や腕金部材などの柱上機材や部材の上に載って、その作業を行うこともある。しかしそのような場合では、高圧充電部へ接近したときの感電の虞、変圧器の蓋がすべりやすいという危険性、作業者が自ら作業姿勢や位置が調整できない不便性などの問題があった。
本発明による柱上作業や柱上作業台の技術分野にかかわる特許文献としては、例えば次のようなものがある。
特開2005−287145号公報 特開2000−115929号公報 特開平07−207925号公報
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、輻輳する装柱上においても作業足場となる架台装置を容易に確保することができ、それを用いて作業者が安全に作業でき、柱上作業の効率向上に寄与できるような、柱上架台装置、部材取り付け構造、および柱上作業方法を提供することを目的とする。
(1)装柱上に配設された変圧器に取り付けられる柱上架台装置であって、
前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
前記柱上架台装置は、前記空いたハンガ座に取り付けられて構成される。
(2)(1)の柱上架台装置において、
前記柱上架台装置は、支持材本体、柱上作業台、取付用の金具及び部材を備え、
前記支持材本体は、前記ハンガ座と柱上作業台との間に介在されて配置され、前記ハンガ座との相互配置を部材の挿通位置で調整可能とする長穴部と、前記柱上作業台との相互配置を設定する部材挿通用の複数の穴部と、を備える。
上記の構成により、変圧器のハンガ座と支持材本体と柱上作業台との3部材については、支持材本体の長穴部や複数の穴部に、取付用金具及び取付用部材を適用し、これら3部材の相互位置を調整して設定しながら、一体的に据え付けることができる。
(3)立設される装柱と、その装柱に配設される変圧器と、その変圧器に取り付けられる柱上架台装置とを備える部材取り付け構造であって、
前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
前記柱上架台装置は、前記空いたハンガ座に取り付けられて構成される。
(4)立設される装柱と、その装柱に配設される変圧器と、その変圧器に取り付けられる柱上架台装置とを備える装柱上の作業場において作業する方法であって、
前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
前記柱上架台装置は前記空いたハンガ座に取り付けられ、この柱上架台装置を作業用足場として用いて柱上作業を行う、柱上架台装置を用いた柱上作業方法とした。
柱上変圧器のハンガ座は、柱上変圧器を装柱(電柱)へ固定するためにその側面に設けられている取り付け用部材であり、柱上変圧器の取り付け位置や向きを選択可能とするために、通常は異なる位置に2種類のハンガ座(上下1対)が設けられている。そのため、片側のハンガ座は装柱への固定に用いられるものの、他方のハンガ座は使用されずに空いたままの状態になっている。
本願発明は、装柱上で空いたままで使用されていない変圧器のハンガ座を利用して、そこに柱上架台装置を取り付けるものであって、輻輳してスペースが乏しい装柱構造においても、確実に柱上架台装置を取り付けて設置することができ、これを作業用足場として確保して、高所柱上作業性を向上させることができる。
また、本願発明の柱上架台装置は、支持材本体と柱上作業台とを備えており、柱上作業台は所定面積と強度を確保して安定した板状構造として形成することができ、また、支持材本体は、ハンガ座と柱上作業台との間に介在して、部材相互の相対的な位置や高さを調整して設定する手段を備えているので、柱上作業台上にいる作業者の相対的な位置や高さの調整が自在となって、柱上作業を行う作業者の安全性や作業効率の向上に大きく寄与することができる。
さて、本発明による「柱上架台装置、部材取り付け構造、および柱上作業方法」の実施の形態について、図1〜8を用いて説明する。
図1は、装柱上部の構造を説明するための装柱外観図であって、地面から立設された電柱10の側面には、取付金具(23,24)を介して、2台の変圧器(20,21)が配設されている。また、電柱10には多くの支持部材(11a,11bなど)や支持金具(11c,11dなど)が付設されており、それらの部材に、碍子ユニット13、カットアウト装置、碍子金具15、電線(12a,12b,12c)などが配備されている。
図1において、柱上変圧器20は、装柱(電柱)への固定のためにその側面に設けられている取り付け用部材であるハンガ座を備えている。これらのハンガ座は、柱上変圧器の取り付け位置や向きの選択を可能とするために、通常は異なる位置に上下対の配列で2組(2種類)が設けられている。図1の変圧器20については、片側の組のハンガ座(H3−H4:図示せず)は電柱10に変圧器20を固定するために用いられているので図1に表わされていないが、他の組のハンガ座(H1,H2)は使用されずに空いたままの状態となっている。
図2は、電柱10に据え付けられた変圧器20の拡大図である。ここで、使用されていない側のハンガ座(H1,H2)は、変圧器20の側面に同一のハンガ座が上下方向に対にして配列されている。これらの個々のハンガ座(H1,H2,H3,H4)はすべて同じ形状の断面U字状のパイプ形状を成し、変圧器20の外側面からが突出して形成されている。図2において、ハンガ座H2を見るに、突設側面部s2は、そのU字状水平断面の開口側で変圧器20の表面から突設されており、上下方向の両端部は開放部(ka,kb)となっていて、下端の開放部kbの中央には上下方向に細長いU字溝m2が設けられ、このU溝部m2は固定用のボルトの挿通穴として用いられる部位である。
図3は、一般的に使用されている柱上変圧器の例を示す図であり、本発明に適用可能な(1)〜(5)の変圧器のそれぞれについて、その外形寸法(mm)、ハンガ座取付寸法、油量(リットル)、総重量(kg)、ケース使用鋼板の厚さ、ハンガ座寸法などのデータを示したものである。これらの変圧器(1)〜(5)は6kV油入変圧器と呼ばれているもので、異なる位置に上下対の配列で2組(2種類)のハンガ座(合計4個)を備えている。この変圧器が電柱上に据え付けられたときには、片方の組のハンガ座は電柱へ固定するのに用いられるが、他方の組のハンガ座は使用されないので空いたままの状態となる。
図4は、本発明の一実施形態にかかる図であり、変圧器20に柱上架台装置100を取り付けた構造を真横から眺めた外観構成図である。この図4において、装柱上に据え付けられた変圧器20は、変圧器20自体の固定に用いられずに空いたハンガ座(H1とH2)をその側面に備えており、このハンガ座(H1とH2)に、本発明による柱上架台装置100を取り付けることとする。
図4の柱上架台装置100は、電柱の上下方向に沿って延在されて配設される支持材本体30と、電柱と略直角の地面水平方向に延在されて配設される柱上作業台40と備えている。この支持材本体30は、断面が矩形で内部が空洞のパイプ状部材であって、上端部には取付用のフック部32が設けられている。このフック部32は、変圧器20のハンガ座H1の上方開放端部に、引っ掛けるか嵌め込むかすることにより、ハンガ座H1に対して支持材本体30を係止接続または係合接続させることができる。
支持材本体30をハンガ座H1に取り付けるにあたっては、変圧器20の上部ハンガ座H1に対しては、支持材本体30側にはそのハンガ座H1に相対する位置に取付金具34が設けられており、その取付金具34の中心を貫通して設けられたボルト34xによって、支持材本体30の穴部とその内部およびハンガ座H1のU字溝m1とを挿通させて締め付けることにより、支持材本体30とハンガ座H1とを一体的に固定することができる。
また、変圧器20の下部ハンガ座H2に対しては、支持材本体30にはそのハンガ座H2に相対する位置に取付金具36が設けられており、同様にして、ボルト36xを支持材本体30の穴部とその内部およびハンガ座H2のU字溝m2を挿通させてこれを締め付け、支持材本体30とハンガ座H2とを一体的に締付け固定することができる。
図4において、変圧器20の上下のハンガ座(H1とH2)に据え付けられる柱上架台装置100は、支持材本体30を介して柱上作業台40が設けられている。この柱上作業台40は、作業者や重量物などを載置しても変形しない強固な平板状部材からなり、支持材本体30とボルト締めにより一体的に連結された作業台取付金具38によって、柱上作業台40の片側端部側が堅固に連結保持され、柱上作業台40が支持材本体30の側面から水平方向に安定して配置設定されるように構成されている。
図5(1)は、作業台取付金具38が支持材本体30に取り付けられた状況を示す外観斜視図であり、また図5(2)は、柱上作業台40が作業台取付金具38を介して支持材本体30に取り付けられた状況を示す外観斜視図である。
図5(1)において、作業台取付金具38は、柱上作業台40と支持材本体30との間に介在されて、柱上作業台40を支持材本体30から水平方向に支持固定するため支持固定金具であり、本体取付部38aと作業台取付部38bとが溶接等の接合手段によって結合され一体的に構成されている。その作業台取付部38bには、柱上作業台40との取り付けに際して用いられるボルト等の締結部材を挿通するために、天地方向に貫通する穴部38cが設けられている。
この本体取付部38aは、支持材本体30の4つの側面のうちの3面を取り巻くように形成された断面U型の取り付け部材であって、2つの部材の向かい合う2つの側面を水平方向に貫通する締結部材38x(ボルト部材)を用いて、本体取付部38aが支持材本体30に固定される。また、作業台取付部38bに柱上作業台40を取り付けるには、作業台取付部38bの上面に柱上作業台40の端部下側を当接して載置し、上下方向に貫通する締結部材40xを用いて、柱上作業台40を作業台取付部38bに取り付けられる。
そして、この柱上作業台40の下面には支持脚40aが設けられており、その支持脚40aの作業台側の端部が保持されて回動する機構によって、開閉または出し入れ(収納/突設)が自在となっている。
図5(2)において、この支持脚40aは全体として略U字形のリング状の支持部材から形成されているが、これに限らず、板状の支持体など他の部材から構成されていてもよい。この支持脚40aの一方端部が、柱上作業台40の下面の支持部40cにおいて、回動(開閉)自在に連結接続されて、他方側が斜め下方向に突出されて、その端部40a1が支持材本体30の側面に当接されて保持されることにより、柱上作業台40を下面側から支持して強度的な補強をすることができる。なお、柱上作業台40の下面からの支持脚40aの開き角度は、両者を連結接続するチェーン40b(図4参照)によって、規制することができる。
さて図6は、支持材本体30とそれに付帯された取付用の金具や取付用の部材を示す外観斜視図であり、図6(1)は正面図、図6(2)はその背面図である。
支持材本体30の正面には、ハンガ座の位置に合わせて取付金具(34と36)が配設されるが、これらの取付金具(34と36)を締め付け固定するために締付部材(34xと36x)が用いられ、これらの締付部材のボルトを貫通させるのに支持材本体30の正面側に長穴(N1a,N2a,N3a)が設けられている。また、その背面にも、正面側長穴(N1a,N2a,N3a)に合わせた位置に背面側長穴(N1b,N2b,N3b)が設けられている。ここで、背面側に貫通された締付部材(34xと36x)のボルト頭部(34Tと36T)は、ハンガ座のU溝部(m1とm2)を挿通してその内部に突出され、ハンガ座の側面部(s1s2:図2)の裏側に係止され、この状態で締付部材(34xと36x)を締め付けして、取付金具(34と36)を支持材本体30に取り付ける構造としている。
支持材本体30の正面側の長穴(N1a,N2a,N3a)と背面側の長穴(N1b,N2b,N3b)とは、締付部材の挿通されるボルトが、上下方向にスライド移動して位置を選択する自由度を得るために、ある程度の距離(長さ)を持つ案内穴として形成されている。そして、このような挿通されるボルトの位置設定を自在とする長穴を持つ構成により、取付金具(34と36)の上下方向での位置(高さ)の設定では、長穴の長さ分の寸法の自由度を得ることができ、部材の相互配置を調整して設定する手段を備えることができる。
本発明による支持材本体30の正面側の長穴(N1a,N2a,N3a)または背面側の長穴(N1b,N2b,N3b)に関しては、個々の穴の上下方向の長さと配列された穴間の間隔とは、変圧器やハンガ座などの寸法に応じて適宜に選択して設定できるものである。例えば、図3の各種の変圧器に対応する支持材本体30の寸法設計を行う場合には、図3(1)〜(5)のすべての変圧器に適用するために、大きな寸法自由度を設定して支持材本体30の寸法設計を行うことが可能であるし、また、個々の変圧器に適用するように寸法自由度を少なくして設計を行うこともできる。
図6のように、支持材本体30の左右の側面には、左右対称的でほぼ一直線上にして、多数の穴部が形成されている。これらの穴部のうち、穴部(h1,h5,h6,h10,h14 : h1'h5'h6'h10'h14')は少し大きめ穴径を有し、作業台取付金具38を取り付けるために、締結部材38x(ボルト部材)を側面から挿通させるのに用いられる。また、やや小さい穴径の小穴部(h2,h3,h4,h7,h8,h9,h11,h12,h13 : h2'h3'h4'h7'h8'h9'h11'h12'h13')については、左右の側面に対称的でほぼ一直線上となるように形成しておき、左右の両側面をピン部材(p1とp2)を挿通するのに用いられる。
これらのピン部材(p1とp2)は、締付部材(34xと36x)の貫通したボルト部材が、万一下方に移動したとして、そのときそのボルト部材を下から支持して(交差または係止して)、下方に位置ずれさせない構造を形成するものである。これらのピン部材(p1とp2)は、締付部材(34xと36x)のボルト部材の位置に合わせて、上下の複数の小穴部(ここでは3つ)から適切な位置にある1つを選択して、そこに挿通させる設定とすることができる。
また、これらのピン部材(p1とp2)は、その両端に丸穴部や小穴部が形成されており、これらの2つの穴部を、チェーン部材(c1とc2)によって連結接続させて、支持材本体30の外側を経由させることにより、これらのピン部材(p1とp2)自体の抜けや脱落の防止を図ることができ、ピン部材(p1とp2)はロックピンとして機能させることができる。なお、チェーン部材(c1とc2)の両端部はピン部材(p1とp2)の穴部に直接接続してもよいが、割りピン(wp1とwp2)などの他の部材を介して接続してもよい。
図7は、本発明による支持材本体について、その寸法を具体的に記載した設計例を示す図である。図7の上図の支持材本体30Aは、図6の支持材本体30の正面図または背面図に該当する図であり、正面側のボルト案内用の長穴(N1a,N2a,N3a)または背面側のボルト案内用の長穴(N1b,N2b,N3b)と大径(φ18mm)の穴部h20(h20')が、記載された寸法に従って形成されて配列された構造となっている。
また、図7の下図の支持材本体30Aは、前と同じく、図6の支持材本体30の左右側面図に該当する図であって、大径(φ18mm)の穴部(h1,h5,h6,h10,h14 : h1'h5'h6'h10'h14')、小径(φ10mm)の小穴部(h2,h3,h4,h7,h8,h9,h11,h12,h13 : h2'h3'h4'h7'h8'h9'h11'h12'h13')が、記載された寸法に従って形成されて配列された構造となっている。
図7に示した支持材本体30Aは、その寸法については、全長を800mmとして、長穴N1aの左端部から長穴N3aの右端部までの距離を590mmとして設計している。先に述べた図3(1)〜(5)の変圧器の寸法を見てみると、そのハンガ座取付寸法が300mm〜500mmの範囲であるので、図7の支持材本体30Aは、図3(1)〜(5)の変圧器のすべてに適用することができる。
このようにして、図3〜7に示したように、本発明の支持材本体30は、ハンガ座(H1とH2)と柱上作業台40との間に介在されて配置されており、支持材本体30とハンガ座(H1とH2)との相互配置を調整可能な部材挿通用の長穴部(N1a,N2a,N3a)(N1b,N2b,N3b)を備えるとともに、支持材本体30と柱上作業台40との相互配置を設定する部材挿通用の複数の穴部(h1,h5,h6,h10,h14、h1'h5'h6'h10'h14')を備えている。
このような構成により、変圧器20のハンガ座(H1とH2)と支持材本体30と柱上作業台40との3部材は、支持材本体の長穴部や複数の穴部に、取付用の金具及び部材を取り付けることによって、これら3部材を相互に接合して組み合わせるにあたり、相互の配置や位置を自在に調整変更させて構成することができる。
図8は、本発明による装置、構造または作業方法を適用して、作業者が電柱上で作業する様子を示す状況図である。ここでは、立設された装柱10と、その装柱10に配設される変圧器20と、その変圧器20に取り付けられた柱上架台装置100とを備える装柱上の作業場において作業者が作業を行っており、変圧器20は、その側面に、装柱10への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座(H1とH2)とを備え、柱上架台装置100は空いたハンガ座(H1とH2)に取り付けられていて、柱上架台装置100の柱上作業台40を作業用足場として用いて柱上作業を行っている。
このように、本発明による柱上作業台40と支持材本体30とを備える柱上架台装置100は、変圧器20の空いているハンガ座(H1とH2)に容易に取り付け可能として構成することができ、各構成部材の相互配置を自在に調整して設定することができる。そして、柱上作業台40の高さ(位置)は作業者にあわせて調整が可能であるので、作業者が作業しやすい安定する足場を確保することができ、作業効率の改善に寄与し、感電や落下などの災害の防止にも貢献することができる。
装柱上の構成の一例を示す状況図である。 装柱に設置された変圧器の外観図である。 柱上変圧器の例を示す外観図とその寸法などのデータ図である。 本発明の一実施形態にかかる図であり、変圧器20に柱上架台装置100を取り付けた状況を真横から眺めた外観図である。 本発明にかかる図であり、支持材本体30と作業台取付金具38と柱上作業台40の取り付け状況を示す外観斜視図である。 本発明にかかる図であり、支持材本体30とそれに付帯された取付用の金具や部材の状況を示す外観斜視図であり、図6(1)は正面図であり、図6(2)はその背面図である。 本発明にかかる図であり、支持材本体30の寸法を具体的に規定した設計例を示す図である。 本発明にかかる図であり、本発明を適用して作業者が電柱上で作業する様子を示す状況図である。
符号の説明
100 柱上架台装置
10 装柱 (電柱)
20、21 変圧器
H1,H2 ハンガ座
m1、m2 ハンガ座のU溝部
30 支持材本体
32 支持材本体のフック部
34、36 取付金具
34x、36x、38x 締結部材
34T、36T ボルト頭部
38 作業台取付金具
38a 本体取付部
38b 作業台取付部
40 柱上作業台
N1a,N2a,N3a,N1b,N2b,N3b 長穴部
h1,h5,h6,h10,h14,h1'h5'h6'h10'h14' 穴部(大径)
h2,h3,h4,h7,h8,h9,h11,h12,h13,h2'h3'h4'h7'h8'h9'h11'h12'h13' 穴部
p1、p2 ピン部材

Claims (4)

  1. 装柱上に配設された変圧器に取り付けられる柱上架台装置であって、
    前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
    前記柱上架台装置は、前記空いたハンガ座に取り付けられて構成される、ことを特徴とする柱上架台装置。
  2. 請求項1に記載の柱上架台装置において、
    前記柱上架台装置は、支持材本体、柱上作業台、取付用の金具及び部材を備え、
    前記支持材本体は、前記ハンガ座と柱上作業台との間に介在されて配置され、前記ハンガ座との相互配置を部材の挿通位置で調整可能とする長穴部と、前記柱上作業台との相互配置を設定する部材挿通用の複数の穴部と、を備える、ことを特徴とする柱上架台装置。
  3. 立設される装柱と、その装柱に配設される変圧器と、その変圧器に取り付けられる柱上架台装置とを備える部材取り付け構造であって、
    前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
    前記柱上架台装置は、前記空いたハンガ座に取り付けられて構成される、ことを特徴とする部材取り付け構造。
  4. 立設される装柱と、その装柱に配設される変圧器と、その変圧器に取り付けられる柱上架台装置とを備える装柱上の作業場において作業をする方法であって、
    前記変圧器は、その側面に、前記装柱への固定に用いられるハンガ座と、用いられずに空いたハンガ座と、を備え、
    前記柱上架台装置は前記空いたハンガ座に取り付けられ、この柱上架台装置を作業用足場として用いて柱上作業を行う、ことを特徴とする柱上作業方法。
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