JP2007228547A - 無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法 - Google Patents

無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法 Download PDF

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【課題】周波数帯域の一部のみを使用して信号の送受信を行うことができ、かつ、循環遅延量差が小さい場合でも送受信性能が高い無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法を提供する。
【解決手段】無線送信装置は、複数の送信アンテナから送信される信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うインターリーブ手段とを有する。また、無線受信装置は、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うデインターリーブ手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法、特に、マルチキャリア方式により信号を送受信する無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法に関する。
図17は、従来から使用されているマルチキャリア方式により信号を送受信する無線送信装置1bの構成を示すブロック図である。この無線送信装置1bは、誤り訂正符号部50−1、50−2〜50−U、スケジューラ部51、マッピング部52−1、52−2〜52−12、インターリーブ部53、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部54、P/S(Parallel / Serial:パラレル/シリアル)変換部55、回転部56−1、56−2、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部57−1、57−2、D/A(Digital / Analog:ディジタル/アナログ)変換部58−1、58−2、RF(Radio Frequency:無線周波数)部59−1、59−2、送信アンテナ60−1、60−2を有する。
誤り訂正符号部50−1、50−2〜50−U(Uは複数のユーザのユーザ数)は、ユーザ毎の信号に誤り訂正を施した送信信号を、スケジューラ部51へ出力する。スケジューラ部51は、誤り訂正符号部50−1〜50−Uから出力された信号を、全てのマッピング部52−1〜52−12へ出力する。マッピング部52−1〜52−12は、スケジューラ51から出力された信号をビットインターリーブした後、PSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)又はQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)などの変調を施し、インターリーブ部53へ出力する。インターリーブ部53は、マッピング部52−1〜52−12から出力された信号に対して周波数インターリーブを行い、IFFT部54へ出力する。この周波数インターリーブ部53の処理については、例えば、非特許文献1に記載されている。
IFFT部54は、インターリーブ部53から出力される信号に対して逆高速フーリエ変換の処理を行い、P/S変換部55へ出力する。P/S変換部55は、IFFT部54から出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換し、回転部56−1、56−2にそれぞれ出力する。回転部56−1、56−2は、P/S変換部55から出力される信号に対して、無線送信装置1bの複数の送信アンテナ60−1、60−2から送信する信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ(CDTD:Cyclic Delay Transmit Diversity)に必要となる回転を与える。GI挿入部57−1、57−2は、回転部56−1、56−2から出力される信号に対して、ガードインターバルを挿入し、D/A変換部59−1、59−2へ出力する。D/A変換部59−1、59−2は、GI挿入部57−1、57−2から出力される信号を、ディジタル信号からアナログ信号に変換し、RF部59−1、59−2へ出力する。RF部59−1、59−2は、D/A変換部59−1、59−2から出力される信号を、送信周波数に周波数変換し、送信アンテナ60−1、60−2から無線受信装置(図示省略)へ送信する。
Gerhard Bauch、Javed Shamin Malik form NTT Docomo Euro-Labs、"Orthogonal Frequency Division Multiple Access with Cyclic Delay Diversity"、ITG Workshop On Smart Antenna pp17-23
しかしながら、非特許文献1に記載されている無線送信装置では、無線送信装置が全周波数帯域を使用して信号を送信するため、周波数帯域の一部のみを受信する無線受信装置に対しても全周波数帯域を使用して信号を送信する必要があり、周波数の利用効率が悪いという問題があった。また、使用する各アンテナのCDTDの循環遅延量差が大きい場合、非特許文献1に記載されるインターリーブ法は有効であるが、循環遅延量差が小さい場合には十分に性能がでないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周波数帯域の一部のみを使用して信号の送受信を行うことができ、かつ、循環遅延量差が小さい場合でも送受信性能が高い無線送受信システム、無線送信装置、無線受信装置及びインターリーブ方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の無線送受信システムは、複数の送信アンテナと、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置と、受信アンテナと、マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置とを備える無線送受信システムにおいて、前記無線送信装置は、前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うインターリーブ手段とを有し、前記無線受信装置は、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うデインターリーブ手段を有する。
また、請求項2に記載の無線送受信システムは、複数の送信アンテナと、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置と、受信アンテナと、マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置とを備える無線送受信システムにおいて、前記無線送信装置は、前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、前記送信信号の送信先である各無線受信装置毎に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でインターリーブを行う第1のインターリーブ手段と、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行う第2のインターリーブ手段とを有し、前記無線受信装置は、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行う第1のデインターリーブ手段と、受信する帯域に割り当てられたサブチャネル内で、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でデインターリーブを行う第2のデインターリーブ手段とを有する。
また、請求項3に記載の無線送信装置は、複数の送信アンテナと、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置において、前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うインターリーブ手段とを有する。
また、請求項4に記載の無線送信装置は、複数の送信アンテナと、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置において、前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、前記送信信号の送信先である各無線受信装置毎に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でインターリーブを行う第1のインターリーブ手段と、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行う第2のインターリーブ手段とを有する。
また、請求項5に記載の無線受信装置は、受信アンテナと、マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置において、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うデインターリーブ手段を有する。
また、請求項6に記載の無線受信装置は、受信アンテナと、マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置において、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行う第1のデインターリーブ手段と、受信する帯域に割り当てられたサブチャネル内で、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でデインターリーブを行う第2のデインターリーブ手段とを有する。
また、請求項7に記載の無線送信装置は、マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段と、前記マルチキャリア信号を送信する複数の送信アンテナとを有する無線送信装置において、前記マルチキャリア信号生成手段が生成したマルチキャリア信号に含まれるサブキャリアを、単一の入力サブグループに含まれるサブキャリアが同一の出力サブグループに含まれないようにインターリーブするサブキャリアインターリーブ手段と、前記出力サブグループ毎に異なる位相回転を与える送信ダイバーシチ手段と、前記送信ダイバーシチ手段が異なる位相回転を与えた出力サブグループを前記複数の送信アンテナから送信する送信手段とを有する。
また、請求項8に記載の無線送信装置は、前記サブキャリアインターリーブ手段がインターリーブを行う単位であるグループの複数にまたがってサブグループのインターリーブを行うサブグループインターリーブ手段を有し、前記サブキャリアインターリーブ手段は、前記サブグループインターリーブ手段が出力した信号を入力する。
また、請求項9に記載の無線受信方法は、循環遅延送信ダイバーシチを用いるマルチキャリア信号を生成する際に使用するサブキャリア単位で行うインターリーブ方法であって、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期をTrとし、インターリーブ前のサブキャリア番号をn(1≦n≦サブチャネルを形成するサブキャリア総数)としインターリーブ後のサブキャリア番号をi(1≦i≦サブチャネルを形成するサブキャリア総数)とした場合に、
Figure 2007228547
の関係を満たすようにインターリーブを行う。
また、請求項10に記載のインターリーブ方法は、循環遅延送信ダイバーシチを用いるマルチキャリア信号を生成する際に使用するサブキャリア単位で行うインターリーブ方法であって、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期をTrとした場合に、信号の送信先である各無線受信装置に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、Tr/2又はTrに含まれるサブキャリアをグループとし、そのグループ単位でインターリーブを行う。
本発明では、無線送信装置の循環遅延送信ダイバーシチ手段によって、複数の送信アンテナから送信される信号間に循環遅延を与え、インターリーブ手段によって、複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うようにした。また、無線受信装置のデインターリーブ手段によって、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うようにした。
これにより、受信特性の良いサブキャリアと受信特性の悪いサブキャリアを、無線通信に使用する周波数帯域にインターリーブして分散させることができるので、無線受信装置において受信特性の悪いサブキャリアを集中的に受信することを防ぐことができ、通信品質を改善することができる。
さらにはOFDMAシステムへの応用を考慮し、ユーザが使用する帯域に応じ、さらにはサブチャネルインターリーブの効果を考慮してインターリーブを行うユーザインターリーブ処理により、帯域に応じたインターリーブを実現することができる。また、受信装置においても同様に、ユーザが使用する帯域に応じ、さらには前記サブチャネルデインターリーブ手段の出力に対しユーザデインターリーブ処理を施すことで更なる特性の改善を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による無線送信装置1aの構成の一例を示すブロック図である。この無線送信装置1aは、誤り訂正符号部10−1、10−2〜10−U、スケジューラ部11、マッピング部12−1、12−2〜12−12、位相回転部(循環遅延送信ダイバーシチ手段)13−1−1、13−1−2〜13−1−12、13−2−1、13−2−2〜13−2−12、ユーザインターリーブ部(第1のインターリーブ手段)14−1、14−2、サブチャネルインターリーブ部(インターリーブ手段、第2のインターリーブ手段)15−1−1、15−1−2〜15−1−12、15−2−1、15−2−2〜15−2−12、IFFT部16−1、16−2、P/S変換部17−1、17−2、GI挿入部18−1、18−2、D/A変換部19−1、19−2、RF部20−1、20−2、送信アンテナ21−1、21−2を有する。
無線送信装置1aのマッピング部12−1、12−2〜12−12からIFFT部16−1、16−2までのブロック(マルチキャリア信号生成手段)において、マルチキャリア信号が生成される。
本実施形態による無線送信装置1aは、同一の周波数を全てのセルで使用する一周波数繰り返しのセルラシステム等で使用される。一つの基地局(無線送信装置)には、複数の端末(無線受信装置)がマルチキャリア通信方式であるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多重変調アクセス)方式の下、接続される。
誤り訂正符号部10−1〜10−Uは、無線受信装置を使用するユーザ毎の信号に誤り訂正を施し、スケジューラ部11へ出力する。ここでは、無線送信装置1aに、誤り訂正符号部をユーザ数であるU個設けている。
図2は、本発明の第1の実施形態による無線送信装置から送信する信号の構成の一例を示す図である。この図の縦軸は周波数を表しており、横軸は時間を表している。この信号は、周波数軸方向については12のサブチャネルch1〜ch12から構成されており、時間軸方向については6つの時間スロットt1〜t6から構成されている。
768波のサブキャリアで構成されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重変調)方式を使用する場合には、1サブチャネルは64波のサブキャリアで構成される。また、1時間スロットは複数のOFDMシンボルで構成される。
ここでは、6つの時間スロットt1〜t6のうち、先頭の時間スロットt1のみは、サブチャネルを構成せず、全サブキャリアで1サブチャネルとし、複数のユーザが時間多重で通信に使用する。ここで、この先頭の時間スロットt1は、4つのスロットt11〜t14に分割されている。
基地局は受信状態がある程度保たれている端末に対しては、できるだけ周波数特性のよいサブチャネルを割り当てて送信する。例えば、端末Aにはサブチャネルch8を割り当て、端末Bにはサブチャネルch12を割り当てる。このような処理を行うことにより、マルチユーザダイバーシチ効果と呼ばれるセルスループットの改善効果を得ることができる。
マルチユーザダイバーシチ効果をより効率よく得るために、複数の送信アンテナを備える無線送信装置から無線受信装置に信号を送信する場合において、それらの複数の送信アンテナから送信する信号間に小さな遅延時間差(循環遅延時間差)を与えて送信する技術が使用される場合がある。
一方、高速で移動する端末は、基地局との間で伝搬路が激しく変動するため、どのサブチャネルが通信に適しているかを選択できず、マルチユーザダイバーシチ効果を得ることは難しい。そこで、使用できる周波数帯域をできるだけ広げ、サブキャリアの受信特性を平均化することで、通信品質を改善する。この効果は周波数ダイバーシチ効果と呼ばれており、上述したように、図2における時間スロットt1を高速で移動する端末に割り当てることによりその効果を得ることができる。
周波数ダイバーシチ効果をより効率よく得るために、複数の送信アンテナを備える無線送信装置から無線受信装置に信号を送信する場合において、それらの複数の送信アンテナから送信する信号間に大きな遅延時間差を与えて送信する技術が使用される場合がある。
図1に戻り、本実施形態による無線送信装置1aでは、時間スロットt1(図2)において、全てのサブキャリアを使用し、スケジューラ部11により、全てのマッピング部12−1〜12−12へ信号を出力する。また、時間スロットt2〜t6(図2)では、それぞれのユーザに最適なサブチャネルを選択し、該当するサブチャネルのマッピング部12−1〜12−12へ信号を出力する。
マッピング部12は、スケジューラ部11から出力された信号をビットインターリーブした後、サブキャリアに割り当てられた信号を送信するために、PSKあるいはQAMなどの変調を行い、位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12へ出力する。ここでは、時間スロットt1(図2)においては、前述のように全サブチャネルで1サブチャネルとするので、全てのサブチャネルで同じ変調方式を選択し、それ以外の時間スロットt2〜t6では、サブチャネル内の変調方式は同一スロットにおいて同じ変調方式を選択している。
無線送信装置1aの位相回転部が、位相回転部13−1−1〜13−1−12と位相回転部13−2−1〜13−2−12の2系統具備しているのは、サブチャネル単位で循環遅延送信ダイバーシチの効果を得るための遅延を与えるためである。なお、位相回転部13−1−1〜13−1−12と位相回転部13−2−1〜13−2−12のどちらかの系統の位相回転部を無線送信装置1aに設けなくてもよく、そのようにしても、循環遅延送信ダイバーシチ効果を得るための遅延を与えることができる。また、従来例ではIFFT部の出力を回転させることで循環遅延ダイバーシチを実現しているが、本発明の実施形態ではサブチャネルによって、循環遅延ダイバーシチの有無を選択したり、周期を変えることを実現するために、IFFT前の位相回転により、循環遅延ダイバーシチを実現している。
なお、本実施形態による無線送信装置1aは、位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12、ユーザインターリーブ部14−1、14−2、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12、IFFT部16−1、16−2、P/S変換部17−1、17−2、GI挿入部18−1、18−2、D/A変換部19−1、19−2、RF部20−1、20−2も2系統具備している。
スケジューラ部11は、送信信号に対して循環遅延送信ダイバーシチを行うか否かを管理しており、送信信号に対して循環遅延送信ダイバーシチを行う場合の位相回転量の情報である位相回転量情報j1(0、πなど)を位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12へ出力する。
また、スケジューラ部11は、サブチャネルの使用状況、つまり、同一ユーザが使用するサブチャネルがどのサブチャネルであるかを示すサブチャネル情報j2をユーザインターリーブ部14−1へ出力する。また、スケジューラ部11は、循環遅延送信ダイバーシチを行って送信信号を送信する場合の循環遅延周期である循環遅延周期情報j3を、ユーザインターリーブ部14−1及びサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12へ出力する。
ユーザインターリーブ部14−1は、スケジューラ部11から出力されるサブチャネル情報j2及び循環遅延周期情報j3とに基づいて、マッピング部12−1〜12−12から出力される信号に対して、送信信号の送信先である各無線受信装置に割り当てられる帯域内のサブキャリア間でインターリーブを行い、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12へ出力する。より具体的には、ユーザインターリーブ部14−1は、複数の送信アンテナ21−1、21−2から送信する送信信号間に与える循環遅延周期に基づく循環遅延周期情報j3に応じて帯域内のサブキャリアをグループ化し、各無線受信装置に割り当てられたサブチャネル数及びサブチャネル番号とに応じたインターリーブを各無線受信装置に割り当てられたサブチャネル内で行う。ユーザインターリーブ処理の詳細な説明は後に行う。
サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12は、スケジューラ部11から出力される循環遅延周期情報j3に基づいて、サブチャネル毎にインターリーブを行い、位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12へ出力する。より具体的には、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12は、複数の送信アンテナ21−1、21−2に与える循環遅延周期に応じたサブキャリア単位でのインターリーブをサブチャネル毎に行う。
サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12の処理の内容については、図7を参照して後述する。
位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12は、スケジューラ部11から出力される位相回転量情報j1に基づいて、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12から出力される信号に対してサブチャネル毎に位相回転を行い、IFFT部16−1、16−2へ出力する。
IFFT部16−1、16−2は、位相回転部13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12から出力される信号に対して、逆高速フーリエ変換の処理を行い、P/S変換部17−1、17−2へ出力する。サブキャリア数が768波の場合、IFFT部16−1、16−2は、例えば1024ポイントの逆高速フーリエ変換を行う。また、サブキャリアが存在しない場合、IFFT部16−1、16−2には逆高速フーリエ変換のポイントとして、ガードバンドを作成するために0が入力される。
P/S変換部17−1、17−2は、IFFT部16−1、16−2から出力される信号を、パラレル信号からシリアル信号に変換し、GI挿入部18−1、18−2へそれぞれ出力する。
GI挿入部18−1、18−2は、P/S変換部17−1、17−2から出力される信号に対して、ガードインターバルを挿入し、D/A変換部19−1、19−2へ出力する。ガードインターバルは、主にOFDMシンボルのシンボル間干渉を軽減するためにシンボル間に挿入される時間のことであり、通常、OFDMシンボルの後半部のレプリカがOFDMシンボルの先頭に挿入されることにより生成される。
D/A変換部19−1、19−2は、GI挿入部18−1、18−2から出力される信号を、ディジタル信号からアナログ信号に変換し、RF部20−1、20−2へ出力する。
RF部20−1、20−2は、D/A変換部19−1、19−2から出力される信号を、送信周波数に周波数変換し、送信アンテナ21−1、21−2から無線受信装置へ送信する。
本実施形態において、各サブチャネル内のサブキャリアの変調方式を同一にしている理由は、サブチャネル内では大きな周波数変動がない、つまり、受信SNR(Signal to Noise power Ratio:信号対雑音比)がサブキャリア間であまり変わらないことを前提としているためである。なお、サブチャネル間においては周波数変動があり、サブチャネル間で受信SNRが異なるため、マルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。従って、1つのユーザ(無線受信装置)が複数のサブチャネルを同一時間スロットで使用する場合、サブチャネル間でサブキャリアのインターリーブを施すことにより、誤り訂正符号の効果を高めることができる。
ここで、上述した循環遅延送信ダイバーシチについて説明する。この循環遅延送信ダイバーシチは、送信ダイバーシチ技術の一種であり、フェージングのために受信信号の受信周波数特性が連続的に落ち込むのを防ぐ効果を高める技術である。循環遅延送信ダイバーシチでは、同一の信号を異なる送信アンテナから送信する際、送信アンテナ毎に循環遅延を与えて送信することにより、無線受信装置における受信特性を改善する。
ただし、この循環遅延送信ダイバーシチは、単に送信アンテナ毎に遅延を与えるだけでは、遅延ダイバーシチ技術によるOFDMのシンボル間干渉が激しくなるため、特性が劣化するという問題点を有していることに対し、OFDMシンボルの連続性を考慮して、回転を加えることで遅延させることで、OFDMのシンボル間干渉の影響を大きくすることなく同様に送信ダイバーシチの効果を得る技術である。例えば、8サンプルの遅延の遅延送信ダイバーシチ技術と同等の効果を得る場合、一方の送信アンテナ60−1(図17)ではIFFT部54から出力される信号を、1から1024まで順に出力するのに対して、他方の送信アンテナ60−2(図17)では、1017から1024を先に出力し、その後、1から1016までを出力することで、回転したOFDMシンボルを出力する。
図3は、本発明の第1の実施形態によるユーザインターリーブ部14−1、14−2(図1)の処理の一例を示すフローチャートである。同一の時間スロット内では、1つの端末が使用するサブチャネルは同一であり、複数のサブチャネルを使用する場合は連続したサブチャネルを使用する。この図3のフローチャートを実行するためのプログラムは、例えば、ユーザインターリーブ部14−1、14−2に格納される。
図3において、ステップS1では、スケジューラ部11から出力されるサブチャネル情報j2に基づいて、初期設定を行う。ユーザインターリーブ部14−1、14−2は、同一の時間スロット内で送信するユーザの総数UNと、ユーザkが使用するサブチャネル数U(k)と、ユーザkが使用する最小のサブチャネル番号NS(k)を設定する。
ここで、kは無線受信装置を使用するユーザを識別するための変数である。また、xはユーザ番号を示す変数であり、初期状態では1に設定されている。
ステップS2では、k=xで識別されるユーザが使用する無線受信装置に割り当てられた周波数帯域の最小サブキャリア番号MICと最大サブキャリア番号MACとを算出することにより、ユーザインターリーブ処理を行うサブキャリア番号を決定する。なお、このサブキャリア番号は、MIC=(NS(k)−1)×64+1、MAC=(NS(k)+U(k)−1)×64である。
ステップS3では、最小サブキャリア番号MICから最大サブキャリア番号MAC間のサブキャリアで、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に基づいたインターリーブを行う。
ステップS4では、xとUNとを比較し、xとUNとが同一であれば、図3に示すフローチャートによる処理を終了する。一方、xとUNとが異なれば、ステップS5でxに1を加えて、再度ステップS2から処理を繰り返す。
次に、ステップS3で行う循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に基づいたユーザインターリーブ処理について説明する。ここでは、1サブチャネルあたりのサブキャリア数は64とし(全てのサブチャネルで同一)、サブキャリア番号をn(nは1から768)とすると、サブキャリア番号がnのサブキャリアは、floor((n−1)/64)+1で求められる番号のサブチャネルに割り当てられる。ここで、ユーザインターリーブ処理後のサブキャリア番号をiとすると、ユーザインターリーブ処理前のサブキャリア番号nとiとの関係は、以下の式(1)で表わされる。
Figure 2007228547
ただし、MIC ≦ n、i ≦ MACの条件を満たす。また、x mod y はxをyで割った場合の余りを意味する。また、Floor(x)は、xを越えない最大の整数を意味する。また、Tr’は後述する循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期Trの1/2の値である。なお、循環遅延送信ダイバーシチを行わない場合には、Trは1に設定される。Tr’はここで設定したようにTr/2にするか、Trと同じ値にするとよい。これにより、信号の送信先である各無線受信装置に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、Tr/2又はTrに含まれるサブキャリアをグループとし、そのグループ単位でインターリーブを行うことができる。
図4(a)、(b)は、3台の端末A、B、Cに対して、同一の時間スロットを使用して信号を送信する場合のユーザインターリーブ処理の一例を示す図である。
図4(a)は、循環遅延送信ダイバーシチを行わない場合を示している。また、図4(b)は、循環遅延送信ダイバーシチを行い、Tr=8(Tr’=4)に設定した場合を示している。図4(b)、図5(a)、図5(b)はそれぞれ、端末A、端末B、端末Cのユーザインターリーブ処理の一例を示している。図4(a)及び図4(b)において、端末Aへは、サブチャネルch1、ch2の2つのサブチャネルを割り当てている。また、図4(a)及び図5(a)において、端末Bへはサブチャネルch3の1つのサブチャネルを割り当てている。また、図4(a)及び図5(b)において、端末Cへはサブチャネルch4〜ch12の9つのサブチャネルを割り当てている。
図4(a)において、端末A、即ちx=1の時は、MIC=1、MAC=128、U(1)=2となり、上述した式(1)に基づいてnに対応するiが、ユーザインターリーブ部14−1、14−2により算出される。すなわち、ユーザインターリーブ処理を行うことにより、サブキャリアは、1、65、2、66、・・・、64、128のように組み合わされる。
端末B、即ちx=2の時は、MIC=129、MAC=192、U(2)=1となり、上述した式(1)に基づいてnに対応するiが、ユーザインターリーブ部14−1、14−2により算出される。この端末Bは、割り当てられているサブチャネルが1つしかないため、ユーザインターリーブ処理を行わないことと同等である。端末C、即ちx=3の時は、MIC=193、MAC=768、U(3)=9となり、上述した式(1)に基づいてnに対応するiが、ユーザインターリーブ部14−1、14−2により算出される。すなわち、ユーザインターリーブ処理を行うことにより、サブキャリアは、1、193、257、321、385、449、513、577、641、705、194、・・・、704、768のように組み合わされる。
図4(b)において、端末A、すなわちx=1の時は、MIC=1、MAC=128、U(1)=2であるが、循環遅延送信ダイバーシチを行うためにTr=8(Tr’=4)に設定する。上述した式(1)に基づいてnに対応するiが、ユーザインターリーブ部14−1、14−2により算出される。すなわち、ユーザインターリーブ処理を行うことにより、サブキャリアは、1、2、3、4、65、66、67、68、5、6、・・・、127、128のように組み合わされる。
このようにユーザインターリーブ処理を行うことで、サブチャネル毎のSNRが異なることによる誤り位置のランダム化が実現できるため、通信品質が改善される。
次に、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12で行うインターリーブの処理について説明する。
循環遅延送信ダイバーシチでは、基本的には同一のOFDMシンボルを異なる送信アンテナ21−1、21−2から時間軸で回転した形式で送信するが、送信された波形は、周波数軸ではフーリエ変換の原理より、サブキャリア間で同一の位相回転が加えられた波形になる。この(回転量)×n=2×πとなるnを循環遅延送信ダイバーシチによる循環遅延周期とよぶ。ただし、送信アンテナが2本の場合、一方の送信アンテナからは遅延を与えないで送信することを前提としている。なお、送信アンテナ本数を任意の2以上の自然数とした場合の循環遅延周期の一般的な算出方法については第2の実施形態において説明する。
無線送信装置側で1時間サンプル回転させると、周波数軸では、各サブキャリア間に加えられる回転は1/(FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)のポイント数)×2×πとなる。
循環遅延送信ダイバーシチによるダイバーシチ効果を十分に得るためには、循環遅延周期は、伝搬路の遅延時間より大きい方が、効果がある。例えば、OFDMのガードインターバル長をOFDMシンボルの1/8とした場合、循環遅延周期は、1/8×(FFTのポイント数)サンプルにすればよい。この場合、各サブキャリア間に加えられる位相回転量は、1/8×(FFTのポイント数)×1/(FFTのポイント数)×2×πとなり、π/4となる。
図6(a1)〜(a8)、(b1)〜(b8)、(c1)〜(c8)は、本発明の実施形態による無線受信装置が受信する信号の一例を示す図である。ここでは、無線受信装置は、2本の送信アンテナ21−1、21−2を備える無線送信装置1a(図1)から、循環遅延周期として0、128が与えられた信号であって、送信位相が全て(1+j)/√2である信号を受信する。
図6(a1)〜図6(a8)は、無線送信装置1aの一方の送信アンテナ21−1から送信された信号を示しており、図6(b1)〜図6(b8)は、無線送信装置1aの他方の送信アンテナ21−2から送信された信号を示している。図6(c1)〜図6(c8)は、それぞれ図6(a1)〜図6(a8)の信号と、図6(b1)〜図6(b8)の信号とを合成した信号を示している。
また、図6(a1)、(b1)、(c1)はサブキャリア番号がnのサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a2)、(b2)、(c2)はサブキャリア番号がn+1のサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a3)、(b3)、(c3)はサブキャリア番号がn+2のサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a4)、(b4)、(c4)はサブキャリア番号がn+3のサブキャリアの位相及び振幅を示している。
また、図6(a5)、(b5)、(c5)はサブキャリア番号がn+4のサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a6)、(b6)、(c6)はサブキャリア番号がn+5のサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a7)、(b7)、(c7)はサブキャリア番号がn+6のサブキャリアの位相及び振幅を示しており、図6(a8)、(b8)、(c8)はサブキャリア番号がn+7のサブキャリアの位相及び振幅を示している。
送信アンテナ21−1には0ポイントの循環遅延周期を与えている。つまり、送信アンテナ21−1には遅延を与えていないので、無線受信装置では、図6(a1)〜図6(a8)に示すように、全てのサブキャリアで同一の位相及び振幅をした信号が観測される。
一方、送信アンテナ21−2には128ポイントの循環遅延周期を与えており、図6(b1)〜図6(b8)に示すように、サブキャリア間にπ/4の位相回転を加えた信号が無線受信装置において観測される。しかし、実際には図6(a1)〜図6(a8)の信号と、図6(b1)〜図6(b8)の信号とが合成されるため、これらをベクトル加算した信号が無線受信装置において観測される(図6(c1)〜図6(c8)参照)。即ち、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて、サブキャリア毎に周期的にSNRが変化する波形が観測される。
上述した図6の説明では、フェージングや雑音を考慮していないが、これらを考慮しても循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて、周期的にサブキャリアのSNRが変化することに変わりはない。
また、上述した周期的な変化が、振幅が大きくSNRがよい状態であるn番目(図(c1))、n+1番目(図(c2))、n+2番目(図(c3))、n+6番目(図(c7))、n+7番目(図(c8))のサブキャリアから、振幅が小さくSNRが悪い状態であるn+3番目(図(c4))、n+4番目(図(c5))、n+5番目(図(c6))のサブキャリアに緩やかに変化するため、特に循環遅延周期が小さい場合などは、SNRが悪いサブキャリアが連続し、誤り訂正能力を超えてしまう可能性がある。
従って、循環遅延送信ダイバーシチを行う場合には、循環遅延周期にあわせた形式でインターリーブを施すとよい受信特性を実現できる。本実施形態では、無線送信装置1aのサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12により、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じたインターリーブ方法を実現している。
図6からわかるように、循環遅延周期を与えることにより発生する周波数軸の位相回転量が2×πとなる周期で周波数応答が変化するので、その周期をなすサブキャリア数内でをサブキャリア毎のインターリーブを施すことが、誤り訂正能力を最大限引き出すことにつながる。このサブキャリア数が循環遅延周期Trである。
また、最もSNRが良いサブキャリアと悪いサブキャリアの番号が、n番目と(n+Tr/2)番目の関係になるため、この関係にあるサブキャリアを並べることが、誤り訂正符号部10−1〜10−Uの処理に対して効果的である。
従って、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12では、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて、サブキャリアを分割し、分割したサブキャリア内でインターリーブを行う。
図7は、本発明の第1の実施形態によるサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12(図1)の処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期を、サブチャネル内のサブキャリア総数の約数としている。この図7のフローチャートを実行するためのプログラムは、例えば、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12に格納される。
ステップS11では、スケジューラ部11から出力される循環遅延周期情報j3に基づいて、初期設定を行う。サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12は、サブチャネル内のサブキャリア総数NCと、循環遅延周期Trを設定する。
ステップS12では、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12は、サブチャネル内でサブチャネルインターリーブ処理を行う。
次に、ステップS12のサブチャネルインターリーブ処理について説明する。サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12に入力されるサブキャリアのサブキャリア番号をn(本実施形態においてnは1から64までのいずれかの整数)とし、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12から出力されるサブキャリア番号をi(本実施形態においてiは、1から64までのいずれかの整数)とすると、nとiとの関係は、以下の式(2)で表わされる。ただし、1 ≦ n、i ≦ NC(=64)である。
Figure 2007228547
図8は、端末Aについて、本実施形態によるサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12の処理の一例を示す図である。ここで、循環遅延周期は8であり、NCは64である。すなわち、サブチャネルインターリーブ処理を行うことにより、サブキャリアは、1、5、2、6、3、7、4、8、9、13、10、14、11、15、12、16、・・・、64のように組み合わされる。端末B、Cについても同様である。
このような循環遅延周期に応じたサブチャネルインターリーブ処理を行うことで、循環遅延周期をどのような値に設定しても、無線送信装置と無線受信装置との間で適切な誤り率の通信を行うことが可能となる。
図9は、本発明の第1の実施形態による無線受信装置2の構成の一例を示すブロック図である。この無線受信装置2は、誤り訂正復号部30、デマッピング部(復調手段)31−1、31−2〜31−12、ユーザデインターリーブ部(第2のデインターリーブ手段)32、サブチャネルデインターリーブ部(デインターリーブ手段、第1のデインターリーブ手段)33−1、33−2〜33−12、FFT部34、S/P(Serial / Parallel:シリアル/パラレル)変換部35、シンボル同期部36、A/D(Analog / Digital:アナログ/ディジタル)変換部37、RF部38、受信アンテナ39を有する。無線受信装置2は、基本的には無線送信装置と逆の処理を行う。
RF部38は、受信アンテナ39で受信した信号を、ベースバンド信号に周波数変換し、A/D変換部37へ出力する。A/D変換部37は、RF部38から出力される信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換し、シンボル同期部36へ出力する。
シンボル同期部36は、A/D変換部37から出力される信号に対して、シンボル同期をとり、S/P変換部35へ出力する。このシンボル同期をとる処理は、ガードインターバルが付加された送信OFDMシンボルから高速フーリエ変換の処理に必要となるポイント数を抽出することにより行う。
S/P変換部35は、シンボル同期部36から出力される信号を、シリアル信号から高速フーリエ変換のポイント数のパラレル信号に変換し、FFT部34へ出力する。FFT部34は、S/P変換部35から出力される信号に対して、高速フーリエ変換の処理を行い、サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12へ出力する。
サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12には、無線送信装置と無線受信装置の間で予め設定される、循環遅延送信ダイバーシチが行われている信号を受信する場合の循環遅延周期である循環遅延周期情報j4が入力される。
サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12は、循環遅延周期情報j4に基づいて、FFT部34がフーリエ変換した信号に対してサブチャネル毎にサブチャネルデインターリーブ処理を行い、ユーザデインターリーブ部32へ出力する。より具体的には、複数の送信アンテナ21−1、21−2を備える無線送信装置1aから送信する信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチが、RF部38が受信した信号に対して行われている場合には、サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12は、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じたサブチャネルデインターリーブ処理をサブチャネル毎に行う。
このサブチャネルデインターリーブ処理は、サブチャネルインターリーブ処理(図7)とは逆の処理である。
ユーザデインターリーブ部32には、無線送信装置と無線受信装置の間で予め設定される、循環遅延送信ダイバーシチが行われている信号を受信する場合の循環遅延周期である循環遅延周期情報j4が入力される。また、ユーザデインターリーブ部32には、無線送信装置と無線受信装置の間で予め設定される、サブチャネルの使用状況、つまり、同一ユーザが使用するサブチャネルがどのサブチャネルであるかを示すサブチャネル情報j5が入力される。
ユーザデインターリーブ部32は、循環遅延周期情報j4、サブチャネル情報j5に基づいて、サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12がサブチャネルデインターリーブ処理を行った幾つかのサブチャネルをまとめ、それらのサブチャネル内のサブキャリアに対するデインターリーブ処理を行い、デマッピング部31−1〜31−12へ出力する。より具体的には、複数の送信アンテナ21−1、21−2を備える無線送信装置1aから送信する信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチが、RF部38が受信した信号に対して行われている場合には、ユーザデインターリーブ部32は、循環遅延周期と、自無線受信装置に割り当てられたサブチャネル数及びサブチャネル番号とに応じたデインターリーブ処理を行う。
このユーザデインターリーブ処理は、ユーザインターリーブ(図3)処理とは逆の処理である。
デマッピング部31−1〜31−12は、ユーザデインターリーブ部32から出力される信号に対して、サブキャリア毎に施された変調をとく復調の処理を行い、誤り訂正復号部30へ出力する。誤り訂正復号部30は、デマッピング部31−1〜31−12から出力される信号に対して、誤り訂正を行う。
無線受信装置2は、無線送信装置1aとの信号の送受信に、一部のサブチャネルしか使用しない場合には、ユーザデインターリーブ部32、デマッピング部31−1〜31−12、誤り訂正復号部30は、使用されているサブチャネルのみを対象として処理を行う。
図10(a)〜10(c)は、本発明の第1の実施形態による無線送信装置1a(図1)である端末Aと無線受信装置2(図9)を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。
また、図11(a)〜図11(c)は、本発明の第1の実施形態による無線送信装置1a(図1)である端末Bと無線受信装置2(図9)を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。
また、図12(a)〜図12(c)は、本発明の第1の実施形態による無線送信装置1a(図1)である端末Cと無線受信装置2(図9)を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。
図10(a)、図11(a)、図12(a)は、端末A、端末B、端末CのFFT部34から出力される信号を示している。これらの図において、矢印の長さは、無線受信装置が受信する信号のSNRの大きさを示している。図10(a)中の1〜64の番号は、サブチャネルch1を構成するサブキャリアを示している。また、65〜128の番号は、サブチャネルch2を構成するサブキャリアを示している。また、図11(a)中の65〜192の番号は、サブチャネルch3を構成するサブキャリアを示している。また、図12(a)中の193〜256、257〜320、・・・、705〜768の番号は、それぞれサブチャネルch4、ch5、・・・、ch12を構成するサブキャリアを示している。
ここでは、端末A、端末B、端末Cにサブチャネルch1及びch2、サブチャネルch3、サブチャネルch4〜ch12がそれぞれ割り当てられており、循環遅延周期が8である。図10(a)に示すように、サブチャネルch1のSNRは、サブチャネルch2のSNRに比べて大きく、循環遅延周期が8の循環遅延送信ダイバーシチを行った結果、8サブキャリア周期でSNRが変化している。
上述のように、図10(a)、図11(a)、図12(a)は、端末A、端末B、端末CのFFT部15から出力される信号をそれぞれ示している。また、図10(b)、図11(b)、図12(b)は、サブチャネルデインターリーブ33−1〜33−12から出力される信号をそれぞれ示している。また、図10(c)、図11(c)、図12(c)は、ユーザデインターリーブ部32から出力される信号を示している。
図10(a)に示すサブチャネルよりも図10(b)に示すサブチャネルの方が、SNRの大きいサブキャリアとSNRの小さいサブキャリアとが分散しており、より効果的な誤り訂正能力を発揮することができる。また、図10(b)に示すサブチャネルよりも図10(c)に示すサブチャネルの方が、SNRの大きいサブキャリアとSNRの小さいサブキャリアとが分散しており、より効果的な誤り訂正能力を発揮することができる。図11(a)〜図11(c)、図12(a)〜図12(c)についても同様である。
このようにユーザインターリーブ処理、サブチャネルインターリーブ処理を併用することで、様々なユーザに対し最適なインターリーブを実現することが可能となる。
また、本実施形態で示したサブチャネルインターリーブの処理では、循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて適切なインターリーブを実現することができるため、ユーザインターリーブ処理の有無に関わらず、インターリーブの効果が期待できる。また、サブチャネル数が1つの場合は、OFDMシステムと同等となり、OFDMシステムでも同じ効果を得ることができる。
更に、無線送信装置1aと無線受信装置2とにより無線送受信システムを実現すると、サブチャネル数に応じて、インターリーブを適切に行うことができるため、周波数帯域の一部しか受信できない無線受信装置に対しても、インターリーブの効果を十分に得ることができる。
また、時間スロット単位で、循環遅延送信ダイバーシチの使用の有無や使用するサブチャネル数が異なる場合でも、本実施形態による無線送受信システムを適用することができ、インターリーブの効果を十分に得ることができる。
本実施形態で示した2つのインターリーブ部であるサブチャネルインターリーブ部とユーザインターリーブ部の順序を入れかえても、同様の特性改善効果を得ることができる。
ただし、無線送信装置において順序を入れ替えた場合は、無線受信装置においても同様に順序を入れ替える必要がある。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、無線送信装置1aが2本の送信アンテナ21−1、21−2を有する場合について説明したが、第2の実施形態では、無線送信装置がZ本(Zは3、又はそれ以上の整数)以上の送信アンテナを有する場合について説明する。
無線送信装置の構成については、第1の実施形態による無線送信装置1a(図1)とほぼ同様であるので説明を省略する。ただし、本実施形態による無線送信装置が、Z本の送信アンテナを有する場合には、位相回転部、ユーザインターリーブ部、サブチャネルインターリーブ部、IFFT部、P/S変換部、GI挿入部、D/A変換部、RF部もZ系統設けられる。
本実施形態のように、無線送信装置に3本以上の送信アンテナを設けるようにすることにより、複数の遅延時間が与えられて送信された信号を合成することで受信SNRの変動を抑えることができるパスダイバーシチ効果を高めることができる。
ただし、ユーザインターリーブ処理は、送信アンテナ数に依存するものではないので、ここではサブチャネルインターリーブ処理についてのみ説明する。
ここでは、送信アンテナ数が3本(Z=3)、周波数軸上で平坦なフェージングにおいて、各送信アンテナに循環遅延が与えられた場合であって、それぞれの周波数軸上での循環遅延周期がm1、m2、m3(ただし、m1からm3は整数)の場合について説明する。
また、それぞれの受信振幅をa1、a2、a3とした場合、IFFT部に入力される受信信号の各サンプリング点における電力Rx(n)は以下の式(3)のように表すことができる。ただし、nはIFFT部への入力サンプリング番号(0≦n≦N−1)、NはFFTのポイント数である。
Figure 2007228547
この式(3)を展開、整理すると、以下の式(4)のようになる。
Figure 2007228547
Rx(n)は、各周期m1、m2、m3の差で表される信号を加算した形で表すことができる。従ってこの場合、各差周期の絶対値、即ち、|m1−m2|、|m2−m3|、|m3−m1|の最大公約数周期がRx(n)の周期となる。
これは、送信アンテナ数が増えても同じことであり、受信波形の繰り返し周期は、各循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期の差の最大公約数で得ることができる。
従って式(2)におけるTrにこの最大公約数をあてはめることにより、3本以上のアンテナを用いた場合の、最適なサブチャネルインターリーブ部の処理を実現することが可能になる。
なお、第1の実施形態で説明した送信アンテナが2本の場合についても式(4)を適用することができる。つまり、m1=0、m2=(もう一方の送信アンテナの循環遅延周期)、a3=0とすればよい。
また、例えばm1=0、m2=8、m3=12の場合は、各差周期の絶対値は、8、4、12となり、最大公約数である4を式(2)にあてはめれば、最適なサブチャネルインターリーブ部の処理を実現することが可能になる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、サブキャリアを数本ずつグループ化し(サブグループと称す)、サブグループ毎に同一の位相回転を与え、その位相回転量差によって循環遅延ダイバーシチの効果を得る。サブグループ化して同一の位相回転を与えるため、ダイバーシチ効果は通常の循環遅延ダイバーシチに比べ劣るものの、伝搬路推定をサブグループ内で行える等の利点がある。この方法をここではSPR−TD(Step Phase Rotation Transmission Diversity)と呼ぶ。
図13は、本発明の第3の実施形態による無線送信装置1a’の構成の一例を示すブロック図である。無線送信装置1a’は、送信データ生成部101(マルチキャリア信号生成手段)、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48(サブキャリアインターリーブ手段)、位相回転部103−1−1〜103−1−192、103−2−1〜103−1−192(送信ダイバーシチ手段)、IFFT部16−1、16−2、P/S変換部17−1、17−2、GI挿入部18−1、18−2、D/A変換部19−1、19−2、RF部20−1、20−2(送信手段)、送信アンテナ21−1、21−2を備えている。図13において、第1の実施形態による無線送信装置1aの構成(図1)と同じ部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
送信データ生成部101は、マルチキャリア信号を生成する機能を有する。つまり、送信するデータをサブキャリア単位で生成する機能を有するとともに、誤り訂正機能やマッピング機能を有する。サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48は、送信データ生成部101が生成したマルチキャリア信号に含まれるサブキャリアを、単一の入力サブグループに含まれるサブキャリアが同一の出力サブグループに含まれないようにインターリーブする。サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48の詳細については後述する。
位相回転部103−1−1〜103−1−192、103−2−1〜103−2−192は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48から出力される出力サブグループ毎に異なる位相回転を与える。
RF部20−1、20−2は、位相回転部103−1−1〜103−1−192、103−2−1〜103−2−192が異なる位相回転を与えた出力サブグループを複数の送信アンテナ21−1、21−2から送信する。
図13では、サブグループに含まれるサブキャリア数は4とし、4グループ単位でインターリーブを行う場合について示している。1つのサブキャリアインターリーブ部がインターリーブを行う周波数軸方向に連続したサブキャリアをグループと定義する。
送信アンテナの本数が2本で、グループに含まれるサブグループ数が4の場合、位相回転部103−1−1〜103−1−192は位相回転量を全て0度とし、位相回転部103−2−1〜103−2−192は位相回転量が90度ずつ増えるように設定する。
図14(a)〜図14(c)は、本発明の第3の実施形態によるサブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48の動作について説明するための図である。
図14(c)は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48に入力される信号を示している。サブキャリアインターリーブ部102−1には、グループg1が入力される。グループg1は、4つのサブグループsg1〜sg4からなる。また、サブグループsg1は、サブキャリアsc11、sc21、sc31、sc41からなる。同様に、サブグループsg2、sg3、sg4は、それぞれサブキャリアsc12、sc22、sc32、sc42、サブキャリアsc13、sc23、sc33、sc43、サブキャリアsc14、sc24、sc34、sc44からなる。
図14(b)は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48から出力される信号を示している。サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48は、単一の入力サブグループ(例えば、サブグループsg1)に含まれるサブキャリア(サブキャリアsc11、sc21、sc31、sc41)が同一の出力サブグループ(例えば、サブグループsg1’)に含まれないようにインターリーブする。ここでは、サブキャリアインターリーブ部102−1がサブキャリアをインターリーブすることにより、単一の入力サブグループsg1に含まれるサブキャリアsc11、sc21、sc31、sc41が、サブグループsg1’、sg2’、sg3’、sg4’にそれぞれ分散される。
図14(a)は、サブキャリアインターリーブ部102−1が出力する信号(図14(b)参照)に対して、位相回転部103−1−1〜103−1−4、103−2−1〜103−2−4が位相回転を行う方法について説明するための図である。
位相回転部103−1−1〜103−1−192、103−2−1〜103−2−192は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48から出力される出力サブグループ毎に異なる位相回転を与える。つまり、位相回転部103−1−1はサブグループsg1’に対して0度の位相回転を与えて、IFFT部16−1に出力する。また、位相回転部103−2−1はサブグループsg1’に対して0度の位相回転を与えて、IFFT部16−2に出力する。
また、位相回転部103−1−2はサブグループsg2’に対して0度の位相回転を与えて、IFFT部16−1に出力する。また、位相回転部103−2−2はサブグループsg2’に対してπ/2(=90度)の位相回転を与えて、IFFT部16−2に出力する。
また、位相回転部103−1−3はサブグループsg3’に対して0度の位相回転を与えて、IFFT部16−1に出力する。また、位相回転部103−2−3はサブグループsg3’に対してπ(=180度)の位相回転を与えて、IFFT部16−2に出力する。
また、位相回転部103−1−4はサブグループsg4’に対して0度の位相回転を与えて、IFFT部16−1に出力する。また、位相回転部103−2−4はサブグループsg4’に対して3π/2(=270度)の位相回転を与えて、IFFT部16−2に出力する。
以下同様にこの操作が行われて、サブキャリアインターリーブ部102−48の出力に対して、位相回転部103−1−192と位相回転部103−2−192が所定の位相回転を与える。
無線受信装置では、位相回転が同一であるグループ毎に受信品質が異なる。即ち、同一の位相回転を持つサブキャリアには相関があり、誤りが連続して発生する可能性が多い。従って、本発明の第3の実施形態による無線送信装置1a’のように、同一の位相回転を行なうサブキャリアが連続しないようにサブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48によってインターリーブを行うことで、誤り訂正の効果を最大限得ることができる。
なお、図14(b)及び図14(c)で示したインターリーブの方法は一例であってこの方法に限定されるものではない。単一の入力サブグループに含まれるサブキャリアが同一の出力サブグループに含まれないようにインターリーブする方法であれば、図14(b)及び図14(c)で示した方法以外の方法を使用してもよい。
送信ダイバーシチとして本実施形態では、送信アンテナ毎にサブグループ間に与える位相回転の差を一定とする例(SPR−TD)を示したがこれに限定されるものではない。送信アンテナ系列毎の同じサブグループ間に与えられる位相が異なり、かつ、インターリーブを行うサブグループ間でその位相差が異なれば、送信ダイバーシチとしてSPR−TDと同様の効果が期待できる。例えば、各送信アンテナ系列のサブグループに独立のランダムな位相回転を与えることがその例である。ゆえに同様のサブキャリアインターリーブを行うことで同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第3の実施形態よりも更に広帯域な周波数を使用してインターリーブを行う。本実施形態では、同一ユーザに割り当てられた複数のグループ間でサブグループ単位のインターリーブを行うことにより、広帯域でのインターリーブ効果を得ることができる。
図15は、本発明の第4の実施形態による無線送信装置1a’’の構成の一例を示すブロック図である。無線送信装置1a’’は、送信データ生成部101とサブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48との間に、ユーザインタリーブ部104−1〜104−24(サブグループインターリーブ手段)が設けられている点で、第3の実施形態による無線送信装置1a’の構成(図13)と異なる。
ユーザインタリーブ部104−1〜104−24は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48がインターリーブを行う単位であるグループの複数にまたがってサブグループのインターリーブを行う。ユーザインターリーブ部102−1〜102−48の詳細については後述する。
図15において、第3の実施形態による無線送信装置1a’の構成と同じ部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図16(a)及び図16(b)は、本発明の第4の実施形態によるユーザインターリーブ部104−1〜104−24の動作について説明するための図である。これらの図では、2つのグループg1、g2の間でサブグループ単位のインターリーブを行う場合を示しており、1ユーザに2つのグループg1、g2が割り当てられている。
図16(b)は、ユーザインターリーブ部104−1〜104−24に入力される信号を示している。ユーザインターリーブ部104−1には、サブグループg1が入力される。ここで、グループg1はサブグループsg1〜sg4からなり、グループg2はサブグループsg5〜sg8からなる。
図16(a)は、ユーザインターリーブ部104−1〜104−24から出力される信号を示している。ユーザインターリーブ部104−1〜104−24は、サブキャリアインターリーブ部102−102−48がインターリーブを行うグループg1、g2、・・・の複数にまたがってサブグループのインターリーブを行う。
サブグループのインターリーブを行うとは、周波数軸方向に所定の順序で配置されているサブグループに含まれるサブキャリアの順序を入れ替えることなく、サブグループの順序を入れ替えることをいう。ここでは、サブキャリアsg1、sg3がグループg1からグループg1’にインターリーブされ、サブキャリアsg2、sg4がグループg2’にインターリーブされる。また、サブキャリアsg5、sg7がグループg2からグループg2’にインターリーブされ、サブキャリアsg6、sg8がグループsg2からグループg1’にインターリーブされる。
ユーザインターリーブ部104−1〜104−24によってインターリーブされた信号(図16(a))は、サブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48に出力される。
本発明の第4の実施形態による無線送信装置1a’’では、SPR−TDにおいて与えられる位相回転量が同一で異なるグループに属するサブグループ間でインターリーブを行うことで、更に効率の良いインターリーブを実現することが可能となる。
なお、図16(a)及び図16(b)の説明では、1ユーザが2つのグループg1、g2を使用して通信を行う場合について示したが、他のグループ数を使用したり、あるいは、適応的に使用するグループ数を変えたりしてもよい。また、本実施形態では、異なる2つのインターリーブ部(ユーザインターリーブ部、サブキャリアインターリーブ部)を用いているが、どちらか一方だけを用いてもよい。
第3の実施形態、第4の実施形態で示したインターリーブ機能を持った無線送信装置(図13、図15)に対する無線受信装置の構成は、図9で示したものと同様である。ただし、それぞれのデインターリーバの機能が、第3の実施形態、第4の実施形態で示したものと逆の処理を行う。
なお、上述した第1及び第2の実施形態における式(1)〜式(4)による演算は、加算回路や乗算回路などを組み合わせることにより実現することができる。
また、以上説明した実施形態において、図1のユーザインターリーブ部14−1、14−2、サブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12、図9のユーザデインターリーブ部32、サブチャネルデインターリーブ部33−1〜33−12の機能又はこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより無線送信装置1a、無線受信装置2の制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による無線送信装置1aの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による無線送信装置から送信する信号の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるユーザインターリーブ部14−1、14−2(図1)の処理の一例を示すフローチャートである。 3台の端末A、B、Cに対して、同一の時間スロットを使用して信号を送信する場合のインターリーブの処理の一例を示す図である。 端末B、端末Cのユーザインターリーブ処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による無線受信装置が受信する信号の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12(図1)の処理の一例を示すフローチャートである。 端末Aについて、本実施形態によるサブチャネルインターリーブ部15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12の処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による無線受信装置2の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による無線送信装置1aである端末Aと無線受信装置2を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による無線送信装置1aである端末Bと無線受信装置2を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による無線送信装置1aである端末Cと無線受信装置2を備える無線送受信システムを利用した場合の効果を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態による無線送信装置1a’の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるサブキャリアインターリーブ部102−1〜102−48の動作について説明するための図である。 本発明の第4の実施形態による無線送信装置1a’’の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるユーザインターリーブ部104−1〜104−24の動作について説明するための図である。 従来から使用されているマルチキャリア方式により信号を送受信する無線送信装置1bの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a、1b・・・無線送信装置、2・・・無線受信装置、10−1〜10−U・・・誤り訂正符号部、11・・・スケジューラ部、12−1〜12−12・・・マッピング部、13−1−1〜13−1−12、13−2−1〜13−2−12・・・位相回転部、14−1・・・ユーザインターリーブ部、15−1−1〜15−1−12、15−2−1〜15−2−12・・・サブチャネルインターリーブ部、16−1、16−2・・・IFFT部、17−1、17−2・・・P/S変換部、18−1、18−2・・・GI挿入部、19−1、19−2・・・D/A変換部、20−1、20−2・・・RF部、21−1、21−2・・・送信アンテナ、30・・・誤り訂正復号部、31−1〜31−12・・・デマッピング部、32・・・ユーザデインターリーブ部、33−1〜33−12・・・サブチャネルデインターリーブ部、34・・・FFT部、35・・・S/P変換部、36・・・シンボル同期部、37・・・A/D変換部、38・・・RF部、39・・・受信アンテナ、50−1〜50−U・・・誤り訂正符号部、51・・・スケジューラ部、52−1〜52−12・・・マッピング部、53・・・インターリーブ部、54・・・IFFT部、55・・・P/S変換部、56−1、56−2・・・回転部、57−1、57−2・・・GI挿入部、58−1、58−2・・・D/A変換部、59−1、59−2・・・RF部、60−1、60−2・・・送信アンテナ、101・・・送信データ生成部、102−1〜102−48・・・サブキャリアインターリーブ部、103−1−1〜103−1−192、103−2−1〜103−2−192・・・位相回転部、104−1、104−2・・・ユーザインターリーブ部

Claims (10)

  1. 複数の送信アンテナと、
    マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置と、
    受信アンテナと、
    マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置と、
    を備える無線送受信システムにおいて、
    前記無線送信装置は、
    前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うインターリーブ手段とを有し、
    前記無線受信装置は、
    前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うデインターリーブ手段を有することを特徴とする無線送受信システム。
  2. 複数の送信アンテナと、
    マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置と、
    受信アンテナと、
    マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置と、
    を備える無線送受信システムにおいて、
    前記無線送信装置は、
    前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、
    前記送信信号の送信先である各無線受信装置毎に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でインターリーブを行う第1のインターリーブ手段と、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行う第2のインターリーブ手段とを有し、
    前記無線受信装置は、
    前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行う第1のデインターリーブ手段と、
    受信する帯域に割り当てられたサブチャネル内で、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でデインターリーブを行う第2のデインターリーブ手段とを有することを特徴とする無線送受信システム。
  3. 複数の送信アンテナと、
    マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置において、
    前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行うインターリーブ手段と、
    を有することを特徴とする無線送信装置。
  4. 複数の送信アンテナと、
    マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段とを有する無線送信装置において、
    前記複数の送信アンテナから送信されるマルチキャリア信号間に循環遅延を与える循環遅延送信ダイバーシチ手段と、
    前記送信信号の送信先である各無線受信装置毎に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、前記複数の送信アンテナに与える循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でインターリーブを行う第1のインターリーブ手段と、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のインターリーブをサブチャネル内で行う第2のインターリーブ手段と、
    を有することを特徴とする無線送信装置。
  5. 受信アンテナと、
    マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置において、
    前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行うデインターリーブ手段を有することを特徴とする無線受信装置。
  6. 受信アンテナと、
    マルチキャリア信号を復調する復調手段とを有する無線受信装置において、
    前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じてサブキャリア毎のデインターリーブをサブチャネル内で行う第1のデインターリーブ手段と、
    受信する帯域に割り当てられたサブチャネル内で、前記循環遅延送信ダイバーシチの循環遅延周期に応じて1つ以上のサブキャリア単位でデインターリーブを行う第2のデインターリーブ手段と、
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  7. マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア信号生成手段と、
    前記マルチキャリア信号を送信する複数の送信アンテナとを有する無線送信装置において、
    前記マルチキャリア信号生成手段が生成したマルチキャリア信号に含まれるサブキャリアを、単一の入力サブグループに含まれるサブキャリアが同一の出力サブグループに含まれないようにインターリーブするサブキャリアインターリーブ手段と、
    前記出力サブグループ毎に異なる位相回転を与える送信ダイバーシチ手段と、
    前記送信ダイバーシチ手段が異なる位相回転を与えた出力サブグループを前記複数の送信アンテナから送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする無線送信装置。
  8. 前記サブキャリアインターリーブ手段がインターリーブを行う単位であるグループの複数にまたがってサブグループのインターリーブを行うサブグループインターリーブ手段を有し、
    前記サブキャリアインターリーブ手段は、前記サブグループインターリーブ手段が出力した信号を入力することを特徴とする請求項7に記載の無線送信装置。
  9. 循環遅延送信ダイバーシチを用いるマルチキャリア信号を生成する際に使用するサブキャリア単位で行うインターリーブ方法であって、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期をTrとし、インターリーブ前のサブキャリア番号をn(1≦n≦サブチャネルを形成するサブキャリア総数)としインターリーブ後のサブキャリア番号をi(1≦i≦サブチャネルを形成するサブキャリア総数)とした場合に、
    Figure 2007228547
    の関係を満たすようにインターリーブを行うことを特徴とするインターリーブ方法。
  10. 循環遅延送信ダイバーシチを用いるマルチキャリア信号を生成する際に使用する1つ以上のサブキャリア単位で行うインターリーブ方法であって、
    前記複数の送信アンテナに与える循環遅延周期をTrとした場合に、信号の送信先である各無線受信装置に割り当てられた1つ以上のサブチャネル内で、Tr/2又はTrに含まれるサブキャリアをグループとし、そのグループ単位でインターリーブを行うことを特徴とするインターリーブ方法。
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