JP2007236546A - 酸素供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便な構成で人間が出入りし易く、かつチャンバ内の密閉度を高くすることができる酸素供給装置を提供する。
【解決手段】蓋部82の閉動作に応じて、摺動部材830aはバネ材832の付勢力に反して摺動面812aを下方向に摺動する。蓋部82を閉めた場合、蓋部82と収容部81とはお互いに当接する。この場合、摺動部材830aは、バネ部材832の付勢力により、係止面812bの下側縁から離反して収容部81側に揺動し、係止面812bに遊嵌する。この状態で、シール材824の中空部に空気を供給して加圧した場合、チャンバ内部を外気から密閉するとともに、膨張したシール材824が溝の内側から蓋部82を上方に持ち上げる。摺動部材830aは係止面812bに圧接し、係止板812に係止することにより、蓋部82は収容部81にロックされる。
【選択図】図7
【解決手段】蓋部82の閉動作に応じて、摺動部材830aはバネ材832の付勢力に反して摺動面812aを下方向に摺動する。蓋部82を閉めた場合、蓋部82と収容部81とはお互いに当接する。この場合、摺動部材830aは、バネ部材832の付勢力により、係止面812bの下側縁から離反して収容部81側に揺動し、係止面812bに遊嵌する。この状態で、シール材824の中空部に空気を供給して加圧した場合、チャンバ内部を外気から密閉するとともに、膨張したシール材824が溝の内側から蓋部82を上方に持ち上げる。摺動部材830aは係止面812bに圧接し、係止板812に係止することにより、蓋部82は収容部81にロックされる。
【選択図】図7
Description
本発明は、人間を収容するチャンバ内に酸素を供給する酸素供給装置に関する。
空気中の酸素の酸素濃度(約21%)より高い濃度の高濃度酸素を、気圧を上昇させた雰囲気で人間に供給すると、高濃度酸素がガス化して血液又は体液中に直接溶け込み(溶解型酸素)、溶け込んだ酸素は、血液中のヘモグロビンと結合した結合型酸素に比べて小さいため、毛細血管を通ることができ、人体の隅々にある細胞の代謝又は活性を増加して、美容又は健康増進に有用であることが知られている。
例えば、人間を収容できる強化プラスチック製のチャンバと、チャンバに供給する高濃度酸素を発生させるための酸素濃縮器と、酸素濃縮器へ所定の圧力の空気を供給するためのコンプレッサーと、チャンバ内の圧力の高低を制御する圧力制御手段及び酸素濃度の高低を制御する酸素濃度制御手段などを備え、チャンバ内の人間に高濃度酸素を供給しつつ、検出したチャンバ内の圧力及び酸素濃度に基づいて、チャンバ内の圧力及び酸素濃度の高低を制御するようにしてあることにより、チャンバ内の状態の監視作業が不要となり、従来に比較して、容易に所定の圧力及び酸素濃度に設定することができる酸素供給装置が出願人により提案されている(特許文献1参照)。
特願2004−353210号公報
しかしながら、特許文献1の酸素供給装置にあっては、酸素浴を行う比較的長時間の間、チャンバ内を大気圧よりもやや高い圧力に保つ必要があり、また、酸素浴の都度、人間がチャンバ内に出入りするため、人間が出入りし易く、かつチャンバ内の密閉度を高くすることができる酸素供給装置が望まれていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設された中空部を有する膨縮可能な密閉部材と、前記中空部を加圧する加圧手段と、前記収容部の外側に設けられた第1係止部と、前記開閉部の外側に設けられ、前記第1係止部と係止可能な第2係止部とを備え、前記第2係止部は、前記開閉部の閉動作により前記第1係止部と遊嵌するように構成してあり、さらに前記中空部を加圧した場合、前記第2係止部を前記第1係止部と係止させるとともに、前記密閉部材で空間を外気から密閉するように構成してあることにより、簡便な構成で人間が出入りし易く、かつ空間(チャンバ内)の密閉度を高くすることができる酸素供給装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、開閉部(又は収容部)の当接面に沿って密閉部材を収容するための収容溝を周設し、該収容溝に前記密閉部材を設けることにより、チャンバ内の密閉度を高くすることができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記収容溝と対向して収容部(又は開閉部)の当接面に沿って周設され、密閉部材が膨張した場合、該密閉部材が充填される充填溝を備えることにより、密閉部材で密閉する面の面積を大きくして、一層チャンバ内の密閉度を高くすることができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、第2係止部は、開位置と閉位置との間で揺動可能な把持部材と、第1係止部と係止するための揺動可能な係止部材と、該係止部材を付勢する付勢部材とを備え、第1係止部は、前記係止部材が略垂直方向に摺動する摺動面と、前記係止部材を係止するための係止面とを備え、前記係止部材は、前記把持部材が閉位置に揺動された場合、前記開閉部の閉動作に応じて、前記付勢部材の付勢力に反して前記摺動面に沿って摺動するようにしてあり、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記摺動面から離反して前記付勢力により前記係止面に遊嵌するように構成してあることにより、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接するように開閉部を閉じるだけで開閉部と収容部とを遊嵌させ、簡単な操作でチャンバを閉じることができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、加圧手段で中空部を加圧した場合に、密閉部材の膨張力により係止部材を移動させ、該係止部材を係止面と係止させることにより、チャンバ内を密閉すると同時に開閉部と収容部とを係止させることができ、簡便な構成で開閉部を閉じることができるとともに、チャンバ内を密閉することができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、連動部材は、前記係止部材が係止面に遊嵌された場合において、前記把持部材が開位置に揺動されたときは、付勢部材の付勢力に反して、前記係止部材を第1係止部から離反することにより、簡単な操作で開閉部を開けることができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、開閉部の内側に把持部材と連動可能な内部把持部材を備えることにより、チャンバ内の人間が容易に出入りすることができる酸素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、係止部材、付勢部材、及び第1係止部夫々を当接面に沿って離隔して複数備えることにより、確実に開閉部を閉じることができる酸素供給装置を提供することにある。
第1発明に係る酸素供給装置は、人間が出入りするための出入口及び人間を収容するための空間を有する収容部と、前記出入口を開閉する開閉部とを備え、前記空間に酸素を供給する酸素供給装置において、前記収容部及び開閉部夫々は、前記出入口を囲み相互に当接する当接面を有し、前記開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設され、中空部を有し膨縮可能な密閉部材と、前記中空部を加圧する加圧手段と、前記収容部の外側に設けられた第1係止部と、前記開閉部の外側に設けられ、前記第1係止部と係止可能な第2係止部とを備え、前記第2係止部は、前記開閉部の閉動作により前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記第1係止部と遊嵌するように構成してあり、さらに前記加圧手段で中空部を加圧した場合、前記第1係止部と係止するとともに、前記密閉部材は、膨張して前記空間を外気から密閉するように構成してあることを特徴とする。
第2発明に係る酸素供給装置は、第1発明において、前記開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設され、前記密閉部材を収容するための収容溝を備え、該収容溝に前記密閉部材を設けてあることを特徴とする。
第3発明に係る酸素供給装置は、第2発明において、前記収容溝と対向して前記収容部(又は開閉部)の当接面に沿って周設され、前記密閉部材が膨張した場合、該密閉部材が充填される充填溝を備えることを特徴とする。
第4発明に係る酸素供給装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記第2係止部は、前記開閉部に設けられ開位置と閉位置との間で揺動可能な把持部材と、前記第1係止部と係止するための揺動可能な係止部材と、該係止部材を所定の揺動位置に向かって付勢する付勢部材とを備え、前記第1係止部は、前記係止部材が略垂直方向に摺動する摺動面と、前記係止部材を係止するための係止面とを備え、前記係止部材は、前記把持部材が閉位置に揺動された場合、前記開閉部の閉動作に応じて、前記付勢部材の付勢力に反して前記摺動面に沿って摺動するようにしてあり、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記摺動面から離反して前記付勢力により付勢されて前記係止面に遊嵌するように構成してあることを特徴とする。
第5発明に係る酸素供給装置は、第4発明において、前記係止部材は、前記加圧手段で中空部を加圧した場合、前記密閉部材の膨張力により移動して前記係止面と係止するように構成してあることを特徴とする。
第6発明に係る酸素供給装置は、第4発明又は第5発明において、前記第2係止部は、前記把持部材の揺動と連動するとともに、前記係止部材と当接する連動部材を備え、該連動部材は、前記係止部材が前記係止面に遊嵌された場合において、前記把持部材が開位置に揺動されたときは、前記付勢部材の付勢力に反して、前記係止部材を前記第1係止部から離反するように構成してあることを特徴とする。
第7発明に係る酸素供給装置は、第4発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記開閉部の内側に前記把持部材と連動可能な内部把持部材を備えることを特徴とする。
第8発明に係る酸素供給装置は、第4発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記係止部材、付勢部材、及び第1係止部夫々を前記当接面に沿って離隔して複数備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、開閉部を閉じることにより、該開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記開閉部に設けられた第2係止部は、前記収容部に設けられた第1係止部と遊嵌する。この状態で、加圧手段で密閉部材の中空部を加圧した場合、前記密閉部材は膨張して、前記開閉部及び収容部夫々の当接面に圧接することにより、空間を外気から密閉する。前記密閉部材が膨張するにつれて膨張した密閉部材の作用により前記開閉部が連動して、前記第2係止部は第1係止部と係止する。これにより、空間を外気から密閉するとともに、前記開閉部を収容部に係止する。
第2発明にあっては、開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設した収容溝に沿って密閉部材を周設する。該密閉部材の中空部を加圧した場合、膨張した密閉部材は前記収容溝の溝壁及び収容部(又は開閉部)の当接面に圧接する。これにより、空間を外気から密閉するとともに、前記開閉部を収容部に係止する。
第3発明にあっては、密閉部材の中空部を加圧した場合、密閉部材は膨張して収容部(又は開閉部)の当接面に設けられた充填溝内に充填される。膨張した密閉部材は前記収容溝内及び充填溝内に圧接する。これにより、密閉部材が圧接する圧接面の面積を大きくして空間を外気から一層密閉するとともに、前記開閉部を収容部に係止する。
第4発明にあっては、把持部材が閉位置に揺動された場合において、開閉部を閉じるときは、前記開閉部の閉動作に応じて、係止部材は第1係止部の摺動面に沿って略垂直方向に摺動する。前記開閉部の閉動作により、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記係止部材は、前記摺動面から離反して付勢部材の付勢力により前記第1係止部の係止面に遊嵌する。
第5発明にあっては、加圧手段で密閉部材の中空部を加圧した場合、膨張した密閉部材が開閉部を押圧し、密閉部材の膨張に応じて前記係止部材が移動し、第1係止部の係止面に遊嵌していた係止部材は前記係止面に係止する。
第6発明にあっては、係止部材が第1係止部の係止面に遊嵌された場合に、把持部材が開位置に揺動されたときは、前記把持部材の揺動と連動するとともに前記係止部材と当接する連動部材は、前記係止部材に加えられた付勢力に反して、該係止部材を前記第1係止部から離反する。これにより、前記係止部材と第1係止部との係止を解き、開閉部を開くことができる。
第7発明にあっては、内部把持部材を開位置と閉位置との間で揺動することにより、収容部の内側から開閉部の開閉を行う。
第8発明にあっては、係止部材、付勢部材、及び第1係止部夫々を当接面に沿って離隔して複数備える。
第1発明にあっては、開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設された中空部を有する膨縮可能な密閉部材と、前記中空部を加圧する加圧手段と、前記収容部の外側に設けられた第1係止部と、前記開閉部の外側に設けられ、前記第1係止部と係止可能な第2係止部とを備え、前記第2係止部は、前記開閉部の閉動作により前記第1係止部と遊嵌するように構成してあり、さらに前記中空部を加圧した場合、前記第2係止部を前記第1係止部と係止させるとともに、前記密閉部材で空間を外気から密閉するように構成してあることにより、簡便な構成で人間が出入りし易く、かつ空間(チャンバ内)の密閉度を高くすることができる。
第2発明にあっては、開閉部(又は収容部)の当接面に沿って密閉部材を収容するための収容溝を周設し、該収容溝に前記密閉部材を設けることにより、チャンバ内の密閉度を高くすることができる。
第3発明にあっては、前記収容溝と対向して収容部(又は開閉部)の当接面に沿って周設され、密閉部材が膨張した場合、該密閉部材が充填される充填溝を備えることにより、密閉部材で密閉する面の面積を大きくして、一層チャンバ内の密閉度を高くすることができる。
第4発明にあっては、第2係止部は、開位置と閉位置との間で揺動可能な把持部材と、第1係止部と係止するための揺動可能な係止部材と、該係止部材を付勢する付勢部材とを備え、第1係止部は、前記係止部材が略垂直方向に摺動する摺動面と、前記係止部材を係止するための係止面とを備え、前記係止部材は、前記把持部材が閉位置に揺動された場合、前記開閉部の閉動作に応じて、前記付勢部材の付勢力に反して前記摺動面に沿って摺動するようにしてあり、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記摺動面から離反して前記付勢力により前記係止面に遊嵌するように構成してあることにより、前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接するように開閉部を閉じるだけで開閉部と収容部とを遊嵌させ、簡単な操作でチャンバを閉じることができる。
第5発明にあっては、加圧手段で中空部を加圧した場合に、密閉部材の膨張力により係止部材を移動させ、該係止部材を係止面と係止させることにより、チャンバ内を密閉すると同時に開閉部と収容部とを係止させることができ、簡便な構成で開閉部を閉じることができるとともに、チャンバ内を密閉することができる。
第6発明にあっては、連動部材は、前記係止部材が係止面に遊嵌された場合において、前記把持部材が開位置に揺動されたときは、付勢部材の付勢力に反して、前記係止部材を第1係止部から離反することにより、簡単な操作で開閉部を開けることができる。
第7発明にあっては、開閉部の内側に把持部材と連動可能な内部把持部材を備えることにより、チャンバ内の人間が容易に出入りすることができる。
第8発明にあっては、係止部材、付勢部材、及び第1係止部夫々を当接面に沿って離隔して複数備えることにより、確実に開閉部を閉じることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る酸素供給装置の構成を示すブロック図である。図において、1はポンプである。ポンプ1の吸入口にはフィルタ2を取り付けてあり、ポンプ1は、フィルタ2によって塵などが除去され、清浄化した空気を吸入する。ポンプ1の排出口には、中途部が2分岐し、両端部で2分岐したパイプが合流しているパイプ3の一端を連結してあり、パイプ3の他端はチャンバ8の給気口に連結してある。
また、ポンプ1の排出口には、パイプ16の一端を連結してある。パイプ16の他端は、チャンバ8(例えば、人間を内部に収容する収容部、該収容部の上側に開閉自在の蓋部などを備える)の蓋部が収容部と当接する周状の当接面に沿って設けられ、中空部を有して膨縮可能な補強布入り合成ゴム又は合成ゴム単体のシール材の給気口に連結されている。シール材は、ポンプ1から供給された空気により中空部が膨張する。これにより、シール材は、収容部と蓋部との当接面を密閉し、チャンバ8内を外気から密閉する。
パイプ16の中途部には、パイプ16内の圧力を調整するための電磁弁17、及びシール材の中空部を加圧及び減圧するための電磁弁18を取り付けてある。電磁弁18は、制御部19から出力される制御信号に基づいて、シール材の中空部に空気を供給するとともに、中空部に供給された空気を排気する。
ポンプ1の排出口とパイプ3の分岐点との間には、安全弁4aを取り付けてある。また、分岐した一方のパイプ3aには、酸素発生器5を介装してあり、酸素発生器5の排出口側には酸素濃度調整用の電磁弁6aを介装してある。分岐した他方のパイプ3bには、酸素濃度調整用の電磁弁6bを介装してある。パイプ3の前記他端には、安全弁4b、及び圧力調整用の電磁弁7を取り付けてある。
ポンプ1は、分岐した一方のパイプ3aを介して、加圧した空気を酸素発生器5へ送る。酸素発生器5は、空気中の窒素を吸着する吸着剤を有し、ポンプ1で加圧して送られた空気から窒素を除去し、50〜90%の高濃度酸素を発生し、パイプ3の合流点に高濃度酸素を送る。一方、ポンプ1で加圧された空気は、分岐した他方のパイプ3bを通ってパイプ3の合流点で高濃度酸素と混合され、空気と混合された高濃度酸素はチャンバ8へ供給される。
安全弁4aは、ポンプ1で加圧した空気の圧力が所定の限界値を超えた場合に作動してパイプ3内の圧力が上昇しないようにしてある。また、電磁弁6a、6bは、制御部19から送信される制御信号に応じて開度を調整するようにしてあり、酸素発生器5で発生した酸素の流量を調整するとともに、空気の流量を調整する。これにより、所要の酸素濃度の酸素がチャンバ8へ供給される。また、電磁弁7は、制御部19から送信される制御信号に応じて開度を調整するようにしてあり、チャンバ8内の圧力を調整する。また、安全弁4bは、パイプ3内の圧力が所定の限界値を超えた場合に作動して、チャンバ8内の圧力が上昇しないようにしてある。
チャンバ8には、チャンバ8内の人間が手動で操作できる排気弁15を取り付けてある。これにより、非常時においても、チャンバ8内の人間が、内部で操作してチャンバ8内の圧力を減圧することができる。また、チャンバ8には、安全弁12を取り付けてあり、チャンバ8内の圧力が所定の限界値を超えた場合に作動して、チャンバ8内の圧力が上昇しないようにしてある。また、チャンバ8には、排気用の電磁弁13を取り付けてあり、電磁弁13を開くことにより、チャンバ8内の排気を行う。また、チャンバ8には、常時チャンバ8内からの排気をする排気弁14を取り付けてあり、常時所要量の排気を行う。
チャンバ8の内部には、チャンバ8内の圧力を検出する圧力センサ9、チャンバ8内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ10、ディスプレイ、操作スイッチなどを有し、チャンバ内の人間が操作するための操作部11を設けてある。圧力センサ9、酸素濃度センサ10は、検出した圧力及び酸素濃度を電気信号に変換し、変換した電気信号を制御部19へ出力する。
操作部11は、酸素供給装置の運転を開始するための運転スイッチ、運転を停止するための停止スイッチ、チャンバ8内の酸素濃度、圧力を設定するスイッチ、電磁弁13を開くためのスイッチなどを備えている。
操作部20は、酸素供給装置の運転を開始するための運転スイッチ、運転を停止するための停止スイッチ、チャンバ8内の酸素濃度、圧力を設定するスイッチ、酸素供給装置の運転時間を設定するスイッチなどを備えている。
図2は本発明に係る酸素供給装置の外観図である。図において、8は略円筒形のチャンバである。チャンバ8は、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastics)、CFRPなどの強化プラスチック製の収容部81、背面で収容部81に枢支されるとともに、収容部81の上側に設けられ収容部81と同材質、略同寸法であって開閉自在の蓋部82などを備えている。収容部81は、内部に人間を収容するための空間を有する。蓋部82の上面一端部には、周方向に適長の帯状の窓83が設けてある。
蓋部82の略中央部には、蓋部82の肉厚方向に沿って設けられた支持軸の回りに略90度揺動可能な棒体状のハンドル826を設けている。ハンドル826は、例えば、蓋部82を閉める場合、垂直方向に揺動させ、蓋部82を開ける場合、水平方向に揺動させる。なお、ハンドルは、棒体状に限定されるものではなく、円環状などでもよい。
前記支持軸には、ハンドル826の揺動に連動して揺動するステンレス製のカム部材828を取付けてある。カム部材828は、後述するように2つの略扇形のカム板の離隔幅を周方向に沿って拡幅するようにカム板同士を対向させてあり、カム部材828の揺動に応じて、一方のカム板が蓋部82の長手方向に配置され断面コ字形状の連結板829(例えば、ステンレス製)を蓋部82の方向に押圧するように設けている。
蓋部82の長手方向に設けられた取付け板821(例えば、ステンレス製)には、適長の離隔寸法を有してステンレス製の係止部材830、830、…を揺動可能に設けてある。連結板829の下端部には、係止部材830、830、…を固定してある。係止部材830は、水平方向に設けられ、後述する支持軸の回りに揺動可能な直方体状の基材830bと、基材830bの長手方向に垂直に固定されたU字状の摺動部材830aとを有する。これにより、連結板829と連動して係止部材830は前記支持軸の回りに揺動するようにしてある。
収容部81には、長手方向にステンレス製の取付け板811を取り付けてある。取付け板811には、係止部材830、830、…夫々の位置に対応して複数の係止板812、812、…(例えば、ステンレス製)を設けている。係止板812は、正面視略円形状であり、上側から下側に沿って肉厚が厚くなるように略円形面はテーパ状に形成してある。係止板812の周側面下側は、係止部材830の摺動部材830aを係止するための係止面を有する。
図3は係止板812近傍を拡大した模式図であり、図4はチャンバ8の断面模式図である。蓋部82には、肉厚方向に沿って軸受け845を取り付けてあり、軸受け845に支持軸825を貫通してある。支持軸825の両端には、ハンドル826、827を固定している。チャンバ8の外側からはハンドル826で蓋部82の開閉を行うことができ、チャンバ8の内側からはハンドル827により蓋部82の開閉を行うことができる。
支持軸825には、カム部材828を固定してあり、ハンドル826、827の開位置及び閉位置間の揺動に連動して揺動するようにしてある。カム部材828は、2つの略扇形のカム板828a、828bを対向させて配置してあり、一方(外側)のカム板828aの内側面には、連結板829の上端部に設けられた円柱形状のカムフォロア829aの縁部が当接するようにしてある。なお、他方(内側)のカム板828bにカムフォロア829aの縁部を当接するようにしてもよい。
取付け板821には、適長の離隔寸法を有して直方体状の軸受け材831、831を固定してあり、軸受け材831、831に設けられた支持軸833の回りに揺動可能に係止部材830を取り付けてある。軸受け材831、831夫々と係止部材830との間の支持軸833には、一端をU字状の摺動部材830aに押圧させ、摺動部材830aを蓋部82、収容部81の方向に付勢するためのコイル状のバネ材832、832を設けている。
取付け板811に設けられた係止板812は、テーパ状に形成され摺動部材830aが摺動する摺動面812a(テーパ面)を有し、係止板812の周側面下側には、摺動部材830aを係止するための係止面812bを有する。
蓋部82及び収容部81夫々は、蓋部82を閉めた状態で相互に当接する周状の当接面82a、81aを有する。蓋部82の当接面82aには、断面矩形状の溝823を周設してあり、溝823に沿って、中空部を有して膨縮可能な補強布入り合成ゴム又は合成ゴム単体のシール材824を周設してある。当接面81aには、溝823に対向する位置に溝813を周設してある。
前述の図3及び図4に示すように、ハンドル826、827は閉位置に揺動されてあり、蓋部82を閉めた場合において、シール材824の中空部は加圧されていないときは、蓋部82の当接面82aと収容部81の当接面81aはお互いに当接するとともに、摺動部材830aは係止板812に遊嵌されている。例えば、摺動部材830aは係止面812bから1〜2mm程度離隔している。
図5はシール材824を加圧した場合の係止板812近傍を拡大した模式図であり、図6はシール材824を加圧した場合のチャンバ8の断面模式図である。シール材824の中空部に空気などを供給して加圧した場合、シール材824は溝823、813内部で膨張し、溝823、813の溝面がシール面となるとともに、中空部への供給圧力がシール面圧となってチャンバ8内部(例えば、内部の気圧は約1.3気圧)を外気から密閉する。また、シール材824が膨張するのに応じて、膨張したシール材824が溝823の内側から蓋部82を上方に持ち上げる(例えば、1〜2mm程度)。摺動部材830aは係止面812bに圧接し、係止板812に係止することにより、蓋部82は収容部81にロックされる。
次に蓋部82の開閉動作について説明する。図7は蓋部82を閉める場合の動作を示す説明図である。図7(a)に示すように、蓋部82を閉める場合、ハンドル826、827を閉位置(例えば、垂直方向)に揺動させておく。
図7(b)に示すように、蓋部82の閉動作に応じて、蓋部82を下方向に下げた場合、バネ材832により付勢された摺動部材830aの下端部が係止板812の摺動面812a上側に当接する。さらに蓋部82を下方向に下げるに応じて、摺動部材830aはバネ材832の付勢力に反して摺動面812aを下方向に摺動する。
図7(c)に示すように、蓋部82を閉めた場合、蓋部82と収容部81とはお互いに当接する。この場合、摺動部材830aは、バネ部材832の付勢力により、係止面812bの下側縁から離反して収容部81側に揺動し、係止面812bに遊嵌する。この状態で、シール材824の中空部に空気を供給して加圧した場合、チャンバ8内部を外気から密閉するとともに、膨張したシール材824が溝823の内側から蓋部82を上方に持ち上げる。摺動部材830aは係止面812bに圧接し、係止板812に係止することにより、蓋部82は収容部81にロックされる。
図8は蓋部82を開ける場合の動作を示す説明図である。図8(a)に示すように、シール材824の中空部に供給した空気を排気することにより、膨張したシール材824は収縮し、蓋部82を持ち上げる力がなくなり蓋部82は自重により下方向に下がり、収容部81に当接する。これにより、係止面812bに係止していた摺動部材830aは、係止面812bから1〜2mm程度離隔し、摺動部材830aは係止板812と遊嵌する。
図8(b)に示すように、ハンドル826、827を開位置(水平方向)に揺動させることにより、カム部材828は、カムフォロア829a、及び連結板829を蓋部82側に押圧し、係止部材830(基材830b、摺動部材830a)を支持軸833の回りに揺動させ、摺動部材830aを係止板812から離反させる。
図8(c)に示すように、蓋部82を上方に持ち上げることにより、蓋部82を開けることができる。
以上説明したように、本発明にあっては、ハンドル826、827を閉位置に揺動させておき、蓋部82を閉じるだけで蓋部82と収容部81とは遊嵌する。この状態で、シール材824の中空部に空気を供給して加圧することにより、チャンバ8内を密閉することができるとともに、シール材824の膨張による作用により蓋部82が持ち上げられ、収容部81と遊嵌していた蓋部82は、収容部81に係止して、蓋部82が確実にロックされる。また、シール材824に供給していた空気を排気することにより、収容部81に係止していた蓋部82は、収容部81と遊嵌し、ハンドル826、827を開位置に揺動させて蓋部82を持ち上げるだけで蓋部82を開くことができる。したがって、簡便な構成で人間が出入りし易く、かつチャンバ内の密閉度を高くすることができる。また、簡単な操作でチャンバを開閉することができる。
上述の実施の形態では、蓋部82及び収容部81の両者にシール材824を収容、充填する溝を設ける構成であったが、蓋部82だけにシール材824を収容する溝を設ける構成であってもよい。
図9はチャンバ8の他の例を示す断面模式図である。蓋部82の当接面82aには、断面矩形状の溝823を周設してあり、溝823に沿って、中空部を有して膨縮可能な補強布入り合成ゴム又は合成ゴム単体のシール材824を周設してある。収容部81の当接面81aは、平坦に形成してある(図9(a))。図に示すように、シール材824の中空部に空気などを供給して加圧した場合、シール材824は溝823内部で膨張し(図9(b))、溝823の溝面及びシール材824が圧接する当接面81aがシール面となるとともに、中空部への供給圧力がシール面圧となってチャンバ8内部を外気から密閉する。また、シール材824が膨張するのに応じて、膨張したシール材824が溝823の内側から蓋部82を上方に持ち上げる。これにより、膨張したシール材824を充填する溝を設ける必要がなく、チャンバ8の構造をより簡単にすることができる。
上述の実施の形態では、シール材824を蓋部82側に取り付ける構成であったが、これに限定されるものではなく、収容部81側に取り付ける構成であってもよい。また、シール材を収容する溝を当接面に沿って1つ設ける構成であったが、これに限定されるものではなく、2つ以上の溝を併設する構成でもよい。
上述の実施の形態では、係止部材830、係止板812などを6つ設ける構成であったが、係止部材830の個数は、これに限定されるものではなく、1つでも2つでもよい。
上述の実施の形態において、係止板812、係止部材830(基材830b、摺動部材830aなどの形状は一例であって、これに限定されるものではなく、他の形状であってもよい。以下の他の例について説明する。
図10は係止部材及び係止板の他の例を示す模式図である。図10(a)(b)において、814は係止板である。係止板814は、適長の離隔寸法を有して取付け板811上に固定してある。係止板814、814は、正面視矩形状であり、上側から下側に沿って肉厚が厚くなるように矩形面はテーパ状に形成してある。このテーパ状の矩形面は、係止部材835の摺動部材835aが摺動する摺動面814aとなる。係止板814、814の側面下側には、係止部材835の摺動部材835aを係止するための係止面814bを有する。
取付け板821には、適長の離隔寸法を有して軸受け材831、831を固定してあり、軸受け材831、831に設けられた支持軸833の回りに揺動可能に係止部材835を取り付けてある。係止部材835は、直方体状の基材835bと、基材835bの長手方向に直角に固定されたT字状の摺動部材835aとを有する。一方の軸受け材831と係止部材835との間の支持軸833には、一端をT字状の摺動部材835aに押圧させ、摺動部材835aを蓋部82、収容部81の方向に付勢するためのコイル状のバネ材834を設けている。なお、蓋部82の開閉動作は前述の例と同様であるので、説明は省略する。
図11は係止部材及び係止板の他の例を示す模式図である。図11(a)(b)において、815は係止板である。係止板815は、取付け板811上に固定してある。係止板815は、正面視略矩形状であり、上下方向の一辺が傾斜する傾斜側面を有する。この傾斜側面は、後述する係止部材836の摺動部材836aが摺動する摺動面815aとなる。係止板815の側面下側には、係止部材836の摺動部材836aを係止するための係止面815bを有する。
取付け板821には、取付け板821の肉厚方向に沿って支持軸838を立設してあり、支持軸838の回りに揺動可能に係止部材836を取り付けてある。係止部材836は、直方体状の基材836bと、先端を屈曲させた棒体状の摺動部材836aとを有する。支持軸838には、一端を摺動部材836aに押圧させ、摺動部材836aを摺動面815aに向かって付勢するためのコイル状のバネ材837を設けている。なお、蓋部82の開閉動作は前述の例と同様であるので、説明は省略する。
図12は係止部材及び係止板の他の例を示す模式図である。図12(a)(b)において、816は係止板である。係止板816は、取付け板811上に固定してある。係止板816は、正面視略矩形状であり、上下方向の辺幅が上側から下側に向かって拡幅するように傾斜する傾斜側面を有する。この傾斜側面夫々は、後述する係止部材839の摺動部材839aが摺動する摺動面816a、816aとなる。係止板816の側面下側には、摺動部材839aを係止するための係止面816bを有する。
取付け板821には、適長離隔して取付け板821の肉厚方向に沿って支持軸846、841を立設してあり、支持軸846の回りに揺動可能に係止部材839を取り付けてある。係止部材839夫々は、直方体状の基材839bと、先端を屈曲させた棒体状の摺動部材839aとを有する。支持軸846には、一端を摺動部材839aに押圧させ、摺動部材839aを摺動面816aに向かって付勢するためのコイル状のバネ材840、840を設けている。なお、蓋部82の開閉動作は前述の例と同様であるので、説明は省略する。
図13は係止部材及び係止板の他の例を示す模式図である。図13(a)(b)において、817は係止板である。係止板817、817は、適長の離隔寸法を有して取付け板811上に固定してある。係止板817夫々は、正面視略矩形状であり、上下方向の一辺が傾斜する傾斜側面を対向して設けてある。この傾斜側面夫々は、後述する係止部材841の摺動部材841aが摺動する摺動面817a、817aとなる。係止板817の側面下側には、係止部材841の摺動部材841aを係止するための係止面817bを有する。
取付け板821には、適長離隔して取付け板821の肉厚方向に沿って支持軸843、843を立設してあり、支持軸843夫々の回りに揺動可能に係止部材841を取り付けてある。係止部材841夫々は、直方体状の基材841bと、先端を屈曲させた棒体状の摺動部材841aとを有する。支持軸843には、一端を摺動部材841aに押圧させ、摺動部材841aを摺動面817aに向かって付勢するためのコイル状のバネ材842、842を設けている。なお、蓋部82の開閉動作は前述の例と同様であるので、説明は省略する。
上述の実施の形態においては、チャンバ8は、蓋部82が上下開閉する構成であったが、開閉機構はこれに限定されるものではなく、左右開閉方式、スライド方式などの構成であってもよい。
上述の実施の形態では、カム部材828は、2つの略扇形のカム板828a、828bの離隔幅を周方向に沿って拡幅するようにカム板828a、828b同士を対向させ、カム部材828の揺動に応じて、一方のカム板828aが蓋部82の長手方向に配置され断面形状L字の連結板829を蓋部82側に押圧するように設ける構成であったが、カム部材828、連結板829、カムフォロア829a、バネ材832などの形状は一例であって、これに限定されるものではない。ハンドル826、827の揺動に応じて係止部材を所要の方向に揺動(又は移動、回転など)させる構成であれば、どのような形状であってもよい。また、係止部材の摺動部材は、蓋部82の閉動作に応じて、係止板の摺動面に摺動する構成であればよく、蓋部82が収容部81に当接した場合、係止部材と係止板とが遊嵌する構成であればよい。
上述の実施の形態では、係止部材、係止板、カム部材などが露出する構成であったが、これに限定されるものではなく、例えば、蓋部82と同じ材質の化粧カバーのような部材でハンドル826を除いて覆うことにより、係止部材、係止板、カム部材などが外観上露出しないようにすることもできる。
1 ポンプ
16 パイプ
17、18 電磁弁
8 チャンバ
81 収容部
81a、82a 当接面
82 蓋部
812、814、815、816、817 係止板
812a、814a、815a、816a、817a 摺動面
812b、814b、815b、816b、817b 係止面
813、823 溝
824 シール材
826、827 ハンドル
828 カム部材
829 連結板
830、835、836、839、841 係止部材
830a、835a、836a、839a、841a 摺動部材
830b、835b、836b、839b、841b 基材
832、834、837、840、842 バネ材
16 パイプ
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8 チャンバ
81 収容部
81a、82a 当接面
82 蓋部
812、814、815、816、817 係止板
812a、814a、815a、816a、817a 摺動面
812b、814b、815b、816b、817b 係止面
813、823 溝
824 シール材
826、827 ハンドル
828 カム部材
829 連結板
830、835、836、839、841 係止部材
830a、835a、836a、839a、841a 摺動部材
830b、835b、836b、839b、841b 基材
832、834、837、840、842 バネ材
Claims (8)
- 人間が出入りするための出入口及び人間を収容するための空間を有する収容部と、前記出入口を開閉する開閉部とを備え、前記空間に酸素を供給する酸素供給装置において、
前記収容部及び開閉部夫々は、
前記出入口を囲み相互に当接する当接面を有し、
前記開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設され、中空部を有し膨縮可能な密閉部材と、
前記中空部を加圧する加圧手段と、
前記収容部の外側に設けられた第1係止部と、
前記開閉部の外側に設けられ、前記第1係止部と係止可能な第2係止部と
を備え、
前記第2係止部は、
前記開閉部の閉動作により前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記第1係止部と遊嵌するように構成してあり、
さらに前記加圧手段で中空部を加圧した場合、前記第1係止部と係止するとともに、
前記密閉部材は、
膨張して前記空間を外気から密閉するように構成してあることを特徴とする酸素供給装置。 - 前記開閉部(又は収容部)の当接面に沿って周設され、前記密閉部材を収容するための収容溝を備え、
該収容溝に前記密閉部材を設けてあることを特徴とする請求項1に記載の酸素供給装置。 - 前記収容溝と対向して前記収容部(又は開閉部)の当接面に沿って周設され、前記密閉部材が膨張した場合、該密閉部材が充填される充填溝を備えることを特徴とする請求項2に記載の酸素供給装置。
- 前記第2係止部は、
前記開閉部に設けられ開位置と閉位置との間で揺動可能な把持部材と、
前記第1係止部と係止するための揺動可能な係止部材と、
該係止部材を所定の揺動位置に向かって付勢する付勢部材と
を備え、
前記第1係止部は、
前記係止部材が略垂直方向に摺動する摺動面と、
前記係止部材を係止するための係止面と
を備え、
前記係止部材は、
前記把持部材が閉位置に揺動された場合、前記開閉部の閉動作に応じて、前記付勢部材の付勢力に反して前記摺動面に沿って摺動するようにしてあり、
前記開閉部及び収容部夫々の当接面が当接した場合、前記摺動面から離反して前記付勢力により付勢されて前記係止面に遊嵌するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の酸素供給装置。 - 前記係止部材は、
前記加圧手段で中空部を加圧した場合、前記密閉部材の膨張力により移動して前記係止面と係止するように構成してあることを特徴とする請求項4に記載の酸素供給装置。 - 前記第2係止部は、
前記把持部材の揺動と連動するとともに、前記係止部材と当接する連動部材を備え、
該連動部材は、
前記係止部材が前記係止面に遊嵌された場合において、前記把持部材が開位置に揺動されたときは、前記付勢部材の付勢力に反して、前記係止部材を前記第1係止部から離反するように構成してあることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の酸素供給装置。 - 前記開閉部の内側に前記把持部材と連動可能な内部把持部材を備えることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の酸素供給装置。
- 前記係止部材、付勢部材、及び第1係止部夫々を前記当接面に沿って離隔して複数備えることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の酸素供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006061557A JP2007236546A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 酸素供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006061557A JP2007236546A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 酸素供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007236546A true JP2007236546A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38582689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006061557A Pending JP2007236546A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 酸素供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007236546A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009035112A1 (ja) | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Mitsubishi Materials Corporation | スーパーストレート型太陽電池用の複合膜及びその製造方法、並びにサブストレート型太陽電池用の複合膜及びその製造方法 |
CN113615634A (zh) * | 2016-07-29 | 2021-11-09 | 南安市荣华机械科技有限公司 | 鱼缸自动增氧装置 |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006061557A patent/JP2007236546A/ja active Pending
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WO2009035112A1 (ja) | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Mitsubishi Materials Corporation | スーパーストレート型太陽電池用の複合膜及びその製造方法、並びにサブストレート型太陽電池用の複合膜及びその製造方法 |
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