JP2007235316A - 車載マイクロホン保護装置、車載マイクロホン装置、及び、接続回路ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の外部環境やマイクロホンの周囲環境に起因するマイクロホンの劣化や破損を最小限に抑えつつも、車両外部の音や声を明瞭に認識することができる車載マイクロホン保護装置を提供する。
【解決手段】車両の外部の音や声を集音するマイクロホンを保護するマイクロホン保護機構22を備えて構成される車載マイクロホン装置2であって、前記マイクロホン保護機構22から前記マイクロホン21が露出する集音姿勢と、前記マイクロホン保護機構22により前記マイクロホン21が保護される非集音姿勢の何れかに切り替える姿勢切替機構23と、所定の条件に基づいて前記姿勢切替機構23を作動させる姿勢制御手段24を備えて構成される。
【選択図】図1
【解決手段】車両の外部の音や声を集音するマイクロホンを保護するマイクロホン保護機構22を備えて構成される車載マイクロホン装置2であって、前記マイクロホン保護機構22から前記マイクロホン21が露出する集音姿勢と、前記マイクロホン保護機構22により前記マイクロホン21が保護される非集音姿勢の何れかに切り替える姿勢切替機構23と、所定の条件に基づいて前記姿勢切替機構23を作動させる姿勢制御手段24を備えて構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の外部の音や声を集音するマイクロホンと、前記マイクロホンを保護するマイクロホン保護機構を備えて構成される車載マイクロホン保護装置、車載マイクロホン装置、及び、接続回路ユニットに関する。
今日、車両において、音声認識を用いることが多くなってきている。例えば、車外の音や声を認識して車両や車両搭載機器を操作する装置や機構は、車両が止まっている場合では、運転者の声によるドアのロックの解除や、運転者の声と運転者以外の者の声を識別することによる車両の盗難防止等に用いられ、一方、車両が動いている場合では、救急車のサイレン音の認識による救急車が近づいているとの警告や、車両周辺の音や声の認識による車両の近くに人がいるとの警告を運転者に発すること等に用いられる。
しかし、車外の音や声を認識するには、音や声を集音するためのマイクロホンを車外に搭載する必要があり、車両周辺の環境、例えば、雨、風、または埃等を原因とするマイクロホンの劣化によって、マイクロホンが通常の機能を発揮することが出来なくなるという問題や、他車や障害物との接触等によって、マイクロホンが破損してしまうという問題があった。
上記のような問題を防止するために、マイクロホンを車両周辺の悪環境から保護するための装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、車両から排出された騒音を騒音制御装置にて制御して、制御された後の残留音を検出するマイクロホンにおいて、検出に使用するマイクロホンを車両後面のバンパに設けられた小径の開口部の車両内部側に配置することによって、外部環境に起因する早期劣化や、車両から排出された騒音以外の外来音の影響を受ける虞を防止することを特徴とするマイクロホンが提案されている。
また、特許文献2には、車両の外部にインターホンを設けて、車両の窓ガラスを開放すること無しに車両内部にいる人間と車両外部にいる人間が会話することができる車両用インターホンにおいて、前記車両用インターホンが、ドアミラーの内部に設けられており、車両内部と車両外部で会話を可能としながらも、外部環境の影響を排除していることを特徴とする車両用インターホンも提案されている。
しかし、上述のマイクロホンや車両用インターホン等の装置では、マイクロホンやインターホンが車両の部品内部に組み込まれた状態、つまり、車両の外部に開放されている部分が小径の開口部や隙間のみといった状態で配置されているために、車両外部の音を明瞭に認識することが出来ず、音質が悪くて聞き取りづらくなるという欠点がある。
また、マイクロホンやインターホンを車両の部品内部に組み込むことで、マイクロホンやインターホンへ音声が入力する際に音質が変化してしまい、音声認識に適さない音質になることで音声認識性能を下げてしまうことが懸念される。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、車両の外部環境やマイクロホンの周囲環境に起因するマイクロホンの劣化や破損を最小限に抑えつつも、車両外部の音や声を明瞭に認識することができる車載マイクロホン保護装置、車載マイクロホン装置、及び、接続回路ユニットを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による車載マイクロホン保護装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、マイクロホンを保護するマイクロホン保護機構と、前記マイクロホン保護機構から前記マイクロホンが露出する集音姿勢と前記マイクロホン保護機構により前記マイクロホンが保護される非集音姿勢の何れかに切り替える姿勢切替機構と、所定の条件に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる姿勢制御手段を備えて構成される点にある。
上述の構成によれば、車載マイクロホン保護装置の外部に取り付けられたマイクロホンが、劣化や破損の危険性が無い等の外部環境条件や集音の必要性が生じた等という所定の条件を満たした場合は、姿勢制御手段が姿勢切替機構を作動させて前記マイクロホンを集音姿勢に切り替えることで、前記マイクロホンによって集音される車両外部の音や声を明瞭に認識することが可能となり、前記所定の条件を満たさない場合は、前記姿勢制御手段が前記姿勢切替機構を作動させて前記マイクロホンを非集音姿勢に切り替えることで、前記マイクロホンの劣化や破損を防止することが可能となるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記姿勢制御手段は、前記車両にアクセスする遠隔操作信号に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる点にある。
上述の構成によれば、運転者等が車両から離れた位置にいても、集音の必要性に応じて遠隔操作により姿勢切替機構を作動させて、マイクロホンの姿勢を集音姿勢と非集音姿勢に切り替えることが可能となるのである。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記姿勢制御手段は、前記車両の近隣に人物が接近したか否かを検出する人物検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる点にある。
上述の構成によれば、人物検出手段が車両周辺の人物の存在を検出するので、車両周辺に人物が存在していない場合は、マイクロホンを非集音姿勢としてマイクロホンを劣化・破損要因から保護しておき、人物が車両に影響を及ぼす距離に存在する場合に、前記人物の声を明瞭に認識できるようマイクロホンの姿勢を集音姿勢へ切り替えることが可能となるのである。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記姿勢制御手段は、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる点にある。
上述の構成によれば、走行状態検出手段によって検出された車両の走行状態が、例えば車両周辺の音声情報を必要としない走行状態またはマイクロホンの劣化や破損の危険性がある走行状態である場合は、マイクロホンを非集音姿勢としてマイクロホンを劣化・破損要因から保護しておき、車両周辺の音声情報を必要とする走行状態である場合は、マイクロホンの姿勢を集音姿勢へ切り替えることが可能となるのである。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記姿勢制御手段は、前記車両の外部環境を検出する環境検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる点にある。
上述の構成によれば、環境検出手段によって検出された車両の外部環境が、例えば音声情報を必要としない外部環境またはマイクロホンの劣化や破損の危険性がある外部環境である場合は、マイクロホンを非集音姿勢としてマイクロホンを劣化・破損要因から保護しておき、音声情報を必要とする外部環境である場合は、マイクロホンの姿勢を集音姿勢へ切り替えることが可能となるのである。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一から第五の何れかの特徴構成に加えて、前記マイクロホン保護機構は、前記マイクロホンの周囲環境を所定の動作環境に保持する環境調整手段を備えている点にある。
マイクロホン保護機構によりマイクロホンを露出状態から保護状態へ状態を変化させたとしても、前記マイクロホンの近傍空間に該当する周囲環境、例えば前記マイクロホン近傍の気温や湿度は変化しないために動作不良等が発生する虞があるが、上述の構成によれば、環境調整手段が前記マイクロホンの周囲環境を調整して前記マイクロホンが正常に動作する環境に保持するとともに、前記マイクロホンの劣化や破損を最小限に抑えることが可能となるのである。
同第七の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、上述の第一から第六の何れかの特徴構成に加えて、前記姿勢切替機構は、前記集音姿勢と前記非集音姿勢との間で前記マイクロホンと前記マイクロホン保護機構を相対移動させるアクチュエータを備えて構成されており、前記アクチュエータは、前記姿勢制御手段により前記マイクロホンへの電力供給ラインを介して給電される電力により作動される点にある。
上述の構成によれば、前記マイクロホンと前記保護カバーへの電力供給ラインを共用するために、マイクロホンと保護カバーが同時に作動するので、前記マイクロホンの作動開始後であるにも係わらず前記保護カバーが閉じた状態であるために、車両外部の音や声が認識できない虞や、前記マイクロホンの作動開始前であるにも係わらず前記保護カバーが開いた状態であるために、前記マイクロホンが機能を発揮していない状態のまま劣化や破損の危険性だけが生じる虞を回避することができる。また、上述の構成によれば、前記マイクロホンと前記保護カバーへの電力供給ラインを共用するために、前記電力供給ラインを減少させて回路構成を単純にすることが可能となるのである。
上述の目的を達成するため、本発明による車載マイクロホン装置の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項8に記載した通り、車両の外部の音や声を集音するマイクロホンと、上述の第一から第七の何れかの特徴構成を備えた車載マイクロホン保護装置とを備えて構成される点にある。
上述の構成によれば、車載マイクロホン保護装置の場合と同様の効果を得ることが可能となる。つまり、車載マイクロホン装置に搭載されたマイクロホンが外部環境条件等を満たした場合は、姿勢制御手段が姿勢切替機構を作動させて前記マイクロホンを集音姿勢に切り替えることで、前記マイクロホンによって集音される車両外部の音や声を明瞭に認識することが可能となり、前記外部環境条件等を満たさない場合は、前記姿勢制御手段が前記姿勢切替機構を作動させて前記マイクロホンを非集音姿勢に切り替えることで、前記マイクロホンの劣化や破損を防止することが可能となるのである。
本発明による接続回路ユニットの第一の特徴構成は、同請求項9に記載した通り、上述の第一特徴構成を備えた車載マイクロホン保護装置または上述の第一から第七の何れかの特徴構成を備えた車載マイクロホン装置と前記マイクロホンによる集音信号を処理する複数の集音信号処理手段とを接続する接続回路ユニットであって、前記車載マイクロホン装置と前記複数の集音信号処理手段の何れかとを個別に接続するスイッチ回路と、特定の集音信号処理手段からの接続要求信号に基づいて前記車載マイクロホン装置と当該特定の集音信号処理手段とを接続するように前記スイッチ回路を切り替えるとともに、バッテリーから前記車載マイクロホン装置に給電する給電スイッチを作動させるスイッチ切替回路を備えて構成される点にある。
車載マイクロホン装置は、前記車載マイクロホン装置からの音声情報を必要とする集音信号処理手段に音声情報を送る必要があり、上述の構成によれば、接続回路ユニットを用いることによって、複数の集音信号処理手段の中から車両の現在の状況において処理が必要となる集音信号処理手段に音声情報を送ることが可能となる。また、接続回路ユニットを用いることによって、車載マイクロホン装置は、音声情報を必要とする集音信号処理手段が存在するときだけ電力供給を受けて作動するので、不必要な時に作動することによる無駄な電力消費を防止することができると同時に、不必要な時に集音姿勢をとることに起因するマイクロホンの劣化・破損を最小限に抑えることができるのである。
以上説明した通り、本発明によれば、車両の外部環境やマイクロホンの周囲環境に起因するマイクロホンの劣化や破損を最小限に抑えつつも、車両外部の音や声を明瞭に認識することができる車載マイクロホン保護装置、車載マイクロホン装置、及び、接続回路ユニットを提供することができるようになった。
以下、本発明による車載マイクロホン装置を車両に適用した実施形態について説明する。
車両1に適用した前記車載マイクロホン装置2は、図1に示すように、車両の外部の音や声を集音するマイクロホン21と、前記マイクロホン21を保護するマイクロホン保護機構22と、前記マイクロホン保護機構22から前記マイクロホン21が露出する集音姿勢と前記マイクロホン保護機構22により前記マイクロホン21が保護される非集音姿勢の何れかに切り替える姿勢切替機構23と、所定の条件に基づいて前記姿勢切替機構23を作動させる姿勢制御手段24を備えて構成されている。
また、前記マイクロホン保護機構22、前記姿勢切替機構23、及び、前記姿勢制御手段24により車載マイクロホン保護装置が構成されている。
前記車両1におけるマイクロホン装置2は、例えば、図2に示すように、前記マイクロホン21、前記マイクロホン保護機構22、そして姿勢切替機構23が、前記車両1のフロントバンパー3、リアバンパー4、または、ドアのエッジ部分5等に搭載され、前記車両1に搭載された前記姿勢制御手段24によって姿勢制御される。
前記マイクロホン21は、前記車両1の外部の音や声を集音するように構成されており、例えば、前記マイクロホン21は、自身が設置された位置の周囲の全ての方向より音や声を集音するために無指向性マイクが使用される。また、集音された音や声は電気信号に変換された上でアンプ6へ送られて、前記アンプ6によって増幅された電気信号は一例としてスピーカ7によって前記車両1の運転者等に音や声として送られ、或いは集音信号処理手段111としての音声認識装置に入力され、その結果に基づいて運転者に警報等の音声または表示メッセージを出力する。尚、使用されるマイクロホンはダイナミック型マイクロホン、静電容量型マイクロホン等、目的に応じて適切なものを選択することができる。
前記マイクロホン保護機構22は、外力や外部環境、例えば降雨や鳥の糞害等から前記マイクロホン21を保護するように構成されている。
前記姿勢切替機構23は、前記マイクロホン保護機構22から前記マイクロホン21が露出する集音姿勢と前記マイクロホン保護機構22により前記マイクロホン21が保護される非集音姿勢の何れかに切り替えるように構成されており、また、この切替動作を実現させるために、前記集音姿勢と前記非集音姿勢との間で前記マイクロホン21と前記マイクロホン保護機構22を相対移動させるモータまたはソレノイド等で構成されるアクチュエータ231と、前記アクチュエータ231を駆動させるドライバ232を備えて構成されている。
以下に、前記マイクロホン保護機構22と前記姿勢切替機構23の具体的構成について例示して説明する。
第一の構成としては、図3(a)、図3(b)、そして図3(c)に示すように、前記マイクロホン保護機構22は、当該車両1に設けられた前記マイクロホン21を取付けるための取付穴221と、前記マイクロホン21を保護するための蓋状カバー222を備えて構成されており、前記姿勢切替機構23における前記アクチュエータ231は、前記蓋状カバーを駆動させる駆動部として構成されている。
具体例としては、図3(a)の車両1の正面図に示すように、前記アクチュエータ231によって駆動させられた前記蓋状カバー222が、スライド移動することによって前記マイクロホン21を集音姿勢と非集音姿勢に切り替える構成や、図3(b)の車両1の上面図に示すように、前記アクチュエータ231によって駆動させられた前記蓋状カバー222が、左右に分裂して開閉することによって前記マイクロホン21を集音姿勢と非集音姿勢に切り替える構成や、図3(c)の車両1の正面図に示すように、前記アクチュエータ231によって駆動させられた前記蓋状カバー222が、上または下に開閉する(図3(c)は下に開閉している状態を示している)ことによって前記マイクロホン21を集音姿勢と非集音姿勢に切り替える構成が挙げられる。
第二の構成としては、図4に示すように、前記マイクロホン21は、当該車両1に上述のような取付穴221を設けることなく当該車両1に取り付けられており、前記マイクロホン保護機構22は、前記マイクロホン21を保護するために前記マイクロホン21を覆うように取り付けられている被覆カバー223を備えて構成されており、前記アクチュエータ231は、前記被覆カバー223を駆動させる被覆カバー駆動部として構成されている。前記被覆カバー223の動作としては、例えば、図4の実線で示す非集音姿勢から図4の点線で示す集音姿勢へと、前記被覆カバー223が回転移動させられる構成が挙げられる。
尚、図4においては、前記被覆カバー223は前記車両1に取付けられていたが、図5(a)と図5(b)に示すように、前記被覆カバー223が前記マイクロホン21に取付けられている構成であってもよい。図5(a)に示す構成は、図4に示す構成と同様に前記被覆カバー223が回転移動する構成である。一方、図5(b)に示す構成は、前記アクチュエータ231が前記マイクロホン21を駆動させるマイクロホン駆動部として構成されており、前記マイクロホン21が集音姿勢である場合は、実線で示すように前記マイクロホン21は前記被覆カバー223の浅部、つまり、外に面した位置に飛び出しており、前記マイクロホン21が非集音姿勢である場合は、点線で示すように前記マイクロホン21がスライド移動することによって前記被覆カバー223の奥部、つまり、外に面していない位置に収納される構成が挙げられる。
第三の構成としては、図6に示すように、前記マイクロホン保護機構22は、前記車両1に設けられた前記マイクロホン21を取付けるための取付穴221を備えて構成されており、前記アクチュエータ231は、前記マイクロホン21をスライド移動させるためのマイクロホン駆動部として構成されている。前記マイクロホン21が集音姿勢である場合は、図6の実線で示すように前記マイクロホン21は前記取付穴221の浅部、つまり外に面した位置にスライド移動し、前記マイクロホン21が非集音姿勢である場合は、図6の点線で示すように前記マイクロホン21は前記取付穴221の奥部、つまり、外に面していない位置にスライド移動する構成が挙げられる。
第四の構成としては、図7(a)と図7(b)に示すように、前記マイクロホン保護機構22は、前記アクチュエータ231を駆動軸として屈曲する棒状保護機構224が、その先端に前記マイクロホン21を取付けて、他端を当該車両1に取付けて構成されており、前記アクチュエータ231は、前記棒状保護機構224を屈曲させる棒状保護機構屈曲部として前記棒状保護機構224の略中央付近に備えられて構成されている。
前記棒状保護機構224の動作としては、前記マイクロホン21が集音姿勢である場合は、図7(a)に示すように、前記棒状保護機構224は屈曲しておらず、前記マイクロホン21が車両側より見て外方向に向くことによって集音に適した姿勢となり、前記マイクロホン21が非集音姿勢である場合は、図7(b)に示すように、前記棒状保護機構224は屈曲して、前記マイクロホン21が車両側より見て内方向に向くことによって外部環境の影響を受け難い姿勢となる。
尚、上述では、前記マイクロホン21が、前記車両1の外部に取り付けられる構成について説明したが、前記マイクロホン21は、非集音姿勢の場合は前記車両1の内部にあって車両内部を音や声を集音するが、集音姿勢の場合は前記車両1の外部に延出して車両外部の音や声を集音する延出機構を備える構成であってもよい。
再び、前記マイクロホン保護機構22の説明に戻る。前記マイクロホン保護機構22は、前記マイクロホン21の周囲環境を所定の動作環境に保持する環境調整手段225を備えてもよく、具体的には、以下に例示するような構成が挙げられる。尚、前記環境調整手段225の以下の説明では、前記マイクロホン保護機構22は、上述の図3(c)に示す構成であるとして説明を行う。
第一の構成としては、図8に示すように、前記環境調整手段225が送風機能を備えたファンで構成されている。詳述すると、前記環境調整手段225は、直射日光等で前記取付穴221の内部が所定温度よりも高温となった場合に、図8の点線矢印で示す方向、つまり前記マイクロホン21に向けて送風することによって、前記マイクロホン21の近傍空間の温度を前記マイクロホン21にとって適正な温度に下げるように構成されている。
第二の構成としては、前記環境調整手段225が前記マイクロホン21の近傍に設けられたコイルで構成されている。詳述すると、前記環境調整手段225は、前記取付穴221の内部が所定温度よりも低温となった場合に、前記コイルに電流を流すことによって発生する熱によって前記マイクロホン21を暖めるように構成されている。
第三の構成としては、前記環境調整手段225が車両に搭載されている車載エアコンと連携しており、前記取付穴221の内部の温度が前記マイクロホン21にとっての許容範囲外となった場合に、温度を許容範囲内に保持し、前記取付穴221の内部の湿度が前記マイクロホン21にとっての許容範囲外となった場合に、湿度を許容範囲内に保持するように構成されている。
具体的には、図9に示すように、前記取付穴221の内部温度や内部湿度を測定するための温度センサ281と湿度センサ282が前記取付穴221の内部温度や内部湿度を測定して、測定データを車両に搭載されている車載エアコン8に送る。前記測定データを受け取った前記車載エアコン8は、受け取った温度測定データが許容範囲外であれば冷暖房機能等を用いて冷風や暖風(点線矢印)を前記取付穴221に送り、受け取った湿度測定データが許容範囲外であればドライ送風機能等を用いて乾風(点線矢印)を前記取付穴221に送ることで、前記取付穴221の内部の温度や湿度を許容範囲内に保持するように温度調整や湿度調整を行う。尚、前記温度センサ281と前記湿度センサ282は、後述する環境検出手段28に含まれている要素である。
前記姿勢制御手段24は、前記車両1の状態または前記車両1周辺の環境を検出する複数の状態環境検出手段を備えて構成されており、前記状態環境検出手段は、少なくとも当該車両1にアクセスする遠隔操作信号を検出する遠隔操作信号検出手段25、前記車両1の近隣に人物が接近したか否かを検出する人物検出手段26、前記車両1の走行状態を検出する走行状態検出手段27、または前記車両1の外部環境を検出する環境検出手段28の何れか一つまたはそれらの複数の組み合わせにより構成され、それらによる検出結果が所定の条件を満たす場合に前記姿勢切替機構23を作動させるように構成されている。
前記遠隔操作信号検出手段25は、例えば、前記車両1にアクセスする遠隔操作信号を検出するためのアンテナ251を備えて構成されており、前記アンテナ251が前記遠隔操作信号を検出すると、検出信号が前記姿勢制御手段24に送られて、前記姿勢制御手段24が前記姿勢切替機構23を作動させることで前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替える構成されている。
非集音姿勢から集音姿勢に切り替えられるタイミングとしては、前記車両1から離れた運転者等の遠隔操作に起因しての、前記車両1のドアのアンロックタイミングや、前記車両1のセキュリティシステムのオフ切替動作のタイミングが挙げられる。また、集音姿勢から非集音姿勢に切り替えられるタイミングとしては、前記車両1から離れた運転者等の遠隔操作に起因しての、前記車両1のドアのロックタイミングや、前記車両1のセキュリティシステムのオン切替動作のタイミングが挙げられる。
このようなタイミングでマイクロホン21が集音姿勢に切り替えられた後に、運転者から音声指令を受け取ると、音声認識装置がその音声指令を認識してエンジンを始動する等の所定の機能を実現することができる。
前記人物検出手段26は、例えば、前記車両1の頂上部分に配置された全方位カメラ261と、前記全方位カメラ261により撮影された画像に基づいて人物を検出する画像処理手段262を備えて構成されており、前記画像処理手段262が人物を検出すると、検出信号が前記姿勢制御手段24に送られて、前記姿勢制御手段24が前記姿勢切替機構23を作動させることで前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替える構成されている。
また、前記人物検出手段26は、検出方法が前記全方位カメラ261と前記画像処理手段262による方法以外、例えば、赤外線センサ等を用いた方法で人物等を検出するように、または、前記車両1におけるシートの加重を検出するセンサによって車両内の人物存在を検出するように構成されていてもよい。
前記車両1に接近する人が検出されたときに前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替えることにより、発進時に死角にいる通行人の喋り声や接近するバイクのエンジン音等を検出して万一の事故を回避したり、前記画像認識手段262により運転者であることが認識されると、運転者から音声指令を受け取り、音声認識装置がその音声指令を認識してエンジンを始動する等の所定の機能を実現することができる。
さらに、前記人物検出手段26は、前記車両1と被検出物との距離に応じて異なる処理を行うように構成されていてもよい。例えば、前記車両1と被検出物との距離が、予め設定された所定距離以下である場合のみ、前記人物検出手段26の機能を作動させる構成が挙げられる。
尚、前記人物検出手段26は、検出対象が人物以外、例えば動物や他の車両等であってもよい。
前記走行状態検出手段27は、複数の状態検出手段より構成されており、前記状態検出手段は、少なくとも前記車両1の現在の速度を検出する車速検出手段271と、前記車両1の現在の変速位置を検出する変速位置検出手段272と、前記車両1の現在のウインカーの動作有無を検出するウインカー動作検出手段273と、前記車両1の現在のワイパーの動作有無を検出するワイパー動作検出手段274と、前記車両1の現在の振動を検知する振動センサ等である振動検出手段275の何れか一つまたはそれらの複数の組み合わせにより構成されている。
そして、前記走行状態検出手段27は、前記車速検出手段271によって検出された速度が所定値以上である場合や、前記変速位置検出手段272によって検出された変速位置が所定レベル以上である場合や、前記ウインカー動作検出手段273によってウインカーが動作中であると検出された場合や、前記ワイパー動作検出手段274によってワイパーが停止中であると検出された場合や、前記振動検出手段275によって前記車両1の振動が所定レベル以下である場合に、検出信号を前記姿勢制御手段24に送り、前記検出信号を受け取った前記姿勢制御手段24が前記姿勢切替機構23を作動させることで、前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替えるように構成されている。
上記のように構成することによる例を以下に示す。前記車両1が動き始めて加速した結果、所定速度や所定変速位置以上となった場合に、前記車速検出手段271や前記変速位置検出手段272によって前記マイクロホン21が集音姿勢に切り替えられ、安全走行のために必要な車外の音を集音する。ウインカーの駆動によって前記車両1がバイクの巻き込み事故等の事故発生の確率が高い状況であると認識されて、前記マイクロホン21が集音姿勢に切り替えられる。ワイパーの作動開始、つまり降雨や降雪時には前記マイクロホン21の保護のために非集音姿勢に切り替えられる。前記車両1が工事現場等の悪路を通った際に、前記マイクロホン21の故障発生確率が高い状況であると認識されて、前記マイクロホン21が集音姿勢に切り替えられる等である。
前記環境検出手段28は、前記車両1の外部環境検出のための複数の環境検出機構より構成されており、前記環境検出機構は、少なくとも、前記マイクロホン21の近傍空間の温度を検出する温度センサ281と、前記マイクロホン21の近傍空間の湿度を検出する湿度センサ282と、前記車両1の周囲の降雨や降雪の有無を検出するための感雨センサ283と、前記車両に対する風力を検出する風圧計284と、前記車両1の周囲の明暗を検出する明暗センサ285と、前記車両1の前方の信号の状態を検出するイメージセンサ等である信号状態検出手段286と、前記車両1の走行場所を検出する走行場所検出手段287の何れか一つまたはそれらの複数の組み合わせにより構成されている。
そして、前記環境検出手段28は、前記温度センサ281によって検出された温度が前記マイクロホン21にとっての許容範囲外である場合や、前記湿度センサ282によって検出された湿度が前記マイクロホン21にとっての許容範囲外である場合に、検出信号を前記姿勢制御手段24に送り、前記検出信号を受け取った前記姿勢制御手段24が前記環境調整手段225を作動させることで、検出された温度や湿度を前記マイクロホン21にとっての許容範囲内に保持するように構成されている。
一方、前記感雨センサ283によって降雨または降雪が検出された場合は前記マイクロホン21を雨や雪から防護するために、前記風圧計284によって検出された風圧が所定値以上である場合は前記マイクロホン21を強風から防護するために、前記走行場所検出手段287によって前記車両1が前記マイクロホン21にとっての危険要因が多いトンネル内等を走行中であると検出された場合は前記マイクロホン21の故障確率を下げるために、前記姿勢制御手段24に送り、前記検出信号を受け取った前記姿勢制御手段24が前記姿勢切替機構23を作動させることで、前記マイクロホン21を非集音姿勢に切り替えるように構成されている。
また、前記明暗センサ285の検出結果よって車両の周囲が暗いと判断された場合は視界不明瞭による視覚情報不足を補うために、前記信号状態検出手段286によって信号の状態が赤であると検出された場合は前記車両1の死角における人物等の存在を運転者等に知らせるために、検出信号を前記姿勢制御手段24に送り、前記検出信号を受け取った前記姿勢制御手段24が前記姿勢切替機構23を作動させることで、前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替えるように構成されている。さらに前記明暗センサ285により明るいと検出されるときには、直射日光が照射されており、前記マイクロホン21が異常に加熱される状態と判断して非集音姿勢に切り替えるように構成することも可能である。
尚、前記姿勢制御手段24は、前記遠隔操作信号検出手段25、前記人物検出手段26、前記走行状態検出手段27、そして前記環境検出手段28の検出結果に基づいて所定の条件が満たされたときに前記集音姿勢に切り替えるのであるが、相反する検出結果が入力されるときには、そのときの状況に応じて適宜設定される優先度を持たせて処理を行う。つまり、優先度が高い手段の検出結果と優先度が低い手段の検出結果が異なる場合には、優先度が高い手段の検出結果が採用されるのである。
また、前記遠隔操作信号検出手段25、前記人物検出手段26、前記走行状態検出手段27、そして前記環境検出手段28を構成しているセンサ等は、前記車両1の外部または内部であって、当該センサ等の適切な動作が実現可能な位置に設置されている。そして、前記遠隔操作信号検出手段25、前記人物検出手段26、前記走行状態検出手段27、そして前記環境検出手段28は、各々の手段を構成しているセンサ等の検出結果に、そのときの状況に応じて適宜設定される優先度を持たせて処理を行う。つまり、優先度が高いセンサ等の検出結果と優先度が低いセンサ等の検出結果が異なる場合には、優先度が高いセンサ等の検出結果が採用されるのである。
さらに、前記姿勢制御手段24による前記姿勢切替機構23の作動と、前記環境調整手段225による周囲環境を所定の動作環境に保持する動作が重複する場合には、現在の状況に応じて適宜設定される優先度を持たせて処理を行う。例えば、車載エアコン8の電源がオフ状態である場合は、前記環境調整手段225による前記車載エアコン8との連携動作を行うことが不可能であるため、前記姿勢制御手段24による前記姿勢切替機構23の作動が優先して行われるのである。
上述の優先度の設定は、前記マイクロホン21から得られる音声情報によって回避することができる事故等の重大性や、事故等の際の負傷や故障の種類等に基づいて設定される。例えば、エンジンを始動させている走行時とエンジンを停止させている停車時、ドアがロックされ運転者が降車している駐車時に応じて夫々優先度を設定することができる。
例えば、走行時においては、人間を事故等から守るための構成の優先度が最も高く設定され、前記人物検出手段26による人物が検出されたか、前記走行状態検出手段27により所定速度以上の走行速度か、ウインカーが作動しているか、そして前記環境検出手段28により降雨が検出されたか等の順に条件判断を行い、たとえ降雨時であっても人物が検出されたようなときには前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替えるのである。
例えば、前記風圧計284によって強風が検出されると、通常は前記マイクロホン21が非集音姿勢になるのであるが、強風であると同時に、前記信号状態検出手段286によって赤信号が検出されると、前記信号状態検出手段286が優先されて、前記マイクロホン21は非集音姿勢とはならない。強風による前記マイクロホン21の破損の可能性よりも、赤信号による前記車両1の死角における人物等の存在による事故の可能性を優先するためである。
例えば、駐車時には、盗難防止のための作動しているセキュリティシステムを最優先として、前記人物検出手段26による人物が検出されたときには、前記環境検出手段28の検出に基づけば非集音姿勢に維持されるべきときであっても前記マイクロホン21を集音姿勢に切り替えるのである。
以下、本実施形態における電源供給ラインについて説明する。前記姿勢切替機構23における前記アクチュエータ231は、前記姿勢制御手段24により前記マイクロホン21への電力供給ラインを介して給電される電力により作動される。
詳述すると、図10に示すように、前記車載マイクロホン装置2は、バッテリー9と、前記バッテリー9との導通を制御するイグニッションスイッチ等の給電スイッチ10に接続されており、前記バッテリー9から前記アクチュエータ231への電源供給ラインと前記バッテリー9から前記マイクロホン21への電源供給ラインは、両方のライン共に、直流成分カット用のコンデンサCと高周波成分カット用のコイルLを備えたラインLineを使用している。つまり、前記バッテリー9は、前記ラインLineを共通の電源供給ラインとして、前記アクチュエータ232と前記マイクロホン21に電力を供給している。
以下、接続回路ユニットについて説明する。図11に示すように、前記接続回路ユニット11は、前記マイクロホン21による集音信号を処理する複数の集音信号処理手段111と、前記車載マイクロホン装置2と前記複数の集音信号処理手段111の何れかとを個別に接続するスイッチ回路112と、特定の集音信号処理手段111からの接続要求信号に基づいて前記車載マイクロホン装置2と前記特定の集音信号処理手段111とを接続するように前記スイッチ回路112を切り替えるとともに、バッテリー9から前記車載マイクロホン装置2に給電する給電スイッチ10を作動させるスイッチ切替回路113を備えて構成されている。
前記集音信号処理手段111は、前記マイクロホンによって収集される集音信号、つまり音声情報を用いて処理を行う車載の装置等によって構成されており、例えば、緊急車両のサイレン音を検出するサイレン音検出手段111Aと、騒音レベルを検出する騒音レベル検出手段111Bと、音声認識する音声認識手段111Cと、車両近傍の異常音を検出する異常検出手段111Dの少なくとも何れかを含むように構成されている。
前記サイレン音検出手段111Aは、例えば、救急車や消防車等の既存のサイレン音を登録しておき、前記マイクロホン21によって集音されたサイレン音と登録したサイレン音とが一致する場合に、前記車両1の運転者等に当該車両1の周辺に緊急車両が存在する旨を報知する構成が挙げられる。
前記騒音レベル検出手段111Bは、例えば、当該車両1自体のエンジン音による騒音や当該車両1の周辺の騒音を、前記マイクロホン21による集音信号として検出しておき、前記集音信号の大きさに基づいてオーディオ等の音量を可変設定する構成が挙げられる。
前記音声認識手段111Cは、例えば、当該車両1の運転者等が発する声による指示(カーステレオのスイッチをオンにする旨の指示等)を、前記マイクロホン21を介して受け取った車載の装置等が、前記指示に基づいた処理(カーステレオのスイッチをオンにする動作等)を実行する構成が挙げられる。
前記異常検出手段111Dは、例えば、車両を叩く際に発する音声や車両を傷つける際に発する音声等を登録しておき、前記マイクロホン21によって集音された音声等と登録した音声等が一致して、かつ(または)、前記振動検出手段275等によって所定レベル以上の振動が検出された場合に、警報音を発する等の措置を講ずる構成が挙げられる。
以下、前記接続回路ユニット11の動作について、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
複数の集音信号処理手段111の何れかよりスイッチ切替回路113に対して接続要求信号が発せられると(S1)、前記スイッチ切替回路113は、車載マイクロホン装置2と接続要求信号を発した集音信号処理手段111とを接続するようにスイッチ回路112を切り替える(S2)。
また、前記スイッチ回路切替回路113は、給電スイッチ10を導通状態に切り替えることによって、バッテリー9から前記車載マイクロホン装置2に電力を供給させる(S3)。
電力を供給された前記車載マイクロホン装置2が作動を開始すると、姿勢制御手段24が姿勢切替機構23を作動させて、マイクロホン21を非集音姿勢から集音姿勢に切り替える。集音姿勢となった前記マイクロホン21は集音を行う(S4)。
前記マイクロホン21による集音信号は、前記スイッチ回路112を介して接続要求信号を発した集音信号処理手段111に送られ、前記集音信号を受け取った当該集音信号処理手段111は、前記集音信号を用いて所定の処理を実行する(S5)。
尚、前記接続回路ユニット11は、前記スイッチ回路112を使用せずに、前記車載マイクロホン装置2と全ての集音信号処理手段111が常時接続する構成であってもよく、本構成の場合には、前記車載マイクロホン装置2から各々の集音信号処理手段111に至る回路上に抵抗等による分配回路や増幅器等を配置することによって、各々の集音信号処理手段111に入力される信号が、各集音信号処理手段111にとって必要な大きさを満足している信号であり、かつ各集音信号処理手段111の間で相互干渉が無い信号が入力されるように構成されている。
上述した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
2:車載マイクロホン装置
11:接続回路ユニット
21:マイクロホン
22:マイクロホン保護機構
23:姿勢切替機構
231:アクチュエータ
24:姿勢制御手段
25:遠隔操作信号検出手段
26:人物検出手段
27:環境検出手段
28:環境調整手段
111:集音信号処理手段
111A:サイレン音検出手段
111B:騒音レベル検出手段
111C:音声認識手段
111D:異常検出手段
112:スイッチ回路
113:スイッチ切替回路
11:接続回路ユニット
21:マイクロホン
22:マイクロホン保護機構
23:姿勢切替機構
231:アクチュエータ
24:姿勢制御手段
25:遠隔操作信号検出手段
26:人物検出手段
27:環境検出手段
28:環境調整手段
111:集音信号処理手段
111A:サイレン音検出手段
111B:騒音レベル検出手段
111C:音声認識手段
111D:異常検出手段
112:スイッチ回路
113:スイッチ切替回路
Claims (9)
- マイクロホンを保護するマイクロホン保護機構と、前記マイクロホン保護機構から前記マイクロホンが露出する集音姿勢と前記マイクロホン保護機構により前記マイクロホンが保護される非集音姿勢の何れかに切り替える姿勢切替機構と、所定の条件に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる姿勢制御手段を備えて構成される車載マイクロホン保護装置。
- 前記姿勢制御手段は、前記車両にアクセスする遠隔操作信号に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる請求項1記載の車載マイクロホン保護装置。
- 前記姿勢制御手段は、前記車両の近隣に人物が接近したか否かを検出する人物検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる請求項1または2記載の車載マイクロホン保護装置。
- 前記姿勢制御手段は、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる請求項1から3の何れかに記載の車載マイクロホン保護装置。
- 前記姿勢制御手段は、前記車両の外部環境を検出する環境検出手段からの出力に基づいて前記姿勢切替機構を作動させる請求項1から4の何れかに記載の車載マイクロホン保護装置。
- 前記マイクロホン保護機構は、前記マイクロホンの周囲環境を所定の動作環境に保持する環境調整手段を備えている請求項1から5の何れかに記載の車載マイクロホン保護装置。
- 前記姿勢切替機構は、前記集音姿勢と前記非集音姿勢との間で前記マイクロホンと前記マイクロホン保護機構を相対移動させるアクチュエータを備えて構成されており、前記アクチュエータは、前記姿勢制御手段により前記マイクロホンへの電力供給ラインを介して給電される電力により作動される請求項1から6の何れかに記載の車載マイクロホン保護装置。
- 車両の外部の音や声を集音するマイクロホンと、請求項1から請求項7の何れかに記載の車載マイクロホン保護装置とを備えて構成される車載マイクロホン装置。
- 請求項8記載の車載マイクロホン装置と前記マイクロホンによる集音信号を処理する複数の集音信号処理手段とを接続する接続回路ユニットであって、
前記車載マイクロホン装置と前記複数の集音信号処理手段の何れかとを個別に接続するスイッチ回路と、特定の集音信号処理手段からの接続要求信号に基づいて前記車載マイクロホン装置と当該特定の集音信号処理手段とを接続するように前記スイッチ回路を切り替えるとともに、バッテリーから前記車載マイクロホン装置に給電する給電スイッチを作動させるスイッチ切替回路を備えて構成される接続回路ユニット。
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JP2006051822A JP2007235316A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 車載マイクロホン保護装置、車載マイクロホン装置、及び、接続回路ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006051822A patent/JP2007235316A/ja not_active Withdrawn
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