JP2007245179A - Method for taking in steel bar, and lifter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、棒鋼の製造ラインにおいて、搬送されてきた棒鋼を冷却床に取り込むためのリフター及び棒鋼の取り込み方法に関する。 The present invention relates to a lifter and a method for taking in a steel bar for taking in the steel bar that has been conveyed in a steel bar production line.
一般に、棒鋼の製造ラインにおいて、圧延工程やフライングシャーによる切断工程等を経た棒鋼は、冷却床に取り込まれる。冷却床に取り込まれた棒鋼は、冷却床上に載置され、冷却される。冷却された棒鋼は、コールドシャーによる切断、研磨工程、検査工程等を経て、出荷される(特開2004−351467公報参照)。
棒鋼は、冷却床のあるところまで、高速で搬送されてくる。この搬送方向は、棒鋼の長手方向である。棒鋼の冷却床への取り込みは、棒鋼を、その長手方向に対して略直交する方向に移動させることによりなされる。高速で搬送されてくる棒鋼を冷却床に取り込む装置として、リフターが用いられ得る。 The steel bar is conveyed at high speed to the place where the cooling bed is located. This conveying direction is the longitudinal direction of the steel bar. The steel bar is taken into the cooling bed by moving the steel bar in a direction substantially perpendicular to the longitudinal direction thereof. A lifter can be used as a device for taking in the steel bar conveyed at high speed into the cooling bed.
図7は、棒鋼2を冷却床4へと取り込むための取り込み装置6を示している。取り込み装置6は、第一のリフター8と、第二のリフター10と、固定部12とを有する。第一のリフター8、第二のリフター10及び固定部12は、ランインローラ14と冷却床4との間に配置されている。固定部12は、第一のリフター8と第二のリフター10との間に配置されている。ランインローラ14と第一のリフター8とは隣接している。第二のリフター10と冷却床4とは隣接している。棒鋼2は、ランインローラ14により、冷却床4の近傍に搬送されてくる。ランインローラ14の支持軸16は、図示されないモータ等の駆動装置により回転している(図7の矢印参照)。この回転により、棒鋼2は、棒鋼2の長手方向に沿って搬送されてくる。図7において、棒鋼2は、図面の表側から裏側に向かって移動している。取り込み装置6は、棒鋼2を、その長手方向に対して直交する方向(図7における左方向)に移動させる。この移動により、棒鋼2が冷却床4に取り込まれる。
FIG. 7 shows a capturing device 6 for capturing the steel bar 2 into the
第一のリフター8は、詳細が図示されないアクチュエータ等により、上下動するように構成されている。第二のリフター10も、詳細が図示されないアクチュエータ等により、上下動するように構成されている。固定部12は、上下動しない。
The
ランインローラ14及び支持軸16は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。第一のリフター8の上面18は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。固定部12の上面20は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。第二のリフター10の上面22は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。第一のリフター8及び第二のリフター10の上下動と、ランインローラ14の搬送面24、上面18、上面20及び上面22の傾斜とにより、棒鋼2が冷却床4に取り込まれる。棒鋼2は、ランインローラ14の搬送面24から、上面18、上面20及び上面22を経て冷却床4の上にまで搬送される。
The run-in
上げられた位置にある第一のリフター8が、図7において破線で示されている。この状態において、高速で搬送されてきた棒鋼2は、第一のリフター8の側面26と当接しうる(図7参照)。棒鋼2は高速で移動しているので、棒鋼2と側面26との間には摩擦が生じうる。この摩擦は、棒鋼2の表面に疵を生じさせる。この摩擦を低減させるため、側面26にフリーのローラ28を設けるのが有効である。
The
回転抵抗を低減するために、ローラ28は軸受により回転自在に支持されているのが好ましい。回転抵抗をより低減するために、ローラ28を支持する軸受は、グリース等の潤滑油が常時充分に供給されているのが好ましい。通常、軸受への給脂は、ローラ28を支持する軸体(図示省略)に取り付けられたグリースニップルから、グリースを注入することによりなされる。
In order to reduce the rotational resistance, the
圧延後の棒鋼2と接するローラ28は、高温となる。高温の条件下においては、グリースニップルからグリースを注入する作業を行うことができない。製造ラインが休止されない限り、給脂ができない。高速で搬送されてきた棒鋼2により、ローラ28は高速で回転する。ローラ28は、高温環境下において高速回転を強いられる。ローラ28の使用環境は、過酷である。過酷な使用環境下において充分な給脂がなされない場合、軸受の不良が頻発しうる。
The
本発明の目的は、棒鋼の疵を抑制するためのローラを備えたリフターであって、このローラを支持するベアリングの不良が低減されうるリフター及びこのリフターを用いた取り込み方法の提供にある。 An object of the present invention is to provide a lifter provided with a roller for suppressing wrinkles of a steel bar, the lifter capable of reducing a defect of a bearing supporting the roller, and a taking-in method using the lifter.
本発明に係るリフターは、上下動することにより、搬送されてきた棒鋼を冷却床に取り込みうるように構成されたリフターである。このリフターは、一方側から他方側になるにつれて低くなるように傾斜した上面を有する。このリフターは、この上面の下側に設けられ、この上面の高位側の縁部よりも一方側に突出してなるとともに、搬送されてくる棒鋼の搬送方向に沿って回転しうるローラを有する。このリフターは、このローラの径方向内側に配置された複数の軸受を有する。このリフターは、これらの軸受の径方向内側に配置されこれらの軸受を介して上記ローラを回転自在に支持するローラーシャフトを有する。上記上面は、上記ローラーシャフトの位置に対応した開口を有する。上記ローラーシャフトは、その上端面から、上記複数の軸受の上方にまで連通するミスト通路を有する。このミスト通路は、上下方向に延びる主通路と、この主通路の上下方向における中間位置から上記軸受の上方にまで分岐する中間分岐通路とを有する。上記中間分岐通路の入口の上方近傍に、凸部が設けられている。 The lifter according to the present invention is a lifter configured to move up and down to take in the steel bar that has been conveyed into the cooling floor. The lifter has an upper surface that is inclined so as to become lower from one side to the other side. The lifter is provided on the lower side of the upper surface, and has a roller that protrudes to one side of the upper edge of the upper surface and that can rotate along the conveying direction of the steel bar being conveyed. The lifter has a plurality of bearings arranged on the radially inner side of the roller. The lifter has a roller shaft that is disposed radially inside these bearings and rotatably supports the roller via these bearings. The upper surface has an opening corresponding to the position of the roller shaft. The roller shaft has a mist passage communicating from its upper end surface to above the plurality of bearings. The mist passage has a main passage extending in the vertical direction and an intermediate branch passage that branches from an intermediate position in the vertical direction of the main passage to above the bearing. A convex portion is provided in the vicinity of the upper part of the entrance of the intermediate branch passage.
好ましくは、上記ミスト通路は、上記主通路の下端から上記軸受の上方にまで分岐する下端分岐通路を有する。 Preferably, the mist passage has a lower end branch passage that branches from a lower end of the main passage to an upper side of the bearing.
好ましくは、上記凸部は、径方向外側から径方向内側になるにつれて低くなるように傾斜した傾斜面を有している。好ましくは、上記凸部は、この傾斜面の径方向内側の端部から径方向外側に向かってほぼ径方向に延びる平面を有している。 Preferably, the convex portion has an inclined surface that is inclined so as to become lower from the radially outer side toward the radially inner side. Preferably, the convex portion has a flat surface extending substantially radially from the radially inner end of the inclined surface toward the radially outer side.
本発明に係る棒鋼の取り込み方法では、上記リフターが用いられる。この取り込み方法では、上記リフターにおける上記開口の上方から、この開口に向かって、オイルミストを供給しながら、棒鋼の取り込みがなされる。 In the method for taking in steel bars according to the present invention, the lifter is used. In this taking-in method, steel bars are taken in while supplying oil mist from above the opening in the lifter toward the opening.
オイルミストを用いることにより、上下動する操業中のリフターに対して給脂ができる。また、凸部により、オイルミストが中間分岐通路に流れ込みやすくなり、軸受への給脂がより確実となりうる。 By using an oil mist, it is possible to lubricate a lifter that is operating up and down. Further, the convex portion makes it easy for oil mist to flow into the intermediate branch passage, and grease supply to the bearing can be made more reliable.
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with appropriate reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態に係る取り込み装置30を示す図である。この取り込み装置30は、棒鋼2を冷却床4へと取り込むための装置である。
FIG. 1 is a diagram illustrating a
典型的な棒鋼2は、棒鋼である。例えば、棒鋼2は、粗列圧延、フライングシャーによる切断、中間列圧延及び仕上列圧延が施された後、冷却床4に取り込まれる。
A typical steel bar 2 is a steel bar. For example, the steel bar 2 is taken into the
取り込み装置30は、第一のリフター32と、第二のリフター34と、固定部36とを有する。第一のリフター32、第二のリフター34及び固定部36は、ランインローラ14と冷却床4との間に配置されている。固定部36は、リフター32と第二のリフター34との間に配置されている。リフター32は、ランインローラ14に隣接している。第二のリフター34は、冷却床4に隣接している。棒鋼2は、ランインローラ14により、冷却床4の近傍に搬送されてくる。ランインローラ14の支持軸16は、図示されないモータ等の駆動装置により回転している(図1の矢印参照)。この回転により、棒鋼2は、棒鋼2の長手方向に沿って搬送されてくる。図1において、棒鋼2は、図面の表側から裏側に向かって移動している。取り込み装置30は、棒鋼2を、その長手方向に対して直交する方向(図1における左方向)に移動させる。この移動により、棒鋼2が冷却床4に取り込まれる。
The capturing
第一のリフター32は、詳細が図示されないアクチュエータ等により、上下動するように構成されている。第二のリフター34も、詳細が図示されないアクチュエータ等により、上下動するように構成されている。固定部36は、上下動しない。
The
ランインローラ14及び支持軸16は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。ランインローラ14の搬送面24は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。第一のリフター32の上面40は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。固定部36の上面42は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。第二のリフター34の上面44は、冷却床4側にいくほど低くなるように傾斜している。
The run-in
第一のリフター32が下げられたとき、第一のリフター32の上面40は、ランインローラ14の搬送面24よりも下に位置する(図1において実線で表示された上面40参照)。この状態において、搬送面24上の棒鋼2が、第一のリフター32の上面40上へと転がり込む。第一のリフター32の上面40は、固定部36の上面42の高さと同等以上の高さにまで上げられる(図1において破線で表示された上面40参照)。この状態において、上面40上の棒鋼2が、固定部36の上面42へと転がり込む。第二のリフター34が下げられたとき、第二のリフター34の上面44は、固定部36の上面42の高さと同等以下の高さに位置する(実線の上面44参照)。この状態において、上面42上の棒鋼2が、上面44上へと転がり込みうる。第二のリフター34が上げられたとき、上面44は、冷却床4の載置面46の高さと同等以上の高さに位置する(破線の上面44参照)。この状態において、上面44上の棒鋼2が、載置面46へと転がり込む。このように、棒鋼2は、搬送面24から、上面40、上面42及び上面44を経て、載置面46へと移動する。このようにして、棒鋼2が、冷却床4に取り込まれる。
When the
上げられた位置にある第一のリフター32が、図1において破線で示されている。この状態において、高速で搬送されてきた棒鋼2は、第一のリフター32の側面48と当接しうる(図1参照)。棒鋼2は、その軸方向に沿って高速で移動しているので、棒鋼2と側面48との間には摩擦が生じうる。この摩擦は、棒鋼2の表面に疵を生じさせる。この摩擦を低減させるため、側面48にローラ50が設けられている。ローラ50は、上面40の下側に設けられている。
The
図1において、ローラ50は破線で示されている。ローラ50は、フリーのローラである。換言すれば、ローラ50は、自由に回転しうる状態である。ローラ50の大部分は、第一のリフター32の内部に収容されている。ローラ50は棒鋼2と当接するように配置されている。ローラ50の一部は、側面48よりも外側に露出している。ローラ50は、上面40の高位側の縁部52よりも、ランインローラ14側に突出している。ランインローラ14側に突出したローラ50は、側面48よりも優先して棒鋼2に当接する。棒鋼2と当接したローラ50は、棒鋼2の動きに従動して回転する。ローラ50の回転軸は、上下方向に配向している。ローラ50は、搬送されてくる棒鋼2の搬送方向(図1の表側から裏側へと向かう方向)に沿って回転しうる。ローラ50の回転により、棒鋼2の表面における疵の発生が抑制される。
In FIG. 1, the
図2は、ローラ50付近の断面図である。ローラ50は、略円筒状の部材である。ローラ50の円周面52に、棒鋼2が当接する。ローラ50の径方向内側には、第一の軸受54と、第二の軸受56とが配置されている。第一の軸受54は、第二の軸受56よりも上側に配置されている。複数の軸受54、56の径方向内側には、軸受54、56を介してローラ50を回転自在に支持するローラーシャフト58が設けられている。
FIG. 2 is a sectional view of the vicinity of the
第一の軸受54の内輪60は、ローラーシャフト58に外嵌しつつローラーシャフト58に固定されている。第一の軸受54の外輪62は、ローラ50に内嵌しつつローラ50に固定されている。第二の軸受56の内輪64は、ローラーシャフト58に外嵌しつつローラーシャフト58に固定されている。第二の軸受56の外輪66は、ローラ50に内嵌
しつつローラ50に固定されている。スラストワッシャー68により、内輪60、64のローラ50への固定が確実とされている。
The
本実施形態の軸受54、56は、玉軸受である。本発明において、軸受の種類は限定されない。軸受は、例えば、ころ軸受であってもよい。
The
図3は、図2におけるローラーシャフト58を拡大した図である。ローラーシャフト58は、ミスト通路70を有している。ミスト通路70は、ローラーシャフト58の上端面72から、第一の軸受54の上方にまで連通している。ミスト通路70は、ローラーシャフト58の上端面72から、第二の軸受56の上方にまで連通している。図2が示すように、ローラーシャフト58の上方から下方に向かって排出されたオイルミストmが、ミスト通路70を通過して、複数の軸受54、56に供給される(図2の矢印参照)。
FIG. 3 is an enlarged view of the
ミスト通路70の主通路74は、ローラーシャフト58と同軸で設けられている。ミスト通路70は、複数の軸受54,軸受56の全てにオイルミストmが供給されるように分岐している。図3が示すように、ミスト通路70は、上下方向に延びる主通路74と、この主通路74の上下方向における中間位置から第一の軸受54の上方にまで分岐する中間分岐通路76とを有する。更に、ミスト通路70は、主通路74の下端から第二の軸受56の上方にまで分岐する下端分岐通路78を有する。オイルミストmは、ローラーシャフト58の上端面72に設けられた導入口80から導入される。導入されたオイルミストmの一部は、主通路74から中間分岐通路76へと流れ込む。中間分岐通路76を通過したオイルミストmは、排出口82から排出される。この排出口82は、第一の軸受54の上方に位置している。
The
軸受54は、その外部から内外輪間へとオイルミストmが流入しうるように構成されている。換言すれば、内輪60と外輪62との間はシールされていない。排出口82から排出されたオイルミストmは、第一の軸受54の内外輪間へと流入する。流入したオイルミストmは、第一の軸受54の潤滑に用いられる。
The
第一の軸受54に流入したオイルミストmの一部は、第一の軸受54から流出し、更に下方に流れる。下方に流れたオイルミストmは、第二の軸受56の内部に流入し、第二の軸受56の潤滑に用いられうる。
Part of the oil mist m flowing into the
中間分岐通路76へ流れ込まなかったオイルミストmは、主通路74の下端に至る。主通路74の下端にまで至ったオイルミストmは、下端分岐通路78に流れ込む。下端分岐通路78を通過したオイルミストmは、排出口84から排出される。排出口84は、第二の軸受56の上方に位置している。
The oil mist m that has not flown into the
軸受56は、その外部から内外輪間へとオイルミストmが流入しうるように構成されている。換言すれば、内輪64と外輪66との間はシールされていない。排出口84から排出されたオイルミストmは、第二の軸受56の内外輪間へと流入する。
The
第二の軸受56を流入したオイルミストmの一部は、第二の軸受56を通過して下方へと流れる。第二の軸受56の下方には、貫通孔79が設けられている。第二の軸受56を通過したオイルミストmは、貫通孔79を通過し、リフター32の外部に排出される。
Part of the oil mist m that has flowed into the
重力の作用により、オイルミストmは、上方から下方へと流れやすい。主通路74は、上下方向に配向している。オイルミストmは、主通路74を、上方から下方へと流れる。中間分岐通路76は、第一の軸受54に近づくにつれて徐々に下がるように傾斜している。この傾斜により、オイルミストmは中間分岐通路76へと流れ込みやすい。この傾斜により、第一の軸受54の上方へオイルミストmが排出されやすくなる。排出下端分岐通路78は、第二の軸受56に近づくにつれて徐々に下がるように傾斜している。この傾斜により、オイルミストmは、下端分岐通路78へと流れ込みやすい。この傾斜により、第二の軸受56の上方へオイルミストmが排出されやすくなる。
Due to the action of gravity, the oil mist m tends to flow downward from above. The
図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。中間分岐通路76は、周方向において均等に配置されている。本実施形態では、4本の中間分岐通路76が、周方向において90度おきに配置されている。中間分岐通路76が周方向において均等に配置されることにより、軸受へのオイルミストmの供給が周方向において均等化される。
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. The
図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。下端分岐通路78は、周方向において均等に配置されている。本実施形態では、4本の下端分岐通路78が、周方向において90度おきに配置されている。下端分岐通路78が周方向において均等に配置されることにより、軸受へのオイルミストmの供給が周方向において均等化される。
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG. The lower
中間分岐通路76の入口88の上方近傍には、凸部90が設けられている。図4が示すように、凸部90は円環状である。凸部90の形状は、限定されない。凸部90は、例えば突起状であってもよい。図3が示すように、凸部90は、上面92と、下面94とを有する。上面92は、平面である。上面92は、曲面であってもよい。下面94は、平面である。下面94は、曲面であってもよい。下面94は、傾斜していてもよい。凸部90により、主通路74の幅が局所的に狭くされている。凸部90により、主通路74の直径が局所的に狭くされている。なお、凸部90は、上面や下面を有していなくても良い。
A
図6は、図3における凸部90近傍の拡大図である。図6の破線は、オイルミストmの流れを模式的に示したものである。凸部90により、オイルミストmの流れが乱されうる。凸部90により、オイルミストmの乱流m1が生じうる。乱流m1により、オイルミストmが中間分岐通路76へと流れ込みやすくなる。凸部90により、凸部90の下側の部分が減圧されうる。この減圧により、オイルミストmが中間分岐通路76へと流れ込みやすくなる。
FIG. 6 is an enlarged view of the vicinity of the
中間分岐通路76は、同一の直径で連続する主通路74の途中に設けられている。換言すれば、中間分岐通路76の入口88の上側と下側とで、主通路74の直径は同一である。この場合、オイルミストmは、中間分岐通路76へと流れ込みにくい。本実施形態では、凸部90により、オイルミストmが中間分岐通路76へと流れ込みやすくされている。凸部90が無い場合、オイルミストmの供給量のバランスは、第二の軸受56に偏りやすくなる。凸部90により、第一の軸受54へのオイルミストmの供給量が増加する。凸部90は、各軸受54、56へのオイルミストmの供給量を均等化しうる。
The
凸部90の上面92は、径方向外側から径方向内側になるにつれて低くなるように傾斜した傾斜面である。傾斜面とされた上面92は、オイルミストmの上方から下方への流れを妨げにくい。凸部90の下面94は、ほぼ径方向に延びている。ほぼ径方向に延びる下面94により、乱流m1の発生が促進されうる。
The
図3においてD1で示されるのは、主通路74の内径である。図3においてD2で示されるのは、凸部90が設置された部分の最小内径である。凸部90の突出高さを大きくして乱流m1を発生させやすくする観点から、内径D2の、内径D1に対する比(D2/D1)は、0.8以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。主通路74におけるオイルミストmの流れを妨げない観点から、比(D2/D1)は、0.4以上が好ましく、0.5以上がより好ましい。
In FIG. 3, the inner diameter of the
図6においてαで示されるのは、凸部90の上面92と主通路74の内面とのなす角度である。主通路74におけるオイルミストの流れを妨げない観点から、角度αは、120度以上が好ましく、130度以上がより好ましい。凸部90の突出高さを大きくして乱流m1を発生させやすくする観点から、角度αは、150度以下が好ましく、140度以下がより好ましい。
In FIG. 6, α represents an angle formed between the
図6においてβで示されるのは、凸部90の下面94と主通路74の内面とのなす角度である。乱流m1の発生を促進し中間分岐通路76への流入量を増やす観点から、角度βは、90度以下が好ましい。凸部90を加工しやすくする観点から、角度βは、90度以上が好ましく、90度が特に好ましい。図6においてLで示されるのは、凸部90と中間分岐通路76の入口88との軸方向距離である。図3においてΔdで示されるのは、凸部90の高さである。このΔdは、(D1−D2)/2である。中間分岐通路76への流入量を増やす観点から、軸方向距離Lは、0≦(L/Δd)≦2を満たす範囲とされるのが好ましい。
In FIG. 6, β represents an angle formed between the
図1では記載が省略されているが、図2が示すように、第一のリフター32の上方には、オイルミストmを供給する供給部96が設けられている。供給部96の流出口から、オイルミストmが流出する。オイルミストmは、下方に向かって流出する。流出したオイルミストmは、空気中を下方へと流れ、導入口80に至る。導入口80へと至ったオイルミストmは、主通路74の内部へと流入する。第一のリフター32の上面40には、開口98が設けられている(図2参照)。供給部96から流出したオイルミストmは、開口98を通過して、導入口80に至る。開口98により、供給部96からミスト通路70へのオイルミストmの流入が可能となる。
Although not shown in FIG. 1, as shown in FIG. 2, a
棒鋼2を冷却床4へと取り込む過程において、棒鋼2は、リフター32の上面40と、供給部96との間を通過する。上面40と、供給部96との間には、隙間が設けられている。この隙間を、棒鋼2が通過する。この隙間は、棒鋼2が通過しうる間隔を有している。
In the process of taking the bar 2 into the
リフター32は、上下動する。上下動し且つ高温となる操業中のリフターに常時給脂を行うことは、極めて困難である。本実施形態は、この困難性を解決している。供給部96とリフター32とは、互いに離れている。供給部96は、リフター32の上下動に影響されない。オイルミストmを用いることにより、上下動するリフター32の内部にある軸受に常時給脂がなされうる。オイルミストmを用いることにより、操業中のリフター32内の軸受に対して給脂が可能となる。
The
オイルミストmは、軸受の冷却にも寄与する。本発明により、操業中であっても軸受の潤滑と冷却とが同時になされる。本発明により、軸受の寿命が延長されうる。 The oil mist m also contributes to cooling of the bearing. According to the present invention, lubrication and cooling of the bearing can be performed simultaneously even during operation. According to the present invention, the life of the bearing can be extended.
2・・・棒鋼
4・・・冷却床
6・・・取り込み装置
8・・・第一のリフター(リフター)
10・・・第二のリフター(リフター)
12・・・固定部
14・・・ランインローラ
16・・・ランインローラの支持軸
18・・・第一のリフターの上面
20・・・固定部の上面
22・・・第二のリフターの上面
24・・・搬送面
26・・・第一のリフターの側面
28・・・ローラ
30・・・取り込み装置
32・・・リフター
36・・・固定部
40・・・リフターの上面
42・・・固定部の上面
44・・・リフターの上面
46・・・冷却床の載置面
48・・・側面
50・・・ローラ
52・・・ローラの円周面
54・・・第一の軸受(軸受)
56・・・第二の軸受(軸受)
58・・・ローラーシャフト
60・・・第一の軸受の内輪
62・・・第一の軸受の外輪
64・・・第二の軸受の内輪
66・・・第二の軸受の外輪
68・・・スラストワッシャー
70・・・ミスト通路
72・・・ローラーシャフトの上端面
74・・・主通路
76・・・中間分岐通路
78・・・下端分岐通路
80・・・導入口
82・・・中間分岐通路の排出口
84・・・下端分岐通路の排出口
90・・・凸部
92・・・凸部の上面
94・・・凸部の下面
96・・・オイルミストの供給部
98・・・開口
m・・・オイルミスト
2 ...
10 ... Second lifter (lifter)
DESCRIPTION OF
56 ... Second bearing (bearing)
58 ...
Claims (4)
このリフターは、
一方側から他方側になるにつれて低くなるように傾斜した上面と、
この上面の下側に設けられ、この上面の高位側の縁部よりも一方側に突出してなるとともに、搬送されてくる棒鋼の搬送方向に沿って回転しうるローラと、
このローラの径方向内側に配置された複数の軸受と、
これらの軸受の径方向内側に配置されこれらの軸受を介して上記ローラを回転自在に支持するローラーシャフトとを備え、
上記上面は、上記ローラーシャフトの位置に対応した開口を有し、
上記ローラーシャフトは、その上端面から、上記複数の軸受の上方にまで連通するミスト通路を有し、
このミスト通路は、上下方向に延びる主通路と、この主通路の上下方向における中間位置から上記軸受の上方にまで分岐する中間分岐通路とを有しており、
上記中間分岐通路の入口の上方近傍に、凸部が設けられているリフター。 It is a lifter configured to be able to take in the steel bar that has been conveyed into the cooling floor by moving up and down,
This lifter
An upper surface inclined so as to become lower from one side to the other side;
A roller that is provided on the lower side of the upper surface, protrudes to one side from the upper edge of the upper surface, and can rotate along the conveying direction of the steel bar being conveyed;
A plurality of bearings arranged radially inside the roller;
A roller shaft that is arranged radially inside these bearings and rotatably supports the roller through these bearings,
The upper surface has an opening corresponding to the position of the roller shaft,
The roller shaft has a mist passage communicating from its upper end surface to above the plurality of bearings,
The mist passage has a main passage that extends in the vertical direction and an intermediate branch passage that branches from an intermediate position in the vertical direction of the main passage to above the bearing.
A lifter provided with a convex portion in the vicinity of the upper part of the entrance of the intermediate branch passage.
このリフターは、
一方側から他方側になるにつれて低くなるように傾斜した上面と、
この上面の下側に設けられ、この上面の高位側の縁部よりも一方側に突出してなるとともに、搬送されてくる棒鋼の搬送方向に沿って回転しうるローラと、
このローラの径方向内側に配置された複数の軸受と、
これらの軸受の径方向内側に配置されこれらの軸受を介して上記ローラを回転自在に支持するローラーシャフトとを備え、
上記上面は、上記ローラーシャフトの位置に対応した開口を有し、
上記ローラーシャフトは、その上端面から、上記複数の軸受の上方にまで連通するミスト通路を有し、
このミスト通路は、上下方向に延びる主通路と、この主通路の上下方向における中間位置から上記軸受の上方にまで分岐する中間分岐通路とを有しており、
上記中間分岐通路の入口の上方近傍に、凸部が設けられており、
上記開口の上方から、この開口に向かって、オイルミストを供給しながら、取り込みがなされる棒鋼の取り込み方法。
A method of taking a steel bar into the cooling bed using a lifter configured to take up the steel bar conveyed by moving up and down into the cooling bed,
This lifter
An upper surface inclined so as to become lower from one side to the other side;
A roller that is provided on the lower side of the upper surface, protrudes to one side from the upper edge of the upper surface, and can rotate along the conveying direction of the steel bar being conveyed;
A plurality of bearings arranged radially inside the roller;
A roller shaft that is arranged radially inside these bearings and rotatably supports the roller through these bearings,
The upper surface has an opening corresponding to the position of the roller shaft,
The roller shaft has a mist passage communicating from its upper end surface to above the plurality of bearings,
The mist passage has a main passage that extends in the vertical direction and an intermediate branch passage that branches from an intermediate position in the vertical direction of the main passage to above the bearing.
A convex portion is provided near the upper part of the entrance of the intermediate branch passage,
A method for taking in steel bars, which is taken in from above the opening while supplying oil mist toward the opening.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006070300A JP2007245179A (en) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | Method for taking in steel bar, and lifter |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102699047A (en) * | 2012-05-31 | 2012-10-03 | 江阴大地装备股份有限公司 | Lifting skirting board on cooling bed steel feed device |
JP2017154929A (en) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | アイカ工業株式会社 | Polyurethane-based cement composition and concrete floor construction method |
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-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006070300A patent/JP2007245179A/en not_active Withdrawn
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