JP2007271927A - 光学素子および撮像装置 - Google Patents

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Tadahiro Oishi
忠宏 大石
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Abstract

【課題】複数のフィルターを使い分けるのと同じ機能を有するとともに、占有スペースが少なくて済み構成が簡素で、小型化および低コスト化を図る上で有利な光学素子およびそのような光学素子を備える撮像装置を提供する。
【解決手段】光学素子10の第2の電極20の各電極部材38に印加する電圧Eの箇所を順次周方向に変えていくことによって第1の液体14を周方向に移動させることができ、したがって、各第1の液体14を調整室32に順次移動させることができ、調整室32を透過する光Lに与える光学的な作用を選択的に切り換えることができ、言い換えると、フィルターをリボルバー式に切り換えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は光学素子および撮像装置に関する。
従来から撮像装置によって撮影を行なう際に、例えば、光量を調整するため、あるいは、色温度を変更するため、あるいは、ソフトフォーカス効果を得るために様々なフィルターが提供されている。
フィルターは撮像装置のレンズ鏡筒に装着して用いることから、複数のフィルターを使い分ける場合、フィルターの着脱操作が繁雑で面倒であった。
そこで、複数のフィルターを円板状のディスクの周方向に配置したフィルターディスクユニットを設け、このフィルターディスクユニットを撮像装置の撮影光学系に組み込み、フィルターディスクユニットを回転させることで撮影光学系の光軸上に所望のフィルターを選択的に位置させるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平2−158723号公報
しかしながら上述のフィルターディスクユニットは、ディスクおよびディスクの回転機構が広いスペースを占有し、また、回転機構の構成が複雑であるため、小型化、低コスト化を図る上で不利がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、複数のフィルターを使い分けるのと同じ機能を有するとともに、占有スペースが少なくて済み構成が簡素で、小型化および低コスト化を図る上で有利な光学素子およびそのような光学素子を備える撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、収容室を有する容器と、前記収容室に封入された有極性または導電性を有する第1の液体と、前記収容室に封入され前記第1の液体と互いに混合しない第2の液体と、前記第1の液体に電界をかけるための第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電圧印加手段による前記第1、第2の電極への電圧印加の箇所を変えることで、前記第1の液体を前記収容室内の前記第2の液体中で移動する光学素子であって、前記収容室は環状に延在形成され、前記収容室は、周方向の一部が光が透過される調整室とされ、残りの周方向の部分が退避室とされており、前記第1の液体と前記第2の液体は、前記第1の液体が前記調整室を閉塞する大きさでかつその周囲を前記第2の液体で囲まれた状態で前記収容室の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入され、前記調整室および前記退避室は、前記光が透過する方向において互いに対向する第1、第2の端面壁を備え、前記第1の電極は、前記調整室および前記退避室の前記第1、第2の端面壁のうちの一方の端面壁に、該端面壁の延在方向の全域にわたり延在して設けられ、前記第2の電極は、前記第1、第2の端面壁のうちの他方の端面壁に、該端面壁の延在方向に間隔をおいて並べられた複数の電極部材で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、被写体像を導く撮影光学系と、前記撮影光学系の光軸上に設けられた撮像素子と、前記光軸上で前記撮像素子の前方に設けられた光学素子とを備え、前記光学素子は、収容室を有する容器と、前記収容室に封入された有極性または導電性を有する第1の液体と、前記収容室に封入され前記第1の液体と互いに混合しない第2の液体と、前記第1の液体に電界をかけるための第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電圧印加手段による前記第1、第2の電極への電圧印加の箇所を変えることで、前記第1の液体を前記収容室内の前記第2の液体中で移動するものであって、前記収容室は環状に延在形成され、前記収容室は、周方向の一部が光が透過される調整室とされ、残りの周方向の部分が退避室とされており、前記第1の液体と前記第2の液体は、前記第1の液体が前記調整室を閉塞する大きさでかつその周囲を前記第2の液体で囲まれた状態で前記収容室の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入され、前記調整室および前記退避室は、前記光が透過する方向において互いに対向する第1、第2の端面壁を備え、前記第1の電極は、前記調整室および前記退避室の前記第1、第2の端面壁のうちの一方の端面壁に、該端面壁の延在方向の全域にわたり延在して設けられ、前記第2の電極は、前記第1、第2の端面壁のうちの他方の端面壁に、該端面壁の延在方向に間隔をおいて並べられた複数の電極部材で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電圧を印加する第2の電極の電極部材の箇所を変化させることで複数の第1の液体を調整室に順次移動させ、これにより調整室を透過する光に与える光学的な作用を選択的に切り換えることができる。したがって、スペースを占有する部材や複雑な機構を必要としないため、占有スペースが少なくて済み、構造が簡素であるため、小型化および低コスト化を図る上で有利となる。
(第1の実施の形態)
まず、電界による液体移動の動作原理について説明する。
図1(A)は液体移動の原理を説明する断面図、(B)は(A)のAA線矢視図である。
図1(A)、(B)に示すように、光が透過する方向において互いに間隔gをおいて対向する第1、第2の端面壁1A、1Bと、第1、第2の端面壁1A、1Bを接続する側面壁1Cとにより密閉された収容室1が形成されている。
第1の端面壁1Aの内面全域には第1の電極2が形成され、第1の電極2が収容室1に臨む表面は撥水膜3Aで覆われている。
第2の端面壁1Bの内面には第2の電極4が設けられており、第2の電極4は2つの電極部材4A、4Bが第1、第2の端面壁1A、1Bが対向する方向と直交する方向に延在する仮想軸Lに沿って並べて配置されている。
2つの電極部材4A、4Bの表面および第2の端面壁1Bの内面の全域は絶縁膜5で覆われ、絶縁膜5が収容室1に臨む表面全域は撥水膜3Bで覆われている。
収容室1には第1の液体6と第2の液体7が封入され、第1の液体6は有極性または導電性を有するものであり、第2の液体7は第1の液体6の周囲を囲むように封入され、第1の液体と互いに混合しないものである。
第1の液体6には第1の電極2が撥水膜3Aを介して臨み、また、第2の電極4が絶縁膜5と撥水膜3Bを介して臨んでいる。
まず、初期状態では、第1の電極2と第2の電極4の2つの電極部材4A、4Bが共にグランドレベルに接続されており、この状態で第1の液体6が一方の電極部材4Aの全域と他方の電極部材4Bのうち電極部材4Aに近接する部分とにわたって位置している。
この状態では、第1の液体6はその表面張力によって図1(A)、(B)に実線で示すように平面視円形の形状を呈している。
ここで、他方の電極部材4Bに電圧Eが印加されると、絶縁体5が第1の液体6に臨む箇所に正電荷がチャージされ、これにより、第1の液体6が絶縁体5に臨む箇所に電界(静電気力)が作用して第1の液体6が絶縁体5に臨む箇所に負電荷が引寄せられ、言い換えると、第1の液体6を構成する分子が引き寄せられる。
すると、第1の液体6は、図1(A)、(B)に破線で示すように、電極部材4Bに向かって引き寄せられるように形状が変化し、やがて、第1の液体6が第2の液体7によって周囲を囲まれた状態で第1の液体6全体が仮想軸Lの延在方向に沿って一方の電極部材4Aの上から他方の電極部材4Bの上に移動する。
なお、撥水膜3A、3Bは第1の液体6が第1、第2の電極2、4上で移動する際に液体6と第1、第2の端面壁1A、1Bとの間で生じる抵抗を削減し、移動しやすくする作用を果たすものである。
このように、有極性または導電性を有する第1の液体6に第1、第2の電極2、4によって電界を作用させることで第1の液体6が移動される。
次に、本実施の形態の光学素子10について説明する。
本実施の形態の光学素子10はNDフィルター(Neutral Density Filter)を構成している。
図2は光学素子10の構成を示す斜視図である。
図3(A)、(B)は図2のAA線断面図である。
図4(A)は図3(B)のA断面図、(B)は図3(B)のB断面図である。
図5(A)、(B)、(C)は図3(B)のC断面図である。
図6は第1の液体14と第2の電極20の電極部材38の位置関係を示す断面図である。
図7(A)は第1の電極18の平面図、(B)は第2の電極20の平面図である。
図2に示すように、光学素子10は、容器12と、第1の液体14と、第2の液体16と、第1の電極18(図5参照)および第2の電極20(図5参照)と、電圧印加手段22(図5参照)とを含んで構成されている。
図2に示すように、容器12は、同形同大の円環板状に形成され互いに対向し平行をなして延在する第1の端面壁24、第2の端面壁26と、これら第1、第2の端面壁24、26の内周を接続する内側面壁28Aと、第1、第2の端面壁24、26の外周を接続する外側面壁28Bとを有し、それら第1、第2の端面壁24、26と側面壁28A、28Bとにより密閉した収容室30が設けられている。
収容室30は扁平な円環状に延在形成され、収容室30は均一の矩形断面で光Lが透過する方向と直交する面に沿って延在している。
収容室30は、周方向の一部が光Lが透過される調整室32とされ、残りの周方向の部分が退避室34とされている。言い換えると、調整室32および退避室34は、光が透過する方向において互いに対向する第1、第2の端面壁24、26を備えている。
第1、第2の端面壁24、26は、絶縁性を有する材料で形成され、さらに、第1、第2の端面壁24、26のうち、少なくとも調整室32に臨む箇所は光を透過する透明な材料で形成されている。
第1、第2の端面壁24、26を構成する材料として、例えば、絶縁性を有する合成樹脂材料あるいはガラス材料を用いることができる。
ここで容器12の厚さ方向とは、第1の端面壁24と第2の端面壁26とが互いに対向する方向であり、光が光学素子10を透過する方向と合致している。
第1の液体14は、有極性または導電性を有し、第2の液体16は、第1の液体14と互いに混合しないものである。また、第1の液体14と第2の液体16は実質的に等しい比重を有している。
本実施の形態では、第1の液体14は、例えば、純水とエタノールとエチレングリコールを混合した液体で形成されている。
また、本実施の形態では、第2の液体16は透明なシリコンオイルで構成されている。
第2の液体16を構成するシリコンオイルとして低粘度のものを用いることにより、第1、第2の液体14、16の間の粘性抵抗の低減と、第1の液体14と第1、第2の端面壁24、26との間の摩擦の緩和が図られ、第1の液体14の移動速度の高速化による応答性の向上を図る上で有利となっている。
なお、第1の液体14として使用できる液体としては、本実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ニトロメタン、無水酢酸、酢酸メチル、酢酸エチル、メタノール、アセトニトリル、アセトン、エタノール、プロピオニトリル、テトロヒドロフラン、n−ヘキサン、2−プロパノール、2−ブタノン、n−ブチロニトリル、1−プロパノール、1−ブタノール、ジメチルスルホキシド、クロロベンゼン、エチレングリコール、ホルムアミド、ニトロベンゼン、炭酸プロピレン、1,2−ジクロロエタン、二硫化炭素、クロロホルム、ブロモベンゼン、四塩化炭素、トリクロロ酢酸無水物、トルエン、ベンゼン、エチレンジアミン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、リン酸トリブチル、ピリジン、ベンゾニトル、アニリン、1,4−ジオキサン、ヘキサメチルホスホルアミドなどが挙げられる。
また、第2の液体16として使用できる液体は、例えば、シリコン、デカン系、オクタン系、ノナン、ヘプタンなどが挙げられる。
また、第1の液体14および第2の液体16は、それぞれ単一の液体で形成してもよいし、複数の液体を混合して形成してもよい。要は、第1の液体14と第2の液体16が実質的に等しい比重を有するように形成されていればよい。
図3(A)、(B)に示すように、第1の液体14と第2の液体16は、第1の液体14が調整室32を閉塞する大きさでかつその周囲を第2の液体16で囲まれた状態で収容室30の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入されている。
本実施の形態では、第1の液体14は内側面壁28Aと外側面壁28Bと第2の液体16により周囲が囲まれた状態で収容室30の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入されている。
また、本実施の形態では、第1の液体14は8つ設けられ、それらの透過率が段階的に異なるように形成されており、8つの第1の液体14をそれぞれ第1の液体14−1乃至14−8とする。
第1の液体14の透過率は、第1の液体14に光を透過しない材料からなる微粒子を混合することで形成され、複数の第1の液体14に混合する前記微粒子の混合量を異ならせることで、透過率が段階的に異なる第1の液体14を形成することができる。
前記微粒子としては、例えばカーボンブラックを用いることができる。第1の液体14が純水とエタノールとエチレングリコールを混合した液体で形成されている場合には、カーボンブラックが、第1の液体14に対して満遍なく混合されるように、それらの表面に親水コーティング処理をなすことが好ましい。前記親水コーティング処理は、例えば、カーボンブラックの表面に親水基を形成することでなされる。
なお、前記微粒子として、光を反射する金属材料からなる微粒子を用いてもカーボンブラックと同様の作用が奏される。
第1、第2の電極18、20は、第1の液体14に電界をかけるためのものである。
図4、図5、図7(A)に示すように、第1の電極18は、調整室32および退避室34の第1の端面壁24に、その端面壁24の延在方向の全域にわたり円環状に延在して設けられている。
本実施の形態では、第1の電極18は、第1の端面壁24に、その第1の端面壁24の延在方向の全域にわたり延在する単一の電極部材36で構成されている。
図4、図5、図7(B)に示すように、第2の電極20は、第2の端面壁26に、その第2の端面壁26の延在方向に等間隔をおいて並べられた複数の電極部材38で構成されている。
本実施の形態では、電極部材38は同形同大で形成されており、電極部材38は第1の液体14の数の4倍の個数設けられており、調整室32に対応して2つの電極部材38が配置されている。
図6に示すように、光が透過する方向から見て複数の第1の液体14はそれぞれの輪郭が第2の電極20の隣り合う複数の電極部材38に重なるように設けられている。本実施の形態では、光が透過する方向から見て、各第1の液体14の位置によっては、それぞれの輪郭が第2の電極20の隣り合う2つあるいは3つの電極部材38に重なるように設けられている。
第1、第2の電極18、20、すなわち、各電極部材36、38は、例えば、光を透過可能なITO膜(Indium Tin Oxide膜)などの導電材料で形成されている。
図5に示すように、電圧印加手段22は容器12の外部に設けられ、電圧Eを出力する電源2202と、電極部材38毎に設けられ電源2202の電圧Eを各電極部材38に選択的に印加する複数のスイッチ2204とを備えている。
電源2202のグランド端子は第1の電極18に電気的に接続され、電源2202の出力端子は各スイッチ2204を介して第2の電極20の各電極部材38に電気的に接続されている。
図4、図5に示すように、収容室30に臨む第2の端面壁26の内面およびこの内面に設けられた第2の電極20上に絶縁膜40が形成されている。
したがって、第1の電極18と第2の電極20との間に電圧が印加されることで絶縁膜40の表面に例えばプラス電荷が帯電され、これにより第1の液体14に電界がかかり、第1の液体14を構成する分子に電界(静電気力)が作用して第1の液体14の移動がなされるように構成されている。
また、第2の端面壁26の内面および第1の電極18の全域を覆うように光を透過する透明な撥水膜42が形成されている。
また、側面壁28A、28Bの内面を覆うように撥水膜42が形成されている。
撥水膜42は第2の液体16に対する濡れ性が第1の液体14に対する濡れ性よりも高くなるように構成されている。言い換えると、撥水膜42に対する第2の液体16の接触角は、撥水膜42に対する第1の液体14の接触角よりも小さい値となるように構成されている。
撥水膜42は第1の液体14が第1、第2の電極18、20上で移動する際に第1の液体14と第1、第2の端面壁24、26および側面壁28A、28Bとの間で生じる抵抗を削減し、移動しやすくする作用を果たすものである。
撥水膜42は、親油性を有する膜であり、例えば、シリコンを主成分とする材料を焼き付けることで、あるいは、非結晶フッ素樹脂からなる材料を成膜することで形成することができ、撥水膜42としては、従来公知の様々な材料を採用可能である。
次に、光学素子10の動作について説明する。
図3(A)に示すように、初期状態で、8つの第1の液体14−1のうちの1つの第1の液体14−1は、図5(A)に示すように、調整室32で第1の電極18の電極部材36と第2の電極20の隣り合う2つの電極部材38とに挟まれた箇所に位置し、かつ、第1の液体14−1は前記隣り合う2つの第2の電極部材38に臨んでいる。
残り7つの第1の液体14−2乃至14−8も、同様に、第1の電極18の電極部材36と第2の電極20の隣り合う2つの電極部材38とに挟まれた箇所に位置し、かつ、それぞれの第1の液体14−2乃至14−8はそれらの輪郭が前記隣り合う2つの第2の電極部材38に臨んでいる。
したがって、第1の電極18と電極部材38に印加された電圧Eによる電界が隣り合う2つの電極部材38に臨んだ箇所に位置している第1の液体14−1乃至14−8にそれぞれ作用することで、第1の液体14−1乃至14−8は移動することなくそれぞれの位置に位置した状態で保持されている。
この状態で、図2に示すように、調整室32に向かって進行する入射光Lは、調整室32に位置する第1の液体14−1を透過することによって第1の液体14−1の透過率に応じて光量が調整される。
ここで、図5(B)に示すように、電圧印加手段22は、電圧Eが印加されていた2つの電極部材38のうち、第1の液体14を移動すべき方向に位置する電極部材38の、第1の液体14を移動すべき方向における隣位の電極部材38に電圧Eを印加すると同時に、電圧Eが印加されていた2つの電極部材38のうち、第1の液体14を移動すべき方向と反対方向に位置する電極部材38の電圧Eの印加を解除する(すなわち開放状態あるいはグランド電位とする)。
すると、第1の電極18と電極部材38に印加された電圧Eによる電界が第1の液体14−1乃至14−8にそれぞれ作用することで、第1の液体14−1乃至14−8が第2の液体16によって周囲を囲まれた状態で収容室30の周方向に1つの電極部材38分だけ移動する。この際、各第1の液体14は複数の電極部材38に臨みつつ移動する。
次いで、図5(C)に示すように、電圧印加手段22は、その時点で電圧Eが印加されていた2つの電極部材38のうち、第1の液体14を移動すべき方向に位置する電極部材38の、第1の液体14を移動すべき方向における隣位の電極部材38に電圧Eを印加すると同時に、電圧Eが印加されていた2つの電極部材38のうち、第1の液体14を移動すべき方向と反対方向に位置する電極部材38の電圧Eの印加を解除する(すなわち開放状態あるいはグランド電位とする)。
すると、第1の電極18と電極部材38に印加された電圧Eによる電界が第1の液体14−1乃至14−8にそれぞれ作用することで、第1の液体14−1乃至14−8が第2の液体16によって周囲を囲まれた状態で収容室30の周方向にさらに1つの電極部材38分だけ移動する。
これにより、図3(B)に示すように、直前まで第1の液体14−1の隣に位置していた第1の液体14−2が調整室32に移動する。
この状態で、図5(C)に示すように、第1の電極18と電極部材38に印加された電圧Eによる電界が電極部材38に臨んだ箇所に位置している第1の液体14−1乃至14−8にそれぞれ作用することで、第1の液体14−1乃至14−8は移動することなくそれぞれの位置に位置した状態で保持されている。
この状態で、調整室32に向かって進行する入射光Lは、調整室32に位置する第1の液体14−2を透過することによって第1の液体14−2の透過率に応じて光量が調整される。
上述の動作を繰り返すことにより、残りの第1の液体14−3乃至14−8を調整室32に順次移動させることができる。
すなわち、第2の電極20の各電極部材38に印加する電圧Eの箇所を順次周方向に変えていくことによって第1の液体14を電極部材38が配置されている間隔分ずつ周方向に移動させることができ、したがって、8つの第1の液体14−1乃至14−8を調整室32に順次繰り返して移動させることができ、調整室32を透過する光Lの光量を8段階にわたって切り換えることができる。
以上のように、電圧印加手段22により第2の電極20の電極部材38に対する電圧印加の箇所を変えて、8つの第1の液体14を収容室30の周方向にリボルバー式に移動させることにより、調整室32を透過する光Lの光量を8段階にわたって切り換えることができ、これにより、光学素子10を、減光率を8段階にわたって選択的に切り換え可能なNDフィルターとして機能させることができる。
次に、上述した光学素子10をNDフィルターとして、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置の撮影光学系に設けた場合について説明する。
図8は撮像装置100の構成を示すブロック図、図9は撮像装置100の撮影光学系104の構成を示す図である。
図8に示すように撮像装置100は外装を構成する不図示のケースを有し、前記ケースにはレンズ鏡筒102が組み込まれるとともに、ケースの表面にはディスプレイ112やシャッタボタンや撮影にまつわる種々の操作を行うための操作スイッチ116が設けられている。
レンズ鏡筒102には、撮影光学系104と、撮影光学系104によって捉えられた被写体像を撮像する撮像素子106が組み込まれている。
撮像装置100は、撮像素子106から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体108に記録する画像処理部110、前記画像データをディスプレイ112に表示させる表示制御部114、シャッタボタンや操作スイッチ116の操作に応じて画像処理部110、表示制御部114を制御するCPUを含む制御部118などを備えている。
図9に示すように、撮影光学系104は、その光軸G上において、被写体から撮像素子106に向かって、第1のレンズ群120、第2のレンズ群122、第3のレンズ群124、第4のレンズ群126、フィルター群128がこの順番で配置されている。
本例においては、第1のレンズ群120、第3のレンズ群124が光軸方向に移動不能に設けられ、第2のレンズ群122がズームレンズとして光軸方向に移動可能に設けられ、第4のレンズ群126がフォーカスレンズとして光軸方向に移動可能に設けられている。
第1のレンズ群120によって導かれた被写体からの光束は第2のレンズ群122によって平行な光束とされ第3のレンズ群124に導かれて、第4のレンズ群126、フィルター群128を介して撮像素子106の撮像面106Aに収束される。
光学素子10は、第3のレンズ群124と第4のレンズ群126の間に配置され、調整室32を光軸G上に位置させ光が透過する方向を光軸Gと平行させた状態で、第1の液体14が移動することにより、第1の液体14が撮像素子106に導かれる光束の光量を調整するNDフィルターとして機能する。NDフィルターは、スキー場や晴天下など非常に明るい環境で撮影を行なう際に光量を低減させる際に用いられる。
なお、光学素子10は、光軸G上に配置されていればよいのであり、例えば、光学素子10をフィルター群128と同様に撮像素子106の撮像面106Aの直前に配置してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、光学素子10の第2の電極20の各電極部材38に印加する電圧Eの箇所を順次周方向に変えていくことによって複数の第1の液体14を周方向に移動させることができ、したがって、第1の液体14を順次調整室32に移動させることができ、これにより、調整室32を透過する光Lに与える光学的な作用を選択的に切り換えることで複数のフィルターを使い分けるのと同じ機能を実現することができる。
そのため、光学素子10は、従来のフィルターディスクユニットのようにスペースを占有する部材や複雑な機構を必要としないため、占有スペースが少なくて済み、構造が簡素であるため、小型化および低コスト化を図る上で有利となる。
また、モータなどのアクチュエータによって機構部品を動作させる場合と比較して第1の液体14を移動させるために必要な電力は少なくて済むため、省電力化を図る上でも有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、容器12の形状が第1の実施の形態と異なっている。
図10は第2の実施の形態の光学素子10の構成を示す斜視図である。
図11は図10のAA線断面図である。
図12(A)は第1の電極18の平面図、(B)は第2の電極20の平面図である。
なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同一または同様の箇所、部材には同一の符号を付して説明する。
図10に示すように、第1の実施の形態と同様に、容器12と、第1の液体14と、第2の液体16と、第1の電極18および第2の電極20と、図示しない電圧印加手段とを含んで構成されている。
容器12は、互いに対向し平行をなして延在する第1の端面壁24、第2の端面壁26と、これら第1、第2の端面壁24、26の内周を接続する内側面壁28Aと、第1、第2の端面壁24、26の外周を接続する外側面壁28Bとを有し、それら第1、第2の端面壁24、26と側面壁28A、28Bとにより密閉した収容室30が設けられている。
本実施の形態では、収容室30は互いに対向する2つの直線部30Aと、それら2つの直線部30Aの両端を接続する円弧部30Bとにより長円状に形成されている。
収容室30は、円弧部30Bの一部が光Lが透過される調整室32とされ、残りの部分が退避室34とされている。
収容室30には、第1の実施の形態と同様に構成された8個の第1の液体14と、第1の液体14を囲む第2の液体16とが封入されている。
第1の液体14と第2の液体16は、第1の実施の形態と同様に、第1の液体14が調整室32を閉塞する大きさでかつその周囲を第2の液体16で囲まれた状態で収容室30の周方向に間隔をおき8つ配置されるように封入されている。
本実施の形態では、第1の液体14は内側面壁と外側面壁と第2の液体により周囲が囲まれた状態で収容室30の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入されている。
第2の実施の形態においても、第1の液体14はそれらの透過率が段階的に異なるように形成されており、8つの第1の液体14をそれぞれ第1の液体14−1乃至14−8とする。
図12(A)に示すように、第1の電極18は、調整室32および退避室34の第1の端面壁24に、その端面壁24の延在方向の全域にわたり環状に延在して設けられ、第1の実施の形態と同様に、第1の電極18は、第1の端面壁24に、その第1の端面壁24の延在方向の全域にわたり延在する単一の電極部材36で構成されている。
図12(B)に示すように、第2の電極20は、第2の端面壁26に、その第2の端面壁26の延在方向に等間隔をおいて並べられた複数の電極部材38で構成され、第1の実施の形態と同様に、電極部材38は第1の液体14の数の4倍の個数設けられており、調整室32に対応して2つの電極部材38が配置されている。
このような第2の実施の形態の光学素子10においても、電圧印加手段22により電圧印加の箇所を変えて、8つの第1の液体14を収容室30の周方向にリボルバー式に移動させることにより、調整室32を透過する光Lの光量を8段階にわたって切り換えることができ、光学素子10を、減光率を8段階にわたって選択的に切り換え可能なNDフィルターとして機能させることができる。
したがって、第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
また、第2の実施の形態では、収容室30を長円状に形成したので、容器12の占有スペースを第1の実施の形態の場合よりも縮小することができ、小型化を図る上でより有利となる。
なお、実施の形態では、第1の液体14に光を透過しない材料からなる微粒子を混合することで光学素子10をNDフィルターとして機能させる場合について説明したが、本発明の光学素子はNDフィルターとして用いるものに限定されるものではなく、光に対して種々の光学的な作用を与えるものであればよい。
光学素子10によって、次のようなフィルターを構成することができる。
1)第1の液体14に対して酸化チタンの微粒子を混合することで、第1の液体14を透過する光を拡散させていわゆるボケ味を出す、ソフトフォーカスフィルターを構成することができる。
この場合、酸化チタンの微粒子の混合量を調整して光の拡散率を段階的に変化させることにより、ソフトフォーカス効果の強度が段階的に変化するソフトフォーカスフィルターを構成することができる。
2)第1の液体14に対して着色を行なうことで、第1の液体14を透過する光の色温度を調整する色温度フィルター、あるいは、特定の色合いを付与する色フィルター(特殊フィルター)を構成することができる。
また、複数の第1の液体14を異なる色に着色することで、色あいが異なるフィルターを構成することができる。
なお、本明細書において、着色とは、顔料あるいは染料などによる着色、および、カーボンブラックあるいは金属の微粒子などを用いてグレーのような無彩色に着色することを含む。
なお、光学素子10を色温度フィルターあるいは色フィルターとして使用する場合には、撮像装置100のホワイトバランス回路による色合いの自動調整を無効とするか、あるいは色合いの調整を特定の状態とすることで、色温度フィルターあるいは色フィルターの効果を際立たせてもよい。
3)上述した透過度を調整した第1の液体14、拡散度を調整した第1の液体14、あるいは、着色した第1の液体14などを組み合わせることにより、上述したNDフィルター、色温度フィルター、色フィルター(特殊フィルター)、ソフトフォーカスフィルターが組み合わされた、言い換えると、異なる光学的な作用を奏するマルチフィルターを構成することができる。
なお、実施の形態では、第2の電極20の電極部材38を第1の液体14の数の4倍の個数設け、調整室32に対応して2つの電極部材38を配置した場合について説明したが、第2の電極20の電極部材38の数や配置は限定されるものではなく、電極部材38に印加する電圧によって第1の液体14を調整室32に順次移動させることができればよい。
また、本実施の形態では、撮像装置100がデジタルスチルカメラやビデオカメラである場合について説明したが、本発明は、カメラ付きの携帯電話機、カメラ付きのPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、カメラ付きのノートパソコンなど種々の撮像装置に広く適用可能である。
(A)は液体移動の原理を説明する断面図、(B)は(A)のAA線矢視図である。 光学素子10の構成を示す斜視図である。 (A)、(B)は図2のAA線断面図である。 (A)は図3(B)のA断面図、(B)は図3(B)のB断面図である。 図5(A)、(B)、(C)は図3(B)のC断面図である。 第1の液体14と第2の電極20の電極部材38の位置関係を示す断面図である。 (A)は第1の電極18の平面図、(B)は第2の電極20の平面図である。 撮像装置100の構成を示すブロック図である。 撮像装置100の撮影光学系104の構成を示す図である。 第2の実施の形態の光学素子10の構成を示す斜視図である。 図10のAA線断面図である。 (A)は第1の電極18の平面図、(B)は第2の電極20の平面図である。
符号の説明
10……光学素子、12……容器、14……第1の液体、16……第2の液体、18……第1の電極、20……第2の電極、22……電圧印加手段、24……第1の端面壁、26……第2の端面壁、30……収容室、32……調整室、34……退避室、36、38……電極部材、100……撮像装置。

Claims (15)

  1. 収容室を有する容器と、
    前記収容室に封入された有極性または導電性を有する第1の液体と、
    前記収容室に封入され前記第1の液体と互いに混合しない第2の液体と、
    前記第1の液体に電界をかけるための第1の電極および第2の電極と、
    前記第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、
    前記電圧印加手段による前記第1、第2の電極への電圧印加の箇所を変えることで、前記第1の液体を前記収容室内の前記第2の液体中で移動する光学素子であって、
    前記収容室は環状に延在形成され、
    前記収容室は、周方向の一部が光が透過される調整室とされ、残りの周方向の部分が退避室とされており、
    前記第1の液体と前記第2の液体は、前記第1の液体が前記調整室を閉塞する大きさでかつその周囲を前記第2の液体で囲まれた状態で前記収容室の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入され、
    前記調整室および前記退避室は、前記光が透過する方向において互いに対向する第1、第2の端面壁を備え、
    前記第1の電極は、前記調整室および前記退避室の前記第1、第2の端面壁のうちの一方の端面壁に、該端面壁の延在方向の全域にわたり延在して設けられ、
    前記第2の電極は、前記第1、第2の端面壁のうちの他方の端面壁に、該端面壁の延在方向に間隔をおいて並べられた複数の電極部材で構成されている、
    ことを特徴とする光学素子。
  2. 前記第1の電極は、前記一方の端面壁に、該端面壁の延在方向の全域にわたり延在する単一の電極部材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  3. 前記光が透過する方向から見て前記複数の第1の液体はそれぞれの輪郭が前記第2の電極の隣り合う2つ以上の電極部材にわたって重なるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  4. 前記第1の液体は該第1の液体を透過する光に対して光学的な作用を与えるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  5. 前記第1の液体は光を透過しない材料からなる微粒子が混合されることにより光の透過率が調整されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  6. 前記複数の第1の液体は、光を透過しない材料からなる微粒子が混合されることによりそれら複数の第1の液体の透過率が段階的に異なるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  7. 前記第1の液体は光を拡散する微粒子が混合されることにより光の拡散率が調整されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  8. 前記複数の第1の液体は、光を拡散する微粒子が混合されることによりそれら複数の第1の液体の拡散率が段階的に異なるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  9. 前記第1の液体は着色されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  10. 前記複数の第1の液体は着色されることにより、それら複数の第1の液体が異なる色となるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  11. 前記第1、第2端面壁は共に環板状を呈し、前記収容室は、前記第1、第2端面壁と、前記第1、第2端面壁の内周間を接続する内側面壁と、前記第1、第2端面壁の外周間を接続する外側面壁とで形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  12. 前記第1の液体は前記内周側面壁と前記外周側面壁と前記第2の液体により周囲が囲まれていることを特徴とする請求項11記載の光学素子。
  13. 前記収容室は円環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  14. 前記収容室は互いに対向する2つの直線部と、それら2つの直線部の両端を接続する円弧部とにより長円状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  15. 被写体像を導く撮影光学系と、
    前記撮影光学系の光軸上に設けられた撮像素子と、
    前記光軸上で前記撮像素子の前方に設けられた光学素子とを備え、
    前記光学素子は、
    収容室を有する容器と、
    前記収容室に封入された有極性または導電性を有する第1の液体と、
    前記収容室に封入され前記第1の液体と互いに混合しない第2の液体と、
    前記第1の液体に電界をかけるための第1の電極および第2の電極と、
    前記第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、
    前記電圧印加手段による前記第1、第2の電極への電圧印加の箇所を変えることで、前記第1の液体を前記収容室内の前記第2の液体中で移動するものであって、
    前記収容室は環状に延在形成され、
    前記収容室は、周方向の一部が光が透過される調整室とされ、残りの周方向の部分が退避室とされており、
    前記第1の液体と前記第2の液体は、前記第1の液体が前記調整室を閉塞する大きさでかつその周囲を前記第2の液体で囲まれた状態で前記収容室の周方向に間隔をおき複数配置されるように封入され、
    前記調整室および前記退避室は、前記光が透過する方向において互いに対向する第1、第2の端面壁を備え、
    前記第1の電極は、前記調整室および前記退避室の前記第1、第2の端面壁のうちの一方の端面壁に、該端面壁の延在方向の全域にわたり延在して設けられ、
    前記第2の電極は、前記第1、第2の端面壁のうちの他方の端面壁に、該端面壁の延在方向に間隔をおいて並べられた複数の電極部材で構成されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
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