JP2007273765A - Manufacturing method of semiconductor light-emitting device - Google Patents
Manufacturing method of semiconductor light-emitting device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007273765A JP2007273765A JP2006098241A JP2006098241A JP2007273765A JP 2007273765 A JP2007273765 A JP 2007273765A JP 2006098241 A JP2006098241 A JP 2006098241A JP 2006098241 A JP2006098241 A JP 2006098241A JP 2007273765 A JP2007273765 A JP 2007273765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- mixed solution
- mold
- semiconductor light
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Led Device Packages (AREA)
Abstract
Description
本発明はレンズ兼用の封止部を備えた半導体発光装置の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor light emitting device provided with a sealing portion that also serves as a lens.
発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)等の半導体発光装置はその用途に応じて様々な構成を採り得るが、例えば、リードの付いた半導体発光素子と、半導体チップを覆う封止部とを備えたものがある。この半導体発光装置は、主に照明装置に適用されるものであり、封止部は、半導体チップを外部環境から保護するだけでなく、レンズとして兼用されている(特許文献1)。 A semiconductor light emitting device such as a light emitting diode (LED) can take various configurations depending on its application. For example, the semiconductor light emitting device includes a semiconductor light emitting element with a lead and a sealing portion that covers a semiconductor chip. There is something. This semiconductor light emitting device is mainly applied to a lighting device, and the sealing portion not only protects the semiconductor chip from the external environment but also serves as a lens (Patent Document 1).
このように、封止部をレンズとして兼用する場合には、封止部の材料として、例えば、特許文献1〜特許文献4に記載されているような、屈折率の高い熱硬化性樹脂(屈折率n2=1.6以上1.8以下)が用いられる場合がある。ところが、この熱硬化性樹脂は、加熱により収縮硬化するという性質を有しているので、キャスティングモールドによって、例えば、図10(A)〜(C)に示したように、上記したような熱硬化性樹脂100を母型110に流し込み、その後、半導体チップにリードフレームを付けた半導体発光素子120を母型110内の熱硬化性樹脂100に浸し、加熱により熱硬化性樹脂100を硬化させて封止部130を形成させると、封止部130に「ひけ」と呼ばれる収縮変形が発生し、母型から封止部130への転写性が悪化する。
As described above, when the sealing portion is also used as a lens, as a material of the sealing portion, for example, a thermosetting resin (refractive index having a high refractive index as described in
ここで、母型により形成される理想的な封止部130の形状と、成型加工により得られる封止部130の形状とを対比して、最も大きく変位する箇所の変位量を封止部130の重心点からの距離で割った値を、「ひけ」によるずれ量と定義すると、ずれ量は、理論的にはおよそ0.1%〜5%となる。したがって、半導体発光素子120から出力される光を正確に配光制御することが必要な用途では、「ひけ」による収縮変形が許容できない場合がある。
Here, comparing the ideal shape of the sealing portion 130 formed by the mother die with the shape of the sealing portion 130 obtained by molding, the amount of displacement at the largest displacement portion is determined as the sealing portion 130. If the value divided by the distance from the center of gravity is defined as the amount of deviation due to “sinking”, the amount of deviation is theoretically about 0.1% to 5%. Therefore, in applications that require accurate light distribution control of light output from the semiconductor
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、転写性のよい半導体発光装置の製造方法を提供することにある。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a semiconductor light-emitting device with good transferability.
本発明の半導体発光装置の製造方法は、内部に圧力を伝達するための伝達路と、半導体発光素子を内部に固定するための固定部とを有する母型を用意したのち、以下に示した(A)〜(D)のステップを行うものである。
(A)半導体発光素子を固定部に固定するステップ
(B)母型内部に透明な熱硬化性樹脂を注入するステップ
(C)固定部に半導体発光素子が固定され、かつ母型内部に熱硬化性樹脂が注入された状態で、母型内部に対して伝達路を介して大気圧よりも高い圧力を加えるステップ
(D)大気圧よりも高い圧力を加えた状態で、母型内部の熱硬化性樹脂を加熱し硬化させるステップ
The manufacturing method of the semiconductor light-emitting device of the present invention is shown below after preparing a mother die having a transmission path for transmitting pressure inside and a fixing part for fixing the semiconductor light-emitting element inside ( Steps A) to (D) are performed.
(A) The step of fixing the semiconductor light emitting element to the fixing part (B) The step of injecting a transparent thermosetting resin into the mother mold (C) The semiconductor light emitting element is fixed to the fixing part and the thermosetting inside the mother mold A step of applying a pressure higher than the atmospheric pressure to the inside of the mother mold through the transmission path in a state where the functional resin is injected (D) a thermosetting inside the mother mold in a state of applying a pressure higher than the atmospheric pressure Heating and curing the functional resin
本発明の半導体発光装置の製造方法では、母型内部に対して大気圧よりも高い圧力を加えた状態で熱硬化性樹脂を収縮硬化するようにしたので、母型の内壁に対して熱硬化性樹脂が押し付けるられる。 In the method of manufacturing a semiconductor light emitting device according to the present invention, the thermosetting resin is shrink-cured in a state where a pressure higher than the atmospheric pressure is applied to the inside of the mother die, so that the inner wall of the mother die is thermally cured. The functional resin is pressed.
本発明の半導体発光装置の製造方法によれば、母型内部に熱硬化性樹脂に対して大気圧よりも高い圧力を加えた状態で熱硬化性樹脂を収縮硬化するようにしたので、母型の内壁に対して熱硬化性樹脂を押し付けることができる。これにより、「ひけ」が生じる虞がなくなるので、母型から封止部への転写性が極めてよくなる。 According to the method for manufacturing a semiconductor light emitting device of the present invention, the thermosetting resin is shrink-cured in a state where a pressure higher than the atmospheric pressure is applied to the thermosetting resin inside the mother die. The thermosetting resin can be pressed against the inner wall. As a result, there is no possibility of “sinking” occurring, so that the transfer property from the mother die to the sealing portion is extremely improved.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施の形態に係る発光ダイオード1(半導体発光装置)の断面構造を表すものである。なお、図1は、模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。この発光ダイオード1は、発光部10(半導体発光素子)上に封止部20を備えたものである。ここで、発光部10は、リードフレーム11上に半導体チップ12を載置して構成されている。
FIG. 1 shows a cross-sectional structure of a light-emitting diode 1 (semiconductor light-emitting device) according to an embodiment of the present invention. Note that FIG. 1 is a schematic representation and is different from actual dimensions and shapes. The light-
リードフレーム11は、半導体チップ12を載置するための金属製の枠であり、例えば、半導体チップ12を載置すると共に固定するダイパッド部(図示せず)と、半導体チップ12のn側電極およびp側電極(後述)と結線する内部端子部(図示せず)と、半導体チップ12とは反対側の面に突出すると共に内部端子部に接続された外部端子部11Aとを有している。なお、リードフレーム11の内側端子部と半導体チップ12の電極とは、例えばワイヤ(図示せず)で電気的に接続されている。
The
半導体チップ12は、例えば、基板12A(図2参照)上に、n型半導体層(図示せず)、発光領域を含む活性層(図示せず)およびp型半導体層(図示せず)をこの順に積層して構成されたものである。半導体チップ12にはまた、n型半導体層に電気的に接続されたn側電極(図示せず)と、p型半導体層に電気的に接続されたp側電極(図示せず)とがそれぞれ設けられている。ここで、基板12Aは、半導体チップ12のリードフレーム11とは反対側に設けられており、発光領域からの光を透過することが可能な材料、例えばサファイアからなる。つまり、半導体チップ12は、発光領域からの光を、基板12A側(上面側)から出力することの可能な上面発光型の発光素子である。n型半導体層、活性層およびp型半導体層はそれぞれ、例えば、GaN系またはInGaN系の半導体材料からなる。p側電極は、例えば、チタン(Ti)、白金(Pt)および金(Au)をこの順に積層した構造を有しており、n側電極は、例えば、Auとゲルマニウム(Ge)との合金、ニッケル(Ni)およびAuをこの順に積層した構造を有している。
The
封止部20は、発光部10の半導体チップ12側に設けられたものであり、例えば、鈍角からなる多面体や、回転対称軸を持ち一般非球面式で表される曲面形状を有する立体である。半球の平面側の中央部分に、半導体チップ12と、リードフレーム11のダイパッド部および内側端子部と、ワイヤとが埋め込まれており、外部端子部11Aが封止部20から突出している。これにより、封止部20は、半導体チップ12などを外部環境から保護するだけでなく、レンズとしても機能するようになっている。
The
封止部20は、屈折率の高い熱硬化性樹脂(屈折率n2=1.6以上1.8以下)により構成されている。このような高屈折率の熱硬化性樹脂としては、例えば、硫黄や環状炭化水基を含有するエポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリチオウレタン系樹脂がある。なお、この熱硬化性樹脂は、モノマーの熱硬化性樹脂と、重合触媒との混合溶液20B(図4(B)参照)を、重合反応による硬化によって得られるものである。これにより、半導体チップ12の光射出側の表面(基板12Aの表面)がエポキシ樹脂やシリコン樹脂などの屈折率(屈折率n3=1.5程度)よりも高い材料、例えばサファイア(屈折率n1=1.76程度)からなる場合(図2参照)には、封止部20の材料としてエポキシ樹脂やシリコン樹脂などの低屈折率材料を用いた場合と比べて、光が基板12A側から封止部20側に進んだときに、基板12Aと封止部20との界面12Bにおける臨界角が極めて大きくなる。なお、基板12Aの表面が封止部20より低い屈折率の材料からなる場合には、光が基板12A側から封止部20側に進んだときに、界面12Bで全反射することはない。
The
ところで、この封止部20は、半導体チップ12から出力される全ての光の配光制御を行うレンズとして機能させるために、後述するように母型でその外形全体をレンズ状に成型加工されたものである。光の配光制御を行うためには、封止部20が所定の精度で形成されていることが必要となるが、例えば数%程度のずれ量も許容できないような用途では、母型を精度よく形成しておいたとしても、成型加工の際に生じる「ひけ」が問題となり得る。この「ひけ」は、混合溶液20Bの収縮硬化に起因して生じるものである。混合溶液20Bの硬化は通常、母型に接している部分から進行するので、外側が硬く、内側が軟らかい状態を経て、全体が硬化する。このように外側から内側に固まるときに、硬化収縮の影響で「ひけ」が発生する。ここで、図10のような母型の場合には、重力の作用で混合溶液が母型の内壁に押し付けられるので、「ひけ」の影響は比較的小さいが、例えば、本実施の形態のように、上面側母型110および下面側母型120(図3(A),(B)参照)を互いに重ね合わせて外形全体をレンズ状に成型加工する分離型の母型を用いる場合には、重力の作用をほとんど受けない母型の上側の部分で「ひけ」が顕著に発生する。そこで、本実施の形態では、母型内に注入された混合溶液20Bに対して大気圧よりも高い圧力をかけて、混合溶液20B全体を母型の内壁等に押し付けるようにしている。なお、その詳細については、以下の製造過程において説明する。
By the way, in order to function as a lens for controlling the light distribution of all the light output from the
次に、本実施の形態の発光ダイオード1の製造方法の一例について、図3(A),(B)〜図6を参照して説明する。図3(A)は製造過程における金型等の断面構成(図3(B)のA−A矢視方向の断面構成)を表すものであり、図3(B)は図3(A)の上面図である。図4(A),(B)〜図5(A),(B)は各製造過程を説明するための金型等の断面構成を表すものである。図6は、発光ダイオード1の製造方法の流れ図である。
Next, an example of the manufacturing method of the
なお、発光部10は公知の製造方法で製造することが可能であることから、その製造方法についての説明は省略し、以下では、発光部10に封止部20を設ける工程の一例について説明する。
Since the
さて、発光部10に封止部20を設けるに際しては、図3(A),(B)に示したような分離型の母型が用いられる。この母型は、上面側母型110および下面側母型120を備えている。ここで、上面側母型110には、その中央部分に成型加工用の窪み111が、その外縁部分にシール用リング112がそれぞれ設けられている。シール用リング112は、母型内部から混合溶液20Bが漏れ出さないようにするためのものであり、例えば、エラストマーシールや、メタルオーリングである。他方、下面側母型120には、上面側母型110の窪み111に対応して成型加工用の窪み121が、上面側母型110のシール用リング112に対応してそのシール用リング112と噛み合わせるための窪み122がそれぞれ設けられている。なお、窪み122の代わりに一般のJISフランジのような平面フランジを設けてもよい。下面側母型120にはまた、その外縁部に切欠き123(伝達路)が、窪み122の底部に固定部124がそれぞれ設けられている。切欠き123は、上面側母型110および下面側母型120を互いに重ね合わせて容器を形成した際に母型の内部と外部とを互いに導通させる通路となるものである。従って、この切欠き123は、母型外部からその内部に混合溶液20Bを注入したり、母型内部に注入された混合溶液20Bに対して圧力を加える加圧ピン141(図5(A)参照)を挿入することが可能な径および形状(例えば半円柱形状)を有している。固定部124は、発光部10を母型内部に固定するためのものであり、例えば、発光部10の外部端子部11Aを嵌合により固定することの可能な径を有する孔からなる。なお、固定部124に混合溶液20Bが流れ込まないようにするために、例えば、孔の入り口にシール用リング(図示せず)を設けるようにしてもよい。なお、図示していないが、この母型はチャンバ内に配置されている。このチャンバ内には、加熱・冷却する加熱冷却器(図示せず)が設けられており、これを用いて母型内の混合溶液20Bを加熱・冷却することができるようになっている。
Now, when the sealing
まず、下面側金型120の固定部124に発光部10を固定した後、上面側金型110および下面側金型120を互いに重ね合わせ、母型内を気密状態とする(ステップS1、図4(A))。続いて、樹脂注入器130から混合溶液20Bを吐出して、切欠き123を介して金型内部へ注入する(ステップS2、図4(B))。このとき、混合溶液20Bの加熱による収縮量を見込んで、多めに注入する。すなわち、母型内部のうち切欠き123を除いた容積を超える量の混合溶液20Bを母型内部に注入する。なお、母型内に注入される混合溶液20Bはあらかじめ脱泡されているので、母型内に注入される前から混合溶液20Bが気泡を含んでいる虞はない。
First, after fixing the
次に、加圧器140の加圧ピン141を切欠き123に挿入して、金型内の混合溶液20Bの界面に対して大気圧よりも高い圧力を加える(ステップS3、図5(A))。これにより、混合溶液20B全体が母型の内壁および発光部10の表面に押し付けられる。続いて、その状態で、加熱冷却器を用いて、40℃付近から150℃程度の温度範囲で適切な温度制御を行いながら、所定の期間で、混合溶液20Bを加熱し重合硬化させる(ステップS4)。その後、母型を開いて発光ダイオード1を取り出す(図5(B))。このようにして、本実施の形態の発光ダイオード1が製造される。
Next, the
次に、本実施の形態の発光ダイオード1の作用・効果について説明する。この発光ダイオード1では、p側電極とn側電極との間に所定の電圧が印加されると、n側電極から電子が、p側電極から正孔がそれぞれ活性層へ注入される。そして、この活性層に注入された電子と正孔が再結合することにより活性層から光子が発生し、その結果、発光光が基板12Aの裏面から封止部20を介して外部に射出される。
Next, operations and effects of the light-emitting
ここで、封止部20の材料として、仮にエポキシ樹脂やシリコン樹脂などの低屈折率(n3=1.5程度)の材料を用いた場合に、半導体チップ12の基板12Aとして例えば屈折率n1が1.76程度のサファイアを用いたときには、図2(A)に示したように、界面12Bにおける屈折率差が大きくなる。そのため、光が基板12A側から封止部20側に進んだときに、界面12Bにおける臨界角が小さくなるので、界面12Bで全反射したりフレネル反射を起こす割合が多くなる。その結果、反射された光の多くは半導体チップ12内の活性層などで吸収されてしまうので、このような構成をとった場合には、光取り出し効率は低くなる。
Here, if a material with a low refractive index (n3 = about 1.5) such as an epoxy resin or a silicon resin is used as the material of the sealing
一方、本実施の形態では、封止部20の材料として屈折率の高い熱硬化性樹脂(屈折率n2がおよそ1.6以上1.8以下のもの)を用いるようにしたので、半導体チップ12の基板12Aとしてエポキシ樹脂やシリコン樹脂などの屈折率(屈折率n3=1.5程度)よりも高い材料、例えば屈折率n1が1.76程度のサファイアを用いた場合には、封止部20の材料としてエポキシ樹脂やシリコン樹脂などの低屈折率材料を用いた場合と比べて、光が半導体チップ12側から封止部20側に進んだときに、界面12Bにおける臨界角を極めて大きくすることができる。したがって、基板12A側から封止部20側に進む光が界面12Bで全反射したりフレネル反射を起こす割合を極めて小さくすることができるので、光取り出し効率を向上させることができる。なお、半導体チップ12の基板12Aとして封止部20よりも低い屈折率の材料を用いた場合には、光が基板12A側から封止部20側に進んだときに、界面12Bで全反射することはないので、基板12Aの屈折率が封止部20のそれよりも高い場合と比べて、取り出し効率の低下は少ない。
On the other hand, in the present embodiment, since the thermosetting resin having a high refractive index (having a refractive index n2 of about 1.6 or more and 1.8 or less) is used as the material of the sealing
なお、上記の作用・効果は、図2(B)に示したように、基板12Aと封止部20とが隙間なく互いに接していることが前提となる。つまり、基板12Aと封止部20との間にサブミクロンでも空隙がある場合には、臨界角は基板12Aと空隙との関係で規定されてしまうので、たとえ封止部20の材料として屈折率の高い熱硬化性樹脂を用いたとしても、光取り出し効率を向上させることはできない。一方、本実施の形態では、発光部10を混合溶液20B中に入れると共に、金型内の混合溶液20Bの界面に対して大気圧よりも高い圧力を加えた状態で混合溶液20Bを収縮硬化するようにしたので、基板12Aと封止部20との間に空隙が生じる虞はない。従って、確実に光取り出し効率を向上させることができる。
Note that the above operations and effects are based on the premise that the substrate 12A and the sealing
また、本実施の形態では、金型内の混合溶液20Bの界面に対して大気圧よりも高い圧力を加えた状態で混合溶液20Bを収縮硬化するようにしたので、混合溶液20Bが母型内で収縮硬化している間ずっと、母型の内壁に対しても混合溶液20Bを押し付けることができる。これにより、「ひけ」が生じる虞がなくなるので、母型から封止部20への転写性が極めてよくなる。その結果、発光部10から出力される光を正確に配光制御することが可能となる。
In the present embodiment, the
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。 The present invention has been described with reference to the embodiment. However, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made.
例えば、上記実施の形態では、加圧器140の加圧ピン141を切欠き123に挿入することにより混合溶液20Bの界面に対して圧力を加えるようにしていたが、その他の方法、例えば、図7に示したように、ガス注入器150から窒素ガスやアルゴンガスなどの、混合溶液20Bの硬化を阻害しないガスを切欠き123に注入することにより混合溶液20Bの界面に対して圧力を加えるようにしてもよい。
For example, in the above embodiment, the
また、上記実施の形態では、封止部20の形状を鈍角からなる多面体としていたが、他の形状とすることはもちろん可能である。例えば、図8に示したように、封止部20の形状を非球面と平面とを有する多面体としてもよい。ただし、この場合には、図9に示したように、非球面を有する金型が必要となるが、金型の内部に鋭角状の領域が存在するとその領域には「ひけ」が発生し易い。しかし、上記実施の形態と同様に、金型内の混合溶液20Bの界面に対して大気圧よりも高い圧力を加えた状態で混合溶液20Bを収縮硬化させた場合には、「ひけ」が生じる虞はなく、母型から封止部20への転写性を極めてよくすることができる。
Moreover, in the said embodiment, although the shape of the sealing
また、上記実施の形態では、リードフレーム上に半導体チップを有する発光ダイオード1に対して本発明を適用した場合について説明したが、他の種類の発光ダイオード、例えば、中間基板またはプリント基板上に半導体チップをフリップチップ接続して構成された発光ダイオードに対してももちろん適用可能である。
In the above embodiment, the case where the present invention is applied to the light-emitting
また、上記実施の形態では、本発明を発光ダイオードに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の半導体発光装置に適用することも可能である。 In the above embodiment, the case where the present invention is applied to a light-emitting diode has been described. However, the present invention is not limited to this, and can be applied to other semiconductor light-emitting devices.
1…発光ダイオード、10…発光部、11…リードフレーム、11A…外部端子部、12…半導体チップ、12A…基板、12B…界面、20…封止部、20B…混合溶液、110…上面側母型、111…窪み、112…リング、120…下面側母型、121,122…窪み、123…切欠き、124…固定部、130…樹脂注入器、140…加圧器、141…加圧ピン、150…ガス注入器。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記母型内部に透明な熱硬化性樹脂を注入するステップと、
前記固定部に前記半導体発光素子が固定され、かつ前記母型内部に熱硬化性樹脂が注入された状態で、前記母型内部に対して前記伝達路を介して大気圧よりも高い圧力を加えるステップと、
前記大気圧よりも高い圧力を加えた状態で、前記母型内部の熱硬化性樹脂を加熱し硬化させるステップと
を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。 A step of fixing the semiconductor light emitting element to the fixing portion of the mother die having a transmission path for transmitting pressure inside and a fixing portion for fixing the semiconductor light emitting element inside;
Injecting a transparent thermosetting resin into the matrix;
A pressure higher than atmospheric pressure is applied to the inside of the mother mold through the transmission path in a state where the semiconductor light emitting element is fixed to the fixing portion and a thermosetting resin is injected into the mother mold. Steps,
And heating and curing the thermosetting resin inside the matrix while applying a pressure higher than the atmospheric pressure. A method for manufacturing a semiconductor light emitting device, comprising:
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置の製造方法。 The thermosetting resin in an amount exceeding the volume excluding the introduction path and the transmission path inside the mother mold is injected into the mother mold to which the semiconductor light emitting element is fixed. A method for manufacturing a semiconductor light emitting device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置の製造方法。 2. The semiconductor light emitting device according to claim 1, wherein a pressure higher than an atmospheric pressure is applied to the thermosetting resin injected into the matrix by inserting a pressure pin into the transmission path. Production method.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置の製造方法。
2. The semiconductor light emitting device according to claim 1, wherein a pressure higher than an atmospheric pressure is applied to the thermosetting resin injected into the matrix by injecting an inert gas into the transmission path. Production method.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006098241A JP2007273765A (en) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | Manufacturing method of semiconductor light-emitting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006098241A JP2007273765A (en) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | Manufacturing method of semiconductor light-emitting device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007273765A true JP2007273765A (en) | 2007-10-18 |
Family
ID=38676245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006098241A Pending JP2007273765A (en) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | Manufacturing method of semiconductor light-emitting device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007273765A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104576877A (en) * | 2013-10-09 | 2015-04-29 | 新世纪光电股份有限公司 | Manufacturing method of packaging element of light emitting diode and packaging structure |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006098241A patent/JP2007273765A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104576877A (en) * | 2013-10-09 | 2015-04-29 | 新世纪光电股份有限公司 | Manufacturing method of packaging element of light emitting diode and packaging structure |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007273763A (en) | Semiconductor device and its manufacturing method | |
US10454003B2 (en) | Light emitting device and manufacturing method thereof | |
JP5566114B2 (en) | Optoelectronic device having a casing body and method of manufacturing the same | |
US8623678B2 (en) | Method for manufacturing LED | |
TWI451602B (en) | Optical emitter and manufacturing method thereof and display | |
TWI476962B (en) | Light emitting device | |
JP2006237609A (en) | Semiconductor light emitting device and method for manufacturing same | |
JP2017510997A (en) | Ultraviolet light emitting device and method | |
US8952402B2 (en) | Solid-state radiation transducer devices having flip-chip mounted solid-state radiation transducers and associated systems and methods | |
TW200541110A (en) | Semiconductor light emitting devices including flexible film having therein an optical element, and methods of assembling same | |
JP6643755B2 (en) | Deep ultraviolet light emitting module | |
JP6574768B2 (en) | LED dome with internal high index pillar | |
KR20120109737A (en) | Light emitting device package and manufacturing method of the same | |
TW201501368A (en) | Method for manufacturing light emitting diode element | |
JP2007273764A (en) | Semiconductor light-emitting device and method of manufacturing the same | |
JP2014011364A (en) | Led module | |
JP2007273765A (en) | Manufacturing method of semiconductor light-emitting device | |
US20130015488A1 (en) | Light emitting diode package and method for fabricating the same | |
JP4884074B2 (en) | Semiconductor light emitting device | |
JP2008172140A (en) | Light-emitting device having buffering material between housing and upside rigid protecting material | |
US11430927B2 (en) | Semiconductor light-emitting device and method for manufacturing the same | |
JP3192424U (en) | LED module | |
US20200274040A1 (en) | Uv light-emitting device, uv light-emitting device production method and uv light-emitting module production method | |
TWI485887B (en) | Method for manufacturing light emitting diode | |
JP5202016B2 (en) | Resin sealing method and resin sealing device |