JP2007257537A - 試験実施方法および試験実施システム - Google Patents

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Abstract

【課題】受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為を防止すること。
【解決手段】RFIDタグ付き電子ペーパを携帯した受験生の着席位置を試験会場に設けられたRFIDタグリーダが取得し、取得した着席位置をサーバ装置に対して送信するよう構成する。そして、サーバ装置は、受験生の着席位置およびこの着席位置の近隣の座席に対して出題した設問列に基づいて近隣の座席と重複しない配列の設問列を出題するよう構成する。さらに、電子ペーパは、受験生が解答を完了したならば出題した設問列を消去するよう構成した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施方法および試験実施システムに関し、特に、受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為を防止することができる試験実施方法および試験実施システムに関する。
従来から、学校や職場でおこなわれる試験においては、受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為が問題となっている。特に、近年では、いわゆるマークシート方式による試験が増加しているが、このような選択式の試験では解答番号を盗み見ることが容易であり不正行為の横行が懸念されている。
このような不正行為に対応するため、複数の設問からなる試験問題の設問順序を変更したうえで受験生に対して配布する技術が種々提案されている。たとえば、特許文献1には、受験生に配布する試験用紙のセット(問題用紙および解答用紙)に設問配列のバリエーションをもたせる技術が開示されている。
また、特許文献2には、受験生ごとに用意したパーソナルコンピュータに対して設問配列をランダムに並び替えた試験問題を出題し、受験生による回答を収集して採点する試験実施システムが開示されている。
特開2001−80244号公報 特開2003−16199号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、設問配列が異なる試験用紙のセットを複数用意するものであるので、設問が少ない場合などに近隣の受験生に対して同一の設問配列を有する試験用紙のセットが配布されるおそれがある。なお、受験生の着席位置があらかじめ定められている場合には近隣の受験生に対して同一の設問配列を有する試験問題のセットが配布されないよう調整することは可能であるが、着席位置を自由に選択することができる試験の場合にはこのような調整をおこなうことは困難である。
また、特許文献2の技術は、設問配列をランダムに並びかえた試験問題を出題するものであるので、特許文献1の技術と同様に、近隣の受験生に対して同一の設問配列を有する試験問題が出題されるおそれがある。
これらのことから、受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為を効果的に防止することができる試験実施手法をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為を効果的に防止することができる試験実施方法および試験実施システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため本発明は、試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施方法であって、受験生が着席した座席位置を取得する位置取得工程と、前記位置取得工程が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記位置取得工程は、各受験生に割り当てられた非接触型ICタグを前記試験会場に設けられたICタグリーダが読み取ることによって前記座席位置を取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施システムであって、受験生が着席した座席位置を取得する位置取得手段と、前記位置取得手段が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、受験生が着席した座席位置を取得し、取得した座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題するよう構成したので、受験生が周囲の受験生の解答をカンニングしようとしても、周囲の受験生に出題された設問の配列はそれぞれ異なるのでカンニングなどの不正行為を効果的に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、各受験生に割り当てられた非接触型ICタグを試験会場に設けられたICタグリーダが読み取ることによって座席位置を取得するよう構成したので、試験会場における受験生の着席位置を正確かつ効率的に取得することができるという効果を奏する。また、着席位置が自由な試験においても受験生の着席位置を確実に取得することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る試験実施手法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、各受験生にRFID(Radio Frequency Identification)タグ付き電子表示媒体(たとえば、いわゆる電子ペーパ)を配布し、サーバ装置がこの電子ペーパへ問題を送信するとともに受験生の解答を受信することによって採点をおこなう試験実施システムについて説明することとする。また、電子ペーパは問題を表示する機能を有するとともに、受験生の解答を入力する機能および解答を送信する機能を有するものとする。
まず、本発明に係る試験実施手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る試験実施手法の概要を示す図である。同図に示すように、試験会場には、A1、B1、C1といった座席と、RFIDタグリーダとが設けられている。また、RFIDタグリーダとサーバ装置とはLAN(Local Area Network)ケーブルなどの回線で接続されている。
そして、受験生は、受け付けなどで配布されたRFIDタグ付き電子ペーパを持っており、試験会場に設けられた座席から好みの座席を選択して着席する(自由着席)。たとえば、図1に示した受験生が座席B2に着席し(図1の(1)参照)、電子ペーパの「座席確定ボタン」を押下するとRFIDタグリーダが着席位置を取得して(図1の(2)参照)、取得した着席位置をサーバ装置へと送信する。なお、RFIDタグリーダが、着席位置とともに受験生を一意に識別する識別子(たとえば、受験番号や学籍番号)をRFIDタグから取得することとしてもよい。
サーバ装置は、複数の設問および各設問の正解を管理する問題マスタおよび各受験生の着席位置、受験番号、各受験生に出題された設問配列などを管理する試験管理マスタを備えている。そして、このサーバ装置がRFIDタグリーダからの着席位置を受信すると、試験管理マスタを参照することによって近隣(たとえば、所定距離以内)の座席と重複しない配列の設問列を生成したうえで生成した設問列を受験生の電子ペーパに対して出題する(図1の(3)参照)。
具体的には、サーバ装置は、B2に着席した受験生に対する設問列を生成する際に、座席B2の近隣の座席(たとえば、A1、B1、C1、A2、C2、A3、B3およびC3)の受験生に対して出題された設問配列を試験管理マスタから取得し、これらの座席の設問配列と一致しなくなるまで問題マスタの各設問の順序をシャッフルする。なお、サーバ装置から設問列を受け取った電子ペーパは設問列を表示し(図1の(4)参照)、受験生は各設問に対する解答を電子ペーパに対して入力していくことになる。
このように、本発明に係る試験実施手法では、RFIDタグ付き電子ペーパを携帯した受験生の着席位置を試験会場に設けられたRFIDタグリーダが取得し、取得した着席位置をサーバ装置に対して送信するよう構成した。そして、サーバ装置は、受験生の着席位置およびこの着席位置の近隣の座席に対して出題した設問列に基づいて近隣の座席と重複しない配列の設問列を出題するよう構成した。
すなわち、受験生が周囲の受験生の解答をカンニングしようとしても、周囲の受験生に出題された設問の配列はそれぞれ異なるのでカンニングなどの不正行為を効果的に防止することができる。また、受験生が解答を終了した際に、電子ペーパ上の設問列を消去することで試験問題の漏えいを効果的に防止することができる。
次に、本発明に係る試験実施手法を適用した試験実施システムの構成について図2を用いて説明する。図2は、試験実施システムの構成を示す図である。同図に示すように、試験実施システム1は、サーバ装置10と、各受験生が携帯するRFIDタグ21付きの電子ペーパ20と、試験会場に設置されたRFIDタグリーダ30とから構成される。
なお、サーバ装置10とRFIDタグリーダ30とは回線で接続することとしてもよいし、無線でデータ送受信をおこなうこととしてもよい。また、電子ペーパ20は、RFIDタグ21を介することによってRFIDタグリーダ30およびサーバ装置10と無線通信するものとする。なお、電子ペーパ20は、RFIDタグリーダ30とのみ通信をおこなうものとし、RFIDタグリーダ30を介することによってサーバ装置10と通信するよう構成してもよい。
サーバ装置10は、制御部11および記憶部12を備えており、制御部11は、受験者情報取得部11aと、設問列生成部11bと、出題処理部11cと、採点処理部11dとをさらに備えている。また、記憶部12は、各受験生の試験状況を管理する試験管理マスタ12aおよび複数の設問および各設問の正解を管理する問題マスタ12bを記憶する。
制御部11は、RFIDタグリーダ30から着席位置や受験番号といった受験者情報を受け取るとともに、この着席位置の近隣の座席に対して出題した設問列とは配列が異なる設問列を生成し、生成した設問列を電子ペーパ20に対して出題する処理をおこなう処理部である。
受験者情報取得部11aは、RFIDタグリーダ30から受け取った受験者情報を記憶部12の試験管理マスタ12aに登録するとともに、あらたな受験生が着席した旨を設問列生成部11bに対して通知する処理をおこなう処理部である。
設問列生成部11bは、あらたな受験生の着席位置と、試験管理マスタ12aから取得した近隣座席の設問配列とに基づいて近隣座席と重複しない配列の設問列を生成する処理部である。また、この設問列生成部11bは、出題した設問列を試験管理マスタ12aに対して登録するとともに、生成した設問列を出題処理部11cへ渡す処理をおこなう処理部でもある。
出題処理部11cは、設問列生成部11bから受け取った設問列を電子ペーパ20に対して送信する処理をおこなう処理部である。また、採点処理部11dは、電子ペーパ20から受け取った解答を、問題マスタ12bの正解と対比することによって採点をおこない、採点結果を試験管理マスタ12aに対して登録する処理をおこなう処理部である。
記憶部12は、不揮発性RAM(Random Access Memory)やハードディスク装置、ストレージ装置といった記憶デバイスによって構成される記憶部であり、試験管理マスタ12aおよび問題マスタ12bを記憶する。試験管理マスタ12aは、各受験生の試験状況を管理する情報である。ここで、この試験管理マスタ12aの例について図3を用いて説明する。図3は、試験管理マスタ12aの一例を示す図である。
図3に示すように、試験管理マスタ12aは、RFIDタグリーダ30がRFIDタグ21から読み取った「受験番号」と、RFIDタグリーダ30が取得したRFIDタグ21の位置をあらわす「座席位置」と、各受験生の電子ペーパ20に対して出題した設問の順序をあらわす「設問配列」と、各受験生が試験を完了したか否かをあらわす「試験完了フラグ」と、採点結果をあらわす「点数」とを含んだレコードを管理する。
たとえば、図3に示したように、受験番号が「0007」の受験生は、座席B2に着席し、この受験生には問1、問3、問2、問5、問4の順序で出題がなされ、試験中であることがあらわされている。また、受験番号が「3210」の受験生は、座席C3に着席し、この受験生には問4、問3、問2、問1、問5の順序で出題がなされ、既に試験を完了して点数が1点であることがあらわされている。
問題マスタ12bは、複数の設問および各設問の正解を管理する情報である。ここで、この問題マスタ12bの例について図4を用いて説明する。図4は、問題マスタ12bの一例を示す図である。
図4に示すように、問題マスタ12bは、各設問を一意に識別する「設問番号」と、問題文そのものをあらわす「設問内容」と、各設問の正解をあらわす「正解」とを含んだレコードを管理する。たとえば、同図に示したように、設問番号が「1」の設問の設問内容は「○○○○…」であり、正解は1であることがあらわされている。また、設問番号が「2」の設問内容は「△△△△…」であり、正解は4であることがあらわされている。
電子ペーパ20は、RFID21を有しておりRFIDタグリーダ30に対して受験生の着席位置や受験番号などの識別子を提供するとともに、サーバ装置10から受け取った設問列の表示および受験生による解答のサーバ装置10への送信をおこなう装置である。そして、この電子ペーパ20は、RFIDタグ21と、表示部22と、入力部23とを備えている。
RFIDタグ21は、受験生を一意に識別する識別子(たとえば、受験番号)を記憶するととともに、RFIDタグリーダ30やサーバ装置10と無線通信をおこなう機能を備えた非接触型ICタグである。また、表示部22は、サーバ装置10から受け取った設問列を表示する処理をおこなう処理部であり、入力部23は、受験生による解答の入力、座席確定の入力、解答完了の入力などの入力を受け付ける処理をおこなう処理部である。
RFIDタグリーダ30は、RFIDタグの読み取り装置であり試験会場内に複数台設置されるとともに、各RFIDタグリーダ30は、有線または無線でサーバ装置10と接続される。なお、本実施例においては、このRFIDタグリーダ30を各座席以外の場所に少数個(少なくとも2個)設置し、RFIDタグ21の位置を特定する場合について説明する。しかしながら、これに限らず、各座席にRFIDタグリーダ30を設置することとしてもよい。
次に、本実施例に係る試験実施システム1の処理概要について図5を用いて説明する。図5は、試験実施システム1の処理概要を示すシーケンス図である。同図に示すように、RFIDタグ21付き電子ペーパ20を携帯する受験生が席を確定し、電子ペーパ上の「座席確定ボタン」を押下すると(ステップS101)、RFIDタグリーダ30は、RFIDタグ21の位置を特定することによって座席情報を取得する(ステップS102)。なお、ステップS102においてRFIDタグ21から受験生の受験番号などの識別子を取得することとしてもよい。
つづいて、RFIDタグリーダ30は取得した座席情報をサーバ装置10に対して送信し、この座席情報を受け取ったサーバ装置10は、この座席から所定距離内に受験中の座席があるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、ステップS103の処理内容を図6を用いてさらに詳細に説明しておく。図6は、着席位置の例を示す図である。なお、図6においてはあらたな受験生が座席B2に着席した場合について示している。
図6の61に示すように、ステップS103では、受験生が着席した座席B2から所定距離内にある座席(61の破線の円参照)を抽出する。たとえば、図6の61に示した場合には、座席B2を取り囲む8個の座席を抽出する。つづいて、ステップS103では、試験管理マスタ12aの「試験完了フラグ」を参照することによって、これらの座席における試験完了状況を検査する。
たとえば、図6の62に示した場合には、B2を取り囲む8個の座席がすべて受験中(試験完了フラグがOFF)であるので、座席から所定距離内に受験中の座席があると判定する。また、図6の63に示した場合には、A1、B1およびC1には未だ受験生が着席しておらず(該当するレコードなし)、A3、B3およびC3では試験完了(試験完了フラグがON)しているが、A2およびC2では受験中(試験完了フラグがOFF)であるので、図6の62と同じく座席から所定距離内に受験中の座席があると判定する。
図5の説明に戻って、ステップS103以降の処理手順についての説明をつづける。ステップS103において座席から所定距離内に受験中の座席があると判定された場合には(ステップS103,Yes)、問題マスタ12bが管理する設問を並べ替えることによって設問列を生成する処理をおこなう(ステップS104)。なお、この設問列生成処理(ステップS104)の詳細な処理手順については図7を用いて後述する。
一方、ステップS103において座席から所定距離内に受験中の座席がないと判定された場合には(ステップS103,No)、問題マスタ12bが管理する設問を一般的な乱数を用いて並べ替えることによって設問列を決定する(ステップS105)。
つづいて、サーバ装置10は、決定した設問列を電子ペーパ20に送信することによって設問列の出題をおこなう(ステップS106)。そして、サーバ装置10から設問列を受信した電子ペーパ20は、受信した設問列を表示する(ステップS107)。
次に、図5に示した設問生成処理(ステップS104)の詳細な処理手順について図7を用いて説明する。図7は、設問列生成処理の処理概要を示すフローチャートである。同図に示すように、サーバ装置10の設問列生成部11bは、問題マスタ12bが管理する設問を一般的な乱数を用いて並べ替えることによって設問列を生成する(ステップS201)。
つづいて、試験管理マスタ12aを参照することによって座席から所定距離内の座席における設問列(ただし、試験完了フラグがOFFである座席の設問列に限る)が、ステップS201で生成した設問列と同一であるか否かを判定する(ステップS202)。
そして、ステップS201で生成した設問列が、座席から所定距離内のいずれかの座席に出題された設問列と同一である場合には(ステップS202,Yes)、設問列を再生成するためにステップS201以降の処理を繰り返す。一方、ステップS202の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS202,No)、設問列を確定したうえで(ステップS203)受験生の座席位置および識別子(たとえば、受験番号)と関連付けて試験管理マスタ12aへ登録し(ステップS204)、処理を終了する。
次に、採点処理の処理手順について図8を用いて説明する。図8は、採点処理の処理手順を示すシーケンス図である。同図に示すように、RFIDタグ21付き電子ペーパ20に表示された設問列の解答を終えた受験生が、入力部23の「解答完了ボタン」を押下すると(ステップS301)、電子ペーパ20は出力部22に表示中の設問列を消去する(ステップS302)。
つづいて、電子ペーパ20は、受験生の解答をサーバ装置10へと送信し(ステップS303)、解答を受けたサーバ装置10の採点処理部11dは、試験管理マスタ12aの該当する座席に対応する試験完了フラグをONにする(ステップS304)。つづいて、採点処理部11dは、問題マスタ12bが管理する正解を参照することによって電子ペーパ20から受けた解答の採点をおこない採点結果を試験管理マスタ12aに登録して(ステップS305)処理を終了する。
上述してきたように、本実施例によれば、RFIDタグ付き電子ペーパを携帯した受験生の着席位置を試験会場に設けられたRFIDタグリーダが取得し、取得した着席位置をサーバ装置に対して送信するよう構成した。そして、サーバ装置は、受験生の着席位置およびこの着席位置の近隣の座席に対して出題した設問列に基づいて近隣の座席と重複しない配列の設問列を出題するよう構成した。さらに、電子ペーパは受験生が解答を完了したならば出題した設問列を消去するよう構成した。
したがって、受験生が周囲の受験生の解答をカンニングしようとしても、周囲の受験生に出題された設問の配列はそれぞれ異なるのでカンニングなどの不正行為を効果的に防止することができる。また、受験生が解答を終了した際に、電子ペーパ上の設問列を消去することで試験問題の漏えいを効果的に防止することができる。
また、上記した実施例では、本発明を実現する各装置を機能面から説明したが、各装置の各機能はパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータにプログラムを実行させることによって実現することもできる。
すなわち、上述した各種の処理手順は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータ上で実行することによって実現することができる。そして、これらのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。さらに、これらのプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(付記1)試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施方法であって、受験生が着席した座席位置を取得する位置取得工程と、前記位置取得工程が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題工程とを含んだことを特徴とする試験実施方法。
(付記2)前記位置取得工程は、各受験生に割り当てられた非接触型ICタグを前記試験会場に設けられたICタグリーダが読み取ることによって前記座席位置を取得することを特徴とする付記1に記載の試験実施方法。
(付記3)前記設問列出題工程は、前記所定の距離以内に着席した受験生のうち試験を完了した受験生を除外したうえで前記異なる出題順序の設問列を出題することを特徴とする付記1または2に記載の試験実施方法。
(付記4)前記設問列出題工程は、特定の受験生に対して前記設問列を出題するに際し、当該特定の受験生の前記座席位置から所定の距離以内に既に着席している他の受験生に出題した前記設問列とは異なる設問列となるまで前記出題順序の変更を繰り返すことを特徴とする付記1、2または3に記載の試験実施方法。
(付記5)前記位置取得工程は、前記座席位置とともに前記受験生を一意に識別する識別子を取得し、前記位置取得工程が取得した前記識別子および各受験生に出題した前記出題順序に基づいて前記設問列に対する回答の採点をおこなう採点工程をさらに含んだことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の試験実施方法。
(付記6)前記設問列出題工程は、前記非接触型ICタグを含んだ電子ペーパに対して前記設問列を出題し、前記受験生が回答を完了したならば前記電子ペーパに対して出題した前記設問列を消去することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の試験実施方法。
(付記7)試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施システムであって、受験生が着席した座席位置を取得する位置取得手段と、前記位置取得手段が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題手段とを備えたことを特徴とする試験実施システム。
(付記8)前記位置取得手段は、各受験生に割り当てられた非接触型ICタグを前記試験会場に設けられたICタグリーダが読み取ることによって前記座席位置を取得することを特徴とする付記7に記載の試験実施システム。
(付記9)前記設問列出題手段は、前記所定の距離以内に着席した受験生のうち試験を完了した受験生を除外したうえで前記異なる出題順序の設問列を出題することを特徴とする付記7または8に記載の試験実施システム。
以上のように、本発明に係る試験実施方法および試験実施システムは、受験生によるカンニングや試験問題漏えいといった不正行為の防止に有用であり、特に、試験会場における受験生の着席位置があらかじめ決められていない試験における不正行為の防止に適している。
本発明に係る試験実施手法の概要を示す図である。 試験実施システムの構成を示すブロック図である。 試験管理マスタの一例を示す図である。 問題マスタの一例を示す図である。 試験実施システムの処理概要を示すシーケンス図である。 着席位置の例を示す図である。 設問列生成処理の処理概要を示すフローチャートである。 採点処理の処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 試験実施システム
10 サーバ装置
11 制御部
11a 受験者情報取得部
11b 設問列生成部
11c 出題処理部
11d 採点処理部
12 記憶部
12a 試験管理マスタ
12b 問題マスタ
20 電子ペーパ
21 RFIDタグ
22 表示部
23 入力部
30 RFIDタグリーダ

Claims (3)

  1. 試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施方法であって、
    受験生が着席した座席位置を取得する位置取得工程と、
    前記位置取得工程が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題工程と
    を含んだことを特徴とする試験実施方法。
  2. 前記位置取得工程は、
    各受験生に割り当てられた非接触型ICタグを前記試験会場に設けられたICタグリーダが読み取ることによって前記座席位置を取得することを特徴とする請求項1に記載の試験実施方法。
  3. 試験会場に設けられた座席に着席した受験生に対して試験を実施する試験実施システムであって、
    受験生が着席した座席位置を取得する位置取得手段と、
    前記位置取得手段が取得した前記座席位置に基づき、所定の距離以内に着席した受験生に対して異なる出題順序の設問列を出題する設問列出題手段と
    を備えたことを特徴とする試験実施システム。
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