JP2007274186A - 防衛システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末が盗難等されたと判定した場合に事後対策として記憶部のデータを消去し、データ漏出等を防止できるに過ぎず、盗難等が発生するのを未然に防衛できなかった。
【解決手段】自己の端末状況を不明と検知すると、防衛対策要と判定する携帯端末と、該携帯端末から防衛対策を指示するための防衛対策指示信号を受信する少なくとも1以上の警告端末を備えるシステムに、警告端末は、防衛対策指示信号を受信すると、少なくとも警告端末の現在位置が所定の位置に一致すると、端末状況を安全と検知する状況検知部と、状況検知部が端末状況を安全と検知すると、防衛対策として警告データを生成し、生成された警告データに基づいて対応する作動部を動作させる対策制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、盗難、置き忘れ等の事故を未然に防止するための機能を備える防衛システムに関し、特に、安全性が不明な携帯端末に対して、携帯端末の所有者が信頼する知人が所有する警告端末を利用して、所定の防衛対策を実行することができる防衛システムに関する。
盗難、置き忘れ等された携帯端末の記憶部のデータを消去し、データ漏出等を防止する携帯端末が知られている。例えば、下記特許文献1には、加速度、振動、傾き変化等を検出するセンサにより取得される携帯端末の端末状況を示す特徴値が事前に設定されている閾値を超えると、盗難、置き忘れ等されたと判定し、記憶部に格納されているデータを消去し、データ漏出等を防止する携帯端末が開示されている。
特開2002−325280号公報
しかしながら、上記した携帯端末には次のような解決すべき課題があった。即ち、携帯端末は、自己のセンサのみを使用して、盗難、置き忘れ等を判定する場合、センサの性能が環境に依存するため、確実に安全または危険と判定することが困難であり、誤報も多かった。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
携帯端末において、周囲の状況を感知する検出手段と、検出手段で得られた情報から脅威の存在を推定し、防衛対策を決定する判定手段と、判定手段の決定に従って防衛対策を実施する対策手段と、信頼できる知人が所有する警告端末との通信を行う端末間通信手段を設け、自身の検出手段、判定手段および対策手段に加え端末間通信手段を介して信頼できる知人が所有する警告端末に属する検出手段、判定手段または対策手段もしくは情報を利用した防衛機能を有することを特徴とする。
〈構成2〉
構成1の携帯端末において、前記携帯端末は、物理的に複数の部分に分離可能な構造であり、それぞれ分離した部分はお互いの通信を行う部分間通信手段を設け、離れた位置に分離した状況で動作可能であることを特徴とする。
〈構成3〉
構成1乃至請求項2の携帯端末において、前記端末間通信手段および/または部分間通信手段は、改竄や暴露から保護されたデータ通信を提供することを特徴とする。
〈構成4〉
構成1乃至請求項3の携帯端末において、前記携帯端末は、前記端末間通信手段および/または部分間通信手段の通信相手を識別および認証する識別・認証手段を設けることを特徴とする。
〈構成5〉
防衛方法において、複数の信頼できる知人が所有する警告端末によって感知された周囲の状況を統合および融合し、統合および融合された情報から脅威の存在を推定し防衛対策を決定し実施する。
〈構成6〉
構成5の防衛方法において、前記統合および融合された情報は、自身の携帯端末と信頼できる知人が所有する警告端末の両者が同じ種類の情報を感知し、統合および融合によって物理的精度を向上させて得られた情報であることを特徴とする。
〈構成7〉
構成5乃至請求項6の防衛方法において、前記統合および融合された情報は、自身の携帯端末と信頼できる知人が所有する警告端末とで異なる種類の情報を感知し、統合および融合によって相互に補完して得られた情報であることを特徴とする。
〈構成8〉
構成5乃至請求項7の防衛方法において、前記統合および融合された情報は、信頼できる知人が所有する警告端末が統合および融合した情報を利用して更に信頼度を高めた情報であることを特徴とする。
〈構成9〉
構成5乃至請求項8の防衛方法において、前記防衛対策は、そのすべてまたは一部を信頼できる知人が所有する警告端末が提供することを特徴とする。
〈構成10〉
請求項1記載の携帯端末と信頼できる知人が所有する少なくとも1以上の警告端末とを備える防衛システムにおいて、前記警告端末は、前記携帯端末と同様に、周囲の状況を感知する検出手段と、検出手段で得られた情報から脅威の存在を推定し、防衛対策を決定する判定手段と、判定手段の決定に従って防衛対策を実施する対策手段と、携帯端末との通信を行う端末間通信手段を備えたことを特徴とする。
〈構成11〉
構成10の防衛システムにおいて、前記携帯端末または前記警告端末は、位置情報によって安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする。
〈構成12〉
構成10乃至11のいずれかの防衛システムにおいて、所有者を確認するための確認通信カードを含み、前記携帯端末または前記警告端末は前記確認通信カードとの通信を確認することで安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする。
〈構成13〉
構成12の防衛システムにおいて、前記確認通信カードは位置情報によって安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする。
〈構成14〉
構成12乃至13のいずれかの防衛システムにおいて、前記確認通信カードに対する脅威に対抗する防衛機能を有することを特徴とする。
〈構成15〉
構成10乃至14のいずれかの防衛システムにおいて、前記警告端末は、警告端末の所有者に携帯端末の脅威の存在を通知し、対策を依頼することを対策手段として備えることを特徴とする。
本発明の防衛システムでは、自己の携帯端末の情報だけではなく、信頼できる知人の所有する警告端末の情報まで利用して安全か否かを検出するので、より確実に防衛することができ、誤報も低減できる。また、知人の近くや知人宅等でも安全と判定できるので、安全を確保できる場所やケースが増大し、安全性を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態を図を用いて詳細に説明する。
〈実施例1の構成〉
図1は、本発明の防衛システムを示すブロック構成図である。
図1に示すように、本発明の防衛システムは、携帯端末10、警告端末30、確認通信カード40、確認通信カード50、GPS衛星90から構成されている。尚、本実施例では、携帯端末60の利用者は、携帯端末10の所有者本人とし、警告端末30の利用者は知人とする。
GPS衛星90は、携帯端末10、警告端末30が位置情報を取得するために利用する人工衛星である。
確認通信カード40は、利用者が常時所持するICカードであり、確認信号送信部41を有している。確認通信カード40は、後述するように、携帯端末10と確認通信カード40との距離が一定以上離れたのを検出すべく、確認要求信号を携帯端末10から受信すると、確認信号送信部41を制御して、携帯端末10に対して確認信号を送信する。
携帯端末10は、利用者が所有する携帯電話であり、制御部11、プッシュボタン等の入力部12、液晶等の表示部13、状況検知部14、対策要否判定部15、対策制御部16、近距離通信部17、遠距離通信部18、記憶部19、作動部20を有している。
記憶部19は、HDD等のメモリであり、端末識別データ、協力端末識別データおよび近距離カード識別データ、自宅の住所を示す自宅位置情報および会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムがそれぞれ格納されている。また、この記憶部19には、機密情報等も格納されていることとする。
携帯端末10が格納する端末識別データとは、自己(=携帯端末10)を識別するためのデータであり、本実施例では、携帯端末10の電話番号データを端末識別データとする。携帯端末10が格納する協力端末識別データとは、携帯端末10に対する対策要否判定に利用する警告端末30を識別するためのデータであり、本実施例では、警告端末30の電話番号データを協力端末識別データとする。近距離カード識別データとは、確認通信カード40を識別するためのデータである。
確認通信カード50は、利用者が信頼する知人等が常時所持するICカードであり、確認信号送信部51を有している。この確認通信カード50は、後述するように、警告端末30と確認通信カード50との距離が一定以上離れたのを検出すべく、確認要求信号を警告端末30から受信すると、確認信号送信部51を制御して、警告端末30に対して確認信号を送信する。
警告端末30は、利用者が信頼する知人等が所有する携帯電話であり、制御部31、状況検知部32、対策制御部33、液晶等の表示部34、近距離通信部35、遠距離通信部36、記憶部37を有している。
記憶部37は、HDD等のメモリであり、協力先端末識別データおよび近距離カード識別データ、知人宅の住所を示す知人宅位置情報および知人の会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムがそれぞれ格納されている。
警告端末30が格納する協力先端末識別データとは、防衛対策を協力する携帯端末10を識別するためのデータであり、本実施例では、携帯端末10の電話番号データを協力先端末識別データとする。近距離カード識別データとは、確認通信カード50を識別するためのデータである。
以下、本実施例の防衛システムにおける携帯端末10、警告端末30、確認通信カード40、確認通信カード50の相互関連を説明する。
携帯端末10の制御部11は、いわゆるCPUとして携帯端末10を制御する部であり、利用者により、入力部12を介して、起動指示されると、端末状況検知開始信号を状況検知部14に出力する。尚、起動指示がなく、常に機能していても良い。
状況検知部14は、携帯端末10の状況を検知する部であり、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末10のおかれている状況検知を開始する。
即ち、状況検知部14は、まず、記憶部19に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード40に対して送信し、上述したように、確認通信カード40から確認信号を受信すると、確認通信カード40と携帯端末10との距離が一定範囲内であり、携帯端末10の端末状況を「安全」と検知し、確認通信カード40から一定時間以上、確認信号を受信できないと、引き続き、GPS衛星90により携帯端末10の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部19に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末10の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末10の端末状況を「不明」と検知する。
即ち、状況検知部14は、携帯端末10が盗難または置き忘れ等により、確認通信カード40を所持した利用者から離れ、かつ自宅位置および会社位置のいずれの位置にもない場合に端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
対策要否判定部15は、対策要否を判定する部であり、状況検知部14が携帯端末10の端末状況を「安全」と検知すると、防衛対策不要と判定し、引き続き、上述した状況検知を継続されるべく、検知継続指示信号を状況検知部14に出力する。
状況検知部14は、検知継続指示信号を受けると、上記と同様に、携帯端末10の状況検知を継続する。
一方、状況検知部14が携帯端末10の端末状況を「不明」と検知すると、対策要否判定部15は、防衛対策要と判定し、警告端末30を利用して防衛対策を行うべく、防衛対策指示信号を近距離通信部17に送信する。
近距離通信部17は、至近距離の通信可能な無線等により警告端末30との近距離通信を行う部であり、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データ及び端末識別データを取得すると共に、協力端末識別データに基づいて、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信する。
警告端末30の制御部31は、いわゆるCPUとして警告端末30を制御する部であり、防衛対策指示信号を近距離通信部35で受信する。
近距離通信部35は、至近距離の通信可能な無線等により携帯端末10との近距離通信(=7m前後)を行う部であり、防衛対策指示信号を受信すると、付与された端末識別データを記憶部37に格納される協力端末識別データと比較して防衛対策信号を携帯端末10から受信したことを識別し、受信した端末識別データを記憶部37に保持する。
制御部31は、記憶部37に端末識別データが保持されると、警告端末30の端末状況を検知させるべく、状況検知部32に対して状況検知指示信号を出力する。
状況検知部32は、警告端末30の状況を検知する部であり、状況検知指示信号を受けると、まず、記憶部37に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード50に送信し、上述したように、確認通信カード50から確認信号を受信すると、確認通信カード50と警告端末30との距離が一定範囲内で、かつ携帯端末10が近傍に位置するので、端末状況を「安全度が高い」と検知し、確認通信カード50から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90により、警告端末30の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部37に保持されている知人宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、会社または知人宅に警告端末30が位置するので、警告端末30の端末状況を「安全度が低い」と検知し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、警告端末30の端末状況を「不明」と検知する。
即ち、状況検知部32は、警告端末30が確認通信カード50を所持した信頼のおける知人から離れ、かつ知人宅位置および会社位置のいずれの位置にもない場合に端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
対策制御部33は、検知された端末状況に応じて、作動部を防衛作動制御させる部であり、状況検知部32が確認信号(=知人が近傍に存在)を受信して、端末状況を「安全度が高い」と検知すると、記憶部37に保持された端末識別データが示す携帯端末10の端末状況が不明であることを示す警告データを生成すると共に、該警告データを表示部34に送信する。
表示部34は、警告データを受けると、警告データに基づいて、知人に知らせるべく、警告画面を表示させる。
尚、対策制御部33は、携帯端末10が警告端末30と近距離通信不可能な位置にあると誤判定するのを防止すべく、確認信号を受信したことを示す受信完了信号を生成し、生成した受信完了信号を携帯端末10に送信する。
一方、状況検知部32が確認信号を受信せずに、端末状況を「安全度が低い」と検知すると、対策制御部33は、防衛対策要を示す防衛対策要信号を近距離通信部35に送信する。
近距離通信部35は、防衛対策要信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、防衛対策要信号を携帯端末10に送信する。
携帯端末10の制御部11は、防衛対策要信号を近距離通信部17で受信する。
近距離通信部17は、防衛対策要信号を受信すると、受信した防衛対策要信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、受け付けた指示に応じて、作動部20に対して防衛作動制御させる部であり、防衛対策要信号を受けると、例えば、携帯端末10の一切のキー操作を無効とするように、作動部20に指示し、携帯端末10のキー操作を無効化させる。
一方、状況検知部32が端末状況を「不明」と検知すると、対策制御部33は、事後対策を実行すべく、事後対策指示信号を近距離通信部35に送信する。
近距離通信部35は、事後対策指示信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、事後対策指示信号を携帯端末10に送信する。
携帯端末10の制御部11は、事後対策指示信号を近距離通信部17で受信する。
近距離通信部17は、事後対策指示信号を受信すると、受信した事後対策指示信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、事後対策指示信号を受けると、例えば、携帯端末10の記憶部のデータを消去するように、作動部20に指示し、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去させる。
このように、利用者の携帯端末10の端末状況が「不明」であり、かつ利用者が信頼する知人の警告端末30が知人の近傍に存在することから、端末状況が「安全度が高い」である場合、携帯端末10の端末状況を知人に知らせるべく、警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、警告端末30が会社、知人宅に位置することから、端末状況が「安全度が低い」である場合、携帯端末10の一切のキー操作を無効にするようにしたので、携帯端末10に対する防衛対策を実行することができる。以上のように、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。
ところで、携帯端末10と警告端末30とが近距離通信不可能な位置にある場合、上記と同様に、携帯端末10の端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信すると、近距離通信部17が一定時間以上、警告端末30から防衛対策要信号又は事後対策指示信号を受信することができないことから、対策要否判定部15は、携帯端末10と警告端末30との距離が一定範囲外であることを検知し、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を遠距離通信部18に送信する。
遠距離通信部18は、図示しない公衆回線網を介して、警告端末30との遠距離通信を行う部であり、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データに基づいて、防衛対策指示信号を警告端末30に送信する。
警告端末30の制御部31は、防衛対策指示信号を遠距離通信部36で受信する。
遠距離通信部36は、図示しない公衆回線網を介して、携帯端末10との遠距離通信を行う部であり、防衛対策指示信号を受信すると、付与された端末識別データを記憶部37に格納される協力端末識別データと比較して防衛対策信号を携帯端末10から受信したことを識別し、受信した端末識別データを記憶部37に保持する。
制御部31は、記憶部37に端末識別データが保持されると、警告端末30の端末状況を検知させるべく、状況検知部32に対して状況検知指示信号を出力する。
状況検知部32は、状況検知指示信号を受けると、記憶部37に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード50に送信し、上述したように、確認通信カード50から確認信号を受信すると、確認通信カード50と警告端末30との距離が一定範囲内で、知人が近傍に存在することから、端末状況を「安全度が高い」と検知し、確認通信カード50から一定時間以上、確認信号が受信できないと、知人が警告端末30から離れていることから、端末状況を「不明」と検知する。
状況検知部32が確認信号(=知人が近傍に存在)を受信して、端末状況を「安全度が高い」と検知すると、対策制御部33は、記憶部37に保持された端末識別データが示す携帯端末10の端末状況が不明であることを示す警告データを生成すると共に、該警告データを表示部34に転送する。
表示部34は、警告データを受けると、警告データに基づいて、知人に知らせるべく、警告画面を表示させる。
制御部31は、表示部34への警告画面表示が完了すると、引き続き、遠距離通信部36に対して、対策制御部33に防衛対策要を示す防衛対策要信号を送信させる。
遠距離通信部36は、防衛対策要信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、防衛対策要信号を携帯端末10に送信する。
携帯端末10の制御部11が防衛対策要信号を遠距離通信部18で受信する。
遠距離通信部18は、防衛対策要信号を受信すると、受信した防衛対策要信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、防衛対策要信号を受けると、例えば、携帯端末10の一切のキー操作を無効とするように、作動部20に指示し、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去させる。
一方、状況検知部32が確認信号を受信せずに、端末状況を「不明」と検知すると、対策制御部33は、携帯端末10から離れており、かつ知人が警告端末30の近傍に存在しないことから、事後対策を実行すべく、事後対策指示信号を遠距離通信部36に送信する。
遠距離通信部36は、事後対策指示信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、事後対策指示信号を携帯端末10に送信する。
携帯端末10の制御部11は、事後対策指示信号を遠距離通信部18で受信する。
遠距離通信部18は、事後対策指示信号を受信すると、受信した事後対策指示信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、事後対策指示信号を受けると、例えば、携帯端末10の記憶部19のデータを消去するように、作動部20に指示し、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去させる。
このように、携帯端末10と警告端末30間が近距離通信できない場合であって、携帯端末10の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末10の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させるようにしたので、携帯端末10に対する防衛対策を実行することができる。以上のように、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。
また、両端末10、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末10の記憶部19のデータを消去するようにしたので、携帯端末10の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。
〈実施例1の動作〉
次に、本実施例の防衛システムの動作について説明を行う。
まず、携帯端末10と警告端末30が近距離(=7m前後)で通信可能な場合について説明を行う。
図2は、実施例1の防衛システムの動作フローチャートである(携帯端末10と警告端末30が近距離)。
携帯端末10の制御部11は、利用者により、入力部12を介して、起動指示されると、端末状況検知開始信号を状況検知部14に出力する。
状況検知部14は、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末10のおかれている状況検知を開始する(S1)。
即ち、状況検知部14は、まず、記憶部19に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード40に対して送信し、上述したように、確認通信カード40から確認信号を受信すると、確認通信カード40と携帯端末10との距離が一定範囲内であり、携帯端末10の端末状況を「安全」と検知し、確認通信カード40から一定時間以上、確認信号を受信できないと、引き続き、GPS衛星90から携帯端末10の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部19に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末10の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末10の端末状況を「不明」と検知する(S2)。
即ち、状況検知部14は、携帯端末10が盗難または置き忘れ等により、確認通信カード40を所持した利用者から離れ、かつ自宅位置および会社位置のいずれの位置にもない場合に端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
対策要否判定部15は、状況検知部14が携帯端末10の端末状況を「安全」と検知すると(S3)、防衛対策不要と判定し、引き続き、上述した状況検知を継続されるべく、検知継続指示信号を状況検知部14に出力する。
状況検知部14は、検知継続指示信号を受けると、上記と同様に、携帯端末10の状況検知を継続する。
一方、状況検知部14が携帯端末10の端末状況を「不明」と検知すると(S3)、対策要否判定部15は、防衛対策要と判定し、警告端末30を利用して防衛対策を行うべく、防衛対策指示信号を近距離通信部17に送信する。
近距離通信部17は、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データ及び端末識別データを取得すると共に、協力端末識別データに基づいて、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信する(S4)。
警告端末30の制御部31は、防衛対策指示信号を近距離通信部35で受信する。
近距離通信部35は、防衛対策指示信号を受信すると、付与された端末識別データを取得し、取得した端末識別データを記憶部37に保持する。
制御部31は、記憶部37に端末識別データが保持されると、警告端末30の端末状況を検知させるべく、状況検知部32に対して状況検知指示信号を出力する(S5)。
状況検知部32は、状況検知指示信号を受けると、まず、記憶部37に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード50に送信し、上述したように、確認通信カード50から確認信号を受信すると、確認通信カード50と警告端末30との距離が一定範囲内で、かつ携帯端末10が近傍に位置するので、端末状況を「安全度が高い」と検知し、確認通信カード50から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90から警告端末30の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部37に保持されている知人宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、警告端末30の端末状況を「安全度が低い」と検知し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、警告端末30の端末状況を「不明」と検知する(S6)。
即ち、状況検知部32は、警告端末30が確認通信カード50を所持した信頼おける知人から離れ、かつ知人宅位置および会社位置のいずれの位置にもない場合に端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
対策制御部33は、状況検知部32が確認信号(=知人が近傍に存在)を受信して、端末状況を「安全度が高い」と検知すると(S7)、記憶部37に保持された端末識別データが示す携帯端末10の端末状況が不明であることを示す警告データを生成すると共に、該警告データを表示部34に送信する。
表示部34は、警告データを受けると、警告データに基づいて、知人に知らせるべく、警告画面を表示させる(S8)。
尚、対策制御部33は、携帯端末10が警告端末30と近距離通信不可能な位置にあると誤判定するのを防止すべく、確認信号を受信したことを示す受信完了信号を生成し、生成した受信完了信号を携帯端末10に送信する。
一方、状況検知部32が確認信号を受信せずに、端末状況を「安全度が低い」と検知すると(S9)、対策制御部33は、防衛対策要を示す防衛対策要信号を近距離通信部35に送信する。
近距離通信部35は、防衛対策要信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、防衛対策要信号を携帯端末10に送信する(S10)。
携帯端末10の制御部11は、防衛対策要信号を近距離通信部17で受信する。
近距離通信部17は、防衛対策要信号を受信すると、受信した防衛対策要信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、防衛対策要信号を受けると、例えば、携帯端末10の一切のキー操作を無効とするように、作動部20に指示し、携帯端末10のキー操作を無効化させる(S11)。
一方、状況検知部32が端末状況を「不明」と検知すると(S9)、対策制御部33は、事後対策を実行すべく、事後対策指示信号を近距離通信部35に送信する。
近距離通信部35は、事後対策指示信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、事後対策指示信号を携帯端末10に送信する(S12)。
携帯端末10の制御部11は、事後対策指示信号を近距離通信部17で受信する。
近距離通信部17は、事後対策指示信号を受信すると、受信した事後対策指示信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、事後対策指示信号を受けると、例えば、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去するように、作動部20に指示し、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去させる(S13)。
このように、利用者の携帯端末10の端末状況が「不明」であり、かつ利用者が信頼する知人の警告端末30が知人の近傍に存在することから、端末状況が「安全度が高い」である場合、携帯端末10の端末状況を知人に知らせるべく、警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、警告端末30が会社、知人宅に位置することから、端末状況「安全度が低い」である場合、携帯端末10の一切のキー操作を無効にするようにしたので、携帯端末10に対する防衛対策を実行することができる。以上のように、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。
また、両端末10、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末10の記憶部19のデータを消去するようにしたので、携帯端末10のデータ漏出等を防止できる。
次に、携帯端末10と警告端末30が近距離(=7m前後)で通信不可能な位置にある場合について説明を行う。
図3は、実施例1の防衛システムの動作フローチャートである(携帯端末10と警告端末30が遠距離)。
携帯端末10と警告端末30とが近距離通信不可能な位置にある場合、上記と同様に、携帯端末10の端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信すると、近距離通信部17が一定時間以上、警告端末30から防衛対策要信号又は事後対策指示信号を受信することができないことから、対策要否判定部15は、携帯端末10と警告端末30との距離が一定範囲外であることを検知し、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を遠距離通信部18に転送する(S1〜S3)。
遠距離通信部18は、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データに基づいて、防衛対策指示信号を警告端末30に送信する(S4)。
警告端末30の制御部31は、防衛対策指示信号を遠距離通信部36で受信する。
遠距離通信部36は、防衛対策指示信号を受信すると、付与された端末識別データを取得し、取得した端末識別データを記憶部37に保持する。
制御部31は、記憶部37に端末識別データが保持されると、警告端末30の端末状況を検知させるべく、状況検知部32に対して状況検知指示信号を出力する(S5)。
状況検知部32は、状況検知指示信号を受けると、記憶部37に保持された確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード50に送信し、上述したように、確認通信カード50から確認信号を受信すると、確認通信カード50と警告端末30との距離が一定範囲内で、知人が近傍に存在することから、端末状況を「安全度が高い」と検知し、確認通信カード50から一定時間以上、確認信号が受信できないと、知人が警告端末30から離れていることから、端末状況を「不明」と検知する(S6)。
状況検知部32が確認信号(=知人が近傍に存在)を受信して、端末状況を「安全度が高い」と検知すると(S7)、対策制御部33は、記憶部37に保持された端末識別データが示す携帯端末10の端末状況が不明であることを示す警告データを生成すると共に、該警告データを表示部34に転送する。
表示部34は、警告データを受けると、警告データに基づいて、知人に知らせるべく、警告画面を表示させる(S8)。
制御部31は、表示部34への警告画面表示が完了すると、引き続き、防衛対策要を示す防衛対策要信号を遠距離通信部36に送信する。
遠距離通信部36は、防衛対策要信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、防衛対策要信号を携帯端末10に送信する(S9)。
携帯端末10の制御部11が防衛対策要信号を遠距離通信部18で受信する。
遠距離通信部18は、防衛対策要信号を受信すると、受信した防衛対策要信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、防衛対策要信号を受けると、例えば、携帯端末10の一切のキー操作を無効とするように、作動部20に指示し、携帯端末10のキー操作を無効化させる(S10)。
一方、状況検知部32が確認信号を受信せずに、端末状況を「不明」と検知すると(S7)、対策制御部33は、携帯端末10から離れており、かつ知人が警告端末30の近傍に存在しないことから、事後対策を実行すべく、事後対策指示信号を遠距離通信部36に送信する。
遠距離通信部36は、事後対策指示信号を受けると、記憶部37に保持されている携帯端末10の端末識別データに基づいて、事後対策指示信号を携帯端末10に送信する(S11)。
携帯端末10の制御部11は、事後対策指示信号を遠距離通信部18で受信する。
遠距離通信部18は、事後対策指示信号を受信すると、受信した事後対策指示信号を対策制御部16に転送する。
対策制御部16は、事後対策指示信号を受けると、例えば、携帯端末10の記憶部のデータを消去するように、作動部20に指示し、携帯端末10の記憶部19のデータをすべて消去させる(S12)。
このように、携帯端末10と警告端末30間が近距離通信できない場合であって、携帯端末10の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末10の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させるようにしたので、携帯端末10に対する防衛対策を実行することができる。以上のように、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。
また、両端末10、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末10の記憶部のデータを消去するようにしたので、携帯端末10の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。
〈実施例1の効果〉
本実施例の防衛システムでは、自己の端末状況を不明と検知すると、防衛対策要と判定する携帯端末と、防衛対策要と判定された携帯端末から防衛対策を指示するための防衛対策指示信号を受信する利用者が信頼する知人の警告端末を備え、該警告端末30が自己の端末状況を知人が近傍に存在することで、「安全度が高い」と検知すると、表示部34に警告画面を表示させ、該警告端末30が会社、知人宅に位置することで、「安全度が低い」と検知すると、携帯端末10の一切のキー操作を無効化するようにしたので、携帯端末10に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。また、警告端末30が自己の端末状況を「不明」と検知すると、事後対策として、携帯端末10の記憶部のデータを消去するようにしたので、携帯端末10の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。
〈実施例2の構成〉
図4は、実施例2の防衛システムを示すブロック構成図である。
図4に示すように、本実施例の防衛システムは、携帯端末60、警告端末30、確認通信カード50、状況検知通信カード70、状況検知通信カード80、GPS衛星90から構成されている。尚、本実施例では、携帯端末60の利用者は、携帯端末60の所有者本人とし、警告端末30の利用者は知人とする。
状況検知通信カード70は、携帯端末60の付属品として、利用者が所持するICカードであり、制御部71、状況検知部72、近距離通信部73、記憶部74を有している。本実施例では、この状況検知通信カード70は、利用者の財布に貼付され、携帯端末60の端末状況を検知する。また、記憶部74には、自宅の住所を示す自宅位置情報および会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムが保持されている。
状況検知通信カード80は、状況検知通信カード70と同様に、携帯端末60の付属品として、利用者が所持するICカードであり、制御部81、状況検知部82、近距離通信部83、記憶部84を有している。本実施例では、この状況検知通信カード80は、利用者の定期入れに貼付され、携帯端末60の端末状況を検知する。また、記憶部84には、自宅の住所を示す自宅位置情報および会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムが保持されている。
携帯端末60は、利用者が所有する携帯電話であり、制御部61、プッシュボタン等の入力部12、液晶等の表示部13、対策要否判定部62、対策制御部16、近距離通信部63、遠距離通信部18、記憶部19、作動部20、確認信号送信部64を有している。
確認信号送信部64は、後述するように、携帯端末60と状況検知通信カード70、80との距離が一定範囲以上離れたのを検出すべく、状況検知通信カード70、80のいずれかから確認要求信号を受信すると、送信元の状況検知通信カード70、80のいずれかに確認信号を送信する。
携帯端末60の入力部12、表示部13、対策制御部16、遠距離通信部18、記憶部19、警告端末30、確認通信カード50、GPS衛星90は、実施例1と同様である。
以下、本実施例の防衛システムにおける携帯端末60、状況検知通信カード70、状況検知通信カード80、警告端末30、確認通信カード50の相互関連を説明する。尚、本実施例では、携帯端末10の利用者は、携帯端末60の所有者本人とし、警告端末30の利用者は知人とする。
携帯端末60の制御部61は、いわゆるCPUとして携帯端末60を制御する部であり、利用者により、入力部12を介して、起動指示されると、記憶部19の端末識別データを付与した端末状況検知開始信号を近距離通信部63に出力する。
近距離通信部63は、端末状況検知開始信号を受けると、端末状況検知開始信号を状況検知通信カード70、80にそれぞれ送信する。
ここで、まず、状況検知通信カード70が携帯端末60の端末状況を検知するまでについて説明を行う。
状況検知通信カード70の制御部71は、いわゆるCPUとして、状況検知通信カード70を制御する部であり、端末状況検知開始信号を近距離通信部73により受信する。
近距離通信部73は、至近距離の通信可能な無線等により携帯端末60と近距離通信を行う部であり、端末状況検知開始信号を受信すると、付与されている端末識別データを記憶部74に保持し、引き続き、端末状況検知開始信号を状況検知部72に転送する。
状況検知部72は、携帯端末60の状況を検知する部であり、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末60のおかれている状況検知を開始する。
即ち、状況検知部72は、端末状況検知開始信号を受けると、まず、記憶部74に保持された確認通信プログラムを実行し、端末識別データに基づいて、確認要求信号を携帯端末60に近距離通信部73を介して送信する。
携帯端末60の制御部61は、状況検知通信カード70から確認要求信号を近距離通信部63を介して確認信号送信部64で受信すると、確認信号送信部64は、確認信号を状況検知通信カード70に送信する。
状況検知通信カード70の制御部71は、携帯端末60から確認信号を近距離通信部73で受信する。
状況検知部72は、近距離通信部73が確認信号を受信すると、状況検知通信カード70と携帯端末60との距離が一定範囲内で端末状況が「安全」であることを検知し、携帯端末60から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90により状況検知通信カード70の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部74に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末60の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末60の端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
制御部71は、状況検知部72が携帯端末60の端末状況を「安全」と検知すると、引き続き、端末の状況検知の継続を指示し、端末状況を「不明」と検知すると、不明を示す不明検知信号を生成し、近距離通信部73を介して、該生成された不明検知信号を携帯端末60に送信する。
次に、状況検知通信カード80が携帯端末60の端末状況を検知するまでについて説明を行う。
状況検知通信カード80の制御部81は、いわゆるCPUとして、状況検知通信カード80を制御する部であり、端末状況検知開始信号を近距離通信部83により受信する。
近距離通信部83は、至近距離の通信可能な無線等により携帯端末60と近距離通信を行う部であり、端末状況検知開始信号を受信すると、付与されている端末識別データを記憶部84に保持し、引き続き、端末状況検知開始信号を状況検知部82に転送する。
状況検知部82は、携帯端末60の状況を検知する部であり、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末60のおかれている状況検知を開始する。
即ち、状況検知部82は、端末状況検知開始信号を受けると、まず、記憶部84に保持された確認通信プログラムを実行し、端末識別データに基づいて、確認要求信号を携帯端末60に近距離通信部83を介して送信する。
携帯端末60の制御部61は、状況検知通信カード80から確認要求信号を近距離通信部63を介して確認信号送信部64で受信すると、確認信号送信部64は、確認信号を状況検知通信カード80に送信する。
状況検知通信カード80の制御部81は、携帯端末60から確認信号を近距離通信部83で受信する。
状況検知部82は、近距離通信部83が確認信号を受信すると、状況検知通信カード80と携帯端末60との距離が一定範囲内で端末状況が「安全」であることを検知し、携帯端末60から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90により状況検知通信カード80の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部84に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末60の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末60の端末状況を「不明」と検知する。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
制御部81は、状況検知部82が携帯端末60の端末状況を「安全」と検知すると、引き続き、端末の状況検知の継続を指示し、端末状況を「不明」と検知すると、不明を示す不明検知信号を生成し、近距離通信部83を介して、該生成された不明検知信号を携帯端末60に送信する。
携帯端末60の制御部61が状況検知通信カード70および状況検知通信カード80のいずれかから不明検知信号を近距離通信部63で受信すると、近距離通信部63は、受信した不明検知信号を対策要否判定部62に転送する。
対策要否判定部62は、不明検知信号を受けると、防衛対策要と判定し、警告端末30を利用して防衛対策を行うべく、防衛対策指示信号を近距離通信部63に送信する。
近距離通信部63は、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データ及び端末識別データを取得すると共に、協力端末識別データに基づいて、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信する。以降、実施例1と同様に動作し、警告端末30が知人の近傍に存在することから、端末状況が「安全度が高い」である場合、携帯端末60の端末状況を知人に知らせるべく、警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、警告端末30が会社、知人宅に位置することから、端末状況「安全度が低い」である場合、携帯端末60の一切のキー操作を無効にする。また、警告端末30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去させる。
このように、利用者の携帯端末60の端末状況が「不明」であり、かつ利用者が信頼する知人の警告端末30が知人の近傍に存在することから、端末状況が「安全度が高い」である場合、携帯端末60の端末状況を知人に知らせるべく、警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、警告端末30が会社、知人宅に位置することから、端末状況「安全度が低い」である場合、携帯端末60の一切のキー操作を無効にするようにしたので、携帯端末60に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。また、両端末60、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータを消去するようにしたので、携帯端末60のデータ漏出等を防止できる。
ところで、携帯端末60と警告端末30とが近距離通信不可能な位置にある場合も実施例1と同様に動作し、携帯端末60の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末60の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、また、両端末60、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去させる。
このように、携帯端末60の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末60の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させるようにしたので、携帯端末60に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。
また、両端末60、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去するようにしたので、携帯端末60の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。
さらに、携帯端末60の端末状況を利用者の財布、定期入れに貼付けられた状況検知通信カード70、80に検知させるようにしたので、財布等の盗難、置き忘れの発生も防止できる。また、該財布等を、例えば、利用者の着衣にあるポケット等のように、検知信号等が遮られるおそれが少ない場所に該財布等を所持することで、携帯端末60の端末状況の検知感度が低下するのを防止できると共に、検知精度を向上させることができる。
〈実施例2の動作〉
以下、実施例2の防衛システムの動作について説明を行う。
まず、携帯端末60と警告端末30が近距離(=7m前後)で通信可能な場合について説明を行う。
図5は、実施例2の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末60と警告端末30が近距離)
携帯端末60の制御部61は、利用者により、入力部12を介して、起動指示されると、記憶部19の端末識別データを付与した端末状況検知開始信号を近距離通信部63に出力する。
近距離通信部63は、端末状況検知開始信号を受けると、端末状況検知開始信号を状況検知通信カード70、80にそれぞれ送信する(S1)。
ここで、まず、状況検知通信カード70が携帯端末60の端末状況を検知するまでについて説明を行う。
状況検知通信カード70の制御部71は、端末状況検知開始信号を近距離通信部73により受信する。
近距離通信部73は、端末状況検知開始信号を受信すると、付与されている端末識別データを記憶部74に保持し、引き続き、端末状況検知開始信号を状況検知部72に転送する。
状況検知部72は、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末60のおかれている状況検知を開始する。
即ち、状況検知部72は、端末状況検知開始信号を受けると、まず、記憶部74に保持された確認通信プログラムを実行し、端末識別データに基づいて、確認要求信号を携帯端末60に近距離通信部73を介して送信する。
携帯端末60の制御部61は、状況検知通信カード70から確認要求信号を近距離通信部63を介して確認信号送信部64で受信すると、確認信号送信部64は、確認信号を状況検知通信カード70に送信する。
状況検知通信カード70の制御部71は、携帯端末60から確認信号を近距離通信部73で受信する。
状況検知部72は、近距離通信部73が確認信号を受信すると、状況検知通信カード70と携帯端末60との距離が一定範囲内で端末状況が「安全」であることを検知し、携帯端末60から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90により状況検知通信カード70の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部74に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末60の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末60の端末状況を「不明」と検知する(S2)。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
制御部71は、状況検知部72が携帯端末60の端末状況を「安全」と検知すると(S3)、引き続き、端末の状況検知の継続を指示し、端末状況を「不明」と検知すると(S3)、不明を示す不明検知信号を生成し、近距離通信部73を介して、該生成された不明検知信号を携帯端末60に送信する(S4)。
次に、状況検知通信カード80が携帯端末60の端末状況を検知するまでについて説明を行う。
状況検知通信カード80の制御部81は、端末状況検知開始信号を近距離通信部83により受信する。
近距離通信部83は、端末状況検知開始信号を受信すると、付与されている端末識別データを記憶部84に保持し、引き続き、端末状況検知開始信号を状況検知部82に転送する。
状況検知部82は、端末状況検知開始信号を受けると、携帯端末60のおかれている状況検知を開始する。
即ち、状況検知部82は、端末状況検知開始信号を受けると、まず、記憶部84に保持された確認通信プログラムを実行し、端末識別データに基づいて、確認要求信号を携帯端末60に近距離通信部83を介して送信する。
携帯端末60の制御部61は、状況検知通信カード80から確認要求信号を近距離通信部63を介して確認信号送信部64で受信すると、確認信号送信部64は、確認信号を状況検知通信カード80に送信する。
状況検知通信カード80の制御部81は、携帯端末60から確認信号を近距離通信部83で受信する。
状況検知部82は、近距離通信部83が確認信号を受信すると、状況検知通信カード80と携帯端末60との距離が一定範囲内で端末状況が「安全」であることを検知し、携帯端末60から一定時間以上、確認信号が受信できないと、引き続き、GPS衛星90により状況検知通信カード80の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部84に保持されている自宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、携帯端末60の端末状況を「安全」と検知し、現在位置情報が自宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、携帯端末60の端末状況を「不明」と検知する(S3)。
尚、本実施例では、現在位置情報を取得するために、GPS衛星90を利用しているが、これに限られることはなく、現在位置情報を取得することができる手段であれば、どのようなもので構成してもよい。
尚、本実施例では、GPS衛星90により取得した位置情報を利用しているが、これに限られることはなく、安全を確認するための状況を示すデータを取得できる手段であれば、どのようなものでもよい。
制御部81は、状況検知部82が携帯端末60の端末状況を「安全」と検知すると、引き続き、端末の状況検知の継続を指示し、端末状況を「不明」と検知すると、不明を示す不明検知信号を生成し、近距離通信部83を介して、該生成された不明検知信号を携帯端末60に送信する(S4)。
携帯端末60の制御部61が状況検知通信カード70および状況検知通信カード80のいずれかから不明検知信号を近距離通信部63で受信すると、近距離通信部63は、受信した不明検知信号を対策要否判定部62に転送する。
対策要否判定部62は、不明検知信号を受けると、防衛対策要と判定し、警告端末30を利用して防衛対策を行うべく、防衛対策指示信号を近距離通信部63に送信する。
近距離通信部63は、防衛対策指示信号を受けると、記憶部19の協力端末識別データ及び端末識別データを取得すると共に、協力端末識別データに基づいて、端末識別データを付与した防衛対策指示信号を警告端末30に送信する(S5)。以降、実施例1と同様に動作し、警告端末30が知人の近傍に存在することから、端末状況「安全度が高い」である場合(S7)、携帯端末60の端末状況を知人に知らせるべく、警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ(S8)、警告端末30が会社、知人宅に位置することから、端末状況「安全度が低い」である場合(S9)、携帯端末60の一切のキー操作を無効にする(S10〜S11)。また、警告端末30の端末状況が「不明」である場合(S9)、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去させる(S12〜13)。
このように、携帯端末60の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ、端末状況が「安全度が低い」である場合、携帯端末60の一切のキー操作を無効にするようにしたので、携帯端末60に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。また、携帯端末60および警告端末30の両端末の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータを消去するようにしたので、携帯端末60のデータ漏出等を防止できる。
次に、携帯端末10と警告端末30が近距離(=7m前後)で通信不可能な位置にある場合について説明を行う。
図5は、実施例2の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末60と警告端末30が遠距離)である。
ところで、携帯端末60と警告端末30とが近距離通信不可能な位置にある場合も実施例1と同様に動作し、携帯端末60の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合(S7)、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末60の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させ(S8〜S10)、また、両端末60、30の端末状況が「不明」である場合(S7)、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去させる(S11〜S12)。
このように、携帯端末60と警告端末30間が近距離通信できない場合であって、携帯端末60の端末状況が「不明」、かつ警告端末30の端末状況が「安全度が高い」である場合、遠距離通信部18、36を介して、携帯端末60の一切のキー操作を無効とすると共に、利用者が信頼する知人の警告端末30の表示部34に警告画面を表示させるようにしたので、携帯端末60に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処することができる。
また、両端末60、30の端末状況が「不明」である場合、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータを消去するようにしたので、携帯端末60の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。
さらに、携帯端末60の端末状況を利用者の財布、定期入れに貼付けられた状況検知通信カード70、80に検知させるようにしたので、財布等の盗難、置き忘れの発生も防止できる。また、該財布等を、例えば、利用者の着衣にあるポケット等のように、検知信号等が遮られるおそれが少ない場所に該財布等を所持することで、携帯端末60の端末状況の検知感度が低下するのを防止できると共に、検知精度を向上させることができる。
〈実施例2の効果〉
本実施例の防衛システムでは、自己の端末状況を不明と検知すると、防衛対策要と判定する携帯端末60と、防衛対策要と判定された携帯端末60から防衛対策を指示するための防衛対策指示信号を受信する利用者が信頼する知人の警告端末30を備え、該警告端末30が自己の端末状況を知人が近傍に存在することで、「安全度が高い」と検知すると、表示部34に警告画面を表示させ、該警告端末30が会社、知人宅に位置することで、「安全度が低い」と検知すると、携帯端末60の一切のキー操作を無効化するようにしたので、携帯端末60に対する防衛対策を実行することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。また、警告端末30が自己の端末状況を「不明」と検知すると、事後対策として、携帯端末60の記憶部19のデータをすべて消去するようにしたので、携帯端末60の盗難、置き忘れ等が発生した際のデータ漏出等を防止できる。さらに、携帯端末60の端末状況を利用者の財布等に貼付けられた状況検知通信カード70、80により検知させるようにしたので、財布等の盗難、置き忘れの発生にも対処できる。また、例えば、該財布等を利用者の着衣にあるポケット等のように、検知信号等が遮られるおそれが少ない場所に所持させることで、携帯端末60の端末状況の検知感度が低下するのを防止できると共に、検知精度を向上させることができる。
〈実施例3の構成〉
図7は、実施例3の防衛システムを示すブロック構成図である。
図7に示すように、本実施例の防衛システムは、携帯端末100、警告端末200、PDA(=Personal Digital Assistant)300、確認通信カード400及びGPS衛星90から構成され、携帯端末100、警告端末200、PDA300は、相互に無線通信可能に接続されている。また、PDA300には、確認通信カード400が無線通信可能に接続されている。
本実施例では、利用者は、携帯端末100及びPDA300を持ち歩く習慣があることとし、また、確認通信カード400を常時所持していることとする。
GPS衛星90は、警告端末200、PDA300が位置情報を取得するために利用する人工衛星である。
確認通信カード400は、利用者が常時所持するICカードであり、確認信号送信部401を有している。この確認通信カード400は、PDA300と確認通信カード400との距離が一定以上離れたのを検出すべく、後述するように、確認要求信号をPDA300から受信すると、確認信号送信部401を制御して、PDA300に対し、確認信号を送信する。
携帯端末100は、利用者が所有する携帯電話であり、プッシュボタン等の入力部101、液晶等の表示部102、対策要否判定部103、対策制御部104、近距離通信部105、遠距離通信部106、記憶部107を有している。
記憶部107は、HDD等のメモリであり、端末識別データ、協力端末識別データ、自宅の住所を示す自宅位置情報、会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムがそれぞれ格納されている。また、この記憶部107には、機密情報等も格納されていることとする。
端末識別データとは、自己(=携帯端末100)を識別するためのデータであり、本実施例では、携帯端末100の電話番号データが端末識別データとして格納される。また、協力端末識別データとは、携帯端末100に対する対策要否判定に利用する端末等を識別するためのデータであり、本実施例では、警告端末200の電話番号データ及びPDA300のシリアル番号データ等が協力端末識別データとして格納される。
近距離通信部105は、至近距離の通信可能な無線等により警告端末200及びPDA300との近距離通信を行う部であり、定期的に警告端末200及びPDA300から通信確認信号を受信すると、記憶部107の警告端末200の協力端末識別データ、PDA300の協力端末識別データに基づいて、通信確認信号を受信したことを示す確認応答信号を警告端末200及びPDA300に対して送信する。
対策要否判定部103は、警告端末200及びPDA300から受信する端末状況に応じて、対策要否を判定するための部である。詳細な対策要否判定については後述する。
対策制御部104は、警告端末200及びPDA300から受信する端末状況に応じた防衛動作制御を行う部であり、詳細な防衛動作制御については後述する。
遠距離通信部106は、図示しない公衆回線網を介して、近距離通信ができない状況の警告端末200、又はPDA300との通信を行う部である。
PDA300は、携帯型の情報機器であり、状況検知部301、対策制御部302、液晶等の表示部303、近距離通信部304、遠距離通信部305、記憶部306を有している。
記憶部306は、HDD等のメモリであり、協力先端末識別データおよび近距離カード識別データ、知人宅の住所を示す知人宅位置情報および知人の会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムがそれぞれ格納されている。
協力先端末識別データとは、PDA300に対する対策要否判定に利用する端末等を識別するためのデータであり、本実施例では、携帯端末100の電話番号データ、警告端末200の電話番号データが協力先端末識別データとして格納される。また、近距離カード識別データは、確認通信カード400を識別するためのデータである。
近距離通信部304は、至近距離の通信可能な無線等により携帯端末100及び警告端末200との近距離通信を行う部であり、記憶部306の携帯端末100の協力端末識別データ、警告端末200の協力端末識別データに基づいて、定期的に通信確認信号を携帯端末100及び警告端末200に対して送信すると共に、携帯端末100及び警告端末200から通信確認信号を受信すると、通信確認信号を受信したことを示す確認応答信号を携帯端末100及び警告端末200に対して送信する。
状況検知部301は、PDA300の状況を検知する部であり、記憶部306の確認通信プログラムを実行し、近距離カード識別データに基づいて、確認要求信号を確認通信カード400に送信し、上述したように、確認通信カード400から確認信号を受信すると、確認通信カード400とPDA300との距離が一定範囲内であり、端末状況を「安全」と検知し、確認通信カード400から一定時間以上、確認信号が受信できないと、端末状況を「不明」と検知する。また、状況検知部301は、定期的にGPS衛星90から、PDA300の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部306の知人宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、会社または知人宅にPDA300が位置するので「安全」と検知し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、PDA300の端末状況を「不明」と検知する。
また、状況検知部301は、携帯端末100から確認応答信号を受信しないと、携帯端末100が離れた場所にあることを検知し、警告端末200から確認応答信号を受信しないと、警告端末200が離れた場所にあることを検知する。
状況検知部301は、上述したように、状況検知する毎に、検知した状況(=「安全」、「不明」、「携帯端末100と離れている」、「警告端末200と離れている」、「携帯端末100の近く」、「警告端末200の近く」のいずれか)を示す状況検知データを携帯端末100及び警告端末200に近距離通信部304を介して送信する。ここで、状況検知部301は、送信先の携帯端末100及び警告端末200から一定時間内に状況検知データを受信したことを示す受信応答信号を受信しないと、端末間の距離が離れていることで、状況検知データの送信失敗を検知し、遠距離通信部305を介して状況検知データを送信する。
対策制御部302は、検知された端末状況に応じた防衛動作制御を行う部であり、詳細な防衛動作制御については後述する。
遠距離通信部305は、図示しない公衆回線網を介して、近距離通信ができない状況の携帯端末100、又は警告端末200との通信を行う部である。
警告端末200は、利用者が信頼する知人等が所有する携帯電話であり、状況検知部201、対策制御部202、液晶等の表示部203、近距離通信部204、遠距離通信部205、記憶部206、対策要否判定部207を有している。
記憶部206は、HDD等のメモリであり、協力先端末識別データおよび近距離カード識別データ、知人宅の住所を示す知人宅位置情報および知人の会社の住所を示す会社位置情報、確認通信プログラムがそれぞれ格納されている。
協力先端末識別データとは、防衛対策を協力する端末を識別するためのデータであり、本実施例では、携帯端末100の電話番号データ、PDA300のシリアル番号データ等が協力先端末識別データとして格納される。
近距離通信部204は、至近距離の通信可能な無線等により携帯端末100及びPDA300との近距離通信を行う部であり、記憶部206の携帯端末100の協力端末識別データ、PDA300の協力端末識別データに基づいて、定期的に通信確認信号を携帯端末100及びPDA300に対して送信すると共に、携帯端末100及びPDA300から通信確認信号を受信すると、通信確認信号を受信したことを示す確認応答信号を携帯端末100及びPDA300に対して送信する。
状況検知部201は、警告端末200の状況を検知する部であり、定期的にGPS衛星90から、警告端末200の現在位置を示す現在位置情報を取得すると共に、取得した現在位置情報と、記憶部206の知人宅位置情報および会社位置情報とをそれぞれ比較し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれかに一致すると、会社または知人宅に警告端末200が位置するので「安全」と検知し、現在位置情報が知人宅位置情報および会社位置情報のいずれにも一致しないと、警告端末200の端末状況を「不明」と検知する。
また、状況検知部201は、携帯端末100から確認応答信号を受信しないと、携帯端末100が離れた場所にあることを状況検知し、PDA300から確認応答信号を受信しないと、PDA300が離れた場所にあることを状況検知する。
状況検知部201は、上述したように、状況検知する毎に、検知した状況(=「安全」、「不明」、「携帯端末100と離れている」、「PDA300と離れている」、「携帯端末100の近く」「PDA300の近く」のいずれか)を示す状況検知データを携帯端末100に近距離通信部204を介して送信する。ここで、状況検知部201は、送信先の携帯端末100から一定時間内に状況検知データを受信したことを示す受信応答信号を受信しないと、端末間の距離が離れていることで、状況検知データの送信失敗を検知し、遠距離通信部205を介して状況検知データを送信する。
対策要否判定部207は、携帯端末100及びPDA300から受信する端末状況に応じて、対策要否を判定するための部である。詳細な対策要否判定については後述する。
対策制御部202は、携帯端末100及びPDA300から受信する端末状況に応じた防衛動作制御を行う部であり、詳細な防衛動作制御については後述する。
遠距離通信部205は、図示しない公衆回線網を介して、近距離通信ができない状況の携帯端末100、又はPDA300との通信を行う部である。
〈実施例3の動作〉
次に、実施例3の防衛システムの動作について説明を行う。
警告端末200は、自己の状況を検知する毎に、検知された状況を示す状況検知データを携帯端末100に通知し、PDA300は、自己の状況を検知する毎に、検知された状況を示す状況検知データを携帯端末100及び警告端末200にそれぞれ通知している。
まず、携帯端末100、警告端末200及びPDA300がすべて近くにある場合の各端末の動作について説明を行う。
警告端末200の対策要否判定部207は、状況検知部201が「携帯端末100の近く」及び「不明」と状況検知し、かつPDA300から通知された状況検知データが「携帯端末100の近く」、「安全」を示していると、警告端末200の確保要と判定する。
対策制御部202は、警告端末200の確保要と判定されると、警告端末200の一切のキー操作を無効化すると共に、警告端末200の確保を指示するための指示信号を携帯端末100及びPDA300に出力する。
PDA300の対策制御部302は、警告端末200から指示信号を受けると、警告端末200の確保を指示する画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、警告端末200の確保を指示する画面を表示させる。
一方、携帯端末100の対策制御部104は、警告端末200から指示信号を受けると、警告端末200の確保を指示する画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部102に出力する。
表示部102は、画面データを受けると、画面データに基づいて、警告端末200の確保を指示する画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「安全」を示す状況検知データがそれぞれ通知されると、携帯端末100及びPDA300の確保要と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100及びPDA300の確保要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、携帯端末100及びPDA300の確保を指示するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、携帯端末100及びPDA300の確保を指示する指示信号を受けると、携帯端末100及びPDA300の確保を指示する画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100及びPDA300の確保を指示する画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100の近く」及び「不明」と状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データがそれぞれ通知されると、機能制限要と判定する。
対策制御部104は、機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100の近く」及び「不明」と状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策制御部202は、状況検知部201が「携帯端末100の近く」及び「不明」と状況検知すると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
次に、警告端末200及びPDA300が近くにあり、携帯端末100のみが離れている場合の各端末の動作について説明を行う。
携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「安全」を示す状況検知データが通知されると、携帯端末100の紛失と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100の紛失と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、携帯端末100の紛失通知を指示するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、携帯端末100の紛失通知の指示を示す指示信号を受けると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」及び「安全」と状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データ受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100から離れている」、「安全」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「不明」を示す状況検知データがそれぞれ通知されると、携帯端末100の紛失と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100の紛失と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策要否判定部207は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知すると、機能制限及び警告端末200の確保要と判定する。
対策制御部202は、機能制限及び警告端末200の確保要と判定されると、警告端末200の一切のキー操作を無効化すると共に、警告端末200の確保を指示するための指示信号をPDA300に出力する。
PDA300の対策制御部302は、警告端末200の確保を指示する指示信号を受けると、警告端末200の確保を指示する画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、警告端末200の確保を指示する画面を表示させる。
さらに、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」及び「安全」と状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100から離れている」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「安全」を示す状況検知データがそれぞれ通知されると、携帯端末100の紛失及びPDA300の確保要と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100の紛失及びPDA300の確保要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、携帯端末100の紛失通知及びPDA300の確保を指示するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、指示信号を受けると、携帯端末100の紛失及びPDA300の確保を指示する画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失及びPDA300の確保を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「不明」と状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
また、PDA300から「携帯端末100から離れている」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「不明」を示す状況検知データがそれぞれ通知されると、対策要否判定部103は、機能制限要と判定する。
対策制御部104は、機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策制御部202は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
次に、携帯端末100及び警告端末200が近くにあり、PDA300のみが離れている場合の各端末の動作について説明を行う。
携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「安全」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「安全」を示す状況検知データが通知されると、PDA300の紛失と判定する。
対策制御部104は、PDA300の紛失と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保を指示するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、指示信号を受けると、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保を指示する画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保の指示を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「安全」を状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「安全」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データが通知されると、携帯端末100の紛失と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「安全」を状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成し、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
一方、警告端末200の対策制御部202は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「安全」を示す状況検知データが通知されると、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保要と判定する。
対策制御部104は、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保を指示するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、指示信号を受けると、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保を指示する画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データが通知されると、機能制限要と判定する。
対策制御部104は、機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策制御部202は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」、「不明」を状況検知すると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
次に、携帯端末100及びPDA300が近くにあり、警告端末200のみが離れている場合の各端末の動作について説明を行う。
警告端末200の対策要否判定部207は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知し、かつPDA300から通知された状況検知データが「携帯端末100の近く」、「安全」を示していると、対策要否判定部207は、警告端末200の紛失と判定する。
対策制御部202は、警告端末200の紛失と判定されると、警告端末200の一切のキー操作を無効化すると共に、警告端末200の紛失通知を指示するための指示信号を携帯端末100に出力する。
携帯端末100の対策制御部104は、警告端末200から指示信号を受けると、警告端末200の紛失を示す画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部102に出力する。また、対策制御部104は、警告端末200の紛失通知を指示するための指示信号をPDA300に出力する。
表示部102は、画面データを受けると、画面データに基づいて、警告端末200の紛失を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、指示信号を受けると、警告端末200の紛失を示す画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データを受けると、画面データに基づいて、警告端末200の紛失を示す画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「安全」を示す状況検知データが通知されると、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保要と判定する。
対策制御部104は、PDA300の紛失及び携帯端末100の確保要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、PDA300の紛失及び携帯端末100の紛失を通知するための指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、PDA300の紛失及び携帯端末100の紛失を通知するための指示信号を受けると、携帯端末100及びPDA300の紛失を示す画面データを生成すると共に、該生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、画面データに基づいて、携帯端末100及びPDA300の紛失を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100の近く」、「不明」を状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100の近く」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100から離れている」、「不明」を示す状況検知データが通知されると、機能制限要と判定する。
対策制御部302は、機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100の近く」及び「不明」と状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策制御部202は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知すると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
最後に、携帯端末100、PDA300及び警告端末200がそれぞれ離れている場合の各端末の動作について説明を行う。
携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「安全」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100と離れている」、「安全」を示す状況検知データが通知されると、携帯端末100及びPDA300の紛失と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100及びPDA300の紛失と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化すると共に、携帯端末100及びPDA300の紛失通知を指示する指示信号を警告端末200に出力する。
警告端末200の対策制御部202は、指示信号を受けると、携帯端末100及びPDA300の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部203に出力する。
表示部203は、画面データを受けると、受け付けた画面データに基づいて、携帯端末100及びPDA300の紛失を示す画面を表示させる。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」及び「安全」と状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データ受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「安全」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100と離れている」、「不明」を示す状況検知データが通知されると、機能制限要と判定する。
対策制御部104は、機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」及び「安全」と状況検知すると、携帯端末100の紛失を示す画面データを生成すると共に、生成された画面データを表示部303に出力する。
表示部303は、画面データ受けると、画面データに基づいて、携帯端末100の紛失を示す画面を表示させる。
一方、警告端末200の対策要否判定部207は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知すると、警告端末200の機能制限要と判定する。
対策制御部202は、機能制限要と判定されると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
また、携帯端末100の対策要否判定部103は、PDA300から「携帯端末100と離れている」、「不明」を示す状況検知データ、警告端末200から「携帯端末100と離れている」、「不明」を示す状況検知データが通知されると、携帯端末100の機能制限要と判定する。
対策制御部104は、携帯端末100の機能制限要と判定されると、携帯端末100の一切のキー操作を無効化する。
一方、PDA300の対策制御部302は、状況検知部301が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知すると、PDA300の一切のキー操作を無効化する。
一方、警告端末200の対策要否判定部207は、状況検知部201が「携帯端末100から離れている」及び「不明」と状況検知すると、警告端末200の機能制限要と判定する。
対策制御部202は、機能制限要と判定されると、警告端末200の一切のキー操作を無効化する。
〈実施例3の効果〉
実施例3の防衛システムでは、携帯端末100、PDA300、警告端末200がそれぞれ、各端末の安全及び不明のいずれかの端末状況、及び各端末間の位置状況から、自己の防衛対策要否を判定し、該判定結果に応じて、携帯端末100、PDA300、警告端末200がそれぞれ実行すべき防衛対策を決定すると共に、決定された防衛対策を実行するようにしたので、携帯端末100、PDA300、警告端末200がそれぞれ他の端末の状況も防衛対策の決定に利用することができ、自己の安全性を強化することができる。従って、盗難、置き忘れ等の発生に対処できる。また、PDA300を財布、書類等に取り付けることで、財布、書類等の防衛対策も行うことができる。さらに、例えば、該財布等を利用者の着衣にあるポケット等のように、検知信号等が遮られるおそれが少ない場所にPDA300を所持することで、携帯端末100の端末状況の検知感度が低下するのを防止できると共に、検知精度を向上させることができる。
上記実施例の構成に限られることはなく、警告端末30および携帯端末10(または60)のそれぞれに同一の構成を具備させる構成としてもよい。これにより、警告端末30を携帯端末10(または60)として、携帯端末10(または60)を警告端末30として機能させることができ、警告端末30および携帯端末10(または60)が相互に実施例と同様の防衛対策等を動作させることができる。
上記実施例では、携帯端末10(または60)および1台の警告端末30による構成であったが、これに限られることはなく、複数の警告端末30を設けることで、複数の警告端末30を利用して、携帯端末10(または60)に対する防衛対策を行うことができ、信頼性の高い防衛システムを提供することができる。
上記実施例において、携帯端末10(または60)および警告端末30間にて通信されるデータの暗号化および復号化を行う構成を具備させることで、データの改竄等を防止した信頼性の高い防衛システムを提供することができる。
上記実施例において、携帯端末10(または60)および警告端末30が相互に端末認証を行う構成を具備させることで、なりすまし等を防止した信頼性の高い防衛システムを提供することができる。
上記実施例2では、状況検知通信カード70、80を利用者の財布、定期入れに貼り付けた形態による説明を行ったが、これに限られることはなく、利用者の他の所持品に状況検知通信カードを貼り付けることで、携帯端末60の端末状況の検知精度を向上させることができると共に、他の所持品の盗難、置き忘れの発生にも対処することができる。
上記実施例において、携帯端末10(または60)および警告端末30は、現在位置、所有者との距離によって、端末状況が安全および不明のいずれかであるかを検知する構成であったが、これに限られることはなく、例えば、温度、湿度、気圧、音量、振動、衝撃、時刻、利用者の顔画像等をそれぞれ示すデータまたは、各データの組み合わせに基づいて、端末状況が安全および不明のいずれであるかを検知する構成としてもよい。
上記実施例では、防衛対策として、携帯端末10(または60)のキー操作の無効化を警告端末30を介して実行させる構成であったが、これに限られることはなく、防衛対策の際に、各携帯端末10(または60)を予め管理している管理機関を介してキー操作の無効化を各携帯端末10(または60)に指示させる構成としてもよい。
本発明の防衛システムを示すブロック構成図 実施例1の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末10と警告端末30が近距離) 実施例1の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末10と警告端末30が遠距離) 実施例2の防衛システムを示すブロック構成図 実施例2の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末60と警告端末30が近距離) 実施例2の防衛システムの動作フローチャート(携帯端末60と警告端末30が遠距離) 実施例3の防衛システムを示すブロック構成図
符号の説明
10 携帯端末
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 状況検知部
15 対策要否判定部
16 対策制御部
17 近距離通信部
18 遠距離通信部
19 記憶部
20 作動部
30 警告端末
31 制御部
32 状況検知部
33 対策制御部
34 表示部
35 近距離通信部
36 遠距離通信部
37 記憶部
40 確認通信カード
41 確認信号送信部
50 確認通信カード
51 確認信号送信部
60 携帯端末
61 制御部
62 対策要否判定部
63 近距離通信部
64 確認信号送信部
70 状況検知通信カード
71 制御部
72 状況検知部
73 近距離通信部
74 記憶部
80 状況検知通信カード
81 制御部
82 状況検知部
83 近距離通信部
84 記憶部
90 GPS衛星
100 携帯端末
101 入力部
102 表示部
103 対策要否判定部
104 対策制御部
105 近距離通信部
106 遠距離通信部
107 記憶部
200 警告端末
201 状況検知部
202 対策制御部
203 表示部
204 近距離通信部
205 遠距離通信部
206 記憶部
207 対策要否判定部
300 PDA(Personal Digital Assistant)
301 状況検知部
302 対策制御部
303 表示部
304 近距離通信部
305 遠距離通信部
306 記憶部
400 確認通信カード
401 確認信号送信部

Claims (15)

  1. 携帯端末において、周囲の状況を感知する検出手段と、検出手段で得られた情報から脅威の存在を推定し、防衛対策を決定する判定手段と、判定手段の決定に従って防衛対策を実施する対策手段と、信頼できる知人が所有する警告端末との通信を行う端末間通信手段を設け、自身の検出手段、判定手段および対策手段に加え端末間通信手段を介して信頼できる知人が所有する警告端末に属する検出手段、判定手段または対策手段もしくは情報を利用した防衛機能を有することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記携帯端末は、物理的に複数の部分に分離可能な構造であり、それぞれ分離した部分はお互いの通信を行う部分間通信手段を設け、離れた位置に分離した状況で動作可能であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記端末間通信手段および/または部分間通信手段は、改竄や暴露から保護されたデータ通信を提供することを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記携帯端末は、前記端末間通信手段および/または部分間通信手段の通信相手を識別および認証する識別・認証手段を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の携帯端末。
  5. 複数の信頼できる知人が所有する警告端末によって感知された周囲の状況を統合および融合し、統合および融合された情報から脅威の存在を推定し防衛対策を決定し実施する防衛方法。
  6. 前記統合および融合された情報は、自身の携帯端末と信頼できる知人が所有する警告端末の両者が同じ種類の情報を感知し、統合および融合によって物理的精度を向上させて得られた情報であることを特徴とする請求項5記載の防衛方法。
  7. 前記統合および融合された情報は、自身の携帯端末と信頼できる知人が所有する警告端末とで異なる種類の情報を感知し、統合および融合によって相互に補完して得られた情報であることを特徴とする請求項5乃至請求項6に記載の防衛方法。
  8. 前記統合および融合された情報は、信頼できる知人が所有する警告端末が統合および融合した情報を利用して更に信頼度を高めた情報であることを特徴とする請求項5乃至請求項7記載の防衛方法。
  9. 前記防衛対策は、そのすべてまたは一部を信頼できる知人が所有する警告端末が提供することを特徴とする請求項5乃至請求項8記載の防衛方法。
  10. 請求項1記載の携帯端末と信頼できる知人が所有する少なくとも1以上の警告端末とを備える防衛システムにおいて、
    前記警告端末は、前記携帯端末と同様に、周囲の状況を感知する検出手段と、検出手段で得られた情報から脅威の存在を推定し、防衛対策を決定する判定手段と、判定手段の決定に従って防衛対策を実施する対策手段と、携帯端末との通信を行う端末間通信手段を備えたことを特徴とする防衛システム。
  11. 前記携帯端末または前記警告端末は、位置情報によって安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項10記載の防衛システム。
  12. 所有者を確認するための確認通信カードを含み、前記携帯端末または前記警告端末は前記確認通信カードとの通信を確認することで安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項10乃至11のいずれかに記載の防衛システム。
  13. 前記確認通信カードは位置情報によって安全か否かを検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項12記載の防衛システム。
  14. 前記確認通信カードに対する脅威に対抗する防衛機能を有することを特徴とする請求項12乃至13のいずれかに記載の防衛システム。
  15. 前記警告端末は、警告端末の所有者に携帯端末の脅威の存在を通知し、対策を依頼することを対策手段として備えることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の防衛システム。
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