JP2007281837A - 緊急連絡システム及び携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕時計型緊急通報端末装置により緊急通報を行う場合、周囲に存在する不特定の全端末に対して緊急通報が行われ、所定の連絡先にのみ通報することはできない。また、携帯電話機の電源がオフであった場合は、緊急通報ができない。
【解決手段】通信事業者サーバ30は、緊急連絡用の電話帳管理、緊急連絡時の着信設定機能、相手側の携帯電話の自動電源オン機能を搭載し、また、これらの情報を送受信する。緊急発生時にPoC機能付き携帯電話10Aの使用者が緊急キーを押下すると、PoC機能付き携帯電話10Aは緊急時電話帳に登録されているメンバー全員に対して、通信事業者サーバ30へPoC発信をする。通信事業者サーバ30は緊急時PoC発信を受信すると、セッションを張る準備をする。着信先の携帯電話10Bの電源が入っていないときは、携帯電話10Bに強制電源ONの信号を送信して、その電源をオンとする。
【選択図】図1

Description

本発明は緊急連絡システム及び携帯通信端末に係り、特にプッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(Push-to-Talk over Cellular;PoC)機能を有する携帯通信端末を用いて緊急時の連絡を行う緊急連絡システム及びそのシステムに用いる携帯通信端末に関する。
現在、携帯電話機のトランシーバ機能であるプッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(Push-to-Talk over Cellular;PoC)が注目されており、様々な利用シーンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載のPoCシステムでは、PoC通信により複数のユーザ間でグループ通信を行う場合に、セッション又はセッションの一部に参加しなかったユーザが後から通信内容を確認できるようにするため、各セッションの間にやり取りされる通信内容を記録するようにしたものである。
一方、何らかの事故/事件に巻き込まれ、早急に親族や知人に状況を報告したい場合や、助けを求めたい場合は、緊急通報情報を所定の端末装置へ送信することが望まれる。このような緊急通報システムの一例として、通報者の腕に装着された腕時計型緊急通報端末装置から基地局へ緊急通報を行う腕時計型緊急通報システムが従来知られている(例えば、特許文献2参照)。この腕時計型緊急通報システムは、腕時計型緊急通報端末装置を複数台、基地局の無線エリア内に配置し、基地局に腕時計型緊急通報端末装置との間で電波信号の双方向通信を行う手段と、複数台の腕時計型緊急通報端末装置のいずれかから緊急通報情報を受信すると、その腕時計型緊急通報端末装置の所在位置を検出し、当該腕時計型緊急通報端末装置を腕に装着している携帯者の緊急事態発生を示すメッセージを可視表示する手段と、当該メッセージを他の腕時計型緊急通報端末装置へ転送する手段とを備えた構成である。上記の腕時計型緊急通報端末装置は、それを腕に装着している携帯者の動きの停止が所定時間継続したときに異常事態により静止したと判定して緊急通報起動信号を生成し、それに基づいて緊急通報情報を基地局へ送信する機能を備えている。
特開2005−234666号公報 特開平8−287384号公報
しかるに、上記の特許文献1記載の従来の緊急通報システムでは、携帯者の動きの停止が所定時間継続した時に自動的に緊急通報情報を基地局へ送信する構成であり、携帯者が何らかの事故/事件に巻き込まれ、早急に親族や知人に状況を報告したい場合や、助けを求めたい場合に、携帯者の意思に基づいて緊急通報情報を送信するものではない。また、仮に、腕時計型緊急通報端末装置を、その特定のボタンを押下したときに緊急通報情報を送信するように構成したとしても、緊急通報の対象は腕時計型緊急通報端末装置の周囲に存在する不特定の全端末であって、所定の連絡先にのみ通報することはできない。
また、PoCは片方向通信ではあるが、電話が原則1対1の通話しかできないのに対し、1対N(多数)の通話が可能であり、複数の相手に対して同時に音声を伝えることができる。従来の電話機能では一度の発信で1人へのみの連絡に制限されてしまうが、緊急時はより少ない操作で、可能な限り多くの所定の連絡先に連絡ができることが望ましい。しかしながら、PoCの機能を使用して緊急通報を行うシステムは知られていない。
更に、上記の緊急通報システムでは腕時計型緊急通報端末装置の電源がオフであった場合、またPoCシステムでは携帯電話機の電源がオフであった場合は、緊急通報ができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、PoCでは複数話者に対して同時にデータを送信できる特徴に着目し、携帯通信端末の所有者が何らかの事故/事件に巻き込まれ、早急に親族や知人に状況を報告したい場合や、助けを求めたい場合等において、緊急連絡を所定の連絡者に行い得る緊急連絡システム及び携帯通信端末を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、連絡先の携帯通信端末の電源がオフであっても、確実に緊急連絡を行い得る緊急連絡システム及び携帯通信端末を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の緊急連絡システムは、緊急発生時に緊急発生情報をプッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(PoC)発信するPoC機能付きの第1の携帯通信端末と、第1の携帯通信端末からPoC発信された緊急発生情報を受信し、予め登録されている第1の携帯通信端末の一又は二以上の緊急連絡先との間のセッションを確立する通信事業者サーバと、セッションの確立後に第1の携帯通信端末からPoC発信された緊急発生情報を受信する、緊急連絡先として登録されたPoC機能付きの第2の携帯通信端末とを有することを特徴とする。この発明では、通信事業者サーバが緊急連絡用の電話帳管理を搭載しており、一度で複数人に発信できるPoC発信によって、予め登録されている一又は二以上の緊急連絡先に対して同時に緊急発生情報を通知することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は通信事業者サーバが、第1の携帯通信端末からPoC発信された緊急発生情報を受信したとき、第2の携帯通信端末の電源が入っているかどうかを監視し、電源が入っていないときは、その第2の携帯通信端末に対して電源を強制的にオンにする信号を送信する手段を有し、第2の携帯通信端末の電源投入確認後にセッションを確立することを特徴とする。この発明では、通信事業者サーバが相手側の第2の携帯通信端末の自動電源オン機能を搭載しており、第2の携帯通信端末の電源が入っていないときは、その第2の携帯通信端末に対して電源を強制的にオンにする信号を送信することにより、電源を強制的にオンにできる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、通信事業者サーバが、電源を強制的にオンにする信号を送信した相手先の第2の携帯通信端末からの応答信号が無いときは、応答信号があるまで、予め任意に設定した送信間隔で、かつ、予め任意の設定した回数、繰り返して相手先の第2の携帯通信端末に対して電源を強制的にオンにする信号を送信する手段を更に有することを特徴とする。この発明では、第2の携帯通信端末から通信事業者サーバに対して電源を強制的にオンにする信号の応答がないときは、圏外であると判断して、予め任意の設定した設定間隔と設定回数で相手先の第2の携帯通信端末に対して電源を強制的にオンにする信号を送信するようにしたため、電源が入っていなかった第2の携帯通信端末に対して確実に電源を強制的にオンにできる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の緊急連絡システムは、通信事業者サーバが、第1の携帯通信端末の一又は二以上の緊急連絡先における任意の着信条件を、第1の携帯通信端末からの指定に基づいて各緊急連絡先毎に登録していることを特徴とする。この発明では、通信事業者サーバが緊急連絡時の着信設定機能を搭載しており、着信先に応じた最適な着信条件で緊急連絡を行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の形態通信端末は、プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(PoC)発信するPoC機能付きの携帯通信端末において、緊急発生情報の着信先として希望する一又は二以上の緊急連絡先の情報を、予め登録している緊急時電話帳と、緊急時電話帳に登録されている一又は二以上の緊急連絡先の情報を、通信事業者のサーバにも予め登録する登録手段と、緊急発生情報を緊急時電話帳に登録されている一又は二以上の緊急連絡先にPoC発信する緊急情報発信手段とを有することを特徴とする。この発明では、一度で複数人に発信できるPoC発信によって、予め登録されている一又は二以上の緊急連絡先に対して同時に緊急発生情報を通知することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は非通信状態時では、通信事業者サーバから強制的電源オンの信号を受信するのに必要な電源のみを投入した待機状態にあり、通信事業者サーバから強制的電源オンの信号を受信したときは、端末全体の電源を投入する手段と、電源投入後に応答信号を通信事業者サーバへ送信する手段とを更に有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の携帯通信端末は、緊急時電話帳には、一又は二以上の緊急連絡先における緊急発生情報の任意の着信条件が登録されており、登録手段は、緊急時電話帳に登録されている一又は二以上の緊急連絡先における緊急発生情報の任意の着信条件を登録することを特徴とする。この発明では、着信先に応じた最適な着信条件で緊急連絡を行うことができる。
本発明によれば、一度で複数人に発信できるPoC発信によって、予め登録されている一又は二以上の緊急連絡先に対して同時に緊急発生情報を通知することができるため、緊急時の連絡をより少ない操作で実現できる。
また、本発明によれば、通信事業者サーバで着信先の携帯通信端末の電源のオン/オフを検知し、電源がオフの場合には強制的に電源をオンにする信号を通信事業者サーバから送信させ、また着信先の携帯通信端末でもこの信号を受信できるようにしたため、着信先の携帯通信の電源が入っていないときでも、緊急時に限っては連絡が行える。
更に、本発明によれば、緊急時電話帳は通信事業者サーバで管理し、緊急時電話帳の作成/更新/削除は、着信先の許可を取れたときのみ行えるような仕組みを持たせることにより、緊急時電話帳の作成/更新/削除が安全に行える。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明になる緊急連絡システムの一実施の形態のシステム構成図を示す。本発明は、通信事業者サーバに、(a)緊急連絡用の電話帳管理、(b)緊急連絡時の着信設定機能、及び(c)相手側の携帯電話の自動電源オン機能を搭載し、また、これらの情報を送受信することができるPoC機能付き携帯電話で実現するシステムである。
図1に示すように、本実施の形態の緊急連絡システムは、本発明の携帯通信端末の一実施の形態のPoC機能付き携帯電話10A及び10Bと、基地局20A及び20Bと、通信事業者サーバ30とより構成されている。PoC機能付き携帯電話10Aは基地局20Aの無線ゾーン内に在圏しており、PoC機能付き携帯電話10Bは基地局20Bの無線ゾーン内に在圏しており、基地局20A及び20Bは通信事業者サーバ30に接続されている。
また、通信事業者サーバ30は電話帳データ管理部31、強制電源オン(ON)機能部32及び制御部33からなり、電話帳データ管理部31は緊急時電話帳データ34と接続されている。また、緊急時電話帳データ34は、PoC機能付き携帯電話10Aの緊急時電話帳と同期がとれているサーバ管理用の緊急時電話帳の集合体である。電話帳データ管理部31は、PoC機能付き携帯電話10Aの緊急時電話帳と同期を取る手段と、緊急時電話帳データ34を作成/修正/削除をする手段と、PoC発信先を制御部33に伝達する手段を備えている。強制電源ON機能部32は、PoC機能付き携帯電話10Bの電源が入っているか否かを検出して、電源が入っていない場合には強制電源オンの信号を送信する手段を持つ。制御部33は、PoC機能付き携帯電話10AからのPoC発信要求を受付ける手段と、携帯電話間のPoC通話用のセッションを張る手段を備えている。
PoC機能付き携帯電話10AとPoC機能付き携帯電話10Bは、それぞれ同一構成であり、プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(Push-to-Talk over Cellular;PoC)機能を有する携帯電話であり、更に緊急時電話帳データ34と携帯電話内の電話帳データの同期を取る手段、携帯電話間で緊急時電話帳への登録可否のやり取りをする手段、強制電源ON機能部32から送られる強制電源オンの信号を受信して電源をオンにする手段を備えている。
図2は図1のPoC機能付き携帯電話10A及び10Bに相当する本発明の携帯通信端末の一実施の形態のブロック図を示す。図2において、携帯電話は各部を統括的に制御する制御部11と、電話帳管理部12と、強制電源オン(ON)管理を行う強制電源ON管理部13と、図示しない基地局との間で無線通信する通信部14と、各種情報を入力するための複数のキーからなる入力部17と、液晶表示素子(LCD)により各種情報を表示する表示部18とを有し、また図示は省略したが受話音声発音用レシーバ、送話音声収音用マイクなども備えている。更に、電話帳管理部12は電話帳15及び緊急時電話帳16からなる電話帳を管理する。
図1において、PoC機能付き携帯電話10Aの入力部17の緊急キーを押下することで、緊急時電話帳16に登録されているPoC機能付き携帯電話10BへのPoC発信が行われる。通信事業者サーバ30では、緊急時電話帳データ34(PoC機能付き携帯電話10Aの緊急時電話帳と同期がとれている)を電話帳データ管理部31にてチェックを行い、制御部33でセッション張りを行う。この際、電源が入っていないPoC機能付き携帯電話10Bがあれば、通信事業者サーバ30の強制電源ON機能部32からPoC機能付き携帯電話10Bに対して、電源を強制的にオンにする信号を送る。PoC機能付き携帯電話10Bが圏外でない場合は電源が自動的にオンとなり、PoC通信用セッションが張られる。本実施の形態は、発信者が少ない操作で、発信者側が相手側の電源オン/オフを意識することなく、多くの人に一度に連絡できる緊急事態に適したシステムである。
次に、本実施の形態の動作について、更に詳細に説明する。まず、携帯電話10A及び10Bの使用者が図2の緊急時電話帳16に緊急情報を発信する着信先の相手の情報を登録する。このときの動作について、図2〜図4を併せ参照して説明する。図3及び図4はこの緊急時電話帳の登録における携帯電話の画面遷移を示している。ここでは、“D川 E之”が“X山 Y太郎”を緊急時電話帳に登録する例である。
図3は“D川 E之”の携帯電話の画面遷移である。緊急時電話帳16に新規データを追加するために、図2において、入力部17の所定のキーを押下すると、制御部11のPoC電話機能管理部112が緊急時電話帳アプリケーションを立ち上げ、表示部18に図3(A)に示す画面を表示する。図3(A)の例では既に2名(“A木 B夫”とP田 Q子”)の登録が済んでいる様子を表している。
この状態で入力部17の新規キーを押下すると、制御部11のPoC電話機能管理部112により、表示部18の表示が図3(B)に示すような緊急時電話帳の編集画面に遷移する。この編集画面では登録対象者(この例では“X山 Y太郎”)の名前、電話番号(PoC電話番号を兼ねる)、メールアドレス等の一般的な携帯電話に保存できる個人情報に加え、緊急時の着信条件を設定することができる。
緊急時の着信条件には、着信音の音量、バイブレータの振動パターン、マナーモードの強制解除の可否(相手がマナーモード設定時のとき、強制的に解除して音が鳴るようにするか否か)、画面に表示するメッセージがある。本実施の形態では、緊急時の着信条件を登録対象者毎に設定できるため、緊急情報の着信先である登録対象者毎に緊急時の着信に最も気が付きやすいような設定を定義することが可能となる。携帯電話側で編集した緊急時電話帳は、相手側(この例では“X山 Y太郎”)の承認を以って始めて有効となる。
図3(B)の画面で緊急時電話帳の編集が終った後、その画面に表示されている確定キーをクリックすると、図3(C)に示すような依頼状の提出前の最終確認画面に遷移する。依頼状を出す場合には図3(C)の画面に従い、入力部17のYESを示すキーを押下し、中止する場合はクリアキーを押下する。表示部18の画面は、依頼状を出す場合には図3(D)に示すような依頼状送信中の画面に遷移し、中止する場合は同図(B)に示した編集画面に戻る。
依頼状の情報が図2の通信部14から最寄りの基地局へ送信され、更に公衆網などを経て相手端末(ここでは、X山Y太郎の携帯電話)へ送信される。相手端末から緊急用電話帳への登録の了承を示す返信を通信部14で受信すると、制御部11は表示部18の画面に、図3(E)に示すような、緊急用電話帳への登録の了承を示す画面を表示する。この時点で通信事業者サーバ30が管理する緊急時電話帳データ34およびPoC機能付き携帯電話内の緊急時電話帳16の電話帳データが更新される。なお、このときの緊急情報の着信先と発信先とが対応付けて、通信事業者サーバ30の緊急時電話帳データ34にも登録される。
図4は相手端末である“X山 Y太郎”の携帯電話の画面遷移の一例を示す。図3(D)の画面で“D川 E之”より送信されたデータ(依頼文)を“X山 Y太郎”の携帯電話の図2の通信部14が受信すると、その携帯電話の制御部11がその依頼に対してどうするかを問う画面情報を生成して表示部18に図4(A)に示すような画面を表示する。
この画面で機能キーを押下すると、図4(B)に示すような画面に遷移し、どのような内容で発信元のD川E之が登録を希望しているかをチェックすることができる。また、図4(A)の画面で、クリアキーを押下すると登録の拒否をする図4(C)の画面に遷移し、確定キーを押下すると、同図(D)に示す登録許可の承認の画面に遷移する。図4(C)又は(D)の画面に遷移したときは、それと同時に通信部14から発信元のD川E之の携帯電話に対してその画面の情報に対応した登録拒否又は登録承認の情報が送信される。
次に、PoC機能付き携帯電話間の基本動作を、図1、図2及び図5のフローチャートを併せ参照して説明する。図1において、緊急時の発信者はPoC機能付き携帯電話10Aであり、緊急時電話帳に登録されているメンバーの一人がPoC機能付き携帯電話10Bの使用者であるものとする。
まず、緊急発生時にPoC機能付き携帯電話10Aの使用者が緊急キーを押下すると、PoC機能付き携帯電話10Aは緊急時電話帳(図2の16)に登録されているメンバー全員に対して、電話帳管理部12及びPoC電話機能管理部112により通信部14を介して図1にaで示すように、通信事業者サーバ30へPoC発信をする(図5のステップS1)。
通信事業者サーバ30は緊急時PoC発信を受信すると、電話帳データ管理部31を介して緊急時電話帳データ34の受信した緊急情報の発信元の携帯電話10Aに登録されている緊急情報の着信先(宛先)を再チェックして、セッションを張る準備をする。すなわち、まず、通信事業者サーバ30はその強制電源ON機能部32により緊急情報のすべての着信先の携帯電話(ここでは、携帯電話10Bが含まれる)の電源が入っているかをチェックする(図5のステップS2)。なお、ここでチェックする電源が入っていない携帯電話とは、通信部14及び制御部11以外の電源が入っていない非通信状態にある携帯電話であり、通信部14のうちPoC受信に必要な箇所及び制御部11には電源が入っており、通信事業者サーバ30からのPoCの信号を受信可能な状態であるものとする。
もし、電源が入っていないPoC機能付き携帯電話があれば、強制電源ONの信号をその電源が入っていないPoC機能付き携帯電話へ送信する(図5のステップS3)。電源が入っていないPoC機能付き携帯電話が10Bであれば、図1にbで示すように、通信事業者サーバ30はPoC機能付き携帯電話10Bに強制電源ONの信号を送信する。PoC機能付き携帯電話10Bは、この強制電源ONの信号を通信部14で受信すると、制御部11は強制電源ON管理部13を制御して、携帯電話10B全体の電源をオンとする。
通信事業者サーバ30は、PoC機能付き携帯電話10Bを含む、緊急情報のすべての着信先の携帯電話の電源をONすると、PoC通話用のセッションを張り(図5のステップS4)、着信者は事前に登録されている設定で着信を受ける(図5のステップS5)。PoC機能付き携帯電話10Bを含む、緊急情報のすべての着信先の携帯電話では、PoC通話を開始するために着信キーを押下すると、図1にcで示すように、通信事業者サーバ30を介してPoC機能付き携帯電話10A(発信側)ではセッションが張れた旨の画面が表示され(図5のステップS6)、相手に通知が届いたことを確認することができる。
このように、本実施の形態によれば、事前に緊急用の連絡先を一覧として登録しておき、一度で複数人に発信できるPoC発信によって通知するようにしたため、緊急時の連絡をより少ない操作で実現でき、また、着信先の携帯電話の電源が入っていないときでも、通信事業者サーバ30で相手側の電源のオン/オフを検知し、電源がオフの場合には強制的に電源をオンにする手段を持たせ、また携帯電話でもこの信号を受信できるようにしたため、緊急時に限っては連絡が行える。
また、本実施の形態では、緊急用電話帳は通信事業者サーバ30で管理し、作成/更新/削除は、相手側の許可を取れたときのみ行えるような仕組みを持たせたため、緊急用電話帳の作成/更新/削除が安全に行われる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。本実施の形態は着信者が圏外であった場合の対策を講じたものである。基地局からの電波が届かない圏外の場合は、当然、通信事業者サーバ30からの強制電源ON信号が携帯電話に届かないことになるため、緊急用の連絡先では緊急発生になっていることに気が付かない。
そこで、本実施の形態では通信事業者サーバ30側で強制電源ON信号が相手端末に届いたかどうかを相手端末からの応答信号の有無により確認する機能を追加し、応答信号がないときは、相手端末に強制電源ONの信号が届いておらず、圏外にいると判断し、数分後に自動的に再度、強制電源ONの信号を送信するようにする。この自動再送を行うまでの間隔、及び再送トライ回数を事前に通信事業者サーバ30に登録できるようにする。
また、別の応用として、携帯電話に周知の全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)の機能を設け、緊急事態が発生した場所(緯度及び経度)を当該携帯電話のGPSで自動的に計算し、その携帯電話からPoC発信する際に、計算した緊急事態発生の場所情報も併せて送付するようにすると有用である。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば簡易型携帯電話(PHS)や可搬型情報端末などの通信機能を備えた携帯端末にも本発明を適用できるものである。
本発明になる緊急連絡システムの一実施の形態のシステム構成図である。 本発明の携帯通信端末の一実施の形態のブロック図である。 緊急時電話帳の登録における発信側携帯電話の画面遷移の一例を示す図である。 緊急時電話帳の登録における着信側携帯電話の画面遷移の一例を示す図である。 本発明システムにおける携帯通信端末間の基本動作説明用フローチャートである。
符号の説明
10A、10B PoC機能付き携帯電話
11 制御部
12 電話帳管理部
13 強制電源ON管理部
14 通信部
15 電話帳
16 緊急時電話帳
17 入力部
18 表示部
20A、20B 基地局
30 通信事業者サーバ
31 電話帳サーバ管理部
32 強制電源ON機能部
33 制御部
34 緊急時電話帳データ




Claims (7)

  1. 緊急発生時に緊急発生情報をプッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(PoC)発信するPoC機能付きの第1の携帯通信端末と、
    前記第1の携帯通信端末からPoC発信された前記緊急発生情報を受信し、予め登録されている前記第1の携帯通信端末の一又は二以上の緊急連絡先との間のセッションを確立する通信事業者サーバと、
    前記セッションの確立後に前記第1の携帯通信端末からPoC発信された前記緊急発生情報を受信する、前記緊急連絡先として登録されたPoC機能付きの第2の携帯通信端末と
    を有することを特徴とする緊急連絡システム。
  2. 前記通信事業者サーバは、前記第1の携帯通信端末からPoC発信された前記緊急発生情報を受信したとき、前記第2の携帯通信端末の電源が入っているかどうかを監視し、電源が入っていないときは、その第2の携帯通信端末に対して電源を強制的にオンにする信号を送信する手段を有し、前記第2の携帯通信端末の電源投入確認後に前記セッションを確立することを特徴とする請求項1記載の緊急連絡システム。
  3. 前記通信事業者サーバは、前記電源を強制的にオンにする信号を送信した相手先の前記第2の携帯通信端末からの応答信号が無いときは、応答信号があるまで、予め任意に設定した送信間隔で、かつ、予め任意の設定した回数、繰り返して前記相手先の第2の携帯通信端末に対して前記電源を強制的にオンにする信号を送信する手段を更に有することを特徴とする請求項2記載の緊急連絡システム。
  4. 前記通信事業者サーバは、前記第1の携帯通信端末の一又は二以上の緊急連絡先における任意の着信条件を、前記第1の携帯通信端末からの指定に基づいて各緊急連絡先毎に登録していることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の緊急連絡システム。
  5. プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(PoC)発信するPoC機能付きの携帯通信端末において、
    緊急発生情報の着信先として希望する一又は二以上の緊急連絡先の情報を、予め登録している緊急時電話帳と、
    前記緊急時電話帳に登録されている前記一又は二以上の緊急連絡先の情報を、通信事業者のサーバにも予め登録する登録手段と、
    前記緊急発生情報を前記緊急時電話帳に登録されている一又は二以上の緊急連絡先にPoC発信する緊急情報発信手段と
    を有することを特徴とする携帯通信端末。
  6. 非通信状態時では、通信事業者サーバから強制的電源オンの信号を受信するのに必要な電源のみを投入した待機状態にあり、前記通信事業者サーバから前記強制的電源オンの信号を受信したときは、端末全体の電源を投入する手段と、電源投入後に応答信号を前記通信事業者サーバへ送信する手段とを更に有することを特徴とする請求項5記載の携帯通信端末。
  7. 前記緊急時電話帳には、前記一又は二以上の緊急連絡先における前記緊急発生情報の任意の着信条件が登録されており、前記登録手段は、前記緊急時電話帳に登録されている前記一又は二以上の緊急連絡先における前記緊急発生情報の任意の着信条件を登録することを特徴とする請求項5記載の携帯通信端末。
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