JP2007225778A - プラズマディスプレイパネルの駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示劣化を抑制させつつ、黒輝度の低減を図ることができるプラズマディスプレイパネルの駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】入力映像信号に基づく画像が所定輝度(黒輝度)以下の輝度である場合にのみ、リセット緩和条件(外光照度、現在時刻等)に応じてリセット頻度を下げる。
【選択図】図1
【解決手段】入力映像信号に基づく画像が所定輝度(黒輝度)以下の輝度である場合にのみ、リセット緩和条件(外光照度、現在時刻等)に応じてリセット頻度を下げる。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネルを表示発光させるべき各種駆動パルスを生成してこれをプラズマディスプレイパネルに印加する駆動装置に関する。
プラズマディスプレイパネルは、複数の列電極と、これら列電極と直交して配列されて且つ一対にて1走査ラインを形成する複数の行電極とを備えている。これら行電極及び列電極は、放電空間に対して誘電体層で被覆されており、1対の行電極と列電極との交叉部に画素を担う放電セルが形成される構造を採る。
ここで、かかるプラズマディスプレイパネルに対して中間輝度表示を実施させる方法の一つとしてサブフィールド法が知られている。サブフィールド法では、1フィールドの表示期間を、Nビットの画素データの各ビット桁の重み付けに対応した時間だけ発光するN個のサブフィールドに分割して表示する。
サブフィールド法を用いる場合、例えば供給される画素データが6ビットで構成されると想定すると、1フィールドの期間をSF1、SF2...、SF6なる6個のサブフィールドに分割して各サブフィールド毎に発光駆動を行う。
各サブフィールドは、一斉リセット行程、画素データ書込行程、発光維持行程にて構成される。一斉リセット行程では、全放電セルを一斉に放電励起(リセット放電)せしめることにより、全放電セルの壁電荷を一様に消去する。次の画素データ書込行程では、各放電セル毎に、画素データに応じた選択的な書込み放電を生起せしめる。この時、書込み放電が生起された放電セル内には壁電荷が形成され、この放電セルは「発光セル」に設定される。一方、書込み放電が生起されなかった放電セルには壁電荷が形成されないので「非発光セル」となる。発光維持行程では、「発光セル」に設定された放電セルのみを、各サブフィールドの重み付けに対応した期間に亘り繰り返し放電せしめる。この際、サブフィールドSF1〜SF6各々の発光維持行程において実施された放電期間の合計に対応した輝度が視覚される。つまり、サブフィールドSF1〜SF6各々に、1:2:4:8:16:32なる放電の期間を割り当てれば、64階調分の中間輝度を表現することが可能となるのである。
ところが、かかる一斉リセット行程にて全放電セルに対して実施されるリセット放電は、比較的強い放電、すなわち輝度レベルの高い発光を伴うものである。この際、リセット放電により、画素データには何等関与しない発光が生じるので、特に、暗い室内で暗めの画像を観賞する際には暗コントラストの低下を招くという問題があった。
そこで、プラズマディスプレイパネルの画面周辺が暗い場合には、1フィールド表示期間内において実行すべき一斉リセット行程の回数を減らすことにより、リセット放電に伴う発光を弱めて、暗コントラストの向上を図るようにした駆動方法が提案された(例えば、特許文献1の図9参照)。
ところが、かかる駆動方法によると、一斉リセット行程の回数を減らした分だけ誤放電の発生確率が高くなり、表示劣化が目立つようになるという問題があった。
特開2003−167549号公報
本発明は、かかる問題を解決すべく為されたものであり、表示劣化を抑制させつつ、黒輝度の低減を図ることができるプラズマディスプレイパネルの駆動装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載によるプラズマディスプレイパネルの駆動装置は、表示画素を担う複数の放電セルがマトリクス状に配列されたプラズマディスプレイパネルを映像信号に応じて駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、前記放電セルの全てにリセットパルスを印加することにより前記放電セル各々内の壁電荷の量を初期化するリセット放電を生起させるリセット手段と、前記映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、リセット緩和条件を示す条件信号を生成する条件信号生成手段と、前記輝度レベル及び前記条件信号に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を下げる制御手段と、を有する。
又、請求項10記載によるプラズマディスプレイパネルの駆動装置は、表示画素を担う複数の放電セルがマトリクス状に配列されたプラズマディスプレイパネルを映像信号に応じて駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、前記放電セルの全てにリセットパルスを印加することにより前記放電セル各々内の壁電荷の量を初期化するリセット放電を生起させるリセット手段と、前記映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、前記プラズマディスプレイパネルの周辺の外光照度を検出する外光センサと、前記輝度レベル及び前記外光照度に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を変更する制御手段と、を有する。
本発明においては、入力映像信号に基づく画像が所定輝度以下の暗い画像である場合にのみ、リセット緩和条件(外光照度、時刻等)に応じてリセット頻度を変更する。この際、プラズマディスプレイパネル周辺の外光照度が所定照度以下である場合(又は現在時刻が所定時刻以降の時刻を示す場合)には、外光照度が所定照度より高い場合(又は現在時刻が所定時刻以前の時刻を示す場合)に比してリセット頻度を下げる。これにより、入力映像信号に基づく画像が全体的に暗い、いわゆる表示品質の劣化が目立たない画像を表示する場合にのみ、リセット放電を生起させるべき頻度を少なくしてリセット放電に伴う発光を弱めるようにしたので、表示品質を劣化させることなく黒輝度の低減を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、プラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
図1において、プラズマディスプレイパネルとしてのPDP10には、2次元表示画面の縦方向(垂直方向)に夫々伸長している列電極A1〜Amと、横方向(水平方向)に夫々伸長しており且つX及びY交互に配置されている行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Ynが形成されている。互いに隣接する一対の行電極X及びYにて、PDP10の1表示ライン分の表示を行う。すなわち、PDP10は、行電極X1及びY1からなる第1表示ライン、行電極X2及びY2からなる第2表示ライン、・・・、行電極Xn及びYnからなる第n表示ラインを備えるのである。これら第1〜第n表示ラインと、列電極A1〜Amとの間には放電ガスが封入された放電空間が設けられており、この放電空間を含む行電極と列電極との各交叉部に画素に対応した放電セルが形成される構造となっている。
A/D変換器1は、入力映像信号をサンプリングしてこれを各画素に対応した例えば8ビットの画素データPDに変換して、これを画素駆動データ生成回路3及び輝度レベル検出回路20の各々に供給する。
輝度レベル検出回路20は、入力映像信号に対応した画素データPDに基づき、1フレーム分の画像の平均輝度レベルを算出し、その平均値を示す平均輝度信号AYをリセット頻度変更信号生成回路21に供給する。
条件信号生成回路22は、PDP10の全放電セルを初期化させるリセット放電を緩和させる条件を示す条件信号CSを生成し、これをリセット頻度変更信号生成回路21に供給する。例えば、リセット放電を緩和させる条件としてはPDP10周辺の外光照度があり、この際、条件信号生成回路22は、PDP10の画面周辺に設けられた外光センサ220及び照度取出回路221にて構築される。外光センサ220は、PDP10周辺の外光照度を検出し、その照度を示す外光照度信号LLを照度取出回路221に供給する。照度取出回路221は、所定期間おきに上記外光照度信号LLを取り込みこれを、条件信号CSとしてリセット頻度変更信号生成回路21に供給する。
リセット頻度変更信号生成回路21は、図2に示す如きリセット頻度変更制御フローに従った制御を所定期間おきに断続的に繰り返し実行することにより、リセット頻度変更信号RCを生成、これを駆動制御回路4に供給する。
図2において、先ず、リセット頻度変更信号生成回路21は、輝度レベル検出回路20から供給された平均輝度信号AYにて示される平均輝度、つまり入力映像信号による1フレーム画像の平均輝度が所定輝度YREF以下であるか否かを判定する(ステップS1)。尚、所定輝度YREFは、例えば黒表示に対応した輝度である。かかるステップS1において平均輝度信号AYが所定輝度YREF以下であると判定された場合、リセット頻度変更信号生成回路21は、次に、条件信号CSにて示される外光照度信号LLが所定照度LREF以下の照度であるか否かを判定する(ステップS2)。かかるステップS2において外光照度信号LLが所定照度LREF以下ではないと判定された場合、又は、上記ステップS1において平均輝度信号AYが所定輝度YREF以下ではないと判定された場合には、リセット頻度変更信号生成回路21は、リセット頻度大を示すリセット頻度変更信号RCを生成し、これを駆動制御回路4に供給する(ステップS3)。一方、上記ステップS2において条件信号CSにて示される外光照度信号LLが所定照度LREF以下の輝度であると判定された場合、リセット頻度変更信号生成回路21は、リセット頻度小を示すリセット頻度変更信号RCを生成し、これを駆動制御回路4に供給する(ステップS4)。
すなわち、リセット頻度変更信号生成回路21は、入力映像信号の平均輝度が所定輝度(YREF)以下となる場合(例えば黒輝度)にのみ、PDP10の外光照度(LL)をリセット緩和条件とする条件信号CSに従ってリセット頻度を変更させるべきリセット頻度変更信号RCを駆動制御回路4に供給するのである。
画素駆動データ生成回路3は、上記画素データPDに基づき、各サブフィールドの画素データ書込行程(後述する)において、放電セル各々を点灯モード及び消灯モードの内のいずれに設定するのかを示す画素駆動データGDを生成する。
駆動制御回路4は、図3(a)又は図3(b)に示す如きサブフィールド法に基づく発光駆動シーケンスに従って、1フレーム(1フィールド)表示期間毎にN個のサブフィールドSF1〜SF(N)各々で、画素データ書込行程Wc及び発光維持行程Icを順次実行する。尚、図3(a)に示す発光駆動シーケンスにおいては、駆動制御回路4は、先頭のサブフィールドSF1に限り、画素データ書込行程Wcに先立ち、リセット行程Rcを実行する。
この際、上記リセット行程Rcの実行により、駆動制御回路4は、PDP10の全放電セルに対して、放電セル内に残存する壁電荷の量を初期化させるべき各種制御信号を発生して、X電極ドライバ7及びY電極ドライバ8に供給する。又、画素データ書込行程Wcの実行により、駆動制御回路4は、PDP10の各放電セルを上記画素駆動データGDに応じた状態(点灯モード、消灯モード)に設定させるべき各種制御信号を発生して、アドレスドライバ6及びY電極ドライバ8に供給する。又、上記発光維持行程Icの実行により、駆動制御回路4は、上記点灯モードに設定されている放電セルのみを、そのサブフィールドに対応した回数分だけ繰り返し放電させるべき各種制御信号を発生して、X電極ドライバ7及びY電極ドライバ8に供給する。
アドレスドライバ6、X行電極ドライバ7及びY行電極ドライバ8各々は、上記駆動制御回路4から供給された各種制御信号に応じて各種駆動パルスを発生し、PDP10の列電極A、行電極X及びYに印加する。
図4は、上記リセット行程Rc、画素データ書込行程Wc及び発光維持行程Ic各々においてアドレスドライバ6、X行電極ドライバ7及びY行電極ドライバ8各々がPDP10に印加する各種駆動パルスを示す図である。尚、図4では、サブフィールドSF1〜SF(N)の内から、先頭のサブフィールドSF1及びSF2のみを抜粋して、これらSF1及びSF2にてPDP10に印加される各種駆動パルスを示している。
図4において、リセット行程Rcでは、X行電極ドライバ7が、立ち下がり波形が緩やかな負極性のリセットパルスRPXを発生して、PDP10の全ての行電極X1〜Xnに一斉に印加する。又、かかるリセット行程Rcでは、Y行電極ドライバ8が、立ち上がり波形が緩やかな正極性のリセットパルスRPYを発生して、これを上記リセットパルスRPXと同一タイミングにてPDP10の全ての行電極Y1〜Ynに一斉に印加する。これらリセットパルスRPx及びRPYの印加に応じて、PDP10の全放電セルがリセット放電し、その放電終息後、各放電セル内には一様に所定量の壁電荷が形成される。かかるリセット放電により、PDP10の全放電セルが、点灯モード及び消灯モード(後述する)の内のいずれか一方の状態に初期化される。
次に、画素データ書込行程Wcでは、アドレスドライバ6が、上記画素駆動データGDに応じたパルス電圧を有する画素データパルスを生成する。例えば、アドレスドライバ6は、画素駆動データGDが論理レベル1である場合には高電圧、0である場合には低電圧(0ボルト)の画素データパルスを生成する。そして、アドレスドライバ6は、上記画素データパルスを1表示ライン分(m個)毎にグループ化した画素データパルス群DP1、DP2、・・・、DPnを図3に示す如く順次、列電極A1〜Amに印加する。更に、かかる画素データ書込行程Wcでは、Y行電極ドライバ8が、上記画素データパルス群DP1〜DPn各々の印加タイミングと同一タイミングにて負極性の走査パルスSPを発生し、これを行電極Y1〜Ynへと順次印加して行く。この際、上記走査パルスSPが印加された行電極Yと、高電圧の画素データパルスが印加された列電極Aとの交叉部に形成されている放電セルにのみ放電(選択放電)が生じる。かかる選択放電により、放電セル内の壁電荷の量が増加(又は減少)する。一方、走査パルスSPが印加されながらも低電圧の画素データパルスが印加された放電セルには上記選択放電は生起されず、この放電セル内では、上記リセット行程Rcにおいて初期化された壁電荷の量が維持される。画素データ書込行程Wcの実行により、所定量の壁電荷を有する放電セルは点灯モードに設定され、壁電荷が所定量に満たない放電セルは消灯モードに設定される。
次に、図4に示す発光維持行程Icにおいては、X行電極ドライバ7及びY行電極ドライバ8各々が、正極性の維持パルスIPX及びIPYを交互に繰り返し全ての行電極X及びYに印加する。尚、各発光維持行程Ic内で印加すべき維持パルスIPの回数(又は期間)は、各サブフィールドの重み付けに応じて設定されている。つまり、上記点灯モードに設定されている放電セルのみが上記維持パルスIPX及びIPYが印加される度に維持放電し、その維持放電に伴う発光状態をサブフィールドの重み付けに対応した期間に亘り維持するのである。この際、図3(a)又は図3(b)に示す如き1フレーム(又は1フィールド)表示期間内の各サブフィールドにおいて放電セルが維持放電した回数(又は期間)の合計に応じた中間輝度が視覚される。
ここで、駆動制御回路4は、上記リセット頻度変更信号生成回路21からリセット頻度変更信号RCが供給された場合には、このリセット頻度変更信号RCに従って、以下の如きリセット放電の実行頻度を変更させるべき制御を実施する。 すなわち、リセット頻度変更信号RCがリセット頻度大を示す場合には、駆動制御回路4は、図3(a)に示す如き発光駆動シーケンスに従った駆動を繰り返し実施する。これにより、図5(a)に示すように、1フレーム(又は1フィールド)表示期間毎に1回、リセット行程Rcが実行される。一方、リセット頻度変更信号RCがリセット頻度小を示す場合には、駆動制御回路4は、図3(a)に示す発光駆動シーケンスに従った駆動と、図3(b)に示す発光駆動シーケンスに従った駆動とを交互に実行する。これにより、図5(b)に示すように、2フレーム(又は2フィールド)表示期間毎に1回だけリセット行程Rcが実行される。
このように、図1に示されるプラズマディスプレイ装置では、PDP10の外光照度(LL)をリセット緩和条件とする条件信号CSに応じてリセットパルスの印加頻度の変更を行うようにしたのである。この際、PDP10周辺の外光照度が所定照度より高い場合には、図5(a)に示す如き各フレーム(又はフィールド)表示期間毎にリセット行程Rcを1回実行する、いわゆるリセット頻度が大となる駆動を実行する。一方、PDP10周辺の外光照度が所定照度(黒輝度)以下である場合には、図5(b)に示す如き2フレーム(又はフィールド)表示期間毎に1回だけリセット行程Rcを実行する、いわゆるリセット頻度が小となる駆動を実行する。図5(b)に示す如きリセット頻度が小となる駆動によると、図5(a)に示す如きリセット頻度が大となる駆動を実施する場合に比して、単位時間あたりに生起されるリセット放電の回数が減るので、その分だけリセット放電に伴う発光が弱まり、黒輝度の低減を図ることが可能となる。ところが、リセット放電を生起させる頻度を少なくすると、その分だけ上記画素データ書込行程において誤放電が生じる確率が高くなり、表示劣化が目立つようになる。
そこで、図1に示されるプラズマディスプレイ装置では、入力映像信号に基づく画像が全体的に暗い画像(黒表示)、つまり表示品質の劣化が目立たない画像を表示する場合にのみ、PDP10周辺の外光照度に応じてリセットパルスの印加頻度を変更するるようにしたのである。
かかる駆動によれば、PDP10に表示される画像の表示品質を劣化させることなく、黒輝度の低減を図ることが可能となる。
尚、上記実施例においては、リセット緩和条件としてPDP10周辺の外光照度を採用しているが、これに限定されない。
図6は、かかる点に鑑みて為された本発明の他の実施例によるプラズマディスプレイパネルの概略構成を示す図である。
尚、図6に示される実施例においては、条件信号生成回路22の内部構成及びリセット頻度変更信号生成回路21の動作を除く他の構成は図1に示されるものと同一である。よって、以下に、条件信号生成回路22及びリセット頻度変更信号生成回路21の動作のみ説明する。
図6において、条件信号生成回路22の時刻タイマ222は、現在時刻を示す時刻信号を時刻情報取出回路223に供給する。時刻情報取出回路223は、所定期間おきに上記時刻信号を取り込みこれを、条件信号CSとしてリセット頻度変更信号生成回路21に供給する。リセット頻度変更信号生成回路21は、先ず、上記条件信号CSにて示される時刻信号が所定時刻(例えば午後5時)以降の時刻を示すか否かを判定する。そして、時刻信号が所定時刻以前の時刻を示す場合、つまり朝〜夕方間の明るい時間帯には、リセット頻度変更信号生成回路21は、図5(a)に示す如きリセット頻度が比較的大となる駆動を実施させるべきリセット頻度変更信号RCを生成し、これを駆動制御回路4に供給する。一方、時刻信号が所定時刻以降の時刻を示す場合、つまり夕方以降の夜間の暗い時間帯には、リセット頻度変更信号生成回路21は、図5(b)に示す如きリセット頻度が比較的小となる駆動を実施させるべきリセット頻度変更信号RCを生成し、これを駆動制御回路4に供給するのである。
すなわち、図6に示される実施例においては、単位時間あたりに生起させるべきリセット放電の回数を低減させる際のリセット緩和条件として、現在時刻情報を採用したのである。
要するに、本発明においては、入力映像信号に基づく画像が全体的に暗い画像(黒表示)である場合にのみ、リセット緩和条件(例えば外光照度、又は現在時刻)に応じてリセット頻度を下げることにより、表示画像の品質を劣化させることなく、黒輝度の低減を図るものなのである。
尚、図5(b)に示す如きリセット頻度小となる駆動では、リセット放電の回数を少なくすべく、2フレーム(又は2フィールド)に1回だけリセット行程Rcを実行するようにしているが、3フレーム以上の複数のフレーム毎に1回だけリセット行程Rcを実行するようにしても良い。
又、上記実施例においては、入力映像信号に基づく画像全体の輝度レベ及びPDP10の画面周辺の照度(又は現在時刻)に応じて、単位時間あたりに実行すべきリセット放電の回数を変更するようにしているが、これと共にリセットパルスのピーク電圧を変更するようにしても良い。
例えば、駆動制御回路4は、外光照度が所定照度より高い場合(又は現在時刻が所定時刻以前の時刻である場合)には、各リセット行程Rcにおいて印加するリセットパルスRPYのピーク電圧を図7(a)又は図8(a)に示す如き電圧Vr1に設定させるべき制御信号をY電極ドライバ8に供給する。一方、外光照度が所定照度より低い場合(又は現在時刻が所定時刻以降の時刻である場合)には、駆動制御回路4は、各リセット行程Rcにおいて印加するリセットパルスRPYのピーク電圧を図7(b)又は図8(b)に示す如く、上記電圧Vr1よりも小なる電圧Vr2に設定させるべき制御信号をY電極ドライバ8に供給する。すなわち、この際、リセットパルスRPYのピーク電圧を低下させることにより、リセット放電に伴う発光輝度を低下させるのである。
更に、駆動制御回路4は、PDP10周辺の外光照度(又は現在時刻)に応じて、リセットパルスRPYのパルス幅を変更するようにしても良い。すなわち、外光照度が所定照度より高い場合(又は現在時刻が所定時刻以前の時刻である場合)には、図9(a)又は図10(a)に示す如く、リセットパルスRPYのパルス幅をパルス幅Tr1に設定させるべき制御信号をY電極ドライバ8に供給する。一方、外光照度が所定照度より低い場合(又は現在時刻が所定時刻以降の時刻である場合)には、駆動制御回路4は、図9(b)又は図10(b)に示す如く、リセットパルスRPYのパルス幅を上記パルス幅Tr1よりも小なるパルス幅Tr2に設定させるべき制御信号をY電極ドライバ8に供給する。
よって、かかる駆動によれば、入力映像信号に基づく1フレーム画像が所定輝度(黒輝度)以下であり、且つPDP10周辺が所定照度以下である場合には、単位時間あたりのリセット放電の回数が少なくなると共に、リセット放電に伴う発光輝度が低下するので、黒輝度を更に低減させることが可能となる。
4 駆動制御回路
7 X行電極ドライバ
8 Y行電極ドライバ
10 PDP
20 輝度レベル検出回路
21 リセット頻度変更信号生成回路
22 条件信号生成回路
220 外光センサ
222 時刻タイマ
7 X行電極ドライバ
8 Y行電極ドライバ
10 PDP
20 輝度レベル検出回路
21 リセット頻度変更信号生成回路
22 条件信号生成回路
220 外光センサ
222 時刻タイマ
Claims (16)
- 表示画素を担う複数の放電セルがマトリクス状に配列されたプラズマディスプレイパネルを映像信号に応じて駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、
前記放電セルの全てにリセットパルスを印加することにより前記放電セル各々内の壁電荷の量を初期化するリセット放電を生起させるリセット手段と、
前記映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、
リセット緩和条件を示す条件信号を生成する条件信号生成手段と、
前記輝度レベル及び前記条件信号に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を下げる制御手段と、を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。 - 前記制御手段は、前記輝度レベルが所定輝度以下の場合においてのみ、前記条件信号に応じて前記リセットパルスの印加頻度を下げることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記輝度レベルに基づく1フレーム分又は1フィールド分の画像の平均輝度が所定輝度以下の場合においてのみ、前記条件信号に応じて前記リセットパルスの印加頻度を下げることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記条件信号生成手段は、前記プラズマディスプレイパネルの周辺の外光照度を検出する外光センサと、前記外光照度を示す前記条件信号を生成する手段と、からなり、
前記制御手段は、前記条件信号によって示される前記外光照度が所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスの印加頻度を下げることを特徴とする請求項2又は3のいずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。 - 前記制御手段は、前記外光照度が前記所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスの電圧値を小さくすることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記外光照度が前記所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスのパルス幅を小さくすることを特徴とする請求項4又は5いずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記条件信号生成手段は、現在時刻を計時する時刻タイマと、前記現在時刻を示す前記条件信号を生成する手段と、からなり、
前記制御手段は、前記条件信号によって示される前記現在時刻が所定時刻以降の時刻である場合には前記所定時刻以前の時刻である場合に比して前記リセットパルスの印加頻度を小にすることを特徴とする請求項2又は3のいずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。 - 前記制御手段は、前記現在時刻が前記所定時刻以降の時刻である場合には前記所定時刻以前の時刻である場合に比して前記リセットパルスの電圧値を小さくすることを特徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記現在時刻が前記所定時刻以降の時刻である場合には前記所定時刻以前の時刻である場合に比して前記リセットパルスのパルス幅を小さくすることを特徴とする請求項7又は8いずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 表示画素を担う複数の放電セルがマトリクス状に配列されたプラズマディスプレイパネルを映像信号に応じて駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、
前記放電セルの全てにリセットパルスを印加することにより前記放電セル各々内の壁電荷の量を初期化するリセット放電を生起させるリセット手段と、
前記映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、
前記プラズマディスプレイパネルの周辺の外光照度を検出する外光センサと、
前記輝度レベル及び前記外光照度に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を変更する制御手段と、を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。 - 前記制御手段は、前記輝度レベルが所定輝度以下の場合においてのみ、前記外光照度に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を変更することを特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記輝度レベルに基づく1フレーム分又は1フィールド分の画像の平均輝度が所定輝度以下の場合においてのみ、前記外光照度に応じて前記リセットパルスを印加する頻度を変更することを特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記外光照度が所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスを印加する頻度を小にすることを特徴とする請求項11又は12いずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記外光照度が前記所定照度よりも高い場合には1フレーム又は1フィールド分の表示期間毎に1回だけ前記リセットパルスを前記放電セル各々に印加させる一方、前記外光照度が前記所定照度よりも低い場合には複数フレーム又は複数フィールド分の表示期間毎に1回だけ前記リセットパルスを前記放電セル各々に印加させることを特徴とする請求項13記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記外光照度が前記所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスの電圧値を小さくすることを特徴とする請求項11又は12いずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記外光照度が前記所定照度よりも低い場合には高い場合に比して前記リセットパルスのパルス幅を小さくすることを特徴とする請求項11、12又は15のいずれか1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-02-22 JP JP2006045284A patent/JP2007225778A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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JP2009253313A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Panasonic Corp | プラズマディスプレイ装置 |
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