JP2007226526A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】検証対象を包含するシステムに係る業務に対する影響度を考慮しつつ、テストの効率化を図ることを目的とする。
【解決手段】記憶手段より、検証対象の、検証対象を包含するシステムに対するシステム影響度を取得するシステム影響度取得手段と、記憶手段より、検証対象の、システムに係る業務に対する業務影響度を取得する業務影響度取得手段と、システム影響度と、業務影響度と、に基づいて、検証対象のリスク度を決定するリスク度決定手段と、検証対象と、リスク度と、を関連付けて出力するリスク度出力手段と、を有することによって前記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
システム開発のテストプロセスにおいては、要求されるソフトウェア品質を確保するために、単体テスト、結合テスト、総合テスト等、多種多様なテストが行なわれる。テストの工程において不具合が発見された場合には、開発者が、プログラムの修正を行ない、再びテストを行なう。
本来であれば、考えられる全てのテスト項目について一回以上テストすべきであるが、それには膨大な時間と、労力とが必要となるため現実的でない。
そこで、特許文献1には、ソフトウェアを構成するユニットの障害がソフトウェア全体に与えるリスクを評価して、テストの効率化を図ったシステムが提案されている。
特開2004−220269号公報
しかしながら、上述した特許文献1のシステムは、ソフトウェアへの影響は考慮しているが、ユーザの業務への影響は考慮されておらず、ユーザに多大な損失を与える可能性があった。
本発明は前記の問題点に鑑みなされたもので、検証対象を包含するシステムに係る業務に対する影響度を考慮しつつ、テストの効率化を図ることを目的とする。
そこで、前記問題を解決するため、本発明は、記憶手段より、検証対象の、前記検証対象を包含するシステムに対するシステム影響度を取得するシステム影響度取得手段と、記憶手段より、前記検証対象の、前記システムに係る業務に対する業務影響度を取得する業務影響度取得手段と、前記システム影響度と、前記業務影響度と、に基づいて、前記検証対象のリスク度を決定するリスク度決定手段と、前記検証対象と、前記リスク度と、を関連付けて出力するリスク度出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記憶手段より、検証対象の、前記検証対象を包含するシステムに対するシステム影響度を取得するシステム影響度取得手段と、記憶手段より、前記検証対象の、前記システムに係る業務に対する業務影響度を取得する業務影響度取得手段と、前記システム影響度と、前記業務影響度と、に基づいて、前記検証対象のリスク度を決定するリスク度決定手段と、前記検証対象と、前記リスク度と、を関連付けて出力するリスク度出力手段と、を有することにより、システム影響度と、業務影響度から、検証対象のリスク度を決定し、出力するので、検証対象を包含するシステムに係る業務に対する影響度を考慮しつつ、テストの効率化を図ることができる。
また、前記問題を解決するため、本発明は、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、検証対象を包含するシステムに係る業務に対する影響度を考慮しつつ、テストの効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一の実施形態)
図1は、情報処理装置1の一例のハードウェア構成図である。図1に示されるように、情報処理装置1は、ハードウェア構成として、入力装置11と、表示装置12と、記録媒体ドライブ装置13と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、CPU(Central Processing Unit)17と、インターフェース装置18と、HD(Hard Disk)19と、を含む。
入力装置11は、情報処理装置1の操作者(又はユーザ)が操作するキーボード及びマウス等で構成され、情報処理装置1に各種操作情報等を入力するのに用いられる。表示装置12は、情報処理装置1のユーザが利用するディスプレイ等で構成され、各種情報(又は画面)等を表示するのに用いられる。インターフェース装置18は、情報処理装置1をネットワーク等に接続するインターフェースである。
後述するフローチャートに係るプログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体14によって情報処理装置1に提供されるか、ネットワーク等を通じてダウンロードされる。記録媒体14は、記録媒体ドライブ装置13にセットされ、プログラムが記録媒体14から記録媒体ドライブ装置13を介してHD19にインストールされる。
ROM15は、情報処理装置1の電源投入時に最初に読み込まれるプログラム等を格納する。RAM16は、情報処理装置1のメインメモリである。CPU17は、必要に応じて、HD19よりプログラムを読み出して、RAM16に格納し、プログラムを実行することで、後述する機能の一部を提供したり、後述するフローチャート等を実行したりする。また、HD19は、プログラム以外に、例えば後述するシステム影響度、業務影響度、リスク度、テストケース重要度、テストシナリオ被依存度等を格納する。なお、システム影響度、業務影響度、リスク度、テストケース重要度、テストシナリオ被依存度等の全て又はその内の幾つかの情報は、情報処理装置1とネットワークを介して接続された他の装置のHD等に格納されていてもよい。但し、以下では説明の簡略化のため、システム影響度、業務影響度、リスク度、テストケース重要度、テストシナリオ被依存度等は、HD19に格納されているものとして説明を行う。
以下、CPU17、RAM16、HD19及びプログラム等から構成される、情報処理装置1の機能構成の一例を図2に示す。図2は、情報処理装置1の一例の機能構成図(その1)である。
図2に示されるように、情報処理装置1は、システム影響度決定部21と、システム影響度格納部22と、システム影響度取得部23と、業務影響度決定部24と、業務影響度格納部25と、業務影響度取得部26と、リスク度決定部27と、リスク度格納部28と、リスク度取得部29と、リスク度出力部30と、を含む。
システム影響度決定部21は、検証対象のシステム影響度元データに基づいて、検証対象のシステム影響度を決定する。ここで、検証対象とは、例えば、ソフトウェアを構成するユニットであり、単体テストのときは、ユニットは、例えば、関数であり、結合テストのときは、ユニットは、例えば、複数の関数が組み合わさった、ソフトウェアの一機能であり、総合テストのときは、例えばソフトウェア全体、又はソフトウェアが組み込まれたシステム(装置)全体である。また、システム影響度とは、検証対象に不具合が存在した(又は生じた)場合に、検証対象を包含するシステムに与える影響度のことである。
また、システム影響度元データとは、ユニットのバージョン、ユニットがアクセスするデータの種類の数、ユニットが行なうアクセスの特性(生成か、参照か、更新か、削除か)等の情報を含むデータである。システム影響度元データは、ソフトウェアの開発者又はテスト実行者等が、ユニット(検証対象)毎に設定し、ユニットと対応付けてHD19に格納してもよい。そして、システム影響度決定部21が、HD19より、検証対象に応じて、システム影響度元データを取得してもよい。また、バージョンを管理するソフトウェアを用いて、ソフトウェアの開発を行なっている場合は、そのバージョンを管理するソフトウェアが、ユニット(検証対象)毎にバージョンを付し、管理してもよい。そして、システム影響度決定部21が、バージョンを管理するソフトウェアより、検証対象に応じて、バージョンを取得してもよい。
システム影響度格納部22は、システム影響度決定部21が決定したシステム影響度を、検証対象と対応付けて、RAM16又はHD19に格納する。システム影響度取得部23は、システム影響度格納部22が格納したシステム影響度を、検証対象に基づいて、RAM16又はHD19より取得する。
業務影響度決定部24は、検証対象の業務影響度元データに基づいて、検証対象の業務影響度を決定する。ここで、業務影響度とは、検証対象に不具合が存在した(又は生じた)場合に、検証対象を包含するシステムに係る業務に与える影響度のことである。また、業務影響度元データとは、ユニットが、ユーザ業務系か、システム運用系か、また、ユーザ業務系の場合、ユーザ数及び使用頻度、ユーザのタイプ(経営者か、社内担当者か、顧客/仕入先の外部ユーザか)、システム運用系の場合、データ量及び処理頻度等の情報を含むデータである。業務影響度元データは、ソフトウェアの開発者又はテスト実行者等が、ユニット(検証対象)毎に設定し、ユニットと対応付けてHD19に格納してもよい。そして、業務影響度決定部24が、HD19より、検証対象に応じて、業務影響度元データを取得してもよい。また、ソフトウェアが既に運用等されている場合は、業務影響度決定部24等が、ソフトウェアの運用実績(ログ)から、検証対象毎に、業務影響度元データを生成してもよい。なお、ソフトウェアの運用実績(ログ)は、ソフトウェアが実行されている情報処理装置より、取得され、HD19等に格納されているものとする。
業務影響度格納部25は、業務影響度決定部24が決定した業務影響度を、検証対象と対応付けて、RAM16又はHD19に格納する。業務影響度取得部26は、業務影響度格納部25が格納した業務影響度を、検証対象に基づいて、RAM16又はHD19より取得する。
リスク度決定部27は、検証対象の、システム影響度と、業務影響度と、に基づいて、リスク度を決定する。リスク度格納部28は、リスク度決定部27が決定したリスク度を、検証対象と対応付けて、HD19に格納する。リスク度取得部29は、リスク度格納部28が格納したリスク度を、検証対象に基づいて、HD19より取得する。
リスク度出力部30は、リスク度取得部29が取得したリスク度等を、検証対象と対応付けて、表示装置12等に出力する。
以下、業務影響度決定処理の一例を、図3に示す。なお、以下、フローチャートの説明においては、説明の簡略化のため、情報処理装置1が処理を行うものとして説明を行なう。図3は、業務影響度決定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS10において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ここで、検証対象一覧とは、少なくとも一つ以上の検証対象を含んだ一覧である。検証対象一覧は、ソフトウェアの開発者又はテスト実行者等が、作成し、HD19等に格納してもよいし、情報処理装置1等が、ソフトウェアの変更履歴(修正履歴又は開発履歴)や、テストのフェーズ情報(単体テストか、結合テストか、総合テストか等の情報)等に基づいて、作成し、HD19等に格納してもよい。なお、情報処理装置1は、検証対象一覧に含まれる一行目の検証対象から順に、後述する処理を行っていく。以下に示す各フローチャートにおいても同様である。
ステップS11において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS12に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図3に示す処理を終了する。
ステップS12において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象の業務影響度元データを取得する。続いて、ステップS13において、情報処理装置1は、業務影響度評価関数を例えばHD19等から呼び出す。ここで、業務影響度評価関数は、業務影響度元データを引数として受け取ると、業務影響度を返す関数である。業務影響度評価関数の作成者(プログラマ)は、例えば、後述する業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(ユーザ業務系)110及び業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(システム運用系)120に対応するデータ(例えば、紙に記載されていてもよい)等に基づいて、業務影響度元データを引数として受け取ると、業務影響度を返す関数を作成する。
続いて、ステップS14において、情報処理装置1は、業務影響度評価関数に、業務影響度元データを渡し、結果として、業務影響度を取得(算出)する。続いて、ステップS15において、情報処理装置1は、取得した業務影響度を処理対象の検証対象の業務影響度として、RAM16又はHD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象と、取得した業務影響度と、を対応付けて、RAM16又はHD19に格納する。
ステップS15の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS11の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
以下、システム影響度決定処理の一例を、図4に示す。図4は、システム影響度決定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS20において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS21において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS22に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図4に示す処理を終了する。
ステップS22において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のシステム影響度元データを取得する。続いて、ステップS23において、情報処理装置1は、システム影響度評価関数を例えばHD19等から呼び出す。ここで、システム影響度評価関数は、システム影響度元データを引数として受け取ると、システム影響度を返す関数である。システム影響度評価関数の作成者(プログラマ)は、例えば、後述するシステム影響度元データ・システム影響度対応テーブル130に対応するデータ(例えば、紙に記載されていてもよい)等に基づいて、システム影響度元データを引数として受け取ると、システム影響度を返す関数を作成する。
続いて、ステップS24において、情報処理装置1は、システム影響度評価関数に、システム影響度元データを渡し、結果として、システム影響度を取得(算出)する。続いて、ステップS25において、情報処理装置1は、取得したシステム影響度を処理対象の検証対象のシステム影響度として、RAM16又はHD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象と、取得したシステム影響度と、を対応付けて、RAM16又はHD19に格納する。
ステップS25の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS21の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
以下、リスク度決定処理の一例を、図5に示す。図5は、リスク度決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。
ステップS30において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS31において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS32に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図5に示す処理を終了する。
ステップS32において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象の業務影響度をRAM16又はHD19より取得する。続いて、ステップS33において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のシステム影響度をRAM16又はHD19より取得する。なお、ステップS32と、ステップS33と、の処理順序はどちらが先であってもよいし、同時であってもよい。
続いて、ステップS34において、情報処理装置1は、取得した業務影響度と、システム影響度と、に基づいて、図6に示されるようなリスク度評価テーブル40より、リスク度を取得する。リスク度評価テーブル40は、例えば、HD19等に格納されている。
続いて、ステップS35において、情報処理装置1は、取得したリスク度を処理対象の検証対象のリスク度として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象と、取得したリスク度と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS35の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS31の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
以下、検証対象リスク度一覧出力処理の一例を、図7に示す。図7は、検証対象リスク度一覧出力処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS40において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS41において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS42に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、ステップS44に進む。
ステップS42において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度をHD19より取得する。続いて、ステップS43において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象と、処理対象の検証対象のリスク度と、を検証対象リスク度一覧に追加する。なお、ここでは、検証対象一覧とは別に、検証対象リスク度一覧を作成し、その中に、処理対象の検証対象と、処理対象の検証対象のリスク度と、を追加するよう説明を行なったが、検証対象一覧の該当する検証対象に、前記検証対象のリスク度を付加するようにしてもよい。
ステップS43の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS41の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
一方、ステップS44において、情報処理装置1は、図8に示されるように、検証対象リスク度一覧を、表示装置12等に出力する。つまり、情報処理装置1は、検証対象一覧に含まれている検証対象と、そのリスク度とを、対応付けて、表示装置12等に出力する。図8は、検証対象リスク度一覧の一例を示す図である。
情報処理装置1は、上述したような処理を行うことによって、システム影響度と、業務影響度と、を考慮した、検証対象のリスク度を提供することができる。よって、結果的に、システム的にも、また、業務的にも安全なソフトウェアを効率的に提供することができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態では、第一の実施形態とは異なる点を主に説明する。図9は、リスク度決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。第一の実施形態では、情報処理装置1は、リスク度評価テーブル40を用いて、業務影響度と、システム影響度と、から、リスク度を取得した。しかしながら、以下に示すように、リスク度評価関数を用いて、リスク度を取得するようにしてもよい。
ステップS50において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS51において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS52に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図9に示す処理を終了する。
ステップS52において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象の業務影響度をRAM16又はHD19より取得する。続いて、ステップS53において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のシステム影響度をRAM16又はHD19より取得する。なお、ステップS52と、ステップS53と、の処理順序はどちらが先であってもよいし、同時であってもよい。
続いて、ステップS54において、情報処理装置1は、リスク度評価関数を例えばHD19等から呼び出す。ここで、リスク度評価関数は、検証対象の業務影響度と、検証対象のシステム影響度と、を受け取ると、四則演算等を行い、検証対象のリスク度を返す関数である。リスク度評価関数の作成者(プログラマ)は、例えば、上述したリスク度評価テーブル40に対応するデータ(例えば、紙に記載されていてもよい)等に基づいて、検証対象の業務影響度と、検証対象のシステム影響度と、を受け取ると、四則演算等を行い、検証対象のリスク度を返す関数を作成する。
続いて、ステップS55において、情報処理装置1は、リスク度評価関数に検証対象の業務影響度と、検証対象のシステム影響度と、を渡し、結果として、検証対象のリスク度を取得(算出)する。続いて、ステップS56において、情報処理装置1は、取得したリスク度を処理対象の検証対象のリスク度として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象と、取得したリスク度と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS56の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS51の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
情報処理装置1は、第一の実施形態に示したように、HD19に格納されているリスク度評価テーブル40にアクセスし、リスク度を取得するよりも、図9に示したように、リスク度評価関数を用いて、リスク度を取得する方が、HD19等のリソースの消費を減らすことができる。
(第三の実施形態)
第三の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図10は、業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(ユーザ業務系)110の一例を示す図である。また、図11は、業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(システム運用系)120の一例を示す図である。
上述した実施形態では、情報処理装置1は、業務影響度評価関数を用いて、業務影響度元データから、業務影響度を取得した。しかしながら、情報処理装置1は、図10及び図11に示されるような、業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(ユーザ業務系)110及び業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(システム運用系)120を用いて、業務影響度元データから、業務影響度を取得するようにしてもよい。
本実施形態のような構成とする場合、図10及び図11に示されるような、業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(ユーザ業務系)110及び業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(システム運用系)120は、例えば、HD19に格納され、それぞれシステムの管理者等によって値が設定される。
(第四の実施形態)
第四の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図12は、システム影響度元データ・システム影響度対応テーブル130の一例を示す図である。上述した実施形態では、情報処理装置1は、システム影響度評価関数を用いて、システム影響度元データから、システム影響度を取得した。しかしながら、情報処理装置1は、図12に示されるような、システム影響度元データ・システム影響度対応テーブル130を用いて、システム影響度元データから、システム影響度を取得するようにしてもよい。
本実施形態のような構成とする場合、図12に示されるような、システム影響度元データ・システム影響度対応テーブル130は、例えば、HD19に格納され、システムの管理者等によって値が設定される。
(第五の実施形態)
第五の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図13は、情報処理装置1の一例の機能構成図(その2)である。
図13に示されるように、情報処理装置1は、システム影響度決定部21と、システム影響度格納部22と、システム影響度取得部23と、業務影響度決定部24と、業務影響度格納部25と、業務影響度取得部26と、リスク度決定部27と、リスク度格納部28と、リスク度取得部29と、リスク度出力部30と、テストケース重要度取得部31と、指標値決定部32と、指標値出力部33と、を含む。
図13に示される機能構成は、図2に示した機能構成に比べて、テストケース重要度取得部31と、指標値決定部32と、指標値出力部33と、が新たに情報処理装置1の機能構成として追加されている。
テストケース重要度取得部31は、後述する図15に示されるような検証対象・テストケース対応テーブル50等より、検証対象に対応するテストケースを取得する。そして、テストケース重要度取得部31は、後述する図16に示されるようなテストケース・テストケース重要度対応テーブル60等より、前記テストケースに対応するテストケース重要度を取得する。検証対象・テストケース対応テーブル50や、テストケース・テストケース重要度対応テーブル60は、HD19に格納されており、それぞれテストの計画を立てる立案者等によって情報が設定される。
ここで、後述するテストシナリオとは、テストのシナリオであり、検証対象と1対1で存在するものとする。一方、テストケースは、テストシナリオの具体的な試験内容であり、1つのテストシナリオに少なくとも1つ以上のテストケースが含まれているものとする。
指標値決定部32は、検証対象のリスク度と、検証対象に係るテストケースのテストケース重要度と、に基づいて、検証対象×テストケース毎の指標値を決定する。なお、この指標値とは、検証対象に係るテストケースに関する範囲、及び/又は深さに係る値のことである。また、検証対象×テストケース毎とは、検証対象に係るテストケース毎、の意味である。
指標値出力部33は、指標値決定部32が決定した検証対象に係るテストケース毎の指標値等を出力する。
以下、指標値決定処理の一例を、図14に示す。図14は、指標値決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。
ステップS60において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS61において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS62に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図14に示す処理を終了する。
ステップS62において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度をHD19より取得する。続いて、ステップS63において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係るテストケースを、図15に示されるような検証対象・テストケース対応テーブル50より取得する。
ステップS64において、情報処理装置1は、ステップS63において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、ステップS63において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれていると判定すると、ステップS65に進み、そのテストケースについて処理を行う。一方、情報処理装置1は、ステップS63において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれていないと判定すると、ステップS61の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
ステップS65において、情報処理装置1は、処理対象のテストケースのテストケース重要度を、図16に示されるようなテストケース・テストケース重要度対応テーブル60より取得する。
続いて、ステップS66において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象のテストケースのテストケース重要度と、に基づいて、図17に示されるような指標値テーブル70より、指標値を取得する。指標値テーブル70は、例えば、HD19等に格納されている。
続いて、ステップS67において、情報処理装置1は、取得した指標値を、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースの指標値として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースと、取得した指標値と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS67の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS64の処理に戻り、再び、ステップS63において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれているか否かを判定する。
以下、指標値一覧出力処理の一例を、図18に示す。図18は、指標値一覧出力処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS70において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS71において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS72に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、ステップS75に進む。
ステップS72において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係るテストケースに処理済でないテストケースが含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係るテストケースに処理済でないテストケースが含まれていると判定すると、ステップS73に進み、そのテストケースについて処理を行う。一方、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係るテストケースに処理済でないテストケースが含まれていないと判定すると、ステップS71の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
ステップS73において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースの指標値をHD19より取得する。続いて、ステップS74において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースと、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースの指標値と、を指標値一覧に追加する。
ステップS74の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS72の処理に戻り、再び、処理対象の検証対象に係るテストケースに処理済でないテストケースが含まれているか否かを判定する。
一方、ステップS75において、情報処理装置1は、指標値一覧を、表示装置12等に出力する。つまり、情報処理装置1は、検証対象一覧に含まれている検証対象に係るテストケースと、その指標値とを、対応付けて、表示装置12等に出力する。
情報処理装置1は、上述したような処理を行うことによって、検証対象のテストケース毎に、テストケースに関する範囲、及び/又は深さに係る指標値を提供することができる。例えば、テストの計画を立てる立案者等は、前記指標値を参照することによって、テストケースに関する範囲を決定することができる。つまり、テストの計画を立てる立案者等は、テストケースを詳細に(又は簡略化して)作成することができる。また、テストの計画を立てる立案者等は、前記指標値を参照することによって、テストケースの深さを決定することができる。つまり、テストの計画を立てる立案者等は、実施するテストケースのパターンを多く(又は少なく)したりすることができる。
つまり、テストの計画を立てる立案者等は、指標値の高い検証対象のテストケースについては、そのテストケースを詳細に作成したり、そのテストケースのテスト回数を多くしたりすることができる。また、逆に、テストの計画を立てる立案者等は、指標値の低い検証対象のテストケースについては、そのテストケースを簡略化して作成したり、そのテストケースのテスト回数を少なくしたりすることができる。なお、指標値は、「1>2>3>4>・・・」の順で低くなるものとする。つまり、指標値「1」が一番高いものとする。
また、情報処理装置1は、検証対象のテストケース毎のテスト結果と、前記指標値とを対応付けて、表示装置12等に出力するようにしてもよい。このようにすることによって、検証対象の不具合を管理する不具合管理者等は、検証対象のテストケース毎のテスト結果と、前記指標値とを見比べて、不具合に対する対応の優先度を決めることができる。つまり、テスト結果としてエラー(不具合あり)のテストケースが複数あった場合、不具合管理者等は、指標値の大きい前記テストケースの検証対象を優先的に対応することができる。
(第六の実施形態)
第六の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図19は、指標値決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。第五の実施形態では、情報処理装置1は、指標値テーブル70を用いて、リスク度と、テストケース重要度と、から指標値を取得した。しかしながら、以下に示すように、指標値算出関数を用いて、指標値を取得するようにしてもよい。
ステップS80において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS81において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS82に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図19に示す処理を終了する。
ステップS82において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度をHD19より取得する。続いて、ステップS83において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係るテストケースを、図15に示されるような検証対象・テストケース対応テーブル50より取得する。
ステップS84において、情報処理装置1は、ステップS83において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、ステップS83において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれていると判定すると、ステップS85に進み、そのテストケースについて処理を行う。一方、情報処理装置1は、ステップS83において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれていないと判定すると、ステップS81の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
ステップS85において、情報処理装置1は、処理対象のテストケースのテストケース重要度を、図16に示されるようなテストケース・テストケース重要度対応テーブル60より取得する。
続いて、ステップS86において、情報処理装置1は、指標値算出関数を例えばHD19等から呼び出す。ここで、指標値算出関数は、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象のテストケースのテストケース重要度と、を引数として受け取ると、四則演算等を行い、指標値を返す関数である。
続いて、ステップS87において、情報処理装置1は、指標値算出関数に、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象のテストケースのテストケース重要度と、を渡し、結果として、指標値を取得(算出)する。続いて、ステップS88において、情報処理装置1は、取得した指標値を、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースの指標値として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象に係る、処理対象のテストケースと、取得した指標値と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS88の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS84の処理に戻り、再び、ステップS83において取得したテストケースに処理済ではないテストケースが含まれているか否かを判定する。
情報処理装置1は、第五の実施形態に示したように、HD19に格納されている指標値テーブル70にアクセスし、指標値を取得するよりも、図19に示したように、指標値算出関数を用いて、指標値を取得する方が、HD19等のリソースの消費を減らすことができる。
(第七の実施形態)
第七の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図20は、情報処理装置1の一例の機能構成図(その3)である。
図20に示されるように、情報処理装置1は、システム影響度決定部21と、システム影響度格納部22と、システム影響度取得部23と、業務影響度決定部24と、業務影響度格納部25と、業務影響度取得部26と、リスク度決定部27と、リスク度格納部28と、リスク度取得部29と、リスク度出力部30と、テストシナリオ被依存度取得部34と、優先度決定部35と、優先度出力部36と、を含む。
図20に示される機能構成は、図2に示した機能構成に比べて、テストシナリオ被依存度取得部34と、優先度決定部35と、優先度出力部36と、が新たに情報処理装置1の機能構成として追加されている。
テストシナリオ被依存度取得部34は、後述する図22に示されるような検証対象・テストシナリオ対応テーブル80等より、検証対象に対応するテストシナリオを取得する。そして、テストシナリオ被依存度取得部34は、後述する図23に示されるようなテストシナリオ・テストシナリオ被依存度対応テーブル90等より、前記テストシナリオに対応するテストシナリオ被依存度を取得する。検証対象・テストシナリオ対応テーブル80や、テストシナリオ・テストシナリオ被依存度対応テーブル90は、HD19に格納されており、それぞれテストの計画を立てる立案者等によって情報が設定される。なお、テストシナリオ被依存度とは、あるテストシナリオと、他のテストシナリオとの被依存度を表し、あるテストシナリオの被依存度が高い程、他のテストシナリオに依存されていることを表している。
優先度決定部35は、検証対象のテストシナリオと、検証対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度と、に基づいて、テストシナリオの優先度を決定する。優先度出力部36は、優先度決定部35が決定した検証対象のテストシナリオ毎の優先度等を出力する。
以下、優先度決定処理の一例を、図21に示す。図21は、優先度決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。
ステップS90において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS91において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS92に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図21に示す処理を終了する。
ステップS92において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度をHD19より取得する。続いて、ステップS93において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオを、図22に示されるような検証対象・テストシナリオ対応テーブル80より取得する。
続いて、ステップS94において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度を、図23に示されるようなテストシナリオ・テストシナリオ被依存度対応テーブル90より取得する。
続いて、ステップS95において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象の検証対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度と、に基づいて、図24に示されるような優先度テーブル100より、優先度を取得する。優先度テーブル100は、例えば、HD19等に格納されている。
続いて、ステップS96において、情報処理装置1は、取得した優先度と、処理対象の検証対象のテストシナリオの優先度として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオと、取得した優先度と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS96の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS91の処理に戻り、再び、処理対象の検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
以下、優先度出力処理の一例を、図25に示す。図25は、優先度出力処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS100において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS101において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS102に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、ステップS104に進む。
ステップS102において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオの優先度をHD19より取得する。続いて、ステップS103において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオと、処理対象の検証対象のテストシナリオの優先度と、を優先度一覧に追加する。
ステップS103の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS101の処理に戻り、再び、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
一方、ステップS104において、情報処理装置1は、優先度一覧を、表示装置12等に出力する。つまり、情報処理装置1は、優先度一覧に含まれている検証対象のテストシーケンスと、その優先度度とを、対応付けて、表示装置12等に出力する。
情報処理装置1は、上述したような処理を行うことによって、検証対象のテストシナリオ毎に、テストシナリオの優先度を提供することができる。例えば、テストの計画を立てる立案者等は、前記優先度を参照することによって、どのテストシナリオを先にテストし、どのテストシナリオを後にテストするのか等のテストシナリオの順番を決めることができる。
(第八の実施形態)
第八の実施形態では、上述した実施形態とは異なる点を主に説明する。図26は、優先度決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。第七の実施形態では、情報処理装置1は、優先度テーブル100を用いて、リスク度と、テストシナリオ被依存度と、から、優先度を取得した。しかしながら、以下に示すように、優先度算出関数を用いて、優先度を取得するようにしてもよい。
ステップS110において、情報処理装置1は、検証対象一覧を取得する。ステップS111において、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていると判定すると、ステップS112に進み、その検証対象について処理を行う。一方、情報処理装置1は、検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれていないと判定すると、図26に示す処理を終了する。
ステップS112において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のリスク度をHD19より取得する。続いて、ステップS113において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオを、図22に示されるような検証対象・テストシナリオ対応テーブル80より取得する。
続いて、ステップS114において、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度を、図23に示されるようなテストシナリオ・テストシナリオ被依存度対応テーブル90より取得する。
続いて、ステップS115において、情報処理装置1は、優先度算出関数を例えばHD19等から呼び出す。ここで、優先度算出関数は、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度と、を引数として受け取ると、四則演算等を行い、優先度を返す関数である。
続いて、ステップS116において、情報処理装置1は、優先度関数に、処理対象の検証対象のリスク度と、処理対象のテストシナリオのテストシナリオ被依存度と、を渡し、結果として、優先度を取得(算出)する。続いて、ステップS117において、情報処理装置1は、取得した優先度を、処理対象の検証対象のテストシナリオの優先度として、HD19に格納する。つまり、情報処理装置1は、処理対象の検証対象のテストシナリオと、取得した優先度と、を対応付けて、HD19に格納する。
ステップS117の処理が終了すると、情報処理装置1は、ステップS111の処理に戻り、再び、処理対象の検証対象一覧に処理済ではない検証対象が含まれているか否かを判定する。
情報処理装置1は、第七の実施形態に示したように、HD19に格納されている優先度テーブル100にアクセスし、優先度を取得するよりも、図26に示したように、優先度算出関数を用いて、優先度を取得する方が、HD19等のリソースの消費を減らすことができる。
以上、上述した各実施形態によれば、検証対象を包含するシステムに係る業務に対する影響度を考慮しつつ、テストの効率化を図ることができる。なお、上述した各実施形態を任意に組み合わせて実施してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
情報処理装置1の一例のハードウェア構成図である。 情報処理装置1の一例の機能構成図(その1)である。 業務影響度決定処理の一例を示すフローチャートである。 システム影響度決定処理の一例を示すフローチャートである。 リスク度決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 リスク度評価テーブル40の一例を示す図である。 検証対象リスク度一覧出力処理の一例を示すフローチャートである。 検証対象リスク度一覧の一例を示す図である。 リスク度決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(ユーザ業務系)110の一例を示す図である。 業務影響度元データ・業務影響度対応テーブル(システム運用系)120の一例を示す図である。 システム影響度元データ・システム影響度対応テーブル130の一例を示す図である。 情報処理装置1の一例の機能構成図(その2)である。 指標値決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 検証対象・テストケース対応テーブル50の一例を示す図である。 テストケース・テストケース重要度対応テーブル60の一例を示す図である。 指標値テーブル70の一例を示す図である。 指標値一覧出力処理の一例を示すフローチャートである。 指標値決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 情報処理装置1の一例の機能構成図(その3)である。 優先度決定処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 検証対象・テストシナリオ対応テーブル80の一例を示す図である。 テストシナリオ・テストシナリオ被依存度対応テーブル90の一例を示す図である。 優先度テーブル100の一例を示す図である。 優先度出力処理の一例を示すフローチャートである。 優先度決定処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 情報処理装置
11 入力装置
12 表示装置
13 記録媒体ドライブ装置
14 記録媒体
15 ROM
16 RAM
17 CPU
18 インターフェース装置
19 HD

Claims (10)

  1. 記憶手段より、検証対象の、前記検証対象を包含するシステムに対するシステム影響度を取得するシステム影響度取得手段と、
    記憶手段より、前記検証対象の、前記システムに係る業務に対する業務影響度を取得する業務影響度取得手段と、
    前記システム影響度と、前記業務影響度と、に基づいて、前記検証対象のリスク度を決定するリスク度決定手段と、
    前記検証対象と、前記リスク度と、を関連付けて出力するリスク度出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記システム影響度を決定するシステム影響度決定手段と、
    前記システム影響度決定手段において決定された前記システム影響度を前記記憶手段に記憶するシステム影響度記憶手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記業務影響度を決定する業務影響度決定手段と、
    前記業務影響度決定手段において決定された前記業務影響度を前記記憶手段に記憶する業務影響度記憶手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 記憶手段より、テストケースの重要度に係るテストケース重要度を取得するテストケース重要度取得手段と、
    前記テストケース毎のテストケース重要度と、前記検証対象毎のリスク度と、に基づいて、検証対象に係るテストケースに関する範囲、及び/又は深さに係る指標値を決定する指標値決定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記指標値を出力する指標値出力手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 記憶手段より、テストシナリオ間の被依存関係に係るテストシナリオ被依存度を取得するテストシナリオ被依存度取得手段と、
    前記テストシナリオ毎のテストシナリオ被依存度と、前記検証対象毎のリスク度と、に基づいて、前記テストケース又はテストシナリオに係る優先度を決定する優先度決定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記優先度を出力する優先度出力手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    記憶手段より、検証対象の、前記検証対象を包含するシステムに対するシステム影響度を取得するシステム影響度取得ステップと、
    記憶手段より、前記検証対象の、前記システムに係る業務に対する業務影響度を取得する業務影響度取得ステップと、
    前記システム影響度と、前記業務影響度と、に基づいて、前記検証対象のリスク度を決定するリスク度決定ステップと、
    前記検証対象と、前記リスク度と、を関連付けて出力するリスク度出力ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  9. 請求項8に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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