JP2007243689A - 情報収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】障害切り分けに時間を要する、外来電波の混信に対して調査時間を短縮し、また、障害切り分けに係る保守員の巡回の手間及び長時間の監視を省くテレメータシステムを提供する。
【解決手段】受信感知部91が子局90の空中線60で電波を受信すると感知し、この感知と略同時に時計部95が時刻を取得し、取得した時刻をログ記憶部97に記録し、親局の要請に応じて子局90はログ記憶部97に記録してある時間情報を親局10に送信し、親局が受信した時間情報をデータ記憶部15に記録するので、保守員は必要に応じて対象となる子局90に対して出向くことなく且つ長期に子局90に滞在することなく親局10のデータ記憶部15に記録されている時間情報を参照して子局90の障害を切り分けることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、親局からの要求に応じて子局が保持している情報を単一無線通信を介して収集する情報収集システムに関し、特に、子局からの障害に関する情報も親局が取得する情報収集システムに関する。
単一無線通信を介して子局からの情報収集するテレメータ装置に関して、次の公知技術が存在する。
第1に、特開2001−218284号公報に開示される情報収集システムは、一つの親局と、少なくとも一つ以上の子局とからなり、具体的には、親局側に、定時観測の際に子局にポーリング(順次呼出)動作を開始するためのタイマ装置、及び逐次観測の際に同じく子局のポーリング動作を開始するための通報受信検出回路を設け、他方、子局には、定時観測の際に親局からのポーリング呼出動作に応動して情報伝送のための定時送信を行う定時送信起動回路、及び逐次観測の際に自発的に送信を行う逐次送信起動回路を設ける構成である。このような機能回路を設けることにより、定時情報伝送方式と逐次情報伝送方式を併用したテレメータシステムを実現している。このシステム動作は、平常時は定時情報伝送方式として予め定められた時刻になるとタイマ装置により自動的に各子局に対してポーリング(順次呼出)動作がなされ、子局で採取した情報が親局に情報収集される。一方、例えば、局地的な豪雨等により、河川水位等が急激に増加する場合等は、予め設定された水位、あるいは水位変化量を検知した時に、子局側より自動的に送信動作を行なう。親局はこの電波を受信することにより、直ちに当該送信子局を含む全子局に対してポーリング動作を行ない、上記した定時情報収集時と同様に各子局の情報収集を行なう。
第2に、特開昭59−86932号公報に開示される無線通信システムは、子局において親局に対して試験用電波の発射を要求する特定アドレスを送出する機能を設けるとともに、親局において子局の特定アドレスを受信したとき所定のシーケンスに基づいて標準変調電波と無変調電波とからなる試験用電波を送出する機能を設け、子局からの制御によって親局から自動的に試験用電波を送信できる構成である。そうすることで、親局に試験者を要せずに子局において試験を行なうことができる。
特開2001−218284号公報 特開昭59−86932号公報
無線回線を使用するシステムで多く発生する欠測の要因としては、装置の故障以外に外来ノイズの影響によるS/Nの低下,障害物等による受信レベルの低下,外来電波(eスポ=スポラディクE層の影響による)の混信等の通信異常がある。例えば、情報収集システムの一例であるテレメータシステムにおいては、複数のテレメータシステム相互の電波の送受信により混信が生じる。また、テレメータシステムに割り当てられている60[MHz]帯等の近傍帯域のラジオ電波で混信が生じる。
通信異常の原因調査は、複数箇所の観測局(以後、子局と呼ぶ)で発生する場合には、広い地域に点在する各子局を巡回して監視局(以後、親局と呼ぶ)と対向試験をしなければいけない。
また、異常が間欠的に発生する場合は、該当子局に保守員が長時間留まって監視する必要があるという課題を有する。さらに1回/週〜月程度の通信異常の場合は、その間子局に保守員が留まるか他に、長期間記録計を新たにセットして監視する方法等があるものの設置環境(子局の空スペースの有無、バッテリ駆動である子局の電源容量の確保)等の問題により実現性に乏しく、データ収集時には結局保守員が該当子局に巡回する必要があるという課題を有する。
前記第1の特開2001−218284号公報に開示される情報収集システムによると、確かに観測情報が所定閾値を超えると子局から親局に情報が送信されるようになるが、障害が生じた場合には同様に保守員が子局に巡回して障害を切り分ける必要があり、課題の解決にはならない。また、前記第2の特開昭59−86932号公報に開示される無線通信システムによっては親局に保守員がいなくとも子局を巡回する保守員がいれば試験を行なうことができるものの、通常センターとなる親局に人が常駐し子局に人は居らず試験のためには保守員が子局に出向く必要があり、結局のところ保守員の出向く手間は省かれず、問題の解決には至っていない。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、障害切り分けに時間を要する、外来電波の混信に対して調査時間を短縮し、また、障害切り分けに係る保守員の巡回の手間及び長時間の監視を省くテレメータシステムを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る情報収集システムは、単一無線通信を介して子局に保持又は取得可能な観測情報を親局の要請で親局に送信する情報収集システムにおいて、子局が、当該子局のアンテナが電波を受信したことを感知する受信感知部と、当該受信感知部による感知直後に時刻を取得する時計部と、当該時計部で取得した時刻を記録するログ記憶部とを備え、親局が、子局からの時間情報を記録するデータ記憶部を備え、親局からの時間情報の取得要請又は子局の能動的動作に応じて、子局がログ記憶部に記録している時間情報を読み出して親局に送信し、親局が受信した時間情報をデータ記憶部に記録するものである。
このように本発明によれば、受信感知部が子局のアンテナで電波を受信すると感知し、この感知と略同時に時計部が時刻を取得し、取得した時刻をログ記憶部に記録し、親局の要請に応じて子局はログ記憶部に記録してある時間情報を親局に送信し、親局が受信した時間情報をデータ記憶部に記録するので、保守員は必要に応じて対象となる子局に対して出向くことなく且つ長期に子局に滞在することなく親局のデータ記憶部に記録されている時間情報を参照して子局の障害を切り分けることができるという効果を奏する。
ここで、単一無線通信としているが、本発明には単一無線通信を利用したシステムだけでなく、単一無線通信を含む通信を利用したシステムも包含される。
また、子局の能動的動作とは子局における所定条件を満たした場合の動作であり、具体的には所定時間毎のタイマーの出力信号に関する動作、外来電波を感知した場合に関する動作である。よって、タイマーの出力に基づき子局が親局に時間情報を送信したり、外来電波を感知して子局が親局に時間情報を送信したりする。
(2) 本発明に係る情報収集システムは必要に応じて、親局からの観測情報の取得要請が時間情報の取得要求でもあり、子局が観測情報とともに時間情報を親局に送信するものである。
このように本発明によれば、親局から観測情報及び時間情報の取得要求がなされた場合に、子局は観測情報だけでなく時間情報も同時に親局に対して送信するので、時間情報の収集だけのために別途取得要求をすることなく、簡単に既存のシステムに組み込むことができるという効果を有する。特に、昨今、より詳細な観測情報の取得の要請に対応して観測情報の取得要請の間隔が短くなってきており、時間情報の取得要求を別途観測情報の取得要請の間にスケジューリングすることが難しくなってきている状況下に対して好適な構成である。
(3) 本発明に係る情報収集システムは必要に応じて、子局が、受信した電波が同システムの親局及び/又は子局からの電波か否かを判断し、受信した電波が同システムの親局及び/又は子局からの電波であると判断した場合に、少なくとも、ログ記憶部が該当電波の時刻を記録しないものである。
このように本発明によれば、子局のアンテナに受信する電波全てについて時刻を取得して記録するのではなく、受信した電波のうち同システムの親局及び/又は子局からの電波か否かを判断し、同システムの親局及び/又は子局からの電波である場合には少なくとも時刻を記録しないので、同システム内の親局、子局からの正常な電波についての時刻を記録せず、ログ記憶部に記録されるデータ量は異常時に関連するもののみとなって大幅に減少しログ記憶部の記憶容量を小さくでき、また、記録するデータ量が少なくなれば必然的に親局に送信するデータ量も小さくなるという効果を有する。記憶容量が小さくなれば消費電力も小さくなり通常バッテリで駆動する子局にとっては好ましい。また、データ送信量が小さくなることで観測情報のデータ通信に与える影響も微小に留まり望ましい。仮に、時間情報の送信量が大きくなると、時間情報の送信時間が大幅に要することになって、全体のポーリング時間が相当の時間となる。また、一括して情報の取得要請を子局に行う場合にあっては、子局がそれぞれ時間をずらして観測情報を送るが、そのずらした時間よりも時間情報の送信に時間がかかってしまった場合には他の子局が適切に観測情報を送信することができない。
少なくとも時刻を記録しないとは、時刻を取得してもよいが時刻を記録しないというだけでなく、時刻を取得せず時刻を記録しないことを含む。
受信した電波を復調することで、[1]自己宛の電波、[2]同システム上の親局からの異なる子局アドレス宛の電波、[3]同システム上の子局からの親への電波、[4]それ以外の外来電波(類似システムの電波も含む)のどれに該当するかを識別することもでき、外来電波についてのみ時刻を取得して記録する構成にすることもできる。また、全ての電波について時刻を取得し、それぞれの時刻に対して前記[1]ないし[4]の種別を付与する構成にすることもでき、保守員が障害時に時間情報を分析する場合により詳しい分析が可能となる。
(4) 本発明に係る情報収集システムは必要に応じて、前記ログ記憶部に時刻が記録された場合に、子局が直ちに親局に時間情報を送信するものである。
このように本発明によれば、(3)に加え、子局のログ記憶部に時刻が記録された場合には親局に子局が時間情報を送信するので、つまり、親局に子局から時間情報が送信されたときには略同じ時間に障害に係る電波が受信されたことが親局に通知されることとなり、障害又は障害予測を迅速に検出することができるという効果を有する。
(5) 本発明に係る情報収集システムは、親局が、当該親局の観測情報の取得要請に応じて観測情報を送信しなかった子局を特定し、親局が特定された子局に対して時間情報の取得要請を行うものである。
このように本発明によれば、親局が時間情報の取得要求を行うのは、親局が観測情報の取得要求を行ったにも拘らず観測情報を送信しなかった子局に対して行うので、観測情報を取得することができない障害時に対して保守員が分析する前に親局に既にかかる子局からの時間情報が記録されていることとなって、円滑に障害切り分けの作業を行うことができるという効果を有する。ここで、観測情報を取得することができなかった子局についての時間情報を親局が収集していない場合も生じるが、それは観測情報だけでなく時間情報も送信することができない状況を把握することができる。
より好適な構成として、親局において、観測情報又は時間情報を収集することができなかった場合に、既にデータ記憶部に格納されている該当子局の時間情報を読み出して使用者(保守員、運用者等)に提示又は提示可能にする構成にすることもできる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
ここで、本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、下記の実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。また、実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
実施形態では、主にシステムについて説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明はコンピュータで使用可能なプログラム、方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置または磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
(本発明の第1の実施形態)
[1.システム構成]
図1は本実施形態に係る情報収集システムのシステム構成図、図2は本実施形態に係る情報収集システムの親局のブロック構成図、図3は本実施形態に係る子局のブロック構成図である。
本実施形態に係る情報収集システムは、情報収集対象の情報を読み出し可能な子局90と、この子局90に対して単一無線通信を介して情報収集の要求を行って情報収集対象の情報を収集する親局10とからなる。情報収集対象の情報を読み出し可能とは、情報収集対象の情報を子局90に記録している場合と、計測装置100等の外部装置から子局90が情報収集対象の情報を取り込み可能である場合がある。
前記親局10は、図2に示すように、時刻を取得する時計部11と、親局10の各構成要素を制御する基本制御部12と、送受信のための所定の伝送手順を実行する伝送制御部13と、電気信号に応じて搬送波を変化させたり、搬送波から元の信号を取り出したりする変復調部14と、子局90から取得した観測情報及び時間情報を記録するデータ記憶部15と、入出力部16とからなる。この他親局10に関連する装置類として、無線装置20、送受信切換部30、空中線40及びプリンタ、ディスプレイ等の出力装置50、運用者が親局10に指示を出すためのキーボード、マウス等の入力装置51がある。勿論、親局10がこれらの関連装置類を包含した構成をとることもできる。
前記子局90は、図3に示すように、無線装置80に受信帯域の電波を受信した場合にその受信を感知する受信感知部91と、子局90の各構成要素を制御する基本制御部92と、電気信号に応じて搬送波を変化させたり、搬送波から元の信号を取り出したりする変復調部93と、送受信のための所定の伝送手順を実行する伝送制御部94と、時刻を取得する時計部95と、計測装置100で観測された観測情報を取り込むデータ入力部96と、時計部95で取得した時刻を記録するログ記憶部97と、保守員が巡回時に子局90の正常動作を確認するための試験部98とからなる。この他子局90に関連する装置類として、空中線60、送受信切換部70、無線装置80及び子局90が観測対象としているものを計測して観測情報を取得する計測装置100がある。勿論、子局90がこれらの関連装置類を包含した構成をとることもできる。
ログ記憶部97に記録した時間情報は時間情報を親局10に送信した後に削除する。継続して記録し続け、所定データサイズを超えた場合に超えた分だけ古い時間情報を削除する構成であってもよい。
受信感知部91を設けて電波受信時のみ起動する構成にしているのは、子局90はバッテリによる電力供給であり、商用電力のように永続的な電力供給を受けることができないために省電力で駆動する必要があるからである。子局90が配置される場所は一般電力が送電されていない範囲であることが多いためである。勿論、商用電力が送電されている範囲内においては商用電力を用いてもよい。
前記時計部95で取得する時刻は一例として西暦及び日時のフォーマットである。例えば、2006年2月24日11時21分31秒23である。
[2.フレームフォーマット]
図4は本実施形態に係る情報収集システムで用いるフレームフォーマット図である。
図4(a)に示すように、順に同期ビット部、フラグシーケンス部、アドレス部、制御部、情報部、フレーム検査シーケンス部で構成される。ヘッドスペースは子局90を起動させるためのものであり、その長さは子局90が起動するまでの時間、つまりウォームアップの時間の間送信される。例えば、ヘッドスペースには同期ビット部に格納される情報と同一の情報を格納する。
同期ビット部は同期させるための所定ビット列の値が入る。
フラグシーケンス部はフレームの始まりと終わりを示し、例えば、「01111110」が入る。フラグシーケンス部はフレームの始まりと終わりにあり、どちらも同じ値が入る。
アドレス部は受信すべき相手(親局、子局)のアドレスが入る。情報収集システム内の子局90全てに情報を送信する場合には、予め定められたアドレスを入力することで指定することができる。
制御部は本フレームの役割の種別が入り、例えば、情報フォーマットのIフレーム、監視フォーマットのSフレーム及び非番号性フォーマットのUフレームを示す識別情報が入る。
情報部は送信対象の情報が入り、具体的には観測情報、時刻情報が入る。
フレーム検査シーケンス部は誤り検出のための検査符号情報が入る。フレーム検査シーケンス部が検査対象とするのはアドレス部、制御部及び情報部である。検査符号情報は一般的に生成多項式に検査対象の情報を代入して導く。
図4(b)は親局10が子局90に送信するフレームフォーマットである。基本フォーマットと比較すると情報部がなく、制御部にRROPを示す値が格納されている。
図4(c)は子局90が親局10に送信するフレームフォーマットである。基本フォーマットと比較すると制御部にIOOFを示す値が格納されている。情報部には観測情報が格納される。また、返信タイミングが観測情報と同一時期型のときは、観測情報とともに時間情報が送信される。観測情報は量単位に格納され、1量に1つの観測情報が格納される。つまり、1つの量にはある時間の観測情報が格納され、観測情報が2量以上ある場合の観測情報は他の量に格納される。時間情報も観測情報と同様に1つずつ格納される。
ここで説明したフレームフォーマットは、HDLC(High Level Data Link Control)手順に従っているが、他の適用可能な伝送手順を用いてもよいことは当然である。
[3.時間情報の返信タイミング]
図5は本実施形態に係る情報収集システムの時間情報の返信タイミングの説明図である。
[3.1 観測情報と同一時期型]
返信タイミングが観測情報と同一時期型は、図5(a)に示す通りで観測情報の取得時に時間情報も取得する。すなわち、親局10の観測情報取得のための一括呼出を各子局90が受け、それに対応して各子局90が観測情報とともに時間情報を親局10に送信する。
このような返信タイミングであれば、別途時間情報のみを取得する必要がなく親局10、子局90の処理負担が軽減される。
常に、観測情報とともに時間情報を送信してもよいし、複数観測情報の送信のうち1回の送信だけを時間情報とともに送信する構成にすることもできる。具体的には、10分間隔で観測情報の収集を行う場合において、6回の観測情報の収集のうち1回は時間情報の収集も行うようにする。この場合には60分に1回、時間情報を収集することになる。このような収集間隔は、親局10、又は、子局90で設定変更することができる。子局90の設定は、親局10からのフレームを受信してその情報部に格納された情報によって設定することもできる。
[3.2 観測情報と別時期型]
返信タイミングが観測情報と別時期型は、図5(b)に示す通りで観測情報の取得時とは別時期に時間情報を取得する。すなわち、親局10の観測情報取得のための一括呼出を各子局90が受けてそれに応対して各子局90が観測情報を親局10に送信するのとは別に、親局10が子局90に対して時間情報取得のための一括呼出を各子局90が受けてそれに応対して各子局90が時間情報を親局10に送信する。
このような返信タイミングであれば、自由な時間に時間情報を取得することができる。
[3.3 イベント型]
返信タイミングがイベント型は、図5(c)に示す通りで本システム以外の外来電波を受けた略同時期に時間情報を取得する。すなわち、子局90が受信装置80で受信した電波に応じて時計部95で取得したログ記憶部97に記録されている時刻を読み出して該当子局90が時間情報を親局10に送信する。この場合には全ての子局90が時間情報を送信するのではなく、外来電波を受信したというイベントが生じた子局90のみが親局10に送信する。勿論、外来電波に限らずどのような電波を受信した場合であっても、その受信をトリガとして親局10に時間情報を送信する構成にすることもできる。
このような返信タイミングであれば、外来電波受信と共に親局10に時間情報が送信され、タイムリーに外来電波の受信を把握することができる。
このイベント型の場合に、原則として、子局90が親局10からの要請なしに時間情報を送信することになるが、他の子局10が既にイベントによる通信状態で重複し、親局10の変復調部14で判定できない場合もあることから、1回のイベントで所定の間隔を空けて複数回数時間情報を送信する構成をとることが望ましい。また、この所定の間隔は子局90毎に異なるように設定する。他の方法として、親局10から受信確認の情報を子局90が受け取るまで所定間隔で時間情報を送信する構成、既にポーリング間隔は判明しているのでそのポーリング時間帯を避けた時間帯に時間情報を送信する構成をとることができる。この場合も、時間情報を複数回数送信し、間隔も子局毎にと異なるようにしておく。
[4.動作]
本実施形態に係る情報収集システムの動作について説明する。ここでの説明は、返信タイミングが観測情報と同一時期型について説明する。
[4.1 親局からの情報収集要求]
親局10は所定間隔で子局90に対して観測情報及び時間情報の収集要求を行う。つまり、基本制御部12は時計部11から時刻を取得して観測情報及び時間情報の収集要求を行うタイミングであるか否かを判断している。観測情報及び時間情報の収集要求を行うタイミングであると判断した場合には、基本制御部12はフレームの制御部に観測情報及び時間情報の収集を示す情報を格納して子局90に送信するように制御する。
伝送制御部13はフレームの制御部に観測情報と時間情報の送信を示す情報を格納し、アドレス部には子局90のアドレスを格納し、フレーム検査シーケンス部にはアドレス部及び制御部に格納される情報に基づき生成される情報を格納する。最後に、フラグシーケンス、同期ビットを付加して変復調部14に出力する。変復調部14で伝送制御部13からの情報を変調して送信機に出力する。送信機の使用によって送受信切換部30が切り換わって空中線40から電波が発信される。
[4.2 子局での処理]
図6は本実施形態に係る情報収集システムの子局の動作フローチャートである。
[4.2.1 電波受信の時刻記録]
子局90において空中線60の対応帯域の電波を受信した場合には、送受信切換部70によって無線装置80が受信機となって、受信感知部91に電波受信の信号が出力される。受信検知部91は電波受信か否かを判断し(ステップ101)、受信していたと判断した場合に受信感知部91は待機状態の子局90を起動状態とし(ステップ111)、基本制御部92に電波を受信したことを出力する。前記ステップ101で電波を受信していないと判断した場合にはステップ101に戻る。基本制御部92は受信感知部91からの信号を受け、時計部95から時刻を取得し、ログ記憶部97に記録する(ステップ121)。親局10からの電波を受信したときだけでなく、外来電波を受信したときにも時刻はログ記憶部97に記録される。
なお、ステップ121は後記する「基本制御部での制御」内ですることもできる。すなわち、フレーム内の制御部及び情報部の情報を基本制御部92が参照した後に、時刻の取得・記録をすることができる。そうすることで、受信した電波のうち特定の電波に対して時刻の取得・記録をすることができる。例えば、自システム内の電波に対しては時刻の取得・記録をしないという動作の切り分けができる。
[4.2.2 受信時の伝送制御]
受信機で受信した電気信号は変復調部93に出力され、変復調部93で信号が復調されて(ステップ131)伝送制御部94に出力される。伝送制御部94は復調された信号を参照してフラグシーケンスを照会してアドレス部、制御部、情報部及びフレーム検査シーケンス部の情報を取り出す。まず、フレーム検査シーケンス部の情報によってアドレス部、制御部及び情報部の情報が親局10から送られたままで正しく受信できたか否かを検査する。検査の結果正しいのであれば、伝送制御部94は取り出したアドレスと子局90のアドレスを比較して一致しているか否かを判断する。一致しなければフレームは破棄される。一致した場合には、伝送制御部94が基本制御部92に制御部、情報部の情報を出力する。ここでの伝送制御部94での処理がステップ141の処理となる。
[4.2.3 基本制御部での制御]
基本制御部92は制御部に格納されている情報に基づき動作する。格納されている情報が観測情報と時間情報の取得を示す情報であれば、基本制御部92はデータ入力部96を介して計測装置100から取り込まれた観測情報及びログ記憶部97に記録している時間情報を伝送制御部94に出力して親局10に送信するように指示する。ここでの基本制御部92での処理がステップ151の処理となる。
[4.2.4 送信時の伝送制御]
伝送制御部94は基本制御部92からの観測情報と時間情報を情報部に格納し、制御部には観測情報と時間情報の送信を示す情報を格納し、アドレス部には子局90のアドレスを格納し、フレーム検査シーケンス部にはアドレス部、制御部及び情報部に格納される情報に基づき生成される情報を格納する。最後に、フラグシーケンス、同期ビットを付加して変復調部93に出力する。ここでの伝送制御部94での処理がステップ161の処理となる。
変復調部93で伝送制御部94からの情報を変調して送信機に出力する(ステップ171)。送信機の使用によって送受信切換部70が切り換わって空中線60から電波が発信される(ステップ181)。
[4.3 親局での処理]
[4.3.1 電波受信時の伝送制御]
親局10の空中線40が電波を受信し、送受信切換部30によって無線装置20が受信機となって変復調部14で復調され、伝送制御部13で子局90で伝送制御したときと同様に、フラグシーケンスからアドレス部、制御部、情報部及びフレーム検査シーケンス部に入っている情報を取り出し、フレーム検査シーケンス部の情報でアドレス部、制御部及び情報部に格納されている情報が正しく受信されたか否かを判断し、正しければ基本制御部12に制御部及び情報部に格納されている情報を出力する。
[4.3.2 観測情報及び時間情報の収集]
基本制御部12は制御部の情報から観測情報及び時間情報が情報部に格納されていると判断し、情報部から観測情報及び時間情報を取り出す。基本制御部12は取り出した観測情報及び時間情報をデータ記憶部15に記録する。データ記憶部15に記録する場合にはどの子局90からの情報であるかが分かるように子局識別情報を付与している。入力装置51からの保守員の操作に応じて、データ記憶部15に記録されている観測情報又は時間情報を取り出し、プリンタ、ディスプレイ等の出力装置50に出力する。例えば、保守員は特定の子局90を指定して観測情報又は時間情報を参照することができる。観測情報中に欠測があることを保守員が発見した場合に、該当する子局90の時間情報を参照することで障害の切り分けを親局10に居ながら行う。
[5.本実施形態の効果]
このように本実施形態に係る情報収集システムによれば、子局90がこの子局90の空中線40に受信される電波の度に、時計部95から時刻を取得して電波受信のログとして記録し、親局10の要求に応じて観測情報だけでなく時間情報も親局10に送信して親局10で記録するので、子局90に障害が生じた場合には該当する子局90の時間情報を参照することにより子局90の巡回及び長期滞在をすることなしに障害を切り分けることができる。親局10には観測情報を取得するために電波を発した親局発信時間情報があり、この親局発信時間情報と子局90から得られた時間情報を比較することで、親局10からの電波を正しく受信しているか否か、親局10以外の電波を受信しているか否かを分析することができる。勿論、この分析も別途分析部を親局10に備え、この分析手段で分析した結果を出力装置50に出力する構成にすることもできる。
(その他の実施形態)
[異常時のみの送信]
前記第1の実施形態においては、子局90はどのような電波を受信した場合であっても時刻を取得して時間情報を保持していたが、システム外の外来電波を子局90が受信した場合にのみ、時刻を取得して時間情報を保持する構成にすることもでき、障害を切り分ける際に特に必要となる情報のみを子局90で保持し、必要に応じて親局10に送信するため、子局90での保持及び送信の負担、親局10での受信及び保持の負担、親局10での大量データの中から保守員が分析する負担を軽減することができる。一端、時刻を取得して時間情報を保持した後に、削除する構成であってもよい。
外来電波か否かを判断するための方法としては、第1に、親局10からは所定時間間隔で情報の要求が来るので、この所定時間間隔外の電波を外来電波として判断することができる。第2に、伝送制御部94でフレームから情報を取り出す場合に本システムと異なるフレームフォーマットであれば外来電波として判断することができる。ラジオの電波である場合には全くフレームフォーマットが異なり確実に判断することができるが、同じようなシステムで同じようなフレームフォーマットのフレームを受信することにもなるが、情報部に本システムを識別する情報を格納することが望ましい。前記[3.3 イベント型]でも外来電波か否かをこのようにして判断している。
また、同じシステムの親局10からの別の子局90宛てのアドレスのフレーム、同じシステムの別の子局90から親局10へのフレームを受信することもあり、このフレームは子局90で識別可能であることから、外来電波ではないとして時計部95での時刻取得、ログ記憶部97での時刻記録をしない構成にすることが望ましい。
[中継局の存在]
前記第1の実施形態には局としては親局10及び子局90を示したが、これらの局以外に中継局を設けることもでき、親局10からの電波が子局90に届き難い場合に設けられる。したがって、親局10と子局90の間に設けられ、親局10からの電波を中継し子局90に送信し、逆に、子局90からの電波を中継し親局10に送信する。原則として、一方の局からの電波を受信しながら他方の局に電波を送信する必要があるために2波必要となる。
[ポーリングの種類]
親局10からの取得要求を送信し子局90がこの取得要求に対応して親局10に情報を送信する通信方式のことを一般的にポーリングと呼称する。このポーリングは、親局10が複数子局90にそれぞれ取得要求する場合と、全ての子局90に同時に取得要求する場合とがある。前者の場合には子局90は取得要求に応じて親局10に送信すれば事足りるが、後者の場合には子局90が取得要求に応じて直ぐに情報を親局10に送信すると他の子局90とで競合して混信状態となって親局10で適切に情報を受信することができなくために、通常であれば、子局90で同期を取ってそれぞれの子局90がタイミングをずらして情報を親局10に送信する構成となっている。このタイミングはフレーム内の情報部の情報量により変化させる必要が発生するので、予め1度の送信で伝送できる情報量を決めておく必要がある。これは電波を受信する回数を予測し、制限することも必要となる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムのシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムの親局のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムの子局のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムで用いるフレームフォーマット図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムの時間情報の返信タイミングの説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報収集システムの子局の動作フローチャートである。
符号の説明
10 親局
11 時計部
12 基本制御部
13 伝送制御部
14 変復調部
15 データ記憶部
16 入出力部
20 無線装置
30 送受信切換部
40 空中線
50 出力装置
51 入力装置
60 空中線
70 送受信切換部
80 無線装置
90 子局
91 受信感知部
92 基本制御部
93 変復調部
94 伝送制御部
95 時計部
96 データ入力部
97 ログ記憶部
98 試験部
100 計測装置

Claims (5)

  1. 単一無線通信を介して子局に保持又は取得可能な観測情報を親局の要請で親局に送信する情報収集システムにおいて、
    子局が、当該子局のアンテナが電波を受信したことを感知する受信感知部と、当該受信感知部による感知直後に時刻を取得する時計部と、当該時計部で取得した時刻を記録するログ記憶部とを備え、
    親局が、子局からの時間情報を記録するデータ記憶部を備え、
    親局からの時間情報の取得要請又は子局の能動的動作に応じて、子局がログ記憶部に記録している時間情報を読み出して親局に送信し、親局が受信した時間情報をデータ記憶部に記録する情報収集システム。
  2. 親局からの観測情報の取得要請が時間情報の取得要求でもあり、子局が観測情報とともに時間情報を親局に送信する
    前記請求項1に記載の情報収集システム。
  3. 子局が、受信した電波が同システムの親局及び/又は子局からの電波か否かを判断し、
    受信した電波が同システムの親局及び/又は子局からの電波であると判断した場合に、少なくとも、ログ記憶部が該当電波の時刻を記録しない
    前記請求項1または2に記載の情報収集システム。
  4. 前記ログ記憶部に時刻が記録された場合に、子局が直ちに親局に時間情報を送信する
    前記請求項3に記載の情報収集システム。
  5. 親局が、当該親局の観測情報の取得要請に応じて観測情報を送信しなかった子局を特定し、
    親局が特定された子局に対して時間情報の取得要請を行う
    前記請求項1に記載の情報収集システム。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011155476A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 混信妨害調査システム
JP2015515175A (ja) * 2012-09-21 2015-05-21 ゼットティーイー コーポレーションZte Corporation 基地局電源監視制御及び警報装置、並びに方法

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