JP2007281986A - スピーカおよびスピーカ用振動板 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動板のエッジ部にリブを形成した場合でも、ローリング現象を十分に抑制して音質向上が図れる。
【解決手段】振動板のエッジ部12は、第1の円周c1上を基端部として、径方向中心側に対して第1の角度θ1を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ13からなる第1のリブ群と、同じく第1の円周c1状を基端部として、径方向中心側に対して第2の角度θ2を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ14からなる第2のリブ群とを有する。振動板3のエッジ部12にリブ13,14を互いに異なる方向に形成するため、リブ13,14によるねじれの力を2つの方向に分散させることができ、ローリング現象が起きにくくなる。
【選択図】図1
【解決手段】振動板のエッジ部12は、第1の円周c1上を基端部として、径方向中心側に対して第1の角度θ1を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ13からなる第1のリブ群と、同じく第1の円周c1状を基端部として、径方向中心側に対して第2の角度θ2を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ14からなる第2のリブ群とを有する。振動板3のエッジ部12にリブ13,14を互いに異なる方向に形成するため、リブ13,14によるねじれの力を2つの方向に分散させることができ、ローリング現象が起きにくくなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種音響機器に使用されるスピーカに関し、特に小口径化に適したスピーカおよびスピーカ振動板に関する。
スピーカは、オーディオ機器だけでなく、パーソナルコンピュータや携帯電話、ゲーム機器、薄型テレビジョンなどの種々の電子機器に幅広く利用されており、小型あるいは薄型であっても音質に優れて、大入力にも適したスピーカが求められている。
小型のスピーカに用いられる振動板は薄いフィルムで形成されるのが一般的である。ところが、薄いフィルムからなる振動板は、前後方向の振動に対する曲げ強度が弱いために、径方向での分割振動が発生しやすく、特に、大入力に対しては異常振動による歪が増えて、音質が劣化するという問題がある。
このような問題に対処すべく、振動板のエッジ部にタンジェンシャルエッジと呼ばれるリブを形成したスピーカが提案されている(特許文献1参照)。
図8は特許文献1に記載された従来の振動板の平面図である。図8の振動板は、振動板本体101とその外周に連なるエッジ部102を一体成形したものであり、エッジ部102の内周円の接線方向に法線状にリブ103が等間隔で形成されている。これらリブ103は、V字状の溝の如く形成されている。これらのリブ103を形成することで、振動板の曲げ強度を向上できる。
リブを振動板の径方向に形成すると、振動板の強度が増し過ぎて、十分な振幅が得られなくなり、低音域の音圧が低くなる。これに対して、図8のように、径方向ではなく、円周部の接線方向にリブ103を傾斜させて形成すれば、径方向に対しては、振動板を適度な曲げ強度に設定でき、振動板の前後方向の振幅をそれほど低下させずに、径方向の分割振動を抑制できる。
言い換えれば、円周部の接線方向にリブを形成することで、歪を生じさせない限界の入力値を高くすることができ、結果として十分な振幅を確保できる。
特開2004-48494号公報
このように、図8のようなリブを設けることで振動板の前後方向に対する運動に対して、径方向の曲げ強度は向上できる。しかしながら、図8のリブ103はすべて同じ方向に形成されているため、振動板の円周方向に対するねじれ(振動板のローリング現象)が生じるという問題がある。
特許文献1では、振動板にリブ103を形成するだけでなく、調整部材104を設けてローリング等を防止して低音域の再生能力の向上を図っている。ところが、調整部材104を設けると、その分、スピーカの重量が重くなり、音圧が低下するおそれがある。また、調整部材104の肉厚分の高さが増え、さらに、調整部材104を設ける作業工程が増えることなどにより、小型化や低コスト化も困難になる。
さらに、調整部材104は、歪みを減少させることはできても、必ずしもローリング現象を抑制できるとは限らない。特許文献1には、単一方向にリブを形成したことにより生じるねじれを調整部材でどうやって解消するのがかについては何ら開示されていない。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動板のエッジ部にリブを形成した場合でも、ローリング現象を十分に抑制して音質向上を図り、小型化と低コスト化も実現可能なスピーカおよびスピーカ用振動板を提供することにある。
本発明の一態様によれば、磁気回路と、前記磁気回路の磁気ギャップ中に支持されるボイスコイルと、前記ボイスコイルの一端に接合されて、前記ボイスコイルとともに前後方向に振動する振動板と、前記振動板の外周部に接合されるフレームと、を備え、前記振動板は、外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部が前記フレームに接合されるエッジ部と、を有するスピーカにおいて、前記エッジ部は、前記エッジ部内の所定の円周上を基端部として、互いに異なる方向にそれぞれ形成される複数のリブを有することを特徴とするスピーカが提供される。
また、本発明の一態様によれば、磁気回路と、前記磁気回路の磁気ギャップ中に支持されるボイスコイルと、前記ボイスコイルの一端に接合されて、前記ボイスコイルとともに前後方向に振動する振動板と、前記振動板の外周部に接合されるフレームと、を備え、前記振動板は、外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部が前記フレームに接合されるエッジ部と、を有し、前記エッジ部は、径方向とは異なる方向に形成される複数のリブを有するスピーカにおいて、前記複数のリブは、径方向に対して第1の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第1のリブ群と、径方向に対して前記第1のリブ群の傾斜とは異なる第2の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第2のリブ群と、で構成され、
前記第1のリブ群の個々のリブは、前記第2のリブ群の少なくとも一個のリブとしていることを特徴とするスピーカが提供される。
前記第1のリブ群の個々のリブは、前記第2のリブ群の少なくとも一個のリブとしていることを特徴とするスピーカが提供される。
本発明によれば、振動板のエッジ部に方向の異なる複数種類のリブを設けるため、他に部材を設けなくても、ローリング現象を十分に抑制でき、かつ低コストと小型化も可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態によるスピーカ用振動板(以下、単に振動板と呼ぶ)を説明する図であり、図2は図1の振動板を用いたスピーカの断面図である。
図1は本発明の第1の実施形態によるスピーカ用振動板(以下、単に振動板と呼ぶ)を説明する図であり、図2は図1の振動板を用いたスピーカの断面図である。
図2のスピーカは、磁気回路1と、磁気回路1の磁気ギャップ中に支持されるボイスコイル2と、ボイスコイル2の一端に接合されてボイスコイル2とともに前後に振動する振動板3と、振動板3の外周部に接合されるフレーム4とを備えている。
磁気回路1は、マグネット5と、マグネット5の前面に接合されるセンターポール6と、マグネット5の底面に接合されるボトムヨーク7とを有し、ボトムヨーク7の外周部はフレーム4に接合されている。
センターポール6の外周面とボトムヨーク7の外側内周面との間にはエアーギャップが形成されており、このギャップ中にボイスコイル2が前後に移動可能に配置されている。
振動板3は、図2に示すように、一体に形成される振動板本体11とエッジ部12とを有する。振動板本体11の外周部には、ボイスコイル2の一端が接合されている。エッジ部12の内周部は振動板本体11の外周部に連なり、エッジ部12の外周部はフレーム4に接合されている。
エッジ部12の平面図と断面図は図1(a)に図示されている。この図に示すように、エッジ部12は、変曲点を境にして曲線形状が異なる、いわゆる複合Rの形状であり、この変曲点を通過する円周を以下では第1の円周c1と呼ぶ。なお、後述するように、エッジ部12を単一の曲線形状(単一R)にしてもよい。
図3は、エッジ部12に形成されるリブ群の位置および角度を説明する図である。エッジ部12は、第1の円周c1上を基端部として、径方向中心側に対して第1の角度θ1を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ13からなる第1のリブ群と、同じく第1の円周c1上を基端部として、径方向中心側に対して第2の角度θ2を為す方向に等間隔で形成される複数のリブ14からなる第2のリブ群とを有する。
第1の角度θ1と第2の角度θ2は互いに異なっており、リブ13,14はいずれも第1の円周c1の径方向とは異なる方向に形成されている。また、リブ13はリブ14よりも長手方向の長さが長いことを特徴とする。
リブ13,14の平面図と断面図は図1(b)に示されている。図1(b)では、基端部を共通とする一組のリブ13,14のみを図示している。この図に示すように、リブ13,14は、いわゆるタンジェンシャルエッジと呼ばれるものであり、横断面形状がV字状の溝になっている。溝の代わりに、リブ13,14の部分を凸状に形成してもよい。このようなリブ13,14をエッジ部12に形成することにより、構造的な補強を行うことができる。より具体的には、リブ13,14を設けることで、振動板3の前後方向の振動に対する曲げ強度を向上できる。
図3において、リブ13の長手方向と径方向中心側との為す角度(第1の角度)θ1は、0°より大きく、かつリブ13の先端部を通過する円周上の該先端部での接線方向と径方向中心側との為す角度θo以下に設定されている。
また、リブ14の長手方向と径方向中心側との為す角度(第2の角度)θ2は、その基端部における第1の円周c1の接線方向と径方向中心側との為す角度(90°)以上で、180°未満の角度範囲に設定されている。
リブ13,14の形成箇所を図3のような角度に設定する理由は、振動板3の径方向に対する曲げ強度を適切な値に設定し、振動板3が前後方向に振動する際の振動振幅を低下させないようにし、かつ径方向の分割振動を抑制するためである。すなわち、図3の角度範囲のリブ13,14を振動板3に形成することにより、振動板3が前後に振動する際に、歪みを生じさせない限界の入力電力を高くすることができ、大振幅での振動が可能となる。
また、リブ13,14は、径方向中心側に対して異なる角度に形成されており、リブ13による振動板3のねじれの方向と、リブ14による振動板3のねじれの方向とは互いに相違する。これにより、リブ13,14によるねじれの力を2つの方向に分散させることができ、結果としてねじれによる振動板3のローリング現象が起きにくくなる。
図4は図1の振動板3の製造工程を説明する工程フロー図である。まず、振動板3の材料となる平板フィルムを成形金型(受け型)に載置する(ステップS1)。成形金型の内面は、振動板3の外形に沿ってR形状(ドーム形状)に加工されており、かつリブ13,14を形成するための凸部も内面に一体に形成されている。
次に、振動板3の外周部を上方から円筒形状のシリンダで押圧する(ステップS2)。次に、金型の温度を上げた状態で、シリンダ内に圧縮空気を吹き込む(ステップS3)。これにより、振動板3が金型の内面に密着されて、金型から伝達された熱によって振動板3が変形し、図1および図2に示す形状の振動板3が得られる。
次に、金型を冷却し、シリンダを外して、金型から成形された振動板3を取り出す(ステップS4)。
上述した製造工程において、シリンダにて空気を吹き込む代わりに、上型として弾性体を振動板3の上方から振動板3に押し当てることにより、振動板3を金型に押圧してもよい。
振動板3の材料となる平板フィルムとしては、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PEI(ポリエーテルイミド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などが利用可能である。
このように、第1の実施形態では、振動板3のエッジ部12にリブ13,14を互いに異なる方向に形成するため、リブ13,14によるねじれの力を2つの方向に分散させることができ、ローリング現象が起きにくくなる。また、本実施形態によれば、調整部材等を設けずに、また、振動板3のR形状(ドーム形状)の形成と同時にリブ13,14を形成するだけでローリング現象を抑制できるため、小型化が可能で、かつ低コスト化も図れる。
ローリング現象を抑制することにより、以下の効果が得られる。(1)マイクロスピーカ用として本実施形態の振動板3を用いた場合には、マイクロスピーカの定格入力を大きくできる。(2)ビリ音やナキ音等の異常音の発生率を減少できる。(3)ボイスコイル2から延びる配線が屈曲しにくくなり、断線等が起きにくくなって、信頼性が向上する。
図1では、第1および第2の円周c1,c2上に沿ってリブ13,14を形成する例を説明したが、3種類以上の円周上に沿ってリブを形成してもよい。この場合、所定の円周上に沿って複数方向にリブを形成し、各方向のリブによるねじれが複数方向に分散されるように、各リブの方向、長さおよびリブの数を調整すればよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、隣接配置されるリブ同士を互いに交差させるものである。
第2の実施形態は、隣接配置されるリブ同士を互いに交差させるものである。
図5(a)は本発明の第2の実施形態による振動板3の平面図および断面図である。
これらの図に示すように、第2の実施形態による振動板3のエッジ部12は、第1の円周c1a上を基端部として、径方向中心側に対して第1の角度θ1aを為す方向に等間隔で形成される複数のリブ21と、第1の円周c1aよりも径の大きい第2の円周c2上を基端部として、径方向中心側に対して第2の角度θ2aを為す方向に等間隔で形成される複数のリブ22とを有する。言い換えると、エッジ部12は、径方向中心側から反時計回りに第1の角度θ1aを為して周方向に等間隔で形成される複数のリブ21からなる第1のリブ群と、径方向中心側から時計回りに第2の角度θ1bを為して周方向に等間隔で形成される複数のリブ22からなる第2のリブ群と、で構成されている。
本実施形態のリブ21,22は、第1の実施形態と同様のタンジェンシャルエッジであり、V字状の溝として形成されるか、あるいは凸状に形成されている。ただし、リブ21,22の形成箇所が第1の実施形態とは異なっている。第2の実施形態では、第1のリブ群の複数のリブ21のそれぞれが、第二のリブ群の複数のリブ22の少なくとも一個と交差するように配置されている。図5(b)は隣接する2つのリブ21,22のみを図示したものであり、各リブの長手方向に沿った断面構造を示している。
隣接する2つのリブ21,22は、互いに長さが異なっている。より具体的には、第1の円周c1a上を基端部とするリブ21よりも、第2の円周c2上を基端部とするリブ22の方が長手方向の長さが長い。
また、第1の円周c1a上を基端部とするリブ21と第2の円周c2上を基端部とするリブ22とは、径方向中心側に対する角度が反対方向で、かつ角度が異なるように配置されている。これにより、第1の円周c1a上を基端部とするリブ21によるねじれの方向と、第2の円周c2上を基端部とするリブ22によるねじれの方向が互いに逆になり、ローリング現象を抑制できる。
より具体的には、第1の円周c1a上を基端部とするリブ21と第2の円周c2上を基端部とするリブ22はともに、図2で説明したように、リブ21,22の長手方向とリブ21,22の基端部での径方向中心側との為す角度(第1の角度θ1a、第2の角度θ2a)が、0°より大きく、かつリブ21,22の先端部を通過する円周上の該先端部での接線方向と径方向中心側との為す角度θ0o以下に設定されている。
本実施形態のリブ21,22も、予め、振動板3の外形に沿ってR形状(ドーム形状)に加工され、かつリブ形状が形成された成形金型を用いることにより、振動板3の成形工程にて形成でき、特別な製造工程を要しない。
図5では、長さの異なる2種類のリブ21,22を設けており、第1の円周c1a内に配置されるリブ21の数を、第1の円周c1aから第2の円周c2までの範囲に配置されるリブ22の数よりも多くしている。なお、リブ21,22の数については特に問わない。
また、図5では、リブ21,22は、それぞれの角度の絶対値が異なっている例を示したが、リブ21,22の角度の絶対値は等しくてもよく、振動板の設計に応じて、適宜、選択が可能である。
本実施形態によれば、リブ21,22を設けることによりエッジ部12が補強され、ボイスコイル2の振動時の振動板3の不特定な形状変化を抑制でき、音質の向上が図れる。
また、隣接する2つのリブ21,22同士の交差点は、第1の円周c1a内に設けられている。これにより、第1の円周c1a内での曲げ強度を向上でき、径方向の分割振動を抑制できる。また、リブ22の数が少ないエッジ部12の外周側では、柔軟性が維持され、振動板3の前後方向の振動振幅を十分に確保できる。
なお、振動板3の形状やリブの形成箇所は図5に示したものに限定されない。図5の例では、エッジ部12が第1の円周c1上を変曲点としてエッジ部12の曲面形状が変化する、いわゆる複合Rの例を示したが、エッジ部12を単一の曲面形状(単一R)で形成してもよい。この場合の振動板3の平面図と断面図は図6(a)に示され、隣接する2つのリブ21,22を図示した場合の平面図および断面図は図6(b)に示されている。
上述した図5および図6では、互いに交差する隣接する2つのリブ21,22同士の長さが異なる例を示したが、これら2つのリブ21,22の長さが同じでもよい。この場合の平面図と断面図は図7(a)に示され、隣接する2つのリブ21,22を図示した場合の平面図および断面図は図7(b)に示されている。図7の場合、同一の円周上から2つの方向にそれぞれ複数個ずつ等間隔にリブ21,22が形成されている。各方向のリブ21,22の数も等しく設定されている。
このように、第2の実施形態では、隣接する2つのリブ21,22同士を互いに交差させ、かつ径方向に対して対称になるようにこれらリブ21,22を配置するため、リブ21,22によるねじれによって発生されるローリング現象を抑制でき、音質に優れて、小型化かつ低コスト化が可能なスピーカ用振動板3を製造できる。
1 磁気回路
2 ボイスコイル
3 振動板
4 フレーム
5 マグネット
6 センターポール
7 ボトムヨーク
11 振動板本体
12 エッジ部
13,14,21,22 リブ
c1,c1a 第1の円周
c2 第2の円周
θo リブの円周接線方向と径方向中心側との為す角度
θ1,θ1a 第1の角度
θ2,θ2a 第2の角度
2 ボイスコイル
3 振動板
4 フレーム
5 マグネット
6 センターポール
7 ボトムヨーク
11 振動板本体
12 エッジ部
13,14,21,22 リブ
c1,c1a 第1の円周
c2 第2の円周
θo リブの円周接線方向と径方向中心側との為す角度
θ1,θ1a 第1の角度
θ2,θ2a 第2の角度
Claims (15)
- 磁気回路と、
前記磁気回路の磁気ギャップ中に支持されるボイスコイルと、
前記ボイスコイルの一端に接合されて、前記ボイスコイルとともに前後方向に振動する振動板と、
前記振動板の外周部に接合されるフレームと、を備え、
前記振動板は、
外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、
前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部が前記フレームに接合されるエッジ部と、を有するスピーカにおいて、
前記エッジ部は、前記エッジ部内の所定の円周上を基端部として、互いに異なる方向にそれぞれ形成される複数のリブを有することを特徴とするスピーカ。 - 前記複数のリブは、前記所定の円周の径方向とは異なる方向に形成されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
- 前記エッジ部は、
前記所定の円周上を基端部として、径方向に対して第1の角度を為す方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第1のリブ群と、
前記所定の円周上を基端部として、径方向に対して前記第1の角度と異なる第2の角度を為す方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第2のリブ群と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。 - 前記第1のリブ群に含まれる複数のリブの長手方向の長さは互いに等しく、
前記第2のリブ群に含まれる複数のリブの長手方向の長さは互いに等しく、かつ前記第1のリブ群に含まれるリブとは異なる長さであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスピーカ。 - 前記所定の円周上を基端部として互いに異なる方向に2種類のリブが形成され、
前記2種類のリブのうち一方のリブの長手方向と径方向中心側との為す角度は、0°より大きく、かつ該リブの先端部を通過する円周上の該先端部での接線方向と前記径方向中心側との為す角度以下であり、他方のリブの長手方向と径方向中心側との為す角度は、90°以上でかつ180°未満であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスピーカ。 - 磁気回路と、
前記磁気回路の磁気ギャップ中に支持されるボイスコイルと、
前記ボイスコイルの一端に接合されて、前記ボイスコイルとともに前後方向に振動する振動板と、
前記振動板の外周部に接合されるフレームと、を備え、
前記振動板は、
外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、
前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部が前記フレームに接合されるエッジ部と、を有し、
前記エッジ部は、径方向とは異なる方向に形成される複数のリブを有するスピーカにおいて、
前記複数のリブは、径方向に対して第1の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第1のリブ群と、
径方向に対して前記第1のリブ群の傾斜方向とは異なる第2の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第2のリブ群と、で構成され、
前記第1のリブ群の個々のリブは、前記第2のリブ群の少なくとも一個のリブとしていることを特徴とするスピーカ。 - 前記第1の角度と前記第2の角度は異なることを特徴とする請求項6に記載のスピーカ。
- 前記第1の角度と前記第2の角度は等しいことを特徴とする請求項6に記載のスピーカ。
- 前記第1のリブ群と前記第2のリブ群とでは、リブの長手方向の長さが異なることを特徴とする請求項6乃至8に記載のスピーカ。
- 前記第1のリブ群におけるリブの基端部は、第1の径をもつ第1の円周上に配置され、前記第2のリブ群におけるリブの基端部は、前記第1の径とは異なる第2の径をもつ第2の円周上に配置され、
前記第1の円周上に基端部をもつリブの長手方向の長さと、前記第2の円周上に基端部をもつリブの長手方向の長さとは互いに異なることを特徴とする請求項9に記載のスピーカ。 - 前記第1のリブ群と前記第2のリブ群とでは、リブの長手方向の長さが等しいことを特徴とする請求項6乃至8に記載のスピーカ。
- 前記第1のリブ群と前記第2のリブ群とにおける、それぞれのリブの長手方向と径方向中心側との為す角度は、0°より大きく、かつ該リブの先端部を通過する円周上の該先端部での接線方向と前記径方向中心側との為す角度以下であることを特徴とする請求項6乃至11のいずれかに記載のスピーカ。
- 前記リブは、基端部から先端部にかけて、凹状または凸状に形成されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のスピーカ。
- 外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、
前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部がスピーカのフレームに接合されるエッジ部と、を有し、
前記エッジ部は、前記エッジ部内の所定の円周上を基端部として、互いに異なる方向にそれぞれ形成される複数のリブを有することを特徴とするスピーカ用振動板。 - 外周部に前記ボイスコイルの一端が接合される振動板本体と、
前記振動体本体と一体に形成されて、内周部が前記振動板本体の外周部に連なり、外周部がスピーカのフレームに接合されるエッジ部と、を有し、
前記エッジ部は、径方向とは異なる方向に形成される複数のリブを有し、
前記複数のリブは、径方向に対して第1の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第1のリブ群と、
径方向に対して前記第1のリブ群の傾斜方向とは異なる第2の角度の傾斜を為し、周方向に等間隔で形成される複数のリブからなる第2のリブ群と、で構成され、
前記第1のリブ群の個々のリブは、前記第2のリブ群の少なくとも一個のリブとしていることを特徴とするスピーカ用振動板。
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