JP2007263027A - Valve timing control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁と排気弁とのうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置に関する。 The present invention relates to a valve timing adjusting device for an internal combustion engine that adjusts the valve timing of at least one of an intake valve and an exhaust valve whose camshaft opens and closes by torque transmission from a crankshaft.
従来、電動モータが発生する回転トルクを利用して内燃機関のクランク軸とカム軸との間の相対位相を変化させることによりバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。このようなバルブタイミング調整装置では、例えば特許文献1に開示されるように、クランク軸とカム軸との間の相対位相を変化させる位相変化機構の構成要素をストッパが係止することにより当該相対位相の変化が制限されるようになっている。これは、クランク軸に対してカム軸が過度に遅角する又は過度に進角すると、ピストンとシリンダとが接触する等の不具合が内燃機関において発生するからである。
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a valve timing adjusting device that adjusts a valve timing by changing a relative phase between a crankshaft and a camshaft of an internal combustion engine using a rotational torque generated by an electric motor. In such a valve timing adjusting device, for example, as disclosed in
ところで、特許文献1に開示の技術では、電動モータの出力側の回転軸と位相変化機構の入力側の回転軸とがメカニカル継手により連結されている。そのため、位相変化機構の構成要素をストッパが係止することにより生じる衝撃力は、メカニカル継手を通じて電動モータへと伝達される。特に、電動モータへの通電が遮断されることで機構要素がストッパに係止されるときには、その係止直前に電動モータの慣性回転を制御することが難しいため、電動モータへ伝達される衝撃力が大きくなり易い。こうした衝撃力の伝達により電動モータでは、故障や破損が発生するおそれがあるため、有効な対策が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電動モータの故障及び破損を防止するバルブタイミング調整装置を提供することにある。
By the way, in the technique disclosed in
The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a valve timing adjusting device that prevents failure and breakage of an electric motor.
請求項1に記載の発明によると、第二回転軸の回転に応じてクランク軸とカム軸との間の相対位相を変化させる位相変化機構の構成要素がストッパ手段により係止されると、当該係止により発生する衝撃力は第二回転軸へと伝達される。ここで第二回転軸と第一回転軸との間は、ダンパによってそれら回転軸の回転方向に弾性接続されているので、第二回転軸へと伝達された衝撃力はダンパの弾性変形により緩和されて、第一回転軸への伝達を抑制される。その結果、第一回転軸を発生トルクによって回転させる電動モータまでは衝撃力が伝達され難くなるので、電動モータに故障や破損が生じる事態を防止することができる。 According to the first aspect of the present invention, when the component of the phase change mechanism that changes the relative phase between the crankshaft and the camshaft according to the rotation of the second rotary shaft is locked by the stopper means, The impact force generated by the locking is transmitted to the second rotating shaft. Here, since the second rotating shaft and the first rotating shaft are elastically connected by the damper in the rotating direction of the rotating shaft, the impact force transmitted to the second rotating shaft is alleviated by the elastic deformation of the damper. Thus, transmission to the first rotating shaft is suppressed. As a result, since it is difficult for the impact force to be transmitted to the electric motor that rotates the first rotating shaft with the generated torque, it is possible to prevent a failure or breakage of the electric motor.
また、請求項1に記載の発明によると、機構要素の係止に伴うダンパの弾性変形によって第一回転軸と第二回転軸との間の相対位相、ひいては電動モータと第二回転軸との間の相対位相は変化するが、クランク軸とカム軸との間の相対位相変化は制限される。故に、クランク軸の回転とカム軸の回転とを監視することにより、それら軸間の相対位相を正確に知ることができる。したがって、クランク軸の回転とカム軸の回転との監視結果に基づいて電動モータを制御する制御手段によれば、その制御精度を高めてバルブタイミングの高精度調整を実現することが可能となる。 According to the first aspect of the present invention, the relative phase between the first rotating shaft and the second rotating shaft due to the elastic deformation of the damper accompanying the locking of the mechanism element, that is, between the electric motor and the second rotating shaft. The relative phase change between the crankshaft and the camshaft is limited. Therefore, by monitoring the rotation of the crankshaft and the rotation of the camshaft, the relative phase between these axes can be accurately known. Therefore, according to the control means for controlling the electric motor based on the monitoring result of the rotation of the crankshaft and the rotation of the camshaft, it is possible to increase the control accuracy and realize a highly accurate adjustment of the valve timing.
請求項2に記載の発明によると、それぞれ第一突出部と第二突出部とが回転径方向に突出する第一回転軸と第二回転軸との回転方向においてそれらの突出部間にダンパが設けられるので、回転軸間の弾性接続構造が比較的簡素になる。
請求項3に記載の発明によると、第一突出部と第二突出部とは第一回転軸と第二回転軸との回転方向において交互に複数ずつ設けられ、隣り合う第一突出部と第二突出部との間となる複数個所にそれぞれダンパが設けられるので、緩衝性能が高くなる。
According to the second aspect of the present invention, the damper is provided between the protruding portions in the rotational direction of the first rotating shaft and the second rotating shaft in which the first protruding portion and the second protruding portion protrude in the rotational radial direction, respectively. Since it is provided, the elastic connection structure between the rotating shafts becomes relatively simple.
According to the third aspect of the present invention, a plurality of first protrusions and second protrusions are alternately provided in the rotation direction of the first rotation shaft and the second rotation shaft, and the adjacent first protrusions and first protrusions are provided. Since dampers are respectively provided at a plurality of positions between the two protruding portions, the buffering performance is improved.
請求項4に記載の発明によると、ダンパは、第一回転軸と第二回転軸との間に挟持されたゴムからなるので、装置の製造時には、例えば回転軸間にダンパを挿入することで容易に回転軸間の弾性接続構造を構築することができる。
尚、ダンパは、ゴム以外、例えば第一回転軸と第二回転軸との間の流体室に閉じ込められた弾性流体からなるものであってもよい。
According to the invention described in
The damper may be made of an elastic fluid other than rubber, for example, confined in a fluid chamber between the first rotating shaft and the second rotating shaft.
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置1を示している。バルブタイミング調整装置1は、内燃機関のクランク軸からカム軸2へ機関トルクを伝達する伝達系に設けられている。バルブタイミング調整装置1はクランク軸及びカム軸2の間の相対位相を変化させることにより、内燃機関の吸気弁のバルブタイミングを調整する。バルブタイミング調整装置1は、トルク制御系4及び位相変化機構6を組み合わせてなる。
Hereinafter, a plurality of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the overlapping description is abbreviate | omitted by attaching | subjecting the same code | symbol to the corresponding component in each embodiment.
(First embodiment)
FIG. 2 shows a valve
トルク制御系4は、電動モータ21及び通電制御回路22を備えている。電動モータ21は例えばブラシレスモータ等であり、内燃機関にステー(図示しない)を介して固定されるモータケース23により正逆回転自在に支持される出力軸として、モータシャフト24を有している。通電制御回路22は駆動ドライバ及びその制御用マイクロコンピュータ等から構成されており、モータケース23の外部又は内部に配置されて電動モータ21に電気接続されている。また、通電制御回路22は、クランク軸の回転数又は回転角度を検出するクランク回転センサ26と、カム軸2の回転数又は回転角度を検出するカム回転センサ27とに電気接続されている。通電制御回路22は、各回転センサ26,27の検出値を逐次監視してそれら検出結果からクランク軸とカム軸2との間の実相対位相を算出し、その算出結果に応じて電動モータ21のコイル(図示しない)への通電を制御する。この通電制御により、電動モータ21はモータシャフト24の周りに回転磁界を形成し、その回転磁界の方向に応じた方向X,Y(図5参照)の回転トルクをモータシャフト24に発生する。尚、以下の説明では、電動モータ21が発生する回転トルクをモータトルクというものとする。
The
位相変化機構6は、第一回転体としての駆動側回転体10、第二回転体としての従動側回転体18、減速ユニット30、リンクユニット50及び弾性継手60を備えている。
図2〜4に示すように駆動側回転体10は全体として中空形状であり、減速ユニット30、リンクユニット50等を収容している。この駆動側回転体10は、二段円筒状のスプロケット11の大径側端部に二段円筒状のカバー12の大径側端部を同軸に螺子止めしてなる。スプロケット11において大径部13と小径部14との間を接続する接続部15には、外周側へ突出する形態で複数の歯16が形成されており、これらの歯16とクランク軸の複数の歯との間で環状のタイミングチェーンが巻き掛けられる。故に、クランク軸から出力された機関トルクがタイミングチェーンを通じてスプロケット11へ伝達されるときには、駆動側回転体10がクランク軸と連動して、当該クランク軸との間の相対位相を保ちつつ回転軸線O周りに回転する。このとき駆動側回転体10の回転方向は、図3,4の時計方向となる。
The
As shown in FIGS. 2 to 4, the drive
図2,3に示すように従動側回転体18は、軸部17及び一対の連繋部19を有している。軸部17は円筒状に形成され、駆動側回転体10及びカム軸2と同軸に配置されている。軸部17の一端部は、スプロケット11の接続部15の内周側に摺動回転自在に嵌合していると共に、カム軸2の一端部にボルト固定されている。これにより、従動側回転体18はカム軸2と連動して、当該カム軸2との間の相対位相を保ちつつ回転軸線O周りに回転可能となっており、また従動側回転体18は駆動側回転体10に対して相対回転可能となっている。尚、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が進角する相対回転方向が方向Xであり、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が遅角する相対回転方向が方向Yである。
各連繋部19は、軸部17の中間部から回転径方向の外側へ突出する平板状に形成され、回転軸線Oに関する180度の回転対称位置にそれぞれ配置されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the driven
Each connecting
図2,5に示すように減速ユニット30は、外歯車31、遊星キャリヤ32、内歯車33及び案内回転体34等から構成されている。
歯先円が歯底円の外周側に設定された外歯車31はカバー12に同軸にリベットかしめされ、駆動側回転体10と一体回転可能となっている。
As shown in FIGS. 2 and 5, the
An
遊星キャリヤ32は全体として筒状に形成されており、駆動側回転体10と同軸の円筒面状に形成された内周面35を有している。遊星キャリヤ32の内周面35には溝部36が開口しており、当該溝部36に嵌合部61が嵌合する弾性継手60によってモータシャフト24が内周面35と同軸に遊星キャリヤ32に連結されている。これにより遊星キャリヤ32は、回転軸線O周りに回転可能且つ駆動側回転体10に対して相対回転可能となっている。遊星キャリヤ32においてモータシャフト24とは反対側に設けられている偏心カム部38は、駆動側回転体10に対して偏心する円筒面状の外周面を有している。
The
内歯車33は有底円筒状に形成され、歯先円が歯底円の内周側に設定された歯車部39を有している。歯車部39の歯底円は外歯車31の歯先円よりも大きく、また歯車部39の歯数は外歯車31の歯数よりも一つ多い。歯車部39は、回転軸線Oに対し偏心して外歯車31の外周側に配置されており、その偏心側とは反対側において外歯車31に噛合している。内歯車33の中心孔41は歯車部39と同軸の円筒孔状を呈しており、当該中心孔41がベアリング40を介して偏心カム部38の外周側に嵌合している。これにより、内歯車33は遊星キャリヤ32により支持されて、偏心カム部38の外周面の偏心中心線P周りに自転しつつ偏心カム部38の回転方向へ公転する遊星運動を実現可能である。
The
図2,4に示すように案内回転体34は、駆動側回転体10と同軸の円環板状に形成されている。案内回転体34は、従動側回転体18の軸部17においてカム軸2とは反対側端部の外周側に摺動回転自在に嵌合している。これにより案内回転体34は、回転軸線O周りに回転可能且つ回転体10,18に対して相対回転可能となっている。図2,5に示すように、案内回転体34において回転方向に等間隔をあけた複数箇所(ここでは九箇所)には、円筒孔状の係合孔48が形成されている。またそれに対応して、内歯車33の回転方向に等間隔をあけた複数箇所(ここでは九箇所)には、対応する係合孔48へ突入して係合する円柱状の係合突起49が形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
こうした構成の減速ユニット30では、遊星キャリヤ32が駆動側回転体10に対して相対回転しないときには、内歯車33が遊星運動することなく駆動側回転体10と共に回転し、各係合突起49が係合孔48を回転側へ押圧する。その結果、案内回転体34が駆動側回転体10との間の相対位相を保ちつつ、図5の時計方向へ回転する。
In the
モータシャフト24から弾性継手60を通じて遊星キャリヤ32へ伝達されるモータトルクが方向Xへ増大すること等により、遊星キャリヤ32が駆動側回転体10に対して方向Xへ相対回転するときには、内歯車33が外歯車31との噛合歯を変化させつつ遊星運動することで、各係合突起49が係合孔48を回転側へ押圧する力が増大する。その結果、案内回転体34が駆動側回転体10に対して方向Xへ相対回転する。一方、遊星キャリヤ32へ伝達されるモータトルクが方向Yへ増大する又は内燃機関の運転中に電動モータ21への通電が遮断されること等により、遊星キャリヤ32が駆動側回転体10に対して方向Yへ相対回転するときには、内歯車33が外歯車31との噛合歯を変化させつつ遊星運動することで、各係合突起49が係合孔48を反回転側へ押圧する。その結果、案内回転体34が駆動側回転体10に対して方向Yへ相対回転する。
このような減速ユニット30によれば、モータシャフト24から弾性継手60を通じて入力されるモータトルクを増幅して案内回転体34へ伝達することにより、当該案内回転体34を駆動側回転体10に対して相対的に回転駆動することができる。
When the
According to such a
図2〜4,6に示すようにリンクユニット50は、一対の第一リンク52、一対の第二リンク53、溝形成部54及び一対の可動体56等から構成されている。尚、図2〜4は、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が最遅角したときのリンクユニット50の状態を示し、図6は、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が最進角したときのリンクユニット50の状態を示している。また、図3,4,6では、断面を表すハッチングの図示を省略している。
As shown in FIGS. 2 to 4 and 6, the
図2,3に示すように各第一リンク52は、それぞれ円弧形の平板状に形成されて回転軸線Oに関する180度の回転対称位置に配置され、接続部15の所定箇所に回り対偶によって連繋している。各第二リンク53は、それぞれω字形の平板状に形成されて回転軸線Oに関する180度の回転対称位置に配置され、対応する連繋部19に回り対偶によって連繋し且つ対応する第一リンク52に回り対偶によって連繋している。
As shown in FIGS. 2 and 3, each of the
図2,4に示すように溝形成部54は、案内回転体34において内歯車33とは反対側の端面を含む部分により形成されている。溝形成部54において回転軸線Oに関する180度の回転対称位置には、それぞれ案内溝58が形成されている。各案内溝58は回転軸線Oの外周側を所定の幅をもって延伸し、その延伸方向において回転軸線Oからの距離が変化するように案内回転体34の径方向軸線に対して傾斜する曲線状である。ここで、図4,6に示すように本実施形態の案内溝58は、方向Xへ向かうほど回転軸線Oから離間するように傾斜している。尚、案内溝58については、方向Yへ向かうほど回転軸線Oから離間するように傾斜していてもよいし、また曲線状以外の例えば直線状等であってもよい。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
図2〜4に示すように各可動体56は円柱軸状に形成され、回転軸線Oに対して偏心する形態で設けられている。各可動体56の一端部は柱筒二部材により形成され、対応する案内溝58内に滑動自在に嵌合している。各可動体56の他端部は、対応する第一リンク52に相対回転自在に嵌合し、各可動体56の中間部は、対応する第二リンク53に圧入固定されている。かかる嵌合及び圧入固定により各可動体56は、リンク52,53間の回り対偶を実現している。
As shown in FIGS. 2 to 4, each
こうした構成のリンクユニット50では、案内回転体34が駆動側回転体10との間の相対位相を保っているときには、各可動体56がそれぞれ案内溝58内を案内されずに案内回転体34と共に回転する。このとき、連繋するリンク52,53同士の相対位置関係が変化しないので、従動側回転体18が駆動側回転体10との間の相対位相を保ちつつ図4,6の時計方向へ回転する。したがって、カム軸2のクランク軸に対する相対位相が変化せず、バルブタイミングが保持される。
In the
案内回転体34が駆動側回転体10に対して方向Xへ相対回転するときには、各可動体56が案内溝58内を回転軸線Oへ接近する側へ案内される。このとき各可動体56は、対応する第一リンク52を回転駆動しつつ、自身と回転軸線Oとの間の距離を縮小するように移動する。その結果、各第二リンク53が可動体56により押圧されて連繋部19と共に方向Xへ駆動されるため、従動側回転体18が駆動側回転体10に対して方向Xへ相対回転する。したがって、カム軸2のクランク軸に対する相対位相が進角し、それに合わせてバルブタイミングも進角する。一方、案内回転体34が駆動側回転体10に対して方向Yへ相対回転するときには、各可動体56が案内溝58内を回転軸線Oから離間する側へ案内される。このとき各可動体56は、対応する第一リンク52を回転駆動しつつ、自身と回転軸線Oとの間の距離を拡大するように移動する。その結果、各第二リンク53が可動体56により引張られて連繋部19と共に方向Yへ駆動されるため、従動側回転体18が駆動側回転体10に対して方向Yへ相対回転する、したがって、カム軸2のクランク軸に対する相対位相が遅角し、それに合わせてバルブタイミングも遅角する。
このようなリンクユニット50によれば、駆動側回転体10に対する案内回転体34の相対回転に応じて各可動体56及び各リンク52,53を駆動することにより、クランク軸及びカム軸2間の相対位相、ひいてはバルブタイミングを変化させることができる。
When the
According to such a
次に、第一実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
まず、案内溝58の詳細について説明する。図4,6に示すように一方の案内溝58の両端部80,81には、ストッパ面82,83がそれぞれ設けられている。各ストッパ面82,83はそれぞれ端部80,81の端面により形成され、案内溝58の延伸方向の軸線に略垂直な平面状である。ストッパ面82は、図4に示すように端部80へ到達した可動体56の外周面57に案内溝58の延伸方向の外側から当接し、それによって可動体56を係止する。一方、ストッパ面83は、図6に示すように端部81へ到達した可動体56の外周面57に案内溝58の延伸方向の外側から当接し、それによって可動体56を係止する。
尚、他方の案内溝58の両端部84,85の端面86,87は、図4,6に示すように任意の作動状態において可動体56の外周面57には当接しない。
Next, the characteristic part of 1st embodiment is demonstrated in detail.
First, details of the
Note that the end surfaces 86 and 87 of both
続いて、弾性継手60の詳細について説明する。図1に示すように弾性継手60は、インナシャフト62、ロックピン63、アウタシャフト64、ダンパ65等から構成されている。
インナシャフト62は、インナ本体66及びインナ突出部67を有している。インナ本体66は、モータシャフト24より大径の円筒状に形成されている。インナ本体66はモータシャフト24に対し外挿され、ロックピン63によりモータシャフト24と連結されている。ここでロックピン63は、インナ本体66及びモータシャフト24を回転径方向に貫通しており、モータシャフト24に対するインナ本体66の相対的な径方向移動を許容することでシャフト24,62間の調心作用を発揮する。したがって、インナシャフト62は、モータシャフト24からのモータトルクの伝達によりモータシャフト24と連動して回転軸線O周りに回転可能となっている。インナ突出部67はインナ本体66から回転径方向の外側へ突出しており、当該突出側の先端面が回転径方向の外側へ向かって凸となる円弧面状に形成されている。本実施形態のインナ突出部67は回転軸線Oに関して180度の回転対称位置となる二箇所に設けられ、インナシャフト62の回転方向に互いに等間隔をあけている。
Next, details of the elastic joint 60 will be described. As shown in FIG. 1, the elastic joint 60 includes an
The
アウタシャフト64は、アウタ本体68、アウタ突出部69及び嵌合部61を有している。アウタ本体68は、インナ本体66より大径且つ遊星キャリヤ32の内周面35より僅かに小径の円筒状に形成されている。アウタ本体68の内周面は、各インナ突出部67の突出側先端面に対し回転径方向の外側から摺動自在に嵌合している。アウタ突出部69はアウタ本体68から回転径方向の内側へ突出しており、当該突出側の先端面が回転径方向の外側へ向かって凹となる円弧面状に形成されている。アウタ突出部69は回転軸線Oに関して180度の回転対称位置となる二箇所にそれぞれ設けられ、アウタシャフト64の回転方向に互いに等間隔をあけている。各アウタ突出部69は各インナ突出部67間に配置されており、それによってアウタ突出部69とインナ突出部67とがシャフト62,64の回転方向に交互に並んだ形となっている。各アウタ突出部69の突出高さは各インナ突出部67の突出高さと略同一であり、各アウタ突出部69の突出側先端面はインナ本体66の外周面に回転径方向の外側から摺動自在に嵌合している。嵌合部61は、アウタ本体68から回転径方向の外側へ突出している。嵌合部61は回転軸線Oに関して180度の回転対称位置となる二箇所にそれぞれ設けられ、遊星キャリヤ32の対応する溝部36に嵌合連結されている。以上の構成により、インナシャフト62とアウタシャフト64との間での相対回転が可能となっており、また遊星キャリヤ32がアウタシャフト64と連動して回転可能となっている。
The
ダンパ65は弾性変形自在な材料、本実施形態ではゴムにより扇状に形成されている。ダンパ65は、隣り合ったインナ突出部67とアウタ突出部69との間となる四箇所にそれぞれ設けられ、シャフト62,64の回転方向においてそれら突出部67,69間に圧縮状態で挟持されている。これにより各ダンパ65は、シャフト62,64間を回転方向に弾性接続している。本実施形態では、シャフト62,64の回転径方向におけるダンパ65の幅がインナ突出部67及びアウタ突出部69の突出高さより僅かに小さくされ、突出部67,69間におけるダンパ65の弾性変形が許容されている。
The
次に、第一実施形態の特徴的作動について説明する。
モータシャフト24からインナシャフト62へ方向Yのモータトルクが伝達されると、インナシャフト62は、図7(A)に示すようにアウタシャフト64に対して方向Yへ相対回転する。このとき各インナ突出部67は、方向Y側のアウタ突出部69の間で方向Y側のダンパ65を圧縮すると共に、方向X側のアウタ突出部69との間で方向X側のダンパ65を形状復原する。その結果、各ダンパ65がモータトルクに応じた分、弾性変形してモータトルクがインナシャフト62から方向Y側のダンパ65を通じてアウタシャフト64まで伝達されるため、アウタシャフト64と遊星キャリヤ32とが駆動側回転体10に対して方向Yへ相対回転する。これにより、減速ユニット30及びリンクユニット50が作動してカム軸2のクランク軸に対する相対位相が遅角する。
Next, the characteristic operation of the first embodiment will be described.
When the motor torque in the direction Y is transmitted from the
こうした相対位相の遅角が進む又は内燃機関の運転中に電動モータ21への通電が遮断されることにより、一方の案内溝58の端部80へ可動体56が到達したときには、図4に示すように平面状のストッパ面82が可動体56の外周面57に当接する。その結果、可動体56が傾きを抑制されつつストッパ面82に係止されるため、駆動側回転体10に対する案内回転体34の相対回転及び各リンク52,53の作動が止められてカム軸2のクランク軸に対する相対位相が最遅角位相に制限される。このとき、可動体56がストッパ面82に係止されることによって発生する衝撃力は内歯車33及び遊星キャリヤ32を通じてアウタシャフト64へと伝達されるが、各ダンパ65の弾性変形によって緩和されるため、インナシャフト62へは伝達され難い。
FIG. 4 shows the case where the
また一方、モータシャフト24からインナシャフト62へ方向Xのモータトルクが伝達されると、インナシャフト62は、図7(B)に示すようにアウタシャフト64に対して方向Xへ相対回転する。このとき各インナ突出部67は、方向X側のアウタ突出部69の間で方向X側のダンパ65を圧縮すると共に、方向Y側のアウタ突出部69との間で方向Y側のダンパ65を形状復原する。その結果、各ダンパ65がモータトルクに応じた分、弾性変形してモータトルクがインナシャフト62から方向X側のダンパ65を通じてアウタシャフト64まで伝達されるため、アウタシャフト64と遊星キャリヤ32とが駆動側回転体10に対して方向Xへ相対回転する。これにより、減速ユニット30及びリンクユニット50が作動してカム軸2のクランク軸に対する相対位相が進角する。
On the other hand, when the motor torque in the direction X is transmitted from the
こうした相対位相の進角が進むことにより、一方の案内溝58の端部81へ可動体56が到達したときには、図6に示すように平面状のストッパ面83が可動体56の外周面57に当接する。その結果、可動体56が傾きを抑制されつつストッパ面83に係止されるため、駆動側回転体10に対する案内回転体34の相対回転及び各リンク52,53の作動が止められてカム軸2のクランク軸に対する相対位相が最進角位相に制限される。このとき、可動体56がストッパ面83に係止されることによって発生する衝撃力はアウタシャフト64へと伝達されるが、各ダンパ65の弾性変形によって緩和されるため、インナシャフト62へは伝達され難い。
When the
以上説明した第一実施形態によると、ストッパ面82,83が可動体56を係止することによる衝撃力は、各ダンパ65の緩衝作用によってインナシャフト62、さらにはモータシャフト24への伝達を抑制される。したがって、電動モータ21がモータシャフト24へ衝撃力を受けて故障する又は破損する事態を防止することができるので、バルブタイミング調整装置1の耐久性が向上する。
According to the first embodiment described above, the impact force due to the stopper surfaces 82 and 83 locking the
また、第一実施形態によると、各ダンパ65が弾性変形した場合、モータシャフト24と遊星キャリヤ32との間の相対位相が変化するため、モータシャフト24の回転数又は回転角度からクランク軸とカム軸2との間の実相対位相を高精度に知ることは難しくなる。しかし、通電制御回路22では、クランク軸及びカム軸2の各回転を監視した結果からそれら軸間の実相対位相を算出するので、当該実相対位相を高精度に知ることができる。したがって、算出した実相対位相に基づき電動モータ21を制御する通電制御回路22によれば、バルブタイミングの調整精度を高めることができる。
Further, according to the first embodiment, when each
尚、ここまでの第一実施形態では、インナシャフト62が特許請求の範囲に記載の「第一回転軸」に相当し、インナ突出部67が特許請求の範囲に記載の「第一突出部」に相当し、アウタシャフト64が特許請求の範囲に記載の「第二回転軸」に相当し、アウタ突出部69が特許請求の範囲に記載の「第二突出部」に相当する。また、ストッパ面82,83が特許請求の範囲に記載の「ストッパ手段」に相当し、一方の可動体56が特許請求の範囲に記載の「位相変化機構の構成要素」に相当し、通電制御回路22が特許請求の範囲に記載の「制御手段」に相当する。
In the first embodiment so far, the
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。
図8,9に示すように第二実施形態のバルブタイミング調整装置100では、一方の案内溝58の両端部80,81の端面110,111がストッパ面82,83を形成しておらず、任意の作動状態において可動体56の外周面57に当接しないようになっている。そしてその代わりに、ストッパ部120,122が駆動側回転体10のスプロケット11に一体に設けられている。各ストッパ部120,122はスプロケット11の接続部15から連繋部19及び第一リンク52の厚さより小さい高さで突出し、回転体10,18の回転方向に互いに所定間隔をあけている。ここで、ストッパ部120は一方の連繋部19(以下、この連繋部19を他方の連繋部19と区別する場合、連繋部19aという)より方向Y側に配置され、連繋部19aの側面121に当接することにより従動側回転体18を係止する。これに対して、ストッパ部122は連繋部19aより方向X側に配置され、連繋部19aの側面123に当接することにより従動側回転体18を係止する。
(Second embodiment)
The second embodiment of the present invention is a modification of the first embodiment.
As shown in FIGS. 8 and 9, in the valve
このような第二実施形態では、カム軸2のクランク軸に対する遅角が進む又は内燃機関の運転中に電動モータ21への通電が遮断されると、従動側回転体18がストッパ部120に係止され、カム軸2のクランク軸に対する相対位相が最遅角位相に制限される。また、カム軸2のクランク軸に対する進角が進むと、従動側回転体18がストッパ部122に係止され、カム軸2のクランク軸に対する相対位相が最進角位相に制限される。そして、これらいずれの位相制限時にも、第一実施形態と同様にして弾性継手60の各ダンパ65が緩衝作用を発揮するため、衝撃力伝達による電動モータ21の故障及び破損を防止することができる。
尚、ここまでの第二実施形態では、ストッパ部120,122が特許請求の範囲に記載の「ストッパ手段」に相当する。
In such a second embodiment, when the retard angle of the
In the second embodiment thus far, the
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
例えば、インナシャフト62をモータシャフト24の一部により形成したり、アウタシャフト64を遊星キャリヤ32の一部により形成してもよい。また、インナシャフト62を遊星キャリヤ32の一部により形成したり、アウタシャフト64をモータシャフト24の一部により形成してもよい。さらにまた、インナシャフト62を遊星キャリヤ32に連結し、アウタシャフト64をモータシャフト24に連結するようにしてもよい。
Although a plurality of embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not construed as being limited to these embodiments, and can be applied to various embodiments without departing from the scope of the present invention.
For example, the
さらに、突出部67,69及びダンパ65の各配設数は、要求される緩衝特性等に応じて適宜設定される。また、ダンパ65は、シャフト62,64間に挟持されるゴム以外にも、例えばシャフト62,64間に形成される流体室に封入の弾性流体によって形成されてもよい。
Furthermore, the number of each of the
またさらにストッパ面82,83は、第一実施形態の如き平面状以外の例えば円弧面状であってもよい。また、ストッパ面82,83の一方を他方の案内溝58に設けるようにしてもよい。さらにまた、ストッパ面82,83の一方を設けないようにしてもよい。
加えてストッパ部120,122は、第二実施形態の如くスプロケット11と一体に形成される以外にも、スプロケット11とは別体に形成されて圧入、螺子止め等によりスプロケット11に固定されるものであってもよい。
Furthermore, the stopper surfaces 82 and 83 may be, for example, arcuate surfaces other than the planar shape as in the first embodiment. Further, one of the stopper surfaces 82 and 83 may be provided in the
In addition, the
また加えて、図12(同図は第一実施形態の変形例)に示すように、係合突起49を有し遊星キャリヤ32により支持される外歯車200を内歯車33の代わりに設けると共に、当該外歯車200に噛合する内歯車202を上述の実施形態の外歯車31の代わりに回転体10に設けてもよい。また、回転体10をカム軸2に連動して回転させ、且つ回転体18をクランク軸に連動して回転させるようにしてもよい。
In addition, as shown in FIG. 12 (which is a modified example of the first embodiment), an
さらに加えて、ユニット30,50による減速比が大きい場合、各ダンパ65の弾性変形によりモータシャフト24と遊星キャリヤ32との間の相対位相が変化してもクランク軸及びカム軸2間の実相対位相への影響が小さくなるので、当該実相対回転位相をモータシャフト24の回転数又は回転角度から算出するようにしてもよい。
またさらに加えて本発明は、吸気弁のバルブタイミングを調整する装置以外にも、排気弁のバルブタイミングを調整する装置や、吸気弁及び排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置に適用してもよい。
In addition, when the reduction ratio by the
In addition to the device for adjusting the valve timing of the intake valve, the present invention is also applied to a device for adjusting the valve timing of the exhaust valve and a device for adjusting the valve timing of both the intake valve and the exhaust valve. Also good.
1,100 バルブタイミング調整装置、2 カム軸、4 トルク制御系、6 位相変化機構、10 駆動側回転体、11 スプロケット、15 接続部、18 従動側回転体、19,19a 連繋部、21 電動モータ、22 通電制御回路(制御手段)、24 モータシャフト、26 クランク回転センサ、27 カム回転センサ、30 減速ユニット、31,200 外歯車、32 遊星キャリヤ、33,202 内歯車、34 案内回転体、35 内周面、36 溝部、50 リンクユニット、56 可動体(位相変化機構の構成要素)、57 外周面、58 案内溝、60 弾性継手、61 嵌合部、62 インナシャフト(第一回転軸)、63 ロックピン、64 アウタシャフト(第二回転軸)、65 ダンパ、66 インナ本体、67 インナ突出部(第一突出部)、68 アウタ本体、69 アウタ突出部(第二突出部)、82,83 ストッパ面(ストッパ手段)、120,122 ストッパ部(ストッパ手段)、121,123 側面
1,100 Valve timing adjusting device, 2 cam shaft, 4 torque control system, 6 phase change mechanism, 10 driving side rotating body, 11 sprocket, 15 connecting portion, 18 driven side rotating body, 19, 19a connecting portion, 21 electric motor , 22 Energization control circuit (control means), 24 Motor shaft, 26 Crank rotation sensor, 27 Cam rotation sensor, 30 Reduction unit, 31, 200 External gear, 32 Planetary carrier, 33, 202 Internal gear, 34 Guide rotation body, 35 Inner peripheral surface, 36 groove portion, 50 link unit, 56 movable body (component of phase change mechanism), 57 outer peripheral surface, 58 guide groove, 60 elastic joint, 61 fitting portion, 62 inner shaft (first rotating shaft), 63 Lock pin, 64 Outer shaft (second rotating shaft), 65 Damper, 66 Inner body, 67 Inner protrusion (first protrusion), 68 Outer body, 69 Outer protrusion (second protrusion), 82, 83 Stopper surface (stopper means), 120, 122 Stopper part (stopper means), 121, 123 Side
Claims (4)
電動モータと、
前記電動モータが発生する回転トルクにより回転する第一回転軸と、
前記第一回転軸から伝達される前記回転トルクにより回転する第二回転軸と、
前記第一回転軸と前記第二回転軸との間をそれら回転軸の回転方向に弾性接続し、前記第一回転軸から前記第二回転軸へ前記回転トルクを伝達するダンパと、
前記第二回転軸の回転に応じて前記クランク軸と前記カム軸との間の相対位相を変化させる位相変化機構と、
前記位相変化機構の構成要素を係止することにより前記相対位相の変化を制限するストッパ手段と、
前記クランク軸の回転と前記カム軸の回転とを監視し、それらの監視結果に基づいて前記電動モータを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。 A valve timing adjustment device for an internal combustion engine that adjusts the valve timing of at least one of an intake valve and an exhaust valve whose camshaft opens and closes by torque transmission from a crankshaft,
An electric motor;
A first rotating shaft that is rotated by rotational torque generated by the electric motor;
A second rotating shaft that rotates by the rotating torque transmitted from the first rotating shaft;
A damper that elastically connects between the first rotary shaft and the second rotary shaft in the rotational direction of the rotary shafts, and transmits the rotational torque from the first rotary shaft to the second rotary shaft;
A phase change mechanism that changes a relative phase between the crankshaft and the camshaft according to the rotation of the second rotary shaft;
Stopper means for limiting the change of the relative phase by locking the components of the phase change mechanism;
Control means for monitoring the rotation of the crankshaft and the rotation of the camshaft, and controlling the electric motor based on the monitoring results;
A valve timing adjusting device comprising:
前記第二回転軸は、回転径方向へ突出する第二突出部を有し、
前記ダンパは、前記回転方向において前記第一突出部と前記第二突出部との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。 The first rotation shaft has a first protrusion that protrudes in the rotation radial direction,
The second rotating shaft has a second protruding portion that protrudes in the radial direction of rotation,
The valve timing adjusting device according to claim 1, wherein the damper is provided between the first protrusion and the second protrusion in the rotation direction.
前記ダンパは、隣り合う前記第一突出部と前記第二突出部との間となる複数個所にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。 A plurality of the first protrusions and the second protrusions are alternately provided in the rotation direction;
3. The valve timing adjustment device according to claim 2, wherein the damper is provided at a plurality of positions between the first protrusion and the second protrusion adjacent to each other. 4.
The valve timing adjusting device according to any one of claims 1 to 3, wherein the damper is made of rubber sandwiched between the first rotating shaft and the second rotating shaft.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006090779A JP2007263027A (en) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | Valve timing control device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016118107A (en) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 株式会社デンソー | Valve timing adjustment apparatus |
DE102020102632A1 (en) | 2020-02-03 | 2021-08-05 | Pierburg Gmbh | Device for phase shifting an angle of rotation of a drive part to a driven part |
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DE102020102632A1 (en) | 2020-02-03 | 2021-08-05 | Pierburg Gmbh | Device for phase shifting an angle of rotation of a drive part to a driven part |
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