JP2007280796A - ランプ点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インバータトランスの一次巻線側でランプ電流を判定してランプの輝度調整を行えるランプ点灯装置を提供する。
【解決手段】インバータトランス210Aの一次巻線211への直流電流の通電方向を駆動制御回路121によってスイッチング駆動される4つのFET111〜114により所定周期で反転させて直流を交流に変換してランプ131,132を点灯するインバータ回路を備え、インバータトランス210Aの一次巻線211に対してトランス117の一次巻線117aを直列接続し、トランス117の二次巻線117bに流れる電流値に基づいて一次巻線211に流れる電流値を検出し、この検出された電流値により駆動制御回路121はインバータトランス210Aの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】インバータトランス210Aの一次巻線211への直流電流の通電方向を駆動制御回路121によってスイッチング駆動される4つのFET111〜114により所定周期で反転させて直流を交流に変換してランプ131,132を点灯するインバータ回路を備え、インバータトランス210Aの一次巻線211に対してトランス117の一次巻線117aを直列接続し、トランス117の二次巻線117bに流れる電流値に基づいて一次巻線211に流れる電流値を検出し、この検出された電流値により駆動制御回路121はインバータトランス210Aの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータ回路を備えたランプ点灯装置に関し、特にランプ電流制御に係る回路を改良したランプ点灯装置に関するものである。
従来、薄型テレビやパーソナルコンピュータ用の薄型モニタに使用されているバックライト用のランプ点灯装置では、輝度調整を行うために、例えば、図14或いは図15に示すようにインバータトランスの二次巻線を流れるランプ電流を抵抗器を用いて電圧として検出し、これをスイッチング制御回路にフィードバックして輝度調整を行っている。
図14に示す第1従来例の回路において、500はランプ点灯装置で、4つの電解効果トランジスタ(以下、FETと称する)511〜514と、コンデンサ515、トランス516、抵抗器517a,517b、ダイオード518a,518b、駆動制御回路519、ランプ520とから構成されている。ランプ520としては、例えば、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)が用いられる。
FET511のドレインは入力端子501とFET513のドレインに接続され、FET511のソースはFET512のドレインに接続されると共にコンデンサ515を介してトランス516の一次巻線の一端に接続され、FET512のソースは接地端子502に接続されている。
また、FET513のドレインは入力端子501に接続され、FET513のソースはFET514のドレインに接続されると共にトランス516の一次巻線の他端に接続されている。トランス516の第1二次巻線の一端はランプ520の一端に接続され、第1二次巻線の他端はダイオード518aのアノードに接続されると共に抵抗器517aを介して接地端子502に接続されている。更に、トランス516の第2二次巻線の一端はランプ520の他端に接続され、第2二次巻線の他端はダイオード518bのアノードに接続されると共に抵抗器517bを介して接地端子502に接続されている。2つのダイオード518a,518bのカソードは共に駆動制御回路519に接続されている。
また、駆動制御回路519は各FET511〜514のゲートに対して制御信号を出力して各FET511〜514をスイッチング動作させてトランス516の一次巻線の通電方向を所定周期で反転させ、トランス516の二次巻線に高電圧の交流電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路519には2つのダイオード518a,518bのカソードから出力される電圧を加算した電圧信号が入力されている。この電圧信号は第1及び第2二次巻線を流れるランプ電流に比例して変化するものであり、駆動制御回路519はこの電圧信号に基づいて各FET511〜514の動作を制御してトランス516の二次巻線から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ520の輝度調整が行われる。
また、図15に示す第2従来例の回路において、前述した従来例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。図15に示す600はランプ点灯装置では、トランス516の第1及び第2二次巻線のそれぞれにランプ521,522を接続している。すなわち、トランス516の第1二次巻線の一端にはランプ521の一端が接続され、第1二次巻線の他端は抵抗器611を介してランプ521の他端に接続されている。さらに抵抗器611に対して並列に検出回路621が接続され、この検出回路621によって抵抗器611の両端間の電圧が検出され、この電圧が駆動制御回路519に入力される。
また、トランス516の第2二次巻線の一端にはランプ522の一端が接続され、第2二次巻線の他端は抵抗器612を介してランプ522の他端に接続されている。さらに抵抗器612に対して並列に検出回路622が接続され、この検出回路622によって抵抗器612の両端間の電圧が検出され、この電圧が駆動制御回路519に入力される。
駆動制御回路519は各FET511〜514のゲートに対して制御信号を出力して各FET511〜514をスイッチング動作させてトランス516の一次巻線の通電方向を所定周期で反転させ、トランス516の二次巻線に高電圧の交流電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路519は2つの検出回路621,622から出力される電圧に基づいてランプ521,522の輝度を調整する。すなわち、これらの検出回路621,622から出力される電圧は第1及び第2二次巻線を流れるランプ電流に比例して変化するものであり、駆動制御回路519はこの電圧に基づいて各FET511〜514の動作を制御してトランス516の二次巻線から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ521,522の輝度調整が行われる。
上記のような方法によってランプ電流を検出している例としては、例えば、特開平05−276758号公報に開示されるものが知られている。
また、二次巻線とランプとの間に直列にトランスを設け、このトランスによってランプ電流を検出する方法が特開平11−111475号公報に開示されている。
特開平05−276758号公報
特開平11−111475号公報
しかしながら、図14に示す第1従来例の回路場合、1個のトランスで1本のランプしか駆動できないので、2本以上の多灯駆動の場合、コスト高になってしまう。そこで、図15に示す第2従来例のようにすれば、1個のトランスで2本のランプを駆動することができ、コストの低減を図ることができる。
しかし、第2従来例のランプ点灯装置のように、1個のトランスで2本のランプを点灯させる回路構成の場合、電流検出を行う経路が閉ループとなるため、この電流を検出するには、電流検出回路の構成が複雑になってしまい、検出回路用の電源なども必要となると共に、電流検出部分の電位が数百V〜数千Vと非常に高いため、耐圧の高い部品が必要になりコスト高になってしまう。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インバータトランスの一次巻線側でランプ電流を判定してランプの輝度調整を行えるランプ点灯装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、インバータトランスとスイッチング回路により直流電源電圧を交流電圧に変換してランプを点灯するインバータ回路を備えたランプ点灯装置において、前記インバータトランスの一次巻線に流れる電流の値を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路で検出された電流値に基づいてランプ電流を制御する制御回路とを備えているランプ点灯装置を提案する。
本発明のランプ点灯装置は、インバータトランスの一次巻線に流れる電流の値に基づいてランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、インバータトランスとスイッチング回路により直流電源電圧を交流電圧に変換してランプを点灯するインバータ回路を備えたランプ点灯装置において、前記インバータトランスの一次巻線に印加される電圧の値を検出する電圧検出回路と、前記電圧検出回路で検出された電圧の値に基づいてランプ電流を制御する制御回路とを備えているランプ点灯装置を提案する。
本発明のランプ点灯装置は、インバータトランスの一次巻線に印加される電圧の値に基づいてランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
本発明のランプ点灯装置によれば、簡易な回路を用いることができると共に、高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図1乃至図4は本発明の第1実施形態における4つの実施例のランプ点灯装置を示す回路図であり、第1実施形態においてはインバータトランスの一次巻線側に一次巻線に流れる電流を検出するためのトランスを設け、インバータトランスの一次巻線に流れる電流の値に基づいて二次巻線に流れる電流の値すなわちランプ電流の値を判定してランプの輝度を調整するようにしたものである。
図1は実施例1のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、100Aはランプ点灯装置で、4つの電解効果トランジスタ(以下、FETと称する)111〜114と、コンデンサ115、インバータトランス210A、電流検出用のトランス117、抵抗器118、ダイオードブリッジからなる全波整流回路119、駆動制御回路121、ランプ131,132とから構成され、フルブリッジのインバータ回路を備えている。ランプ131,132としては、例えば、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)が用いられる。
FET111のドレインは入力端子101とFET113のドレインに接続され、FET111のソースはFET112のドレインに接続されると共にコンデンサ115を介してトランス116の一次巻線の一端に接続され、FET112のソースは接地端子102に接続されている。
また、FET113のドレインは入力端子101に接続され、FET113のソースはFET114のドレインに接続されると共にトランス117の一次巻線117aの他端に接続されている。トランス117の一次巻線117aの一端はインバータトランス210Aの一次巻線211の他端に接続されている。
トランス117の二次巻線117bの両端間には抵抗器118が並列に接続され、トランス117の二次巻線117b両端は全波整流回路119の入力端に接続されている。また、全波整流回路119から出力される整流された電圧は駆動制御回路121に入力されている。
インバータトランス210Aの第1二次巻線212の両端間にはランプ131が接続され、第2二次巻線213の両端間にはランプ132が接続されている。
また、入力端子101と接地端子102との間には直流電圧Vinが印加され、駆動制御回路121は各FET111〜114のゲートに対して制御信号を出力して各FET111〜114をスイッチング動作させてインバータトランス210Aの一次巻線211の通電方向を所定周期で反転させ、インバータトランス210Aの二次巻線212,213に高電圧の交流電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路121には全波整流回路119からから出力される電圧が入力されている。この電圧は一次巻線211を流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線212,213に流れる電流は一次巻線211に流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路121は全波整流回路119から出力される電圧に基づいて各FET111〜114の動作を制御してトランス210Aの二次巻線212,213から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例1におけるランプ点灯装置100Aは、インバータトランス210Aの一次巻線211に流れる電流をトランス117及び抵抗器118によって電圧に変換し、この電圧の値によって一次巻線211に流れる電流値を検出し、この電流値によりインバータトランス210Aの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図2は実施例2のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、前述した実施例1と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、実施例2と実施例1との相違点は、実施例2では実施例1における全波整流回路119に代えてダイオード122を用いた半波整流回路としたことである。すなわち、実施例2のランプ点灯装置100Bにおいては、トランス117の二次巻線117bの両端間には抵抗器118が並列に接続され、トランス117の二次巻線117bの他端が接地端子102に接続され、一端はダイオード122のアノードに接続され、ダイオード122のカソードから出力される半波整流された電圧が駆動制御回路121に入力されている。
ダイオード122のカソードから駆動制御回路121に入力される電圧は一次巻線211を流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線212,213に流れる電流は一次巻線211に流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路121はダイオード122のカソードから出力される電圧に基づいて各FET111〜114の動作を制御してトランス210Aの二次巻線212,213から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例2におけるランプ点灯装置100Bは、インバータトランス210Aの一次巻線211に流れる電流をトランス117及び抵抗器118によって電圧に変換し、この電圧の値によって一次巻線211に流れる電流値を検出し、この電流値によりインバータトランス210Aの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図3は実施例3のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、100Cはランプ点灯装置で、2つのFET201,202と、インバータトランス220A、電流検出用のトランス204、ダイオードブリッジからなる全波整流回路205、駆動制御回路206、ランプ131,132とから構成され、プッシュプルのインバータ回路を備えている。ランプ131,132としては、例えば、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)が用いられる。
また、本実施例で使用するインバータトランス220Aは一次巻線に中間タップ221cを有し一端側一次巻線221aと他端側一次巻線221bに等分されている。
FET201のドレインはインバータトランス220Aの一次巻線の一端に接続され、FET201のソースは接地端子102に接続されている。
FET202のドレインはインバータトランス220Aの一次巻線の他端に接続され、ソースは接地端子102に接続されている。
また、トランス204の一次巻線204aの一端は入力端子101に接続され、一次巻線204aの他端はインバータトランス220Aの一次巻線の中間タップ221cに接続されている。トランス204の二次巻線204bの両端間には抵抗器205が並列に接続され、トランス204の二次巻線204b両端は全波整流回路206の入力端に接続され、全波整流回路206から出力される整流された電圧は駆動制御回路207に入力されている。
インバータトランス220Aの第1二次巻線222の両端間にはランプ131が接続され、第2二次巻線223の両端間にはランプ132が接続されている。
また、駆動制御回路207は各FET201,202のゲートに対して制御信号を出力して各FET201,202をスイッチング動作させてインバータトランス220Aの一次巻線221a,221bの通電方向を所定周期で反転させ、インバータトランス220Aの二次巻線222,223に高電圧の交流電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路207には全波整流回路206からから出力される電圧が入力されている。この電圧は一次巻線221a,221bを流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線222,223に流れる電流は一次巻線221a,221bに流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路207は全波整流回路206から出力される電圧の値に基づいて各FET201,202の動作を制御してトランス220Aの二次巻線222,223から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例3におけるランプ点灯装置100Cは、インバータトランス220Aの一次巻線221a,221bに流れる電流をトランス204及び抵抗器205によって電圧に変換し、この電圧の値によって一次巻線221a,221bに流れる電流値を検出し、この電流値によりインバータトランス220Aの二次巻線222,223に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図4は実施例4のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、前述した実施例3と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、実施例4と実施例3との相違点は、実施例4では実施例3における全波整流回路206に代えてダイオード208を用いた半波整流回路としたことである。すなわち、実施例4のランプ点灯装置100Dにおいては、トランス204の二次巻線204bの両端間には抵抗器205が並列に接続され、トランス204の二次巻線204bの他端が接地端子102に接続され、一端はダイオード208のアノードに接続され、ダイオード208のカソードから出力される半波整流された電圧が駆動制御回路207に入力されている。
ダイオード208のカソードから駆動制御回路207に入力される電圧はインバータトランス220Aの一次巻線221a,221bを流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線222,223に流れる電流は一次巻線221a,221bに流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路207はダイオード208のカソードから出力される電圧に基づいて各FET201,202の動作を制御してトランス220Aの二次巻線222,223から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例4におけるランプ点灯装置100Dは、インバータトランス220Aの一次巻線221a,221bに流れる電流をトランス204及び抵抗器205によって電圧に変換し、この電圧の値によって一次巻線221a,221bに流れる電流値を検出し、この電流値によりインバータトランス220Aの二次巻線222,223に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する
図5乃至図8は本発明の第2実施形態における4つの実施例のランプ点灯装置を示す回路図であり、第2実施形態においては3次巻線を有するインバータトランスを設け、この三次巻線の出力電圧によって二次巻線に流れる電流の値すなわちランプ電流の値を判定してランプの輝度を調整するようにしたものである。
図5乃至図8は本発明の第2実施形態における4つの実施例のランプ点灯装置を示す回路図であり、第2実施形態においては3次巻線を有するインバータトランスを設け、この三次巻線の出力電圧によって二次巻線に流れる電流の値すなわちランプ電流の値を判定してランプの輝度を調整するようにしたものである。
図5は実施例5のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、100Eはランプ点灯装置で、4つのFET111〜114と、コンデンサ115、インバータトランス210B、ダイオードブリッジからなる全波整流回路119、駆動制御回路121、ランプ131,132とから構成され、フルブリッジのインバータ回路を備えている。ランプ131,132としては、例えば、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)が用いられる。
FET111のドレインは入力端子101とFET113のドレインに接続され、FET111のソースはFET112のドレインに接続されると共にコンデンサ115を介してトランス210Bの一次巻線211の一端に接続され、FET112のソースは接地端子102に接続されている。
また、FET113のドレインは入力端子101に接続され、FET113のソースはFET114のドレインに接続されると共にインバータトランス210Bの一次巻線211の他端に接続されている。
インバータトランス210Bの第1二次巻線212の両端間にはランプ131が接続され、第2二次巻線213の両端間にはランプ132が接続されている。
さらに、インバータトランス210Bの三次巻線214の両端は全波整流回路119の入力端に接続され、全波整流回路119から出力される整流された電圧は駆動制御回路121に入力されている。
また、入力端子101と接地端子102との間には直流電圧Vinが印加され、駆動制御回路121は各FET111〜114のゲートに対して制御信号を出力して各FET111〜114をスイッチング動作させてインバータトランス210Bの一次巻線211の通電方向を所定周期で反転させ、インバータトランス210Bの二次巻線212,213に高電圧の交流電圧を発生させると共に三次巻線214に所定の低電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路121には全波整流回路119からから出力される電圧が入力されている。この電圧は一次巻線211を流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線212,213に流れる電流は一次巻線211に流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路121は全波整流回路119から出力される電圧の値に基づいて各FET111〜114の動作を制御してトランス210Bの二次巻線212,213から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例5におけるランプ点灯装置100Eは、インバータトランス210Bの一次巻線211に流れる電流の値を三次巻線214に発生する電圧の値によって検出し、この電圧の値によって一次巻線211に流れる電流値を検出し、この電流値によりインバータトランス210Bの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図6は実施例6のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、前述した実施例5と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、実施例6と実施例5との相違点は、実施例6では実施例5における全波整流回路119に代えてダイオード122を用いた半波整流回路としたことである。すなわち、実施例6のランプ点灯装置100Fにおいては、インバータトランス210Bの三次巻線214の他端が接地端子102に接続され、一端はダイオード122のアノードに接続され、ダイオード122のカソードから出力される半波整流された電圧が駆動制御回路121に入力されている。
ダイオード122のカソードから駆動制御回路121に入力される電圧は一次巻線211を流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線212,213に流れる電流は一次巻線211に流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路121はダイオード122のカソードから出力される電圧に基づいて各FET111〜114の動作を制御してトランス210Bの二次巻線212,213から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例6におけるランプ点灯装置100Fは、インバータトランス210Bの一次巻線211に流れる電流の値を三次巻線214に発生する電圧の値によって検出し、この電流値によりインバータトランス210Bの二次巻線212,213に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図7は実施例7のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、100Gはランプ点灯装置で、2つのFET201,202と、インバータトランス220B、ダイオードブリッジからなる全波整流回路206、駆動制御回路207、ランプ131,132とから構成され、プッシュプルのインバータ回路を備えている。ランプ131,132としては、例えば、冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)が用いられる。
また、本実施例で使用するインバータトランス220Bは一次巻線に中間タップ221cを有し一端側一次巻線221aと他端側一次巻線221bに等分されている。
FET201のドレインはインバータトランス220Bの一次巻線の一端に接続され、FET201のソースは接地端子102に接続されている。
FET202のドレインはインバータトランス220Bの一次巻線の他端に接続され、ソースは接地端子102に接続されている。
また、インバータトランス220Bの一次巻線の中間タップ221cは、入力端子101に接続されている。
さらに、インバータトランス220Bの三次巻線224の両端は全波整流回路206の入力端に接続され、全波整流回路206から出力される整流された電圧は駆動制御回路207に入力されている。
インバータトランス220Bの第1二次巻線222の両端間にはランプ131が接続され、第2二次巻線223の両端間にはランプ132が接続されている。
また、駆動制御回路207は各FET201,202のゲートに対して制御信号を出力して各FET201,202をスイッチング動作させてインバータトランス220Bの一次巻線221a,221bの通電方向を所定周期で反転させ、インバータトランス220Bの二次巻線222,223に高電圧の交流電圧を発生させると共に三次巻線224に所定の低電圧を発生させる。さらに、駆動制御回路207には全波整流回路206から出力される電圧が入力されている。この電圧は一次巻線221a,221bを流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線222,223に流れる電流は一次巻線221a,221bに流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路207は全波整流回路206から出力される電圧に基づいて各FET201,202の動作を制御してインバータトランス220Bの二次巻線222,223から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例7におけるランプ点灯装置100Gは、インバータトランス220Bの一次巻線221a,221bに流れる電流の値を三次巻線224に発生する電圧の値によって検出し、この電流値によりインバータトランス220Bの二次巻線222,223に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
図8は実施例8のランプ点灯装置を示す回路図である。図において、前述した実施例7と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、実施例8と実施例7との相違点は、実施例8では実施例7における全波整流回路206に代えてダイオード208を用いた半波整流回路としたことである。すなわち、実施例8のランプ点灯装置100Hにおいては、インバータトランス210Bの三次巻線224の他端が接地端子102に接続され、一端はダイオード208のアノードに接続され、ダイオード208のカソードから出力される半波整流された電圧が駆動制御回路207に入力されている。
ダイオード208のカソードから駆動制御回路207に入力される電圧は一次巻線211a,211bを流れる電流に比例して変化するものであり、また、ランプ131,132に流れるランプ電流すなわち第1及び第2二次巻線222,223に流れる電流は一次巻線221a,221bに流れる電流に対応して変化するので、駆動制御回路207はダイオード208のカソードから出力される電圧に基づいて各FET201,202の動作を制御してトランス220Bの二次巻線222,223から発生する電力すなわちランプ電流を制御する。これにより、ランプ131,132の輝度調整が行われる。
上記の実施例8におけるランプ点灯装置100Hは、インバータトランス220Bの一次巻線221a,221bに流れる電流の値を三次巻線224に発生する電圧の値によって検出し、この電流値によりインバータトランス220Bの二次巻線222,223に流れる電流の値を判定してランプ電流を制御するので、簡易な回路を用いることができると共に高価な高耐圧の部品を使用する必要がないため、コストの低減を図ることができる。
次に、上記各実施例に共通して使用可能なインバータトランスの一例を説明する。図9乃至図13はインバータトランスを示す図で、図9は上面図、図10は底面図、図11は図9におけるA−A線矢視方向の側面図、図12は図9におけるB−B線矢視方向の側面図、図13は回路図である。
図において、300はインバータトランスで、磁性体からなるコア301と、絶縁体からなるボビン302を備え、ボビン302に一次巻線乃至三次巻線となる導線303〜305がコイルとして巻回されている。さらに、ボビン302には各巻線に接続された外部端子311〜320が設けられている。
また、インバータトランス300は、図13に示すように、一次巻線321a,321bとなる2つのコイルが直列接続され、その一端が外部端子316に接続され、他端が外部端子311に接続され、2つのコイルの接続点すなわち一次巻線321a,321bの接続点が中間タップとして外部端子312,315に接続されている。
さらに、第1二次巻線322の一端は外部端子320に接続され、他端は外部端子319に接続されている。第2二次巻線323の一端は外部端子317に接続され、他端は外部端子318に接続されている。三次巻線324の一端は外部端子313に接続され、他端は外部端子314に接続されている。
上記構成のインバータトランス300は、前述した実施例1乃至実施例8のフルブリッジ型インバータ回路とプッシュプル型インバータ回路の何れにも使用することができる。
さらに、ハーフブリッジ回路、スイッチング素子一個のタイプなど、インバータトランスとスイッチング回路により直流電源電圧を交流電圧に変換するタイプのインバータ回路であれば何れにも使用できる。
100A〜100H…ランプ点灯装置、101…入力端子、102…接地端子、111〜114…FET、115…コンデンサ、117…トランス、118…抵抗器、119…全波整流回路、121…駆動制御回路、122…ダイオード、131,132…ランプ、201,201…FET、204…トランス、205…抵抗器、206…全波整流回路、207…駆動制御回路、208…ダイオード、210A,210B,220A,220B…インバータトランス、211…一次巻線、212,213…二次巻線、221a,221b…一次巻線、222,223…二次巻線、224…三次巻線、300…インバータトランス、301…コア、302…ボビン、303〜305…導線、311〜320…外部端子、321a,321b…一次巻線、322,323…二次巻線、324…三次巻線。
Claims (4)
- インバータトランスとスイッチング回路により直流電源電圧を交流電圧に変換してランプを点灯するインバータ回路を備えたランプ点灯装置において、
前記インバータトランスの一次巻線に流れる電流の値を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路で検出された電流値に基づいてランプ電流を制御する制御回路とを備えている
ことを特徴とするランプ点灯装置。 - 前記電流検出回路は、一次巻線が前記インバータトランスの一次巻線に直列に接続された電流検出トランスの二次巻線に流れる電流に基づいて前記インバータトランスの一次巻線に流れる電流の値を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のランプ点灯装置。 - インバータトランスとスイッチング回路により直流電源電圧を交流電圧に変換してランプを点灯するインバータ回路を備えたランプ点灯装置において、
前記インバータトランスの一次巻線に印加される電圧の値を検出する電圧検出回路と、
前記電圧検出回路で検出された電圧の値に基づいてランプ電流を制御する制御回路とを備えている
ことを特徴とするランプ点灯装置。 - 前記インバータトランスは一次巻線と結合する三次巻線を有し、
前記電圧検出回路は、前記インバータトランスの三次巻線に発生する電圧に基づいて前記インバータトランスの一次巻線に印加される電圧の値を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載のランプ点灯装置。
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US8102681B2 (en) | 2008-02-29 | 2012-01-24 | Masakazu Ushijima | Measurement apparatus, test apparatus, and measurement method |
EP3537636A1 (en) | 2007-10-29 | 2019-09-11 | Panasonic Corporation | Radio communication device and constellation control method |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006073315A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Koito Mfg Co Ltd | 放電灯点灯回路及び放電灯点灯方法 |
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- 2006-04-07 JP JP2006106138A patent/JP2007280796A/ja active Pending
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