JP2007248161A - 水漏れ検知機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の手の届かない離れた位置の被計測物にも接触子を確実に接触させて含水の有無や含水率の計測を正確に行える水漏れ検知機を提供する。
【解決手段】被計測物aに接触させる接触子1を少なくとも一対有し、この少なくとも一対の接触子1に電圧を加えてこの接触子1を被計測物aに接触させた際にこの一対の接触子1間の電気抵抗から被計測物aの含水の有無若しくは含水率を計測する構成とした水分検知部4を、握持部2を設けた棒状の本体部3の先端にこの本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設け、この水分検知部4は、弾性部5により接触子1を付勢支持して、前記本体部3を握持して先端の水分検知部4を被計測物aに押し当てることで、この水分検知部4の少なくとも一対の接触子1を前記弾性部5の戻り付勢によりこの被計測物aに弾圧接触させ得るように構成した水漏れ検知機。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、屋根裏の柱材の含水の有無や含水率を計測して水漏れ(雨漏り)を検知する場合に使用する水漏れ検知機に関するものである。
水分計と呼ばれる計測機(一対の接触子(電極)を被計測物に接触させ、この接触子間に電圧を加えると共にこの際の接触子間の電気抵抗から前記被計測物の含水の有無や含水率を計測する計測機)を用いて、様々な水漏れ検知作業が従来から実施されている。
例えば、水分計を持って建築物の屋根裏に入り込み、柱材など屋根裏の所定部位にこの水分計の一対の接触子を接触させて、含水した箇所(水漏れにより湿っている箇所)が無いかどうかをチェックすることで、雨漏りや水漏れが発生していないかをチェックするという、前記水分計を用いた水漏れ検知作業が従来から実施されている。
また、雨漏りや水漏れが発生した場合、水漏れの原因となっている箇所(例えば屋根材の継ぎ目の隙間や、モルタルのひび割れ箇所など)を探し出して、その水漏れの原因箇所を補修することによって前記雨漏りや水漏れを補修する。
従って、雨漏りや水漏れを補修する場合、先ず、水漏れの原因箇所を探し出す作業を行うが、この作業を行う場合にも、上述した水漏れ検知作業と同様に、例えば水分計を持って屋根裏に入り込み、屋根裏の所定部位にこの水分計の接触子を接触させて含水した箇所や含水率の高い箇所を計測することで水漏れの原因箇所を探し出すという、前記水分計を用いた水漏れ検知作業が実施されている。
しかし、上記のような水分計を用いた水漏れ検知作業は、この水分計の一対の接触子を測定したい箇所に確実に接触させて前記計測を行う必要があり(この接触が不完全だと、正しい計測結果が得られない)、よって、この水分計を用いて水漏れ検知作業を行う場合、水分計の一対の各接触子を、計測したい箇所に手で当てがったりして、各接触子が確実に接触状態となるように十分に注意しながら前記計測を行わなければならず(特に前記計測時に一方の接触子が接触状態,他方の接触子が非接触状態となり易く、水漏れ箇所を見逃す原因となり易いため)、それだけ作業が煩わしい。
また、各接触子を計測したい箇所に手で当てがったりするので、作業者の手の届く程度の距離にある箇所しか前記計測ができず、それ故、例えば上述のように屋根裏の柱材などを計測したい場合には、わざわざ作業者は水分計を持って屋根裏に入り込まなければならず、この点も煩わしい。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、既存の水分計と同様、一対の接触子を被計測物に接触させてこの被計測物の含水の有無や含水率を計測できることは勿論、一対の接触子を被計測物に対して弾圧当接させることにより、これまでのように例えば一対の接触子のうちの一方が接触状態,他方が非接触状態となったりして接触不良の状態となる心配がなく、この一対の接触子を確実に被接触物に接触させた状態で良好な計測を行うことができ、更に例えば作業者の手の届かない離れた位置にある被計測物にも前記計測を行うことができる画期的な水漏れ検知機を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
被計測物aに接触させる接触子1を少なくとも一対有し、この少なくとも一対の接触子1に電圧を加えてこの接触子1を被計測物aに接触させた際にこの一対の接触子1間の電気抵抗から被計測物aの含水の有無若しくは含水率を計測する構成とした水分検知部4を、握持部2を設けた棒状の本体部3の先端にこの本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設け、この水分検知部4は、弾性部5により接触子1を付勢支持して、前記本体部3を握持して先端の水分検知部4を被計測物aに押し当てることで、この水分検知部4の少なくとも一対の接触子1を前記弾性部5の戻り付勢によりこの被計測物aに弾圧接触させ得るように構成したことを特徴とする水漏れ検知機に係るものである。
また、前記水分検知部4の複数の各接触子1夫々に、この各接触子1を付勢支持する弾性部5を設け、この各接触子1を各ガイド部6に沿って前記弾性部5の付勢に抗して或いは戻り付勢により突没方向に可動自在となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の水漏れ検知機に係るものである。
また、前記水分検知部4の各接触子1を所定面方向に4個以上並設配設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水漏れ検知機に係るものである。
また、前記水分検知部4は、前記本体部3の先端に自在継手部7を介してこの本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設けた構成とすると共に、この自在継手部7に、前記本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振りした前記水分検知部4を戻り復帰傾動する方向に付勢する傾動支持バネ8を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水漏れ検知機に係るものである。
また、前記本体部3は、長さ調整機構9を備えてこの本体部3を長さ方向に伸縮調整自在に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水漏れ検知機に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、水分検知部の一対の接触子を被計測物に接触させてこの被計測物の含水の有無や含水率を計測できることは勿論、棒状の本体部の先端に首振り自在に設けた水分検知部を押し当てるだけで、この水分検知部が有する少なくとも一対の接触子を被計測物に対して確実に(不意に離れることなく)接触させることができる。
従って、本発明は、操作部を握持して先端を被計測物に押し当てるだけで、水分検知部の少なくとも一対の接触子を簡単にしかも確実に被計測物に弾圧接触させることができ、よって、簡単にして確実にこの水分検知部による前記計測を実施できることと並んで例えば作業者の手の届かない離れた位置にある被計測物にもこの本体部の先端を押し当てることで簡単且つ確実に前記計測を実施でき、よって、本発明は、例えば、例えば建築物の雨漏りや水漏れのチェックや、雨漏りや水漏れの原因箇所の検知を行う場合、従来例のようにわざわざ作業者が水分計を持って狭い屋根裏などに入り込まずとも、屋根裏の入口から屋根裏内の所定箇所に次々と本体部の先端の水分検知部を押し当てて屋根裏の柱材などの被計測物の含水の有無や含水率の計層を次々と作業性良く行うことができるなど、この種の水漏れ検知作業を作業性良く効率的に実施するに極めて適した画期的で極めて実用性に秀れた商品価値の高い水漏れ検知機となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、被計測物の表面の微妙な凹凸や湾曲に関りなく各接触子を一層確実に被計測物に弾圧接触させ得ることができ、よって、水分検知部の少なくとも一対の接触子を一層確実に被計測物に接触させられることとなるから、それだけ一層確実に前記水分検知部による正確な前記計測が実施可能な実用性に秀れた水漏れ検知機となる。
また、請求項4記載の発明においては、非使用時(本体部の先端を被計測物に押し当てていない状態)では、本体部に対して水分検知部が自動的に戻り復帰傾動するので、前記水分検知部による被計測物の含水の有無や含水率などの計測を一層作業性良く、次々と行うことができる一層作業性に秀れた水漏れ検知機となる。
また、請求項5記載の発明においては、使用時には一層作業者から離れた位置にある被計測物にも前記水分検知部による計測を実施でき、しかも非使用時には本体部の長さを短くしてコンパクト収納できるなど、一層実用性に秀れた水漏れ検知機となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、棒状の本体部3の先端に水分検知部4を設け、この水分検知部4は、被計測物aに接触させる接触子1を少なくとも一対有し、この少なくとも一対の接触子1に電圧を加えてこの接触子1を被計測物aに接触させた際にこの一対の接触子1間の電気抵抗から被計測物aの含水の有無若しくは含水率を計測する構成としている。
従って、棒状の本体部3の握持部2を握持し、この本体部3の先端に設けた水分検知部4を被計測物aに押し当てることで、この水分検知部4が有する少なくとも一対の接触子1を被計測物aに接触させ、この被計測物aの含水の有無若しくは含水率を計測できる。
従って、作業者の手の届かない離れた位置にある被計測物aにも、棒状の本体部3の基端側を握持して先端の被計測物aを押し当てて前記計測が行えることとなる。
ここで、水分検知部4が有する少なくとも一対の接触子1が確実に被計測物aに接触していなければ、前記計測を正確に行うことができないが、本発明においては、水分検知部4は弾性部5により接触子1を付勢支持した構成としているので、本体部3を握持して先端の水分検知部4を被計測物aに押し当てた際、この水分検知部4の少なくとも一対の接触子1を前記弾性部5の戻り付勢によりこの被計測物aに弾圧接触させることができ、よって、一対の接触子1のうちの一方だけが被計測物aに接触した状態となることが阻止され、一対の接触子1を確実に被計測物aに接触させることができる(即ち、接触子1を単に固定支持した構成の場合には、一対の接触子1を被計測物aの表面に接触させた状態から水分検知部4を僅かでも傾けると一対の接触子1のいずれか一方が被計測物aの表面から浮いてしまう(離れてしまう)ため、一対の接触子1を確実に被計測物aに接触させておくのは厄介であったが、本発明においては、接触子1を被計測物aに弾圧接触させることができるので、例えば被計測物aの表面に対して水分検知部4を傾けたり僅かに離反方向に微動したりしても、各接触子1の被計測物aに対する弾圧接触押圧力が小さくなるだけで、双方の接触状態は保持される。)。
また、更に、水分検知部4は、棒状の本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に構成しているので、本体部3の先端の水分検知部4を、被計測物aの計測したい所定箇所に対して様々な方向から押し当てて前記計測が行える(即ち、前記首振りができない構成の場合、被計測物aの表面に対して、所定の方向から棒状の本体部3の先端を押し当てなければならないが、本発明においては、この棒状の本体部3の長さ方向に対して傾動方向に水分検知部4が首振りするので、被計測物aの表面に様々な方向から本体部3の先端側を押し当てても水分検知部4を適宜な方向に首振り傾動させてこの水分検知部4が有する少なくとも一対の接触子1を確実に被計測物aに接触させることができる)。
従って、本発明は、水分検知部4の一対の接触子1を被計測物aに接触させてこの被計測物aの含水の有無や含水率を計測できることは勿論、棒状の本体部3の先端に首振り自在に設けた水分検知部4を押し当てるだけで、この水分検知部4が有する少なくとも一対の接触子1を被計測物aに対して確実に(不意に離れることなく)接触させることができるから、簡単にして確実に前記計測を実施できることと並んで作業者の手の届かない離れた位置にある被計測物aにも良好に前記計測を実施できる極めて作業性及び実用性に秀れた水漏れ検知機となる。
また、例えば、前記水分検知部4の複数の各接触子1夫々に、この各接触子1を付勢支持する弾性部5を設け、この各接触子1を各ガイド部6に沿って前記弾性部5の付勢に抗して或いは戻り付勢により突没方向に可動自在となるように構成した場合には、水分検知部4を被計測物aに押し当てた際、この水分検知部4が有する各接触子1が各ガイド部6に沿って、被計測物aの表面の微妙な凹凸や湾曲に沿って(馴染むように)に各個に突没方向に可動し、よって、この水分検知部4が有する各接触子1を、被計測物aの表面の微妙な凹凸や湾曲に関りなく一層確実にこの被計測物aの表面に接触させることができ、それだけ一層確実に水分検知部4による前記測定を正確に行えることとなる。特に、例えば前記水分検知部4の各接触子1を所定面方向に4個以上並設配設した場合には、被計測物aの表面の微妙な凹凸や湾曲に関りなく各接触子1を接触させ得る本発明の秀れた作用が一層顕著となるうえに、例えば被計測物aの表面が球面や円柱面や凹凸面などの様々な形状であっても一層確実に少なくとも一対の接触子1を被計測物aに接触させ得ることとなる。
また、例えば、前記水分検知部4は、前記本体部3の先端に自在継手部7を介してこの本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設けた構成とすると共に、この自在継手部7に、前記本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振りした前記水分検知部4を戻り復帰傾動する方向に付勢する傾動支持バネ8を設けた構成とした場合には、非使用状態(本体部3の先端を被計測物aに押し当てていない状態)では水分検知部4が傾動支持バネ8の戻り復帰傾動方向付勢によって戻り復帰しているので、前記計測を開始するに、予め本体部3の長さ方向に対して水分検知部4が変な方向に首振りした状態となっていたりせず良好に計測を開始でき、よって、一層作業性良く次々と前記計測を進展できる一層作業性に秀れたものとなる。
また、例えば、前記本体部3は、長さ調整機構9を備えてこの本体部3を長さ方向に伸縮調整自在に構成した場合には、使用時には本体部3を長さ調整機構9により長く伸ばして、前記水分検知部4による計測を作業者から一層離れた位置にある被計測物aにも良好に実施できることとなるうえに、非使用時には本体部3の長さを短くしてコンパクト収納できるなど、一層実用性に秀れることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、被計測物aに接触させる接触子1を少なくとも一対有し、この少なくとも一対の接触子1に電圧を加えてこの接触子1を被計測物aに接触させた際にこの一対の接触子1間の電気抵抗から被計測物aの含水の有無若しくは含水率を計測する構成とした水分検知部4を、握持部2を設けた棒状の本体部3の先端にこの本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設け、この水分検知部4は、弾性部5により接触子1を付勢支持して、前記本体部3を握持して先端の水分検知部4を被計測物aに押し当てることで、この水分検知部4の少なくとも一対の接触子1を前記弾性部5の戻り付勢によりこの被計測物aに弾圧接触させ得るように構成したことを水漏れ検知機である。
本体部3は、図6に図示したように、棒状体3aの基端側を握持部とし、先端側に前記水分検知機4を設け、先端部と基端部との中間部位置に前記水分検知機4と連設する後述の計測用操作部10を付設した構成としている。
また、前記本体部3は、長さ調整機構9を備えてこの本体部3を長さ方向に伸縮調整自在に構成している。
具体的には、本体部3は、図6に図示したように、径の異なる複数の筒状の棒状体3aを夫々、径の小さい方の棒状体3aが大きい方の棒状体3a内に嵌入連設して、この連設箇所には夫々締付固定具9Aを設けた構成としている。
従って、締付固定具9Aを緩めて径の大きい一方の棒状体3aに対して径の小さい他方の棒状体3aを所定両だけ引き出し突出させて前記締付固定具9Aを締付固定することで、この本体部3の長さを伸縮調整できる。
また、図6に図示したように、各棒状体3aの側面には長さ方向に係合溝13を形成しており、嵌合連結する一方の棒状体3aの係合溝13に他方の棒状体3aの係合溝13を係合係止することで、棒状体3a同志を周り止め係止状態に設けている。
尚、この本体部3の各棒状体3は、プラスチック製とし、最も基端側の棒状体3aの基端にはゴム製の基端部カバーを圧入固定して設けている。
また、図6に図示したように、この本体部3の最も先端側の棒状体3aの先端には、後述の自在継手部7を介して前記水分検知部4が設けられる棒状金属体3bを設けている。
具体的には、図1に図示したように、前記線端側の棒状体3aの先端側を連結金具14の基端側から嵌入し、棒状金属体3bの基端側をこの連結金具14の先端側から嵌入して、この連結金具14の側部から止着部材14を螺着固定してこの連結金具14に棒状体3aの先端部及び棒状金属体3bの基端部を夫々締付固定することで、この棒状体3aと棒状金属体3bとを連設している。
この本体部3の先端に設ける水分検知部4は、図1に図示したように、この水分検知部4の複数の各接触子1夫々に、この各接触子1を付勢支持する弾性部5を設け、この各接触子1を各ガイド部6に沿って前記弾性部5の付勢に抗して或いは戻り付勢により突没方向に可動自在となるように構成している。
具体的には、前記水分検知部4の各接触子1を所定面方向に4個以上(本実施例においては、図6に図示したように、平面方向に縦×横,3×3の9個の接触子1を所定間隔を介して)並設配設しており、この各接触子1の基端部を夫々弾性部5で受けている。
水分検知部4は、図1及び図2に図示したように、プラスチック製の底板部24に周壁板部23を立設周設して、上部に多孔天板部22を設けた構成とし、また、この底板部24,周壁板部23及び多孔天板部22で囲われる空間部内にして底板部24側には、基板部12を設けている。尚、多孔天板部22には、面方向に複数並設配設した各接触子1に応じた位置に夫々、この接触子1の外径よりやや大きい径の孔を設けており、この孔を各接触子1のガイド部6とする。また、底板部24の外面側には、後述の自在継手部7のロッド軸16aを軸受する軸受部18を一対突出状態に設けている。
各接触子1は電極としての機能を発揮し得る銅製で先端が突出し基端に孔を有する断面U字状に構成している。また、この各接触子1の基端から、図1に図示したように、弾性部5を嵌入配設している。尚、この弾性部5は、導電性を有する鉄性の抗縮バネとして、図1及び図2に図示したように、前記電極としての各接触子1とこの水分検知部4の基板部12とを導通する導線としても構成している。
従って、水分検知部4の底板部21側に設けた基板部12上に板面方向に配列した各接触子1は、弾性部5(抗縮バネ)の付勢に抗して、この水分検知部4の多孔天板部22に形成された孔をガイドに突没方向に可動自在に構成している。尚、図中符号15は、ストッパ部材15であって、図1に図示したように、各接触子1が水分検知部4の多孔天板部22の孔を介して突出排出されるのを阻止するものである。
また、水分検知部4の基板部12は、図6に図示したように、コード11を介して計測用操作部10と連設している。
この計測用操作部10は、取付金具20により本体部3の棒状体3aの所定位置に固定している。この計測用操作部10からコード11を介して水分検知部4の基板部12を介して複数の各接触子1に電圧を付加し、少なくとも一対の接触子1(プラスの電極としての接触子1と、マイナスの電極としての接触子1)が被計測物aに接触した状態でのこの接触子1間の電気抵抗からこの被計測物aの含水の有無や含水率を計測する。尚、本実施例においては、前記基板部12により9個の接触部1の隣り合う接触部1同志が互いに異なる極性の電極となるようにしている。
また、この計測用操作部10には、操作ボタン10aを設けており、一方の操作ボタン10aをONにすると、この計測用操作部10から前記水分検知部4へと電圧を加えると共に前記水分検知部4の底板部24の底側面(作業者から見える側面)に設けた告知ランプ19(発光ダイオード)を点滅させ、この被計測物aの少なくとも一対の接触子1を被計測物aに接触させた際にこの被計測物aの含水率が15%以上だった場合に、ブザー音を発すると共に前記告知ランプ19を点滅から点灯にさせ、一方、もう一つの操作ボタン10aをONにすると、同様に被計測物aの含水率が14%以上だった場合に、ブザー音を発すると共に前記告知ランプ19を点滅から点灯にさせる構成とする。
木材の水分は15%では肉眼で殆ど判断できないこと、また14%以下では殆ど乾燥状態(例えば雨漏りや水漏れの心配がないといえる状態)であることから、この計測用操作部10を上記の通り設定した。尚、使用目的に応じて前記計測用操作部10の操作ボタン10aに応じた反応する含水率の%数値を変えても良いし、被計測物aの含水率が数値で示される数値表示部をこの計測用操作部10に設けた構成としても良い。
また、この水分検知部4は、本体部3の長さ方向に対して自在継手部7を介して傾動方向に首振り自在に設けている。
この自在継手部7は、具体的には、図4に図示したように、ホルダ16Aに、ブッシュ16Bを遊嵌状態に嵌合配設した構成の一般的に市販されている構成であるロッドエンド16を前記本体部3の棒状金属体3bの先端に螺着固定して設け、このロッドエンド16のロッド軸16aを前記水分検知部4の底板部24に突設した一対のロッド軸受け部18に枢着してなる構成である。更に具体的には、図3,4に図示したように、ロッドエンド16のホルダ16Aに遊嵌状態に嵌合配設したブッシュ16B及び前記一対のロッド軸受け部18にロッド軸16aを挿通配設して、このロッド軸16aの左右をE形止め輪によって抜け止め固定している。また、このロッド軸16aの前記ロッドエンド16のブッシュ16Bの左右には、軸通バネ28(抗縮バネ)を設けており、ロッドエンド16はロッド軸16aを軸に所定角度範囲を傾動回動できると共にこのロッド軸16aの軸方向に前記軸通バネ28の付勢に抗して左右に可動できる構成である。尚、図3,4に図示したように、ロッドエンド16の基端側に本体部3の棒状金属体3bの先端側を螺合すると共に締付ボルト27を締めることでこのロッドエンド16と本体部3の棒状金属体3bとを周り止め係止(不意に螺動しないように固定)している。また、図中26は、前記締付ボルト27の座金26である。
また、この自在継手部7には、前記本体部3の長さ方向に対して傾動方向に首振りした前記水分検知部4を戻り復帰傾動する方向に付勢する傾動支持バネ8を設けた構成としている。具体的には、図3,4に図示したように、ロッドエンド16と本体部3の棒状金属体3bとを螺合固定して連設する際に、このロッドエンド16の頭部側に天部フランジ25Aを配設し、ロッドエンド16の足側にして前記締付ボルト27に当接するように底部フランジ25Bを配設し、この両フランジ25A,25B間に傾動支持バネ8(抗縮バネ)を配設した構成である。
従って、本体部3の長さ方向に対して前記水分検知部4は、図1,図2及び図3に図示したように、所定角度範囲を傾動方向に首振り自在であると共に、この水分検知部4が首振り状態となると、図1及び図2に図示したように前記傾動支持バネ8を収縮した状態となるので、この傾動支持バネ8の戻り付勢により前記水分検知部4が戻り復帰傾動する構成である。
本実施例は、上述のように構成したから、本体部3を例えば長さ調整機構9により任意の長さに伸ばし調整し、前記測定用操作部10の操作ボタン10をONにしたうえで、例えば建築物の屋根裏の湿っていると思われる場所にこの本体部3の先端部を押し当て、ブザー音と告知ランプ19とにより湿っている箇所を簡単に検知でき、よって、例えば屋根裏に雨漏りがないかチェックしたり、例えば雨漏りや水漏れの原因となっている箇所を検知するなどのこの種の水漏れ検知作業に極めて有効な画期的な水漏れ検知機となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る水漏れ検知機の説明側断面図である。 本実施例に係る水漏れ検知機の説明側面図である。 本実施例に係る水漏れ検知機の説明正面図である。 本実施例に係る水漏れ検知機の説明分解図である。 本実施例に係る水漏れ検知機の説明斜視図である。 本実施例に係る水漏れ検知機の説明斜視図である。
符号の説明
1 接触子
2 握持部
3 本体部
4 水分検知部
5 弾性部
6 ガイド部
7 自在継手部
8 傾動支持バネ
9 長さ調整機構
a 被計測物

Claims (5)

  1. 被計測物に接触させる接触子を少なくとも一対有し、この少なくとも一対の接触子に電圧を加えてこの接触子を被計測物に接触させた際にこの一対の接触子間の電気抵抗から被計測物の含水の有無若しくは含水率を計測する構成とした水分検知部を、握持部を設けた棒状の本体部の先端にこの本体部の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設け、この水分検知部は、弾性部により接触子を付勢支持して、前記本体部を握持して先端の水分検知部を被計測物に押し当てることで、この水分検知部の少なくとも一対の接触子を前記弾性部の戻り付勢によりこの被計測物に弾圧接触させ得るように構成したことを特徴とする水漏れ検知機。
  2. 前記水分検知部の複数の各接触子夫々に、この各接触子を付勢支持する弾性部を設け、この各接触子を各ガイド部に沿って前記弾性部の付勢に抗して或いは戻り付勢により突没方向に可動自在となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の水漏れ検知機。
  3. 前記水分検知部の各接触子を所定面方向に個以上並設配設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水漏れ検知機。
  4. 前記水分検知部は、前記本体部の先端に自在継手部を介してこの本体部の長さ方向に対して傾動方向に首振り自在に設けた構成とすると共に、この自在継手部に、前記本体部の長さ方向に対して傾動方向に首振りした前記水分検知部を戻り復帰傾動する方向に付勢する傾動支持バネを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水漏れ検知機。
  5. 前記本体部は、長さ調整機構を備えてこの本体部を長さ方向に伸縮調整自在に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水漏れ検知機。
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