JP2007244300A - 養殖槽における水産物の捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周縁に向かい上昇する傾斜面を備えた養殖槽においても、比較的容易に魚類や甲殻類などの水産物を捕獲することができる捕獲装置を提供する。
【解決手段】 前面の開口から後端の閉鎖部に向けて狭くなるように形成された網と、網が取り付けられた枠組立体と、前面枠に掛合された策状体とを有し、枠組立体は、網開口を固定する前面枠と、網後端を固定するため前面枠よりも小さく形成された後部枠と、前面枠と後部枠を連結する複数の側部枠材とからなり、側部枠材のうち一対は、装置を牽引して養殖槽内から引き揚げるときに養殖槽の傾斜面を摺動するように配置されたものである。傾斜面を摺動する側部枠材の一対には、錘を設けたり、あるいは側部枠材よりも幅の広い長尺プレートを取り付けても良い。
【選択図】 図3

Description

本発明は周縁に向かい上昇する傾斜面を備えた養殖槽で水産物を捕獲するための装置に関する。
稚魚や稚エビ等の水産物の養殖場では、少量の出荷が要求されることがあり、このような場合、簡易に水産物を捕獲する手段として四手網が使用される。四手網は、弓なりになった四本の竹で正方形の網を張り広げたものであり、網を水中に敷き沈め、その網の上に魚類や甲殻類が集まるタイミングを狙って網を上げることにより、これら水産物を捕獲するものである。
しかしながら、四手網は平面状に網を張り広げたものであるため、網を水面まで上げる途中で魚類や甲殻類の多くが逃げてしまい、所要量の水産物を捕獲するためには手間が掛かり過ぎるという問題があった。
また養殖槽のなかには、例えば、特許文献1に記載されたように、周縁に向かい上昇する傾斜面が形成されたものもあり、このような養殖槽では水底の深さが一様ではないため、水産物を四手網で捕獲することは容易ではなかった。
特開2003−23914号公報
本発明の目的は、周縁に向かい上昇する傾斜面を備えた養殖槽においても、比較的容易に魚類や甲殻類などの水産物を捕獲することができる捕獲装置を提供することである。
本発明によれば、周縁に向かって上昇する傾斜面を備えた養殖槽において水産物を捕獲する装置であって、前面の開口から後端の閉鎖部に向けて狭くなるように形成された網と、前記網が取り付けられた枠組立体と、前面枠に掛合された策状体とを有し、前記枠組立体は、前記策状体及び網の開口を固定する前面枠と、網後端を固定するため前面枠よりも小さく形成された後部枠と、前面枠と後部枠を連結する複数の側部枠材とからなり、前記側部枠材のうち一対は、装置を牽引して養殖槽内から引き揚げるときに養殖槽の傾斜面を摺動するように配置されたものである水産物の捕獲装置を提供することにある。
前記養殖槽の傾斜面を摺動する側部枠材の一対には、錘を設けることが好ましい。また前記側部枠材の一対には、該側部枠材よりも幅が広い長尺プレートを設け、該長尺プレートを介して養殖槽の傾斜面を摺動させることができる。さらに、前記枠組立体を管状の枠材から形成し、管内に水を導き入れるように所定の枠材に孔を設けても良い。
本発明の捕獲装置は、養殖槽が周縁に向かい上昇する傾斜面を有するものであっても、魚類や甲殻類などの水産物を比較的容易に捕獲することが可能である。すなわち、本発明の捕獲装置では、網の開口が枠組立体の前面枠に固定され、網の後端閉鎖部が後部枠に固定されることより、網が立体形状に保持され、前面枠には策状体が掛合されているため、捕獲装置を養殖槽内に沈めて策状体で牽引すると、側部枠が傾斜面を滑りながら、網の開口を傾斜上側に向けた状態で捕獲装置は引き揚げられる。このように捕獲装置を引き揚げるとき、傾斜面付近にいる魚類や甲殻類は網内部に捕獲される。立体形状に保持された網は、前面の開口を除いては閉じているため、魚類や甲殻類は網内部から容易に逃げ出ることができず、そのまま養殖槽内まで引き揚げられる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明にかかる水産物の捕獲装置10は、図1〜図3に示したように、網11が前面の開口11aから後端の閉鎖部11bに向けて狭くなるように形成され、この網11が枠組立体12に取り付けられ、牽引ロープ16が枠組立体12の前面枠13に掛合されたものである。この捕獲装置10は、養殖槽の傾斜面17上に置かれて使用されるものである。
なお、図1は捕獲装置10を前方から見た図であるが、後方に見える前面枠13と網11との位置関係を主に示すために、後部枠15の図示を省略した。図2は捕獲装置10を後方から見た図であるが、後部枠15と網11との位置関係を主に示すために、後方に見える前面枠13の図示は省略した。
ここで、枠組立体12は、図3(a)に示したように、前面枠13と側部枠材14と後部枠15とから構成される。
前面枠13は、図1に示したように、上辺13a、両側辺13b及び下辺13cが矩形になるように連結あるいは曲折されて形成されたものであり、下辺13cは、両側辺13bの下端よりも若干高い位置(高さA)に固定される。この前面枠13には、図1に示したように網11の前面開口11aが鋼線や紐18などにより複数箇所で掛合され、網11の前面開口11aを開いた状態に保持する。
側部枠材14は、図3(a)に示したように、上部材14a、中間材14b及び下部材14cからなり、大きさの異なる前面枠13と後部枠15とがほぼ平行になるように連結するものであり、そのなかで下部材14cは、ほぼ全長が養殖槽の傾斜面17に接触するように配置されている。
後部枠15は、図2に示したように、上辺15a、両側辺15b及び下辺15cが、前面枠13よりも小さい矩形になるように連結あるいは曲折されて形成されたものであり、下辺15cは、両側辺15bの下端よりも若干高い位置(高さB)に固定される。この後部枠13には、図2に示したように網11の後端閉鎖部11bが鋼線や紐18などにより複数箇所で掛合される。
以上のように、枠組立体12の前面枠13において下辺13cは高さAで固定され、後部枠15において下辺15cは高さBで固定されるため、養殖槽の傾斜面17に接触するのは、側部枠材14の一対の下部材14cのみになる。これにより、捕獲装置10を養殖槽の傾斜面17上に摺動させながら牽引したときの安定性は高められる。
なお、枠組立体12を構成する軸部材は樹脂製パイプから形成することも可能であり、この場合、側部枠材14の一対の下部材14cには鋼棒などの錘をパイプ内に挿設することが好ましい。下部材14cに錘を設ければ、捕獲装置10を図3(a)に示したように養殖槽の傾斜面17上に置いた状態で牽引したときの安定性を高めることができる。
また樹脂製パイプには、図4及び図5に示したように、所定位置に複数の貫通孔19を穿設することが好ましい。このように複数の貫通孔19を穿設すれば、パイプ内に水が浸入し、浮力が作用し難くなり、捕獲装置10を牽引したときの安定性は高められる。
さらに、側部枠材14の一対の下部材14cには、この下部材14cよりも幅広な長尺プレート20を図3(b)及び図5に示したように設けることが可能である。このように長尺プレート20を設ければ、捕獲装置10を養殖槽の傾斜面17上に摺動させながら牽引したときの安定性を高めることができる。
網11は、前面開口11aが枠組立体12の前面枠13に掛合され、後端閉鎖部11bが後部枠15に掛合されることにより、開口11aを除いた面が閉ざされた状態の立体形状(ほぼ箱形状)に保持されるものである。網11は、前面の開口11aから後端の閉鎖部11bに向けて狭くなるように形成されたものであり、網11の後端閉鎖部11bには、ファスナー21(開閉手段)が外側から開閉できるように設けられている。
この網11の形状により、捕獲装置10からは、水産物を容易に取り出し可能になる。すなわち、捕獲装置10で水産物を捕獲して養殖槽外に引き揚げたとき、捕獲装置10を開口11aが上側、後端閉鎖部11bが下側になるように保持することにより、水産物は後端閉鎖部11bに集められ、水産物が飛び跳ねても外側に出ることは不可能になる。そして、下側からファスナー21を開ければ、そのまま落下して小型水槽やバケツ等の容器に簡単に移すことができる。
牽引ロープ16は、図1に示したように、前面枠13の両側辺13bにおける高さCに掛合綱16aが掛合され、掛合綱16aのほぼ中央に引き綱16bが連結されたものである。この高さCは、両側辺13bの中央よりも上側、さらに好ましくは上端1/3以上の高さとする。これにより捕獲装置10を養殖槽の傾斜面17上に摺動させながら牽引したときの安定性を高めることができる。
次に、本発明にかかる水産物の捕獲装置10の作用と効果について説明する。
養殖槽内の魚類や甲殻類を捕獲する場合には、養殖槽内の最も深い箇所に捕獲装置10を沈めて、側部枠材14の一対の下部材14cを養殖槽内の傾斜面17に接地させる。そして、網11の開口11aは傾斜上側に向けて配置し、牽引ロープ16の引き綱16bは養殖槽外まで延ばす。この状態で捕獲装置10を牽引ロープ16で牽引すると、側部枠材14の一対の下部材14cが傾斜面17を滑りながら、捕獲装置10は養殖槽外まで引き揚げられる。このように捕獲装置10を傾斜面17に沿って引き揚げるときに、傾斜面付近にいる魚類や甲殻類を網11の内部に捕獲することができる。網11は、前面の開口を除いては閉ざされた立体形状になっているため、魚類や甲殻類が、ひとたび網内部に捕獲されると、容易に逃げ出ることができず、そのまま養殖槽外まで引き揚げることができる。
したがって、本発明にかかる水産物の捕獲装置10を用いれば、養殖槽が周縁に向かい上昇する傾斜面を有するようなものであっても、魚類や甲殻類などの水産物を比較的容易に捕獲することが可能になる。
本発明の実施形態にかかる捕獲装置の正面図である。 図1の捕獲装置の背面図である。 (a)は図1の捕獲装置の側面図であり、(b)は(a)に異なる構成を加えたときの側面図である。 図1の捕獲装置の上面図である。 図1の捕獲装置の底面図である。
符号の説明
10 水産物の捕獲装置
11 網
11a 網の前面開口
11b 網の後端閉鎖部
12 枠組立体
13 前面枠
14 側部枠材
14c 下部材(側部枠材のうち一対)
15 後部枠
16 牽引ロープ(策状体)
17 養殖槽の底面
19 貫通孔
20 長尺プレート
21 ファスナー(開閉手段)

Claims (5)

  1. 周縁に向かって上昇する傾斜面を備えた養殖槽において水産物を捕獲する装置であって、前面の開口から後端の閉鎖部に向けて狭くなるように形成された網と、前記網が取り付けられた枠組立体と、枠組立体に掛合された策状体とを有し、
    前記枠組立体は、前記策状体及び網の開口を固定する前面枠と、網の後端を固定するため前面枠よりも小さく形成された後部枠と、前面枠と後部枠を連結する複数の側部枠材とからなり、前記側部枠材のうち一対は、装置を牽引して養殖槽内から引き揚げるときに養殖槽の傾斜面を摺動するように配置されたものである水産物の捕獲装置。
  2. 前記養殖槽の傾斜面を摺動する側部枠材の一対には錘が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の水産物の捕獲装置。
  3. 前記側部枠材の一対には、該側部枠材よりも幅が広い長尺プレートを設け、該長尺プレートを介して養殖槽の傾斜面を摺動させることを特徴とする請求項1に記載の水産物の捕獲装置。
  4. 前記枠組立体は管状の枠材から形成され、管内に水を導き入れるように所定の枠材に孔が設けられたものである請求項1に記載の水産物の捕獲装置。
  5. 前記網の後端の閉鎖部には、水産物の取り出しが可能なように開閉自在な開閉手段が設けられたものである請求項1に記載の水産物の捕獲装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101181997B1 (ko) * 2011-11-17 2012-09-12 박광인 양식장의 어류 포획 장치

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